JP2006347022A - ノック式筆記具 - Google Patents

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Yoshihiro Kobayashi
祥浩 小林
Masanobu Yamamoto
雅信 山本
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Abstract

【課題】筆記具用レフィルの交換時等に回転カムが容易に落下せず、軸筒及び回転カムに使用する材料の幅が広いノック式筆記具を簡単な構造で提供する。
【解決手段】回転カムによる出没機構を具備したノック式筆記具において、前記ペン先部が突出した状態で、前記回転カムの最大外径部より軸筒先端側に、軸筒の内外を連通する貫通孔を穿設し、該貫通孔に二色成形により弾性体を装着するとともに、該弾性体の最小内径を前記軸筒内径及び前記回転カムの最大外径より小さくすることにより、軸筒内壁面に軸心側に延びる凸部を弾性体により形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ノック式筆記具に関し、さらに詳しくは、回転カムによる出没機構を具備したノック式筆記具に関する。
従来から、軸筒の内壁面に回転カムを前後に摺動案内し回転させるカム溝を形成し、該カム溝に回転カムを係合して配設し、軸筒の後端開口部より外方に突出して配設したノック体を押圧することにより筆記具用レフィルのペン先部を軸筒先端開口部より出没可能とした回転カムからなる出没機構を具備したノック式筆記具についてはよく知られている。
こうした回転カムによる出没機構を具備したノック式筆記具において、本願出願人が特開2003−63192号公報「ノック式ボールペン」で開示したように、筆記具用レフィルの交換時等に回転カムが自重で落下しないように軸筒の内壁面に回転カムを先端側への移動を防止する凸部を軸筒と一体的に形成し、回転カムが凸部を乗り越して配設してある構造は知られている。
また、特開2000−79789号「ノック式筆記具」に図示されているように、回転カムをノック体や押し棒に係合する構造も知られている。
特開2003−63192号公報 特開2000−79789号公報 日本塑性加工学会「プラスチック成形加工データブック 日刊工業新聞社 昭和63年」
しかし、特許文献1、2のように、軸筒やノック体のような筒体の成形時に、内壁面に凸部を一体的に形成するには、PP樹脂やPC樹脂等の材料を用いる必要があり、透明性の優れたアクリル樹脂やAS樹脂等は、軸筒の内壁面に凸部を一体的に形成する構造には不向きであった。これは、軸筒と一体的に凸部を成形するには、軸筒内に位置するコアピンを無理抜きして凸部を形成することが一般的であるが、こうした形成方法は、材料の最大延び率に影響があると考えられ、非特許文献1に開示されている最大伸び率の高い、PP樹脂(最大伸び率、100%〜600%)やPC樹脂(最大伸び率、110%)に比べ、最大伸び率が小さい、アクリル樹脂(最大伸び率、2%〜10%)やAS樹脂(最大伸び率、2%〜3%)等は、無理抜きする時に凸部を削り取ってしまうため、軸筒内に凸部を形成し難いためと推測できる。
同様に、回転カムが凸部を乗り越える時に凸部が削り取る恐れがあるため、回転カムと、軸筒またはノック体の材料選定に考慮する必要がある等、使用できる材料の選定に苦慮することが多かった。
こうした問題を鑑みて、軸筒の内壁に凸部を付設することも考えられるが、軸筒の端部ではなく、カム溝より軸筒先端側の軸筒の内壁に凸部を付設することは困難であって、所望する位置に付設し難く、また、単に凸部を軸筒の内壁に付設しただけでは、回転カムの挿入時に凸部が軸心方向に移動し、位置ずれが生じてしまう恐れがあった。
本発明の目的は、筆記具用レフィルの交換時等に回転カムが容易に落下せず、軸筒及び回転カムに使用する材料の幅が広いノック式筆記具を簡単な構造で提供ことである。
本発明は軸筒の内壁面に回転カムを前後に摺動案内し回転させるカム溝を形成し、該カム溝に回転カムを係合して配設し、前記軸筒の後端開口部より外方に突出して配設したノック体を押圧して、前記回転カムを前進させ、軸筒内にコイルスプリングにより軸筒後端側に付勢して収納した筆記具用レフィルのペン先部を軸筒先端開口部より出没可能とした回転カムによる出没機構を具備したノック式筆記具において、前記ペン先部が突出した状態で、前記回転カムの最大外径部より軸筒先端側に、軸筒の内外を連通する貫通孔を穿設し、該貫通孔に二色成形により弾性体を装着するとともに、該弾性体の最小内径を前記軸筒内径及び前記回転カムの最大外径より小さくすることにより、軸筒内壁面に軸心側に延びる凸部を弾性体により形成したことを特徴とする。
また、前記軸筒が、最大伸び率が50%以下の樹脂材料からなることを特徴とする。
尚、本発明の弾性体は、常温付近で自らゴム状弾性を有し、軸筒に二色成形可能な弾性体を選択して使用することができ、具体的には、オレフィン系エラストマー、スチレン系エラストマー、塩ビ系エラストマー、ウレタン系エラストマー等が例示できる。
筆記具用レフィルの交換時等に回転カムが容易に落下せず、軸筒及び回転カムに使用する材料の幅が広いノック式筆記具を簡単な構造で提供することができた。
次に図面を参照しながら、本発明のノック式筆記具の実施例を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
図1から図5に示す本発明のノック式筆記具1は、アクリル樹脂からなる前軸2と後軸3を螺合して軸筒本体を構成し、後軸3内にPOM樹脂で形成した回転カム4からなる出没機構を具備している。この出没機構は、従来から知られているもので、簡単に説明すると、後軸3の後端部の内壁面に回転カム4を前後に摺動案内し回転させるためのカム溝(図示せず)を形成し、このカム溝に、回転カム4に形成した突起を係合して配設してある。回転カム4の後端には、回転カムを摺動し回転を付与するためのカム部を先端に有したノック体5を、後軸後端3aの開口部より外方に突出した状態に配設した構造である。
回転カム4の前方には、筆記具用インキ(図示せず)を収容したインキ収容管8の先端部にボールペンチップ10を、チップホルダー9を介して装着した筆記具用レフィル7をスプリング6により後軸後端3a方向へ付勢して、摺動自在に配設してあり、前軸2を取り外すことで、筆記具用レフィル7を交換可能としてある。また、前軸2の把持部にはグリップ部材14を配設してある。
ノック式筆記具1を使用するには、ノック体5を押圧して回転カム4をカム溝(図示せず)に沿って前進させ、ノック体5のカム部の作用により回転カム4を回転させて、ボールペンチップ10を前軸2の先端開口部2aより突出させて使用することができる。さらにノック体5を押圧すると、ノック体5のカム部の作用により回転カム4を回転させ、スプリング6の付勢力によって回転カム4をカム溝(図示せず)に沿って後退させ、ボールペンチップを没入することができる。
後軸3の外壁には凹部11を周設し、この凹部11に軸心J対して対向する2個所に貫通孔12を穿設してある。尚、貫通孔12は、ボールペンチップ10が突出した状態で、回転カム4の最大外径M部より軸筒先端開口部2a側に位置している。
この凹部11及び貫通孔12を閉鎖し、軸心J側の端面が、後軸3の内壁面3bより軸心J側に位置するように、熱可塑性エラストマーからなる弾性体13を二色成形により後軸3と一体的に装着する。この時、弾性体13の軸心J側の端面を後軸3の内壁面より軸心J側に位置させて、後軸3の内壁面3bから軸心J側に延びる凸部13aを形成してある。この凸部13a間の最小内径Lは、回転カム4の最大外径Mより小さく(L<M)してあるので、回転カム4が容易に落下することはない。
このように、二色成形により後軸3と一体的に凸部13aを付設することによって、所望の位置に凸部13aを付設することができ、凸部13aは貫通孔12に連設してあるので、回転カム4の挿入時に凸部13aが外れたり、位置ずれを起こしたりすることはない。
また、凸部13aを弾性体13で形成してあるので、回転カム4を挿入する時に回転カム4が凸部13aに当接しても、凸部13aは弾性変形し、凸部13a間の間隙Mが広がるので、容易に回転カム4を後軸3内に配設することができ、凸部13aが元の状態に戻れば、回転カム4が容易に抜け落ちることもない。
尚、実施例では、凸部13aを円弧状としてあるが、凸部の形状は特に限定されるものではなく、回転カム4を前軸2の先端開口部2a側から挿入(図3の矢印F方向)しやすくするため、前軸2の先端開口部2a側の角度は小さく、回転カム4が抜けにくくするため、後軸3の後端3a側の傾斜角度を大きくすることが好ましい。また、貫通孔12及び凸部13aの数も特に限定されるものではないが、少なくとも軸心Jに対して対向する2個所に形成することによって、回転カム4の挿入時に回転カム4が後軸3の内壁面と接触しにくくなり、組立性が向上するので好ましい。
本実施例では、便宜上、前軸と後軸を螺合して軸筒本体を得ているが、軸筒の後端部に出没機構を具備する構造であれば、軸筒の先端部に口先部材を螺合した構造等、特に限定されるものではない。また、本実施例では、軸筒としてアクリル樹脂を用いているが、軸筒として用いる材料は、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリスチレン、アクリル樹脂、AS樹脂、ABS樹脂等の樹脂材料等、特に限定されるものではないが、例えば、ABS樹脂のような最大伸び率が50%以下、特にAS樹脂やアクリル樹脂のような最大伸び率が10%以下の樹脂材料は、軸筒と一体に凸部を形成し難いので、本発明の効果は特に顕著である。
本発明のノック式筆記具は、使用する材料の制約が少ないので、例えば、透明性の高いアクリル樹脂を用いる等、ノック式筆記具として広く利用可能である。
実施例1のノック式筆記具を示す、縦断面図である。 図1におけるボールペンチップが突出した状態を示す、縦断面図である。 図2における一部省略した要部拡大図である。 図3を90度回転させ、弾性体を装着する前の状態を示す外観図である。 図2におけるA−A断面図である。
符号の説明
1 ノック式筆記具
2 前軸
3 後軸
4 回転カム
5 ノック体
7 筆記具用レフィル
10 ボールペンチップ
11 凹部
12 貫通孔
13 弾性体
13a 凸部
J 軸心

Claims (2)

  1. 軸筒の内壁面に回転カムを前後に摺動案内し回転させるカム溝を形成し、該カム溝に回転カムを係合して配設し、前記軸筒の後端開口部より外方に突出して配設したノック体を押圧して、前記回転カムを前進させ、軸筒内にコイルスプリングにより軸筒後端側に付勢して収納した筆記具用レフィルのペン先部を軸筒先端開口部より出没可能とした回転カムによる出没機構を具備したノック式筆記具において、前記ペン先部が突出した状態で、前記回転カムの最大外径部より軸筒先端側に、軸筒の内外を連通する貫通孔を穿設し、該貫通孔に二色成形により弾性体を装着するとともに、該弾性体の最小内径を前記軸筒内径及び前記回転カムの最大外径より小さくすることにより、軸筒内壁面に軸心側に延びる凸部を弾性体により形成したことを特徴とするノック式筆記具。
  2. 前記軸筒が、最大伸び率が50%以下の樹脂材料からなることを特徴とする請求項1に記載のノック式筆記具。

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016043499A (ja) * 2014-08-20 2016-04-04 三菱鉛筆株式会社 筆記具

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