JP2006503219A - 耐火性被膜層で覆われた前燃焼室を有する点火装置 - Google Patents

耐火性被膜層で覆われた前燃焼室を有する点火装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
前燃焼室における燃焼効率を改善し、負荷が小さいときのエンジンの作動を改善し、アイドル・モードでのエンジンの作動の安定性を高める。
【解決手段】
主可燃性混合物を含むよう設計され、当該主可燃性混合物の圧縮装置を装備している主室1と、 反応物を受け入れるよう設計された前燃焼室2とこの前燃焼室に含まれた反応物の点火装置13,14を含む点火器11とを含み、前燃焼室は少なくとも一つの通路15を含むヘッド12aを有する前燃焼室ボディ12により形成され、この前燃焼室ボディのヘッドは前燃焼室を主室から分離し、そして前燃焼室と主室とを通路により連絡している点火装置において、ヘッド12aは、少なくとも一つの耐火性物質の被膜層Rで少なくとも部分的にその外部を覆われている。

Description

本発明は内燃機関用点火装置並びに前燃焼室を有する点火器に関するものである。
本発明の点火装置は前燃焼室を有する点火器を含んでおり、内燃機関のシリンダーヘッド(直径は14ミリに等しいか、もしくはそれより小さい)を何ら変更することなく通常の点火スパーキングプラグの代わりに当該前燃焼室をねじ込むことができる。オキシダントと燃料との混合物に点火する手段は前燃焼室に含まれており、前燃焼室を形成しているそれのボディのヘッドには通路が設けられている。
こうして前燃焼室を有する点火器を内燃機関のシリンダーヘッドに取り付けると、点火器の前燃焼室はそれのボディのヘッドだけ内燃機関の主燃焼室から離れ、そしてそのヘッドの通路により主燃焼室と連通している。
前燃焼室に反応物を直接注入することのできる手段を点火器に設けることとなろう。
米国特許4,926,818には渦巻き状の燃焼ポケットを形成するよう設計された脈動ジェットを発生する装置と方法とが開示されている。この装置は主可燃性混合物を含み、ピストンが動く主室と、反応物を受けとり、そして壁に空けたオリフイスを介して主室と連通している前燃焼室とを備えている。この前燃焼室内での反応物の点火がガス噴出を燃焼させ、そのことが炎頭もしくはフレーム・フロントの還流により主室内の主混合物を点火させる。
仏国特許出願2,781,840が開示している内燃機関用点火装置は、
主可燃性混合物を含むよう設計され、そしてこの混合物の圧縮装置を装備した主室、
反応物を受け取るように設計され、そして主室を分離している壁に空けたオリフイスを介して主室と連通している前燃焼室、
この前燃焼室に含まれている反応物を点火する装置
を備えている。
全体として満足すべきものであることが明らかとなっているこのような内燃機関用点火装置においてそのオリフイスは小さい直径であって、そして前燃焼室内の反応物の燃焼から取り出される不安定な化合物を伝播させながらも炎頭の伝播を阻止することができる。圧縮装置と不安定な化合物での主混合物の種付けとが初期混合物の全自己点火を可能とする。
仏国特許出願2,810,692に係る内燃機関用点火装置は全体として円筒形であって、仏国特許出願2,781,840に開示のものと同様の前燃焼室を含んでいるが、主燃焼室と連通しているそれの通路は最外側通路の中心を通る円上に配置されており、その円の直径は円筒状の前燃焼室の直径の1/2に等しいか、それよりも小さい比率となっている。このような構成によって三段階触媒での汚染除去の目的に対して内燃機関は少量のオキシデント空気で作動することができ、特に主室内の空気‐燃料混合物の組成が化学量論的であるとき作動することができる。
このような内燃機関用点火装置は改善の余地がある。
本発明の内燃機関用点火装置は次の利点を有する。
‐前燃焼室における燃焼効率の増加
‐負荷が小さいときのエンジンの作動改善と、アイドル・モードでのエンジンの作動の安定性を高めたこと
このための本発明は、
‐主可燃性混合物を含むよう設計され、当該主可燃性混合物の圧縮装置を装備している主室と、
‐反応物を受け入れるよう設計された前燃焼室とこの前燃焼室に含まれた反応物の点火装置を含む点火器と(前燃焼室は少なくとも一つの通路を含むヘッドを有する前燃焼室ボディにより形成され、この前燃焼室ボディのヘッドは前燃焼室を主室から分離し、そして前燃焼室と主室とを通路により連絡している)
を含む点火装置に係るものである。
本発明によれば、ヘッドは少なくとも部分的に外部で少なくとも一つの耐火性物質で覆われている。
耐火性物質とは非金属物質であるが、金属成分を含んでいてもよく、それのパイロスコピック抵抗(pyroscopic resistance)は1500℃に等しい。
前燃焼室ボディは少なくとも一つの耐火性物質の被膜層で少なくとも部分的にその内部を覆われているのが好ましい。
通路は少なくとも一つの耐火性物質の被膜層で覆われているのが好ましい。
本発明の好ましい実施例では被膜層はナノ構造の被膜層であり、粒子の大きさは1nmに等しいか、もしくはそれよりも大きく、そして1000nmよりも小さい。
被膜層は少なくとも一つの耐火性物質の層、または少なくとも一つの耐火性物質の2つの層のどちらかから成っていてよい。
耐火性物質は高温に耐える現在使用されている、点火装置の作動による圧力に抗することができるどのような種類の耐火性物質でもよい。
具体的には、窒化物、硼化物、ケイ化物、炭化物、ジルコニューム合金、イットリューム合金、チタニューム合金、そして硼素合金、酸化物、好ましくはアルミニューム、チタニューム、鉄、ケイ素、セリウム、マンガン、そして酸化ジルコニューム、並びにカルシューム、マグネシューム、イットリューム、ハフニュームそして稀土類酸化物から選択された少なくとも一つの金属酸化物を添加されたジルコニアである。
希土類とは原子番号57(ランタン)と71(ルテチウム)との間のすべての元素である。
好ましい耐火性物質は化学量論的割合であるか、もしくはそうではないAl、SiO、CeO、MnO、ZrO、ZrY、ZrそしてY、そしてTiB、であり、好ましくは化学量論的割合であるか、もしくはそうではないAl、ZrY、ZrそしてY、そしてTiBである。
被膜層の厚みが0.5と100μmの間、好ましくは1と50μmの間にある。
耐火性物質の被覆層は液層法によって形成され、その液層は適当な湿潤と表面張力特性を有している。
本発明の耐火性物質の被膜層の沈着は粉末によって、熱照射によって(電弧によりもしくはプラズマにより)、化学的蒸着(CVD)により、物理的蒸着により、もしくは電子蒸着によっても行われる。
本発明の少なくとも一つの耐火性物質の被膜層は熱障壁効果を奏する。
前燃焼室ボディのヘッドの外面の耐火性物質の被膜層は燃焼時に主混合物と前燃焼室のボディとの間での熱移動を制限する。
前燃焼室ボディの内壁の耐火性被膜層は前燃焼室の燃焼時の反応物と前燃焼室ボディとの間の熱移動を制限できる。
前燃焼室ボディに向う熱移動の制限によってそれだけ前燃焼室における燃焼は改善する。
本発明の耐火性被膜は、前燃焼室ボディである基板、一般に銅合金へ適切に固着していると有利である。
さらに、本発明の耐火性被膜層は、前燃焼室における反応物の燃焼から出てくる化合物が、前燃焼室のボディの壁に、ヘッドもしくは通路の壁に固着しないようにする。
二層被膜の場合、燃焼から出てくる化合物を固着させないようにしているのは上の方の層であって、熱障壁作用は下の方の層で行われている。
最後に、本発明の耐火性被膜層の薄い厚みと構成とが膨張差を余り大きくしないようにしている。
こうして、負荷が小さい時のエンジンの作動とアイドル・モードにおける安定性とが改善される。
過大に過給機で与圧される内燃機関、すなわち13バールに等しいか、もしくはそれよりも大きい平均実効圧力を有する内燃機関のための前燃焼室に上述の耐火性被覆層は特に適している。
第1の実施例では主室内の主混合物の点火は前燃焼室に含まれた反応物の点火から出てきた炎頭の還流により生じる。
そのような場合通路は円筒形であり、そして直径は1ミリよりも大きい。
第2の実施例では、通路は、前燃焼室に含まれている反応物の燃焼から取り出された不安定な化合物を伝播させながらも炎頭は伝播させないようにし、主室の圧縮装置と前記の不安定な化合物での主混合物の種付けとにより主混合物の自己全点火を可能とさせている。
大容積の自己点火は非常に迅速な圧力増加、ピンキングの低減そして十分な反復性を可能とする。
そのような場合通路は円筒形であり、そして直径は1ミリか、もしくはそれよりも大きい。
通路の長さはそれの直径に等しいか、もしくはそれよりも小さいのが好ましい。長さとは分離壁面に垂直な方向の通路の距離である。こうして壁に捕捉される不安定な成分の分量は最小となる。
一般に、通路の数は1と20の間であって、好ましくは、3と15の間である。
好ましい実施例では、不安定な成分での主混合物の種付けによる混合物の自己点火の場合: ‐主室に隣接していない、前燃焼室ボディの上方部分は内直径Fの円筒であり、そして
‐前燃焼室ボディのヘッドは幾つかの通路を含み、これらの通路は最外側の通路の中心を通る直径dの円上に配置されており、比d/Fは0.5に等しいか、それよりも小さい。
比d/Fは1/3に等しいか、それよりも小さい。
最外側の通路の中心を通る円の中心は前燃焼室の対称軸上にあるのが有利である。
しかし、別の実施例では、最外側の通路の中心を通る円の中心は前燃焼室の対称軸から距離dにあり、この距離dは前燃焼室2の1/4直径Fに等しいか、それよりも大きい。そのような構成にすると、前燃焼室の特定域の方に、前燃焼室の対称軸からずれた前記の円の中心位置に対し炎の、もしくは不安定な成分の噴出を向けることができ、そのことは好ましいことである。
本発明は、少なくとも一つの通路を設けたヘッドを有する前燃焼室ボディにより形成され、可燃性混合物を含むよう設計されている前燃焼室と、この前燃焼室に含まれた可燃性混合物の点火装置とを備えている内燃機関用点火器に係るものでもあり、ヘッドは少なくとも一つの耐火性物質の被膜層で少なくとも部分的にその外部を覆われている。
前燃焼室ボディは少なくとも一つの耐火性物質の被膜層で少なくとも部分的にその内部を覆われている。
ヘッドの通路は少なくとも一つの耐火性物質の被膜層で覆われている。
好ましくは耐火性物質は、窒化物、硼化物、ケイ化物、炭化物、ジルコニューム合金、イットリューム合金、チタニューム合金、そして硼素合金、酸化物、好ましくはアルミニューム、チタニューム、鉄、ケイ素、セリウム、マンガン、そして酸化ジルコニューム、並びにカルシューム、マグネシューム、イットリューム、ハフニュームそして稀土類酸化物から選択された少なくとも一つの金属酸化物を添加されたジルコニアである。
好ましい耐火性物質は例えば、化学量論的割合であるか、もしくはそうではないAl、SiO、CeO、MnO、ZrO、ZrY、ZrそしてY、そしてTiB、好ましくは化学量論的割合であるか、もしくはそうではないAl、ZrY、ZrそしてY、そしてTiBである。
被膜層の厚みが0.5と100μmの間、好ましくは1と50μmの間にある。
本発明の利点と特徴とは添付図を参照しての以下の説明から理解されよう。
図1に示す内燃機関のシリンダーはジャケット(図示せず)により輪郭が決められ、シリンダーヘッド10により上部を閉じられている主室1を含んでいる。通常のように、主室1はロッド(図示せず)により移動させられるピストン(図示せず)を含んでいる。
本発明の前燃焼室付きの点火器11をシリンダーヘッド10に、例えばシリンダーヘッド10のネジ10aにねじ込むことにより主室1に隣り合わせに取り付ける。
点火器11は、全体として管状の前燃焼室12を含み、これは好ましくは半球の帽子の形をしたヘッド12aを含んでいて、前燃焼室2を形成している。
前燃焼室12のヘッド12aは主室1と前燃焼室2との間の分離壁を形成している。ヘッド12aは前燃焼室2を通路15により主室1と連絡している。
図1、2そして3の実施例では、前燃焼室ボディ12の内壁、ヘッド12aの外壁そして通路15の壁は少なくとも一つの耐火性物質の被覆層Rで覆われている。
一般に、前燃焼室2の容積は0.2cmと2cmとの間であって、好ましくは0.5cmと1.5cmとの間である。
一般に、前燃焼室の通路15の総容積と前燃焼室の容積との比S/Vは10−3mm−1と5.10−2mm−1の間である。
任意事項として、点火器にはさらに取り込み口(図示せず)を設けて、上流側で形成された空気‐燃料反応物を前燃焼室2に供給できるようにし、もしくは燃料を注入できるようにしてもよい。空気は前燃焼室2内で燃料と混合してもよい。
中心電極13と接地電極14とを含む点火装置を前燃焼室に設ける。電極間隔は例えば0.7mm程度とする。
主混合物の点火が前燃焼室からの炎頭の還流により生じるとき、通路は1mmよりも大きい直径のオリフイスであるのが好ましい。
点火において、不安定な化合物を通し(自己点火による主混合物の点火)ながら炎頭の伝播を防止するためには通路15の直径は小さく、一般には1ミリよりも小さく、長さは直径よりも小さいのが有利である。
図2に示すように、主混合物の自己点火の場合通路15は前燃焼室の直径Fの半分に一致する直径dの円に属しているのが有利である。
図3に示すように、前燃焼室2の対称軸2b上にこの円の中心はある。
円の中心は図4に示すように、前燃焼室2の対称軸2bから距離dにあってもよく、通路15の数は8個となって示されている。
主室に空気‐燃料混合物を注入し、そして前燃焼室2に供給する。すると電極13と14との間にスパークをつくり、前燃焼室2内で燃焼をトリガーすると、温度と圧力とが増加する。
主室1内におけるよりも前燃焼室2における圧力が高いので、この場合、すなわち通路の大きさが炎頭の伝播を阻止している場合、主室1に向う噴出となって炎、すなわちこの場合不安定な化合物が吐き出される。こうして主室1に含まれる主混合物が点火される。
両方の場合において(炎頭の還流によるもしくは自己点火による主混合物の点火)前燃焼室ボディ12の内壁の、ヘッド12aの外壁の、そして壁の通路15の耐火性被膜層が燃焼しているガスから前燃焼室ボディ12の方への熱移動を制限し、そのことが前燃焼室2の燃焼効率をそれだけ増大させる。
こうして負荷が小さいときとアイドル・モードのときのエンジンの動作を改善する。
本発明に従って前燃焼室を有する点火器を含んでいる点火装置の部分断面略図。 図1の拡大図。 本発明の点火器の前燃焼室ボディの垂直断面略図。 本発明の前燃焼室のヘッドを下から見た図。
符号の説明
1 主室
2 前燃焼室
2b 対称軸
10 シリンダーヘッド
10a ネジ
11 点火器
12 前燃焼室ボディ
12a ヘッド
13 中心電極
14 接地電極
15 通路

Claims (22)

  1. 主可燃性混合物を含むよう設計され、当該主可燃性混合物の圧縮装置を装備している主室1と、
    反応物を受け入れるよう設計された前燃焼室2とこの前燃焼室に含まれた反応物の点火装置13,14を含む点火器11と
    を含み、前燃焼室2は少なくとも一つの通路15を含むヘッド12aを有する前燃焼室ボディ12により形成され、この前燃焼室ボディのヘッド12aは前燃焼室2を主室1から分離し、そして前燃焼室2と主室1とを通路15により連絡している点火装置において、
    ヘッド12aは、少なくとも一つの耐火性物質の被膜層Rで少なくとも部分的にその外部を覆われていることを特徴とした点火装置。
  2. 前燃焼室ボディ12は少なくとも一つの耐火性物質の被膜層Rで少なくとも部分的にその内部を覆われている請求項1に記載の点火装置。
  3. 通路15は少なくとも一つの耐火性物質の被膜層Rで覆われている請求項1もしくは2に記載の点火装置。
  4. 被膜層Rはナノ構造の被膜層であり、粒子の大きさは1nmに等しいか、もしくはそれよりも大きく、そして1000nmよりも小さい請求項1、2もしくは3に記載の点火装置。
  5. 被膜層Rは少なくとも一つの耐火性物質の層、または少なくとも一つの耐火性物質の2つの層のどちらかから成る請求項1ないし4のいずれかに記載の点火装置。
  6. 窒化物、硼化物、ケイ化物、炭化物、ジルコニューム合金、イットリューム合金、チタニューム合金、そして硼素合金、酸化物、好ましくはアルミニューム、チタニューム、鉄、ケイ素、セリウム、マンガン、酸化ジルコニューム、並びにカルシューム、マグネシューム、イットリューム、ハフニュームそして稀土類酸化物から選択された少なくとも一つの金属酸化物を添加されたジルコニアから耐火性物質を選択した請求項1ないし5のいずれかに記載の点火装置。
  7. 化学量論的割合であるか、もしくはそうではないAl、SiO、CeO、MnO、ZrO、ZrY、ZrそしてY、そしてTiB、好ましくは化学量論的割合であるか、もしくはそうではないAl、ZrY、ZrそしてY、そしてTiBから耐火性物質を選択した請求項1ないし6のいずれかに記載の点火装置。
  8. 被膜層の厚みが0.5と100μmの間、好ましくは1と50μmの間にある請求項1ないし7のいずれかに記載の点火装置。
  9. 通路15が円筒形であり、そしてその直径が1mmよりも大きい請求項1ないし8のいずれかに記載の点火装置。
  10. 通路15は、前燃焼室2に含まれている反応物の燃焼から取り出された不安定な化合物を伝播させながらも炎頭は伝播させないようにし、主室1の圧縮装置と前記の不安定な化合物での主混合物の種付けとにより主混合物の自己全点火を可能とさせる請求項1ないし8のいずれかに記載の点火装置。
  11. 通路15は円筒形であり、そしてその直径は1ミリか、もしくはそれよりも小さい請求項10に記載の点火装置。
  12. 通路15の長さはそれの直径に等しいか、もしくはそれよりも小さい請求項10もしくは11に記載の点火装置。
  13. 前燃焼室ボディ12の上方部分は内直径Fの円筒であり、そして
    前燃焼室ボディ12のヘッド12aは幾つかの通路15を含み、これらの通路15は最外側の通路15の中心を通る直径dの円上に配置されており、比d/Fは0.5に等しいか、それよりも小さい
    請求項10、11もしくは12に記載の点火装置。
  14. 比d/Fは1/3に等しいか、それよりも小さい請求項13に記載の点火装置。
  15. 最外側の通路15の中心を通る円の中心は前燃焼室2の対称軸2b上にある請求項13もしくは14に記載の点火装置。
  16. 最外側の通路の中心を通る円の中心は前燃焼室2の対称軸2bから距離dにあり、この距離dは前燃焼室2の1/4直径Fに等しいか、それよりも大きい請求項13もしくは14に記載の点火装置。
  17. 少なくとも一つの通路15を設けたヘッド12aを有する前燃焼室ボディ12により形成され、可燃性混合物を含むよう設計されている前燃焼室2と、この前燃焼室2に含まれた可燃性混合物の点火装置13,14とを備えている内燃機関用点火器において、ヘッド12aは、少なくとも一つの耐火性物質の被膜層Rで少なくとも部分的にその外部を覆われていることを特徴とした点火器。
  18. 前燃焼室ボディ12は少なくとも一つの耐火性物質の被膜層Rで少なくとも部分的にその内部を覆われている請求項17に記載の点火器。
  19. 通路15は少なくとも一つの耐火性物質の被膜層で覆われている請求項17もしくは18に記載の点火器。
  20. 窒化物、硼化物、ケイ化物、炭化物、ジルコニューム合金、イットリューム合金、チタニューム合金、そして硼素合金、酸化物、好ましくはアルミニューム、チタニューム、鉄、ケイ素、セリウム、マンガン、そして酸化ジルコニューム、並びにカルシューム、マグネシューム、イットリューム、ハフニュームそして稀土類酸化物から選択された少なくとも一つの金属酸化物を添加されたジルコニアから耐火性物質を選択した請求項17、18もしくは19に記載の点火器。
  21. 化学量論的割合であるか、もしくはそうではないAl、SiO、CeO、MnO、ZrO、ZrY、ZrそしてY、そしてTiB好ましくは化学量論的割合であるか、もしくはそうではないAl、ZrY、ZrそしてY、そしてTiBから耐火性物質を選択した請求項20に記載の点火器。
  22. 被膜層の厚みが0.5と100μmの間、好ましくは1と50μmの間にある請求項17ないし21のいずれかに記載の点火器。
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