JP2006512226A - 液晶コンポーネント - Google Patents
液晶コンポーネント Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006512226A JP2006512226A JP2004563461A JP2004563461A JP2006512226A JP 2006512226 A JP2006512226 A JP 2006512226A JP 2004563461 A JP2004563461 A JP 2004563461A JP 2004563461 A JP2004563461 A JP 2004563461A JP 2006512226 A JP2006512226 A JP 2006512226A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- layer
- substrate
- mold
- bonding layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B5/00—Optical elements other than lenses
- G02B5/30—Polarising elements
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/12—Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
- G11B7/135—Means for guiding the beam from the source to the record carrier or from the record carrier to the detector
- G11B7/1365—Separate or integrated refractive elements, e.g. wave plates
- G11B7/1369—Active plates, e.g. liquid crystal panels or electrostrictive elements
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29D—PRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
- B29D11/00—Producing optical elements, e.g. lenses or prisms
- B29D11/00009—Production of simple or compound lenses
- B29D11/00432—Auxiliary operations, e.g. machines for filling the moulds
- B29D11/00442—Curing the lens material
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/12—Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
- G11B7/135—Means for guiding the beam from the source to the record carrier or from the record carrier to the detector
- G11B7/1372—Lenses
- G11B7/1374—Objective lenses
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/12—Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
- G11B7/22—Apparatus or processes for the manufacture of optical heads, e.g. assembly
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2011/00—Optical elements, e.g. lenses, prisms
- B29L2011/0016—Lenses
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B2007/0003—Recording, reproducing or erasing systems characterised by the structure or type of the carrier
- G11B2007/0006—Recording, reproducing or erasing systems characterised by the structure or type of the carrier adapted for scanning different types of carrier, e.g. CD & DVD
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B2007/0003—Recording, reproducing or erasing systems characterised by the structure or type of the carrier
- G11B2007/0009—Recording, reproducing or erasing systems characterised by the structure or type of the carrier for carriers having data stored in three dimensions, e.g. volume storage
- G11B2007/0013—Recording, reproducing or erasing systems characterised by the structure or type of the carrier for carriers having data stored in three dimensions, e.g. volume storage for carriers having multiple discrete layers
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T156/00—Adhesive bonding and miscellaneous chemical manufacture
- Y10T156/10—Methods of surface bonding and/or assembly therefor
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Ophthalmology & Optometry (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Optical Head (AREA)
Abstract
液晶を有するコンポーネントの製造方法が記されている。当該方法は、形づけられた面(102)を有するモールド(100)と基板(150)との間に液晶(200)を位置づけることを有する。形づけられた面(102)の少なくとも一部は、その上に形成されたアライメント層(110)を有する。基板(150)は、ボンディング層(120)が形成されている第1の面(152)を有する。モールドと基板は共に運ばれ、基板の第1の面とモールドの形づけられた面との間に液晶を挟む。液晶(202)はポリマー化され、ボンディング層(120)に接着する。接着されたポリマー化された液晶(203)を有する基板(150)がモールド(100)から取り除かれる。
Description
本発明は、液晶を有するコンポーネントの製造方法、当該方法によって製造された液晶を有するコンポーネント、及びこのようなコンポーネントを含む装置に関する。当該方法は、特にこれに限定されないが、光走査装置において使用される液晶レンズの製造に適している。
光走査装置において使用される光ピックアップユニットが知られている。光ピックユニットは光ディスクのトラックを横切って走査する可動支持体上に設けられている。製造コストを減らし、走査装置に設けられた他のコンポーネントのための更なるスペースを許容すべく、光ピックアップユニットの大きさ及び複雑さは、望ましくは、出来るだけ実行性あるように減少される。
現代の光ピックアップユニットは、一般的には、コンパクトディスク(CD)及びデジタルバーサタイルディスク(DVD)フォーマットのような少なくとも2つの光ディスクのフォーマットとコンパチブルである。最近、約25GBのデータ記憶容量(CDの場合は650MBの容量であり、DVDの場合は、4.7GBの容量である)を提供する青色光ディスク(BD)フォーマットが提案されている。
小さい焦点スポット(焦点スポットの大きさは約λ/NAである)を提供するために、小さい走査波長及び大きい開口数(NA)を使って、大きな容量の記憶が実行可能となり、ディスクの情報層中のより小さいマークを読み込むことができる。例えば、典型的なCDフォーマットは波長785nm及び開口数0.45の対物レンズを利用し、DVDは波長650nm及び開口数0.65を用い、BDシステムは波長405nm及び開口数0.85を用いる。
典型的には、物質の屈折率は波長の機能として様々である。従って、レンズは異なる焦点ポイント及び異なる入射波長の異なる性能を提供するものである。更には、ディスクは異なる厚さの透過層を有してもよく、これゆえ、異なるタイプのディスクに異なる焦点ポイントが要求される。
幾つかの例では、ディスク当りにおける情報層の数の増加により、記憶容量は更に増加する。例えば、二重層BDディスクは25μm厚さのスペーサ層によって分けられた2つの情報層を有する。このため、光ピックアップユニットからの光は、第2の情報層に焦点をあてるときに、スペーサ層を介して進まなければならない。これは、255mλ rms(0.255λ平均二乗根)の球面収差、即ち、光の収束錐の軸に接近した光が、当該錐の外における光と比較して異なる焦点ポイントを有するという現象、をもたらす。これは、焦点スポットのぶれ及びディスクの読み込みにおける忠実度の損失をもたらす。
二重層の読込み及びバックワードコンパチブル性(即ち、異なるディスクフォーマットのために使用される同じ光システム)を実行するために、球面収差を補償する偏光感受レンズ(PSレンズ)が提案されている。そのようなレンズは、液晶のような複屈折物質によって形成され得る。複屈折は、光ビームの2つの偏光の異なる屈折率の存在を示す。複屈折物質は、異常屈折率(ne)及び常屈折率(no)を有し、屈折率間の相違はΔn=ne−noである。PSレンズは、同じ又は異なる波長が異なる偏光によりレンズに入射されることを保証することにより、単一又は異なる波長のための焦点ポイントを提供するために用いられ得る。
所望の光学特性を有するレンズを形成するために、液晶分子は、特定の配向において導かれる必要がある。この配向を含むよく知られた物質は、ポリイミドである。これらのポリイミドはたいてい、スピンコーティングを介して適用され、層上に設けられた液晶分子の配向をその後決めるポリイミドアライメント層の特定の配向を含むべく、毛羽立っていない布でその後擦られる。
しかしながら、液晶分子が配向されるべき基板が曲げられている(形づけられている、例えば、ステップ構造を有する)場合、基板を擦ることは、しばしば再生できない。更には、特定の所望の曲率を有する形づけられた基板を適切に形成することは、比較的高価である。
日本特許出願公開公報である特開平3−1578616号公報は、可変焦点液晶の平坦板の両面に接着剤を介して透過ポリカーボネートシートをラミネートさせ、引き続きモールドによりシートにプレスをかけて、所望の形状の液晶レンズを得るという液晶の製造方法を開示する。このような処理は、平坦板液晶層がラミネートの前に一列に配列されていることを要求する。更には、液晶の成形が、レンズ本体内において液晶のアライメントを変える動作をする傾向が強い。また、透過ポリカーボネートシートを取り除くことが必要となり、更なる処理ステップ及びレンズ表面の潜在的な損傷をもたらす。
特開平3−1578616号公報
本発明の実施形態の目的は、先行技術の1以上の問題を解決する改良された製造処理を提供することである。
本発明の実施形態の目的は、比較的安価に製造可能な予め定められた形状を有する液晶を有するコンポーネントの形成を可能とする製造処理およびそのような方法により形成された液晶コンポーネントを提供することである。
本発明の第一の観点では、本発明は、液晶を有するコンポーネントの製造方法であって、少なくとも一部はアライメント層を有する形づけられた面を有するモールドと、ボンディング層が形成されている第1の面を有する基板との間に液晶を位置づけ、前記モールドと前記基板を共に運び、前記基板の前記第1の面と前記モールドの前記形づけられた面との間に前記液晶を挟み、前記液晶をポリマー化し、前記ボンディング層に前記液晶を接着し、前記接着されたポリマー化された液晶を有する前記基板を前記モールドから取り除く、ことを特徴とする方法を提供する。
このような方法は、予め定められた形状のモールドの再使用を可能とする。これは、製造プロセスにおける費用を減少させる。更には、モールド内のアライメント層が再使用でき、当該プロセスによって形成されるコンポーネントの形及び配向の再生産性が向上する。
別の観点では、本発明は、液晶を有する光コンポーネントであって、前記光コンポーネントの少なくとも一部は前記方法から形成されることを特徴とする光コンポーネントを提供する。
更なる観点では、本発明は、光記録担体の情報層を走査する光走査装置であって、当該装置は、放射ビームを生成する放射源と、前記情報層に前記放射ビームを収束する対物システムと、前記方法から形成される光コンポーネントと、を有することを特徴とする光走査装置を提供する。
本発明をより理解するために、本発明の実施形態がどのように効果をもたらすのか、図面を参照して説明される。
図1A乃至図1Fは、本発明の望ましい実施形態の、光コンポーネントの第1部分の形成における夫々のステップを示した図である。この例では特に、光コンポーネントは、液晶複屈折レンズを含む。
図1Aに示すように、第1のステップでは、結果的な光コンポーネントの形状の一部を定める形状づけられた表面102を有するモールドが設けられる。この例では特に、液晶は究極的には光重合され、その結果、液晶、例えばガラスを重合するために使用される放射に透過な物質から形成される。
アライメント層110は曲面102に配置され、アライメント層にその後位置づけられる液晶中の予め定められた配向(矢印方向110により図示)を誘発する。
この実際の例では、アライメント層はポリイミド(PI)層である。ポリイミドは溶液からのスピンコーティングを用いて施される。ポリイミドは一列に配列され、特定の配向を誘発する(この配向は、液晶分子の結果的配向を決定する)。例えば、知られているプロセスは、単一の方向で毛羽立っていない布でポリイミド層を繰り返し擦り、この配向(110)を誘発する。
特にこの実施形態では光学素子の一部を形成する基板150は、第1表面152に施されたボンディング層120を有する。ボンディング層は液晶との接着を形成する。この例では、ボンディング層はまた、ポリイミドを有するアライメント(又は配向)層である。ボンディング層は、液晶分子との化学的接着を形成する反応性基を包含し、液晶分子のような同じタイプの反応性基を有し、液晶分子を光ポリマー化するときに、基板上のボンディング層との化学接着が形成される。これは、基板と液晶層とのきわめて良好な接着をもたらす。ボンディング層は同じタイプのプロセスを用いて基板上に成膜され得り、モールド100上にアライメント層を一列に配列する。アライメント層としても機能するボンディング層は、液晶コンポーネントの所望の特性に依拠して予め定められた配向(矢印120)中に配向される。
この例では特に、PSレンズが形成され、ボンディング層がモールド上のアライメント層の方向110と平行になるように一列に配列される。望ましくは、ボンディング層の回転は、平行となるが、アライメント層の配向と反対方向となる。
図1Bに示されるように、1以上の液晶を組み入れる化合物200が、基板150の第1表面152とモールド100の曲面102の間に位置付けられている。
この例では、図2Bに示されるように、化合物200は2つの異なる液晶の混合を有する。これら2つの異なる液晶は、液晶の1つがポリマー化されると所望の屈折率特性をもたらすように選ばれる。
液晶200の小滴が基板の第1表面152上に位置づけられる。化合物200は光コンポーネント内の気泡の含有を避けるべくガス抜きされる。イソコラス(即ち、一定体積)ポリマー化の際の収縮からの駆動力はポリマー化液体中の多大な圧力減少をもたらすため、(イソコラス)ポリマー化の際に凝固された液体から出てくる溶解されたガスからの気泡の形成が避けられる。
ガラスモールドは加熱され、液晶は等方性相(典型的には80℃乃至120℃)となり、所望の形状への液晶の引き続く流れを促進する。
基板とモールドは引き続き一緒に運ばれ、最終的な光コンポーネントの液晶部分201の形状を形成する(図1C)。液晶がモールドと基板との間で等質層を形成することを保証すべく、基板をモールド側に(その反対もしかり)押すために圧力が施される。
基板/モールド/液晶は、例えば30分間室温になるように冷却され、液晶は等方相から来るネマチック相に入る。
ネマチック相に入ると、マルチドメインが液晶混合物に現れる。その結果、混合物は、マルチドメイン配向を破壊する透明点まで加熱され得る(例えば、混合物は105℃まで3分間加熱されてもよい)。引き続き、混合物は、均質な配向202を得るために冷却され得る(図1D)。
均質な液晶混合物は、紫外線放射源300(図2E参照)からの光302を用いて、例えば、60秒間、10mW/cm2のUV光輝度が施されて光ポリマー化される。同時に、化学接着が液晶とボンディング層との間で形成される。
引き続き、光学要素(150、203)はモールド100からリリースされ得る(図1F)。例えば、これは、問題となっている対象400を越えてモールド100を僅かに曲げることにより得られる。あるいは、平坦なサポート中の平坦な基板の部分に圧力をかけることによって得られ、平坦な基板を僅かに曲げる。従来のポリイミド(反応性基なし)がモールド上に設けられ、この液晶/基板要素は、容易にモールドから分離される。
図1B−1Fにおいて図示されたステップを繰り返すことにより、コールドは、その後の要素を生産するために再使用され得る。典型的には、アライメント層は、モールド上に残り、再度施す必要はない。
必要であれば、基板150から液晶202を取り除くために更なるプロセスステップが実行され得る。しかしながら、多くの場合では、基板150は最終的な光学要素の一部を形成することが想定される。
レンズの光学特性におけるモールドパラメータの影響を特徴づけるための実験では、3つの異なる形状のモールドが利用された。図2は、rを曲率半径、dを直径、hを高さ、及びαをモールド面と接線との角度としたときの、3つの異なる形状のモールドのパラメータを図示したものである。表1は、3つの異なるモールドの異なるパラメータを示したものである。
上述の如く、望ましい実施形態では、2つの液晶の混合物が、所望のne及びnoを得るために利用される。利用される2つの液晶は、1,4−di(4−(3−アクリロイルオキシプロピルオキシ)ベンゾイルオキシ)−2−メチルベンゼン(RM257)及びE7(シアノトリフェニル化合物の小さな部分と共にシアノビフェニル混合物)であり、両者ともドイツのダームスダットのメルク社から得られる。第1の層203中の液晶の光ポリマー化のための光イニシエータが、スイスのバゼルのシバガイギ社から入手可能なIrgacure 651である。
半径49mmを有するモールドから作られたレンズが、モールド面がステッパーであるひとみ境界に近い領域におけるきわめて等質な液晶配向を有する最も良い光学特性を示している。全平均二乗根波面収差は、430nmのレーザ波長を用いると、一般的には0.015波長よりも小さい。
モールドからレンズが離れるのを促進すべく、界面活性剤は液晶と混合される。利用される界面活性剤は、FC171パーフルオリネイトされた界面活性剤(3M)及び2−(N−エチルパーフルオロオクタン スルホナミド−エチルアクリレート(Acros)である、界面活性剤の使用は、液晶の配向の影響へと見られる(界面活性剤が使用されたときに、より低いΔnが見られる)。
一般的には、液晶レンズの光学収差は非常に小さく、平均二乗根波面収差は。0.02波長よりも小さい。
図3は、本発明の実施形態の対物レンズ18を含む光記録担体2を走査する装置1を示した図である。記録担体は透過層3を含み、透過層3の1つの側に情報層4が配置されている。透過層から離れて面している情報層の側は、保護層5によって環境的影響から保護される。装置に面している透過層の側は、入口面6と呼ばれる。透過層3は、情報層のための機械的支持を提供して記録担体のための基板として作用する。
あるいは、透過層は、情報層を保護するただ1つの機能を有していてもよく、機械的支持が情報層の他方の層、例えば、保護層5又は更なる情報層及び情報層4に接続された透過層、によって提供される。情報は、図示を省略するが、実質的に平行、同心円、又は螺旋トラック状に配置された検出可能なマークの形で記録担体の情報層に記憶され得る。マークは、ピット状のように如何なる光学的に読むことができる形、反射係数又は周囲からの異なる磁化の方向を伴う領域、又はこれらの組み合わせであってもよい。
走査装置1は、放射ビーム12を発光し得る放射源11を有する。放射源は半導体レーザであってもよい。ビームスプリッタ13は、分岐する放射ビーム12をコリメータレンズ14に向けて反射し、分岐する放射ビーム12をコリメートされたビーム15に変換する。コリメートされたビーム15は、対物システム18に入射される。
対物システムは1以上のレンズ及び/又は回折格子を有してもよい。対物システム18は光軸19を有する。対物システム18は、ビーム17を分岐するビーム20に変え、記録担体2の入口面6に入射する。対物システムは、透過層3の厚さを通じて放射ビームの通過に適合された球面収差補正を有する。分岐ビーム20は、情報層4上にスポット21を形成する。情報層4によって放射は、分岐ビーム22を形成し、対物システム18によって実質的にコリメートされたビーム23へ変え、コリメータレンズ14によって分岐ビーム24に変える。ビームスプリッタ13は、分岐ビーム24の少なくとも1部を検出システム25に送ることにより、フォワードビーム及び反射されたビームに分ける。検出システムは放射を捕獲し、放射を電気的出力信号26に変換する、信号プロセッサ27は、これらの出力信号を様々な他の信号に変換する。
信号の1つが、情報信号28であり、その値は情報層4から読まれる情報を示す。情報信号は、エラー補正のための情報処理ユニット29によって処理される。信号プロセッサ27からの他の信号は焦点エラー信号及び放射エラー信号30である。焦点エラー信号は、スポット21及び情報層4の間の高さにおける軸相違を示す。放射エラー信号は、スポット21と、スポットによって引き続かれるべき情報層中のトラックの中央との間の情報層4の面における距離を示す。
焦点エラー信号及び放射エラー信号はサーボ回路31に与えられ、これらの信号は焦点アクチュエータ及び放射アクチュエータを夫々制御するサーボ制御信号32に変換される。アクチュエータは図示されていない。焦点アクチュエータは、焦点方向33において対物システム18の位置を制御し、情報層4の面と実質的に一致するようにスポット21の実際の位置が制御される。放射アクチュエータは、放射方向34において対物レンズ18の位置を制御し、情報層4において引き続かれるべきトラックの中央線と実質的に一致するようにスポット21の放射位置が制御される。図におけるトラックは、図の面と垂直な方向に動く。
この実施形態における図3の装置は、記録担体2よりも厚い透過層を有する第2のタイプの記録担体も走査することに適合している。装置は、放射ビーム12又は第2のタイプの記録担体を走査する異なる波長を有する放射ビームを有してもよい。この放射ビームの開口数は、記録担体のタイプに適合してもよい。従って、対物システムの球面収差補償も適合されなければならない。
図4A及び図4Bは、上述の実施形態により製作された偏光感受レンズが、二重層光記録媒体2’を読み込むのに適した2つの異なる焦点ポイントを設けるために、どのように利用され得るのかを示す。二重層媒体2’は、2つの情報層(4、4’)と、透過層3内の深さdにおける第1の情報層4と、第1の情報層4の下の更なる長さΔdに第2の情報層4’を有する。
図4A及び図4Bに示される実施形態では、対物システム18は、(上述の如く製造され、液晶203を有する)偏光感受レンズ181、及び第2のレンズ182を有する。
対物システムの焦点ポイントは、液晶レンズ181の二重焦点性を用いて変えられ得る。特に、レンズ製造において使用される基板150はガラスである。更には、基板は平面シートであり、レンズの焦点力に影響は与えない。レンズ181の焦点長は、異常モード及び常モードにおいて夫々fe=r/(ne−na)及びf0=r/(n0−na)である。ここで、naは空気の屈折率であり、rはレンズの曲率半径である。
その結果、液晶配向と平行な偏光を有する光信号を提供することが分かり、レンズ181の異常モードが利用され、対物システム18はより近い情報層4にコリメートされたビーム15の焦点を合わす。しかしながら、コリメートされたビームが、液晶配向と垂直は偏光を有する対物システム18に入射すると、常モードにおける対物システム18の焦点は更に離れ、即ち、第2の情報層4’上となる。
上述の実施形態は本発明の例示であって、様々に変えることは当業者にとって明らかなこおとである。例えば、偏光感受レンズの製造に適した方法が記載されてきたが、特に、光コンポーネントが曲面又はモールド上にステップ面等の、形づけられる面を有する場合等、液晶から如何なる光コンポーネントも製造することができる。
例えば、本方法は、角度最適化を見るための、視覚的ディスプレイの面上又は面中で使用可能な補償箔の如き大きな面を有するコンポーネントを形成するために使用できる。そのような補償箔では、ディスプレイスクリーン自身を、製造方法における基板として使用できる。
モールドはガラスのような堅い物質を含む如何なる物質から成ってもよい。
更に、モールドの形状づけられた表面は、寸法づけられ、その方法の間、液晶物質の形状又は容積における如何なる変化も認めるものである。例えば、典型的には液晶モノマーは、単一のボンドとして再形成された液晶内での二重ボンドのために、重合の際に僅かに収縮する。僅かに大きいモールドと基板により定められた光コンポーネントを適切に形成することにより、適切なサイズと形状づけられたコンポーネントが生産され得る。
本例では基板は、2つの平坦で実質的に平行な側を有するガラスの単一のシートを有するように、見えるが、基板は実際には如何なる所望の形状であってもよい。
余剰接着層を(ボンディング層を基板上に成膜し、モールドに配向層を成膜する前に)モール及び/又は基板に適用してもよく、適用された層がモールド及び基板に良く張り付けられることが確認される。例えば、オルガノシランをこの接着層に設けるように使用してもよい。メタクリレート基を有するオルガノシランを基板に使ってもよく、アミン末端基を有するオルガノシランをモールドに使ってもよい。
同様に、アライメント層は、如何なる所望の配向を有してもよい。例えば、モールド上のアライメント層の配向と垂直な基板上のアライメント層の配向を位置づけることにより、ねじれたネマチック装置を形成できる。
上記方法により、予め定められた形状のモールドを再使用でき、製造処理の費用を減少させ、製造される光コンポーネントを一致した大きさで作ることができる。
Claims (15)
- 液晶を有するコンポーネントの製造方法であって、
少なくとも一部はアライメント層を有する形づけられた面を有するモールドと、ボンディング層が形成されている第1の面を有する基板との間に液晶を位置づけ、
前記モールドと前記基板を共に運び、前記基板の前記第1の面と前記モールドの前記形づけられた面との間に前記液晶を挟み、前記液晶をポリマー化し、
前記ボンディング層に前記液晶を接着し、
前記接着されたポリマー化された液晶を有する前記基板を前記モールドから取り除く、ことを特徴とする方法。 - 前記ボンディング層は、前記液晶の反応基に対する基と同じ系の共有結合形にボンドされた反応基を有する少なくとも1つの化学物質を有し、前記液晶がポリマー化された場合に、前記液晶は、前記ボンディング層と前記液晶との間に形成される化学ボンドによって前記ボンディング層に接着されることを特徴とする請求項1記載の方法。
- 前記ボンディング層は、アクリレート、メタクリレート、エポキシド、オクセタネ、チオーレン、及びビニルエーテルの少なくとも1つを有する反応基を有する化学物質を有することを特徴とする請求項1記載の方法。
- アライメント層は、前記基板の前記第1の面上に形成されることを特徴とする請求項1乃至3いずれか一項記載の方法。
- 単一の層が、前記基板の前記アライメント層と前記ボンディング層の双方に提供されるように使用されることを特徴とする請求項4記載の方法。
- 前記基板及び前記モールドの少なくとも1つが、接着層によって設けられることを特徴とする請求項1乃至5いずれか一項記載の方法。
- 前記接着層は、オルガノシラン化合物を有することを特徴とする請求項6記載の方法。
- 前記オルガノシラン化合物は、メタクリル反応基又はアミノ末端基を有することを特徴とする請求項7記載の方法。
- 前記基板は、光学的透過物質を有することを特徴とする請求項1乃至8記載の方法。
- 前記モールドの前記形づけられた面は曲面であり、前記基板と前記接着された液晶はレンズを形成することを特徴とする請求項1乃至9いずれか一項記載の方法。
- 前記アライメント層を前記モールドの前記形づけられた面に適用し、
前記アライメント層仲の特定の配向を誘発するステップを更に有することを特徴とする請求項1乃至10いずれか一項記載の方法。 - 液晶を有する光コンポーネントであって、
前記光コンポーネントの少なくとも一部は請求項1乃至11いずれか一項記載の方法から形成されることを特徴とする光コンポーネント。 - 前記光コンポーネントはレンズを有することを特徴とする請求項12記載の光コンポーネント。
- 光記録担体の情報層を走査する光走査装置であって、
当該装置は、
放射ビームを生成する放射源と、
前記情報層に前記放射ビームを収束する対物システムと、
請求項1乃至11いずれか一項記載の方法から形成される光コンポーネントと、
を有することを特徴とする光走査装置。 - 前記対物システムは、請求項1乃至11いずれか一項記載の方法から形成されるレンズを有することを特徴とする請求項14記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP02080550 | 2002-12-30 | ||
PCT/IB2003/006040 WO2004059350A1 (en) | 2002-12-30 | 2003-12-16 | Liquid crystal component |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006512226A true JP2006512226A (ja) | 2006-04-13 |
Family
ID=32668843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004563461A Withdrawn JP2006512226A (ja) | 2002-12-30 | 2003-12-16 | 液晶コンポーネント |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20060086448A1 (ja) |
EP (1) | EP1581827A1 (ja) |
JP (1) | JP2006512226A (ja) |
KR (1) | KR20050091757A (ja) |
CN (1) | CN100347590C (ja) |
AU (1) | AU2003286366A1 (ja) |
WO (1) | WO2004059350A1 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2064590B1 (en) | 2006-08-24 | 2010-03-03 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Curvature reduction for switchable liquid crystal lens array |
JP4973783B2 (ja) * | 2008-08-13 | 2012-07-11 | 富士通株式会社 | フィルム貼着装置及びフィルム貼着方法及び電子ペーパの製造方法 |
EP2909607A1 (en) | 2012-10-18 | 2015-08-26 | Koninklijke Philips N.V. | Arrangement for an analysis system, analysis system having the arrangement and method for use of the arrangement |
CN104129144B (zh) * | 2014-06-25 | 2016-05-18 | 深圳市晨晶机电有限公司 | 一种曲面贴合设备及贴合方法 |
KR20160075936A (ko) * | 2014-12-19 | 2016-06-30 | 삼성디스플레이 주식회사 | 배향막 형성 방법 및 표시 패널의 제조 방법 |
CN109312194B (zh) | 2016-02-19 | 2021-11-23 | 艾利丹尼森公司 | 用于加工粘合剂和相关组合物的两阶段方法 |
CN110099939B (zh) | 2016-10-25 | 2022-09-06 | 艾利丹尼森公司 | 在主链中具有光引发剂基团的嵌段聚合物及其用于粘合剂组合物中的用途 |
GB202015637D0 (en) * | 2020-10-02 | 2020-11-18 | Ams Sensors Singapore Pte Ltd | Optical module production |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03157616A (ja) * | 1989-11-15 | 1991-07-05 | Sekisui Chem Co Ltd | 液晶レンズの製造方法 |
KR0135922B1 (ko) * | 1993-12-16 | 1998-04-27 | 다테이시 요시오 | 마이크로렌즈 기판 및 그것을 사용한 액정 표시 소자 및 액정 프로젝터 장치 |
JPH07281165A (ja) * | 1994-04-13 | 1995-10-27 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | 平面基板の貼り合わせ方法および平板型レンズアレイの製造方法 |
JPH0981165A (ja) * | 1995-09-11 | 1997-03-28 | Roland Corp | カラオケ装置 |
-
2003
- 2003-12-16 KR KR1020057012210A patent/KR20050091757A/ko not_active Application Discontinuation
- 2003-12-16 JP JP2004563461A patent/JP2006512226A/ja not_active Withdrawn
- 2003-12-16 EP EP03777111A patent/EP1581827A1/en not_active Withdrawn
- 2003-12-16 AU AU2003286366A patent/AU2003286366A1/en not_active Abandoned
- 2003-12-16 US US10/540,684 patent/US20060086448A1/en not_active Abandoned
- 2003-12-16 CN CNB2003801079171A patent/CN100347590C/zh not_active Expired - Fee Related
- 2003-12-16 WO PCT/IB2003/006040 patent/WO2004059350A1/en active Application Filing
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2004059350A1 (en) | 2004-07-15 |
EP1581827A1 (en) | 2005-10-05 |
CN1732394A (zh) | 2006-02-08 |
US20060086448A1 (en) | 2006-04-27 |
CN100347590C (zh) | 2007-11-07 |
AU2003286366A1 (en) | 2004-07-22 |
KR20050091757A (ko) | 2005-09-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7710536B2 (en) | Liquid crystal diffraction lens element and optical head device | |
KR100667790B1 (ko) | 복굴절 보정용 액정소자 및 이를 구비한 광픽업 및 광기록 및/또는 재생기기 | |
JP5123418B2 (ja) | 収差補正用の液晶素子の製造方法 | |
US6618116B1 (en) | Optical head device and a diffraction element suitable for the device, and a method of manufacturing the diffraction element and the optical head device | |
JP2006512712A (ja) | 制御可能な2層複屈折光コンポーネント | |
JP5107313B2 (ja) | 偏光性回折素子 | |
JP2006106753A (ja) | マイクロミラー及びその製造方法 | |
JP4043058B2 (ja) | 光ヘッド装置に用いられる回折素子の製造方法 | |
JP2006512226A (ja) | 液晶コンポーネント | |
JP2006512708A (ja) | 複屈折光コンポーネント | |
JP4440706B2 (ja) | 偏光ホログラム素子、その製造方法、および偏光ホログラム素子を用いた光ピックアップ装置、および光ディスクドライブ装置 | |
JP2006189695A (ja) | 液晶回折光学素子及び光ヘッド装置及び光ディスクドライブ装置 | |
JP3829356B2 (ja) | 光ヘッド装置 | |
WO2004059351A1 (en) | Optical component with polarization dependent properties | |
JP3528381B2 (ja) | 光ヘッド装置 | |
JP3986580B2 (ja) | 光変調素子及び光ヘッド装置 | |
JPH10199004A (ja) | 液晶位相制御素子、光ヘッド装置及び光ディスク装置 | |
WO2004059629A1 (en) | Dual layer birefringent optical component | |
JP4251606B2 (ja) | 偏光光学素子、偏光光学素子の製造方法、光ピックアップ装置及び光ディスク装置 | |
JP2006048842A (ja) | 偏光分離素子、光ヘッド装置及び光ディスクドライブ装置 | |
JP2006134504A (ja) | 偏光分離素子及びその製造方法、並びに光ヘッド装置及び光ディスクドライブ装置 | |
JPH10112058A (ja) | 光ヘッド装置 | |
JP2010073267A (ja) | 光ヘッド装置の製造方法 | |
JPH09180234A (ja) | 光ヘッド装置 | |
JP2006133603A (ja) | 偏光分離素子及びその製造方法、並びに光ヘッド装置及び光ディスクドライブ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061213 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20090410 |