JP6650260B2 - 送信装置、受信装置、送受信システム、プログラム、およびチップ - Google Patents

送信装置、受信装置、送受信システム、プログラム、およびチップ Download PDF

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Description

本発明は、送信装置、受信装置、送受信システム、プログラム、およびチップに関する。
通信回線や放送によってデータパケットを伝送する場合、パケットの消失ロス(消失)が発生することがある。特に、送信側あるいは受信側のいずれかが移動している場合には、パケットのロスの可能性が高まる。映像コンテンツや音声コンテンツをそれらのパケットに載せて伝送する場合、パケットのロスは、映像コンテンツや音声コンテンツの視聴品質の低下を招く。パケットのロスによる視聴品質の低下を回避するための技術として、AL−FEC(Application Layer-Forward Error Correction,アプリケーション層前方誤り訂正)が知られている。AL−FECは、二元消失通信路におけるデータ消失に対して、誤り訂正(消失回復)を可能とする。AL−FECでは、送信装置側において、映像や音声等のデータを含む元のパケット(これを、ソースパケットと呼ぶ)から、誤り訂正符号を用いてリペアパケットを生成する。送信装置は、生成したリペアパケットを、ソースパケットとともに送信する。これにより、伝送中に一部のパケットのロスが生じた場合でも、受信装置側では、受信されたソースパケットとリペアパケットを用いて、ロスしたパケットを復元することができる。
多様なネットワークでのメディア伝送を目的として開発されたメディアトランスポート方式であるMMT(MPEG Media Transport,MPEGメディアトランスポート)においても、この上記のAL−FECを用いることができる。
非特許文献1には、MMTについて記載されている。また、非特許文献2には、MMTにおけるFEC(前方誤り訂正)について記載されている。
ところで、MMTにおいてAL−FECを用いるためには、誤り訂正符号の方式や、リペアパケットを生成するためのパラメーターについて、送信装置側と受信装置側で交渉し、これらの情報を共有する必要がある。誤り訂正符号の方式とは、例えば、Pro-MPEG方式、Reed-Solomon方式、RaptorQ方式、FF-LDGM方式などである。そのため、非特許文献1には、AL−FECメッセージが規定され、そのメッセージによってAL−FECの方式やパラメーターを送信側から受信側に通知する仕組みが規定されている。非特許文献1において規定されているAL−FECメッセージでは、非特許文献1および非特許文献2において規定されるAL−FECの方式やパラメーターを全て指定することができる。さらに、AL−FECメッセージでは、それらのパラメーター等が時々刻々と変化する場合にも、パラメーター等を指定できるようになっている。
ISO/IEC 23008-1:2014,Information technology -- High efficiency coding and media delivery in heterogeneous environments -- Part 1: MPEG media transport (MMT),Edition 1,2014年6月1日 ISO/IEC 23008-10:2015,Information technology -- High efficiency coding and media delivery in heterogeneous environments -- Part 10: MPEG Media Transport Forward Error Correction (FEC) codes,Edition 1,2015年4月15日
非特許文献1において規定されているAL−FECメッセージは、MMTの制御情報としての構造を有する。したがって、AL−FECメッセージは、映像や音声を伝送するMMTPパケットや、MMTの制御情報であるPAメッセージやM2セクションメッセージと同じレベルのMMTPフローで伝送されるようになっている。なお、ここで、MMTPとは、MMTプロトコルである。また、PAメッセージとは、MMT−SIに含まれるパッケージアクセスメッセージである。また、M2セクションメッセージとは、MPEG−2セクション形式のテーブルを運ぶためのメッセージである。また、MMTPフローとは、送信元と受信先が同一であるMMTパケットの流れのことである。
つまり、誤り訂正符号の方式やリペアパケットを生成するためのパラメーターを通知するためのAL−FECメッセージは、他のMMTPパケットと同一のフローで伝送される。そのため、AL−FECメッセージの伝送自体にはAL−FECを用いることができない。つまり、AL−FECメッセージのロスは、訂正されない。したがって、AL−FECメッセージを伝送する際の信頼性を得るためには、AL−FECメッセージを複数回繰り返して送信する必要がある。また、そのため、誤り訂正符号の方式やリペアパケットを生成するためのパラメーターを変更する必要がない場合でさえ、AL−FECメッセージを頻繁に繰り返して送る必要がある。これにより、送信装置側および受信装置側の双方における処理の無駄が生じる。また、これにより、伝送路の利用効率にも無駄が生じる。
本発明は、上記のような事情を考慮して為されたものであり、MMTフローを流れるAL−FECメッセージを使用することなく、AL−FECの設定を行うことのできる、送信装置、受信装置、送受信システム、プログラム、およびチップを提供しようとするものである。
[1]上記の課題を解決するため、本発明の一態様による送信装置は、受信したセットアップリクエストのメッセージの記述に基づいて、AL−FECにおける符号化方式と前記符号化方式におけるパラメーターとを設定するAL−FEC設定部と、供給されるソースデータに基づいてMMTPで送信するためのソースパケットを生成し、前記AL−FEC設定部によって設定された前記符号化方式と前記符号化方式におけるパラメーターとによる誤り訂正符号化処理を実行することによって、前記ソースパケットに基づくリペアパケットを生成する誤り訂正符号化部と、誤り訂正符号化部によって生成された前記ソースパケットと前記リペアパケットとを送信する送信部と、を具備し、前記セットアップリクエストのメッセージを、前記ソースパケットおよび前記リペアパケットを送信するMMTフロー以外のフローで受信する、ことを特徴とする。
[2]また、本発明の一態様は、上記の送信装置において、前記セットアップリクエストのメッセージをRTSPで受信する、ことを特徴とする。
[3]また、本発明の一態様による受信装置は、AL−FECにおける符号化方式と前記符号化方式におけるパラメーターの記述を含むセットアップリクエストのメッセージの送信処理を実行するとともに、前記セットアップリクエストに対応して受信したセットアップレスポンスのメッセージに基づいてAL−FECにおける符号化方式と前記符号化方式におけるパラメーターとを設定するAL−FEC設定部と、AL−FECによって誤り訂正符号化されたソースパケットとリペアパケットとをMMTPで受信する受信部と、前記AL−FEC設定部によって設定された前記符号化方式と前記符号化方式におけるパラメーターとにしたがって、前記受信部が受信した前記ソースパケットと前記リペアパケットに基づく誤り訂正処理を行うことによって元のソースデータを復元する復元部と、を具備し、前記セットアップリクエストのメッセージの送信および前記セットアップレスポンスのメッセージの受信を、前記ソースパケットおよび前記リペアパケットを受信するMMTフロー以外のフローで行う、ことを特徴とする。
[4]また、本発明の一態様は、上記の送信装置において、前記セットアップリクエストのメッセージの受信と、前記セットアップレスポンスのメッセージの送信とを、RTSPで行う、ことを特徴とする。
[5]また、本発明の一態様による送受信システムは、送信装置と受信装置とを含んで構成される送受信システムである。前記送信装置は、前記受信装置から受信したセットアップリクエストのメッセージの記述に基づいて、AL−FECにおける符号化方式と前記符号化方式におけるパラメーターとを設定する送信装置側AL−FEC設定部と、供給されるソースデータに基づいてMMTPで送信するためのソースパケットを生成し、前記送信装置側AL−FEC設定部によって設定された前記符号化方式と前記符号化方式におけるパラメーターとによる誤り訂正符号化処理を実行することによって、前記ソースパケットに基づくリペアパケットを生成する誤り訂正符号化部と、前記誤り訂正符号化部によって生成された前記ソースパケットと前記リペアパケットとを送信する送信部と、を具備し、前記セットアップリクエストのメッセージを、前記ソースパケットおよび前記リペアパケットを送信するMMTフロー以外のフローで受信する、ものである。前記受信装置は、AL−FECにおける符号化方式と前記符号化方式におけるパラメーターの記述を含むセットアップリクエストのメッセージの送信処理を実行するとともに、前記セットアップリクエストに対応して受信したセットアップレスポンスのメッセージに基づいてAL−FECにおける符号化方式と前記符号化方式におけるパラメーターとを設定する受信装置側AL−FEC設定部と、AL−FECによって誤り訂正符号化されたソースパケットとリペアパケットとをMMTPで受信する受信部と、前記受信装置側AL−FEC設定部によって設定された前記符号化方式と前記符号化方式におけるパラメーターとにしたがって、前記受信部が受信した前記ソースパケットと前記リペアパケットに基づく誤り訂正処理を行うことによって元のソースデータを復元する復元部と、を具備し、前記セットアップリクエストのメッセージの送信および前記セットアップレスポンスのメッセージの受信を、前記ソースパケットおよび前記リペアパケットを受信するMMTフロー以外のフローで行うものである。
[6]また、本発明の一態様は、コンピューターを、上記[1]または[2]に記載の送信装置として機能させるためのプログラムである。
[7]また、本発明の一態様は、コンピューターを、上記[3]または[4]に記載の受信装置として機能させるためのプログラムである。
[8]また、本発明の一態様は、AL−FECにおける符号化方式と前記符号化方式におけるパラメーターの記述を含むセットアップリクエストのメッセージの送信処理を実行するとともに、前記セットアップリクエストに対応して受信したセットアップレスポンスのメッセージに基づいてAL−FECにおける符号化方式と前記符号化方式におけるパラメーターとを設定するAL−FEC設定部と、AL−FECによって誤り訂正符号化されたソースパケットとリペアパケットとをMMTPで受信する受信部と、前記AL−FEC設定部によって設定された前記符号化方式と前記符号化方式におけるパラメーターとにしたがって、前記受信部が受信した前記ソースパケットと前記リペアパケットに基づく誤り訂正処理を行うことによって元のソースデータを復元する復元部と、を具備し、前記セットアップリクエストのメッセージの送信および前記セットアップレスポンスのメッセージの受信を、前記ソースパケットおよび前記リペアパケットを受信するMMTフロー以外のフローで行う、ことを特徴とするチップである。
本発明によれば、MMTフローとは独立なメッセージにより、セッションの開始時に、AL−FECの符号化方式と符号化のパラメーターとを、送信装置と受信装置とが共有する。これにより、MMTPによるAL−FECメッセージを送る必要がなくなる。つまり、AL−FECの符号化方式と符号化のパラメーターとを設定するためのメッセージを頻繁に送る必要がなくなる。したがって、通信帯域を有効に活用することができる。
本発明の実施形態による送受信システムの装置構成例を示す構成図である。 同実施形態による送信装置の概略機能構成を示す機能ブロック図である。 同実施形態による受信装置の概略機能構成を示す機能ブロック図である。 同実施形態による送信装置と受信装置の間でのRTSPパケットおよびMMTPパケットのやりとりの手順の一例を示すシーケンスチャートである。 同実施形態によるRTSP SETUPリクエストのパケットの構成を示す概略図である。 同実施形態によるRTSP SETUPレスポンスのパケットの構成を示す概略図である。 同実施形態による送信装置と受信装置の間での、MMTPフローおよびRTSPフローの全体像を示す概略図である。
次に、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。
本実施形態による送信装置(通信サーバー)は、ソースパケットを送信するとともに、AL−FECによるリペアパケットを送信する。これにより、配信されるデータの品質確保を図る。そして、受信装置が、サービス開始を要求する際に、送信装置に対して送信するRTSPメッセージを用いて、AL−FECの誤り訂正符号化方式と誤り訂正符号化のパラメーターを送信装置に通知する。なお、AL−FECは、Application Layer-Forward Error Correction(アプリケーション層前方誤り訂正)を表す。また、RTSPは、Real Time Streaming Protocol(リアルタイム・ストリーミング・プロトコル)を表す。
図1は、本実施形態による送受信システムの構成を示す概略図である。図示するように、送受信システム100は、送信装置1と受信装置2とを含んで構成される。送信装置1と受信装置2とは、通信回線で相互に接続されており、これら両装置間でのデータ通信が可能である。通信回線は、有線であっても、無線であっても、有線と無線とを併用したものであってもよい。送信装置1と受信装置2とは、例えば、インターネットプロトコル(IP)を用いて互いの相手と通信する。送信装置1は、例えば、映像および音声等によるコンテンツを配信するコンテンツ配信サーバー(通信サーバー)である。受信装置2は、例えば、インターネット接続されたテレビ受像機、パーソナルコンピューター(PC)、タブレット、スマートフォン(スマホ)、ウェアラブルな情報端末などといった装置である。なお、コンテンツデータは、基本的に、送信装置1の側から受信装置2の側へと送信される。また、コンテンツの配信に関する制御情報は、送信装置1から受信装置2へ、あるいは受信装置2から送信装置1へ、双方向に送信可能である。なお、同図では、送信装置1と受信装置2とを1台ずつ示しているが、各々の台数は、1台に限定されず、複数であってもよい。なお、複数の装置が存在する場合にも、送信装置1と受信装置2との間では、個々に通信のためのセッションが確立される。
図2は、送信装置1の概略機能構成を示す機能ブロック図である。図示するように、送信装置1は、映像アセット供給部12と、音声アセット供給部14と、字幕アセット供給部16と、多重化部21と、誤り訂正符号化部23と、AL−FEC設定部25(送信装置側AL−FEC設定部)と、RTSP処理部27と、送信部31とを含んで構成される。
ここで、MMTPは、MPEG media transport protocol(MPEGメディア・トランスポート・プロトコル)を表す。なお、MPEG(エムペグ)は、Moving Picture Experts Group(動画専門家集団)を表す。
映像アセット供給部12は、映像のデータを供給する。映像アセット供給部12が供給する映像は、適宜、所定の符号化方法により符号化されたものである。
音声アセット供給部14は、音声のデータを供給する。音声アセット供給部14が供給する音声は、適宜、所定の符号化方法により符号化されたものである。
字幕アセット供給部16は、字幕のデータを供給する。字幕アセット供給部16が供給する字幕データは、例えば、TTML(タイムドテキストマークアップ言語)など、所定の書式を用いて記述されたデータである。
なお、映像と音声と字幕以外のデータを供給する供給部がさらに存在していてもよい。
多重化部21は、映像アセット供給部12から供給される映像のデータと、音声アセット供給部14から供給される音声のデータと、字幕アセット供給部16から供給される字幕のデータとを多重化する。また、多重化部21が、映像と音声と字幕以外のデータの供給を受け、このデータを共に多重化してもよい。多重化部21は、多重化したデータを1本のまとまった論理的単位として出力する。この論理的単位は、例えば、映像と音声と字幕とからなるコンテンツである。なお、多重化部21が出力するデータを、ソースデータと呼ぶ。
誤り訂正符号化部23は、多重化部21から供給されるソースデータに基づいてMMTPで送信するためのソースパケットを生成し、AL−FEC設定部25によって設定された符号化方式とその符号化方式におけるパラメーターとによる誤り訂正符号化処理を実行することによって、ソースパケットに基づくリペアパケットを生成する。より具体的には次の通りである。誤り訂正符号化部23は、多重化部21から出力されるデータを基に、MMTPで送信するためのパケットを生成する。なお、本実施形態は、AL−FECによる冗長化を行う。つまり、誤り訂正符号化部23は、多重化部21から出力されたデータそのものをペイロードとして格納したソースパケットと、ソースパケットから冗長符号化処理(誤り訂正符号化処理)によって得られるリペアパケットとを生成する。冗長符号化処理自体は既存技術によるものであり、適宜、適切な方式を用いた符号化が行われる。なお、誤り訂正符号化部23は、誤り訂正符号の方式やリペアパケットを生成するためのパラメーターの情報を、AL−FEC設定部25から得る。つまり、AL−FEC設定部25において設定されているパラメーター等を用いて、誤り訂正符号化部23は、誤り訂正符号を生成する。
AL−FEC設定部25は、受信装置2から受信したセットアップリクエストのメッセージの記述に基づいて、AL−FECにおける符号化方式とその符号化方式におけるパラメーターとを設定する。つまり、AL−FEC設定部25は、受信装置2側とのやりとり(交渉、ネゴシエーション)に基づいて、AL−FECにおける誤り訂正符号の方式を選択して設定したり、誤り訂正符号およびリペアパケットの生成のための各種パラメーターを決定して設定したりする。AL−FEC設定部25は、受信装置2から、MMTフロー以外で受信したセットアップリクエストのメッセージの記述に基づいて、上記の設定を行う。具体的には、AL−FEC設定部25は、RTSP処理部27を介して受信装置2側との間で、RTSPを用いて上記のやりとりを行う。AL−FEC設定部25は、設定されている符号化方式や関連するパラメーターの情報を記憶しており、その情報を必要に応じて誤り訂正符号化部23に供給する。
なお、送信装置1と受信装置2との間における、RTSPでのやりとりの手順や、AL−FECにおけるパラメーター等の設定の詳細については、後述する。
RTSP処理部27は、受信装置2との間の、RTSPによる通信のための処理を行う。具体的には、RTSP処理部27は、RTSPのパケットを生成して送信したり、受信されたRTSPパケットからデータを読み出してAL−FEC設定部25に渡したりする。
送信部31は、受信装置2との間で通信を行う。送信部31は、少なくとも、誤り訂正符号化部23によって生成されたソースパケットとリペアパケットとをMMTで送信する。具体的には、送信部31は、誤り訂正符号化部23から渡されるMMTPパケットを、受信装置2側に送る。また、送信部31は、RTSP処理部27から渡されるRTSPパケットを、受信装置2側に送る。また、送信部31は、受信装置2側から送信されてきたRTSPパケットを受信し、RTSP処理部27に渡す。なお、送信部31は、下位層のプロトコルとして、例えば、インターネットプロトコルを用いる。
次に、受信装置について説明する。
図3は、受信装置2の概略機能構成を示す機能ブロック図である。図示するように、受信装置2は、受信部41と、復元部43と、AL−FEC設定部45(受信装置側AL−FEC設定部)と、RTSP処理部47と、分離部49と、映像アセット処理部52と、音声アセット処理部54と、字幕アセット処理部56とを含んで構成される。
受信部41は、送信装置1との間で通信を行う。受信部41は、AL−FECによって誤り訂正符号化されたソースパケットとリペアパケットとを、MMTPで受信する。具体的には、受信部41は、送信装置1から送られるMMTPパケットを受信する。そして、受信部41は、受信したMMTPパケットを復元部43に渡す。前述の通り、MMTPで送信されるデータは、AL−FECによって冗長化されている。つまり、受信部41は、MMTPで送られてくるソースパケットとリペアパケットとを受信し、これらソースパケットとリペアパケットとを復元部43に渡す。また、受信部41は、RTSP処理部47から渡されるRTSPパケットを、送信装置1側に送る。また、受信部41は、送信装置1側から送信されてきたRTSPパケットを受信し、RTSP処理部47に渡す。なお、受信部41は、下位層のプロトコルとして、例えば、インターネットプロトコルを用いる。
復元部43は、AL−FEC設定部45によって設定された符号化方式とその符号化方式におけるパラメーターとにしたがって、受信部41が受信したソースパケットとリペアパケットに基づく誤り訂正処理を行うことによって、元のソースデータを復元する。つまり、受信部41からMMTPパケットを受け取ると、誤り訂正処理を行う。復元部43は、受信部41から渡されるソースパケットとリペアパケットとを用いて、誤り訂正符号により、消失したパケットのデータを復元する。これにより、送信装置1と受信装置2との間の伝送路上でソースパケットまたはリペアパケットの一部が消失した場合にも、その消失したパケットに格納されていたデータを復元できる。なお、復元部43は、FECブロック単位で、ソースパケットまたはリペアパケットに基づく誤り訂正処理を行う。また、復元部43は、誤り訂正符号の方式やリペアパケットを生成するためのパラメーターの情報を、AL−FEC設定部45から得る。AL−FEC設定部45は、予め誤り訂正符号の方式や関係するパラメーターの値などを、送信装置1側との交渉によって定めており、そのパラメーター等の情報を保持している。
また、復元部43は、誤り訂正処理が完了すると、パケット化の際に分割されたデータの並びを復元し、送信装置1側において元々供給されたソースデータ(シンボル列)を分離部49に渡す。
AL−FEC設定部45は、AL−FECにおける符号化方式とその符号化方式におけるパラメーターの記述を含むセットアップリクエストのメッセージの送信処理を実行する。また、AL−FEC設定部45は、セットアップリクエストに対応して受信したセットアップレスポンスのメッセージに基づいてAL−FECにおける符号化方式とその符号化方式におけるパラメーターとを設定する。つまり、AL−FEC設定部45は、送信装置1側とのやりとりに基づいて、AL−FECにおける誤り訂正符号の方式を選択して設定したり、誤り訂正符号およびリペアパケットの生成のための各種パラメーターを決定して設定したりする。なお、セットアップリクエストのメッセージの送信およびセットアップレスポンスのメッセージの受信は、ソースパケットおよびリペアパケットを受信するためのMMTフロー以外のフローで行われる。具体的には、AL−FEC設定部45は、RTSP処理部47を介して送信装置1側との間で、RTSPを用いて上記のやりとりを行う。AL−FEC設定部45は、設定されている符号化方式や関連するパラメーターの情報を記憶しており、その情報を必要に応じて復元部43に供給する。
RTSP処理部47は、送信装置1との間の、RTSPによる通信のための処理を行う。具体的には、RTSP処理部47は、AL−FEC設定部45から渡されるデータに基づいてRTSPのパケットを生成して送信したり、受信されたRTSPパケットからデータを読み出してAL−FEC設定部45に渡したりする。
分離部49は、復元部43によって復元されたデータを受け取り、各アセットのデータに分離する。具体的には、分離部49は、受け取ったデータを、映像アセットのデータと音声アセットのデータと字幕アセットのデータとに分離する。受け取ったデータにこれら以外のアセットのデータが含まれている場合には、分離部49は、さらにそのアセットのデータも分離する。そして、分離部49は、映像アセットのデータを映像アセット処理部52に渡す。また、分離部49は、音声アセットのデータを音声アセット処理部54に渡す。また、分離部49は、字幕アセットのデータを字幕アセット処理部56に渡す。
映像アセット処理部52は、分離部49から受け取った映像のデータを処理する。例えば、映像アセット処理部52は、コード化されている映像をデコードして出力する。
音声アセット処理部54は、分離部49から受け取った音声のデータを処理する。例えば、音声アセット処理部54は、コード化されている音声をデコードして出力する。
字幕アセット処理部56は、分離部49から受け取った字幕のデータを処理する。例えば、字幕アセット処理部56は、提示時刻と関連付けられた字幕データを抽出して出力する。
以上、図2と図3とを参照しながら説明したように、送信装置1および受信装置2は、RTSPを用いてAL−FECの設定を行う。RTSPは、ユニキャスト送信の制御を行うプロトコルであり、IETF 2326にて規定されている。なお、IETFは「Internet Engineering Task Force」を表す。RTSPは、テキスト形式で任意の文字列を記述することができるため、拡張性が高いという特徴がある。
次に、送信装置1および受信装置2が、AL−FECの符号化方式を選択したり、AL−FECのリペアパケット生成に関するパラメーター等を設定したりするための手順について説明する。
図4は、送信装置1と受信装置2の間でのRTSPパケットおよびMMTPパケットのやりとりの手順を示すシーケンスチャートである。なお、同図では、本実施形態に関して重要なパケットのみを示している。
ここでは、受信装置2は、ユーザーの操作等に基づいて、MMTによる映像や音楽の配信サービスを、送信装置1に対して要求する。ここで、送信装置1は、受信装置2のユーザーが望むコンテンツの配信を行うサーバー装置である。以下、このシーケンスチャートに沿って手順を説明する。
ステップS1において、受信装置2は、指定された送信装置1に対して、RTSPにおけるSETUP(セットアップ)リクエストのパケットを送信する。このSETUPリクエストのパケットには、AL−FECの符号化方式および各種パラメーターの情報が含まれる。なお、この、符号化方式および各種パラメーターを総称して、トランスポートパラメーターと呼ぶ。
送信装置1は、このRTSPのSETUPリクエストを受信する。つまり、受信装置2は、送信装置1に対して、トランスポートパラメーターを通知する。より詳細に見ると、受信装置2におけるAL−FEC設定部45から、送信装置1におけるAL−FEC設定部25に対して、トランスポートパラメーターが通知される。
次に、ステップS2において、送信装置1は、RTSPのSETUPレスポンスを受信装置2に送信する。このSETUPレスポンスは、送信装置1が受け取ったSETUPリクエストに対応するものである。このSETUPレスポンスは、受信装置2側から要求されたトランスポートパラメーターを用いてMMTPパケットを送信することを表す情報を含んでいる。つまり、送信装置1は、要求されたトランスポートパラメーターにしたがってMMTPパケットを受信装置2に送信することを通知する。より詳細に見ると、送信装置1におけるAL−FEC設定部25から、受信装置2におけるAL−FEC設定部45に対して、要求されたトランスポートパラメーターにしたがう旨が通知される。
以上の、ステップS1およびS2の手順によって、送信装置1側のAL−FEC設定部25と、受信装置2側のAL−FEC設定部45のそれぞれにおいて、両側に共通のパラメーターが設定される。
ステップS2において送信装置1がRTSP SETUPレスポンスを受信装置2に送信した後、送信装置1は引き続き、MMTPパケットを、受信装置2の宛先ポート番号50016に向けて、UDPによるユニキャストで送信する。
つまり、ステップS3と、ステップS4と、ステップS5の各ステップにおいては、送信装置1が受信装置2に対してMMTPパケットを順次送信する。これらのMMTPパケットは、ステップS1およびS2において送信装置1側と受信装置2側とで合意したパラメーターにしたがって、AL−FECによって誤り訂正符号化されたものである。なお、このシーケンスチャートではステップS5までの手順のみを示し、その後の手順を省略しているが、その後も、送信装置1から受信装置2に引き続きMMTPパケットを順次送ることができる。
また、送信装置1と受信装置2との間で再度、RTSP SETUPリクエストおよびRTSP SETUPレスポンスのやり取りをすることにより、AL−FECのためのトランスポートパラメーターを再設定することもできる。つまり、AL−FECのためのトランスポートパラメーターを、適宜、変更することもできる。
図5は、上記のRTSP SETUPリクエストパケットの構成を示す概略図である。RTSPのSETUPリクエストは、同図に示すようなテキストの形式で記述される。SETUPリクエストパケットに含まれる情報について、以下で詳細に説明する。
第1行目の先頭の「SETUP」は、このパケットがSETUPリクエストパケットであることを表す。
第1行目の次の「rtsp://service.example.co.jp/mmt_test/video」は、メディアストリームを示すURL(ユニフォーム・リソース・ロケーター)である。
第2行目の「CSeq: 1」は、CSeqパラメーターの値が1であることを表す。CSeqパラメーターは、RTSPパケットのシーケンス番号であり、1ずつインクリメントされるものである。
第3行目の「Transport: MMTP/UDP,unicast,client_port=50016」は、トランスポート指定子である。
このうち、第3行目における「MMTP/UDP」は、ストリーミング伝送に用いるプロトコルを指定するものである。ここでは、MMTPとUDPとを用いることが指定されている。ここで、UDPは、User Datagram Protocol(ユーザー・データグラム・プロトコル)を表す。UDPはトランスポート層のプロトコルであり、UDP自体は送達確認や誤り訂正などを行わない。
また、第3行目における「unicast」は、ブロードキャストではなくユニキャストによるストリーミングを指定するものである。
また、第3行目における「port=50016」は、受信装置2側のポート番号を指定するものである。つまり、ストリーミングデータを、受信装置2の50016番のポート宛てに送信するよう要求するものである。
第4行目は、AL−FECに関するパラメーターを記述している。
第4行目の「FEC_Code = Pro-MPEG 2D FEC」は、誤り訂正符号の方式を指定するものである。具体的には、この記述(FEC_Codeパラメーター)は、AL−FECの方式として、Pro-MPEG 2D FECを用いてリペアパケットを生成し送信することを指定している。つまり、受信装置2が、送信装置1に対して、Pro-MPEG 2D FECを用いたリペアパケットの送信を要求していることを表す。なお、「2D FEC」とは、縦および横の2次元の前方誤り訂正符号を表す。
第4行目の「L*D=10*10」は、リペアパケットの生成に関するパラメーターの指定である。ここで、Lは、横方向のソースパケットの個数を表す。また、Dは、縦方向のソースパケットの個数を表す。つまり、ここでの「L*D=10*10」という記述は、横方向に10個のソースパケット(L=10)、また縦方向に10個のソースパケット(D=10)という構造を有する2D FECを指定している。つまり、受信装置2が、送信装置1に対して、縦・横が10×10の構造の2D FECを要求していることを表す。
なお、Pro-MPEG 2Dによるリペアパケットの生成方法自体は、既存の技術である。
図5では、RTSP SETUPリクエストにおいて指定される誤り訂正符号化の方式として、Pro-MPEG 2D FECが指定される場合を例示した。誤り訂正符号化の方式としては、他の方式を指定することも可能である。一例として、誤り訂正符号化の方式として
FF-LDGMを指定することも可能である。なお、LDGMは「Low Density Generator Matrix」(低密度生成行列)を表す。FF-LDGMを指定する場合には、2次元の生成行列のサイズ(列数×行数)を、パラメーターとして記述するようにする。あるいは、生成行列のサイズのパターンをいくつか予め定めておき、そのパターンを識別する情報を、パラメーターとして記述するようにする。この場合、パターンを識別する情報としては、予め「Pattern 1」、「Pattern 2」などといったラベルを付与しておき、これを指定するようにする。
図6は、上記のRTSP SETUPレスポンスパケットの構成を示す概略図である。RTSPのSETUPレスポンスは、同図に示すようなテキストの形式で記述される。SETUPレスポンスパケットに含まれる情報について、以下で詳細に説明する。
第1行目の「CSeq: 2」は、CSeqパラメーターの値が2であることを表す。CSeqパラメーターは、前述の通り、RTSPパケットのシーケンス番号である。
第2行目の「Session: 12345678」は、送信装置1が割り当てたセッション識別番号が「12345678」であることを表す。セッション識別番号は、送信装置1によって割り当てられたセッションごとに固有の番号であり、個々のMMTによる配信サービスを識別するために用いられるものである。
第3行目の「Transport: MMTP/UDP,unicast,client_port=50016」は、トランスポート指定子である。このトランスポート指定子は、受信装置2から送信装置1に送られたSETUPリクエストにおいて指定されたトランスポート指定子と同一の値を持つ。即ち、この指定子は、使用されるプロトコルがMMTPおよびUDPであり、ユニキャストによる伝送であり、クライアント側(受信装置2側)のポート番号が「50016」であることを表す。
第4行目の「FEC_Code = Pro-MPEG 2D FEC,L*D=10*10」は、AL−FECによる誤り訂正符号化に関するトランスポートパラメーターを表す。このトランスポートパラメーターは、受信装置2から送信装置1に送られたSETUPリクエストにおいて指定されたトランスポートパラメーターと同一の値を持つ。つまり、この第4行目のデータは、AL−FECによる符号化方式として「Pro-MPEG 2D FEC」が用いられ、リペアパケットの生成において横方向のソースパケット数が10であり縦方向のソースパケット数が10であることを表す。つまり、送信装置1が受信装置2からのSETUPリクエストで要求されたパラメーターを承諾し、そのパラメーターにしたがってMMTPパケットの伝送が行われることを表す。
なお、受信装置2側からのSETUPリクエストにおいて要求された誤り訂正符号化方式が「Pro-MPEG 2D FEC」以外の方式であった場合には、この送信装置1側からのSETUPレスポンスにおいても、その誤り訂正符号化方式を示す情報が返される。
図5に例示したRTSP SETUPリクエスト、および図6に例示したRTSP SETUPレスポンスがやりとりされた場合、図4で示した手順のステップS3,S4,S5では、「Pro-MPEG 2D FEC」を用いたMMTPパケットが伝送される。
図7は、本実施形態による送信装置1と受信装置2の間での、MMTPフローおよびRTSPフローの全体像を示す概略図である。これらのフローの左側が送信装置1側であり、右側が受信装置2側である。なお、同図では、送信装置1と受信装置2自体を省略して示している。図示するように、MMTPフローで伝送されるMMTPパケットは、映像のデータや、音声のデータや、PAメッセージや、M2セクションメッセージなどのデータを格納し、運んでいる。MMTPフロー内では、AL−FECの設定を行うための制御情報は伝送されない。そして、RTSPフローにおいて、AL−FECの設定を行うための制御情報が伝送される。即ち、前述したRTSP SETUPリクエストのデータやRTSP SETUPレスポンスのデータは、RTSPフロー内で伝送される。
このように本実施形態では、AL−FEC設定をMMTPフローの外で行う。これにより、送信装置1および受信装置2は、MMTPフローそのものからは独立に、MMTPにおけるAL−FECのトランスポートパラメーター等の設定を行うことが可能となる。つまり、本実施形態は、MMTPフローを流れるAL−FECメッセージを使用することなく、AL−FECの設定を行う、という課題を解決している。
そして、このように設定されたAL−FECを利用して、受信装置2は、所望の設定によりMMTのサービスを受けることができる。
[変形例]
上記の実施形態では、映像と音声と字幕とを多重化してMMTで伝送するための送信装置および受信装置を説明した。しかし、MMTで伝送されるデータ(ペイロード)の種類は、映像と音声と字幕の組み合わせには限らない。
即ち、ある変形例では、送信装置は、映像と音声と字幕のいずれか一部のみを多重化して、AL−FECを用いたMMTで送信する。また、対応する受信装置は、そのような送信装置から送られるデータを受信し、処理する。このとき、送信装置と受信装置の各々は、伝送するデータの種別に応じた機能で構成される。
また、別の変形例では、送信装置は、映像や音声や字幕以外のデータを、AL−FECを用いたMMTで送信する。また、それに対応する受信装置は、そのような送信装置から送られるデータを受信し、処理する。このときも、送信装置と受信装置の各々は、伝送するデータの種別に応じた機能で構成される。
なお、上述した実施形態およびその変形例における、送信装置1内の少なくとも誤り訂正符号化部23とAL−FEC設定部25とを含む機能を、半導体集積回路のチップとして実装しても良い。そして、さらに、送信装置1内のRTSP処理部27の機能を当該チップ上に実装してもよい。またさらに送信装置1内の他の機能部を当該チップ上に実装してもよい。
また、同様に、受信装置2内の少なくとも復元部43とAL−FEC設定部45とを含む機能を、半導体集積回路のチップとして実装しても良い。さらに、受信装置2内のRTSP処理部47の機能を当該チップ上に実装してもよい。またさらに、受信装置2内の他の機能部を当該チップ上に実装してもよい。
チップは、微細加工技術を用いて、多数の素子を有する電子回路を実現したものである。また、チップは、パッケージ化され、電力供給や信号入出力のためのリード線が設けられている。また、半導体集積回路のチップを実現する手法の一つとして、FPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ,Field Programmable Gate Array)を用いて、上述した機能を設定するようにしても良い。
なお、上述した実施形態及びその変形例における送信装置や受信装置の機能の少なくとも一部をコンピューターで実現するようにしても良い。その場合、これらの機能を実現するためのプログラムをコンピューター読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピューターシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピューターシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバーやクライアントとなるコンピューターシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピューターシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明は、メディアデータを配信するための送信装置および受信装置に利用可能である。また、そういった送信装置および受信装置を実現するためのチップや、プログラムに利用可能である。また、そういった送信装置および受信装置を用いた、通信事業やコンテンツ配信事業等に利用可能である。
1 送信装置(通信サーバー)
2 受信装置
12 映像アセット供給部
14 音声アセット供給部
16 字幕アセット供給部
21 多重化部
23 誤り訂正符号化部
25 AL−FEC設定部(送信装置側AL−FEC設定部)
27 RTSP処理部
31 送信部
41 受信部
43 復元部
45 AL−FEC設定部(受信装置側AL−FEC設定部)
47 RTSP処理部
49 分離部
52 映像アセット処理部
54 音声アセット処理部
56 字幕アセット処理部
100 送受信システム

Claims (8)

  1. 受信したセットアップリクエストのメッセージの記述に基づいて、AL−FECにおける符号化方式と前記符号化方式におけるパラメーターとを設定するAL−FEC設定部と、
    映像と音声とを含んで供給されるソースデータに基づいてMMTPで送信するためのソースパケットを生成し、前記AL−FEC設定部によって設定された前記符号化方式と前記符号化方式におけるパラメーターとによる誤り訂正符号化処理を実行することによって、前記ソースパケットに基づくリペアパケットを生成する誤り訂正符号化部と、
    誤り訂正符号化部によって生成された前記ソースパケットと前記リペアパケットとをMMTPで送信する送信部と、
    を具備し、
    前記セットアップリクエストのメッセージを、RTSPで、受信装置からのサービス開始の要求の際に、受信する、
    ことを特徴とする送信装置。
  2. 前記セットアップリクエストのメッセージは、トランスポート指定子でMMTPを指定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  3. AL−FECにおける符号化方式と前記符号化方式におけるパラメーターの記述を含むセットアップリクエストのメッセージの送信処理を実行するとともに、前記セットアップリクエストに対応して受信したセットアップレスポンスのメッセージに基づいてAL−FECにおける符号化方式と前記符号化方式におけるパラメーターとを設定するAL−FEC設定部と、
    AL−FECによって誤り訂正符号化されたソースパケットとリペアパケットとをMMTPで受信する受信部と、
    前記AL−FEC設定部によって設定された前記符号化方式と前記符号化方式におけるパラメーターとにしたがって、前記受信部が受信した前記ソースパケットと前記リペアパケットに基づく誤り訂正処理を行うことによって映像と音声とを含む元のソースデータを復元する復元部と、
    を具備し、
    前記セットアップリクエストのメッセージの送信および前記セットアップレスポンスのメッセージの受信を、RTSPで、サービス開始の要求の際に、行う、
    ことを特徴とする受信装置。
  4. 前記セットアップリクエストのメッセージは、トランスポート指定子でMMTPを指定する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の受信装置。
  5. 送信装置と受信装置とを含んで構成される送受信システムであって、
    前記送信装置は、
    前記受信装置から受信したセットアップリクエストのメッセージの記述に基づいて、AL−FECにおける符号化方式と前記符号化方式におけるパラメーターとを設定する送信装置側AL−FEC設定部と、
    映像と音声とを含んで供給されるソースデータに基づいてMMTPで送信するためのソースパケットを生成し、前記送信装置側AL−FEC設定部によって設定された前記符号化方式と前記符号化方式におけるパラメーターとによる誤り訂正符号化処理を実行することによって、前記ソースパケットに基づくリペアパケットを生成する誤り訂正符号化部と、
    前記誤り訂正符号化部によって生成された前記ソースパケットと前記リペアパケットとをMMTPで送信する送信部と、
    を具備し、
    前記セットアップリクエストのメッセージを、RTSPで、受信装置からのサービス開始の要求の際に、受信する、ものであり、
    前記受信装置は、
    AL−FECにおける符号化方式と前記符号化方式におけるパラメーターの記述を含むセットアップリクエストのメッセージの送信処理を実行するとともに、前記セットアップリクエストに対応して受信したセットアップレスポンスのメッセージに基づいてAL−FECにおける符号化方式と前記符号化方式におけるパラメーターとを設定する受信装置側AL−FEC設定部と、
    AL−FECによって誤り訂正符号化されたソースパケットとリペアパケットとをMMTPで受信する受信部と、
    前記受信装置側AL−FEC設定部によって設定された前記符号化方式と前記符号化方式におけるパラメーターとにしたがって、前記受信部が受信した前記ソースパケットと前記リペアパケットに基づく誤り訂正処理を行うことによって映像と音声とを含む元のソースデータを復元する復元部と、
    を具備し、
    前記セットアップリクエストのメッセージの送信および前記セットアップレスポンスのメッセージの受信を、RTSPで、サービス開始の要求の際に、行う、
    ことを特徴とする送受信システム。
  6. コンピューターを、請求項1または2に記載の送信装置として機能させるためのプログラム。
  7. コンピューターを、請求項3または4に記載の受信装置として機能させるためのプログラム。
  8. AL−FECにおける符号化方式と前記符号化方式におけるパラメーターの記述を含むセットアップリクエストのメッセージの送信処理を実行するとともに、前記セットアップリクエストに対応して受信したセットアップレスポンスのメッセージに基づいてAL−FECにおける符号化方式と前記符号化方式におけるパラメーターとを設定するAL−FEC設定部と、
    AL−FECによって誤り訂正符号化されたソースパケットとリペアパケットとをMMTPで受信する受信部と、
    前記AL−FEC設定部によって設定された前記符号化方式と前記符号化方式におけるパラメーターとにしたがって、前記受信部が受信した前記ソースパケットと前記リペアパケットに基づく誤り訂正処理を行うことによって映像と音声とを含む元のソースデータを復元する復元部と、
    を具備し、
    前記セットアップリクエストのメッセージの送信および前記セットアップレスポンスのメッセージの受信を、RTSPで、サービス開始の要求の際に、行う、
    ことを特徴とするチップ。
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