JP2009116826A - ストレージ装置及び論理ボリューム移行方法 - Google Patents
ストレージ装置及び論理ボリューム移行方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009116826A JP2009116826A JP2007292342A JP2007292342A JP2009116826A JP 2009116826 A JP2009116826 A JP 2009116826A JP 2007292342 A JP2007292342 A JP 2007292342A JP 2007292342 A JP2007292342 A JP 2007292342A JP 2009116826 A JP2009116826 A JP 2009116826A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- expiration date
- logical volume
- storage area
- raid group
- logical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F3/00—Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
- G06F3/06—Digital input from, or digital output to, record carriers, e.g. RAID, emulated record carriers or networked record carriers
- G06F3/0601—Interfaces specially adapted for storage systems
- G06F3/0628—Interfaces specially adapted for storage systems making use of a particular technique
- G06F3/0646—Horizontal data movement in storage systems, i.e. moving data in between storage devices or systems
- G06F3/0647—Migration mechanisms
- G06F3/0649—Lifecycle management
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F3/00—Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
- G06F3/06—Digital input from, or digital output to, record carriers, e.g. RAID, emulated record carriers or networked record carriers
- G06F3/0601—Interfaces specially adapted for storage systems
- G06F3/0602—Interfaces specially adapted for storage systems specifically adapted to achieve a particular effect
- G06F3/061—Improving I/O performance
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F3/00—Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
- G06F3/06—Digital input from, or digital output to, record carriers, e.g. RAID, emulated record carriers or networked record carriers
- G06F3/0601—Interfaces specially adapted for storage systems
- G06F3/0602—Interfaces specially adapted for storage systems specifically adapted to achieve a particular effect
- G06F3/0625—Power saving in storage systems
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F3/00—Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
- G06F3/06—Digital input from, or digital output to, record carriers, e.g. RAID, emulated record carriers or networked record carriers
- G06F3/0601—Interfaces specially adapted for storage systems
- G06F3/0668—Interfaces specially adapted for storage systems adopting a particular infrastructure
- G06F3/067—Distributed or networked storage systems, e.g. storage area networks [SAN], network attached storage [NAS]
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F3/00—Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
- G06F3/06—Digital input from, or digital output to, record carriers, e.g. RAID, emulated record carriers or networked record carriers
- G06F3/0601—Interfaces specially adapted for storage systems
- G06F3/0668—Interfaces specially adapted for storage systems adopting a particular infrastructure
- G06F3/0671—In-line storage system
- G06F3/0683—Plurality of storage devices
- G06F3/0689—Disk arrays, e.g. RAID, JBOD
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D10/00—Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Human Computer Interaction (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
- Power Sources (AREA)
Abstract
【課題】本発明は、性能の低下を防止させ得るストレージ装置を提案する。
【解決手段】1又は複数のハードディスクドライブが提供する記憶領域に定義される論理ボリュームを有するストレージ装置であって、電源停止対象となった第1の記憶領域の論理ボリュームを、電源停止対象となっていない第2の記憶領域に移行する第1の論理ボリューム移行部と、論理ボリュームを移行するための有効期限が設定されている有効期限付き論理ボリュームの有効期限が経過した場合に、当該有効期限付き論理ボリュームを、第2の記憶領域から有効期限経過後の移行先の第3の記憶領域に移行する第2の論理ボリューム移行部とを備え、第1の論理ボリューム移行部は、有効期限付き論理ボリュームの有効期限を参照し、第3の記憶領域への移行時期を考慮して、有効期限付き論理ボリュームを分散して第2の記憶領域に移行する。
【選択図】図1
【解決手段】1又は複数のハードディスクドライブが提供する記憶領域に定義される論理ボリュームを有するストレージ装置であって、電源停止対象となった第1の記憶領域の論理ボリュームを、電源停止対象となっていない第2の記憶領域に移行する第1の論理ボリューム移行部と、論理ボリュームを移行するための有効期限が設定されている有効期限付き論理ボリュームの有効期限が経過した場合に、当該有効期限付き論理ボリュームを、第2の記憶領域から有効期限経過後の移行先の第3の記憶領域に移行する第2の論理ボリューム移行部とを備え、第1の論理ボリューム移行部は、有効期限付き論理ボリュームの有効期限を参照し、第3の記憶領域への移行時期を考慮して、有効期限付き論理ボリュームを分散して第2の記憶領域に移行する。
【選択図】図1
Description
本発明は、ストレージ装置及び論理ボリューム移行方法に関し、例えば、ハードディスクドライブの省電力処理を実施するストレージ装置に適用して好適なものである。
従来、データを格納するストレージ装置においては、複数のハードディスクドライブ(Hard Disk Drive :HDD)をRAID(Redundant Array of Independent Disks)方式で管理する方法がある。そして、ストレージ装置は、多数のハードディスクドライブが提供する物理的な記憶領域(RAIDグループ)上に、少なくとも1つ以上の論理的なボリューム(以下、これを論理ボリュームという)を形成する。
一方、近年、情報化社会が急速に進行し、情報の電子化が急速に進んでいる。このような状況の中、電子情報財を格納するストレージ装置の重要性が高まり、大容量化の一途をたどっている。しかし、その一方で、ストレージ装置の運用コストが問題となり、ストレージ装置に対する省電力化のニーズが高まってきている現状がある。
そこで、ストレージ装置内のメモリに一定の待機時間が設定されており、待機時間中にアクセスがない場合には、RAIDグループのハードディスクドライブを停止することによって省電力化を図るストレージ装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
さらに近年では、省電力化を行うRAIDグループのハードディスクドライブを指定し、当該RAIDグループ上に形成される論理ボリュームの省電力化を行わないRAIDグループのハードディスクドライブや他のストレージ装置に移行した後、省電力化を行うRAIDグループのハードディスクドライブを停止することによって省電力化を図るストレージ装置も登場している。
特開2000−100053号公報
しかしながら、他のRAIDグループや他のストレージ装置に論理ボリュームを移行する期限である有効期限が当該論理ボリュームに設定されている場合において、当該論理ボリュームの移行により同一の有効期限の論理ボリュームが同一のRAIDグループに集中して格納された場合には、同時期に有効期限が経過して論理ボリュームの移行が実施される。
このため、RAIDグループ内のハードディスクドライブが過負荷状態となり、ホスト装置からRAIDグループの論理ボリュームへのデータアクセス性能等の性能が大幅に低下するという問題がある。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、性能の低下を防止させ得るストレージ装置及び論理ボリューム移行方法を提案するものである。
かかる課題を解決するために本発明においては、1又は複数のハードディスクドライブが提供する記憶領域に定義され、ホスト装置から送信されるデータを格納するための論理ボリュームを有するストレージ装置であって、外部からの指示に基づいて、電源停止対象となった第1の記憶領域の前記論理ボリュームを、電源停止対象となっていない第2の記憶領域に移行する第1の論理ボリューム移行部と、前記第1の論理ボリューム移行部により前記論理ボリュームが移行された後、前記第1の記憶領域の前記ハードディスクドライブの電源を停止する電源停止部と、前記論理ボリュームを移行するための有効期限が設定されている有効期限付き論理ボリュームの有効期限が経過した場合に、当該有効期限付き論理ボリュームを、前記第2の記憶領域から有効期限経過後の移行先の第3の記憶領域に移行する第2の論理ボリューム移行部とを備え、前記第1の論理ボリューム移行部は、前記有効期限付き論理ボリュームの有効期限を参照し、前記第3の記憶領域への移行時期を考慮して、前記有効期限付き論理ボリュームを分散して前記第2の記憶領域に移行する。
従って、同一の第2の記憶領域に集中して格納された多数の有効期限付き論理ボリュームが同時期に有効期限が経過して第3の記憶領域に移行され、記憶領域のハードディスクドライブ22が過負荷状態となるのを未然かつ有効に防止することができ、この結果、有効期限付き論理ボリュームの移行中におけるデータアクセス等の性能の低下を防止することができる。
また、本発明においては、1又は複数のハードディスクドライブが提供する記憶領域に定義され、ホスト装置から送信されるデータを格納するための論理ボリュームを有するストレージ装置の論理ボリューム移行方法であって、外部からの指示に基づいて、電源停止対象となった第1の記憶領域の前記論理ボリュームを、電源停止対象となっていない第2の記憶領域に移行する第1のステップと、前記第1のステップにおいて前記論理ボリュームを移行した後、前記第1の記憶領域の前記ハードディスクドライブの電源を停止する第2のステップと、前記論理ボリュームを移行するための有効期限が設定されている有効期限付き論理ボリュームの有効期限が経過した場合に、当該有効期限付き論理ボリュームを、前記第2の記憶領域から有効期限経過後の移行先の第3の記憶領域に移行する第3のステップとを備え、前記第1のステップでは、前記有効期限付き論理ボリュームの有効期限を参照し、前記第3の記憶領域への移行時期を考慮して、前記有効期限付き論理ボリュームを分散して前記第2の記憶領域に移行する。
従って、同一の第2の記憶領域に集中して格納された多数の有効期限付き論理ボリュームが同時期に有効期限が経過して第3の記憶領域に移行され、記憶領域のハードディスクドライブ22が過負荷状態となるのを未然かつ有効に防止することができ、この結果、有効期限付き論理ボリュームの移行中におけるデータアクセス等の性能の低下を防止することができる。
本発明によれば、性能の低下を防止させ得るストレージ装置及びデータ移行方法を実現することができる。
以下、本発明の一実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
(1)第1の実施の形態
(1−1)ストレージシステムの構成
図1は、第1の実施の形態によるストレージシステム1の一例を示している。このストレージシステム1は、ホスト装置2及びストレージ装置3がネットワーク4を介して接続され、ストレージ装置3に管理装置5が接続されて構成されている。
(1−1)ストレージシステムの構成
図1は、第1の実施の形態によるストレージシステム1の一例を示している。このストレージシステム1は、ホスト装置2及びストレージ装置3がネットワーク4を介して接続され、ストレージ装置3に管理装置5が接続されて構成されている。
ホスト装置2は、汎用のコンピュータであり、CPU(Central Processing Unit)110、メモリ12及びインタフェース(I/F)13を備える。CPU11は、ホスト装置2全体の動作制御を司るプロセッサである。CPU11が、メモリ12に格納されたソフトウェアを実行することにより、ホスト装置2全体として各種処理を実行する。メモリ12は、各種ソフトウェアを保持するために用いられるほか、CPU11のワークメモリとしても用いられる。インタフェース13は、CPU11がネットワーク4を介してストレージ装置3と通信を行なうためのものである。
ストレージ装置3は、複数のハードディスクドライブ22から構成される記憶装置21と、これら記憶装置21のハードディスクドライブ22を制御するコントロール部31とから構成される。
ハードディスクドライブ22は、例えばFC(Fibre Channel)ディスク等の高価なディスクドライブ、又はSATA(Serial AT Attachment)ディスクドライブや光ディスクドライブ等の安価なディスクドライブから構成される。1又は複数のハードディスクドライブ22が提供する記憶領域(以下、これをRAIDグループ23と呼ぶ)上に1又は複数の論理的なボリューム(以下、これを論理ボリューム26(後述)と呼ぶ)が定義される。そして、この論理ボリューム26にホスト装置2からのデータが所定大きさのブロックを単位としてアクセス(読み書き)される。
各論理ボリューム26には、それぞれ固有の識別子(Logical Unit Number :LUN)が割り当てられる。本実施の形態の場合、データの入出力は、この識別子と、各ブロックにそれぞれ割り当てられるそのブロックに固有の番号(Logical Block Address :LBA)との組み合わせたものをアドレスとして、当該アドレスを指定して行われる。
コントロール部31は、複数のインタフェース(I/F)32、ディスクアダプタ33、キャッシュメモリ34、メモリコントローラ35、ブリッジ36、メモリ37及びCPU38から構成される。
インタフェース32は、ネットワーク4や管理装置5に対するインタフェースであり、ライトデータ、リードデータ又は各種コマンドなどをホスト装置2や管理装置5との間で送受信する。ディスクアダプタ33は、記憶装置21に対するインタフェースであり、例えば、ファイバチャネルプロトコルに従って、ライトデータやリードデータ又は各種コマンドなどを記憶装置21との間で送受信する。
キャッシュメモリ34は、例えば、不揮発性の半導体メモリから構成され、ホスト装置2からのコマンドや、記憶装置21に読み書きするデータを一時的に格納するために用いられる。メモリコントローラ35は、キャッシュメモリ34及びメモリ37間や、キャッシュメモリ34及びディスクアダプタ33間におけるデータ転送を制御する。ブリッジ36は、メモリコントローラ36及びCPU38間や、メモリコントローラ36及びメモリ37間におけるリードコマンドやライトコマンドの送受信やファイリング処理等を行う。
メモリ37は、各種制御プログラム及び各種制御情報を保持するために用いられるほか、CPU38のワークメモリとしても用いられる。なお、メモリ37に格納されている各種プログラムや各種テーブルについては、後述する。CPU38は、ホスト装置2から送信されるリードコマンドやライトコマンドに応答して、記憶装置21へのデータ入出力を制御するプロセッサであり、メモリ37に格納された各種制御プログラムや各種制御情報に基づいてインタフェース34、ディスクアダプタ33及びメモリコントローラ35等を制御する。
管理装置5は、CPUやメモリ等の情報処理資源を備えたコンピュータ装置であり、例えば、パーソナルコンピュータ又はワークステーションなどから構成される。管理装置130は、ストレージ装置3に対して各種設定を行うためのGUI(Graphical User Interface)や各種情報を表示する表示装置と、システム管理者が各種操作や各種設定入力を行うためのキーボードやマウス等の入力装置とを備える。そして管理装置5は、入力装置を介して入力された各種指令に基づいて各種処理を実行する。
図2は、メモリ37に格納されている各種プログラムや各種テーブルの一例を示している。メモリ37には、省電力プログラム41、論理ボリューム移行プログラム42、有効期限管理テーブル43及び有効期限評価管理テーブル44が格納されている。
省電力プログラム41は、CPU38が、管理装置5からのコマンドに基づいてRAIDグループ23のハードディスクドライブ22の電源を停止する省電力処理を実施するためのプログラムである。論理ボリューム移行プログラム42は、CPU38が他のRAIDグループ23や他のストレージ装置に論理ボリューム26を移行する期限である有効期限(例えば、LDEVガード等)が設定されている論理ボリューム26の有効期限が経過したときに、当該論理ボリューム26を他のRAIDグループ23や他のストレージ装置に論理ボリューム26を移行するプログラムである。なお、論理ボリューム26に有効期限が設定された場合には、同時に、有効期限が経過した後の移行先のRAIDグループ23についても設定され、また、当該論理ボリュームへの更新がなくなるものとする。
図3は、有効期限管理テーブル43の一例を示している。有効期限管理テーブル43は、識別ID及びこれに対応づけられた論理ボリューム26、有効期限、移行元のRAIDグループ23及び移行先のRAIDグループ23を管理する。有効期限管理テーブル43は、識別ID欄43A、有効期限欄43B、論理ボリュームID欄43C、移行元RAIDディスクID欄43D及び移行先RAIDグループID欄43Eから構成されている。
識別ID欄43Aは、有効期限管理テーブル43内の横一列の関連情報を書き込むためのエントリを一意に識別するための識別子である識別IDを管理する。有効期限欄43Bは、論理ボリューム26に設定されている有効期限を管理する。なお、有効期限欄43Bは、論理ボリューム26に有効期限が設定されていない場合には、「−」が格納される。
論理ボリュームID欄43Cは、論理ボリューム26を一意に識別するための識別子である論理ボリュームIDを管理する。移行元RAIDディスクID欄43Dは、論理ボリューム26が現在格納されている移行元のRAIDグループ23を一意に識別するための識別子である移行元RAIDグループIDを管理する。移行先RAIDディスクID欄43Eは、論理ボリューム26の移行先のRAIDグループ23を一意に識別するための識別子である移行先RAIDグループIDを管理する。なお、移行元RAIDディスクID欄43D及び移行先RAIDグループID欄43Eは、論理ボリューム26に有効期限が設定されていない場合には、「−」が格納される。
図4は、有効期限評価管理テーブル44の一例を示している。有効期限評価管理テーブル44は、識別ID並びにこれに対応づけられた有効期限及び当該有効期限の論理ボリューム26の個数(評価(時期))と、RAIDグループ23ごとのすべての論理ボリューム26の個数(評価(集中度))を管理する。有効期限評価管理テーブル44は、識別ID欄44A、有効期限欄44B、RAIDグループ欄44C、評価(時期)欄44D及び評価(集中度)欄44Eから構成されている。なお、RAIDグループ欄44Cは、RAIDグループIDごとにRAIDグループ欄を構成する。
識別ID欄44A及び有効期限欄44Bは、上述の識別ID欄43A、有効期限欄43Bと同様に識別ID及び有効期限を管理する。RAIDグループ欄44Cは、当該有効期限に期限が設定されているRAIDグループ23ごとの論理ボリューム26の個数を管理する。評価(時期)欄44Dは、当該有効期限に期限が設定されているすべての論理ボリューム26の個数を管理する。評価(集中度)欄44Eは、RAIDグループ23ごとのすべての論理ボリューム26の個数を管理する。
(1−2)省電力処理及び論理ボリューム移行の概要
図5及び図6は、このストレージシステム1の省電力処理及び論理ボリューム移行についての概要を表した具体的な一例を示している。なお、本実施の形態においては、以下、管理装置5から指定される、省電力化のためにハードディスクドライブ22の電源を停止するRAIDグループ23を省電力化対象RAIDグループ24と呼ぶ。また、管理装置5から指定されなかったRAIDグループ23を省電力化非対象RAIDグループ25と呼ぶ。
図5及び図6は、このストレージシステム1の省電力処理及び論理ボリューム移行についての概要を表した具体的な一例を示している。なお、本実施の形態においては、以下、管理装置5から指定される、省電力化のためにハードディスクドライブ22の電源を停止するRAIDグループ23を省電力化対象RAIDグループ24と呼ぶ。また、管理装置5から指定されなかったRAIDグループ23を省電力化非対象RAIDグループ25と呼ぶ。
この一例では、省電力化対象RAIDグループ24のRAIDグループAには、論理ボリューム26A、26Bが格納されている。省電力化対象RAIDグループ24のRAIDグループBには、論理ボリューム26C、26Dが格納されている。また、省電力化非対象RAIDグループ25のRAIDグループCには、論理ボリューム26Eが格納されている。省電力化非対象RAIDグループ25のRAIDグループDには、論理ボリューム26F、26Gが格納されている。また、この一例では、論理ボリューム26A、26B、26E、26Fの有効期限が同一であることとする。
この場合、ストレージ装置3は、管理装置5から省電力化対象RAIDグループ24が指定され、省電力処理実行指示を受信すると、省電力化対象RAIDグループ24のハードディスク22の電源を停止するために、省電力化対象RAIDグループ24に格納されている論理ボリューム26を移行する。この際、ストレージ装置3は、論理ボリューム26の有効期限を参照し、有効期限経過後の論理ボリューム26の移行時期を考慮して論理ボリューム26を移行し、この後、省電力化対象RAIDグループ24の電源を停止する(図5)。
このように、ストレージ装置3は、有効期限経過後の論理ボリューム26の移行時期を考慮して、有効期限が同時期の論理ボリューム26を分散して移行することにより、同一のRAIDグループ23に集中して格納された多数の論理ボリューム26が同時期に有効期限が経過して移行され、RAIDグループ23のハードディスクドライブ22が過負荷状態となるのを未然かつ有効に防止することができ、この結果、論理ボリューム26の移行中におけるデータアクセス等の性能の低下を防止することができる(図6)。
具体的に、ストレージ装置3は、論理ボリューム26A、26B、26E、26Fが偏りなく省電力化非対象RAIDグループ25に移行されるように、RAIDグループAの論理ボリューム26AをRAIDグループCに移行し、RAIDグループAの論理ボリューム26BをRAIDグループDに移行する。また、ストレージ装置3は、RAIDグループBの論理ボリューム26CをRAIDグループCに移行し、RAIDグループBの論理ボリューム26DをRAIDグループDに移行し、この後、RAIDグループA及びRAIDグループBの電源を停止する。
そして、ストレージ装置3は、論理ボリューム26A、26B、26E、26Fの有効期限が経過すると、論理ボリューム26A、26EをRAIDグループCから他のRAIDグループや他のストレージ装置に移行することができ、論理ボリューム26B、26FをRAIDグループDから他のRAIDグループや他のストレージ装置に移行する。
このように、ストレージ装置3は、論理ボリューム26A、26B、26E、26Fが偏りなく省電力化非対象RAIDグループ25に移行されるため、RAIDグループC、Dのハードディスクドライブ22が過負荷状態となるのを未然かつ有効に防止することができ、この結果、論理ボリューム26の移行時に論理ボリューム26Cや、論理ボリューム26Bにデータアクセスがあった場合にも、ハードディスクドライブ22が過負荷状態となることによるデータアクセス性能の低下を防止することができる。
(1−3)各種プログラムによる処理
図7は、このストレージシステム1におけるストレージ装置3の省電力処理に関する、ストレージ装置3のCPU38の具体的な処理手順を示したフローチャートの一例である。
図7は、このストレージシステム1におけるストレージ装置3の省電力処理に関する、ストレージ装置3のCPU38の具体的な処理手順を示したフローチャートの一例である。
ストレージ装置3のCPU38は、例えば、管理装置5から省電力化対象RAIDグループ24が指定され、省電力化処理実行指示を受信すると、省電力プログラム41を実行することにより、図7に示す省電力処理手順RT1に従って、有効期限管理テーブル43を作成する有効期限管理テーブル作成処理、有効期限評価管理テーブル44を作成する有効期限評価管理テーブル作成処理及び省電力化対象RAIDグループ24の論理ボリューム26を移行する移行先のRAIDグループ23を決定する移行先RAIDグループ決定処理を実行する(RT2〜RT4)。なお、各処理の詳細については、後述する。
続いて、ストレージ装置3のCPU38は、作成した有効期限管理テーブル43内の未選択の論理ボリュームIDを選択する(SP1)。続いて、ストレージ装置3のCPU38は、選択した論理ボリュームIDの論理ボリューム26を移行先のRAIDグループ23に移行する(SP2)。
続いて、ストレージ装置3のCPU38は、ホスト装置2とのアクセスを移行元のRAIDグループ23からの論理ボリューム26から移行先のRAIDグループ23の論理ボリューム26に切り替える(SP3)。続いて、ストレージ装置3のCPU38は、選択した論理ボリュームIDのエントリを有効期限管理テーブル43から削除する(SP4)
続いて、ストレージ装置3のCPU38は、有効期限管理テーブル43内に論理ボリュームIDが存在するか否かをチェックする(SP5)。そして、ストレージ装置3のCPU38は、有効期限管理テーブル43内に論理ボリュームIDが存在する場合(SP5:YES)には、ステップSP1に戻り、再び、作成した有効期限管理テーブル43内の未選択の論理ボリュームIDを選択し、この後、上述の場合と同様の処理を繰り返す(SP1〜SP5)。これに対して、ストレージ装置3のCPU38は、有効期限管理テーブル43内に論理ボリュームIDが存在しない場合(SP5:NO)には、すべての論理ボリューム26が移行されたため、移行元のRAIDグループ23(省電力化対象RAIDグループ24)のハードディスクドライブ22の電源を停止する(SP6)。
続いて、ストレージ装置3のCPU38は、移行した論理ボリューム26の有効期限が経過する前に、当該論理ボリューム26を、事前に、有効期限経過後に移行すべきRAIDグループ23に移行する論理ボリューム事前移行処理を実行する(RT5)。なお、論理ボリューム事前移行処理の詳細については、後述する。
やがて、ストレージ装置3のCPU38は、この後、図7に示す省電力処理手順RT1を終了する(SP7)。
図8は、このストレージシステム1におけるストレージ装置3の省電力処理のうち有効期限管理テーブル作成処理に関する、ストレージ装置3のCPU38の具体的な処理手順を示したフローチャートの一例である。なお、具体例については、図9にて後述する。
ストレージ装置3のCPU38は、省電力プログラム41を実行すると、図8に示す有効期限管理テーブル作成処理手順RT2に従って、ストレージ装置3内のRAIDグループ23のうち未選択の省電力化対象RAIDグループ24を選択する(SP11)。
続いて、ストレージ装置3のCPU38は、選択した省電力化対象RAIDグループ24内の論理ボリューム26のうち未選択の論理ボリューム26を選択する(SP12)。
続いて、ストレージ装置3のCPU38は、有効期限管理テーブル43の識別ID欄43Aに番号順に識別IDを追加し、当該識別IDのエントリにおける有効期限欄43B、論理ボリュームID欄43C及び移行元RAIDディスクID欄43Dに、選択した論理ボリューム26の有効期限、当該論理ボリュームの論理ボリュームID及び当該論理ボリューム26が現在格納されている移行元RAIDグループIDを書き込む(SP13)。
続いて、ストレージ装置3のCPU38は、有効期限の早い順にエントリを並び替える(SP14)。
続いて、ストレージ装置3のCPU38は、選択した省電力化対象RAIDグループ24内のすべての論理ボリューム26を選択したか否かをチェックする(SP15)。そして、ストレージ装置3のCPU38は、選択した省電力化対象RAIDグループ24内のすべての論理ボリューム26を選択していない場合(SP15:NO)には、ステップSP12に戻り、再び、選択した省電力化対象RAIDグループ24内の論理ボリューム26のうち未選択の論理ボリューム26を選択し、この後、上述の場合と同様の処理を繰り返す(SP12〜SP15)。
これに対して、ストレージ装置3のCPU38は、選択した省電力化対象RAIDグループ24内のすべての論理ボリューム26を選択した場合(SP15:YES)には、ストレージ装置3内のすべての省電力化対象RAIDグループ24を選択したか否かをチェックする(SP16)。そして、ストレージ装置3のCPU38は、ストレージ装置3内のすべての省電力化対象RAIDグループ24を選択していない場合(SP16:NO)には、ステップSP11に戻り、再び、ストレージ装置3内のRAIDグループ23のうち未選択の省電力化対象RAIDグループ24を選択し、この後、上述の場合と同様の処理を繰り返す(SP11〜SP16)。
これに対して、ストレージ装置3のCPU38は、ストレージ装置3内のすべての省電力化対象RAIDグループ24を選択した場合(SP16:YES)には、この後、図8に示す有効期限管理テーブル作成処理手順RT2を終了する(SP17)。
図9は、このストレージシステム1におけるストレージ装置3の省電力処理のうち有効期限管理テーブル作成処理の具体的な一例を示している。この一例では、ストレージ装置3には、RAIDグループA〜Eが存在している。RAIDグループA及びRAIDグループBは、省電力化対象RAIDグループ24である。また、RAIDグループC、RAIDグループD及びRAIDグループEは、省電力化非対象RAIDグループ25である。
RAIDグループAには、有効期限が「Time-1」の論理ボリューム26H、有効期限が「Time-2」の論理ボリューム26I、有効期限が「Time-3」の論理ボリューム26J及び有効期限が「Time-4」の論理ボリューム26Kが格納されている。RAIDグループBには、有効期限が「Time-1」の論理ボリューム26L及び有効期限が「Time-5」の論理ボリューム26Mが格納されている。RAIDグループCには、有効期限が「Time-1」の論理ボリューム26N及び有効期限が「Time-2」の論理ボリューム26Oが格納されている。RAIDグループDには、有効期限が「Time-1」の論理ボリューム26P、有効期限が「Time-3」の論理ボリューム26Q及び有効期限が「Time-4」の論理ボリューム26Wが格納されている。RAIDグループDには、有効期限が「Time-1.5」の論理ボリューム26S及び有効期限が「Time-3」の論理ボリューム26Tが格納されている。
なお、有効期限については、「Time-1」、「Time-1.5」、「Time-2」、「Time-3」、「Time-4」、「Time-5」の順で有効期限が早いものとする。
まず、有効期限管理テーブル43は、初期状態には何も管理されていない(#1)。
この場合に、ストレージ装置3のCPU38は、省電力プログラム41を実行すると、例えば、RAIDグループAを選択し(SP11)、その後、RAIDグループA内の論理ボリューム26Hを選択する(SP12)。次に、ストレージ装置3のCPU38は、識別ID欄43Aに識別ID「1」を追加し、当該識別ID「1」のエントリにおける有効期限欄43B、論理ボリュームID欄43C及び移行元RAIDディスクID欄43Dに、有効期限「Time-1」、論理ボリューム26Hの論理ボリュームID及びRAIDグループAのRAIDグループIDを書き込む(SP13)(#2)。
次に、ストレージ装置3のCPU38は、RAIDグループA内のすべての論理ボリューム26を選択していないため(SP15:NO)、ステップSP12に戻り、RAIDグループA内の論理ボリューム26Hを選択する(SP13)。次に、ストレージ装置3のCPU38は、識別ID欄43AにID「2」を追加し、当該ID「2」のエントリにおける有効期限欄43B、論理ボリュームID欄43C及び移行元RAIDディスクID欄43Dに、有効期限「Time-2」、論理ボリューム26Iの論理ボリュームID及びRAIDグループAのRAIDグループIDを書き込む(SP13)(#3)。
次に、ストレージ装置3のCPU38は、上述の場合と同様の処理を実行することにより、識別ID欄43AにID「3」及び「4」を追加し、有効期限「Time-3」、論理ボリューム26Jの論理ボリュームID及びRAIDグループAのRAIDグループID、並びに有効期限「Time-4」、論理ボリューム26Kの論理ボリュームID及びRAIDグループAのRAIDグループIDを書き込む(SP13)。次に、ストレージ装置3のCPU38は、RAIDグループA内のすべての論理ボリューム26を選択したが(SP15:YES)、ストレージ装置3内のすべての省電力化対象RAIDグループ24を選択していないため(SP16:NO)、RAIDグループBを選択し(SP11)、その後、RAIDグループB内の論理ボリューム26Lを選択する(SP12)。次に、ストレージ装置3のCPU38は、識別ID欄43AにID「5」を追加し、当該ID「5」のエントリにおける有効期限欄43B、論理ボリュームID欄43C及び移行元RAIDディスクID欄43Dに、有効期限「Time-1」、論理ボリューム26Lの論理ボリュームID及びRAIDグループAのRAIDグループIDを書き込む(SP13)。
次に、ストレージ装置3のCPU38は、有効期限の早い順にエントリを並べ替える(SP14)。すなわち、ストレージ装置3のCPU38は、識別ID「5」のエントリの論理ボリューム26Lの有効期限が「Time-1」であるため、識別ID「5」のエントリを、ID「2」のエントリの上段に並び替える(SP14)。
次に、ストレージ装置3のCPU38は、RAIDグループB内のすべての論理ボリューム26を選択していないため(SP15:NO)、ステップSP12に戻り、RAIDグループB内の論理ボリューム26Mを選択する(SP13)。次に、ストレージ装置3のCPU38は、識別ID欄43AにID「6」を追加し、当該ID「6」のエントリにおける有効期限欄43B、論理ボリュームID欄43C及び移行元RAIDディスクID欄43Dに、有効期限「Time-5」、論理ボリューム26Mの論理ボリュームID及びRAIDグループAのRAIDグループIDを書き込む(SP13)(#4)。
そして、ストレージ装置3のCPU38は、RAIDグループA内のすべての論理ボリューム26を選択し(SP15:YES)、ストレージ装置3内のすべての省電力化対象RAIDグループ24を選択したため(SP16:YES)、有効期限管理テーブル作成処理手順RT2を終了する(SP17)。このようにして、ストレージ装置3のCPU38は、有効期限管理テーブル43を作成する。
図10及び図11は、このストレージシステム1におけるストレージ装置3の省電力処理のうち有効期限評価管理テーブル作成処理に関する、ストレージ装置3のCPU38の具体的な処理手順を示したフローチャートの一例である。なお、具体例については、図12〜図14にて後述する。
ストレージ装置3のCPU38は、有効期限管理テーブル作成処理が終了すると(RT2)、図10及び図11に示す有効期限評価管理テーブル作成処理手順RT3に従って、ストレージ装置3内のRAIDグループ23のうち未選択の省電力化非対象RAIDグループ25を選択する(SP21)。
続いて、ストレージ装置3のCPU38は、選択した省電力化非対象RAIDグループ25のRAIDグループID欄が有効期限評価管理テーブル44に存在するか否かをチェックする(SP22)。そして、ストレージ装置3のCPU38は、選択した省電力化非対象RAIDグループ25のRAIDグループID欄が有効期限評価管理テーブル44に存在する場合(SP22:YES)には、ステップSP24に進む。これに対して、ストレージ装置3のCPU38は、選択した省電力化非対象RAIDグループ25のRAIDグループID欄が有効期限評価管理テーブル44に存在しない場合(SP22:NO)には、対応するRAIDグループID欄44Cに、選択した省電力化非対象RAIDグループ25のRAIDグループID欄を追加する(SP23)。
やがて、ストレージ装置3のCPU38は、選択した省電力化非対象RAIDグループ25内の論理ボリューム26のうち未選択の論理ボリューム26を選択する(SP24)。
続いて、ストレージ装置3のCPU38は、選択した論理ボリューム26の有効期限のエントリが有効期限評価管理テーブル44に存在するか否かをチェックする(SP25)。そして、ストレージ装置3のCPU38は、選択した論理ボリューム26の有効期限のエントリが有効期限評価管理テーブル44に存在する場合(SP25:YES)には、ステップSP27に進む。これに対して、ストレージ装置3のCPU38は、選択した論理ボリューム26の有効期限のエントリが有効期限評価管理テーブル44に存在しない場合(SP25:NO)には、有効期限評価管理テーブル44の識別ID欄44Aに番号順に識別IDを追加し、当該識別IDのエントリの有効期限欄44Bに、選択した論理ボリューム26の有効期限を書き込むことにより、有効期限のエントリを追加する(SP26)。なお、識別IDのエントリと記載しても、有効期限のエントリと記載しても、識別ID及び有効期限が横並びであれば、同一のエントリを示している。
やがて、ストレージ装置3のCPU38は、有効期限の早い順にエントリを並び替える(SP27)。
続いて、ストレージ装置3のCPU38は、選択した論理ボリューム26の有効期限のエントリにおける、選択した論理ボリューム26が格納されているRAIDグループ23のRAIDグループID欄を「1」増加し、これに対応する評価(時期)欄44D及び評価(集中度)欄44Eを「1」増加する(SP28)。
続いて、ストレージ装置3のCPU38は、選択した省電力化非対象RAIDグループ25内のすべての論理ボリューム26を選択したか否かをチェックする(SP29)。そして、ストレージ装置3のCPU38は、選択した省電力化非対象RAIDグループ25内のすべての論理ボリューム26を選択していない場合(SP29:NO)には、ステップSP24に戻り、再び、選択した省電力化非対象RAIDグループ25内の論理ボリューム26のうち未選択の論理ボリューム26を選択し、この後、上述の場合と同様の処理を繰り返す(SP24〜SP29)。
これに対して、ストレージ装置3のCPU38は、選択した省電力化非対象RAIDグループ25内のすべての論理ボリューム26を選択した場合(SP29:YES)には、ストレージ装置3内のすべての省電力化非対象RAIDグループ25を選択したか否かをチェックする(SP30)。そして、ストレージ装置3のCPU38は、ストレージ装置3内のすべての省電力化非対象RAIDグループ25を選択していない場合(SP30:NO)には、ステップSP21に戻り、再び、ストレージ装置3内のRAIDグループ23のうち未選択の省電力化非対象RAIDグループ25を選択し、この後、上述の場合と同様の処理を繰り返す(SP21〜SP30)。
これに対して、ストレージ装置3のCPU38は、ストレージ装置3内のすべての省電力化非対象RAIDグループ25を選択した場合(SP30:YES)には、この後、図10及び図11に示す有効期限評価管理テーブル作成処理手順RT3を終了する(SP31)。
図12〜図14は、このストレージシステム1におけるストレージ装置3の省電力処理のうち有効期限評価管理テーブル作成処理の具体的な一例を示している。この一例におけるRAIDグループ23及び論理ボリューム26の構成は、上述した図9の場合と同様である。
まず、有効期限評価管理テーブル44は、初期状態には何も管理されていない(#1)。
この場合に、ストレージ装置3のCPU38は、有効期限管理テーブル作成処理が終了すると(RT2)、例えば、RAIDグループAを選択し(SP21)、その後、RAIDグループCのRAIDグループID欄が有効期限評価管理テーブル44に存在するため(SP22:YES)、RAIDグループC内の論理ボリューム26Nを選択する(SP24)。
次に、ストレージ装置3のCPU38は、論理ボリューム26Nの有効期限「Time-1」が有効期限評価管理テーブル44に存在しないため(SP25:NO)、識別ID欄44AにID「1」を追加し、当該ID「1」のエントリにおける有効期限欄43Bに、有効期限「Time-1」を書き込むことにより、有効期限「Time-1」のエントリを追加する(SP26)。次に、ストレージ装置3のCPU38は、有効期限「Time-1」のエントリにおけるRAIDグループCのRAIDグループID欄を「0」から「1」に増加し、有効期限「Time-1」のエントリにおける評価(時期)欄44Dを「0」から「1」に増加し、及びRAIDグループCのRAIDグループID欄における評価(集中度)欄44Eを「0」から「1」に増加する(SP28)(#2)。
次に、ストレージ装置3のCPU38は、RAIDグループC内のすべての論理ボリューム26を選択していないため(SP29:NO)、ステップSP24に戻り、RAIDグループA内の論理ボリューム26Oを選択する(SP24)。次に、ストレージ装置3のCPU38は、論理ボリューム26Oの有効期限「Time-2」が有効期限評価管理テーブル44に存在しないため(SP25:NO)、識別ID欄44AにID「2」を追加し、当該ID「2」のエントリにおける有効期限欄44Bに、有効期限「Time-2」を書き込むことにより、有効期限「Time-2」のエントリを追加する(SP26)。次に、ストレージ装置3のCPU38は、有効期限「Time-2」のエントリにおけるRAIDグループCのRAIDグループID欄を「0」から「1」に増加し、有効期限「Time-1」のエントリにおける評価(時期)欄44Dを「0」から「1」に増加し、及びRAIDグループCのRAIDグループID欄における評価(集中度)欄44Eを「1」から「2」に増加する(SP28)(#3)。
次に、ストレージ装置3のCPU38は、RAIDグループC内のすべての論理ボリューム26を選択したが(SP29:YES)、ストレージ装置3内のすべての省電力化非対象RAIDグループ25を選択していないため(SP30:NO)、RAIDグループDを選択し(SP21)、その後、RAIDグループDのRAIDグループID欄が有効期限評価管理テーブル44に存在するため(SP22:YES)、RAIDグループD内の論理ボリューム26Pを選択する(SP24)。次に、ストレージ装置3のCPU38は、論理ボリューム26Nの有効期限「Time-1」が有効期限評価管理テーブル44に存在するため(SP25:YES)、有効期限「Time-1」のエントリにおけるRAIDグループDのRAIDグループID欄を「0」から「1」に増加し、有効期限「Time-1」のエントリにおける評価(時期)欄44Dを「1」から「2」に増加し、及びRAIDグループDのRAIDグループID欄における評価(集中度)欄44Eを「0」から「1」に増加する(SP28)(#4)。
次に、ストレージ装置3のCPU38は、RAIDグループD内のすべての論理ボリューム26を選択していないため(SP29:NO)、ステップSP24に戻り、RAIDグループD内の論理ボリューム26Qを選択する(SP24)。次に、ストレージ装置3のCPU38は、論理ボリューム26Qの有効期限「Time-3」が有効期限評価管理テーブル44に存在しないため(SP25:NO)、識別ID欄44AにID「3」を追加し、当該ID「3」のエントリにおける有効期限欄43Bに、有効期限「Time-3」を書き込むことにより、有効期限「Time-3」のエントリを追加する(SP26)。次に、ストレージ装置3のCPU38は、有効期限「Time-3」のエントリにおけるRAIDグループDのRAIDグループID欄を「0」から「1」に増加し、有効期限「Time-1」のエントリにおける評価(時期)欄44Dを「0」から「1」に増加し、及びRAIDグループCのRAIDグループID欄における評価(集中度)欄44Eを「1」から「2」に増加する(SP28)(#5)。
次に、ストレージ装置3のCPU38は、RAIDグループD内のすべての論理ボリューム26を選択していないため(SP29:NO)、ステップSP24に戻り、RAIDグループD内の論理ボリューム26Wを選択する(SP24)。次に、ストレージ装置3のCPU38は、論理ボリューム26Wの有効期限「Time-4」が有効期限評価管理テーブル44に存在しないため(SP25:NO)、識別ID欄44AにID「4」を追加し、当該ID「4」のエントリにおける有効期限欄43Bに、有効期限「Time-4」を書き込むことにより、有効期限「Time-4」のエントリを追加する(SP26)。次に、ストレージ装置3のCPU38は、有効期限「Time-4」のエントリにおけるRAIDグループDのRAIDグループID欄を「0」から「1」に増加し、有効期限「Time-1」のエントリにおける評価(時期)欄44Dを「0」から「1」に増加し、及びRAIDグループCのRAIDグループID欄における評価(集中度)欄44Eを「2」から「3」に増加する(SP28)(#6)。
次に、ストレージ装置3のCPU38は、RAIDグループD内のすべての論理ボリューム26を選択したが(SP29:YES)、ストレージ装置3内のすべての省電力化非対象RAIDグループ25を選択していないため(SP30:NO)、RAIDグループEを選択し(SP21)、その後、RAIDグループEのRAIDグループID欄が有効期限評価管理テーブル44に存在するため(SP22:YES)、RAIDグループE内の論理ボリューム26Sを選択する(SP24)。次に、ストレージ装置3のCPU38は、論理ボリューム26Wの有効期限「Time-1.5」が有効期限評価管理テーブル44に存在しないため(SP25:NO)、識別ID欄44AにID「5」を追加し、当該ID「5」のエントリにおける有効期限欄43Bに、有効期限「Time-1.5」を書き込むことにより、有効期限「Time-1.5」のエントリを追加する(SP26)。次に、ストレージ装置3のCPU38は、有効期限が「Time-1.5」のエントリを、有効期限「Time-2」のエントリの上段に並び替える(SP27)。次に、ストレージ装置3のCPU38は、有効期限「Time-1.5」のエントリにおけるRAIDグループDのRAIDグループID欄を「0」から「1」に増加し、有効期限「Time-1.5」のエントリにおける評価(時期)欄44Dを「0」から「1」に増加し、及びRAIDグループCのRAIDグループID欄における評価(集中度)欄44Eを「0」から「1」に増加する(SP28)(#7)。
次に、ストレージ装置3のCPU38は、RAIDグループE内のすべての論理ボリューム26を選択していないため(SP29:NO)、ステップSP24に戻り、RAIDグループE内の論理ボリューム26Tを選択する(SP24)。次に、ストレージ装置3のCPU38は、論理ボリューム26Tの有効期限「Time-3」が有効期限評価管理テーブル44に存在するため(SP25:YES)、有効期限「Time-3」のエントリにおけるRAIDグループEのRAIDグループID欄を「0」から「1」に増加し、有効期限「Time-1」のエントリにおける評価(時期)欄44Dを「1」から「2」に増加し、及びRAIDグループDのRAIDグループID欄における評価(集中度)欄44Eを「1」から「2」に増加する(SP28)(#8)。
そして、ストレージ装置3のCPU38は、RAIDグループE内のすべての論理ボリューム26を選択し(SP29:YES)、ストレージ装置3内のすべての省電力化非対象RAIDグループ25を選択したため(SP30:YES)、有効期限評価管理テーブル作成処理手順RT3を終了する(SP31)。このようにして、ストレージ装置3のCPU38は、有効期限評価管理テーブル44を作成する。
図15は、このストレージシステム1におけるストレージ装置3の省電力処理のうち移行先RAIDグループ決定処理に関する、ストレージ装置3のCPU38の具体的な処理手順を示したフローチャートの一例である。なお、具体例については、図16〜図18にて後述する。
ストレージ装置3のCPU38は、有効期限評価管理テーブル作成処理が終了すると(RT3)、図15に示す移行先RAIDグループ決定処理手順RT4に従って、有効期限管理テーブル43内の論理ボリューム26の論理ボリュームIDのうち未選択の論理ボリュームIDを選択する(SP41)。
続いて、ストレージ装置3のCPU38は、選択した論理ボリュームIDの有効期限に合致する有効期限のエントリが有効期限評価管理テーブル44内に存在するか否かをチェックする(SP42)。そして、ストレージ装置3のCPU38は、選択した論理ボリュームIDの有効期限に合致する有効期限のエントリが有効期限評価管理テーブル44内に存在する場合(SP42:YES)には、ステップSP45に進む。これに対して、ストレージ装置3のCPU38は、選択した論理ボリュームIDの有効期限に合致する有効期限のエントリが有効期限評価管理テーブル44内に存在しない場合(SP42:NO)には、有効期限評価管理テーブル44の識別ID欄44Aに番号順に識別IDを追加し、当該識別IDのエントリの有効期限欄44Bに、選択した論理ボリュームIDのエントリの有効期限を書き込むことにより、有効期限のエントリを追加する(SP43)。
続いて、ストレージ装置3のCPU38は、有効期限の早い順にエントリを並び替える(SP44)。
やがて、ストレージ装置3のCPU38は、有効期限評価管理テーブル44の有効期限のエントリにおける、選択した論理ボリュームIDの論理ボリューム26の移行先となるRAIDグループ23のRAIDグループID欄を「1」増加し、これに対応する評価(時期)欄44D及び評価(集中度)欄44Eを「1」増加する(SP45)。
具体的に、ストレージ装置3のCPU38は、有効期限評価管理テーブル44の有効期限のエントリにおける各RAIDグループID欄のうち数値が「0」であるRAIDグループID欄がある場合には、当該RAIDグループID欄を「1」増加し、移行先のRAIDグループ23とする。また、ストレージ装置3のCPU38は、有効期限評価管理テーブル44の有効期限のエントリにおける各RAIDグループID欄のうち数値が「0」であるRAIDグループID欄がない場合には、各RAIDグループID欄のうち数値が一番低いRAIDグループID欄を「1」増加し、移行先のRAIDグループ23とする(図16)。さらに、ストレージ装置3のCPU38は、有効期限評価管理テーブル44の有効期限のエントリにおける各RAIDグループID欄の数値がすべて同じ場合には、各RAIDグループID欄における評価(集中度)欄44Eを参照し、数値が一番低い評価(集中度)欄44EのRAIDグループID欄を「1」増加し、移行先のRAIDグループ23とする(図17)。なお、各RAIDグループID欄における評価(集中度)欄44Eの数値もすべて同じ場合には、種々の方法により、同じ数値のRAIDグループID欄における評価(集中度)欄44EうちいずれかのRAIDグループID欄における評価(集中度)欄44Eを「1」増加する。
続いて、ストレージ装置3のCPU38は、増加したRAIDグループID欄のRAIDグループIDを、有効期限管理テーブル43の選択した論理ボリュームIDのエントリに書き込む(SP46)。
続いて、ストレージ装置3のCPU38は、有効期限管理テーブル43内のすべての論理ボリュームIDを選択したか否かをチェックする(SP47)。そして、ストレージ装置3のCPU38は、有効期限管理テーブル43内のすべての論理ボリュームIDを選択していない場合(SP47:NO)には、ステップSP41に戻り、再び、有効期限管理テーブル43内の論理ボリューム26の論理ボリュームIDのうち未選択の論理ボリュームIDを選択し、この後、上述の場合と同様の処理を繰り返す(SP41〜SP47)。これに対して、ストレージ装置3のCPU38は、有効期限管理テーブル43内のすべての論理ボリュームIDを選択した場合(SP47:YES)には、この後、図15に示す移行先RAIDグループ決定処理手順RT4を終了する(SP47)。
図16〜図18は、このストレージシステム1におけるストレージ装置3の省電力処理のうち移行先RAIDボリューム決定処理の具体的な一例を示している。この一例におけるRAIDグループ23及び論理ボリューム26の構成は、上述した図9の場合と同様である。
この場合に、ストレージ装置3のCPU38は、有効期限評価管理テーブル作成処理が終了すると(RT3)、例えば、有効期限管理テーブル43内の論理ボリューム26Hの論理ボリュームIDを選択し(SP41)、論理ボリューム26Hの有効期限「Time-1」が有効期限評価管理テーブル44に存在するか否かチェックする(SP42)(#1)。
次に、ストレージ装置3のCPU38は、有効期限「Time-1」が有効期限評価管理テーブル44に存在し(SP42:YES)、有効期限評価管理テーブル44の有効期限「Time-1」のエントリにおけるRAIDグループ23CのRAIDグループID欄が「1」、RAIDグループ23DのRAIDグループID欄が「1」、RAIDグループ23EのRAIDグループID欄が「0」であるため、RAIDグループ23EのRAIDグループID欄を「0」から「1」増加し、有効期限「Time-1」のエントリにおける評価(時期)欄44Dを「2」から「3」に増加し、RAIDグループEのRAIDグループID欄における評価(集中度)欄44Eを「2」から「3」に増加する(SP45)。次に、ストレージ装置3のCPU38は、RAIDグループ23E欄のRAIDグループIDを、有効期限管理テーブル43の論理ボリューム26Hの論理ボリュームIDのエントリに書き込む(SP46)(#2)。
次に、ストレージ装置3のCPU38は、有効期限管理テーブル43内のすべての論理ボリュームIDを選択していないため(SP47:NO)、ステップSP41に戻り、有効期限管理テーブル43内の論理ボリューム26Lの論理ボリュームIDを選択し(SP41)、論理ボリューム26Lの有効期限「Time-1」が有効期限評価管理テーブル44に存在するか否かチェックする(SP42)(#3)。
次に、ストレージ装置3のCPU38は、有効期限「Time-1」が有効期限評価管理テーブル44に存在し(SP42:YES)、有効期限評価管理テーブル44の有効期限「Time-1」のエントリにおけるRAIDグループ23CのRAIDグループID欄が「1」、RAIDグループ23DのRAIDグループID欄が「1」、RAIDグループ23EのRAIDグループID欄が「1」であるため、各RAIDグループID欄における評価(集中度)欄44Eを参照する(#4)。
次に、ストレージ装置3のCPU38は、RAIDグループCのRAIDグループID欄における評価(集中度)欄44Eが「2」、RAIDグループDのRAIDグループID欄における評価(集中度)欄44Eが「3」、RAIDグループEのRAIDグループID欄における評価(集中度)欄44Eが「3」であるため、RAIDグループ23CのRAIDグループID欄を「1」から「2」増加し、有効期限「Time-1」のエントリにおける評価(時期)欄44Dを「3」から「4」に増加し、RAIDグループEのRAIDグループID欄における評価(集中度)欄44Eを「2」から「3」に増加する(SP45)。次に、ストレージ装置3のCPU38は、RAIDグループC欄のRAIDグループIDを、有効期限管理テーブル43の論理ボリューム26Lの論理ボリュームIDのエントリに書き込む(SP46)(#5)。
次に、ストレージ装置3のCPU38は、上述の場合と同様の処理を実行することにより、RAIDグループC欄のRAIDグループIDを、有効期限管理テーブル43の論理ボリューム26Iの論理ボリュームIDのエントリに書き込み、RAIDグループD欄のRAIDグループIDを、有効期限管理テーブル43の論理ボリューム26Jの論理ボリュームIDのエントリに書き込み、RAIDグループC欄のRAIDグループIDを、有効期限管理テーブル43の論理ボリューム26Kの論理ボリュームIDのエントリに書き込む(SP46)。
次に、ストレージ装置3のCPU38は、有効期限管理テーブル43内のすべての論理ボリュームIDを選択していないため(SP47:NO)、ステップSP41に戻り、有効期限管理テーブル43内の論理ボリューム26Mの論理ボリュームIDを選択し(SP41)、論理ボリューム26Mの有効期限「Time-5」が有効期限評価管理テーブル44に存在するか否かチェックする(SP42)(#6)。
次に、ストレージ装置3のCPU38は、有効期限「Time-5」が有効期限評価管理テーブル44に存在しないため(SP42:NO)、識別ID欄44AにID「6」を追加し、当該ID「6」のエントリにおける有効期限欄44Bに、有効期限「Time-5」を書き込むことにより、有効期限「Time-5」のエントリを追加する(SP43)。次に、ストレージ装置3のCPU38は、有効期限評価管理テーブル44の有効期限「Time-5」のエントリにおけるRAIDグループ23CのRAIDグループID欄が「0」、RAIDグループ23DのRAIDグループID欄が「0」、RAIDグループ23EのRAIDグループID欄が「0」であるため、各RAIDグループID欄における評価(集中度)欄44Eを参照する(#7)。
次に、ストレージ装置3のCPU38は、RAIDグループCのRAIDグループID欄における評価(集中度)欄44Eが「5」、RAIDグループDのRAIDグループID欄における評価(集中度)欄44Eが「4」、RAIDグループEのRAIDグループID欄における評価(集中度)欄44Eが「3」であるため、RAIDグループ23EのRAIDグループID欄を「0」から「1」増加し、有効期限「Time-5」のエントリにおける評価(時期)欄44Dを「0」から「1」に増加し、RAIDグループEのRAIDグループID欄における評価(集中度)欄44Eを「3」から「4」に増加する(SP45)。次に、ストレージ装置3のCPU38は、RAIDグループE欄のRAIDグループIDを、有効期限管理テーブル43の論理ボリューム26Mの論理ボリュームIDのエントリに書き込む(SP46)(#8)。
そして、ストレージ装置3のCPU38は、有効期限管理テーブル43内のすべての論理ボリュームIDを選択したため(SP47:YES)、移行先RAIDグループ決定処理手順RT4を終了する(SP48)。このようにして、ストレージ装置3のCPU38は、移行先のRAIDグループ23を決定する。
図19は、このストレージシステム1におけるストレージ装置3の省電力処理のうち論理ボリューム事前移行処理に関する、ストレージ装置3のCPU38の具体的な処理手順を示したフローチャートの一例である。
ストレージ装置3のCPU38は、移行元のRAIDグループ23のハードディスクドライブ22の電源を停止すると(SP6)、図19に示す論理ボリューム事前移行処理手順RT5に従って、ストレージ装置3内の起動中のRAIDグループ23のうち未選択のRAIDグループ23を選択する(SP51)。
続いて、ストレージ装置3のCPU38は、選択したRAIDグループ23内の論理ボリューム26のうち未選択の論理ボリューム26を選択する(SP52)。
続いて、ストレージ装置3のCPU38は、選択した論理ボリューム26に有効期限が設定されているか否かをチェックする(SP53)。そして、ストレージ装置3のCPU38は、選択した論理ボリューム26に有効期限が設定されていない場合(SP53:NO)には、ステップSP56に進む。これに対して、ストレージ装置3のCPU38は、選択した論理ボリューム26に有効期限が設定されている場合(SP53:YES)には、選択したRAIDグループ23及び論理ボリューム26ごとに設定された、選択した論理ボリューム26の有効期限が経過した後に当該選択した論理ボリューム26が移行されるRAIDグループ23である有効期限経過後移行先RAIDグループ27(後述)のアクセス負荷が所定の閾値以下であるか否かをチェックする(SP54)。
そして、ストレージ装置3のCPU38は、選択したRAIDグループ23及び有効期限経過後移行先RAIDグループ27のアクセス負荷が所定の閾値以下でない場合(SP54:NO)には、ステップSP56に進む。これに対して、ストレージ装置3のCPU38は、選択したRAIDグループ23及び有効期限経過後移行先RAIDグループ27のアクセス負荷が所定の閾値以下である場合(SP54:YES)には、選択した論理ボリューム26を当該論理ボリューム26の有効期限が経過する前に事前に、その論理ボリューム26の有効期限経過後移行先RAIDグループ27に複製する(SP55)。
続いて、ストレージ装置3のCPU38は、選択したRAIDグループ23内のすべての論理ボリューム26を選択したか否かをチェックする(SP56)。そして、ストレージ装置3のCPU38は、選択したRAIDグループ23内のすべての論理ボリューム26を選択していない場合(SP56:NO)には、ステップSP52に戻り、再び、選択したRAIDグループ23内の論理ボリューム26のうち未選択の論理ボリューム26を選択し、この後、上述の場合と同様の処理を繰り返す(SP52〜SP56)。
これに対して、ストレージ装置3のCPU38は、選択したRAIDグループ23内のすべての論理ボリューム26を選択した場合(SP56:YES)には、ストレージ装置3内の起動中のすべてのRAIDグループ23を選択したか否かをチェックする(SP57)。そして、ストレージ装置3のCPU38は、ストレージ装置3内の起動中のすべてのRAIDグループ23を選択していない場合(SP57:NO)には、ステップSP51に戻り、再び、ストレージ装置3内の起動中のRAIDグループ23のうち未選択のRAIDグループ23を選択し、この後、上述の場合と同様の処理を繰り返す(SP51〜SP57)。
このように、ストレージ装置3のCPU38は、有効期限の設定されている論理ボリューム26が更新されることがないことから、選択した論理ボリューム26を、論理ボリューム26の有効期限が経過する前に事前に、その論理ボリューム26の有効期限経過後移行先RAIDグループ27に複製しておくことができる。また、ストレージ装置3のCPU38は、有効期限経過後移行先RAIDグループ27の使用状況によっては、選択した論理ボリューム26を移行後、有効期限経過後移行先RAIDグループ27の電源を停止して省電力化するようにしても良い。
これに対して、ストレージ装置3のCPU38は、ストレージ装置3内の起動中のすべてのRAIDグループ23を選択した場合(SP57:YES)には、この後、図19に示す論理ボリューム事前移行処理手順RT5を終了する(SP58)。
図20は、このストレージシステム1におけるストレージ装置3の論理ボリューム移行処理に関する、ストレージ装置3のCPU38の具体的な処理手順を示したフローチャートの一例である。
ストレージ装置3のCPU38は、例えば、ストレージ装置3のいずれかの論理ボリューム26に有効期限が設定された場合、又はいずれかの論理ボリューム26に有効期限が設定されている場合に、論理ボリューム移行プログラム42を実行することにより、図20に示す論理ボリューム移行処理手順RT5に従って、ストレージ装置3内におけるRAIDグループ23のいずれかの論理ボリューム26の有効期限が経過するのを待機モードで待ち受ける(SP61)。
ストレージ装置3のCPU38は、いずれかの論理ボリューム26の有効期限が経過すると(SP61:YES)、有効期限が経過した論理ボリューム26が、その論路ボリューム26の有効期限経過後移行先RAIDグループ27に複製されているか否かをチェックする(SP62)。そして、ストレージ装置3のCPU38は、有効期限が経過した論理ボリューム26が有効期限経過後移行先RAIDグループ27に複製されている場合(SP62:YES)には、ステップSP64に進む。これに対して、ストレージ装置3のCPU38は、有効期限が経過した論理ボリューム26が有効期限経過後移行先RAIDグループ27に複製されていない場合(SP62:NO)には、有効期限が経過した論理ボリューム26を、その論理ボリューム26の有効期限経過後移行先RAIDグループ27に移行する(SP63)。
やがて、ストレージ装置3のCPU38は、有効期限経過後移行先RAIDグループ27内の当該移行した論理ボリューム26又は複製されている論理ボリュームにアクセスを切り替え(SP64)、この後、ステップSP61に戻り、再び、ストレージ装置3内におけるRAIDグループ23のいずれかの論理ボリューム26の有効期限が経過するのを待機モードで待ち受け、この後、上述の場合と同様の処理を繰り返す(SP61〜SP64)。
このようにして、ストレージ装置3のCPU38は、例えば、業務時間外等のアクセス負荷の小さい時間帯に、論理ボリューム26の有効期限が経過する前に事前に有効期限経過後移行先RAIDグループ27に複製することにより、有効期限が経過したときには論理ボリューム26のアクセスを切り替えるだけで論理ボリューム26が移行されたこととなるため、同時期に有効期限が経過して論理ボリューム26の移行が実施されるのを一段と有効に防止することができ、この結果、RAIDグループ23内のハードディスクドライブ22が過負荷状態となり、ホスト装置2からRAIDグループ23の論理ボリューム26へのデータアクセス性能等の性能の低下を防止することができる。
(1−4)動作及び効果
このようにして、ストレージシステム1では、ストレージ装置3が、管理装置5から省電力化対象RAIDグループ24が指定され、省電力処理実行指示を受信すると、省電力化対象RAIDグループ24のハードディスクドライブ22の電源を停止するために、省電力化対象RAIDグループ24に格納されている論理ボリューム26を、省電力化非対象RAIDグループ25に移行する(図21)。ストレージシステム1では、ストレージ装置3が、論理ボリューム26の有効期限を参照し、有効期限経過後RAIDグループ27への移行時期を考慮して論理ボリューム26を分散して移行し、この後、省電力化対象RAIDグループ24の電源を停止する(図22)。
このようにして、ストレージシステム1では、ストレージ装置3が、管理装置5から省電力化対象RAIDグループ24が指定され、省電力処理実行指示を受信すると、省電力化対象RAIDグループ24のハードディスクドライブ22の電源を停止するために、省電力化対象RAIDグループ24に格納されている論理ボリューム26を、省電力化非対象RAIDグループ25に移行する(図21)。ストレージシステム1では、ストレージ装置3が、論理ボリューム26の有効期限を参照し、有効期限経過後RAIDグループ27への移行時期を考慮して論理ボリューム26を分散して移行し、この後、省電力化対象RAIDグループ24の電源を停止する(図22)。
従って、同一の省電力化非対象RAIDグループ25に集中して格納された多数の論理ボリューム26が同時期に有効期限が経過して有効期限経過後RAIDグループ27に移行され、省電力化非対象RAIDグループ25のハードディスクドライブ22が過負荷状態となるのを未然かつ有効に防止することができ、この結果、論理ボリューム26の移行中におけるデータアクセス等の性能の低下を防止することができる。
なお、この場合、ストレージシステム1では、ストレージ装置3が、電力化非対象RAIDグループ25ごとの、同一の有効期限に期限が設定されている論理ボリューム26の個数に基づいて、当該論理ボリューム26を電力化非対象RAIDグループ25に移行する。また、ストレージシステム1では、ストレージ装置3が、電力化非対象RAIDグループ25ごとの、同一の有効期限に期限が設定されている論理ボリューム26の個数が同一の場合に、前記電力化非対象RAIDグループ25ごとのすべての論理ボリューム26の個数に基づいて、当該論理ボリューム26を電力化非対象RAIDグループ25に移行する。
また、ストレージシステム1では、ストレージ装置3が、省電力化非対象RAIDグループ25及び有効期限経過後移行先RAIDグループ27のアクセス負荷の小さい時間帯に、論理ボリューム26の有効期限が経過する前に事前に、当該論理ボリューム26を省電力化非対象RAIDグループ25から有効期限経過後移行先RAIDグループ27に複製する(図23)。
従って、有効期限が経過したときには論理ボリューム26のアクセスを切り替えるだけで論理ボリューム26が移行されたこととなるため、同時期に有効期限が経過して論理ボリューム26の移行が実施されるのを一段と有効に防止することができる。
そして、ストレージシステム1では、有効期限が経過したときには、実際に論理ボリューム26の移行をせずに、ストレージ装置3が論理ボリューム26のアクセスを切り替えるだけで、論理ボリューム26が移行される(図24)。この場合、ストレージシステム1では、論理ボリューム26のアクセスを切り替え後、省電力化非対象RAIDグループ25から当該論理ボリューム26を削除するようにしても良い。
なお、ストレージシステム1では、図23において論理ボリューム26を複製した後に、省電力化非対象RAIDグループ25の当該論理ボリューム26のアクセス負荷が増大し、論理ボリューム26のデータアクセス等の性能低下のおそれがある場合には、有効期限経過後移行先RAIDグループ27にアクセスを切り替えることにより、アクセス分散することができ、この結果、論理ボリューム26の移行中におけるデータアクセス等の性能の低下を防止することができる(図25)。
また、ストレージシステム1では、図23において論理ボリューム26を複製した後に、省電力化非対象RAIDグループ25の当該論理ボリューム26のアクセス負荷が増大し、論理ボリューム26のデータアクセス等の性能低下のおそれがある場合にも、有効期限経過後移行先RAIDグループ27が省電力化されており電源が停止しているときには、有効期限経過後移行先RAIDグループ27にアクセスを切り替えないようにすることができる(図26)。
(2)第2の実施の形態
第2の実施の形態によるストレージシステム1では、新たに論理ボリューム26に有効期限が設定されたり、すでに設定されている論理ボリューム26の有効期限が変更された場合に、省電力処理を実施するようになされている。
第2の実施の形態によるストレージシステム1では、新たに論理ボリューム26に有効期限が設定されたり、すでに設定されている論理ボリューム26の有効期限が変更された場合に、省電力処理を実施するようになされている。
第2の実施の形態によるストレージシステム1では、省電力プログラム41を実行することによる省電力処理手順RT7が、第1の実施の形態による省電力処理手順RT1と異なることを除いて、第1の実施の形態によるストレージシステム1と同様に構成されている。
図27は、この第2の実施の形態によるストレージシステム1におけるストレージ装置3の省電力処理に関する、ストレージ装置3のCPU38の具体的な処理手順を示したフローチャートの一例である。
ストレージ装置3のCPU38は、例えば、管理装置5から新たな論理ボリューム26の有効期限設定指示や、すでに設定されている論理ボリューム26の有効期限変更指示を受信すると、省電力プログラム41を実行することにより、図27に示す省電力処理手順RT7に従って、有効期限管理テーブル43を作成する有効期限管理テーブル作成処理、有効期限評価管理テーブル44を作成する有効期限評価管理テーブル作成処理及び省電力化対象RAIDグループ24の論理ボリューム26を移行する移行先のRAIDグループ23を決定する移行先RAIDグループ決定処理を実行する(RT8〜RT10)。
有効期限管理テーブル作成処理手順RT8は、未選択の省電力化対象RAIDグループ24が選択対象でなく、起動中のすべてのRAIDグループ23が選択対象となることを除いて、第1の実施の形態による有効期限管理テーブル作成処理手順RT2と同様である。有効期限評価管理テーブル作成処理手順RT9は、未選択の省電力化非対象RAIDグループ25が選択対象でなく、起動中のすべてのRAIDグループ23が選択対象となることを除いて、第1の実施の形態による有効期限評価管理テーブル作成処理手順RT3と同様である。移行先RAIDグループ決定処理手順RT10は、第1の実施の形態による移行先RAIDグループ決定処理手順RT4と同様である。
続いて、ストレージ装置3のCPU38は、第1の実施の形態によるステップSPS1〜SP5と同様の処理を実施する(SP71〜SP75)。続いて、ストレージ装置3のCPU38は、論理ボリューム事前移行処理を実行する(RT11)。論理ボリューム事前移行処理順RT11は、第1の実施の形態による論理ボリューム事前移行処理順RT11手順RT5と同様である。
やがて、ストレージ装置3のCPU38は、この後、図27に示す省電力処理手順RT7を終了する(SP76)。
このようにして、第2の実施の形態によるストレージシステム1では、管理装置5から新たな論理ボリューム26の有効期限設定指示や、すでに設定されている論理ボリューム26の有効期限変更指示を受信すると、起動中のすべてのRAIDグループ23を選択対象として論理ボリューム26の有効期限を参照し、有効期限経過後RAIDグループ27への移行時期を考慮して論理ボリューム26を分散して移行する。
従って、有効期限が設定されていない通常の省電力処理後に新たに有効期限が設定された場合や、第1の実施の形態による省電力処理後に有効期限が変更された場合にも、同一のRAIDグループ23に集中して格納された多数の論理ボリューム26が同時期に有効期限が経過して有効期限経過後RAIDグループ27に移行され、RAIDグループ23のハードディスクドライブ22が過負荷状態となるのを未然かつ有効に防止することができ、この結果、論理ボリューム26の移行中におけるデータアクセス等の性能の低下を防止することができる。
なお、本実施の形態においては、RAIDグループ23に格納されている論理ボリューム26の移行について述べたが、本発明はこれに限らず、ハードディスクに格納さえているデータや、論理ボリュームに格納されているLDEV等の種々の場合に適用することができる。
本発明は、ハードディスクドライブの省電力処理を実施するストレージ装置に広く適用することができる。
1……ストレージシステム、2……ホスト装置、3……ストレージ装置、4……ネットワーク、5……管理装置、21……記憶装置、22……ハードディスクドライブ、23……RAIDグループ、24……省電力化対象RAIDグループ、25……省電力化非対象RAIDグループ、26……論理ボリューム、27……有効期限経過後移行先RAIDグループ、37……メモリ、38……CPU、41……省電力プログラム、42……論理ボリューム移行プログラム、43……有効期限管理テーブル、44……有効期限評価管理テーブル
Claims (14)
- 1又は複数のハードディスクドライブが提供する記憶領域に定義され、ホスト装置から送信されるデータを格納するための論理ボリュームを有するストレージ装置であって、
外部からの指示に基づいて、電源停止対象となった第1の記憶領域の前記論理ボリュームを、電源停止対象となっていない第2の記憶領域に移行する第1の論理ボリューム移行部と、
前記第1の論理ボリューム移行部により前記論理ボリュームが移行された後、前記第1の記憶領域の前記ハードディスクドライブの電源を停止する電源停止部と、
前記論理ボリュームを移行するための有効期限が設定されている有効期限付き論理ボリュームの有効期限が経過した場合に、当該有効期限付き論理ボリュームを、前記第2の記憶領域から有効期限経過後の移行先の第3の記憶領域に移行する第2の論理ボリューム移行部と
を備え、
前記第1の論理ボリューム移行部は、
前記有効期限付き論理ボリュームの有効期限を参照し、前記第3の記憶領域への移行時期を考慮して、前記有効期限付き論理ボリュームを分散して前記第2の記憶領域に移行する
ことを特徴とするストレージ装置。 - 前記第1の論理ボリューム移行部は、
有効期限が同一の前記有効期限付き論理ボリュームを偏りなく分散するように、前記第2の記憶領域に移行する
ことを特徴とする請求項1に記載のストレージ装置。 - 前記第1の論理ボリューム移行部は、
前記第2の記憶領域ごとの、同一の有効期限に期限が設定されている前記有効期限付き論理ボリュームの個数に基づいて、当該有効期限付き論理ボリュームを前記第2の記憶領域に移行する
ことを特徴とする請求項2に記載のストレージ装置。 - 前記第1の論理ボリューム移行部は、
前記第2の記憶領域ごとの、同一の有効期限に期限が設定されている前記有効期限付き論理ボリュームの個数が同一の場合に、前記第2の記憶領域ごとのすべての前記論理ボリュームの個数に基づいて、当該有効期限付き論理ボリュームを前記第2の記憶領域に移行する
ことを特徴とする請求項3に記載のストレージ装置。 - 前記第2の論理ボリューム移行部は、
前記第2の記憶領域及び前記第3の記憶領域のアクセス負荷の小さい時間帯に、前記有効期限付き論理ボリュームの有効期限が経過する前に事前に、当該前記有効期限付き論理ボリュームを前記第2の記憶領域から前記第3の記憶領域に複製する
ことを特徴とする請求項1に記載のストレージ装置。 - 前記第2の論理ボリューム移行部は、
前記有効期限付き論理ボリュームが前記第3の記憶領域に複製されている場合には、当該有効期限付き論理ボリュームの有効期限経過後に、前記第3の記憶領域に複製されている有効期限付き論理ボリュームにアクセスを切り替える
ことを特徴とする請求項3に記載のストレージ装置。 - 前記第1の論理ボリューム移行部は、
前記電源停止部により前記第1の記憶領域の電源が停止された後、新たに前記論理ボリュームに有効期限が設定された場合、又は前記有効期限付き論理ボリュームの有効期限が変更された場合に、前記論理ボリュームを前記第2の記憶領域に移行する
ことを特徴とする請求項1に記載のストレージ装置。 - 1又は複数のハードディスクドライブが提供する記憶領域に定義され、ホスト装置から送信されるデータを格納するための論理ボリュームを有するストレージ装置の論理ボリューム移行方法であって、
外部からの指示に基づいて、電源停止対象となった第1の記憶領域の前記論理ボリュームを、電源停止対象となっていない第2の記憶領域に移行する第1のステップと、
前記第1のステップにおいて前記論理ボリュームを移行した後、前記第1の記憶領域の前記ハードディスクドライブの電源を停止する第2のステップと、
前記論理ボリュームを移行するための有効期限が設定されている有効期限付き論理ボリュームの有効期限が経過した場合に、当該有効期限付き論理ボリュームを、前記第2の記憶領域から有効期限経過後の移行先の第3の記憶領域に移行する第3のステップと
を備え、
前記第1のステップでは、
前記有効期限付き論理ボリュームの有効期限を参照し、前記第3の記憶領域への移行時期を考慮して、前記有効期限付き論理ボリュームを分散して前記第2の記憶領域に移行する
ことを特徴とする論理ボリューム移行方法。 - 前記第1のステップでは、
有効期限が同一の前記有効期限付き論理ボリュームを偏りなく分散するように、前記第2の記憶領域に移行する
ことを特徴とする請求項8に記載の論理ボリューム移行方法。 - 前記第1のステップでは、
前記第2の記憶領域ごとの、同一の有効期限に期限が設定されている前記有効期限付き論理ボリュームの個数に基づいて、当該有効期限付き論理ボリュームを前記第2の記憶領域に移行する
ことを特徴とする請求項9に記載の論理ボリューム移行方法。 - 前記第1のステップでは、
前記第2の記憶領域ごとの、同一の有効期限に期限が設定されている前記有効期限付き論理ボリュームの個数が同一の場合に、前記第2の記憶領域ごとのすべての前記論理ボリュームの個数に基づいて、当該有効期限付き論理ボリュームを前記第2の記憶領域に移行する
ことを特徴とする請求項10に記載の論理ボリューム移行方法。 - 前記第3のステップでは、
前記第2の記憶領域及び前記第3の記憶領域のアクセス負荷の小さい時間帯に、前記有効期限付き論理ボリュームの有効期限が経過する前に事前に、当該前記有効期限付き論理ボリュームを前記第2の記憶領域から前記第3の記憶領域に複製する
ことを特徴とする請求項8に記載の論理ボリューム移行方法。 - 前記第3のステップでは、
前記有効期限付き論理ボリュームが前記第3の記憶領域に複製されている場合には、当該有効期限付き論理ボリュームの有効期限経過後に、前記第3の記憶領域に複製されてい
る有効期限付き論理ボリュームにアクセスを切り替える
ことを特徴とする請求項12に記載の論理ボリューム移行方法。 - 前記第1のステップでは、
前記第2のステップにおいて前記第1の記憶領域の電源を停止した後、新たに前記論理ボリュームに有効期限が設定された場合、又は前記有効期限付き論理ボリュームの有効期限が変更された場合に、前記論理ボリュームを前記第2の記憶領域に移行する
ことを特徴とする請求項1に記載の論理ボリューム移行方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007292342A JP2009116826A (ja) | 2007-11-09 | 2007-11-09 | ストレージ装置及び論理ボリューム移行方法 |
US12/010,978 US8255646B2 (en) | 2007-11-09 | 2008-01-31 | Storage apparatus and logical volume migration method |
EP08250838A EP2058731A3 (en) | 2007-11-09 | 2008-03-12 | Storage apparatus and logical volume migration method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007292342A JP2009116826A (ja) | 2007-11-09 | 2007-11-09 | ストレージ装置及び論理ボリューム移行方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009116826A true JP2009116826A (ja) | 2009-05-28 |
Family
ID=40343602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007292342A Pending JP2009116826A (ja) | 2007-11-09 | 2007-11-09 | ストレージ装置及び論理ボリューム移行方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8255646B2 (ja) |
EP (1) | EP2058731A3 (ja) |
JP (1) | JP2009116826A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013524333A (ja) * | 2010-08-26 | 2013-06-17 | 株式会社日立製作所 | 仮想ボリュームを提供するストレージシステム及びそのストレージシステムの省電力制御方法 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4551947B2 (ja) * | 2008-05-23 | 2010-09-29 | 株式会社日立製作所 | ストレージシステムを構成する電子機器を管理する装置 |
US8677167B2 (en) * | 2010-10-18 | 2014-03-18 | Hitachi, Ltd. | Storage apparatus and power control method |
US8732421B2 (en) * | 2011-08-26 | 2014-05-20 | Hitachi, Ltd. | Storage system and method for reallocating data |
US11048420B2 (en) | 2019-04-30 | 2021-06-29 | EMC IP Holding Company LLC | Limiting the time that I/O to a logical volume is frozen |
Family Cites Families (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6199146B1 (en) * | 1998-03-12 | 2001-03-06 | International Business Machines Corporation | Storage management system and method for increasing capacity utilization of nonvolatile storage devices using partially filled substitute storage devices for continuing write operations |
JP2000100053A (ja) | 1998-09-17 | 2000-04-07 | Nec Corp | 磁気ディスク装置の省電力管理装置 |
US6892275B2 (en) * | 2002-02-05 | 2005-05-10 | Quantum Corporation | Storage system utilizing an active subset of drives during data storage and retrieval operations |
JP4183443B2 (ja) * | 2002-05-27 | 2008-11-19 | 株式会社日立製作所 | データ再配置方法及び装置 |
US7152183B2 (en) * | 2003-11-20 | 2006-12-19 | Hitachi, Ltd. | Method and apparatus for volume replication management at planned and unplanned link down |
US7222135B2 (en) * | 2003-12-29 | 2007-05-22 | Intel Corporation | Method, system, and program for managing data migration |
EP1723564A2 (en) * | 2004-02-11 | 2006-11-22 | Storage Technology Corporation | Clustered hierarchical file services |
US7039662B2 (en) * | 2004-02-24 | 2006-05-02 | Hitachi, Ltd. | Method and apparatus of media management on disk-subsystem |
US7216244B2 (en) * | 2004-02-25 | 2007-05-08 | Hitachi, Ltd. | Data storage system with redundant storage media and method therefor |
JP2006072789A (ja) * | 2004-09-03 | 2006-03-16 | Hitachi Ltd | ストレージシステム及びストレージシステムのデータ管理装置 |
WO2006037091A2 (en) * | 2004-09-28 | 2006-04-06 | Storagedna, Inc. | Managing disk storage media |
JP2006350599A (ja) * | 2005-06-15 | 2006-12-28 | Hitachi Ltd | ストレージシステム及びストレージシステムのデータマイグレーション方法 |
US8661216B2 (en) * | 2005-12-19 | 2014-02-25 | Commvault Systems, Inc. | Systems and methods for migrating components in a hierarchical storage network |
JP2007293442A (ja) * | 2006-04-21 | 2007-11-08 | Hitachi Ltd | ストレージシステム及びその制御方法 |
JP4754396B2 (ja) | 2006-04-21 | 2011-08-24 | リンナイ株式会社 | 燃焼装置 |
US9189265B2 (en) * | 2006-12-21 | 2015-11-17 | Vmware, Inc. | Storage architecture for virtual machines |
US20090177836A1 (en) * | 2008-01-09 | 2009-07-09 | Yasuyuki Mimatsu | Methods and apparatuses for managing data in a computer storage system |
JP2010097533A (ja) * | 2008-10-20 | 2010-04-30 | Hitachi Ltd | パーティションで区切られた計算機システムにおけるアプリケーション移動及び消費電力の最適化 |
-
2007
- 2007-11-09 JP JP2007292342A patent/JP2009116826A/ja active Pending
-
2008
- 2008-01-31 US US12/010,978 patent/US8255646B2/en active Active
- 2008-03-12 EP EP08250838A patent/EP2058731A3/en not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013524333A (ja) * | 2010-08-26 | 2013-06-17 | 株式会社日立製作所 | 仮想ボリュームを提供するストレージシステム及びそのストレージシステムの省電力制御方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP2058731A2 (en) | 2009-05-13 |
US8255646B2 (en) | 2012-08-28 |
EP2058731A3 (en) | 2012-04-18 |
US20090125675A1 (en) | 2009-05-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5250482B2 (ja) | 省電力制御装置及び方法 | |
JP5070315B2 (ja) | ストレージ装置及びストレージ装置におけるデータ階層管理方法 | |
JP4912456B2 (ja) | ストレージ装置及びその制御方法 | |
JP4933284B2 (ja) | ストレージ装置及び負荷分散方法 | |
JP5026213B2 (ja) | ストレージ装置及びデータ重複排除方法 | |
JP4938328B2 (ja) | 記憶システム及びその電源制御方法並びにストレージ装置 | |
JP5238235B2 (ja) | 管理装置及び管理方法 | |
US8205112B2 (en) | Data migration management apparatus and information processing system | |
US8380929B2 (en) | Hierarchical storage management for database systems | |
JP5603941B2 (ja) | 計算機システム及びデータ移行方法 | |
WO2011108027A1 (ja) | 計算機システム及びその制御方法 | |
US20070113007A1 (en) | Storage system and storage control method | |
US8078815B2 (en) | Power-saving-backup management method | |
JP2008070935A (ja) | ストレージシステムの論理ボリューム管理方法、論理ボリューム管理プログラム、及びストレージシステム | |
JP2008015768A (ja) | 記憶システム並びにこれを用いたデータの管理方法 | |
CN102541470B (zh) | 数据对象的处理方法及装置 | |
JP2009116826A (ja) | ストレージ装置及び論理ボリューム移行方法 | |
US8332575B2 (en) | Data management systems, methods and computer program products using a phase-change random access memory for selective data maintenance | |
JP2010015446A (ja) | ストレージ装置及び電源の制御方法 | |
US20120203995A1 (en) | On demand storage group management with recapture | |
JP2009238159A (ja) | ストレージシステム | |
WO2013076782A1 (en) | Storage apparatus and its control method | |
US8171324B2 (en) | Information processing device, data writing method, and program for the same | |
JP5594647B2 (ja) | ストレージ装置及びその制御方法 | |
CN104636078A (zh) | 用于对多种类型的存储等级组的非易失性存储(nvs)的有效阈值化的方法和系统 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20090223 |