JP2006345101A - 色処理方法及びその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 入力機器で入力した入力信号を出力機器で出力する場合に、良好な階調特性を有する出力信号で出力することができる色処理方法及びその装置を提供する。
【解決手段】 入力色域上の第1特定色を、出力色域上の第1目標色に第1色調整する。入力色域上の第2特定色を、出力色域上の第2目標色に第2色調整する。第1特定色と第1目標色、および第2特定色と第2目標色の色空間上の位置関係に基づき、第1色調整及び第2色調整で共用する調整領域を設定する。第1色調整および第2色調整は、設定された調整領域内の色を調整する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、色処理装置によって、入力装置の入力色域上の特定色を、出力装置の出力色域上の目標色に調整する色処理方法及びその装置に関するものである。
近年、デジタルカメラやスキャナ等の画像入力機器で入力した画像、あるいは、CRTモニタやLCDモニタ等の画像表示機器で作成・編集した画像を、インクジェットプリンタやレーザプリンタ等の画像出力機器で出力するようなシステムが発展している。
ところが、入力機器で表現できる色再現範囲と出力機器で表現できる色再現範囲(以下、色域と記す)は異なるため、入力機器で入力したRGB画像(以下、入力画像と記す)の色信号値を出力機器の入力信号値としてそのまま入力してしまうと、出力機器において全く異なった色で再現されてしまう。そこで、入出力機器間で再現される色の違いを補正するため、入力機器の色信号を出力機器の色信号に変換する処理、いわゆる、色域マッピング、あるいは、色域圧縮と呼ばれる処理が必要となる。
一般的に、入力画像(例えば、sRGBで表現された画像)をプリンタで出力する際には、図17に示すフローに従った処理が必要となる。
図17に示すように、まず、入力画像(例えば、sRGBで表現された画像)のR,G,B値1701をCIE(Commission Internationale de l’Eclairage:国際照明委員会)で規定されたCIE LAB変換式によってL,a,b値1702に変換する。そして、このL,a,b値1702を所望のマッピング手法を用いて出力機器の色域1703へ色域マッピングすることで、色域マッピング後の色値L’,a’,b’1705を取得する。
次に、この色値L’,a’,b’1705を出力機器のデバイスRGB値R’,G’,B’1707に変換する。その後、このデバイスR,G,B値R’,G’,B’1707を出力機器でプリント出力(1708)して、それを測色することで、出力値L’’,a’’,b’’1709を得ることができる。
上述した入力画像の色信号値からL,a,b値への変換、Lab色空間での色域マッピング、及び色域マッピング後の色値からデバイスR,G,B値への変換の一連の処理は、全てプリンタのドライバで行われることもあれば、ICCプロファイルを利用した場合のように、一部をパーソナル・コンピュータが処理することもある。
現在までに、上述した色域マッピング処理には様々な手法が提案されている。例えば、入出力機器間で絶対的な色域を維持するマッピング手法としては、図18に示すように、出力色域内の色はそのまま保存し、出力色域外の色はL軸上の焦点Fに向かって出力色域の表面にマッピングする手法や、図19に示すように、色相面における出力色域の最大彩度点の明度と同じ明度を持つL軸上の点を焦点として、該焦点に向かってマッピングする方法などがある。
一方、色域マッピングにおいては、入力色域内でグレイ(R,G,B値が全て同じ)であったものは、出力色域にあってもグレイ(R,G,B値が全て同じ)で再現するのが好ましい。しかしながら、上述したようにCIE LAB空間上で絶対的な色域を維持するようなマッピング手法を用いると、入力色域でのグレイが出力色域では有彩色(R,G,B値が異なる色)となって再現されてしまう。これを解決するためには、グレイ近傍の色のみを滑らかに移動し、両グレイを一致させるグレイ補正処理を行う必要がある。
グレイ補正処理に用いられる技術としては、例えば、特許文献1のように、グレイ近傍に調整領域を設け、グレイの移動に伴ってその調整領域を線形に移動させる技術や、特許文献2のように、特定色近傍に調整領域を設け、移動対象となる色をその調整領域内の色に限定して当該色を非線形に移動する技術がある。
特開平6−121159号公報 特開2004−112694号公報
上述したように、入力色域のグレイと出力色域のグレイを合わせるために、グレイ補正処理が実行される。しかしながら、例えば、上記のような焦点方式を用いて色域マッピングを行う際には、入力色域のグレイを出力色域のグレイに一致させるだけでなく、焦点のあるL軸も一致させた方が好ましい。
これは、入力色域のグレイが出力色域のグレイに一致していても、それがL軸と一致していないと、出力色域におけるグレイとは異なる点に向かってマッピングすることになり、色再現に影響が出るためである(図20参照)。そのため、このようなマッピングを行う際には、入力色域と出力色域のグレイを一旦L軸に一致させ、マッピングを行った後、出力色域のグレイに戻す処理が必要になる。
上述したマッピング方法を用いる場合、入力色域のグレイをL軸に合わせる第一グレイ補正、L軸を出力色域のグレイにあわせる第二グレイ補正、の少なくとも2回のグレイ補正が必要になる。しかしながら、前述した特許文献1や特許文献2に開示されている手法を用いると、第一グレイ補正における調整領域R1と第二グレイ補正における調整領域R2が異なるため、該調整領域の境界付近で著しい階調の悪化が生じる。
図21に調整領域R1、調整領域R2と、階調悪化の様子を示す。
図21において、太い実線は入力色域において入力色域のグレイから放射状に伸びた直線上の色が、第一グレイ補正、第二グレイ補正を経た後に再現される色の例である。図21によれば、調整領域R1と調整領域R2の境界という非常に近い点で逆方向に色が曲がっており(階調反転が発生しており)、擬似輪郭が発生することが明らかに予想できる。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、入力機器で入力した入力信号を出力機器で出力する場合に、良好な階調特性を有する出力信号で出力することができる色処理方法及びその装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明による色処理方法は以下の構成を備える。即ち、
また、好ましくは、色処理装置によって、入力装置の入力色域上の特定色を、出力装置の出力色域上の目標色に調整する色処理方法であって、
前記入力色域上の第1特定色を、前記出力色域上の第1目標色に色調整する第1色調整工程と、
前記入力色域上の第2特定色を、前記出力色域上の第2目標色に色調整する第2色調整工程と、
前記第1特定色と前記第1目標色、および前記第2特定色と前記第2目標色の色空間上の位置関係に基づき、前記第1色調整工程及び前記第2色調整工程で共用する調整領域を設定する設定工程とを備え、
前記第1色調整工程および前記第2色調整工程は、前記設定工程で設定された調整領域内の色を調整する。
また、好ましくは、前記第2色調整工程は、前記第1色調整工程によって色調整された色に対して行う。
また、好ましくは、前記第1特定色は、前記入力装置の入力グレイ軸上の色であり、
前記第1目標色および前記第2特定色は、所定色空間上のグレイ軸上の色であり、
前記第2目標色は、前記出力装置のグレイ軸上の色である。
また、好ましくは、前記調整領域は、第一特定色と第一目標色、及び第二特定色と第二目標色を包含する閉領域である。
また、好ましくは、前記設定工程は、第一特定色と第一目標色、及び第二特定色と第二目標色に基づいて、前記調整領域の重心を算出する。
また、好ましくは、前記入力色域、前記出力色域、及び前記調整領域を設定するための調整パラメータとして第一特定色と第一目標色、及び第二特定色と第二目標色の組を設定するための設定画面を表示部に表示する表示工程を更に備え、
前記設定工程は、前記設定画面を介して設定されたデータを用いて、前記調整領域を設定する。
上記の目的を達成するための本発明による色処理装置は以下の構成を備える。即ち、
入力装置の入力色域上の特定色を、出力装置の出力色域上の目標色に調整する色処理装置であって、
前記入力色域上の第1特定色を、前記出力色域上の第1目標色に色調整する第1色調整手段と、
前記入力色域上の第2特定色を、前記出力色域上の第2目標色に色調整する第2色調整手段と、
前記第1特定色と前記第1目標色、および前記第2特定色と前記第2目標色の色空間上の位置関係に基づき、前記第1色調整手段及び前記第2色調整手段で共用する調整領域を設定する設定手段とを備え、
前記第1色調整手段および前記第2色調整手段は、前記設定手段で設定された調整領域内の色を調整する。
本発明によれば、入力機器で入力した入力信号を出力機器で出力する場合に、良好な階調特性を有する出力信号で出力することができる色処理方法及びその装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態の色処理装置を実現するハードウエア構成を示すブロック図である。
図1において、1は色処理装置である。また、101はUI(ユーザインタフェース)部であり、入力画像データ、入力装置(例えば、デジタルカメラやスキャナ等)の入力色域データ、出力装置(例えば、モニタ(CRTやLCD)やプリンタ(インクジェットプリンタやレーザビームプリンタ)等)の出力色域データ、及び調整パラメータをユーザが設定する。102は調整条件設定部であり、UI部101においてユーザが設定した入力色域データ、入力色域データ、出力色域データ、及び調整パラメータを取得し、バッファメモリ111に格納する。
103は調整領域設定部であり、調整条件設定部102において設定された調整パラメータに基づき調整領域を設定する。104は出力色調整部であり、調整条件設定部102において設定された出力色域データにおける色を調整する。105は第一色空間値算出部であり、調整条件設定部102において設定された入力色域データを用いて、入力画像データの画素値(RGB値)に対応するLab値を算出する。
106は第一色調整部であり、第一色空間値算出部105において算出されたLab値を調整する。107は色域マッピング部であり、第一色調整部106において色調整された色を、出力色調整部104において調整された出力色域へマッピングする。108は第二色調整部であり、色域マッピング部107においてマッピングされた色を調整する。
109は第二色空間値算出部であり、第二色調整部109において調整された色に対応する出力デバイスの色空間値を算出する。110は出力部であり、変換された画像データを出力する。111はバッファメモリであり、演算途中の各データを一時的に保持する。
尚、色処理装置1は、例えば、パーソナルコンピュータ等の汎用コンピュータに搭載される標準的な構成要素(例えば、CPU、RAM、ROM、ハードディスク、外部記憶装置、ネットワークインタフェース、ディスプレイ、キーボード、マウス等)を有している。そして、これらの構成要素が、色処理装置1を構成する各種構成要素を、ハードウェア的、あるいはソフトウェア的、あるいはそれらを協調的に動作させて実現する。
<色処理装置1における動作>
次に、色処理装置における動作について、図2を用いて説明する。
図2は本発明の実施形態の色処理装置における動作を示すフローチャートである。
ステップS1において、調整条件設定部102は、入力画像データ、入力色域データ、出力色域データ、及び調整パラメータをバッファメモリ111に格納する。調整条件設定部102の具体的な処理内容については後述する。
ステップS2において、調整領域設定部103は、ステップS1においてバッファメモリ111に格納された調整パラメータを用いて調整領域を設定する。調整領域設定部103の具体的な処理内容については後述する。
ステップS3において、出力色調整部104は、バッファメモリ111に格納された調整パラメータ及び調整領域を用いて、出力色域データにおける色を調整する。出力色調整部104の具体的な処理内容については後述する。
ステップS4において、第一色空間値算出部105は、ステップS1において読み込んだ入力画像データ(RGB画像データ)の画素値に対応するLab値(Labデータ)を補間演算により算出する。Lab値の具体的な算出方法については後述する。
ステップS5において、第一色調整部106は、バッファメモリ111に格納された調整パラメータ及び調整領域を用いて、Labデータの色調整を行う。第一色調整部106の具体的な処理内容については後述する。
ステップS6において、色域マッピング部107は、ステップS3において調整された出力色域データへ、ステップS5において調整されたLabデータをマッピングする。マッピング手法は、上述した、彩度保存、あるいは明度保存、あるいは色差最小を目的としたマッピング手法、または任意位置の焦点に向かってマッピングを行う手法、あるいは入力色の位置に応じて焦点を可変にしたマッピング手法等、公知のいずれかのマッピング手法を用いてもよい。マッピング処理が終了した後に、以降のステップにおいてマッピング後データを利用するため、このマッピング後データをバッファメモリ111へ格納する。
ステップS7において、第二色調整部108は、ステップS2において設定された調整領域を用いて、ステップS6におけるマッピング後データの色を調整する。第二色調整部108の具体的な処理内容については後述する。
ステップS8において、第二色空間値算出部110は、ステップS7において色調整された色に対応する出力デバイスにおけるデバイスRGB値を補間演算によって算出する。デバイスRGB値の具体的な算出方法については後述する。
ステップS9において、出力部111は、ステップS8においてデバイスRGB値に変換された画像データを出力する。
<調整条件設定部102の動作>
ステップS1の調整条件設定部の動作について、図3及び図4を用いて詳細に説明する。
図3は本発明の実施形態の調整条件設定部の処理を示すフローチャートである。また、図4は本発明の実施形態の調整条件設定部を実現するUI部の例を示す図である。
図4において、調整条件設定画面として機能するUI部1001において、1002は入力画像データ設定部であり、入力画像データを設定する。ここでは、例えば、処理対象の入力画像データが記憶されているメモリ(例えば、外部記憶装置)に対する、ファイルパスを指定することで、入力画像データを設定する。
1003は入力色域データ設定部であり、入力機器の入力色域データが記述されたファイルを指定する。1004は出力色域データ設定部であり、出力機器の出力色域データが記述されたファイルを指定する。1005は調整パラメータ入力部であり、調整パラメータを入力する。1006はOKボタンであり、各種入力が完了して、指定された各種データを処理に用いるデータとして確定するためのボタンである。
以下、図3に示すフローチャートに従って、調整条件設定部102の処理について説明する。
ステップS101において、調整条件設定部102では、まず、UI部1001のOKボタン1005が押されたか否かを判定する。OKボタン1005が押されていない場合(ステップS101でNO)、そのままユーザの入力を待機する。一方、OKボタン1005が押された場合(ステップS101でYES)、ステップS102へ進む。
ステップS102において、調整条件設定部102は、ユーザによって入力画像データ設定部1002に設定された入力画像データを読み込み、バッファメモリ111に格納する。ここで、入力画像データの各画素は、左上から順に画素番号がふられており、i番目の画素のRGB値を逐次取得し、バッファメモリ111に格納していく。
ステップS103において、調整条件設定部102は、ユーザによって入力色域データ設定部1003に設定された入力色域データが記述されたファイルを読み込み、バッファメモリ111に格納する。入力色域データは、例えば、図5に示すように、入力機器の色信号値であるR,G,B値に対応するLab値の対応表、即ち、Look Up Table(以下、LUTと記す)の形式で保存されており、更に、LUTを構成する各格子点のインデックスも併記されている。
ステップS104において、調整条件設定部102は、ユーザによって出力色域データ設定部1004に設定された出力色域データが記述されたファイルを読み込み、バッファメモリ111に格納する。出力色域データは、例えば、前述の入力色域データと同様の形式で保存されている。
ステップS105において、調整条件設定部102は、調整パラメータの総数、つまり、調整パラメータ入力部1005におけるインデックスが記述された列の最下行の値Nを取得し、バッファメモリ111に格納する。
尚、調整パラメータ入力部1005は、第一特定色のLab値L1s,a1s,b1sと第一目標色のLab値L1t,a1t,b1t、及び第二特定色のLab値L2s,a2s,b2sと第二目標色のLab値L2t,a2t,b2t、及び各値の組を索引するためのインデックスで構成されている。
ここで、図6を例に用いて、第一特定色及び第一目標色について説明する。
図6に示す彩度(C)−明度(L*)平面において、太い実線は入力色域、斜線部は調整領域を表している。ここで、調整領域内の色を調整する際に基点となる点が第一特定色(○)であり、第一特定色の調整先が第一目標色(●)である。
また、図7を例に用いて、第二特定色及び第二目標色について説明する。
図6と同様に、図7に示す彩度(C)−明度(L*)平面において、太い実線はマッピング後の入力色域、斜線部は調整領域を表している。ここで、調整領域内の色を調整する際に基点となる点が第二特定色(○)であり、第二特定色の調整先が第二目標色(●)である。
また、後述する他のステップにおいても参照できるようにするため、これらの値(第一特定色及び第一目標色、第二特定色及び第二目標色)をバッファメモリ111に格納しておく。
ステップS106において、調整条件設定部102は、取得した調整パラメータの数を計数するためのカウンタiに初期値1を代入し、初期化する。
ステップS107において、調整条件設定部102は、ユーザが入力したi番目の第一特定色のLab値L1si,a1si,b1siを取得し、バッファメモリ111に格納する。
ステップS108において、調整条件設定部102は、ユーザが入力したi番目の第一目標色のLab値L1ti,a1ti,b1tiを取得し、バッファメモリ111に格納する。
ステップS109において、調整条件設定部102は、ユーザが入力したi番目の第二特定色のLab値L2si,a2si,b2siを取得し、バッファメモリ111に格納する。
ステップS110において、調整条件設定部102は、ユーザが入力したi番目の第二目標色のLab値L2ti,a2ti,b2tiを取得し、バッファメモリ111に格納する。
ステップS111において、調整条件設定部102は、入力された全ての調整パラメータをバッファメモリ111に格納したか否かを判定する。判定には、ステップS104において取得した調整パラメータ総数Nを用い、カウンタiがNでない場合、即ち、全ての調整パラメータを取得していない場合(ステップS111でNO)、ステップS112に進み、調整条件設定部104は、カウンタiに1を加算し、ステップS107へ戻る。
一方、ステップS111へ進み、カウンタiがNである場合、即ち、全ての調整パラメータを取得している場合(ステップS111でYES)、処理を終了する。
<調整領域設定部103の動作>
ステップS2の調整領域設定部の動作について、図8を用いて詳細に説明する。
図8は本発明の実施形態の調整領域設定部の処理を示すフローチャートである。
ステップS201において、調整領域設定部103は、ステップS1においてバッファメモリ111に格納された調整パラメータ総数Nを取得する。
ステップS202において、調整領域設定部103は、取得した調整パラメータの数を計数するためのカウンタiに初期値1を代入し、初期化する。
ステップS203において、調整領域設定部103は、ステップS1においてバッファメモリ111に格納されたi番目の第一特定色L1si,a1si,b1siと第一目標色L1ti,a1ti,b1ti、及び第二特定色L2si,a2si,b2siと第二目標色L2ti,a2ti,b2tiを取得する。
ステップS204において、調整領域設定部103は、全ての調整パラメータを取得したか否かを判定する。この判定には、ステップS201において取得した調整パラメータ総数Nを用いる。カウンタiがNでない場合、即ち、全ての調整パラメータを取得していない場合(ステップS204でNO)、ステップS205へ進み、カウンタiに1を加算し、ステップS203へ戻る。一方、カウンタiがNである場合、即ち、全ての調整パラメータを取得している場合(ステップS204でYES)、ステップS206へ進む。
ステップS206において、調整領域設定部103は、ステップS203において取得した第一特定色と第一目標色、及び第二特定色と第二目標色を用いて調整領域の中心を算出する。調整領域中心Pcのa,b値ac,bcを算出する方法として、例えば、以下に示す重心の式、式(1)、及び式(2)を用いる。
Figure 2006345101
Figure 2006345101
また、調整領域中心点のL値をLcで表したとき、Lcは任意とする。つまり、ある明度Lcにおける調整領域中心点は、Lc,ac,bcで表される。
ステップS207において、調整領域設定部103は、調整領域の範囲を定義するための調整領域半径rを算出する。
調整領域半径を算出する方法としては、例えば、i番目の第一特定色P1si(L1si,a1si,b1si)を想定し、明度L1siにおける等明度平面上で、第一特定色P1siと、ステップS206において算出した調整領域中心Pc(Lc,ac,bc)(但し、Lc=L1si)との距離d1siを算出する。
ここで、1≦i≦Nの範囲におけるd1siの最大値、即ち、最も離れているときの距離をd1sとし、同様に、第一目標色、及び第二特定色と第二目標色についても、調整領域中心からの距離の最大値を算出する。更に、これら4つの値から最大値を選択し、その最大値のk倍を調整領域半径とする。この係数kは、調整領域の大きさを一意に決定する値である。
例えば、調整領域内の階調変化を滑らかにしたい場合には、係数kに大きな値を設定すればよく、逆に急峻な階調変化でもよいから調整領域を狭く設定したい場合には、係数kを1に近い値に設定すればよく、色再現の用途・目的に応じて設定すればよい。
ステップS208において、調整領域設定部103は、ステップS206において算出した調整領域中心Pc(Lc,ac,bc)(但し、Lcは任意)をバッファメモリ111に格納する。
ステップS209において、調整領域設定部103は、ステップS207において算出した調整領域半径rをバッファメモリ111に格納する。
<出力色調整部104の動作>
次に、ステップS3の出力色調整部104の動作について、図9を用いて説明する。
図9は本発明の実施形態の出力色調整部の処理を示すフローチャートである。
ステップS301において、出力色調整部104は、ステップS1において取得した出力色域データ(色域情報)から格子点数Ndを取得する。格子点数Ndを取得するために、例えば、出力色域データにおけるインデックス列の最下行の値を取得する。また、後述する他のステップにおいても値を参照できるようにするため、バッファメモリ111に格納しておく。
ステップS302において、出力色調整部104は、変換後の出力色域データを保存するためのLUTを作成する。このLUTは、例えば、図5に示す形式で作成する。但し、該LUTのL列、a列、及びb列は後述する処理で書き換えるので、例えば、入力色域データの複製であってもよいし、L列、a列、及びb列の値が全て0であってもよいし、不定値であってもよい。
ステップS303において、出力色調整部104は、処理された格子点数を計数するためのカウンタiに初期値1を代入し、初期化する。
ステップS304において、出力色調整部104は、ステップS1においてバッファメモリ111に格納された出力色域データからi番目の格子点(以下、入力色と記す)のLab値を取得する。
ステップS305において、出力色域における調整領域内の色を調整するためのデータ(調整領域情報)を取得する。具体的には、ステップS1において取得した出力色域データにおけるデバイスグレイのLab値、及びステップS2において算出した調整領域中心と調整領域半径をバッファメモリ111から取得する。
ここで、デバイスグレイとは、R=G=BであるR,G,B値を指す。従って、出力色域データのデバイスグレイのLab値とは、出力色域データのLUTにおいてR=G=Bである色のL,a,b値のことであり、以下、出力デバイスグレイと記す。更に、色調整を行うためのデータとして、出力デバイスグレイの調整先を作成する。本実施形態においては、デバイスグレイの明度Lと等明度で、且つa=0,b=0である色を調整先として保存する。
ステップS306において、出力色調整部104は、ステップS304において取得した入力色がステップS305において取得した調整領域の内側に位置するか判定する。例えば、調整領域中心のa,b値ac,bc、調整領域半径r、入力色のa,b値ap,bpを用いると、調整領域中心と入力色との距離rpが調整領域半径より小さければ、調整領域の内側に存在すると判定できる。つまり、式(3)が成り立つとき入力色が調整領域内に存在すると判定できる。
Figure 2006345101
式(3)を用いて判定した結果、入力色が調整領域内に存在する場合(ステップS306でYES)、ステップS307へ進む。一方、入力色が調整領域内に存在しない場合(ステップS306でNO)、ステップS308へ進む。
ステップS307において、出力色調整部104は、ステップS304において取得した入力色の色調整を行う。
ここで、図10を例に入力色の調整方法を示す。図10に示すa*−b*平面において、点Pは入力色、点Pdsはデバイスグレイ、点PdtはL軸上の点、及び円Rで囲まれる範囲は調整領域を表す。変換後の入力色を求めるために、まず、点Pdsと点Pとを通る線分l1を求め、この線分l1と調整領域Rの境界との交点PRを算出する。次に、交点PRと点Pdtとを結ぶ線分l2を求め、この線分l2上において、式(4)の関係を満たす点、即ち、線分l1と線分l2の内分比を等しくする点を算出し、該点P’を変換後の入力色とする。
Figure 2006345101
ステップS308において、出力色調整部104は、ステップS304において取得した入力色のLab値、またはステップS307における変換後の入力色P’のLab値を、ステップS302において作成したLUTに設定する。
具体的には、ステップS306において調整領域外と判定された色のLab値、または調整領域内と判定され、ステップS307において調整された色のLab値をLUTにおけるi番目のL列、a列、b列に保存する。
ステップS309において、出力色調整部104は、全ての格子点について処理を行ったか否かを判定する。判定には、ステップS301において取得した格子点数Nsを用いる。カウンタiがNs未満である場合、即ち、全ての格子点に対して処理が終了していない場合(ステップS309でNO)、ステップS310へ戻り、出力色調整部104は、カウンタiに1を加算し、ステップS304へ戻る。
一方、カウンタiがNsである場合、即ち、全ての格子点に対して処理が終了している場合(ステップS309でYES)、ステップS311へ進む。
ステップS311において、出力色調整部104は、ステップS308において設定されたLUTをバッファメモリ111に格納する。
<第一色空間値算出部105の色空間値算出方法>
色空間値算出方法の例について、図11及び図12を用いて説明する。
まず、第一色空間値算出部105は、バッファメモリ111から入力色域データ(以下、入力LUTと記す)を取得し、入力デバイスの色空間値で表された入力画像の画素値RP,GP,BP(以下、入力点と記し、該点をPで表す)を受け取る。
次に、入力LUTから入力点のRGB値を囲む6面体を探索し、該当する6面体を検出したら、該6面体を図11に示すように6つの四面体T1〜T6に分割する。ここで、もし、図12に示すように入力点Pが四面体ABCDの内部に存在するならば、以下の式(5)、式(6)、及び式(7)を同時に満たす。
Figure 2006345101
Figure 2006345101
Figure 2006345101
そこで、分割した四面体の中から入力点を囲む四面体を見つけるために、入力点Pの色信号値RP,GP,BP、点Aに対応する入力色信号値RA,GA,BA、点Bに対応する入力信号値RB,GB,BB、点Cに対応する入力信号値RC,GC,BC、及び点Dに対応する入力信号値RD,GD,BDを式(5)に代入し、式(8)を取得する。
更に、式(8)を変形した式(9)からs,t,uを算出する。この時、s,t,uが式(6)、及び式(7)を同時に満たすなら、入力点はその四面体内部に存在する。
Figure 2006345101
Figure 2006345101
そこで、式(6)、及び式(7)を同時に満たすs,t,u、及びその時の四面体の点Aに対応するLab値LA,aA,bA、点Bに対応するLab値LB,aB,bB、点Cに対応するLab値LC,aC,bC、点Dに対応するLab値LD,aD,bDを用いて、LP,aP,bPについて式(10)を解くことで、入力点に対応するLab値LP,aP,bPを求めることができる。
Figure 2006345101
<第一色調整部106の動作>
次に、ステップS5の第一色調整部106の動作について、図13を用いて詳細に説明する。
図13は本発明の実施形態の第一色調整部の処理を示すフローチャートである。
尚、処理内容は、基本的には、ステップS3の処理と同様の処理である。
ステップS501において、第一色調整部104は、ステップS1において取得した入力画像の全画素数Niを取得する。また、後述する他のステップにおいても値を参照できるようにするため、バッファメモリ111に格納しておく。
ステップS502において、第一色調整部104は、処理された格子点数を計数するためのカウンタiに初期値1を代入し、初期化する。
ステップS503において、第一色調整部104は、ステップS4においてバッファメモリ111に格納されたLabデータからi番目のLab値(以下、入力色と記す)を取得する。
ステップS504において、第一色調整部104は、ステップS1において取得した第一特定色と第一目標色、及び前記ステップS2において算出した調整領域中心と調整領域半径をバッファメモリ111から取得する。
ステップS505において、第一色調整部104は、ステップS503において取得した入力色が、ステップS504において取得した調整領域の内側に位置するか否かを判定する。判定の結果、入力色が調整領域内に存在する場合(ステップS505でYES)、ステップS506へ進む。一方、入力色が調整領域内に存在しない場合(ステップS505でNO)、ステップS507へ進む。尚、判定方法は、ステップS306と同様であるので詳細を省略する。
ステップS506において、第一色調整部104は、ステップS503において取得した入力色の色調整を行う。
ここで、図14を例に入力色の調整方法を示す。
図14に示すa*−b*平面において、点Pは入力色、点P1sは第一特定色、点P1tは第一目標色、及び円Rで囲まれる範囲は調整領域を表す。変換後の入力色を求めるために、まず、点P1sと点Pとを通る線分l1を求め、この線分l1と調整領域Rの境界との交点PRを算出する。そして、交点PRと点P1tとを結ぶ線分l2を求め、該線分l2上において式(11)の関係を満たす点、即ち、線分l1と線分l2の内分比を等しくする点を算出し、該点P’を変換後の入力色とする。
Figure 2006345101
ステップS507において、第一色調整部104は、全てのLabデータについて処理を行ったか否かを判定する。判定には、ステップS501において取得した格子点数Niを用いる。カウンタiがNi未満である場合、即ち、全てのLabデータに対して処理が終了していない場合(ステップS507でNO)、ステップS508へ進み、第一色調整部104は、カウンタiに1を加算し、ステップS503へ戻る。
一方、カウンタiがNiである場合、即ち、全てのLabデータに対して処理が終了している場合(ステップS507でYES)、ステップS509へ進む。
ステップS509において、第一色調整部104は、全てのLabデータ(調整後Labデータ)をバッファメモリ111に格納する。
<第二色調整部108の動作>
次に、ステップS7の第二色調整部108の動作について、図15を用いて詳細に説明する。
図15は本発明の実施形態の第二色調整部の処理を示すフローチャートである。
処理内容は、基本的には、ステップS5の処理と同様の処理である。
以下にステップS5とステップS7における処理の相違点を挙げる。
ステップS5においては、第一特定色P1s、第一目標色P1tを取得し、入力色の色調整を行っていたが、ステップS7においては、第一特定色P1sの代わりに第二特定色P2sを取得する。また、第一目標色P1tの代わりに第二特定色P2tを取得する。
また、変換後の入力色P’を算出する際には、式(11)を用いていたが、ステップS7においては、以下の式(12)を用いる。
Figure 2006345101
<第二色空間値算出部109の色空間値算出方法>
基本的な算出方法は、第一色空間値算出部105における算出方法と同様であるので、以下に異なる点を挙げる。
ステップS4においては、入力として、R,G,Bを与えていたが、ステップS8においては、L,a,bを与える。また、ステップS4においては、式(6)、式(7)、及び式(9)を用いて入力点Pを囲む四面体を探索し、その時のs,t,uを式(10)に代入し入力点Pに対応するLab値を求めたが、ステップS8においては、式(13)、式(14)、式(15)を用いて四面体を探索し、その時のs,t,uを式(16)に代入し、入力点Pに対応する色信号値RP,GP,BPを求める。
Figure 2006345101
Figure 2006345101
Figure 2006345101
Figure 2006345101
以上説明したように、本実施形態によれば、カラー画像の色信号値を画像出力機器の出力信号値に変換する処理において、第一特定色及び第一目標色、第二特定色及び第二目標色の位置関係に基づき調整領域を設定し、第一の色調整、及び第二の色調整を行う際に、その調整領域を共用(共通化)することによって階調性の悪化を防止した色調整を行うことができる。
つまり、本実施形態では、調整領域の不一致に起因する特定点近傍の階調反転を防止するために、調整点近傍において階調を保持した色調整を行う。具体的には、画像中の特定色を目標色で再現するための色変換処理において、複数の特定点を包含する任意の調整領域を設け、該調整領域内で多段の色調整を行う。
具体的には、図16に示すように、例えば、入力グレイ、明度軸、目標グレイを包含する円を調整領域R0として設け、入力色を明度軸上の等明度の点Gに移動し、調整領域内の色を移動する。次に、色域圧縮を行い、明度軸上の点Gを目標グレイに移動し、調整領域内の色を移動する。
これにより、従来技術のように、一回目のグレイ補正における調整領域と二回目のグレイ補正における調整領域とが一致しないことに起因する、調整領域における階調の不連続の発生を防止することができる。
<他の実施形態>
上記実施形態においては、CIE LAB色空間を用いて説明したが、XYZ色空間、あるいは、CIE LUV色空間でもよく、Bradford−Hunt 96S/C、CIE CAM97、CIE CAM97s、CIE CAM02、ZLABのようなカラーアピアランスを考慮した色空間を用いてもよい。
また、上記実施形態におけるUI部101では、ユーザが入力できる項目として、入力色域、出力色域、及び調整パラメータを備えたが、これに限定されない。例えば、色域マッピング方法選択部を設け、予めいくつかの色域マッピング方法を保持した色域マッピング方法保持部から目的と用途に応じて色域マッピング方法を選択できるようにしてもよいし、あるいは、ユーザが用意した色域マッピング方法を読み込むようにしてもよく、色域マッピング方法を設定する構成であればどのようなものでも良い。
また、上記実施形態における調整領域設定部103では、第一特定色と第一目標色、及び第二特定色と第二目標色の各a,b値から重心を算出する式を用いて、調整領域中心点のa,b値を算出したが、調整領域中心は重心でなくてもよく、例えば、第二目標色に重み付けて算出してもよい。
また、ac、及びbcを算出する際に、i=1からNまでの全ての調整パラメータを用いたが、任意の範囲の調整パラメータを用いてもよく、例えば、N=20のときに、5≦i≦10としてもよく、あるいは、5≦i≦8且つ10≦i≦15など複数の範囲を用いてもよく、用途と目的に応じて設定すればよい。また、調整領域中心を算出せずに、調整領域のみを設定してもよい。
また、上記実施形態では、調整領域を円としたが、六角形や、八角形、などの多角形、あるいは楕円などでもよい。更に言えば、調整領域は、任意の閉領域でよく、第一特定色と第一目標色、及び第二特定色と第二目標色を包含する領域であれば、どのような領域であってもよい。
また、従来例における調整領域設定部103では、入力色Pの変換後の色P’を求める際に、式(4)を用いたが、調整領域内において急峻な階調変化、あるいは階調反転を起こさない変換方法であればいかなる方法を用いてもよい。
また、上記実施形態における第一色空間値算出部105、及び第二色空間値算出部110では、四面体補間を用いて入力色に対応する出力値を算出したが、これに限定されない。例えば、5つの格子点を使ったピラミッド補間でもよいし、6つの格子点を使ったプリズム補間、あるいは8つの格子点を使った立方体補間でもよく、入力色に対応する出力色を算出できる手法であれば、どのような手法を用いてもよい。
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
尚、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
本発明の実施形態の色処理装置を実現するハードウエア構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態の色処理装置における動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の調整条件設定部の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の調整条件設定部を実現するUI部の例を示す図である。 本発明の実施形態のLUTの構成例を示す図である。 本発明の実施形態の第一特定色及び第一目標色を説明するための図である。 本発明の実施形態の第二特定色及び第二目標色を説明するための図である。 本発明の実施形態の調整領域設定部の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の出力色調整部の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の出力色調整部における入力色の調整方法を説明するための図である。 本発明の実施形態の色空間値算出方法を説明するための図である。 本発明の実施形態の色空間値算出方法を説明するための図である。 本発明の実施形態の第一色調整部の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の第一色調整部における入力色の調整方法を説明するための図である。 本発明の実施形態の第二色調整部の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の効果を説明するための図である。 画像データの出力フローを示す図である。 L軸上の任意の焦点Fに向かって出力色域外の色をマッピングする手法を説明するための図である。 出力色域における最大彩度点と等明度のL軸上の焦点Fに向かって出力色域外の色をマッピングする手法を説明するための図である。 グレイ軸とL軸の不一致に起因する色再現への影響を説明するための図である。 調整領域R1、調整領域R2、及び階調悪化の様子を説明するための図である。
符号の説明
1 色処理装置
101 UI部
102 調整条件設定部
103 調整領域設定部
104 出力色調整部
105 第一色空間値算出部
106 第一色調整部
107 色域マッピング部
108 第二色調整部
109 第二色空間値算出部
110 出力部
111 バッファメモリ
1001 UI
1002 入力画像データ設定部
1003 入力色域データ設定部
1004 出力色域データ設定部
1005 調整パラメータ入力部
1006 OKボタン

Claims (9)

  1. 色処理装置によって、入力装置の入力色域上の特定色を、出力装置の出力色域上の目標色に調整する色処理方法であって、
    前記入力色域上の第1特定色を、前記出力色域上の第1目標色に色調整する第1色調整工程と、
    前記入力色域上の第2特定色を、前記出力色域上の第2目標色に色調整する第2色調整工程と、
    前記第1特定色と前記第1目標色、および前記第2特定色と前記第2目標色の色空間上の位置関係に基づき、前記第1色調整工程及び前記第2色調整工程で共用する調整領域を設定する設定工程とを備え、
    前記第1色調整工程および前記第2色調整工程は、前記設定工程で設定された調整領域内の色を調整する
    ことを特徴とする色処理方法。
  2. 前記第2色調整工程は、前記第1色調整工程によって色調整された色に対して行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の色処理方法。
  3. 前記第1特定色は、前記入力装置の入力グレイ軸上の色であり、
    前記第1目標色および前記第2特定色は、所定色空間上のグレイ軸上の色であり、
    前記第2目標色は、前記出力装置のグレイ軸上の色である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の色処理方法。
  4. 前記調整領域は、第一特定色と第一目標色、及び第二特定色と第二目標色を包含する閉領域である
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の色処理方法。
  5. 前記設定工程は、第一特定色と第一目標色、及び第二特定色と第二目標色に基づいて、前記調整領域の重心を算出する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の色処理方法。
  6. 前記入力色域、前記出力色域、及び前記調整領域を設定するための調整パラメータとして第一特定色と第一目標色、及び第二特定色と第二目標色の組を設定するための設定画面を表示部に表示する表示工程を更に備え、
    前記設定工程は、前記設定画面を介して設定されたデータを用いて、前記調整領域を設定する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の色処理方法。
  7. 入力装置の入力色域上の特定色を、出力装置の出力色域上の目標色に調整する色処理装置であって、
    前記入力色域上の第1特定色を、前記出力色域上の第1目標色に色調整する第1色調整手段と、
    前記入力色域上の第2特定色を、前記出力色域上の第2目標色に色調整する第2色調整手段と、
    前記第1特定色と前記第1目標色、および前記第2特定色と前記第2目標色の色空間上の位置関係に基づき、前記第1色調整手段及び前記第2色調整手段で共用する調整領域を設定する設定手段とを備え、
    前記第1色調整手段および前記第2色調整手段は、前記設定手段で設定された調整領域内の色を調整する
    ことを特徴とする色処理装置。
  8. 色処理装置を制御することによって、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の色処理方法を実行することを特徴とするプログラム。
  9. 請求項8に記載されたプログラムが記録されたことを特徴とする記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009219063A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Seiko Epson Corp 画像処理方法、プリンタ、画像処理装置および画像処理プログラム
JP2010130562A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Sony Corp 色域拡大方法および表示装置

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