JP2006508428A - Rfqの視認性を強化したデリバティブを取引するためのネットワーク及び方法 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】 デリバティブを電子的に取引するためのコンピューターネットワークと方法である。或る好適な取引方法は、市場の参加者(一般的には応募者であるが、市場を含めてもよい)に指標相場を提供し、マーケット・メーカーが、特定のデリバティブにどれだけの価格を付けそうかという非拘束指標を提示する段階を含んでいる。すると、参加者は、そのデリバティブに関する拘束相場に対する要求であるRFQを提出する。RFQは、最新の注文予約が、全応募者の「端末機」に、一般的には、関心事のデリバティブを最新の拘束買い呼値及び拘束売り呼値と共に表示する行の形で表示されるようにするのが望ましい。指標買い呼値と売り呼値は、(もし在れば)RFQで要求された量と共に表示してもよい。市場の参加者は、次に、対応するデリバティブへの注文を提出する選択をする。通常、市場の参加者は、マーケット・メーカーが拘束相場を提出したという表示を待つことになる。

Description

本発明は、デリバティブを電子的に取引する分野に関する。
電子取引は、先物業界を急激に変化させている。例えば、欧州の先物契約は、100%電子的に取引されている。米国の先物契約の取引は、非常に近い将来、ほぼ確実に電子的に行われることになるであろう。シカゴ商品取引所でa/c/e電子プラットフォームの開業後5週間で、金融先物取引の25%が電子的に行われた。更に、1990年に設立されたドイツ−スイス取引所(EUREX)が、先物取引の先駆者としてのCBOTを凌いだ事実が電子取引の急激な成長を示している。
現在の「メインフレーム」電子取引システムには本質的な限界がある。10年以上前に設計された電子先物取引のプラットフォームは、融通の利かない旧式のメインフレームアーキテクチャに基づいている。全てのメッセージトラフィックは、集中方式の取引サーバーを通過する。通信は、「一対全」と「全対一」であり、即ち、全ての価格更新が、膨大な数のメッセージの引き金となる。ユーザーは、「大口」注文又は特別仕様のスプレッドの組み合わせに関する指標相場について、市場に柔軟に照会することができない。「メインフレーム」アーキテクチャが、先物取引に対して単一の価格ポイントで作動している限り、「互いに関係している」市場、即ち、全ての価格が他の価格−又は数百の他の価格−にリンクしている市場では完全に機能しなくなる。この問題は、E先物、Eオプション、Eスプレッドの関係によって説明される。
完全なE先物は、単一の価格ポイントを有する。先物価格が変わると、取引業者は、1つの序列(単一の注文)をキャンセルし、修正し、取り替える。これを、表1に示す。
Figure 2006508428
オプションには、売りオプションと買いオプション、売りオプションと買いオプションの組み合わせ、及び/又は先物、並びにストラドル、ストラングル、バタフライ、ストリップなどが含まれており、それらの全てが、各先物にリンクされている膨大な数の価格ポイントになる。従って、基底の先物価格が動くと、多数の価格更新が必要になる。これを、表2に示す。
Figure 2006508428
マーケット・メーカーは多数の価格ポイントに亘って密な相場形成をすることはできないので、電子スクリーン上にオプション及びスプレッドに関して「真の」価格が表示されることは殆ど無い。先物の価格は動くので、「古い」オプション及びスプレッドの価格が、市場に曝されたままになる。
EオプションとEスプレッドは、指標相場と拘束相場を混ぜ合わせたものを要求している。取引のフロアでは、取引業者は、声は1つだけだが、数百のオプションとスプレッドに亘る相場を持っている。取引業者は、理論値の格子図を備えた手持ちサイズの用紙を発行しながら連続する指標相場を作る。取引の瞬間に、指標相場は「更新され」、拘束されたものとなる。
現在の電子オプションとスプレッドの市場は、相当な欠点を有している。米国では、電子先物市場が急激に成長しているにもかかわらず、電子オプションとスプレッドには実質出来高がない。これらの市場は、まだフロアの上で取引している。先物市場が100%電子市場である欧州では、オプションとスプレッドの価格開示は、非公式な「キャッシュ」電話市場で手作業で行われる。欧州の「電話市場」は、取引の両者に手数料を掛ける「キャッシュ」ブローカーを除き、全ての参加者に広く嫌われている。欧州のオプションスクリーンは、「真の」価格を示さない。末端のユーザーは、透明性が欠如している(「キャッシュ」ブローカーだけが真の買い呼値と売り呼値を知っている)ことと、注文が「最良の執行」の取り扱いを受けたことを確認できないことに不満を抱いている。ユーザーとマーケット・メーカーも、「キャッシュ」仲介業の高い経費を好まない。マーケット・メーカーに対する仲介業の経費は、より広い売り値と買い値の差額という形でユーザーに回される。取引所、監督機関及び末端のユーザーは、システムに固有の取引相手リスクを懸念している。最後に、市場の保全は、規制がなく浅薄な資本の「キャッシュ」ブローカーの契約履行補償にかかっている。
米国特許第6,016,483号は、オプション取引所で取引されるオプションの一式の始値を決め、取引開始時の公開注文の不均衡を割り当てるためのコンピューターベースのシステムについて述べている。この特許全体を、参考文献として援用する。
デリバティブを電子的に取引するためのコンピューターネットワークとその方法を提供する。本システムは、ネットワーク内の制御又はネットワーク管理ステーションが、マーケット・メーカーと応募者が取引所で取引できるようにする推進役として作用するネットワークと方法を含んでいる。1つの取引方法は、市場の参加者(一般的には応募者であるが、マーケット・メーカーを含めてもよい)に指標相場を提供し、マーケット・メーカーが、特定のデリバティブにどれだけの価格を付けそうかという非拘束指標を提示する段階を含んでいる。すると、参加者は、そのデリバティブに対する拘束相場に関する要求であるRFQを提出する。RFQが、最新の注文台帳を全応募者の「端末機」に、一般的には行の形で、関心事のデリバティブを最新の拘束買い呼値及び拘束売り呼値と共に表示させるようにするのが望ましい。指標買い呼値と売り呼値は、(もし在れば)RFQで要求された量と共に表示してもよい。市場の参加者は、次に、対応するデリバティブへの注文を提出する選択をする。通常、市場の参加者は、マーケット・メーカーが拘束相場を提示したという表示を待つことになる。注文伝票は、応募者が、関心事のデリバティブに関する確定買いか確定売りの何れかのセルを選択することによって自動的に作成されるのが望ましい。更に、簡単にアクセスできるフォーマットで応募者に関連情報を提供するため、注文伝票上で最新の予約データ(未決定の注文と相場)が提供され、更新されるのが望ましい。市場の参加者たちに、別の市場の参加者が拘束相場を要求したことを表示すれば、市場の参加者に対しその市場での活動に注意を喚起することになるので、市場の参加者がより敏速に参加し易くなる。
RFQは、更に、或るデータを、マーケット・メーカーの端末機に表示させる。マーケット・メーカーのスクリーン上のデータ表示は、マーケット・メーカーがその特定のデリバティブで指標相場を積極的に提供しているか否かによって変わる。マーケット・メーカーの端末機は、RFQを受信すると、マーケット・メーカーが拘束相場を提出できるようなスクリーンを自動的に提供するのが望ましい。本方法は、RFQを受信すると、拘束相場の伝票を自動的に作成することを含んでいる。RFQに対応するデリバティブに積極的に相場を付けていないマーケット・メーカーの場合、本方法は、更に、RFQに関係する予約済みの注文と相場が含まれているアクション行の表示と、マーケット・メーカーのアクション行の選択に応じた拘束相場伝票の作成も含んでいる。
別の実施形態では、RFQは、応募者ステーション、マーケット・メーカーの端末機又はその両方に、注文台帳情報を表示させることになる。具体的には、注文台帳情報は、台帳の一番上(最良の買い呼値と売り呼値)だけでなく、最良価格に近い注文及び相場も含んでいる。このようにして、市場の参加者は、特定のデリバティブの動きについてより良好な全体像を得るために、注文台帳の深さを見ることができる。所望の深さは、事前に選択してもよいし、ユーザーが適当に変えることもできる。
又別の実施形態では、本システムは、市場で発生している全取引か、又は応募者によって選択されたデリバティブの取引を表示するように構成されている。
或る実施形態では、ネットワーク管理ステーションは、拘束相場と注文を突き合わせることによって、マーケット・メーカーと応募者の間の取引を成就させ、取引所で取引を決済する。デリバティブを電子的に取引するためのコンピューターネットワークは、(a)ネットワーク管理ステーションと、(b)1つ又は複数のマーケット・メーカー・ステーションと、(c)1つ又は複数の応募者ステーションと、(d)1つ又は複数の取引所を備えている。
ネットワーク管理ステーションは、リアルタイムの指標相場を作り、相場に関する要求を発行し、拘束相場を得るために、マーケット・メーカーと応募者を接続しており、マーケット・メーカーと応募者は、取引所に拘束相場と注文を送り、取引を決済して確定するために、前記取引所と通信している。
本方法とネットワークは、相当な流動性によってバックアップされている、ユーザーのデスクトップに間断ない相場を提供する。数多くの市場に同時に相場を付けることができ、ユーザーは、特注の照会を行うことができる。実行される注文は、取引所の最良の価格と対当するので、最良の価格が保障される。ここで説明している方法及び装置は、取引所にリストアップされている商品を流動的且つ効率的に電子取引できるようにするので、代替方法である店頭売買機構に関わるリスクが減少する。つまり、本システムは、店頭売買(OTC)取引固有の柔軟性を提供し、同時に、取引所の突き合わせ及び/又は決済のリスクを低減する。本システムは、マーケット・メーカーの指標相場と拘束相場をリアルタイムで統合する点で、予想以上に有用である。
図1は、マーケット・メーカー、応募者、ネットワークマネージャー、及び取引所のネットワークと対話を示している。MM1、MM2、MM3、MM4は、指標及び拘束相場を提供するマーケット・メーカーのサーバーである。Sub1、Sub2、Sub3、Sub4は、応募者が指標相場を照会し、拘束相場を要求し、CBOT、CME、Eurexの様な取引所に注文を送る応募者ステーションである。LDは、相場を受け取り又は提供する参加者のディレクトリを提供するネットワーク管理ステーションである。或る実施形態のネットワークマネージャーは、決済のために拘束相場と注文を取引所に提出する応募者とマーケット・メーカーの間の取引をやり易くする。別の実施形態では、ネットワークマネージャー(LD)又は制御ステーションは、拘束相場と注文を突き合わせ、決済のために、それらを取引所に送る。このネットワークを通して、マーケット・メーカー、応募者、取引所及びネットワーク管理ステーションは、互いに電子的に通信することができる。応募者は、マーケット・メーカーのデータベースに直接且つ柔軟に照会することができる。ネットワークは、集中型サーバーを通るトラフィックを最小にするので、大きな容量を有する。これにより、相場トラフィックを、特定の契約及び/又は契約の組み合わせについて照会してくる関係者に限定することによって、価格更新のメッセージ通信トラフィックが減少する。
応募者ステーション(図1のSub1、Sub2、Sub3、Sub4)は、指標相場を照会し、拘束相場を要求し、取引所に注文を送信するためハードウェアとソフトウェアを有している。或る実施形態では、応募者ステーションは、ユーザーが、ログインし、記号を選択し、それらの記号の相場を受信できるようにするアプリケーションを実行しているウィンドウズベースのPCで構成されている。他の実施形態は、そのアプリケーションを実行する携帯型演算装置を含んでいる。或いは、携帯型装置は、そのアプリケーションを実行しているPCと通信する無線データ端末装置として作用する。当業者には理解できるように、これ以外の代替ハードウェア及びソフトウェア装置としては、携帯端末とPCワークステーションがあり、ソフトウエェアの機能性は、2つの装置の間で適切に分けられている。
別の実施形態では、応募者ステーションは、応募者の内部ネットワークを、(LD)ネットワークとも呼ばれるネットワークに接続するゲートウェイアプリケーションである。この場合、応募者ステーションの機能は、応募者の内部ネットワークに亘って走っている他のアプリケーションによって制御される。これらのアプリケーションは、応募者がLDネットワークにアクセスするのに使用したいと思う取引フロントエンド、又は取引プログラムである。この場合、LD応募者間ゲートウェイは、ネットワーク間でメッセージを送るためのプロトコルを備えている。これらのメッセージには、指標相場の照会、相場の更新、拘束相場の要求及び注文の発送が含まれる。
図3Aは、記号及び記号の組み合わせに関する指標相場、並びに取引所の注文予約における拘束相場を表示している市場概観スクリーンの例を示している。CBT ビッド/CBT アスクの列は、a/c/e電子注文予約における最新の最良の買い呼値/売り呼値と量を表示している。LD ビッド/アスクの列は、LDネットワーク上のマーケット・メーカーからの最良の指標買い呼値/売り呼値、規模、及び変動率を表示している。図3Aのスクリーンは、図3Bの選択スクリーンを介して、ユーザーによって選択された記号に関する、リアルタイムの価格更新を表示している。
図3Bは、ユーザーが、相場を要求する記号及び記号の組み合わせを選択できるようにするスクリーンの例である。選択された記号と、対応する指標相場の要求は、マーケット・メーカーに対しては「関心事の表示」すなわちIOIとなる。記号の選択は、以下のように、即ち、左列の記号を強調表示し、ボタンを使ってそれを一覧リストに動かし、それによって、それをアクティブな記号にすることで実行される。ダブルクリックでも、記号をアクティブにすることができる。「記号リストフィルター」ボックス内に値をタイプすれば、リストの内容が制限され、例えば、「OZB V1」とタイプすれば、利用可能な30年10月のオプションが表示される、のが望ましい。
スプレッドを選択するには、右列のスプレッドを強調表示し、ボタンを使用してそれをアクティブにすればよい。ダブルクリックしても、それをアクティブにすることができる。中央の3つのドロップダウンボックスは、製品、月、及び買付又は売付によってスプレッドリストにフィルターを掛ける。右列上方のドロップダウンからスプレッド型式を選択することによっても、スプレッドにフィルターを掛けることができる。
一覧リストから項目を取り除くには、一覧リスト中の項目をダブルクリックするか強調表示して「削除」ボタンを使用すればよい。ディスプレイの順序付けは「ソート」ボタンで行われ、そうすると、一覧リスト内の項目が記号、満了期日及びストライクによって分類される。個々の記号は、選択し、「アップ」及び「ダウン」を使って上下に動かすことができる。
ハードウェア、ソフトウェア及びネットワークの状態次第で、応募者ステーションは、更新された相場に関して、マーケット・メーカーに活発に問い合わせる(例えば毎秒、又は、原資産価格が動くとき)。他の状況では、応募者ステーションは、相場の更新をリアルタイムで受け取る(即ち、マーケット・メーカーにより「プッシュされる」)。
或る実施形態で、ユーザーは、指標相場の内の1つに対して注文を入れたい場合、記号をダブルクリックすると、図3Dに示すように(又はストラドルの場合は図3E)、注文エントリのウインドウがプルアップされて出てくる。「売り(Sell Now)」ボタンを押すと、適切なマーケット・メーカーに拘束相場に対する要求が通知され、同時に、対応する注文が取引所に提出される。
更に別の実施形態では、本発明は、一方向通信の結果としての拘束相場と注文の提出に関する、応募者とマーケット・メーカーの間のCFTCルールに従う一方向通信を提供する。例えば、応募者は、マーケット・メーカーから指標相場を受け取り、相場に対する要求(RFQ)を取引所に送ることによって応答し、同時に全市場参加者にRFQの警報を出す。従って、マーケット・メーカーは、応募者からRFQを受け取るが、同時に、RFQは他の市場参加者にも受け取られる。マーケット・メーカーは、取引所で拘束相場を直ぐに入力し、応募者は、取引所の注文を直ぐに入力する。
別の実施形態では、RFQは、或る相場データに帰着し、市場の参加者のスクリーンに、望ましくはそれぞれのワークステーション上、例えばsub1−sub4に表示される。RFQに関係するデータの表示は、市場の参加者が、他の市場の参加者によって提出されたRFQの存在を容易に識別できるように、RFQの存在を表示するために確保されているスクリーンの一区画にあるのが望ましい。RFQ関係データは、図6Aのアクション行600に示している行フォーマットで表示されるのが望ましいので、表示の範囲は、アクション行と呼ばれる。図6Aで分かるように、アクション行600は、RFQを受け取ったデリバティブの記号、確定買い呼値(拘束買い呼値)、指標買い呼値、指標売り呼値及び確定売り呼値(拘束売り呼値)を含んでいる。最良の買い呼値と売り呼値を表している拘束買い呼値及び売り呼値は、「予約の最高値」と呼ばれることも多い。なお、RFQには、RFQに含まれている要求された相場の量も含んでいるのが望ましいことに留意されたい。通常、所与のデリバティブには拘束(即ち確定)相場はないので、アクション行には何も表示されない。確定又は拘束の相場が(マーケット・メーカー又は何れかの他の市場参加者から)システムに入力されると、直ちにアクション行のデータは、確定買い呼値及び/又は売り呼値を反映するように更新される。更に、システムは、注文予約の深さを表示するように構成されており、最良の買い呼値及び売り呼値に近い注文及び/又は相場も表示される。
別の実施形態では、応募者又はマーケット・メーカーは、関心事の契約に関してのみアクション行を表示するフィルターを構築している。例えば、応募者は、所与の原資産契約又は商品の全オプションの様な商品のグループ分けによって商品を識別する。1つの例は、30年ものの国債オプションか、10年及び5年ものの国債オプションか、それらの組み合わせか、スワップオプション(通常、或るLIBORレートに縛られている契約を、別のLIBORレートに縛られている他の契約にスワップする)である。別の例としては、ダウ工業株平均オプション、S&P500オプション、ユーロダラーオプション、ユーロダラーストリップ、又はユーロダラー先物取引、又は単一株先物の全オプションがある。
別の実施形態では、注文を入力し、LDネットワークと取引するプロセスは、2段階のプロセスである。ユーザーは、先ず、LDマーケット・メーカー、並びに取引所に送られるRFQを入力する(例えば、CBOT電子取引プラットフォームであるa/c/e)。マーケット・メーカーが自分たちの相場を取引所に入力した後、ユーザーは、台帳内の最良の買い呼値(又は売り呼値)と適合させるように注文を入力する。
従って、ユーザーは、指標相場の1つに対して注文を入力したいときには、図3Aのディスプレイ内の記号をダブルクリック(又は買い呼値又は売り呼値をクリック)し、図3Cに示している相場への要求(RFQ)ウインドウを起動する。量は、空欄であってもよいし、数値を指定してもよい。送信ボタンをクリックすると、RFQは同時に複数の取引所に送信され、その結果、効果的に、RFQは3万の端末機に送信されることになり、更に、RFQをLDネットワークへそしてLDマーケット・メーカーにも送信することになり、或る実施形態では、RFQは、更に、市場の参加者のワークステーションにも送信され、アクション行に表示される。取引所へ送られるRFQは、既存のRFQ取引所フォーマットと一致し、通常は関心事の契約だけを含んでいるのが望ましい。取引所のRFQフォーマットは、要求量を含む追加RFQデータ領域を入れるように修正されているのが望ましい。LDマーケット・メーカー及び市場の参加者へ送られるRFQは、関心事の契約、指標価格及び指標量を含んでいるのが望ましい。代わりに、LDのRFQは、要求された相場が(買/売の)どちら側かの様な追加のパラメーターを含んでいてもよい。RFQを送信すると、図3CのRFQウインドウは、図3D(又はストラドルの場合は図3E)の注文入力スクリーンに替わる。
図3Dに示している注文伝票は、応募者が、量、価格、及び買い/売りを変えられるようになっている。応募者は、ドロップダウンリストから適切な勘定口座を選択することもできる。詳細を確認した後で、注文が提出される。応募者は、注文を提出する前に、拘束相場が提出されたという、マーケット・メーカーからの表示を待つのが好ましい。この表示は、図3D(又は図3E)に示している注文入力スクリーンの「CBT ビッド」及び/又は「CBT アスク」領域に現れる。拘束相場が提出されているという様な表示は、ここに説明しているシステムの有用な特徴である。或る実施形態では、拘束買い呼値、拘束売り呼値又はその両方を含む拘束相場は、拘束相場と注文情報を全取引所ユーザーに提供するために取引所が採用しているのと同じ通信方法を使って、取引所から受信される。つまり、本システムが拘束相場を取引所に提出すると、取引所がその相場に応答し、それを全取引所ユーザーに公表する。別の実施形態では、本システムは、最初に拘束相場を取引所に提出すると同時に、拘束相場情報を応募者に送付するように構成されている。
RFQはアクション行に表示されるので、何れの市場参加者も、RFQに応えて提出されるあらゆる拘束相場に対する取引に参加することを選択できる。市場参加者は、関心事のRFQのアクション行を選択し、拘束相場がシステムに入力されるのを見越して注文伝票を用意する。通常、応募者が、アクション行に表示されているRFQに応えて買い注文を入力したい場合、応募者は、図6Aのアクション行の「拘束売り呼値」入力602を選択する。それに応えて、買い注文入力伝票604が、図6Bに示すように表示される。注文入力伝票604には、最新の拘束相場によるデフォルト値が含まれていることに注目されたい。代わりに、市場参加者が「指標売り呼値」ボックスを選択すると、指標売り相場によるデフォルト値を含んでいる買い注文伝票が表示される。この様に、市場参加者は、拘束相場の受信前に注文伝票を準備することができる。どちらの場合でも、市場参加者は、注文の詳細を修正し、最初のRFQを行ったかのように取引に参加することができる。更に、注文伝票は、指標相場と、何らかの確定相場の提出の様なあらゆる変化を反映するために更新されている確定相場とを提供することによって、アクション行を複写できるのが望ましい。この様にして、市場内の活動は、RFQと予約内の対応する確定相場の表示によって全参加者に確認される。
マーケット・メーカーにとって、単にデータが表示されるのか、又はRFQに応えてデータが表示されるのかは、マーケット・メーカーが、対応するデリバティブに対して指標相場を現在提供しているか否かによって変わる。具体的には、指標相場を発行しているマーケット・メーカーにとっては、マーケット・メーカー・ステーションは、応募者が送信したLD RFQの受信に応えて、図5Bの相場入力スクリーンを表示するのが望ましい。表示は、確定買い呼値、マーケット・メーカーの最新の指標買い呼値、最良の指標買い呼値、最良の指標売り呼値、マーケット・メーカーの最新の指標売り呼値、及び確定売り呼値という6つの列を含んでいる。マーケット・メーカーの指標相場が最新の最良の指標相場と同じか、それより悪いか否かを表示するのに、色つきコーディングを用いるのが望ましい。図5Cは、代替形式の相場入力スクリーンを示している。
相場入力スクリーンは、表示時には、価格及び深さ(契約量)を含むマーケット・メーカーの指標相場からのデータを組み込むように「ロードされ」ているか、又は事前処理されている。別の好適な実施形態では、ロードされた伝票には、(基礎的証券の価格に対する変更又は変動率の様な)最新の市場データに基づいて更新された相場データが組み込まれている。従って、相場入力スクリーンは、マーケット・メーカーが、マーケット・メーカーの指標相場又は更新された相場に従って、拘束相場を入力し易いようにしている。マーケット・メーカーが相場を提出してそれを取引所が受け取ると、図3D(又は図3E)の応募者の注文入力伝票は、拘束相場データを反映するよう更新される。その後、応募者は、拘束相場の具体的な値(即ち、買い呼値/売り呼値及び量)を評価した後で、注文を提出するか否か決定することができる。全てのLD注文がIOC(即時又はキャンセル)か、FOK(記入か抹消)であるのが望ましい。これは、注文が実行されるか又はキャンセルされるかの何れかであり、注文が帳簿に記入されないことを意味する。
マーケット・メーカーが、受け取ったRFQに対応するデリバティブの指標相場を現在発行していない場合、システムは、拘束相場の提出に関する伝票を自動的に表示するよう作られている。或いは、マーケット・メーカー・ステーションが、図6Aに示しているような応募者のワークステーションに表示されているのと同様のアクション行を表示し、マーケット・メーカーがそのアクション行を選択するのに応じて、拘束相場伝票が表示される。マーケット・メーカーの拘束相場伝票のデータ領域は、最良の指標相場データで自動的に形成されるのが望ましい。次いで、マーケット・メーカーは、提出前に拘束相場データを修正して、価格を改良し、価格を取り消し、又は量を調整する。更に、システムは、最良の買い呼値及び売り呼値近くの注文及び/又は相場も表示されるように、マーケット・メーカーに注文予約の深さを表示するように作ることもできる。
図2Aと2Bは、ネットワークを経由する関係者の対話をフロー図200と250で示している。例えば、図1のステーションMM2MM4のマーケット・メーカーは、ネットワーク管理ステーション(LD)に接続して、相場に適した市場を表示する。ステップ210では、例えばSub3の様な応募者ステーションが、ネットワーク管理ステーションに特定の取引商品に関して照会することによって関心を示し、例えばMM2MM4の様なマーケット・メーカーのアドレスを受け取り、指標相場を要求して受け取る。ネットワーク管理ステーションLDが新しい先物価格をプッシュする場合、これは、応募者Sub3に、マーケット・メーカーMM2MM3からの更新された相場についての照会を開始させるのに使用される。先に述べたように、応募者に、更新された相場を要求させるには、他のトリガー装置を用いてもよい。例えば、相場を或る間隔で定期的に要求してもよい。その間隔は、応募者が設定した所定の期間でもよいし、様々な他の要因に応じて自動的に短く(又は長く)調整してもよい。代表的な要因には、出来高の大(小)、変動率の高(低)、又はRFQ及び/又は注文が緊急であるという応募者からの表示さえも含まれる。この表示は、スクリーン起動ボタン又は同様の応募者入力によるものである。
プロセスのステップ210では、Sub3の様な応募者は、相場への要求(RFQ)を発行する。次いで応募者は、ステップ240で注文を選択的に提出するか、又は、先ず、マーケット・メーカーが拘束相場を提出したという表示を受け取る随意のステップ230が完了するのを待つのが望ましい。
図2Bに関しては、マーケット・メーカーの関わりがフロー図250で示されている。ステップ260で、マーケット・メーカーは、応募者から関心事の表示を受け取り、1つ又は複数の指標相場を提供することによって応答する。ステップ270で、拘束相場への要求と解釈できるRFQを受け取ると、例えばMM3MM4のマーケット・メーカーは、取引所又は直接LDへ拘束相場を選択的に送信することによって応答する。この様にして、ネットワークは、ネットワーク管理ステーションLDの支援で、マーケット・メーカー、応募者及び取引所の間に電子通信を提供するので、応募者は、マーケット・メーカーに照会し、取引の表示を開始し、取引の表示への応答を受け取り、拘束相場を発行し、拘束相場を取引所に転送することができる。応募者は、取引所が電子的に突き合わせて決済することのできる注文を取引所へ送ることができる。替わりに、ネットワーク管理ステーションが拘束相場と注文を突き合わせ、取引所で取引の決済をすることもできる。注文は、価格―時間優先ベースで突き合わされる。
替わりに、割り当て機構を使用して、或るマーケット・メーカーを、時間優先以外の基準に基づいて、最終的な取引の一部又は全てに割り当ててもよい。即ち、1人又は複数のマーケット・メーカーは、彼等の相場付けが時間的に一番でなくても、取引が発生した価格に適合していれば、取引の一部分が割り当てられる資格を持つ。この方式では、或るマーケット・メーカーには、RFQへの応答数又は割合、取引量、料金の支払い、身分表示(例えば市場専門家、又は指定主要マーケット・メーカー)の様な一定の基準に基づいて、取引割り当て優先権が与えられる。
先に論じたように、拘束相場を要求すると、更新された買い呼値/売り呼値相場が取引所に送られることになる。このプロセスの間ずっと、マーケット・メーカーの制御下にある取引パラメーターは、取引がマーケット・メーカーの制御下にあることを保証するためにアクセスされる。或る状況では、マーケット・メーカーは、拘束相場を提出するのを辞退してもよいし、自分の相場を、指標として応募者スクリーンに表示されている相場から変更してもよい。
具体的には、マーケット・メーカー・ステーションは、応募者への指標相場と取引所に送信される拘束相場を提供するためのハードウェアとソフトウェアを有しているのが望ましい。相場が導き出されるオプションの「理論値」は、業界の標準的なアルゴリズム、即ち、ブラック=ショールズ・モデルを使って計算され、或る種の金融商品はアメリカン・ウェーリィ・モデルを使って計算される。相場の構成要素は、買い呼値、買い数量、売り呼値、売り数量である。更に、マーケット・メーカーは、1つは狭いスプレッド(すなわち買い呼値と売り呼値の間の範囲)、もう1つは広いスプレッドの、2組の価格を計算する。これによって、マーケット・メーカーは、取引日の間に市場の活動に応じて、狭いスプレッドと広いスプレッドの間で切り替えできるようになる。買い呼値と売り呼値は、以下のような様々なリスクパラメーターに依って変わる可変量で理論値を(買い呼値に対し)下げ、(売り呼値に対し)上げることによって決められる。
NとWは、狭いスプレッド値及び広いスプレッド値を決めるために、マーケット・メーカーが保持しているパラメーターであり、FVは、上記標準価格モデルで計算されるオプションの公正価格であり、Vはベガであり、原資産の変動率における1ユニットの変化に対するオプションの理論値の変化率の尺度である。ベガは、標準価格モデルの出力である。
相場(B、A)に対する買い呼値と売り呼値は、以下のように計算される。
B(狭)=FV−V*N
B(広)=FV−V*W
A(狭)=FV+V*N
A(広)=FV+V*W
相場に関する量は、各オプション月に対してマーケット・メーカーが保持している4つの変数を取り、個々のオプション記号のデルタとベガを使って、オプションストライク価格の範囲に亘って計算することによって、以下のように算出することができる。
Q=max[Qmin, min[Qmax,Dmax÷D,Vmax÷V]]
ここに、Qminは、マーケット・メーカーが保持している最低量であり、Qmaxは、マーケット・メーカーが保持している最大絶対量であり、Dmaxは、マーケット・メーカーが維持管理している合計デルタの最大量であり、Vmaxは、マーケット・メーカーが維持管理している合計ベガの最大量であり、Dはデルタ、即ち、原資産担保の価格における1ユニットの変化に対するオプションの理論値の変化率の尺度であり、標準価格設定モデルの出力であり、Vはベガで、上記のように定義されている。
或る実施形態では、マーケット・メーカー・ステーションは、応募者の要求に応えて相場(指標相場と拘束相場の両方)を決める際にその基となる価格設定データを含んでいるデータベースから成っている。このデータベースのパラメーターは、図4A、4B、4Cと同様のスクリーンによって制御される。
マーケット・メーカーは、市場の予測される短期の動きをカバーする、異なる変動率と原資産価格における買い呼値及び売り呼値と量のマトリクスを製作する。このマトリクスにアクセスすると、最新の変動率(マーケット・メーカーによって制御される)と原資産価格(通常は、データ供給に適切な取引所によって提供される)に基づいて、指標相場が提供される。マーケット・メーカーは、自からの変動率レベルを変更することによって、自分たちの買い呼値と売り呼値を「微調整」する。彼等は、自分の相場を、個々に又はまとめて引く(取り消す)こともできるし、いつでも新しいアレイを送信することができる。
図4Aの「シート」スクリーンを使えば、マーケット・メーカーは、僅かな入力で、黙示変動率、買付、公正、売付の値と数量を計算することができる。マーケット・メーカーは、左上隅のドロップダウンボックスからオプションを選択する(オプションが選択されると、Future(満期日)とDays Left(残り日数)のボックスは自動的に書き込まれる)。新しい曲線を引くために、マーケット・メーカーは、選択されているオプションに対するストライクと価格を入力する。シートウィンドウの最上部の表は、十進フォーマットでストライクを入力するのに用いられる。対応する価格は、ティック・フォーマットで入力される。売付価格はATMストライクに影響される。選択されたオプションに対する他のフィールドは、入力される。勾配は(黙示変動率における変化/ストライクにおける変化)と定義されており、両翼の曲線の形状を決める買付勾配及び売付勾配の代表的な開始値は15である。
マーケット・メーカーは、Interest Rate(利率)、Futures(先物価格)(ティック・フォーマットの価格)及びDate(日付)を入力するが、この日付は、ストライク、価格及び買付/売付勾配に対して行われる入力がその日付に対応している限り、何時でもよい。最小契約数及び最大契約数だけでなく、数量表示とビッド/アスク スプレッドフィールド(第2日付と関係する)への入力も完了する。これは、シートスクリーン及び図4Bの微調整スクリーンに示される量を限定するのに用いられる。(例えば100Minと500Maxは、量を、量の乗数に関係なく100と500の間に保持する。)
マーケット・メーカーは、好適な買い呼値/売り呼値のスプレッドの幅を(ティックの割合として十進フォーマットで)入力する。ベガは、この計算に影響しない方が望ましい。(例えば、0.25の入力は、買い呼値/売り呼値に対し適正値の上/下四分の一ティックである)。次に、マーケット・メーカーは、買い呼値と売り呼値の間の差として認められる最大ティックと最小ティックを(ティックで)入力する。第2日付、先物買い呼値及び先物売り呼値(ティックフォーマットでの価格)を入力すると、それに対して必要な計算がグラフの下の大きな表で行われる。次に、マーケット・メーカーは、入力されている2組の買い呼値/売り呼値のスプレッド値から選定するため、「狭く」か「広く」を選択する。
最後にマーケット・メーカーが「計算(Calculate)」ボタンを選択すると、新しい計算値が大きな表に入力される。表の翼部の価格を適切に合わせるのに必要であれば、買付勾配と売付勾配を調整し、再計算して、表の価格を確認する。更に、最小ストライク、最大ストライク、最小量及び最大量を含めグラフのパラメーターを調整してもよい。「グラフ尺度再設定」を選択すると、グラフに新しい選択肢が加わる。シートスクリーンに行われた入力は、「プロファイル保存」ボタンを選択することによって保存される(保存するために発行する必要はない)。
発行するには、マーケット・メーカーは、ハイフィールドとローフィールドに先物価格を(ティック・フォーマットで)入力することによって、発行する先物価格の範囲を選択する(この範囲を4ポイント以下に保持して発行時間を減らすのが望ましい)。マーケット・メーカーは、次に、フル(0.01)か半ティック(0.005)の何れかの増分を選択する。変動率範囲では、マーケット・メーカーは、発行するハイ、ロー及び変動率増分を入力し、ハイとローに対して少なくとも0.05の増分と最大で1%の変動率範囲を選択して、発行時間が長引くのを避ける。「ハイ」は、この発行期間に変動率が上昇する百分率であり、「ロー」は、変動率が下降する百分率を示している。「発行」ボタンをクリックすることによってアクションは完了する。データは、図4Bの「微調整」スクリーンを使って「ライブ」にすることのできる一時的な表に保存される。既存の一時的データがあれば、ポップアップボックスは、ユーザーに、このデータに上書きするか否か尋ねる。全てのデータエントリが「最新発行」プロファイルとして保存される。
微調整スクリーンを図4Cに示すが、これは、発行された「ライブ」値(市場概要を通して顧客に同報通信される数値)を、再発行手続き無しに修正するのに用いられる。オプションが発行されると、「微調整」には変動率を変えることによって修正される一時的(Temp)データが含まれ、これらの変更が行われると、変更はライブデータに適用される。
ハードウェア、ソフトウェア及びネットワークの条件次第で、指標価格に関する応募者の要求は、一組の指標相場が(例えば、毎秒又は原資産価格が動くときに)応募者に送信される照会として、又は連続更新への要求(即ち、マーケット・メーカーによって「プッシュされる」)として、の何れかとして扱われる。連続更新に対する要求に対しては、マーケット・メーカー・ステーションは、原資産価格と、指標相場を決める他の要因を監視し、必要なときに新しい指標相場を応募者に「プッシュ」する。
応募者が価格を要求したとき、データベースプロセスは、各マーケット・メーカーごとの最新の買い呼値と売り呼値を決めるのに最新の先物価格とマーケット・メーカー指定の変動率レベルを使うことが望ましい。次いで、最良価格(最高の買い呼値と、最低の売り呼値)が、応募者へ送られる。2人以上のマーケット・メーカーが同じ価格を提示している場合、量が然るべくまとめられる。この方法の効果は、複数のマーケット・メーカーからの競合する相場をまとめることによって、応募者に、より緊密でより深い市場を提供することである。
別の実施形態では、マーケット・メーカーのステーションは、シカゴマーカンタイル取引所(CME)のユーロダラー・コンプレックス又はロンドン金融先物取引所のユーリボー・コンプレックスで取引されている商品の様な、構造化された先物商品に関する指標相場を作る。これらの商品は、複数の先物の取引が単一の取引としてグルーピングされることを特徴としている。これらは、一般的にストリップとして知られており、CMEは、更に、それらをパック・アンド・バンドルと定義している。例えば、パックは、連続する今後4ヶ月のそれぞれ、1つの契約を同時に移転させるというものである。バンドルは、連続する今後4、8、12又は16ヶ月のそれぞれ、1つの契約を移転させるというものである。オプションについては、マーケット・メーカー・ステーションによって指標相場が作られ、応募者に送信される。すると、応募者は、拘束相場を要求し、それらの要求に対するマーケット・メーカーの応答に突き合わせるため、注文を取引所に送る。
図4Cは、「E先物」スクリーンを示しており、これは、全ての先物に関する買い呼値と売り呼値を得るための電子の目として働く。これを使えば、ユーザーは、オプションのスプレッドを決めるのに用いられる先月の先物の値を定めるスプレッド値を設定することができる。必要であれば、このルールを使用して、来月の先物価格を手作業で突き合わせることもできる。a/c/e買い呼値と売り呼値を追ってもよいし、代わりの買い呼値と売り呼値を使用してもよい。
マーケット・メーカー・ステーションの或る実施形態では、図5Aに示しているような市場概要スクリーンは、(応募者に表示される)最良の買い呼値と売り呼値と、マーケット・メーカー自体の買い呼値と売り呼値を、両方表示している。マーケット・メーカー自体の買い呼値(売り呼値)が最良の売り呼値(買い呼値)であるか、それより下(上)であるかを示すのに、色分けを使用するのが望ましい。図5Bは、マーケット・メーカーが拘束相場を市場に送るのに使用する相場入力ウィンドウで、この情報がどのように表示されるかを示している。
別の実施形態では、マーケット・メーカー・ステーションは、マーケット・メーカーの内部のネットワークをLDネットワークに接続するゲートウェイアプリケーションである。この場合、マーケット・メーカー・ステーションの機能は、マーケット・メーカー内部ネットワーク内で実行されている他のアプリケーションによって制御される。これらのアプリケーションは、LDネットワークにアクセスするのに使用される取引用フロントエンドか、又は取引用プログラムであってもよい。この場合、LD対マーケット・メーカー間のゲートウェイは、ネットワークの間でメッセージを送るためのプロトコルを備えている。これらのメッセージは、指標及び拘束相場の要求に関する受取と応答を含んでいる。
ネットワーク管理ステーションは、相場を受け取り、相場を提供する参加者の人名簿のハードウェアとソフトウェアを有している。ネットワーク管理ステーションは、LDネットワークの使用を認証し、調整するアプリケーションソフトウェアを実行するハードウェア(例えば、ウィンドウズベースのサーバー)で構成されている。各応募者とマーケット・メーカーのステーションは、ログインするため、ネットワーク管理ステーションに接続される。マーケット・メーカーが接続する場合、彼等は、相場を付けることに関心のある商品のリストを提供する。応募者が接続する場合、彼等は、取引することに関心のある商品のリストを提供する。この商品と参加者のリストは、ユーザーがログイン/アウトしたとき、又は彼らの商品リストを変更したとき更新される。このリストが変わると、ネットワーク管理ステーションは、参加者にそのことを通知する。これによって、各参加者は、然るべく応答できるようになる。或る実施形態では、ネットワーク管理ステーションは、取引所への拘束相場の要求又は相場及び注文の送信に直接関与しておらず、むしろ、この活動を監視し、検査を目的に監査証跡を保存する。しかしながら、特定の取引所の規則と規定に依っては、ネットワーク管理ステーションは、集中照合ユーティリティとして働き、参加者から注文と拘束相場を集め、合致した取引を決済するため取引所へ送る。
取引所はリストに上がっている何れの取引所でもよく、或いは、複数のLD参加者が賛同する店頭売買(OTC)事業体が、売買を処理して決済するための適切な媒体である。取引所は、全ての注文が「価格―時間」優先ベースで突き合わされることを要求する中央注文予約帳と規定を有していてもよいし、大口売買が中央注文予約帳の外側で送信され決済されるのを許容してもよい。「取引所」が、価格報告代理店と決済所だけで構成されている場合もある。
当業者には、本発明を実行できるようにするための様々なシステム・アーキテクチャ、インタフェース装置、通信リンク、データ管理システム、及びソフトウェアを認めるであろう。本発明に用いられるネットワーク技術は、ローカル・エリア(LAN)、ワイド・エリア(WAN)、無線、インターネット又はイントラネット、又は、それらの方法全ての組み合わせである。メッセージプロトコルは、マイクロソフトのメッセージ・キューからの追加の機能性を備えているTCP/IPに基づいているが、XMLベースのプロトコルは、最大の柔軟性を備えており、好ましい。フロントエンドは、マイクロソフトのビジュアル・ベーシック、マイクロソフトのC++、及びJavaでプログラムされた特注のソフトウェアを含んでいる。或いは、プラットフォームに関係無く使用するためブラウザーベースのバージョンを、HTMLで実装してもよい。マーケット・メーカー・ステーションは、マイクロソフトのSQLサーバー7.0を使用しているが、オラクル、サイベース又はSQLサーバー2000に移植可能である。上記説明は、本発明を例証するためのものであり、精神又は範囲において、本発明を制限するものではない。
ネットワーク全体(LDネットワーク)の概略図である。 マーケット・メーカーと応募者のネットワーク上の対話のフロー図である。 マーケット・メーカーと応募者のネットワーク上の対話のフロー図である。 応募者が見るコンピュータースクリーンの概略図である。 応募者の照会選択スクリーンである。 応募者の注文伝票スクリーンである。 マーケット・メーカーの制御スクリーンである。 同じく、マーケット・メーカーの制御スクリーンである。 同じく、マーケット・メーカーの制御スクリーンである。 個々のマーケット・メーカーの指標相場と最良LD指標相場を示しているスクリーンである。 マーケット・メーカーの拘束相場伝票の実施形態を示しているスクリーンである。 同じく、マーケット・メーカーの拘束相場伝票の実施形態を示しているスクリーンである。 RFQに関係するデータを表示するためのアクション行とアクション行に基づく注文入力を示しているスクリーンである。 同じく、RFQに関係するデータを表示するためのアクション行とアクション行に基づく注文入力を示しているスクリーンである。

Claims (18)

  1. デリバティブを取引するためのコンピューターネットワークシステムにおいて、
    (a)ネットワーク管理ステーションと、
    (b)1つ又は複数のマーケット・メーカー・ステーションと、
    (c)1つ又は複数の応募者ステーションと、
    (d)1つ又は複数の取引所と、を備えており、
    前記ネットワーク管理ステーションは、リアルタイムの指標相場を作り、相場に関する要求を発行し、前記相場に関する要求を少なくとも前記応募者ステーションの幾つかに表示し、拘束相場を得るために、マーケット・メーカーと応募者を接続しており、前記マーケット・メーカーと応募者は、前記取引所に拘束相場と注文を送り、取引を決済して確定するために、前記取引所と通信している、ネットワークシステム。
  2. 前記少なくとも前記応募者ステーションの幾つかは、特定の相場に関する要求を表示するためフィルターを使うように構成されている応募者ステーションである、請求項1に記載のネットワークシステム。
  3. デリバティブを電子的に取引するための方法において、
    (a)マーケット・メーカー、応募者、ネットワーク管理ステーション及び少なくとも1つの取引所の間に、電子通信のコンピューターネットワークを提供する段階と、
    (b)応募者が、マーケット・メーカーへ(a)を経由して、
    (1)デリバティブ契約に関する評価とその様な評価の計算;
    (2)デリバティブ契約の買い、売りの組み合わせに対する評価とその様な評価の計算;及び
    (3)(1)と(2)の買付と売付の量
    に関して、照会する段階と、
    (c)応募者が取引するという表示をマーケット・メーカーに対して開始する段階と、
    (d)前記取引するという表示に対するマーケット・メーカーからの応答を応募者が受け取る段階と、
    (e)複数の応募者ステーションに前記応答を表示する段階と、
    (f)前記応募者が取引するという表示への応答を受け入れ、前記取引するという表示への応答の受け入れは、マーケット・メーカーによる拘束相場として前記取引所へ送られることになることに同意する段階と、
    (g)拘束相場を前記取引所に提出する段階と、
    (h)前記取引所において、前記注文と拘束相場を突き合わせて決済する段階と、
    (i)取引を前記応募者と前記マーケット・メーカーに確認する段階と、
    から成る方法。
  4. 前記デリバティブは、商品取引である、請求項3に記載の方法。
  5. 前記照会は、複数のマーケット・メーカーに対して行われる、請求項3に記載の方法。
  6. 前記拘束相場と注文は、突き合わせを行うため(a)を経由して前記制御ステーションに送られ、前記ネットワーク管理ステーションは、前記突き合わせ済みの拘束相場と注文を、決済のため前記取引所に送る、請求項3に記載の方法。
  7. デリバティブ商品を電子的に取引するための方法において、
    対応するデリバティブを取引する意志を表示する、少なくとも1つの非拘束相場を受け取る段階と、
    前記少なくとも1つの非拘束相場の最良値を、通信ネットワークを通して市場の参加者に送信する段階と、
    通信ネットワークを通して、市場の参加者から、少なくとも1つのデリバティブ商品に対する拘束相場に関する要求を受け取る段階と、
    通信ネットワークを通して、前記拘束相場に関する要求を、少なくとも1つのマーケット・メーカーと複数の応募者端末機へ送信する段階と、
    前記送信された拘束相場に関する要求に応えて拘束相場を受け取る段階と、
    前記拘束相場を前記市場の参加者に送信する段階と、から成る方法。
  8. 前記拘束相場に関する要求は、前記関心事のデリバティブを識別する情報と、要求された量を含んでいる、請求項7に記載の方法。
  9. 前記非拘束相場は、異なる変動率と異なる原資産価格における買い呼値と売り呼値のマトリクスから得られる、請求項7に記載の方法。
  10. 前記少なくとも1つの非拘束相場の最良値を送信する段階は、最良の買い呼値と売り呼値を有する前記非拘束相場に関係している量を集計する段階と、前記集計を最良の非拘束相場として送信する段階と、を含んでいる、請求項7に記載の方法。
  11. 拘束相場と注文を突き合わせる段階を更に含んでいる、請求項7に記載の方法。
  12. 前記突き合わせは、価格―時間優先ベースで実行される、請求項11に記載の方法。
  13. デリバティブ商品を電子的に取引するための方法において、
    少なくとも1つのデリバティブに関する、前記少なくとも1つのデリバティブ商品に関する少なくとも最良の買付と売付の非拘束価格を含んでいる指標相場情報を受信し、表示する段階と、
    前記少なくとも1つのデリバティブ商品の内の1つに対する相場に関する要求を送信する段階と、
    前記少なくとも1つのデリバティブ商品に対する拘束相場を受信する段階と、から成る方法。
  14. 前記指標相場情報は、更に、関係する量を含んでいる、請求項13に記載の方法。
  15. 前記相場に関する要求を送信する段階は、ディスプレイ上で前記指標相場を選択することによって実行される、請求項13に記載の方法。
  16. 前記少なくとも1つのデリバティブ商品に対する拘束相場を受信する段階は、中間取引所を介して、前記拘束相場を受信する段階を含んでいる、請求項13に記載の方法。
  17. 前記拘束相場を表示する段階を更に含んでいる、請求項13に記載の方法。
  18. 前記拘束相場の受信に応答して、注文を送信する段階を更に含んでいる、請求項15に記載の方法。
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