JP4955396B2 - オプションスプレッド指標相場を提供するネットワークと方法 - Google Patents

オプションスプレッド指標相場を提供するネットワークと方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4955396B2
JP4955396B2 JP2006542579A JP2006542579A JP4955396B2 JP 4955396 B2 JP4955396 B2 JP 4955396B2 JP 2006542579 A JP2006542579 A JP 2006542579A JP 2006542579 A JP2006542579 A JP 2006542579A JP 4955396 B2 JP4955396 B2 JP 4955396B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
computer
market
quote
network
price
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006542579A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007524931A5 (ja
JP2007524931A (ja
Inventor
ブレーディー,二―ル
パロニス,トム
ホイッティントン,クリストファー,エス.
シュミット,ポール,エー.
ダール,ジョン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CME Group Inc
Original Assignee
Chicago Mercantile Exchange Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chicago Mercantile Exchange Inc filed Critical Chicago Mercantile Exchange Inc
Publication of JP2007524931A publication Critical patent/JP2007524931A/ja
Publication of JP2007524931A5 publication Critical patent/JP2007524931A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4955396B2 publication Critical patent/JP4955396B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Active legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q40/00Finance; Insurance; Tax strategies; Processing of corporate or income taxes
    • G06Q40/04Trading; Exchange, e.g. stocks, commodities, derivatives or currency exchange
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q40/00Finance; Insurance; Tax strategies; Processing of corporate or income taxes
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q40/00Finance; Insurance; Tax strategies; Processing of corporate or income taxes
    • G06Q40/06Asset management; Financial planning or analysis

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Finance (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Technology Law (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • Game Theory and Decision Science (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Description

本発明は、デリバティブを電子的に取引する分野に属する。
電子取引は、先物業界を急激に変化させている。欧州の先物取引は、完全にコンピュータ化されて数年になる。米国では、標準金融先物契約(米国債先物取引、及びS&P500並びにナスダック100先物取引)の多くが、現在では主に画面上で取引されている。更に、1990年に設立されたドイツ−スイス取引所(ユーレックス(EUREX))が先物取引の先駆者としてのシカゴ商品取引所(CBOT)を凌いだ事実も、電子取引の急速な成長を示している。
とはいえ、機関オプション及び先物スプレッド取引に適用した場合、現在の電子取引システムには本質的な限界がある。十年以上も前に設計された電子先物取引のプラットフォームは、融通の利かない時代遅れのアーキテクチャに基づいている。全てのメッセージトラフィックは集中方式の取引サーバーを通過する。通信は「一対全」と「全対一」であり、即ち、全ての価格更新が膨大な数のメッセージの引き金となる。ユーザーは、「大口」注文又は特別仕様のスプレッドの組み合わせに関する指標相場について、市場に柔軟に照会することができない。既存の取引用プラットフォームのアーキテクチャは、単一価格ポイントの先物取引では機能するが、「互いに関係している」市場、即ち、全ての価格が他の価格又は他の何百もの価格にリンクしている市場では、全く役に立たない。この問題は、電子先物、電子オプション、及び電子スプレッドの関係によって例証することができる。
アウトライト電子先物(E-Futures)は、単一の価格ポイントを有する。先物価格が変わると、取引業者は、単一の注文をキャンセルし、修正し、差し替える。これを、表1に示す。
Figure 0004955396
オプションには、プットとコール、プットとコールの組み合わせ、及び/又は先物、並びにストラドル、ストラングル、バタフライ、ストリップなどが含まれており、それらの全てが、各先物にリンクされている膨大な数の価格ポイントになる。従って、基底の先物価格が動くと、多数の価格更新が必要になる。これを表2に示す。
Figure 0004955396
マーケットメーカーは多数の価格ポイントに亘って密な価格形成をすることはできないので、電子画面上にオプション及びスプレッドに関して「真の」価格が表示されることは殆ど無い。先物の価格は動くので、「古い」オプション及びスプレッドの価格が、市場に曝されたままになる。
現在の電子オプションとスプレッド市場は重大な欠点を有している。米国では、電子先物取引が急速に成長しているにもかかわらず、電子オプション、オプションスプレッド、及び複合先物スプレッドには実質出来高が存在しない。これらの市場は、いまだに立会所で取引している。欧州では先物市場が100%電子化されている、オプション、オプションスプレッド、複合先物スプレッドの価格開示は、非公式な「階上」又は「キャッシュ」電話ブローカー型市場で手作業で行われている。欧州の「電話ブローカー型市場」は、取引の両者に手数料を掛けるブローカーを除き、全ての参加者に広く嫌われている。欧州のオプション画面は、「真の」価格を示さない。末端のユーザーは、透明性が欠如している(ブローカーだけが真の買呼値と売呼値を知っている)ことと、注文が「最良の執行」の取り扱いを受けたことを確認できないことに不満を抱いている。ユーザーとマーケットメーカーは、この仲買手数料の費用が高いことも嫌っており、マーケットメーカーの仲買手数料は、買呼値−売呼値の値幅を広げる形でユーザーに転化されている。取引所、監督機関、及び末端のユーザーは、このシステム特有の取引相手リスクを懸念しており、というのも、市場の完全性が、規制されず且つ浅薄な資本のブローカーの契約履行保証に依存しているからである。
欧州の電話ブローカー型オプション及びスプレッド市場の現実を取り巻く規制上の懸念は非常に深刻であり、Eurexによる2004年春の米国先物取引所開設申請が検討された際に、米国商品先物取引委員会(CFTC)と米国連邦議会で焦点になったほどである。大多数の市場参加者は、今日欧州取引所に存在する電話ブローカー型「注文手数料」のフローモデルに市場の完全性が欠けていることを、議会に対して証言した。電話ブローカー型オプション及びスプレッド取引は、年金基金及び他の機関顧客のデリバティブの注文を競合的に執行することを求めるエリサ(ERISA)法義務に違反しているということが、根本的な懸念として在る。
米国特許第6,016,483号には、オプション取引所で取引されるオプションの一式の始値を決め、取引開始時に公開注文の不均衡を割り当てるためのコンピューターベースのシステムについて述べている。この特許全体を、参考文献としてここに援用する。
米国特許第6,016,483号
デリバティブを電子的に取引するためのコンピューターネットワークと方法が規定されている。このシステムは、ネットワーク内の制御又はネットワーク管理ステーションが、マーケットメーカーと応募者が取引所で取引できるようにする推進役として作用するネットワークと方法を含んでいる。
或る取引方法は、市場の参加者(一般的には応募者であるが、マーケットメーカーを含めてもよい)に指標相場を提供し、マーケットメーカーが、特定のデリバティブの組み合わせに対してどの様に価格を付けそうかという非拘束指標を提示する段階を含んでいる。マーケットメーカーは、指標相場又は指標相場情報を、管理ステーションの指標相場値付けシステムに提供し、次いでこのシステムがこの相場を市場参加者に転送する。多数のレッグを含む組み合わせ商品の場合には、システムは、指標相場を生成して、それを市場参加者に提供するようになっているのが望ましい。生成された組み合わせ指標相場は、組み合わせ内のそれらレッグ又は個々の証券についての、マーケットメーカーによって提供された指標相場情報に基づいている。マーケットメーカーは、各レッグの理論的な値を含む指標相場情報を提供し、すると取引システムは、その理論値に基づいて相場を生成することができるようになっているのが望ましい。代わりに、組み合わせの1つ又はそれ以上のレッグに理論値が提供されなかった場合には、値付けシステムは指標相場を使用して理論値を推定してもよいし、又は関連する一連の指標相場を使用して当該レッグの理論値を推定してもよい。
また、マーケットメーカーは、組み合わせ取引の相場を生成する場合に取引システムが使用する或る種の相場生成特性を特定するために、カスマイズされた指標値付けパラメータを提供してもよい。追加の指標値付けパラメータには、スプレッドパラメータと相場オフセットパラメータが含まれる。
指標相場が適切に広まったら、市場参加者は、デリバティブの拘束相場に関する電子的要求(an electronic request for a binding quotes)であるe−RFQを提出する。e−RFQは、現在の注文予約が、全応募者の端末に、一般的には、関心事のデリバティブを現在の拘束買呼値及び拘束売呼値と共に表示する行の形で表示されるようにするのが望ましい。指標買呼値と指標売呼値は、(もし在れば)e−RFQで要求された量と共に表示してもよい。市場参加者は、次に、対応するデリバティブへの拘束相場又は注文を提出する選択する。
通常、市場参加者は、マーケットメーカーが拘束相場又は注文を提出したという表示を待つことになる。注文チケットは、応募者が、関心対象のデリバティブに関する確定買セル又は確定売セルの何れかを選択することによって、自動的に生成されるのが望ましい。加えて、容易にアクセスできるフォーマットで応募者に関連情報を提供するため、注文チケット上で現在の予約データ(未決定の注文と相場)が提供され更新されるのが望ましい。市場参加者に、別の市場参加者が拘束相場を要求したことを表示すれば、その市場参加者に市場の動向に対する注意を喚起することになるので、市場参加者がより参加し易くなる。
e−RFQは、或る種のデータをマーケットメーカーの端末に表示させてもよい。マーケットメーカーの画面上のデータ表示は、そのマーケットメーカーがその特定のデリバティブで指標相場を積極的に提示しているか否かによって異なる。マーケットメーカーの端末は、e−RFQを受信すると、マーケットメーカーが拘束相場を提出できるような画面を自動的に提供するのが望ましい。本方法は、e−RFQを受信すると、拘束相場のチケットを自動的に生成することを含んでいる。e−RFQに対応するデリバティブに積極的に値付けしていないマーケットメーカーに対して、本方法は、e−RFQに関係する予約済みの注文と相場を含んでいるアクション行の表示と、マーケットメーカーのアクション行の選択に応じた拘束相場チケットの作成を追加的に含むこともできる
別の実施形態では、e−RFQは、応募者ステーション、マーケットメーカーの端末、又はその両方に注文予約情報を表示させることになる。具体的には、注文予約情報は、予約の最高値(最良の買呼値と売呼値)だけでなく、この最高価格に近い注文及び相場も含んでいる。このやり方では、市場参加者は、予約注文の深さを見て、特定のデリバティブの活動のより良好な全体像を把握することができる。所望の深さは、事前に選択してもよいし、ユーザーが適宜変えることもできる。
又別の実施形態では、本システムは、市場で発生している全取引か、又は応募者が選択したデリバティブの取引を表示するように構成されている。
或る実施形態では、ネットワーク管理ステーションは、拘束相場と注文を突き合わせ、取引所で取引を決済することで、マーケットメーカーと応募者の間の取引を完結させる。デリバティブを電子的に取引するためのコンピューターネットワークは、(a)ネットワーク管理ステーションと、(b)1つ又は複数のマーケットメーカーステーションと、(c)1つ又は複数の応募者ステーションと、(d)1つ又は複数の取引所を備えている。
ネットワーク管理ステーションは、リアルタイムの指標相場を作り、相場に関する要求を発行し、拘束相場を得るために、マーケットメーカーと応募者を接続しており、マーケットメーカーと応募者は、取引所に拘束相場と注文を送り、取引を決済して確定するために、前記取引所と通信している。
本方法とネットワークは、顕著な流動性によってバックアップされているユーザーのデスクトップに、連続する相場を提供する。数多くの市場に同時に相場を付けることができ、ユーザーは、特注の照会を行うことができる。実行される注文は、取引所の最良の価格と一致するので、最良の価格が保証される。ここで説明している方法及び装置は、取引所にリストアップされている商品を流動的且つ効率的に電子取引できるようにするので、代替の店頭売買機構に関わるリスクが減少する。つまり、本システムは、店頭売買(over-the-counter)(OTC)取引固有の柔軟性を提供し、同時に、取引所の突き合わせ及び/又は決済のリスクを低減する。本システムは、マーケットメーカーの指標相場と拘束相場をリアルタイムで組み込む点で、予想以上に有用である。
図1Aは、ネットワークと、マーケットメーカー、応募者、ネットワークマネージャー、及び取引所の相互関係を示している。MM1、MM2、MM3、MM4は、指標及び拘束相場を提供するマーケットメーカーのサーバーである。Sub1、Sub2、Sub3、Sub4は、応募者が指標相場を照会し、拘束相場を要求し、CBOT、CME、Eurexの様な取引所に注文を送る応募者ステーションである。LDは、相場を受け取り又は提供する参加者のディレクトリを提供するネットワーク管理ステーションである。
或る実施形態のネットワークマネージャーは、決済のために、拘束相場と注文を取引所に提出する応募者とマーケットメーカーの間の取引をやり易くする。別の実施形態では、ネットワークマネージャー(LD)又は制御ステーションは、拘束相場と注文を突き合わせ、決済のために、それらを取引所に送る。このネットワークを通して、マーケットメーカー、応募者、取引所及びネットワーク管理ステーションは、互いに電子的に通信することができる。応募者は、マーケットメーカーのデータベースに直接且つ柔軟に照会することができる。ネットワークは、集中型サーバーを通るトラフィックを最小にするので、大きな容量を保つ。これにより、相場トラフィックを、特定の契約及び/又は契約の組み合わせについて照会してくる関係者に限定することによって、価格更新のメッセージ通信トラフィックが減少する。
図7に示す代わりの実施形態では、ネットワークマネージャーは、相場集積部702、組み合わせ価格設定モジュール704、及び市場レゾルバモジュール706、を含んでいる相場エンジン700を備えている。相場集積部702は、異なったマーケットメーカー(例えば、MM1、MM2、MM3)から公表された指標相場を集めて記憶する。組み合わせ取引の場合には、組み合わせ価格設定モジュール704は、マーケットメーカーが公表した指標相場とマーケットメーカーが提供した指標相場値付けスプレッドパラメータとに基づいて、指標相場を生成する。それから、市場レゾルバ706は、最良買呼値/最良売呼値と、指標相場の総数量を判定する。
応募者ステーション(図1のSub1、Sub2、Sub3、Sub4)は、指標相場を照会し、拘束相場を要求し、取引所に注文を送信するためハードウェアとソフトウェアを有している。或る実施形態では、応募者ステーションは、ユーザーが、ログインし、記号を選択し、それらの記号の相場を受信できるようにするアプリケーションを実行しているウィンドウズ(登録商標)ベースのPCで構成されている。他の実施形態は、そのアプリケーションを実行する携帯型コンピュータ装置を含んでいる。或いは、携帯型装置は、そのアプリケーションを実行しているPCと通信する無線データ端末装置として機能する。当業者には理解頂けるように、これ以外の代替ハードウェア及びソフトウェア装置としては、携帯型演算装置とPCワークステーションがあり、ソフトウエェアの機能性は、2つの装置の間で適切に分けられる。
別の実施形態では、応募者ステーションは、応募者の内部ネットワークを、(LD)ネットワークとも呼ばれるネットワークに接続するゲートウェイアプリケーションである。この場合、応募者ステーションの機能は、応募者の内部ネットワークに亘って走っている他のアプリケーションによって制御される。これらのアプリケーションは、応募者がLDネットワークにアクセスするのに使用したいと思う、取引フロントエンド、又は取引プログラムであってもよい。この場合、LD応募者ゲートウェイは、ネットワーク間でメッセージを送るためのプロトコルを提供する。これらのメッセージには、指標相場の照会、相場の更新、拘束相場の要求及び注文の発送が含まれる。
図3Aは、記号及び記号の組み合わせに関する指標相場、並びに取引所の注文予約における拘束相場を表示している市場概観画面の例を示している。CBT 買値/CBT 売値の列は、a/c/e電子注文予約における最新の最良の買呼値/売呼値と量を表示している。LD 買値/売値の列は、LDネットワーク上のマーケットメーカーからの最良の指標買呼値/売呼び値、規模、及び変動率を表示している。図3Aの画面は、図3Bの選択画面を介して、ユーザーによって選択された記号に関する、リアルタイムの価格更新を表示している。
図3Bは、ユーザーが、相場を要求する記号及び記号の組み合わせを選択できるようにする画面の例である。選択された記号と、対応する指標相場要求「売買意向情報」(”indication of interest”)即ちIOIをマーケットメーカーに提供する。記号の選択は、以下のように行われる。即ち、左列の記号を強調表示し、ボタンを使ってそれを一覧リストに動かし、それによって、それをアクティブな記号にする。ダブルクリックでも、記号をアクティブにすることができる。「記号リストフィルター」ボックス内に値をタイプすれば、リストの内容が制限され、例えば、「OZB V1」とタイプすれば、利用可能な30年物10月のオプションが表示される、のが望ましい。
スプレッドを選択するには、右列のスプレッドを強調表示し、ボタンを使用してそれをアクティブにすればよい。ダブルクリックしても、それをアクティブにすることができる。中央の3つのドロップダウンボックスは、商品、月、及び買付又は売付によってスプレッドリストにフィルタを掛ける。右列上方のドロップダウンからスプレッド型式を選択することによっても、スプレッドにフィルタを掛けることができる。その他の種類の組み合わせ商品には、適当な名づけ規約を用いて名前を付けることができ、それらは同様のやり方で選択される。
一覧リストから項目を取り除くには、一覧リスト中の項目をダブルクリックするか強調表示して「取り除く(remove)」ボタンを使用すればよい。表示の順序付けは「ソート(sort)」ボタンで行われ、そうすると、一覧リスト内の項目が記号、満了期日及びストライクによって分類される。個々の記号は、選択し、「アップ」及び「ダウン」を使って上下に動かすことができる。
ハードウェア、ソフトウェア、及びネットワークの状態次第で、図1Bに示すネットワークアーキテクチャの様に、応募者ステーションはネットワーク管理ステーションに活発に照会することができて、相場エンジン700は指標相場を提供する。或る好適な実施形態では、マーケットメーカーは、指標相場の形態で仕様相場のデータセットをネットワーク管理システムに提供し、システムは、それらを集中データベースに記憶する。指標相場は、両面価格(売り/買い)と数量であるのが望ましい。相場データセットは、公正値(理論値)から成るか、又は含んでいてもよい。別の実施形態では、相場データセットは、原証券の価格に基づいて両面相場を得ることができる表を備えている。次いで、応募者は、相場を受け取ることに関心のある商品を指し示す。すると、ネットワーク管理システムは、相場の受信に関心を示したユーザーに、特定の指標相場を提供する。ピアツーピア構成(図1A)を使用する別の実施形態では、応募者ステーションは、更新された相場をマーケットメーカーに直接照会する(例えば、毎秒、又は原価格が変わったとき)。他の状況では、応募者ステーションは、相場更新をリアルタイムで受信する(即ち、マーケットメーカーによる「プッシュ型」(”pushed”))。
或る実施形態で、ユーザーは、指標相場の内の1つに対して注文を入れたい場合、記号をダブルクリックすると、図3Dに示すように(又はストラドルの場合は図3E)、注文入力のウインドウが出てくる。「今売る」("sell now”)ボタンを押すと、適切なマーケットメーカーに拘束相場に対する要求が通知され、同時に、対応する注文が取引所に提出される。
更に別の実施形態では、本発明は、一方的通信の結果としての拘束相場と注文の提出に関する、応募者とマーケットメーカーの間のCFTC規則に従う一方的通信を提供する。例えば、応募者は、マーケットメーカーから指標相場を受け取り、相場に対する要求(RFQ)を取引所に送ることによって応答し、全市場参加者にRFQに対する注意を喚起する。このようにして、マーケットメーカーが応募者からe−RFQを受け取ると同時に、RFQは他の市場参加者にも受信される。マーケットメーカーは、取引所で拘束相場を直ぐに入力し、応募者は、取引所での注文を直ぐに入力する。
また更に別の実施形態では、e−RFQの結果、或る相場データが、市場の参加者の画面に、望ましくは例えばsub1−sub4の各ワークステーション上に表示される。e−RFQに関係するデータの表示は、市場の参加者が、他の市場の参加者によって提出されたe−RFQの存在を容易に識別できるように、e−RFQの存在を表示するために確保されている画面の一区画にあるのが望ましい。e−RFQ関係データは、図6Aのアクション行600に示している行フォーマットで表示されるのが望ましいので、表示の範囲は、アクション行と呼ばれる。図6Aで分かるように、アクション行600は、e−RFQを受け取ったデリバティブの記号、確定買呼値(拘束買呼値)、指標買呼値、指標売呼値及び確定売呼値(拘束売呼値)を含んでいる。最良の買呼値と最良の売呼値を表している拘束買呼値及び拘束売呼値は、「予約の最高値」と呼ばれることも多い。なお、e−RFQには、e−RFQに含まれている要求された相場の量値も含んでいるのが望ましい。通常、所与のデリバティブには拘束(即ち確定)相場はないので、アクション行には何も表示されない。確定又は拘束の相場が(マーケットメーカー又は何れかの他の市場参加者から)システムに入力されると、直ちにアクション行のデータは、確定買呼値及び/又は画定売呼値を反映するように更新される。更に、本システムは、注文予約の深さを表示するように構成されており、最良の買呼値及び売呼び値に近い注文及び/又は相場も表示される。
別の実施形態では、応募者又はマーケットメーカーは、売買の契約に関してのみアクション行を表示するようにフィルターを構成することができる。例えば、応募者は、所与の原契約又は商品の全オプションの様な商品のグループ分けによって商品を識別する。1つの例は、30年物の国債オプションか、10年及び5年物の国債オプションか、それらの組み合わせか、スワップオプション(通常、或るライボー(LIBOR)レートに縛られている契約を、別のLIBORレートに縛られている他の契約にスワップする)である。別の例としては、ダウジョーンズ工業株平均オプション、S&P500オプション、ユーロダラーオプション、ユーロダラーストリップ、又はユーロダラー先物取引、又は単一株先物の全オプションがある。
更に別の実施形態では、注文を入力し、LDネットワークと取引するプロセスは、2段階のプロセスである。ユーザーは、先ず、LDマーケットメーカー、並びに取引所(例えば、CBOT電子取引プラットフォームであるa/c/e)に送られるe−RFQを入力する。マーケットメーカーが自分たちの相場を取引所に入力した後、ユーザーは、注文を入力し、予約内の最良の買呼値(又は売呼値)と突き合わせる。
従って、ユーザーは、指標相場の1つに対して注文を入力したいときには、図3Aの画面内の記号をダブルクリック(又は買呼値又は売呼値をクリック)し、図3Cに示している電子的相場への要求(e−RFQ)ウインドウを起動する。数量は、空欄であってもよいし、数値を指定してもよい。送信ボタンをクリックすると、RFQは同時に複数の取引所に送信され、その結果、効果的に、RFQは3万の端末機に送信されることになり、更に、e−RFQをLDネットワークへそしてLDマーケットメーカーにも送信することになり、或る実施形態では、e−RFQは、更に、市場の参加者のワークステーションにも送信され、アクション行に表示される。取引所へ送られるRFQは、既存のRFQ交換フォーマットと一致し、通常は売買の契約だけを含んでいるのが望ましい。取引所のRFQフォーマットは、要求量を含む追加のe−RFQデータ領域を入れるように修正されているのが望ましい。LDマーケットメーカー及び市場の参加者へ送られるe−RFQは、売買の契約、指標価格及び指標量を含んでいるのが望ましい。代わりに、LDのe−RFQは、要求された相場が(買い/売りの)どちら側かの様な追加のパラメーターを含んでいてもよい。e−RFQを送信すると、図3Cのe−RFQウインドウは、図3D(又はストラドルの場合は図3E)の注文入力画面に替わる。
図3Dに示している注文チケットは、応募者が、数量、価格、及び買い/売りを変えられるようになっている。応募者は、ドロップダウンリストから適切な勘定を選択することもできる。詳細を確認した後で、注文が提出される。応募者は、注文を提出する前に、拘束相場が提出されたという、マーケットメーカーからの表示を待つのが好ましい。この表示は、図3D(又は図3E)に示している注文入力画面の「CBT 買値」及び/又は「CBT 売値」領域に現れる。拘束相場が提出されているという様な表示は、ここに説明しているシステムの有用な特徴である。或る実施形態では、拘束買呼値、拘束売呼値又はその両方を含む拘束相場は、拘束相場と注文情報を全取引所ユーザーに提供するために取引所が採用しているのと同じ通信方法を使って、取引所から受信される。つまり、本システムが拘束相場を取引所に提出すると、取引所がその相場を認識して、それを全取引所ユーザーに公表する。別の実施形態では、本システムは、応募者が最初に拘束相場を取引所に提出すると同時に、拘束相場情報を応募者に送付するように構成されている。
e−RFQはアクション行に表示されるので、何れの市場参加者も、e−RFQに応えて提出されるあらゆる拘束相場に対する取引に参加することを選択できる。市場参加者は、関心事のe−RFQのアクション行を選択し、拘束相場がシステムに入力されるのを見越して注文チケットを用意する。通常、応募者が、アクション行に表示されているe−RFQに応えて買い注文を入力したい場合、応募者は、図6Aのアクション行の「確定売値(FIRM Ask)」入力602を選択する。それに応えて、買い注文入力チケット604が、図6Bに示すように表示される。注文入力チケット604には、最新の拘束相場によるデフォルト値が含まれていることに注目されたい。代わりに、市場参加者が「売呼値(INDICATIVE Ask)」ボックスを選択すると、指標売り相場によるデフォルト値を含んでいる買い注文チケットが表示される。この様に、市場参加者は、拘束相場の受信前に注文チケットを準備することができる。どちらの場合でも、市場参加者は、注文の詳細を修正し、最初のe−RFQを行ったかのように取引に参加することができる。更に、注文チケットは指標相場と確定相場とを提供することによってアクション行を複写できるのが望ましいが、この注文チケットは何らかの確定相場の提供のようなあらゆる変化を反映するために更新される。この様にして、市場内の活動は、e−RFQと予約内の対応する確定相場の表示によって全参加者に確認される。
マーケットメーカーにとって、表示されるデータあるいはe-RFQに応えてデータが表示される態様は、マーケットメーカーが対応するデリバティブに対して指標相場を現在提供しているか否かによる。具体的には、指標相場、又は指標相場を得るか又は導き出す元になる指標相場データセットを発行しているマーケットメーカーにとっては、マーケットメーカーステーションは、応募者が送信したLD e−RFQの受信に応えて、図5Bの相場入力画面を表示するのが望ましい。表示は、確定買値、マーケットメーカーの最新の指標買呼値、最良の指標買呼値、最良の指標売呼値、マーケットメーカーの最新の指標売呼値、及び確定売値という6つの列を含んでいる。マーケットメーカーの指標相場が最新の最良の指標相場と同じか、それより悪いかを表示するのに、色分けが好んで使われる。図5Cは、代わりの相場入力画面を示している。
相場入力画面は、表示時には、価格及び深さ(契約量)を含むマーケットメーカーの指標相場からのデータを組み込むように「ロードされている」(”loaded”)か、又は事前処理されている。別の好適な実施形態では、ロードされたチケットには、(原証券の価格に対する変更すなわち変動率の様な)最新の市場データに基づいて更新された相場データが組み込まれている。従って、相場入力画面は、マーケットメーカーが、マーケットメーカーの指標相場又は更新された相場に従って、拘束相場を入力し易いようにしている。マーケットメーカーが相場を提出してそれを取引所が受け取ると、図3D(又は図3E)の応募者の注文入力チケットは、拘束相場データを反映するよう更新される。その後、応募者は、拘束相場に関する具体的な値(即ち、買値/売値及び数量)を評価した後で、注文を提出するか否か決定することができる。全てのLD注文がIOC(即時又はキャンセル(Immediate or Cancel)注文か、FOK(記入か抹消(Fill or Kill)注文であるのが望ましい。これは、注文が実行されるか又はキャンセルされるかの何れかであり、注文が帳簿に記入されないことを意味する。
マーケットメーカーが、受け取ったe−RFQに対応するデリバティブの指標相場を現在発行していない場合、システムは、拘束相場の提出に関するチケットを自動的に表示するよう作られている。或いは、マーケットメーカーステーションが、図6Aに示しているような応募者のワークステーションに表示されているのと同様のアクション行を表示し、マーケットメーカーがそのアクション行を選択するのに応じて、拘束相場チケットが表示される。マーケットメーカーの拘束相場チケットのデータ領域は、最良の指標相場データで自動的に形成されるのが望ましい。次いで、マーケットメーカーは、提出前に拘束相場データを修正して、価格を改良し、価格を取り消し、又は数量を調整する。更に、マーケットメーカーに注文予約の深さを表示するようにシステムを構成して、最良の買呼値及び売呼値近くの注文及び/又は相場も表示されるようにすることもできる。
図2Aと2Bは、ネットワークを経由する関係者の対話をフロー図200と250で示している。例えば、図1のステーション「MM2」「MM4」のマーケットメーカーは、ネットワーク管理ステーション(LD)に接続して、相場に適した市場を表示する。即ち、ステップ210では、例えば「Sub3」の様な応募者ステーションが、ネットワーク管理ステーションに、特定の取引商品に対しする関心を表明する。応募者ステーションは、集中データベースから指標相場を受け取る(例えば図1B)か、又はピアツーピア環境(例えば図1A)の場合には、要求されている証券でアクティブになっているマーケットメーカー、例えば「MM2」及び「MM4」から、直接それらを受け取ってもよい。ネットワーク管理ステーション「LD」が新しい先物価格をプッシュする場合、これを使用して、応募者「Sub3」を誘発し、ネットワーク管理ステーション又はマーケットメーカー「MM2」「MM3」の何れかからの更新された相場についての照会を開始させる。
先に述べたように、応募者に、更新された相場を要求させるには、他のトリガー装置を用いてもよい。例えば、相場を或る間隔で定期的に要求してもよい。その間隔は、応募者が設定する事前に定義された期間でもよいし、様々な他の要因に応じて自動的に長く(又は短く)調整してもよい。代表的な要因には、大(小)の量、高い(低い)変動率、又はe−RFQ及び/又は注文が緊急であるという応募者からの表示さえも含まれる。この表示は、画面起動ボタン又は同様の応募者入力によるものである。
図1Bの代わりの実施形態では、ネットワーク管理ステーション「LD」は、マーケットメーカーに代わって、発行された指標相場値を受信し記憶する。これを図7に示す。次いで、個々の応募者ステーションは、発行された指標相場を受信するために、「LD」システムに照会(申し込み)を行う。発行された指標相場の生成と変更のプロセスについては後で説明する。2つ又はそれ以上の証券又は「レッグ」を含んでいる組み合わせ売買に相場を提供する場合は、集中値付けエンジンの使用が望ましい。具体的には、LDシステムは、マーケットメーカーの発行した相場データ又は組み合わせを構成している個々のレッグの相場データセットから、組み合わせ取引の相場を生成することが望ましい。
プロセスのステップ210では、「Sub3」の様な応募者は、相場への電子的要求(e−RFQ)を発行する。次いで応募者は、ステップ240で注文を選択的に提出するか、又は、先ず、マーケットメーカーが拘束相場を提出したという表示を受け取る随意のステップ230が完了するのを待つのが望ましい。
図2Bは、マーケットメーカーの関わりをフロー図250で示している。ステップ260で、マーケットメーカー又はネットワーク管理ステーションの何れかは、応募者から売買意向情報を受け取り、1つ又は複数の指標相場を提供することによって応答する。e−RFQを受け取ると、ステップ270で、拘束相場への要求と解釈され、例えば「MM3」と「MM4」の様なマーケットメーカーは、取引所又は直接LDへ拘束相場を選択的に送信することによって応答する。拘束相場は、ここで、LDシステムから、又は取引所を介しての何れかで、応募者に送信される。この様にして、ネットワークは、ネットワーク管理ステーションLDの支援で、マーケットメーカー、応募者及び取引所の間に電子通信を提供するので、応募者は、指標相場を入手し、取引する表示を開始し、取引の表示への応答を受け取り、拘束相場を発行し、拘束相場を取引所に転送することができる。応募者は、取引所が電子的に突き合わせて決済することのできる注文を取引所へ送ることができる。替わりに、ネットワーク管理ステーションが拘束相場と注文を突き合わせ、取引所で取引の決済をすることもできる。注文は、価格―時間優先ベースで突き合わされる。
代わりに、割り当て機構を使用して、或るマーケットメーカーを、時間優先以外の基準に基づいて、最終的な取引の一部又は全てに割り当ててもよい。即ち、1人又は複数のマーケットメーカーは、彼等の相場が時間的に一番早くなくても、取引が発生した価格に適合していれば、取引の一部が割り当てられる資格を持つ。この方式では、或るマーケットメーカーには、e−RFQへの応答数又は割合、取引される量、料金の支払い、身分表示(例えば市場専門家、又は指定主要マーケットメーカー)の様な一定の基準に基づいて、取引割り当て優先権が与えられる。
先に論じたように、拘束相場を要求すると、更新された買値/売値相場が取引所に送られることになる。このプロセスの間に、マーケットメーカーの制御下にある取引パラメーターにアクセスして、取引がマーケットメーカーの制御下にあることが保証される。或る状況では、マーケットメーカーは、拘束相場を提出するのを辞退してもよいし、自分の相場を、指標として応募者の画面に表示されているものから変更してもよい。
具体的には、マーケットメーカーステーションは、応募者のための指標相場を含んでいる指標相場データセットを提供すると共に、取引所に送信される拘束相場を提供するためにハードウェアとソフトウェアを有しているのが望ましい。相場が導き出されるオプションの理論値は、業界の標準的なアルゴリズム、即ち、ブラック−ショールズ・モデルを使って計算され、或る種の証券の場合はアメリカン・ウェーリィ・モデルを使って計算される。指標相場の構成要素は、買呼値、買い数量、売呼値、売り数量を含んでいるのが望ましい。更に、マーケットメーカーは、1つは狭いスプレッド(又は買呼値と売呼値の間の範囲)、もう1つは広いスプレッドの、2組の価格を計算する。これによって、マーケットメーカーは、取引日に市場の活動に応じて、狭いスプレッドと広いスプレッドの間で切り替えを行えるようになる。買呼値と売呼値は、以下のような様々なリスクパラメーターに依って変わる可変量で理論値を(買呼値に対し)下げ、(売呼値に対し)上げることによって決められる。
NとWは、狭いスプレッド値及び広いスプレッド値を決めるために、マーケットメーカーが保持しているパラメーターであり、FVは、上記標準価格モデルで計算されるオプションの公正価格であり、Vはベガであり、原資産の変動率における1ユニットの変化に対するオプションの理論値の変化率の尺度である。ベガは、標準価格モデルの出力である。
相場に対する買呼値と売呼値(B、A)は、以下のように計算される。
B(狭)=FV−V*
B(広)=FV−V*
A(狭)=FV+V*
A(広)=FV+V*
相場に関する量は、各オプション月に対してマーケットメーカーが保持している4つの変数を取り、個々のオプション記号のデルタとベガを使って、オプション権利行使価格(strike prices)の範囲に亘って計算することによって、以下のように算出することができる。
Q=max[Qmin,min[Qmax,Dmax÷D,Vmax÷V]]、
ここに、Qminは、マーケットメーカーが保持している最低量であり、Qmaxは、マーケットメーカーが保持している最大絶対量であり、Dmaxは、マーケットメーカーが保持している合計デルタの最大量であり、Vmaxは、マーケットメーカーが保持している合計ベガの最大量であり、Dはデルタ、即ち、原証券の価格における1単位変化当たりのオプションの理論値の変化率の尺度であり、標準価格設定モデルの出力であり、Vはベガで、上記のように定義されている。
或る実施形態では、マーケットメーカーステーションは、応募者の要求に応えて相場(指標相場と拘束相場の両方)を決める際にその基となる価格設定データを含んでいるデータベースから成っている。この発行アプリケーションとデータベースのパラメーターは、図4A、4B、4Cと同様の画面によって制御される。
マーケットメーカーは、市場の予測される短期の動きをカバーする、異なる変動率と原価格における買呼値及び売呼値と量のマトリクスを製作する。マトリクスは、買呼値と売呼値の値の他に理論値も含んでいるのが望ましい。このマトリクスにアクセスすると、現在の変動率(マーケットメーカーによって制御される)と原価格(通常は、データ供給に適切な取引所によって提供される)に基づいて、指標相場が提供される。マーケットメーカーは、自からの変動率レベルを変更することによって、自分たちの買呼値と売呼値を「微調整(tweak)」する。彼等は、自分の相場を、個々に又はまとめて引く(取り消す)こともできるし、いつでも新しいアレイで送信することができる。
図4Aの「シート」画面を使えば、マーケットメーカーは、僅かな入力で、内在的変動率、買値、公正値、売値と数量を計算することができる。マーケットメーカーは、左上隅のドロップダウンボックスからオプションを選択するオプションが選択されると、先物(Future)と残りの日数(Days Left)のボックスは自動的に書き込まれる)。新しい曲線を引くために、マーケットメーカーは、選択されているオプションに対するストライクと価格を入力する。シートウィンドウの最上部の表は、十進フォーマットでストライクを入力するのに用いられる。対応する価格は、刻み(tick)フォーマットで入力される。ATMストライクには、プット価格が用いられる。選択されたオプションに対する他のフィールドは、入力される。勾配は、(内在的変動率における変化/ストライクにおける変化)と定義されており、両翼の曲線の形状を決めるコール勾配及びプット勾配の代表的な開始値は0.15である。
マーケットメーカーは、利率(Interest Rate)、先物(Future)(刻みフォーマットでの価格)及び日付(Date)を入力するが、この日付は、ストライク、価格及びコール/プット勾配に対して行われる入力がその日付に対応している限り、何時でもよい。最小(Min)及び最大契約(Max Contract)だけでなく、数量表示(Desplay Quantity)と買い/売りスプレッド(Bid/Ask Spread)フィールド(第2日付と関係する)への入力も完了する。これは、シート画面及び図4Bの微調整スクリーン(tweak screen)に示される量を限定するのに用いられる。(例えば100Minと500Maxは、量を、量の乗数に関係なく100と500の間に保持する。)
マーケットメーカーは、好適な買い/売りのスプレッドの幅を(刻み単位の十進法フォーマットで)入力する。ベガは、この計算に影響しない方が望ましい。(例えば、0.25と入力すると、買呼値/売呼値に対し適正値の上/下四分の一刻みとなる)。次に、っマーケットメーカーは、買呼値と売呼値の間の差として認められる最大刻みと最小刻みを(刻みで)入力する。第2日付、先物買呼値及び先物売呼値(刻みフォーマットでの価格)を入力すると、それに対して必要な計算がグラフの下の大きな表で行われる。次に、マーケットメーカーは、入力されている2組の買呼値/売呼値のスプレッド値から選定するため、狭く(Narrow)か、広く(Wide)を選択する。
最後にマーケットメーカーが「計算」ボタンを選択すると、新しい計算値が大きな表に入力される。表の翼部の価格を適切に合わせるのに必要であれば、コール勾配とプット勾配を調整し、再計算して、表の価格を確認する。更に、最小ストライク、最大ストライク、最小量及び最大量を含めグラフのパラメーターを調整してもよい。「グラフ尺度リセット」を選択すると、グラフに新しい選択肢が加わる。シートスクリーンに行われた入力は、「プロファイル保存」ボタンを選択することによって保存される(保存するために発行する必要はない)。
相場を発行するには、マーケットメーカーは、ハイフィールドとローフィールドに先物価格を(刻みフォーマットで)入力することによって、発行する先物価格の範囲を選択する(この範囲を4ポイント以下に保持して発行時間を減らすのが望ましい)。マーケットメーカーは、次に、全刻み(0.01)か半刻み(0.005)の何れかを選択する。変動率範囲では、マーケットメーカーは、発行するハイ、ロー及び変動率増分を入力し、ハイとローに対して少なくとも0.05の増分と最大で1%の変動率範囲を選択して、発行時間が長引くのを避ける。「ハイ」は、この発行期間に変動率が上昇する百分率であり、「ロー」は、変動率が下降する百分率を示している。「発行」ボタンをクリックすることによってアクションは完了する。データは、図4Bの「微調整」画面を使って「ライブ(Live)」にすることのできる一時的な表に保存される。既存の一時的データがあれば、ポップアップボックスは、ユーザーに、このデータに上書きするか否か尋ねる。全てのデータ入力が「最新発行」プロファイルとして保存される。
微調整画面を図4Bに示すが、これは、発行された「ライブ」値(市場概況を通して顧客に同報通信される値、又は相場エンジン702の集中データベースに既に送信されている値)を、再発行無しに修正するのに用いられる。オプションが発行されると、微調整には変動率を変えることによって修正される一時的(Temp)データが含まれ、これらが変わると、ライブデータに適用される。
上記のように、マーケットメーカーが、指標相場を入手し及び/又は生成する元になる相場値付け情報を提供する方法は数多くある。即ち、マーケットメーカーは、指標相場(両面価格及び数量)、理論値とスプレッド(幅広、幅狭、又は両方)、理論値を伴う両面指標相場、両面呼値及び/又は理論値を求める元になる表、を提供してもよい。データの上記実施形態並びに当業者には既知の等価の形態を全て、ここでは、「指標相場データセット」という用語で呼ぶ。
代わりの相場発行用インターフェース画面を図8A、図8B、図8Cに示している。図8Aは、所望の列(権利行使価格(strike price))を選択して、画面の「変動率微調整」内のアップ(UP)及びダウン(DOWN)ボタンを使用して変動率を上げ下げることにより、変動率を「微調整する」方法と、アウトライトオプションの値付け用スプレッドを選択するための狭く/広く(Narrow/Wide)ボタンを備える。また、相場を積極的に発行するか否かを制御するスタート/ストップ(START/STOP)ボタン(「アクティブ」又は「インアクティブ」の状態表示がボタンの下に表示される)、並びに、図8Bの入力画面を起動するボタンも設けられている。図8Bは、原変化率曲線情報を示している。図8Cは、スプレッドパラメータを特定するための入力インターフェースを提供している。
ハードウェア、ソフトウェア及びネットワークの条件次第で、指標価格に関する応募者の要求は、一組の指標相場が(例えば、毎秒又は原価格が動くときに)応募者に送信される照会として、又は継続的更新への要求(即ち、ネットワークシステム又はマーケットメーカーによって「プッシュされる」)として、の何れかとして扱われる。継続的更新の要求の場合、ネットワーク管理システム(又はマーケットメーカーステーション)は、原価格と、指標相場を決める他の要因を監視して、必要なときに新しい指標相場を応募者に「プッシュ」する。
応募者が価格を要求すると、ネットワーク管理システム(又はマーケットメーカーステーション)のデータベースプロセスは、現在の先物価格とマーケットメーカー指定の変動率レベルを使って、各マーケットメーカー毎に現在の買呼値と売呼値を決めるのが望ましい。次いで、最良価格(最高の買呼値と、最低の売呼値)が、応募者へ送られる。2人以上のマーケットメーカーが同じ価格を提示している場合、量が然るべくまとめられる。この方法の効果は、複数のマーケットメーカーからの競合する相場をまとめることによって、応募者に、より緊密でより深い市場を提供することである。
代わりの実施形態では、発行された相場データ又は相場データセットは、指標買呼値と指標売呼値、理論値、及び数量(又は数量のセット)を含んでいる。即ち、マーケットメーカーは(上記発行アプリケーションを使って)相場を発行し、相場データセットを生成し発行する。代わりの実施形態では、相場データセットは、買呼値/売呼値又は中間市場先物水準により、商品(コールとプット)の各「アウトライト」毎に6つの値から構成されている。相場データセット内の6つの値とは、指標買価格、指標買サイズ、指標売価格、指標売サイズ、デルタ、及びオプション契約の理論値である。データベースは、原先物契約の価格が変化する都度、アウトライトオプション契約毎に更新されるのが望ましい。
組み合わせ取引の場合、ネットワーク管理システムは、マーケットメーカーから直接に組み合わせ指標相場を得るのではなく、マーケットメーカーが提供した理論値に基づいて指標相場を生成するのが望ましい。マーケットメーカーに代わって行われる集中相場生成を使用している実施形態では、マーケットメーカーは、図8Cに示すように、相場値付け用スプレッドパラメータを維持することにより、彼らのオプションスプレッドの買呼値と売呼値を設定し微調整する能力を持っている。スプレッドパラメータは、システムにサポートされているマーケットメーカーが発行している各オプションのスプレッドの種類に関係付けられている。現在、システムが定義しサポートしているオプションスプレッドの種類には、ストラドル、ストラングル、バーティカルコール・スプレッド、バーティカルプット・スプレッド、カレンダーコール・スプレッド、カレンダープット・スプレッド、1x2レシオ・スプレッド、カスタムレシオ・スプレッド、バタフライ、及びカバードトレードがある。
相場値付け用スプレッドパラメータは、価格スプレッド(スプレッドエッジ)、価格オフセット、及びサイズであるのが望ましい。スプレッドエッジは、スプレッドの幅、即ち、買呼値と売呼値の差(又は、どのように計算が行われるかによっては、その差の2分の1)を求めるために使用される。スプレッドエッジの加算及び/又は減算は、スプレッド関数の適用ともいう。オフセットは、相場において価格設定バイアス(特定証券の買い又は売りを増やすためのバイアス)を提供するための、買呼値と売呼値の両方を上げ下げする量である。これを、オフセット関数の適用と呼ぶ。また、実施例の中には複数の公正値を使用するものもある。原証券は、通常、両面価格(買呼値/売呼値)を使用して相場値付けされるので、オプション契約の公正値を求める場合にはそれらの価格の何れを使用してもよい。この手法を表現するために使用される表記法は、例えば、コールオプションの公正値は原先物買呼値に基づいていることを意味する”コール公正値先物買呼値(Call Fair ValueFuture Bid)”と、プットオプションの公正値は原先物売呼値に基づいていることを意味する”プット公正値先物売呼値(Put Fair ValueFuture Ask)”である。
組み合わせ価格設定モジュール704は、末端のユーザー(応募者)に活発に普及しているオプションスプレッドの指標市場しか計算しないことが望ましい。特定のオプション組み合わせ又はスプレッドに対する指標市場が要求された場合、組み合わせ価格設定モジュール704は、当該組み合わせの構成レッグの公正値を収集して、それら公正値を、当該スプレッド種類に対するマーケットメーカーのスプレッドパラメータと共に、マーケットメーカーの最終的な指標相場を計算するカストマイズされた価格設定アルゴリズムに提出する。マーケットメーカーが、組み合わせの1つ又は複数のレッグに対する相場は提供していないが、関連シリーズ(即ち、原証券は同一であるがストライク又は満期が異なるシリーズ)に相場を提供している場合は、組み合わせ価格設定モジュール704は、価格設定アルゴリズムに使用するため公正値を導き出してもよい。
要求された組み合わせに対する指標相場は、全ての発行中のマーケットメーカーから収集され、最良の個々の買呼値と売呼値を定める市場レゾルバ706に提出される。レゾルバ706は、クロスする相場(或るマーケットメーカーの指標買呼値が、別のマーケットメーカーの指標売呼値よりも大きいか等しい場合)があればそれら全てを処理し、最終的な最良指標相場を配布する。
全オプションのスプレッド価格設定及び指標市場レゾリューションは、末端のユーザー(応募者)のワークステーションではなく、ネットワーク管理システム内で起こり、その結果、ネットワークを通過する必要のあるメッセージトラフィックが大幅に減少すると共に、指標市場を表示するための応募者のプロセッサ及びメモリのフットプリントがより小さくなるのが望ましい。
組み合わせ価格設定モジュールは、以下の組み合わせ価格を定める方法を使用するのが望ましい。関数”下限(Floor)”と”上限(Ceiling)”は、それぞれに、結果を最も近い刻みに単純に切り上げ又は切り下げる。
1)ストラドル−同一ストライクに対するコールとプット
A.先物買呼値/売呼値に対し公正値を使用した場合
買呼値=Floor(コール公正値先物買呼値(Call Fair ValueFuture Bid) + プット公正値先物売呼値(Put Fair ValueFuture Ask )- スプレッドエッジ(Spread Edge) + オフセット(Offset)
売呼値=Ceiling(コール公正値先物売呼値(Call Fair ValueFuture Ask )+ プット公正値先物買呼値(Put Fair ValueFuture Bid )+ Spread Edge + Offset)
B.中間市場先物公正値を使用した場合
買呼値=Floor(コール公正値(Call Fair Value)+ プット公正値(Put Fair Value)- Spread Edge + Offset)
売呼値=Ceiling(Call Fair Value + Put Fair Value + Spread Edge + Offset)
2)ストラングル−或るストライクでのコール、それより下のストライクでのプット
A.先物買呼値/売呼値に対し公正値を使用した場合
買呼値=Floor(Put Fair ValueFuture Ask + Call Fair ValueFuture Bid - Spread Edge + Offset)
売呼値=Ceiling(Put Fair ValueFuture Bid + Call Fair ValueFuture Ask + Spread Edge + Offset)
B.中間市場先物公正値を使用した場合
買呼値=Floor(Call Fair Value + Put Fair Value - Spread Edge + Offset)
売呼値=Ceiling(Call Fair Value + Put Fair Value + Spread Edge + Offset)
3)コール・バーティカル−異なるストライクの2つのコール
A.先物買呼値/売呼値に対する公正値を使用した場合
買呼値=Floor(Call Fair ValueFuture Bid (低いほうのストライク(Lower Strike)) - Call Fair ValueFuture Ask(高いほうのストライク(Higher Strike)) - Spread Edge + Offset)
売呼値=Ceiling(Call Fair ValueFuture Ask(Lower Strike) - Call Fair ValueFuture Bid(Higher Strike) + Spread Edge + Offset)
B.中間市場先物公正値を使用した場合
買呼値=Floor(Call Fair Value(Higher Strike) - Call Fair Value(Lower Strike) - Spread Edge + Offset)
売呼値=Ceiling(Call Fair Value(Higher Strike) - Call Fair Value(Lower Strike) + Spread Edge + Offset)
4)プット・バーティカル−異なるストライクの2つのプット
A.先物買呼値/売呼値に対する公正値を使用した場合
買呼値=Floor(Put Fair ValueFuture Ask(Higher Strike) - Put Fair ValueFuture Bsk(Lowerstrike) - Spread Edge + Offset)
売呼値=Ceiling(Put Fair ValueFuture Bid(Higher Strike) - Put Fair ValueFuture Ask(Lower Strike) + Spread Edge + Offset)
B.中間市場先物公正値を使用した場合
買呼値=Floor(Put Fair Value(Higher Strike) - Put Fair Value(Lower Strike) - Spread Edge + Offset)
売呼値=Ceiling(Put Fair Value(Higher Strike) - Put Fair Value(Lower Strike) + Spread Edge + Offset)
5)コール・カレンダー−2つのコール、2ヶ月に亘り同一ストライクスプレッド
A.先物買呼値/売呼値に対する公正値を使用した場合
買呼値=Floor(Call Fair ValueFuture Bid(遅いほうの月(Later Month)) - Call Fair ValueFuture Ask (早いほうの月(Earlier Month)) - Spread Edge + Offset)
売呼値=Ceiling(Call Fair ValueFuture Ask(Later Month) - Call Fair ValueFuture Bid(Earlier Month) + Spread Edge + Offset)
B.中間市場先物公正値を使用した場合
買呼値=Floor(Call Fair Value(Later Month) - Call Fair Value(Earlier Month) - Spread Edge + Offset)
売呼値=Ceiling(Call Fair Value(Later Month) - Call Fair Value(Earlier Month) + Spread Edge + Offset)
6)プット・カレンダー−2つのプット、2ヶ月に亘り同一ストライクスプレッド
A.先物買呼値/売呼値に対する公正値を使用した場合
買呼値=Floor(Put Fair ValueFuture Bid(Later Month) - Put Fair ValueFuture Ask(Earlier Month) - Spread Edge + Offset)
売呼値=Ceiling(Put Fair ValueFuture Ask(Later Month) - Put Fair ValueFuture Bid(Earlier Month) + Spread Edge + Offset)
B.中間市場先物公正値を使用した場合
買呼値=Floor(Call Fair Value(Later Month) + Put Fair Value(Earlier Month) - Spread Edge + Offset)
売呼値=Ceiling(Call Fair Value(Later Month) + Put Fair Value(Earlier Month) + Spread Edge + Offset)
7)NxMコールレシオ−或るストライクでNコールを買い、別のストライクでMコールを売る
A.先物買呼値/売呼値に対する公正値を使用した場合
買呼値=Absolute Value [Floor(N x Call Fair ValueFuture Bid(Higher Strike) - M x Call Fair ValueFuture Bid(Lower Strike) - Spread Edge + Offset)]
売呼値==Absolute Value[Ceiling(N x Call Fair ValueFuture Ask(Higher Strike) - M x Call Fair ValueFuture Ask(Lower Strike) + Spread Edge + Offset)]
B.中間市場先物公正値を使用した場合
買呼値=Absolute Value[Floor(N x Call Fair Value(Higher Strike) - M x Call Fair Value(Lower Strike) - Spread Edge + Offset)]
売呼値=Absolute Value[Ceiling(N x Call Fair Value(Higher Strike) - M x Call Fair Value(Lower Strike) + Spread Edge + Offset)]
8)NxMプットレシオ−或るストライクでNプットを買い、別のストライクでMプットを売る
A.先物買呼値/売呼値に対する公正値を使用した場合
買呼値=絶対値(Absolute Value)[Floor(N x Put Fair ValueFuture Bid(Higher Strike) - M x Put Fair ValueFuture Bid(Lower Strike) - Spread Edge + Offset)]
売呼値=Absolute Value[Ceiling(N x Put Fair ValueFuture Ask(Higher Strike) - M x Put Fair ValueFuture Ask(Lower Strike) + Spread Edge + Offset)]
B.中間市場先物公正値を使用した場合
買呼値=Absolute Value[Floor(N x Put Fair Value(Higher Strike) - M x Put Fair Value(Lower Strike) - Spread Edge + Offset)]
売呼値=Absolute Value[Ceiling(N x Put Fair Value(Higher Strike) - M x Put Fair Value(Lower Strike) + Spread Edge + Offset)]
9)コール・バタフライ−或るストライクでコールを買い/売り、それより高いストライクで2つのコールを買い/売り、それより更に高いストライクでコールを買う/売る
A.先物買呼値/売呼値に対する公正値を使用した場合
買呼値=Absolute Value[Floor(2 x Call Fair ValueFuture Bid(真ん中のストライク(Middle Strike)) - (Call Fair ValueFuture Bid(Lower Strike) + Call Fair ValueFuture Bid(Higher Strike)) - Spread Edge + Offset)]
売呼値=Absolute Value[Ceiling(2 x Call Fair ValueFuture Ask(Middle Strike) - (Call Fair ValueFuture Ask(Lower Strike) + Call Fair ValueFuture Ask(Higher Strike)) - Spread Edge + Offset)]
B.中間市場先物公正値を使用した場合
買呼値=Absolute Value[Floor(2 x Call Fair Value(Middle Strike) - (Call Fair Value(Lower Strike) + Call Fair Value(Higher Strike)) - Spread Edge + Offset)]
売呼値=Absolute Value[Ceiling(2 x Call Fair Value(Middle Strike) - (Call Fair Value(Lower Strike) + Call Fair Value(Higher Strike)) + Spread Edge + Offset)]
10)プット・バタフライ−或るストライクでプットを買い/売り、それより高いストライクで2つのプットを買い/売り、それより更に高いストライクでプットを買う/売る
A.先物買呼値/売呼値に対する公正値を使用した場合
買呼値=Absolute Value[Floor(2 x Put Fair ValueFuture Bid(Middle Strike) - (Put Fair ValueFuture Bid(Lower Strike) + Put Fair ValueFuture Bid(Higher Strike)) - Spread Edge + Offset)]
売呼値=Absolute Value[Ceiling(2 x Put Fair ValueFuture Ask(Middle Strike) - (Put Fair ValueFuture Ask(Lower Strike) + Put Fair ValueFuture Ask(Higher Strike)) - Spread Edge + Offset)]
B.中間市場先物公正値を使用した場合
買呼値=Absolute Value[Floor(2 x Put Fair Value(Middle Strike) - (Put Fair Value(Lower Strike) + Put Fair Value(Higher Strike)) - Spread Edge + Offset)]
売呼値=Absolute Value[Ceiling(2 x Put Fair Value(Middle Strike) - (Put Fair Value(Lower Strike) + Put Fair Value(Higher Strike)) + Spread Edge + Offset)]
11)カバード−ヘッジとのオプション取引
A.先物買呼値/売呼値に対する公正値を使用した場合
買呼値=ヘッジに対して要求された先物のデルタ数分の1に、Floor(Option Fair ValueFuture Bid - Spread Edge + Offset)を加算
売呼値=ヘッジに対して要求された先物のデルタ数分の1に、Ceiling(Option Fair ValueFuture Ask + Spread Edge + Offset)を加算
B.中間市場先物公正値を使用した場合
買呼値=ヘッジに対して要求された先物のデルタ数分の1に、Floor(Option Fair Value - Spread Edge + Offset)を加算
売呼値=ヘッジに対して要求された先物のデルタ数分の1に、Ceiling(Option Fair Value + Spread Edge + Offset)を加算
市場レゾルバ706は、市場に指標価格のクロスがあっても、所与の契約に対する最良価格を定める。上に述べたように、マーケットメーカーは、特定のオプションに対する指標価格を発行し、その結果は次のような相場群となる。
Figure 0004955396
レゾルバ706は、先ず、買呼値を降順に、売呼値を昇順に並べ替える。買呼値が売呼値よりも大きいか等しい場合には、クロス条件が存在する。この例では、1.23が1.22とクロスしている。
Figure 0004955396
次いで、レゾルバ706は、リストを検索して、クロスしていない(買呼値が売呼値よりも小さい)買呼値/売呼値の第1の事例を見つける。
Figure 0004955396
その価格がユーザーに送られる。本事例では、1.22の買呼値と1.25の売呼値が表示されることになる。
別の実施形態では、マーケットメーカーステーションは、シカゴ・マーカンタイル取引所のユーロダラー・コンプレックス又はロンドン金融先物取引所のユーリボー・コンプレックスで取引されるもののような、構造化先物商品に対して指標相場を生成する。これらの商品は、いくつかの先物が単一の取引にグルーピングして取引されることが特徴である。それらは、一般的にはストリップとして知られており、CMEでは更にそれらをパック&バンドルと定義している。例えば、パックは、4つの連続先物月の月毎に1つの契約を同時に転送することである。バンドルは、4、8、12、又は16の連続した先物月の月毎に1つの契約を転送することを含んでいる。オプションと同じように、指標相場はマーケットメーカーステーションで生成され、応募者に送信される。すると、応募者は、拘束相場を要求して、それら要求に対するマーケットメーカーの応答に対して突き合わすため注文を取引所に送る。
図4Cは、「E先物」画面を示しており、これはあらゆる先物に対する買呼値と売呼値を得るための電子の眼として機能する。これを使えば、ユーザーは、オプションスプレッドを求める際に使用される前月先物の値を求めるスプレッド値を設定することができる。必要に応じて、この規則を使用して、翌月先物価格を手動で突き合わせてもよい。その後にa/c/e買呼値と売呼値が続いてもよいし、或いは代わりの買呼値と売呼値を使用してもよい。
マーケットメーカーステーションの或る実施形態では、図5Aに示す市場概況画面には、最良買呼値と売呼値(応募者に表示されるもの)並びにマーケットメーカー自身の買呼値と売呼値の両方が表示される。マーケットメーカー自身の買呼値(売呼値)が最良買呼値(売呼値)と等しいか、又は下(上)回っているかを示すために、色分けを使用するのが望ましい。図5Bは、この情報が、拘束相場を市場に送るためにマーケットメーカーが使用する相場入力ウインドウにどの様に表示されるかを示している。
具体的には、図5Bに示すように、e−RFQはマーケットメーカーの端末に相場チケットを表示させるが、このチケットは、マーケットメーカーの指標買呼値501と売呼値502、最良の指標買呼値503と売呼値504(全マーケットメーカーの指標相場から総計した相場であるのが望ましい)を含んでおり、随意的に、存在する場合には確定又は拘束相場505を含んでいてもよい。相場チケットは、相場を広げる506又は狭める507、数量を調整する508、価格を上げる509、又は下げる510ための各ボタンを含んでいるのが望ましい。図5Aの概況画面では、緑色はマーケットメーカーに彼らの指標相場が指標最良買呼値/売呼値にあることを示し、黄色は彼らの相場が最良買呼値/売呼値から外れていることを示し、赤色は彼らの相場が最良買呼値/売呼値とクロスしていることを示すような、色分けを使用するのが望ましい。
本取引システムの別の態様では、指標相場監査機能が提供されている。或る好適な実施形態では、システムは、とりわけ、取引の監査を行って取引が競争力のある市場水準で行われているか否かを判定できるようにする、履歴相場生成データを記憶している。本取引システムは、それぞれのそして全ての相場提出を記憶する必要無しに、所与の時刻における商品に対するマーケットメーカーの相場を再度作成できるだけの履歴相場生成データを記憶する履歴相場アーカイブデータベースを含んでいる。即ち、アウトライト証券商品(具体的には、特定のストライク価格及び日付のプット又はコール契約)に関し、履歴相場生成データは、スキュー表のような各マーケットメーカーの価格を確定するには十分である。スキュー表があれば、原証券の価格のような他の情報から理論値及び/又は相場を求めることができる。別の実施形態では、履歴相場生成データは、アウトライトオプション契約の理論価格(又は、アウトライトオプション契約の理論価格を確定できるだけのデータ)と、組み合わせ商品の相場の生成に使用されるマーケットメーカーに関係するスプレッドパラメータとを、含んでいる。代わりの実施形態では、相場アーカイブデータベースは、マーケットメーカーの指標相場水準を復元できるようにする以下の情報、即ち、(i)アウトライトオプション契約に関する、オプションストライク、利率、及び買呼値/売呼値スプレッドの或る範囲に亘る価格を含む(但し限定でも要件でもない)マーケットメーカーの変動率水準(スキュー)を定義するマーケットメーカー入力を含んでいるスキューパラメータ、(ii)ブラック・ショールズ、ウェーリィーなどのオプションモデル、(iii)サポートされているオプション戦略の買呼値/売呼値スプレッド、オフセット、及び数量のようなスプレッドパラメータ、を含んでいる。
それらの水準は、次いで、他のマーケットメーカーの水準と組み合わされて、常にシステム上で最良の指標相場を定める。所与の時刻の正確な指標相場を求めるには、アーカイブされたマーケットメーカーをその所与の時点における原先物水準と遅滞なく組み合わせることが伴う。システムは全ての原先物価格水準を記憶するのが望ましい。或いは、詳細な先物価格水準情報が取引所に保持されており、各種市場データベンダを通して広く利用できるようになっている。
別の実施形態では、マーケットメーカーステーションは、マーケットメーカーの内部のネットワークをLDネットワークに接続するゲートウェイアプリケーションである。この場合、マーケットメーカーステーションの機能は、マーケットメーカー内部ネットワーク内で実行されている他のアプリケーションによって制御される。これらのアプリケーションは、フロントエンドを取引しているか、又はLDネットワークにアクセスするのに使用されるプログラムを取引していることになる。この場合、LDマーケットメーカーのゲートウェイは、ネットワークの間でメッセージを送るためのプロトコルを提供する。これらのメッセージは、指標及び拘束相場への要求に関する受信と応答を含んでいる。
ネットワーク管理ステーションは、相場を受信し及び提供する参加者のディレクトリを維持するためのハードウェアとソフトウェアを有している。ネットワーク管理ステーションは、LDネットワークの使用の妥当性を確認し、調整するアプリケーションソフトウェアを実行するハードウェア(例えば、ウィンドウズ(登録商標)ベースのサーバー)で構成されている。各応募者とマーケットメーカーのステーションは、ログインするため、ネットワーク管理ステーションに接続される。マーケットメーカーが接続する場合、彼等は、相場を付けることに関心のある商品のリストを提供する。応募者が接続する場合、彼等は、取引することに関心のある商品のリストを提供する。この商品と参加者のリストは、ユーザーがログイン/アウトしたとき、又は彼らの商品リストを変更したとき更新される。このリストが変わると、ネットワーク管理ステーションは、参加者にそのことを通知する。これによって、各参加者は、然るべく応答できるようになる。或る実施形態では、ネットワーク管理ステーションは、取引所への拘束相場の要求又は相場及び注文の送信に直接関与しておらず、むしろ、この活動を監視し、検討を目的に監査形跡を維持する。しかしながら、特定の取引所の規則と規定に依っては、ネットワーク管理ステーションは、中央突き合わせユーティリティとして働き、参加者から注文と拘束相場を集め、合致した取引を決済するため取引所へ送る。
取引所はリストに上がっている何れの取引所でもよく、或いは、複数のLD参加者が賛同する店頭売買(over-the-counter)(OTC)エンティティが、取引して決済するための適切な媒体である。取引所は、全ての注文が「価格―時間」優先ベースで突き合わされることを要求する中央注文予約帳と規定を有していてもよいし、大量の取引が中央注文予約帳の外側で送信され決済されるのを許容してもよい。「取引所」が、価格報告代理店と決済所だけで構成されている場合もある。
当業者には、様々なシステム・アーキテクチャ、通信リンク、データ管理システム、及び本発明を実行できるようにするソフトウェアを理解頂けるであろう。本発明に用いられるネットワーク技術は、ローカル・エリア(LAN)、ワイド・エリア(WAN)、無線、インターネット又はイントラネット、又は、それらの方法全ての組み合わせである。メッセージプロトコルは、マイクロソフトのメッセージ・キューからの追加の機能性を備えているTCP/IPに基づいていてもよいが、XMLベースのプロトコルは、最大の柔軟性を提供し、好適である。フロントエンドには、マイクロソフトビジュアル・ベーシック(登録商標)、マイクロソフトC++(登録商標)、及びJava(登録商標)でプログラムされた特注のソフトウェアが含まれる。或いは、プラットフォームに関係無く使用するため、ブラウザーベースのバージョンをHTML内に実装してもよい。マーケットメーカーステーションは、マイクロソフトSQLサーバー(登録商標)7.0を使用しているが、オラクル(登録商標)、サイベース(登録商標)又はSQLサーバー2000(登録商標)に転送可能である。上記説明は、本発明を分かり易くするためのものであり、精神又は範囲において、本発明を制限するものではない。
ネットワーク全体(LDネットワーク)の各実施形態の概略図である。 ネットワーク全体(LDネットワーク)の各実施形態の概略図である。 応募者の対話フロー図である。 マーケットメーカーの対話フロー図である。 応募者が見るコンピュータ画面の概略図である。 応募者の契約選択画面を示している。 応募者の注文チケット画面を示している。 アウトライトオプション契約の注文入力画面を示している。 オプションスプレッド契約の注文入力画面を示している。 マーケットメーカーの制御又は指標価格の公開画面を示している。 マーケットメーカーの制御又は指標価格の公開画面を示している。 マーケットメーカーの制御又は指標価格の公開画面を示している。 個々のマーケットメーカーの指標相場と最良LD指標相場を示している。 マーケットメーカーの拘束相場チケットを示している。 マーケットメーカーの拘束相場チケットを示している。 e−RFQに付随するデータを表示するためのアクション行と、アクション行に基づく注文入力を示している e−RFQに付随するデータを表示するためのアクション行と、アクション行に基づく注文入力を示している。 オプションスプレッド指標相場を生成するための好適なネットワーク管理システムを示している。 代わりの、マーケットメーカーの制御又は指標価格の公開画面を示している。 代わりの、マーケットメーカーの制御又は指標価格の公開画面を示している。 代わりの、マーケットメーカーの制御又は指標価格の公開画面を示している。

Claims (25)

  1. コンピューターを使ってデリバティブを取引する当事者間の、通信のバンド幅を最小化するために、コンピューターで実施される方法であって、
    (a)1つのネットワーク上のコンピューターによって、ネットワークを通じて市場のデータを受信するステップであって、前記市場のデータは複数の商品に対する市場の状態を代表している、ステップと、
    (b)前記ネットワーク上のコンピューターによって、ネットワークを通じて、少なくとも1つのマーケットメーカーのコンピューターから相場のデータを受信するステップであって、前記相場のデータは、前記ネットワーク上のコンピューターによって、前記複数の商品の少なくともサブセットに対する少なくとも1つの指標相場の導出を促進するように機能する、ステップと、
    (c)前記ネットワーク上のコンピューターによって、前記複数の商品のサブセットに対する複数の指標相場を、前記市場のデータと前記相場のデータに基づいて生成し、前記複数の指標相場を前記ネットワークを通じて、1つの応募者コンピューターに送信する、ステップと、
    (d)前記ネットワーク上のコンピューターによって、前記応募者コンピューターが、前記複数の商品のサブセットの少なくとも1つの商品に対する実行可能な相場の要求を、前記複数の相場に基づいて生成して、前記実行可能な相場の要求を、前記少なくとも1つのマーケットメーカーのコンピューターに、ネットワークを通じて送信することを支援するステップであって、前記少なくとも1つのマーケットメーカーのコンピューターは、それぞれ前記実行可能な相場の要求に応じて実行可能な相場を生成し、前記実行可能な相場を前記ネットワークを通じて前記応募者コンピューターに返信することができて、前記応募者のコンピューターは、前記実行可能な相場に基づいて注文を生成することができる、ステップと、
    を含む、コンピューターで実施される方法。
  2. 前記サブセットは、前記複数の商品の中の少なくとも2つの組み合わせの内の少なくとも一つを含み、前記少なくとも一つの組み合わせは複数のレッグを有する商品を含み、前記方法は、更に、前記ネットワーク上のコンピューターによる、前記複数レッグの少なくとも一つの理論価格に応じた前記少なくとも一つの組み合わせに対する少なくとも一つの指標相場の生成を含む、請求項1に記載の、コンピューターで実施される方法。
  3. 相場データは、少なくとも1つのマーケットメーカーコンピューターによって提供される少なくとも1つのスプレッドパラメータを含んでいる、請求項2に記載のコンピューターで実施される方法。
  4. 前記相場データは、前記複数の商品の少なくとも売りと買いの非拘束価格を含んでおり、前記方法は更に:
    前記ネットワーク上のコンピューターによって前記相場データを分析して、非拘束買い呼び値を降順に前記売呼値を昇順に並び変えることによって、交差している相場を排除するステップと、
    前記ネットワーク上のコンピューターによって、前記相場データのセットの中に交差条件が存在するか否かを判定するステップと、
    前記ネットワーク上のコンピューターによって、前記判定に基づいて前記交差している相場を無視するステップと
    を含み、
    前記生成するステップは更に、前記ネットワーク上のコンピューターを使って、交差していない前記複数の指標相場を生成するステップを含んでいる、請求項1に記載の、コンピューターで実施される方法。
  5. 前記判定するステップは、前記ネットワーク上のコンピューターによって、交差していない相場の最初の事例に対する買呼値と売呼値を順に並べたリストを検索するステップを含んでいる、請求項4に記載の、コンピューターで実施される方法。
  6. 前記相場データは、前記ネットワーク上のコンピューターによって前記複数の指標相場を抽出することのできる前記複数の商品の少なくとも一部に対する相場の載った表を含んでいる、請求項1に記載の、コンピューターで実施される方法。
  7. 前記ネットワーク上のコンピューターによって、前記少なくとも1つのマーケットメーカーのコンピューターの他の1つから、前記ネットワーク上のコンピューターによって、前記複数の商品の少なくとも1つのサブセットに対する少なくとも1つの指標相場の導出を可能にすることのできる、前記他の相場データを受信して、前記複数の商品の前記サブセットのためのもう一つの指標相場を、前記市場のデータ及び他の相場データに基づいて生成するステップと、前記他の複数の指標相場を、ネットワークを介して、1つの市場参加者のコンピューターに送信するステップと、を含み、前記相場データは前記他の相場データと異なっていても良い、請求項1に記載の、コンピューターで実施される方法。
  8. 前記ネットワーク上のコンピューターによって、前記少なくとも1つのマーケットメーカーのコンピューターから更新された相場データを受信するステップを更に含み、前記複数の指標相場は前記市場のデータ及び前記更新された相場データに基づいて生成された、請求項2に記載の、コンピューターで実施される方法。
  9. デリバティブ商品を電子的に取引するためのコンピューターで実施される方法であって、
    1つのネットワーク上のコンピューターによって、複数のデリバティブ商品に対する指標相場データのセットを、複数のマーケットメーカーのコンピューターの中の少なくとも1つのマーケットメーカーのコンピューターから受信するステップと、
    前記ネットワーク上のコンピューターによって、前記複数のデリバティブ商品中の少なくとも1つに対する非拘束相場に対する要求を、通信ネットワークを介して、マーケットメーカーのコンピューター又は市場参加者のコンピューターの少なくとも1つから受信するステップと、
    前記ネットワーク上のコンピューターによって、前記少なくとも1つのマーケットメーカーのコンピューターに代行して、前記指標相場のデータのセットに基づいて、非拘束相場を生成するステップと、
    前記ネットワーク上のコンピューターによって、前記生成された非拘束相場を、通信ネットワークを介して、前記少なくとも1つのマーケットメーカーのコンピューター又は市場参加者のコンピューターに送信するステップと、
    前記ネットワーク上のコンピューターによって、前記複数のデリバティブ商品中の少なくとも1つに対する拘束相場に対する要求を、通信ネットワークを介して、マーケットメーカーのコンピューター又は市場参加者のコンピューターの少なくとも1つから受信するステップと、
    前記ネットワーク上のコンピューターによって、通信ネットワークを介して、前記複数のマーケットメーカーのコンピューターの中の少なくとも1つに拘束相場に対する要求を送信するステップと、
    前記ネットワーク上のコンピューターによって、前記送信された拘束相場に対する要求に応答して、前記複数のマーケットメーカーのコンピューターの中の少なくとも1つから受信するステップと、
    前記ネットワーク上のコンピューターによって、前記拘束相場を、前記マーケットメーカーのコンピューター又は市場参加者のコンピューターの少なくとも1つに送信するステップと
    を含む、コンピューターで実施される方法。
  10. 前記指標相場のデータセットは、少なくとも1つの理論値を含んでいる、請求項9に記載の、コンピューターで実施される方法。
  11. 組み合わせ非拘束相場を生成する際に使用される理論値は、前記受信された複数の相場データセットに応じて求められる、請求項9に記載の、コンピューターで実施される方法。
  12. 組み合わせ非拘束相場を生成するステップは、1つのマーケットメーカーのコンピューターから得た少なくとも1つのスプレッドパラメータを使用する、請求項9に記載の、コンピューターで実施される方法。
  13. 前記少なくとも1つのスプレッドパラメータは、スプレッドエッジパラメータとオフセットパラメータを含んでいる、請求項12に記載の、コンピューターで実施される方法。
  14. 前記組み合わせ非拘束相場を生成するステップは、前記ネットワーク上のコンピューターのネットワーク管理システムによって実施される、請求項9に記載の、コンピューターで実施される方法。
  15. デリバティブ商品を電子的に取引するための方法であって、
    1つのネットワーク上のコンピューターによって、少なくとも1つのマーケットメーカーのコンピューターから、複数のオプション契約に対する少なくとも1つの指標相場データセットを受信するステップであって、前記少なくとも1つの指標相場データセットは、複数のオプション契約に対する少なくとも買呼値と売呼値の非拘束価格を含んでいる、ステップと、
    前記ネットワーク上のコンピューターによって、前記受信した少なくとも1つの指標相場データセットに基づいた、少なくとも1つのオプション契約の特定の組み合わせに対する少なくとも1つの非拘束相場を、マーケットメーカーのコンピューター又は市場参加者のコンピューターの少なくとも1つに提供するステップと、
    前記ネットワーク上のコンピューターによって、前記少なくとも1つのオプション契約の特定の組み合わせに関する拘束相場に対する少なくとも1つの要求を、マーケットメーカーのコンピューター又は市場参加者のコンピューターの少なくとも1つから受信するステップと、
    前記ネットワーク上のコンピューターによって、前記少なくとも1つのオプション契約の特定の組み合わせに対する少なくとも1つの拘束相場を提供するように、少なくとも1つのマーケットメーカーに要求するステップと
    を含む、コンピューターで実施される方法。
  16. 前記少なくとも1つの指標相場データセットは、関係付けられた量を更に含んでいる、請求項15に記載の、コンピューターで実施される方法。
  17. 前記少なくとも1つの、オプション契約の特定の組み合わせに対する非拘束相場を、前記マーケットメーカーのコンピューター又は市場参加者のコンピューターの少なくとも1つに提供するステップは、
    前記ネットワーク上のコンピューターによって、前記組み合わせの少なくとも1つの構成レッグを求めるステップと、
    前記ネットワーク上のコンピューターによって、前記少なくとも1つの構成レッグの少なくとも1つの理論値を求めるステップと、
    前記ネットワーク上のコンピューターによって、少なくとも1つの事前に設定された価格設定式に従って、前記少なくとも1つの理論値を合計するステップと、
    前記ネットワーク上のコンピューターによって、前記算出された合計にスプレッド関数を適用して、両面非拘束相場を得るステップと、
    前記ネットワーク上のコンピューターによって、前記両面非拘束相場を、前記マーケットメーカーのコンピューター又は市場参加者のコンピューターの少なくとも1つに送信するステップと、
    を含む、請求項15に記載の、コンピューターで実施される方法。
  18. 少なくとも1つのオプション契約の少なくとも1つの特定の組み合わせに対する少なくとも1つの非拘束相場を、前記マーケットメーカーのコンピューター又は市場参加者のコンピューターの少なくとも1つに提供するステップは、オフセット関数を前記算出された合計に適用するステップを更に含んでいる、請求項17に記載の、コンピューターで実施される方法。
  19. 前記少なくとも1つの構成レッグの少なくとも1つの理論値を求める段階は、少なくとも1つのマーケットメーカーのコンピューターから受信した少なくとも1つの理論値を使用するステップを含んでいる、請求項17に記載の、コンピューターで実施される方法。
  20. デリバティブ商品を電子的に取引するための、コンピューターで実施される方法であって、
    1つのネットワーク上のコンピューターによって、複数のオプション契約に対して、少なくとも1つのマーケットメーカーのコンピューターから少なくとも1つの指標相場データセットを受信するステップであって、前記少なくとも1つの指標相場データセットは、複数のオプション契約に対する少なくとも買呼値と売呼値の非拘束価格を含んでいる、指標相場データセットを受信するステップと、
    前記ネットワーク上のコンピューターによって、少なくとも1つのスプレッドパラメータを受信するステップと、
    前記ネットワーク上のコンピューターによって、前記受信した少なくとも1つの指標相場データセットと前記少なくとも1つのスプレッドパラメータに基づいて、少なくとも1つのオプション契約の少なくとも1つの特定の組み合わせに対する少なくとも1つの非拘束相場を、前記マーケットメーカーのコンピューター又は市場参加者のコンピューターに返答として提供するステップと、
    前記ネットワーク上のコンピューターによって、前記マーケットメーカーのコンピューター又は市場参加者のコンピューターの少なくとも1つから、少なくとも1つのオプション契約の少なくとも1つの特定の組み合わせに関する少なくとも1つの拘束相場に対する少なくとも1つの要求を受信するステップと、
    前記ネットワーク上のコンピューターによって、前記少なくとも1つのオプション契約の少なくとも1つの特定の組み合わせに対する少なくとも1つの拘束相場を提供するように、少なくとも1つのマーケットメーカーのコンピューターに要求するステップと、
    前記ネットワーク上のコンピューターによって、前記少なくとも1つの非拘束相場を前記マーケットメーカーのコンピューター又は市場参加者のコンピューターの少なくとも1つに提供することに使用した相場生成データをアーカイブに保存するステップと
    を含む、コンピューターで実施される方法。
  21. 前記アーカイブに保管された相場生成データは、少なくとも1つのマーケットメーカーの変動率水準を含んでいる、請求項20に記載の、コンピューターで実施される方法。
  22. 前記アーカイブに保管された相場生成データは、少なくとも1つのオプションストライク、利率、満期までの日数、及び買呼値/売呼値スプレッドの範囲に亘る少なくとも1つの価格を含んでいる、請求項20に記載の、コンピューターで実施される方法。
  23. デリバティブ商品を電子的に取引するための、コンピューターで実施される方法であって、
    1つのネットワーク上のコンピューターによって、選択されたデリバティブ商品の組み合わせに対する拘束相場に対する要求を、通信ネットワークを介して、マーケットメーカーのコンピューター又は市場参加者のコンピューターの少なくとも1つから受信するステップと、
    前記ネットワーク上のコンピューターによって、前記拘束相場に対する要求を、通信ネットワークを介して少なくとも1つのマーケットメーカーのコンピューターに送信するステップと、
    前記ネットワーク上のコンピューターによって、前記少なくとも1つのマーケットメーカーのコンピューターを介して前記少なくとも1つのマーケットメーカーに対して、前記マーケットメーカーの指標相場と、対応する集計された最良指標相場を表示するステップと、
    前記ネットワーク上のコンピューターによって、前記送信された拘束相場に対する要求に応じた拘束相場を受信するステップと、
    前記ネットワーク上のコンピューターによって、前記拘束相場を前記マーケットメーカーのコンピューター又は市場参加者のコンピューターの少なくとも1つに送信するステップとを含む、コンピューターで実施される方法。
  24. 前記少なくとも1つのマーケットメーカーの指標相場は、前記少なくとも1つのマーケットメーカーの指標相場が前記対応する集計された最良指標相場に等しい場合には、色分けされて表示される、請求項23に記載の、コンピューターで実施される方法。
  25. 前記少なくとも1つのマーケットメーカーに対して、前記マーケットメーカーの指標相場と、前記対応する集計された最良指標相場を表示するステップは、相場チケットを表示するステップを含んでおり、前記相場チケットは、拘束相場の提出に使用することができる、請求項23に記載の、コンピューターで実施される方法。
JP2006542579A 2003-12-02 2004-11-01 オプションスプレッド指標相場を提供するネットワークと方法 Active JP4955396B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/726,851 US7584140B2 (en) 2003-10-15 2003-12-02 Method and system for providing option spread indicative quotes
US10/726,851 2003-12-02
PCT/US2004/036206 WO2005060438A2 (en) 2003-12-02 2004-11-01 Network and method for providing option spread indicative quotes

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2007524931A JP2007524931A (ja) 2007-08-30
JP2007524931A5 JP2007524931A5 (ja) 2007-12-20
JP4955396B2 true JP4955396B2 (ja) 2012-06-20

Family

ID=34620538

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006542579A Active JP4955396B2 (ja) 2003-12-02 2004-11-01 オプションスプレッド指標相場を提供するネットワークと方法

Country Status (5)

Country Link
US (5) US7584140B2 (ja)
EP (1) EP1692588A4 (ja)
JP (1) JP4955396B2 (ja)
CA (1) CA2545678A1 (ja)
WO (1) WO2005060438A2 (ja)

Families Citing this family (55)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002037390A2 (en) * 2000-10-30 2002-05-10 Liquidity Direct Technology Network and method for trading derivatives
US20020087452A1 (en) * 2001-01-04 2002-07-04 International Business Machines Corporation System, method and program product for improving broker's profits in electronic commerce
US20090150302A1 (en) * 2001-01-18 2009-06-11 Muller Ulrich A Method for market making
US8788396B2 (en) 2003-10-14 2014-07-22 Ften, Inc. Intraday risk management data cloud computing system capable of controlling execution of orders
WO2005067571A2 (en) * 2004-01-14 2005-07-28 Charles Cottle Apparatus, method and system for a versatile financial mechanism and transaction generator and interface
US8429059B2 (en) 2004-06-08 2013-04-23 Rosenthal Collins Group, Llc Method and system for providing electronic option trading bandwidth reduction and electronic option risk management and assessment for multi-market electronic trading
US7912781B2 (en) 2004-06-08 2011-03-22 Rosenthal Collins Group, Llc Method and system for providing electronic information for risk assessment and management for multi-market electronic trading
US20100088218A1 (en) * 2004-11-01 2010-04-08 Rosenthal Collins Group, Llc Method and system for providing multiple graphical user interfaces for electronic trading
US7596528B1 (en) * 2005-03-31 2009-09-29 Trading Technologies International, Inc. System and method for dynamically regulating order entry in an electronic trading environment
WO2006119272A2 (en) 2005-05-04 2006-11-09 Rosenthal Collins Group, Llc Method and system for providing automatic exeuction of black box strategies for electronic trading
US8364575B2 (en) 2005-05-04 2013-01-29 Rosenthal Collins Group, Llc Method and system for providing automatic execution of black box strategies for electronic trading
US8589280B2 (en) 2005-05-04 2013-11-19 Rosenthal Collins Group, Llc Method and system for providing automatic execution of gray box strategies for electronic trading
US7937315B2 (en) 2005-05-05 2011-05-03 Archipelago Holdings, Inc. Portfolio execution and reporting
US7908201B2 (en) * 2005-05-05 2011-03-15 Archipelago Holdings, Inc. Cross and post order
AU2006244483B2 (en) 2005-05-05 2012-05-31 Nyse Group, Inc. Tracking liquidity order
JP2008541238A (ja) 2005-05-05 2008-11-20 アーキペラゴ ホールディングス インコーポレイテッド 値段が付けられていない注文のオークション及び転送
WO2006121687A2 (en) * 2005-05-05 2006-11-16 Archipelago Holdings, Inc. Reprice-to-block order
US7873561B1 (en) 2005-05-05 2011-01-18 Archipelago Holdings, Inc. Method and system for maintaining an order on a selected market center with maximum price exemption parameter
US7912775B1 (en) 2005-05-05 2011-03-22 Archipelago Holdings, Inc. Liquidity analysis system and method
US7765137B1 (en) 2005-05-05 2010-07-27 Archipelago Holdings, Inc. Method and system for maintaining an order on a selected market center
WO2006121688A2 (en) * 2005-05-05 2006-11-16 Archipelago Holdings, Inc. Anti-internalization order modifier
WO2006121691A2 (en) * 2005-05-06 2006-11-16 Archipelago Holdings, Inc. Passive liquidity order
US7686392B2 (en) * 2005-08-02 2010-03-30 Shell Oil Company Vehicle seat cover
US8898080B1 (en) * 2005-08-25 2014-11-25 Patshare Limited Counterparty credit in electronic trading systems
WO2007038084A2 (en) 2005-09-23 2007-04-05 Archipelago Holdings, Inc. Directed order
US7966237B2 (en) * 2005-09-30 2011-06-21 Barclays Capital Inc. Central pricing system and method
US7542939B2 (en) * 2005-10-31 2009-06-02 Penson Worldwide, Inc. Modeling financial instruments using bid and ask prices
US7849000B2 (en) 2005-11-13 2010-12-07 Rosenthal Collins Group, Llc Method and system for electronic trading via a yield curve
US7774250B1 (en) * 2005-11-23 2010-08-10 Bgc Partners, Inc. Systems and methods for providing valid responses to requests for quotations
US20070192232A1 (en) * 2006-02-16 2007-08-16 Andrew Czupek System and method to create markets and trade intercommodity spreads
WO2008013828A2 (en) 2006-07-28 2008-01-31 Archipelago Holdings, Inc. Enhanced quote and order integration system and method
US7917418B2 (en) * 2006-12-04 2011-03-29 Archipelago Holdings, Inc. Efficient data dissemination for financial instruments
WO2008070024A1 (en) * 2006-12-04 2008-06-12 Penson Worldwide, Inc. Real time trading of foreign financial instruments local currency
DE08768112T1 (de) 2007-06-01 2010-09-09 Ften, Inc. Verfahren und system zur überwachung von marktdaten zur identifizierung benutzerdefinierter marktbedingungen
EP2195771A4 (en) * 2007-06-18 2011-06-01 Penson Worldwide Inc SYSTEM AND METHOD FOR ORDER ROUTING INCORPORATING DARK POOLS
MX2010002240A (es) * 2007-08-24 2011-04-05 Bgc Partners Inc Metodos y sistemas para las opciones del comercio y otros derivados.
US10529019B2 (en) * 2008-05-01 2020-01-07 Trebuchet Holding, LLC Trading platform with automated negotiation and option crossing
US8533090B2 (en) * 2008-05-15 2013-09-10 Interactive Brokers Llc Security futures contract with selectable expiration and method and system for the creation, listing, purchase and sale, and trading of the same
WO2010057289A1 (en) * 2008-11-21 2010-05-27 Tsx Inc. Method and system for pooling computing server resources
US20110246349A1 (en) * 2008-12-11 2011-10-06 Inter-University Research Institute Corporation Research Organization Of Information And Systems Emission allowance trading system and emission allowance trading method
US20100325031A1 (en) * 2009-06-18 2010-12-23 Penson Worldwide, Inc. Method and system for trading financial assets
US9836791B2 (en) * 2010-01-08 2017-12-05 Nasdaq Technology Ab System for and a method of transmitting data in a central trading system
US20120197779A1 (en) * 2011-02-02 2012-08-02 Chicago Mercantile Exchange Inc. Trade Matching Platform with Variable Pricing Based on Clearing Relationships
US8781948B2 (en) 2011-02-02 2014-07-15 Chicago Mercantile Exchange Inc. Trade matching platform with variable pricing based on clearing relationships
US20130204769A1 (en) * 2011-02-02 2013-08-08 Chicago Mercantile Exchange Inc. Trade Matching Platform with Variable Pricing Based on Clearing Relationships
US8626639B2 (en) 2011-02-02 2014-01-07 Chicago Mercantile Exchange Inc. Trade matching platform with variable pricing based on clearing relationships
US20130110675A1 (en) * 2011-10-31 2013-05-02 Microsoft Corporation Marketplace for Composite Application and Data Solutions
US20150051937A1 (en) * 2012-03-23 2015-02-19 Offset Market Exchange, Inc. System and method for offset management
US9501796B2 (en) * 2013-09-18 2016-11-22 Chicago Mercantile Exchange Inc. Dataset intersection determination
US20180108086A1 (en) * 2016-10-14 2018-04-19 Chicago Mercantile Exchange Inc. Object value range optimization based on inter-object relationships
US10424018B2 (en) 2017-01-26 2019-09-24 Trading Technologies International, Inc. System and method for active order management in an electronic trading environment
US20190087881A1 (en) * 2017-09-18 2019-03-21 Leap Group Inc. System and method for predictive quoting
US10652189B2 (en) * 2017-10-19 2020-05-12 Chicago Mercantile Exchange Inc. Message encoding and transmission across multiple platforms
US11271947B2 (en) 2019-07-24 2022-03-08 The Toronto-Dominion Bank Systems and methods for authenticating data access requests
WO2021229275A1 (en) * 2020-05-15 2021-11-18 Gabrienne Trading Systems (Pty) Ltd Systems and processes for peer-to-peer financial instrument transactions

Family Cites Families (46)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5794207A (en) 1996-09-04 1998-08-11 Walker Asset Management Limited Partnership Method and apparatus for a cryptographically assisted commercial network system designed to facilitate buyer-driven conditional purchase offers
US6018722A (en) * 1994-04-18 2000-01-25 Aexpert Advisory, Inc. S.E.C. registered individual account investment advisor expert system
GB9416673D0 (en) * 1994-08-17 1994-10-12 Reuters Ltd Data exchange filtering system
US5797002A (en) * 1994-09-20 1998-08-18 Papyrus Technology Corp. Two-way wireless system for financial industry transactions
US6505174B1 (en) 1996-03-25 2003-01-07 Hsx, Inc. Computer-implemented securities trading system with a virtual specialist function
US5950176A (en) 1996-03-25 1999-09-07 Hsx, Inc. Computer-implemented securities trading system with a virtual specialist function
US6195647B1 (en) 1996-09-26 2001-02-27 The Nasdaq Stock Market, Inc. On-line transaction processing system for security trading
US6850907B2 (en) 1996-12-13 2005-02-01 Cantor Fitzgerald, L.P. Automated price improvement protocol processor
US6049783A (en) * 1997-08-08 2000-04-11 Power Financial Group, Inc. Interactive internet analysis method
US6421653B1 (en) 1997-10-14 2002-07-16 Blackbird Holdings, Inc. Systems, methods and computer program products for electronic trading of financial instruments
US7792713B1 (en) * 2000-01-24 2010-09-07 Ariba, Inc. Method and system for disguised price bidding in online auctions
US6618707B1 (en) 1998-11-03 2003-09-09 International Securities Exchange, Inc. Automated exchange for trading derivative securities
US6260024B1 (en) 1998-12-02 2001-07-10 Gary Shkedy Method and apparatus for facilitating buyer-driven purchase orders on a commercial network system
US6272474B1 (en) 1999-02-08 2001-08-07 Crisostomo B. Garcia Method for monitoring and trading stocks via the internet displaying bid/ask trade bars
WO2000077709A1 (en) 1999-06-14 2000-12-21 Integral Development Corporation System and method for conducting web-based financial transactions in capital markets
US8862507B2 (en) 1999-06-14 2014-10-14 Integral Development Corporation System and method for conducting web-based financial transactions in capital markets
US6321212B1 (en) 1999-07-21 2001-11-20 Longitude, Inc. Financial products having a demand-based, adjustable return, and trading exchange therefor
US8577778B2 (en) 1999-07-21 2013-11-05 Longitude Llc Derivatives having demand-based, adjustable returns, and trading exchange therefor
US20030093343A1 (en) 1999-08-31 2003-05-15 Sidley Austin Brown & Wood Llp Dynamic order visibility system for the trading of assets
US6625583B1 (en) * 1999-10-06 2003-09-23 Goldman, Sachs & Co. Handheld trading system interface
NL1013662C2 (nl) 1999-11-24 2001-05-28 Derk Pieter Brouwer Stelsel en netwerk voor het besturen van transacties in derivaten.
US20010032163A1 (en) * 1999-12-06 2001-10-18 Michael Fertik Method and apparatus for open market trading
US20010042036A1 (en) 2000-01-25 2001-11-15 Sanders Steven J. Method and system for investing in customizable investment products
US20010034695A1 (en) 2000-03-02 2001-10-25 Wilkinson William T. Intellectual property financial markets method and system
JP2003533793A (ja) 2000-05-16 2003-11-11 ブラックバード・ホールディングス,インコーポレイテッド デリバティブ取引を電子的に実行するシステムとその方法
CA2407635A1 (en) 2000-05-18 2001-12-02 Treasuryconnect Llc Electronic trading systems and methods
JP2003536146A (ja) 2000-06-09 2003-12-02 ブラックバード・ホールディングス,インコーポレイテッド 金融インスツルメンツの逆競売用システム及び方法
US20020016760A1 (en) 2000-07-07 2002-02-07 Sanjesh Pathak Efficient mechanism for trading multiple dissimilar products
JP2002056185A (ja) * 2000-08-09 2002-02-20 Dai-Ichi Kangyo Bank Ltd デリバティブ商品販売管理方法
US7340430B2 (en) * 2000-09-28 2008-03-04 Ubs Ag Real-time trading system
GB0024671D0 (en) * 2000-10-09 2000-11-22 Wm Company The Plc Apparatus and methods for handling trading data
US7983976B2 (en) * 2000-10-17 2011-07-19 Hedgestreet, Inc. Methods and apparatus for formulation, initial public or private offering, and secondary market trading of risk management contracts
WO2002037390A2 (en) * 2000-10-30 2002-05-10 Liquidity Direct Technology Network and method for trading derivatives
JP2002149981A (ja) * 2000-11-06 2002-05-24 Intertrade Co Ltd 有価証券等注文マッチングシステムの処理方法
US20020156719A1 (en) 2000-11-17 2002-10-24 Market Axess Inc., Method and apparatus for trading bonds
JP2002329074A (ja) * 2001-03-02 2002-11-15 Ufj Bank Ltd デリバティブ取引処理方法及びそのシステム
US7409367B2 (en) 2001-05-04 2008-08-05 Delta Rangers Inc. Derivative securities and system for trading same
US7451110B2 (en) 2001-05-18 2008-11-11 Network Resonance, Inc. System, method and computer program product for providing an efficient trading market
US7702563B2 (en) * 2001-06-11 2010-04-20 Otc Online Partners Integrated electronic exchange of structured contracts with dynamic risk-based transaction permissioning
US20030004853A1 (en) 2001-06-28 2003-01-02 Pranil Ram Graphical front end system for real time security trading
US20030061148A1 (en) 2001-07-16 2003-03-27 Shahram Alavian Financial derivative and derivative exchange with guaranteed settlement
US7401046B2 (en) 2001-07-25 2008-07-15 Chicago Board Options Exchange System and method for displaying option market information
WO2003012598A2 (en) 2001-08-02 2003-02-13 American Express Travel Related Services Company, Inc. System and method for the interactive trading of derivatives
EP1436745A4 (en) * 2001-09-11 2005-12-07 Fx Alliance Llc METHOD AND SYSTEM FOR EXECUTING FINANCIAL TRANSACTIONS
SE0103642D0 (sv) 2001-11-01 2001-11-01 Om Technology Ab A method and a system for improved trading of options and futures and combinations thereof
GB2398147A (en) 2001-11-07 2004-08-11 Bloomberg Lp Automated trading of financial interests

Also Published As

Publication number Publication date
US20140337200A1 (en) 2014-11-13
US20050119964A1 (en) 2005-06-02
WO2005060438A2 (en) 2005-07-07
WO2005060438A3 (en) 2007-05-24
EP1692588A4 (en) 2009-07-29
US8799136B2 (en) 2014-08-05
JP2007524931A (ja) 2007-08-30
EP1692588A2 (en) 2006-08-23
US8494947B2 (en) 2013-07-23
US20130232055A1 (en) 2013-09-05
US20130030980A1 (en) 2013-01-31
US7584140B2 (en) 2009-09-01
US20090299893A1 (en) 2009-12-03
US8306902B2 (en) 2012-11-06
CA2545678A1 (en) 2005-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4955396B2 (ja) オプションスプレッド指標相場を提供するネットワークと方法
JP5511768B2 (ja) Rfqの視認性を強化したデリバティブを取引するためのネットワーク及び方法
JP2007524931A5 (ja)
US20220309581A1 (en) Apparatus and methods for processing composite trading orders
US7337140B2 (en) Network and method for trading derivatives
US7970694B2 (en) Method and system for executing trades in a user preferred security
US20070005481A1 (en) Real time graphical user interface for on-line trading
US20050187858A1 (en) Fixed income security offerings management techniques and related applications
US20100076907A1 (en) Method and system for automatically inputting, monitoring and trading risk- controlled spreads
JP6163580B2 (ja) 合成スプレッド取引のためのヘッジオーダを管理すること
CA2622993A1 (en) Order placement in an electronic trading environment
JP5965962B2 (ja) 合成スプレッド取引
US8417617B1 (en) Method and system for obtaining the best fill for an order using automated suborders
KR102298049B1 (ko) 국채 변동성 지수를 생성하고 그에 기초하여 파생 상품들을 거래하기 위한 방법 및 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071101

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071101

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100309

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100608

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100615

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100709

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100716

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100809

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110621

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111021

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20111219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120228

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120315

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4955396

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150323

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S633 Written request for registration of reclamation of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313633

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250