JP2006508914A - トリアゾロ−ピリジン製造のための新規な方法および中間体 - Google Patents

トリアゾロ−ピリジン製造のための新規な方法および中間体 Download PDF

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Abstract

本発明は、式(I)のトリアゾロ-ピリジンの新規な製造方法(式(I)では、R1は水
素、(C1-C6)アルキルまたは他の適切な置換基から成る群から選択され;R3は水素、(C1-C6)アルキルまたは他の適切な置換基から成る群から選択され;sは0から5の整数であり;R4は水素または他の適切な置換基である)、およびその製造のための中間体に関する。本
発明の方法によって製造される化合物は、MAPキナーゼ、好ましくはp38キナーゼの強力な阻害剤である。本化合物は炎症、変形性関節症、慢性関節リウマチ、癌、卒中もしくは心臓発作における再灌流または虚血、自己免疫疾患および他の異常に有用である。
【化1】

Description

本発明はトリアゾロ-ピリジン製造のための新規な方法、前記の製造に有用な中間体に関する。本発明の方法によって製造できる化合物は、MAPキナーゼ、好ましくはp38キナーゼ(MAPK14/CSBP/RKキナーゼ)の強力な阻害剤である。したがって、本発明の方法によって製造できる化合物は、炎症、変形性関節症、慢性関節リウマチ、癌、卒中または心臓発作における再灌流もしくは虚血、自己免疫疾患および他の障害の治療に有用である。
MAPキナーゼおよびMAPK14/CSBP/p38/RKキナーゼ阻害剤は当業者には周知である。米国
仮特許出願60/274791、60/274840および60/281331(それぞれ2001年3月9日、2001年3月9
日および2001年4月4日出願、並びにそれぞれ“Novel Antiinflammatory Compounds(新規な抗炎症性化合物)”、“Novel Triazolopyridine Antiinflammatory Compounds(新規なトリアゾロピリジン抗炎症性化合物)”および“Novel Benzotriazole Antiinflammatory Compounds(新規なベンゾトリアゾール抗炎症性化合物)”なる発明の名称を有する)は、MAPキナーゼ、好ましくはp38キナーゼのある種の阻害剤について言及している。国際特許出願WO00/40243(2000年7月13日公開)は、ピリジン置換ピリジン化合物に言及し、前記化合物がp38阻害剤であると述べている。国際特許出願WO00/63204(2000年10月26日)は、置換アゾール化合物に言及し、前記化合物がp38の阻害剤であると述べている。国際特許出願WO00/31065(2000年6月2日公開)は、ある種のヘテロサイクリック式化合物に言及し、前記化合物がp38阻害剤であると述べている。国際特許出願WO00/06563(2000年2月10日)は、置換イミダゾール化合物に言及し、前記化合物がp38の阻害剤であると述べている。国際特許出願WO00/41698(2000年7月20日公開)は、ある種のω-カルボキシアリール置換ジフェニルウレア化合物に言及し、前記化合物がp38阻害剤であると述べている。米国特許6,288,062は、ある種の置換オキサゾール化合物に言及し、前記化合物がp38の阻害剤であると述べている。米国特許5,716,955は、ある種の置換イミダゾール化合物に言及し、前記化合物がp38の阻害剤であると述べている。米国特許5,716,972は、ある種のピリジニル置換イミダゾール化合物に言及し、前記化合物がp38の阻害剤であると述べている。米国特許5,756,499は、ある種の置換イミダゾール化合物に言及し、前記化合物がp38の阻害剤であると述べている。
本発明は下記式(I)の化合物または許容できるその塩の製造方法に関する:
Figure 2006508914
式中、
1は水素、−C≡N、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、(C3−C10)シクロアルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(R22−N−から成る群から選択され;ここで前述の(C1−C6)アルキル、(C3−C10)シクロアルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリールおよび(C1−C10)ヘテロサイクリック置換基は場合によってそれぞれ別個に1つから4つの基によって置換されることができ、前記基は、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、パーハロ(C1−C6)アルキル、フェニル、(C3−C10)シクロアルキル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、フォルミル、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル)−N]−(C=O)−、−NO2、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、(フェニル)2N−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−O−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、(C1−C6)アルキル−SO2−、フェニル−SO2−、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−、フェニル−(C=O)−O−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−O−、(フェニル)2−N−(C=O)−O−から成る群から選択され;式中、前記R2のフェニルが2つの隣接する置換基を含むとき、場合によってそのような置換基はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5〜6員の炭素環またはヘテロサイクリックを形成することができ;式中、フェニル選択肢を含む前記基の各々は、場合によって(C1−C6)アルキル、ハロ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルキルおよびパーハロ(C1−C6)アルコキシから成る群からそれぞれ別個に選択される1つまたは2つのラジカルによって置換することができ;
各R2は、それぞれ別個に水素、(C1−C6)アルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(C3−C10)シクロアルキルから選択され;ここで前述のR2の(C1−C6)アルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(C3−C10)シクロアルキル置換基の各々は場合によって1つから4つの基によって置換されることができ、前記基は、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、パーハロ(C1−C6)アルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、(C3−C10)シクロアルキル、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C10)ヘテロアリール−O−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−O−、(C3−C10)シクロアルキル−O−、(C1−C6)アルキル−S−、(C1−C6)アルキル−SO2−、−NO2、〔(C1−C6)アルキル〕2−アミノ、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル)−N−]−(C=O)−、(C1−C6)アルキル(C=O)−O−およびフェニル−(C=O)−O−からなる群から選択され;ここで2つのR2の(C1−C6)アルキル基は、それらが結合している窒素原子と一緒になって5〜6員のヘテロサイクリックまたはヘテロアリール環を形成することができ;
各R3は、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、パーハロ(C1−C6)アルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、(C3−C10)シクロアルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C10)ヘテロアリール−O−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−O−、(C3−C10)シクロアルキル−O−、(C1−C6)アルキル−S−、(C1−C6)アルキル−SO2−、(C1−C6)アルキル−NH−SO2−、−NO2、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−SO2−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−NH−、フェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、H2N(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、フェニル−NH−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル)−N]−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−NH−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−NH−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−NH−(C=O)−および(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−から成る群から選択され、ここで場合によって2つの隣接するR3置換基はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5〜6員の炭素環またはヘテロサイクリックを形成することができ;
sは0〜5の整数であり;
4は、水素、フルオロ、クロロまたはR5−B−(CH2)n−から成る群から選択され;
nは0〜6の整数であり;
各Bはそれぞれ別個に結合、−(CHR6)−、−O−、−S−、−(SO2)−、−(C=O)−、−O−(C=O)−、−(C=O)−O−、−(C=O)−NR6−、−(R6−N)−、−(R6−N)−SO2−、−(R6−N)−(C=O)−、−SO2−(NR6)−、−(R6−N)−(C=O)−(NR7)−、−(O)−(C=O)−(NR6)−または−(R6−N)−(C=O)−O−であり;
5は、水素、CF3、−C≡N、R9−(R8CH)m−、フェニル、(C1−C10)ヘテロサイクリック、(C1−C10)ヘテロアリールおよび(C3−C10)シクロアルキルから成る群から選択され、ここで前述のR5のフェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(C3−C10)シクロアルキル置換基は、場合によって1つから4つの基によって置換することができ、前記基は、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、パーハロ(C1−C6)アルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、(C3−C10)シクロアルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C10)ヘテロアリール−O−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−O−、(C3−C10)シクロアルキル−O−、(C1−C6)アルキル−S−、(C1−C6)アルキル−SO2−、(C1−C6)アルキル−NH−SO2−、−NO2、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−SO2−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−NH−、フェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、H2N(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、フェニル−NH−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル)−N]−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−NH−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−NH−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−NH−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−およびフェニル−(C=O)−O−から成る群から選択され;ここで前記フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(C3−C10)シクロアルキルの隣接する2つのR5置換基は場合によってそれらが結合している炭素またはヘテロ原子と一緒になって5〜6員の炭素環またはヘテロサイクリックを形成することができ;
mは1〜6の整数であり;
6は水素、(C1−C6)アルキル−SO2−または(C1−C6)アルキルであり;
7は水素または(C1−C6)アルキルであり;
各R8はそれぞれ別個に水素、アミノ、(C1−C6)アルコキシおよび(C1−C6)アルキルから成る群から選択され;
9は、水素、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、(C3−C10)シクロアルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C10)ヘテロアリール−O−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−O−、(C3−C10)シクロアルキル−O−、(C1−C6)アルキル−S−、(C1−C6)アルキル−SO2−、(C1−C6)アルキル−NH−SO2−、−NO2、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−SO2−NH−、フェニル−SO2−NH−、(C1−C6)アルキル−SO2−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−SO2−[((C1−C6)アルキル)−N]−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル)−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−NH−、フェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、−CN、(C1−C6)アルキル)−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、H2N(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、〔(C1−C6)アルキル〕2−N−(C=O)−、フェニル−NH−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル)−N]−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−NH−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−NH−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−NH−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−およびフェニル−(C=O)−O−からなる群から選択される。
前記方法は下記式(II)の化合物(式中、Lは脱離基であり、R1およびR4は上記で定義したとおりである)を
Figure 2006508914
下記式(III)の化合物(式中、R3及びsは上記で定義したとおりである)
Figure 2006508914
および遷移金属触媒(例えばパラジウム触媒、例えば酢酸パラジウム(Pd(OAc)2)、テトラキス(トリフェニルホスフィンパラジウム(0)、パラジウムテトラ-トリフェニルホスフィン(Pd(PPh3)4)、Pd(dppf)Cl2、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(Pd2(dba)3)、およびジ(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)(Pd(dba)2))と反応させることを含む。好ましくは、前記反応はトルエン(その混合物を含む)の存在下で実施される。
本発明はまた下記式(II)の化合物の製造方法に関する:
Figure 2006508914
式中、
Lは脱離基であり;
1は水素、−C≡N、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、(C3−C10)シクロアルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(R2)2−N−から成る群から選択され;ここで前述の(C1−C6)アルキル、(C3−C10)シクロアルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリールおよび(C1−C10)ヘテロサイクリック置換基は場合によってそれぞれ別個に1つから4つの基によって置換されることができ、前記基は、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、パーハロ(C1−C6)アルキル、フェニル、(C3−C10)シクロアルキル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、フォルミル、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、フェニル−NH−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル)−N]−(C=O)−、−NO2、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−NH−、フェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、H2N−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−HN−(C=O)−NH−、[(C1−C6)アルキル]2N−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−HN−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、[(C1−C6)アルキル]2N−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−HN−(C=O)−NH−、(フェニル)2N−(C=O)−NH−、フェニル−HN−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、(フェニル)2−N−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−O−(C=O)−NH−、フェニル−O−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、(C1−C6)アルキル−SO2NH−、フェニル−SO2NH−、(C1−C6)アルキル−SO2−、フェニルSO2−、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−、フェニル−(C=O)−O−、H2N−(C=O)−O−、(C1−C6)アルキル−HN−(C=O)−O−、[(C1−C6)アルキル−]2N−(C=O)−O−、フェニル−HN−(C=O)−O−、(フェニル)2N−(C=O)−O−から成る群から選択され;ここで、前記R1のフェニルが2つの隣接する置換基を含むとき、場合によってそのような置換基はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5〜6員の炭素環またはヘテロサイクリックを形成することができ;ここで、フェニル選択肢を含む前記基の各々は、場合によって(C1−C6)アルキル、ハロ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルキルおよびパーハロ(C1−C6)アルコキシから成る群からそれぞれ別個に選択される1つまたは2つのラジカルによって置換することができ;
各R2は、それぞれ別個に水素、(C1−C6)アルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(C3−C10)シクロアルキルから選択され;ここで前述のR2の(C1−C6)アルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(C3−C10)シクロアルキル置換基の各々は場合によって1つから4つの基によって置換することができ、前記基は、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、パーハロ(C1−C6)アルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、(C3−C10)シクロアルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C10)ヘテロアリール−O−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−O−、(C3−C10)シクロアルキル−O−、(C1−C6)アルキル−S−、(C1−C6)アルキル−SO2−、(C1−C6)アルキル−NH−SO2−、−NO2、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−SO2−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−NH−、フェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、H2N(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、フェニル−NH−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル)−N−]−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−NH−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−NH−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−NH−(C=O)−、(C1−C6)アルキル(C=O)−O−およびフェニル−(C=O)−O−から成る群から選択され;ここで2つのR2の(C1−C6)アルキル基は、それらが結合している窒素原子と一緒になって5〜6員のヘテロサイクリックまたはヘテロアリール環を形成することができ;
4は、水素、フルオロ、クロロまたはR5−B−(CH2)n−から成る群から選択され;
nは0〜6の整数であり;
各Bはそれぞれ別個に結合、−(CHR6)−、−O−、−S−、−(SO2)−、−(C=O)−、−O−(C=O)−、−(C=O)−O−、−(C=O)−NR6−、−(R6−N)−、−(R6−N)−SO2−、−(R6−N)−(C=O)−、−SO2−(NR6)−、−(R6−N)−(C=O)−(NR7)−、−(O)−(C=O)−(NR6)−または−(R6−N)−(C=O)−O−であり;
5は、水素、CF3、−C≡N、R9−(R8CH)m−、フェニル、(C1−C10)ヘテロサイクリック、(C1−C10)ヘテロアリールおよび(C3−C10)シクロアルキルから成る群から選択され、ここで前述のR5のフェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(C3−C10)シクロアルキル置換基の各々は、場合によって1つから4つの基によって置換することができ、前記基は、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、パーハロ(C1−C6)アルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、(C3−C10)シクロアルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C10)ヘテロアリール−O−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−O−、(C3−C10)シクロアルキル−O−、(C1−C6)アルキル−S−、(C1−C6)アルキル−SO2−、(C1−C6)アルキル−NH−SO2−、−NO2、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−SO2−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−NH−、フェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、H2N(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、フェニル−NH−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル)−N]−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−NH−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−NH−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−NH−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−およびフェニル−(C=O)−O−から成る群から選択され;ここで前記フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(C3−C10)シクロアルキルの隣接する2つのR5置換基は場合によってそれらが結合している炭素またはヘテロ原子と一緒になって5〜6員の炭素環またはヘテロサイクリックを形成することができ;
mは1〜6の整数であり;
6は水素、(C1−C6)アルキル−SO2−または(C1−C6)アルキルであり;
7は水素または(C1−C6)アルキルであり;
各R8はそれぞれ別個に水素、アミノ、(C1−C6)アルコキシおよび(C1−C6)アルキルから成る群から選択され;
9は、水素、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、(C3−C10)シクロアルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C10)ヘテロアリール−O−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−O−、(C3−C10)シクロアルキル−O−、(C1−C6)アルキル−S−、(C1−C6)アルキル−SO2−、(C1−C6)アルキル−NH−SO2−、−NO2、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−SO2−NH−、フェニル−SO2−NH−、(C1−C6)アルキル−SO2−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−SO2−[((C1−C6)アルキル)−N]−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル)−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−NH−、フェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、H2N(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、フェニル−NH−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル)−N]−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−NH−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−NH−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−NH−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−およびフェニル−(C=O)−O−からなる群から選択される。
前記方法は、下記式(IV)の化合物(式中、R1およびR4は上記で定義したとおりで
ある)を、
Figure 2006508914
強塩基(例えばリチウムジイソプロピルアミド、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド、リチウムジアルキルアミン、アルキルリチウム(例えばn-ブチルリチウム、sec-ブチルリチウムまたはtert-ブチルリチウム)およびアリールリチウム(例えばベンジルリチウム)、好ましくはリチウムジイソプロピルアミド、リチウムビス(トリメチルシリル)アミドまたはリチウムジアルキルアミン)、ハロゲン化試薬(例えばフェニルトリメチルアンモニウムトリブロミド、N-ブロモスクシンイミド、ピリジニウムブロミド、パーブロミド、Br2、Br2- Ph3P、MBS、N-ヨードスクシンイミドまたはI2)および極性非プロトン性溶媒(例えばN,N-ジメチルホルムアミド(DMF)、N,N-ジメチルアセトアミド(DMAC)またはN-メチルピロリジノン(NMP)、1,3-ジメチルイミダゾリジノン(DMI)、1,3-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-2(1H)-ピリミジノン(DMPU)およびその組み合わせ)と反応させることによって実施される。
本発明はまた下記式(IV)の化合物を製造する方法に関する:
Figure 2006508914
式中、R4は水素であり、R1は式(I)の化合物について上記で定義したとおりである。
前記方法は、下記式(V)の化合物(式中R1は上記で定義したとおりである)を
Figure 2006508914
イソシアン化トシルメチルおよび塩基(例えば炭酸カリウム、カリウムt-ブトキシド、重炭酸ナトリウム、トリエチルアミンまたはジメチルアミノピリジン)と反応させることを含む。
本発明はまた下記式(V)の化合物の製造方法に関する:
Figure 2006508914
式中、R1は上記で定義したとおりである。
前記方法は、下記式(VI)の化合物(式中、L'はブロモまたはヨードであり、R1は上記で定義したとおりである)を
Figure 2006508914
ハロゲン化(C1−C6)アルキルマグネシウムまたは(C1−C6)アルキルリチウムと反応させ、続いて二置換ホルムアミド試薬と反応させることによって実施される。好ましくは前述の反応の処理は強酸または強塩基の非存在下で、好ましくは弱酸(例えばクエン酸またはリン酸二水素カリウム水溶液)の存在下で実施される。
本発明はまた下記式(VI)の化合物の製造方法に関する:
Figure 2006508914
式中、
L'はハロであり;
1は水素、−C≡N、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、(C3−C10)シクロアルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(R2)2−N−から成る群から選択され;ここで前述の(C1−C6)アルキル、(C3−C10)シクロアルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリールおよび(C1−C10)ヘテロサイクリック置換基の各々は場合によってそれぞれ別個に1つから4つの基によって置換されることができ、前記基は、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、パーハロ(C1−C6)アルキル、フェニル、(C3−C10)シクロアルキル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、フォルミル、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル)−N]−(C=O)−、−NO2、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、(フェニル)2N−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−O−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、(C1−C6)アルキル−SO2−、フェニル−SO2−、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ−(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−、フェニル−(C=O)−O−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−O−、(フェニル)2N−(C=O)−O−から成る群から選択され;ここで、前記R1のフェニルが2つの隣接する置換基を含むとき、場合によってそのような置換基はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5〜6員の炭素環またはヘテロサイクリックを形成することができ;式中、フェニルの選択肢を含む前記基の各々は、場合によって(C1−C6)アルキル、ハロ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルキルおよびパーハロ(C1−C6)アルコキシから成る群からそれぞれ別個に選択される1つまたは2つのラジカルによって置換することができ;
さらに各R2は、それぞれ別個に水素、(C1−C6)アルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(C3−C10)シクロアルキルから選択され;ここで前述のR2の(C1−C6)アルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(C3−C10)シクロアルキル置換基の各々は場合によって1つから4つの基によって置換することができ、前記基は、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、パーハロ(C1−C6)アルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、(C3−C10)シクロアルキル、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C10)ヘテロアリール−O−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−O−、(C3−C10)シクロアルキル−O−、(C1−C6)アルキル−S−、(C1−C6)アルキル−SO2−、−NO2、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル)−N−]−(C=O)−、(C1−C6)アルキル(C=O)−O−およびフェニル−(C=O)−O−から成る群から選択され;ここで2つのR2の(C1−C6)アルキル基は、それらが結合している窒素原子と一緒になって5〜6員のヘテロサイクリックまたはヘテロアリール環を形成することができる。
前記方法は、下記式(VII)(式中L'はハロである)の化合物を
Figure 2006508914
下記式の試薬(例えば酸無水物または酸塩化物)と反応させることを含む:
Figure 2006508914
(式中、Xはハロ、トシル、メシルまたは下記式の基である)
Figure 2006508914
(式中、R'はR1、t−ブチルまたは(C1−C6)アルキル−O−である)。
より具体的には、上述の反応はまた、R1がイソプロピルであり、さらに前記試薬が塩化イソブチリルである方法に関する。
より具体的には、上述の反応はまた、R1がイソプロピル以外で、さらに前記試薬が下記式の化合物である方法に関する:
Figure 2006508914
本発明はまた、下記式(VII)(式中L'はハロである)の化合物の製造方法に関する:
Figure 2006508914
前記方法は、下記式(VIII)の化合物(式中L'はハロで、L”もハロである)を、
Figure 2006508914
ヒドラジン、PEG-300、水および2-ブタノールと反応させることを含む。
本発明はまた下記式(XVII)の化合物または許容できるその塩の製造方法に関する:
Figure 2006508914
各R3は、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、パーハロ(C1−C6)アルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、(C3−C10)シクロアルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C10)ヘテロアリール−O−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−O−、(C3−C10)シクロアルキル−O−、(C1−C6)アルキル−S−、(C1−C6)アルキル−SO2−、(C1−C6)アルキル−NH−SO2−、−NO2、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−SO2−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−NH−、フェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、H2N(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、フェニル−NH−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル)−N]−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−NH−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−NH−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−NH−(C=O)−および(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−から成る群から選択され、ここで場合によって、2つの隣接するR3置換基はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5〜6員の炭素環またはヘテロサイクリックを形成することができ;
sは0〜5の整数である。
前記方法は、下記式(XVIII)の化合物(式中、R3およびsは上記で定義したとおりである)を、
Figure 2006508914
脱水剤(例えばPOCl3)および弱ヒンダード塩基(例えば2,6ルチジンまたは2,4,6トリメチルピリジンの存在下で反応させることを含む。好ましくは、前記反応は、溶媒(例えばテトラヒドロフラン、ジメチルエーテルまたは塩化メチレン)の存在下で実施される。
本発明のある実施態様は、R2が(C1−C6)アルキル、フェニル、(C3−C10)シクロアルキル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックである式(I)の化合物である。
本発明の別の実施態様は、R1が(C1−C6)アルキル[それぞれ別個にハロ、ヒドロキシ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルキル、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、−CN、−NO2、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、〔(C1−C6)アルキル〕2−アミノ、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、(C1−C6)アルキル)−O−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−CO2−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N−]−、(C1−C6)アルキル−[((C1−C6)アルキル)−N]−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−SO2NH−
、(C1−C6)アルキル−SO2−から選択される1つから4つの基で場合によって置換
される]、場合によって置換されたフェニル−(C=O)−、場合によって置換されたフェニル−(C=O)−O−、場合によって置換されたフェノキシ、場合によって置換されたフェニル−NH−(C=O)−、場合によって置換されたフェニル−[((C1−C6)アルキル)−N]−(C=O)−、場合によって置換されたフェニル−(C=O)−NH−、場合によって置換されたフェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−である式(I)の化合物である。
本発明の好ましいある実施態様は、R1が(C1−C4)アルキルである方法に関する。
本発明のまた別の実施態様は、R1が場合によって置換された(C3−C6)シクロアルキルである方法に関し、ここで、前記置換基は、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、パーハロ(C1−C6)アルキル、フェニル、(C3−C10)シクロアルキル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、フォルミル、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、フェニル−NH−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル)−N]−(C=O)−、−NO2、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−NH−、フェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、H2N−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−HN−(C=O)−NH−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−HN−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、[(C1−C6)アルキル−]2N−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−HN−(C=O)−NH−、(フェニル−)2N−(C=O)−NH−、フェニル−HN−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、(フェニル−)2N(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−O−(C=O)−NH−、フェニル−O−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、(C1−C6)アルキル−SO2NH−、フェニル−SO2NH−、(C1−C6)アルキル−SO2−、フェニル−SO2−、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−、フェニル−(C=O)−O−、H2N−(C=O)−O−、(C1−C6)アルキル−HN−(C=O)−O−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−O−、フェニル−HN−(C=O)−O−、(フェニル)2−N−(C=O)−O−から成る群から選択され;ここで、フェニル選択肢を含む前記基の各々は、場合によって(C1−C6)アルキル、ハロ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルキルおよびパーハロ(C1−C6)アルコキシから成る群からそれぞれ別個に選択される1つまたは2つのラジカルによって置換することができ;より好ましくは、前記置換基は、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、パーハロ(C1−C6)アルキル、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、H2N−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−HN−(C=O)−NH−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−HN−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、[(C1−C6)アルキル−]2N−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−、H2N−(C=O)−O−、(C1−C6)アルキル−HN−(C=O)−O−および[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−O−から成る群から選択される。
本発明のまた別の実施態様は、R1が場合によって置換された(C1−C10)ヘテロサイクリックである方法に関し、ここで、前記置換基は、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、パーハロ(C1−C6)アルキル、フェニル、(C3−C10)シクロアルキル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、フォルミル、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、フェニル−NH−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル)−N]−(C=O)−、−NO2、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−NH−、フェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、H2N−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−HN−(C=O)−NH−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−HN−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−HN−(C=O)−NH−、(フェニル)2N−(C=O)−NH−、フェニル−HN−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、(フェニル)2N−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−O−(C=O)−NH−、フェニル−O−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、(C1−C6)アルキル−SO2NH−、フェニル−SO2NH−、(C1−C6)アルキル−SO2−、フェニル−SO2−、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−、フェニル−(C=O)−O−、H2N−(C=O)−O−、(C1−C6)アルキル−HN−(C=O)−O−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−O−、フェニル−HN−(C=O)−O−、(フェニル)2−N−(C=O)−O−から成る群から選択され;ここで、フェニル選択肢を含む前記基の各々は、場合によって(C1−C6)アルキル、ハロ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルキルおよびパーハロ(C1−C6)アルコキシから成る群からそれぞれ別個に選択される1つまたは2つのラジカルによって置換することができ;より好ましくは、前記置換基は、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、パーハロ(C1−C6)アルキル、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、H2N−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−HN−(C=O)−NH−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−HN−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、[(C1−C6)アルキル−]2N−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−、H2N−(C=O)−O−、(C1−C6)アルキル−HN−(C=O)−O−および[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−O−から成る群から選択される。
本発明のまた別の実施態様は、R1が場合によって置換された(C1−C10)ヘテロアリールである方法に関し、ここで、前記置換基は、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、パーハロ(C1−C6)アルキル、フェニル、(C3−C10)シクロアルキル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1
10)ヘテロサイクリック、フォルミル、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C
=O)−、フェニル−NH−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル)−N]−(C=O)−、−NO2、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−NH−、フェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、H2N−(C=O)−NH−、(C1−C6
)アルキル−HN−(C=O)−NH−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−HN−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−HN−(C=O)−NH−、(フェニル)2N−(C=O)−NH−、フェニル−HN−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、(フェニル)2N−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−O−(C=O)−NH−、フェニル−O−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、(C1−C6)アルキル−SO2NH−、フェニル−SO2NH−、(C1−C6)アルキル−SO2−、フェニル−SO2−、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−、フェニル−(C=O)−O−、H2N−(C=O)−O−、(C1−C6)アルキル−HN−(C=O)−O−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−O−、フェニル−HN−(C=O)−O−、(フェニル)2−N−(C=O)−O−から成る群からそれぞれ別個に選択され;ここで、フェニル選択肢を含む前記基の各々は、場合によって(C1−C6)アルキル、ハロ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルキルおよびパーハロ(C1−C6)アルコキシから成る群からそれぞれ別個に選択される1つまたは2つのラジカルによって置換することができ;より好ましくは、前記置換基は、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、パーハロ(C1−C6)アルキル、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、H2N−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−HN−(C=O)−NH−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−HN−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、[(C1−C6)アルキル−]2N−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−、H2N−(C=O)−O−、(C1−C6)アルキル−HN−(C=O)−O−および[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−O−から成る群から選択される。
本発明のまた別の実施態様は、R1が場合によって置換されたフェニルである方法に関し、ここで、前記置換基は、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、パーハロ(C1−C6)アルキル、フェニル、(C3−C10)シクロアルキル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、フォルミル、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、フェニル−NH−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル)−N]−(C=O)−、−NO2、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−NH−、フェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、H2N−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−HN−(C=O)−NH−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−HN−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−HN−(C=O)−NH−、(フェニル)2N−(C=O)−NH−、フェニル−HN−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、(フェニル)2N−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−O−(C=O)−NH−、フェニル−O−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、(C1−C6)アルキル−SO2NH−、フェニル−SO2NH−、(C1−C6)アルキル−SO2−、フェニル−SO2−、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−、フェニル−(C=O)−O−、H2N−(C=O)−O−、(C1−C6)アルキル−HN−(C=O)−O−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−O−、フェニル−HN−(C=O)−O−、(フェニル)2−N−(C=O)−O−から成る群から選択され;ここで、フェニル選択肢を含む前記基の各々は、場合によって(C1−C6)アルキル、ハロ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルキルおよびパーハロ(C1−C6)アルコキシから成る群からそれぞれ別個に選択される1つまたは2つのラジカルによって置換することができ;より好ましくは、前記置換基は、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、パーハロ(C1−C6)アルキル、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、H2N−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−HN−(C=O)−NH−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−HN−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、[(C1−C6)アルキル−]2N−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−、H2N−(C=O)−O−、(C1−C6)アルキル−HN−(C=O)−O−および[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−O−から成る群から選択される。
本発明のまた別の実施態様は、R1が(R2)2−N−であって前記の各R2がそれぞれ別個に水素、(C1−C6)アルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(C3−C10)シクロアルキルから選択される方法に関し、ここで、前述のR2の(C1−C6)アルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(C3−C10)シクロアルキル置換基は、場合によって、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、パーハロ(C1−C6)アルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、(C3−C10)シクロアルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C10)ヘテロアリール−O−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−O−、(C3−C10)シクロアルキル−O−、(C1−C6)アルキル−S−、(C1−C6)アルキル−SO2−、(C1−C6)アルキル−NH−SO2−、−NO2、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−SO2−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−NH−、フェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、H2N(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、フェニル−NH−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル)−N−]−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−NH−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−NH−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−NH−(C=O)−、(C1−C6)アルキル(C=O)−O−およびフェニル−(C=O)−O−から成る群から選択される1つから4つの基によって置換することができ;ここで2つのR2の(C1−C6)アルキル基は、窒素原子と一緒になって5〜6員のヘテロサイクリックまたはヘテロアリール環を形成することができる。
本発明のより好ましい実施態様は、R1が(R2)2−N−であって前記の各R2がそれぞれ別個に水素、(C1−C4)アルキル、フェニルおよび(C1−C10)ヘテロサイクリックから選択される方法に関し、ここで、前記の(C1−C4)アルキル、フェニル、および(C1−C10)ヘテロサイクリックは、場合によって、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、パーハロ(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−SO2−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、H2N(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−および(C1−C6)アルキル(C=O)−O−から成る群から選択される1つから4つの基によって置換することができ;より好ましくは、ハロ、メチル、ヒドロキシおよびアミノからそれぞれ別個に選択される1つから3つの置換基で場合によって置換される。
本発明のまた別の実施態様はR4が水素である方法に関する。本発明の他の実施態様には、前述のR1の実施態様の各々と組み合わせてR4が水素である方法が含まれる。
本発明の別の実施態様は、R4がR5−B−(CH2)n−でありnが0である方法に関する。本発明の他の実施態様には、前述のR1の実施態様の各々と組み合わせてR4がR5−B−(CH2)n−でありnが0である方法が含まれる。
本発明の別の実施態様は、R4がR5−B−(CH2)n−でありnが1〜6の整数、より好ましくは1〜5の整数、より好ましくは1〜3の整数である方法に関する。本発明の他の実施態様には、前述のR1の実施態様の各々と組み合わせてR4がR5−B−(CH2)n−でありnが1〜5の整数である方法が含まれる。
本発明の別の好ましい実施態様は、R4がR5−B−(CH2)n−であり、nが0であり、Bが結合であり、さらにR5が、水素、−CF3、−C≡N、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックまたは(C3−C10)シクロアルキルから成る群から選択される方法に関し、ここで前述の(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(C3−C10)シクロアルキルは場合によって、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、パーハロ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルケニル、(C1−C6)アルキニル、パーハロヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルキル−S−、(C1−C6)アルキル−SO2−、(C1−C6)アルキル−NH−SO2−、−NO2、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−SO2−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、H2N(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−および(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−から成る群から選択される1つから3つの基によって置換されてもよい。本発明の他の実施態様には、前述のR1の実施態様の各々と組み合わせて、R4がR5−B−(CH2)n−であり
、nが0であり、Bが結合であり、さらにR5が上記に定義したとおりである方法が含まれる。
本発明の別の実施態様は、R4がR5−B−(CH2)n−であり、nが0であり、Bが−(C=O)−NR6−、−(R6−N)−、−(R6−N)−SO2−、−(R6−N)−(C=O)−、>C=O、−O−(C=O)−、−SO2−(NR6)−、−(R6−N)−(C=O)−(NR7)−であり;さらにR5が、水素、(C3−C10)シクロアルキルまたはフェニルから成る群から選択される方法に関し、ここで前述のフェニルおよび(C3−C10)シクロアルキルは場合によって、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、パーハロ(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルキル−S−、(C1−C6)アルキル−SO2−、(C1−C6)アルキル−NH−SO2−、−NO2、アミノ、(C1
−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−SO2−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[N(C1−C6)アルキル]−、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、H2N(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O
)−および(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−から成る群から選択される1つから3つの基によって置換されてもよい。本発明の他の実施態様には、前述のR1の実施態様
の各々と組み合わせて、R4がR5−B−(CH2)n−であり、nが0であり、Bが−(C=O)−NR6−、−(R6−N)−、−(R6−N)−SO2−、−(R6−N)−(C=O)−、>C=O、−O−(C=O)−、−SO2−(NR6)−、−(R6−N)−(C=O)−(NR7)−であり、さらにR5が上記に定義したとおりである方法が含まれる。
本発明の別の好ましい実施態様は、R4がR5−B−(CH2)n−であり;nが0であり;Bが−(C=O)−NR6−、−(R6−N)−、>C=O、−O−(C=O)−、−(R6−N)−(C=O)−または−(R6−N)−(C=O)−(NR7)−であり;R5がR9−(R8CH)m−であり;mは1〜6であり;R6は水素またはメチルであり;R8は水素またはメチルであり;R9は、水素、(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、(C3−C10)シクロアルキル、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−SO2−NH−、フェニル−SO2−NH−、(C1−C6)アルキル−SO2−[N−((C1−C6)アルキル)]−、フェニル−SO2−[N−((C1−C6)アルキル)]−、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C10)ヘテロアリール−O−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−O−、(C3−C10)シクロアルキル−O−、(C1−C6)アルキル−S−、(C1−C6)アルキル−SO2−、(C1−C6)アルキル−NH−SO2−、−NO2、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−SO2−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[N−((C1−C6)アルキル)]−、フェニル−(C=O)−NH−、フェニル−(C=O)−[N−((C1−C6)アルキル)]−、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−NH−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−NH−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−NH−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、H2N(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、フェニル−NH−(C=O)−、フェニル−[N−((C1−C6)アルキル)]−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−およびフェニル−(C=O)−O−からなる群から選択される方法に関する。本発明の他の実施態様には、前述のR1の実施態様の各々と組み合わせて、R4がR5−B−(CH2)n−であり;nが0であり;Bが−(C=O)−NR6−、−(R6−N)−、−(R6−N)−SO2−、−(R6−N)−(C=O)−、>C=O、−O−(C=O)−、−SO2−(NR6)−、−(R6−N)−(C=O)−(NR7)−であり;R5がR9−(R8CH)m−であり;mは1〜6であり;R6は水素またはメチルであり;R8は水素またはメチルであり;R9は上記で定義されたとおりである方法が含まれる。
本発明の別の好ましい実施態様は、R4がR5−B−(CH2)n−であり;nが0であり;Bが−(R6−N)−であり;R5が水素またはR9−(R8CH)m−であり;mは1〜6であり;R6は水素またはメチルであり;R8は水素またはメチルであり;R9は、水素、(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、〔(C1−C6)アルキル〕2−アミノ、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(C3−C10)シクロアルキルからなる群から選択される方法に関する。本発明の他の実施態様には、前述のR1の実施態様の各々と組み合わせて、R4がR5−B−(CH2)n−であり;nが0であり;Bが−(R6−N)−であり;R5が水素またはR9−(R8CH)m−であり;mは1〜6であり;R6は水素またはメチルであり;R8は水素またはメチルであり;R9は上記で定義されたとおりである方法が含まれる。
本発明の別の実施態様は、R4がR5−B−(CH2)n−であり;nが1〜6、好ましくは1〜4であり;Bが−(C=O)−NR6−、−(R6−N)−、−(R6−N)−(C=O)−または−(R10−N)−(C=O)−(NR11)−であり;R5がR13−(R12CH)m−であり;mは1〜6であり;R6は水素またはメチルであり;R8は水素またはメチルであり;R9は、水素、(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、(C3−C10)シクロアルキル、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−SO2−NH−、フェニル−SO2−NH−、(C1−C6)アルキル−SO2−[N−((C1−C6)アルキル)]−、フェニル−SO2−[N−((C1−C6)アルキル)]−、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C10)ヘテロアリール−O−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−O−、(C3−C10)シクロアルキル−O−、(C1−C6)アルキル−S−、(C1−C6)アルキル−SO2−、(C1−C6)アルキル−NH−SO2−、−NO2、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−SO2−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル−N]−、フェニル−(C=O)−NH−、フェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−NH−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−NH−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−NH−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、H2N(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、フェニル−NH−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル)−N]−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−およびフェニル−(C=O)−O−からなる群から選択される方法に関する。本発明の他の実施態様には、前述のR1の実施態様の各々と組み合わせて、R4がR5−B−(CH2)n−であり;nが1〜4であり;Bが−(C=O)−NR6−、−(R6−N)−、−(R6−N)−(C=O)−または−(R6−N)−(C=O)−(NR7)−であり;R5がR9−(R8CH)m−であり;mが1〜6であり;R6は水素またはメチルであり;R8は水素またはメチルであり;R9は上記で定義されたとおりである方法が含まれる。
本発明の別の実施態様は、R4がR5−B−(CH2)n−であり、nが1〜6の整数、より好ましくは1〜5の整数、より好ましくは1〜3の整数であり、Bが結合であり、さらにR5が、場合によって置換されたフェニル、(C1−C10)ヘテロサイクリック、(C1−C10)ヘテロアリールおよび(C3−C10)シクロアルキルから成る群から選択される方法に関し、ここで前述のR5のフェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(C3−C10)シクロアルキル置換基は場合によって、ハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、パーハロ(C1−C6)アルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、(C3−C10)シクロアルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C10)ヘテロアリール−O−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−O−、(C3−C10)シクロアルキル−O−、(C1−C6)アルキル−S−、(C1−C6)アルキル−SO2−、(C1−C6)アルキル−NH−SO2−、−NO2、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−SO2−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル−N]−、フェニル−(C=O)−NH−、フェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、H2N(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、フェニル−NH−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル)−N]−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−NH−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−NH−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−NH−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−およびフェニル−(C=O)−O−から成る群の各々からそれぞれ別個に選択される1つから4つの基によって置換されてもよい。本発明の他の実施態様には、前述のR1の実施態様の各々と組み合わせて、R4がR5−B−(CH2)n−であり、nが1〜6の整数、より好ましくは1〜5の整数、より好ましくは1〜3の整数であり、Bが結合であり、さらにR5が上記に定義したとおりである方法が含まれる。
本発明の別の実施態様は、R4がR5−B−(CH2)n−であり、nが1〜6の整数、より好ましくは1〜5の整数、より好ましくは1〜3の整数であり、Bが−(C=O)−(R6−N)−、−(R6−N)−、−SO2−(R6−N)−、−(R6−N)−(C=O)−(NR7)−または−(R6−N)−(C=O)−O−であり、さらにR5が、場合によって置換されたフェニル、(C1−C10)ヘテロサイクリック、(C1−C10)ヘテロアリールおよび(C3−C10)シクロアルキルから成る群から選択される方法に関し、ここで前述のR5のフェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(C3−C10)シクロアルキル置換基の各々は場合によって、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、パーハロ(C1−C6)アルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、(C3−C10)シクロアルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C10)ヘテロアリール−O−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−O−、(C3−C10)シクロアルキル−O−、(C1−C6)アルキル−S−、(C1−C6)アルキル−SO2−、(C1−C6)アルキル−NH−SO2−、−NO2、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−SO2−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−NH−、フェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、H2N(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、フェニル−NH−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル)−N]−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−NH−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−NH−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−NH−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−およびフェニル−(C=O)−O−から成る群から選択される1つから4つの基によって置換されてもよい。本発明の他の実施態様には、前述のR1の実施態様の各々と組み合わせて、R4がR5−B−(CH2)n−であり、nが1〜6の整数、より好ましくは1〜5の整数、より好ましくは1〜3の整数であり、Bが−(C=O)−(R6−N)−、−(R6−N)−、−SO2−(R6−N)−、−(R6−N)−(C=O)−(NR7)−または−(R6−N)−(C=O)−O−であり、さらにR5が上記に定義したとおりである方法が含まれる。
本発明の別の実施態様は、R4がR5−B−(CH2)n−であり、nが1〜6の整数、より好ましくは1〜5の整数、より好ましくは1〜3の整数であり、Bが結合であり、R5がR9−(R8CH)m−であり、mは1〜6であり、R6は水素またはメチルであり、各R8はそれぞれ別個に水素またはメチルから成る群から選択され、さらにR9は、水素、(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、(C3−C10)シクロアルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C10)ヘテロアリール−O−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−O−、(C3−C10)シクロアルキル−O−、(C1−C6)アルキル−S−、(C1−C6)アルキル−SO2−、(C1−C6)アルキル−NH−SO2−、−NO2、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−SO2−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−NH−、フェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、(C1−C6)アルキル−SO2−NH−、フェニル−SO2−NH−、(C1−C6)アルキル−SO2−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−SO2−[((C1−C6)アルキル)−N]−、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリル−NH−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−NH−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−NH−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、H2N(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、フェニル−NH−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル)−N−]−(C=O)−、(C1−C6)アルキル(C=O)−O−およびフェニル−(C=O)−O−から成る群から選択される方法に関する。本発明の他の実施態様には、前述のR1の実施態様の各々と組み合わせて、R4がR5−B−(CH2)n−であり、nが1〜6の整数、より好ましくは1〜5の整数、より好ましくは1〜3の整数であり、Bが−(C=O)−(R6−N)−、−(R6−N)−、−SO2−(R6−N)−、−(R6−N)−(C=O)−(NR7)−または−(R6−N)−(C=O)−O−であり、R5がR9−(R8CH)m−であり、mは1〜6であり、R6は水素またはメチルであり、各R8はそれぞれ別個に水素またはメチルから成る群から選択され、さらにR9上記に定義したとおりである方法が含まれる。
本発明の別の実施態様は、sが0〜4の整数であり、各R3が、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、パーハロ(C1−C6)アルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、(C3−C10)シクロアルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C10)ヘテロアリール−O−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−O−、(C3−C10)シクロアルキル−O−、(C1−C6)アルキル−S−、(C1−C6)アルキル−SO2−、(C1−C6)アルキル−NH−SO2−、−NO2、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−SO2−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−NH−、フェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、H2N(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、フェニル−NH−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル)−N]−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−NH−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−NH−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−NH−(C=O)−および(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−から成る群から選択される方法に関する。本発明の他の実施態様には、前述のR4の実施態様の各々および/または前述のR1の実施態様の各々と組み合わせて、R3が上記に定義したとおりである方法が含まれる。
本発明の別の実施態様は、sが0〜4の整数であり、各R3が、それぞれ別個にハロ、−CN、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニルおよびパーハロ(C1−C6)アルキルから成る群から選択される方法に関する。本発明の他の実施態様には、前述のR4および/または前述のR1の実施態様の各々と組み合わせて、R3が上記に定義したとおりである方法が含まれる。
本発明の別の実施態様は、sが0〜4の整数であり、R3の1つまたは2つが、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、パーハロ(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、−CNおよびH2N(C=O)−から成る群から選択される方法に関する。本発明の他の実施態様には、前述のR4の実施態様および/または前述のR1の実施態様の各々と組み合わせて、R3が上記に定義したとおりである方法が含まれる。
本発明の別の実施態様は、sが0〜4の整数であり、R3の1つが、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(C3−C10)シクロアルキルから成る群から選択される方法に関する。本発明の他の実施態様には、前述のR4の実施態様の各々および/または前述のR1の実施態様の各々とともにR3が上記に定義したとおりである方法が含まれる。
本発明の別の実施態様は、sが0〜4の整数であり、R3の1つが、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C10)ヘテロアリール−O−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−O−、(C3−C10)シクロアルキル−O−、(C1−C6)アルキル−S−、(C1−C6)アルキル−SO2−および(C1−C6)アルキル−NH−SO2−から成る群から選択される方法に関する。本発明の他の実施態様には、前述のR4の実施態様の各々および/または前述のR1の実施態様の各々と組み合わせて、R3が上記に定義したとおりである方法が含まれる。
本発明の別の実施態様は、sが0〜4の整数であり、R3の1つが、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−SO2−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−NH−およびフェニル−(C=O)−[N−((C1−C6)アルキル)]−から成る群から選択される方法に関する。本発明の他の実施態様には、前述のR4の実施態様の各々および/または前述のR1の実施態様の各々と組み合わせて、R3が上記に定義したとおりである方法が含まれる。
本発明のまた別の実施態様は、sが0〜4の整数であり、R3の1つが、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−NH−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−NH−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−NH−
(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、H2N(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、フェニル−NH−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル)−N]−(C=O)−および(C1−C6)アルキル(C=O)−O−から成る群から選択される方法に関する。本発明の他の実施態様には、前述のR4の実施態様の各々および/または前述のR1の実施態様の各々と組み合わせて、R3が上記に定義したとおりである方法が含まれる。
本発明の別の実施態様は、sが0〜3の整数であり、各R3が、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、パーハロ(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、−NO2、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、−CNおよびH2N(C=O)−から成る群から選択される方法に関する。本発明の他の実施態様には、前述のR4の実施態様の各々および/または前述のR1の実施態様の各々と組み合わせて、R3が上記に定義したとおりである方法が含まれる。
本発明の別の実施態様は、sが0〜2の整数であり、各R3が、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、パーハロ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシおよび−CNから成る群から選択される方法に関する。本発明の他の実施態様には、前述のR4の実施態様の各々および/または前述のR1の実施態様の各々と組み合わせて、R3が上記に定義したとおりである方法が含まれる。
本発明のまた別の実施態様は、sが0〜3の整数であり、各R3が、それぞれ別個にフルオロ、クロロおよびメチルから成る群から選択される方法に関する。本発明の他の実施態様には、前述のR4の実施態様の各々および/または前述のR1の実施態様の各々と組み合わせて、R3が上記に定義したとおりである方法が含まれる。
本発明はまた下記式(II)の化合物またはその塩に関する:
Figure 2006508914
式中、
Lはブロモ、ヨードまたはクロロであり;
1は水素、−C≡N、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、(C3−C10)シクロアルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(R2)2−N−から成る群から選択され;ここで前述の(C1−C6)アルキル、(C3−C10)シクロアルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリールおよび(C1−C10)ヘテロサイクリック置換基の各々は場合によってそれぞれ別個に1つから4つの基によって置換されてもよく、前記基は、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、パーハロ(C1−C6)アルキル、フェニル、(C3−C10)シクロアルキル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、フォルミル、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、フェニル−NH−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル)−N]−(C=O)−、−NO2、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−NH−、フェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、H2N−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−HN−(C=O)−NH−、[(C1−C6)アルキル−]2N−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−HN−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、[(C1−C6)アルキル]2N−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−HN−(C=O)−NH−、(フェニル)2N−(C=O)−NH−、フェニル−HN−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、(フェニル)2N−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−O−(C=O)−NH−、フェニル−O−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、(C1−C6)アルキル−SO2NH−、フェニル−SO2NH−、(C1−C6)アルキル−SO2−、フェニル−SO2−、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−、フェニル−(C=O)−O−、H2N−(C=O)−O−、(C1−C6)アルキル−HN−(C=O)−O−、[(C1−C6)アルキル−]2N−(C=O)−O−、フェニル−HN−(C=O)−O−、(フェニル−)2N−(C=O)−O−から成る群から選択され;式中、前記R1のフェニルが2つの隣接する置換基を含むとき、場合によってそのような置換基はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5〜6員の炭素環またはヘテロサイクリックを形成することができ;式中、フェニル選択肢を含む前記基の各々は、場合によって(C1−C6)アルキル、ハロ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルキルおよびパーハロ(C1−C6)アルコキシから成る群からそれぞれ別個に選択される1つまたは2つのラジカルによって置換されてもよく;
各R2は、それぞれ別個に水素、(C1−C6)アルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(C3−C10)シクロアルキルから選択され;ここで前述のR2の(C1−C6)アルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(C3−C10)シクロアルキル置換基の各々は場合によって1つから4つの基によって置換されることができ、前記基は、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、パーハロ(C1−C6)アルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、(C3−C10)シクロアルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C10)ヘテロアリール−O−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−O−、(C3−C10)シクロアルキル−O−、(C1−C6)アルキル−S−、(C1−C6)アルキル−SO2−、(C1−C6)アルキル−NH−SO2−、−NO2、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−SO2−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−NH−、フェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、H2N−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル−]2N−(C=O)−、フェニル−NH−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル)−N]−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−NH−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−NH−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−NH−(C=O)−、(C1−C6)アルキル(C=O)−O−およびフェニル−(C=O)−O−から成る群から選択され;ここで2つのR2の(C1−C6)アルキル基は、それらが結合している窒素原子と一緒になって5〜6員のヘテロサイクリックまたはヘテロアリール環を形成することができ;
4は、水素、ハロまたはR5−B−(CH2)n−から成る群から選択され;
nは0〜6の整数であり;
各Bはそれぞれ別個に結合、−(CHR6)−、−O−、−S−、−(SO2)−、−(C=O)−、−O−(C=O)−、−(C=O)−O−、−(C=O)−NR6−、−(R6−N)−、−(R6−N)−SO2−、−(R6−N)−(C=O)−、−SO2−(NR6)−、−(R6−N)−(C=O)−(NR7)−、−(O)−(C=O)−(NR6)−または−(R6−N)−(C=O)−O−であり;
5は、水素、−CF3、−C≡N、R9−(R8CH)m−、フェニル、(C1−C10)ヘテロサイクリック、(C1−C10)ヘテロアリールおよび(C3−C10)シクロアルキルから成る群から選択され、ここで前述のR5のフェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(C3−C10)シクロアルキル置換基の各々は、場合によって1つから4つの基によって置換することができ、前記基は、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、パーハロ(C1−C6)アルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、(C3−C10)シクロアルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C10)ヘテロアリール−O−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−O−、(C3−C10)シクロアルキル−O−、(C1−C6)アルキル−S−、(C1−C6)アルキル−SO2−、(C1−C6)アルキル−NH−SO2−、−NO2、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−SO2−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−NH−、フェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、H2N(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、フェニル−NH−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル)−N]−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−NH−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−NH−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−NH−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−およびフェニル−(C=O)−O−から成る群から選択され;ここで前記フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(C3−C10)シクロアルキルの隣接する2つのR5置換基は場合によってそれらが結合している炭素またはヘテロ原子と一緒になって5〜6員の炭素環またはヘテロサイクリックを形成することができ;
mは1〜6の整数であり;
6は水素、(C1−C6)アルキル−SO2−または(C1−C6)アルキルであり;
7は水素または(C1−C6)アルキルであり;
各R8はそれぞれ別個に水素、アミノ、(C1−C6)アルコキシおよび(C1−C6)アルキルから成る群から選択され;
9は、水素、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、(C3−C10)シクロアルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C10)ヘテロアリール−O−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−O−、(C3−C10)シクロアルキル−O−、(C1−C6)アルキル−S−、(C1−C6)アルキル−SO2−、(C1−C6)アルキル−NH−SO2−、−NO2、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−SO2−NH−、フェニル−SO2−NH−、(C1−C6)アルキル−SO2−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−SO2−[((C1−C6)アルキル)−N]−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル)−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−NH−、フェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、−CN、(C1−C6)アルキル)−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、H2N(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、フェニル−NH−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル)−N]−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−NH−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−NH−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−NH−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−およびフェニル−(C=O)−O−からなる群から選択される。
本発明はまた下記式(IV)の化合物またはその塩に関する:
Figure 2006508914
式中、RおよびRは請求項21に定義したとおりである。
本発明はまた下記式(V)の化合物またはその塩に関する:
Figure 2006508914
式中、Rは上記で定義したとおりである。
本発明はまた、式(I)、(II)、(IV)および(V)の化合物の許容できる酸付加塩に関する。本発明の上述の塩基化合物の許容できる酸付加塩の製造に用いられる酸は、毒性のない酸付加塩、すなわち医薬として許容できる陰イオン含む塩、例えば塩化物、臭化物、ヨウ化物、硝酸塩、硫酸塩、重硫酸塩、リン酸塩、酸性リン酸塩、酢酸塩、乳酸塩、クエン酸塩、酸性クエン酸塩、酒石酸塩、重酒石酸塩、琥珀酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、グルコン酸塩、サッカラート、安息香酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p-トルエンスルホン酸塩およびパモエート(すなわち1,1’-メチレン-ビス-(2-ヒドロキシ-3-ナフトエート)を形成するものである。
本発明はまた、式(I)、(II)、(IV)および(V)の塩基付加塩に関する。性質が酸性である式(I)の化合物の許容できる塩基付加塩の製造に試薬として用いることができる塩基化学物質は、前記の化合物と毒性のない塩基付加塩を形成するものである。そのような無毒の塩基付加塩には、アルカリ金属陽イオン(例えばカリウムおよびナトリウム)およびアルカリ土類金属陽イオン(例えばカルシウムおよびマグネシウム)のような許容できる陽イオンに由来するもの、アンモニウムまたは水溶性アミン付加塩(例えばN-メチルグルカミン(メグルミン))並びに低級アルカノールアンモニウムおよび他の許容できる有機アミンの塩基塩が含まれるが、ただしこれらに限定されない。
本発明の化合物には、式(I)の化合物の全ての立体異性体(例えばシスおよびトランス異性体)および全ての光学異性体(例えばRおよびS鏡像異性体)が、そのような異性体のラセミ体、ジアステレオマーおよび他の混合物とともに含まれる。
本発明の化合物およびプロドラッグは、いくつかの互変異性体(エノールおよびイミン型、ケトおよびエナミン型、並びに幾何学異性体並びにその混合物を含む)として存在することができる。前記のような全ての互変異性体は本発明の範囲内に包含される。互変異
性体は溶液中で互変異性体の混合物として存在する。固体では、通常1種の互変異性体が優勢である。1種の互変異性体が記載されてあったとしても、本発明には本化合物の全ての互変異性体が包含される。
本発明はまた本発明のアトロピソマーも含む。アトロピソマーは回転が制限された異性体に分離することができる式(I)の化合物を指す。
本発明の化合物はオレフィン様二重結合を含むことができる。そのような結合が存在するとき、本発明の化合物はシスおよびトランス配置としてさらにその混合物として存在する。
“適切な置換基”とは化学的および医薬的に許容できる官能基、すなわち本発明の化合物の阻害活性を無効にしない基を意味する。そのような適切な置換基は当業者には日常的に選択することができる。適切な置換基の実例にはハロ基、パーフルオロアルキル基、パーフルオロアルコキシ基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ヒドロキシ基、オキソ基、メルカプト基、アルキルチオ基、アルコキシ基、アリールまたはヘテロアリール基、アラルキルまたはヘテロアラルキル基、アラルコキシまたはヘテロアラルコキシ基、HO−(C=O)−基、アミノ基、アルキル-およびジアルキルアミノ基、カルバモイル基、アルキルカルボニル基、アルコキシカルボニル基、アルキルアミノカルボニル基、ジアルキルアミノカルボニル基、アリールカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基などが含まれるが、ただしこれらに限定されない。
本明細書で用いられるように、“アルキル”という用語は、本明細書で用いられる他の基のアルキル基(例えばアルコキシ)と同様に、直鎖または分枝(例えばメチル、エチル、n-プロピル、iso-プロピル、n-ブチル、iso-ブチル、第二ブチル、第三ブチル)でもよく、さらにまた環式でもよく(例えばシクロプロピルまたはシクロブチル)、場合によって上記で定義されたような1つから3つの適切な置換基(例えばフルオロ、クロロ、トリフルオロメチル、(C−C)アルコキシ、(C−C10)アリールオキシ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたは(C−C)アルキル)によって置換されてもよい。本明細書で用いられる“前記アルキルの各々”という語句は、例えばアルコキシ、アルケニルまたはアルキルアミノのような基の中で先行するアルキル基のいずれかを指す。好ましいアルキル基には(C−C)アルキルが含まれ、もっとも好ましくはメチルである。
本明細書で用いられるように、“シクロアルキル”という用語は、一環式または二環式炭素環(例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプテル、シクロオクチル、シクロノニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[3.2.1]オクタニルおよびビシクロ[5.2.0]ノナニルなど)を指し、前記は、場合によって1つから2つの二重結合を含み、さらに場合によって1つから3つの適切な上記で定義されたような置換基(例えばフルオロ、クロロ、トリフルオロメチル、(C−C)アルコキシ、(C−C10)アリールオキシ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたは(C−C)アルキル)によって置換される。本明細書で用いられる“前記アルキルの各々”という語句は、例えばアルコキシ、アルケニルまたはアルキルアミノのような基の中で先行するアルキル基のいずれかを指す。好ましいシクロアルキル基にはシクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルが含まれる。
本明細書で用いられるように、“ハロゲン”という用語にはフルオロ、クロロ、ブロモもしくはヨード、またはフルオリド、クロリド、ブロミドもしくはアイオダイドが含まれる。
本明細書で用いられるように、“ハロ置換アルキル”という用語は、1つまたは2つ以上のハロゲンで置換された上記定義のアルキルラジカルを指し、クロロメチル、ジクロロメチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、2,2,2-トリクロロエチルなどが含まれ(ただしこれらに限定されない)、前記は、場合によって1つから3つの適切な上記定義の置換基(例えばフルオロ、クロロ、トリフルオロメチル、(C−C)アルコキシ、(C−C10)アリールオキシ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたは(C−C)アルキル)によって置換される。
本明細書で用いられるように、“アルケニル”という用語は、2〜6個の炭素原子をもつ直鎖または分枝鎖の不飽和ラジカルを意味し、エテニル、1-プロペニル、2-プロペニル(アリル)、iso-プロペニル、2-メチル-1-プロペニル、1-ブテニル、2-ブテニルなどが含まれ(ただしこれらに限定されない)、前記は、場合によって1つから3つの適切な上記定義の置換基(例えばフルオロ、クロロ、トリフルオロメチル、(C−C)アルコキシ、(C−C10)アリールオキシ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたは(C−C)アルキル)によって置換される。
本明細書で用いられるように、“(C−C)アルキニル”という用語は、三重結合をもつ直鎖または分枝炭化水素鎖ラジカルを意味し、エチニル、プロピニル、プロピニル、ブチニルなどが含まれ(ただしこれらに限定されない)、前記は、場合によって1つから3つの適切な上記定義の置換基(例えばフルオロ、クロロ、トリフルオロメチル、(C−C)アルコキシ、(C−C10)アリールオキシ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたは(C−C)アルキル)によって置換される。
本明細書で用いられるように、“カルボニル”または“(C=O)”という用語は(例えばアルキルカルボニル、アルキル−(C=O)−またはアルコキシカルボニルのような語句で用いられる)、第二の基(例えばアルキルまたはアミノ基、すなわちアミド基)に対する>C=O基の結合を指す。アルコキシカルボニルアミノ(すなわちアルコキシ(C=O)−NH−)はアルキルカルバメート基を指す。本明細書ではそのカルボニル基はまた同等に(C=O)と定義される。アルキルカルボニルアミノは例えばアセトアミドのような基を指す。
本明細書で用いられるように、“フェニル-[((C-C)アルキル)-N-](C=O)-”は、下記式の二置換アミド基を指す:
Figure 2006508914
本明細書で用いられるように、“アリール”という用語は芳香族ラジカル、例えばフェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、インダニルなどを意味し、前記は、場合によって1つから3つの適切な上記定義の置換基(例えばフルオロ、クロロ、トリフルオロメチル、(C1−C6)アルコキシ、(C6−C10)アリールオキシ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたは(C1−C6)アルキル)によって置換される。
本明細書で用いられるように、“ヘテロアリール”という用語は、通常はO、SおよびNから選択される1つのヘテロ原子を環内にもつ芳香族ヘテロサイクリック基指す。前記へテロ原子の他に、前記芳香族基は場合によって4つまでのN原子を環内に有する。例えば、ヘテロアリール基には、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、チエニル、フリル、イミダゾリル、ピロリル、オキサゾリル(例えば1,3-オキサゾリル、1,2-オキサゾリル)、チアゾリル(例えば1,2-チアゾリル、1,3-チアゾリル)、ピラゾリル、テトラゾリル、トリアゾリル(例えば1,2,3-トリアゾリル、1,2,4-トリアゾリル)、オキサジアゾリル(例えば1,2,3-オキサジアゾリル)、チアジアゾリル(例えば1,3,4-チアジアゾリル)、キノリル、イソキノリル、ベンゾチエニル、ベンゾフリル、インドリルなどが含まれ、前記は、場合によって1つから3つの適切な上記定義の置換基(例えばフルオロ、クロロ、トリフルオロメチル、(C1−C6)アルコキシ、(C6−C10)アリールオキシ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたは(C1−C6)アルキル)によって置換される。特に好ましいヘテロアリール基には、オキサゾリル、イミダゾリル、ピリジル、チエニル、フリル、チアゾリルおよびピラゾリルが含まれる(前記ヘテロアリールはもっとも好ましいR4ヘテロアリールである)。
本明細書で用いられる“ヘテロサイクリック基”は、1〜9個の炭素原子およびN、O、SまたはNR'から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む環式基を指す。前記のような環の例にはアゼチジニル、テトラヒドロフラニル、イミダゾリジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、オキサゾリジニル、チアゾリジニル、ピラゾリジニル、チオモルフォリニル、テトラヒドロチアジニル、テトラヒドロチアジアジニル、モルフォリニル、オキセタニル、テトラヒドロジアジニル、オキサジニル、オキサチアジニル、インドリニル、イソインドリニル、キヌクリジニル、クロマニル、イソクロマニル、ベンゾキサジニルなどが含まれる。そのような一環式飽和または部分飽和環系の例にはテトラヒドロフラン-2-イル、テトラヒドロフラン-3-イル、イミダゾリジン-1-イル、イミダゾリジン-2-イル、イミダゾリジン-4-イル、ピロリジン-1-イル、ピロリジン-2-イル、ピロリジン-3-イル、ピペリジン-1-イル、ピペリジン-2-イル、ピペリジン-3-イル、ピペラジン-1-イル、ピペラジン-2-イル、ピペラジン-3-イル、1,3-オキサゾリジン-3-イル、イソチアゾリジン、1,3-チアゾリジン-3-イル、1,2-ピラゾリジン-2-イル、1,3-ピラゾリジン-1-イル、チオモルフォリニル、1,2-テトラヒドロチアジン-2-イル、1,3-テトラヒドロチアジン-3-イル、テトラヒドロチアジアジニル、モルフォリニル、1,2-テトラヒドロジアジン-2-イル、1,3-テトラヒドロジアジン-1-イル、1,4-オキサジン-2-イル、1,2,5-オキサチアジン-4-イルなどが含まれ、前記は、場合によって1つから3つの適切な上記定義の置換基(例えばフルオロ、クロロ、トリフルオロメチル、(C1−C6)アルコキシ、(C6−C10)アリールオキシ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたは(C1−C6)アルキル)によって置換される。好ましいヘテロサイクリックにはテトラヒドロフラニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニルおよびモルフォリニルが含まれる。
より具体的には、本発明はまた、R1が(C1−C6)アルキルである、より好ましくはR1がイソプロピルである式(I)、(II)、(IV)および(V)の化合物に関する。
本発明の別の実施態様は、R4が水素である式(I)、(II)、(IV)および(V)の化合物に関する。
本発明の別の実施態様は、R4がR5−B−(CH2)n−であり、nが0である式(I)、(II)、(IV)および(V)の化合物に関する。
本発明のまた別の実施態様は、R4がR5−B−(CH2)n−であり、nが1〜5の整数である式(I)、(II)、(IV)および(V)の化合物に関する。
本発明のまた別の実施態様は、R4がR5−B−(CH2)n−であり、nが0であり、Bが結合であり、さらにR5が、水素、CF3、−C≡N、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックまたは(C3−C10)シクロアルキルから成る群から選択される式(I)、(II)、(IV)および(V)の化合物に関し、ここで前述の(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(C3−C10)シクロアル
キルの各々は場合によって、ハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C1−C6)アルキニル、パーハロ(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルキル−S−、(C1−C6)アルキル−SO2−、(C1−C6)アルキル−NH−SO2−、−NO2、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−SO2−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、H2N(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−および(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−から成る群からそれぞれ別個に選択される1つから3つの基によって置換されてもよい。
本発明のまた別の実施態様は、R4がR5−B−(CH2)n−であり、nが0であり、Bが−(C=O)−NR6−、−(R6−N)−、(R6−N)−SO2−、−(R6−N)−(C=O)−、>C=O、−O−(C=O)−、−SO2−(NR6)−、−(R6−N)−(C=O)−(NR6)−であり、さらにR5が、水素、(C3−C10)シクロアルキルまたはフェニルから成る群から選択される式(I)、(II)、(IV)および(V)の化合物に関し、ここで前述のフェニルおよび(C3−C10)シクロアルキルは、場合によって、ハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、パーハロ(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、(C1−C6)アルキル−S−、(C1−C6)アルキル−SO2−、(C1−C6)アルキル−NH−SO2−、−NO2、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−SO2−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[N(C1−C6)アルキル]−、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、H2N(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−および(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−から成る群からそれぞれ別個に選択される1つから3つの基によって置換されてもよい。
本発明のまた別の実施態様は、R4がR5−B−(CH2)n−であり、nが0であり、Bが−(C=O)−NR6−、−(R6−N)−、>C=O、−O−(C=O)−、−(R6−N)−(C=O)−または−(R6−N)−(C=O)−(NR7)−であり、R5がR9−(R8CH)m−であり、mが1〜6であり、R6が水素またはメチルであり、R8が水素またはメチルであり、さらにR9が、水素、(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、(C3−C10)シクロアルキル、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−SO2−NH−、フェニル−SO2−NH−、(C1−C6)アルキル−SO2−[N−(C1−C6)アルキル]−、フェニル−SO2−[N−(C1−C6)アルキル]−、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C10)ヘテロアリール−O−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−O−、(C3−C10)シクロアルキル−O−、(C1−C6)アルキル−S−、(C1−C6)アルキル−SO2−、(C1−C6)アルキル−NH−SO2−、−NO2、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル)]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−SO2−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[N−(C1−C6)アルキル]−、フェニル−(C=O)−NH−、フェニル−(C=O)−[N(C1−C6)アルキル]−、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−NH−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−NH−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−NH−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、H2N(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、フェニル−NH−(C=O)−、フェニル−[N−((C1−C6)アルキル)]−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−およびフェニル−(C=O)−O−から成る群から選択される式(I)、(II)、(IV)および(V)の化合物に関する。
本発明の別の実施態様は、R4がR5−B−(CH2)n−であり、nが0であり、Bが−(R6−N)−であり、R5が水素またはR9−(R8CH)m−であり、mが1〜6であり、R6が水素またはメチルであり、R8が水素またはメチルであり、さらにR9が、水素、(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(C3−C10)シクロアルキルから成る群から選択される式(I)、(II)、(IV)および(V)の化合物に関する。
本発明のまた別の実施態様は、R4がR5−B−(CH2)n−であり、nが1〜4であり、Bが−(C=O)−NR6−、−(R6−N)−、−(R6−N)−(C=O)−または−(R6−N)−(C=O)−(NR7)−であり、R5がR9−(R8CH)m−であり、mが1〜6であり、R6が水素またはメチルであり、R8が水素またはメチルであり、さらにR9が、水素、(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、(C3−C10)シクロアルキル、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−SO2−NH−、フェニル−SO2−NH−、(C1−C6)アルキル−SO2−[N−(C1−C6)アルキル]−、フェニル−SO2−[N−(C1−C6)アルキル]−、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C10)ヘテロアリール−O−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−O−、(C3−C10)シクロアルキル−O−、(C1−C6)アルキル−S−、(C1−C6)アルキル−SO2−、(C1−C6)アルキル−NH−SO2−、−NO2、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−SO2−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−NH−、フェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−NH−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−NH−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−NH−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、H2N(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、フェニル−NH−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル)−N]−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−およびフェニル−(C=O)−O−から成る群から選択される式(I)、(II)、(IV)および(V)の化合物に関する。
本発明の別の実施態様は、sが0〜4の整数であり、各R3が、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、パーハロ(C1−C6)アルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、(C3−C10)シクロアルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パ
ーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C10)ヘテロアリール−O−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−O−、(C3−C10)シクロアルキル−O−、(C1−C6)アルキル−S−、(C1−C6)アルキル−SO2−、(C1−C6)アルキル−NH−SO2−、−NO2、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−SO2−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−NH−、フェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、H2N(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、フェニル−NH−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル)−N]−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−NH−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−NH−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−NH−(C=O)−および(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−から成る群から選択される式(I)、(II)、(IV)および(V)の化合物に関する。
本発明の別の実施態様は、sが0〜4の整数であり、各R3が、それぞれ別個にハロ、−CN、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニルおよびパーハロ(C1−C6)アルキルから成る群から選択される式(I)、(II)、(IV)および(V)の化合物に関する。
本発明のまた別の実施態様は、sが0〜4の整数であり、R3の1つまたは2つが、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、パーハロ(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、−CNおよびH2N(C=O)−から成る群から選択される式(I)、(II)、(IV)および(V)の化合物に関する。
本発明のまた別の実施態様は、sが0〜3の整数であり、各R3が、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、パーハロ(C1−C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、−NO2、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、−CNおよびH2N(C=O)−から成る群から選択される式(I)、(II)、(IV)および(V)の化合物に関する。
本発明のまた別の実施態様は、sが0〜2の整数であり、各R3が、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、パーハロ(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシおよび−CNから成る群から選択される式(I)、(II)、(IV)および(V)の化合物に関する。
本発明のまた別の実施態様は、sが0〜3の整数であり、各R3が、それぞれ別個にフルオロ、クロロおよびメチルから成る群から選択される式(I)、(II)、(IV)および(V)の化合物に関する。
本発明の具体的な化合物は以下から成る:
3-イソプロピル6−[4-ブロモ-オキサゾル-5-イル]-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン、および
3-イソプロピル6−[オキサゾル-5-イル]-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン、
または医薬的に許容できるその塩。
本発明はまた同位元素により標識された化合物を含み、それらは式(I)に挙げたものと同一であるが、ただし1つまたは2つ以上の原子が、天然に通常見出される原子量または原子番号と異なる原子量または原子番号を有する原子によって置換されているという点が異なる。本発明の化合物に取り込むことができる同位元素の例には、水素、炭素、窒素、酸素、リン、フッ素および塩素の同位元素(例えばそれぞれ2H、3H、13C、14C、15N、1
8O、17O、31P、32P、35S、18Fおよび36Cl)が含まれる。本発明の化合物、そのプロドラッグおよび前記化合物または前記プロドラッグの医薬的に許容できる塩(それらは前述の同位元素および/または他の原子の他の同位元素を含む)は本発明の範囲内に包含される。本発明のある種の同位元素標識化合物(例えば3Hおよび14Cのような放射性同位元素が取り込まれているもの)は、薬剤および/または基質の組織分布アッセイで有用である。トリチウム(すなわち3H)および炭素-14(すなわち14C)同位元素は、それらの調製の容易さおよび検出性能のために特に好ましい。さらにまた、重い同位元素(例えばデューテリウム(すなわち2H))による置換もまた、より高い代謝安定性(例えばin vivoにおける半減期の増加または必要な用量の減少)のために一定の治療的利点を有し、したがっていくつかの環境では好ましいであろう。同位元素で標識された本発明の式(I)の化合物およびそのプロドラッグは、一般的には下記スキームおよび/または実施例および製造の項に示した方法を実施し、容易に入手できる同位元素標識試薬で同位元素非標識試薬を置き換えることによって製造することができる。
式(I)の化合物は、前炎症性サイトカイン、例えばIL-1、IL-6、IL-8およびTNFを阻害し、したがって治療に用いることができる。IL-1、IL-6、IL-8およびTNFは多様な細胞および組織に影響を及ぼし、さらにこれらのサイトカインとともに他の白血球由来サイトカインは種々の疾患および症状の重要かつ必須の炎症メディエーターである。これら前炎症性サイトカインは前記症状の多くの制御、減少または緩和に有用である。
発明の詳細な説明
式(I)の化合物は下記の反応スキームおよび考察にしたがって製造できる。別に指示がなければ、以下の反応スキームおよび考察中のm、n、s、B、R1〜R9およびHet並びに構造式(I)、(II)、(IV)および(V)は上記で定義したとおりである。
Figure 2006508914
Figure 2006508914
スキーム1は式(I)の化合物の調製に関する。スキーム1を参照すれば、式(I)の化合物は、下記式(III)
Figure 2006508914
の化合物、遷移金属触媒および塩基との反応によって式(II)の化合物から製造できる。適切な触媒にはパラジウム(例えば酢酸パラジウム(Pd(OAc)2)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、Pd(dppf)Cl2、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(Pd2(dba)3)、およびジ(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)(Pd(dba)2))が含まれ、好ましくはテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)である。適切な塩基には、第三級アミン塩基(例えばトリエチルアミンまたはピリジン)、Na2CO3、ナトリウムエトキシドおよびK3PO4が含まれるが、好ましくはトリエチルアミンである。適切な溶媒には、アルコール(例えばメタノール、エタノールおよびブタノール)、塩化メチレン、ジメチルスルホキシド(DMSO)またはテトラヒドロフラン(THF)が含まれるが、好ましくはエタノールである。前述の反応は典型的には、窒素ガス雰囲気下で約10℃〜50℃、好ましくは約23℃(室温)で約6〜72時間実施される。パラジウムによって触媒されるボロニック酸カップリングは文献に記載されている(N. Miyaura, T. Yanagi, A. Suzuki, Syn. Comm. 1981, 11, 7, p.513)。
式(II)の化合物(式中LはBrである)は、適切な臭素化試薬、例えばフェニルトリメチルアンモニウムトリブロミド、N-ブロモスクシンイミド、ピリジニウムブロミド、パーブロミド、Br2またはBr2-Ph3P、好ましくはN-ブロモスクシンイミドとの反応によって式(IV)の化合物から製造できる。前記臭素化は、不活性な溶媒、例えばN,N-ジメチルホルムアミド、ジエチルエーテルまたはテトラヒドロフラン、好ましくはN,N-ジメチルホルムアミド中の反応によって実施できる。前述の反応は約-78℃〜約40℃、好ましくは約-78℃〜約0℃の温度で、約1時間〜約16時間実施される。好ましくは、前記反応は、塩基(例えばリチウムビス(トリメチルシリル)アミド)の存在下で実施される。
式(IV)の化合物は、溶媒中で塩基の存在下でトシルメチルイソシアニドとの反応によって式(V)の化合物から製造できる。適切な塩基にはアルカリ金属炭酸塩または水酸化物塩基、好ましくは炭酸カリウムが含まれる。前述の反応のための適切な溶媒には、ヘキサン、塩化メチレン、アルコール、N,N-ジメチルホルムアミド(DMF)、N,N-ジメチルアセトアミドまたはN-メチルピロリジノン(NMP)が含まれるが、好ましくはメタノールである。前述の反応は、約30℃〜180℃、好ましくは約65℃の温度で、約30分〜24時間、好ましくは約2時間実施できる。
また別には、式(I)の化合物は、塩基の存在下で下記式
Figure 2006508914
のイソシアニドとの反応によって、式(V)のアルデヒドから製造できる。適切な塩基には炭酸カリウム、トリエチルアミンおよびピペラジンが含まれるが、好ましくは炭酸カリウムである。適切な溶媒には極性溶媒、例えばテトラヒドロフラン、アセトニトリルまたはN,N-ジメチルホルムアミドが含まれるが、好ましくはアセトニトリルまたはTHFである。前述の反応は約22℃〜約70℃の温度、好ましくは約22℃で約2時間〜約4時間、続いて約6時間〜約10時間約70℃の温度で実施できる。
下記式(XVII)
Figure 2006508914
の化合物は、下記式(XVIII)
Figure 2006508914
の化合物を、脱水剤(例えばPOCl3)および弱ヒンダード塩基(例えば2,6-ルチジンまたは2,4,6-トリメチルピリジン)と反応させることによって製造することができる。好ましくは、前記反応は、溶媒(例えばテトラヒドロフラン、ジメチルエーテルまたは塩化メチレン)の存在下で実施される。前述の反応は、約-20℃〜約50℃の温度、好ましくは約0℃からほぼ室温で約2時間から約48時間、好ましくは約24時間実施できる。
スキーム2は、式(I)の化合物のスキーム1での製造で有用な中間体である式(V)の化合物の製造に関する。スキーム2を参照すれば、式(V)の化合物はフォルミル化反応によって式(VI)の化合物から造される。フォルミル化のために適切な条件には、ハロゲン化(C1−C6)アルキルマグネシウムまたは(C1−C6)アルキルリチウムとの反応、それに続く二置換ホルムアミド試薬との反応が含まれる。好ましくは、前述の反応の処理は、強酸または強塩基の非存在下、例えばクエン酸またはリン酸カリウム水溶液とともに実施される。前述の反応は、溶媒(例えばテトラヒドロフラン)中で約-30℃〜約50℃の温度で約5分〜約24時間実施し、続いて約0℃の温度でN,N-ジメチルホルムアミドを添加し、その後約2時間〜約24時間約40℃〜約100℃の温度で反応させる。
式(VI)の化合物は文献(D.B. Moran, G.O. Morton, J.D. Albright, J. Heterocycl.
Chem., 23:1071-1077(1986))に記載されたように製造するか、または式(VII)の化合物(式中L'はブロモまたはヨードである)から環形成試薬(例えば酸無水物または酸塩化物、より好ましくはイソブチルクロレート)または式Y−(C=O)RI の試薬との反応によって製造される。式(VIII)の化合物は市販されている。
式I、II、IVおよびVの化合物(前記は性質は塩基性である)は、種々の無機および有機酸により広範囲の種々の塩を生成することができる。動物に投与するためにそのような塩は医薬として許容できなければならないが、実際的には医薬的に許容できない塩として先ず初めに式(I)の化合物を反応混合物から単離し、続いて前記医薬的に許容できない塩をアルカリ性試薬との反応によって遊離塩基化合物に戻し、その後前記遊離塩基を医薬
として許容できる酸付加塩に変換することが好ましい。本発明の塩基化合物の酸付加塩は、前記塩基化合物を実質的に等量の選択した鉱酸または有機酸と水性溶媒中で、または適切な有機溶媒中で(例えばメタノールまたはエタノール中で)処理することによって容易に製造される。前記溶媒を注意深く蒸発させたとき、所望の固体の塩が得られる。
本発明の塩基化合物の医薬的に許容できる酸付加塩を製造するために用いられる酸は、毒性のない酸付加塩、すなわち医薬として許容できる陰イオン含む塩、例えば塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硝酸塩、硫酸塩または重硫酸塩、リン酸塩または酸性リン酸塩、酢酸塩、乳酸塩、クエン酸塩または酸性クエン酸塩、酒石酸塩または重酒石酸塩、琥珀酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、グルコン酸塩、サッカラート、安息香酸塩、メタンスルホン酸塩、およびパモエート(すなわち1,1'-メチレン-ビス-(2-ヒドロキシ-3-ナフトエート))を形成するものである。
その性質がまた酸性である式(I)、(II)、(IV)および(V)の化合物(式中、例えばR1−R9がCOOHまたはテトラゾール基を含む)は、種々の医薬的に許容できる陽イオンとともに塩基を形成することができる。そのような塩の例には、アルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩、特にナトリウム塩およびカリウム塩が含まれる。これらの塩は全て通常の技術によって製造される。医薬として許容できる本発明の塩基塩を製造するために試薬として用いられる塩基化学物質は、本明細書に開示した式(I)の酸性化合物とともに毒性のない塩基塩を生成するものである。前記毒性のない塩基塩には、ナトリウム、カリウム、カルシウムおよびマグネシウム等のような医薬的に許容できる陽イオンに由来するものが含まれる。これらの塩は、対応する酸性化合物を所望の医薬的に許容できる陽イオンを含む水溶液で処理し、続いて得られた溶液を乾燥するまで、好ましくは減圧下で蒸発させることによって容易に製造することができる。また別には、それらはまた前記酸性化合物の低級アルカノール溶液および所望のアルカリ金属アルコキシドを一緒に混合し、続いて得られた溶液を上記と同じ態様で乾燥するまで蒸発させることによって製造することができる。いずれの事例でも、好ましくは化学量論的な試薬量が用いられ、反応の完結および最大収量が担保される。
上記に記載した種々の疾患に対する本発明の化合物の活性は以下のアッセイの1つまたは2つ以上にしたがって決定することができる。テストした本発明の化合物の全てが、in
vitroアッセイではTNFαおよびMAPKAPで10μM未満のIC50、およびin vivoTNFαアッセイで50mg/kg未満のED50を有する。
本発明の化合物はまた、1つまたは2つ以上のp38キナーゼ(すなわちα、β、γおよびδ)に対して弁別的(すなわち選択的)活性を有する。ある化合物はp38β、γおよびδに対するよりもp38αに対して選択的であり、別の化合物はp38α、γおよびδに対するよりもp38βに対して選択的であり、他の化合物はp38γおよびδに対するよりもp38αおよびβに対して選択的である。選択性は、標準的アッセイで各アッセイにおける阻害のIC50比として測定される。
ヒトLPS処理単球によるTNF−α生成の阻害
単核球をヘパリン添加血(注射用ヘパリン(Elkins-Sinn, Inc.)1000ユニット/mLの1.5mLを各50mLのサンプルに添加)から、アクスピンシステム-ヒストパーク-1077(Accuspin System-Histopaque-1077)試験管(Sigma A-7054)を用いて単離する。35mLの全血を各試験管に加え、ベックマンGS-6KR遠心機でブレーキをかけないで前記試験管を2100rpmで20分室温で遠心する。界面で採集される単核球を取り出し、血清非含有マクロファージ培養液(Gibco-BRL)(以下メジウム)で希釈し、最終容積50mLとし、さらに10分の遠心により集める。上清を廃棄し、細胞ペレットを50mLのメジウムで2回洗浄する。計測のために2回目の洗浄の前に前記懸濁細胞サンプルを採取する。この計測を基にして、洗浄細胞を1%FBS含有メジウムで最終濃度2.7x106細胞/mLに希釈し、前記細胞懸濁液の75μLを96ウェルプレートの各ウェルに添加する。
化合物の調製:化合物は日常的に最終濃度2μM〜0.16μMでテストされるが、活性に応じて他の濃度でも検査できる。テスト物質はDMSOで最終濃度2mMに希釈される。前記ストック溶液から最初に化合物を1:25に希釈し(5μLの2mMストック+120μLのメジウム(400ng/mLのLPSおよび1%のFBSを含む))、続いて前記希釈の40μLをLPS含有メジウムの360μLで希釈する。この希釈の20μLをLPSおよび0.4%DMSO含有メジウムの80μLに移すことによって段階希釈(1/5)を実施し、テスト物質8μM、1.6μM、0.32μMおよび0.064μMを含む溶液を得る。
アッセイ:アッセイは25μLの前記希釈化合物を前記単核球懸濁物に添加し、37℃、5%CO2で4時間インキュベートすることによって開始される。
続いて前記96-ウェルプレートをベックマンGS-6KR遠心機で4℃10分2000rpmで遠心して細胞および細胞屑を除去する。各上清の90μLの部分標本を取り出し、96ウェルの丸底プレートに移し、前記プレートをもう一度遠心して全ての細胞屑が除去されていることを担保する。80μLの上清を取り出し、新しい丸底プレートに移す。
R&D ELISAを用いて上清をTNFαについて分析する。25μLのアッセイ希釈液RD1Fおよび75μLのアッセイ希釈液RD5を含むELISAウェルに各サンプルの25μLを添加する。アッセイはキットの指示にしたがって実施されるが、ただし共役物および基質の溶液100μLが用いられる。
解釈
サンプル中のTNFα免疫反応性の量は以下のように計算される:
%コントロール=(X−B)/(TOT−B)× 100
式中、X=テスト化合物のウェルのOD450nm
B=ELISAの試薬ブランクウェルのOD450
Total=0.1%DMSOのみで処理された細胞のOD450
MAPKAPキナーゼ-2アッセイ
単球の調製:単核球をヘパリン添加ヒト血液から上記のように採集する。洗浄細胞を6-ウェルのクラスタープレートに1×107細胞/ウェル(メジウム2mL)の密度で播種する。プレートを37℃5%CO2環境下で2時間インキュベートして前記単球を付着させ、その後非付着細胞を含む培養液上清を吸引により除去し、2mLの新鮮な培養液を各ウェルに添加する。プレートを37℃5%CO2環境下で一晩インキュベートする。
細胞の活性化:培養液を吸引により取り除く。結合細胞を新鮮な培養液で2回洗浄し、続いて2mLのD-MEM培養液(10%の加熱不活性化FBSを含む)を各ウェルに添加する。テスト化合物をDMSO中の30mMストック溶液として調製し、1%DMSOおよび10%FBS含有D-MEMで1250、250、50、10、2および0.4μMに希釈する。前記個々の単球培養ウェルに20μLの前記テスト物質希釈物を添加し、最終的なテスト物質濃度12.5、2.5、0.5、0.1、0.02および0.004μMを得る。10分の予備インキュベーションの後で、20μLのLPS(10μg/mL)を各ウェルに添加し、プレートを37℃30分インキュベートする。その後、培養液を吸引で取り除き、結合単球をリン酸緩衝食塩水で2回洗浄する。続いて、1%トリトンX-100含有リン酸緩衝食塩水(溶解緩衝液;10mLの緩衝液に対し1個のコンプリート(Complete(登録商標))錠剤(Boehringer #1697498))の1mLを各ウェルに添加する。プレートを氷上で10分インキュベートし、その後前記溶解緩衝液を採集し、遠心管に移す。全てのサンプルを採集した後、それらを遠心(45,000rpm、20分)によって清澄にして上清を回収する。
MAPKAPキナーゼ-2免疫沈澱
抗MAPKAPキナーゼ2抗血清(Upstate Biotechnology #06-534)の5μLを微量遠心管(上記細胞溶解物の各々について遠心管1本)に加える。前記遠心管はPBS中のプロテインG-セファロース(Sigma #P3296)の5%懸濁液1mLを含む。前記の混合物を4℃で1時間揺らしながらインキュベートし、その後、遠心によって結合IgGを含むビーズを回収し、さらに反復遠心によって50mMトリス(pH7.5)、1mMのEDTA、1mMのEGTA、0.5mMのオルトバナデート、0.1%2-メルカプトエタノール、1%トリトンX-100、5mMピロリン酸ナトリウム、10mMβ-グルセロリン酸ナトリウム、0.1mMフェニルメチルスルホニルフルオリド、1μg/mLのロイペプチン、1μg/mLのペプスタチンおよび50mMのフッ化ナトリウム(緩衝液A)の1mLで2回洗浄する。続いて、個々の単球細胞抽出物(上記のように調製)をIgG被覆プロテインG-セファロースのペレットを含む各管に移し、前記混合物を4℃で2時間揺らしながらインキュベートする。続いて前記ビーズを遠心によって採集し、得られたビーズペレットを0.5mLの緩衝液A(0.5MのNaClを含む)で1回、0.5mLの緩衝液Aで1回、0.1mLの緩衝液B(20mMのMOPS(pH7.2)、25mMβ-グリセロリン酸ナトリウム、5mMのEGTA、1mMのオルトバナデートおよび1mMのジチオスレイトールを含む)で1回洗浄する。
MAPKAPキナーゼ-2活性評価
キナーゼ反応混合物ストックを以下のように調製する:10mCi/mLのγ[32P]ATP、2.2μL;1.3μg/mLのMAPKAPキナーゼ-2基質ペプチド溶液(Upstate Biotechnology #12-240)、88μL;10mMのATP、11μL;1MのMgCl2、8.8μLおよび緩衝液B、770μL。前記の免疫複合体-プロテインGペレットの各々に、40μLのキナーゼ反応混合物を加え、管を30℃で30分インキュベートする。続いて前記管を遠心によって清澄にし、各上清の25μLでP81ろ紙ディスク(Whatman #3698-023)上にスポットを形成する。前記フィルターに全ての液体を染み込ませた後、各ディスクを6ウェルクラスタープレートの個々のウェルに置き、さらに前記フィルターを2mLの0.75%リン酸で(それぞれ15分で3回洗浄)、さらにアセトンで1回(10分)連続的に洗浄する。続いて前記フィルターを風乾し、5mLのシンチレーション液を含む液体シンチレーションバイアルに移す。液体シンチレーション計測装置で放射能を測定する。テスト物質の各濃度でフィルターに結合した放射能の量を、テスト物質の非存在下でLPSで刺激した細胞で観察された放射能に対するパーセントとして表す。
TNFαのin vivo阻害
ラットの体重を測定し、賦形剤(0.5%メチルセルロース(Sigma))または薬剤を投与した。1時間後に、動物にLPS(50μg/ラット(Sigma L-4130))を静注した。90分後に動物をCO2で窒息死させ心臓穿刺で放血させた。血液を真空採血管に集め、3000rpmで20分遠心した。ELISA(R&D Systems)を用いてTNFαについて血清を分析した。
本発明はまた本発明の式(I)の化合物のプロドラッグを含む医薬組成物、および本発明の化合物のプロドラッグを投与することを含む治療または予防方法を包含する。遊離アミノ基、アミド基、ヒドロキシ基またはカルボキシル基を有する式(I)の化合物はプロドラッグに変換することができる。プロドラッグには、アミノ酸残基、または2つもしくは3つ以上(例えば2つ、3つまたは4つ)のアミノ酸残基をもつポリペプチド鎖が式(I)の化合物の遊離アミノ基、ヒドロキシ基またはカルボン酸基がペプチド結合を介して共有結合されている化合物が含まれる。前記アミノ酸残基には20の天然に存在するアミノ酸(一般的には3文字記号によって表される)が含まれ、さらにまた4-ヒドロキシプロリン、ヒドロキシリジン、デモシン、イソデモシン、3-メチルヒスチジン、ノルバリン、β-アラニン、γ-アミノ酪酸、シトルリンホモシステイン、ホモセリン、オルニチンおよびメチオニンスルホンも含まれる。プロドラッグにはまた、カルボン酸エステル、カルバミン酸エステル、アミドおよびアルキルエステルがプロドラッグの側鎖であるカルボニル炭素を介して上記式(I)の置換基に結合されている化合物が含まれる。
本発明の組成物は、1つまたは2つ以上の医薬的に許容できる担体を用いて通常の態様
で製剤化することができる。したがって、本発明の活性化合物は、経口投与、頬側投与、鼻腔内投与、非経口的(例えば静脈内、筋肉内または皮下)投与または直腸投与のために製剤化することができ、または吸入または散布による投与に適した形態で製剤化することができる。
経口投与のためには、本医薬組成物は、例えば錠剤またはカプセルの形態をとることができる。前記は、医薬的として許容できる賦形剤、例えば結合剤(例えば予備ゼラチン化トウモロコシ澱粉、ポリビニルピロリドンまたはヒドロキシプロピルメチルセルロース);充填剤(例えばラクトース、微晶質セルロースまたはリン酸カルシウム);滑沢剤(例えばステアリン酸マグネシウム、タルク、またはシリカ);崩壊剤(例えばジャガイモ澱粉またはグリコール酸ナトリウム澱粉);または湿潤剤(例えばラウリル硫酸ナトリウム)を用い通常の手段により製造される。前記錠剤は当業界で周知の方法によって被覆することができる。経口投与用液体調製物は、例えば溶液、シロップまたは懸濁液の形態をとることができるが、前記はまた、使用前に水または適切な担体を用いて構成できる乾燥製品として提供してもよい。そのような液体調製物は、医薬的に許容できる添加物、例えば懸濁剤(例えばソルビトールシロップ、メチルセルロースまたは水素添加食用油);乳化剤(例えばレシチンまたはアラビアゴム);非水性媒体(例えばアーモンド油、油性エステルまたはエチルアルコール);および保存料(例えばメチルもしくはプロピルp-ヒドロキシベンゾエートまたはソルビン酸)を用いて通常の手段により製造できる。
頬側投与のためには、前記組成物は、通常の態様で製剤化された錠剤またはロゼンジの形態をとることができる。
式(I)の化合物はまた当業者に周知の方法にしたがって徐放デリバリーに向けて製剤化することができる。そのような製剤の例は、米国特許3,538,214、4,060,598、4,173,626、3,119,742および3,492,397で見出すことができる(前記文献は参照により本明細書にその全体が含まれる)。
本発明の活性化合物は、注射(通常のカテーテル技術の使用または輸液を含む)による非経口的投与のために製剤化することができる。注射用製剤は、保存料を添加したユニットドースの形態で、例えばアンプルまたはマルチドース容器で提供することができる。前記組成物は、懸濁液、溶液または油性担体または水性媒体中の乳液のような形態をとることができ、製剤化のための物質(例えば懸濁剤、安定化剤および/または分散剤)を含むことができる。また別には、前記活性成分は適切な媒体(例えば滅菌された発熱因子を含まない水)で使用前に再構成することができる粉末形であってもよい。
本発明の活性化合物はまた、直腸用組成物、例えば座薬または貯留浣腸として製剤化してもよい(例えば通常の座薬基剤、例えばカカオ脂または他のグリセリドを含む)。
鼻腔内投与または吸入による投与のためには、本発明の活性化合物は、患者が圧搾するかポンプで押し出せる圧搾スプレー容器から溶液または懸濁液の形態で、またはエーロゾルスプレー調製物として加圧容器またはネブライザーから(適切な推進剤、例えばジクロロジフルオロメタン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロテトラフルオロエタン、二酸化炭素または他の適切な気体を使用する)都合よくデリバーされる。加圧エーロゾルの場合には、服用単位は、計測量をデリバーするためのバルブを提供することによって決定することができる。加圧容器またはネブライザーは活性化合物の溶液または懸濁液を含むことができる。吸入装置または散布装置で使用されるカプセルおよびカートリッジ(例えばゼラチンで生成される)は、本発明の化合物および適切な粉末基剤(例えばラクトースまたは澱粉)の粉末混合物を含むように製剤化することができる。上記に引用した症状の治療のために平均的な成人に経口、非経口または頬側投与される本発明の活性化合物の推奨用量は、ユニットドース当たり本活性成分が0.1〜200mgで、前記は例えば1日1〜4回投
与されよう。
平均的成人での上記引用症状(例えば成人呼吸窮迫症候群)の治療用エーロゾル製剤は、好ましくは、各計測用量またはエーロゾルの“一吸入”が20μg〜1000μgの本発明の化合物を含むように配合される。エーロゾルによる1日の全用量は100μg〜10mgの範囲内であろう。投与は1日数回、例えば2、3、4または8回、例えば各回に1、2または3ドース投与することができる。
平均的成人での上記引用症状治療用のエーロゾル複合製剤は、好ましくは、各計測用量またはエーロゾルの“一吸入”が約0.01mg〜約100mgの本発明の活性化合物を含むように、好ましくは約1mg〜約10mgの前記化合物を含むように配合される。投与は1日数回、例えば2、3、4または8回、例えば各回に1、2または3ドース投与することができる。
平均的成人での上記引用症状治療用のエーロゾル製剤は、好ましくは、各計測用量またはエーロゾルの“一吸入”が約0.01mg〜約2000mgのERKキナーゼ阻害剤を含むように、好ましくは約1mg〜約200mgのp38キナーゼ阻害剤を含むように配合される。投与は1日数回、例えば2、3、4または8回、例えば各回に1、2または3ドース投与することができる。
以下の実施例は本発明の化合物の調製を説明する。融点は正確ではない。NMRデータはppm(d)で表され、サンプル溶媒(別に指定がなければジューテリオクロロホルム)から生じるジューテリウムロックシグナルが参照される。質量スペクトルデータは、ギルソンのグラディエント高速液体クロマトグラフを搭載したマイクロマスZMD APCI質量分析装置を用いて得られた。以下の溶媒および勾配(gradient)を分析に用いた。溶媒A:98%水/2%アセトニトリル/0.01%ギ酸、および溶媒B:0.005%ギ酸含有アセトニトリル。典型的には、勾配は95%の溶媒Aで開始し100%の溶媒Bで終了する4分間の実施である。続いて主要溶出成分の質量スペクトルは、165amu〜1100amuの分子量範囲をスキャンしながら陽イオンまたは陰イオンモードで得られた。固有回転はナトリウムD線(589nm)を用いて室温で測定された。市販の試薬をさらに精製することなく使用した。THFはテトラヒドロフランのことであり、DMFはN,N-ジメチルホルムアミドを表す。クロマトグラフィーは、32〜63mmのシリカゲルを用いて実施され、窒素加圧条件(フラッシュクロマトグラフィー)下で実行されるからムクロマトグラフィーのことである。室温または周囲温度は20〜25℃のことである。全ての非水性反応は、便宜性と収量を最大にするために窒素雰囲気下で実施された。減圧下濃縮は、ロータリーエバポレーターを用いたことを意味する。
いくつかの事例では調製時に保護基が必要とされることは当業者には理解されよう。標的分子の製造後、保護基は当業者に周知の方法、例えば以下の文献に記載された方法によって除去できる:Greene & Wuts, Protective Groups in Organic Synthesis, (2nd Ed.,
John Wiley & Sons, 1991)。
5-ブロモ-ピリジン-2-イル-ヒドラジン
Figure 2006508914
機械的攪拌装置およびコンデンサーを取り付けた12Lの3首丸底フラスコ(窒素ガスバブリング装置および温度計が上部に連結されてある)に2,5-ジブロモピリジン(442g、1.87mole)、ヒドラジン水和物(55重量%、1057mL、18.7mole)、ポリ(エチレングリコール)(平均Mnは約300、1.87L)、2-ブタノール(373mL)および水(1.87L)を満たした。前記混合物を還流下に29時間加熱した。熱源を取り除き、前記混合物をさらに20時間攪拌した。得られたスラリーに冷水(2.2L)を加えた。前記スラリーをさらに30分攪拌しろ過した。前記ケーキを冷水で洗浄し(3x200mL)、真空オーブン(40℃)で48時間乾燥させた。表題の化合物が灰色のフレークとして得られた(305g、収量87%)。
GCMS(m/z):187(M+).1H NMR(400MHz, CDCl3):δ8.14(d, J=2.0 Hz, 1H),7.55(dd, J=8.7/2.0 Hz, 1H),6.66(d, J=8.7Hz, 1H),5.89(brs, 1H),3.65(brs, 2H).
6-ブロモ-3-イソプロピル-[1,2,4]トリアゾロ(4,3-a)ピリジンヒドロクロリド
Figure 2006508914
機械的攪拌装置およびコンデンサーを取り付けた500mLの3首丸底フラスコ(窒素ガスバブリング装置および温度計が上部に連結されてある)に5-ブロモ-ピリジン-2-イル-ヒドラジン(43.4g、0.231mole)および塩化イソブチル(218mL、208mole)を満たした。前記混合物を穏やかに3時間還流させた。続いて熱源を氷水浴に置き換え、スラリーを室温に冷却した。ヘキサン(220mL)を添加し、スラリーを室温で15分攪拌しろ過した。前記ケーキをヘキサンで洗浄し(3x70mL)、続いて真空オーブン(35℃)で48時間乾燥させた。表題の化合物が灰色の粉末として得られた(58.96g、収量92.3%)。
6-ブロモ-3-イソプロピル-[1,2,4]トリアゾロ(4,3-a)ピリジン
Figure 2006508914
機械的攪拌装置および温度計を取り付けた5Lの3首丸底フラスコに6-ブロモ-3-イソプロピル-[1,2,4]トリアゾロ(4,3-a)ピリジンヒドロクロリド(587.0g、2.12mole)、水(1.2L)およびジクロロメタン(1.8L)を満たした。二相混合物を氷水浴を用いて5〜10℃に冷却した。水酸化ナトリウム(1Nの水溶液)(2.15L)を10分間添加した。前記混合物を前記水浴で15分攪拌した。続いて有機層を単離し、水層をジクロロメタン(600mL)で抽出した。一緒にした有機抽出物を1:1のブライン:水(2L)で洗浄し、乾燥させた(MgSO4)。回転蒸発によって大半のジクロロメタンを除去した。続いて酢酸エチル(800mL)を添加した。約400mLの溶媒を除去した後、ヘキサン(3.2L)を添加した。スラリーを氷水浴中で2時間攪拌し、続いてろ過した。ケーキを9:1のヘキサン/酢酸エチルで洗浄し(3x150mL)、真空オーブン(30〜35℃)で18時間乾燥させた。表題の化合物が黄褐色の砂状粉末として得られた(471.6g、収量92.5%)。
1H NMR(400MHz, CDCl3):δ8.06(s, 1H),7.64(d, J=9.5 Hz, 1H),7.24(d, J=9.5Hz, 1H),3.33(m, J=7.0 Hz, 1H),1.52(d, J=7.0 Hz, 6H).
3-イソプロピル-[1,2,4]トリアゾロ(4,3-a)-6-ピリジンカルボキシアルデヒド
Figure 2006508914
機械的攪拌装置、添加ロートおよび温度計を取り付けた12Lの3首丸底フラスコに6-ブロモ-3-イソプロピル-[1,2,4]トリアゾロ(4,3-a)ピリジン(200g、0.833mole)およびテトラヒドロフラン(J.T. Baker, 低水分2.0L)を満たした。前記溶液をアセトン/ドライアイス浴を用いて-8℃に冷却した。テトラヒドロフラン中のイソプロピルマグネシウムクロリド(2.0M、500mL、1.0mole)を添加ロートから55分かけて加えた。得られた褐色のスラリーを-4℃〜0℃で30分攪拌した。ジメチルホルムアミド(Aldrich, 無水物、155mL、2.0mole)を添加ロートから5分かけて加えた。冷却浴を加熱マントルと交換し、添加ロートをコンデンサーと交換した。スラリーを55℃に加熱し、前記の温度で2時間攪拌した。反応混合物を15℃に冷却し、ジクロロメタン(3L)を添加した。前記スラリーを氷水浴で冷却(15℃)した攪拌クエン酸水溶液(10重量%、3kg)に5分かけてゆっくりと注ぎいれた。前記二相混合物を17〜20℃で30分攪拌した。続いて有機層を単離し、水層をジクロロメタン(5x1L)で抽出した。一緒にした有機抽出物を1:1(v/v)のブライン/水(2L)で洗浄し、乾燥(MgSO4)させて濃縮した。前記褐色の残留固体に酢酸エチル(800mL)を添加した。スラリーを室温で10分攪拌し、その時間にヘキサン(800mL)を添加した。前記スラリーを室温でさらに2時間攪拌し、ろ過した。ケーキを1:1(v/v)のヘキサン/酢酸エチルで洗浄し(3x150mL)、真空オーブン(30〜35℃)で18時間乾燥させた。表題の化合物が黄色の砂状粉末として得られた(126.6g、収量80%)。
GCMS(m/z):189(M+).1H NMR(400MHz, CDCl3):δ10.00(s, 1H),8.49(s, 1H),7.79(d, J=9.5Hz, 1H),7.68(d, J=9.5 Hz, 1H),3.47(m, J=7.0 Hz, 1H),1.56(d, J=7.0 Hz, 6H).
p-トルエンスルフィン酸
Figure 2006508914
機械的攪拌装置および温度計を取り付けた5Lの3首丸底フラスコにp-トルエンスルフィン酸ナトリウム塩水和物(Aldrich, CH3C6H4SO2Na.xH2O、392.0g)、水道水(2L)およびメチルt-ブチルエーテル(2L)を満たした。前記混合物を室温で10分攪拌し、その時間に塩酸(水に37重量%、142mL、1.2mole)を5分かけて添加した。二相混合物を室温で30分攪拌した。続いて有機層を単離し、水層をメチルt-ブチルエーテル(500mL)で抽出した。一緒にした有機抽出物を濃縮し白色の半固形残留物を得た。前記をトルエン(700mL)で希釈した。大半の溶媒を除去した後、続いてヘキサン(1.8L)を添加した。スラリーを室温で30分攪拌し、ろ過した。ケーキをヘキサンで洗浄し(2×300mL)、真空オーブン(30〜35℃)で3時間乾燥させた。生成物、p-トルエンスルフィン酸が白色の粉末として得られた(240.0g)。
N-[(2,5-ジフルオロ-フェニル)-(トルエン-4-スルホニル)-メチル]-ホルムアミド
Figure 2006508914
機械的攪拌装置、コンデンサーおよび温度計を取り付けた5Lの3首丸底フラスコに2,5-ジフルオロベンゾアルデヒド(142.11g、1mole)を満たした。トルエン(500mL)、アセトニトリル(500mL)、ホルムアミド(99.3mL、2.5mole)およびクロロトリメチルシラン(139.6mL、1.1mole)をそれぞれ加えた。雲状の混合物を50℃に加熱し、前記温度で7時間攪拌した。p-トルエンスルフィン酸(218.68g、1.4mole)を添加した。前記混合物を50℃で6時間、続いて室温で13時間攪拌した。続いて、メチルt-ブチルエーテル(1.8L)および水(1.7L)を添加した。前記混合物を室温で15分攪拌し、その時間に有機層を分離させた。水層をメチルt-ブチルエーテル(500mL)で抽出した。大半の溶媒を一緒にまとめた有機抽出物から除去した。白色の半固形残留物にヘキサン(1L)および水(1L)を添加した。スラリーを室温で30分攪拌し、ろ過した。ケーキをヘキサン(2x200mL)で洗浄し、真空オーブン(30℃)で18時間乾燥させた。生成物、N-[(2,5-ジフルオロ-フェニル)-(トルエン-4-スルホニル)-メチル]-ホルムアミドが白色粉末として得られた(258.3g、収量79%)。
[α-(p-トルエンスルホニル)-2,5-ジフルオロベンジル]イソニトリル
Figure 2006508914
機械的攪拌装置、添加ロートおよび温度計を取り付けた5Lの3首丸底フラスコにN-[(2,5-ジフルオロ-フェニル)-(トルエン-4-スルホニル)-メチル]-ホルムアミド(207.0g、0.636mole)およびテトラヒドロフラン(J.T. Baker, 低水分1.5L)を満たした。オキシ塩化第一リン(118.6mL、1.27mole)を前記反応混合物に迅速に注ぎ入れた(5分未満)。前記混合物を室温で10分攪拌し、続いて氷/水浴を用いて4℃に冷却した。2,6-ルチジン(445mL、3.82mole)を添加ロートから30分かけて加えた。続いて冷却浴を取り除き、前記混合物を室温で18時間攪拌した。前記反応混合物を1.5kgの氷と飽和重炭酸ナトリウム水溶液(NaHCO3)1.1Lの氷水冷却攪拌溶液に注ぎ入れた。続いて前記混合物を酢酸エチルで抽出した(2Lプラス1.5L)。一緒にまとめた有機抽出物を1Nの塩酸水(3L)、飽和NaHCO3(3L)およびブライン(3L)で洗浄し、さらに乾燥させた(MgSO4)。全ての溶媒を除去した後、イソプロパノール(1.8L)を褐色の残留固体に添加した。得られたスラリーを室温で2時間攪拌した。水(0.9L)を添加し、前記スラリーを室温でさらに30分攪拌し、続いてろ過した。ケーキを2:1のイソプロパノール/水で洗浄し(2x500mL)、真空オーブン(30℃)で48時間乾燥させた。生成物、[α-(p-トルエンスルホニル)-2,5-ジフルオロベンジル]イソニトリルが褐色の粉末として得られた(133.4g、収量68%)。
1H NMR(400MHz, CDCl3):δ7.7(d, J=8.3 Hz, 2H),7.41(d, J=8.3 Hz, 2H),7.18(m, 3H),5.91(s, 1H),2.50(s, 3H).
[α-(p-トルエンスルホニル)-2,5-ジフルオロベンジル]イソニトリル
Figure 2006508914
乾燥窒素でパージした清浄なアセトンで煮沸した100ガロンのガラス裏打ちリアクターに、N-[(2,5-ジフルオロ-フェニル)-(トルエン-4-スルフォニル)-メチル]-ホルムアミド7.9kg(24mole)、テトラヒドロフラン16ガロンおよびオキシ塩化リン7.8kg(51mole)を満たした。前記バッチを20℃で30分攪拌し、続いて3.5℃に冷却した。前記バッチに2,6-ルチジン15.8kg(146mole)を15分かけて添加した。前記反応混合物を23℃に暖め、23℃
で17時間攪拌した。反応はHPLCによって完了したか否かを判定し、22℃の10%重炭酸ナトリウム溶液40ガロンに加え、内容物を30分攪拌した。続いて前記バッチに酢酸エチル25ガロンを添加し、層を分離させた。水層を9ガロンの酢酸エチルで逆洗し、生成物を多く含む酢酸エチルを最初の洗浄液と一緒にした。前記生成物を多く含む酢酸エチル層を10%のクエン酸溶液(20ガロン)に添加し、続いて攪拌した。有機層を2,6ルチジンについてHPLCでチェックし、続いて分離した。前記有機層を飽和NaCl 10ガロンで洗浄し、硫酸マグネシウム7.9kg上で乾燥させた。乾燥剤をろ過によって取り除き、ケーキを4ガロンの酢酸エチルで洗浄した。前記酢酸エチル層を真空下で内部温度24℃で7ガロンに濃縮した。続いて前記バッチを21℃IPO 11ガロンに添加し、4℃で12時間粒状化した。生成物をろ過により単離し、5℃IPO 4ガロンで洗浄した。続いて生成物を窒素流で22時間34℃で乾燥させ、表題化合物5.0kgを回収した(収量66%)。
6-[4-(2,5-ジフルオロ-フェニル)-オキサゾール-5-イル]-3-イソプロピル-[1,2,4]トリアゾロ-[4,3-a]ピリジン
Figure 2006508914
機械的攪拌装置、コンデンサーおよび温度計を取り付けた5Lの3首丸底フラスコに[α-(p-トルエンスルホニル)-2,5-ジフルオロベンジル]イソニトリル(179.4g、0.584mole)、3-イソプロピル-[1,2,4]トリアゾロ(4,3-a)-6-ピリジンカルボキシアルデヒド(110.46g、0.584mole)、炭酸カリウム(Aldrich, <325メッシュ)(104.88g、0.759mole)およびアセトニトリル(1.75L)を満たした。前記混合物を還流下加熱し、22時間攪拌した。続いて前記反応混合物を室温に冷却し、氷2kgと水5kgの攪拌溶液に注ぎ入れた。得られたスラリーを室温で2時間攪拌し、ろ過した。褐色の固体を水で洗浄し(2×500mL)、真空オーブン(30℃)で48時間乾燥させた。粗生成物(180g)をシリカゲルカラム(1.1kg)で精製し、1:1の酢酸エチル:ヘキサン(極性のより低い不純物の除去のため)、酢酸エチル、さらに最後に20:1の酢酸エチル:メタノールで溶出させた。主として生成物を含む分画を一緒にし、小容積(約600mL)に濃縮した。得られたスラリーをろ過した。ケーキを酢酸エチルで洗浄し、真空オーブン(30℃)で18時間乾燥させた。淡褐色の粉末(142g)をさらにイソプロパノール(800mL)から結晶化して精製した。淡い褐色の粉末として、6-[4-(2,5-ジフルオロ-フェニル)-オキサゾール-5-イル]-3-イソプロピル-[1,2,4]トリアゾロ-[4,3-a]ピリジンが得られた(142.14g、収量61%)。
融点175.7−176.2℃.元素分析、計測値:C、63.54%;H、4.08%;N、16.56%;計算分析値:C、63.52%;H、4.15%;N、16.46%.LCMS(m/z):341(M+1).
1H NMR(400MHz, CDCl3):δ8.18(s, 1H),7.89(d, 1H, J=9.6 Hz),7.46-7.51(m,
1H),7.37(d, 1H J=9.6 Hz),7.05-7.1(m, 2H),3.30-3.33(m, 1H),1.48(d, 6H, J=7.1 Hz).
6-[4-(2,5-ジフルオロ-フェニル)-オキサゾール-5-イル]-3-イソプロピル-[1,2,4]トリアゾロ-[4,3-a]ピリジン塩化水素
粗6-[4-(2,5-ジフルオロ-フェニル)-オキサゾール-5-イル]-3-イソプロピル-[1,2,4]トリアゾロ-[4,3-a]ピリジン(5.0g)をイソプロパノール(40mL)に溶解した。イソプロパノール(4.4g)中の塩酸(13.3重量%)を添加した。得られたスラリーを室温で30分攪拌しろ過した。ケーキをイソプロパノールで洗浄し、真空オーブン(80℃)で2時間乾燥させた。白灰色の固体として、6-[4-(2,5-ジフルオロ-フェニル)-オキサゾール-5-イル]-3-イソプロピル-[1,2,4]トリアゾロ-[4,3-a]ピリジン塩化水素が得られた(2.8g、収量50%)。
1H NMR(400MHz, CDCl3):δ8.49(d, J=9.5 Hz, 1H),8.38(s, 1H),8.16(s, 1H),7.90(d, J=9.5 Hz, 1H),7.49-7.53(m, 1H),7.13-7.23(m, 2H),3.43-3.50(m, 1H),1.55(d, J=7.1 Hz, 6H).
6-[4-(2,5-ジフルオロ-フェニル)-オキサゾール-5-イル]-3-イソプロピル-[1,2,4]トリアゾロ-[4,3-a]ピリジンメタンスルホネート
6-[4-(2,5-ジフルオロ-フェニル)-オキサゾール-5-イル]-3-イソプロピル-[1,2,4]トリ
アゾロ-[4,3-a]ピリジン(5.10g、15mmol)をイソプロパノール(25mL)に溶解した。イソプロパノール(15mL)中のメタンスルホン酸(1.44g、15mmol)の溶液を添加した。得られたスラリーを室温で3時間攪拌しろ過した。ケーキをイソプロパノールで洗浄し、真空オーブン(80℃)で4時間乾燥させた。白灰色の固体として、6-[4-(2,5-ジフルオロ-フェニル)-オキサゾール-5-イル]-3-イソプロピル-[1,2,4]トリアゾロ-[4,3-a]ピリジンメタンスルホネートが得られた(6.03g、収量92%)。
1H NMR(400MHz, CDCl3):δ8.67(d, J=9.5 Hz, 1H),8.38(s, 1H),8.15(s, 1H),7.83(d, J=9.5 Hz, 1H),7.46-7.50(m, 1H),7.13-7.22(m, 2H),3.44-3.51(m, 1H),2.86(s, 3H),1.54(d, J=7.1 Hz, 6H).
6-[4-(2,5-ジフルオロ-フェニル)-オキサゾール-5-イル]-3-イソプロピル-[1,2,4]トリアゾロ-[4,3-a]ピリジンp-トルエンスルホネート
アセトン(50mL)中でスラリー化した6-[4-(2,5-ジフルオロ-フェニル)-オキサゾール-5-イル]-3-イソプロピル-[1,2,4]トリアゾロ-[4,3-a]ピリジン(5.0g、15mmol)にp-トルエンスルホン酸(2.7g、15mmol)を添加した。得られたスラリーを50℃に加熱して溶液を生成し、続いて冷却し室温で12時間攪拌しろ過した。6-[4-(2,5-ジフルオロ-フェニル)-オキサゾール-5-イル]-3-イソプロピル-[1,2,4]トリアゾロ-[4,3-a]ピリジンp-トルエンスルホネートが得られた。
6-[4-(2,5-ジフルオロ-フェニル)-オキサゾール-5-イル]-3-イソプロピル-[1,2,4]トリアゾロ-[4,3-a]ピリジンスルフェート
アセトン(50mL)中でスラリー化した6-[4-(2,5-ジフルオロ-フェニル)-オキサゾール-5-イル]-3-イソプロピル-[1,2,4]トリアゾロ-[4,3-a]ピリジン(5.0g、15mmol)に硫酸(850μL)を添加した。得られたスラリーを加熱して還流させて溶液を生成し、続いて冷却し室温で12時間攪拌した。ろ過して6-[4-(2,5-ジフルオロ-フェニル)-オキサゾール-5-イル]-3-イソプロピル-[1,2,4]トリアゾロ-[4,3-a]ピリジンp-トルエンスルフェート4.2gが得られた。
6-[オキサゾール-5-イル]-3-イソプロピル-[1,2,4]トリアゾロ-[4,3-a]ピリジン
Figure 2006508914
機械的攪拌装置、窒素通気装置、加熱マントル、温度制御装置およびコンデンサーを取り付けた清浄な5Lの3首丸底フラスコに3-イソプロピル-[1,2,4]トリアゾロ-[4,3-a]-6-ピリジンカルボキシアルデヒド(140.9g、0.745mole)、炭酸カリウム(133.8g、0.968mole)、イソシアン化トシルメチル(146.9g、0.745mole)およびメタノール(2114mL)を満たした。前記混合物を還流下加熱し、1.5〜2.0時間65〜70℃で攪拌した。HPLCによるアッセイで反応の完了が示された。ポットを大気圧下最初の容積の約1/3に濃縮した。水(1409mL)を添加し、ポットをさらに65〜66℃のポット温度で濃縮し、残留するメタノールを除去した。冷却後、所望の生成物を塩化メチレン(1409mL)で抽出した。抽出は塩化メチレンで2回繰り返した(705mL、2回)。一緒にした抽出物を大気圧下濃縮し、イソプロピルアルコール(420mL)で置き換えた。濃いスラリーが形成した。ヘキサン(1690mL)を添加してスラリーを20〜25℃で12〜16時間粒状化した。固体を真空ろ過によって採集し、ヘキサンで洗浄し乾燥させて111.45g、純度97.8%(HPLC)(理論値の65.5%)を得た。
1H NMR(400MHz, CDCl3):δ8.23(s, 1H),7.98(s, 1H),7.82(d, 1H, J=9.5 Hz),7.46-7.43(m, 2H),3.43(sept, 1H, J=7.05 Hz),1.56(d, 6H, J=9.05 Hz);MS 229(M++1).
6-[4-ブロモ-オキサゾール-5-イル]-3-イソプロピル-[1,2,4]トリアゾロ-[4,3-a]ピリジン
Figure 2006508914
機械的攪拌装置、温度プローブを取り付け、窒素でパージした1Lの清浄な乾燥4首丸底フラスコに6-[オキサゾール-5-イル]-3-イソプロピル-[1,2,4]トリアゾロ-[4,3-a]ピリジン(45.2g、0.198mole)およびN,N-ジメチルホルムアミド(271mL)を満たした。ポットをドライアイス/アセトン浴で-60℃以下に冷却した。温度を-60℃以下に保持しながらリチウムビス(トリメチルシリル)アミド(テトラヒドロフラン中の1モル溶液)(198mL、0
.198mole)を添加した。添加完了後に、ポットをさらに-70℃以下に冷却し、1時間攪拌した。攪拌中にN-ブロモスクシンイミド(35.24g、0.198mole)およびN,N-ジメチルホルムアミド(105mL)の溶液を別の500mL丸底フラスコで窒素下で攪拌した。1時間-70℃で攪拌した後、温度を-70℃以下に保持しながらN-ブロモスクシンイミドおよびN,N-ジメチルホルムアミドの溶液を前記アニオンにゆっくりと添加した。添加後、-70℃以下で反応を継続した。続いて前記バッチを室温に暖め、塩化メチレン(452mL)および1Nの水酸化ナトリウム(452mL)に入れ反応を停止させた。続いて有機層を分離した。水層を塩化メチレン(135mL)でもう1回抽出した。一緒にした有機相を1Nの水酸化ナトリウム(452mL)および飽和ブライン溶液(452mL)で洗浄した。続いて前記有機相を硫酸マグネシウム(50g)上で乾燥させ、イソプロピルエーテル(226mL)で42℃の温度に濃縮/置換した。濃厚なスラリーが冷却に際して生成された。20〜25℃で前記固体を2時間粒状化し、ろ過し、イソプロピルエーテル(50mL)で洗浄し、乾燥させて淡黄色の固体(純度96.4%(HPLC)、理論値の87%)53.0gが得られた。
1H NMR(400MHz, CDCl3):δ8.56(s, 1H),7.95(s, 1H),7.85(d, 1H, J=9.5 Hz),7.77(d, 1H, J=9.5 Hz),3.43(sept, 1H, J=7.05 Hz),1.56(d, 6H, J=7.05 Hz);MS:310, 309, 308, 307(M++1).
3-イソプロピル-6-[4-(2,5-ジフルオロ-フェニル)-オキサゾール-5-イル]-[1,2,4]トリアゾロ-[4,3-a]ピリジン
Figure 2006508914
6-[4-ブロモ-オキサゾール-5-イル]-3-イソプロピル-[1,2,4]トリアゾロ-[4,3-a]ピリジン(33.0g、0.107mole)、ジフルオロフェニルボロニック酸(25.34g、0.1605mole)、Pd(PPh3)4(12.36g、0.0107mole)、トリエチルアミン(22.37mL、0.1605mole)、2Bエタノール(495mL)および水(33mL)を2リットルの4首丸底フラスコ(機械的攪拌装置、窒素、加熱マントル、温度制御装置およびコンデンサー付き)に加えた。前記バッチを攪拌し、その間65〜70℃に加熱した。前記反応物を一晩約70℃で攪拌した。さらにジフルオロフェニルボロニック酸(8.5g、0.054mole)およびトリエチルアミン(7.53mL、0.054mole)を添加し、反応を一晩70℃で進行させた。さらにまたジフルオロフェニルボロニック酸(8.5g、0.054mole)およびトリエチルアミン(7.53mL、0.054mole)を添加し、反応を一晩もう一度70℃で進行させた。トルエン(30mL)を添加し、さらに反応をもう一度70℃で一晩進行させた。前記の反応サンプルにはHPLCで出発物質はもはや示されなかった。水(495mL)を前記バッチに添加し、ポットを4時間20〜25℃で粒状化させた。真空ろ過により固体を採集し、2Bエタノール/水(50:50、各々25mL)で洗浄し、完全な真空下で真空オーブンで4時間45℃で乾燥させ、表題化合物14.4gを得た(収量40.6%、HPLCによる純度93.4%)
3-イソプロピル-6-[4-(2,5-ジフルオロ-フェニル)-オキサゾール-5-イル]-[1,2,4]トリアゾロ-[4,3-a]ピリジン
Figure 2006508914
粗3-イソプロピル-6-[4-(2,5-ジフルオロ-フェニル)-オキサゾール-5-イル]- [1,2,4]トリアゾロ-[4,3-a]ピリジン(5.0g)Darco G-60炭素(500mg)、およびイソプロピルアルコール(30mL)を100mLの単首丸底フラスコ中で80℃に加熱した。前記溶液を60℃に冷却し、フィルターエイド(Filter-aid(登録商標))上でろ過して炭素を除去した。ケーキをイソプロピルアルコール(30mL)で洗浄し、続いて20〜25℃に冷却し一晩粒状化させた。真空ろ過で固体を採集し、イソプロピルアルコール(10mL)で洗浄し、乾燥させて表題化合物4.2gを得た(収量84%、純度98.8%(HPLC))
3-イソプロピル-6-[4-(2,5-ジフルオロ-フェニル)-オキサゾール-5-イル]-[1,2,4]トリアゾロ-[4,3-a]ピリジン
Figure 2006508914
純粋な3-イソプロピル-6-[4-(2,5-ジフルオロ-フェニル)-オキサゾール-5-イル]- [1,2,4]トリアゾロ-[4,3-a]ピリジン(3.4g)およびアセトン(41mL)を清澄な金色の溶液が得られるまで50〜55℃に加熱した。熱源を取り除き、溶液を約35〜40℃に冷却し、一晩20〜25℃で粒状化させた。真空ろ過で固体を採集し、アセトン(7mL)で洗浄し、乾燥させて結晶型B 2.38gを得た(収量70%、純度99.6%(HPLC))。

Claims (12)

  1. 下記式(I)
    Figure 2006508914
    の化合物または許容できるその塩の製造方法であって:
    式中、
    1は水素、−C≡N、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、(C3−C10)シクロアルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(R2)2−N−から成る群から選択され;ここで前述の(C1−C6)アルキル、(C3−C10)シクロアルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリールおよび(C1−C10)ヘテロサイクリック置換基は、場合によってそれぞれ別個に1つから4つの基によって置換されてもよく、該基は、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、パーハロ(C1−C6)アルキル、フェニル、(C3−C10)シクロアルキル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、フォルミル、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル)]2−N−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル)−N]−(C=O)−、−NO2、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、(フェニル)2N−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−O−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、(C1−C6)アルキル−SO2−、フェニル−SO2−、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−、フェニル−(C=O)−O−、[(C1−C6)アルキル]2N−(C=O)−O−、(フェニル)2N−(C=O)−O−から成る群から選択され;式中、上記R1のフェニルが2つの隣接する置換基を含むとき、場合によってそのような置換基はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5〜6員の炭素環またはヘテロサイクリックを形成することができ;式中、フェニル選択肢を含む上記基の各々は、場合によって、(C1−C6)アルキル、ハロ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルキルおよびパーハロ(C1−C6)アルコキシから成る群からそれぞれ別個に選択される1つまたは2つのラジカルによって置換されることができ;
    各R2は、それぞれ別個に水素、(C1−C6)アルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(C3−C10)シクロアルキルから選択され;ここで前述のR2の(C1−C6)アルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(C3−C10)シクロアルキル置換基の各々は、場合によって1つから4つの基によって置換されてもよく、該基は、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、パーハロ(C1−C6)アルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、(C3−C10)シクロアルキル、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C10)ヘテロアリール−O−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−O−、(C3−C10)シクロアルキル−O−、(C1−C6)アルキル−S−、(C1−C6)アルキル−SO2−、−NO2、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル)−N]−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−およびフェニル−(C=O)−O−から成る群から選択され;ここで2つのR2の(C1−C6)アルキル基は、それらが結合している窒素原子と一緒になって5〜6員のヘテロサイクリックまたはヘテロアリール環を形成することができ;
    各R3は、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、パーハロ(C1−C6)アルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、(C3−C10)シクロアルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C10)ヘテロアリール−O−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−O−、(C3−C10)シクロアルキル−O−、(C1−C6)アルキル−S−、(C1−C6)アルキル−SO2−、(C1−C6)アルキル−NH−SO2−、−NO2、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−SO2−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−NH−、フェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、H2N(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、フェニル−NH−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル)−N]−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−NH−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−NH−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−NH−(C=O)−および(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−から成る群から選択され、ここで場合によって2つの隣接するR3置換基はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5〜6員の炭素環またはヘテロサイクリックを形成することができ;
    sは0〜5の整数であり;
    4は、水素、フルオロ、クロロまたはR5−B−(CH2)n−から成る群から選択され;
    nは0〜6の整数であり;
    各Bはそれぞれ別個に、結合、−(CHR6)−、−O−、−S−、−(SO2)−、−(C=O)−、−O−(C=O)−、−(C=O)−O−、−(C=O)−NR6−、−(R6
    −N)−、−(R6−N)−SO2−、−(R6−N)−(C=O)−、−SO2−(NR6)−、−(R6−N)−(C=O)−(NR7)−、−(O)−(C=O)−(NR6)−または−(R6
    N)−(C=O)−O−であり;
    5は、水素、−CF3、−C≡N、R9−(R8CH)m−、フェニル、(C1−C10)ヘテロサイクリック、(C1−C10)ヘテロアリールおよび(C3−C10)シクロアルキルから成る群から選択され、ここで前述のR5のフェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(C3−C10)シクロアルキル置換基の各々は、場合によって1つから4つの基によって置換することができ、該基は、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、パーハロ(C1−C6)アルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、(C3−C10)シクロアルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C10)ヘテロアリール−O−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−O−、(C3−C10)シクロアルキル−O−、(C1−C6)アルキル−S−、(C1−C6)アルキル−SO2−、(C1−C6)アルキル−NH−SO2−、−NO2、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−SO2−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−NH−、フェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、H2N(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、フェニル−NH−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル)−N]−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−NH−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−NH−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−NH−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−およびフェニル−(C=O)−O−から成る群から選択され;ここで上記フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(C3−C10)シクロアルキルのうち隣接する2つのR5置換基は場合によってそれらが結合している炭素またはヘテロ原子と一緒になって5〜6員の炭素環またはヘテロサイクリックを形成することができ;
    mは1〜6の整数であり;
    6は水素、(C1−C6)アルキル−SO2−または(C1−C6)アルキルであり;
    7は水素または(C1−C6)アルキルであり;
    各R8はそれぞれ別個に水素、アミノ、(C1−C6)アルコキシおよび(C1−C6)ア
    ルキルから成る群から選択され;
    9は、水素、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキ
    ニル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、(C3−C10)シクロアルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C10)ヘテロアリール−O−、(C1−C10)ヘテ
    ロサイクリック−O−、(C3−C10)シクロアルキル−O−、(C1−C6)アルキル−S−、(C1−C6)アルキル−SO2−、(C1−C6)アルキル−NH−SO2−、−NO2、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−SO2−NH−、フェニル−SO2−NH−、(C1−C6)アルキル−SO2−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−SO2−[((C1−C6)アルキル)−N]−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル)−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−NH−、フェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、−CN、(C1−C6)アルキル)−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、H2N(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、〔(C1−C6)アルキル〕2−N−(C=O)−、フェニル−NH−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル−N)−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−NH−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−NH−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−NH−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−およびフェニル−(C=O)−O−からなる群から選択され;
    上記方法が、下記式(II)
    Figure 2006508914
    (式中、Lは脱離基であり、R1およびR4は上記で定義したとおりである)の化合物を、下記式(III)
    Figure 2006508914
    (式中、R3は上記で定義したとおりである)の化合物および遷移金属触媒と反応させる
    ことを含む、上記式(I)の化合物の製造方法。
  2. 下記式(II)
    Figure 2006508914
    の化合物の製造方法であって:
    式中、Lはハロであり、R1およびR4は請求項1に定義したとおりであり;
    1は水素、−C≡N、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、(C3−C10)シクロアルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(R1)2−N−から成る群から選択され;ここで前述の(C1−C6)アルキル、(C3−C10)シクロアルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリールおよび(C1−C10)ヘテロサイクリック置換基の各々は場合によってそれぞれ別個に1つから4つの基によって置換されてもよく、該基は、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、パーハロ(C1−C6)アルキル、フェニル、(C3−C10)シクロアルキル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、フォルミル、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、フェニル−NH−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル)−N]−(C=O)−、−NO2、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−NH−、フェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、H2N−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−HN−(C=O)−NH−、[(C1−C6)アルキル]2N−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−HN−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、[(C1−C6)アルキル]2N−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−HN−(C=O)−NH−、(フェニル)2N−(C=O)−NH−、フェニル−HN−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、(フェニル)2N−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−O−(C=O)−NH−、フェニル−O−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、(C1−C6)アルキル−SO2NH−、フェニル−SO2NH−、(C1−C6)アルキル−SO2−、フェニル−SO2−、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−、フェニル−(C=O)−O−、H2N−(C=O)−O−、(C1−C6)アルキル−HN−(C=O)−O−、[(C1−C6)アルキル−]2N−(C=O)−O−、フェニル−HN−(C=O)−O−、(フェニル)2N−(C=O)−O−から成る群から選択され;ここで、上記R1のフェニルが2つの隣接する置換基を含むとき、そのような置換基は、場合によってそれらが結合している炭素原子と一緒になって5〜6員の炭素環またはヘテロサイクリックを形成することができ;ここで、フェニル選択肢を含む上記基の各々は、場合によって(C1−C6)アルキル、ハロ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルキルおよびパーハロ(C1−C6)アルコキシから成る群からそれぞれ別個に選択される1つまたは2つのラジカルによって置換されてもよく;
    各R2は、それぞれ別個に水素、(C1−C6)アルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(C3−C10)シクロアルキルから選択され;ここで前述のR2の(C1−C6)アルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(C3−C10)シクロアルキル置換基の各々は場合によって1つから4つの基によって置換されてもよく、該基は、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、パーハロ(C1−C6)アルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、(C3−C10)シクロアルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C10)ヘテロアリール−O−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−O−、(C3−C10)シクロアルキル−O−、(C1−C6)アルキル−S−、(C1−C6)アルキル−SO2−、(C1−C6)アルキル−NH−SO2−、−NO2、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−SO2−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−NH−、フェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、H2N(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、フェニル−NH−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル)−N]−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−NH−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−NH−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−NH−(C=O)−、(C1−C6)アルキル(C=O)−O−およびフェニル−(C=O)−O−から成る群から選択され;ここで2つのR2の(C1−C6)アルキル基は、それらが結合している窒素原子と一緒になって5〜6員のヘテロサイクリックまたはヘテロアリール環を形成することができ;
    4は、水素、フルオロ、クロロまたはR5−B−(CH2)n−から成る群から選択され;
    nは0〜6の整数であり;
    各Bは、それぞれ別個に結合、−(CHR6)−、−O−、−S−、−(SO2)−、−(C=O)−、−O−(C=O)−、−(C=O)−O−、−(C=O)−NR6−、−(R6−N)−、−(R6−N)−SO2−、−(R6−N)−(C=O)−、−SO2−(NR6)−、−(R6−N)−(C=O)−(NR7)−、−(O)−(C=O)−(NR6)−または−(R6−N)−(C=O)−O−であり;
    5は、水素、−CF3、−C≡N、R9−(R8CH)m−、フェニル、(C1−C10)ヘテロサイクリック、(C1−C10)ヘテロアリールおよび(C3−C10)シクロアルキルから成る群から選択され、ここで前述のR5のフェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(C3−C10)シクロアルキル置換基の各々は、場合によって1つから4つの基によって置換されてもよく、該基は、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、パーハロ(C1−C6)アルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、(C3−C10)シクロアルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C10)ヘテロアリール−O−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−O−、(C3−C10)シクロアルキル−O−、(C1−C6)アルキル−S−、(C1−C6)アルキル−SO2−、(C1−C6)アルキル−NH−SO2−、−NO2、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−SO2−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−NH−、フェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、H2N(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、フェニル−NH−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル)−N]−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−NH−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−NH−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−NH−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−およびフェニル−(C=O)−O−から成る群から選択され;ここで上記フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(C3−C10)シクロアルキルの隣接する2つのR5置換基は、場合によってそれらが結合している炭素またはヘテロ原子と一緒になって5〜6員の炭素環またはヘテロサイクリックを形成することができ;
    mは1〜6の整数であり;
    6は水素、(C1−C6)アルキル−SO2−または(C1−C6)アルキルであり;
    7は水素または(C1−C6)アルキルであり;
    各R8は、それぞれ別個に水素、アミノ、(C1−C6)アルコキシおよび(C1−C6)アルキルから成る群から選択され;
    9は、水素、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、(C3−C10)シクロアルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C10)ヘテロアリール−O−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−O−、(C3−C10)シクロアルキル−O−、(C1−C6)アルキル−S−、(C1−C6)アルキル−SO2−、(C1−C6)アルキル−NH−SO2−、−NO2、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−SO2−NH−、フェニル−SO2−NH−、(C1−C6)アルキル−SO2−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−SO2−[((C1−C6)アルキル)−N]−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−NH−、フェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、−CN、(C1−C6)アルキル)−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、H2N(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、フェニル−NH−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル)−N]−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−NH−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−NH−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−NH−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−およびフェニル−(C=O)−O−からなる群から選択され;
    上記方法が、下記式(IV)
    Figure 2006508914
    (式中R1およびR4は上記で定義したとおりである)の化合物を、ハロゲン化試薬と反応させることによって実施される、上記式(II)の化合物の製造方法。
  3. 下記式(IV)
    Figure 2006508914
    (式中R4は水素であり、R1は請求項1で上記に定義したとおりである)の化合物を製造する方法であって、下記式(V)
    Figure 2006508914
    (式中R1は上記で定義したとおりである)の化合物をイソシアン化トシルメチルおよび
    塩基と反応させることを含む、上記式(IV)の化合物の製造方法。
  4. 下記式(V)
    Figure 2006508914
    (式中R1は請求項2で定義したとおりである)の化合物の製造方法であって、下記式(VI)
    Figure 2006508914
    (式中L'はブロモまたはヨードであり、R1は上記で定義したとおりである)の化合物をハロゲン化(C1−C6)アルキルマグネシウムまたは(C1−C6)アルキルリチウムと反応させ、続いて二置換ホルムアミド試薬と反応させることによって実施される、上記式(V)の化合物の製造方法であるが、ただし、R1はイソプロピルではない。
  5. 下記式(VI)
    Figure 2006508914
    (式中L'はハロであり、R1はイソプロピルである)の化合物の製造方法であって、下記式(VII)
    Figure 2006508914
    (式中L'はハロである)の化合物を塩化イソブチルと反応させることを含む、上記式(VI)の化合物の製造方法。
  6. 下記式(VI)
    Figure 2006508914
    の化合物の製造方法であって、
    式中、L'はハロであり;
    1は水素、−C≡N、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、(C3−C10)シクロアルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(R1)2−N−から成る群から選択され;ここで前述の(C1−C6)アルキル、(C3−C10)シクロアルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリールおよび(C1−C10)ヘテロサイクリック置換基の各々は、場合によってそれぞれ別個に1つから4つの基によって置換されてもよく、該基は、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、パーハロ(C1−C6)アルキル、フェニル、(C3−C10)シクロアルキル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、フォルミル、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル)−N]−(C=O)−、−NO2、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、(フェニル)2N−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−O−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、(C1−C6)アルキル−SO2−、フェニル−SO2−、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ−(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−、フェニル−(C=O)−O−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−O−、(フェニル)2N−(C=O)−O−から成る群から選択され;
    ここで、上記R1のフェニルが2つの隣接する置換基を含むとき、場合によってそのような置換基はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5〜6員の炭素環またはヘテロサイクリックを形成することができ;式中、フェニル選択肢を含む上記基の各々は、場合によって(C1−C6)アルキル、ハロ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルキルおよびパーハロ(C1−C6)アルコキシから成る群からそれぞれ別個に選択される1つまたは2つのラジカルによって置換されてもよく;
    さらに各R2は、それぞれ別個に水素、(C1−C6)アルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(C3−C10)シクロアルキルから選択され;ここで前述のR2の(C1−C6)アルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(C3−C10)シクロアルキル置換基の各々は場合によって1つから4つの基によって置換されてもよく、該基は、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、パーハロ(C1−C6)アルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、(C3−C10)シクロアルキル、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C10)ヘテロアリール−O−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−O−、(C3−C10)シクロアルキル−O−、(C1−C6)アルキル−S−、(C1−C6)アルキル−SO2−、−NO2、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル)−N]−(C=O)−、(C1−C6)アルキル(C=O)−O−およびフェニル−(C=O)−O−から成る群から選択され;ここで2つのR2の(C1−C6)アルキル基は、それらが結合している窒素原子と一緒になって5〜6員のヘテロサイクリックまたはヘテロアリール環を形成することができ;ただしR1はイソプロピルではないことを条件とし;
    上記方法が、下記式(VII)
    Figure 2006508914
    (式中L'はハロである)の化合物を、下記式
    Figure 2006508914
    [式中、Xはハロ、トシル、メシルまたは下記式
    Figure 2006508914
    (式中、R'は、R1、t-ブチルまたは(C1−C6)アルキル−O−であり、R1はイソプロピルではない)の基である]の試薬と反応させることを含む、上記式(VI)の化合物の製造方法。
  7. 下記式(VII)
    Figure 2006508914
    (式中L'はハロである)の化合物の製造方法であって、下記式(VIII)
    Figure 2006508914
    (式中L'はハロであり、L”もハロである)の化合物をヒドラジン、PEG-300、水および2−ブタノールと反応させることを含む、上記式(VII)の化合物の製造方法。
  8. 下記式(XVII)
    Figure 2006508914
    の化合物または許容できるその塩の製造方法であって、
    式中、各R3は、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、パーハロ(C1−C6)アルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、(C3−C10)シクロアルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C10)ヘテロアリール−O−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−O−、(C3−C10)シクロアルキル−O−、(C1−C6)アルキル−S−、(C1−C6)アルキル−SO2−、(C1−C6)アルキル−NH−SO2−、−NO2、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−SO2−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−NH−、フェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、H2N(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、フェニル−NH−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル)−N]−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−NH−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−NH−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−NH−(C=O)−および(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−から成る群から選択され、ここで場合によって、2つの隣接するR3置換基はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5〜6員の炭素環またはヘテロサイクリックを形成することができ;
    sは0〜5の整数であり;
    上記方法が、下記式(XVIII)
    Figure 2006508914
    (式中R3およびsは上記で定義したとおりである)の化合物を、POCl3、2,6-ルチジンおよび溶媒の存在下で反応させることを含む、上記式(XVII)の化合物および許容できるその塩の製造方法。
  9. 下記式(II)
    Figure 2006508914
    の化合物またはその塩。
    式中、Lはブロモまたはクロロであり;
    1は水素、−C≡N、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、(C3−C10)シクロアルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(R2)2−N−から成る群から選択され;ここで前述の(C1−C6)アルキル、(C3−C10)シクロアルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリールおよび(C1−C10)ヘテロサイクリック置換基の各々は、場合によってそれぞれ別個に1つから4つの基によって置換されてもよく、上記基は、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、パーハロ(C1−C6)アルキル、フェニル、(C3−C10)シクロアルキル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、フォルミル、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、フェニル−NH−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル)−N]−(C=O)−、−NO2、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−NH−、フェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、H2N−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−HN−(C=O)−NH−、[(C1−C6)アルキル−]2N−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−HN−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−HN−(C=O)−NH−、(フェニル)2N−(C=O)−NH−、フェニル−HN−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、(フェニル)2N−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−O−(C=O)−NH−、フェニル−O−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、(C1−C6)アルキル−SO2NH−、フェニル−SO2NH−、(C1−C6)アルキル−SO2−、フェニル−SO2−、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−、フェニル−(C=O)−O−、H2N−(C=O)−O−、(C1−C6)アルキル−HN−(C=O)−O−、[(C1−C6)アルキル−]2N−(C=O)−O−、フェニル−HN−(C=O)−O−、(フェニル−)2N−(C=O)−O−から成る群から選択され;式中、上記R1のフェニルが2つの隣接する置換基を含むとき、場合によってそのような置換基はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5〜6員の炭素環またはヘテロサイクリックを形成することができ;式中、フェニル選択肢を含む上記基の各々は、場合によって(C1−C6)アルキル、ハロ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルキルおよびパーハロ(C1−C6)アルコキシから成る群からそれぞれ別個に選択される1つまたは2つのラジカルによって置換されてもよく;
    各R2は、それぞれ別個に水素、(C1−C6)アルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(C3−C10)シクロアルキルから選択され;ここで前述のR2の(C1−C6)アルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(C3−C10)シクロアルキル置換基の各々は場合によって1つから4つの基によって置換されてもよく、上記基は、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、パーハロ(C1−C6)アルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、(C3−C10)シクロアルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C10)ヘテロアリール−O−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−O−、(C3−C10)シクロアルキル−O−、(C1−C6)アルキル−S−、(C1−C6)アルキル−SO2−、(C1−C6)アルキル−NH−SO2−、−NO2、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−SO2−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−NH−、フェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、H2N−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、フェニル−NH−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル)−N]−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−NH−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−NH−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−NH−(C=O)−、(C1−C6)アルキル(C=O)−O−およびフェニル−(C=O)−O−から成る群から選択され;ここで2つのR2の(C1−C6)アルキル基は、それらが結合している窒素原子と一緒になって5〜6員のヘテロサイクリックまたはヘテロアリール環を形成することができ;
    4は、水素、ハロまたはR5−B−(CH2)n−から成る群から選択され;
    nは0〜6の整数であり;
    各Bはそれぞれ別個に結合、−(CHR6)−、−O−、−S−、−(SO2)−、−(C=O)−、−O−(C=O)−、−(C=O)−O−、−(C=O)−NR6−、−(R6−N)−、−(R6−N)−SO2−、−(R6−N)−(C=O)−、−SO2−(NR6)−、−(R6−N)−(C=O)−(NR7)−、−(O)−(C=O)−(NR6)−または−(R6−N)−(C=O)−O−であり;
    5は、水素、−CF3、−C≡N、R9−(R8CH)m−、フェニル、(C1−C10)ヘテロサイクリック、(C1−C10)ヘテロアリールおよび(C3−C10)シクロアルキルから成る群から選択され、ここで前述のR5のフェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(C3−C10)シクロアルキル置換基の各々は、場合によって1つから4つの基によって置換されてもよく、該基は、それぞれ別個にハロ、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、パーハロ(C1−C6)アルキル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、(C3−C10)シクロアルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C10)ヘテロアリール−O−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−O−、(C3−C10)シクロアルキル−O−、(C1−C6)アルキル−S−、(C1−C6)アルキル−SO2−、(C1−C6)アルキル−NH−SO2−、−NO2、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−SO2−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−NH−、フェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、−CN、(C1−C6)アルキル−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、H2N(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、[(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、フェニル−NH−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル)−N]−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−NH−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−NH−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−NH−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−およびフェニル−(C=O)−O−から成る群から選択され;ここで上記フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリックおよび(C3−C10)シクロアルキルの隣接する2つのR5置換基は場合によってそれらが結合している炭素またはヘテロ原子と一緒になって5〜6員の炭素環またはヘテロサイクリックを形成することができ;
    mは1〜6の整数であり;
    6は水素、(C1−C6)アルキル−SO2−または(C1−C6)アルキルであり;
    7は水素または(C1−C6)アルキルであり;
    各R8はそれぞれ別個に水素、アミノ、(C1−C6)アルコキシおよび(C1−C6)ア
    ルキルから成る群から選択され;
    9は、水素、(C1−C6)アルキル、(C2−C6)アルケニル、(C2−C6)アルキニル、フェニル、(C1−C10)ヘテロアリール、(C1−C10)ヘテロサイクリック、(C3−C10)シクロアルキル、ヒドロキシ、(C1−C6)アルコキシ、パーハロ(C1−C6)アルコキシ、フェノキシ、(C1−C10)ヘテロアリール−O−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−O−、(C3−C10)シクロアルキル−O−、(C1−C6)アルキル−S−、(C1−C6)アルキル−SO2−、(C1−C6)アルキル−NH−SO2−、−NO2、アミノ、(C1−C6)アルキルアミノ、[(C1−C6)アルキル]2−アミノ、(C1−C6)アルキル−SO2−NH−、フェニル−SO2−NH−、(C1−C6)アルキル−SO2−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−SO2−[((C1−C6)アルキル)−N]−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−NH−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、フェニル−(C=O)−NH−、フェニル−(C=O)−[((C1−C6)アルキル)−N]−、−CN、(C1−C6)アルキル)−(C=O)−、フェニル−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−(C=O)−、HO−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−O−(C=O)−、H2N(C=O)−、(C1−C6)アルキル−NH−(C=O)−、 [(C1−C6)アルキル]2−N−(C=O)−、フェニル−NH−(C=O)−、フェニル−[((C1−C6)アルキル−N]−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロアリール−NH−(C=O)−、(C1−C10)ヘテロサイクリック−NH−(C=O)−、(C3−C10)シクロアルキル−NH−(C=O)−、(C1−C6)アルキル−(C=O)−O−およびフェニル−(C=O)−O−からなる群から選択される。
  10. 下記式(IV)
    Figure 2006508914
    (式中、R1およびR4は請求項3で定義したとおりである)の化合物またはその塩。
  11. 下記式(V)
    Figure 2006508914
    (式中、R1は請求項4で定義したとおりである)の化合物またはその塩、ここで、該化
    合物は3−イソプロピル−[1,2,4]トリアゾロ(4,3−a)−6−ピリジンカルボキシアルデヒドではない。
  12. 以下:
    3−イソプロピル6−[4−ブロモ-オキサゾルー5−イル]ー[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン、および
    3−イソプロピル6−[オキサゾル−5−イル]-[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン
    から成る群から選択される化合物または許容できるその塩。
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