JP2006349791A - マルチディスプレイ装置 - Google Patents

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紀彦 山田
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Abstract

【課題】汎用の画像表示装置が有する機能を活用することで、画像表示装置の台数や構成形態の変更に柔軟に対応することができるマルチディスプレイ装置を実現する。
【解決手段】画像データ入力端子を介して入力された入力画像データから部分画像データを生成して該部分画像データに対応する部分画像を表示面に表示する複数の画像表示装置PJ1〜PJ4を有し、該複数の画像表示装置が表示する前記部分画像によって一画面を構成するマルチディスプレイ装置であって、該マルチディスプレイ装置は、画像データ入力端子に前記入力画像データを並列に出力可能な複数の出力端子を有する画像データ分配装置をさらに有し、前記複数の画像表示装置のそれぞれは、前記入力画像データから前記部分画像データを生成する画像データ処理部を有し、かつ、それぞれの前記画像データ入力端子が前記画像データ分配装置の複数の出力端子のうちいずれかに接続される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、マルチディスプレイ装置及びマルチディスプレイ装置における画像表示装置制御ユニットに関する。
複数の画像表示装置(プロジェクタなど)によって表示される画像をタイリング表示して、高輝度、高解像度の大画面を形成するマルチディスプレイ装置が知られている。
図19は4台のプロジェクタPJ1〜PJ4を縦方向に2台、横方向に2台(2×2)配置してスクリーンSCRにタイリング表示するマルチディスプレイ装置の一例を示す図である。図19(a)は、それぞれのプロジェクタPJ1〜PJ4によって投写される画像に重複領域を設けないでタイリング表示を行う例、図19(b)は、それぞれのプロジェクタPJ1〜PJ4によって投写される画像に、表示面上における各画像間で継ぎ目が生じないように重複領域を設けてタイリング表示を行う例が示されている。
従来、このようなマルチディスプレイ装置を構築する際、複数のプロジェクタのそれぞれに画像データを適切に入力するために、それぞれのプロジェクタPJ1〜PJ4が表示すべき部分画像データを生成して出力するスプリッタやスキャンコンバータなど高価な専用に作成される装置を用いるのが一般的であった。
たとえば、特許文献1に示された「マルチディスプレイ装置」は、専用の映像信号駆動回路(データライン駆動回路及びゲートライン駆動回路)を複数の液晶表示ユニットに設け、この専用の映像信号駆動回路によって、マルチディスプレイ装置に供給される画像データの各ドットに対応する液晶表示ユニットの画素に対して、同時に画像データを書き込むように構成している。
特開平9−98356号公報
前述した特許文献1に開示された技術に用いられる映像信号駆動回路は、当該マルチディスプレイに専用に作成されたものである。すなわち、特許文献1に開示された技術に用いられる映像信号駆動回路は、当該マルチディスプレイ装置を構成する画像表示装置の台数や画像表示装置の構成の仕方に適合するように作成されたものである。このため、画像表示装置の台数や構成形態の変更に柔軟に対応できるものではなく、画像表示装置の台数や構成の仕方に変更があった場合には、再度、変更後のマルチディスプレイ装置に適応した映像信号駆動回路を作成する必要があった。
本発明は、汎用の画像表示装置が有する機能を活用することで、画像表示装置の台数やその構成形態の変更に柔軟に対応することができるマルチディスプレイ装置及びマルチディスプレイ装置における画像表示装置制御ユニットを提供することを目的とする。
(1)本発明のマルチディスプレイ装置は、画像データ入力端子を介して入力された入力画像データから部分画像データを生成して前記部分画像データに対応する部分画像を表示面に表示する複数の画像表示装置を有し、前記複数の画像表示装置が表示する前記部分画像によって一画面を構成するマルチディスプレイ装置であって、前記マルチディスプレイ装置は、前記画像データ入力端子に前記入力画像データを並列に出力可能な複数の出力端子を有する画像データ分配装置をさらに有し、前記複数の画像表示装置のそれぞれは、前記入力画像データから前記部分画像データを生成する画像データ処理部を有し、かつ、それぞれの前記画像データ入力端子が前記画像データ分配装置の複数の出力端子のうちいずれかに接続、すなわち、前記画像データ分配装置の複数の出力端子に並列に接続されることを特徴とする。
このように、画像データを分配出力可能な画像データ分配装置を用い、かつそれぞれの画像表示装置においては入力された画像データから自身が表示すべき部分画像データを生成する画像データ処理部を有することで、マルチディスプレイ装置を構成する画像表示装置の台数やその構成形態の変更に柔軟に対応することができる。これにより、マルチディスプレイ装置の構成の自由度が極めて高いものとなる。
また、本発明のマルチディスプレイ装置では、画像データの圧縮(符号化)・伸張(復号化)処理を伴わないため、入力画像データを入力してから表示までのタイムラグがほとんどないことも利点の一つである。
また、前記画像データ分配装置は、スプリッタやスキャンコンバータといった専用に作成される装置に比べて安価であるのが一般的であるので、低コストにマルチディスプレイ装置を構築することができるといった効果もある。
(2)前記(1)に記載のマルチディスプレイ装置においては、前記画像データ処理部は、前記入力画像データにおける前記部分画像データの範囲を設定するための切出パラメータを用いて前記入力画像データから前記部分画像データを切り出すことが好ましい。
このように、それぞれの画像表示装置では、部分画像データの範囲を設定するための切出パラメータを用いて前記入力画像データから前記部分画像データを切り出すことにより、入力された画像データから自身が表示すべき部分画像データを適切に切り出すことができる。
(3)前記(2)に記載のマルチディスプレイ装置においては、前記切出パラメータは、前記入力画像データにおける前記部分画像データの範囲の始点位置に関するパラメータ及び拡大率に関するパラメータであることが好ましい。
このように、入力画像データにおける部分画像データの範囲の始点位置に関するパラメータ及び拡大率に関するパラメータを用いることによって、部分画像データの範囲を適切に設定することができる。なお、始点位置に関するパラメータは、具体的には、切出す矩形領域(部分画像データ)の左上部を指定するための座標(始点座標)として設定することができる。また、拡大率は、切出された部分画像データの拡大範囲を定めるものであり、入力画像データの水平方向の解像度と切出す矩形領域の水平方向の解像度の比、入力画像データの垂直方向の解像度と切出す矩形領域の垂直方向の解像度の比によって定められる。このような始点座標と拡大率とによって部分画像データの範囲の終点座標を容易に求めることができる。
(4)前記(2)に記載のマルチディスプレイ装置においては、前記切出パラメータは、前記入力画像データにおける前記部分画像データの範囲の始点位置に関するパラメータ及び終点位置に関するパラメータであることも好ましい。
このように、部分画像データの範囲の始点位置に関するパラメータ及び終点位置に関するパラメータを用いることによっても部分画像データの範囲を適切かつ容易に設定することができる。
(5)前記(2)に記載のマルチディスプレイ装置においては、前記切出パラメータは、前記入力画像データにおける前記部分画像データの範囲の始点位置に関するパラメータ、前記始点位置からの水平方向の距離に関するパラメータ及び前記始点位置からの垂直方向の距離に関するパラメータであることもまた好ましい。
このように、部分画像データの範囲の始点位置に関するパラメータ、前記始点位置からの水平方向の距離に関するパラメータ及び前記始点位置からの垂直方向の距離に関するパラメータを用いることによっても部分画像データの範囲を適切かつ容易に設定することができる。なお、前記始点位置からの水平方向の距離及び垂直方向の距離は、水平方向及び垂直方向の解像度(画素数)で表すことができる。
(6)前記(2)〜(5)のいずれかに記載のマルチディスプレイ装置においては、前記複数の画像表示装置のそれぞれに前記切出パラメータを送信する画像表示装置制御ユニットをさらに有することが好ましい。
このような画像表示装置制御ユニットを設けることにより、それぞれの画像表示装置が表示すべき部分画像データの範囲を設定するための切出パラメータをそれぞれの画像表示装置に設定することができる。これによって、ユーザがリモートコントローラなどを用いてそれぞれの画像表示装置に前記した切出パラメータの設定を行うといった煩わしい操作を行わずに済み、使い勝手のよいマルチディスプレイ装置を実現することができる。
(7)前記(6)に記載のマルチディスプレイ装置においては、前記画像表示装置制御ユニットは、前記複数の画像表示装置のそれぞれとの間で通信が可能な通信端子と、前記複数の画像表示装置のいずれかを選択可能な画像表示装置選択部と、前記画像表示装置選択部が選択する画像表示装置に前記通信端子を介して前記切出パラメータ及び前記画像表示装置に対する制御コマンドを送信する制御部とを有することが好ましい。
画像表示装置制御ユニットをこのような構成とすることによって、それぞれの画像表示装置に対して、自身が表示すべき部分画像データの範囲を設定するためのパラメータを確実に与えることができる。
(8)本発明のマルチディスプレイ装置は、画像データ入力端子を介して入力された入力画像データから部分画像データを生成して前記部分画像データに対応する部分画像を表示面に表示する複数の画像表示装置を有し、前記複数の画像表示装置が表示する前記部分画像によって一画面を構成するマルチディスプレイ装置であって、前記複数の画像表示装置のそれぞれは、前記入力画像データから前記部分画像データを生成する画像データ処理部及び前記入力画像データを外部に出力可能な画像データ出力端子を有し、かつ、それぞれの前記画像データ入力端子及び前記画像データ出力端子を用いて直列に接続されることを特徴とする。
この(8)に記載のマルチディスプレイ装置は、マルチディスプレイ装置を構成するそれぞれの画像表示装置が、入力された画像データから自身が表示すべき部分画像データを生成する機能に加えて、入力された画像データをそのままの形式で外部に出力可能な画像データ出力端子を備えていることによって実現可能となる。
すなわち、それぞれの画像表示装置の画像データ入力端子と画像データ出力端子を利用して、マルチディスプレイ装置を構成する複数の画像表示装置を前述したような直列接続を行うことで、それぞれの画像表示装置に画像データ出力装置からの画像データを与えることができる。これによって、前記(1)と同様に、それぞれの画像表示装置では、入力された画像データから自身が表示すべき部分画像データを生成することができ、(1)と同様の効果が得られる。
また、この(8)に示すマルチディスプレイ装置においては、画像データ分配装置を必要とせず、また必要な接続ケーブルの本数を減らすことができるなど、マルチディスプレイ装置をより一層簡略化することができる。なお、この(8)に記載のマルチディスプレイ装置においても、(2)〜(7)に記載のマルチディスプレイ装置の特徴を有することが好ましい。
(9)前記(8)に記載のマルチディスプレイ装置においては、前記複数の画像表示装置が直列に接続される順番は、前記複数の画像表示装置のうち垂直方向に隣接する2つの画像表示装置に注目したとき、表示面上で垂直方向における上側の画像を表示する画像表示装置が下側の画像を表示する画像表示装置よりも、前記入力画像データを時間的に早く入力可能とするような順番とすることが好ましい。
これにより、垂直方向に隣接する2つの画像表示装置について注目した場合、入力画像データの垂直走査方向の書き込みの順番が表示面上における上側の画像と下側の画像とで逆転することがなくなり、かつ、多様な接続形態をとることができる。
(10)前記(8)に記載のマルチディスプレイ装置においては、前記複数の画像表示装置が直列に接続される順番は、前記複数の画像表示装置のうち水平方向に並ぶ複数の画像表示装置を1つのグループとし、該グループが垂直方向に複数のグループが存在する場合、垂直方向において隣接する2つグループに注目したとき、表示面上で垂直方向における上側の画像を表示するグループの画像表示装置が下側の画像を表示するグループのどの画像表示装置よりも、前記入力画像データを時間的に早く入力可能とするような順番とすることが好ましい。
これは、複数の画像表示装置の走査線への入力画像データの書き込み順番にほぼ従った順番で複数の画像表示装置を直列接続するものであり、これにより、特に動画などにおいて、入力画像データの本来の走査順序により近い状態で表示することができる。
(11)本発明のマルチディスプレイ装置は、画像データ入力端子を介して入力された入力画像データから部分画像データを生成して前記部分画像データに対応する部分画像を表示面に表示する複数の画像表示装置を有し、前記複数の画像表示装置が表示する前記部分画像によって一画面を構成するマルチディスプレイ装置であって、前記マルチディスプレイ装置は、前記画像データ入力端子に前記入力画像データを並列に出力可能な複数の出力端子を有する画像データ分配装置をさらに有し、前記複数の画像表示装置のそれぞれは、前記入力画像データから前記部分画像データを生成する画像データ処理部及び前記入力画像データを外部に出力可能な画像データ出力端子を有し、前記複数の画像表示装置は複数のグループに分割され、前記複数の画像表示装置のうち同一のグループに属する複数の画像表示装置は、それぞれの前記画像データ入力端子及び前記画像データ出力端子を用いて直列に接続され、前記複数の画像表示装置のうち前記複数のグループのそれぞれ先頭の画像表示装置における前記画像データ入力端子が前記画像データ分配装置の複数の出力端子のうちいずれかに接続、すなわち、前記画像データ分配装置の複数の出力端子に並列に接続されることを特徴とする。
これは、(1)に記載のマルチディスプレイ装置に用いられれた画像データ分配装置と前記(8)に記載のマルチディスプレイ装置に用いられた複数の画像表示装置を直列接続することを組み合わせたものである。マルチディスプレイ装置をこのような構成とすることで、画像表示装置の台数が多い場合でも、直列接続された複数の画像表示装置の終端側の画像表示装置に与えられる画像データの劣化や位相遅れなどを抑えることができる。
また、マルチディスプレイ装置を構成する画像表示装置の台数の増減や画像表示装置の構成形態の変更などに対して、より柔軟に対応することができる。なお、この(11)に記載のマルチディスプレイ装置においても、(2)〜(7)、(9)、(10)に記載のマルチディスプレイ装置の特徴を有することが好ましい。
(12)前記(1)〜(11)のいずれかに記載のマルチディスプレイ装置においては、前記画像表示装置がプロジェクタであることが好ましい。
このように、画像表示装置がプロジェクタであることにより、本発明のマルチディスプレイ装置は、複数のプロジェクタから表示される部分画像をタイリング表示して一画面を構成するマルチディスプレイ装置として構成することができる。
(13)本発明のマルチディスプレイ装置における画像表示装置制御ユニットは、マルチディスプレイ装置を構成する複数の複数の画像表示装置のそれぞれとの間で通信が可能な通信端子と、前記複数の画像表示装置のいずれかを選択可能な画像表示装置選択部と、前記画像表示装置選択部が選択する画像表示装置に前記通信端子を介して前記切出パラメータ及び前記画像表示装置に対する制御コマンドを送信する制御部とを有することを特徴とする。
このような画像表示装置制御ユニットを用いることによって、マルチディスプレイ装置を構成するそれぞれの画像表示装置に対して、それぞれの画像表示装置が表示すべき部分画像データの範囲を設定するための切出パラメータを確実に与えることができる。これにより、ユーザがリモートコントローラなどを用いてそれぞれの画像表示装置に前記した切出パラメータの設定を行うといった煩わしい操作を行わずに済み、使い勝手のよいマルチディスプレイ装置を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明の各実施形態に係るマルチディスプレイ装置は、画像表示装置としてプロジェクタを用い、複数のプロジェクタによって表示される画像をタイリング表示するマルチディスプレイ装置であるとする。また、各実施形態に係るマルチディスプレイ装置においては、それぞれのプロジェクタからの投写方向は背面投写であり、背面投写用スクリーン(図示せず)にそれぞれの画像を表示するものとする。
[実施形態1]
図1は実施形態1に係るマルチディスプレイ装置の構成を示す図である。図1に示すように、実施形態1に係るマルチディスプレイ装置は、縦方向2台、横方向2台の配置とされたプロジェクタPJ1〜PJ4と、パーソナルコンピュータ(PCという)などの画像データ出力装置1と、画像データ出力装置1からの画像データ(アナログのRGB信号とし同期信号を含む)を4台のプロジェクタPJ1〜PJ4に分配する画像データ分配装置2とを有している。
画像データ分配装置2は、画像データ出力装置1などから与えられる画像データを入力する入力端子Dinと、入力端子Dinに入力された画像データ(以下、入力画像データと呼ぶことにする)を並列に出力するための複数の出力端子Doutを有し、入力端子Dinは、接続ケーブルC0によって画像データ出力装置1の画像データ出力端子Dout(図示せず)に接続される。
また、画像データ分配装置2の各出力端子DoutにはプロジェクタPJ1〜PJ4のそれぞれの画像データ入力端子Din(図2参照)がそれぞれ接続ケーブルC1〜C4によって接続される。なお、図1中の各接続ケーブルC0〜C4に沿って示されている矢印は、入力画像データの流れ方向を示すものである。
画像データ分配装置2は、画像データ出力装置1から与えられた入力画像データを、信号レベルを保持するためのビデオバッファアンプを介して各出力端子Doutに出力するものであり、市販されている安価な汎用の画像データ分配装置を使用することができる。
なお、画像データ分配装置2の各出力端子Doutから出力される入力画像データは、入力端子Dinに入力された入力画像データに対して非常にわずかながら遅延が生じるが、画像データ分配装置2の各出力端子Dout間における位相のずれは無く同期して、それぞれの接続ケーブルC1〜C4を介してそれぞれのプロジェクタPJ1〜PJ4に出力される。
また、プロジェクタPJ1〜PJ4は,マルチディスプレイ装置としての画面サイズ、スクリーンまでの投写距離などに応じて製作されたラックなどに図1に示すような配置で固定されているものとする。
なお、前述したように、プロジェクタPJ1〜PJ4の投写方向は背面投写であり、背面投写用スクリーン(図示せず)にそれぞれの画像を表示するとしている。したがって、プロジェクタPJ1は背面投写用スクリーンの視聴者側から見た左上の部分画像を生成・表示し、プロジェクタPJ2は背面投写用スクリーンの視聴者側から見た右上の部分画像を生成・表示し、プロジェクタPJ3は背面投写用スクリーンの視聴者側から見た左下の部分画像を生成・表示し、プロジェクタPJ4は背面投写用スクリーンの視聴者側から見た右下の部分画像を生成・表示する。
図2はプロジェクタPJ1〜PJ4に設けられている入出力端子の一例を示す図である。なお、図2ではプロジェクタPJ1を代表して示すが、他のプロジェクタPJ2〜PJ4も同様の構成を有している。
図2に示すように、プロジェクタPJ1には、外部機器(たとえば、画像データ出力装置1など)からの入力画像データを入力可能な画像データ入力端子Dinが設けられている。なお、図2では「コンピュータ1・コンポーネントビデオ」、「コンピュータ2・コンポーネントビデオ」というように2つの画像データ入力端子Dinが設けられている。そのほか、外部機器との通信が可能なUSB端子やRS−232C端子などが設けられ、さらに、モニタ出力端子Moutなどが設けられているものもある。
このモニタ出力端子Moutは、各画像データ入力端子Dinに入力された画像データをそのまま外部に出力可能な端子である。なお、実施形態1に係るマルチディスプレイ装置においては、このモニタ出力端子Moutは特に必要とはしない。
図3は実施形態1に係るマルチディスプレイ装置を構成するプロジェクタの構成を示す図である。なお、図3ではプロジェクタPJ1の構成を代表して示すが、他のプロジェクタPJ2〜PJ4も同様の構成を有している。また、図3に示すプロジェクタの構成は、後に説明する他の実施形態に係るマルチディスプレイ装置を構成するプロジェクタも共通である。
プロジェクタPJ1は、図3に示すように、画像データ入力端子Din(図2参照)を介して入力画像データを入力する画像データ入力部31、画像データ入力部31に入力された入力画像データをモニタ出力端子Mout(図2参照)に出力可能とする画像データ出力部32、ユーザなどによって行われる遠隔操作に対する遠隔操作信号を受信する遠隔操作信号受信部33、USB端子やRS−232C端子(図2参照)を介して他の機器との間での通信を可能とするシリアル通信部34、各種の動作設定を行う動作設定部(動作設定情報記憶部35aを有している)35、画像データ入力部31に入力された入力画像データを動作設定部35の動作設定情報記憶部35aに記憶された動作設定情報(後述する各種のパラメータなど)に基づいて、表示制御処理を行う表示制御部36、光源37、光源37を駆動する光源駆動部38、光源37からの光を画像データに応じて変調する電気光学変調装置としての液晶変調装置39、光源37からの光を液晶変調装置39に導くための光学系40、液晶変調装置39からの画像光を背面投写用スクリーン(図示せず)上に投写する投写光学系41を有している。
表示制御部36は、画像データ処理部361、同期制御部362、液晶変調装置駆動部363を有している。画像データ処理部361は、動作設定部35の動作設定情報記憶部35aに設定された各種のパラメータを用いて自身が表示すべき部分画像データを生成する部分画像データ生成処理、ガンマ補正など適宜必要な画像データ補正処理など各種の画像データ処理を行う。なお、この画像データ処理部361には、画像データ処理を行う際の記憶領域としての画像データ記憶部361aを有している。
画像データ処理部361が行う部分画像データ生成処理には、自身が表示すべき部分画像データの範囲を設定するためのパラメータを用いて、入力画像データから所定範囲の画像データを切出す画像データ切出処理と、切出された所定範囲の画像データの画面サイズを変換する画面サイズ変換処理が含まれる。この部分画像データ生成処理の具体例については後述する。
なお、自身が表示すべき部分画像データの範囲を設定するためのパラメータを以下では切出パラメータと呼ぶことにする。
プロジェクタPJ1〜PJ4では、画像データ分配装置2から分配された入力画像データがそれぞれの画像データ入力端子Dinを介して画像データ入力部31に入力される。なお、画像データ入力部31は、入力画像データのうちR・G・Bの各信号をビデオアンプで増幅し、各種の画像データ処理を施すためにA/D変換を行う機能を有している。このA/D変換された画像データは表示制御部36の画像データ処理部361に与えられる。
画像データ処理部361では、A/D変換後のデジタルの入力画像データに対して、動作設定部35の動作設定情報記憶部35aに設定された切出パラメータを用いて画像データの切出・拡大を行い、自身が表示すべき部分画像データを生成する部分画像データ生成処理、さらにはガンマ補正など適宜必要な画像データ補正処理などを行う。
そして、適切な補正がなされた部分画像データから液晶変調装置駆動部363により液晶変調装置39を駆動するための適切な信号を生成し、液晶変調装置39により変調された光源37からの画像光が投写光学系41によって、背面投写用スクリーン上に部分画像として表示される。
なお、プロジェクタPJ1〜PJ4で生成されたそれぞれの部分画像データに対応する部分画像がマルチディスプレイ装置の一画面を構成するように適切にプロジェクタPJ1〜PJ4の設置と調整がなされており、また、それに応じた部分画像データ生成処理がそれぞれのプロジェクタPJ1〜PJ4で行われれば、高輝度・高解像度の大画面を有する一つのディスプレイとなる。
また、プロジェクタPJ1〜PJ4では、入力画像データが有する同期信号を基準に各種画像データ処理及び表示制御を行うので、画像データ分配装置2の各出力端子Dout間の位相差が無く、かつ、画像データ処理や表示制御などの負荷がプロジェクタPJ1〜PJ4で均等であれば、実質的にフレームロックがかけられているのと等価になり、プロジェクタPJ1〜PJ4での表示タイミングがばらつくことはない。
プロジェクタPJ1〜PJ4の動作の基本的な流れは以上のとおりであるが、以下ではプロジェクタPJ1〜PJ4の画像データ処理部361で行われる部分画像データ生成処理について説明する。
マルチディスプレイ装置が図1に示すように縦方向2台、横方向2台の合計4台のプロジェクタPJ1〜PJ4で構成される場合において、まずは、プロジェクタPJ1〜PJ4からの表示画像に重複領域を設けることなく表示する例について説明する。
図1に示すマルチディスプレイ装置の構成において、プロジェクタPJ1〜PJ4は、図示しない背面投写用スクリーンに対してそれぞれの部分画像を表示する。前述したように、プロジェクタPJ1は背面投写用スクリーン上の視聴者側から見た左上の部分画像を生成・表示し、プロジェクタPJ2は背面投写用スクリーン上の視聴者側から見た右上の部分画像を生成・表示し、プロジェクタPJ3は背面投写用スクリーン上の視聴者側から見た左下の部分画像を生成・表示し、プロジェクタPJ4は背面投写用スクリーン上の視聴者側から見た右下の部分画像を生成・表示することとなる。
プロジェクタPJ1〜PJ4には、自身が表示すべき部分画像データの範囲を設定するための切出パラメータとして、入力画像データにおける部分画像データの範囲の始点位置に関するパラメータと拡大率に関するパラメータが設定される。なお、始点位置に関するパラメータは、切出開始位置として、たとえば切出す矩形領域(部分画像データ)の左上部を指定するための座標P(始点座標Pという)が設定される。また、拡大率は、切出された部分画像データの拡大範囲を定めるもので、入力画像データの水平解像度をW、垂直解像度をH、切出す矩形領域の水平解像度をw、垂直解像度をhとすると、拡大率Zは、
Z=W/w=H/h (1)
と表すことができる。なお、(1)式は部分画像データのアスペクト比が入力画像のアスペクト比と同一である場合である。
図4は部分画像データ生成処理及びこの部分画像データ生成処理に必要な切出パラメータについて説明する図である。図4(a)は表示面上で隣接する投写画像間で重複領域を設けない場合、図4(b)は重複領域を設けた場合の部分画像データ生成処理に必要なパラメータについて説明する図である。
なお、図4ではプロジェクタPJ1の例について説明するが、他のプロジェクタPJ21〜PJ4についても同様に考えることができる。図4(a),(b)のそれぞれ(i)に示す画像データは画像データ分配装置2から与えられる入力画像データであり、これは、それぞれのプロジェクタPJ1〜PJ4に対して共通に与えられる。
図4(a),(b)において、プロジェクタPJ1では、始点座標P1として、P1(x1,y1)が設定され、また、拡大率Z1として、Z1=W/w=H/hが設定される。この始点座標P1と拡大率Z1が設定されることにより、自身が表示すべき部分画像データの終点座標Q1(x1,y1)を求めることができ、それによって、部分画像データの範囲を設定することができる。
図4(a)の重複領域を設けない場合においては、拡大率は、この例の場合、Z1=W/w=H/h=2.0であり、図4(b)の重複領域を設ける場合における拡大率Z1は、Z1=W/w=H/h=1.75であるとする。
図5は重複領域を設けずにタイリング表示する際のプロジェクタPJ1〜PJ4におけるそれぞれの部分画像データ生成処理の例を示す図である。
ここでは、プロジェクタPJ1〜PJ4における拡大率Z1〜Z4は、Z1=Z2=Z3=Z4=2.0と設定される。ここで、プロジェクタPJ1における始点座標P1は、図5(a)に示すように、P1=(0,0)とする。したがって、その終点座標Q1は、Q1=(W/2,H/2)と設定される。また、プロジェクタPJ2における始点座標P2は、図5の(b)に示すように、P2=(W/2,0)と設定されるので、その終点座標Q2はQ2=(W,H/2)と設定される。また、プロジェクタPJ3における始点座標P3は、図5の(c)に示すように、P3=(0,H/2)と設定されるので、その終点座標Q3はQ3=(W/2,H)と設定される。また、プロジェクタPJ4における始点座標P4は、図5の(d)に示すように、P4=(W/2,H/2)と設定されるので、その終点座標Q4はQ4=(W,H)と設定される。
このように、プロジェクタPJ1〜PJ4に対して始点位置と拡大率をそれぞれ与えることにより、プロジェクタPJ1〜PJ4では自身が表示すべき部分画像データの範囲を切出範囲として設定することができる。そして、プロジェクタPJ1〜PJ4では設定された切出範囲に基づいて、入力画像データから設定された切出範囲を切出し、切出された入力画像データに対して、プロジェクタPJ1〜PJ4のそれぞれの拡大率(この例では、Z1=Z2=Z3=Z4=2.0)で拡大を行うことにより、プロジェクタPJ1〜PJ4で表示すべきそれぞれの部分画像データ(図5(e)〜(h)参照)が生成される。
図6は、図19(b)のように重複領域を設けてタイリング表示する際のプロジェクタPJ1〜PJ4における部分画像データ生成処理の例を示す図である。ここでは、プロジェクタPJ1〜PJ4におけるそれぞれの拡大率は、たとえば、Z1=Z2=Z3=Z4=1.75と設定されている。この場合、プロジェクタPJ1〜PJ4に対するそれぞれの始点座標P1〜P4は、図5と同様の手法で容易に求めることができる。
すなわち、プロジェクタPJ1における始点座標P1は、図6の(a)に示すように、P1=(0,0)と設定されるので、その終点座標Q1はQ1=(W/1.75,H/1.75)に設定され、また、プロジェクタPJ2における始点座標P2は、図6の(b)に示すように、P2=(W−W/1.75,0)と設定されるので、その終点座標Q2はQ2=(W,H/1.75)に設定される。また、プロジェクタPJ3における始点座標P3は、図6の(c)に示すように、P3=(0,H−H/1.75)と設定されるので、その終点座標Q3はQ2=(W/1.75,H)に設定される。また、プロジェクタPJ4における始点座標P4は、図6の(d)に示すように、P4=(W−W/1.75,H−H/1.75)と設定されるので、その終点座標Q4はQ2=(W,H)に設定される。
このように、プロジェクタPJ1〜PJ4に対して始点位置と拡大率をそれぞれ与えることにより、プロジェクタPJ1〜PJ4では自身が表示すべき部分画像データの範囲を切出範囲として設定することができる。そして、プロジェクタPJ1〜PJ4では設定された切出範囲に基づいて、入力画像データから設定された切出範囲を切出し、切出された入力画像データに対して、プロジェクタPJ1〜PJ4のそれぞれの拡大率(この例では、Z1=Z2=Z3=Z4=1.75)で拡大を行うことにより、プロジェクタPJ1〜PJ4で表示すべきそれぞれの部分画像データ(図6(e)〜(h)参照)が生成される。
前述したような切出処理を行うには、入力画像データを図2に示す画像データ記憶部361aにバッファリングする必要がある。この画像データ記憶部361aとしては、1画面分の入力画像データを全て記憶するフレームバッファを用いてもよいが、単純な切出処理を行う場合には、水平方向の1ライン分の走査データを記憶するラインバッファがあれば十分である。なお、1画面分の画像データを全て記憶可能な領域か、もしくは複数ライン分の走査データを記憶可能な領域があれば、より高度なスケーリング処理(たとえばバイ・リニア処理,バイ・キュービック処理)を導入することも可能である。
なお、図19(b)、図6のように重複領域を設けて投写する場合はエッジブレンディング処理を行うことが望ましい。ここで、エッジブレンディング処理について図7により簡単に説明する。
図7(a)はエッジブレンディング処理を行わない場合である。図7(a)に示すように、エッジブレンディング処理を行わないと、たとえば、図1のようなマルチディスプレイ装置において、重複する画像を表示する2台のプロジェクタ(縦方向の2台のプロジェクタPJ1,PJ3とする)による表示画像のスクリーン上での重複領域における輝度値が他の領域に比べて増大する。
一方、図7(b)は、投写光の光量の調節が可能な遮光板70を、プロジェクタとスクリーンとの間の光路上の適切な位置に配置してエッジブレンディング処理を行った場合である。図7(b)に示すように、エッジブレンディング処理を行うと、縦方向の2台のプロジェクタPJ1,PJ3による表示画像のスクリーン上での重複領域における輝度値が他の領域に比べて増大するのを防止することができる。
なお、このようなエッジブレンディング処理は、画像データ処理により行うことも可能である。
画像データ処理によるエッジブレンディング処理に関しては、プロジェクタPJ1〜PJ4側の画像データ処理部361に重複領域に対応する画像データの輝度値を適切に制御する処理が実装されていれば、それを用いることで実現できる。
以上説明したように実施形態1に係るマルチディスプレイ装置によれば、PCなどの画像データ出力装置1からの画像データを画像データ分配装置2によってマルチディスプレイ装置を構成するプロジェクタPJ1〜PJ4に分配し、プロジェクタPJ1〜PJ4では、画像データ分配装置2で分配された画像データから自身が表示すべき所定範囲の画像データを切出して拡大するなどの部分画画像データ生成処理を行って自身が表示すべき部分画像データとして生成するようにしている。
このように、実施形態1に係るマルチディスプレイ装置は、画像データを並列に分配出力可能な画像データ分配装置1を用い、かつプロジェクタPJ1〜PJ4においては入力された画像データから自身が表示すべき部分画像データを生成する画像データ処理部361を有することで、マルチディスプレイ装置を構成する画像表示装置の台数やその構成形態の変更に柔軟に対応することができる。
なお、画像データ分配装置1の出力端子数がより多いものを用いたり、あるいはそのような画像データ分配装置1を複数組み合わせて用いることも可能である。これによれば、プロジェクタの台数の追加や構成形態の変更などにより柔軟に対応することができ、マルチディスプレイ装置の構成の自由度をより高いものとすることができる。
また、実施形態1に係るマルチディスプレイ装置では、スプリッタやスキャンコンバータと言ったマルチディスプレイ用の高価な専用装置を用いることなく、安価な汎用の画像データ分配装置2と、個々のプロジェクタPJ1〜PJ4側で画像データの切出・拡大などの処理が可能な画像データ処理部361を設けることによって実現可能であるため、簡便かつ低コストに、高輝度、高解像度の大画面を形成可能なマルチディスプレイ装置を構築することができる。
また、本発明のマルチディスプレイ装置では、画像データの圧縮(符号化)・伸張(復号化)処理を伴わないため、専用装置を使用したときと同様に、入力画像データを入力してから表示までのタイムラグがほとんどない。したがって、本発明のマルチディスプレイ装置をプレゼンテーション用として用いるような場合にも軽快なレスポンスでプレゼンテーションを行うことができる。
[実施形態2]
実施形態1に係るマルチディスプレイ装置においては、部分画像データのアスペクト比が入力画像データと同じとした場合であったが、実施形態2に係るマルチディスプレイ装置においては、部分画像データのアスペクト比が入力画像データと異なる場合である。
実施形態2においては、プロジェクタPJ1〜PJ4における水平方向の拡大率をZx、垂直方向の拡大率をZyで表し、この場合、Zx=1.6、Zy=2.0と設定されているものとする。
図8は実施形態2に係るマルチディスプレイ装置において、入力画像データと異なったアスペクト比を有する部分画像データ生成処理の例について示す図である。
プロジェクタPJ1における始点座標P1は、図8(a)に示すように、P1=(0,0)と設定されるので、その終点座標Q1は、Q1=(W/1.6,H/2)と設定される。また、プロジェクタPJ2における始点座標P2は、図8の(b)に示すように、P2=(W−W/1.6,0)と設定されるので、その終点座標Q2は(W,H/2)と設定される。また、プロジェクタPJ3における始点座標P3は、図8(c)に示すように、P3=(0,H/2)と設定されるので、その終点座標Q3は(W−W/1.6,H)と設定される。また、プロジェクタPJ4における始点座標P4は、図8の(d)に示すように、P4=(W−W/1.6,H/2)と設定されるので、その終点座標Q4は(W,H)と設定される。
このように、プロジェクタPJ1〜PJ4に対して始点位置と拡大率をそれぞれ与えることにより、プロジェクタPJ1〜PJ4では自身が表示すべき部分画像データの範囲を切出範囲として設定することができる。
そして、プロジェクタPJ1〜PJ4では設定された切出範囲に基づいて、入力画像データから設定された切出範囲を切出し、切出された入力画像データに対して、プロジェクタPJ1〜PJ4の水平方向及び垂直方向のそれぞれの拡大率Zx,Zy(この例では、Zx=1.6、Zy=2.0)で拡大を行うことにより、プロジェクタPJ1〜PJ4で表示すべきそれぞれの部分画像データ(図8(e)〜(h)参照)が生成される。
なお、水平方向及び垂直方向のそれぞれの拡大率Zx,Zyの値は、前述の例に限られるものではなく、所定の範囲内で任意に設定することができることは勿論である。
[実施形態3]
実施形態3に係るマルチディスプレイ装置においては、切出パラメータとして、入力画像データにおける部分画像データの範囲の始点位置に関するパラメータ(始点座標P1〜P4)と部分画像データの終点位置に関するパラメータ(終点座標Q1〜Q4)がそれぞれのプロジェクタPJ1〜PJ4に設定される。
図9は実施形態3に係るマルチディスプレイ装置において、重複領域を設けずにタイリング表示する際のプロジェクタPJ1〜PJ4におけるそれぞれの部分画像データ生成処理の例を示す図である。図9の(a)〜(d)に示すように、プロジェクタPJ1における部分画像データの範囲を設定するための切出パラメータとしては、始点座標P1(0.0)と終点座標Q1(W/2,H/2)が設定され、プロジェクタPJ2における部分画像データの範囲を設定するための切出パラメータとしては、始点座標P2(W/2,0)と終点座標Q2(W,H/2)が設定される。
また、プロジェクタPJ3における部分画像データの範囲を設定するための切出パラメータとしては、始点座標P3(0.H/2)と終点座標Q3(W/2,H)が設定され、プロジェクタPJ4における部分画像データの範囲を設定するための切出パラメータとしては、始点座標P4(W/2,H/2)と終点座標Q4(W,H)が設定される。
このように、プロジェクタPJ1〜PJ4に対して始点座標と終点座標がそれぞれ設定されることにより、プロジェクタPJ1〜PJ4では自身が表示すべき部分画像データの範囲を切出範囲として設定することができる。そして、プロジェクタPJ1〜PJ4では設定された切出範囲に基づいて、入力画像データから設定された切出範囲を切出し、切出された入力画像データに対して、所定の拡大率(この場合、Z1=Z2=Z3=Z4=2.0)で拡大を行うことにより、プロジェクタPJ1〜PJ4で表示すべきそれぞれの部分画像データ(図9(e)〜(h)参照)が生成される。
なお、図9ではプロジェクタPJ1〜PJ4からのそれぞれの表示画像に重複領域を設けない場合について説明したが、重複領域を設けて表示する場合にも、プロジェクタPJ1〜PJ4のそれぞれの部分画像データの範囲を設定するための切出パラメータとして、始点座標と終点座標とを設定することで、プロジェクタPJ1〜PJ4で表示すべきそれぞれの部分画像データを生成することができる。
[実施形態4]
実施形態4に係るマルチディスプレイ装置においては、切出パラメータとして、入力画像データにおける部分画像データの範囲の始点位置に関するパラメータ(始点座標)、始点位置からの水平方向の距離に関するパラメータ及び前記始点位置からの垂直方向の距離に関するパラメータがそれぞれのプロジェクタPJ1〜PJ4に設定される。
図10は実施形態4に係るマルチディスプレイ装置において、重複領域を設けずにタイリング表示する際のプロジェクタPJ1〜PJ4における部分画像データ生成処理の例を示す図である。
図10の(a)〜(d)に示すように、プロジェクタPJ1における部分画像データの範囲を設定するための切出パラメータとしては、始点座標P1(0,0)と水平方距離としての水平解像度(水平画素数)wと垂直方向距離としての垂直解像度(垂直画素数)hが設定され、プロジェクタPJ2における部分画像データの範囲を設定するための切出パラメータとしては、始点座標P2(W/2,0)と水平方距離としての水平解像度(水平画素数)wと垂直方向距離としての垂直解像度(垂直画素数)hが設定される。
また、プロジェクタPJ3における部分画像データの範囲を設定するための切出パラメータとしては、始点座標P3(0,H/2)と水平方距離としての水平解像度(水平画素数)wと垂直方向距離としての垂直解像度(垂直画素数)hが設定され、プロジェクタPJ4における部分画像データの範囲を設定するための切出パラメータとしては、始点座標P2(W/2,H/2)と水平方距離としての水平解像度(水平画素数)wと垂直方向距離としての垂直解像度(垂直画素数)hが設定される。
このようにして、プロジェクタPJ1〜PJ4に対してそれぞれの部分画像データの範囲の始点位置に関するパラメータ(始点座標)、始点位置からの水平方向の距離に関するパラメータ及び前記始点位置からの垂直方向の距離に関するパラメータを与えることにより、プロジェクタPJ1〜PJ4では自身が表示すべき部分画像データの範囲を切出範囲として設定することができる。
そして、プロジェクタPJ1〜PJ4では設定された切出範囲に基づいて、入力画像データから設定された切出範囲を切出し、切出された入力画像データに対して、所定の拡大率(この場合、Z1=Z2=Z3=Z4=2.0)で拡大を行うことにより、プロジェクタPJ1〜PJ4で表示すべきそれぞれの部分画像データ(図5(e)〜(h)参照)が生成される。
なお、図10ではプロジェクタPJ1〜PJ4からのそれぞれの表示画像に重複領域を設けない場合について説明したが、重複領域を設けて表示する場合にも、プロジェクタPJ1〜PJ4のそれぞれの部分画像データの範囲を設定するための切出パラメータとして、始点座標と始点位置からの水平方向の距離に関するパラメータ及び前記始点位置からの垂直方向の距離に関するパラメータを設定することで、プロジェクタPJ1〜PJ4で表示すべきそれぞれの部分画像データを生成することができる。
[実施形態5]
実施形態5に係るマルチディスプレイ装置では、PCなどの画像データ出力装置1からの画像データを、画像データ分配装置2を用いてプロジェクタPJ1〜PJ4に分配するような構成としたが、実施形態2に係るマルチディスプレイ装置では、画像データ分配装置2を用いずに、画像データ出力装置1からの画像データをプロジェクタPJ1〜PJ4に与えることを可能とする。
図11は実施形態5に係るマルチディスプレイ装置の構成を示す図である。図11に示すように、実施形態5に係るマルチディスプレイ装置では、画像データ出力装置1にマルチディスプレイ装置を構成する複数のプロジェクタ(実施形態2においても、縦方向2台、横方向2台の合計4台のプロジェクタPJ1〜PJ4とする)のうちの1台のプロジェクタ(プロジェクタPJ1とする)を接続し、このプロジェクタPJ1に、プロジェクタPJ2を接続し、続いて、プロジェクタPJ2にプロジェクタPJ3を接続するというように、マルチディスプレイ装置を構成する複数のプロジェクタPJ1〜PJ4を直列接続した構成となっている。
ここで、マルチディスプレイ装置を構成する複数のプロジェクタは、図2に示したように、入力画像データを外部に出力可能な画像データ出力端子としての機能を有するモニタ出力端子Moutを有しているものとする。そして、画像データ入力端子Dinとモニタ出力端子Moutとを利用して複数のプロジェクタPJ1〜PJ4を直列接続する。
すなわち、図11の例では、プロジェクタPJ1の画像データ入力端子Dinと画像データ出力装置1の画像データ出力端子Dout(図示せず)とを接続ケーブルC0によって接続する。
そして、プロジェクタPJ1のモニタ出力端子MoutとプロジェクタPJ2の画像データ入力端子Dinを接続ケーブルC1によって接続し、プロジェクタPJ2のモニタ出力端子MoutとプロジェクタPJ3の画像データ入力端子Dinを接続ケーブルC2によって接続し、プロジェクタPJ3のモニタ出力端子MoutとプロジェクタPJ4の画像データ入力端子Dinを接続ケーブルC3によって接続する。なお、図11中の各接続ケーブルC0〜C3に沿って示されている矢印は、入力画像データの流れ方向を示すものである。
プロジェクタPJ1〜PJ4に設けられたモニタ出力端子Moutは、前述したように、自身の画像データ入力端子Dinに入力された入力画像データをそのまま外部に出力可能な端子である。
このモニタ出力端子Moutは、画像データ入力端子Dinにそのまま並列接続されている形態も考えられるが、画像データを長い距離にわたって引き回すと信号が減衰してしまいノイズが混入しやすくなること、また画像データ出力装置1の画像データ出力段の出力インピーダンスが高い場合は、やはり画像データの信号が減衰してしまうことなどから、図3で示した画像データ出力部32がバッファアンプを有し、このバッファアンプを介してモニタ出力端子Moutから出力されるような構成となっているのが一般的である。
図11に示すマルチディスプレイ装置では、それぞれのプロジェクタPJ1〜PJ4が有するモニタ出力端子Moutと画像データ入力端子Dinとを用いて、複数のプロジェクタを直列接続することで、それぞれのプロジェクタPJ1〜PJ4には同一の入力画像データを与えることができる。
図11のように構成された実施形態5に係るマルチディスプレイ装置においても、実施形態1〜実施形態4に係るマルチディスプレイ装置で説明したと同様に、それぞれのプロジェクタPJ1〜PJ4において、入力画像データからの所定範囲の画像データを切出して、切出された所定範囲の画像データを拡大するなどの部分画像データ生成処理を行う。このプロジェクタPJ1〜PJ4での部分画像データ生成処理については、実施形態1〜実施形態4に係るマルチディスプレイ装置と同様に行うことができるので(図4〜図10参照)、ここではその説明は省略する。
実施形態5に係るマルチディスプレイ装置によれば、実施形態1に係るマルチディスプレイ装置と同様の効果が得られることは勿論、実施形態5に係るマルチディスプレイ装置では、画像データ分配装置2が不要となり、また必要な接続ケーブルの本数を減らすことができるなど、マルチディスプレイ装置をより一層簡略化することができる。
なお、複数のプロジェクタを直列接続する際の順番は、複数のプロジェクタのうち垂直方向に隣接する2つのプロジェクタに注目したとき、表示面上で垂直方向における上側の画像を表示するプロジェクタが下側の画像を表示するプロジェクタよりも、入力画像データを時間的に早く入力可能とするような順番となるという条件を満たすように決定されることが好ましい。
この条件を満たすには、たとえば、図11のように、左上の画像を表示するプロジェクタPJ1を先頭にして、以下、プロジェクタPJ2,PJ3,PJ4の順としてもよく、図12(a)に示すように、左上の画像を表示するプロジェクタPJ1を先頭にして、以下、プロジェクタPJ2,PJ4,PJ3の順としてもよく、また、図12(b)に示すように、右上の画像を表示するプロジェクタPJ2を先頭にして、以下、プロジェクタPJ1,PJ3,PJ4の順としてもよい。さらに、図12(c)に示すように、左上の画像を表示するプロジェクタPJ1を先頭にして,プロジェクタPJ3,PJ2,PJ4の順とすることも考えられる。
ただし、入力画像データの本来の走査順序により近い状態で表示することを考慮すると、次のような条件を満たすような接続形態とすることがより好ましい。すなわち、複数のプロジェクタのうち水平方向に並ぶ複数のプロジェクタを1つのグループとし、該グループが垂直方向に複数のグループが存在する場合、垂直方向において隣接する2つグループに注目したとき、表示面上で垂直方向における上側の画像を表示するグループのプロジェクタが下側の画像を表示するグループのどのプロジェクタよりも、入力画像データを時間的に早く入力可能とするような順番とする。
これを図11の例で考えると、図11の接続形態は、プロジェクタPJ1,PJ2を水平方向に並ぶ1つのグループ(第1グループ)とし、プロジェクタPJ3,PJ4を水平方向に並ぶ1つのグループ(第2グループ)としたとき、これら垂直方向に隣接する2つのグループにおいて、上側の画像を表示する第1グループ内のプロジェクタPJ1,PJ2は、下側の画像を表示する第2グループのどのプロジェクタPJ3,PJ4よりも、入力画像データを時間的に早く入力可能とするような順番とするという条件を満たしている。こうすることで、入力画像データの本来の走査順序により近い状態で表示することができる。
なお、図11の例では、プロジェクタPJ1は背面投写用スクリーン上の視聴者側から見た左上の部分画像を生成・表示し、プロジェクタPJ2は背面投写用スクリーン上の視聴者側から見た右上の部分画像を生成・表示し、プロジェクタPJ3は背面投写用スクリーン上の視聴者側から見た左下の部分画像を生成・表示し、プロジェクタPJ4は背面投写用スクリーン上の視聴者側から見た右下の部分画像を生成・表示するという構成となっている。
したがって、図11に示すように、プロジェクタPJ1,PJ2,PJ3,PJ4の順とすることで、入力画像データの本来の走査順序により近い状態で表示することができる。なお、水平方向に隣接するプロジェクタ同士は、順番が入れ替わったとしても、走査順序としての影響が少ないので、図12(a),(b)のような直列接続の順番とすることも可能である。また、図12(c)は複数のプロジェクタを直列接続する際の一つの接続形態ではあるが、入力画像データの本来の走査順序により近い状態で表示可能とするということを考慮した接続形態からは外れたものとなる。
[実施形態6]
実施形態6に係るマルチディスプレイ装置は、実施形態1に係るマルチディスプレイ装置と実施形態5に係るマルチディスプレイ装置との組み合わせ、すなわち、画像データ分配装置2と複数のプロジェクタの直列接続とを組み合わせてマルチディスプレイ装置を構成するものである。
図13は実施形態6に係るマルチディスプレイ装置の構成を示す図である。実施形態6に係るマルチディスプレイ装置は、縦方向に4台、横方向に4台の合計16台のプロジェクタPJ1〜PJ16を用いた例について説明する。
図13に示すように、マルチディスプレイ装置を構成するプロジェクタの台数が多い場合にも、実施形態2に係るマルチディスプレイ装置と同様に、すべてのプロジェクタを直列接続することも可能であるが、多数のプロジェクタを多段に直列接続すると、終端側のプロジェクタにおいて、入力される画像データが劣化したり位相の遅れが増大したりする場合もあるので、実施形態1に係るマルチディスプレイ装置において用いた画像データ分配装置2を併用した直列接続を行うことで、画像データの品質を維持した状態にすることができる。
図13に示す例では、4×4の16台のプロジェクタPJ1〜PJ16を2×2の4台ずつのグループ、すなわち、プロジェクタPJ1〜PJ4、プロジェクタPJ5〜PJ8、プロジェクタPJ9〜PJ12、プロジェクタPJ13〜PJ16に分けて、これら各グループごとに4台のプロジェクタをそれぞれ接続ケーブルC2,C3,C4を用いて直列接続し、各グループにおける直列接続の先頭のプロジェクタを画像データ分配装置2にそれぞれ接続ケーブルC1を用いて並列接続している。
この図13の例では、プロジェクタPJ1、PJ5,PJ9,PJ13がそれぞれのグループにおける直列接続の先頭のプロジェクタであるので、これらのプロジェクタPJ1、PJ5,PJ9,PJ13を画像データ分配装置2の出力端子Doutにそれぞれ接続ケーブルC1を用いて接続している。なお、図13中における各接続ケーブルC0〜C4に沿って示されている矢印は、入力画像データの流れを示している。
マルチディスプレイ装置を図13のような構成とすることによって、マルチディスプレイ装置を構成するプロジェクタの台数が増えても、それぞれのプロジェクタに入力される画像データの劣化や位相遅れを抑えることができる。
なお、図13では画像データ分配装置を一台とした場合が示されているが、画像データ分配装置を複数台用いることによって、より多い台数のプロジェクタを用いたマルチディスプレイ装置を構成することも可能である。すなわち、1台の画像データ分配装置では、その出力端子の数に対応した台数のプロジェクタしか接続できないが、複数台の画像データ分配装置を用いることにより、マルチディスプレイ装置を構成するプロジェクタの台数や接続形態をより柔軟なものとすることができる。
図14は画像データ分配装置を複数台用いたマルチディスプレイ装置の構成例を示す図である。図14においては、3台の画像データ分配装置2a,2b,2cを用いた例が示されている。図14に示すように、画像データ分配装置2aの出力端子(図示せず)に画像データ分配装置2b,2cをそれぞれ接続する。そして、画像データ分配装置2b,2cのそれぞれの出力端子(図示せず)に、各グループの先頭のプロジェクタ(図14の例ではPJ1〜PJ8とする)の画像データ入力端子(図示せず)が接続され、これら各グループの先頭のプロジェクタPJ1〜PJ8のそれぞれの画像データ出力端子(図示せず)に、複数台のプロジェクタが直列接続されている。
このような構成とすることによって、マルチディスプレイ装置を構成するプロジェクタの台数や接続形態をより柔軟なものとすることができる。また、画像データ分配装置の台数や画像データ分配装置に接続されるプロジェクタの台数などは、所定の範囲で任意に設定することができる。
なお、図13及び図14のような構成とする場合も、各グループにおける複数のプロジェクタの直列接続の順番は、図11及び図12(a),(b),(c)で示すような順番とすることが可能である。ただし、入力画像データの本来の走査順序により近い状態で表示することを考慮すると、図11及び図12(a),(b)に示すような順番とすることが好ましい。
ところで、以上説明した各実施形態において、プロジェクタPJ1〜PJ4(実施形態6ではプロジェクタPJ1〜PJ16)がそれぞれの部分画像データ生成処理を行う際に、部分画像データ生成処理に必要な切出パラメータをそれぞれのプロジェクタPJ1〜PJ4(実施形態6ではプロジェクタPJ1〜PJ16)の動作設定部35に設定する必要がある。
このパラメータの設定は、ユーザがプロジェクタ本体に設けられた設定パネルを操作したりリモートコントローラなどを操作したりして行うことも可能であるが、個々のプロジェクタに対して手動で設定を行うのは煩雑であるため、自動または半自動で行えるようにすると利便性の高いものとなる。
図15はマルチディスプレイ装置を構成する複数のプロジェクタ(ここでは、4台のプロジェクタPJ1〜PJ4とする)の各種の設定を可能とする画像表示装置制御ユニットの構成を示す図である。ここでは、前述した各実施形態に係るマルチディスプレイ装置において、プロジェクタPJ1〜PJ4が部分画像データ生成処理を行うに必要な切出パラメータの設定を行う例について説明する。
図15に示すように、画像表示装置制御ユニットは、各種の制御を行うマイクロコンピュータなどの制御部51、制御部51の動作プログラム及びプロジェクタPJ1〜PJ4に与えるべき切出パラメータなどの動作パラメータを記録可能なPROM52、PROM52の内容を書き換え可能なPROM書き換え用インタフェース(I/F)53、手動設定用スイッチ群54、動作確認用ディスプレイ55、シリアル通信用レベルコンバータ56、いずれかのプロジェクタを選択可能なプロジェクタ選択手段としてアナログスイッチ57、プロジェクタPJ1〜PJ4との通信を行うためのシリアル通信端子581,582,・・・、プロジェクタPJ1〜PJ4のトリガアウト端子からのトリガ信号(プロジェクタの電源がONとなったことを示す信号や異常を示す信号など)を入力可能なトリガ信号入力部59などを有している。
なお、トリガ信号入力端子59を有することにより、たとえばそれぞれのプロジェクタPJ1〜PJ4の電源がONとなったときのトリガ信号をトリガとして、画像表示装置制御ユニットによるプロジェクタの設定動作を開始させるといったことが可能となる。
また、シリアル通信端子581〜584は、それぞれのプロジェクタPJ1〜PJ4に設けられているRS−232C端子やUSB端子(図2参照)などのシリアル通信端子に接続される。
図16は画像表示装置制御ユニットによりプロジェクタPJ1〜PJ4に対してパラメータ設定を行う場合の動作手順を示す図である。図16に示すように、制御部51による制御によってアナログスイッチ57を切り替えることにより、制御対象となるプロジェクタを選択し(ステップS1)、選択された制御対象となるプロジェクタに対し、該プロジェクタに対する制御コマンドとしての部分画像データ生成処理開始コマンドを送信する(ステップS2)。
そして、始点座標P(x,y)を制御対象となるプロジェクタに送信するとともに、拡大率Zを制御対象となるプロジェクタに送信する(ステップS3,S4)。なお、対象とするプロジェクタの適切な制御手順に従うために、ステップS2,S3,S4の順序を適宜入れ替えてもよい。
なお画像表示装置制御ユニット側では、どのプロジェクタが投写画面上のどの位置の画像を表示するかを知っているものとする。すなわちそのような前提のもとで、それぞれのシリアル通信端子581〜584に対して適切な動作パラメータを伴うプロジェクタ制御コマンドを送信するプログラムがインストールされていて、かつ各シリアル通信端子581〜584と各プロジェクタのシリアル通信端子とがそのプログラムに基づいて適切に接続されていればよい。
あるいは、ここでは詳細は説明しないが画像表示装置制御ユニットがそれぞれのプロジェクタとスクリーン上に表示された投写画像との対応を検出するための輝度センサ及び/又はカメラを備え、輝度センサ及び/又はカメラからの撮像データの処理を行うことにより、どのプロジェクタがスクリーン上のどの位置の画像を表示するかを動的に検知するようにすることも可能である。
次に、全てのプロジェクタについて設定を行ったか否かを判断して(ステップS5)、全てのプロジェクタに対する設定処理が終了していれば処理を終了し、全てのプロジェクタに対する設定処理が終了していなければ、ステップS1に戻る。
このような画像表示装置制御ユニットを用意することによって、それぞれのプロジェクタに対し、部分画像データ生成処理をイネーブルにしたり、切出パラメータをそれぞれのプロジェクタに設定する操作を外部からまとめて行ったりすることができる。これによって、ユーザがリモートコントローラなどを用いてそれぞれの画像表示装置に対してパラメータの設定を行うといった煩わしい作業を行わずに済み、使い勝手のよいマルチディスプレイ装置を実現することができる。
なお、本発明は前述の実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能となるものである。たとえば、下記の(1)〜(5)に示す変形例についても実施可能である。
(1)プロジェクタPJ1〜PJ4におけるそれぞれの液晶変調装置の解像度(水平方向解像度及び垂直方向解像度)が切出された部分画像データの解像度(水平方向解像度及び垂直方向解像度)よりも大きい場合には、図15に示すように、液晶変調装置上で部分画像データの範囲を設定することもできる。
図17は液晶変調装置上で部分画像データの範囲を設定する場合のそれぞれのプロジェクタPJ1〜PJ4における部分画像データ生成処理の例を示す図である。図17において、一点鎖線で示す枠V1は液晶変調装置の表示可能領を示している。なお、図17に示される部分画像データ生成処理において用いられる切出パラメータは、実施形態1に係るマルチディスプレイ装置と同様、部分画像データの始点座標と拡大率である場合が示されている。
このように、プロジェクタPJ1〜PJ4におけるそれぞれの液晶変調装置の解像度が、切出された部分画像データの解像度よりも大きい場合には、液晶変調装置36上の表示可能領域V1上で部分画像データの範囲を設定することができる。
なお、図17では実施形態1に係るマルチディスプレイ装置の説明で用いられた切出パラメータにより部分画像データの範囲の設定を行う例について示したが、切出パラメータは、実施形態2〜実施形態4で説明した各種の切出パラメータにより部分画像データの範囲の設定を行うことも可能であることは勿論である。
図18は図17に示した部分画像データ生成処理によって生成された各プロジェクタPJ1〜PJ4の部分画像データに対応する部分画像を、重複領域を設けないで表示した場合を示す図である。なお、図17及び図18においては隣接する表示画像に重複領域を設けない場合について説明したが、重複領域を設ける場合についても実施可能である。
(2)前述の各実施形態に係るマルチディスプレイ装置においては、マルチディスプレイ装置を構成するプロジェクタの台数は、前述の各実施形態の例に限られるものではないことは勿論である。
(3)前述の各実施形態に係るマルチディスプレイ装置においては、プロジェクタPJ1〜PJ4の投写方向は背面投写であるとして説明したが、前面投写である場合にも適用できることは勿論である。
(4)前述の各実施形態に係るマルチディスプレイ装置においては、各プロジェクタに用いられる電気光学変調装置は液晶変調装置としたが、デジタルミラーデバイスを用いたものであってもよい。
(5)前述の各実施形態に係るマルチディスプレイ装置においては、画像表示装置としてプロジェクタを用いた例について説明したが、プロジェクタ以外の他の画像表示装置(たとえば液晶フラットパネルディスプレイなど)であってもよい。その場合、液晶フラットパネルディスプレイには、前述の各実施形態で説明したような部分画像データ生成処理機能などを備え、また、画像データ入力端子は勿論のこと、実施形態5及び実施形態6を実現するには、画像データ出力端子を備えていることが必要である。
実施形態1に係るマルチディスプレイ装置の構成を示す図。 プロジェクタPJ1〜PJ4に設けられている入出力端子の一例を示す図。 実施形態1に係るマルチディスプレイ装置を構成するプロジェクタの構成を示す図。 部分画像データ生成処理及びこの部分画像データ生成処理に必要な切出パラメータについて説明する図。 重複領域を設けずにタイリング表示する際のプロジェクタPJ1〜PJ4における部分画像データ生成処理の例を示す図。 重複領域を設けてタイリング表示する際のプロジェクタPJ1〜PJ4における部分画像データ生成処理の例を示す図。 エッジブレンディング処理について説明する図。 実施形態2に係るマルチディスプレイ装置において、入力画像データと異なったアスペクト比を有する部分画像データ生成処理の例について示す図。 実施形態3に係るマルチディスプレイ装置において、重複領域を設けずにタイリング表示する際のプロジェクタPJ1〜PJ4におけるそれぞれの部分画像データ生成処理の例を示す図。 実施形態4に係るマルチディスプレイ装置において、重複領域を設けずにタイリング表示する際のプロジェクタPJ1〜PJ4における部分画像データ生成処理の例を示す図。 実施形態5に係るマルチディスプレイ装置の構成を示す図。 複数のプロジェクタの直列接続の接続形態の例を示す図。 実施形態6に係るマルチディスプレイ装置の構成を示す図。 画像データ分配装置を複数台用いたマルチディスプレイ装置の構成例を示す図。 マルチディスプレイ装置を構成する複数のプロジェクタPJ1〜PJ4の各種の設定を可能とする画像表示装置制御ユニットの構成を示す図。 画像表示装置制御ユニットによりプロジェクタPJ1〜PJ4に対してパラメータ設定を行う場合の動作手順を示す図。 液晶変調装置上で部分画像データの範囲を設定する場合のそれぞれのプロジェクタPJ1〜PJ4における部分画像データ生成処理の例を示す図。 図17に示した部分画像データ生成によって生成された各プロジェクタPJ1〜PJ4の部分画像データに対応する部分画像を、重複領域を設けないで表示した場合を示す図。 4台のプロジェクタを縦方向に2台、横方向に2台配置してスクリーン上にタイリング表示するマルチディスプレイ装置の一例を示す図。
符号の説明
1・・・画像データ出力装置、2・・・画像データ分配装置、31・・・画像データ入力部、32・・・画像データ出力部、34・・・遠隔操作信号受信部、35・・・動作設定部、36・・・表示制御部、361・・・画像データ処理部、PJ1〜PJ16・・・プロジェクタ、Din・・・画像データ入力端子、Dout・・・画像データ出力端子、Mout・・・モニタ出力端子、C0〜C4・・・接続ケーブル

Claims (13)

  1. 画像データ入力端子を介して入力された入力画像データから部分画像データを生成して前記部分画像データに対応する部分画像を表示面に表示する複数の画像表示装置を有し、前記複数の画像表示装置が表示する前記部分画像によって一画面を構成するマルチディスプレイ装置であって、
    前記マルチディスプレイ装置は、前記画像データ入力端子に前記入力画像データを並列に出力可能な複数の出力端子を有する画像データ分配装置をさらに有し、
    前記複数の画像表示装置のそれぞれは、前記入力画像データから前記部分画像データを生成する画像データ処理部を有し、かつ、それぞれの前記画像データ入力端子が前記画像データ分配装置の複数の出力端子のうちいずれかに接続されることを特徴とするマルチディスプレイ装置。
  2. 請求項1に記載のマルチディスプレイ装置において、
    前記画像データ処理部は、前記入力画像データにおける前記部分画像データの範囲を設定するための切出パラメータを用いて前記入力画像データから前記部分画像データを切り出すことを特徴とするマルチディスプレイ装置。
  3. 請求項2に記載のマルチディスプレイ装置において、
    前記切出パラメータは、前記入力画像データにおける前記部分画像データの範囲の始点位置に関するパラメータ及び拡大率に関するパラメータであることを特徴とするマルチディスプレイ装置。
  4. 請求項2に記載のマルチディスプレイ装置において、
    前記切出パラメータは、前記入力画像データにおける前記部分画像データの範囲の始点位置に関するパラメータ及び終点位置に関するパラメータであることを特徴とするマルチディスプレイ装置。
  5. 請求項2に記載のマルチディスプレイ装置において、
    前記切出パラメータは、前記入力画像データにおける前記部分画像データの範囲の始点位置に関するパラメータ、前記始点位置からの水平方向の距離に関するパラメータ及び前記始点位置からの垂直方向の距離に関するパラメータであることを特徴とするマルチディスプレイ装置。
  6. 請求項2〜5のいずれかに記載のマルチディスプレイ装置において、
    前記複数の画像表示装置のそれぞれに前記切出パラメータを送信する画像表示装置制御ユニットをさらに有することを特徴とするマルチディスプレイ装置。
  7. 請求項6に記載のマルチディスプレイ装置において、
    前記画像表示装置制御ユニットは、
    前記複数の画像表示装置のそれぞれとの間で通信が可能な通信端子と、
    前記複数の画像表示装置のいずれかを選択可能な画像表示装置選択部と、
    前記画像表示装置選択部が選択する画像表示装置に前記通信端子を介して前記切出パラメータ及び前記画像表示装置に対する制御コマンドを送信する制御部と、
    を有することを特徴とするマルチディスプレイ装置。
  8. 画像データ入力端子を介して入力された入力画像データから部分画像データを生成して前記部分画像データに対応する部分画像を表示面に表示する複数の画像表示装置を有し、前記複数の画像表示装置が表示する前記部分画像によって一画面を構成するマルチディスプレイ装置であって、
    前記複数の画像表示装置のそれぞれは、前記入力画像データから前記部分画像データを生成する画像データ処理部及び前記入力画像データを外部に出力可能な画像データ出力端子を有し、かつ、それぞれの前記画像データ入力端子及び前記画像データ出力端子を用いて直列に接続されることを特徴とするマルチディスプレイ装置。
  9. 請求項8に記載のマルチディスプレイ装置において、
    前記複数の画像表示装置が直列に接続される順番は、前記複数の画像表示装置のうち垂直方向に隣接する2つの画像表示装置に注目したとき、表示面上で垂直方向における上側の画像を表示する画像表示装置が下側の画像を表示する画像表示装置よりも、前記入力画像データを時間的に早く入力可能とするような順番とすることを特徴とするマルチディスプレイ装置。
  10. 請求項8に記載のマルチディスプレイ装置において、
    前記複数の画像表示装置が直列に接続される順番は、前記複数の画像表示装置のうち水平方向に並ぶ複数の画像表示装置を1つのグループとし、該グループが垂直方向に複数のグループが存在する場合、垂直方向において隣接する2つグループに注目したとき、表示面上で垂直方向における上側の画像を表示するグループの画像表示装置が下側の画像を表示するグループのどの画像表示装置よりも、前記入力画像データを時間的に早く入力可能とするような順番とすることを特徴とするマルチディスプレイ装置。
  11. 画像データ入力端子を介して入力された入力画像データから部分画像データを生成して前記部分画像データに対応する部分画像を表示面に表示する複数の画像表示装置を有し、前記複数の画像表示装置が表示する前記部分画像によって一画面を構成するマルチディスプレイ装置であって、
    前記マルチディスプレイ装置は、前記画像データ入力端子に前記入力画像データを並列に出力可能な複数の出力端子を有する画像データ分配装置をさらに有し、
    前記複数の画像表示装置のそれぞれは、前記入力画像データから前記部分画像データを生成する画像データ処理部及び前記入力画像データを外部に出力可能な画像データ出力端子を有し、
    前記複数の画像表示装置は複数のグループに分割され、
    前記複数の画像表示装置のうち同一のグループに属する複数の画像表示装置は、それぞれの前記画像データ入力端子及び前記画像データ出力端子を用いて直列に接続され、
    前記複数の画像表示装置のうち前記複数のグループのそれぞれ先頭の画像表示装置における前記画像データ入力端子が前記画像データ分配装置の複数の出力端子のうちいずれかに接続されることを特徴とするマルチディスプレイ装置。
  12. 請求項1〜11のいずれかに記載のマルチディスプレイ装置において、
    前記画像表示装置は、プロジェクタであることを特徴とするマルチディスプレイ装置。
  13. マルチディスプレイ装置を構成する複数の複数の画像表示装置のそれぞれとの間で通信が可能な通信端子と、
    前記複数の画像表示装置のいずれかを選択可能な画像表示装置選択部と、
    前記画像表示装置選択部が選択する画像表示装置に前記通信端子を介して前記切出パラメータ及び前記画像表示装置に対する制御コマンドを送信する制御部と、
    を有することを特徴とするマルチディスプレイ装置における画像表示装置制御ユニット。

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