JP2006514167A - セルロースパルプを漂白する方法及びそれに関連する漂白ライン - Google Patents

セルロースパルプを漂白する方法及びそれに関連する漂白ライン Download PDF

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Abstract

本発明は漂白ライン内のセルロースパルプを漂白する方法に関連したもので、セルロースパルプの流れる方向に見て、第一漂白ステップ(D)と第二漂白ステップ(D)とから成る少なくとも二つの漂白ステップを有し、前記漂白ステップが第一漂白ステップと第二漂白ステップの後に各々配置されたパルプ用の洗浄装置(W,W)を有し、洗浄薬液と適切な希釈薬液が漂白ラインにおける漂白ステップを介するパルプの流れに対して、主に逆流するように案内される方法であり、
洗浄薬液の実質的な一部分またはその全てが、主要導管(1)によって供給され、
前記洗浄装置(W,W)の各一つが、前記主要導管(1)に接続された第一分岐導管(L,L)によって独立して供給され、
前記洗浄装置(W,W)の各一つが、前記主要導管(1)に接続された第二分岐導管(L,L)によって洗浄濾過液を独立して排出し、前記主要導管が前記洗浄装置(W,W)からの洗浄濾過液の少なくとも幾分かを排出する出口端部(10)を有する。

Description

本発明は、セルロースパルプの漂白方法及び漂白方法のための漂白ラインに関するものである。
セルロースパルプのマルチステージ漂白において、必要な水の量と排出される汚染された処理水の量を減らすことが望まれており、その汚染された処理水は堆積鉢を介して下水に汲み出され得、そして/または経済的に影響のある破壊/蓄積が生じさせられている。
薬液(liquor)の量を減らすことを目的に、漂白部門が常に閉じており、しばしば処理水が漂白ラインの処理ステップにおいてセルロースパルプの流れる方向に対して逆流するように導かれている。それにより、新鮮な水または清潔な処理水が最後のステップの洗浄に使用され、そこで得られた洗浄濾過液が洗浄薬液として、処理ステップ送られ、更に漂白ラインを介して上がる。
洗浄薬液の供給を補償し、洗浄薬液をセルロースパルプの流れに対して確実に逆流させることを目的に、プロセスを介して洗浄濾過液を案内するため、一般的に多数の濾過タンクが各漂白ステップ洗浄装置の間で使用されている。
そのような濾過タンクに加えて、弁を具備した高価な制御及び調整システムが濾過タンク内で洗浄薬液を取り扱うために必要とされ、濾過タンク内のレベルを監視している。それは濾過タンクが空になって、問題となる洗浄ステップの洗浄装置において故障が起こり得るというリスクを負わないようにするためである。
全ての濾過タンクが濾過タンク内の容量変化を安定させるため、換気を必要としているので、濾過タンクの数も結果的に、芳香ガスの出口が増えるというリスクを生じる。たいてい特別な脱ガスシステムが、そのような芳香ガスを取り扱って破壊するために必要とされている。
従って、もしプロセスステップの間の濾過タンクの数を最少にできれば、大きな利点を得ることができる。
本発明の目的は、そのように高価な濾過タンク、制御システム及び洗浄薬液システムにおける弁の必要性を減らし、場合によって完全に除くことであり、それによって漂白ラインの投資費用をかなり減らすことである。必要な濾過タンクの数を減らすことは結果的に、漂白ラインを一層小型で且つ好適な設計にできることにもなり、少なくとも漂白ステップの数と同じ数から通常成るような考慮を濾過タンクにすることなく、漂白ラインの漂白ステップのレイアウトを一層効果的なものにする。
別の目的は、また常に薬液分配システムの詰まり/故障に関する潜在的なリスクを生じる幾つかの制御弁を取り外して、システムの運転能力/利便性を増すことである。
また別の目的は、濾過タンクの数をかなり減らして、濾過システムにおける空気混入のリスクが相当減らすことにより、運転能力を改善することである。同時に浮遊パルプの蓄積が避けられ、その浮遊パルプは通常一定の運転時間後に、濾過タンク内の表面浮揚(surface flotation)によって蓄積する。主にアルカリステップにおいて、そのように蓄積した浮遊パルプが濾過タンク内の表面の上に数メートルのレベルまで上昇し得、濾過システムを詰まらせるリスクが生じないように、続けて漂白ラインに対する取り扱いを注意するか、リサイクルする必要がある。
また別の目的は、オーバーランと称される特定位置での過負荷により、結果的にガスまたは薬液を排出を生じさせる必要はないので、漂白プラントを環境により優しくできるようにすることである。
更なる目的は、水の消費を最少にすることである。
そのシステムによって、システム自体が様々な漂白ステップにおいて洗浄薬液の要求の時折生じる変化を補正し得、要求される薬液の量が漂白ステップで常に補償されることを確実にする。
また他の目的は、濾過液分配システム内のポンプに於けるエネルギー消費を最少にすることであり、そこでは代わりに加圧濾過液の主導管が保持され、必要な薬液量が必要に応じて主導管から抜き出される。
更に他の目的は、管システムの長さを減らし、それによって設置のコストとシステムの複雑さを減らし、前記の場合にオペレーターにとっての透明度も増すことである。
もし本発明が完全に応用されると、中間ステップを備えた四ステップ漂白ラインD−EOP−D−Dに関して、1〜2百万米ドルのコスト削減になる。
図1は、通常の従来技術におよる漂白シーケンスD−EOP−D−Dを示しており、濾過液が濾過タンクを介して逆流されている。図2は同じ漂白シーケンスD−EOP−D−Dを示しており、そこには本発明に関連し、高圧モードを使用した実施例によるステップの間で濾過液が導かれる。図3は図2にも示されている漂白シーケンスの一部を示しているが、低圧モードを利用した本発明による別の実施例である。図4は図2または図3による何らかの漂白シーケンスに関連した別の実施例の一部分を示しており、少し変形させている。
従来例
図1は従来型の漂白シーケンスD−EOP−D−Dが示されており、ステップの間の洗浄装置からの濾過液を、漂白ステップの間で濾過タンクFT−FTを介して逆流させている。
パルプがポンプによって、第一収容タワーから第一洗浄装置Wへ汲み出され、そこでパルプが清潔な第一濾過液によって洗浄される。図面上で、洗浄プレスタイプの洗浄装置が概略的に示されており、それは二つの逆回転洗浄ドラムを有して、洗浄薬液が両方のドラムでパルプのウエブに供給されるが、次に図面が単に洗浄薬液を洗浄プレスの一つのドラムに供給することを示している。
そのように典型的な漂白システムは洗浄プレスを有し、漂白がリアクターにおいて10〜14%のパルプ濃度で行われ、パルプがリアクター内で処理後、洗浄装置に送られる前にパルプが約5〜10%、典型的に8%まで希釈される。洗浄プレスの後、パルプは20〜35%の濃度、典型的には30%の濃度を有する。
第一洗浄装置Wの後、洗浄されたパルプがシュートの中に送られて下げられ、シュートではパルプが濾過タンクFTから汲み出された薬液によって希釈され、そのシュートからパルプがポンプとその次のミキサーMによって、次の漂白ステップ、ここでは上向流タワー(タワー内でパルプが上向きに流れる)として示された第一の二酸化塩素ステップDへ汲み出される。パルプがD漂白タワーへ導かれる前に、漂白ステップ用の化学製品、ClOと酸性化HSOがミキサーM1によって混合される。
漂白タワー内での漂白後、パルプがシュートへ導かれ、シュートではパルプが第一濾過タンクFTからの濾過液によって希釈される。パルプがシュートから次の洗浄装置Wへ汲み出され、そこでパルプが第三濾過タンクFTからの洗浄薬液によって洗浄される。
その後、洗浄装置W内で洗浄されるパルプがシュートへ導かれ、シュートではパルプを第二濾過タンクFTからの濾過液によって希釈し、シュートからパルプがポンプとその次のミキサーMによって、次のアルカリ抽出ステップ、ここでは上向流タンクとして示されたEOPステップへ汲み出される。抽出ステップ用の化学製品、NaOHと過酸化水素Hと酸素が、必要に応じてパルプがEOPタワーへ導かれる前に、ミキサーMによって混合される。
抽出タワーEOPで処理した後、パルプがシュートへ導かれ、シュートでは第二濾過タンクFTからの濾過液によって希釈され、その後パルプが次の洗浄装置Wへ汲み出される。洗浄装置Wでは、パルプが清潔な濾過液FF2によって洗浄される。
洗浄装置Wの後、洗浄されたパルプがシュートへ送られて下がり、シュートではパルプが第三濾過タンクFTからの濾過液によって希釈され、そこの後にパルプがポンプと次のミキサーによって、次の漂白ステップ、ここでは上向流タワーとして示された第二の二酸化塩素ステップDへ汲み上げられる。D漂白ステップ用の化学製品、ClOとpH調整物質(adjuster)がパルプをD漂白タワーへ導く前に、ミキサーによって混合される。選択的に前記シュートに例えばNaOHの追加によって、pHの調整が行うことができる。
漂白タワーにおける処理の後、パルプがシュートへ導かれ、シュートではパルプが第三濾過タンクFTからの濾過液によって希釈され、その後にパルプが次の洗浄装置Wへ汲み出される。洗浄装置Wにおいて、パルプが第四の濾過タンクFTからの濾過液によって洗浄される。
洗浄装置Wの後、洗浄されたパルプがシュート送られて下がり、シュートではパルプが第四濾過タンクFTからの濾過液によって希釈され。その後にパルプがポンプと次のミキサーによって次の漂白ステップ、ここでは上向流タワーとして示されている第三の過酸化水素ステップDへ汲み出される。D漂白ステップ用の化学製品、ClOとpHの調整物質がパルプをD漂白タワーへ導かれる前にミキサーによって混合される。選択的にpHの調整が前記シュートにおいて、例えばNaOHの添加によって行うことができる。
漂白タワーにおける処理の後、パルプがシュートへ導かれ、シュートではパルプが第四の濾過タンクFTからの濾過液によって希釈され、その後にパルプが次の洗浄装置Wへ汲み出される。洗浄装置Wにおいて、パルプが清潔な濾過液FF3によって洗浄される。
示されている漂白シーケンスD−EOP−D−Dによって漂白されたパルプが、次に収容タワー(図示せず)へ導かれ、典型的にISO 80よりも上の明るさを有するようになり、大抵完全に漂白されたパルプはISO 90である。確実に次の処理が排水の特性などに関連してパルプの特性を変えるために使用され得る。
示されている漂白シーケンスの濾過液希釈の要点は、処理ステップの間に濾過タンクが存在し、その濾過タンクが問題となる洗浄装置から濾過液を受け取っていることである。
最後の洗浄装置Wの濾過タンクFTが濾過液を収集して、濾過液をポンプによって漂白ラインを介するパルプの流れに対して逆流させ、前の位置で希釈又は洗浄薬液として使用される。対応する方法で、洗浄装置W、W、Wからの濾過液を濾過タンクFT、FT及びFTで個々に収集して、ポンプによって漂白ラインを介するパルプの流れに対して濾過液を逆流させている。
確実に循環では、好ましくない物質の含有量が増加するのを避けるため、濾過タンクFT及びFTから送られる際に示したように、一定分量の濾過液も流れ出、その流出分はより清潔な濾過液FF及びFFを供給することによって補償されている。濾過液の流出は主に漂白ラインからの排出である。この逆流濾過液の分配時に、アルカリ性濾過液が酸(acidic)から分離される。従ってEPOステップからのアルカリ性濾過液が濾過液タンクFTで収集され、酸性濾過液が洗浄装置Wにおいて使用されないが、代わりに清潔な濾過液FF2が使用される。確実な応用例で、上流でそのようなアルカリ性濾過液が酸素脱リグニン後に送られ得、酸素脱リグニン後に洗浄装置で洗浄薬液として使用される。
濾過タンクFT、FT及びFTにおいて収集された酸性濾過液に関して、洗浄薬液がパルプの流れに対して、すなわちFTからFTへそして最後にFTへ正確に逆流させられ、酸性濾過液が主にソーダ回収ボイラーを破壊する塩素の含有量が多いことにより、それによって回収システムで取り扱いできなくなるので、酸性濾過液が漂白部門から流れ出ている。
本発明の好ましい実施例
図2は、本発明の実施例を示しており、同じ漂白シーケンスが図1に関して記載/示したように行われるが、本発明による濾過液分配システムでは多数の濾過タンクの代わりに、全ての酸漂白ステップ用に結合主導管1に取り替えられている。
従って本発明によると、セルロースパルプの漂白が漂白ラインにおける少なくとも二つの漂白ステップを有した漂白ラインにおいて行われ、セルロースパルプの流れる方向に見て、連続する第一漂白ステップDと第二漂白ステップDを含む何らかのポイントで、それらの漂白ステップが第一及び第二ステップの後にパルプ用の洗浄装置W及びWを配置して個々に有している。図2に示したように、洗浄薬液及び希釈薬液が主に主要導管1を通り、漂白ラインの漂白ステップを介するパルプの流れに対して逆流させられ、そのパルプの流れ(太い矢印が流れのライン)がシーケンスW−D−W−EOP−W−D−W−D−Wを通過する。
洗浄薬液が、濾過タンクFTからポンプP20によって、漂白ラインと平行に配置された主要導管1へ供給される。この実施例によると、ポンプP20が主要導管1の第一分岐部分A1において約5〜6バールの圧力を維持している。この分岐位置A1において洗浄薬液と希釈薬液(使用される洗浄設備の種類の依存して、希釈薬液が分配され得る。図2に示されている場合、即ち洗浄プレスを使用する場言い、例えばもし圧力ディフューザーが使用されていても、それに係わらず両方の薬液を供給する必要がある)が、主要導管の第一分岐位置A1から、第二漂白ステップDの次の洗浄装置Wに至りLに取り入れられる。第二漂白ステップDの洗浄装置Wからの洗浄濾過液の少なくとも一部が、そしてLに入って主要導管1の第二分岐位置A2へ導かれる。洗浄薬液及び希釈薬液が、主要導管1の第三分岐位置A3から、Lを介して第一漂白ステップDの洗浄装置Wに至り、そして洗浄装置Wからの濾過液が、Lを介して主要導管1の第四分岐位置A4へ導かれる。ここで分岐位置A1〜A4について主要導管1を流れる方向に見ると、最初に配置された第一分岐位置A1で主要導管に接続され、その後に続いて第二分岐位置から第四分岐位置A2〜A4で接続して、開口連通部が分岐位置A1〜A4の間の主要導管に設けられる。従って、主要ポンプP20が導管内で主要な薬液を加圧し、漂白ラインにおけるセルロースパルプの形成流に対して逆方向に、主要導管における基本流を画定する。例えば漂白ラインで最後に配置された洗浄装置Wに供給するラインLを参照すると、主要導管1内で加圧することにより、個々の洗浄プレスに供給する各々の分岐ラインを介して洗浄薬液を供給するために、付属ポンプを使用する必要がない。この要点は、主要ラインに接続された全ての供給ラインL、L及びLに応用されている。しかし回帰ラインL、L及びLに関して、充分な圧力に達しすると、それを主要ラインに再度取り入れできるように、ポンプP21’、P22’、P23’を必要とする。
一例として、約10〜12m/hが各供給ラインL、L、L、Lを介して各洗浄装置W、W、W、Wに加えられると仮定する。通常、この量の約1〜2mが実際の洗浄のための洗浄プレスに、上部ラインを介して供給され、約9〜10mが洗浄プレスWの後に希釈薬液として直接供給される。
従来の漂白ステップDにおいて化学製品の追加と幾分かの繊維損失により、ラインLを介して主要導管1へ戻る際に洗浄装置Wから得られる流量が、Lを介して供給される量よりも幾分か多い。従って、主要導管内を流れる液体の次の追加がその下流で行われる。最後の洗浄装置Wからの濾過液の幾分かが、供給ラインLの中に加えられ、最後の前の洗浄装置Wに入ることは明かである。液体/化学製品/繊維の次の添加により、主要導管の端部の近くの流れが入口で加えられるよりも約1〜2m/h多くなる。約10〜12m/hも下流端部10の分岐ポイントA7で供給ラインL7を介して供給されるので、その端部出口10で約0.1〜2m/h(動作中)に到達する。この例が本発明の範囲を制限するものではないが、例えば洗浄設備、製造レベル、漂白の種類、繊維の種類など、排出の量/流れに影響するものを、多数変えられることは当該業者には明らかである。
図3には本発明による別の実施例が示されており、低圧の主要導管1が使用されている(プロセスが図2に示されているものと同じなので、漂白ラインが単に示されている。従って、図3に示された主要導管の上流部分に関して示されているのと同じ要所が下流部分にも応用されている)。そのような実施例では、約1〜2バールの圧力が主要導管1内で維持される。図3に示したように、洗浄装置にその個々のラインLA、LAなどを介して必然的に供給される洗浄液を加圧するために、ポンプP21、P22を使用する必要がある。しかし希釈液が気圧添加ポイント(atmospheric addition point)で供給されるので、その液体のために供給ラインLB及びLB用のポンプを使用する必要がない。従って、それら供給ラインLB、LBの各々に別々の分岐位置A1’、A3’が配置されている。更に次に漂白タワーに直結した各直立パイプSP9、SP7が、ポンプを必要としないでそのラインLC、LCを介して供給することを示している。この実施例でも、濾過液を加圧して主要導管1の中に戻すためにポンプ21’、P22’は必要である。更に主要導管内で所望の圧力に到達させるための変形例を示しており、そこではポンプをハイタワーFTとレベル制御部LCに交換することによって、レベル制御部LCはタワーFT2内のレベルを所望のレベルに保持するため、出口からの出流(10、図示せず)及び/またはLからの入流を調節することによって、圧力を制御する。別の概念の全てについて、この実施例は図2に関連して記載した機能に類似ている。しかし本発明は二つの漂白ステップ、例えば図3に示されたようなD及びDに関してだけ良好に使用され得ることを理解できよう。
図4には図3のような漂白ラインの一部が概略的に示されており、濾過タンクFTが本発明による漂白ライン内で使用され得る。更に主要導管1内で圧力を平衡にするため、圧力緩衝タンクFTが使用されている。多数の濾過タンクが使用されており、それら濾過タンクが比較的制限されたサイズ、例えば1m3、約500リットルであり得る。タンクFTが好ましくは相対的に低いレベルに配置されているので、記載のように、ポンプP21’は通常配設され得ないで、好ましくは圧力容器ではない。たいてい洗浄装置WからタンクFTへ濾過液を供給するために、別のポンプP21’’が使用されることも明かである。
別の主要導管1’が他のアルカリ度(pH7よりも上か下)の漂白ステップに対し適切に使用され得ることは明かである。従って(例えば図2のような)一方の主要導管が多くの酸ステップに使用され、他方の主要導管が多数のアルカリステップ(示さず)に使用され得る。
少なくとも一つの追加漂白ステップDが、セルロースパルプの流れる方向に見て第一及び第二漂白ステップD、Dの前に個々に備えられ、その追加漂白ステップDの後にパルプ用の洗浄装置Wがある。そして洗浄薬液と希釈薬液が、主要導管1における第五分岐位置A5から追加漂白ステップの次の洗浄装置Wへ取り入れられる。追加漂白ステップの次の洗浄装置Wからの洗浄濾過液の少なくとも一部が、第六分岐位置A6へ導かれ主要導管の中に入る。それら分岐位置は、主要導管1における流れの方向に見て、第四分岐位置A4の後に配置された第五分岐位置A5で、その後に第六分岐位置A6で主要導管に接続され、開口連通が分岐位置A1〜A6の間に確立する。
アルカリ抽出ステップ、EOPまたは別に過酸化水素の投入がないEPステップが、本質的に通常の方法で、漂白ラインを介するセルロースステップの流れる方向に見て、追加漂白ステップDの後と第一漂白ステップDの前に配置され、洗浄装置Wが抽出ステップEOPの後に配置される。抽出ステップの次の洗浄装置Wからの洗浄濾過液が、濾過タンクFTにおいて収集できて、抽出ステップの前に希釈薬液として適切に使用され、洗浄濾過液の一部が必要ならば漂白ラインから下水管11へ引き出されるか、または酸素脱リグニンステップへ向かって導くことができる。図2で示したように、(漂白ラインを介してセルロースパルプが流れる方向に見て)追加漂白ステップDの前にセルロースパルプが洗浄装置Wにて洗浄され、希釈薬液が主要導管の第七分岐位置A7からLを介して洗浄装置Wへ至る。この洗浄装置Wへの洗浄薬液が、新鮮な洗浄薬液として分離ラインLから得られる。
示されている実施例によると少なくとも二酸化塩素または、漂白ステップを通して影響を及ぼさない何か別の漂白化学製品が、漂白ステップD、D及びDにおいて活性漂白剤(active bleaching agent)として使用され、その二酸化塩素が各々の漂白装置M1、M3及びM4の個々の漂白ステップの前に、パルプに加えられる。
主要導管1の下流端部に出口10が備えられ、そこから洗浄薬液と濾過液が引き出せるようになっており、そこに何らかの制御装置がある。好ましくは、出口が流量制御弁FCによって制御され、その制御弁を通常動作中に一定の基本流量及び/または濾過液の所望の排出レベルを確定できる。ポンプP20圧力調整器PCによって適切に制御され、圧力調整器PCは主要導管1の全体を通して所望の予定圧力及び/または流量を確実に実行するため、主要ポンプ装置P20をフィードバック制御できる。適切には、流量制御弁が主要導管内の圧力を維持する間は出口10に対する所望の流量を確定できる。別の実施例では、流量制御弁FCが弁にわたって高い圧力降下を生じさせる固定または可変スロットル弁でもよい。
本発明によると、漂白ラインがセルロースパルプの漂白のために備えられ、セルロースパルプの流れる方向に見て、個々に第一漂白ステップDと第二漂白ステップDから成る少なくとも二つの漂白ステップを有しており、その漂白ステップは各第一及び第二漂白ステップの後に配置されたパルプ用の洗浄装置W及びWを有し、洗浄薬液と適切な希釈薬液が主に漂白ラインにおける洗浄装置を介したパルプの流れに対して逆流するように導かれる。
好ましくは漂白ラインが少なくとも一つの追加漂白ステップDも含んでおり、追加漂白ステップはセルロースパルプの流れる方向に見て、第一及び第二漂白ステップD及びDの前に配置されている。追加漂白ステップDの後に、パルプ用の洗浄装置Wが配置されている。洗浄薬液と希釈液の少なくとも一つの薬液が、主要導管1における第五分岐位置A5から追加漂白ステップの次の洗浄装置Wに至り、追加漂白ステップの次の洗浄からの洗浄濾過液の少なくとも一部が、主要導管1の第六分岐位置A6へ導かれる。分岐位置A5〜A6が主要導管を流れる方向に見て第四分岐位置A4の後に配置された第五分岐位置A5で、続いてその後で第六分岐位置A6で、主要導管1に接続し、開口連通が分岐位置A1〜A6の間の主要導管で確定される。
抽出ステップは示されているように、好ましくはEOPまたはEOタイプの漂白ラインに配置され得、それは漂白ラインを介するセルロースパルプの流れる方向に見て、追加漂白ステップDの後と第一漂白ステップDの前に配置され、更に洗浄装置Wが抽出ステップの後に配置されている。抽出ステップの次の洗浄装置Wからの洗浄濾過液が、導管を介して濾過タンクFTへ導かれ、濾過タンクからの濾過液が少なくとも部分的に、追加漂白ステップDに続く洗浄ステップWの後に希釈薬液として、ポンプP30を介して案内され、この洗浄濾過液の一部が必要な時、好ましくは濾過タンクFTからの出口を介してプロセスから引き出すことができる。図面に示されているように、濾過タンク内の薬液の一部をEOPリアクターの後のシュートで希釈薬液としても使用され得る。
漂白ラインにおいて、漂白ラインを介してセルロースの流れる方向に見て、セルロースパルプが洗浄装置Wにて適切に洗浄され、この洗浄装置Wに対して洗浄薬液と希釈薬液の少なくとも一つが、主要導管1の第七分岐位置A7から洗浄装置Wへポンプ装置P24とそれに関連する管を介して導かれる。もし収容タワーST内のパルプが酸性であれば、洗浄装置Wの中とその後の洗浄薬液と希釈薬液の両方が個々に主要導管から得ることができる。しかしもし収容タワー内のパルプがアルカリであれば、より一層清潔な濾過液または清潔な濾過液が洗浄装置Wにおいて洗浄薬液として使用される。清潔な濾過液の使用が図2に示されている。
漂白ラインの漂白ステップD、D、Dにおいて、例えば二酸化塩素が活性漂白剤または、キレート試薬剤、pH調整物質または同じ追加の漂白化学製品のように漂白ステップを通じて影響されない幾つか別の漂白化学製品として投入され、二酸化塩素または漂白化学製品が各漂白装置M1、M3及びM4の個々の漂白ステップの前に、パルプに加えられる。
分岐ポイントA1〜A7の後を見ると主要導管1の端部に、出口10が備えられており、そこから洗浄薬液及び濾過液を主要導管から引き出すことができる。適切には出口10が、圧力及び/または流量を制御する制御弁PC及び/またはFCによって上記のように制御される。
本発明は本願請求項の範囲内で、多くの方法により変えることができる。連続する洗浄装置で、洗浄濾過液と希釈及びまたは洗浄薬液を受け取る結合主要導管を有する漂白ステップが、例えば全てアルカリタイプであるか、または問題となる漂白化学製品が互いに影響しない/混合可能であり得る。マルチステージ漂白シーケンにおいて、主要導管が二つかそれ以上のステップからのアルカリ性濾過液に使用され得、別の主要導管が二つかそれ以上の酸ステップにより酸性濾過液に使用されてもよい。
図2に示された実施例において、ポンプP21〜P24が主要導管からの送り導管に配置されている。別の実施例では、強力なポンプが各々の分岐ポイントA2、A4、及びA6に接続した回帰導管に接続しており、その様な場合には主要ポンプP20によって、主要導管全体を加圧する。主要導管内で4バールで圧力が生じることよって、希釈及び/または洗浄薬液用の送り導管のポンプが、普通に取り除くことができる。洗浄後に希釈薬液の供給が普通は約1バールの非常に低い圧力を必要としており、それは希釈薬液の供給のために推力を必要とするからである。通常、希釈薬液が気圧希釈スクリュー(atmospheric dilution screw)に供給され、約30%の高濃度の毛羽状パルプ(fluffed-up pulp)が、希釈薬液と混合され、次の汲み出しに適した濃度になる。従って薬液の供給に必要なのは低い圧力である。
また別の実施例において、送り希釈水にとって充分な約1バールの基本圧力が主要導管に確立され得るが、そこでは洗浄薬液用の送り導管に供給ポンプが備えられている。
通常、洗浄薬液が洗浄プレスにおける収束洗浄スロットにより高い圧力で加えられ、それは通常、少なくとも2〜4バールの洗浄薬液圧力がこの位置で必要とされる。
追加の予防方法として、特に構造的な理由で分岐位置が互いに近づいている場合、濾過液を主要導管へ回収し、希釈及び/または洗浄薬液を問題となる洗浄装置へ送る分岐位置の間にチェック弁が備えてもよい。好ましくは主要導管の第一端部から見た方向に、主要導管の全ての分岐ポイントの間で、濾過タンクFTと接する主要導管の第一端部から入口10と接する主要導管の第二端部まで、主要導管にある全ての分岐ポイントの間に開口連通が確立されるが、これは弁が主要導管1に配置され得ることをなくすものではない。
当然洗浄プレスとは別の洗浄装置を使用してもよい。次の漂白ステップに持ち越す化学製品に対するさほど重要でない要求について、普通のフィルターまたはシンプルな(洗浄のない)プレスを当然使用してもよく、フィルターまたはシンプルなプレスからの濾過液が主要導管へ導かれ、フィルターまたはプレスの前に任意の希釈薬液が主要導管から得られる。また、フィルターのような洗浄プレスまたは洗浄装置のないシンプルなプレスが、結合主要導管に接続され得る。
更に当業者にとって、主要導管1に接続された少なくとも二つの漂白ステップが、同じ漂白ラインに沿ってそれらの間の(複数の)中間位置に、一つかそれ以上の接続されていない漂白ステップを有することは理解されよう。
補助設備、例えば(複数の)濾過タンク、弁、そのような設備はもし発明者が好適な方法で使用しても、大部分が余分である考えられているにも係わらず、本発明と共に一定の応用例で使用され得ることも明らかである。更に、本発明の好適な実施例が全ての主要導管内で開口連通を行うにも係わらず、主要導管の一部または複数の部分が(断続的または一時的に)、例えば(複数の)弁によってその連通を遮断され得る状態、応用例がある。
最後に、主要導管の伸長部が変化し得て、例えば直線状と/または曲線状と/または幾つかの湾曲状(例えば90°)などになって、漂白ラインにおける部材の位置に依存して、別々の場所において異なる要求に合わせることは理解されよう。
異なる位置における加圧が、ポンプとは別の手段、例えばポンプP20の代わりにタワーによって行われるか、主要導管を高く上げる配置を利用して、所望の圧力(静的圧力)を与える。
従来技術による漂白シーケンスD−EOP−D−D 本発明による漂白シーケンスD−EOP−D−D 図2の漂白シーケンスに低圧モードを利用した本発明による別の実施例の一部分。 図2または図3による漂白シーケンスに関連した本発明による別の変形実施例の一部分。

Claims (24)

  1. セルロースパルプの流れる方向に見て、第一漂白ステップ(D)と第二漂白ステップ(D)とから成る少なくとも二つの漂白ステップを有し、前記漂白ステップが第一漂白ステップと第二漂白ステップの後に各々配置されたパルプ用の洗浄装置(W,W)を有し、洗浄薬液と適切な希釈薬液が漂白ラインにおける漂白ステップを介するパルプの流れに対して、主に逆流するように案内される、漂白ラインのセルロースパルプを漂白する方法において、
    洗浄薬液の実質的に一部分またはその全てが、主要導管(1)によって供給され、
    前記洗浄装置(W,W)の各一つが、前記主要導管(1)に接続された第一分岐導管(L,L)によって独立して供給され、
    前記洗浄装置(W,W)の各一つが、前記主要導管(1)に接続された第二分岐導管(L,L)によって洗浄濾過液を独立して排出し、前記主要導管が前記洗浄装置(W,W)からの洗浄濾過液の少なくとも幾分かを排出する出口端部(10)を有すること、
    を特徴とする方法。
  2. 前記主要導管が、定常状態で洗浄液を連続して送る入口端部と、定常状態で前記主要導管から少なくとも幾分かの前記洗浄濾過液を連続して排出する出口端部(10)とを有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 入口端部と出口端部が、入口と出口の間で主要導管に接続された前記分岐導管を具備する主要導管で向かい合った端部に、配置されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 主要導管が、主に酸性または主にアルカリ性の濾過液を受容し且つ分配するために接続されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 二つの主要導管があって、一方が主にアルカリ性の濾過液を受容し且つ分配し、他方が主に酸性の濾過液を受容し且つ分配することを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 主要導管(1)の上流端部における第一分岐位置(A1)の上流に清潔な洗浄液を供給し、且つ主要導管を加圧して、漂白ラインにおけるセルロースパルプの形成流に対して逆方向に主要導管内で基本流を確立する主要加圧装置(P20)が備えられ、好ましくは出口端部(10)に対して逆の主要導管の端部の適所で、前記加圧装置が主要導管に接続するように配置されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記濾過液が、ポンプ装置(P21’、P22’)によって主要導管(1)へ案内されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 主要導管(1)内の圧力が少なくとも0.5バール、大気圧より上の圧力に維持されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 主要導管内の圧力が定常状態では、3バール以下の圧力、好ましくは1〜2バールの圧力の範囲内で大気圧より上に維持されることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 洗浄薬液がポンプ装置(P21,P22)によって、主要導管から個々の供給ライン(LA,LA)を介して、各洗浄装置(W,W)へ案内されることを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 漂白ラインの少なくとも一つの位置で希釈液が、主要導管(1)に接続された分岐ライン(LB)を介して直接供給されることを特徴とする請求項9または10に記載の方法。
  12. 前記主要導管が定常状態では、3〜20バール、好ましくは4〜10バール、更に好ましくは約5〜6バールの範囲内で大気圧より上に維持され、好適なモードで洗浄濾過液用の供給ポンプが洗浄濾過液を分配し得ることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  13. 中間漂白ステップ(EO−EOP)が少なくとも二つの漂白ステップの中間に備えられ、中間漂白ステップが前記二つの漂白ステップに比べて逆のpHレベルを有し、前記中間ステージに属する洗浄装置(W3)からの濾過液の少なくとも一部が、主要導管(1)に戻らないことを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 出口(10)が、圧力及び/または流量制御弁によって制御されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  15. 前記圧力及び流力制御弁が、主要加圧装置(P20)のフィードバック制御でき、主要導管(1)を介する予定の圧力及び/または流量を確実に生じさせることを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 前記出口における流量が定常状態で、0.1〜12m3、好ましくは普通で0.5〜10m3の範囲内であることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. セルロースパルプの流れる方向に見て、第一漂白ステップ(D)と第二漂白ステップ(D)から成る少なくとも二つの漂白ステップを有し、前記漂白ステップが第一及び第二漂白ステップの後に個々に配置されたパルプ用の洗浄装置(W,W)を有し、洗浄薬液と適切な希釈薬液がライン(L,L;LA,LA)を介して特に漂白ラインにおける漂白ステップを介したパルプの流れに対して逆流するように案内され、漂白ラインのセルロースパルプを漂白する漂白ラインにおいて、
    洗浄薬液の実質的な一部か、またはその全てを供給するに主要導管(1)を配置し、
    前記洗浄装置(W,W)の各々一つが、第一分岐導管(L,L)によって前記主要導管(1)に独立して接続され、
    前記洗浄装置(W,W)の各々一つが、第二分岐導管(L,L)によって洗浄濾過液を排出するため前記主要導管(1)に独立して接続され、
    そして前記主要導管が、前記洗浄装置(W,W)からの前記洗浄濾過液の少なくとも幾分かを排出するための出口端部(10)を具備すること、
    を特徴とする漂白ライン。
  18. 出口端部が主要導管の入口端部と逆側に配置され、入口端部と出口端部(10)との間に主要導管に接続された前記分岐導管(L,L;L,L)を具備することを特徴とする請求項17に記載の漂白ライン。
  19. 二つの主要導管を有し、一方が主にアルカリ性濾過液を受容して分配し、もう一方が主に酸性濾過液を受容し分配することを特徴とする請求項1または2に記載の漂白ライン。
  20. 主要導管(1)の上流端部において第一分岐位置(A1)の上流に、主要加圧装置(P20)が清潔な洗浄薬液を供給し且つ、主要導管(1)を加圧するために備えられることを特徴とする請求項17〜19のいずれか一項に記載の漂白ライン。
  21. ポンプ装置(P21’,P22’)が、前記濾過液を主要導管(1)へ汲み出すため、前記分岐導管(L,L)の少なくとも一つの中に配置されることを特徴とする請求項17〜20のいずれか一項に記載の方法。
  22. 希釈薬液を分岐ラインの少なくとも一部分に供給するため、主要導管(1)に接続された少なくとも一つの分岐ライン(LB)が配置されることを特徴とする請求項17〜21のいずれか一項に記載の分岐ライン。
  23. 出口(10)が、好ましくは圧力及び/または流量制御弁の形をした制御装置によって構成されることを特徴とする請求項17〜22に記載の漂白ライン。
  24. 前記制御装置及び/または前記主要加圧装置(P20)が、主要導管(1)内の圧力及び/または流量を制御するため圧力感知装置(PC)に接続されていることを特徴とする請求項23に記載の漂白ライン。
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