JP2006350047A - 導波路素子の光結合モジュールおよびその光軸調整方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】高精度な光軸調整および確実な接続強度が可能で、光結合モジュールの小型化を実現する導波路素子の光結合モジュールおよびその光軸調整方法を提供することを目的とする。
【解決手段】片面に導波路11を有し筐体18の所定箇所に載置される導波路素子10、ピン挿入を可能とするコリメータレンズホルダ1およびフォーカスレンズホルダ2および出射レンズホルダ12を内部に収納し光軸調整した後固着する筐体18と、チャック27により把持可能で筐体18の一端面へボルト31の締付けにより光軸調整され組立保持される半導体レーザホルダ14により構成する。
【選択図】図1
【解決手段】片面に導波路11を有し筐体18の所定箇所に載置される導波路素子10、ピン挿入を可能とするコリメータレンズホルダ1およびフォーカスレンズホルダ2および出射レンズホルダ12を内部に収納し光軸調整した後固着する筐体18と、チャック27により把持可能で筐体18の一端面へボルト31の締付けにより光軸調整され組立保持される半導体レーザホルダ14により構成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、導波路型SHGレーザの基本波の光結合などに関するものであり、特に半導体レーザと導波路素子の高効率光結合を実現する導波路素子の光結合モジュールおよびその光軸調整方法に関するものである。
従来における、この種の導波路素子の光結合モジュールならびに光軸調整方法としては、導波路素子の光結合モジュールおよびその光軸調整方法を説明する要部概要断面図である図8に示すような構造を有していた。
図8において103はコリメータレンズ、そして104はフォーカスレンズであり、光学用樹脂材や光学用ガラス材などでなり、非球面の形状にて加工形成されている。100はLiNbO3材などの光学結晶からなる導波路素子であり、この導波路素子100における片面中央部の長手方向に、例えば3×5μmの導波路101が形成されている。
106は長方形面状の発光部105が内蔵されたCANパッケージ構造の半導体レーザ、108はアルミニウム材や亜鉛材あるいはそれらの合金材などでなる筐体であり、導波路101が下方となるように、導波路素子100が載置部109を介して筐体108の内部に固着されており、導波路素子100の載置部109における固定部前面には、コリメータレンズ103およびフォーカスレンズ104が、筐体108の内部に収納配設されており、また筐体108の片端面には半導体レーザ106が圧入されている。
筐体108は、発光部105、コリメータレンズ103、フォーカスレンズ104および導波路101の各中心あるいは中心線と合致する構造体であり、コリメータレンズ103およびフォーカスレンズ104をZ軸の移動のみにて光軸調整を行い、導波路素子100の光結合がなされていた。
なお、この出願発明に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開平5−273624号公報
しかしながら、前記従来の光結合モジュール構造および光軸調整では、3×5μmの導波路101において、導波路素子100に対する導波路101の位置バラツキ、厚みバラツキおよび半導体レーザ106に内蔵された発光部105のX,YおよびZにおける3軸位置バラツキが大きく、導波路素子100への所定かつ充分なレーザ光の集光が得られないという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決しようとするものであり、高精度な光軸調整および確実な接続強度が可能で、光結合モジュールの小型化を実現する導波路素子の光結合モジュールおよびその光軸調整方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は以下の構成を有する。
本発明の請求項1に記載の発明は、特に、筐体の内部中央に設けられるとともに導波路素子を位置決めして固定する素子固定部と、位置決め保持用のピンが挿入可能で前記素子固定部の前方に設けられたV溝と板バネにより挟持し固定される円筒状のコリメータレンズホルダおよびフォーカスレンズホルダと、前記素子固定部の後方に固定される出射レンズホルダと、光軸調整用のチャックによる把持が可能で前記筐体の一端面に装着し固定される半導体レーザホルダとからなるという構成を有しており、これにより、各レンズホルダの浮上りを防止した状態で焦点距離の光軸調整や、半導体レーザホルダ煽りを防止した状態で導波路面に対する高精度な光軸調整が可能となり、導波路素子への高効率光結合が得られ、かつ光結合モジュールの小型化が図れるという作用効果を有する。
本発明の請求項2に記載の発明は、特に、筐体内におけるV溝は、各レンズホルダの外周円中心および導波路素子の導波路面の中心と合致させるという構成を有しており、これにより、コリメータレンズホルダおよびフォーカスレンズホルダの焦点距離調整が1軸での光軸調整となり、光軸調整の作業性が向上するという作用効果を有する。
本発明の請求項3に記載の発明は、特に、筐体内の素子固定部は、導波路素子の外形端面が当接する溝を有する形状としてなるという構成を有しており、これにより、導波路素子挿入時の位置ズレおよび回転ズレを防止し、導波路面の組立固定精度が向上するという作用効果を有する。
本発明の請求項4に記載の発明は、特に、筐体内における板バネの装着固定部分には、板バネの一端外形部と当接する溝を有する形状としてなるという構成を有しており、これにより、コリメータレンズホルダおよびフォーカスレンズホルダの焦点距離調整のための移動に伴う板バネの回転位置ズレによる板バネの押え力の不均一を防止し、各レンズホルダの浮上りを防止できるという作用効果を有する。
本発明の請求項5に記載の発明は、特に、半導体レーザホルダ、コリメータレンズホルダ、フォーカスレンズホルダ、板バネおよび筐体は、アルミニウム材あるいはアルミニウム合金材としてなるという構成を有しており、これにより、ダイカストおよびプレス加工などによる量産加工性が向上し、低コスト化が図れるという作用効果を有する。
本発明の請求項6に記載の発明は、特に、コリメータレンズホルダおよびフォーカスレンズホルダの外周円と前記における各レンズの固着孔とは同一軸であるという構成を有しており、これにより、独立したコリメータレンズホルダおよびフォーカスレンズホルダを筐体内のV溝へ組立固定する際、同一の光軸に設定できるという作用効果を有する。
本発明の請求項7に記載の発明は、特に、コリメータレンズホルダおよびフォーカスレンズホルダにおけるピンの挿入穴は、前記各レンズホルダの長手方向中央で円筒外周方向に長穴加工された形状としてなるという構成を有しており、これにより、コリメータレンズホルダおよびフォーカスレンズホルダの焦点距離調整時の移動において、筐体内のV溝方向へ各レンズホルダが外周方向へ回転しても支障なく移動でき、光軸調整の作業性が向上するという作用を有する。
本発明の請求項8に記載の発明は、特に、板バネは、コリメータレンズホルダおよびフォーカスレンズホルダに対する押えの中央部分に、角穴加工が施された形状としてなるという構成を有しており、これにより、各レンズホルダへのピン挿入を可能かつ容易とし、各レンズホルダの小型化が図れるという作用効果を有する。
本発明の請求項9に記載の発明は、特に、板バネは厚みが0.5〜1mmで、130度の曲げ加工がなされた形状で、各レンズホルダへの押え量が0.3mmであるという構成を有しており、これにより、板バネの押え力により各レンズホルダへの応力の発生を防止し、円滑に各レンズホルダがV溝上を摺動できるという作用効果を有する。
本発明の請求項10に記載の発明は、特に、半導体レーザホルダにおけるボスの円筒形状の外周をD状にカット加工した形状としてなるという構成を有しており、これにより、半導体レーザホルダの寸法バラツキに係らずボス部をチャックにて把持することが可能となり、筐体のV溝前方端面と半導体レーザホルダの角形状フランジが擦り合せた状態にて、光軸の直交2軸を光軸調整した際の半導体レーザホルダの回転を防止できるという作用効果を有する。
本発明の請求項11に記載の発明は、特に、コリメータレンズホルダおよびフォーカスレンズホルダの接着剤による固着箇所は、前記各レンズホルダと筐体内におけるV溝の当接部としてなるという構成を有しており、これにより、紫外線硬化接着剤などによる固着時の硬化収縮において、各レンズホルダの筐体内のV溝からの浮上りを防止できるという作用効果を有する。
本発明の請求項12に記載の発明は、特に、コリメータレンズホルダおよびフォーカスレンズホルダは、円筒外周の2面をカット加工した形状としてなるという構成を有しており、これにより、紫外線硬化接着剤などの流動性が良くなり、塗布作業性が向上するという作用効果を有する。
本発明の請求項13に記載の発明は、特に、コリメータレンズホルダおよびフォーカスレンズホルダにおける円筒外周に、溝加工を施した形状としてなるという構成を有しており、これにより、紫外線硬化接着剤などの固着材が各レンズホルダと筐体内のV溝との当接部への注入性が良くなり、接続強度が向上するという作用効果を有する。
本発明の請求項14に記載の発明は、特に、半導体レーザホルダの接着剤による固着箇所は、角形状フランジの外周部としてなるという構成を有しており、これにより、接着剤の塗布面が確保され、半導体レーザホルダの導波路面に対する直交2軸の接続強度が向上するという作用効果を有する。
本発明の請求項15に記載の発明は、特に、導波路素子、出射レンズホルダ、半導体レーザホルダおよびコリメータレンズホルダを筐体の所定箇所に設定し保持した後、コリメータレンズホルダをレーザ光の平行光による光軸調整を行い、次にフォーカスレンズホルダの所定箇所の設定およびレーザ光の所定の干渉縞による光軸調整を行い、次に半導体レーザホルダの光軸調整をレーザ光の所定の干渉縞および最大値により行い、次に接着剤の塗布硬化によりコリメータレンズホルダ、フォーカスレンズホルダおよび半導体レーザホルダを接着固定してなるという構成を有しており、これにより、操作と設定が容易かつ確実で、高精度な光軸調整ができるという作用を有する。
本発明における導波路素子の光結合モジュールおよびその光軸調整方法は、筐体の内部中央に設けた導波路素子を位置決めして固定する素子固定部、素子固定部の前方に設けられたV溝と板バネにより挟持し固定され、かつ位置決め保持用のピンが挿入可能な円筒状のコリメータレンズホルダおよびフォーカスレンズホルダ、素子固定部の後方に載置し固定する出射レンズホルダ、および光軸調整用のチャックによる把持が可能で筐体の一端面に装着し固定される半導体レーザホルダからなるという構成であり、導波路素子の光結合に対して高精度な光軸調整および確実な接続強度が可能となり、光結合モジュールの小型化が図れるという効果を有するものである。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1における導波路素子の光結合モジュールおよびその光軸調整方法について、図面を参照しながら説明する。
以下、本発明の実施の形態1における導波路素子の光結合モジュールおよびその光軸調整方法について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施の形態1における導波路素子の光結合モジュールの要部概要斜視図、図2は同導波路素子の光結合の平行光アライメントの要部概要組立工程断面図、図3は同要部概要調整工程断面図、図4は導波路素子の光結合の導波路アライメントの要部概要組立工程断面図、図5は同要部概要調整工程断面図、図6は同導波路素子の光結合の光量最大化アライメントの要部概要工程断面図、そして図7は同導波路素子の光結合のための固着の要部概要工程断面図である。
図1において、1および2は亜鉛材、アルミニウム材あるいはそれらの合金材などのダイカスト加工あるいは切削加工で形成した円筒状のコリメータレンズホルダおよびフォーカスレンズホルダであり、このコリメータレンズホルダ1およびフォーカスレンズホルダ2の端面部における固着孔5の所定箇所には、コリメータレンズ3およびフォーカスレンズ4が、各レンズ3,4の中心と各レンズホルダ1,2の外周円の中心線と一致させて紫外線硬化接着剤などによりそれぞれ固着されている。
また、コリメータレンズ3およびフォーカスレンズ4における外周円とそれぞれの固着孔5とは同一軸であり、円筒外周は2面がカット加工され、かつ2列の溝6の加工を施した形状で、長手方向中央部の円筒外周方向に長穴7がそれぞれ設けられた構造となっている。
8はアルミニウム材あるいはアルミニウム合金材を、プレス加工で形成した板バネであり、その厚みは0.5〜1mmとし、その中央部は130度程度の曲げ加工が施されており、さらにコリメータレンズホルダ1およびフォーカスレンズホルダ2への押え量が0.3mmとし、かつ押えの中央部分に角穴9の加工がなされた形状である。
12は亜鉛材、アルミニウム材あるいはそれらの合金材などのダイカスト加工あるいは切削加工で形成した出射レンズホルダであり、この出射レンズホルダ12の端面に設けた孔には、光学用樹脂材あるいは光学用ガラス材などで形成した出射レンズ13が紫外線硬化接着剤などにより固着されている。
14は亜鉛材やアルミニウム材あるいはそれらの合金材などのダイカスト加工あるいは切削加工で形成した半導体レーザホルダであり、この半導体レーザホルダ14には半導体レーザ16の本体部が圧入保持されており、また、半導体レーザホルダ14の片面には円筒形状の外周をD状にカット加工されたボス17を有している。
18は亜鉛材、アルミニウム材あるいはそれらの合金材などのダイカスト加工あるいは切削加工で形成した筐体であり、この筐体18には前記導波路素子10、コリメータレンズホルダ1、フォーカスレンズホルダ2、板バネ8および出射レンズホルダ12が組立収納できる構造である。
また、この筐体18の内部中央には導波路素子10を搭載し固着する保持台32が設けられており、この保持台32の上面に導波路素子10の外形端面である下面を当接させて位置決めし、導波路素子10における導波路11が嵌まり込む溝19が設けられた構成によって素子固定部を形成している。
また、筐体18の片端前部にコリメータレンズホルダ1およびフォーカスレンズホルダ2が接地(当接)可能とし、90度の開口角度を有したV溝20を有しており、このV溝20はコリメータレンズ3およびフォーカスレンズ4の中心線と導波路素子10の導波路面中心が合致する寸法形状とし、V溝20の上方の板バネ8の装着固定部分には、板バネ8の一端外形部を当接可能とした溝21が設けられている。
さらに、筐体18の片端前部には半導体レーザホルダ14が複数本のボルト31にて取付け組立可能とする端面22を有している。
以上のように構成された導波路素子の光結合モジュールにおける光軸調整(光軸調芯)方法、すなわち請求項15に記載の発明について図面を参照しながら説明する。図2〜図5は導波路素子の光結合の要部概要光軸調整工程を示している。
まず、図2に示すように、導波路素子10に形成された導波路11が筐体18の中央部に設けられた溝19の底面に対応するように位置決め固着され、出射レンズ13を装着した出射レンズホルダ12を所定の焦点距離となるようにボルトにて筐体18の内部で素子固定部の後方所定箇所に取付け収納し、さらに筐体18の端面22に半導体レーザホルダ14をボルト31にて締付けて固定する。
また、筐体18の内部におけるV溝20の上部に、コリメータレンズホルダ1を長穴7が上方となるように接地させて装着し、コリメータレンズホルダ1の上方より溝21へ板バネ8の一端を挿入してボルトで締付けることによりコリメータレンズホルダ1をV溝20と板バネ8にて挟持して固定する。
なお、この板バネ8の角穴9の中心位置とコリメータレンズホルダ1の長穴7の中心位置が合致するように組立てるものであり、そのとき、各ボルトの締付けトルクは、例えばトルクドライバの目盛1〜2cN・mとし、半導体レーザホルダ14は筐体18の端面22に密着してXおよびY軸への滑らかな摺動移動が可能であり、コリメータレンズホルダ1は、筐体18のV溝20の上部に密着してZ軸への滑らかな摺動移動が可能な状態である。
次に図3に示すように、Z軸への移動が可能な金属材からなるピン23を、挿入穴であるコリメータレンズホルダ1の長穴7に、上方より移動して挿入(駆動機構は図示せず)する。また、筐体18の内部に配置したコリメータレンズホルダ1と導波路素子10の間に、45度カットされた全反射ミラー24を挿入する。
そして、この全反射ミラー24の上方にはCCDカメラ25が設置されており、光ビームの形状確認を可能としている。その状態にて半導体レーザ16を発光し、ピン23を例えば0.1μm単位のZ軸への移動により、コリメータレンズホルダ1をV溝20の上部で摺動するとともに、所定の光ビームの形状寸法となるように平行光26を形成させる。
そして、平行光26が光軸調整(光軸調芯)されたなら、全反射ミラー24を除去する。
次に図4に示すように、平行光26が形成されたコリメータレンズホルダ1と導波路素子10の間(前記における全反射ミラー24が挿入されていた箇所)における筐体18のV溝20の上部に、フォーカスレンズホルダ2を長穴7が上方となるように接地させて装着し、フォーカスレンズホルダ2の上方より溝21へ板バネ8の一端を挿入してボルトで締付けることによりフォーカスレンズホルダ2をV溝20と板バネ8にて挟持して固定する。
なお、この板バネ8の角穴9の中心位置とフォーカスレンズホルダ2の長穴7の中心位置が合致するように組立てるものであり、そのとき、各ボルトの締付けトルクは、例えばトルクドライバの目盛1〜2cN・mとし、フォーカスレンズホルダ2は、筐体18のV溝20の上部に密着しZ軸への滑らかな摺動移動が可能な状態である。
次に図5に示すように、半導体レーザホルダ14におけるボス17をXおよびY軸への移動可能なチャック27にて把持(駆動機構は図示せず)し、Z軸への移動可能なピン23を、挿入穴であるフォーカスレンズホルダ2の長穴7に、上方より移動して挿入(駆動機構は図示せず)する。
また、筐体18の片端後部には出射レンズ13との同軸線上に、CCDカメラ25を設置して、導波路素子10へ入射する干渉縞を利用した光軸位置の調整および確認を可能とする。
その状態にて半導体レーザ16を発光し、チャック27を0.1μm単位のY軸への移動により半導体レーザホルダ14を摺動、かつピン23を0.1μm単位のZ軸への移動によりフォーカスレンズホルダ2をV溝20の上部で摺動させると共に、所定の干渉縞となるように、導波路素子10に形成された導波路11のY軸への集光すなわち調整を行う。
さらに、チャック27を0.1μm単位のX軸への移動により半導体レーザホルダ14を摺動するとともに、所定の光ビームの形状が得られるように、導波路11のXおよびY軸への集光28を形成させる。
そして、その集光28を、導波路11を通過させて出射レンズ13を経由することにより出射ビーム29が形成される。
次に図6に示すように、筐体18の片端後部には出射レンズ13との同軸線上にパワーメータ30を設置して、出射ビーム29の光量確認および調整を可能とする。その状態にて半導体レーザ16を発光し、チャック27を0.1μm単位のXおよびY軸への移動により半導体レーザホルダ14を摺動し、そしてピン23を0.1μm単位のZ軸への移動によりフォーカスレンズホルダ2をV溝20の上部で摺動することにより出射ビーム29の光量を最大値にする。
最後に図7に示すように、コリメータレンズホルダ1およびフォーカスレンズホルダ2における2面カット部分、および溝6とV溝20との当接部の空間へ紫外線硬化接着剤などを注入し、紫外線を照射して所定の硬化を行う。
そして、半導体レーザホルダ14の角形状フランジの外周部へ紫外線硬化接着剤などを注入あるいは塗布した後、紫外線を照射して所定の硬化を行い導波路素子の光結合モジュールの光軸調整(光軸調芯)を完了する。
本発明にかかる導波路素子の光結合モジュールおよびその光軸調整方法は、導波路素子の光結合に対して高精度な光軸調整および確実な接続強度が可能となり、光結合モジュールの小型化が図れるという効果を有し、各種光学機器や光結合モジュールおよびそれらの光軸調整などの用途として有用である。
1 コリメータレンズホルダ
2 フォーカスレンズホルダ
3 コリメータレンズ
4 フォーカスレンズ
5 固着孔
6 溝
7 長穴
8 板バネ
9 角穴
10 導波路素子
11 導波路
12 出射レンズホルダ
13 出射レンズ
14 半導体レーザホルダ
15 発光部
16 半導体レーザ
17 ボス
18 筐体
18a 載置部
19 溝
20 V溝
21 溝
22 端面
23 ピン
24 全反射ミラー
25 CCDカメラ
26 平行光
27 チャック
28 集光
29 出射ビーム
30 パワーメータ
31 ボルト
32 保持台
2 フォーカスレンズホルダ
3 コリメータレンズ
4 フォーカスレンズ
5 固着孔
6 溝
7 長穴
8 板バネ
9 角穴
10 導波路素子
11 導波路
12 出射レンズホルダ
13 出射レンズ
14 半導体レーザホルダ
15 発光部
16 半導体レーザ
17 ボス
18 筐体
18a 載置部
19 溝
20 V溝
21 溝
22 端面
23 ピン
24 全反射ミラー
25 CCDカメラ
26 平行光
27 チャック
28 集光
29 出射ビーム
30 パワーメータ
31 ボルト
32 保持台
Claims (15)
- コリメータレンズと、フォーカスレンズと、導波路素子と、出射レンズと、半導体レーザとからなる導波路素子の光結合モジュールであって、筐体の内部中央に設けられるとともに導波路素子を位置決めして固定する素子固定部と、位置決め保持用のピンが挿入可能で前記素子固定部の前方に設けられたV溝と板バネにより挟持し固定される円筒状のコリメータレンズホルダおよびフォーカスレンズホルダと、前記素子固定部の後方に固定される出射レンズホルダと、光軸調整用のチャックによる把持が可能で前記筐体の一端面に装着し固定される半導体レーザホルダとにより構成される導波路素子の光結合モジュール。
- 筐体内におけるV溝は、各レンズホルダの外周円中心および導波路素子の導波路面の中心と合致させることを特徴とする請求項1に記載の導波路素子の光結合モジュール。
- 筐体内の素子固定部は、導波路素子の外形端面が当接する溝を有する形状としてなることを特徴とする請求項1に記載の導波路素子の光結合モジュール。
- 筐体内における板バネの装着固定部分には、板バネの一端外形部と当接する溝を有する形状としてなることを特徴とする請求項1に記載の導波路素子の光結合モジュール。
- 半導体レーザホルダ、コリメータレンズホルダ、フォーカスレンズホルダ、板バネおよび筐体は、アルミニウム材あるいはアルミニウム合金材からなることを特徴とする請求項1に記載の導波路素子の光結合モジュール。
- コリメータレンズホルダおよびフォーカスレンズホルダの外周円と前記における各レンズの固着孔とは同一軸であることを特徴とする請求項1に記載の導波路素子の光結合モジュール。
- コリメータレンズホルダおよびフォーカスレンズホルダにおけるピンの挿入穴は、前記各レンズホルダの長手方向中央で円筒外周方向に長穴加工された形状としてなることを特徴とする請求項1に記載の導波路素子の光結合モジュール。
- 板バネは、コリメータレンズホルダおよびフォーカスレンズホルダに対する押えの中央部分に、角穴加工が施された形状としてなることを特徴とする請求項1に記載の導波路素子の光結合モジュール。
- 板バネは厚みが0.5〜1mmで、130度の曲げ加工がなされた形状で、各レンズホルダへの押え量が0.3mmであることを特徴とする請求項1または8に記載の導波路素子の光結合モジュール。
- 半導体レーザホルダにおけるボスの円筒形状の外周をD状にカット加工した形状としてなることを特徴とする請求項1に記載の導波路素子の光結合モジュール。
- コリメータレンズホルダおよびフォーカスレンズホルダの接着剤による固着箇所は、前記各レンズホルダと筐体内におけるV溝の当接部としてなることを特徴とする請求項1に記載の導波路素子の光結合モジュール。
- コリメータレンズホルダおよびフォーカスレンズホルダは、円筒外周の2面をカット加工した形状としてなることを特徴とする請求項1または11に記載の導波路素子の光結合モジュール。
- コリメータレンズホルダおよびフォーカスレンズホルダにおける円筒外周に、溝加工を施した形状としてなることを特徴とする請求項1,11,12のいずれか1つに記載の導波路素子の光結合モジュール。
- 半導体レーザホルダの接着剤による固着箇所は、角形状フランジの外周部としてなることを特徴とする請求項1に記載の導波路素子の光結合モジュール。
- 導波路素子、出射レンズホルダ、半導体レーザを搭載した半導体レーザホルダおよびコリメータレンズを搭載したコリメータレンズホルダを筐体の所定箇所に保持した後、このコリメータレンズホルダをレーザ光の平行光による光軸調整を行い、フォーカスレンズを搭載したフォーカスレンズホルダの所定箇所の設定およびレーザ光の所定の干渉縞による光軸調整を行い、半導体レーザの光軸調整をレーザ光の所定の干渉縞および光量の最大値化により行い、接着剤の塗布硬化によりコリメータレンズホルダ、フォーカスレンズホルダおよび半導体レーザホルダを接着固定してなる導波路素子の光結合モジュールの光軸調整方法。
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JP2005177242A JP2006350047A (ja) | 2005-06-17 | 2005-06-17 | 導波路素子の光結合モジュールおよびその光軸調整方法 |
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JP2005177242A Pending JP2006350047A (ja) | 2005-06-17 | 2005-06-17 | 導波路素子の光結合モジュールおよびその光軸調整方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006350047A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007109978A (ja) * | 2005-10-14 | 2007-04-26 | Konica Minolta Opto Inc | 半導体光源モジュール |
EP1939687A2 (en) | 2006-12-26 | 2008-07-02 | FUJIFILM Corporation | Polymerizable composition, lithographic printing plate precursor and lithographic printing method |
WO2017170137A1 (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 日本電気株式会社 | 光モジュール、および光モジュールの組立方法 |
-
2005
- 2005-06-17 JP JP2005177242A patent/JP2006350047A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007109978A (ja) * | 2005-10-14 | 2007-04-26 | Konica Minolta Opto Inc | 半導体光源モジュール |
EP1939687A2 (en) | 2006-12-26 | 2008-07-02 | FUJIFILM Corporation | Polymerizable composition, lithographic printing plate precursor and lithographic printing method |
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