JP2006345704A - 細菌捕集装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 大気中の浮遊細菌を効率よく捕集することができる細菌捕集装置を提供することにある。
【解決手段】 細菌捕集装置は、蓋部、ノズル部、1次フィルタ、捕集部、支持板、2次フィルタ、ファンモータ、及び、ケーシングを有する。捕集部は、捕集材、捕集容器、及び、保持部材を有する。捕集部は、分析装置に装着されるように構成された細菌捕集チップであってよい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、大気中に浮遊する細菌を捕集するための細菌捕集装置に関し、特に、可搬型の細菌捕集装置に関する。
従来、大気中に浮遊する細菌を捕集する方法として、バブリング法、フィルタ法、衝突法等が知られている。バブリング法は、細菌を捕集用の水に吹き込んで、水の中に細菌を懸濁させる方法である。フィルタを使用しないから目詰まりが起きることは無く、水中に細菌を供給するので、捕集部に付着した細菌を剥離する工程が不要である。しかし、この方法では水を蒸発させて濃縮する工程が必要となる。バブリング法の例は、例えば、特開平7-67694号公報に記載されている。フィルタ法は、HEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルタに代表されるメンブレンを用いて細菌を捕集する方法である。メンブレンの目を調整することで捕集する細菌の分級が可能であり、また分離限界粒子径も0.3μmと小さい長所を有する。しかし、時間の経過と共に目詰まりすること、またトラップした細菌をメンブレンから剥離するのが困難である等の短所を有する。フィルタ法の例は、例えば、特開平4-218393号公報に記載されている。
衝突法は、吸引した空気をノズルより高速で噴出させ、ノズルの下流に設けた衝突板にて細菌を捕集する方法である。空気中の細菌はその粒径の2乗に比例する慣性力を得て、衝突板に付着する。この方法は、フィルタ法のように目詰まりが起きることは無く、細菌が濃縮されて集まるという利点がある。衝突法の例は、例えば、特開平5-322739号公報、特開2000-125843号公報等に記載されている。
特開平5-322739号公報 特開2000-125843号公報
特開平5-322739号公報に記載された衝突法では、ノズルの直下に捕集部として金属板を設けている。金属板のような平滑板では、一度付着した細菌が空気の流れに同伴されて剥離しやすく、捕集効率が低下する、といった課題がある。
また、特開2000-125843号公報に記載された衝突法では、複数の微小ノズルの直下に培地を設けている。しかしながら、複数のノズルを設けるため、細菌が濃縮されずに分散して捕集される。捕集した細菌を迅速かつ高感度に検出するための手法として、細菌の遺伝子を増幅し、その遺伝子を検出する方法がある。しかしながら、細菌が一箇所に濃縮された状態で捕集されないと、細菌遺伝子を効率よく検出することができない。細菌遺伝子の検出感度を上げるためには、濃縮操作が必要となり、分析工程が煩雑となる。
本発明の目的は、大気中の浮遊細菌を効率よく捕集することができる細菌捕集装置を提供することにある。
本発明によると、細菌捕集装置は、蓋部、ノズル部、1次フィルタ、捕集部、支持板、2次フィルタ、ファンモータ、及び、ケーシングを有する。捕集部は、捕集材、捕集容器、及び、保持部材を有する。捕集部は、分析装置に装着されるように構成された細菌捕集チップであってよい。
本発明により、大気中の浮遊細菌を効率よく捕集し、かつ濃縮した状態で細菌遺伝子の検出に供することができる。細菌芽胞からの遺伝子抽出処理を安全かつ短時間にチップ上で簡易に行うことができる細菌芽胞処理チップ或は細菌芽胞処理装置を提供することができる。
本発明の実施例を以下に説明する。なお、本発明は、本明細書に開示した内容によって限定されるものではなく、公知技術に基づく変更を制限するものではない。
図1を参照して本発明による細菌捕集装置の例を説明する。図1は本例の細菌捕集装置の分解組み立て図である。本例の細菌捕集装置は、蓋部11、ノズル部12、1次フィルタ13、捕集部14、支持板15、2次フィルタ16、ファンモータ17、及び、ケーシング18を有する。蓋部11は、円形孔111を有する正方形又は矩形の部材からなり、両側面に固定手段112を有する。
ノズル部12は、正方形又は矩形の箱部121とその上に設けられた円柱状のノズル122を有し、ノズル孔123には1次フィルタ13が装着されている。捕集部14は、細菌を捕集するための捕集材141、捕集材を収容する捕集容器142、及び、捕集容器を保持する保持部材143を有し、保持部材143は、支持板15に着脱可能に支持される。捕集材141の詳細は後に説明する。
ケーシング18の前側の凹部に、2次フィルタ16、捕集部14が装着された支持板15、1次フィルタ13が装着されたノズル部12、及び、蓋部11、を順に挿入し、蓋部11の固定手段112とケーシングの固定手段182を係合させることによって、細菌捕集装置が組み立てられる。なお、ケーシング内には、バッテリが設けられている。ケーシングの上面には掴み部181が設けられている。ケーシングの後部には排気口183が設けられ、排気口183には、網目を有する蓋184が装着される。
図2及び図3を参照して、本例の細菌捕集装置の動作を説明する。図2は、本例の細菌捕集装置の主要部の断面構成を模式的に示したものであり、図3は、本例の細菌捕集装置の主要部の前端部の断面構成を模式的に示したものである。図示のように、ノズル部12の箱部121によって内部に捕集室123が形成される。この捕集室123内に、捕集材141、捕集容器142、及び、保持部材143が配置されている。
ファンモータ17を駆動すると、大気は、ノズル部12に吸引される。吸引された空気は、ノズルによって加速され、1次フィルタ13を通過し、捕集室123内に導入される。1次フィルタ13によって空気中の粗大粒子が除去される。捕集室123内に導入された空気中の微粒子は、捕集材141に慣性衝突して付着する。捕集室123内に導入された空気は、矢印に示すように、2次フィルタ16を通過し、ケーシングの後部の排出口183より外部へ排出される。2次フィルタ16によって、捕集材141によって捕集されなかった微粒子が除去される。
捕集部14の捕集容器142は、1回の捕集の後に、廃棄され、新しいものと交換される。捕集容器142は、AS樹脂(アクリルニトリルエチレンプロピレンゴム・スチレン共重合体)、ABS(アクリルニトリルブタジエン・スチレン共重合体)、PP(ポリプロピレン)、LDPE(低密度ポリエチレン)、HDPE(高密度ポリエチレン)、PET(ポリエチレンテレフタラート)、PC(ポリカーボネート)、PS(ポリスチレン)PMMA(ポリメチルメタアクリレート)、などの樹脂材が好ましい。捕集容器142は安価である必要があり、且つ、後に細菌の酵素処理に供されるため、その処理温度(60℃)に耐性のあるPP(ポリプロピレン)やPS(ポリスチレン)が最適である。
1次フィルタ13及び2次フィルタ16は、必要に応じて、洗浄され、又は、新しいものと交換される。大気の流れに接触する部分、特に、ノズル部12の内面、捕集室123の内面、捕集容器142及び保持部材143は、以下に説明する帯電性の理由から、テフロンによって製造され又はテフロンでコーティングされているのが好ましい。勿論、ケーシングの凹部、捕集部の捕集容器及び保持部材、支持板、捕集部、ノズル部及び蓋部は、耐久性の理由からも、テフロンによって、製造され又はテフロンでコーティングされているのが好ましい。
物質が静電気によってプラスに帯電する傾向を示す指標として「帯電列」が用いられることがある。帯電列によると、空気、ガラス、ナイロン、絹、アルミ、紙、鉄、ゴム、ポリエチレン、シリコン、テフロンの順に、プラスに帯電し易いことが知られている。従って、テフロンはプラスよりマイナスに帯電し易い物質である。一方、細菌もマイナスに帯電する。従って、テフロンと細菌は、同一極性に帯電し易く、細菌が、テフロンに付着する可能性は低い。
また、テフロン材は高温高圧に対する耐性を有し、例えば、120℃の高温下で滅菌処理をすることができる。そこで、ノズル部12や捕集部14の捕集容器142及び保持部143に対して予め滅菌処理を施しておけば、それに付着した細菌のキャリーオーバーを抑制することができる。
1次フィルタ13は、上述のように、大気中の粗大粒子をトラップするために設ける。従って、その目開きは、100〜200μmであることが望ましい。花粉の飛散量が増加する時期には、目開きが10〜100μmであることが望ましい。それにより、粒子径10μm以上の花粉と粒子径10μm未満の細菌とを簡便に分級することができる。1次フィルタ13は、洗浄と高温滅菌が容易なステンレス製又はテフロン製が好ましい。
2次フィルタ16は、上述のように、捕集部14で捕集できなかった細菌等の微粒子が排出口183から大気中に放出することを防止するために設ける。2次フィルタ16には、0.3μm以上の微粒子を99.97%以上捕集可能なHEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルタを使用することが好ましい。また、0.1〜0.2μmの微粒子を99.999%以上捕集可能なULPA(Ultra Low Penetration Air)フィルタを使用することが更に好ましいい。ULPAを用いることにより、排出口183から大気中に放出する空気の清浄度をさらに上げることができる。
本例の細菌捕集装置の捕集効率について説明する。図3に示すように、ノズル孔の内径をW、ノズル孔の軸線方向の寸法をT、ノズルと捕集材141の間の距離をSとする。捕集効率ηは無次元数であるストークス数Sk0.5をパラメータとして整理される。ストークス数Sk0.5は次の式(1)によって表される。
Sk0.5=(ρd2u/μW)0.5 …(1)
ここで、ρ:粒子密度、d:粒子半径、u:風速、μ:空気の粘性、W:ノズル孔内径である。細菌は98%以上が水分のため粒子密度を1[g/cm3]とし、吸引流量を100[L/min]、ノズル孔の内径Wを10[mm]とする。ρ=103[kg/m3]、d=1.5×10-6[m]、u=220[m/s]、μ=1.5×10-6[Pa・s]、L=3×10-3[m]、を式(1)に代入すると、Sk0.5=2.9が求められる。
図4は、捕集効率η(無次元量)とストークス数Sk0.5の関係を示す図である。図4は、「エアロゾルテクノロジ」:“インパクタの限界粒子径と補集効率”、井上書院(1985-4)による。図示のように、Sk0.5=2.9の点は、捕集効率曲線の大きく右に位置するから、理論的には微粒子が100%捕集されることになる。
ノズル孔の内径Wは、捕集効率に大きく関係する。ノズル孔の内径Wを10[mm]より小さくすると、細菌を濃縮して捕集することができるが、ノズル部12を通過する空気流速が増大し、圧力損失が増加する。圧力損失は、空気流速の2乗に比例して増加する。それにより、ファンモータ17の負荷が増加し、駆動用バッテリの電圧が低下する。例えば、ノズル孔の内径Wを3[mm]以下にすると、可搬型の細菌捕集装置に搭載可能なバッテリ(リチウムー水素)で駆動可能な仕事量を超える。従って、ノズル孔の内径Wは4〜15[mm]が適当である。より好ましくは、ノズル孔の内径Wを8〜12[mm]にすると良い。これにより、高い捕集効率を得ながら、ノズル直下に細菌を濃縮して捕集することができる。
図5を参照して本発明による細菌捕集装置の捕集効率について説明する。細菌捕集装置の捕集効率に影響するパラメータとして、ノズル孔の内径Wと共にノズル孔と捕集材141の間隔Sがある。図5は、ノズル孔と捕集材141の間隔Sを10mmから30mmまで変化させて捕集効率を測定した結果を示す。縦軸は捕集効率、横軸は吸入量である。図示のように、間隔S=20mmの時に捕集効率が最も良い。間隔S=10mmの場合、捕集効率は低下する。間隔S=10mmの場合、捕集材141に一度捕獲されたサンプルが空気の流れによって剥離される頻度が高くなるためである。
上述のように、捕集効率に影響するパラメータとして、ノズル孔の内径Wは、W=8〜12[mm]が好ましく、ノズル孔と捕集材141の間隔Sは、S=20mmが好ましい。従って、両者の比S/Wは、S/W=2〜3が好ましく、S/W=2が好適である。
図6を参照して、捕集材141の材料について説明する。図6は、捕集材141として、金網、ガラス、及び、寒天培地の3種類の素材を使用して、枯草菌の捕集効率を測定した結果を示す。金網、ガラス、寒天培地のうち、金網が最も捕集効率が高い。
金属板のような平滑な面を有する材料では、一度付着した細菌が空気の流れに同伴されて剥離しやすく、捕集効率が低い。従って、捕集材141としては、「表面の凹凸」が大きい材料がよい。金網の表面は凸凹が大きく、微粒子の捕獲に効果的である。ただし、表面の凸凹の高低差が0.5mmより大きいと、網目の凹凸にはまり込んだ微粒子を剥離するのが困難となる。従って、金網表面の凸凹の高低差は、0.5mm以下であることが望ましい。
また、金網は、メッシュ(1インチの間の目の数)が大きい編み方がよく、例えば、平織よりも「畳織」が最適である。畳織は、網目の開きが極めて小さく、細菌を捕獲する表面が大きい。
図7(a)は「畳織」の表面の形状を示す平面図であり、図7(b)及び図7(c)はその断面図である。同一のメッシュでは、畳織の金網は、平織の金網よりも、表面の面積が約2倍あり、細菌の捕集効率は向上する。
ガラスは平坦な面を有するが、プラスに帯電し易い特徴を有する。細菌はマイナスに帯電するから、ガラスの「帯電性」の効果で細菌を捕獲することができる。
金網に次いで、寒天培地も捕集効率が良好であった。寒天培地の特徴は、ゲル表面の自由水(ゲル網目間の水)由来の「付着性」を有することである。
寒天培地の寒天濃度は2〜5%が好適であり、3〜4%が最適である。寒天濃度が2%未満では水分が多いため、高速の空気が衝突し続ける捕集材として強度不足である。一方、寒天濃度が6%より大きいと、寒天表面の水分(自由水)が少なくなり、付着性が著しく低下する。
寒天培地の捕集効率を上げる手段として、寒天培地の表面に金網のメッシュ構造を形成することが挙げられる。一例として、3%濃度の寒天培地の表面に目開き20μmの畳織金網の形状を転写し、枯草菌の捕集を行ったところ、捕集効率は表面が平坦な場合の約2倍の値を示した。従って、捕集効率の高い捕集材141として、畳織金網の形状を転写した寒天培地が最適であるといえる。
大気中から捕集した細菌の検出方法として、細菌を培養して生育したコロニー数を測定するのが一般的である。しかしながら、目視でコロニーが確認できるようになるまでに、一晩以上の培養が必要である。そこで、捕集された細菌を迅速かつ高感度に検出するための手法として、細菌の遺伝子を増幅し、その遺伝子を検出する方法がある。
図8に示すように、捕集材141として寒天培地を用いると、捕集材141から直接、捕集した細菌を検出することができるばかりでなく細菌の遺伝子を検出することができる利点がある。図8Aは、捕集材141である寒天培地にて捕集した細菌140をそのまま培養し、コロニーの観察から細菌の特定を行う方法を示す。寒天培地に細菌培養用のペプトン、アラニン等を予め添加しておくことで、細菌培養を効率よく行うことができる。図8Bは、捕集材141である寒天培地にて捕集した細菌140の一部を用いて細菌遺伝子の検出を行う方法を示す。
図9を参照して、細菌遺伝子の検出方法を説明する。ステップ101にて、細菌捕集装置のノズル部より大気を吸引し、ステップ102にて、それによって細菌捕集装置の捕集材141上に細菌を付着させる。大気の吸引量は、例えば、約1000Lである。
次に、ステップ103にて、捕集材141が装着された捕集容器142を保持部143から外し、遺伝子検出の前処理を行う。ここでの前処理とは、主に細菌からの遺伝子抽出を指すが、炭そ菌に代表されるバチルス属菌等の場合、芽胞の処理が必要となる。芽胞は非常に固い殻状の物質で、熱、化学物質、紫外線等に強い抵抗力を持つからである。そこで、捕集材141に発芽促進剤を100μL加える。ここで発芽促進剤としては、アラニン、アデノシン、グルコースを含むブイヨンが好ましい。特にL-アラニンを1mM〜10mM含有するブイヨンが最適である。そして10分以上を経過すると細菌芽胞が発芽を開始し、30分間経過すると、全体の80%が発芽する。細菌芽胞を発芽させるのにより好ましいのは35〜40℃であり、最も好ましいのは35〜37℃である。細菌芽胞が発芽する段階で細菌は自ら芽胞を壊すので、発芽により細菌の細胞壁がむき出しの状態になる。
次に、ステップ104にて、酵素処理により細菌の細胞壁を壊す。細胞壁を壊す蛋白質変性酵素を順次、捕集材141に加え、至適温度に一定時間保持する。酵素処理の時間は10分以上が望ましく、30分が好適である。ここで蛋白質変性酵素としては、リゾチーム(至適温度:37℃)100μLとプロテアーゼK(至適温度:55〜60℃)10μLが最適である。ここで、プロテアーゼKにグアニジンチオシアン酸塩、グアニジン塩化水素、ヨウ化ナトリウム、臭化カリウムといったカオトロピックイオン100μLを添加すると、プロテアーゼKの活性が向上する。これらの酵素処理により、捕集材141内の細菌は細胞膜がむき出しの状態になる。
ステップ105にて、細菌遺伝子の溶出を行う。細胞膜が破壊された細菌を含む懸濁液を有する捕集材141に、細胞膜溶解液を混ぜることにより、細菌の細胞膜が破壊され、細菌の遺伝子が細胞外部に放出される。ここで細胞膜溶解液としては、グアニジンチオシアン酸塩、グアニジン塩化水素、ヨウ化ナトリウム、臭化カリウム等のカオトロピックイオンを含む溶液が使用される。
次にステップ106にて、遺伝子結合担体によって遺伝子を捕獲する。ステップ107にて、洗浄液によって、残留する蛋白質やカオトロピックイオンを除去する。ステップ108にて、溶離液により、遺伝子結合担体に捕獲されていた遺伝子を溶離させる。溶離液として、滅菌蒸留水、TRIS−EDTAやTRIS−アセテート等のバッファ溶液が使用される。こうして、抽出された試料について遺伝子検出装置によって検出を行う。以下は遺伝子の検出手順の一例を示す。
ステップ109にて、遺伝子増幅試薬5μLと遺伝子を混合する。遺伝子増幅試薬は、2.5mM濃度の4種類のdNTP(dATP、dCTP、dGTP、dTTP)、バッファ(100mM濃度TRIS塩酸、500mM濃度KCl、15mM濃度MgCl2)、2種類のプライマ、DNA合成酵素(TaqDNAポリメラーゼ、TthDNAポリメラーゼ、VentDNAポリメラーゼ、サーモシーケナーゼのいずれか)、蛍光色素(エチジウムブロマイド、SYBR GREEN(Molecular Probe製)のいずれか)から構成される。
次に、ステップ110にて、温度が下記の2種類の設定値を往復するように温度サイクルをかけ、遺伝子を増幅させる。
温度サイクル例としては、下記の程度を実施する。
「90〜95℃10〜30秒⇔65〜70℃10〜30秒」×30〜45回
好ましい一例として、以下の温度サイクルを実施する。
「94℃30秒⇔68℃30秒」×45回
ステップ111にて、温度サイクルをかけながら、励起光を遺伝子に照射する。遺伝子の2本鎖の内部にインターカレートした蛍光色素を有すると、蛍光色素は励起されて蛍光を発する。すなわち、試料中に目的遺伝子が存在する場合、遺伝子が増幅するに従って発する蛍光量が増加する。従って、温度サイクルの間、遺伝子からの蛍光量をモニタすることで、目的遺伝子の有無をリアルタイムに検出することができる。
上述の細菌からの遺伝子抽出および、遺伝子増幅そして検出(ステップ105〜111)は、細菌分析チップを用いた分析装置によって実行してよい。細菌分析チップを用いて細菌を分析する分析装置は既知であり、ここでは詳細に説明しない。
図10及び図11を参照して、本発明による細菌捕集装置の捕集部の他の例を説明する。本例の捕集部は、分析装置にて使用する細菌分析チップとして構成されている。従って、最近捕集装置によって細菌を捕集したら、捕集部を取り外し、それを分析装置にセットすればよい。ここでは、捕集部を捕集チップと称する。
図10は捕集チップ30の平面構成を、図11は捕集チップ30の断面構成を示す。捕集チップ30は、薄い板状の基板301と、捕集材141と、発芽促進剤を保管する発芽促進剤保管槽310と、リゾチームを保管する酵素A保管槽320と、プロテアーゼKを保管する酵素B保管槽330と、カオトロピックイオンを保管するカオトロピック保管槽340と、を有し、これらの槽は、流路によって構成されている。これらの槽の一端は、捕集材141に接続され、他端には、チップポート(311〜341)が形成されている。チップポートは、外部の流路との接点を構成する。発芽促進剤保管槽310と、酵素A保管槽320と、酵素B保管槽330と、カオトロピック保管槽340はいずれも、捕集材141と連通している。従って、捕集材141は、発芽促進剤保管槽310、酵素A保管槽320、酵素B保管槽330、カオトロピック保管槽340、及び、チップポートを介して、外部の流路に接続されている。
ここで、発芽促進剤保管槽310の体積は20〜100μL、酵素A保管槽320の体積は20〜100μL、酵素B保管槽330の体積は5〜10μL、カオトロピック保管槽340の体積は2〜100μLが好ましい。また捕集材141として寒天培地を用いる場合、寒天培地の厚みは5〜10mmが好ましい。寒天培地の厚みが5mm未満の場合、風圧で寒天培地が収縮する。
捕集チップ30を細菌捕集装置の支持板15に取り付けて、一定時間大気中の細菌を捕集したのち、捕集チップ30を支持板15から外す。そして捕集チップ30を分析装置にセットし、捕集チップ30に予め封入された発芽促進剤、リゾチーム、プロテアーゼK、カオトロピックイオンを一定時間ごとに捕集材141に送液する。これにより、捕集チップ30の捕集材141に付着した細菌の芽胞および細胞壁を処理することができる。すなわち、図8におけるステップ101〜104の処理を捕集チップ上にて自動的に実行することができる。従って、本例では、試薬の分注操作を省略することができる。なお、未使用の捕集チップ30を凍結した状態でユーザーに提供し、ユーザーがこれを0℃で凍結保存することで、試薬の活性は1ヶ月保たれる。また、−20℃で凍結保存しておけば、半年以上試薬の活性を保つことが可能である。
以上、本発明の例を説明したが、本発明は上述の例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲にて様々な変更が可能であることは当業者に理解されよう。
本発明による細菌捕集装置の分解斜視図である。 本発明による細菌捕集装置の主要部の構成を示す図である。 本発明による細菌捕集装置の前端部の構成を示す図である。 細菌捕集装置における捕集効率と捕集限界粒子径との関係を表す図である。 本発明の細菌捕集装置におけるノズル孔の内径と捕集材の間隔の影響を示す実験結果の一例を示す図である。 本発明の細菌捕集装置における捕集材の材質の影響を示す実験結果の一例を示す図である。 捕集材として使用する金網の畳織を示す図である。 捕集材として寒天培地を用いた場合の実験例を示す図である。 遺伝子の分析手順を示すフローチャート図である。 捕集チップの構成図である。 捕集チップの断面図である。
符号の説明
11…蓋部、12…ノズル部、13…1次フィルタ、14…捕集部、15…支持板、16…2次フィルタ、17…ファンモータ、18…ケーシング、111…円形孔、112…固定手段、121…箱部、122…ノズル、123…ノズル孔、141…捕集材、142…捕集容器、143…保持部材、181…掴み部、183…排気口、184…蓋

Claims (25)

  1. 大気を導入するためのノズルと、該ノズルの出口側に設けられた捕集室と、該捕集室内に配置され細菌を捕集するための捕集材と、上記捕集室に導かれた空気を上記ノズルと反対側に排気するための排気部とを有する細菌捕集装置。
  2. 請求項1記載の細菌捕集装置において、上記ノズルの孔に第1のフィルタが設けられていることを特徴とする細菌捕集装置。
  3. 請求項2記載の細菌捕集装置において、上記捕集室の排気部に第2のフィルタが設けられていることを特徴とする細菌捕集装置。
  4. 請求項3記載の細菌捕集装置において、上記第1のフィルタの目開きは上記第2のフィルタの目開きより大きいことを特徴とする細菌捕集装置。
  5. 請求項1記載の細菌捕集装置において、上記捕集室の排気部より排気側にファンが設けられ、該ファンによって上記捕集室内の空気が上記排気部を介して外部に吸引されるように構成されていることを特徴とする細菌捕集装置。
  6. 請求項1記載の細菌捕集装置において、上記捕集室の内壁はテフロンによって製造され又はコーティングされていることを特徴とする細菌捕集装置。
  7. 請求項1記載の細菌捕集装置において、上記ノズルはテフロンによって製造され又はコーティングされていることを特徴とする細菌捕集装置。
  8. 請求項1記載の細菌捕集装置において、上記ノズルの孔の内径は4〜15mmであることを特徴とする細菌捕集装置。
  9. 請求項1記載の細菌捕集装置において、上記ノズルの孔と上記捕集材との間隔は10〜30mmであることを特徴とする細菌捕集装置。
  10. 請求項1記載の細菌捕集装置において、上記ノズルの孔の内径Wと上記ノズルの孔と上記捕集材との間隔Sの比S/Wは、S/W=2〜3であることを特徴とする細菌捕集装置。
  11. 請求項1記載の細菌捕集装置において、上記捕集材を収容する捕集容器と該捕集容器を保持する保持部材を有することを特徴とする細菌捕集装置。
  12. 請求項11記載の細菌捕集装置において、上記捕集容器及び上記保持部材はテフロンによって製造され又はコーティングされていることを特徴とする細菌捕集装置。
  13. 請求項1記載の細菌捕集装置において、更に、ケーシングを有し、該ケーシングの開口部に、上記ノズル及び上記捕集室が設けられ、上記ケーシングの開口部と反対側の端部に排気口が設けられ、可搬型の装置として形成されていることを特徴とする細菌捕集装置。
  14. 大気を導入するためのノズルと、該ノズルの孔に設けられた第1のフィルタと、上記ノズルの出口側に設けられた捕集室と、該捕集室内に配置され細菌を捕集するための捕集材と、上記捕集室に導かれた空気を上記ノズルと反対側に排気するための排気部と、該排気部に設けられた第2のフィルタと、を有する細菌捕集装置。
  15. 請求項14記載の細菌捕集装置において、上記捕集材は、表面の凸凹の高低差が0.5mm以下の金網であることを特徴とする細菌捕集装置。
  16. 請求項15記載の細菌捕集装置において、上記金網は、「畳織」にて織られていることを特徴とする細菌捕集装置。
  17. 請求項14記載の細菌捕集装置において、上記捕集材は、濃度が2〜5%の寒天培地であることを特徴とする細菌補修装置。
  18. 請求項17記載の細菌捕集装置において、上記捕集材は、濃度が3〜4%の寒天培地であることを特徴とする細菌補修装置。
  19. 請求項14記載の細菌捕集装置において、上記捕集材は、金網のメッシュを転写した表面を有する寒天培地であることを特徴とする細菌補修装置。
  20. 請求項19記載の細菌捕集装置において、上記捕集材は、畳織の金網のメッシュを転写した表面を有する寒天培地であることを特徴とする細菌補修装置。
  21. 請求項13記載の細菌捕集装置において、上記捕集材は、分析装置に取り付け可能な捕集チップより構成され、該捕集チップは、細菌を捕集する捕集部と、上記分析装置の対応する接続部と接続可能なポートと、所定の薬剤を保管する保管槽と、を有し、該保管槽の一端は上記捕集部に接続され他端は上記ポートに接続されていることを特徴とする細菌補修装置。
  22. 請求項21記載の細菌捕集装置において、上記捕集チップの保管槽は、発芽促進剤を保管する発芽促進剤保管槽と、リゾチームを保管する酵素保管槽と、プロテアーゼKを保管する酵素保管槽と、カオトロピックイオンを保管するカオトロピック保管槽と、を有することを特徴とする細菌捕集装置。
  23. 請求項22記載の細菌捕集装置において、上記発芽促進剤は、アラニン、アデノシン、及び、グルコースを含むブイヨンであることを特徴とする細菌捕集装置。
  24. 請求項23記載の細菌捕集装置において、上記ブイヨンは、L-アラニンを含むことを特徴とする細菌捕集装置。
  25. 板状の基板と、該基板の中央の凹部に設けられた細菌を捕集するための捕集材と、発芽促進剤を保管する発芽促進剤保管槽と、リゾチームを保管する酵素A保管槽と、プロテアーゼKを保管する酵素B保管槽と、カオトロピックイオンを保管するカオトロピック保管槽と、を有し、上記発芽促進剤保管槽、上記酵素A保管槽、上記酵素B保管槽、及び上記カオトロピック保管槽は、上記基板に形成された流路によって構成されており、これらの槽の一端は、上記捕集材が配置された凹部に接続され、これらの槽の他端には、外部の流路に接続するためのチップポートが形成されていることを特徴とする細菌捕集チップ。
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