JP2006351236A - カラー陰極線管 - Google Patents
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Abstract
【課題】 シャドウマスクの熱ドーミングによる色ずれを抑制する。
【解決手段】 シャドウマスク10は、シャドウマスクの短辺方向(Y軸方向)を長手方向とする複数のタイバンド15と、シャドウマスクの長辺方向(X軸方向)に隣り合うタイバンドを連結する複数のブリッジ19と、タイバンドの間に形成された複数の電子ビーム通過孔21とを有する。タイバンド15のパネルに対向する側の面の、Y軸方向に隣り合う一対のブリッジをそれぞれ通るX軸方向と平行な一対の直線19a,19bで挟まれた領域内に、複数の非貫通の凹部23が形成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】 シャドウマスク10は、シャドウマスクの短辺方向(Y軸方向)を長手方向とする複数のタイバンド15と、シャドウマスクの長辺方向(X軸方向)に隣り合うタイバンドを連結する複数のブリッジ19と、タイバンドの間に形成された複数の電子ビーム通過孔21とを有する。タイバンド15のパネルに対向する側の面の、Y軸方向に隣り合う一対のブリッジをそれぞれ通るX軸方向と平行な一対の直線19a,19bで挟まれた領域内に、複数の非貫通の凹部23が形成されている。
【選択図】 図1
Description
本発明はシャドウマスクを備えたカラー陰極線管に関する。
図9は一般的なカラー陰極線管の概略構造を示す断面図である。カラー陰極線管は、パネル1とファンネル2とが接合されてなる外囲器3を備える。パネル1の内面には赤、緑、青の各色の蛍光体がストライプ状又はドット状に塗布されてなる蛍光体スクリーン9が形成されている。この蛍光体スクリーン9に対向してシャドウマスク10が、パネル1の内壁面に取り付けられたフレーム8に保持されている。ファンネル2のネック部2a内には、赤、緑、青の各色に対応した3つの電子ビーム5を発射する電子銃4が内蔵されている。電子ビーム5を外部磁界から遮蔽する磁気シールド7がフレーム8に取り付けられている。以上のカラー陰極線管のファンネル2の外周面上に偏向ヨーク6が搭載されてカラー陰極線管装置が構成される。電子銃4から発射された3つの電子ビーム5は、偏向ヨーク6により水平方向及び垂直方向に偏向され、磁気シールド7の内部空間とシャドウマスク10に形成された電子ビーム通過孔を順に通過して、蛍光体スクリーン9の各色の蛍光体にそれぞれ衝突して発光させる。このようにして、パネル1の有効表示領域にカラー画像が表示される。
図10は、シャドウマスク10及びこれを保持する略矩形枠形状のフレーム8とからなるシャドウマスク構体の概略斜視図である。略矩形状のシャドウマスク10は、金属薄板からなり、多数のスロット状又はドット状の電子ビーム通過孔21が配設された略矩形状の有孔領域11と、有孔領域11の外周に配置された無孔領域12とを備える。説明の便宜のために、図示したように、シャドウマスク10の長辺方向軸をX軸、短辺方向軸Y軸、陰極線管の管軸をZ軸とする。電子銃4からパネル1に向かう向きをZ軸の正の向きとする。
電子銃4から発射された電子ビーム5が蛍光体スクリーン9に衝突するまでの過程において、電子ビーム5の約80%がシャドウマスク10に衝突し、電子の運動エネルギーが熱エネルギーに変換され、シャドウマスク10が加熱される。従って、シャドウマスク10が全体的に、あるいは局部的に熱膨張する(以後、この現象を「熱ドーミング」と記す)。シャドウマスク10の熱膨張により、電子ビーム通過孔21の蛍光体スクリーン9の各色の蛍光体に対する相対的位置が変化するので、3つの電子ビーム5は対応する蛍光体に正確に衝突しなくなり、いわゆる色ずれを生じる。
このような色ずれを防止するためには、シャドウマスク10の熱ドーミング量を抑えることが有効である。
例えば、特許文献1には、シャドウマスク10の有孔領域11の電子銃4側の面に、水平方向に隣り合う電子ビーム通過孔21の間の領域に多数の半球状の凹部を形成することが記載されている。多数の凹部を設けることにより有孔領域11の表面積が増大するので、有孔領域11からの熱輻射量が増大する。従って、シャドウマスク10の温度を低下させることにより、熱ドーミング量を低減させることができる。
また、特許文献2には、シャドウマスク10の電子銃4側の面に、三酸化ビスマス(Bi2O3)を含むスラリーをスプレー塗布して電子反射被膜を形成することが記載されている。電子反射被膜がシャドウマスク10に衝突した電子を反射するので、シャドウマスク10の熱エネルギー吸収量が減少する。従って、シャドウマスク10の温度上昇を抑えることにより、熱ドーミング量を低減させることができる。
特開2000−100341号公報
特開昭62−283526号公報
しかしながら、特許文献1に記載された多数の半球状の凹部が形成されたシャドウマスクの電子銃側の面に、特許文献2に記載されたようなスラリーをスプレー塗布すると、被膜材を凹部内に十分に行き渡らせることが困難である。従って、凹部内に十分な電子反射被膜が形成されない。この結果、凹部が形成されていないシャドウマスクに比べて、凹部が形成されたシャドウマスクでは、電子反射被膜を形成することによって得られる熱ドーミング量低減効果は小さくなる。
本発明は、多数の凹部が形成されているにもかかわらず、電子反射被膜を形成した場合には、その効果を十分に得ることができ、これにより、熱ドーミングによる色ずれを改善することができるカラー陰極線管を提供することを目的とする。
本発明のカラー陰極線管は、パネルと、前記パネルに接合されたファンネルと、前記ファンネルのネック部内に設けられた電子銃と、前記パネルの内面に対向して設けられた略矩形状のシャドウマスクとを備える。前記シャドウマスクは、前記シャドウマスクの短辺方向を長手方向とする複数のタイバンドと、前記シャドウマスクの長辺方向に隣り合う前記タイバンドを連結する複数のブリッジと、前記長辺方向に隣り合う前記タイバンドの間に形成された複数の電子ビーム通過孔とを有する。
第1のカラー陰極線管では、前記タイバンドの前記パネルに対向する側の面の、前記短辺方向に隣り合う一対の前記ブリッジをそれぞれ通る前記長辺方向と平行な一対の直線で挟まれた領域内に、複数の非貫通の凹部が形成されている。
第2のカラー陰極線管では、前記タイバンドの前記電子銃に対向する側の面の、前記短辺方向に隣り合う一対の前記ブリッジをそれぞれ通る前記長辺方向と平行な一対の直線で挟まれた領域内に、複数の非貫通の凹部が形成されている。そして、前記凹部の深さは、前記長辺方向において、前記タイバンドの中央側端近傍よりも前記電子ビーム通過孔側端近傍の方が深い。
本発明によれば、シャドウマスクに複数の凹部が形成されていることにより、その表面積が増加する。更に、シャドウマスクの電子銃に対向する側の面に電子反射被膜を形成した場合には、その効果を十分に得ることができる。従って、シャドウマスクにおいて、表面積増大による熱輻射量の増加と、電子反射による熱エネルギーの吸収量の低下との両立が可能となり、熱ドーミングによる色ずれを改善することができる。
本発明の第1及び第2のカラー陰極線管では、短辺方向に隣り合う一対のブリッジをそれぞれ通る長辺方向と平行な一対の直線で挟まれたタイバンドの領域内に、複数の非貫通の凹部が形成されている。この領域内に凹部が1のみであり、且つ、シャドウマスクの法線方向から見たその凹部が小さい場合には、シャドウマスクの表面積の増大効果が小さくなり、熱ドーミングによる色ずれを改善することが困難である。一方、上記領域内に凹部が1のみであり、且つ、シャドウマスクの法線方向から見たその凹部が大きい場合には、ハーフエッチング法で凹部を形成すると、凹部が深くなり、シャドウマスクの実効的な肉厚が薄くなるので、シャドウマスクの熱伝導性が低下し、やはり熱ドーミングによる色ずれを改善することが困難である。上記領域内に凹部を複数形成した場合には、熱ドーミング量低減に対する、シャドウマスクの表面積の増大というプラス効果と、熱伝導性の低下というマイナス効果とを適度にバランスさせて、全体として熱ドーミング量の低減効果を得ることが可能である。
本発明の第1のカラー陰極線管では、タイバンドのパネルに対向する側の面に凹部が形成される。即ち、電子銃に対向する側の面には凹部を設ける必要がない。従って、シャドウマスクの表面積を増加させながら、有効な電子反射被膜を形成することができる。
本発明の第1のカラー陰極線管においては、前記凹部が前記長辺方向及び/又は前記短辺方向に規則的に配置されていることが好ましい。これにより、効率的にシャドウマスクの表面積を大きくすることができる。
この場合において、前記凹部の配置の前記長辺方向における1周期距離をL1とし、前記短辺方向における1周期距離をL2としたとき、L1≒30.5×L2、又はL2≒30.5×L1の関係を満足し、かつ、任意の1つの凹部に対して前記長辺方向に約(1/2)×L1、前記短辺方向に約(1/2)×L2だけ離れた位置に別の凹部が存在することが好ましい。これにより、隣り合う凹部間の距離が、タイバンド上の位置によらず一定となり、凹部の配置を最密化することができるので、効率的にシャドウマスクの表面積を増大させることができる。
また、前記凹部の最深部の深さをD1、前記シャドウマスクの厚さをTとしたとき、D1<T/2の関係を満足することが好ましい。D1≧T/2であれば、シャドウマスクの表面積を10%以上増大させることができるが、同時に、短辺方向の熱伝導性は50%以上悪化する。従って、熱ドーミング量低減に対する、シャドウマスクの表面積の増大というプラス効果に比べて、熱伝導性の低下というマイナス効果が大きくなり、結果としてシャドウマスクの熱ドーミング量を低減できず、色ずれを改善することは困難である。
本発明の第2のカラー陰極線管では、前記タイバンドの前記電子銃に対向する側の面に複数の凹部が形成されており、凹部の深さは、前記長辺方向において、前記タイバンドの中央側端近傍よりも前記電子ビーム通過孔側端近傍の方が深い。これにより、以下の効果が得られる。凹部が形成された電子銃に対向する側の面に電子反射被膜をスプレー塗布法により形成する場合、一般に、凹部の深さは浅い方が、凹部内にも被膜材を塗布しやすい。ところが、浅い凹部では、シャドウマスクの表面積はあまり増大しない。そこで、本発明は、スプレー塗布時の気流が、長辺方向において、タイバンドの中央から両側端側(電子ビーム通過孔の側)に向かって流れることに着目した。凹部の深さが、気流の上流側であるタイバンドの中央寄りで浅く、下流側であるタイバンドの両側端寄りで深いことにより、凹部内にも被膜材を塗布しやすくなる。従って、シャドウマスクの表面積を増大させながら、有効な電子反射被膜を形成することができる。
本発明の第2のカラー陰極線管においては、前記長辺方向において前記ブリッジに隣接する位置には前記凹部が形成されていないことが好ましい。スプレー塗布時の気流は上記のように流れるが、ブリッジがあると、その上流側で気流が弱まる。従って、ブリッジに対して気流の上流側の位置に凹部が形成されていると、その凹部内には被覆材を塗布するのが困難となる。かくして、ブリッジに隣接する位置には、被膜材が塗布されない凹部を形成するより、有効な電子反射被膜を形成する方が、より大きな熱ドーミング量低減効果を得ることができる。
また、前記凹部が前記長辺方向及び/又は前記短辺方向に規則的に配置されていることが好ましい。これにより、効率的にシャドウマスクの表面積を大きくすることができる。
また、前記凹部はその長軸方向を前記長辺方向に一致させて配置されており、前記凹部の深さは、前記長辺方向において、前記タイバンドの中央側端近傍の位置から前記電子ビーム通過孔側端近傍の位置に行くにしたがって徐々に深くなっていることが好ましい。これにより、凹部の長軸がスプレー塗布時の気流の方向とほぼ平行になる。そして、凹部の底部に凹凸なく、その深さが気流方向に沿って徐々に深くなるので、凹部内に被膜材を一層塗布しやすくなる。従って、電子の反射特性が更に向上する。
また、前記凹部の最深部の深さをD2、前記シャドウマスクの厚さをTとしたとき、D2<T/2の関係を満足することが好ましい。D2≧T/2であれば、シャドウマスクの表面積を10%以上増大させることができるが、同時に、短辺方向の熱伝導性は50%以上悪化する。従って、熱ドーミング量低減に対する、シャドウマスクの表面積の増大というプラス効果に比べて、熱伝導性の低下というマイナス効果が大きくなり、結果としてシャドウマスクの熱ドーミング量を低減できず、色ずれを改善することは困難である。
本発明の第1のカラー陰極線管において、前記タイバンドの前記電子銃に対向する側の面の、前記短辺方向に隣り合う一対の前記ブリッジをそれぞれ通る前記長辺方向と平行な一対の直線で挟まれた領域内に、複数の非貫通の第2凹部が形成されていることが好ましい。この場合、前記第2凹部の深さは、前記長辺方向において、前記タイバンドの中央側端近傍よりも前記電子ビーム通過孔側端近傍の方が深いことが好ましい。即ち、タイバンドのパネルに対向する側の面に凹部が形成された本発明の第1のカラー陰極線管において、更に、タイバンドの電子銃に対向する側の面に、本発明の第2のカラー陰極線管の凹部と同様の第2凹部が形成されていることが好ましい。これにより、シャドウマスクの表面積を更に増大させることができる。
本発明の第1及び第2のカラー陰極線管において、前記シャドウマスクの前記電子銃に対向する側の面に、電子反射被膜を有することが好ましい。これにより、シャドウマスクの電子反射量が増大するので、シャドウマスクの温度上昇が抑えられ、熱ドーミング量を低減させることができる。ここで、電子反射被膜としては、特に制限はないが、一般的に原子量の大きな物質をその酸化物として用いるのが効果的であり、具体的には鉛やビスマス等の酸化物粒子を水ガラス等のバインダと混ぜて塗布形成された膜を例示できる。
前記シャドウマスクがFeを主成分とする材料からなることが好ましい。これにより、材料コストを下げることができる。ここで、「Feを主成分とする」とは、Feを50%以上含有することを言う。
以下、本発明を実施の形態を示しながら更に詳細に説明する。
本発明のカラー陰極線管の基本的構成はシャドウマスクを除いて特に限定はなく、例えば図9に示した従来の一般的な構成と同様でも良い、従って、カラー陰極線管の全体構成についての説明は重複するので省略する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るカラー陰極線管のシャドウマスク10をパネル1側から見た一部拡大正面図である。図2は、本実施の形態1のシャドウマスク10の長辺方向と平行な面での一部拡大端面図である。
図1は、本発明の実施の形態1に係るカラー陰極線管のシャドウマスク10をパネル1側から見た一部拡大正面図である。図2は、本実施の形態1のシャドウマスク10の長辺方向と平行な面での一部拡大端面図である。
シャドウマスク10は、シャドウマスク10の短辺方向(Y軸方向)を長手方向とする短冊状の複数のタイバンド15を有する。シャドウマスク10の長辺方向(X軸方向)に隣り合うタイバンドは複数のブリッジ19で相互に連結されている。X軸方向に隣り合うタイバンド15の間には複数の電子ビーム通過孔21が形成されている。そして、タイバンド15のパネル10に対向する側の面には複数の非貫通の凹部23が形成されている。
電子ビーム通過孔21を挟んでY軸方向に隣り合う一対のブリッジ19をそれぞれ通るX軸方向と平行な一対の直線19a,19bを定義したとき、タイバンド15のパネル10に対向する側の面の、この一対の直線19a,19bで挟まれた領域内に、凹部23は複数個存在している。
各タイバンド15において、凹部23はX軸方向及びY軸方向に規則的に配置されている。ここで、「凹部23がX軸方向(Y軸方向)に規則的に配置されている」とは、X軸方向(Y軸方向)と平行な直線上に、2以上の凹部23が一定周期で配置されていることを意味する。Y軸方向と平行な一直線上に並んだ複数の凹部23は凹部列24を形成している。本実施の形態では、1つのタイバンド15に3つの凹部列24が形成されている。
各タイバンド15において、X軸方向と平行な直線上に配置された、隣り合う2つの凹部23の配置ピッチをX軸方向における1周期距離L1と呼び、Y軸方向と平行な直線上に配置された、隣り合う2つの凹部23の配置ピッチをY軸方向における1周期距離L2と呼ぶ。本実施の形態では、L1≒30.5×L2の関係を満足する。更に、任意の1つの凹部23に対してX軸方向に約(1/2)×L1、Y軸方向に約(1/2)×L2だけ離れた位置に別の凹部23が存在している。
凹部23の最深部での深さをD1、シャドウマスク10の厚さをTとしたとき、D1<T/2の関係を満足する。
本実施の形態1を対角サイズが51cmのTV用カラー陰極線管に適用した場合の実施例を示す。
以上のようなシャドウマスク10を備えた本実施の形態1に係るカラー陰極線管の効果を確認するために実験を行った。
厚さT=0.22mmのFeを主成分とする金属製板材の両面からエッチングを行い、貫通孔である複数の電子ビーム通過孔21を形成した。これにより、X軸方向に一定間隔で配置された短冊状のタイバンド15と、X軸方向に隣り合うタイバンド15を連結する複数のブリッジ19とを同時に形成することができた。更に、ハーフエッチング法により、タイバンド15のパネル1に対向する側の面に、半径Φ1=0.05mm、深さD1=0.025mmの略半球状の複数の凹部23を形成した。各タイバンド15に、Y軸方向に一定ピッチ(1周期距離L2=0.07mm)で並んだ複数の凹部23からなる凹部列24を、X軸方向に5列配置した。X軸方向に隣り合う2つの凹部列24をそれぞれ構成する凹部23の位置をY軸方向に約(1/2)×L2だけずらし、X軸方向において一つおきに配置された凹部列24をそれぞれ構成する凹部23の位置は同一とした。従って、凹部23のX軸方向における1周期距離L1は、X軸方向において一つおきに配置された凹部列24の配置ピッチと一致し、L1=0.12mmとした。凹部23は電子ビーム通過孔21が形成された有孔領域11内のみに形成した。凹部23を形成したことにより、有孔領域11の表面積は、凹部23が形成されていない場合に比べて約9%増加した。以上のように加工された金属製板材の、凹部23が形成されていない側の面(電子銃4に対向する側の面)に、Bi2O3及び水を含むスラリーをスプレー塗布して周知の方法によりBi2O3からなる電子反射被膜を形成した。以上のようにして得たシャドウマスク10を用いて、対角サイズが51cmのTV用カラー陰極線管装置を作成した。これを実施例1とする。
金属製板材に凹部23を形成しない以外は実施例1と全く同様にして、対角サイズが51cmのTV用カラー陰極線管装置を作成した。これを比較例1とする。
タイバンド15のパネル1に対向する側の面ではなく、電子銃4に対向する側の面に実施例1と同じ凹部23を形成し、且つ、Bi2O3からなる電子反射被膜を形成しなかった以外は実施例1と全く同様にして、対角サイズが51cmのTV用カラー陰極線管装置を作成した。これを比較例2とする。
上記の実施例1及び比較例1,2のカラー陰極線管装置について、電子ビームが蛍光体スクリーンに衝突する位置のずれ量(以後、これをランディング移動量と呼ぶ)を測定した。測定方法は以下の通りである。図3はパネル1の有効表示領域1aの正面図である。有効表示領域1aの中央PcとX軸端Pxとの距離をLx、中央PcとY軸端Pyとの距離をLyとする。中央Pcを原点としてX座標値が(1/3)×Lx、Y座標値が(1/2)×Lyである点Paを中心とするX軸方向寸法及びY軸方向寸法がいずれも110mmである正方形の領域Saのみに230μAの電子ビーム電流で白表示(「表示A」)をしたときの、点Paでのランディング移動量を測定した。同様に、X座標値が(2/3)×Lx、Y座標値が(1/2)×Lyである点Pbを中心とするX軸方向寸法及びY軸方向寸法がいずれも110mmである正方形の領域のみに230μAの電子ビーム電流で白表示(「表示B」)をしたときの、点Pbでのランディング移動量を測定した。
測定結果を表1に示す。表示A及びBのいずれにおいても、比較例1での測定結果を100とした相対値で表している。
表示A及びBのいずれにおいても、実施例1は比較例1よりランディング移動量が小さい。これは、実施例1では、シャドウマスク10に凹部23形成したことにより表面積が増大し、これにより熱輻射量が増えたことにより、熱ドーミング量が低減したためである。
また、表示A及びBのいずれにおいても、実施例1は比較例2よりランディング移動量が小さい。これは、実施例1では、シャドウマスク10の電子銃に対向する側の面にBi2O3からなる電子反射被膜を形成したことにより、電子の反射量が増え、これによりシャドウマスク10の熱エネルギー吸収量が減少したことにより、熱ドーミング量が低減したためである。
以上より、本実施の形態1によれば、シャドウマスク10が熱ドーミングすることにより生じる色ずれが改善されたカラー陰極線管を提供できる。
上記の実施の形態1では、略半球状の凹部23を示したが、本発明はこれに限定されず、矩形状やシャドウマスク10の法線に平行な中心軸に対して非対称な形状であってもよい。
また、1つのタイバンド15に形成される凹部列24の数は、上記の3列、5列に限定されず、1列、2列、4列、あるいは6列以上であっても良い。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2に係るカラー陰極線管のシャドウマスク10を電子銃4側から見た一部拡大正面図である。図5は、本実施の形態2のシャドウマスク10の長辺方向と平行な面での一部拡大端面図である。
図4は、本発明の実施の形態2に係るカラー陰極線管のシャドウマスク10を電子銃4側から見た一部拡大正面図である。図5は、本実施の形態2のシャドウマスク10の長辺方向と平行な面での一部拡大端面図である。
シャドウマスク10は、シャドウマスク10の短辺方向(Y軸方向)を長手方向とする短冊状の複数のタイバンド15を有する。シャドウマスク10の長辺方向(X軸方向)に隣り合うタイバンドは複数のブリッジ19で相互に連結されている。X軸方向に隣り合うタイバンド15の間には複数の電子ビーム通過孔21が形成されている。そして、タイバンド15の電子銃4に対向する側の面には複数の非貫通の凹部25が形成されている。
電子ビーム通過孔21を挟んでY軸方向に隣り合う一対のブリッジ19をそれぞれ通るX軸方向と平行な一対の直線19a,19bを定義したとき、タイバンド15の電子銃4に対向する側の面の、この一対の直線19a,19bで挟まれた領域内に、凹部25は複数個存在している。
各タイバンド15において、凹部25はX軸方向及びY軸方向に規則的に配置されている。ここで、「凹部25がX軸方向(Y軸方向)に規則的に配置されている」とは、X軸方向(Y軸方向)と平行な直線上に、2以上の凹部25が一定周期で配置されていることを意味する。Y軸方向と平行な一直線上に並んだ複数の凹部25は凹部列26を形成している。本実施の形態では、1つのタイバンド15に2つの凹部列26が形成されている。
但し、X軸方向においてブリッジ19に隣接する位置27には凹部25は形成されていない。
シャドウマスク10の法線方向から見たとき、凹部25は細長い溝状であり、その長軸方向はX軸方向に一致している。そのY軸方向の幅は、電子ビーム通過孔21側端近傍の位置にて最も広く、タイバンド15のX軸方向における中央側に近づくにしたがって徐々に狭くなっている。
凹部25の深さは、X軸方向において、タイバンド15の中央側端近傍よりも電子ビーム通過孔21側端近傍の方が深い。より詳細には、凹部25の深さは、X軸方向において、タイバンド15の中央側端近傍の位置から電子ビーム通過孔21側端近傍の位置に行くにしたがって徐々に深くなっている。電子ビーム通過孔21側端近傍の最深部25aでの凹部25の深さをD2、シャドウマスク10の厚さをTとしたとき、D2<T/2の関係を満足する。
凹部25は、例えば、Y軸方向開口幅をX軸方向において変化させた開口を備えたマスクを用いて、ハーフエッチング法により形成することができる。
以上のようなシャドウマスク10を備えた本実施の形態2に係るカラー陰極線管の効果を確認するために行った解析結果を示す。
図6は、解析に用いた本実施の形態2に対応したシャドウマスク10を電子銃4側から見た一部拡大正面図である。凹部25は、X軸方向に長い溝状とし、そのY軸方向の幅は、電子ビーム通過孔21側端近傍にて最も広く、これより遠ざかるにしたがって徐々に狭くなる形状とした。X軸方向寸法Wx=0.21mm、Y軸方向寸法Wy=0.1mmとした。また、凹部25の深さは、電子ビーム通過孔21側端近傍にて最も深く、これより遠ざかるにしたがって徐々に浅くした。最深部25aでの深さD2=0.05mm、シャドウマスク10の厚みT=0.22mmとした。各タイバンド15に、Y軸方向に一定ピッチ(ピッチL3=0.12mm)で並んだ複数の凹部25かなる凹部列26を、X軸方向に2列配置した。凹部25は電子ビーム通過孔21が形成された有孔領域11内のみに形成した。凹部25を形成したことにより、有孔領域11の表面積は、凹部25が形成されていない場合に比べて約7%増加した。これを実施例2とする。
比較例3では、実施例2の細長い凹部に代えて、半径Φ2=0.1mm、深さD3=0.05mmの略半球状の凹部を形成した。各タイバンド15に、Y軸方向に一定ピッチ(1周期距離L6=0.12mm)で並んだ複数の凹部からなる凹部列を、X軸方向にピッチL5=0.21mmで3列配置した。凹部は電子ビーム通過孔21が形成された有孔領域11内のみに形成した。比較例3は、上記のように凹部の形状及び配置が異なる以外は実施例2と同じとした。
上記の実施例2及び比較例3のシャドウマスク10の上記凹部が形成された面(電子銃4に対向する側の面)に対して、85cm離れた位置から垂直方向にBi2O3及び水を含むスラリーを一定圧力でスプレー塗布したときの、該面上の空気の流れを解析した。具体的には、凹部が形成された面に対して法線方向に0.005mm離れた位置での、空気の流速の平均値を計算した。
その結果、シャドウマスク10の凹部が形成された面から0.005mm離れた位置での空気の流速の平均値は、比較例3での値を100としたとき、実施例2では549であった。実施例2では、各タイバンド15に、X軸方向の中央から両側端に向かって、深さが徐々に深くなる凹部25を形成したことにより、タイバンド15の表面近傍の空気の流速が増大した。このため、実施例2では、比較例3に比べて凹部25内にBi2O3を含む空気がより多く流れ込むので、凹部25内にもBi2O3からなる電子反射被膜を形成することができる。従って、電子ビームの反射量が増え、これによりシャドウマスク10の熱エネルギー吸収量が減少し、熱ドーミング量を低減させることができる。
以上より、本実施の形態2によれば、凹部25を形成したことによるシャドウマスク10の表面積の増加に加えて、凹部25内にも電子反射被膜を形成しやすくなる。よって、シャドウマスク10の熱輻射量と電子の反射量とが増加する。その結果、シャドウマスク10が熱ドーミングすることにより生じる色ずれが改善されたカラー陰極線管を提供できる。
図4〜図6に示した例では、X軸方向においてタイバンド15の中央付近に凹部25が形成されていないが、図7に示すように、X軸方向においてタイバンド15の中央付近にも凹部25が形成されていても良い。これにより、タイバンド15の限られたX軸方向寸法内で凹部25のX軸方向寸法を拡大することができるので、スプレー塗布したときのタイバンド15の表面近傍での空気の流れがより良好となり、凹部25内への電子反射被膜の形成がより容易になる。
図4〜図7に示した例では、個々の凹部25は互いに独立していたが、図8に示すように、X軸方向に隣り合う凹部25を第1溝27aで接続しても良く、Y軸方向に隣り合う凹部25を第2溝27bで接続しても良い。
上記の実施の形態1,2では、凹部23,25はシャドウマスク10の有孔領域11内の全領域に形成されていたが、本発明はこれに限定されず、有孔領域11内の熱ドーミングによる色ずれが問題となる領域のみに形成されていても良く、あるいは、有孔領域11に加えて無孔領域12の一部又は全部に形成されていても良い。
シャドウマスク10のパネル1に対向する側の面には上記の実施の形態1に示した凹部23が形成されており、電子銃4に対向する側の面には上記の実施の形態2に示した凹部25が形成されていても良い。
上記の実施例1,2ではシャドウマスク10の電子銃4に対向する側の面に電子反射被膜を形成したが、本発明は、電子反射被膜が形成されない場合にも適用することができる。
本発明の利用分野は特に制限はないが、シャドウマスクの電子反射特性を減少させないで、熱輻射量を増大することができるので、良好なカラー表示を行うことができるカラー陰極線管等として広く利用することができる。
1 パネル
2 ファンネル
2a ネック部
3 外囲器
4 電子銃
5 電子ビーム
6 偏向ヨーク
7 磁気シールド
8 フレーム
9 蛍光体スクリーン
10 シャドウマスク
11 有孔領域
12 無孔領域
15 タイバンド
19 ブリッジ
21 電子ビーム通過孔
23 凹部
24 凹部列
25 凹部
26 凹部列
2 ファンネル
2a ネック部
3 外囲器
4 電子銃
5 電子ビーム
6 偏向ヨーク
7 磁気シールド
8 フレーム
9 蛍光体スクリーン
10 シャドウマスク
11 有孔領域
12 無孔領域
15 タイバンド
19 ブリッジ
21 電子ビーム通過孔
23 凹部
24 凹部列
25 凹部
26 凹部列
Claims (12)
- パネルと、前記パネルに接合されたファンネルと、前記ファンネルのネック部内に設けられた電子銃と、前記パネルの内面に対向して設けられた略矩形状のシャドウマスクとを備えてなるカラー陰極線管であって、
前記シャドウマスクは、前記シャドウマスクの短辺方向を長手方向とする複数のタイバンドと、前記シャドウマスクの長辺方向に隣り合う前記タイバンドを連結する複数のブリッジと、前記長辺方向に隣り合う前記タイバンドの間に形成された複数の電子ビーム通過孔とを有し、
前記タイバンドの前記パネルに対向する側の面の、前記短辺方向に隣り合う一対の前記ブリッジをそれぞれ通る前記長辺方向と平行な一対の直線で挟まれた領域内に、複数の非貫通の凹部が形成されていることを特徴とするカラー陰極線管。 - 前記凹部が前記長辺方向及び/又は前記短辺方向に規則的に配置されている請求項1に記載のカラー陰極線管。
- 前記凹部の配置の前記長辺方向における1周期距離をL1とし、前記短辺方向における1周期距離をL2としたとき、
L1≒30.5×L2 又は L2≒30.5×L1
の関係を満足し、かつ、任意の1つの凹部に対して前記長辺方向に約(1/2)×L1、前記短辺方向に約(1/2)×L2だけ離れた位置に別の凹部が存在する請求項1又は2に記載のカラー陰極線管。 - 前記凹部の最深部の深さをD1、前記シャドウマスクの厚さをTとしたとき、
D1<T/2
の関係を満足する請求項1〜3のいずれかに記載のカラー陰極線管。 - パネルと、前記パネルに接合されたファンネルと、前記ファンネルのネック部内に設けられた電子銃と、前記パネルの内面に対向して設けられた略矩形状のシャドウマスクとを備えてなるカラー陰極線管であって、
前記シャドウマスクは、前記シャドウマスクの短辺方向を長手方向とする複数のタイバンドと、前記シャドウマスクの長辺方向に隣り合う前記タイバンドを連結する複数のブリッジと、前記長辺方向に隣り合う前記タイバンドの間に形成された複数の電子ビーム通過孔とを有し、
前記タイバンドの前記電子銃に対向する側の面の、前記短辺方向に隣り合う一対の前記ブリッジをそれぞれ通る前記長辺方向と平行な一対の直線で挟まれた領域内に、複数の非貫通の凹部が形成されており、
前記凹部の深さは、前記長辺方向において、前記タイバンドの中央側端近傍よりも前記電子ビーム通過孔側端近傍の方が深いことを特徴とするカラー陰極線管。 - 前記長辺方向において前記ブリッジに隣接する位置には前記凹部が形成されていない請求項5に記載のカラー陰極線管。
- 前記凹部が前記長辺方向及び/又は前記短辺方向に規則的に配置されている請求項5又は6に記載のカラー陰極線管。
- 前記凹部はその長軸方向を前記長辺方向に一致させて配置されており、前記凹部の深さは、前記長辺方向において、前記タイバンドの中央側端近傍の位置から前記電子ビーム通過孔側端近傍の位置に行くにしたがって徐々に深くなっている請求項5〜7のいずれかに記載のカラー陰極線管。
- 前記凹部の最深部の深さをD2、前記シャドウマスクの厚さをTとしたとき、
D2<T/2
の関係を満足する請求項5〜8のいずれかに記載のカラー陰極線管。 - 前記タイバンドの前記電子銃に対向する側の面の、前記短辺方向に隣り合う一対の前記ブリッジをそれぞれ通る前記長辺方向と平行な一対の直線で挟まれた領域内に、複数の非貫通の第2凹部が形成されており、
前記第2凹部の深さは、前記長辺方向において、前記タイバンドの中央側端近傍よりも前記電子ビーム通過孔側端近傍の方が深い請求項1〜4のいずれかに記載のカラー陰極線管。 - 前記シャドウマスクの前記電子銃に対向する側の面に、電子反射被膜を有する請求項1〜10のいずれかに記載のカラー陰極線管。
- 前記シャドウマスクがFeを主成分とする材料からなる1〜11のいずれかに記載のカラー陰極線管。
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