JP2006350599A - ストレージシステム及びストレージシステムのデータマイグレーション方法 - Google Patents

ストレージシステム及びストレージシステムのデータマイグレーション方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 最終保管期限の近い複数種類のファイル群を一括して管理し、複数のストレージ装置間を跨ってデータマイグレーション行う。
【解決手段】 各ファイル情報に基づいて(S1)、各ボリューム5A〜5Cに散在する各ファイルのうち所定期間内に最終保管期限が到来するファイル6A〜6Cは、マイグレーショングループ7としてグループ化される(S2)。グループ7の保管期限は、各ファイルのうち最も遅い最終保管期限に一致させられる(S3)。一回目のマイグレーションは、各ストレージ装置2A〜2Cの優先度に基づいて行われる(S5)。二回目のマイグレーションでは、各ストレージ装置2A〜2Cの装置寿命とグループ7の保管期限とに基づいて、実行される(S6〜S8)。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ストレージシステム及びストレージシステムのデータマイグレーション方法に関する。
ストレージシステムは、例えば、多数のディスクドライブをアレイ状に配設して構成され、RAID(Redundant Array of Independent Disks)に基づく記憶領域を提供する。各ディスクドライブが有する物理的な記憶領域上には、論理的な記憶領域である論理ボリューム(Logical Unit)が形成されている。サーバやメインフレーム等のホスト装置は、ストレージシステムに所定のコマンドを発行することにより、所望のボリュームにアクセスしてデータを読み書きできる。
ストレージシステムを運用するに従って、ストレージシステムには膨大なデータが蓄積されていく。そこで、ストレージシステムの記憶資源を有効に利用するために、例えば、使用頻度の低いデータを低速なディスクドライブに記憶させるという、いわゆるデータマイグレーション技術が提案されている。
一つのデータマイグレーション技術では、ディスクドライブの種別毎にそれぞれディスクプールを生成し、ディスクプール内の各論理ボリュームにそれぞれストレージクラスを予め設定しておく。そして、ファイルの静的特性及び動的特性に基づいて、最適なストレージクラスを有する論理ボリュームにファイルを移動させる(特許文献1)。
他の一つのデータマイグレーション技術では、予め設定された信頼性要件及び性能要件を満たすボリュームを選択して、ファイル単位で移動先を制御する(特許文献2)。
特開2004−295457号公報 特開2004−70403号公報
前記文献に記載の従来技術では、ファイルの特性に基づいて、ファイル単位でのデータマイグレーションを行うことができる。しかし、同一特性を有するファイルであっても、その生成日はそれぞれ異なるため、各ファイルの有効期限は区々である。
例えば、電子メールデータ、請求書データ、売上げデータ、顧客データ、住民票データ等は、それぞれのデータの種類に応じて、その保管期限が設定されるが、各ファイルの生成日はそれぞれ相違する。従って、同一種類のファイルであっても、保管期限の満了日はそれぞれ異なる。しかし、従来技術では、このようなファイルの保管期限の相違を考慮したデータマイグレーションについて検討されていない。このため、従来技術では、比較的近い時期に生成された同一種類のファイルであっても、それぞれ別々のボリュームに保存されることなり、使い勝手が低い。
また、ファイルの種類によっては、装置寿命よりも長い期間の保管が義務づけられる場合がある。老朽化したストレージ装置にファイルを保存させたままにすると、そのファイルの読出しに支障を生じる可能性もある。そこで、例えば、老朽化したストレージ装置からテープデバイスにファイルを移動させて、長期間の保存を行うことが考えられる。しかし、テープデバイスにファイルを移した後で、そのファイルへのアクセスが要求された場合は、そのファイルに簡単にアクセスすることができず、使い勝手が低い。
そこで、本発明の目的は、最終保管期限が区々な各ファイルを一括して管理できるようにしたストレージシステム及びストレージシステムのデータマイグレーション方法を提供することにある。本発明の他の目的は、最終保管期限が区々な各ファイルを一括して管理し、ストレージ装置の装置寿命を考慮してデータマイグレーションを行うことができるようにしたストレージシステム及びストレージシステムのデータマイグレーション方法を提供することにある。本発明の他の目的は、後述する実施形態の記載から明らかになるであろう。
上記課題を解決すべく、本発明の一つの側面に従うストレージシステムは、少なくとも一つ以上のホスト装置と、このホスト装置にボリュームを提供する複数のストレージ装置と、ホスト装置及び各ストレージ装置にそれぞれ接続される管理装置とを備える。そして、管理装置は、各ストレージ装置のボリュームに分散してそれぞれ記憶されている複数のファイルのファイル情報をそれぞれ取得し、各ファイル情報に基づいて、予め指定されたデータマイグレーション条件に合致する複数のファイルを抽出し、予め設定された所定期間毎に、抽出された各ファイルの最終保管期限を区分けして少なくとも一つ以上のマイグレーショングループを生成し、マイグレーショングループの有効期限を、マイグレーショングループを構成する各ファイルのうち最も未来の最終保管期限を有するファイルの期限に一致させ、マイグレーショングループを、選択された移行先ボリュームに移動させるようになっている。
各ストレージ装置は、それぞれ少なくとも一つ以上のボリュームを備えており、これら各ボリュームの少なくとも一部には、ホスト装置により使用される種々のファイルが記憶されている。これら各ファイルは、例えば、「電子メールは最低7年間保存する」等のように、その種類に応じて、その保管期限が予め設定されている。
ファイル情報としては、例えば、ファイル名、ファイルサイズ、格納先ファイルアドレス、ファイル更新日時(タイムスタンプ)等を挙げることができる。管理装置は、例えば、ファイルが生成されてから所定時間以上経過したファイルや、最終更新日から所定時間以上経過したファイル等を、データマイグレーションの対象として抽出する。
管理装置は、データマイグレーション対象の各ファイルを抽出すると、それぞれの最終保管期限を所定期間毎に区分けしてグループ化する。例えば、管理装置は、一日単位、一週間単位、一ヶ月単位、半期単位、一年単位等のように、その所定期間内に保管期限が満了する各ファイルを一括してグループ化し、マイグレーショングループを設定する。そして、管理装置は、そのマイグレーショングループに属する各ファイルのうち、最も満了時期が遅いファイルの最終保管期限を、そのマイグレーショングループの保管期限として設定する。これにより、そのマイグレーショングループに属する全てのファイルは、同時に保管期限が切れることになる。管理装置は、マイグレーショングループを記憶させるための移行先ボリュームを選択し、その移行先ボリュームにマイグレーショングループの各ファイルを記憶させる。
本発明の実施形態では、管理装置は、各ストレージ装置間でマイグレーショングループを移動させることができる。即ち、各ストレージ装置に分散する各ファイルを、マイグレーショングループとしてグループ化し、このマイグレーショングループの各ファイルを、同一または異なるストレージ装置に移動させることができる。
本発明の実施形態では、データマイグレーション条件には、各ストレージ装置の装置寿命に関する情報が含まれており、管理装置は、各ストレージ装置の装置寿命に基づいて、マイグレーショングループを移動させる。
本発明の実施形態では、管理装置は、マイグレーショングループの有効期限よりも装置寿命の方が長いストレージ装置を優先的に選択し、この選択されたストレージ装置にマイグレーショングループを移動させる。できるだけ装置寿命の長いストレージ装置を移行先ストレージ装置として選択することにより、ストレージ装置間を跨るデータマイグレーションの回数を抑制することができ、ストレージシステムの負荷を低減できる。
本発明の実施形態では、管理装置は、装置寿命が到来する前の所定の猶予期間内に、マイグレーショングループの移動を行う。例えば、装置寿命をn年とした場合、その80%程度の時間を装置寿命の閾値として利用する。ストレージ装置の装置寿命が閾値に到達した場合は、そのストレージ装置に記憶されているマイグレーショングループを、別のストレージ装置に移行させる。従って、前記例では、装置寿命n年の20%に相当する期間(装置寿命と装置寿命の閾値との差分)が、猶予期間となる。
本発明の実施形態では、管理装置は、マイグレーショングループの最初の移動については、各ストレージ装置に予め設定された優先度に基づいて移行先ストレージ装置を選択し、マイグレーショングループの2回目以降の移動については、各ストレージ装置の装置寿命を考慮して選択する。即ち、ストレージ装置について、データマイグレーションの移行先を選択するための複数の属性情報(優先度と装置寿命)が設定されている。第一回目のデータマイグレーションは、第1の属性である優先度に基づいて実行され、第二回目以降のデータは、第2の属性である装置寿命に基づいて実行される。そして、本発明の実施形態では、各ストレージ装置のうち、相対的に高性能のストレージ装置に高い優先度が設定されている。
本発明の実施形態では、管理装置は、マイグレーショングループの移行先ボリュームとマイグレーショングループを構成するファイルのファイル名と移行先検出用情報とを含む管理情報を保持しており、管理装置は、マイグレーショングループを移動させた場合、このマイグレーショングループを構成する各ファイルを移行元ボリュームから削除し、移行先検出情報を移行元ボリュームに記憶させる。そして、本発明の実施形態では、管理装置は、移行先検出情報を明示した問合せを受領した場合、管理情報に基づいて、問合せされたファイルの移行先を回答する。
本発明の実施形態では、管理装置は、管理情報をマイグレーショングループに関する全てのボリュームの所定箇所に分散して記憶させる。これにより、管理装置が保持する管理情報に障害が生じた場合でも、各ボリュームの所定箇所に分散させた情報を取得することにより、管理情報を復元することができる。
本発明の実施形態では、各ストレージ装置のうち、少なくともいずれか一つ以上のストレージ装置は接続元ストレージ装置として使用され、この接続元ストレージ装置は、他の各ストレージ装置の有するボリュームの記憶空間を仮想ボリュームの記憶空間にマッピングすることにより、他の各ストレージ装置の有するボリュームを利用可能である。接続元ストレージ装置は、他のストレージ装置の有するボリュームの記憶空間を仮想ボリュームの記憶空間にマッピングし、この仮想ボリューム上に論理ボリュームを設定する。これにより、接続元ストレージ装置は、他のストレージ装置(接続先ストレージ装置)の有する記憶資源をあたかも自分の記憶資源であるかのように利用することができる。
本発明の他の観点に従うストレージシステムのデータマイグレーション方法は、少なくとも一つ以上のホスト装置と、このホスト装置にボリュームを提供する複数のストレージ装置と、ホスト装置及び各ストレージ装置にそれぞれ接続される管理装置とを備えたストレージシステムを用いて、データマイグレーションを行うための方法であって、各ストレージ装置のボリュームに分散してそれぞれ記憶されている複数のファイルのファイル情報をそれぞれ取得するステップと、各ファイル情報に基づいて、予め指定されたデータマイグレーション条件に合致する複数のファイルを抽出するステップと、予め設定された所定期間毎に、抽出された各ファイルの最終保管期限を区分けして少なくとも一つ以上のマイグレーショングループを生成するステップと、マイグレーショングループの有効期限を、マイグレーショングループを構成する各ファイルのうち最も未来の最終保管期限を有するファイルの期限に一致させるステップと、マイグレーショングループを、移行元ボリュームから移行先ボリュームに移動させるステップと、移動されたマイグレーショングループを構成する各ファイルを移行元ボリュームからそれぞれ削除し、各ファイルの移行先を検出するための移行先検出情報を移行元ボリュームに記憶させるステップと、を含む。
本発明のさらに別の観点に従うストレージシステムは、少なくとも一つ以上のホスト装置と、このホスト装置にボリュームを提供する複数のストレージ装置と、ホスト装置及び各ストレージ装置にそれぞれ接続される管理装置とを備える。
そして、(1)ホスト装置は、(1A)ボリュームを利用するアプリケーションプログラムと、(1B)アプリケーションプログラムからのファイルアクセス要求に基づいて、所定のボリュームからファイルを取得し、また、ホスト装置が使用するファイルに関するファイル情報を各ストレージ装置のボリュームからそれぞれ取得するファイルアクセス制御部と、を備える。
また、(2)管理装置は、(2A)データマイグレーションに関する情報を管理するためのマイグレーション管理データベースと、(2B)データマイグレーションに関するポリシを管理するためのポリシデータベースと、(2C)ファイルアクセス制御部により収集された各ファイル情報をそれぞれ受領するファイル情報取得部と、(2D)データマイグレーションの実行を制御するマイグレーション管理部と、(2E)各ボリュームのファイル移動を各ストレージ装置に行わせるためのストレージ制御部と、を備える。
さらに、(3)ストレージ装置のうち、接続元となるストレージ装置は、(3A)ホスト装置に提供されるボリュームと、(3B)ボリュームに接続される仮想ボリュームと、(3C)仮想ボリュームの記憶空間に、ストレージ装置のうち接続先として設定されたストレージ装置が有するボリュームの記憶空間をマッピングさせるマッピングテーブルと、を備える。
そして、(4)管理装置は、(4A)ファイル情報取得部を介してそれぞれ取得された各ファイル情報とポリシデータベースの記憶内容とに基づいて、各ボリュームに分散して記憶されている複数のファイルの中からデータマイグレーション対象となるファイルを抽出するステップと、(4B)抽出された各ファイルの最終保管期限とポリシデータベースに登録された所定期間とに基づいて、最終保管期限が所定期間に含まれるファイルをグループ化してマイグレーショングループを生成するステップと、(4C)マイグレーショングループの有効期限を、マイグレーショングループを構成する各ファイルのうち最も未来の最終保管期限を有するファイルの期限に一致させるステップと、(4D)マイグレーション管理部により、ポリシデータベースとマイグレーション管理データベースとに基づいて、マイグレーショングループの移行先ボリュームを決定させるステップと、(4E)マイグレーション管理部により、マイグレーショングループに属する各ファイルを移行元ボリュームからそれぞれ読出して、移行先ボリュームに記憶させるステップと、(4F)移行された各ファイルを移行元ボリュームからそれぞれ削除し、各ファイルの移行先を検出するための移行先検出情報を、各ファイルが削除された位置で移行元ボリュームに記憶させるステップと、(4G)ファイルアクセス制御部から移行先検出情報を明示した問合せがされた場合、移行先検出情報とマイグレーション管理データベースの記憶内容とに基づいて、問合せに係るファイルの所在をファイルアクセス制御部に回答するステップと、を実行する。
本発明の手段、機能またはステップの少なくとも一部は、コンピュータプログラムとして構成可能な場合がある。この場合、コンピュータプログラムは、ハードディスクや半導体メモリあるいは光ディスク等の記憶媒体に固定して配布することができるほか、通信ネットワークを介して配信することもできる。
以下、図面に基づき、本発明の実施の形態を説明する。本実施形態のストレージシステムは、それぞれ後述するように、少なくとも一つ以上のホスト装置1と、このホスト装置1にボリューム5A,5B,5Cを提供する複数のストレージ装置2A,2B,2Cと、ホスト装置1及び各ストレージ装置2A〜2Cにそれぞれ接続される管理サーバ3と、テープデバイス4とを備えて構成することができる。
ホスト装置(以下、「ホスト」と略記)1は、例えば、メインフレームコンピュータやサーバコンピュータのように構成されるもので、ファイル情報収集部1Aをそれぞれ備えている。このファイル情報収集部1Aは、「ファイルアクセス制御部」に該当し、ホスト1のOS(Operating System)から渡されたファイルアクセス要求に基づいて、所定のボリューム5A〜5Cにアクセスし、所望のファイルを取得する。また、ファイル情報収集部1Aは、管理サーバ3からの要求に応じて、そのホスト1により使用されている各ファイルのファイル情報をそれぞれ取得し、これら各ファイル情報を管理サーバ3に送信するようになっている。
各ストレージ装置2A〜2Cが有する各ボリュームのうち、ボリューム5A〜5Cは、ホスト1により現在使用されているオンラインボリュームである。各ボリュームのうち、ボリューム9A,9C(または9B)は、保管用のボリュームとして利用される。
本実施形態では、ストレージ装置2Aは接続元ストレージ装置として使用され、他のストレージ装置2B,2Cはそれぞれ接続先ストレージ装置として使用可能であり、ストレージ装置2Aに最も高い優先度が設定されている。図示の例では、各ストレージ装置2A〜2Cのそれぞれがオンラインボリュームを提供するかのように示しているが、ストレージ装置2Aのみがオンラインボリュームを提供することもできる。また、保管ボリュームは、各ストレージ装置2A〜2Cがそれぞれ提供可能である。
オンラインボリューム5A〜5Cは、オンラインプール5に登録されており、保管ボリューム9A,9C(9B)は、保管プール9に登録されている。
「管理装置」に該当する管理サーバ3は、例えば、ファイル情報取得部3Aと、グループ生成部3Bと、保管期限設定部3Cと、移動指示部3Dと、装置寿命判定部3Eとを備えて構成することができる。
ファイル情報取得部3Aは、各ファイル情報収集部1Aに対してファイル情報の収集を要求し、各ファイル情報収集部1Aから送信された各ファイル情報をグループ生成部3Bに引き渡す。
グループ生成部3Bは、各ファイル情報に基づいて、所定期間内に最終保管期限が到来するファイルをグループ化し、マイグレーショングループ(以下、「グループ」と略記する場合がある)を生成する。例えば、ある所定の一日の間に、保管期限が満了するファイルが複数存在する場合、これらの各ファイルは同一のマイグレーショングループとして管理される。従って、マイグレーショングループに属する各ファイルの種類は、同一であるとは限らない。全く異なる性質を有するファイルであっても、所定の期間内に最終保管期限が到来するファイルは、同一のグループに所属する。
保管期限設定部3Cは、グループの保管期限を、そのグループに属する各ファイルのうち、最も遅い最終保管期限を有するファイルの保管期限に一致させる。即ち、例えば、そのグループに、2010年1月1日、2010年1月2日、2010年1月3日という、それぞれ異なる最終保管期限を有するファイルが含まれている場合、そのグループの保管期限は、最も遅い2010年1月3日に設定される。従って、本来はより早く保管期限が満了するはずの他のファイルも、若干保存期間が延長されることになる。
移動指示部3Dは、保管プール9に登録されている保管ボリューム9A,9C(9B)の中から、グループの移行先ボリュームを選択し、データマイグレーションの実施をストレージ装置に指示する。
装置寿命判定部3Eは、各ストレージ装置2A〜2Cの装置寿命に基づいて、データマイグレーションを行うか否かを判定する。例えば、装置寿命の80%程度の時間が経過した場合、装置寿命判定部3Eは、寿命の短いストレージ装置に記憶されているグループのデータマイグレーションを決定することができる。
本実施形態の動作を説明する。ファイル情報取得部3Aは、各ファイル情報収集部1Aに対して、ファイル情報の送信を要求する。この要求を受けて、各ファイル情報収集部1Aは、それぞれの管理下にある各ファイルのファイル情報をそれぞれ取得し、これら各ファイル情報をファイル情報取得部3Aに送信する(S1)。
グループ生成部3Bは、各オンラインボリューム5A〜5Cに散在する各ファイルのうち、所定期間内に最終保管期限が到来するファイル6A〜6Cを、マイグレーショングループ7としてグループ化する(S2)。
保管期限設定部3Cは、そのグループ7の保管期限を、そのグループ7に属する各ファイルのうち、最も遅い最終保管期限と一致させる(S3)。移動指示部3Dは、移行元ストレージ装置2Aと移行先ストレージ装置2C(2Bであってもよい)とに対し、必要な指示を与え、グループ7に属する各ファイル6A〜6Cのデータマイグレーションを実行させる(S4)。
ここで、データマイグレーションの実行方法としては、種々の方法を採用できる。一つは、管理サーバ3が、マイグレーション対象のファイルを移行元ボリュームからそれぞれ読み出し、読出したファイルを移行先ボリュームに書き込ませる方法である。他の一つは、移行元ストレージ装置と移行先ストレージ装置との間で、データをコピーさせる方法である。ファイル単位でデータマイグレーションを行う場合、各ファイルを認識しなければならないため、前者の方法が有効である。しかし、例えば、移行元ストレージ装置及び移行先ストレージ装置がそれぞれファイルシステムを備えているような場合、後者の方法を採用できる可能性もある。
一回目のデータマイグレーションは、各ストレージ装置2A〜2Cに予め設定されている優先度に基づいて行われる(S5)。本実施形態では、ストレージ装置2Aに最も高い優先度が設定されている。従って、グループ7の最初の移行先は、ストレージ装置2Aの管理下にあるボリュームとなる。ストレージ装置2Aが、他のストレージ装置2B,2Cのそれぞれ有するボリュームを利用可能である場合、最初のマイグレーションによる格納先は、ストレージ装置2A内に存在する実ボリュームではなく、他のストレージ装置2B,2C内に存在するボリュームであることもある。但し、他のストレージ装置2B,2C内に存在するボリュームであっても、ストレージ装置2Aによって管理されているため、ストレージ装置2Aの有するボリュームとして扱うことができる。
やがて時間が経過すると、装置寿命判定部3Eは、各ストレージ装置2A〜2Cの装置寿命とマイグレーショングループ7の保管期限とに基づいて、さらなるデータマイグレーションが必要か否かを判断する(S6)。例えば、グループ7が記憶されているストレージ装置の残り寿命が少なく、グループ7の保管期限の方が長い場合、そのままの状態を放置すると、そのグループ7に属する各ファイル6A〜6Cへのアクセスに支障を来す可能性がある。そこで、グループ7の保管期限の方が現在の記憶先であるストレージ装置の寿命(残り寿命)よりも長く、その寿命が少なくなった場合、装置寿命判定部3Eは、2回目のデータマイグレーションの実行を決定する。
2回目のデータマイグレーションでは、ストレージ装置の優先度に代えて、ストレージ装置の寿命が考慮される(S7)。例えば、グループ7の保管期限よりも長い残り寿命を有するストレージ装置が、移行先ストレージ装置として選択され、そのストレージ装置の有するボリュームが移行先ボリュームとして選ばれる。これにより、グループ7に含まれる各ファイル6A〜6Cは、移行元ボリューム9Aから移行先ボリューム9C(9B)に移動される(S8)。
さらに時間が経過すると、再び装置寿命判定部3Eは、ストレージ装置の寿命を考慮したデータマイグレーションの必要性について判断する。もしも、ストレージシステム内に、適切な残り寿命を有するストレージ装置が存在しない場合、グループ7に属する各ファイル6A〜6Cは、テープデバイス4に移される。
このように構成される本実施形態によれば、例えば、一日間や一ヶ月間等のような所定期間内に最終保管期限が到来する複数種類のファイル6A〜6Cを一つのグループ7としてまとめ、一括してデータマイグレーションを行うことができる。従って、より緩やかな幅をもって、複数種類のファイルのデータマイグレーションを一括して管理することができ、使い勝手が向上する。
本実施形態では、グループ7の最初のデータマイグレーションは、ストレージ装置の優先度に基づいて行い、同一のグループ7に関する次のデータマイグレーションは、ストレージ装置の寿命に基づいて行う。従って、最初のデータマイグレーションでは、比較的高性能なストレージ装置2Aにグループ7を移動させて、ホスト1からの再利用に備えることができ、2回目以降のデータマイグレーションでは、グループ7の保管期限に応じたストレージ装置を利用することができる。これにより、ストレージシステムの記憶資源を有効に利用することができ、使い勝手も向上する。以下、他の図面を参照しながら、本実施形態をより詳細に説明する。
図2は、ストレージシステムの全体構成を示すブロック図である。このストレージシステムは、例えば、複数のアプリケーションサーバ(図中「Appサーバ」)10と、管理サーバ20と、接続元ストレージ装置30と、複数の接続先ストレージ装置40と、テープデバイス50と、スイッチ60とを備えて構成することができる。
先にネットワーク構成について説明する。各アプリケーションサーバ10と管理サーバ20とは、例えば、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Netwrok)等の管理用ネットワークCN1を介して、相互に接続されている。各アプリケーションサーバ10と管理サーバ20とは、例えば、FC_SAN(Fibre Channel_Storage Area Network)やIP_SAN(Internet Protocol_SAN)等の上位データ通信ネットワーク(以下、「上位ネットワーク」)CN2を介して、接続元ストレージ装置30にそれぞれ接続されている。接続元ストレージ装置30と各接続先ストレージ装置40とは、例えば、FC_SAN等のような下位データ通信ネットワーク(以下、「下位ネットワーク」)CN3及びスイッチ60を介して、それぞれ接続されている。
上位ネットワークCN2と下位ネットワークCN3とは分離されており、一方の通信状況は他方に対して直接的な影響を及ぼさない。なお、上位ネットワークCN2にも別のスイッチを設けることができる。また、以下の説明では、上位ネットワークCN2及び下位ネットワークCN3の両方をFC_SANとして構成する場合を述べるが、これら各ネットワークCN2,CN3をそれぞれIP_SANとして構成することもできる。
次に、ハードウェア構成について説明する。アプリケーションサーバ10は、例えば、LAN通信部(図中、「LAN-I/F」)11と、ファイバチャネル通信部(図中、「「FC-I/F」)12と、CPU(Central Processing Unit)13と、メモリ14と、ローカルディスク15とを備えて構成することができる。そして、メモリ14には、例えば、アプリケーションプログラム(図中、「アプリケーション」と略記)16と、エージェントプログラム(図中、「エージェント」と略記)17と、OSとを記憶させることができる。
管理サーバ20の構成を説明する。管理サーバ20は、例えば、LAN通信部21と、ファイバチャネル通信部22と、CPU23と、メモリ24と、ポリシデータベース(図中、データベースを「DB」と略記する場合がある)25とを備えることができる。そして、メモリ24には、例えば、マネージャプログラム(図中、「マネージャ」と略記)26と、マイグレーション管理プログラム27と、ディスクアレイ制御プログラム28とをそれぞれ記憶させることができる。なお、図中では、「プログラム」という文字を省略して示してある。ポリシデータベース25の記憶内容と、各プログラムの動作については後述する。
接続元ストレージ装置30の構成を説明する。接続元ストレージ装置30は、例えば、複数のファイバチャネル通信部31と、コントローラ32と、コマンドデバイス(以下、「CMD」と略記)33と、管理データベース34と、複数のオンラインボリューム35と、複数のアーカイブボリューム36と、複数の仮想ボリューム37とを備えて構成することができる。管理データベース34の詳細は後述する。
各オンラインボリューム35は、オンラインプール38Aに登録されており、各アーカイブボリューム36及び各仮想ボリューム37は、保管プール38Bにそれぞれ登録されている。仮想ボリューム37は、接続先ストレージ装置40の有する外部ボリューム43を取り込むための仮想的な存在である。ここでは、接続元ストレージ装置30に視点をおき、接続元ストレージ装置30の内部に存在するボリュームを内部ボリュームと、接続元ストレージ装置30の外部に存在するボリュームを外部ボリュームと呼ぶ。
一つまたは複数の外部ボリューム43の記憶空間は、一つまたは複数の仮想ボリューム37の記憶空間にマッピングされる。そして、この仮想ボリューム37上に論理ボリュームが設定されて、保管ボリュームとして提供される。従って、実際のデータの格納先は、外部ボリューム43であるが、そのデータへのアクセス先(窓口)は、仮想ボリューム37上の論理ボリュームとなる。これにより、接続元ストレージ装置30は、外部ボリューム43をあたかも自己の記憶デバイスであるかのようにして利用できる。また、中間的な仮想ボリューム37の記憶空間を介して、接続元ストレージ装置30の論理ボリュームと接続先ストレージ装置40の外部ボリューム43とを論理的に接続させるため、接続元ストレージ装置30で実行可能な種々のサービスを、外部ボリューム43に対しても適用可能である。
各接続先ストレージ装置40は、例えば、一つまたは複数のファイバチャネル通信部41と、コントローラ42と、一つ以上の外部ボリューム43とを備えて構成できる。各接続先ストレージ装置40は、ファイバチャネル通信部41と、スイッチ60と、下位ネットワークCN3とを介して、接続元ストレージ装置30の外部接続用通信部31Aに接続されている。
図3は、接続元ストレージ装置30のより詳細な構成を示すブロック図である。コントローラ32は、例えば、複数のチャネルアダプタ(以下、「CHA」)32Aと、複数のディスクアダプタ(以下、「DKA」)32Bと、キャッシュメモリ(図中、「CM」)32Cと、共有メモリ(図中、「SM」)32Dと、接続部(図中、「SW」)32Eと、サービスプロセッサ(以下、「SVP」)32Fとを備えて構成することができる。
CHA32Aは、サーバ10との間のデータ転送を制御するものである。各CHA32Aは、一つ以上のファイバチャネル通信部31を備えており、それぞれ異なるサーバ10との間でデータ通信を行うことができる。CHA32Aは、SM32Dを介して、他のCHA32Aや各DKA32Bとの間で制御情報等を交換する。
DKA32Bの動作も含めて先に説明すると、CHA32Aは、サーバ10からリードコマンドを受信すると、このリードコマンドをSM32Dに記憶させる。DKA32Bは、SM32Dを随時参照しており、未処理のリードコマンドを発見すると、指定されたボリューム35からデータを読み出して、CM32Cに記憶させる。CHA32Aは、CM32Cに移されたデータを読み出し、サーバ10に送信する。
CHA32Aは、サーバ10からライトコマンドを受信すると、このライトコマンドをSM32Dに記憶させる。また、CHA32Aは、受信したライトデータをCM32Cに記憶させる。CHA32Aは、CM32Cにデータを記憶した後、サーバ10に書込み完了を報告する。DKA32Bは、SM32Dに記憶されたライトコマンドに従って、CM32Cに記憶されたデータを読出し、所定のボリューム35に記憶させる。
DKA32Bは、各ディスクドライブ39Aとの間のデータ通信をそれぞれ制御するものである。各DKA32Bと各ディスクドライブ39Aとは、例えば、SAN等の通信ネットワークを介して接続されており、ファイバチャネルプロトコルに従ってブロック単位のデータ転送を行う。各DKA32Bは、ディスクドライブ39Aの状態を随時監視しており、この監視結果は、SVP32Fに送信される。
各CHA32A及び各DKA32Bは、例えば、プロセッサやメモリ等が実装されたプリント基板と、メモリに格納された制御プログラム(いずれも不図示)とをそれぞれ備えており、これらのハードウェアとソフトウェアとの協働作業によって、それぞれ所定の機能を実現するようになっている。
CM32Cは、例えば、サーバ10から書き込まれたデータや、サーバ10により読み出されたデータ等を記憶するものである。CM32Cは、例えば不揮発メモリから構成される。SM32Dは、例えば不揮発メモリから構成される。SM32Dには、例えば、制御情報や管理情報等が記憶される。これらの制御情報等の情報は、複数のSM32Dにより多重管理することができる。SM32D及びCM32Cは、それぞれ複数個設けることができる。また、同一のメモリ基板にCM32CとSM32Dとを混在させて実装することもできる。あるいは、メモリの一部をキャッシュ領域として使用し、他の一部を制御領域として使用することもできる。
SW32Eは、各CHA32Aと、各DKA32Bと、SM32Dと、CM32Cとをそれぞれ接続するものである。これにより、全てのCHA32A,DKA32Bは、SM32D及びCM32Cにそれぞれアクセス可能である。SW32Eは、例えばクロスバスイッチ等として構成することができる。
接続元ストレージ装置30は、複数のディスクドライブ39A,39Bをそれぞれ備えることができる。ディスクドライブ39A,39Bは、記憶デバイスの例示であり、ハードディスクドライブに限らず、例えば、半導体メモリドライブ、光ディスクドライブ(ホログラフィックデバイスを含む)等を用いることができる。本実施例では、ハードディスクドライブの場合を例に挙げて説明する。
接続元ストレージ装置30には、複数種類のディスクドライブ39A,39Bを混在させることができる。ディスクドライブの種類としては、例えば、FCディスク、SCSI(Small Computer System Interface)ディスク、SATAディスク、SAS(Serial Attached SCSI)ディスク等を挙げることができる。なお、ディスクの種類は、上記のものに限定されず、例示したディスクドライブと同等の記憶デバイスまたは将来開発されるであろう記憶デバイスを利用可能な場合もある。本実施例では、一方のディスクドライブ39Aを高速高性能のFCディスクドライブとして、他方のディスクドライブ39BをSATAディスクドライブとして説明する。
例えば、4個一組、3個一組等のように、所定数のディスクドライブ39Aによって、RAIDグループ(パリティグループとも呼ばれる)が形成される。各RAIDグループがそれぞれ提供する記憶領域には、少なくとも一つ以上のオンラインボリューム35を設けることができる。この論理ボリュームをLU(Logical Unit)に対応付けることにより、オープン系のサーバ10は、そのボリューム35を物理的な記憶デバイスとして認識し、利用できる。なお、オープン系サーバ10のアクセス対象ボリュームはLUであるが、メインフレーム系ホストのアクセス対象は、論理ボリューム35そのものとなる。
同様に、他方のディスクドライブ39Bについても、所定数のドライブ39BによってRAIDグループが構成され、このRAIDグループ内にアーカイブボリューム36が形成されている。
なお、図3中に示す構成は一例であって、本発明はこれに限定されない。例えば、CHA32AとDKA32Bとを一体化させることもできる。また、接続元ストレージ装置30の使用する記憶資源は、全て接続元ストレージ装置30内に存在する必要はない。上述のように、接続元ストレージ装置30は、その外部に存在する他のストレージ装置40の記憶資源43を、あたかも自己の記憶資源であるかのように取り込んで、利用することができるためである。
SVP32Fは、各CHA32Aにそれぞれ接続されている。図中では、便宜上、SVP32Fを一つのCHA32Aのみに接続しているが、実際には、SVP32Fは、各CHA32Aとそれぞれ接続されている。SVP32Fは、CHA32Aを介してSM32D等にアクセスすることができる。
なお、各接続先ストレージ装置40は、複数のディスクドライブ44をそれぞれ備えており、これら各ディスクドライブ44により提供される物理的な記憶領域上に、外部ボリューム43が生成されている。
図4を参照する。図4は、ストレージシステムの記憶構造を示す説明図である。まず、接続元ストレージ装置30の構成から先に説明する。接続元ストレージ装置30の記憶構造は、例えば、物理的記憶階層と論理的記憶階層とに大別することができる。物理的記憶階層は、物理的なディスクであるPDEV(Physical Device)39により構成される。PDEVは、ディスクドライブ39に該当する。ディスクドライブの種別を問わない場合、39Aと39Bの両方を合わせて、符号39を与える。
論理的記憶階層は、複数の(例えば2種類の)階層から構成可能である。一つの論理的階層は、VDEV(Virtual Device)35Vと、VDEV35Vのように扱われる仮想的なVDEV(以下、「V-VOL」とも呼ぶ)36Vとから構成可能である。他の一つの論理的階層は、LDEV(Logical Device)36Lから構成することができる。
VDEV35Vは、例えば、4個1組(3D+1P)、8個1組(7D+1P)等のような所定数のPDEV39をグループ化して構成される。グループに属する各PDEV39がそれぞれ提供する記憶領域が集合して一つのRAID記憶領域が形成される。
VDEV35Vが物理的な記憶領域上に構築されるのと対照的に、V-VOL36Vは、物理的な記憶領域を必要としない仮想的な中間記憶デバイスである。V-VOL36Vは、物理的な記憶領域に直接関係づけられるものではなく、接続先ストレージ装置40のLUをマッピングするための受け皿となる。
LDEV36Lは、VDEV35VまたはV-VOL36V上に、それぞれ少なくとも一つ以上設けることができる。LDEV36Lは、例えば、VDEV35Vを固定長で分割することにより構成することができる。サーバ10は、LDEV36LがLU36にマッピングされることにより、LDEV36Lを一つの物理的なディスクとして認識する。サーバ10は、LUN(Logical Unit Number )や論理ブロックアドレスを指定することにより、所望のLDEV36Lにアクセスする。
LU36は、SCSIの論理ユニットとして認識可能なデバイスである。各LU36は、ターゲットポート31を介してサーバ10に接続される。各LU36には、少なくとも一つ以上のLDEV36Lをそれぞれ関連付けることができる。なお、一つのLU36に複数のLDEV36Lを関連付けることにより、LUサイズを仮想的に拡張することもできる。
CMD(Command Device)33は、サーバ10上で稼働するエージェントプログラム17及び管理サーバ20と接続元ストレージ装置30のコントローラ32との間で、コマンドやステータスを受け渡すために使用される制御用のLUである。サーバ10や管理サーバ20からのコマンドは、CMD33に書き込まれる。コントローラ32は、CMD33に書き込まれたコマンドに応じた処理を実行し、その実行結果をステータスとしてCMD33に書き込む。サーバ10や管理サーバ20は、CMD33に書き込まれたステータスを読み出して確認し、次に実行すべき処理内容をCMD33に書き込む。このようにして、サーバ10や管理サーバ20は、CMD33を介して、接続元ストレージ装置30に各種の指示を与えることができる。
なお、サーバ10や管理サーバ20から受信したコマンドを、CMD33に格納することなく、コントローラ32は直接的に処理することもできる。また、実体のデバイス(LU)を定義せずに、CMDを仮想的なデバイスとして生成し、サーバ10等からのコマンドを受け付けて処理するように構成してもよい。即ち、例えば、CHA110は、サーバ10等から受信したコマンドをSM32Dに書き込み、このSM32Dに記憶されたコマンドを、CHA32A又はDKA32Bが処理する。その処理結果はSM32Dに書き込まれ、CHA32Aからサーバ10等に送信される。
接続元ストレージ装置30の有する外部接続用のイニシエータポート(External Port)31Aには、通信ネットワークCN3を介して、接続先ストレージ装置40が接続されている。
接続先ストレージ装置40は、複数のPDEV44と、PDEV44の提供する記憶領域上に設定されたVDEV43Vと、VDEV43V上に少なくとも一つ以上設定可能なLDEV43Lとを備えている。そして、各LDEV43Lは、LU43にそれぞれ関連付けられている。PDEV44は、図3中のディスクドライブ44に該当する。
接続先ストレージ装置40のLU43(LDEV43L)は、仮想的な中間記憶デバイスであるV-VOL36Vにマッピングされている。VDEV35V,V-VOL36Vには、RAID構成を適用できる。即ち、一つのディスクドライブ39を複数のVDEV35V,V-VOL36Vに割り当てることもできるし(スライシング)、複数のディスクドライブ39から一つのVDEV35V,V-VOL36Vを形成可能である(ストライピング)。
図5は、接続先ストレージ装置40の外部ボリューム43を接続元ストレージ装置30に取り込むために使用されるマッピングテーブルT1の一例を示す説明図である。
マッピングテーブルT1は、例えば、LUN番号と、LDEVに関する情報と、VDEVに関する情報とを対応付けることにより、構成することができる。
LDEVに関する情報としては、例えば、LDEV番号及び容量(図中の「MAX SLOT数」)とを挙げることができる。VDEVに関する情報としては、例えば、VDEV番号と、容量と、デバイス種別と、パス情報とを挙げることができる。ここで、VDEVに関する情報には、V-VOL36Vの情報も含まれている。
「デバイス種別」には、例えば、テープ系デバイスかディスク系デバイスかの種別や、どのようなディスク(FCディスクかSATAディスクか等)であるかの情報を含めることができる。「パス情報」には、例えば、そのVDEVへアクセスするための情報が含まれている。VDEVが外部ボリューム43に対応付けられている場合(即ち、V-VOLの場合)、パス情報には、例えば、各通信ポート31Aに固有の識別情報(WWN)と、LU43を識別するためのLUN番号とが含まれる。
このようなマッピングテーブルT1を採用することにより、接続元ストレージ装置30内のV-VOL36Vに対して、一つまたは複数の外部のディスクドライブ44をマッピングすることができる。なお、以下に示す他のテーブルでも同様であるが、テーブル中のボリューム番号等は、テーブル構成を説明するための例示であって、他の図に示す構成とは必ずしも対応していない。
図6は、マイグレーション管理データベース34の構成例を示す説明図である。マイグレーション管理データベース34は、ストレージシステム内でのデータマイグレーションを管理するための諸情報を管理している。マイグレーション管理データベース34は、例えば、プール管理テーブル34Aと、保管期限テーブル34Bと、グループ管理テーブル34Cと、グループ構成テーブル34Dと、マイグレーション履歴テーブル34Eと、アドレス変換テーブル34Fとを備えて構成することができる。
図7は、プール管理テーブル34A及び保管期限テーブル34Bの構成例をそれぞれ示す説明図である。
プール管理テーブル34Aは、プールに登録された各ボリュームを管理するための情報である。このプール管理テーブル34Aは、例えば、装置識別情報(以下、識別情報を「ID」と略記)と、優先順位と、購入年月日と、装置寿命と、閾値と、LU番号(LU#)と、LUサイズとを、対応づけることにより構成することができる。
装置IDとは、ストレージシステム内で各ストレージ装置30,40を一意に特定可能な情報である。優先順位とは、データマイグレーションの移行先を選択するために使用される情報であり、各ストレージ装置30,40にそれぞれ一意に設定される。購入年月日とは、ストレージ装置30,40を購入した日付を示す情報である。購入年月日に代えて、稼働年月日を採用してもよい。装置寿命とは、各ストレージ装置30,40の寿命を示す情報である。閾値とは、装置寿命に関する閾値を示す情報である。閾値としては、例えば、百分率の値が使用される。購入年月日からの稼働時間の累計が、閾値に達した場合、後述の装置寿命に基づくデータマイグレーションが実行される。
保管期限テーブル34Bは、例えば、装置IDと、LU番号と、LUサイズと、保管期限とを対応付けることにより構成可能である。保管期限とは、各ボリュームについて設定されている保管期限である。そのボリュームに記憶される全てのファイルに対して、その保管期限が適用される。例えば、7年間保存用のボリュームにファイルが記憶された場合、そのファイルは、少なくとも生成日から7年経過するまで保存されることになる。
図8は、グループ管理テーブル34C及びグループ構成テーブル34Dの一例をそれぞれ示す説明図である。
グループ管理テーブル34Cは、マイグレーショングループを管理するためのテーブルである。グループ管理テーブル34Cは、例えば、グループIDと、最終保管期限と、サイズとを対応付けることにより構成される。グループIDとは、ストレージシステム内で、各マイグレーショングループを一意に特定するための情報である。最終保管期限とは、そのマイグレーショングループに含まれる各ファイルを保管すべき最終日時を示す情報である。最終保管期限を経過したファイルは、ストレージシステム内から削除することができる。サイズとは、そのマイグレーショングループの全体サイズを示す情報であり、各マイグレーショングループに含まれる各ファイルのサイズの総和に対応する。
グループ構成テーブル34Dは、各マイグレーショングループの構成を管理するための情報である。グループ構成テーブル34Dは、例えば、グループIDと、ファイル名と、ファイルアドレスと、ファイル作成日と、最終アクセス日と、マイグレーションIDとを対応付けることにより構成される。
ファイル名とは、そのマイグレーショングループに属するファイルの名称を示す情報である。ファイルアドレスとは、そのファイルの格納先を示す情報であり、サーバ10や管理サーバ20のOS(ファイルシステム)によって使用される情報である。ファイル作成日とは、そのファイルが生成された日時(年月日時分秒)を示す情報である。最終アクセス日とは、そのファイルが最後に使用された日時を示す情報である。マイグレーションIDとは、そのファイルが移動された場合に使用される情報であり、そのファイルの移動先を間接的に示すリンク情報である。
図9は、マイグレーション履歴テーブル34Eの一例を示す説明図である。マイグレーション履歴テーブル34Eは、例えば、データマイグレーション実行前に付与されたマイグレーションIDと、グループIDと、マイグレーション実行日時と、マイグレーション終了日時と、移動元(移行元)LU番号と、移動先(移行先)LU番号と、データマイグレーション実行後に付与されたマイグレーションIDとを対応付けることにより構成することができる。
実行前のマイグレーションIDとは、新たなデータマイグレーションを行う前に各ファイルにそれぞれ設定されたマイグレーションIDである。マイグレーション実行日時とは、新たなデータマイグレーションが開始された日時を示す情報である。マイグレーション終了日時とは、新たなデータマイグレーションが完了した日時を示す情報である。移動元LU番号とは、そのファイルが記憶されていた元のボリュームを特定するための情報であり、移動先LU番号とは、そのファイルが移された先のボリュームを特定するための情報である。実行後のマイグレーションIDとは、新たなデータマイグレーションによって改めて設定されたマイグレーションIDである。従って、エージェントプログラム17が、新旧いずれのマイグレーションIDを明示してファイルの所在を問い合わせた場合でも、管理サーバ20は、その問合せに応答することができる。
図10は、アドレス変換テーブル34Fの一例を示す説明図である。アドレス変換テーブル34Fは、OSの種類毎にそれぞれ用意されるが、図10では一つのみ示す。アドレス変換テーブル34Fは、OS(ファイルシステム)によって使用されるファイルアドレスを、論理ボリュームのブロックアドレス(LBA(Logical Block Address))に変換するためのものである。この変換テーブル34Fを使用することにより、管理サーバ20は、各ファイルのデータをボリュームから読み出したり、ボリュームの所定の位置にファイルのデータを書き込むことができる。
図11,図12は、ポリシデータベース25の記憶内容の一例を示す説明図である。ポリシデータベース25は、例えば、ストレージポリシ25Aと、マイグレーション対象ファイル判定ポリシ25Bと、マイグレーションスケジュールポリシ25Cと、マイグレーショングループポリシ25Dと、マイグレーションポリシ25Eと、有効期限ポリシ25Fと、テープポリシ25Gと、マイグレーション実行ポリシ25Hと、グループ名称ポリシ25Iとを備えることができる。これらの各ポリシ25A〜25Iは、システム管理者等のユーザによって設定することができる。
ストレージポリシ25Aは、ストレージシステムのマイグレーション領域として確保されたボリュームプールに関するポリシを登録するものである。ストレージポリシ25Aには、例えば、各ストレージ装置30,40のLU番号及びLUサイズと、各ストレージ装置30,40の装置寿命と、装置寿命に関する閾値(以下、寿命閾値とも呼ぶ)と、各ストレージ装置30,40の購入年月日と、各LUの保管期限とが登録される。
マイグレーション対象ファイル判定ポリシ25Bは、一回目のデータマイグレーションを行うための条件を登録するものである。このポリシ25Bには、例えば、「ユーザによる手動で指示されたファイルを移動」、「d1日間以上、アクセスの無かったファイルを移動」、「ファイル作成日からd2間以上経過したファイルを移動」、「指定されたボリュームに含まれる全てのファイルを移動」、「ボリューム(LU)の残容量がVS1%の場合に、そのボリュームに含まれるファイルをサイズVS2%分だけ移動」等のように、一回目のデータマイグレーションが行われるトリガが登録される。
マイグレーションスケジュールポリシ25Cには、データマイグレーションの実行時期が登録される。実行時期としては、例えば、日単位、週単位、月単位、ユーザにより定義された日時等のように、設定することができる。
マイグレーショングループポリシ25Dには、データマイグレーションの単位となるマイグレーショングループを生成するための条件が登録される。ここに登録された期間内に、最終保管期限が到来するファイルは、一つのマイグレーショングループとしてグループ化可能である。マイグレーショングループを生成するための期間条件としては、例えば、日単位、週単位、月単位、期単位、年単位、ユーザにより定義された期間を使用することができる。
図12に移る。マイグレーションポリシ25Eは、データマイグレーションの移行先ストレージ装置に関する条件を登録するものである。このポリシ25Eには、例えば、各ストレージ装置の優先順位と、データマイグレーションの最小単位と、データマイグレーションの対象サイズ(マイグレーショングループのサイズ)と移行先ボリュームのサイズとの一致率とを登録することができる。
優先順位は、例えば、ストレージシステム内で最も高性能のストレージ装置に最も高い優先順位を与え、性能が低下するにつれてより小さな優先順位を設定できる。マイグレーション最小単位とは、例えば、bit単位、byte単位、Kbyte単位、Mbyte単位、Gbyte単位等のように、ユーザの希望に合わせて設定可能である。
マイグレーション対象サイズは、切り上げることができる。例えば、マイグレーション対象サイズが3.2Gbyteの場合、4Gbyteに切り上げられる。これにより、選択された移行先ボリュームのサイズがマイグレーション対象サイズに足りず、データマイグレーションが失敗する可能性を低減することができる。切り上げられたサイズに基づいて、移行先ボリュームのサイズが選択されるため、実際のマイグレーション対象サイズよりも若干大きいサイズの移行先ボリュームを使用できるからである。
マイグレーション対象サイズと移行先ボリュームのサイズとの一致率とは、両者のサイズがどの程度一致した場合に、データマイグレーションを許可するか否かを示すための閾値である。例えば、一致率として90%が設定されている場合、ボリュームのサイズの90%以上を使用できるのであれば、そのボリュームを移行先ボリュームとして選択することができる。
有効期限ポリシ25Fとは、有効期限の切れた(保管期限の満了した)マイグレーショングループの属する各ファイルの取り扱いを登録するためのものである。その取り扱い方法としては、例えば、「有効期限の切れたファイルの存在をユーザに警告する」、「有効期限の切れたファイルを自動的に直ちに削除する」、「有効期限の切れたファイルをスケジュールに基づいて削除する」等を挙げることができる。
テープポリシ25Gとは、ストレージシステム内にテープデバイス50が存在する場合に、そのテープデバイス50の使用方法を登録するためのものである。テープポリシ25Gには、例えば、「移動先ボリュームが足りない場合にテープを使用」、「d3日間以上アクセスされていないファイルはテープに移動」、「ファイル作成日からd4日間以上経過したファイルはテープに移動」、「ボリューム残量がVS3%以下の場合、そのボリュームに記憶されているファイルをVS4%分だけテープに移動」等のように、テープデバイス50に移行させるための条件が登録される。
マイグレーション実行ポリシ25Hは、適切な移行先ボリュームが発見できなかった場合の取り扱いを登録するためのものである。その場合の取り扱い方法としては、例えば、「テープデバイスに移行させる」、「ユーザに警告する」等を挙げることができる。
なお、グループ名称ポリシ25Iは、マイグレーショングループの名称設定規則を登録するためのものである。
図13は、各エージェントプログラム17により収集されるファイル情報の例を示す説明図である。各エージェントプログラム17は、それぞれのサーバ10によって使用されている各ファイルについて、例えば、ファイル名、ファイル生成日時、最終アクセス日時、ファイルサイズ、ファイルアドレス、格納先のLU番号等をそれぞれ収集する。これらのファイル情報は、各エージェントプログラム17からマネージャプログラム26に送信される。
図14,図15は、データマイグレーションの概要を示すフローチャートである。まず、ユーザは、ポリシデータベース25の説明で述べた各ポリシ25A〜25Iについて予め登録した後(S11)、ストレージシステムの運用を開始させる(S12)。
マイグレーションスケジュールポリシ25Cに登録された所定の時間が経過すると(S13:YES)、管理サーバ20は、マイグレーション対象ファイル判定ポリシ25Bに基づいて、マイグレーション対象のファイルが存在するか否かを判定する(S14)。
マイグレーション対象のファイルが発見された場合(S14:YES)、管理サーバ20は、マイグレーション先判定処理を実行する(S15)。この処理の詳細は後述する。そして、管理サーバ20は、データマイグレーション先として利用可能なボリュームが検出されたか否かを判定する(S16)。適切な移行先ボリュームが検出された場合(S16:YES)、管理サーバ20は、その検出された移行先ボリュームを用いて、データマイグレーションを実行させる(S17)。この処理の詳細は後述する。適切な移行先ボリュームを検出できなかった場合(S16:NO)、マイグレーション実行ポリシ25Hに基づいて、所定のエラー処理が行われる(S18)。
図14に示すフローチャートから結合子を介して、図15に示すフローチャートに移行する。最初のデータマイグレーションが実行された後(S17)、所定時間が経過すると(S21)、管理サーバ20は、有効期限の切れたボリュームが存在するか否かを判定する(S22)。有効期限の切れたボリュームとは、そのボリュームに記憶されている全てのファイルの保管期限が経過して、それ以上の保存が不要となったボリュームである。有効期限の切れたボリュームが検出された場合(S22:YES)、管理サーバ20は、有効期限ポリシ25Fに基づいた処理を実行する(S23)。
管理サーバ20は、テープデバイス50を利用可能か否か判断する(S24)。テープデバイス50を利用できる場合(S24:YES)、管理サーバ20は、テープポリシ25Gに基づいて、テープに移行させるファイルが存在するか否かを判定する(S25)。テープに移行させるファイルが存在する場合(S25:YES)、管理サーバ20は、そのファイルをテープデバイス50に記憶させる(S26)。
テープに移行させるファイルが存在しない場合(S25:NO)、管理サーバ20は、装置寿命を契機とするマイグレーションを行うか否かの判定処理を実行する(S27)。この処理の詳細は後述する。テープデバイス50を利用できない場合(S24:NO)、S25をスキップし、S27に移行する。
装置寿命が契機となるデータマイグレーションの対象ファイルが存在しない場合は、S21に戻る。対象ファイルが存在する場合(S28:YES)、管理サーバ20は、装置寿命を考慮して移行先ボリュームを判定する(S29)。この処理の詳細は後述する。
装置寿命を考慮した適切な移行先ボリュームが検出された場合(S30:YES)、管理サーバ20は、その検出された移行先ボリュームを用いて、データマイグレーションを実行し(S31)、S21に戻る。適切な移行先ボリュームを検出できなかった場合(S30:NO)、管理サーバ20は、マイグレーション実行ポリシ25Hに基づいて、所定のエラー処理を行い(S32)、S21に戻る。
図16は、マイグレーション先判定処理(S15)の実行に際して行われるグループ生成処理を示すフローチャートである。図17は、このフローチャートの要部を模式的に示す説明図である。
管理サーバ20のマネージャプログラム26は、各サーバ10のエージェントプログラム17に対して、ファイル情報の取得をそれぞれ要求する(S41)。各エージェントプログラム17は、この要求を受領すると(S42)、サーバ10の管理下にある全ファイルのファイル情報をそれぞれ取得し(S43)、取得した各ファイル情報をマネージャプログラム26にそれぞれ送信する(S44)。
マネージャプログラム26は、各エージェントプログラム17からファイル情報を取得すると(S45)、これらの各ファイル情報をマイグレーション管理プログラム27に引き渡す。
管理サーバ20は、各ファイル情報に基づいて、各ファイルの保管期限をそれぞれ算出する(S46)。具体的には、ファイルの保管期限は、そのファイルの作成日時とそのファイルが格納されていたボリュームに設定されている保管期限とを加算することにより、算出することができる。
このようにして、管理サーバ20は、ストレージシステム内の全ファイルについて、それぞれの保管期限を算出し、図17の略中央部に示すような作業用テーブルにそれぞれ登録する(S47)。
管理サーバ20は、マイグレーション対象ファイル判定ポリシ25Bに基づいて作業用テーブルに登録された各ファイルを検査し、データマイグレーションの対象とならない不要なファイルに関する情報を作業用テーブルから削除する(S48)。
管理サーバ20は、データマイグレーション対象ではないファイルの情報を削除した後、作業用テーブルのレコードを保管期限の遅い順(早い順でもよい)に並び替えさせると共に、各ファイルについてマイグレーションIDをそれぞれ設定する(S49)。
管理サーバ20は、マイグレーショングループポリシ25Dに基づいて、作業用テーブルに登録されたファイルを所定の期間で区分けし(S50)、一つまたは複数のマイグレーショングループを生成する(S51)。生成されたマイグレーショングループには、グループ名称ポリシ25Iに基づいて、所定のグループ名称が設定される。
管理サーバ20は、生成されたマイグレーショングループの保管期限を、そのグループ内で最も遅い保管期限のファイルに一致させる(S52)。そして、管理サーバ20は、グループ管理テーブル34C及びグループ構成テーブル34Dを生成して、本処理を終了する(S53)。
図18は、マイグレーション先判定処理を示すフローチャートである。このフローチャートは、図14中のS15に該当する。まず、管理サーバ20は、マイグレーション対象ファイルの合計サイズMSを算出する。合計サイズMSは、マイグレーショングループに含まれる全てのファイルのサイズの総和として求めることができる。
管理サーバ20は、ストレージシステム内の各ストレージ装置30,40のうち、最も高い優先度(優先順位)を有するストレージ装置を選択する(S62)。ここでは、接続元ストレージ装置30が選択されるものとする。
管理サーバ20は、選択されたストレージ装置30の有するボリューム36,37の中から、サイズMSと同一サイズのボリューム(LU)を検索する(S63)。サイズMSに一致するボリュームが検出された場合(S64:YES)、そのボリュームを確保して、データマイグレーションを実行する(S65)。
サイズMSに一致するサイズのボリュームが検出されなかった場合(S64:NO)、管理サーバ20は、選択可能なボリュームのサイズを、MS〜V1の範囲に拡大して、再度ストレージ装置30の有するボリュームを検索する(S66)。ここで、V1は、ボリュームの一致率arとマイグレーション対象サイズMSとに基づいて決定される(V1=(100/ar)×MS)。即ち、移行先ボリュームに生じる多少の無駄を許容する。この許容率が一致率arに対応する。
V1〜MSのサイズを有するボリュームが検出された場合(S67:YES)、管理サーバ20は、そのボリュームを確保してデータマイグレーションを実行する(S68)。V1〜MSのサイズを有するボリュームが検出されなかった場合(S67:NO)、管理サーバ20は、ストレージ装置30の有する各ボリューム36,37の中から、最大サイズのボリュームを検索する(S69)。
管理サーバ20は、最大サイズのボリュームを検出すると(S70:YES)、この検出された最大サイズVmaxとマイグレーション対象サイズMSとを比較し(S71)、VmaxがMS以上であるか否かを判定する(S72)。
VmaxがMS以上の場合(S72:YES)、管理サーバ20は、次に大きいサイズを有するボリュームを検索し(S73)、再びVmaxとMSとを比較する(S71)。VmaxがMS以上であるということは、そのボリュームのサイズが一致率arで許容されているサイズV1よりも大きいことを意味し、移行先ボリュームとして選択した場合に、使用されない空き領域が多く、無駄になるためである。もしも、サイズVmaxがV1〜MSの範囲内に収まっている場合は、そのサイズVmaxを有するボリュームは、S67で検出されているはずである。S67で検出されていない場合、サイズVmaxは、サイズV1よりも大きいことを意味し、データマイグレーションの移行先ボリュームとして選択すると、記憶領域に多くの無駄を生じる。
そこで、次に大きいサイズを有するボリュームが再検索される(S73)。このようにして、管理サーバ20は、サイズMS未満の最大サイズVmaxを有するボリュームを検出し(S72:NO)、そのVmax(<MS)のボリュームを確保して、データマイグレーションを実行する(S74)。この確保されたボリュームのサイズVmaxは、マイグレーション対象サイズMS未満であるから、そのボリュームだけではデータマイグレーションを完了させることはできない。
管理サーバ20は、マイグレーション対象サイズMSからVmaxを減算することにより、データマイグレーションされなかった残容量MS1を算出し(S75)、このマイグレーション残量MS1をMSとして置き換えて(S76)、S61に戻る。一つ目の移行先ボリュームに移行されなかった残りのマイグレーション対象ファイルは、別のボリュームに移されることになる。
ところで、例えば、ストレージ装置30の有するボリューム36,37を使い切ったような場合、最大サイズVmaxを有するボリュームを検出できない(S70:NO)。この場合、管理サーバ20は、次に優先度の高いストレージ装置がストレージシステム内に存在するか否かを判定する(S77)。
次に優先度の高いストレージ装置(例えば、ストレージ装置40)が存在する場合(S77:YES)、管理サーバ20は、そのストレージ装置を選択して(S79)、上述したS63以下の各ステップを繰り返す。次に優先度の高いストレージ装置がストレージシステム内に存在しない場合(S77:NO)、管理サーバ20は、マイグレーション実行ポリシ25Hに基づいて、所定のエラー処理を行う(S78)。
以上が、マイグレーショングループについて実行される最初のデータマイグレーションの様子である。このように、最初のデータマイグレーションでは、優先度の高いストレージ装置から順番に、移行先ボリュームが探索される。適切なサイズの空きボリュームが無い場合、マイグレーショングループのデータは分割されて、複数の空きボリュームにそれぞれ格納される。優先度の高いストレージ装置に空きボリュームが無くなった場合は、優先度に従って、別のストレージ装置が選択される。
図19は、データマイグレーション実行処理を示すフローチャートである。この処理は、移行先ボリュームが確保された後で実行される。
まず、管理サーバ20は、マイグレーション対象となっているグループを選択し(S81)、そのグループ内の先頭のファイルを選択する(S82)。管理サーバ20は、そのファイルに適合するアドレス変換テーブル34Fを参照し(S83)、そのファイルのファイルアドレスを論理ブロックアドレス(LBA)に変換する(S84)。
管理サーバ20は、そのファイルが記憶されている移行元ボリュームにアクセスしてファイルデータを読出し(S85)、読み出されたファイルデータを移行先ボリュームに書き込む(S86)。そして、管理サーバ20は、そのファイルの移行が完了したか否かを確認し(S87)、移行が完了した場合(S87:YES)、そのファイルを移行元ボリュームから削除させる(S88)。続いて、管理サーバ20は、移行元ボリュームにマイグレーションIDを書き込ませる(S89)。マイグレーションIDは、例えば、移行済のファイルが記憶されていた箇所の先頭に記憶される。
管理サーバ20は、マイグレーショングループ内の全ファイルを移行させたか否かを判定し(S90)、未移行のファイルが存在する場合(S90:NO)、次のファイルに移動して(S91)、S83に戻る。マイグレーショングループ内の全ファイルを移行元ボリュームから移行先ボリュームに移行させた場合、本処理は正常に終了する。
図20は、装置寿命を契機とするデータマイグレーションの判定処理を示すフローチャートである。
まず、管理サーバ20は、マイグレーショングループの保管期限Tg及びサイズMSをそれぞれ検出する(S101)。次に、管理サーバ20は、各ストレージ装置30,40の装置寿命閾値LDとマイグレーショングループの保管期限Tgとを比較し、両者の差分(LD-Tg)をそれぞれ算出する(S102)。
この算出結果に基づき、管理サーバ20は、LD-Tg≧0を満たすストレージ装置が存在するか否かを判定する(S103)。即ち、装置寿命の閾値LDの方がマイグレーショングループの保管期限Tgよりも長いストレージ装置が存在するか否かを判定する。
保管期限Tgよりも長い装置寿命閾値LDを有するストレージ装置が検出された場合(S103:YES)、管理サーバ20は、「N回目マイグレーション先判定処理(LD-Tg≧0)」を実行する(S104)。この処理の詳細は後述する。そして、管理サーバ20は、データマイグレーションが全て完了したか否かを判定し(S105)、完了した場合(S105:YES)、本処理を正常に終了する。全てのデータマイグレーションが完了していない場合(S105:NO)、S103に戻る。例えば、寿命の長いストレージ装置が十分な空きボリュームを備えていない場合は、その長寿のストレージ装置にマイグレーショングループの全体を移行させることができないため、S103に戻って、別のストレージ装置を探索する。
管理サーバ20は、LD-Tg≧0を満たす別のストレージ装置が存在するか否かを判定する(S103)。別の長寿のストレージ装置が検出された場合(S103:YES)、上述したS104,S105を繰り返す。
LD-Tg≧0を満たすストレージ装置が存在しない場合(S103:NO)、管理サーバ20は、LD-Tg<0を満たすストレージ装置がストレージシステム内に存在するか否かを判定する(S106)。即ち、管理サーバ20は、マイグレーショングループの保管期限Tgよりも短い装置寿命閾値LDを備えるストレージ装置を検索する。LD-Tg<0を満たすストレージ装置が検出された場合(S106:YES)、管理サーバ20は、「N回目マイグレーション先判定処理(LD-Tg<0)」を実行する(S107)。そして、管理サーバ20は、全てのデータマイグレーションが完了したか否かを判定し(S108)、完了していない場合(S108:NO)、S103に戻る。
一方、LD-Tg<0を満たすストレージ装置が存在しない場合(S106:NO)、ストレージ装置へのデータマイグレーションを行うことはできない。そこで、管理サーバ20は、ユーザに警告したり、または、テープポリシ25Gに基づいて、マイグレーショングループをテープデバイス50に移行させる(S109)。
図21は、図20中のS104の詳細を示すフローチャートである。N回目マイグレーションとは、2回目以降に行われるデータマイグレーションを意味する。
図21に示すフローチャートは、ストレージ装置の寿命閾値LDの方がマイグレーショングループの保管期限Tg以上である場合に使用される(LD-Tg≧0)。このフローチャートは、図18と共に述べたフローチャートと共通のステップを備えている。共通のステップには共通の符号を付し、その説明を省略する。
図18との相違点を中心に説明すると、管理サーバ20は、(LD-Tg)の値が最小となるストレージ装置を最初に選択する(S110)。(LD-Tg)の値が最小になるとは、装置寿命閾値LDと保管期限Tgとの差が0に近く、マイグレーショングループの保管期限Tgとストレージ装置の装置寿命閾値LDとが略一致することを意味する。図18に示すフローチャートでは、優先度の高いストレージ装置を選択するのに対し(S62)、図21に示すフローチャートでは、装置寿命閾値LDと保管期限Tgとの差分が少ないストレージ装置を選択している点に留意すべきである。
従って、管理サーバ20は、(LD-Tg)の値が最小となるストレージ装置に空きボリュームが無くなった場合(S70:NO)、次に(LD-Tg)の値が最小となる別のストレージ装置の有無を検索する(S111)。別のストレージ装置が検出された場合(S111:YES)、管理サーバ20は、そのストレージ装置を選択して(S113)、S63に戻る。
もしも(LD-Tg)の値が最小となるストレージ装置が存在しない場合(S111:NO)、即ち、マイグレーショングループの保管期限Tg以上の装置寿命閾値LDを備えたストレージ装置が存在しない場合、管理サーバ20は、(LD-Tg)>0の場合の判定処理に移行する(S112)。
図22は、図20中のS107の詳細を示すフローチャートである。このフローチャートも、図18に示すフローチャートと共通のステップを備えているため、共通部分の説明は省略し、相違点を中心に説明する。
この処理では、管理サーバ20は、(LD-Tg)の値が最大となるストレージ装置を選択する(S121)。即ち、本処理では、マイグレーショングループの保管期限Tgと装置寿命閾値LDとの差分は負の値となるが、最も小さい負の値となるストレージ装置を選択する。つまり、管理サーバ20は、TgとLDとの差がより少ないストレージ装置を最初に選択する。
そして、管理サーバ20は、最初に選択したストレージ装置に空きボリュームが無くなった場合(S70:NO)、次のストレージ装置を検索する(S122)。管理サーバ20は、次のストレージ装置を検出した場合(S122:YES)、そのストレージ装置を選択して(S123)、S63に戻る。
もしも、次のストレージ装置を検出できない場合(S122:NO)、管理サーバ20は、ユーザへ警告する等のエラー処理を行う(S78)。
以上が、ストレージ装置の寿命を契機とする2回目以降のデータマイグレーションの詳細である。上述のように、管理サーバ20は、マイグレーショングループの保管期限Tgよりも長い装置寿命閾値LDを有するストレージ装置を優先的に使用し、その長寿のストレージ装置に空きボリュームが無くなった場合は、できるだけ寿命の長いストレージ装置を選択して使用する。
図23は、エージェントプログラム17によって実行されるファイルアクセス処理を示すフローチャートである。エージェントプログラム17は、ファイル情報の収集を行うだけでなく、アプリケーションプログラムからOSを介して渡されるファイルアクセス要求も処理する。ここでのファイルアクセス要求は、リードアクセスを意味する。
エージェントプログラム17は、OSからファイルアクセス要求を受領すると(S131)、そのファイルが記憶されているボリュームにアクセスする(S132)。
ここで、OSからのファイルアクセス要求がライトアクセスであった場合、エージェントプログラム17は、ライト禁止のステータスを返す。即ち、エージェントプログラム17は、マイグレーションされたボリュームに対してリードアクセスのみを許可する。マイグレーションされたボリュームへのリードアクセスのみを許可し、ライトアクセスを禁止するのは、データの書込みによるボリューム容量の増加を防止し、また、ボリュームの改ざんを防止するためである。なお、ライトアクセスを許可する構成とすることも可能であり、本発明は、マイグレーションされたボリュームに対してリードアクセスのみを許可する構成に限定されない。
OSからのファイルアクセス要求がリードアクセスの場合、エージェントプログラム17は、要求されたボリュームにアクセスし(S132)、アクセス先のボリュームから所望のファイルを読み出せた場合(S133:YES)、エージェントプログラム17は、読出した結果をOSに返す(S144)。つまり、アクセス対象のファイルが、未だ移行されていない場合、エージェントプログラム17は、そのファイルが記憶されているボリュームから直ちにデータを読み出してOSに渡すことができる。
次に、アクセス対象のボリュームが既に移行済である場合を説明する。この場合、エージェントプログラム17がボリュームにアクセスしても、ファイルのデータはそこに存在しないため、ファイルのデータを読み出すことはできない(S133:NO)。
エージェントプログラム17は、アクセス対象のファイルの代わりに、マイグレーションIDを読み出せたか否かを判定する(S134)。マイグレーションIDを読み出せない場合(S134:NO)、通信障害やドライブ障害等が発生したと考えられるため、エージェントプログラム17は、エラー処理を行う(S135)。このエラー処理では、例えば、ファイルへのアクセスに失敗した旨をOSに通知する。
目的のファイルの代わりにマイグレーションIDが記憶されていた場合(S134:YES)、エージェントプログラム17は、そのマイグレーションIDを取得し(S136)、そのマイグレーションIDを明示して、ファイルの所在を管理サーバ20のマネージャプログラム26に問い合わせる(S137)。
マネージャプログラム26は、エージェントプログラム17からの問合せ要求を受領すすると(S138)、提示されたマイグレーションIDに基づいてマイグレーション履歴テーブル34Eを検索する(S139)。マネージャプログラム26は、ファイルの移行先を検出すると(S140)、そのファイルの所在をエージェントプログラム17に通知する(S141)。
エージェントプログラム17は、アクセス対象ファイルの移行先についてマネージャプログラム26からの回答を受領すると(S142)、移行先ボリュームの所定アドレスにアクセスしてファイルのデータを読出し(S143)、この読出した結果をOSに返す(S144)。
このように、データマイグレーションの前後におけるファイルの所在は、管理サーバ20が一元的に管理しており、移行元ボリュームにはファイルの移行先を知るためのマイグレーションIDが記憶されている。従って、エージェントプログラム17は、ストレージシステム内でファイルがどこに移行された場合でも、マイグレーションIDに基づいて管理サーバ20に照会することにより、目的とするファイルにアクセス可能である。
図24は、ストレージシステムにストレージ装置を追加する場合の処理を示すフローチャートである。ストレージ装置がストレージシステムに追加された場合は、追加されたストレージ装置から、または、その追加されたストレージ装置に接続されるスイッチ60から、状態変更を知らせる通知が発行される。
例えば、ストレージシステムの構成が変化した場合、RSCN(Registered State Change Notification)や、LIP(Loop Initialization Primitive)等の状態変更通知が変更元から発行される。同一のサブネットワーク内では、そのサブネットワークに所属する他のノードに対し、LIPによって状態変更発生がそれぞれ通知される。他のサブネットワークで発生した状態変更は、RSCNによって通知される。なお、これら以外に、例えば、SCR(State Change Registration)やSCN(State Change Notification)も知られている。
管理サーバ20は、状態変更通知を受領すると(S151)、追加されたストレージ装置にアクセスして、LU数やLUサイズ等の情報を取得し(S152)、取得した情報に基づいて、プール管理テーブル34Aを更新させる(S153)。次に、ユーザは、管理サーバ20にアクセスして、各種ポリシを登録すると(S154)、その追加されたストレージ装置はデータマイグレーションに利用できるようになる。
図25は、ストレージ装置をストレージシステムから削除する処理を示すフローチャートである。ストレージ装置を削除する場合、ユーザは、削除する旨を管理サーバ20に入力する。
ストレージ装置がストレージシステムから除去される場合(S161:YES)、管理サーバ20は、その削除対象のストレージ装置内にマイグレーショングループが存在するか否かを判定する(S162)。削除対象のストレージ装置内にマイグレーショングループが存在する場合(S162:YES)、管理サーバ20は、上述した装置寿命をトリガとするデータマイグレーションを実行する(S163)。
削除対象のストレージ装置が有するマイグレーショングループが別のストレージ装置に移行されると(S162:YES)、管理サーバ20は、削除対象のストレージ装置をマイグレーション管理データベース34内のプールから削除し、ストレージ装置の撤去を許可する旨をユーザに通知する(S164)。
本実施例は上述のように構成されるので、以下の効果を奏する。本実施例では、所定期間内に最終保管期限が到来する複数種類のファイルを一つのマイグレーショングループとしてまとめ、一括してデータマイグレーションを行う構成とした。従って、より緩やかな幅をもって、複数種類のファイルのデータマイグレーションを一括して管理することができ、使い勝手が向上する。
本実施例では、マイグレーショングループの最初のデータマイグレーションは、ストレージ装置の優先度に基づいて行い、同一のマイグレーショングループに関する次のデータマイグレーションは、ストレージ装置の寿命を考慮して行う構成とした。従って、最初のデータマイグレーションでは、比較的高性能なストレージ装置にマイグレーショングループを移動させて、サーバ10からの再利用に備えることができ、2回目以降のデータマイグレーションでは、マイグレーショングループの保管期限に応じたストレージ装置を利用することができる。これにより、ストレージシステムの記憶資源を有効に利用することができ、使い勝手も向上する。
本実施例では、ストレージ装置の寿命を考慮しながらストレージ装置間を跨ってデータマイグレーションを行うことができる構成とした。従って、長期間の保存が義務づけられたファイルを、時間の経過につれて構成が変動するストレージシステム内で保存することができ、使い勝手が向上する。
本実施例では、データマイグレーション後に、移行元ボリュームから移行済ファイルを削除して代わりにマイグレーションIDを残し、管理サーバ20は、マイグレーションIDに基づいてデータマイグレーションの履歴を一元的に管理する構成とした。従って、移行されたファイルの所在を確認するための情報量を少なくして、移行元ボリュームの記憶資源を有効に利用することができ、また、移行されたファイルに容易にアクセスすることができる。
本実施例では、2回目以降のデータマイグレーションでは、できるだけ装置寿命の長いストレージ装置を選択する構成とした。従って、データマイグレーションの頻度を少なくすることができ、ストレージシステムの負荷を低減できる。
図26に基づいて、本発明の第2実施例を説明する。本実施例は、前記第1実施例の変形例に相当し、第1実施例で述べた説明が適宜援用される。本実施例では、データマイグレーションを管理するための情報を、各マイグレーショングループが記憶されているボリュームの所定箇所に分散させて記憶させる。
図26は、本実施例のデータマイグレーション実行処理を示すフローチャートであり、上述した図19に示すフローチャートと共通のステップを備えている。共通部分については説明を省略し、相違点を中心に述べると、管理サーバ20は、移行対象のファイルを移行元ボリュームから読出した後(s85)、そのファイルのデータと管理情報とを移行先ボリュームに記憶させる(S171)。
この管理情報としては、ファイルを特定するために使用する情報と、マイグレーショングループを特定するために使用する情報と、ポリシを特定するために使用する情報とを挙げることができる。
ファイルを特定するために使用する情報としては、例えば、各ファイルの保管期限、ファイルサイズ、マイグレーションID等が挙げられる。マイグレーショングループを特定するために使用する情報としては、例えば、マイグレーショングループの保管期限、マイグレーショングループを構成するボリュームの番号やボリュームサイズ、ボリュームが存在するストレージ装置のID、マイグレーションの履歴等を挙げることができる。ポリシを特定するために使用する情報としては、例えば、どのようなポリシに基づいてデータマイグレーションが実行されたか等を示す情報を挙げることができる。
この管理情報は、図27の下側に示すように、ボリュームの所定位置に記憶することができる。各ボリュームにおいて、管理情報は、同一のアドレスに記憶される。
図27は、マイグレーション管理データベース34が破損した場合の再構築処理を示すフローチャートである。管理サーバ20は、マイグレーション管理データベース34に障害が発生したことを検出すると(S181:YES)、ストレージシステム内の最初のストレージ装置(例えば、ID順)を選択し(S182)、全てのボリュームの所定アドレスにアクセスして、管理情報をそれぞれ読出す(S183)。
全てのストレージ装置の全ボリュームから管理情報を読み出すまで(S184:NO)、管理サーバ20は、ストレージ装置を切替ながら(S185)、管理情報を収集していく(S183)。
各ボリュームに分散された各管理情報を全て取得すると(S184:YES)、管理サーバ20は、マイグレーション管理データベース34を復旧させる(S186)。
なお、全てのストレージ装置の全ボリュームから管理情報をそれぞれ読み出すものとして述べたが、管理情報を明らかに備えていないストレージ装置やボリュームにアクセスする必要はない。
このように構成される本実施例も前記第1実施例と同様の効果を奏する。これに加えて、本実施例では、管理情報を各ボリュームに分散して配置するため、マイグレーション管理データベース34が破損した場合でも、マイグレーション管理データベース34を復旧させることができる。従って、経年変化するストレージシステムにおいて、ストレージ装置間を跨る長期間のデータマイグレーションを高い信頼性で実行できる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されない。当業者であれば、本発明の範囲内で、種々の追加や変更等を行うことができる。例えば、複数の管理サーバを連携させる構成でもよい。
本発明の実施形態の全体構成を示す説明図である。 ストレージシステムのブロック図である。 ストレージ装置の詳細を示すブロック図である。 ストレージシステムの記憶構造を示す説明図である。 マッピングテーブルを示す説明図である。 マイグレーション管理データベースを示す説明図である。 プール管理テーブル及び保管期限テーブルをそれぞれ示す説明図である。 グループ管理テーブル及びグループ構成テーブルをそれぞれ示す説明図である。 マイグレーション履歴テーブルを示す説明図である。 アドレス変換テーブルを示す説明図である。 ポリシデータベースを示す説明図である。 図11に続く説明図である。 エージェントプログラムが収集するファイル情報を示す説明図である。 データマイグレーションの全体概要を示すフローチャートである。 図14に続くフローチャートである。 グループ生成処理を示すフローチャートである。 グループを生成する様子を模式的に示す説明図である。 一回目のマイグレーション先判定処理を示すフローチャートである。 データマイグレーション実行処理を示すフローチャートである。 装置寿命に基づくマイグレーション判定処理を示すフローチャートである。 二回目以降であって、かつ、装置寿命閾値の方がマイグレーショングループの保管期限よりも長い場合のマイグレーション先判定処理を示すフローチャートである。 二回目以降であって、かつ、装置寿命閾値の方がマイグレーショングループの保管期限よりも短い場合のマイグレーション先判定処理を示すフローチャートである。 ファイルへのアクセス処理を示すフローチャートである。 ストレージシステムにストレージ装置を追加する場合の処理を示すフローチャートである。 ストレージ装置をストレージシステムから除去する場合の処理を示すフローチャートである。 本発明の第2実施例で使用されるデータマイグレーション実行処理を示すフローチャートである。 マイグレーション管理データベースを復旧させる処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…ホスト装置、1A…ファイル情報収集部、2A,2B,2C…ストレージ装置、3…管理サーバ、3A…ファイル情報取得部、3B…グループ生成部、3C…保管期限設定部、3D…移動指示部、3E…装置寿命判定部、4…テープデバイス、5…オンラインプール、5A,5B,5C…オンラインボリューム、6A,6B,6C…ファイル、7…マイグレーショングループ、9…保管プール、9A…移行元ボリューム、9C(9B)…移行先ボリューム、10…アプリケーションサーバ、11…LAN通信部、12…ファイバチャネル通信部、13…CPU、14…メモリ、15…ローカルディスク、16…アプリケーションプログラム、17…エージェントプログラム、20…管理サーバ、21…LAN通信部、22…ファイバチャネル通信部、23…CPU、24…メモリ、25…ポリシデータベース、25A…ストレージポリシ、25B…マイグレーション対象ファイル判定ポリシ、25C…マイグレーションスケジュールポリシ、25D…マイグレーショングループポリシ、25E…マイグレーションポリシ、25F…有効期限ポリシ、25G…テープポリシ、25H…マイグレーション実行ポリシ、25I…グループ名称ポリシ、26…マネージャプログラム、27…マイグレーション管理プログラム、 28…ディスクアレイ制御プログラム、30…ストレージ装置、31…ファイバチャネル通信部(ターゲットポート)、31A…外部接続用通信部、32…コントローラ、32A…チャネルアダプタ(CHA)、32B…ディスクアダプタ(DKA)、32C…キャッシュメモリ(CM)、32D…共有メモリ(SM)、32E…接続部、32F…サービスプロセッサ(SVP)、34…マイグレーション管理データベース、34A…プール管理テーブル、34B…保管期限テーブル、34C…グループ管理テーブル、34D…グループ構成テーブル、34E…マイグレーション履歴テーブル、34F…アドレス変換テーブル、35…オンラインボリューム、36…アーカイブボリューム、37…仮想ボリューム、38A…オンラインプール、38B…保管プール、39,39A,39B…ディスクドライブ、40…ストレージ装置、41…ファイバチャネル通信部、42…コントローラ、43…外部ボリューム、44…ディスクドライブ、50…テープデバイス、60…スイッチ、CN1…管理用ネットワーク、CN2…上位データ通信ネットワーク、CN3…下位データ通信ネットワーク、LD…装置寿命閾値、MS…マイグレーション対象サイズ、Tg…マイグレーショングループの保管期限

Claims (13)

  1. 少なくとも一つ以上のホスト装置と、このホスト装置にボリュームを提供する複数のストレージ装置と、前記ホスト装置及び前記各ストレージ装置にそれぞれ接続される管理装置とを備えたストレージシステムであって、
    前記管理装置は、
    前記各ストレージ装置のボリュームに分散してそれぞれ記憶されている複数のファイルのファイル情報をそれぞれ取得し、
    前記各ファイル情報に基づいて、予め指定されたデータマイグレーション条件に合致する複数のファイルを抽出し、
    予め設定された所定期間毎に、前記抽出された各ファイルの最終保管期限を区分けして少なくとも一つ以上のマイグレーショングループを生成し、
    前記マイグレーショングループの有効期限を、前記マイグレーショングループを構成する前記各ファイルのうち最も未来の最終保管期限を有するファイルの期限に一致させ、
    前記マイグレーショングループを、選択された移行先ボリュームに移動させるようになっているストレージシステム。
  2. 前記管理装置は、前記各ストレージ装置間で前記マイグレーショングループを移動させることができる請求項1に記載のストレージシステム。
  3. 前記データマイグレーション条件には、前記各ストレージ装置の装置寿命に関する情報が含まれており、
    前記管理装置は、前記各ストレージ装置の装置寿命に基づいて、前記マイグレーショングループを移動させる請求項1に記載のストレージシステム。
  4. 前記管理装置は、前記マイグレーショングループの有効期限よりも装置寿命の方が長いストレージ装置を優先的に選択し、この選択されたストレージ装置に前記マイグレーショングループを移動させる請求項3に記載のストレージシステム。
  5. 前記管理装置は、前記装置寿命が到来する前の所定の猶予期間内に、前記マイグレーショングループの移動を行う請求項3に記載のストレージシステム。
  6. 前記管理装置は、前記マイグレーショングループの最初の移動については、前記各ストレージ装置に予め設定された優先度に基づいて移行先ストレージ装置を選択し、
    前記マイグレーショングループの2回目以降の移動については、前記各ストレージ装置の装置寿命を考慮して選択する請求項3に記載のストレージシステム。
  7. 前記各ストレージ装置のうち、相対的に高性能のストレージ装置に高い優先度が設定されている請求項6に記載のストレージシステム。
  8. 前記管理装置は、前記マイグレーショングループの移行先ボリュームと前記マイグレーショングループを構成するファイルのファイル名と移行先検出用情報とを含む管理情報を保持しており、
    前記管理装置は、前記マイグレーショングループを移動させた場合、このマイグレーショングループを構成する前記各ファイルを移行元ボリュームから削除し、前記移行先検出情報を移行元ボリュームに記憶させる請求項1に記載のストレージシステム。
  9. 前記管理装置は、前記移行先検出情報を明示した問合せを受領した場合、前記管理情報に基づいて、問合せされたファイルの移行先を回答する請求項8に記載のストレージシステム。
  10. 前記管理装置は、前記管理情報を前記マイグレーショングループに関する全てのボリュームの所定箇所に分散して記憶させる請求項8に記載のストレージシステム。
  11. 前記各ストレージ装置のうち、少なくともいずれか一つ以上のストレージ装置は接続元ストレージ装置として使用され、
    この接続元ストレージ装置は、他の各ストレージ装置の有するボリュームの記憶空間を仮想ボリュームの記憶空間にマッピングすることにより、前記他の各ストレージ装置の有するボリュームを利用可能である請求項1に記載のストレージシステム。
  12. 少なくとも一つ以上のホスト装置と、このホスト装置にボリュームを提供する複数のストレージ装置と、前記ホスト装置及び前記各ストレージ装置にそれぞれ接続される管理装置とを備えたストレージシステムを用いて、データマイグレーションを行うための方法であって、
    前記各ストレージ装置のボリュームに分散してそれぞれ記憶されている複数のファイルのファイル情報をそれぞれ取得するステップと、
    前記各ファイル情報に基づいて、予め指定されたデータマイグレーション条件に合致する複数のファイルを抽出するステップと、
    予め設定された所定期間毎に、前記抽出された各ファイルの最終保管期限を区分けして少なくとも一つ以上のマイグレーショングループを生成するステップと、
    前記マイグレーショングループの有効期限を、前記マイグレーショングループを構成する前記各ファイルのうち最も未来の最終保管期限を有するファイルの期限に一致させるステップと、
    前記マイグレーショングループを、移行元ボリュームから移行先ボリュームに移動させるステップと、
    前記移動されたマイグレーショングループを構成する各ファイルを前記移行元ボリュームからそれぞれ削除し、前記各ファイルの移行先を検出するための移行先検出情報を前記移行元ボリュームに記憶させるステップと、
    を含むストレージシステムのデータマイグレーション方法。
  13. 少なくとも一つ以上のホスト装置と、このホスト装置にボリュームを提供する複数のストレージ装置と、前記ホスト装置及び前記各ストレージ装置にそれぞれ接続される管理装置とを備えたストレージシステムであって、
    (1)前記ホスト装置は、
    (1A)前記ボリュームを利用するアプリケーションプログラムと、
    (1B)前記アプリケーションプログラムからのファイルアクセス要求に基づいて、所定のボリュームからファイルを取得し、また、前記ホスト装置が使用するファイルに関するファイル情報を前記各ストレージ装置のボリュームからそれぞれ取得するファイルアクセス制御部と、を備え、
    (2)前記管理装置は、
    (2A)データマイグレーションに関する情報を管理するためのマイグレーション管理データベースと、
    (2B)前記データマイグレーションに関するポリシを管理するためのポリシデータベースと、
    (2C)前記ファイルアクセス制御部により収集された前記各ファイル情報をそれぞれ受領するファイル情報取得部と、
    (2D)前記データマイグレーションの実行を制御するマイグレーション管理部と、
    (2E)前記各ボリュームのファイル移動を前記各ストレージ装置に行わせるためのストレージ制御部と、を備え、
    (3)前記ストレージ装置のうち、接続元となるストレージ装置は、
    (3A)前記ホスト装置に提供されるボリュームと、
    (3B)前記ボリュームに接続される仮想ボリュームと、
    (3C)前記仮想ボリュームの記憶空間に、前記ストレージ装置のうち接続先として設定されたストレージ装置が有するボリュームの記憶空間をマッピングさせるマッピングテーブルと、を備え、
    (4)前記管理装置は、
    (4A)前記ファイル情報取得部を介してそれぞれ取得された前記各ファイル情報と前記ポリシデータベースの記憶内容とに基づいて、前記各ボリュームに分散して記憶されている複数のファイルの中からデータマイグレーション対象となるファイルを抽出するステップと、
    (4B)前記抽出された各ファイルの最終保管期限と前記ポリシデータベースに登録された所定期間とに基づいて、前記最終保管期限が前記所定期間に含まれるファイルをグループ化してマイグレーショングループを生成するステップと、
    (4C)前記マイグレーショングループの有効期限を、前記マイグレーショングループを構成する各ファイルのうち最も未来の最終保管期限を有するファイルの期限に一致させるステップと、
    (4D)前記マイグレーション管理部により、前記ポリシデータベースと前記マイグレーション管理データベースとに基づいて、前記マイグレーショングループの移行先ボリュームを決定させるステップと、
    (4E)前記マイグレーション管理部により、前記マイグレーショングループに属する前記各ファイルを移行元ボリュームからそれぞれ読出して、前記移行先ボリュームに記憶させるステップと、
    (4F)前記移行された各ファイルを前記移行元ボリュームからそれぞれ削除し、前記各ファイルの移行先を検出するための移行先検出情報を、前記各ファイルが削除された位置で移行元ボリュームに記憶させるステップと、
    (4G)前記ファイルアクセス制御部から前記移行先検出情報を明示した問合せがされた場合、前記移行先検出情報と前記マイグレーション管理データベースの記憶内容とに基づいて、前記問合せに係るファイルの所在を前記ファイルアクセス制御部に回答するステップと、
    を実行するストレージシステム。
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