JP2006352651A - 画像形成装置及び、自動原稿給送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 自動原稿給送装置の閉じ動作時に作用する、ダンパーの交換性、汎用性の向上。
【解決手段】 従来、自動原稿給送装置内のヒンジ内に設けられていたダンパーをヒンジ外に出し外付けとする。(画像形成装置or自動原稿給送装置のどちらでも可)その為、交換性、メンテナンス性、他機種への流用等が利便性が増す。
【選択図】 図1
【解決手段】 従来、自動原稿給送装置内のヒンジ内に設けられていたダンパーをヒンジ外に出し外付けとする。(画像形成装置or自動原稿給送装置のどちらでも可)その為、交換性、メンテナンス性、他機種への流用等が利便性が増す。
【選択図】 図1
Description
本発明は、複写機等の画像形成装置及び、該画像形成装置に具備された自動原稿給送装置に関するものである。
従来、自動原稿給送装置を具備した複写機等の画像形成装置において、画像形成を行う場合には大きく分けて、以下の2つの方法がある。1つは自動原稿給送装置等を用いて画像形成を行うもので一般的に、自動原稿給送装置は画像形成装置上に閉じられた状態で原稿を前記自動原稿給送装置上の原稿積載台に載せ、画像形成装置のスタート信号により画像形成に関わる一連の動作を開始するものと、もう1つは書物、糊付け、ホッチキス止め等の綴じられたもので自動原稿給送装置には積載できないものにおいては、自動原稿給送装置を開放して画像形成装置の画像読み取り部である、プラテンガラス上に直接載せ、画像形成動作を行うものがある。その為、自動原稿給送装置の開閉が伴う動作が日常的に行われている。自動原稿給送装置には開閉支持機構(以下、ヒンジとする。)を有しており、その開閉時、該自動原稿給送装置の自重を相殺する為に前記ヒンジには、圧縮バネ等の弾性部材が組み込まれている他に、自動原稿給送装置の閉じ動作時に発生する、急激な速度変動を抑制する為のダンパー(ガス式、オイル、グリース等)も組み込まれている。
又、従来例としては、例えば特許文献1をあげることが出来る。
特開2003−134283号公報
しかしながら、前記ヒンジ内に組み込まれているダンパー42においては、図9に示す通り、そのヒンジ内に圧縮バネ41等の弾性部材と共に完全に組み込まれてしまっている為に、市場等において、長期連続して使用しているうちにダンパー効果の低減、劣化等によりダンパー単体に不具合が発生した場合において、ヒンジ全体の交換を必要とする為、コスト的に不利である事や、交換及び位置調整に時間がかかると言う問題が発生していた。又、小型化の為にヒンジの中に組み込まれているわけであるが、逆に、その大きさの制約の為に、ダンパーの効果がある角度が制約されているとか、ダンパーの効果を調整する機構を設けられない等の自由度の少ない状況で使用していた。又、自動原稿給送装置に具備されているヒンジにおいては、自動原稿給送装置の自重に差異があれば、使用される圧縮バネ等の弾性部材もそれぞれ違った設定荷重のものが組み込まれており、ヒンジ単体において種類の異なる自動原稿給送装置間においては、互換性が無いという問題が存在していた。
上記、問題点を解決する為に、本発明においては、自動原稿給送装置の閉じ動作時に発生する、急激な速度変動を抑制する為のダンパー(ガス式、オイル、グリース等)をヒンジ内部に組み込むのではなく、自動原稿装置内もしくは、画像形成装置内に別付けに取り付けられる構成にする事により、ダンパー単体での交換及び、調整等のメンテナンスが容易となるばかりではなく、別付けにすることにより、その自動原稿給送装置と画像形成装置の組み合わせの中において、例えば自動原稿給送装置の重心位置に配置する等の設置場所も任意に選択できるだけではなく、前記ダンパーを共通化する事が可能となる為、種類の異なる自動原稿給送装置においても転用可能となり、汎用性の広い構成とする事が可能となる。
以上説明したように、自動原稿給送装置の閉じ動作時に発生する、急激な速度変動を抑制する為のダンパー(ガス式、オイル、グリース等)をヒンジ内部に組み込むのでは無く、自動原稿装置内もしくは、画像形成装置内に別付けに取り付けられる構成にする事により、ダンパー単体での交換及び、調整等のメンテナンスが容易となるばかりではなく、別付けにすることにより、その自動原稿給送装置と画像形成装置の組み合わせの中において、例えば自動原稿給送装置の重心位置に配置する等の設置場所も任意に選択できるだけではなく、前記ダンパーを共通化する事が可能となる為、種類の異なる自動原稿給送装置においても転用可能となり、汎用性の広い構成とする事が可能とせしめたものである。
(実施例1)
以下、図面を用いて本発明を説明する。
以下、図面を用いて本発明を説明する。
図1は、自動原稿給送装置2の断面と画像形成装置1の上部簡易断面図を示している。
本図を用いて、先ず、原稿の搬送、画像情報読み取りについて説明する。原稿Sは自動原稿給送装置2の給紙積載台21上にセットされる。画像形成装置1よりの画像形成開始信号により、原稿の給紙、搬送が始まる。シャッター22に突き当てられて置かれた原稿積載台21上の原稿に対して、シャッター22が降下して原稿搬送路を開放する。その後、給紙ローラー23が原稿の上に降下した後、時計回りに回転し、原稿を図1中の左方向に搬送し、そして、分離ローラー22、分離ベルト25において原稿を1枚づつに分離する、そして、1枚づつに分離された原稿は、搬送ローラー対26により、更に搬送され停止中のレジストローラー対27のローラーニップに原稿先端が到達する。レジストローラー対27は停止している為、原稿の先端はニップの所よりは先に進めず、後から後押しされる状態になり原稿にループが形成された状態になり原稿がレジストローラー対ニップを先端として、搬送方向と直行する方向に整合される。つまり、給紙、分離等で原稿が斜行(斜めに搬送される状態)していても補正されるわけである。一定のループ形成後、レジストローラー対27は回転を開始して原稿搬送が継続される。
また、搬送ベルト30は搬送駆動ローラー28並びに搬送従動ローラー29の間にバネ部材等により弾性的に張られている。そして搬送駆動ローラー28と搬送駆動ローラー29の間で且つ、搬送ベルト30の内側には、該搬送ベルトを画像形成装置上のプラテンガラス12に対して押圧してプラテンガラス12との間に搬送力を生み出す、ベルト押圧コロ列31,32,34と原稿搬送方向に対して鉛直方向に、ベルトをプラテンガラス12に幅方向で均一に押圧する為のベルト押圧ローラー40が配置されている。
原稿はレジストローラー対27において、前記、搬送ベルト30とプラテンガラス12の間を搬送され所定の位置に停止する。
原稿停止後、スキャナー11は、原稿に対して光等を照射してその反射光を拾い、その原稿の画像情報を読み取っている。
画像情報を読み取られた原稿は、その後、プラテンガラス12上より、排紙フラッパー35を通り、排紙中間ローラー36、排紙ローラー37を通り排紙トレイ13の上に排出される。
画像情報を読み取られた原稿は、その後、プラテンガラス12上より、排紙フラッパー35を通り、排紙中間ローラー36、排紙ローラー37を通り排紙トレイ13の上に排出される。
以上が、原稿搬送の流れと画像情報読み取りの流れである。
図2は、画像形成装置1とその上に載置された自動原稿給送装置2の上視図である。自動原稿給送装置はヒンジ40,50の取り付け状態を示す為に一部、断面となっている。ヒンジは画像形成装置の背面側に左右離れて2個、取り付けられており、画像形成装置1と自動原稿給送装置2とを回動自在に結合させている。70はダンパーユニットであり、自動原稿給送装置の閉じ動作時に発生する、自動原稿給送装置の急激な速度変動を抑制する為のダンパー(ガス式、オイル、グリース等)が組み込まれたユニットである。
図3は左側面図で自動原稿給送装置2が画像形成装置1上に載置され、閉じている状態のヒンジ50の状態を示したものである。
図4は左側面図で自動原稿給送装置2が画像形成装置1上に載置され、開いている状態のヒンジ50の状態を示したものである。
図5は図3中のヒンジの断面状態を示したものであり、本図を用いてヒンジ50の説明をする。ヒンジ50はヒンジフレーム51に具備された取り付けプレート52により、自動原稿給送装置2と締結され該自動原稿給送装置を画像形成装置に対して、メイン回動軸53を中心に回転自在に締結せしめている。ヒンジフレーム51内には、自動原稿給送装置の自重を相殺しユーザーが開閉する動作負荷を軽減する為の不図示の圧縮バネが組み込まれており、該圧縮バネのバネ力によって、自動原稿給送装置の自重を相殺する。ダンパーユニット70は、画像形成装置1上に取り付けられている。該ユニットにおいて、規制レバー71はダンパーベース76に係合されているレバー回転軸74を中心に回動可能な構成となっている、又、該規制レバー71には、自動原稿給送装置の開く方向と同方向に作用するバネ73が掛けられており、自動原稿給送装置、もしくはヒンジの回動動作に連動している。レバーギア72は、前記規制レバー71に連結もしくは固定されており、規制レバー71の回動動作に伴い回転し、且つ固定軸75に支持された、ロータリーダンパー80と噛み合っている。このロータリーダンパー80は回転する際に、一定の負荷抵抗が発生するというもので、この負荷抵抗が自動原稿給送装置の閉じ動作のブレーキとなり、滑らかに自動原稿給送装置が画像形成装置に対して閉じられる。又、前記ダンパーユニット70は画像形成装置1に対して、外部より取り付け可能なビス止め、嵌め込み等の容易に着脱可能に取り付けられており、メンテナンス性の向上がはかられている。更に、ロータリーダンパー80に不具合が発生したときにおいては、そのロータリーダンパー80単体を交換すればよく、種類の異なる自動原稿給送装置に対応する時には、回転負荷抵抗の違うロータリーダンパーを用いるだけでよい。
図6は図4中のヒンジの断面図を示したものであり、規制レバー71が自動原稿給送装置2、もしくは、ヒンジ50の回動にともなって回転している状態を示している。
以上説明した様に、自動原稿給送装置の閉じ動作時に発生する、自動原稿給送装置の急激な速度変動を抑制する為のダンパー(ガス式、オイル、グリース等)を回転支持機構であるヒンジ内の設けるのではなく、別構成とすることにより、ダンパー単体の不具合発生時における交換性の向上、他機種への汎用性の向上がはかられるともに、その配置場所においても自由度が増す為に、自動原稿給送装置自身の重心位置等に配置するといった事も可能としたものである。
(実施例2)
実施例1においては、画像形成装置1に対して、外付けの構成にて実施例を説明したが、本実施例においては、自動原稿給送装置2内に設けた場合において説明する。
実施例1においては、画像形成装置1に対して、外付けの構成にて実施例を説明したが、本実施例においては、自動原稿給送装置2内に設けた場合において説明する。
図7は、本実施例を具備した自動原稿給送装置2であり、画像形成装置1に対して閉じた状態を示した図である。本図において規制レバー91はレバー回転軸94に軸支されており、ネジリコイルバネ93によって、図中A方向にバネ力を受けている。その為、該規制レバー91の一端は画像形成素位置の上面に接触している。レバーギア92は、前記規制レバー91に連結もしくは固定されており、規制レバー91の回動動作に伴い回転し、且つメイン回転軸53に支持された、ロータリーダンパー80と噛み合っている。このロータリーダンパー80は回転する際に、一定の負荷抵抗が発生するというもので、この負荷抵抗が自動原稿給送装置の閉じ動作のブレーキとなり、滑らかに自動原稿給送装置が画像形成装置に対して閉じられる。又、嵌め込み等の容易に着脱可能に取り付けられている為、ロータリーダンパー80に不具合が発生したときにおいては、そのロータリーダンパー80単体を交換すればよく、種類の異なる自動原稿給送装置に対応する時には、回転負荷抵抗の違うロータリーダンパーを用いるだけでよい。
図8は、画像形成装置1に対して開いた状態を示した図である。ストッパー軸95に規制レバー91の凹部91-aが接触して、自動原稿給送装置2が画像形成装置1に対してある一定角度以上開いた場合において、規制レバー91の回転方向規制のストッパーとなっている。
1 画像形成装置
2 自動原稿給送装置
11 画像読み取り手段
12 プラテンガラス
13 排紙トレイ
21 原稿積載台
22 シャッター
23 給紙ローラー
24 分離給紙ローラー
25 分離ベルト
26 分離ローラー対
27 レジストローラー対
28 ベルト駆動ローラー
29 ベルト従動ローラー
30 搬送ベルト、
31,34 搬送ベルト押圧コロ(タイヤタイプ)
32,33 搬送ベルト押圧コロ
35 排紙フラッパー
36 排紙中間ローラー
37 排紙ローラー
40,50 ヒンジ
41 圧縮バネ
42 ダンパー
51 ヒンジフレーム
52 取り付けプレート
53 メイン回動軸
70 ダンパーユニット
71,91 規制レバー
72,92 レバーギア
73 バネ
74,94 レバー回転軸
75 固定軸
76 ダンパーベース
80 ロータリーダンパー
91−a 規制レバー凹部
93 ネジリコイルバネ
95 ストッパー軸
2 自動原稿給送装置
11 画像読み取り手段
12 プラテンガラス
13 排紙トレイ
21 原稿積載台
22 シャッター
23 給紙ローラー
24 分離給紙ローラー
25 分離ベルト
26 分離ローラー対
27 レジストローラー対
28 ベルト駆動ローラー
29 ベルト従動ローラー
30 搬送ベルト、
31,34 搬送ベルト押圧コロ(タイヤタイプ)
32,33 搬送ベルト押圧コロ
35 排紙フラッパー
36 排紙中間ローラー
37 排紙ローラー
40,50 ヒンジ
41 圧縮バネ
42 ダンパー
51 ヒンジフレーム
52 取り付けプレート
53 メイン回動軸
70 ダンパーユニット
71,91 規制レバー
72,92 レバーギア
73 バネ
74,94 レバー回転軸
75 固定軸
76 ダンパーベース
80 ロータリーダンパー
91−a 規制レバー凹部
93 ネジリコイルバネ
95 ストッパー軸
Claims (5)
- 原稿を画像情報装置の所定の画像情報読み取り位置に搬送可能な、自動原稿給送装置を具備した画像形成装置において、前記自動原稿給送装置を該画像形成装置に対して開閉可能に支持せしめる少なくとも1つ以上のバネ等の弾性部材を有した回転支持手段と、該回転支持手段の外部もしくは隣接して配置され、且つ画像形成装置に対しての自動原稿給送装置の開き操作、もしくは閉じ操作に対して、作用するダンパー手段を少なくとも1つ以上有する事を特徴とする自動原稿給送装置を具備した画像形成装置。
- 画像形成装置に具備され、原稿を画像情報装置の所定の画像情報読み取り位置に搬送可能な、自動原稿給送装置において、該自動原稿給送装置は前記画像形成装置に対して開閉可能に支持せしめる少なくとも1つ以上のバネ等の弾性部材を有した回転支持手段と、該回転支持手段の外部もしくは隣接して配置され、且つ画像形成装置に対しての自動原稿給送装置の開き操作、もしくは閉じ操作に対して、作用するダンパー手段を少なくとも1つ以上有する事を特徴とする自動原稿給送装置。
- 前記、ダンパー手段は、自動原稿給送装置を画像形成装置に対して開く方向に作用する為のバネ等の弾性部材を有していることを特徴とする請求項1〜2に記載の装置。
- 前記、ダンパー手段が有するダンパー部材は単体で取り外し可能である事を特徴とした請求項1〜2に記載の装置。
- 前記、ダンパー手段が有するダンパーは気体を用いたエアダンパーもしくは、オイル、グリースを用いた液体ダンパーである事を特徴とした請求項1〜2に記載の装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005177908A JP2006352651A (ja) | 2005-06-17 | 2005-06-17 | 画像形成装置及び、自動原稿給送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005177908A JP2006352651A (ja) | 2005-06-17 | 2005-06-17 | 画像形成装置及び、自動原稿給送装置 |
Publications (1)
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JP2006352651A true JP2006352651A (ja) | 2006-12-28 |
Family
ID=37647988
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005177908A Withdrawn JP2006352651A (ja) | 2005-06-17 | 2005-06-17 | 画像形成装置及び、自動原稿給送装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2006352651A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013257463A (ja) * | 2012-06-13 | 2013-12-26 | Casio Comput Co Ltd | 蓋開閉装置 |
-
2005
- 2005-06-17 JP JP2005177908A patent/JP2006352651A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
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JP2013257463A (ja) * | 2012-06-13 | 2013-12-26 | Casio Comput Co Ltd | 蓋開閉装置 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080902 |