JP2006345333A - 画像読取形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 用紙収容トレイに排紙された用紙の視認性を高めることができる胴内排紙型の画像読取形成装置を提供する。
【解決手段】 原稿読取部2を端部に内包する第1筐体1aと、画像形成部3を内包する第2筐体1bと、第1筐体1aを第2筐体1bの上方に空間Sを隔てて支持し、画像形成部3にて画像が形成された用紙Pを排紙する用紙排紙部4を内包する第3筐体1cと、空間Sの底部に設けられ、排紙された用紙Pを収容する用紙収容トレイ5と、第1筐体1aの前面に設けられた操作部6と、第1筐体1aに設けられ、操作部6の上方から用紙収容トレイ5を視認可能とする開口Gと、を備える胴内排紙型の画像読取形成装置100。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像読取形成装置、特に胴内排紙型の画像読取形成装置に関するものである。
ファクシミリ機能、プリンタ機能、コピー機能、スキャナ機能等の機能を備えた画像読取形成装置においては、原稿の画像を走査してそれを画像データとして読み取る原稿読取部と、読み取った画像データを用紙に転写し画像を形成する画像形成部とを備え、画像が形成された用紙を用紙収容トレイに排紙している。画像読取形成装置の占有面積を小さくするために、原稿読取部の下方に画像形成部を空間を隔てて設け、この胴内の空間の底部に用紙収容トレイを設ける胴内排紙型の画像読取形成装置が提案されている。
従来の胴内排紙型の画像読取形成装置900においては、図6(a)に示すように、操作部901に対して操作入力を行なう使用者Eの視野は、操作部901や原稿読取部を内包する筐体902によって遮られるので、用紙収容トレイ903に排紙された用紙Pが胴内に隠れた状態となる。そのため、使用者Eは用紙Pを視認するために身体を屈めるなどの動作を行なう必要があり、用紙収容トレイ903に排紙された用紙Pの視認性が悪かった。
そこで、用紙収容トレイ903に排紙された用紙Pの視認性を高めるため、図6(b)に示した胴内排紙型の画像読取形成装置910のように、操作部901の一部904を透明部材で形成したり、操作901の一部904に筒状孔を設ける場合がある。この場合、使用者Eは、これら透明部材や筒状孔を介して、用紙収容トレイ903に排紙された用紙Pを視認することができる(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−43253号公報
しかしながら、図6(b)に示した画像読取形成装置910の場合、透明部材や筒状孔を介して、用紙収容トレイ903の操作部901側の一部しか視認することができない。そのため、特に、用紙サイズの小さな用紙Pが用紙収容トレイ903上の奥部に排紙された際には、このような用紙Pを使用者Eは視認することができず、用紙収容トレイ903に排紙された用紙Pの視認性が劣るという問題があった。また、操作部901の一部904に透明部材や筒状孔を設けるため、操作部901が大型化し、この大型化した操作部901によって用紙収容トレイ903の操作部901側の視認性が悪化するという問題があった。
本発明は、上記した事情や問題に鑑みてなされたものであり、用紙収容トレイに排紙された用紙の視認性を高めることができる胴内排紙型の画像読取形成装置を提供することを目的とする。
当該目的を達成するために、請求項1に記載の画像読取形成装置は、原稿の画像を読み取る原稿読取部を端部に内包する第1筐体と、前記原稿読取部にて読み取られた画像を用紙に形成する画像形成部を内包する第2筐体と、前記第1筐体を前記第2筐体の上方に空間を隔てて支持し、前記画像形成部にて画像が形成された用紙を排紙する用紙排紙部を内包する第3筐体と、前記空間の底部に設けられ、前記用紙排紙部から排紙された用紙を収容する用紙収容トレイと、前記第1筐体の前面に設けられ、操作入力が行われる操作部と、前記第1筐体に設けられ、前記操作部の上方から前記用紙収容トレイを視認可能とする視認可能化部と、を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の画像読取形成装置は、請求項1に記載の画像読取形成装置において、前記原稿読取部が搬送される原稿の画像を読み取る読取位置に原稿を搬送路に沿って搬送した後、該原稿を前記第1筐体の上面に設けられた原稿排紙収容トレイに排紙する自動原稿搬送部を備えることを特徴としている。
請求項3に記載の画像読取形成装置は、請求項2に記載の画像読取形成装置において、前記視認可能化部の一部が前記原稿排紙収容トレイに設けられていることを特徴としている。
請求項4に記載の画像読取形成装置は、請求項2に記載の画像読取形成装置において、前記視認可能化部が、前記操作部と前記原稿排紙収容トレイとの間に設けられていることを特徴としている。
請求項5に記載の画像読取形成装置は、請求項1から4の何れか1項に記載の画像読取形成装置において、前記視認可能化部が、前記操作部の上方から前記用紙収容トレイに向かう方向に連通して形成された開口であることを特徴としている。
請求項6に記載の画像読取形成装置は、請求項1から5の何れか1項に記載の画像読取形成装置において、前記視認可能化部が、前記操作部の上方から前記用紙収容トレイに向かう方向に連通して設けられた透明部材であることを特徴としている。
請求項7に記載の画像読取形成装置は、請求項6に記載の画像読取形成装置において、前記透明部材が、下方に向かって突出する凸状の底面を有していることを特徴としている。
請求項8に記載の画像読取形成装置は、請求項1から7の何れか1項に記載の画像読取形成装置において、前記第1筐体の下部を構成する下部枠体が、前記第1筐体の天面に設けられた原稿読取面に載置された原稿の画像を前記原稿読取部が移動しながら読み取る画像読取形成装置の下部枠体と共通することを特徴としている。
請求項1に記載の画像読取形成装置によれば、使用者は、視認可能化部によって、操作部上方から用紙収容トレイを視認することができる。そして、この視認可能化部は、操作部を前面に設けた第1筐体に設けられているので、前記従来の画像読取形成装置910に比べて、用紙収容トレイのより奥部を視認することができる。そのため、用紙サイズの小さな用紙が用紙収容トレイの奥部に排紙された場合であっても、このような用紙を視認することが可能になるので、用紙収容トレイに排紙された用紙の視認性を高めることができる。また、原稿読取部が内包されている端部を除きスペース的に余裕のある第1筐体に視認可能化部を設けているので、第1筐体を含めた装置全体の大型化による視認性の悪化を伴うことなく、用紙収容トレイに排紙された用紙の視認性を高めることができる。
請求項2に記載の画像読取形成装置によれば、自動原稿搬送部を備えているので、自動的に連続して搬送される原稿の画像が読み取られ、該画像が形成された用紙が用紙収容トレイに連続して排紙される。この際、用紙に誤った画像が形成されて排紙された場合や、用紙切れ、紙詰りなどによる排紙不良が発生した場合、使用者が視認可能部によって早く気付くことが可能であるので、作業効率を高めることができる。
請求項3に記載の画像読取形成装置によれば、第1筐体の上面に設けられた原稿排紙収容トレイに視認可能化部の一部が設けられているので、該画像読取形成装置の占有面積を大きくすることなく、用紙収容トレイに排紙された用紙の視認性を高めることができる。
請求項4に記載の画像読取形成装置によれば、操作部と原稿排紙収容トレイとの間に視認可能化部が設けられているので、原稿排紙収容トレイに原稿が収容されている場合であっても、用紙収容トレイに排紙された用紙を視認することができる。
請求項5に記載の画像読取形成装置によれば、視認可能化部が開口であるので、部材を追加することなく視認可能化部を設けることができるため、製造コストを抑えることができる。
請求項6に記載の画像読取形成装置によれば、原稿排紙収容トレイなどの構成部材が果たす役割を害するために、該構成部材に開口を設けることができない場合であっても、視認可能化部を透明部材とすることにより、このような構成部材に視認可能化部を設けることが可能となる、あるいは、視認可能な範囲を広げることが可能となる。
請求項7に記載の画像読取形成装置によれば、透明部材が下方に向かって突出する凸状の底面を有しているので、視認可能な範囲を広げることができる。
請求項8に記載の画像読取形成装置によれば、該画像読取形成装置と、原稿読取部が移動しながら載置された原稿を読み取る画像読取形成装置との下部枠体とが共通であるので、金型作成費等の製造コストを削減することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る画像読取形成装置について図面に基づき説明する。図1に概略外観斜視図を示した複合機100は、この画像読取形成装置を適用したファクシミリ機能、プリンタ機能、コピー機能、スキャナ機能等を有する複合機である。複合機100は、図2に示すように、装置本体筐体1に原稿読取部2と画像形成部3とが胴内の空間Sを隔てて内包され、空間Sの底部に用紙排紙部4から排紙される用紙Pが収容される用紙収容トレイ5を設けた胴内排紙型の複合機である。そして、装置本体筐体1の前面に操作部6が設けられており、該操作部6に対して操作入力を行なう使用者Eは、視認可能化部である開口Gを介して操作部6の上方から用紙収容トレイ5の奥部を視認することができる。複合機100は、さらに、用紙供給部7、自動原稿供給部8をも備えている。なお、図1及び図3に示すように、前面側とは複合機100における操作部6が位置する側を意味し、奥側とは複合機100における操作部6が位置する側の反対側を意味し、図1及び図2に示すように、右及び左とは前方から複合機100に向かってそれぞれ右、左を意味するものとする。
装置本体筐体1は、図2に示すように、複合機100の装置本体各部を内包するハウジングであり、原稿読取部2を左側端部に内包する箱体状の第1筐体1aと、画像形成部3及び用紙供給部7を内包する箱体状の第2筐体1bと、第2筐体1bの上方に空間Sを隔てて第1筐体1aを支持し、用紙排紙部4を内包する第3筐体1cと、からなり、それぞれ板金を折曲加工等して形成したものや、装置全体の軽量化等や組付作業の簡略化を目的として、合成樹脂からなる成形品である。第1筐体1aは、下面が開放された箱体状の上部枠体1a1と、上面が開放された箱体状の下部枠体1a2とがビス等の固定具(不図示)により固定されたものである。第3筐体1cは、空間Sの右側に位置して用紙排紙部4を内包する箱体状の支持部と、空間Sの奥側に位置する箱体状の支持部(図3参照)とが、L字状に一体化されたものである。そして、空間Sは、その上方を原稿読取部2を内包する第1筐体1aに、その下方を画像形成部3を内包する第2筐体1bに、その右方及び奥方を第3筐体1cに、それぞれ遮られることにより装置本体筐体1の胴内に形成されたものである。空間Sは、装置本体筐体1の前面側及び左面側から開口Tを介して外部に向かって開放されている。なお、下部枠体1a2、第2筐体1b、第3筐体1cは、これらの何れか、もしくは全てが一体化されて構成されるものであってもよい。
原稿読取部2は、図2に示すように、搬送される原稿Qの画像を画像データとして読み取る固定式の読取デバイス10を有する部分であり、空間Sの直上にて第1筐体1aの左側端部に内包されて設けられている。ここで、読取デバイス10は、搬送される原稿Qの画像を走査ライン毎に画像データとして読み取る装置であって、コピー機やファクシミリ装置等において一般的に用いられるものを使用することができ、具体的には、CCDを用いた電荷結合形イメージセンサ、あるいは密着形イメージセンサ等を使用することができる。この読取デバイス10は、自動原稿供給部8により搬送される原稿Qの画像を読み取るために、原稿Qの読み取り面であるプラテンガラス11の下方に配置されている。読取デバイス10は、搬送されてくる原稿Qがプラテンガラス11の上部近傍の読取位置Rを通過する際に、その画像を走査ライン毎に画像データとして下方から読み取る。
画像形成部3は、原稿読取部2にて読み取られた画像データやファクシミリ受信した画像データ等の画像を、用紙供給部7から搬送された用紙Pに形成する部分であり、空間Sの直下にて第2筐体1bに内包されて設けられている。画像形成部3は、その画像形成方式として電子写真方式を用いており、感光体ドラム12を含む電子写真方式の各種機構を有して構成されている。なお、画像形成部3の画像形成方式としては、これに限定されるものではなく、例えば、インクジェット記録方式や感熱記録方式等のこの分野で公知の各種の記録方式を用いることができる。画像形成部3にて画像が形成された用紙Pは、複数の搬送ローラ13によって用紙排紙部4に搬送される。
用紙排紙部4は、画像形成部3にて画像が形成された用紙Pを排紙する部分であり、第3筐体1cに内包されて設けられている。用紙排紙部4は、画像形成部3から複数の搬送ローラ13によって搬送されてきた用紙Pを排紙口14から排紙する排紙ローラ15を含む排紙機構を備えている。用紙Pは、奥側基準にて、即ち、排紙口14の奥側端部付近の基準位置を用紙Pの奥側の端辺が通るようにして、用紙排紙部4から排紙される。
用紙収容トレイ5は、用紙排紙部4から排紙された用紙Pを収容するものであり、空間Sの底部に設けられている。ここでは、用紙収容トレイ5は、空間Sの底部を構成する第2筐体1bの上面に、当該第2筐体1bと一体化されて形成されている。用紙収容トレイ5の上面は、排紙口14の下方から用紙Pが排紙される方向に向けて(図中矢印X方向、装置右側から左側方向)上方へ傾斜するように形成されている。用紙Pは、用紙排紙部4から奥側基準にて排紙され、その用紙サイズに関わりなく、用紙収容トレイ5の上面の奥方に用紙Pの奥側の端辺が略揃って順次堆積される。
操作部6は、図3に示すように、使用者Eが複合機100に対する動作指示や設定等の操作入力を行なう部分であり、原稿読取部2(図2参照)の前方に位置するように、該原稿読取部2を内包する第1筐体1aの前面に設けられている。操作部6は、用紙Pへの画像形成開始や原稿Qの読み取り開始等の動作指示や設定等を入力するための入力キーや液晶表示パネル等(不図示)が配設された操作パネル16を、その上面に備えている。なお、操作部6は、その筐体が第1筐体1aと一体化されて形成されていてもよい。
用紙供給部7は、図2に示すように、所定サイズの用紙Pを収納するとともに、その用紙Pを画像形成部3に供給する部分であり、画像形成部3の直下にて第2筐体1bに内包されて設けられている。用紙供給部7は、用紙Pを収納する複数段からなる用紙カセット17と、この用紙カセット17から用紙Pを1枚分離して取り出すピックアップローラ18と、用紙Pを画像形成部3に搬送する複数の搬送ローラ19とを有して構成されている。
自動原稿供給部8は、前記読取デバイス10による読取位置Rに原稿Qを自動的に搬送する部分であり、原稿読取部2を内包する第1筐体1aの上方に設けられている。自動原稿供給部8は、読み取り前の原稿Qが載置される原稿給紙トレイ20と、画像が読み取られた原稿Qが収容される原稿排紙収容トレイ21と、原稿給紙トレイ20上に載置された原稿Qを1枚ずつ分離して搬送路22に沿って読取位置Rに搬送する搬送ローラ23等の搬送機構と、読取位置Rにて画像が読み取られた原稿Qを原稿排紙収容トレイ21に排紙する排紙ローラ24等の原稿排紙機構と、を備えている。原稿給紙トレイ20は、第1筐体1aの上方に、原稿Qを供給する方向へ傾斜させて設けられており、その上面において複数枚の原稿Qを積重状態で担持するようになっている。図1に示すように、原稿給紙トレイ20には、原稿Qの幅方向の位置を規制して原稿Qの斜め送りを防止する可変式のガイドが設けられている。また、原稿排紙収容トレイ21の前側右部には、使用者Eが開口Gを介して用紙収容トレイ5の奥部が視認する際の妨げとならないように、切欠きが形成されている。なお、原稿排紙収容トレイ21の前側右部を透明な材質からなるものとしてもよい。一方、原稿排紙収容トレイ21は原稿給紙トレイ20と上下2段となるように第1筐体1aの上方に設けられており、ここでは、上部枠体1a1の上面に一体化されて形成されている。
開口Gは、図2及び図3に示すように、操作部6の上方から用紙収容トレイ5の奥部に向かう方向に連通して第1筐体1aに形成されている。開口Gは、図2に示すように、上部枠体1a1の上面壁及びこれと一体化された原稿排紙収容トレイ21を上下方向に貫通して設けられた上部開口G1と、下部枠体1a2の下面壁を上下方向に貫通して設けられた下部開口G2と、からなるものである。上部開口G1と下部開口G2とは、図3にこれらを連通した孔として開口Gを模式的に示すように、使用者Eが操作部6の上方から用紙収容トレイ5の奥部を見下ろすことに適した角度に傾斜して連通するように設けられている。なお、図示しないが、上部開口G1や下部開口G2に、合成樹脂やガラスなどからなる透明な部材を嵌め込み等により取付けてもよい。また、上部開口G1や下部開口G2を含む部分の第1筐体1aや用紙収容トレイ5を、合成樹脂やガラスなどの透明な材質からなるものとしてもよい。
このように、開口Gを複合機100に設けることによって、図3に示すように、操作部6から操作入力等を行なう使用者Eは、開口Gを介して、体を屈める等の動作を必要とせず、空間Sの奥方を視認することができるので、用紙収容トレイ5に排紙された用紙Pの視認性を高めることができる。開口Gは、操作部6より奥方に位置する原稿排紙収容トレイ21にその上面を有して設けられているので、図6(b)に示した場合に比べて、用紙収容トレイ5のより奥方に排紙された用紙Pを視認することができる。また、開口Gは、原稿読取部2を左側端部に内包する第1筐体1aに設けられており、この第1筐体1aの内部は、原稿読取部2の他に電力線や制御線などの配線等が配設されている部分を除き、ほとんど空洞となっている。そのため、第1筐体1aを大型化することなく、開口Gを用紙収容トレイ5の奥部を見るに適した部位に設けることが可能であるとともに、この開口Gの開口面積を広く確保し、広範囲を視認可能とすることが可能であるので、使用者Eは、その立ち位置や体格等が異なる場合であっても、開口Gを介して用紙収容トレイ5の奥部の様子を視認することができ、用紙収容トレイ5に排紙された用紙Pの視認性を高めることができる。
また、開口Gは、図2に示すように、用紙収容トレイ5の排紙口14の近傍の奥部を視認することができる位置に設けられている。これにより、用紙収容トレイ5に堆積された用紙Pの用紙サイズが小さな場合であっても、排紙された用紙Pを確実に視認することができる。
以上、本発明の第1の実施の形態に係る複合機100について説明したが、これに限られるものではない。例えば、図4(a)に示すように、開口Gに、その中央部が下方に向かって突出する凸状の滑らかな曲面状の底面(凸状下面)を有する透明部材Hを設けてもよい。これにより、開口G内の空間に部材が存在しない場合や、その開口Gの開口形状に合わせた透明部材を備える場合に比べて、使用者Eが視認可能な範囲を拡大することができる。そのため、使用者Eの立ち位置や体格等が異なる場合であっても、開口Gを介して、用紙収容トレイ5の奥部を視認することができる。また、用紙Pの用紙サイズや排紙口14の状態も視認することが可能になる。また、開口Gを小さくすることも可能となる。
また、図4(b)に示すように、操作部6と原稿排紙トレイ21との間の中間部25にスペース的な余裕がある場合には、この中間部25に上面を有する開口G´を第1筐体1a´に設けてもよい。また、図示しないが、原稿排紙トレイ21と中間部25の双方に渡るように、開口を設けてもよい。
なお、本発明の実施の形態に係る画像読取形成装置を適用した複合機100は、自動原稿供給部8により搬送される原稿Qの画像を固定式の読取デバイス10が読み取るものである。しかしながら、原稿読取部2やこれを内包する第1筐体1aの上部枠体1a1などを置き換えることにより、フラット・ベッド・スキャナ(以下、「FBS」という。)をも備えたMFP(Multi Function Peripheral)装置としての複合機とすることが可能である。
このようなFBSを備えた複合機として図5に示した複合機200においては、上部枠体1a1´と前記下部枠体1a2とからなる第1筐体1a´に、水平方向に移動可能に設けられた読取デバイス10´を有する原稿読取部2´が内包して設けられている。原稿読取部2´は、上部枠体1a1´の天面に前記プラテンガラス11に隣接するプラテンガラス31を原稿読取面として備えており、該プラテンガラス31上に載置された原稿(不図示)をプラテンガラス31に押圧する原稿押圧板32が、自動原稿搬送部8を有して第1筐体1a´の上面に対して開閉可能に設けられている。そして、この原稿押圧板32の上方に前記原稿排紙収容トレイ21が設けられている。このような複合機200において、読取デバイス10´はプラテンガラス31の下方において水平方向に移動しつつ、このプラテンガラス31上に載置され原稿押圧板32に押えられる原稿の画像を読み取る。
このように、複合機100の第1筐体1aの下部枠体1a2は、FBSを備えた複合機複合機200と共通に用いることが可能である。そのため、複合機100、200との下部枠体1a2として、同一の金型によって成形される樹脂成形品を用いることにより、金型作成費等の製造コストを削減することができる。また、複合機100、200間の改造コストを削減することができる。
なお、本発明に係る画像読取形成装置は、本発明の実施の形態として示した複合機100に適用されるものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で適宜設計変更できることは勿論である。例えば、ファクシミリ単体機や、ファクシミリ機能とプリンタ機能を備えた複合機等であってもよい。また、用紙Pが用紙排紙部4から奥側基準にて排紙されることには限定されず、例えば、用紙Pが用紙排紙部4からセンター基準にて排紙され、用紙収容トレイ5の上面の奥行き方向略中央部に用紙Pの幅方向の中心線が略揃って順次堆積される画像読取形成装置に適用してもよい。この場合には、用紙収容トレイ5の排紙口14の近傍の奥行き方向略中央部を視認することができる位置に開口Gを設けることが好ましい。
本発明の実施の形態に係る画像読取形成装置を適用した複合機100を示す概略外観斜視図である。 複合機100の図1に示したA−A断面における構成を示す概略構成断面図である。 複合機100の図1に示したB−B断面における模式断面図である。 (a)、(b)は、それぞれ実施の形態の変形に係る画像読取形成装置を適用した複合機を示す模式部分断面図である。 FBSを備えた複合機200の構成を示す概略構成断面である。 (a)、(b)は、それぞれ従来の画像読取形成装置900、910を示す模式部分断面図である。
符号の説明
1 装置本体筐体
1a 第1筐体
1a2 下部枠体
1b 第2筐体
1c 第3筐体
2 原稿読取部
3 画像形成部
4 用紙排紙部
5 用紙収容トレイ
6 操作部
21 原稿排紙収容トレイ
100、200 複合機(画像読取形成装置)
G 開口(視認可能化部)
H 透明部材
P 用紙
Q 原稿

Claims (8)

  1. 原稿の画像を読み取る原稿読取部を端部に内包する第1筐体と、
    前記原稿読取部にて読み取られた画像を用紙に形成する画像形成部を内包する第2筐体と、
    前記第1筐体を前記第2筐体の上方に空間を隔てて支持し、前記画像形成部にて画像が形成された用紙を排紙する用紙排紙部を内包する第3筐体と、
    前記空間の底部に設けられ、前記用紙排紙部から排紙された用紙を収容する用紙収容トレイと、
    前記第1筐体の前面に設けられ、操作入力が行われる操作部と、
    前記第1筐体に設けられ、前記操作部の上方から前記用紙収容トレイを視認可能とする視認可能化部と、
    を備えることを特徴とする画像読取形成装置。
  2. 前記原稿読取部が搬送される原稿の画像を読み取る読取位置に原稿を搬送路に沿って搬送した後、該原稿を前記第1筐体の上面に設けられた原稿排紙収容トレイに排紙する自動原稿搬送部を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像読取形成装置。
  3. 前記視認可能化部の一部が前記原稿排紙収容トレイに設けられていることを特徴とする請求項2に記載の画像読取形成装置。
  4. 前記視認可能化部が、前記操作部と前記原稿排紙収容トレイとの間に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の画像読取形成装置。
  5. 前記視認可能化部が、前記操作部の上方から前記用紙収容トレイに向かう方向に連通して形成された開口であることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の画像読取形成装置。
  6. 前記視認可能化部が、前記操作部の上方から前記用紙収容トレイに向かう方向に連通して設けられた透明部材であることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の画像読取形成装置。
  7. 前記透明部材が、下方に向かって突出する凸状の底面を有していることを特徴とする請求項6に記載の画像読取形成装置。
  8. 前記第1筐体の下部を構成する下部枠体が、前記第1筐体の天面に設けられた原稿読取面に載置された原稿の画像を前記原稿読取部が移動しながら読み取る画像読取形成装置の下部枠体と共通することを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の画像読取形成装置。
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