JP2006502389A - バフィーコート管およびフロートシステムおよび方法 - Google Patents

バフィーコート管およびフロートシステムおよび方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006502389A
JP2006502389A JP2004542039A JP2004542039A JP2006502389A JP 2006502389 A JP2006502389 A JP 2006502389A JP 2004542039 A JP2004542039 A JP 2004542039A JP 2004542039 A JP2004542039 A JP 2004542039A JP 2006502389 A JP2006502389 A JP 2006502389A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
float
tube
main body
side wall
sample tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004542039A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4401963B2 (ja
Inventor
ハウバート、トーマス
ウォードロー、スティフェン
Original Assignee
バッテル メモリアル インスティチュート
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by バッテル メモリアル インスティチュート filed Critical バッテル メモリアル インスティチュート
Publication of JP2006502389A publication Critical patent/JP2006502389A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4401963B2 publication Critical patent/JP4401963B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01LCHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
    • B01L3/00Containers or dishes for laboratory use, e.g. laboratory glassware; Droppers
    • B01L3/50Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes
    • B01L3/505Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes flexible containers not provided for above
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01LCHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
    • B01L3/00Containers or dishes for laboratory use, e.g. laboratory glassware; Droppers
    • B01L3/50Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes
    • B01L3/502Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes with fluid transport, e.g. in multi-compartment structures
    • B01L3/5021Test tubes specially adapted for centrifugation purposes
    • B01L3/50215Test tubes specially adapted for centrifugation purposes using a float to separate phases
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01LCHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
    • B01L2400/00Moving or stopping fluids
    • B01L2400/04Moving fluids with specific forces or mechanical means
    • B01L2400/0403Moving fluids with specific forces or mechanical means specific forces
    • B01L2400/0409Moving fluids with specific forces or mechanical means specific forces centrifugal forces
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/483Physical analysis of biological material
    • G01N33/487Physical analysis of biological material of liquid biological material
    • G01N33/49Blood
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S435/00Chemistry: molecular biology and microbiology
    • Y10S435/81Packaged device or kit
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S436/00Chemistry: analytical and immunological testing
    • Y10S436/807Apparatus included in process claim, e.g. physical support structures
    • Y10S436/81Tube, bottle, or dipstick

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Clinical Laboratory Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Centrifugal Separators (AREA)

Abstract

【課題】バフィーコートの分離及び軸方向拡張に使用する管フロートシステムを提供する。
【解決手段】本システムは、透明又は半透明の可撓試料管130と、赤血球と血漿の中間の比重を有する硬質セパレータフロート110とを含む。試料管は、第1の断面内径を有する細長い側壁136を有する。フロートは、本体部と、本体部から突出して試料管の側壁を係合支持する1又は複数の支持部材とを含む。本体部及び支持部材は、遠心分離等により拡張されているときの試料管の第1の断面内径よりも小さい断面径を有する。本体部は、側壁の軸方向に沿う部分との間に環状空間を形成する。支持部材は、環状空間を横切って1又は複数の分析領域を生成する。遠心分離時には、遠心力が管の径を拡大させて、管内のフロートの密度に基づく軸方向移動を可能にする。その後、遠心力を弱めて管側壁を第1の径に戻すことにより、フロートを拘束してバフィーコート構成成分を分析領域にトラップする。

Description

本発明は、密度に基づく流体分離に関し、詳細には、遠心分離によって層状化された流体構成成分の分離および軸方向拡張のための改良型試料管およびフロート設計、並びにそれを採用した方法に関する。本発明は、血液分離およびバフィーコート(Buffy Coat)層の軸方向拡張を具体的な用途とし、その用途を特に参照しながら本発明を説明する。しかし、本発明は、他の同様の用途にも適用可能であることが認識されるであろう。
定量バフィーコート(QBC:Quantitative Buffy Coat)分析は、全血を評価するために、臨床試験室において日常的に実施されている。バフィーコートは、非凝固血液を遠心分離または静置したときに赤血球と血漿の層の間に形成される、白血球細胞の一連の薄い明色層である。
QBC分析技術では、一般に、抗凝固処理全血を含む微小毛細管の遠心分離を利用して、血液を基本的に6つの層、すなわち(1)濃縮赤血球、(2)網状赤血球、(3)顆粒球、(4)リンパ球/単球、(5)血小板、(6)血漿に分離する。バフィーコートは、上から順番に、血小板、リンパ球、顆粒球および網状赤血球の層よりなる。
毛細管の検査に基づいて、QBC分析時に各層の長さまたは高さを求め、細胞計測値に変換することで、各層の定量測定が可能になる。各層の長さまたは高さは、手動読取り装置、すなわち拡大接眼鏡および手動ポインティングデバイスを使用して、または管の長さ方向に沿って光透過率および蛍光発光を測定することにより層を確認する自動光学式走査装置によって光学的に測定することが可能である。広く使用されている一連のQBC計測器が、ニュージャージ州フランクリン・レークスのベクトン−ディッキンソン・アンド・カンパニー(Becton-Dickinson and Company)によって製造されている。
バフィーコート層は非常に薄いので、多くの場合、正確な視覚的または光学的測定を行うために、毛細管内にプラスチックシリンダまたはフロートが挿入されて、バフィーコートが毛細管内で拡張される。フロートは、赤血球の密度(1.090g/ml)より小さく、血漿の密度(約1.028g/ml)より大きい密度を有し、管の断面積のほぼすべてを占める。したがって、この容量占有フロートは、通常、濃縮赤血球層上に静止して、より容易かつ正確な測定に向けて、管内のバフィーコート層の軸方向長さを拡張させる。
当該技術分野では、血液を分離したり、あるいは血液試料中のバフィーコート層や他の層内の流血中癌や他の希少細胞、生体、粒子または物体(すなわち幹細胞、細胞断片、ウイルス感染細胞、トリパノソーマ等)を識別したりするための改良型試料管、フロートシステムおよび方法が必要とされている。しかしながら、バフィーコートに一般的に存在すると想定される細胞の数は、血液の量に比べて極めて小さく、例えば血液1ミリメートル当たり1から100個の範囲であるため、特に従来のQBC毛細管およびフロートに採用される微小試料サイズでは、測定が困難である。
本発明は、上述の問題等を克服する新規で改良された血液分離アセンブリおよび方法を意図するものである。
本発明の第1の態様において、血液試料中のバフィーコート構成成分を分離し、軸方向に拡張させる方法は、第1の断面内径を有する細長い側壁を有する可撓試料管に血液試料を導入する工程を含む。細長い硬質の容量占有フロートも可撓試料管内に挿入されるか、または存在する。
フロートは、赤血球と血漿の中間の比重を有する。フロートは、本体部と、フロートの本体部から突出して、試料管の側壁に係合し、それを支持する1または複数の支持部材とを含む。本体部および支持部材は、試料管が遠心分離などによって後に拡張されるときの当該管の第1の内径よりも小さい断面径を有する。
フロートの本体部は、試料管の側壁の軸方向に沿う部分と協働して、両者の間に環状空間を形成する。フロートの本体部から突出する支持部材は、環状空間を横切って管の側壁を係合支持し、これにより1または複数の分析領域を生成する。
次いで、血液試料およびフロートを収容した試料管は、遠心力が付与されて、所定の回転速度で、血液試料の個別層への密度に基づく分離が行われる。所定の回転速度は、遠心力によって生じる血液中の圧力に応答して側壁の径を第2の径まで弾性的に拡張または拡大させるような回転速度であり、その径の拡張は、管内のフロートを軸方向に移動させるのに十分な大きさとされる。遠心分離時に、フロートは、その密度に基づいて、血液試料の少なくともバフィーコート層と軸方向に整列するように移動される。遠心分離後に、回転速度が減じられて、管側壁は実質的にその第1の径に戻り、フロートに係合する。その結果、バフィーコート構成成分は分析領域にトラップされ、周知の方法によって、確認、測定および/または検出が行われる。
本発明のさらなる態様においては、抗凝固処理全血の試料中の目標分析物の分離および分析を行うための装置が製造される。この装置は、試料を保持するための透明または半透明の可撓管を備え、この可撓管は、第1の断面内径を有する細長い側壁を備える。この装置は、赤血球と血漿の中間の比重を有する細長い硬質の容量占有フロートをさらに備える。
フロートは本体部を有し、この本体部は、当該本体部から突出する1または複数の支持部材を有する。フロートの本体部および/または支持部材の断面径は、後に試料管が拡張されるときの管の第1の断面内径よりも小さくなる。その際に、側壁は、圧力または力に応答して、第2の径まで弾性的に半径方向に拡張可能となっている。第2の径は、遠心分離時に管内のフロートを軸方向に移動させるのに十分な大きさである。
フロートの本体部は、側壁の軸方向に沿う部分と共に、その間に環状空間を形成する。フロートの凸部は、環状空間を横切って側壁を係合支持し、遠心分離後に分析領域を形成する。
他の態様においては、対応する試料管に使用されるように構成された容量占有セパレータフロートが提供される。このフロートは、硬質の本体部と、この本体部から突出して試料管の側壁を係合支持する1または複数の支持部材とを備える。本体部および支持部材は、試料管が拡張されたときに、試料管の内径より小さい断面径を有する。本体部は、側壁の軸方向に沿う部分と協働して、両者の間に環状空間を形成する。また、フロートの本体部から突出する支持部材は、環状空間を横切って、側壁に係合し、それを支持して、分析のための1または複数の領域を生成する。
さらなる態様においては、抗凝固処理全血試料中の上皮癌細胞、幹細胞、細胞断片、ウイルス感染細胞およびトリパノソーマ等の循環目標細胞を検出するための方法が提供される。この方法は、血液試料中の他の細胞から目標細胞を識別できるように、血液試料を1または複数の目標細胞の抗原決定基特有標識剤(Epitope Specific Labeling Agents)と合成する工程を含む。血液試料および容量占有セパレータフロートは、透明または半透明な可撓試料管に挿入される。セパレータフロートは、規定の比重を有する。セパレータフロートは、硬質の本体部と管支持部材とを備える。セパレータフロートは、側壁とともに1または複数の分析領域を形成する。また、フロートは、拡張時の試料管の内径よりも小さい断面径を有する。血液試料およびセパレータフロートは、試料管内で遠心力が付与され、血液試料中に存在するあらゆる目標細胞が遠心力により分析領域に局在化される。その後、分析領域に存在する血液試料は検査され、目標細胞が存在するかどうか識別される。
本発明の1つの利点は、比較的大量の血液試料のバフィーコート全体を血液量の残りから分離可能な血液分離装置において見いだされる。
本発明の他の利点は、1つの簡単な操作、すなわち加圧および/または遠心分離により、バフィーコート層を視覚化または画像化に利用できるようになることにある。
本発明のさらに他の利点は、バフィーコートの分離、保持、また必要な場合には、後処理のための試料管からの抽出がより一層改善されることにある。
本発明のさらに他の利点は、フロートと管の間の許容精度が、従来技術のQBC形システムに必要な精度に比べて低減されるため、構成要素の必要コストが小さくなることに見いだされる。
さらに他の利点は、試料の画像化を向上させるために管を支持することができ、画像化のためのより反復性の高い深さを提供できることにある。
本発明のさらに他の利点は、比較的構造が単純で、製造が容易で、低コストなことにある。
さらに他の態様においては、可撓管と硬質フロートの圧縮性および/または剛性を逆にすることが可能である。この態様では、フロートは、より高圧で径が収縮するように設計され、硬質の管内、また場合によっては半硬質の管内で、自由に移動する。圧縮性フロートを使用すると、場合によってはポリマー管よりも優れた光学的特性を示す透明ガラス管の利用が可能になる。また、この態様は、一般には、(フロートは、圧力減少後に管壁に抗して拡張することになるため)ガラス管に対する精度要件を緩和し、全範囲のフロ−ト設計が可能になる。
他の態様では、遠心分離工程を必要としない。このような態様では、単に圧力を管の内側に加えること、または単に管を拡張させること(またはフロートを圧縮すること)が必要とされる。例えば、管の外側の真空源を使用して、上記圧力を生成することができる。このような応用例によれば、試料管の頂部を開放状態に維持することができ、容易にアクセスできるようになる。また、真空源を使用することは、ある状況では、遠心力を適用するより容易である。
さらに、機械的、電気的および磁気的方法等の任意の管拡張/収縮(またはフロート圧縮)方法を実施することが可能である。管を拡張すると(またはフロートを圧縮すると)、フロートは、試料内の密度変化によって生成された浮遊力により適正な位置に移動することになる。
さらなる態様において、フロートは、回収管システムまたはアセンブリの一部を備える。この態様では、回収容器から分析管に試料を移送する必要はない。血液または試料流体を直ちに回収して試験することができる。このようなシステムは、幾分迅速で、バイオハザードの観点から安全である。例えば、このシステムは、いかなるタイプの血液汚染も最小限にする必要があるような極めて接触伝染性の強い状況(すなわちエボラウイルス、HIV等)において、望ましいものである。
本発明の他の利点および有益性は、好ましい実施形態の以下の詳細な説明を読んで理解することで、当業者に明らかなものとなるであろう。
本発明は、様々な構成要素および構成要素の配置、ならびに様々な工程および工程配列の形態をとることができる。各図面は、本発明の様々な実施形態を例示することのみを目的とするもので、本発明を制限するものと見なされるべきではない。一部の図面においては、同様の参照番号が同様の構成要素を示すものとなっている。
以下、図面に基づいて説明する。なお、各図面の記載は、本発明の好ましい実施形態を例示することのみを目的とし、それを制限することを目的とはしていない。図1は、血液分離管およびフロート・アセンブリ100を示す図で、このアセンブリは、本発明のセパレータフロートまたはボバー(Bobber)110を内部に有する試料管130を備えている。
試料管130は、描かれた実施形態では全体的に円筒形であるが、多角形および他の幾何学断面形状を有する管も考えられる。試料管130は、第1の閉鎖端132と、ストッパまたはキャップ140を受ける第2の開放端134とを含む。他の密封手段として、例えばパラフィルム(Parafilm)なども考えられる。代替的な実施形態(不図示)では、試料管を各端部で開放し、各端部が適切な密封装置を受けるようにすることができる。
管は、全体的に円筒形として描かれているが、特に射出成形法によって製造する場合は、開放端134に向けて僅かに拡大するように、管130に最小限のテーパーを付けることができる。このテーパまたは抜き勾配は、管を射出成形具から容易に取り除くのに一般に必要なものである。
管130は、透明または半透明の材料で形成されている。管130の側壁136は、十分にフレキシブルにまたは変形可能に構成され、遠心分離時には、例えば遠心荷重下での試料の静水圧により、半径方向に拡張する。そして、遠心力が取り除かれると、管側壁136は、実質的に本来のサイズおよび形状に戻る。
管は、任意の透明または半透明の可撓性材料(有機および無機)、例えばポリスチレン、ポリカーボネート、スチレン−ブタジエン−スチレン(SBS)、スチレン/ブタジエン共重合体(例えば、オクラホマ州バートルズビルのフィリップス66社から入手可能なK−Resin(登録商標))などで形成することが可能である。管は透明であることが好ましいが、試料検体中の対象となる細胞または物体を探す受信計が、管内のこれらの物体を「確認」または検出できるのであれば、管は必ずしも透明でなくてもよい。例えば、バルク試料内で検出できない極めて低放射活性レベルの物体を、以下により詳細に説明するように、本発明の方法により分離して、フロート110により壁付近にトラップした後で、不透明または半透明の壁を通じて検出することが可能である。
好ましい実施形態において、管130は、少なくとも約5ミリリットルの血液または試料流体、より好ましくは少なくとも約8ミリリットルの血液または流体、最も好ましくは少なくとも約10ミリリットルの血液または流体を、フロート110と共に収容できるようにサイズ設定される。特に好ましい実施形態において、管130は、約1.5cmの内径138を有し、少なくとも約10ミリリットルの血液をフロート110と共に収容する。
フロート110は、本体部112と、フロート110の軸方向の両端にそれぞれ配置された2つの密封リングまたはフランジ114とを含む。フロート110は、1つまたは複数の全体的に硬質の有機または無機材料、好ましくは硬質プラスチック材料、例えば、ポリスチレン、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)共重合体、芳香族ポリカーボネート、芳香族ポリエステル、カルボキシメチルセルロース、エチルセルロース、エチレン酢酸ビニル共重合体、ナイロン、ポリアセタール、ポリアセテート、ポリアクリロニトリルおよび他のニトリル樹脂、ポリアクリロニトリル−塩化ビニル共重合体、ポリアミド、芳香族ポリアミド(アラミド)、ポリアミド−イミド、ポリアリレート、ポリアリレン酸化物、ポリアリレン硫化物、ポリアリルスルホン、ポリベンズイミダゾール、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリエステルイミド、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルイミド、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエチレンテレフタレート、ポリイミド、ポリメタクリレート、ポリオレフィン(例えばポリエチレン、ポリプロピレン)、ポリアロマー、ポリオキサジアゾール、ポリパラキシレン、ポリフェニレン酸化物(PPO)、改質PPO、ポリスチレン、ポリスルホン、ポリテトラフルオリエチレンの如きフッ素含有重合体、ポリウレタン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニルの如きポリハロゲン化ビニル、ポリ塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルピロリドン、ポリ塩化ビニリデン、特殊重合体等で形成され、最も好ましくはポリスチレン、ポリカーボネート、ポリプロピレン、アクリロニトリルブタジエン−スチレン共重合体(ABS)等で形成される。
この点において、本発明の目的の1つは、検出または走査法に干渉する材料および/または添加剤の使用を避けることである。例えば、検出を目的として蛍光を利用する場合は、フロート110を構成するのに利用される材料は、対象となる波長に干渉またはバックグラウンド(Background)蛍光を有するものであってはならない。
フロート110の本体部112および密封リングまたは支持部材114は、加圧下または遠心力下で、試料管130の内径138より小さい外径118を有するようにサイズ設定される。フロート110の本体部112も密封または支持リング114より小さく設定され、これにより、フロート110と管130の側壁136との間に環状溝150が形成されるようになっている。本体部は、管の断面積の多くを占め、環状の間隙150は、管が曲がってない状態のときにバフィーコート層の細胞成分および関連する目標細胞を収容するのに十分な大きさを有する。寸法118および138は、環状の間隙150が好ましくは約25から250ミクロン、最も好ましくは約50ミクロンの半径方向厚さを有するように、設定される。
場合によっては、フロート110の本体部112の外径118は、管130の内径138より小さくてもよいが、この関係は必須ではない。なぜなら管130に遠心力が付与(加圧)されると、管130が拡張して、フロート110が自由に移動できるようになるからである。遠心分離(加圧)工程が終了すると、管130は収縮して、再び密封リングまたは支持隆起(Support Ridges)114を押し付ける。その結果、環状間隙または溝150が形成され、そのサイズが支持隆起または密封リング114の高さによって設定される(すなわち、貯留部(Pool)の深さは、管径に関係なく、支持隆起114の高さと等しくなる)。
特に好ましい実施形態において、フロート寸法は、高さ3.5cm、直径1.5cmで、本体部は、血液のバフィーコート層を捕捉するために50ミクロンの間隙を提供するようにサイズ設定される。したがって、バフィーコート層の捕捉に利用可能な体積は約0.08ミリリットルである。バフィーコート層全体は、一般には全血試料の約0.5%より小さいため、好ましいフロートは、8〜10ミリリットルの血液試料において分離されるバフィーコート層の全量を収容する。
密封または支持フランジ端部114は、管の内径138にほぼ等しいか、それよりわずかに大きくなるようにサイズ設定される。フロート110は、全体的に硬質で、可撓管壁136を支持することもできる。また、大径部114は、血液構成層の分離を維持するシール機能を提供する。フロートの大径領域114と管の壁136との間に形成されたシールは、流体密封シールを構成する。本明細書に用いられている「シール」という用語は、多くの場合は本発明の目的に適した実質的なシールを提供するもの、すなわちフランジ114と管壁136の間のほぼゼロの隙間またはわずかな干渉を包含することを意図したものである。
密封リング114は、最も好ましくは連続隆起で、この場合は、試料をより低速度で遠心分離することができ、分離層のスランピング(Slumping)が抑制される。しかし、代替的な実施形態において、密封隆起は、環状間隙150の内外に流路を提供する1つまたは複数の開口部を有する不連続または分割帯でありうる。密封隆起114は、個別に形成して、本体部112に取り付けるようにしてもよい。しかし、密封隆起114および本体部112は、単一または一体構造を形成するのが好ましい。
セパレータフロート110の全体比重は、赤血球の比重(約1.090)と血漿の比重(1.028)との間に設定する必要がある。好ましい実施形態において、上記比重は、約1.089〜1.029の範囲、より好ましくは約1.070〜約1.040の範囲、最も好ましくは約1.05である。
フロートの全比重が所望の範囲内にあれば、異なる比重を有する複数の材料でフロートを形成できる。フロート110の全体比重および環状間隙150の体積を、バフィーコート層と共にある程度の赤血球および/または血漿が環状間隙内に保持されるように選択することができる。遠心分離すると、フロート110は、バフィーコート層および目標細胞と同じ軸方向位置を占め、濃縮赤血球層上に浮遊する。バフィーコートは、フロート110と管130の内壁136との間の狭い環状間隙150に保持される。その際に、拡張されたバフィーコート領域を例えば照明および拡大下で検査して、流血中上皮癌もしくは腫瘍細胞または他の目標分析物を識別することができる。
1つの好ましい実施形態において、フロート110の密度は、血液試料の顆粒球層に定在するように選択される。顆粒球は、濃縮赤血球層上または真上に存在し、約1.08〜1.09の比重を有する。この好ましい実施形態において、フロートの比重はこの約1.08〜約1.09の範囲にあり、遠心分離するとフロートが顆粒球層内に留まることとなる。顆粒球の量は、患者によって約20倍も変動しうる。したがって、フロートが顆粒球層内に留まるようにフロート密度を選択することは、顆粒球の真上に存在するリンパ球/単球層のいずれかの損失が回避されるため、特に有利である。遠心分離時には、顆粒球層が増加するにつれて、フロートは顆粒球内のより高い位置に留まるようになり、リンパ球と単球をフロートと実質的に同じ位置に維持する。
米国特許第6,197,523号に開示されている被験者の血流中の循環上皮癌を検出するための方法は、本件発明の試料管およびフロートシステムを採用するようにモディファイすることが可能である。上記米国特許第6,197,523号は、そのすべてが参照により本明細書に組み込まれている。
本発明の管/フロートシステム100を使用する好ましい例示的な方法においては、抗凝固処理血液の試料が提供される。例えば、標準バキュティナー(Vacutainer:登録商標)、または抗凝固剤が予め仕込まれたタイプの他の同様の血液採取装置を使用して、分析すべき血液を引き込むことができる。
目標上皮細胞または他の対象分析物に特有の蛍光標識抗体(Fluorescently Labeled Antibody)を血液試料に添加し、培養することが可能である。例示的な実施形態において、上皮細胞は、蛍光標識が付されたAnti−EpCAM抗体で標識される。Anti−EpCAM抗体は、血流中に通常見いだされる他の細胞に存在しないと想定される上皮細胞特有部位に結合する。アクリジン・オレンジの如き染色剤または着色剤を試料に添加して、それぞれの細胞型に異なる色を帯びさせることにより、照明下でのバフィーコート層の識別を容易にすることができ、また試料の検査時に上皮細胞の形態を強調または明確化することができる。
その後、血液は、遠心分離を行うためにアセンブリ100に移送される。フロート110は、血液試料が試料管130内に導入された後に試料管130内に嵌入するようにしても、あるいは試料管130内に予め配置しておくようにしてもよい。その後、試料を含んだ管およびフロートアセンブリ100は、遠心分離にかけられる。この管/フロートシステム100によって血液を遠心分離するのに必要な動作は、従来の場合と顕著に違わないが、上述したように、遠心速度を減速させることが可能で、スランピングの問題を緩和することができる。場合によってはロータにアダプタを利用して、応力による可撓管の破壊を防止することができる。
遠心分離が開始されると、生じた水圧が、管の径を拡大するように壁136を変形または屈曲させる。このため、血液成分およびフロート110は、遠心力の下で管130内を自由に移動する。血液試料は、密度に応じて、下から順に濃縮赤血球、網状赤血球、顆粒球、リンパ球/単球、血小板および血漿の6つの異なる層に分離する。画像化の対象とする上皮細胞は、密度により、バフィーコート層、すなわち顆粒球、リンパ球/単球および血小板層に集まる。フロートは、その密度に基づいて、バフィーコート層と同じ軸方向位置を占める。バフィーコート層は、場合によっては少量の赤血球および/または血漿と共に、狭い環状間隙150を占める。
遠心分離が終了して遠心力が除かれると、管130は本来の径に戻って、環状間隙150内のバフィーコート層および目標分析物を捕捉または保持する。その後、管/フロートシステム100は顕微鏡または光学式リーダに移送されて、血液試料中の各目標分析物の識別が行われる。
図2〜図28は、本発明によるフロートの幾つかの典型的な変形例を示す図である。図2は、図1を参照して示し説明したフロート110と同様のフロート210を示す図である。このフロート210は、本体部212と密封リング214を備えるとともに、その両端部に、先細または円錐形のエンドキャップ部材216を備えている。先細状のエンドキャップ216は、遠心分離時に、フロート210および密封隆起214を通る細胞の流れを促進・誘導するために設けられている。
図3は、図2を参照して示し説明したフロート210と同様のフロート310を示す図である。このフロート310は、本体部312と密封隆起314を備え、その両端部に、円錐台形のエンドキャップ部材316を備えている。円錐台形エンドキャップ316は、遠心分離時の細胞流およびフロートの移動を促進するために設けられている。
図4は、図2および図3をそれぞれ参照して示し説明したフロート210および310と実質的に同様のフロート410を示す図である。このフロート410においては、全体的に凸形または円蓋形の部材416が密封隆起414を覆う構成となっている。エンドキャップ416は、半球形、半楕円形、または同様に傾斜した形状となっている。ここでも、傾斜端部416は、遠心分離時における密度に応じた細胞およびフロート移動を促進するために設けられている。
図2〜図4にそれぞれ示されるエンドキャップ・ユニット216,316,416の幾何学的形状は、例示のみを目的としており、これ以外にも、湾曲面、勾配面および/またはテーパー面を与える他の多くの幾何学的形状(凹形または凸形構成を含む)があり、遠心分離時には、その周囲を血液試料が流れることとなる。考えられるさらなる例示的な形状としては、屋根形(tectiform)およびその切頭形、三面、四面またはそれ以上の面を有する角錐形および切頭角錐形、オジバル(ogival)形およびその切頭形、ならびにジオデシック(Geodesic)形状等が挙げられるが、それらに限定されるものではない。
図5は、図1に描かれている実施形態と同様のフロート510を示す図である。このフロート510においては、端部から軸方向に移動した位置に密封隆起514が配置されている。例示された実施形態では、随意のエンドキャップ部材516が円錐形として表示されている。しかし、エンドキャップ516は、設ける場合には、上述したように、勾配またはテーパ面を与える任意の他の幾何学的形状を用いてもよいことが認識されるであろう。
残りの図6〜図28には、全体的に平坦な端部を有するもの、すなわち先細状端部を有していないものが示されているが、例示されている実施形態の各々は、図2〜図5に示される上述のエンドキャップ型のいずれか、または傾斜またはテーパー面を与える他の幾何学的構成を含むように、場合によっては変更できることが認識されるであろう。
図6〜図13は、全体的に環状の管支持部材を有する本発明の実施形態を示す図である。図6はリブ付きフロート610を示す図で、このフロート610は、中心本体部612に沿って軸方向に間隔をおいて配置された複数の環状リブまたは隆起620を備えている。このフロートの両端には、随意の端部密封隆起614がそれぞれ配置されている。リブ620および随意の端部密封隆起614は、遠心力が取り除かれたときに管130(図1)との密封係合を提供するようにサイズ設定されている。可撓管は遠心分離時に拡張して、密度に基づく遠心分離処理時に、それらの周囲における流れを可能にする。本体部612は、遠心分離時とリブ614に支持されている間は、管の内径より小さい径を有する。そして、遠心分離処理が終了すると、本体部612と管内壁の間に多数の環状溝650が形成される。
図6に例示の実施形態は、連続的なリブを示しているが、支持リブを同様に分断またはセグメント化することにより、隣り合う環状溝650間の流路を拡大できることが認識されるであろう。さらに、変形し得る管を支持し、かつ/または管壁が内方向に崩れるのを防ぐために、多数のリブおよび/または密封隆起が存在していてもよい。
図7は、さらなる実施形態に係るフロート710を示す図である。フロート710は、図6に示されるフロート610と同様で、中心本体部712に沿って軸方向に間隔を設けて配置された複数のリブ720を有し、それらリブ720の間には、複数の環状溝750が形成されている。管支持リブ720は、図6の実施形態よりも密集度が低く離れて配置されている。フロートの両端には、随意の密封隆起714が配置されている。ここでも、例示の実施形態は、連続的なリブを示しているが、支持リブを同様に分断または分割して、隣り合う環状溝750間の流路を拡大できることが認識されるであろう。
図8は、図6および図7の実施形態と同様のさらなるフロートの実施形態810を示す図であり、上述した図6および図7についての説明は、この図8に対しても同等に適用可能である。しかし、フロート810は、随意的に設けることが可能な密封隆起をその両端に有していないという点において異なっており、リブ820の間隔は、図6および図7に示されるリブ間隔の中間である。
図9はさらに別のフロートの実施形態910を示す図で、このフロートは螺旋状支持部材または隆起920を備えている。すなわち、互いに分離した環状帯の代わりに、螺旋状隆起920の複数のターンによって、本体部912上に互いに離間した一連の隆起が形成され、その隆起によって、対応する螺旋溝950が画成されている。螺旋状隆起920は、連続的なものとして示されているが、その代わりに螺旋帯を2つまたはそれ以上の区画に分割または分断して、螺旋状バフィーコート保持溝950の互いに隣り合うターンの間に、流体の流れる流路を設けることができる。フロート910の軸方向の両端部には、必要に応じて密封隆起914が設けられる。
図10および図11は、リブ付きおよび螺旋状フロートのさらに別の実施形態1010および1110をそれぞれ示す図である。図10において、本体部1012上の環状支持リブ1020は、半径方向に沿って先細になっている。図11において、本体部1112上に形成された先細の螺旋状支持体1120が存在する。その他の点では、フロート1010および1110は、それぞれ図6および図9を参照しながら説明したものと同様である。支持部材1020および1120は、連続的なものとして示されているが、その代わりに、軸方向の流れを促進するために不連続になっていてもよいし、分割されていてもよい。また、フロート1010および1110の両端の上記密封隆起は、例示の実施形態において省略するようにしても、あるいは必要に応じて設けるようにしてもよい。
図12および図13は、リブ付きおよび螺旋状フロートのさらに別の実施形態1210および1310をそれぞれ示す図である。図示のように、支持部材1220および1320が、それぞれの本体部1212および1312上に形成されている。管支持部材1220および1320は、それぞれ全体的に湾曲したまたは円形の断面輪郭を有する。その他の点では、フロート1210および1310は、それぞれ図6および図9を参照して上述したものと同様である。ここでも、支持部材1220および1320は連続的なものとして示されるが、代替的な実施形態では、不連続または分割されたものであってもよい。図13には、随意の端部密封隆起1314が存在する。また、図12には端部密封隆起が示されていないが、場合によって設けることができる。
次に図14および15を参照すると、スプライン加工されたセパレータフロート1410が示されている。このフロート1410は、中心本体部1412の周囲に、放射状(Radially)に間隔を設けて配置された軸方向を向く複数のスプラインまたは隆起1424を有する。フロートの両端には、随意の端部密封隆起1414が配置されている。スプライン1424および随意の端部密封隆起1414は、本体部1412から突出して、可変管(変形可能な管)に係合し、それに対する支持を提供する。端部密封隆起1414を設けた場合には、上述した密封機能が与えられる。管内壁と本体部1412の間には、軸方向凸部1424によって流体保持溝1450が形成されている。例えば本体部が円筒形の場合、凸部1424間における本体部の表面1413を曲面とすることができるが、平坦な表面1413も考えられる。例示の実施形態は、フロートの全軸方向長さに沿って連続したスプライン1424を示しているが、分割したスプラインまたは不連続なスプラインも考えられる。
図16は、図14および図15を参照して示し説明したフロート1410と類似のスプライン加工フロートの他の実施形態1610を示す図である。このフロートにおいては、随意の端部密封隆起が設けられていない。
図17および図18は、それぞれ代替的なスプライン加工フロート1710,1810の立面図で、それぞれの図14および図16を参照して上記に示し、説明したそれぞれの実施形態と類似しているが、それぞれの本体部1712,1812からそれぞれ突出する軸方向スプライン1724,1824が放射状により散在的に間隔を設けて配置されている。フロート1710は、図18のフロート1810には存在しない随意の端部密封隆起1714を含む。上述のように、それぞれの表面1713,1813は平坦または曲面とすることができる。
次に図19を参照すると、本発明のさらなる実施形態によるスプライン加工セパレータフロート1910の斜視図が示されている。軸方向を向く多数のスプライン1924が放射状に間隔を設けて配置され、中心本体部1912から突出して、可撓管に対する支持を提供する。随意の密封端部隆起1914が、フロート1910の両端に配置されている。隣り合うスプライン1924と、本体部1912上の表面1913によって、隣り合うスプライン1924の間に形成された流体保持溝1950が定められる。表面1913は、全体的に平坦なものとして描かれているが、曲面も考えられる。軸方向スプライン1924は、管の長さに沿って連続的なものとして描かれているが、分割されたスプラインまたは不連続なスプラインも考えられる。
次に図20を参照すると、本体部2012に対して突出した管支持部材2026を含むさらに他の実施形態2010が示されている。支持手段2026は、環状リングまたはリブ2020と軸方向スプライン2024との交差ネットワークとすることができる。フロートの両端には、随意の端部密封隆起2014が配置されている。支持部材2026および随意の密封隆起2014は、フロートの両端において本体部2012から半径方向に突出して、可変管に係合し、それに対する支持を提供する。端部密封隆起2014を設けた場合には、上述した密封機能が与えられる。隆起状の支持部材2026は、管内壁と本体部2012の間に複数の流体保持窓2050を形成する。本体部が円筒形のときは、窓2050に対応する本体部2012の表面2013を曲面とすることができるが、平坦な表面2013も考えられる。例示されている実施形態は、支持部材2026を連続的な環状リブと軸方向スプラインのネットワークとして示しているが、例えば2つまたはそれ以上の窓2050の間に流路を提供するために、ネットワーク2026の環状および/または軸状部に分断部を含めることもできる。
図21〜図26は、試料管の可変壁に対する支持を提供するための複数の凸部を表面に有するいくつかのフロートを示す図である。図21および図22を参照すると、フロート2110および2210は、それぞれ中心本体部2112の表面に間隔を設けて配置された多数の円形突起またはノブ2128を有する。随意の端部密封隆起2114(図21)は、フロート2110の両端に配置されているが、図22のフロート2210には設けられていない。ノブ2128および随意の端部密封隆起2114は、本体2112から半径方向に突出し、環状間隙2150を横切って、可変管壁に係合し、それに対する支持を提供する。端部密封隆起2114が設けた場合には、上述した密封機能が与えられる。凸部間の本体部表面は、例えば本体部が円筒形のときは曲面であってもよく、あるいは平坦部または小面を有していてもよい。
図23および図24には、図21および図22を参照して上述したものと実質的に同様であるが、凸部2328が、本体部2312の表面に、千鳥状のパターンではなく整列パターンを形成するフロートの実施形態2310および2410が示されている。図23の実施形態には、随意の端部密封隆起2314が設けられている。
次に図25および図26を参照すると、それぞれ図21および図22を参照して上述したものと実質的に同様であるが、凸部2528が、より低い密集度で本体部2512の表面に間隔を設けて配置されているフロートの実施形態2510および2610が示されている。図25の実施形態には随意の端部密封隆起2514が設けられている。
図27および図28は、それぞれ中心本体部2712の表面に間隔を設けて配置された多数の隆起小面2728を含むフロートの実施形態2710および2810を示す図である。随意の端部密封隆起2714(図27)は、フロート2710の両端に配置されているが、図28の実施形態には設けられていない。小面2728および随意の端部密封隆起2714は、本体2712から半径方向に突出し、環状間隙を横切って、可変管壁に係合し、それに対する支持を提供し、複数の流体保持窓2750を定める。端部密封隆起2714を設けた場合には、上述した密封機能が与えられる。本体部の表面2713は、凸部2728の間に配置されて、流体保持窓2750を区画する表面を構成するものであるが、この表面2713は、例えば本体部が円筒形のときには、曲面であってもよい。あるいは、表面2713は平坦であってもよい。代替的な実施形態においては、小面2718のサイズ、間隔密度および整列パターンを大きく変更することができる。
可撓試料管を支持するものとして円形ノブまたは方形小面を参照しながら図21〜図28の例示的な実施形態を説明したが、任意の幾何学的形状の凸部を利用することができる。凸部の他の幾何学的形状としては、例えば円錐形または円錐台形スパイク、屋根形およびその切頭形凸部、円筒形凸部、角錐形または切頭角錐形凸部、半楕円形凸部や、それらの任意の組合せなども考えられる。同様に、凸部のサイズ、間隔およびパターンを変更することが可能である。試料を画像化する場合は、画像化視野および他の要因に従ってサイズおよび間隔を選択することが可能である。
以上、好ましい実施形態を参照しながら本発明を説明した。当然のことながら、上述した詳細な説明を読み、これを理解すれば、幾つかの修正や変更が思い付くことであろう。本発明は、添付の請求項またはその同等物の範囲内にある限り、それら全ての修正および変更を包含するものであると見なされる。
本発明の例示的な実施形態による、全体的にスプール状のセパレータフロートを有する試料管の断面図である。 本発明の他の例示的な実施形態による、全体的に円錐形の端部を有するセパレータフロートの立面図である。 本発明の他の例示的な実施形態による、全体的に円錐台形の端部を有するセパレータフロートの立面図である。 端部が全体的に凸形または円蓋形のさらに他の例示的な実施形態によるセパレータフロートの立面図である。 端部から離間した位置に密封隆起を有するさらに他の例示的な実施形態によるセパレータフロートの立面図である。 本発明のさらに別の例示的な実施形態によるリブ付きセパレータフロートの立面図である。 本発明のさらに別の例示的な実施形態によるリブ付きセパレータフロートの立面図である。 本発明のさらに別の例示的な実施形態によるリブ付きセパレータフロートの立面図である。 全体的に螺旋状の管支持隆起を有する、本発明の他の例示的な実施形態によるセパレータフロートの立面図である。 半径方向に先細りする支持リブを有する本発明のさらに別の実施形態によるセパレータフロートの立面図である。 全体的に先細になった螺旋状の管支持隆起を有する本発明のさらに他の例示的な実施形態によるセパレータフロートの立面図である。 断面径状が丸みを帯びた支持リブを有する本発明の他の実施形態によるセパレータフロートの立面図である。 断面径状が丸みを帯びた、螺旋状の支持隆起を有する本発明の他の実施形態によるセパレータフロートの立面図である。 本発明の他の例示的な実施形態によるスプライン加工セパレータフロートの立面図である。 図14の線15−15に沿った拡大断面図である。 本発明のさらに別のスプライン加工セパレータフロートの実施形態の立面図である。 本発明によるさらに別のスプライン加工フロートの実施形態の立面図である。 本発明によるさらに別のスプライン加工フロートの実施形態の立面図である。 本発明のさらに他のスプライン加工フロートの実施形態の斜視図である。 支持隆起が、交差する環状リブおよびスプラインを含むさらに他の例示的な実施形態のフロートの斜視図である。 本発明のさらに別の例示的な実施形態による、全体的に丸形の凸部を有するノブ付きまたはスタッド付きセパレータフロートの立面図である。 本発明のさらに別の例示的な実施形態による、全体的に丸形の凸部を有するノブ付きまたはスタッド付きセパレータフロートの立面図である。 本発明のさらに別の例示的な実施形態による、全体的に丸形の凸部を有するノブ付きまたはスタッド付きセパレータフロートの立面図である。 本発明のさらに別の例示的な実施形態による、全体的に丸形の凸部を有するノブ付きまたはスタッド付きセパレータフロートの立面図である。 本発明のさらに別の例示的な実施形態による、全体的に丸形の凸部を有するノブ付きまたはスタッド付きセパレータフロートの立面図である。 本発明のさらに別の例示的な実施形態による、全体的に丸形の凸部を有するノブ付きまたはスタッド付きセパレータフロートの立面図である。 本発明のさらに別の例示的な実施形態による小面状凸部を有するスパイク付きまたはスタッド付きセパレータフロートの立面図である。 本発明のさらに別の例示的な実施形態による小面状凸部を有するスパイク付きまたはスタッド付きセパレータフロートの立面図である。
符号の説明
100 血液分離管およびフロート・アセンブリ
110 セパレータフロート
130 試料管

Claims (48)

  1. 血液試料のバフィーコート構成成分を分離し、軸方向に拡張させる方法であって、
    第1の断面内径を有する細長い側壁が設けられた可撓試料管に、前記血液試料を導入する工程と、
    赤血球と血漿の中間の比重を有する細長い硬質の容量占有フロートを、前記可撓試料管に導入する工程と、を備え、
    前記フロートは、本体部と、前記本体部から突出して前記試料管の前記側壁に係合するとともに前記側壁を支持する1または複数の支持部材とを備え、このフロートの前記本体部および前記支持部材は、前記試料管が拡張されるときの当該管の前記第1の内径より小さい断面径を有し、前記本体部は、前記側壁の軸方向に沿う部分と共に、その間に環状空間を形成し、前記支持部材は、前記環状空間を横切って1または複数の分析領域を生成するように構成されており、
    当該方法はさらに、
    前記側壁の第2の径を、前記管内の前記フロートの軸方向移動を可能にするのに十分な大きさとして、
    前記試料管に遠心力を作用させることにより、前記側壁を前記第2の径まで弾性的に拡大させるような回転速度にして、当該回転速度で、前記血液試料を個別の層に、密度に基づいて分離する工程と、
    前記血液の遠心分離するときに生成される遠心力により、前記フロートを移動させて、前記血液試料の少なくとも前記バフィーコート構成成分と軸方向に整列させる工程と、
    その後、前記回転速度を低下させて、前記管側壁を前記第1の径に戻し、これにより、前記フロートを拘束して、前記バフィーコート構成成分を前記分析領域にトラップする工程と、を備えることを特徴とする方法。
  2. 前記血液を前記血液試料管内に導入する前に、前記フロートを前記血液試料管内に導入することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記フロートを前記血液試料管に導入する前に、前記血液試料を前記血液試料管に導入することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記血液試料は、抗凝固処理全血であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記血液試料管は、閉鎖された第1の端部と、密封装置およびフロートを受けるように構成された開放された第2の端部とを備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 前記試料管は、約10ミリリットルの血液試料を受け入れるように容積が設定されていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 前記フロートをさらに移動させて、分離赤血球層の部分および分離血漿層の部分の少なくとも一方と軸方向に整列させることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 抗凝固処理全血の試料中の目標分析物の分離および分析を行うための装置であって、
    前記試料を保持するための試料管であって、第1の断面内径を有する細長い側壁が設けられた少なくとも半透明の可撓試料管と、
    赤血球と血漿の中間の比重を有する細長い硬質の容量占有フロートとを備え、
    前記フロートは、本体部と、前記本体部から突出して前記試料管の前記側壁に係合するとともに前記側壁を支持する1または複数の支持部材とを備え、前記本体部および前記支持部材は、前記試料管が拡張されるときの当該管の前記第1の内径より小さい断面径を有し、前記本体部は、前記側壁の軸方向に沿う部分と共に、その間に環状空間を形成し、前記支持部材は、前記環状空間を横切って、1または複数の分析領域を生成するように構成され、
    前記側壁は、遠心力に応答して第2の径まで弾性的に半径方向に拡張可能であり、前記第2の径は、遠心分離時に前記管内の前記フロートの軸方向移動を可能にするのに十分な大きさであることを特徴とする装置。
  9. 前記血液試料管は、閉鎖された第1の端部と、密封装置と前記フロートを受けるように構成された開放された第2の端部とを備えることを特徴とする請求項8に記載の装置。
  10. 前記試料管は、約10ミリリットルの血液試料を受け入れるように容積が設定されていることを特徴とする請求項8に記載の装置。
  11. 前記フロートは、軸方向の両端に、軸方向に沿って先細りする端部を備えることを特徴とする請求項8に記載の装置。
  12. 前記1または複数の支持部材は、1または複数の環状隆起を含むことを特徴とする請求項8に記載の装置。
  13. 前記1または複数の支持部材は、2つの環状隆起を含むことを特徴とする請求項8に記載の装置。
  14. 前記2つの環状隆起は、前記フロートの軸方向の両端に配置されていることを特徴とする請求項13に記載の装置。
  15. 前記1または複数の支持部材は、軸方向に間隔をおいて配置された3つ以上の環状隆起を含むことを特徴とする請求項8に記載の装置。
  16. 前記1または複数の支持部材は、螺旋状隆起を有することを特徴とする請求項8に記載の装置。
  17. 前記1または複数の支持部材は、放射状に間隔をおいて配置された複数のスプラインを含むことを特徴とする請求項8に記載の装置。
  18. 前記スプラインは、前記フロートの軸に平行に整列されていることを特徴とする請求項17に記載の装置。
  19. 前記1または複数の支持部材は、前記フロートの軸方向の両端に配置された環状隆起をさらに含むことを特徴とする請求項17に記載の装置。
  20. 前記1または複数の支持部材は、放射状に間隔をおいて配置された複数のスプラインを含み、それらスプラインが、軸方向に間隔をおいて配置されたスプラインと交差することを特徴とする請求項8に記載の装置。
  21. 前記1または複数の支持部材は、前記本体部の表面に間隔をおいて配置された複数の凸部を含むことを特徴とする請求項8に記載の装置。
  22. 前記凸部は、円形突起および小面形突起から選択されることを特徴とする請求項21に記載の装置。
  23. 前記管は、可撓性を有し透明な高分子材料で形成され、前記フロートは硬質の高分子材料で形成されることを特徴とする請求項8に記載の装置。
  24. 前記フロートは、約1.029から約1.089の範囲の比重を有することを特徴とする請求項8に記載の装置。
  25. 対応する試料管に使用されるように構成された容量占有セパレータフロートであって、
    本体部と、前記本体部から突出して、前記試料管の前記側壁に係合するとともに前記側壁を支持する1または複数の支持部材とを備え、
    前記本体部および前記支持部材は、前記試料管が拡張されるときの当該管の第1の内径より小さい断面径を有し、
    前記本体部は、前記側壁の軸方向に沿う部分と共に、その間に環状空間を形成し、前記支持部材は、前記環状空間を横切って、1または複数の分析領域を生成するように構成されていることを特徴とするセパレータフロート。
  26. 前記本体部と、前記1または複数の支持部材とは一体形成されていることを特徴とする請求項25に記載のセパレータフロート。
  27. 前記隙間は、約50ミクロンの半径範囲を有することを特徴とする請求項25に記載のセパレータフロート。
  28. 前記試料管は、約10ミリリットルの血液試料を受け入れるように容積が設定されていることを特徴とする請求項27に記載のセパレータフロート。
  29. 前記フロートは、軸方向の両端に、軸方向に沿って先細りする端部を備えることを特徴とする請求項27に記載のセパレータフロート。
  30. 前記1または複数の支持部材は、1または複数の環状隆起を含むことを特徴とする請求項27に記載のセパレータフロート。
  31. 前記1または複数の支持部材は、2つの環状隆起を含むことを特徴とする請求項27に記載のセパレータフロート。
  32. 前記2つの環状隆起は、前記フロートの軸方向の両端に配置されていることを特徴とする請求項31に記載のセパレータフロート。
  33. 前記1または複数の支持部材は、軸方向に間隔をおいて配置された3つ以上の環状隆起を含むことを特徴とする請求項27に記載のセパレータフロート。
  34. 前記1または複数の支持部材は、螺旋状隆起を有することを特徴とする請求項27に記載のセパレータフロート。
  35. 前記1または複数の支持部材は、円周方向に間隔をおいて配置された複数のスプラインを含むことを特徴とする請求項27に記載のセパレータフロート。
  36. 前記スプラインは、前記フロートの軸に平行に整列されていることを特徴とする請求項35に記載のセパレータフロート。
  37. 前記1または複数の支持部材は、前記フロートの軸方向の両端に配置された環状隆起をさらに含むことを特徴とする請求項35に記載のセパレータフロート。
  38. 前記1または複数の支持部材は、放射状に間隔をおいて配置された複数のスプラインを含み、それらスプラインが、軸方向に間隔をおいて配置されたスプラインと交差することを特徴とする請求項27に記載のセパレータフロート。
  39. 前記1または複数の支持部材は、前記本体部の表面に間隔をおいて配置された複数の凸部を含むことを特徴とする請求項27に記載のセパレータフロート。
  40. 前記凸部は、円形突起および小面形突起から選択されることを特徴とする請求項39に記載のセパレータフロート。
  41. 抗凝固処理全血試料中の循環目標細胞を検出するための方法であって、
    前記血液試料中の他の細胞から目標細胞を識別できるように、前記血液試料を1または複数の標識剤と組み合わせる工程と、
    第1の断面内径の細長い側壁を有する少なくとも半透明の可撓試料管に、前記血液試料を導入する工程と、
    赤血球と血漿の中間の比重を有する容量占有セパレータフロートを、前記試料管に挿入する工程とを有し、
    前記セパレータフロートは、硬質の本体部と、前記本体部から突出して前記試料管の前記側壁に係合するとともに前記側壁を支持する1または複数の支持部材とを備え、前記本体部および前記支持部材は、前記試料管が拡張されるときの当該管の第1の内径より小さい断面径を有し、前記本体部は、前記側壁の軸方向に沿う部分と共に、その間に環状空間を形成し、前記支持部材は、前記環状空間を横切って、1または複数の分析領域を生成するように構成されており、
    当該方法はさらに、
    前記試料管内の前記血液試料およびセパレータフロートに遠心力を作用させて、前記分析領域内の前記血液試料中に存在する各目標細胞を遠心力によって局在化させる工程と、
    遠心分離後に、前記試料管が前記セパレータフロートを圧迫することを可能にして、前記分析領域内に存在する前記血液試料を検査することにより、そこに含まれる各目標細胞を識別する工程と、を有することを特徴とする方法。
  42. 前記1または複数の標識剤は蛍光標識リガンドを含み、
    前記血液試料を検査する工程では、照明および拡大下で、前記分析領域に存在する前記血液試料を画像化する処理をさらに行うことを特徴とする請求項41に記載の方法。
  43. 前記血液試料を染色剤と合成する工程をさらに含むことを特徴とする請求項41に記載の方法。
  44. 分離されて軸方向に拡張されたバフィーコート構成成分であって、請求項1に記載の方法によって提供されることを特徴とするバフィーコート構成成分。
  45. 血液試料の前記バフィーコート構成成分を分離し、軸方向に拡張させる方法であって、
    第1の断面内径を有する細長い側壁が設けられた可撓試料管と、細長い硬質の容量占有フロートとを備えるアセンブリに、前記血液試料を導入する工程を備え、
    前記硬質フロートは、赤血球と血漿の中間の比重を有し、
    前記フロートは、本体部と、前記本体部から突出して、前記試料管の前記側壁に係合するとともに前記側壁を支持する1または複数の支持部材とを備え、このフロートの前記本体部および前記支持部材は、前記試料管が拡張されるときの当該管の第1の内径より小さい断面径を有し、前記本体部は、前記側壁の軸方向に沿う部分と共に、その間に環状空間を形成し、前記本体部から突出する前記支持部材は、前記環状空間を横切って、1または複数の分析領域を生成するように構成されており、
    当該方法はさらに、
    前記側壁の第2の径を、前記管内の前記フロートの軸方向移動を可能にするのに十分な大きさとして、
    前記アセンブリに遠心力を作用させることにより、前記側壁を前記第2の径まで弾性的に拡大させるような回転速度にして、当該回転速度で、前記管内の前記血液試料を個別の層に、密度に基づいて分離する工程と、
    前記血液の遠心分離するときに生成される遠心力により、前記フロートを移動させて、前記血液試料の少なくとも前記バフィーコート構成成分と軸方向に整列させる工程と、
    その後、前記回転速度を低下させて、前記管側壁を前記第1の径に戻し、これにより、前記フロートを拘束して、前記バフィーコート構成成分を前記分析領域にトラップする工程と、を備えることを特徴とする方法。
  46. 前記血液試料は、抗凝固処理全血であることを特徴とする請求項45に記載の方法。
  47. 前記試料管は、約10ミリリットルの血液試料を受け入れるように容積が設定されていることを特徴とする請求項45に記載の方法。
  48. 前記フロートをさらに移動させて、分離赤血球層の部分および分離血漿層の部分の少なくとも一方と軸方向に整列させることを特徴とする請求項45に記載の方法。
JP2004542039A 2002-10-03 2003-10-02 バフィーコート管およびフロートシステムおよび方法 Expired - Lifetime JP4401963B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/263,975 US7074577B2 (en) 2002-10-03 2002-10-03 Buffy coat tube and float system and method
PCT/US2003/031205 WO2004031770A1 (en) 2002-10-03 2003-10-02 Buffy coat tube and float system and method

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009208377A Division JP5079763B2 (ja) 2002-10-03 2009-09-09 抗凝固処理全血試料中の循環目標細胞を検出するための方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006502389A true JP2006502389A (ja) 2006-01-19
JP4401963B2 JP4401963B2 (ja) 2010-01-20

Family

ID=32042119

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004542039A Expired - Lifetime JP4401963B2 (ja) 2002-10-03 2003-10-02 バフィーコート管およびフロートシステムおよび方法
JP2009208377A Expired - Lifetime JP5079763B2 (ja) 2002-10-03 2009-09-09 抗凝固処理全血試料中の循環目標細胞を検出するための方法

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009208377A Expired - Lifetime JP5079763B2 (ja) 2002-10-03 2009-09-09 抗凝固処理全血試料中の循環目標細胞を検出するための方法

Country Status (6)

Country Link
US (4) US7074577B2 (ja)
EP (2) EP2458381B1 (ja)
JP (2) JP4401963B2 (ja)
AU (1) AU2003277224B2 (ja)
CA (1) CA2500751C (ja)
WO (1) WO2004031770A1 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010527912A (ja) * 2007-04-12 2010-08-19 バイオメット・バイオロジックス・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー ブイ式懸濁液分画システム
WO2011071353A3 (ko) * 2009-12-07 2011-11-10 Jeon Min-Yong 원심분리관
JP2011528802A (ja) * 2008-07-21 2011-11-24 ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー 密度相分離装置
WO2013070274A1 (en) * 2011-11-08 2013-05-16 Rarecyte, Inc. Systems and methods for separating target materials in a suspension
JPWO2013105204A1 (ja) * 2012-01-12 2015-05-11 パナソニックヘルスケアホールディングス株式会社 検体濃縮容器とそれを用いた検体濃縮方法
JP2021531842A (ja) * 2018-07-09 2021-11-25 ハヌマン ペリカン,インコーポレイテッド 血液成分を分離するための装置および方法
JP7427676B2 (ja) 2019-02-06 2024-02-05 ハヌマン ペリカン,インコーポレイテッド 多血小板血漿を濃縮するための装置および方法

Families Citing this family (41)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7947236B2 (en) 1999-12-03 2011-05-24 Becton, Dickinson And Company Device for separating components of a fluid sample
US7074577B2 (en) * 2002-10-03 2006-07-11 Battelle Memorial Institute Buffy coat tube and float system and method
US7220593B2 (en) * 2002-10-03 2007-05-22 Battelle Memorial Institute Buffy coat separator float system and method
US20050196319A1 (en) * 2004-03-03 2005-09-08 Hach Company System and method for providing a reaction surface of a predetermined area for a limited volume
JP5058815B2 (ja) * 2004-11-24 2012-10-24 バッテル メモリアル インスティチュート 細胞撮像用の光学システム
US9333445B2 (en) 2008-07-21 2016-05-10 Becton, Dickinson And Company Density phase separation device
MX2011000799A (es) 2008-07-21 2011-03-01 Becton Dickinson Co Dispositivo de separacion de fases por densidad.
US8177072B2 (en) * 2008-12-04 2012-05-15 Thermogenesis Corp. Apparatus and method for separating and isolating components of a biological fluid
US20100281955A1 (en) * 2009-05-05 2010-11-11 Pressure Biosciences Inc. Microtube and related methods therefor
CA2949745C (en) 2009-05-15 2019-03-26 Becton, Dickinson And Company Density phase separation device
EP2443450A2 (en) * 2009-06-16 2012-04-25 Robert Aaron Levine Harvesting target materials from centrifuged suspensions
US9518596B2 (en) 2009-07-02 2016-12-13 Solarcity Corporation Pivot-fit frame, system and method for photovoltaic modules
US20110000544A1 (en) 2009-07-02 2011-01-06 West John R Drop-in connection apparatus, system, and method for photovoltaic arrays
EP2449598B1 (en) 2009-07-02 2018-05-30 SolarCity Corporation Array of photovoltaic modules interlocked together
WO2011032044A2 (en) * 2009-09-10 2011-03-17 Levine Robert A Systems and methods for reducing expansion of fluid containing tubes during centrifugation
EP2553421A1 (en) * 2010-03-30 2013-02-06 Battelle Memorial Institute Buffy coat separator float systems and methods
CA2795008A1 (en) * 2010-03-30 2011-10-13 Battelle Memorial Institute Buffy coat separator float systems and methods
US8377395B2 (en) 2010-04-29 2013-02-19 Charles M. Coleman Integrated blood specimen processor
US20120223027A1 (en) * 2011-03-02 2012-09-06 Jonathan Lundt Tube and float systems
US8445264B2 (en) * 2011-04-08 2013-05-21 Rarecyte, Inc. Systems and methods for harvesting target particles of a suspension
JP2012239441A (ja) * 2011-05-23 2012-12-10 Seiko Epson Corp 反応容器
US9354172B2 (en) 2011-12-20 2016-05-31 Rarecyte, Inc. Tube and reflective float systems for analyzing suspensions
WO2013019949A2 (en) * 2011-08-02 2013-02-07 Rarecyte, Inc. Systems and methods for isolating and characterizing target materials of a suspension
WO2013070272A1 (en) * 2011-11-08 2013-05-16 Rarecyte, Inc. Systems and methods to analyze materials of a suspension by means of dielectrophoresis
US20130121896A1 (en) * 2011-11-15 2013-05-16 Jonathan Erik Lundt Systems to control fluid flow in density-based fluid separation
WO2013090189A1 (en) * 2011-12-12 2013-06-20 Rarecyte, Inc. Tube and float systems and methods of using the same
WO2013103982A1 (en) * 2012-01-06 2013-07-11 Rarecyte, Inc. Float and tube system for separating a suspension with an internal trap
US20150056649A1 (en) * 2012-01-13 2015-02-26 Konica Minolta, Inc. Method for quantifying cell of interest in blood, and method for evaluating system for quantifying said cell
WO2013166170A1 (en) * 2012-05-01 2013-11-07 Rarecyte, Inc. Systems and methods for separating component materials of a suspension using immunomagnetic separation
ES2685606T3 (es) * 2012-09-07 2018-10-10 Becton, Dickinson And Company Método y aparato para detectar microorganismos
US9610590B2 (en) * 2013-01-18 2017-04-04 Ziad Hamandi Centrifugal separating assembly with a container body having a common inlet-outlet port
US10088391B2 (en) 2013-02-21 2018-10-02 Regenexx, LLC Blood and marrow draw processing devices and methods
JP6813483B2 (ja) 2014-10-28 2021-01-13 アーテリオサイト・メディカル・システムズ・インコーポレイテッドArteriocyte Medical Systems, Inc. 浮体式ブイを備えた遠心分離管、及びこれを使用する方法
US9694359B2 (en) 2014-11-13 2017-07-04 Becton, Dickinson And Company Mechanical separator for a biological fluid
PL237582B1 (pl) * 2015-09-15 2021-05-04 Spark Tech Spolka Z Ograniczona Odpowiedzialnoscia Insert do pojemnika do wirowania, zwłaszcza, do probówki, do wydzielenia frakcji o pożądanym zakresie gęstości metodą wirowania na gradiencie gęstości oraz pojemnik do wirowania zawierający ten insert
US10272445B2 (en) 2015-11-24 2019-04-30 Royal Biologics Methods and apparatus for separating fluid components
USD843008S1 (en) * 2016-01-15 2019-03-12 Biotix, Inc. Fluid handling tube with cap
US11534533B2 (en) 2018-07-09 2022-12-27 Hanuman Pelican, Inc. Apparatus and methods for processing blood
US20220088589A1 (en) 2019-01-21 2022-03-24 Eclipse Medcorp, Llc Methods, Systems and Apparatus for Separating Components of a Biological Sample
US10753875B1 (en) 2019-01-31 2020-08-25 Rarecyte, Inc. Spectral unmixing of spectroscopic emission images
AU2020372939A1 (en) 2019-10-31 2022-06-09 Crown Laboratories, Inc. Systems, methods and apparatus for separating components of a sample

Family Cites Families (59)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3814248A (en) 1971-09-07 1974-06-04 Corning Glass Works Method and apparatus for fluid collection and/or partitioning
US3786985A (en) 1973-01-05 1974-01-22 Hoffmann La Roche Blood collection container
SE384274B (sv) 1973-11-27 1976-04-26 Stille Werner Ab Serumseparator
US3897340A (en) 1974-02-27 1975-07-29 Becton Dickinson Co Serum/plasma separator assembly with interface-seeking piston having coarse and fine band filters
US3897343A (en) 1974-02-27 1975-07-29 Becton Dickinson Co Plasma separator-hydrostatic pressure type
US3919085A (en) 1974-02-27 1975-11-11 Becton Dickinson Co Plasma separator assembly
US3890237A (en) 1974-02-27 1975-06-17 Becton Dickinson Co Plasma separator {13 {0 cord stop type
US3957654A (en) 1974-02-27 1976-05-18 Becton, Dickinson And Company Plasma separator with barrier to eject sealant
US3931018A (en) 1974-08-09 1976-01-06 Becton, Dickinson And Company Assembly for collection, separation and filtration of blood
US4083788A (en) 1975-11-19 1978-04-11 Ferrara Louis T Blood serum-isolation device
US4055501A (en) 1976-01-16 1977-10-25 Sherwood Medical Industries Inc. Fluid collection device with phase partitioning means
US4088582A (en) 1976-01-16 1978-05-09 Sherwood Medical Industries Inc. Blood phase separation means
US4027660A (en) 1976-04-02 1977-06-07 Wardlaw Stephen C Material layer volume determination
US4137755A (en) 1976-09-20 1979-02-06 Wardlaw Stephen C Material layer volume determination
DE2800934C2 (de) 1977-01-10 1986-09-18 Robert Aaron Guilford Conn. Levine Verfahren zur Durchführung von Volumenmessungen an der Zwischenschicht zwischen der Erythrozytenschicht und der Plasmaschicht einer zentrifugierten Blutprobe
US4116638A (en) * 1977-03-03 1978-09-26 Warner-Lambert Company Immunoassay device
AT381466B (de) 1977-03-16 1986-10-27 Ballies Uwe Trennroehrchen fuer zentrifugaltrennung
US4197287A (en) * 1977-06-10 1980-04-08 Ventrex Laboratories Inc. Method and apparatus for performing in nitro clinical diagnostic tests using a solid phase assay system having special utility for use with automatic pipetting equipment
US4225575A (en) * 1978-05-15 1980-09-30 Ventrex Laboratories, Inc. Method and apparatus for performing in vitro clinical diagnostic tests using a solid phase assay system
US4135884A (en) * 1977-08-29 1979-01-23 Shen James T Gamma stick
JPS5917386B2 (ja) 1979-03-23 1984-04-20 テルモ株式会社 血液分離方法および装置
US4305924A (en) * 1979-08-08 1981-12-15 Ventrex Laboratories, Inc. Method and apparatus for performing in vitro clinical diagnostic tests using a solid phase assay system
US4378344A (en) * 1979-09-28 1983-03-29 Ventrex Laboratories, Inc. Method and apparatus for performing multiple, simultaneous in vitro diagnostic tests using a solid phase system
US4417981A (en) 1981-05-04 1983-11-29 Becton, Dickinson And Company Blood phase separator device
US4464254A (en) 1982-06-03 1984-08-07 Porex Technologies, Corp. Device for separating serum from blood sample
US4717660A (en) * 1984-01-26 1988-01-05 Becton, Dickinson And Company Detection of bacteria by fluorescent staining in an expanded buffy coat
US4594165A (en) 1984-11-16 1986-06-10 Levine Robert A Method of enhancing separation of abnormally light red cells from granulocytes in a centrifuged blood sample
US4567754A (en) 1985-03-29 1986-02-04 Wardlaw Stephen C Measurement of small heavy constituent layer in stratified mixture
IL74967A (en) * 1985-04-18 1988-10-31 Assaf Pharmaceutical Ind Separation of materials from a liquid dispersion by sedimentation
US4774965A (en) 1987-07-01 1988-10-04 Becton Dickinson And Co., Inc. Material layer volume determination with correction band
US4823624A (en) 1987-07-01 1989-04-25 Becton Dickinson & Company Material layer volume determination with correction band
US4877520A (en) * 1987-10-08 1989-10-31 Becton, Dickinson And Company Device for separating the components of a liquid sample having higher and lower specific gravities
US4843869A (en) * 1988-03-21 1989-07-04 Levine Robert A Method for measuring hemoglobin
US4952054A (en) * 1989-01-30 1990-08-28 Levine Robert A Correction of blood count tube readings
US4953975A (en) * 1989-01-30 1990-09-04 Levine Robert A Correction of material layer volume measurements
CA2011099A1 (en) 1989-04-19 1990-10-19 Stephen C. Wardlaw Determination of lymphocyte reactivity to specific antigens in blood
CA2011100C (en) * 1989-05-24 1996-06-11 Stephen C. Wardlaw Centrifuged material layer measurements taken in an evacuated tube
US5137832A (en) * 1991-01-02 1992-08-11 Becton Dickinson & Company Quantification of fibrinogen in whole blood samples contained in a tube using a float to separate materials
US5203825A (en) * 1991-06-07 1993-04-20 Becton, Dickinson And Company Capillary tube assembly including a vented cap
US5321975A (en) * 1991-10-04 1994-06-21 Levine Robert A Differential erythrocyte counts
US5252460A (en) * 1991-10-28 1993-10-12 Fiedler Paul N In vitro detection of ova, parasites, and other formed elements in stool
US5494590A (en) 1992-06-11 1996-02-27 Becton Dickinson Method of using anticoagulant solution in blood separation
US5354483A (en) 1992-10-01 1994-10-11 Andronic Technologies, Inc. Double-ended tube for separating phases of blood
US5342790A (en) * 1992-10-30 1994-08-30 Becton Dickinson And Company Apparatus for indirect fluorescent assay of blood samples
US5518615A (en) 1994-04-22 1996-05-21 Becton, Dickinson And Company Blood compatible, shear sensitive gels
US5533518A (en) 1994-04-22 1996-07-09 Becton, Dickinson And Company Blood collection assembly including mechanical phase separating insert
US5578446A (en) * 1994-07-08 1996-11-26 Becton Dickinson And Company Analytical dipstick for improved mixing and reduced reagent volume
US5560830A (en) 1994-12-13 1996-10-01 Coleman; Charles M. Separator float and tubular body for blood collection and separation and method of use thereof
US5632905A (en) 1995-08-07 1997-05-27 Haynes; John L. Method and apparatus for separating formed and unformed components
US5736033A (en) 1995-12-13 1998-04-07 Coleman; Charles M. Separator float for blood collection tubes with water swellable material
JP2859845B2 (ja) 1996-05-09 1999-02-24 照明 伊藤 血清分取補助装置
AT404317B (de) 1996-08-02 1998-10-27 Greiner & Soehne C A Verschlussvorrichtung, trennvorrichtung sowie aufnahmebehälter für eine aufnahmeeinrichtung
US5776078A (en) 1996-11-25 1998-07-07 Robert A. Levine Cassette holder for capillary tube blood testing with integral sealing means
US5906744A (en) 1997-04-30 1999-05-25 Becton Dickinson And Company Tube for preparing a plasma specimen for diagnostic assays and method of making thereof
US6197523B1 (en) 1997-11-24 2001-03-06 Robert A. Levine Method for the detection, identification, enumeration and confirmation of circulating cancer and/or hematologic progenitor cells in whole blood
AU9233698A (en) * 1997-11-22 1999-06-17 Robert A. Levine Method for the detection, identification, enumeration and confirmation of circulating cancer cells and/or hematologic progenitor cells in whole blood
US6516953B1 (en) * 1998-12-05 2003-02-11 Becton, Dickinson And Company Device for separating components of a fluid sample
AT500247B1 (de) * 2001-03-30 2007-06-15 Greiner Bio One Gmbh Aufnahmeeinrichtung, insbesondere für körperflüssigkeiten, mit einer trennvorrichtung sowie trennvorrichtung hierzu
US7074577B2 (en) 2002-10-03 2006-07-11 Battelle Memorial Institute Buffy coat tube and float system and method

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010527912A (ja) * 2007-04-12 2010-08-19 バイオメット・バイオロジックス・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー ブイ式懸濁液分画システム
JP2011528802A (ja) * 2008-07-21 2011-11-24 ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー 密度相分離装置
WO2011071353A3 (ko) * 2009-12-07 2011-11-10 Jeon Min-Yong 원심분리관
WO2013070274A1 (en) * 2011-11-08 2013-05-16 Rarecyte, Inc. Systems and methods for separating target materials in a suspension
JPWO2013105204A1 (ja) * 2012-01-12 2015-05-11 パナソニックヘルスケアホールディングス株式会社 検体濃縮容器とそれを用いた検体濃縮方法
US9700885B2 (en) 2012-01-12 2017-07-11 Panasonic Healthcare Holdings Co., Ltd. Specimen concentration container and specimen concentrating method using same
JP2021531842A (ja) * 2018-07-09 2021-11-25 ハヌマン ペリカン,インコーポレイテッド 血液成分を分離するための装置および方法
US12017211B2 (en) 2018-07-09 2024-06-25 Hanuman Pelican, Inc. Apparatus and methods for separating blood components
JP7427676B2 (ja) 2019-02-06 2024-02-05 ハヌマン ペリカン,インコーポレイテッド 多血小板血漿を濃縮するための装置および方法

Also Published As

Publication number Publication date
US8012742B2 (en) 2011-09-06
US20040067536A1 (en) 2004-04-08
JP2009288254A (ja) 2009-12-10
JP5079763B2 (ja) 2012-11-21
EP1546720A4 (en) 2009-10-28
EP1546720A1 (en) 2005-06-29
US7915029B2 (en) 2011-03-29
WO2004031770A1 (en) 2004-04-15
EP1546720B1 (en) 2016-11-16
EP2458381A2 (en) 2012-05-30
AU2003277224A1 (en) 2004-04-23
US7074577B2 (en) 2006-07-11
US20080128340A1 (en) 2008-06-05
US20110171680A1 (en) 2011-07-14
JP4401963B2 (ja) 2010-01-20
CA2500751C (en) 2012-01-17
CA2500751A1 (en) 2004-04-15
US7329534B2 (en) 2008-02-12
US20060154308A1 (en) 2006-07-13
EP2458381A3 (en) 2012-07-25
EP2458381B1 (en) 2018-05-30
AU2003277224B2 (en) 2010-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4401963B2 (ja) バフィーコート管およびフロートシステムおよび方法
JP4387305B2 (ja) バフィーコート分離フロートシステムおよび方法
JP2013524218A (ja) 軟膜セパレータフロートシステムおよび方法
JP2013528785A (ja) 軟膜セパレータフロートシステムおよび方法
US20120077217A1 (en) Buffy coat tube and float system and method
AU2012204108A1 (en) Buffy coat separator float system and method

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20051104

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060822

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090316

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090406

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090526

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090824

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090831

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090909

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091020

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091028

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4401963

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121106

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121106

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131106

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term