JP2006346944A - 樹脂部品の溶着方法及び溶着装置 - Google Patents

樹脂部品の溶着方法及び溶着装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 樹脂部品の溶融した結合部が熱板に付着するのを完全に無くして製品歩止まりを防止できると共に、両結合部同士を良好に接合して製品品質を大幅に向上できる樹脂部品の溶着方法及び溶着装置の提供。
【解決手段】 第1治具3に保持された第1樹脂部品10の結合部と、第2治具4に保持された第2樹脂部品20の結合部を対面させた状態で離間して配置させる配置工程と、両樹脂部品10,20の結合部10a,20a同士間に熱板5を挿入配置させる熱板5進出工程と、両治具3,4を近づけるように熱板5側へ移動させて両結合部を熱板5に非接触状態で加熱溶融させる溶融工程と、両樹脂部品10,20の結合部10a,20a同士間から熱板5を退出させる熱板退出工程と、両治具3,4を近づけるように移動させて両結合部10a,20a同士を圧着して接合する圧着工程を備えることとした。
【選択図】 図9

Description

本発明は、樹脂部品同士を溶着することにより接合する溶着方法及び溶着装置に関し、特に、熱板により樹脂部品の結合部を加熱溶融して接合するのに好適な樹脂部品の溶着方法及び溶着装置に関する。
従来、2つ樹脂部品の結合部を熱板により加熱溶融した後、該両結合部同士を圧着して接合する樹脂部品の溶着方法及び溶着装置が公知になっている(特許文献1参照)。
このような樹脂部品の溶着方法及び溶着装置では、先ず、一方の樹脂部品の結合部と、他方の樹脂部品の結合部を対面させた状態で離間して配置した後、両結合部同士間に熱板を挿入配置と共に、両結合部を熱板に圧接させて加熱溶融する。
次に、両樹脂部品を熱板から離間させると共に、熱板を退出させた後、両樹脂部品の結合部同士を圧着して接合するようになっている。
特開2002−264218号公報
しかしながら、従来の樹脂部品の溶着方法及び溶着装置にあっては、熱板に両樹脂部品の結合部を圧接させて加熱溶融した後、両樹脂部品を熱板から離間させる際に、結合部の一部が剥がれて糸を引くように熱板に付着し、その後の行程で一部欠落した結合部同士を圧着して接合しても位置ずれが生じてしまい、良好に接合できないという問題点があった。
また、結果として各樹脂部品の結合部は熱板との圧接時と、結合部同士の圧着時の2回に亘って圧力を受けるため、製品精度にばらつきが生じやすいという問題点があった。
さらに、剥がれた結合部の一部が熱板に固着した状態で次のワークを処理してしまうと、溶着不良、異物混入、変色等が生じてしまうため、その都度、熱板に固着した結合部の一部をヘラ等の道具を用いて手作業で除去して清掃しなければならず、大変手間である上、製品の歩止まりの原因となっていた。
なお、2枚の板状の樹脂部品の結合部同士を単に接合するだけであれば、両結合部同士の少なくとも一部が接合していれば特に問題とはならないが、前述した樹脂部品が内部に空間を有して気密性を要求されるリザーブタンクのような箱体である場合には、溶接不良が発生すると冷却水が漏れて製品として機能せず、深刻な問題となるため、特に良好な結合部同士の接合が要求される。
加えて、リザーブタンクは内部から結合部同士の接合状態を確認できないため、溶接不良が発生する虞がある場合には、実際に冷却水を入れて確かめるしかなく、通水試験の追加工程が必要となる。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、樹脂部品の溶融した結合部が熱板に付着するのを完全に無くして製品歩止まりを防止できると共に、両結合部同士を良好に接合して製品品質を大幅に向上できる樹脂部品の溶着方法及び溶着装置を提供することである。
本発明の請求項1記載の発明では、2つの樹脂部品の結合部を溶融した後、該両結合部同士を圧着して接合することにより内部に空間を有する箱体の樹脂部品を得る樹脂部品の溶着方法であって、第1治具に保持された第1樹脂部品の結合部と、第2治具に保持された第2樹脂部品の結合部を対面させた状態で離間して配置させる配置工程と、前記両樹脂部品の結合部同士間に熱板を挿入配置させる熱板進出工程と、前記両治具を近づけるように熱板側へ移動させて両結合部を熱板に非接触状態で加熱溶融させる溶融工程と、前記両樹脂部品の結合部同士間から熱板を退出させる熱板退出工程と、前記両治具を近づけるように移動させて両結合部同士を圧着して接合する圧着工程を備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明では、2つの樹脂部品の結合部を溶融した後、該両結合部同士を圧着して接合することにより内部に空間を有する箱体の樹脂部品を得る樹脂部品の溶着装置であって、第1樹脂部品を保持するための第1治具と、第2樹脂部品を保持するための第2治具と、熱板を備え、前記第1治具に保持された第1樹脂部品の結合部と、第2治具に保持された第2樹脂部品の結合部を対面させた状態で離間して配置させ、前記両樹脂部品の結合部同士間に熱板を挿入配置させ、前記両治具を近づけるように熱板側へ移動させて両結合部を熱板に非接触状態で加熱溶融させ、前記両樹脂部品の結合部同士間から熱板を退出させ、前記両治具を近づけるように移動させて両結合部同士を圧着して接合するように構成されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明では、請求項1または2記載の樹脂部品の溶着方法及び溶着装置において、前記箱体の樹脂部品が自動車のリザーブタンクであることを特徴とする。
本発明の請求項1記載の発明にあっては、第1治具に保持された第1樹脂部品の結合部と、第2治具に保持された第2樹脂部品の結合部を対面させた状態で離間して配置させる配置工程と、前記両樹脂部品の結合部同士間に熱板を挿入配置させる熱板進出工程と、前記両治具を近づけるように熱板側へ移動させて両結合部を熱板に非接触状態で加熱溶融させる溶融工程と、前記両樹脂部品の結合部同士間から熱板を退出させる熱板退出工程と、前記両治具を近づけるように移動させて両結合部同士を圧着して接合する圧着工程を備えるため、樹脂部品の溶融した結合部が熱板に付着するのを完全に無くして製品歩止まりを防止できると共に、両結合部同士を良好に接合して製品品質を大幅に向上できる樹脂部品の溶着方法を提供できる。
加えて、従来の発明に比べて圧着工程の前に樹脂部品の溶融した結合部を熱板から離間させる工程を必要としないため、生産効率を向上できる。
請求項2記載の発明にあっては、2つの樹脂部品の結合部を溶融した後、該両結合部同士を圧着して接合することにより内部に空間を有する箱体の樹脂部品を得る樹脂部品の溶着装置であって、第1樹脂部品を保持するための第1治具と、第2樹脂部品を保持するための第2治具と、熱板を備え、前記第1治具に保持された第1樹脂部品の結合部と、第2治具に保持された第2樹脂部品の結合部を対面させた状態で離間して配置させ、前記両樹脂部品の結合部同士間に熱板を挿入配置させ、前記両治具を近づけるように熱板側へ移動させて両結合部を熱板に非接触状態で加熱溶融させ、前記両樹脂部品の結合部同士間から熱板を退出させ、前記両治具を近づけるように移動させて両結合部同士を圧着して接合するように構成されているため、従来の溶着装置から大幅な設計変更を加えることなく、樹脂部品の溶融した結合部が熱板に付着するのを完全に無くして製品歩止まりを防止できると共に、両結合部同士を良好に接合して製品品質を大幅に向上できる樹脂部品の溶着装置を提供できる。
請求項3記載の発明にあっては、請求項1または2記載の樹脂部品の溶着方法及び溶着装置において、前記箱体の樹脂部品が自動車のリザーブタンクであるため、内部に空間を有して気密性を要求されるリザーブタンクの溶着方法及び溶着装置に用いて好適となる。
また、溶接不良を完全に無くすことができるため、リザーブタンクの気密性の検査を省略することも可能になる。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
以下、実施例1を説明する。
なお、本実施例1の樹脂部品の溶着方法及び溶着装置では樹脂部品の箱体を自動車のリザーブタンクに適用した場合について説明する。
図1は本発明の実施例1のリザーブタンクの斜視図、図2は本実施例1のリザーブタンクの側断面図、図3は本実施例1のリザーブタンクの分解斜視図、図4は本実施例1の第1樹脂部位品の側断面図、図5は本実施例1の第2樹脂部品の側断面図である。
図6は本実施例1の第1、2治具及び熱板の配置及び作動を説明する斜視図、図7〜11は本実施例1のリザーブタンクの溶着方法を説明する図である。
先ず、全体構成を説明する。
図1、2に示すように、本実施例1の樹脂部品の溶着方法及び溶着装置が適用された自動車のリザーブタンク1は、図外のラジエータの冷却水の熱膨張による調整を行うためのものであって、全体がポリプロピレン等の樹脂製で内部に空間Oを備えて幾分縦長の箱体に形成されている。
また、リザーブタンク1の平坦な上壁1aには、略皿状のキャップCを脱着可能に装着するための接続部1bが上方に向けて円筒状に突設されている。
また、キャップCの上面には、接続部1bを介してリザーブタンク1内に連通した円形の連通穴1cが形成されると共に、この連通穴1cには、ラジエータの冷却水を流入させるための接続パイプ(図示せず)が嵌挿固定される。
さらに、リザーブタンク1の傾斜した上壁1dには、リザーブタンク1内に連通した円筒状の接続部1eが形成されると共に、この接続部1eの先端には、リザーブタンク1内のオーバーフローした冷却水を排出させる接続パイプ(図示せず)が接続される。
その他、リザーブタンク1の側壁1fには、リザーブタンク1内の冷却水の標準水位の範囲を示す表示1gが刻印される他、その底部には冷却水を完全に抜くための水抜き穴(図示せず)が形成されている。
なお、キャップCは、リザーブタンク1内の冷却水が何らかの原因により異常に減少した場合に接続部1bから外して冷却水を補給するためのものであるため、キャップCと冷却水の流入口である連通穴1cは別体で設けても良い。
そして、図3に示すように、本実施例1のリザーブタンク1は、予めその略中央の上方部分と下方部分にそれぞれ対応する第1樹脂部品10と第2樹脂部品20がそれぞれ形成された後、後述する溶着装置2を用いて接合することにより所望のリザーブタンク1を得られるようになっている。
以下、本実施例1のリザーブタンク1の製造方法を説明する。
先ず、キャップCを除く第1樹脂部品10と第2樹脂部品20を予め図外の成形型によりそれぞれ一体的に形成する。
この際、図4に示すように、第1樹脂部品10の下端外周に設けられた結合部10aは、外側へ突出した鍔状に形成される他、その下面内側には下方に突出した突起部10bが形成されている。
同様に、図5に示すように、第2樹脂部品20の上端外周に設けられた結合部20aは、外側へ突出した鍔状に形成される他、その上面内側には上方に突出した突起部20bが形成されている。
次に、図6に示す溶着装置2を用いて両樹脂部品10,20を接合する。
具体的には、本実施例1の溶着装置2は、第1治具3と、第2治具4と、熱板5が備えられている。
第1治具3の下面には、第1樹脂部品10を収容可能な大きさに下方に開口して切欠加工された収容部3aが設けられ、その上面には、図外のバキューム装置に接続され、連通路3bを介して収容部3a内のエアを吸引可能なバキュームホース3cと、該第1治具3を上下方向に移動可能な油圧式アクチュエータのロッド3dが接続されている。
一方、第2治具4の上面には、第2樹脂部品20を収容可能な大きさに上方に切欠加工された収容部4aが設けられ、その下面には、図外のバキューム装置に接続され、連通路4bを介して収容部内4aのエアを吸引可能なバキュームホース4cと、該第2治具4を上下方向に移動可能な油圧式アクチュエータのロッド4dが接続されている。
熱板5は、図外の熱源によりその表面温度を均一に加熱可能となっている他、図外の駆動装置により両治具3,4の間に挿入配置・退出可能に構成されている。
なお、両治具3,4の具体的な形状及び駆動手段、熱板5の形状及び熱源等については適宜設定できる。
<配置工程>
そして、図7に示すように、第1治具3の収容部3a内に第1樹脂部品10を挿入して収容すると共に、第2治具4の収容部4a内に第2樹脂部品20を挿入して収容することにより、第1樹脂部品10の結合部10aと、第2樹脂部品20の結合部20aを対面させた状態で離間して配置する。
この際、バキューム装置が作動することにより、両樹脂部品10,20は、バキュームホース3c,4cを介したエア(図中破線矢印で図示)の吸引力で該エアの吸引方向に付勢された状態で結合部10a,20aが両収容部3a,4aの外周縁部に係止・保持される。
<熱板進出工程>
次に、図7、8に示すように、図外の駆動装置を作動させて熱板5を両樹脂部品10,20の結合部10a,20a同士間に挿入配置させる。
この際、熱板5は図外の熱源によりその表面温度が350℃前後に加熱されている。なお、熱板5の表面温度については適宜設定できる。
<溶融工程>
次に、図8、9に示すように、両治具3,4の油圧式アクチュエータのロッド3d,4dを所定位置まで伸長させることにより、該両治具3,4を近づけるように熱板5側へ同時に移動させて両結合部10a,20aを熱板5に非接触状態で所定時間(例えば40秒前後)加熱溶融させる。
なお、本実施例1の熱板5と結合部10a,20aとの距離W1は2、8mm前後に設定されているが、これら三者は非接触状態であれば良く、この限りではない。
<熱板退出工程>
次に、図9、10に示すように、図外の駆動装置を作動させて熱板5を両樹脂部品10,20の結合部10a,20a同士間から退出させて元の位置に戻す。
<圧着工程>
次に、図10、11に示すように、両治具3,4のアクチュエータのロッド3d,4dを所定位置まで伸長させることにより、該両治具3,4を近づけるように同時に移動させて結合部10a,20a同士を圧着して接合することにより、所望のリザーブタンク1を得る。
この際、両結合部10a,20aの突起部10b,20b同士が最初に当接した後、次第に外側へ向けて膨らむように溶けて両者が一体的に溶着するため、両結合部10a,20aの一部が外側にはみ出す所謂バリの発生を抑えて製品見栄えが悪くなるのを防止できる。
加えて、両結合部10a,20aを内側から確実に接合できるため、リザーブタンク1の内部の気密性を確保でき、リザーブタンク1のような箱体で結合部10a,20a同士の接合状態を内部から確認できない場合に好適となる。
なお、補足ではあるが、圧着工程の後に油圧式アクチュエータのロッド3d,4dは縮んで元の位置に戻り前述した処理を繰り返す。
また、キャップCについては別工程で形成した後、リザーブタンク1に装着する。
ここで、従来の発明にあっては、熱板に両樹脂部品の結合部を圧接させて溶融した後、両樹脂部品を熱板から離間させる際に、結合部の一部が剥がれて糸を引くように熱板に付着し、その後の行程で一部欠落した結合部同士を圧着して接合しても位置ずれが生じてしまい、良好に接合できないという問題点があった。
また、結果として各樹脂部品の結合部は熱板との圧接時と、結合部同士の圧着時の2回に亘って圧力を受けるため、製品精度にばらつきが生じやすいという問題点があった。
さらに、剥がれた結合部の一部が熱板に固着した状態で次のワークを処理してしまうと、溶着不良、異物混入、変色等が生じてしまうため、その都度、熱板に固着した結合部の一部をヘラ等の道具を用いて手作業で除去して清掃しなければならず、大変手間である上、製品の歩止まりの原因となっていた。
なお、2枚の板状の樹脂部品の結合部同士を単に接合するだけであれば、両結合部同士の少なくとも一部が接合していれば特に問題とはならないが、前述した樹脂部品が内部に空間を有して気密性を要求されるリザーブタンクのような箱体である場合には、溶接不良が発生すると冷却水が漏れて製品として機能せず、深刻な問題となるため、特に良好な結合部同士の接合が要求される。
加えて、リザーブタンクは内部から結合部同士の接合状態を確認できないため、溶接不良が発生する虞がある場合には、実際に冷却水を入れて確かめるしかなく、通水試験の追加工程が必要となる。
しかしながら、本実施例1の樹脂部品の溶着方法及び溶着装置にあっては、前述したように、溶融工程において、両結合部10a,20aを熱板5に非接触状態で加熱溶融させるため、結合部10a,20aの一部が剥がれて糸を引くように熱板5に付着する虞がなく、両結合部10a,20aを良好に接合できる。
また、両結合部10a,20aは圧着工程時のみの1回の圧力で接合される上、各工程において全て同一条件で同時に処理されるため、生産効率及び製品品質を大幅に向上できる。
次に、効果を説明する。
以上、説明したように、本実施例1の樹脂部品の溶着方法及び溶着装置にあっては、第1治具3に保持された第1樹脂部品10の結合部と、第2治具4に保持された第2樹脂部品20の結合部を対面させた状態で離間して配置させる配置工程と、両樹脂部品10,20の結合部10a,20a同士間に熱板5を挿入配置させる熱板5進出工程と、両治具3,4を近づけるように熱板5側へ移動させて両結合部を熱板5に非接触状態で加熱溶融させる溶融工程と、両樹脂部品10,20の結合部10a,20a同士間から熱板5を退出させる熱板退出工程と、両治具3,4を近づけるように移動させて両結合部10a,20a同士を圧着して接合する圧着工程を備えるため、樹脂部品の溶融した結合部が熱板5に付着するのを完全に無くして製品歩止まりを防止できると共に、両結合部10a,20a同士を良好に接合して製品品質を大幅に向上できる樹脂部品の溶着方法及び溶着装置を提供できる。
加えて、従来の発明に比べて圧着工程の前に樹脂部品の溶融した結合部を熱板から離間させる工程を必要としないため、生産効率を向上できる。
また、箱体の樹脂部品が自動車のリザーブタンク1であるため、内部に空間Oを有して気密性を要求されるリザーブタンク1の溶着方法及び装置に用いて好適となる。
また、溶接不良を完全に無くすことができるため、リザーブタンク1の気密性の検査を省略することも可能になる。
以上、本実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、本実施例では、樹脂部品の箱体が自動車のリザーブタンクである場合について説明したが、この限りではない。
また、本実施例1では、両治具3,4を上下に配置したが、この限りではない。
さらに、本実施例1では、両治具3,4にそれぞれ1つの収容部3a,4aを設けて1回の処理で1個のリザーブタンク1を得たが、両治具3,4に複数個の収容部を設けて1回の処理で複数個のリザーブタンク1を形成することは当然考えられる。
本発明の実施例1のリザーブタンクの斜視図である。 本実施例1のリザーブタンクの側断面図である。 本実施例1のリザーブタンクの分解斜視図である。 本実施例1の第1樹脂部品の側断面図である。 本実施例1の第2樹脂部品の側断面図である。 本実施例1の第1、2治具及び熱板の配置及び作動を説明する斜視図である。 本実施例1のリザーブタンクの溶着方法を説明する図である。 本実施例1のリザーブタンクの溶着方法を説明する図である。 本実施例1のリザーブタンクの溶着方法を説明する図である。 本実施例1のリザーブタンクの溶着方法を説明する図である。 本実施例1のリザーブタンクの溶着方法を説明する図である。
符号の説明
C キャップ
1 リザーブタンク
1a、1d 上壁
1b、1e 接続部
1c 連通穴
1f 側壁
1g 表示
2 溶着装置
3 第1治具
3a、4a 収容部
3b、4b 連通路
3c、4c バキュームホース
3d、4d 油圧式アクチュエータのロッド
4 第2治具
5 熱板
10 第1樹脂部品
10a、20a 結合部
10b、20b 突起部
20 第2樹脂部品

Claims (3)

  1. 2つの樹脂部品の結合部を溶融した後、該両結合部同士を圧着して接合することにより内部に空間を有する箱体の樹脂部品を得る樹脂部品の溶着方法であって、
    第1治具に保持された第1樹脂部品の結合部と、第2治具に保持された第2樹脂部品の結合部を対面させた状態で離間して配置させる配置工程と、
    前記両樹脂部品の結合部同士間に熱板を挿入配置させる熱板進出工程と、
    前記両治具を近づけるように熱板側へ移動させて両結合部を熱板に非接触状態で加熱溶融させる溶融工程と、
    前記両樹脂部品の結合部同士間から熱板を退出させる熱板退出工程と、
    前記両治具を近づけるように移動させて両結合部同士を圧着して接合する圧着工程を備えることを特徴とする樹脂部品の溶着方法。
  2. 2つの樹脂部品の結合部を溶融した後、該両結合部同士を圧着して接合することにより内部に空間を有する箱体の樹脂部品を得る樹脂部品の溶着装置であって、
    第1樹脂部品を保持するための第1治具と、
    第2樹脂部品を保持するための第2治具と、
    熱板を備え、
    前記第1治具に保持された第1樹脂部品の結合部と、第2治具に保持された第2樹脂部品の結合部を対面させた状態で離間して配置させ、
    前記両樹脂部品の結合部同士間に熱板を挿入配置させ、
    前記両治具を近づけるように熱板側へ移動させて両結合部を熱板に非接触状態で加熱溶融させ、
    前記両樹脂部品の結合部同士間から熱板を退出させ、
    前記両治具を近づけるように移動させて両結合部同士を圧着して接合するように構成されていることを特徴とする樹脂部品の溶着装置。
  3. 請求項1または2記載の樹脂部品の溶着方法及び溶着装置において、前記箱体の樹脂部品が自動車のリザーブタンクであることを特徴とする樹脂部品の溶着方法及び溶着装置。
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