JP2006348584A - ポリオレフィン短繊維を混入した吹付けコンクリートによるトンネル覆工の補強工法 - Google Patents

ポリオレフィン短繊維を混入した吹付けコンクリートによるトンネル覆工の補強工法 Download PDF

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Abstract

【課題】ポリオレフィン短繊維を混入した吹付けコンクリートにより、十分な強度を有し、かつひび割れ発生を防止してトンネル覆工を補強する。
【解決手段】トンネル覆工の内壁面にコンクリートを吹き付けて補強するトンネル覆工の補強工法であって、前記コンクリートに、ポリオレフィン樹脂を主成分とする延伸繊維であって、該繊維の横断面の形状が3〜6個の突起部を有するほぼ多角形であり、かつ該突起部の先端に、該繊維の長手方向に沿って凹部又は凸部が形成されているポリオレフィン短繊維を混入する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ポリオレフィン短繊維を混入した吹付けコンクリートによるトンネル覆工の補強工法に関する。
従来、トンネル覆工に変状があらわれたり、そのおそれがある場合に、その変状の進行を防ぎ、トンネル覆工を補強するために、トンネル覆工の内壁面にコンクリートを吹き付けて補強する方法が採用されることがある。
コンクリートは、一般に圧縮応力には強いが、引張応力、曲げ応力に対しては弱いため、鉄筋、その他の緊張材で補強して使用されている。しかし、脆性が大きいため、ひび割れに対しては鉄筋などの補強材では十分に対応しきれないのが現状であり、トンネル内壁の剥落事故が発生している。近年、コンクリートに高強度化を求める動きが加速し、脆性は更に大きくなる傾向にあり、長期の安定性という点で改良が求められている。
トンネル内壁などの剥落の原因は、コンクリートに発生するひび割れとその拡大にある。そこで、その対策として、鋼繊維、ビニロン繊維などの繊維状物を所定長さに切断した短繊維をコンクリートに添加配合することが知られている(例えば特許文献1及び2参照)。
しかし、鋼繊維は、重い、錆びるなどの欠点があり、踏み抜きによる怪我のおそれなどの安全性の問題がある。ビニロン繊維は、セメントアルカリ条件下で温度が上昇すると加水分解しやすいなど、長期安定性の点で問題がある。
一方、ポリオレフィン短繊維はアルカリ耐久性に優れ、安価であるが、親水性に乏しいため、界面活性剤などを添加してセメントとの付着性を改善することが行われている。しかし、ポリオレフィン繊維は、基本的にはセメントと接着しないため、界面活性剤処理だけでは不十分である。そこで、コンクリートからの繊維の素抜け対策として、凹凸刻印ローラーで繊維表面を熱プレスして、繊維表面に凹凸加工を施したポリオレフィン繊維が提案されている(例えば特許文献3及び4参照)。
特開平5−262544号公報 特開平8−218220号公報 特開平11−116297号公報 特開2000−64116号公報
しかしながら、繊維の素抜け抵抗を上げるという点からは、繊維表面に凹凸加工を施すことは有効であるが、熱プレスという加工技術上、繊維の押圧部分が扁平化するため、コンクリートの耐ひび割れ性はある程度向上するが、コンクリートの圧縮強度、曲げ強度は低下する。また実用的な耐ひび割れ性を付与するためには、繊維を多量に配合する必要がある。このため、実用上満足できる繊維補強コンクリートは得られておらず、吹付けコンクリートを用いてトンネル覆工を十分に補強できてはいない。
本発明の課題は、ポリオレフィン短繊維を混入した吹付けコンクリートにより、十分な強度を有し、かつひび割れ発生を防止してトンネル覆工を補強することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、例えば図1、2に示すように、トンネル覆工の内壁面にコンクリートを吹き付けて補強するトンネル覆工の補強工法であって、ポリオレフィン樹脂を主成分とする延伸繊維であって、該繊維の横断面の形状が3〜6個の突起部を有するほぼ多角形であり、かつ該突起部の先端に、該繊維の長手方向に沿って凹部又は凸部が形成されているポリオレフィン短繊維を混入したコンクリートを、トンネル覆工の内壁面に吹き付けて補強することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のポリオレフィン短繊維を混入した吹付けコンクリートによるトンネル覆工の補強工法において、前記ポリオレフィン短繊維を0.05〜2容積%配合したコンクリートを用いることを特徴とする。
このように、ポリオレフィン樹脂を主成分とする延伸繊維の表面積を大きくし、物理的結合を著しく高めることのできる、特定の突起部を有するポリオレフィン短繊維をコンクリートに混入する。そして、このコンクリートをトンネル覆工の内壁面に吹き付けることにより、十分な強度を有し、かつひび割れ発生を防止して、トンネル覆工を補強することができる。
ここで、ポリオレフィン短繊維は、前記突起部の先端の凹部又は凸部の配置間隔が0.5〜5mmであることが好ましい。また、繊維長が5〜80mmであることが好ましい。また、ポリオレフィン樹脂がポリプロピレン樹脂であることが好ましい。
本発明によれば、コンクリートに混入するポリオレフィン短繊維が、3〜6個の突起部を有する異形断面であるため、セメントとの接触面積が大きい。さらに、突起部の先端だけに凹部又は凸部を形成しているため、セメントとの物理的結合が著しく高く、また凹凸付形による繊維の引張り物性の低下が小さい。その結果、コンクリート硬化後の繊維の素抜けが防止できるため、極めて優れた補強効果を発揮する。したがって、トンネル覆工の補強に適用すると、その曲げ靭性、引張強度を著しく向上し、また効果的にひび割れ発生を防止でき、トンネル覆工の補強を十分に行うことができる。
また、ポリプロピレン短繊維の比重が軽いために運搬、コンクリートに配合する場合の投入作業、施工性が優れている。
本発明における繊維原料は、耐セメントアルカリ性を要求される観点から、ポリオレフィン樹脂であることが必要である。ポリオレフィン樹脂としては、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリ4−メチルペンテン−1樹脂などを使用することができるが、特にポリプロピレン樹脂が好ましい。
ポリプロピレン樹脂としては、プロピレン単独重合体、エチレンなどのα−オレフィンとプロピレンのブロック共重合体又はランダム共重合体などのプロピレン共重合体、又はそれらの混合物を使用することができる。これらの中では、プロピレン単独重合体又はエチレン−プロピレンブロック共重合体が好ましい。繊維の引張ヤング率がセメントへの付着強力より大きいことが望ましいことから、特にアイソタクチックペンタッド分率0.95以上のポリプロピレン樹脂を選択して使用することが最も好ましい。ここでアイソタクチックペンダッド分率とは、A.Zambelli等によってMacromolecules 6 925(1973)に発表された、13CNMRを使用して測定されるポリプロピレン分子内のペンダッド単位でのアイソタクチック分率を意味する。
また、ポリプロピレン樹脂のメルトフローレート(MFR)は、連続的な安定生産性の点から、0.1〜30g/10分、好ましくは0.3〜20g/10分、さらに好ましくは0.5〜10g/10分の範囲で選定するのが好適である。
ポリプロピレン樹脂には、その紡糸前及び/又はその過程において、必要に応じて他のポリオレフィンを配合することもできる。ここで配合する他のポリオレフィンとしては、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸アルキル共重合体などのポリエチレン系樹脂、ポリブテン−1などが挙げられる。
本発明において吹付けコンクリートに混入するポロオレフィン短繊維は、ポリオレフィン樹脂を主成分とする延伸繊維であって、該繊維は横断面の形状が3〜6個の突起部を有する略多角形であり、かつ該突起部の先端のみに、該繊維の長手方向に沿って凹部又は凸部が形成されていることが特徴である。略多角形断面としては、3又は4個の頂点を有する形状のものがより好ましい。繊維の形状をこのように形成することによって、従来の丸形断面や扁平丸形断面を有する繊維に比べて、セメント配合時の断面曲げ二次モーメントが向上する。このため、比較的小さな引張ヤング率の短繊維であっても、セメント配合時の粗骨材、細骨材などとの衝突による短繊維の屈曲が抑制され、分散性及び大きなコンクリート物性向上効果を発揮する。
また、本発明におけるポリオレフィン短繊維の凹部又は凸部は、突起部の先端のみに形成されている。これは、セメントとの定着性と引抜き抵抗力を効果的にするとともに、繊維の引張り強度、ヤング率の低下を抑制するためである。
前記突起部の凹部又は凸部の大きさとその配置については特に限定されないが、突起部表面の繊維の長手方向に沿って、なるべく0.5〜5mmの適宜間隔で配置されていることが好ましい。しかし、繊維切断後の短繊維の長さの概ね70%以上の長さにわたって配置されていれば、不規則な間隔であってもよい。突起部は繊維の長手方向に対し同一線上にある必要はなく、スパイラル状に配置されていてもよく、不規則配置であってもよい。また、突起部の先端の凹部又は凸部は、全ての突起部の先端に形成されていることが好ましいが、2列以上の突起部に形成されていればよい。
なお、本発明に用いるポリオレフィン繊維は、単層繊維だけでなく、ポリオレフィン高融点成分を芯層とし、ポリオレフィン低融点成分を鞘層とする複合繊維を使用することもできる。このような複合繊維の製造方法は、公知である。
本発明に用いるポリオレフィン短繊維の製造方法は、特に限定されず、種々の方法を採用することができる。通常、まず、上記のポリオレフィン樹脂を用いて、所望の突起形状に対応した形状のノズルから熔融押出しし、冷却、延伸を経て、繊維の長手方向に連続したフィン状の突起状物を有する単層繊維又は複合繊維を成形する。次いで、フィン状の突起状物を本発明の凹部又は凸部を有する突起部に変形し、界面活性剤の付着処理などを施し、最後に所望の長さに切断することにより製造することができる。以下に、ポリオレフィン短繊維の製造方法をより詳細に説明する。
繊維の長手方向に連続したフィン状の突起状物を有する短繊維を成形する方法としては、特に制限はなく、突起部が付設された横断面が、3〜6個の突起部を有する略多角形、たとえば略三角形、略星形多角形、略複合多角形などを形成するように製造できる方法であれば、いかなる方法でもよい。たとえば、十字形、Y字形、三角形、X形、四角形、星型又はこれらの連糸形状のノズルを用いて、ポリオレフィン樹脂をダイスから熔融押出しし、冷却固化して、ポリオレフィン繊維を得ることができる。
上記により得られたポリオレフィン繊維は、次に、熱延伸、及び必要に応じて熱弛緩処理を施す。この熱処理によって繊維の剛性を高めて、伸びの小さいセメント補強用として好適な繊維とすることができる。熱延伸はポリオレフィン樹脂の融点以下、軟化点以上の温度下に行われ、通常は延伸温度が70〜150℃の範囲で行われる。
熱延伸法としては、熱ロール式、熱板式、赤外線照射式、熱風オーブン式、熱水式、水蒸気式などの加熱方式を採用できる。延伸操作は、1段延伸、2段延伸、多段延伸のいずれでもよい。延伸倍率は、2倍以上で破断しない程度であればよく、通常は3〜12倍、好ましくは6〜9倍である。ここで延伸倍率とは、供給ロール速度と引き取りロール速度の比で表したものである。
ポリオレフィン繊維の突起部の先端のみに凹部又は凸部加工を施す方法についても特に制限はない。たとえば、ストランドを刻印加熱ローラーで突起部の先端のみに刻印を付形する方法を採用することができる。また、繊維の長手方向に連続したフィンを有する繊維を加熱炉に短時間で通過させながら、熔融潜熱の小さいフィンのみを熔融、冷却し、部分的に凝集させることによって突起部の先端のみに凸部を形成させる方法を採用することもできる。
突起部の先端のみに凸部を形成するための加熱方法としては、樹脂を熔融できる温度に短時間に昇温できる方法であれば、特に限定されない。たとえば、180℃以上に加熱した熱風雰囲気の短時間接触であっても、突起部の先端は繊維の芯部に比べて熔融潜熱が小さいため、突起部の先端のみを熔融、凝集させて、トゲ状凸部を形成させることができる。
上記ポリオレフィン繊維は、その単糸繊度が100〜10,000dtex、好ましくは1000〜9000dtexの範囲にある。単糸繊度が100dtex未満では繊維が細すぎて、セメント混和中の分散が不均一となってファイバーボールになり易く、施工性や補強性の点で好ましくない。一方、単糸繊度が10,000dtexを超えると繊維のセメント混和物との接触面積が減少し、配合繊維量(容量%)との調整を行ううえで、補強効果が劣り好ましくない。
上記ポリオレフィン繊維は、短繊維とするための切断前または切断後に種々の処理を施すことができる。たとえば、繊維表面を界面活性剤、分散剤、カップリング剤等で処理してもよいし、またはコロナ放電処理、紫外線照射、電子線照射等により表面活性化または架橋化等の処理を行ってもよい。特に、コンクリートに配合する際の分散性を高める点から、界面活性剤などで表面親水化処理を行うことが好ましい。
界面活性剤としては、疎水性であるポリオレフィン繊維とセメントとの親和性を向上させるため、親水性の界面活性剤を使用するのが好ましい。ポリオレフィン繊維に親水性を付与することにより分散性が向上し、繊維とセメントが均質に混合されることによって繊維補強効果が向上する。
親水性の界面活性剤としては、特に限定なく使用することができるが、なかでもポリエチレングリコールアルキルエステル系ノニオン界面活性剤、アルキルフォスフェート系アニオン界面活性剤、多価アルコール型アマイドノニオン系界面活性剤などを好ましく使用できる。
ポリエチレングリコールアルキルエステルとしては、水分散液の安定性、繊維付着性の点から、それを構成する長鎖脂肪族アルキル基の炭素数が6〜18、好ましくは8〜16であるものが好ましい。好ましいポリエチレングリコールアルキルエステルの具体例としては、ポリエチレングリコールラウレート、ポリエチレングリコールオレエート、ポリエチレングリコールステアレートなどが挙げられる。
アルキルホスフェートは、平均炭素数18以下、好ましくは6〜16、より好ましくは8〜14のアルキル基を1分子中に1〜2個、好ましくは1個有するホスフェートであり、塩としてはアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、アミン塩が挙げられる。好ましいアルキルフォスフェートの具体例としては、オクチルホスフェート、ラウリルホスフェート、ステアリルホスフェートのような高級アルコールの燐酸エステルのナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウムなどの塩及びアミン塩が挙げられる。その中和は遊離水酸基の50%以上、特に完全中和物が好ましい。
多価アルコール型アマイドノニオンは、炭素数4〜18のアルキルアミンと、3〜13個の水酸基を持つポリグリセリンとの付加反応物が用いられ、好ましくは炭素数11〜17のアルキルアミンと、3〜6個の水酸基を持つポリグリセリンとの付加反応物が用いられる。
その他の好ましい界面活性剤としては、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテルリン酸エステル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステルが挙げられる。ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテルリン酸エステルの具体例としては、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルリン酸エステル、ポリオキシエチレンドデシルフェニルエーテルリン酸エステルなどが挙げられ、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステルの具体例としては、ポリオキシエチレンオレイン酸エステル、ポリオキシエチレンステアリン酸エステルなどが挙げられる。これらの界面活性剤は、一種単独又は二種以上を混合して使用することができる。
上記界面活性剤の繊維に対する付着量は特に限定されないが、セメント配合時の泡の発生抑制の観点から、総繊維に対して、通常0.05〜2重量%の範囲で用いられる。繊維に対する付着量が、総繊維に対して0.05重量%未満ではポリオレフィン繊維に親水性が充分付与されないおそれがあり、また、2重量%を超えても親水性は頭打ちになり、かえって繊維混練時のセメントフレッシュ中に気泡が発生し、コンクリートの圧縮強度、曲げ強度などの物性値を低下させるおそれがあるので好ましくない。気泡の発生を抑制するために、繊維への界面活性剤処理時に、消泡剤を併用することもできる。
ポリオレフィン繊維に表面処理剤を付着させる方法としては、特に限定はなく、浸漬法、スプレー法、コーディング法のいずれの方法も採用することができる。繊維に表面処理剤を付与した後、必要に応じて、絞りロールなどを用いて繊維集合体の内部にまで浸透させることができる。
こうして得られたポリオレフィン繊維は、所定長さにカットされ、コンクリート補強用の短繊維として使用される。コンクリートのひび割れにくさ(靭性)を向上する観点からは、短繊維の太さ(繊維径D)はより細く、長さ(繊維長L)はより長いもの、すなわち、短繊維のアスペクト比(L/D)がより大きいものほど好ましいが、本発明に用いるポリオレフィン短繊維は、従来品に比べて、アスペクト比が小さくても、すなわち短繊維径が同じであれば繊維長が短くても補強効果が大きいという特徴がある。
本発明に用いるポリオレフィン短繊維は、短繊維の繊維長(見かけ長さ)が5〜80mm、好ましくは5〜60mm、さらに好ましくは5〜50mmである。繊維長が5mm未満では、セメントからの抜けが生じやすく、70mmを超えると分散性が不良となる場合があり好ましくない。
次に、本発明に用いるポリオレフィン短繊維は、強化繊維材として、セメント、細骨材、粗骨材、水及び適量のコンクリート混和剤、又はセメント、細骨材、水及び適量のモルタル混和剤に配合して用いられ、吹付けコンクリートとすることができる。ここで、セメントとしては、普通ポルトランドセメント、高炉セメント、シリカセメント、フライアッシュセメント、白色ポルトランドセメント、アルミナセメント等の水硬性セメント又は石膏、石灰等の気硬性セメント等のセメント類を使用することができる。細骨材としては、川砂、海砂、山砂、珪砂、ガラス砂、鉄砂、灰砂、その他人工砂などが挙げられ、粗骨材としては、レキ、砂利、砕石、スラグ、各種人工軽量骨材などが挙げられる。混和剤としては、空気連行剤(AE剤)、流動化剤、減水剤、増粘剤、保水剤、撥水剤、膨張剤などを混合使用することができる。
セメントに対するポリオレフィン短繊維の配合量は、コンクリートの体積に対して、通常、0.05〜2容積%である。セメント配合時の繊維の均一分散性、配合セメントの流動性、施工性、コンクリートの物性向上効果の点から、セメントに対するポリオレフィン繊維の配合量は、好ましくは0.3〜2容積%、さらに好ましくは0.5〜1容積%の範囲である。
コンクリートの製造方法としては、例えば、セメント、細骨材、粗骨材、水等よりなるコンクリート混合物をベースコンクリートとし、このベースコンクリートを混練後に、続けてポリオレフィン繊維を投入し混練を行なうことができる。混練時間は1回当たりの混合量により異なるが、一般的には、ベースコンクリートの混練は45〜90秒、ポリオレフィン繊維を投入後の混練についても45〜90秒の範囲が適当である。
このようにして得られたコンクリートを、周知の吹付け装置を用いて、図1に示すように、コンクリート圧送ホース13を通して吹付けノズル12から、吹付け面である既設二次覆工コンクリート11(トンネル覆工)の内壁面に吹き付ける。吹付けコンクリート10は、特定の突起部を有するポリオレフィン短繊維が混入されているため、十分な強度を有し、かつひび割れ発生を防止して、トンネル覆工を補強することができる。また、繊維補強による曲げ強度向上のため鉄筋量の減少が可能となり、かつコンクリート板の厚さの減少させることができ、工期の短縮、原材料の節減などに有効である。さらに、繊維が柔軟で弾性があること、親水性が高く軽いことから、吹き付け時の骨材や繊維のハネ返りも少なく、コンクリートの落下も少なく、収率安全面で有効である。
次に、本発明に用いるポリオレフィン短繊維の製造例と、それらを混入したコンクリートの実施例を、更に詳細に説明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定されるものではない。
製造例1
孔数が30、孔形がY型のノズルを備えた1軸溶融押出機を使用し、MFR4g/10分のアイソタクチックポリプロピレン(出光石油化学株式会社製、Y−400GP)を押出温度250℃で溶融押出した。押出された樹脂を冷却水槽中に投入して固化させた後、引き続き2台の延伸用ネルソンローラー間で、110℃の蒸気加熱チャンバー内で、4.6倍に延伸して、断面略三角形で単糸繊度7,100dtexのストランドを得た。
次いで、180℃の熱媒で加熱された上下1対のストランド方向に垂直な平行柄凹凸ローラー(φ220mm、突起先端半径0.5mm、深さ0.9mmに調整し、突起ピッチ4.4mm)を、凸先端クリアランスで0.9mmに調整し、このローラー表面速度をストランドと同速度で順回転させ、断面の先端部分のみに凹形状を付形した。この後、水で希釈した多価アルコール型アマイドノニオン系界面活性剤(竹本油脂株式会社製)をスプレーにて0.4重量%相当になるように、ストランドに付着させ、熱風乾燥機で90℃で水分を除去した後、ファン型カッターで30mm定長にカットして、図2に示すポリプロピレン短繊維1を得た。
このポリプロピレン短繊維1の引張物性は、強度3.3cN/dtex、破断伸度18%、ヤング率3.9kN/mmであった。
製造例2
ノズル孔形をX型、延伸倍率を6倍にし、断面略十字形で単糸繊度6,900dtexの延伸ストランドを成形し、界面活性剤としてアルキルフォスフェートアミン塩系活性剤を0.13重量%相当付着させた以外は、製造例1と同様にして、図3に示すポリプロピレン短繊維2を得た。このポリプロピレン短繊維2の引張物性は、強度3.6cN/dtex、破断伸度14%、ヤング率4.4kN/mmであった。
製造例3
ノズル孔形状をX型、延伸倍率を6倍にし、断面略十字形で単糸繊度6,600dtexの延伸ストランド成形し、平行柄凹凸ローラー(φ220mm、突起先端半径0.5mm、深さ0.9mm、突起ピッチ2.7mm)で凹成形し、界面活性剤としてアルキルフォスフェートアミン塩系活性剤を0.11重量%相当付着させた以外は、製造例1と同様にして、図3に示すポリプロピレン短繊維3を得た。このポリプロピレン短繊維3の引張物性は、強度3.7cN/dtex、破断伸度16%、ヤング率5.8kN/mmであった。
製造例4
ノズル孔数30、孔形が△形のノズルを備えた1軸溶融押出機を使用し、延伸倍率を5倍とした以外は、製造例1の前段と同様にして、断面△形で単糸繊度7,930dtexの延伸ストランドを得た。
次いで、このストランドをプロパンガス火炎バーナー中を0.3秒以内の極短時間通過させ、断面△形の先端部のみを溶融し、凝集した状態で空気にて急冷し、平均間隔0.5mmのトゲ状溶融塊を付形した。この後、水で希釈したアルキルフォスフェートカリウム塩系界面活性剤を0.5重量%相当附着させ、熱風乾燥機で90℃で水分を除去した後、ファン型カッターで30mm定長にカットして、図4に示す断面略三角形状のポリプロピレン短繊維4を得た。
このポリプロピレン短繊維4の引張物性は、強度3cN/dtex、破断伸度22%、ヤング率1.65kN/mmであった。
製造例5
ノズル孔形をX型に変更し、延伸倍率を6倍とした以外は、製造例1の前段と同様にして、断面略十字形で単糸繊度7,100dtexの延伸ストランドを得た。
次いで、このストランドを製造例4の後段と同様にして、図5に示すポリプロピレン短繊維5を得た。このポリプロピレン短繊維5の引張物性は、強度2.3cN/dtex、破断伸度12%、ヤング率4.4kN/mmであった。
実施例1
(1)60Lパン型ロータリーミキサーを使用し、セメント360kg/m、細骨材1,650kg/m、粗骨材691kg/m、水165kg/mの配合比率で予め60秒混合した。次いで、断面略三角形のポリプロピレン短繊維1を11kg/mの比率で添加し、繊維量が1.2容積%、水/セメント比が46重量%の配合になるように、全量35Lで更に60秒間混合し、生コンクリートを得た。
この生コンクリートを使用し、下記(2)のコンクリート試験用供試体の製造にしたがって、物性試験用コンクリートを作製し、下記(3)のコンクリート諸物性試験法にしたがって、各試験を行った。結果を第1表に示す。
(2)コンクリート試験用供試体の製造
下記の材料を用いて、JSCE F552(社団法人 土木学会/鋼繊維補強コンクリートの強度及びタフネス試験用供試体の作り方)に従い、コンクリート試験用供試体を製造した。なお、コンクリートは、常温型養生を24時間行った後、離型し、6日間、水中養生した。その後、材齢28日まで大気中にて常温養生したものを供試体とした。
・セメント:普通ポルトランドセメント(比重:3.16)
・粗骨材:表乾比重2.65、最大粒度25mm
・細骨材:表乾比重2.59、最大粒度5mm
・水:市水
・AE剤:ポルカルボン酸系高性能AE減水剤
(3)コンクリート諸物性試験法
・圧縮強度:JSCE G551(社団法人 土木学会/鋼繊維補強コンクリートの圧縮強度試験方法)に従う。
・曲げ強度、曲げ靭性:JSCE G552(社団法人 土木学会/鋼繊維補強コンクリートの曲げ強度及び曲げタフネス試験方法)に従う。
・スランプ:JIS A1101(コンクリートのスランプ試験方法)に従う。
・空気量:JIS A1128(まだ固まらないコンクリートの空気量の圧力による試験方法)に従う。
比較例1
60Lパン型ロータリーミキサーを使用し、セメント360kg/m、細骨材1065kg/m、粗骨材691kg/m、水165kg/mの配合比率で予め60秒間、水/セメント比が46重量%の配合になるように、全量35Lで混合し、生コンクリートを得た。
この生コンクリートを使用し、実施例1(2)、(3)と同様にして各試験を行った。結果を第1表に示す。
実施例2
100Lパン型ロータリーミキサーを使用し、セメント455kg/m、細骨材1,021kg/m、粗骨材638kg/m、水200kg/mの配合比率で予め60秒混合し、この混合中にAE剤をセメント重量比0.8%、消泡剤をセメント重量比0.8%添加した。次いで、断面略十字形のポリプロピレン短繊維2を9.1kg/mの比率で添加し、短繊維量が1.0容積%、水/セメント比が44重量%の配合になるように、全量50Lで更に60秒間混合し、生コンクリートを得た。
この生コンクリートを使用し、実施例(1)、(3)と同様にして各試験を行った。結果を第1表に示す。
実施例3
ポロプロピレン短繊維2の添加比率を4.55kg/mとし、短繊維量が0.5容積%とした以外は、実施例2と同様にして各実験を行った。
実施例4
ポリプロピレン短繊維4を使った以外は、実施例2と同様にして生コンクリートを作製し、実施例1(2)、(3)と同様にしてコンクリート物性試験を行った。
比較例2
100Lパン型ロータリーミキサーを使用し、セメント455kg/m、細骨材1021kg/m、粗骨材638kg/m、水200kg/mの配合比率で予め60秒間、水/セメント比が44重量%の配合になる様に全量50Lで混合した。この混合中にAE剤をセメント重量比0.8%、消泡剤をセメント重量比0.8%添加した。更に60秒間そのまま混合を継続し、生コンクリートを得た。
この生コンクリートを使用し、実施例1(2)、(3)と同様にして各試験を行った。結果を第1表に示す。
実施例5
100Lパン型ロータリーミキサーを使用し、セメント455kg/m、細骨材985kg/m、粗骨材615kg/m、水200kg/mの配合比率で予め60秒間混合し、この混合中にAE剤をセメント重量比0.6%、消泡剤をセメント重量比0.015%添加した。次いでポリプロピレン短繊維3を4.55kg/m3の比率で添加し、繊維量が0.5容積%、水/セメント比が44重量%の配合になる様に全量50Lで更に60秒間混合し、生コンクリートを得た。更に60秒間そのまま混合を継続し、生コンクリートを得た。
この生コンクリートを使用し、実施例1(2)、(3)と同様にして各試験を行った。結果を第1表に示す。
実施例6
ポリプロピレン短繊維3を0.46kg/mの比率で添加し、繊維量を0.05容積%とした以外は、実施例と同様にして生コンクリートを作製し、実施例1(2)、(3)と同様にしてコンクリート物性試験を行った。
実施例7
ポリプロピレン短繊維5を使った以外は、実施例5と同様にして生コンクリートを作製し、実施例1(2)、(3)と同様にしてコンクリート物性試験を行った。
実施例8
ポリプロピレン短繊維5を0.46kg/mの比率で添加し、繊維量を0.05容積%とした以外は、実施例5と同様にして生コンクリートを作製し、実施例1(2)、(3)と同様にしてコンクリート物性試験を行った。
比較例3
100Lパン型ロータリミキサーを使用し、セメント455kg/m、細骨材985kg/m、粗骨材615kg/m、水200kg/mの配合比率で予め60秒間、AE剤をセメント重量比0.6%、消泡剤をセメント重量比0.015%添加した。さらに60秒間そのまま混合を継続し、生コンクリートを得た。
この生コンクリートを使用し、実施例1(2)、(3)と同様にして各試験を行った。結果を第1表に示す。
Figure 2006348584
第1表から明らかなとおり、実施例で用いたコンクリートの曲げ靭性は、何れも、対応する比較例(繊維無配合)の生コンクリートの曲げ靭性より優れていた。
ポリオレフィン短繊維を混入したコンクリートを吹き付けている状況を示すトンネルの長手方向の断面図である。 製造例1で得られた本発明のポリオレフィン短繊維の模式図である。 製造例2及び3で得られた本発明のポリオレフィン短繊維の模式図である。 製造例4で得られた本発明のポリオレフィン短繊維の模式図である。 製造例5で得られた本発明のポリオレフィン短繊維の模式図である。
符号の説明
10 吹付けコンクリート
11 既設二次覆工コンクリート(トンネル覆工)
12 吹付けノズル
13 コンクリート圧送ホース

Claims (2)

  1. トンネル覆工の内壁面にコンクリートを吹き付けて補強するトンネル覆工の補強工法であって、
    ポリオレフィン樹脂を主成分とする延伸繊維であって、該繊維の横断面の形状が3〜6個の突起部を有するほぼ多角形であり、かつ該突起部の先端に、該繊維の長手方向に沿って凹部又は凸部が形成されているポリオレフィン短繊維を混入したコンクリートを、トンネル覆工の内壁面に吹き付けて補強することを特徴とするポリオレフィン短繊維を混入した吹付けコンクリートによるトンネル覆工の補強工法。
  2. 前記ポリオレフィン短繊維を0.05〜2容積%配合したコンクリートを用いることを特徴とする請求項1に記載のポリオレフィン短繊維を混入した吹付けコンクリートによるトンネル覆工の補強工法。
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