JP2006352196A - データ伝送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 ストリーミングデータを確実に受信するとともに、限られた通信経路を選択的かつ効率的に、有効活用することが可能なデータ伝送システムを提供する。
【解決手段】 ストリーミング配信された映像データを受信するときは、映像データを誤り訂正符号化の処理および誤り訂正復号化の処理を行なって、映像データを受信する。映像データに関連しないデータを受信したときは、そのまま伝送する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、データ伝送システムに関し、特に、ストリーミングデータを伝送するデータ伝送システムに関する。
近年のインターネットの急速なブロードバンド化に伴い、ビデオ・オン・デマンド等のストリーミング配信サービスが普及しつつある。ストリーミング配信では、伝送パケットの欠落率をできるだけ低くする技術(以下、技術Aともいう)が要求される。
技術Aは、特開2004−15551号公報(特許文献1)に開示されている。
特開2004−15551号公報
特開2004−15551号公報(特許文献1)に開示されている技術では、受信データを順方向誤り訂正(以下、FEC(Forward Error Correction)ともいう)を用いて符号化したFECデータを伝送することに特化した技術であり、FECデータが通る経路を利用して、受信先から送信元へ、ストリーミングデータを要求するデータを送信したり、FECデータ以外のデータを伝送することについては考慮されていない。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、ストリーミングデータを確実に受信するとともに、限られた通信経路を選択的かつ効率的に、有効活用することが可能なデータ伝送システムを提供することである。
上述の課題を解決するために、この発明のある局面に従うと、映像データをストリーミング配信する映像データ配信装置と、映像データを受信する映像受信端末との間で、データの送受信を可能とさせるデータ伝送システムであって、データ伝送システムは、映像データ配信装置からストリーミング配信された映像データを受信し、かつ、受信した映像データを誤り訂正符号化するための符号化モードを有する符号化器と、誤り訂正符号化された符号化映像データを受信し、かつ、符号化映像データを復号化するための復号化モードを有する復号化器とを備え、符号化器は、映像データ配信装置と、復号化器との間に設けられ、符号化モードに設定されていない間、映像データ配信装置および復号化器から受信した、映像データに関連しないデータは、符号化器が、それぞれ、復号化器および映像データ配信装置へそのまま送信し、復号化器は、符号化器と、映像受信端末との間に設けられ、復号化モードに設定されていない間、符号化器および映像受信端末から受信した、映像データに関連しないデータは、復号化器が、それぞれ、映像受信端末および符号化器へそのまま送信し、符号化器は、映像データ配信装置からストリーミング配信された映像データを受信するときには、符号化モードに設定され、受信した映像データを誤り訂正符号化し、符号化映像データを復号化器へ送信し、復号化器は、符号化映像データを受信するときには、復号化モードに設定され、符号化映像データを復号化することで映像データを取得し、映像データを、映像受信端末へ送信する。
好ましくは、映像受信端末は、映像データ配信装置に映像データをストリーミング配信させるための映像配信要求を、復号化器へ送信し、復号化器は、映像配信要求に、符号化器を符号化モードに設定するための設定指示を付随させた第1制御指示を生成するための第1制御指示生成手段と、映像配信要求の受信に応じて、復号化モードに設定するための復号化モード設定手段と、第1制御指示を、符号化器へ送信するための第1送信手段とを含み、符号化器は、第1制御指示の受信に応じて、符号化モードに設定するための符号化モード設定手段と、第1制御指示から、映像配信要求を取得する指示解析手段と、取得した映像配信要求を、映像データ配信装置へ送信するための第2送信手段とを含む。
好ましくは、映像受信端末は、映像データ配信装置に映像データのストリーミング配信を停止させるための映像配信停止要求を、復号化器へ送信し、復号化器は、映像配信停止要求に、符号化器の符号化モードを解除するための設定指示を付随させた第3制御指示を生成するための第3制御指示生成手段と、映像配信停止要求の受信に応じて、復号化モードを解除するための復号化モード解除手段と、第3制御指示を、符号化器へ送信するための第3送信手段とを含み、符号化器は、第3制御指示の受信に応じて、符号化モードを解除するための符号化モード解除手段と、第3制御指示から、映像配信停止要求を取得する指示解析手段と、取得した映像配信停止要求を、映像データ配信装置へ送信するための第4送信手段とを含む。
この発明の他の局面に従うと、各々が、要求に応じて映像データをストリーミング配信する処理および映像データを受信する処理を行なうことが可能な第1および第2の映像送受信端末との間で、データの送受信を可能とさせるデータ伝送システムであって、データ伝送システムは、受信した映像データを誤り訂正符号化するための符号化モードと、誤り訂正符号化された符号化映像データを復号化するための復号化モードとを有する第1の符号/復号化器と、符号化モードと、復号化モードとを有する第2の符号/復号化器とを備え、第1の符号/復号化器は、第1の映像送受信端末と、第2の符号/復号化器との間に設けられ、第2の符号/復号化器は、第2の映像送受信端末と、第1の符号/復号化器との間に設けられ、第1の符号/復号化器は、符号化モードおよび復号化モードに設定されていない間、第1の映像送受信端末および第2の符号/復号化器から受信した、映像データに関連しないデータは、それぞれ、第2の符号/復号化器および第1の映像送受信端末へそのまま送信し、第2の符号/復号化器は、符号化モードおよび復号化モードに設定されていない間、第2の映像送受信端末および第1の符号/復号化器から受信した、映像データに関連しないデータは、それぞれ、第1の符号/復号化器および第2の映像送受信端末へそのまま送信し、第2の符号/復号化器は、第2の映像送受信端末からストリーミング配信された映像データを受信するときには、符号化モードに設定され、受信した映像データを誤り訂正符号化し、符号化映像データを第1の符号/復号化器へ送信し、第1の符号/復号化器は、符号化映像データを受信するときには、復号化モードに設定され、符号化映像データを復号化することで映像データを取得し、映像データを、第1の映像送受信端末へ送信する。
好ましくは、第1の映像送受信端末は、第2の映像送受信端末に映像データをストリーミング配信させるための映像配信要求を、第1の符号/復号化器へ送信し、第1の符号/復号化器は、映像配信要求に、第2の符号/復号化器を符号化モードに設定するための設定指示を付随させた第1制御指示を生成するための第1制御指示生成手段と、映像配信要求の受信に応じて、復号化モードに設定するための復号化モード設定手段と、第1制御指示を、第2の符号/復号化器へ送信するための第1送信手段とを含み、第2の符号/復号化器は、第1制御指示の受信に応じて、符号化モードに設定するための符号化モード設定手段と、第1制御指示から、映像配信要求を取得する指示解析手段と、取得した映像配信要求を、第2の映像送受信端末へ送信するための第2送信手段とを含む。
好ましくは、第1の映像送受信端末は、第2の映像送受信端末に映像データのストリーミング配信を停止させるための映像配信停止要求を、第1の符号/復号化器へ送信し、第1の符号/復号化器は、映像配信停止要求に、第2の符号/復号化器の符号化モードを解除するための設定指示を付随させた第3制御指示を生成するための第3制御指示生成手段と、映像配信停止要求の受信に応じて、復号化モードを解除するための復号化モード解除手段と、第3制御指示を、第2の符号/復号化器へ送信するための第3送信手段とを含み、第2の符号/復号化器は、第3制御指示の受信に応じて、符号化モードを解除するための符号化モード解除手段と、第3制御指示から、映像配信停止要求を取得する指示解析手段と、取得した映像配信停止要求を、第2の映像送受信端末へ送信するための第4送信手段とを含む。
本発明に係るデータ伝送システムは、映像データをストリーミング配信する映像データ配信装置と、映像データを受信する映像受信端末との間で、データの送受信を可能とさせる。データ伝送システムは、受信した映像データを誤り訂正符号化するための符号化モードを有する符号化器と、誤り訂正符号化された符号化映像データを復号化するための復号化モードを有する復号化器とを備える。
符号化器は、符号化モードに設定されていない間、映像データ配信装置および復号化器から受信した、映像データに関連しないデータは、符号化器が、それぞれ、復号化器および映像データ配信装置へそのまま送信する。復号化器は、復号化モードに設定されていない間、符号化器および映像受信端末から受信した、映像データに関連しないデータは、復号化器が、それぞれ、映像受信端末および符号化器へそのまま送信する。
符号化器は、映像データ配信装置からストリーミング配信された映像データを受信するときには、符号化モードに設定され、受信した映像データを誤り訂正符号化し、符号化映像データを復号化器へ送信し、復号化器は、符号化映像データを受信するときには、復号化モードに設定され、符号化映像データを復号化することで映像データを取得し、映像データを、映像受信端末へ送信する。
したがって、ストリーミング配信される映像データを確実に受信するとともに、限られた通信経路を選択的かつ効率的に、有効活用することができるという効果を奏する。
本発明に係るデータ伝送システムは、各々が、要求に応じて映像データをストリーミング配信する処理および映像データを受信する処理を行なうことが可能な第1および第2の映像送受信端末との間で、データの送受信を可能とさせる。
データ伝送システムは、受信した映像データを誤り訂正符号化するための符号化モードと、誤り訂正符号化された符号化映像データを復号化するための復号化モードとを有する第1の符号/復号化器と、符号化モードと、復号化モードとを有する第2の符号/復号化器とを備える。
第1の符号/復号化器は、符号化モードおよび復号化モードに設定されていない間、第1の映像送受信端末および第2の符号/復号化器から受信した、映像データに関連しないデータは、それぞれ、第2の符号/復号化器および第1の映像送受信端末へそのまま送信する。第2の符号/復号化器は、符号化モードおよび復号化モードに設定されていない間、第2の映像送受信端末および第1の符号/復号化器から受信した、映像データに関連しないデータは、それぞれ、第1の符号/復号化器および第2の映像送受信端末へそのまま送信する。
第2の符号/復号化器は、第2の映像送受信端末からストリーミング配信された映像データを受信するときには、符号化モードに設定され、受信した映像データを誤り訂正符号化し、符号化映像データを第1の符号/復号化器へ送信し、第1の符号/復号化器は、符号化映像データを受信するときには、復号化モードに設定され、符号化映像データを復号化することで映像データを取得し、映像データを、第1の映像送受信端末へ送信する。
したがって、ストリーミング配信される映像データを確実に受信するとともに、限られた通信経路を選択的かつ効率的に、有効活用することができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
図1は、本実施の形態におけるデータ伝送システム1000およびデータ伝送システム1000に接続される各機器を示す図である。
図1を参照して、データ伝送システム1000は、誤り訂正符号化器100と、誤り訂正復号化器200とから構成される。誤り訂正符号化器100は、映像配信サーバ50およびネットワーク70に接続される。
ネットワーク70は、インターネットなどの外部のネットワークである。
誤り訂正復号化器200は、ネットワーク70および映像受信端末90.1,90.2,・・・,90,nに接続される。以下においては、映像受信端末90.1,90.2,・・・,90,nを総括的に、映像受信端末90とも称する。
映像受信端末90は、たとえば、PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistance)、携帯テレビ、携帯電話等のような、画像を表示可能な表示部を備える装置であればいずれの装置であってもよい。
映像配信サーバ50は、映像データをストリーミング配信するサーバである。映像データは、圧縮された動画像のデータである。当該動画像のデータは、たとえば、MPEG方式で圧縮された動画像のデータである。映像配信サーバ50は、映像データのストリーミング配信を要求するための映像配信開始要求データを受信すると、映像データをストリーミング配信する。以下においては、ストリーミング配信される映像データを、映像ストリームデータともいう。
具体的には、映像配信サーバ50は、映像受信端末90から送信された映像配信開始要求データを、誤り訂正復号化器200、ネットワーク70、誤り訂正符号化器100を介して受信すると、映像配信開始要求データに基づいて、該当する映像ストリームデータを、誤り訂正符号化器100へ送信する。
誤り訂正符号化器100は、必要に応じ、受信データをFECを用いて符号化するモード(以下、FEC符号化モードともいう)を有する。本実施の形態で使用するFECは、ハミング符号、BCH(Bose Chaudhuri-Hocquenghem)符号、リードソロモン符号、トルネード符号、LT(Luby Transform)符号のいずれであってもよい。
図2は、誤り訂正符号化器100の内部の構成を示すブロック図である。
図2を参照して、誤り訂正符号化器100は、制御部110と、通信部120Aと、通信部120Bと、記憶部150と、データバス190とを備える。
通信部120Aは、映像配信サーバ50およびデータバス190に接続される。通信部120Bは、ネットワーク70およびデータバス190に接続される。通信部120Aおよび通信部120Bは、イーサネット(登録商標)を利用した通信用インターフェースである。なお、通信部120Aおよび通信部120Bの各々は、無線LANの規格であるIEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11g、その他無線技術を利用してデータ通信を行なう通信用インターフェースのいずれであってもよい。
記憶部150は、データバス190に接続される。記憶部150は、フラッシュメモリである。なお、記憶部150は、フラッシュメモリに限定されることなく、データを不揮発的に保持可能な構成を有する回路であればよい。
制御部110は、データバス190に接続される。制御部110は、誤り訂正符号化器100の内部の各部に対する各種処理や、演算処理等を行なう機能を有する。制御部110は、マイクロプロセッサ(Microprocessor)、プログラミングすることができるLSI(Large Scale Integration)であるFPGA(Field Programmable Gate Array)、特定の用途のために設計、製造される集積回路であるASIC(Application Specific Integrated Circuit)、その他の演算機能を有する回路のいずれであってもよい。
制御部110は、データバス190を介して、記憶部150にデータアクセスする。
再び、図1を参照して、誤り訂正符号化器100は、FECにより符号化した符号化データを、ネットワーク70を介して、誤り訂正復号化器200へ送信する。
誤り訂正復号化器200は、必要に応じ、受信データをFECを用いて復号化するモード(以下、FEC復号化モードともいう)を有する。
図3は、誤り訂正復号化器200の内部の構成を示すブロック図である。
図3を参照して、誤り訂正復号化器200は、制御部210と、通信部220Aと、通信部220Bと、記憶部250と、データバス290とを備える。
通信部220Aは、ネットワーク70およびデータバス290に接続される。通信部220Bは、映像受信端末90およびデータバス290に接続される。通信部220Aおよび通信部220Bは、前述の通信部120Aと同様なインターフェースである。
記憶部250は、データバス290に接続される。記憶部250は、記憶部150と同様なものなので詳細な説明は繰り返さない。
制御部210は、データバス290に接続される。制御部210は、制御部110と同様なものなので詳細な説明は繰り返さない。
制御部210は、データバス290を介して、記憶部250にデータアクセスする。
再び、図1を参照して、誤り訂正復号化器200は、符号化データを受信すると、FECを用いて、映像ストリームデータに復号化する。誤り訂正復号化器200は、復号化した映像ストリームデータを、映像配信開始要求データを送信した映像受信端末90へ送信する。
以上のように、映像受信端末90は、映像配信サーバ50に対して、映像配信開始要求データを送信することで、映像配信開始要求データに対応した映像ストリームデータを受信することができる。
次に、映像受信端末90が、映像配信サーバ50から映像ストリームデータを送信させて、当該映像ストリームデータを受信するための詳細な処理について説明する。
まず、映像受信端末90は、誤り訂正復号化器200へ、映像配信開始要求データRDTをパケットにして送信する。
図4は、パケットの構成状態を示す図である。
図4(A)は、映像配信開始要求データRDTの構成状態を示す。図4(A)を参照して、映像配信開始要求データRDTは、ネットワークヘッダ部と、映像配信開始要求データとから構成される。ネットワークヘッダ部は、パケットの発信元となる映像受信端末90のアドレスおよびポート番号と、パケットの送信先となる映像配信サーバ50のアドレスが含まれる。映像配信開始要求データは、映像配信サーバ50に、対応する映像ストリームデータを送信させるためのデータである。
誤り訂正復号化器200では、以下に説明するパケット処理Aが行われる。
図5は、パケット処理Aのフローチャートである。
図5を参照して、ステップS110では、パケットを受信したか否かが判定される。具体的には、制御部210が、通信部220Aまたは通信部220Bがパケットを受信したか否かを判定する。ステップS110において、YESならば、ステップS112に進む。一方、ステップS110において、NOならば、再度、ステップS110の処理が行なわれる。
ステップS112では、受信したパケットが、登録された映像ストリームデータであるか否かが、制御部210により判定される。ステップS112において、YESならば、後述するステップS150に進む。一方、ステップS112において、NOならば、ステップS115に進む。現段階では、受信したパケットは、映像配信開始要求データRDTであるので、ステップS115に進む。
ステップS115では、制御部210が、受信したパケットに、後述する映像配信停止要求データが含まれているか否かを判定する。ステップS115において、YESならば、後述するステップS180に進む。一方、ステップS115において、NOならば、ステップS130に進む。現段階では、受信したパケットは、映像配信開始要求データRDTであり、映像配信停止要求データが含まれていないので、ステップS130に進む。
ステップS130では、受信したパケットが、映像配信開始要求データであるか否かが、制御部210により判定される。ステップS130において、YESならば、ステップS132に進む。一方、ステップS130において、NOならば、ステップ130Aに進む。
ステップS130Aでは、制御部210が、受信したパケットを、通信部220Aを介して、ネットワーク70へ送信する。その後、このパケット処理Aは終了する。
ステップS132では、制御部210が、受信したパケットに、誤り訂正開始指示データを付加したパケットである映像配信開始要求データRDTAを生成する。誤り訂正開始指示データは、誤り訂正符号化器100をFEC符号化モードに設定するためのデータである。その後、ステップS133に進む。
再び、図4を参照して、図4(B)は、映像配信開始要求データRDTAを示す図である。
再び、図5を参照して、ステップS133では、制御部210が、誤り訂正復号化器200をFEC復号化モードに設定する。その後、ステップS134に進む。
ステップS134では、制御部210が、映像配信開始要求データRDTに対応する映像ストリームデータの特定情報を記憶部250に記憶させることにより、映像配信開始要求データRDTに対応する映像ストリームデータを登録する。その後、ステップS140に進む。
ステップS140では、制御部210が、生成した映像配信開始要求データRDTAを、通信部220Aを介して、ネットワーク70へ送信する。その後、このパケット処理Aは終了する。
再び、図1を参照して、映像配信開始要求データRDTAは、ネットワーク70を介して、誤り訂正符号化器100へ送信される。
誤り訂正符号化器100では、以下に説明するパケット処理Bが行われる。
図6は、パケット処理Bのフローチャートである。
図6を参照して、ステップS310では、パケットを受信したか否かが判定される。具体的には、制御部110が、通信部120Aまたは通信部120Bがパケットを受信したか否かを判定する。ステップS310において、YESならば、ステップS312に進む。一方、ステップS310において、NOならば、再度、ステップS310の処理が行なわれる。
ステップS312では、受信したパケットが、登録された映像ストリームデータであるか否かが、制御部110により判定される。ステップS312において、YESならば、後述するステップS352に進む。一方、ステップS312において、NOならば、ステップS315に進む。現段階では、受信したパケットは、映像配信開始要求データRDTAであるので、ステップS315に進む。
ステップS315では、制御部110が、受信したパケットに、後述する誤り訂正停止指示データが含まれているか否かを判定する。ステップS315において、YESならば、後述するステップS315Aに進む。一方、ステップS315において、NOならば、ステップS322に進む。現段階では、受信したパケットは、映像配信開始要求データRDTAであり、誤り訂正停止指示データが含まれていないので、ステップS322に進む。
ステップS322では、制御部110が、受信したパケットに誤り訂正開始指示データが含まれているか否かを判定する。ステップS322において、YESならば、ステップS324に進む。一方、ステップS322において、NOならば、ステップS330に進む。現段階では、受信したパケットは、映像配信開始要求データRDTAであり、誤り訂正開始指示データが含まれているので、ステップS324に進む。
ステップS324では、制御部110が、誤り訂正開始指示データに応じて、誤り訂正符号化器100をFEC符号化モードに設定する。その後、ステップS326に進む。
ステップS326では、制御部110が、受信したパケットに含まれている誤り訂正開始指示データを削除したパケットを生成する。現段階では、受信したパケットは、映像配信開始要求データRDTAであるので、当該生成されたパケットは、映像配信開始要求データRDTとなる。その後、ステップS330に進む。
ステップS330では、受信したパケットが、映像配信開始要求データであるか否かが、制御部110により判定される。ステップS330において、YESならば、ステップS334に進む。一方、ステップS330において、NOならば、ステップ330Aに進む。
ステップS330Aでは、制御部110が、受信したパケットを、通信部120Aを介して、映像配信サーバ50へ送信する。その後、このパケット処理Bは終了する。
ステップS334では、制御部110が、映像配信開始要求データRDTに対応する映像ストリームデータの特定情報を記憶部150に記憶させることにより、映像配信開始要求データRDTに対応する映像ストリームデータを登録する。その後、ステップS340に進む。
ステップS340では、制御部110が、映像配信開始要求データRDTを、通信部120Aを介して、映像配信サーバ50へ送信する。その後、このパケット処理Bは終了する。
再び、図1を参照して、映像配信サーバ50は、映像配信開始要求データRDTを受信すると、映像配信開始要求データRDTに対応した映像ストリームデータSDT.1,SDT.2,・・・,SDT.nを、誤り訂正符号化器100へ順次、送信する。映像ストリームデータSDT.1,SDT.2,・・・,SDT.nの各々は、パケットである。以下においては、映像ストリームデータSDT.1,SDT.2,・・・,SDT.nを総括的に映像ストリームデータSDTとも称する。
再び、図4を参照して、図4(C)は、映像ストリームデータSDTの構成状態を示す。図4(C)を参照して、映像ストリームデータSDTは、ネットワークヘッダ部と、映像ストリームデータnとから構成される。ネットワークヘッダ部は、パケットの発信元となる映像配信サーバ50のアドレスおよびポート番号と、パケットの送信先となる映像受信端末90のアドレスが含まれる。映像ストリームデータnは、データ長がLnである。
再び、図1を参照して、映像ストリームデータSDTを受信する誤り訂正符号化器100では、以下のパケット処理Bが行なわれる。
再び、図6を参照して、ステップS310では、前述した処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。その後、ステップS312に進む。
ステップS312では、受信したパケットが、登録された映像ストリームデータであるか否かが、制御部110により判定される。ステップS312において、YESならば、ステップS352に進む。一方、ステップS312において、NOならば、ステップS315に進む。現段階では、受信したパケットは、登録された映像ストリームデータSDTであり、映像ストリームデータSDTは、前述のステップS334の処理により登録されているので、ステップS352に進む。
ステップS352では、誤り訂正符号化器100がFEC符号化モードに設定されているか否かが、制御部110により判定される。ステップS352において、YESならば、ステップS360に進む。一方、ステップS352において、NOならば、ステップS350Aに進む。
ステップS350Aでは、制御部110が、映像ストリームデータを、通信部120Bを介して、ネットワーク70へ送信する。その後、このパケット処理Bは終了する。
ステップS360では、符号化処理が行なわれる。
図7は、符号化処理のフローチャートである。
図7を参照して、ステップS362では、制御部110が、受信したn番目の映像ストリームデータSDTを、記憶部150に記憶させる。その後、ステップS363に進む。
ステップS363では、制御部110が、n番目に受信した映像ストリームデータSDTの映像ストリームデータnのデータ長Lnを取得し、n番目の映像ストリームデータSDTに対応付けて記憶部150に記憶させる。その後、ステップS364に進む。
ステップS364では、制御部110が、受信したパケットである映像ストリームデータSDTの数が、FECによる符号化に必要な所定数(以下、符号化必要所定数ともいう)に達したか否かを判定する。ここで、符号化必要所定数は、たとえば、40とする。ステップS364において、YESならば、ステップS365に進む。一方、ステップS364において、NOならば、再度、ステップS362の処理が行なわれる。映像ストリームデータSDTは、映像配信サーバ50から、順次送信されるので、図5のステップS310,S312,S350,S352,S362,S363の処理が、符号化必要所定数だけ繰り返されると、ステップS364の条件が満たされる。ステップS364の条件が満たされると、ステップS365に進む。
ステップS365では、制御部110が、符号化必要所定数(たとえば、40)の映像ストリームデータSDTを、符号化必要所定数の映像ストリームデータSDTの各々に対応するデータ長に基づいて、FECにより符号化することで、符号化必要所定数より多い数(たとえば、50)の映像ストリームデータSDTAを生成する。そして、制御部110は、生成した複数の映像ストリームデータSDTAを記憶部150に記憶させる。
なお、符号化により、符号化前のデータの数より、符号化後のデータの数が増えるのは、パケットの伝送途中で、数個のパケットが欠落しても、正常に復号化を可能とするためである。
再び、図4を参照して、図4(D)は、映像ストリームデータSDTAの構成状態を示す。図4(D)を参照して、映像ストリームデータSDTAは、ネットワークヘッダ部と、誤り符号化ヘッダ部と、符号化データとから構成される。ネットワークヘッダ部は、パケットの発信元となる映像配信サーバ50のアドレスおよびポート番号と、パケットの送信先となる映像受信端末90のアドレスが含まれる。符号化データは、映像ストリームデータSDTの映像ストリームデータnの部分のみをFECにより符号化したデータである。
誤り符号化ヘッダ部は、符号化情報と、データ長情報とを含む。符号化情報は、FECにより符号化するときに使用したパラメータ等の情報である。データ長情報は、符号化前の映像ストリームデータnのデータ長(Ln)の情報である。
再び、図7を参照して、ステップS365の処理が終了すると、この符号化処理は終了し、図6のステップS360の次のステップS370に進む。
ステップS370では、制御部110が、記憶部150に記憶させた複数の映像ストリームデータSDTAを、所定の順番で、所定の時間間隔で、通信部120Bを介して、ネットワーク70へ順次送信する。その後、このパケット処理Bは終了する。
再び、図1を参照して、誤り訂正符号化器100から順次送信される映像ストリームデータSDTAは、ネットワーク70を介して、誤り訂正復号化器200へ順次送信される。誤り訂正復号化器200では、以下のパケット処理Aが行なわれる。
再び、図5を参照して、ステップS110では、前述した処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。その後、ステップS112に進む。
ステップS112では、受信したパケットが、登録された映像ストリームデータであるか否かが、制御部210により判定される。ステップS112において、YESならば、ステップS150に進む。一方、ステップS112において、NOならば、ステップS115に進む。現段階では、受信したパケットは、前述のステップS134の処理により登録された映像ストリームデータSDTAであるので、ステップS150に進む。
ステップS150では、受信したパケットが、誤り訂正符号化器100においてFECで符号化されたデータであるか否かが、制御部210により判定される。ステップS150において、YESならば、ステップS152に進む。一方、ステップS150において、NOならば、ステップS150Aに進む。現段階では、受信したパケットは、映像ストリームデータSDTAであり、映像ストリームデータSDTAは、誤り訂正符号化器100においてFECで符号化されたデータであるので、ステップS152に進む。
なお、ステップS150Aでは、制御部210が、受信したパケットを通信部220Bを介して、映像受信端末90へ送信する。その後、このパケット処理Aは終了する。
ステップS152では、誤り訂正復号化器200がFEC復号化モードに設定されているか否かが、制御部210により判定される。ステップS152において、YESならば、ステップS160に進む。一方、ステップS152において、NOならば、ステップS152Aに進む。
ステップS152Aでは、前述のステップS133と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。その後、ステップS160に進む。
ステップS160では、復号化処理が行なわれる。
図8は、復号化処理のフローチャートである。
図8を参照して、ステップS162では、制御部210が、受信したn番目の映像ストリームデータSDTAを、記憶部250に記憶させる。その後、ステップS163に進む。
ステップS163では、誤り符号化ヘッダ部解析処理が行なわれる。誤り符号化ヘッダ部解析処理では、制御部210が、n番目に受信した映像ストリームデータSDTAの誤り符号化ヘッダ部の符号化情報と、データ長情報とを読み出して、n番目の映像ストリームデータSDTAに対応付けて記憶部250に記憶させる。その後、ステップS164に進む。
ステップS164では、制御部210が、受信したパケットである映像ストリームデータSDTAの数が、FECによる復号化に必要な所定数(以下、復号化必要所定数ともいう)に達したか否かを判定する。ここで、復号化必要所定数は、たとえば、45とする。ステップS164において、YESならば、ステップS165に進む。一方、ステップS164において、NOならば、再度、ステップS162の処理が行なわれる。映像ストリームデータSDTAは、誤り訂正符号化器100から、ネットワーク70を介して、順次送信されるので、図6のステップS110,S112,S150,S152,S162,S163の処理が、復号化必要所定数だけ繰り返されると、ステップS164の条件が満たされる。ステップS164の条件が満たされると、ステップS165に進む。
ステップS165では、復号化必要所定数の映像ストリームデータSDTAの復号化の処理が行なわれる。具体的には、制御部210が、復号化必要所定数(たとえば、45)の映像ストリームデータSDTAと、復号化必要所定数の映像ストリームデータSDTAの各々に対応する符号化情報およびデータ長情報とに基づいて、符号化必要所定数(たとえば、40)の映像ストリームデータSDT(図4(C)参照)を生成する。そして、制御部210は、生成した複数の映像ストリームデータSDTを記憶部250に記憶させる。そして、この復号化処理は終了し、図5のステップS160の次のステップS170に進む。
ステップS170では、制御部210が、記憶部250に記憶させた複数の映像ストリームデータSDTを、所定の順番で、所定の時間間隔で、通信部220Bを介して、映像受信端末90へ順次送信する。その後、このパケット処理Aは終了する。
以上の処理により、映像受信端末90は、映像配信サーバ50から、送信した映像配信開始要求データに対応した映像ストリームデータを受信することができる。そして、映像受信端末90では、順次受信する映像ストリームデータSDTに応じた映像が、図示しない表示部に表示される。
次に、映像受信端末90が、映像配信サーバ50に対し、映像配信開始要求データRDTに対応した映像ストリームデータSDTの送信を停止させるための処理について説明する。
まず、映像受信端末90は、誤り訂正復号化器200へ、映像配信停止要求データTDTをパケットにして送信する。映像配信停止要求データTDTは、映像配信サーバ50に対し、映像配信開始要求データRDTに対応した映像ストリームデータSDTの送信を停止させるためのデータである。
再び、図4を参照して、図4(E)は、映像配信停止要求データTDTの構成状態を示す。図4(E)を参照して、映像配信停止要求データTDTは、ネットワークヘッダ部と、映像配信停止要求データとから構成される。ネットワークヘッダ部は、パケットの発信元となる映像受信端末90のアドレスおよびポート番号と、パケットの送信先となる映像配信サーバ50のアドレスが含まれる。映像配信停止要求データは、映像配信サーバ50に、対応する映像ストリームデータの送信を停止させるためのデータである。誤り訂正復号化器200では、以下のパケット処理Aが行なわれる。
再び、図5を参照して、ステップS110では、前述した処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。その後、ステップS112に進む。
ステップS112では、受信したパケットが、登録された映像ストリームデータであるか否かが、制御部210により判定される。ステップS112において、YESならば、ステップS150に進む。一方、ステップS112において、NOならば、ステップS115に進む。現段階では、受信したパケットは、映像配信停止要求データTDTであるので、ステップS115に進む。
ステップS115では、制御部210が、受信したパケットに、映像配信停止要求データが含まれているか否かを判定する。ステップS115において、YESならば、ステップS180に進む。一方、ステップS115において、NOならば、ステップS130に進む。現段階では、受信したパケットは、映像配信停止要求データTDTであり、映像配信停止要求データが含まれているので、ステップS180に進む。
ステップS180では、映像配信停止要求データTDTにより、映像配信サーバ50からの送信を停止させようとしている映像ストリームデータSDTが登録されているか否かを、制御部210が判定する。ステップS180において、YESならば、ステップS181に進む。一方、ステップS180において、NOならば、後述するステップS189に進む。
ステップS181では、制御部210が、映像配信停止要求データTDTに対応する映像ストリームデータの特定情報を記憶部250から削除することにより、映像配信停止要求データTDTに対応する映像ストリームデータの登録を解除する。その後、ステップS181Aに進む。
ステップS181Aでは、制御部210が、受信したパケットに、誤り訂正停止指示データを付加したパケットである映像配信停止要求データTDTAを生成する。誤り訂正停止指示データは、誤り訂正符号化器100に対し、設定されているFEC符号化モードを解除するためのデータである。その後、ステップS182に進む。
再び、図4を参照して、図4(F)は、映像配信停止要求データTDTAを示す図である。
再び、図5を参照して、ステップS182では、誤り訂正復号化器200がFEC復号化モードに設定されているか否かが、制御部210により判定される。ステップS182において、YESならば、ステップS183に進む。一方、ステップS182において、NOならば、ステップS189に進む。
ステップS183では、制御部210が、設定されているFEC復号化モードを解除する。その後、ステップS189に進む。
ステップS189では、制御部210が、生成した映像配信停止要求データTDTAを、通信部220Aを介して、ネットワーク70へ送信する。その後、このパケット処理Aは終了する。
再び、図1を参照して、映像配信停止要求データTDTAは、ネットワーク70を介して、誤り訂正符号化器100へ送信される。誤り訂正符号化器100では、以下のパケット処理Bが行なわれる。
再び、図6を参照して、ステップS310では、前述した処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。その後、ステップS312に進む。
ステップS312では、受信したパケットが、登録された映像ストリームデータであるか否かが、制御部110により判定される。ステップS312において、YESならば、ステップS350に進む。一方、ステップS312において、NOならば、ステップS320に進む。現段階では、受信したパケットは、映像配信停止要求データTDTAであるので、ステップS315に進む。
ステップS315では、制御部110が、受信したパケットに、誤り訂正停止指示データが含まれているか否かを判定する。ステップS315において、YESならば、ステップS315Aに進む。一方、ステップS315において、NOならば、ステップS322に進む。現段階では、受信したパケットは、映像配信停止要求データTDTAであり、誤り訂正停止指示データが含まれているので、ステップS315Aに進む。
ステップS315Aでは、制御部110が、設定されているFEC符号化モードを解除する。その後、ステップS380に進む。
ステップS380では、映像配信停止要求データTDTAにより、映像配信サーバ50からの送信を停止させようとしている映像ストリームデータSDTが登録されているか否かを、制御部110が判定する。ステップS380において、YESならば、ステップS381に進む。一方、ステップS380において、NOならば、ステップS381Aに進む。
ステップS381では、制御部110が、映像配信停止要求データTDTAに対応する映像ストリームデータの特定情報を記憶部150から削除することにより、映像配信停止要求データTDTAに対応する映像ストリームデータの登録を解除する。その後、ステップS381Aに進む。
ステップS381Aでは、制御部110が、受信したパケットに含まれている誤り訂正停止指示データを削除したパケットを生成する。現段階では、受信したパケットは、映像配信停止要求データTDTAであるので、当該生成されたパケットは、映像配信停止要求データTDTとなる。その後、ステップS389に進む。
ステップS389では、制御部110が、映像配信停止要求データTDTを通信部120Aを介して、映像配信サーバ50へ送信する。その後、このパケット処理Bは終了する。
再び、図1を参照して、映像配信サーバ50は、映像配信停止要求データTDTを受信すると、誤り訂正符号化器100への映像ストリームデータSDTの送信を停止する。
以上説明したように、本実施の形態においては、映像配信サーバ50が、映像受信端末90から、映像配信開始要求データを受信してから、映像配信停止要求データを受信するまでの間、映像配信開始要求データに対応する映像ストリームデータを、要求のあった映像受信端末90へ送信する。
映像配信サーバ50と、映像受信端末90との間の通信経路は、映像ストリームデータが伝送される間のみ、FECによる符号化、復号化処理が行われる。FECによる符号化されたデータは、符号化される前のデータに比べると、データ量が多くなるが、より確実に、要求先へデータを送信することができる。
したがって、本実施の形態においては、映像受信端末90は、映像ストリームデータをより確実に受信することができ、かつ、映像ストリームデータが伝送される期間以外は、通信経路の帯域が無駄に消費されることがない。映像ストリームデータをより確実に受信することができる結果、映像受信端末90では、コマ落ち等のない高品質な映像を再生することができるという効果を奏する。
また、映像受信端末90から、映像配信開始要求データを、映像配信サーバ50へ送信するだけで、同時に、誤り訂正復号化器200が復号化モードに設定され、誤り訂正符号化器100が符号化モードに設定されるので、FECにより処理されて伝送される映像ストリームデータを、短時間で確実に得ることができるという効果を奏する。
また、映像受信端末90から、映像配信停止要求データを、映像配信サーバ50へ送信するだけで、同時に、誤り訂正復号化器200の復号化モードが解除され、誤り訂正符号化器100の符号化モードが解除されるので、映像配信サーバ50からの映像ストリームデータの伝送を停止すると同時に、通信経路にストリームデータ以外の通常のデータが伝送可能となる。すなわち、通信経路を有効に活用することができるという効果を奏する。
以上のことから、ストリーミングデータを確実に受信するとともに、限られた通信経路を選択的かつ効率的に、有効活用することができるという効果を奏する。
<第2の実施の形態>
第1の実施の形態では、ストリーミングデータを一方向にのみ伝送可能なデータ伝送システムについて説明した。本実施の形態では、ストリーミングデータを双方向に伝送可能なデータ伝送システムについて説明する。
図9は、本実施の形態におけるデータ伝送システム1000Aおよびデータ伝送システム1000Aに接続される各機器を示す図である。
データ伝送システム1000Aは、誤り訂正符号/復号化器100Aと、誤り訂正符号/復号化器200Bとから構成される。
誤り訂正符号/復号化器100Aは、映像送受信端末91a.1,91a.2,・・・,91a,nおよびネットワーク70に接続される。以下においては、映像送受信端末91a.1,91a.2,・・・,91a,nを総括的に、映像送受信端末91aとも称する。
映像送受信端末91aは、映像データをストリーミング配信する機能と、ストリーミング配信された映像データを受信する機能とを有する。映像送受信端末91aは、たとえば、PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistance)、携帯テレビ、携帯電話等のような、画像を表示可能な表示部を備え、かつ、映像データを送受信可能な装置であればいずれの装置であってもよい。
訂正符号/復号化器200Bは、映像送受信端末91b.1,91b.2,・・・,91b,nおよびネットワーク70に接続される。以下においては、映像送受信端末91b.1,91b.2,・・・,91b,nを総括的に、映像送受信端末91bとも称する。映像送受信端末91bは、映像送受信端末91aと同様な機能を有するので詳細な説明は繰り返さない。
誤り訂正符号/復号化器100Aおよび訂正符号/復号化器200Bの各々は、前述したFEC符号化モードおよびFEC復号化モードを有する。
誤り訂正符号/復号化器100Aおよび訂正符号/復号化器200Bの内部構成は、それぞれ、前述の誤り訂正符号化器100および誤り訂正復号化器200と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
なお、誤り訂正符号/復号化器100A内の通信部120Aおよび通信部120Bは、それぞれ、映像送受信端末91aおよびネットワーク70に接続される。訂正符号/復号化器200B内の通信部220Aおよび通信部220Bは、それぞれ、ネットワーク70および映像送受信端末91bに接続される。また、以下においては、映像送受信端末91aから、映像送受信端末91bへデータを送信する方向を、方向Mともいう。また、以下においては、映像送受信端末91bから、映像送受信端末91aへデータを送信する方向を、方向Nともいう。
次に、映像送受信端末91aが、映像送受信端末91bから映像ストリームデータを送信させて、当該映像ストリームデータを受信するための詳細な処理(以下、処理MNともいう)について説明する。この場合、映像配信開始要求データおよび映像配信停止要求データは、映像送受信端末91aから方向Mへ伝送される。映像ストリームデータは、映像送受信端末91bから方向Nへ伝送される。映像送受信端末91bは、映像配信開始要求データを受信すると、映像ストリームデータを配信する。
まず、映像送受信端末91aは、誤り訂正符号/復号化器100Aへ、前述の映像配信開始要求データRDT(図4(A)参照)をパケットにして送信する。
誤り訂正符号/復号化器100Aでは、以下に説明するパケット処理Cが行なわれる。
図10は、パケット処理Cのフローチャートである。
図10を参照して、ステップS410では、パケットを受信したか否かが判定される。具体的には、制御部110が、通信部120Aまたは通信部120Bがパケットを受信したか否かを判定する。ステップS410において、YESならば、ステップS411に進む。一方、ステップS410において、NOならば、再度、ステップS410の処理が行なわれる。
ステップS411では、制御部110が、受信したパケットが伝送される方向を判定する。ステップS411において、受信したパケットが伝送される方向が、方向Mならば、ステップS500に進む。一方、受信したパケットが伝送される方向が、方向Nならば、後述するステップS420に進む。
ステップS600に進む。現段階では、受信したパケットは、方向Mに伝送されるので、ステップS500に進む。
ステップS500では、パケット処理MAが行なわれる。
図11は、パケット処理MAのフローチャートである。
図11を参照して、ステップS515では、制御部110が、受信したパケットに、後述する映像配信停止要求データが含まれているか否かを判定する。ステップS515において、YESならば、後述するステップS580に進む。一方、ステップS515において、NOならば、ステップS530に進む。
映像配信停止要求データは、映像送受信端末91bに対し、映像配信開始要求データRDTに対応した映像ストリームデータの送信を停止させるためのデータである。現段階では、受信したパケットは、映像配信開始要求データRDTであり、映像配信停止要求データが含まれていないので、ステップS530に進む。
ステップS530では、受信したパケットが、映像配信開始要求データであるか否かが、制御部110により判定される。ステップS530において、YESならば、ステップS532に進む。一方、ステップS530において、NOならば、ステップ530Aに進む。
ステップS530Aでは、制御部110が、受信したパケットを、通信部120Bを介して、ネットワーク70へ送信する。その後、このパケット処理MAは終了し、図10のパケット処理Cに戻り、このパケット処理Cも終了する。
ステップS532では、制御部110が、受信したパケットに、誤り訂正開始指示データを付加したパケットである映像配信開始要求データRDTA(図4(B)参照)を生成する。本実施の形態では、誤り訂正開始指示データは、誤り訂正符号/復号化器200BをFEC符号化モードに設定するためのデータである。その後、ステップS533に進む。
ステップS533では、制御部110が、誤り訂正符号/復号化器100AをFEC復号化モードに設定する。その後、ステップS534に進む。
ステップS534では、制御部110が、映像配信開始要求データRDTに対応する映像ストリームデータの特定情報を記憶部150に記憶させることにより、映像配信開始要求データRDTに対応する映像ストリームデータを登録する。その後、ステップS540に進む。
ステップS540では、制御部110が、生成した映像配信開始要求データRDTAを、通信部120Bを介して、ネットワーク70へ送信する。その後、このパケット処理MAは終了し、図10のパケット処理Cに戻り、このパケット処理Cも終了する。
再び、図9を参照して、映像配信開始要求データRDTAは、ネットワーク70を介して、訂正符号/復号化器200Bへ送信される。
訂正符号/復号化器200Bでは、パケット処理Dが行われる。
図12は、パケット処理Dのフローチャートである。
図12を参照して、ステップS710では、パケットを受信したか否かが判定される。具体的には、制御部210が、通信部220Aまたは通信部220Bがパケットを受信したか否かを判定する。ステップS710において、YESならば、ステップS711に進む。一方、ステップS710において、NOならば、再度、ステップS710の処理が行なわれる。
ステップS711では、制御部210が、受信したパケットが伝送される方向を判定する。ステップS711において、受信したパケットが伝送される方向が、方向Mならば、ステップS800に進む。一方、受信したパケットが伝送される方向が、方向Nならば、ステップS720に進む。現段階では、受信したパケットは、方向Mに伝送されるので、ステップS800に進む。
ステップS800では、パケット処理MBが行なわれる。
図13は、パケット処理MBのフローチャートである。
図13を参照して、ステップS815では、制御部210が、受信したパケットに、誤り訂正停止指示データが含まれているか否かを判定する。ステップS815において、YESならば、後述するステップS880に進む。一方、ステップS815において、NOならば、ステップS822に進む。本実施の形態では、誤り訂正停止指示データは、設定されているFEC符号化モードを解除するためのデータである。現段階では、受信したパケットは、映像配信開始要求データRDTであり、誤り訂正停止指示データが含まれていないので、ステップS822に進む。
ステップS822では、制御部210が、受信したパケットに誤り訂正開始指示データが含まれているか否かを判定する。ステップS822において、YESならば、ステップS824に進む。一方、ステップS822において、NOならば、ステップS830に進む。現段階では、受信したパケットは、映像配信開始要求データRDTAであり、誤り訂正開始指示データが含まれているので、ステップS824に進む。
ステップS824では、制御部210が、誤り訂正開始指示データに応じて、訂正符号/復号化器200BをFEC符号化モードに設定する。その後、ステップS826に進む。
ステップS826では、制御部210が、受信したパケットに含まれている誤り訂正開始指示データを削除したパケットを生成する。現段階では、受信したパケットは、映像配信開始要求データRDTAであるので、当該生成されたパケットは、映像配信開始要求データRDTとなる。その後、ステップS830に進む。
ステップS830では、受信したパケットが、映像配信開始要求データであるか否かが、制御部210により判定される。ステップS830において、YESならば、ステップS834に進む。一方、ステップS330において、NOならば、ステップ830Aに進む。
ステップS830Aでは、制御部210が、受信したパケットを、通信部220Bを介して、映像送受信端末91bへ送信する。その後、このパケット処理MBは終了し、図12のパケット処理Dに戻り、このパケット処理Dも終了する。
ステップS834では、制御部210が、映像配信開始要求データRDTに対応する映像ストリームデータの特定情報を記憶部250に記憶させることにより、映像配信開始要求データRDTに対応する映像ストリームデータを登録する。その後、ステップS840に進む。
ステップS840では、制御部210が、映像配信開始要求データRDTを、通信部220Bを介して、映像送受信端末91bへ送信する。その後、このパケット処理MBは終了し、図12のパケット処理Dに戻り、このパケット処理Dも終了する。
再び、図9を参照して、映像送受信端末91bは、映像配信開始要求データRDTを受信すると、映像配信開始要求データRDTに対応した映像ストリームデータSDT.1,SDT.2,・・・,SDT.nを、誤り訂正符号/復号化器200Bへ順次、送信する。以下においては、映像ストリームデータSDT.1,SDT.2,・・・,SDT.nを総括的に映像ストリームデータSDT(図4(C)参照)とも称する。
再び、図9を参照して、映像ストリームデータSDTを受信する訂正符号/復号化器200Bでは、以下のパケット処理Dが行なわれる。
再び、図12を参照して、ステップS710では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。その後、ステップS711に進む。
ステップS711では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。現段階では、受信したパケットは、方向Nに伝送されるので、ステップS720に進む。
ステップS720では、受信したパケットが、登録された映像ストリームデータであるか否かが、制御部210により判定される。ステップS720において、YESならば、ステップS900に進む。一方、ステップS720において、NOならば、ステップS720Aに進む。現段階では、受信したパケットは、映像ストリームデータSDTであり、映像ストリームデータSDTは、前述のステップS834の処理により登録されているので、ステップS900に進む。
ステップS720Aでは、制御部210が、受信したパケットを、通信部220Aを介して、ネットワーク70へ送信する。その後、このパケット処理Dは終了する。
ステップS900では、パケット処理NBが行なわれる。
図14は、パケット処理NBのフローチャートである。
図14を参照して、ステップS952では、訂正符号/復号化器200BがFEC符号化モードに設定されているか否かが、制御部210により判定される。ステップS952において、YESならば、ステップS960に進む。一方、ステップS952において、NOならば、ステップS950Aに進む。
ステップS950Aでは、制御部210が、映像ストリームデータを、通信部220Aを介して、ネットワーク70へ送信する。その後、このパケット処理NBは終了し、図12のパケット処理Dに戻り、このパケット処理Dも終了する。
ステップS960では、符号化処理Nが行なわれる。符号化処理Nは、前述した図7の符号化処理において、制御部110を制御部210と置き換え、記憶部150を記憶部250と置き換えた処理が行なわれる。それ以外の処理は、図7の符号化処理と同様なので詳細な説明は繰り返さない。したがって、符号化処理Nにより生成された複数の映像ストリームデータSDTAが、記憶部250に記憶される。その後、ステップS970に進む。
ステップS970では、制御部210が、記憶部250に記憶させた複数の映像ストリームデータSDTAを、所定の順番で、所定の時間間隔で、通信部220Aを介して、ネットワーク70へ順次送信する。その後、このパケット処理NBは終了し、図12のパケット処理Dに戻り、このパケット処理Dも終了する。
再び、図9を参照して、訂正符号/復号化器200Bから順次送信される映像ストリームデータSDTAは、ネットワーク70を介して、訂正符号/復号化器100Aへ順次送信される。訂正符号/復号化器100Aでは、以下のパケット処理Cが行なわれる。
再び、図10を参照して、ステップS410では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。その後、ステップS411に進む。
ステップS411では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。現段階では、受信したパケットは、方向Nに伝送されるので、ステップS420に進む。
ステップS420では、受信したパケットが、登録された映像ストリームデータであるか否かが、制御部110により判定される。ステップS420において、YESならば、ステップS600に進む。一方、ステップS420において、NOならば、ステップS420Aに進む。
ステップS420Aでは、制御部110が、受信したパケットを、通信部120Aを介して、映像送受信端末91aへ送信する。その後、このパケット処理Cは終了する。
ステップS600では、パケット処理NAが行なわれる。
図15は、パケット処理NAのフローチャートである。
図15を参照して、ステップS650では、受信したパケットが、誤り訂正符号/復号化器200BにおいてFECで符号化されたデータであるか否かが、制御部110により判定される。ステップS650において、YESならば、ステップS652に進む。一方、ステップS650において、NOならば、ステップS650Aに進む。現段階では、受信したパケットは、映像ストリームデータSDTAであり、映像ストリームデータSDTAは、誤り訂正符号/復号化器200BにおいてFECで符号化されたデータであるので、ステップS652に進む。
なお、ステップS650Aでは、制御部110が、受信したパケットを通信部120Aを介して、映像送受信端末91aへ送信する。その後、このパケット処理NAは終了し、図10のパケット処理Cに戻り、このパケット処理Cも終了する。
ステップS652では、誤り訂正符号/復号化器100AがFEC復号化モードに設定されているか否かが、制御部110により判定される。ステップS652において、YESならば、ステップS660に進む。一方、ステップS652において、NOならば、ステップS652Aに進む。
ステップS652Aでは、前述のステップS533と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。その後、ステップS660に進む。
ステップS660では、復号化処理Nが行なわれる。復号化処理Nは、前述した図8の復号化処理において、制御部210を制御部110と置き換え、記憶部250を記憶部150と置き換えた処理が行なわれる。それ以外の処理は、図8の復号化処理と同様なので詳細な説明は繰り返さない。したがって、復号化処理Nにより生成された複数の映像ストリームデータSDTが、記憶部150に記憶される。その後、ステップS670に進む。
ステップS670では、制御部110が、記憶部150に記憶させた複数の映像ストリームデータSDTを、所定の順番で、所定の時間間隔で、通信部120Aを介して、映像送受信端末91aへ順次送信する。その後、このパケット処理NAは終了し、図10のパケット処理Cに戻り、このパケット処理Cも終了する。
以上の処理により、映像送受信端末91aは、映像配信開始要求データを送信した映像送受信端末91bから、映像配信開始要求データに対応した映像ストリームデータを受信することができる。そして、映像受信端末90では、順次受信する映像ストリームデータSDTに応じた映像が、図示しない表示部に表示される。
次に、映像送受信端末91aが、映像送受信端末91bに対し、映像配信開始要求データRDTに対応した映像ストリームデータSDTの送信を停止させるための処理について説明する。
まず、映像送受信端末91aは、訂正符号/復号化器100Aへ、映像配信停止要求データTDT(図4(E)参照)をパケットにして送信する。映像配信停止要求データTDTは、映像送受信端末91bに対し、映像配信開始要求データRDTに対応した映像ストリームデータSDTの送信を停止させるためのデータである。
誤り訂正復号化器200では、以下のパケット処理Cが行なわれる。
再び、図10を参照して、ステップS410では、前述した処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。その後、ステップS411に進む。
ステップS411では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。現段階では、受信したパケットは、方向Mに伝送されるので、ステップS500に進む。ステップS500では、パケット処理MAが行なわれる。
再び、図11を参照して、ステップS515では、制御部110が、受信したパケットに、映像配信停止要求データが含まれているか否かを判定する。ステップS515において、YESならば、ステップS580に進む。一方、ステップS515において、NOならば、ステップS530に進む。現段階では、受信したパケットは、映像配信停止要求データTDTであり、映像配信停止要求データが含まれているので、ステップS580に進む。
ステップS580では、映像配信停止要求データTDTにより、映像送受信端末91bからの送信を停止させようとしている映像ストリームデータSDTが登録されているか否かを、制御部110が判定する。ステップS580において、YESならば、ステップS581に進む。一方、ステップS580において、NOならば、後述するステップS589に進む。
ステップS581では、制御部110が、映像配信停止要求データTDTに対応する映像ストリームデータの特定情報を記憶部150から削除することにより、映像配信停止要求データTDTに対応する映像ストリームデータの登録を解除する。その後、ステップS581Aに進む。
ステップS581Aでは、制御部110が、受信したパケットに、誤り訂正停止指示データを付加したパケットである映像配信停止要求データTDTA(図4(F)参照)を生成する。誤り訂正停止指示データは、訂正符号/復号化器200Bに対し、設定されているFEC符号化モードを解除するためのデータである。その後、ステップS582に進む。
ステップS582では、訂正符号/復号化器100AがFEC復号化モードに設定されているか否かが、制御部110により判定される。ステップS582において、YESならば、ステップS583に進む。一方、ステップS582において、NOならば、ステップS589に進む。
ステップS583では、制御部110が、設定されているFEC復号化モードを解除する。その後、ステップS589に進む。
ステップS589では、制御部110が、生成した映像配信停止要求データTDTAを、通信部120Bを介して、ネットワーク70へ送信する。その後、このパケット処理MAは終了し、図10のパケット処理Cに戻り、このパケット処理Cも終了する。
再び、図9を参照して、映像配信停止要求データTDTAは、ネットワーク70を介して、訂正符号/復号化器200Bへ送信される。訂正符号/復号化器200Bでは、パケット処理Dが行なわれる。
再び、図12を参照して、ステップS710では、前述した処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。その後、ステップS711に進む。
ステップS711では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。現段階では、受信したパケットは、方向Mに伝送されるので、ステップS800に進む。
ステップS800では、パケット処理MBが行なわれる。
再び、図13を参照して、ステップS815では、制御部210が、受信したパケットに、誤り訂正停止指示データが含まれているか否かを判定する。ステップS815において、YESならば、ステップS880に進む。一方、ステップS815において、NOならば、ステップS822に進む。現段階では、受信したパケットは、映像配信停止要求データTDTAであり、誤り訂正停止指示データが含まれているので、ステップS880に進む。
ステップS880では、映像配信停止要求データTDTAにより、映像送受信端末91bからの送信を停止させようとしている映像ストリームデータSDTが登録されているか否かを、制御部210が判定する。ステップS880において、YESならば、ステップS881に進む。一方、ステップS880において、NOならば、後述するステップS889に進む。
ステップS881では、制御部210が、映像配信停止要求データTDTAに対応する映像ストリームデータの特定情報を記憶部250から削除することにより、映像配信停止要求データTDTAに対応する映像ストリームデータの登録を解除する。その後、ステップS881Aに進む。
ステップS881Aでは、制御部210が、設定されているFEC符号化モードを解除する。その後、ステップS881Bに進む。
ステップS881Bでは、制御部110が、受信したパケットに含まれている誤り訂正停止指示データを削除したパケットを生成する。現段階では、受信したパケットは、映像配信停止要求データTDTAであるので、当該生成されたパケットは、映像配信停止要求データTDTとなる。その後、ステップS889に進む。
ステップS889では、制御部210が、映像配信停止要求データTDTを通信部220Bを介して、映像送受信端末91bへ送信する。その後、このパケット処理MBは終了し、図12のパケット処理Dに戻り、このパケット処理Dも終了する。
再び、図9を参照して、映像送受信端末91bは、映像配信停止要求データTDTを受信すると、訂正符号/復号化器200Bへの映像ストリームデータSDTの送信を停止する。
なお、映像送受信端末91bが、映像送受信端末91aから映像ストリームデータを送信させて、当該映像ストリームデータを受信するための処理(以下、処理NMともいう)は、以下のようにすれば実現できる。
前述した処理MNにおいて、映像送受信端末91aを映像送受信端末91bに置き換え、映像送受信端末91bを映像送受信端末91aに置き換える。また、図10のパケット処理Cを、ステップS411において、パケットの伝送される方向が、方向MおよびNの場合、それぞれ、ステップS420およびステップS500に進むような処理(以下、処理CBともいう)とする。
また、図12のパケット処理Dを、ステップS711において、パケットの伝送される方向が、方向MおよびNの場合、それぞれ、ステップS720およびステップS800に進むような処理(以下、処理CAともいう)とする。
そして、前述した処理MNにおいて、処理CBを、訂正符号/復号化器100Aの代わりに訂正符号/復号化器200Bが行い、処理CAを、訂正符号/復号化器200Bの代わりに訂正符号/復号化器100Aが行う。また、処理CBにおいて、制御部110、記憶部150、通信部120Aおよび通信部120Bを、それぞれ、制御部210、記憶部250、通信部220Aおよび通信部220Bに置き換える。また、処理CAにおいて、制御部210、記憶部250、通信部220Aおよび通信部220Bを、それぞれ、制御部110、記憶部150、通信部120Aおよび通信部120Bに置き換える。
以上により、前述した処理MNと同様、処理NMは実現できる。
以上説明したように、本実施の形態においては、ストリーミングデータを双方向に伝送した場合においても、第1の実施の形態が奏する効果を得ることができる。すなわち、本実施の形態では、ストリーミングデータを確実に送受信するとともに、限られた通信経路を選択的かつ効率的に、有効活用することができるという効果を奏する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本実施の形態におけるデータ伝送システムおよびデータ伝送システムに接続される各機器を示す図である。 誤り訂正符号化器の内部の構成を示すブロック図である。 誤り訂正復号化器の内部の構成を示すブロック図である。 パケットの構成状態を示す図である。 パケット処理Aのフローチャートである。 パケット処理Bのフローチャートである。 符号化処理のフローチャートである。 復号化処理のフローチャートである。 本実施の形態におけるデータ伝送システムおよびデータ伝送システムに接続される各機器を示す図である。 パケット処理Cのフローチャートである。 パケット処理MAのフローチャートである。 パケット処理Dのフローチャートである。 パケット処理MBのフローチャートである。 パケット処理NBのフローチャートである。 パケット処理NAのフローチャートである。
符号の説明
50 映像配信サーバ、110,210 制御部、100A,200B 誤り訂正符号/復号化器、100 誤り訂正符号化器、150 記憶部、200 誤り訂正復号化器、1000,1000A データ伝送システム。

Claims (6)

  1. 映像データをストリーミング配信する映像データ配信装置と、前記映像データを受信する映像受信端末との間で、データの送受信を可能とさせるデータ伝送システムであって、
    前記データ伝送システムは、
    前記映像データ配信装置からストリーミング配信された前記映像データを受信し、かつ、前記受信した映像データを誤り訂正符号化するための符号化モードを有する符号化器と、
    前記誤り訂正符号化された符号化映像データを受信し、かつ、前記符号化映像データを復号化するための復号化モードを有する復号化器とを備え、
    前記符号化器は、前記映像データ配信装置と、前記復号化器との間に設けられ、前記符号化モードに設定されていない間、前記映像データ配信装置および前記復号化器から受信した、前記映像データに関連しないデータは、前記符号化器が、それぞれ、前記復号化器および前記映像データ配信装置へそのまま送信し、
    前記復号化器は、前記符号化器と、前記映像受信端末との間に設けられ、前記復号化モードに設定されていない間、前記符号化器および前記映像受信端末から受信した、前記映像データに関連しないデータは、前記復号化器が、それぞれ、前記映像受信端末および前記符号化器へそのまま送信し、
    前記符号化器は、前記映像データ配信装置からストリーミング配信された前記映像データを受信するときには、前記符号化モードに設定され、前記受信した映像データを誤り訂正符号化し、前記符号化映像データを前記復号化器へ送信し、
    前記復号化器は、前記符号化映像データを受信するときには、前記復号化モードに設定され、前記符号化映像データを復号化することで前記映像データを取得し、前記映像データを、前記映像受信端末へ送信する、データ伝送システム。
  2. 前記映像受信端末は、前記映像データ配信装置に前記映像データをストリーミング配信させるための映像配信要求を、前記復号化器へ送信し、
    前記復号化器は、
    前記映像配信要求に、前記符号化器を前記符号化モードに設定するための設定指示を付随させた第1制御指示を生成するための第1制御指示生成手段と、
    前記映像配信要求の受信に応じて、前記復号化モードに設定するための復号化モード設定手段と、
    前記第1制御指示を、前記符号化器へ送信するための第1送信手段とを含み、
    前記符号化器は、
    前記第1制御指示の受信に応じて、前記符号化モードに設定するための符号化モード設定手段と、
    前記第1制御指示から、前記映像配信要求を取得する指示解析手段と、
    前記取得した映像配信要求を、前記映像データ配信装置へ送信するための第2送信手段とを含む、請求項1に記載のデータ伝送システム。
  3. 前記映像受信端末は、前記映像データ配信装置に前記映像データのストリーミング配信を停止させるための映像配信停止要求を、前記復号化器へ送信し、
    前記復号化器は、
    前記映像配信停止要求に、前記符号化器の前記符号化モードを解除するための設定指示を付随させた第3制御指示を生成するための第3制御指示生成手段と、
    前記映像配信停止要求の受信に応じて、前記復号化モードを解除するための復号化モード解除手段と、
    前記第3制御指示を、前記符号化器へ送信するための第3送信手段とを含み、
    前記符号化器は、
    前記第3制御指示の受信に応じて、前記符号化モードを解除するための符号化モード解除手段と、
    前記第3制御指示から、前記映像配信停止要求を取得する指示解析手段と、
    前記取得した映像配信停止要求を、前記映像データ配信装置へ送信するための第4送信手段とを含む、請求項1または請求項2に記載のデータ伝送システム。
  4. 各々が、要求に応じて映像データをストリーミング配信する処理および前記映像データを受信する処理を行なうことが可能な第1および第2の映像送受信端末との間で、データの送受信を可能とさせるデータ伝送システムであって、
    前記データ伝送システムは、
    前記受信した映像データを誤り訂正符号化するための符号化モードと、前記誤り訂正符号化された符号化映像データを復号化するための復号化モードとを有する第1の符号/復号化器と、
    前記符号化モードと、前記復号化モードとを有する第2の符号/復号化器とを備え、
    前記第1の符号/復号化器は、前記第1の映像送受信端末と、前記第2の符号/復号化器との間に設けられ、
    前記第2の符号/復号化器は、前記第2の映像送受信端末と、前記第1の符号/復号化器との間に設けられ、
    前記第1の符号/復号化器は、前記符号化モードおよび前記復号化モードに設定されていない間、前記第1の映像送受信端末および前記第2の符号/復号化器から受信した、前記映像データに関連しないデータは、それぞれ、前記第2の符号/復号化器および前記第1の映像送受信端末へそのまま送信し、
    前記第2の符号/復号化器は、前記符号化モードおよび前記復号化モードに設定されていない間、前記第2の映像送受信端末および前記第1の符号/復号化器から受信した、前記映像データに関連しないデータは、それぞれ、前記第1の符号/復号化器および前記第2の映像送受信端末へそのまま送信し、
    前記第2の符号/復号化器は、前記第2の映像送受信端末からストリーミング配信された前記映像データを受信するときには、前記符号化モードに設定され、前記受信した映像データを誤り訂正符号化し、前記符号化映像データを前記第1の符号/復号化器へ送信し、
    前記第1の符号/復号化器は、前記符号化映像データを受信するときには、前記復号化モードに設定され、前記符号化映像データを復号化することで前記映像データを取得し、前記映像データを、前記第1の映像送受信端末へ送信する、データ伝送システム。
  5. 前記第1の映像送受信端末は、前記第2の映像送受信端末に前記映像データをストリーミング配信させるための映像配信要求を、前記第1の符号/復号化器へ送信し、
    前記第1の符号/復号化器は、
    前記映像配信要求に、前記第2の符号/復号化器を前記符号化モードに設定するための設定指示を付随させた第1制御指示を生成するための第1制御指示生成手段と、
    前記映像配信要求の受信に応じて、前記復号化モードに設定するための復号化モード設定手段と、
    前記第1制御指示を、前記第2の符号/復号化器へ送信するための第1送信手段とを含み、
    前記第2の符号/復号化器は、
    前記第1制御指示の受信に応じて、前記符号化モードに設定するための符号化モード設定手段と、
    前記第1制御指示から、前記映像配信要求を取得する指示解析手段と、
    前記取得した映像配信要求を、前記第2の映像送受信端末へ送信するための第2送信手段とを含む、請求項4に記載のデータ伝送システム。
  6. 前記第1の映像送受信端末は、前記第2の映像送受信端末に前記映像データのストリーミング配信を停止させるための映像配信停止要求を、前記第1の符号/復号化器へ送信し、
    前記第1の符号/復号化器は、
    前記映像配信停止要求に、前記第2の符号/復号化器の前記符号化モードを解除するための設定指示を付随させた第3制御指示を生成するための第3制御指示生成手段と、
    前記映像配信停止要求の受信に応じて、前記復号化モードを解除するための復号化モード解除手段と、
    前記第3制御指示を、前記第2の符号/復号化器へ送信するための第3送信手段とを含み、
    前記第2の符号/復号化器は、
    前記第3制御指示の受信に応じて、前記符号化モードを解除するための符号化モード解除手段と、
    前記第3制御指示から、前記映像配信停止要求を取得する指示解析手段と、
    前記取得した映像配信停止要求を、前記第2の映像送受信端末へ送信するための第4送信手段とを含む、請求項4または請求項5に記載のデータ伝送システム。
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