JP2006344693A - 発光素子実装用ホーロー基板、発光素子モジュール、照明装置、表示装置及び交通信号機 - Google Patents

発光素子実装用ホーロー基板、発光素子モジュール、照明装置、表示装置及び交通信号機 Download PDF

Info

Publication number
JP2006344693A
JP2006344693A JP2005167495A JP2005167495A JP2006344693A JP 2006344693 A JP2006344693 A JP 2006344693A JP 2005167495 A JP2005167495 A JP 2005167495A JP 2005167495 A JP2005167495 A JP 2005167495A JP 2006344693 A JP2006344693 A JP 2006344693A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emitting
emitting element
substrate
mounting
stepped portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005167495A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4628876B2 (ja
Inventor
Kyosuke Takemoto
恭介 武本
Masakazu Ohashi
正和 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP2005167495A priority Critical patent/JP4628876B2/ja
Publication of JP2006344693A publication Critical patent/JP2006344693A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4628876B2 publication Critical patent/JP4628876B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】 複数の基板を簡単に連結して長尺化、大面積化を達成し得る発光素子実装用ホーロー基板及び該基板に発光素子を実装した発光素子モジュール及び該発光素子モジュールを有する照明装置、表示装置及び交通信号機の提供。
【解決手段】 コア金属の表面にホーロー層が被覆されてなる発光素子実装用ホーロー基板であって、縁部の少なくとも一箇所以上に段付き部を有することを特徴とする発光素子実装用ホーロー基板。この発光素子実装用ホーロー基板に発光素子が実装されてなることを特徴とする発光素子モジュール。
【選択図】 図3

Description

本発明は、発光ダイオード(以下、LEDと記す。)などの発光素子を複数個実装するための発光素子実装用ホーロー基板に関し、特に、複数の基板を簡単に連結して長尺化、大面積化を達成し得る発光素子実装用ホーロー基板及び該基板に発光素子を実装した発光素子モジュール及び該発光素子モジュールを有する照明装置、表示装置及び交通信号機に関する。
複数のLEDを集積させモジュール化を行うためには、チップ状のLEDや、砲弾型・表面実装パッケージ形態で供給されたLEDを、電気回路基板上に組み付ける必要があった。以下、LEDを基板上に組み付けた状態のものを「LEDモジュール」と記する。図1(a),(b)は、従来のLEDモジュール3の一例を示す図であり、図1(a)はLEDモジュール3の平面図、(b)は正面図である。このLEDモジュール3は、電気回路が設けられた基板1上面に複数のLED2を格子状に配置、実装し、この基板1の角部に設けた接続用端子に電源供給用電線4を接合した構成になっている。
前記LEDモジュールなどの発光素子モジュールにおいて、良好な放熱性が得られ、多数のLEDを実装することが可能な基板として、コア金属をホーロー層で被覆してなるホーロー基板が挙げられる。
ところで、LEDモジュールの生産においては、一定の寸法の基板に、一定数の発光素子を実装した統一規格モジュールを生産することが、低コスト化、高品質化を達成する上から好ましい。一方、LEDモジュールを照明装置や表示装置に適用させる場合、基板サイズ、LED実装個数の異なるLEDモジュールの提供が求められ、それぞれの要望に合致した製品を生産する場合、生産コストが上昇することで高価格になってしまう。そこで、発光素子モジュールを大面積化する要望に対しては、前記統一規格モジュールを一軸方向に沿って多数連結し、或いは縦横に多数連結することで、目的とする長大、大面積のLEDモジュールを構築する必要がある。
複数のLEDモジュールを動作させるためには、LEDモジュール一台ずつに電源供給できるような構造を設けるか、あるいは図1(c)に示すように、複数のLEDモジュール3‥を並べ、各モジュール間を接続用電線5によって接続したり、差込型のコネクタ端子を用いたりする方法が知られている。
図1(a)に示したような電線接続構造とするためには、基板への電線取付作業が必要となるが、この作業を半田付けで行う場合、ホーロー基板は熱容量が大きく、放熱性に富んでいるため、基板側が暖まりにくく、半田接合が困難であるという問題がある。
リフローなどで電線を半田付けする場合でも、電線に耐熱性が要求されるため、部材が限定されてしまう問題がある。
また差込型端子を使用する方式の場合、図2(a−1),(a−2)に示すように、四隅に差込型接続端子用タブ8が突出形成された基板6上にLED2を実装したLEDモジュール7を用いて、複数のLEDモジュール7を図2(b−1)、(b−2)に示すように、突き合わせた差込型接続端子用タブ8同士を差込型端子9で接続して連結する構造が考えられる。しかし、この接続用の差込型端子9は、規格が定められており、差込部の厚みが0.5mm、0.8mm、1.2mmなどに限定されている。そのため規格の端子形状よりも薄い基板や厚い基板を用いることが困難になり、特開昭60−210898などで提案されているようにホーロー層を多重に積層させ複雑な電気回路パターンを構成しようとした場合に、金属基材の厚みが制限されてしまう。規格から外れた厚みの基板を用いる場合には、タブに加工を行い前記の規格の厚みに調整する必要があった。
また、図2(b−1)、(b−2)に示すように、差込型端子を使用するために連結部分を設けたことで、LEDモジュール7同士の間隔があいてしまうため、組合せ時にLEDを高密度に実装することができないという問題や、光点を一様に配置することが困難になるという問題があった。
本発明は前記事情に鑑みてなされ、複数の基板を簡単に連結して長尺化、大面積化を達成し得る発光素子実装用ホーロー基板及び該基板に発光素子を実装した発光素子モジュール及び該発光素子モジュールを有する照明装置、表示装置及び交通信号機の提供を目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、コア金属の表面にホーロー層が被覆されてなる発光素子実装用ホーロー基板であって、縁部の少なくとも一箇所以上に段付き部を有することを特徴とする発光素子実装用ホーロー基板を提供する。
本発明の発光素子実装用ホーロー基板において、前記段付き部に少なくとも1つ以上の位置決め機構を有していることが好ましい。
本発明の発光素子実装用ホーロー基板において、前記段付き部の位置決め機構は、貫通穴とそれに嵌合する突起との組合せを含むことが好ましい。
本発明の発光素子実装用ホーロー基板において、前記段付き部の位置決め機構は、めねじと貫通穴との組合せを含むことが好ましい。
本発明の発光素子実装用ホーロー基板において、前記段付き部の位置決め機構は、貫通穴同士の組合せを含むことが好ましい。
本発明の発光素子実装用ホーロー基板において、前記段付き部の段の高さが、基板厚み±0.2mmの範囲内であることが好ましい。
本発明の発光素子実装用ホーロー基板において、発光素子実装面に発光素子駆動用の電極が設けられ、且つ前記段付き部に前記電極と電気的に接続した導電パターンが設けられていることが好ましい。
本発明の発光素子実装用ホーロー基板において、発光素子実装面に発光素子駆動用の電極が設けられ、且つ基板裏面に前記電極と電気的に接続した導電パターンが設けられていることが好ましい。
また本発明は、前述した本発明に係る発光素子実装用ホーロー基板に発光素子が実装されてなることを特徴とする発光素子モジュールを提供する。
また本発明は、前述した本発明に係る発光素子モジュールを有する照明装置、表示装置及び交通信号機を提供する。
本発明の発光素子実装用ホーロー基板は、縁部に段付き部を設けたものなので、この発光素子実装用ホーロー基板に発光素子を実装して作製された発光素子モジュールを複数個連結する場合に、この発光素子モジュールの段付き部に別な発光素子モジュールの一部を重ね合わせた状態でモジュール間に隙間を生じることなく、簡単且つ確実に連結することができるので、複数の発光素子モジュールの組合せ時に、電極用の電線の取り付けや、ホーロー基板への電源供給用電線を取り付ける工数などが削減でき、作業性が改善され、所望の面積の発光素子モジュールを簡単に、低価格で提供することができる。
また、差込型端子を用いる必要がないため、基板の板厚が自由になり、多層化による複雑な回路構成が容易に実施できる。
また、差込型端子を用いた場合に必要であったモジュール同士の間隔を実質的に無くすことが可能となり、発光素子の実装密度を向上することができる。
また組合せ時の発光素子モジュール同士の相対位置が明確であるため、組合せ時においても容易に光点を均等に配置できるので、高品質の光源を提供することができる。
また、段付き部の高さと基板の板厚みを同等とすることで、複数の発光素子モジュールを組合せる際に、実装面の発光素子の高さを揃えることができ、平面状の大面積の発光体を構成することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図3は、本発明の一実施形態を示す図であり、図3(a)は発光素子モジュール10の平面図、(b)は正面図である。本実施形態の発光素子モジュール10は、発光素子実装用ホーロー基板11の上面側に、複数の発光素子12を格子状に配置、実装した構成になっている。発光素子実装用ホーロー基板11の一辺には、折り曲げによってほぼ基板の厚み分だけ他部よりも下げられた段付き部13が設けられている。この段付き部13を除く発光素子実装用ホーロー基板11の本体部分は、正方形をなしている。
本実施形態において、発光素子実装用ホーロー基板11の前記段付き部13には、複数の突起14が上向きに突出形成されている。また、段付き部13と対向する辺には、突起14と相対する位置に複数の貫通穴15が穿設されている。これらの突起14及び貫通穴15の組合せは、複数の発光素子モジュール10を連結する際の位置決め機構となるもので、段付き部13の突起14を別の発光素子モジュール10の貫通穴15に嵌合させ、貫通穴15に更に別の発光素子モジュール10の突起14を嵌合させることで、複数の発光素子モジュール10を一軸方向に沿って簡単且つ確実に連結することができる。
前記段付き部13の高さは、発光素子実装用ホーロー基板11の厚みと同等とすることが好ましく、基板厚み±0.2mmの範囲内であることがより好ましい。段付き部13の高さと発光素子実装用ホーロー基板11の板厚みを同等とすることで、複数の発光素子モジュール10を組合せる際に、実装面の発光素子12の高さを揃えることができ、平面状の大面積の発光体を構成することができる。
発光素子実装用ホーロー基板11の発光素子実装面には、図示していないが、発光素子12に通電するための複数の電極が形成されている。この電極は、適宜な電極パターンや回路パターンに沿って、銀ペーストや銅ペーストを印刷し、焼き付けることによって形成することができる。なお、図3(b)中の符号Xは電気配線が形成される電気配線用パターン領域を示し、また符号Yは発光素子実装面を示す。また、段付き部13の発光素子実装面側にも電気配線が設けられており、段付き部13に別の発光素子モジュールの貫通穴側の電気配線用パターン領域を重ね合わせることで、それぞれの発光素子モジュール10を電気的に接続できるようになっている。
この発光素子実装用ホーロー基板11は、コア金属の表面をホーロー層で被覆した構造になっている。コア金属の材料としては、表面にホーロー層を強固に形成可能な金属であればよく、特に限定されず、例えば低炭素鋼板などが用いられる。また、コア金属を覆っているホーロー層は、ガラス粉末などを焼き付けて形成されている。
この発光素子実装用ホーロー基板11に実装される発光素子12としてはLEDが好ましい。発光素子モジュール10を照明装置に適用する場合、発光素子12としては白色LEDが好ましい。この白色LEDとしては、例えば、窒化ガリウム(GaN)系半導体から作られた青色LEDと、青色光により励起されて黄色など青色以外の可視光を発する1種又は2種以上の蛍光体とを組合せた白色LEDなどを用いることが望ましい。なお、前記蛍光体は、基板に実装した発光素子12を封止するための図示していない透明樹脂中に混合、分散させて用いることが望ましい。但し、その他の赤色や緑色、あるいはそれ以外の発光色のLEDを用いてもよい。
次に、前述した発光素子実装用ホーロー基板11及びそれを用いた発光素子モジュール10の製造方法の一例を説明する。
まず、コア金属作製用の低炭素鋼板などを用意し、これを適当な形状に切り出し、一辺に折り曲げ加工を施して、ほぼ基板の厚み分だけ他部よりも下げられた段付き部13を形成する。さらに、機械加工を施して、発光素子実装位置に反射カップ部を形成し、コア金属を作製する。
次に、前記コア金属を、ガラス粉末を適当な分散媒に分散させた液中に浸漬し、近傍に対向電極を配置し、コア金属と該対向電極間に電圧を印加し、ガラス粉末をコア金属の表面に電着させる。電着後、液中からコア金属を引き上げて乾燥し、加熱炉に入れて所定温度域で加熱し、コア金属の表面にガラス粉末を焼き付けて、薄く均一なホーロー層を形成することで、図3に示す発光素子実装用ホーロー基板11が得られる。
次に、前記のように作製した発光素子実装用ホーロー基板11の反射カップ部底面上に、ダイボンディングによって発光素子12を実装し、次にワイヤボンディングを行って、金線によってそれぞれの発光素子12と電極とを電気的に接続する。その後、反射カップ部内に、エポキシ樹脂やシリコーン樹脂などの透明樹脂、あるいは透明樹脂に適当な蛍光体を混ぜたものを注入し、硬化させ、樹脂封止を行う。これによって、図3に示す発光素子モジュール10が得られる。
この発光素子モジュール10を複数個連結する場合、段付き部13側に別の発光素子モジュールの貫通穴を形成した辺を載せ、段付き部13の突起14を貫通穴に嵌合する。また、この発光素子モジュール10の貫通穴15を形成した辺を、更に別の発光素子モジュールの段付き部に載せ、貫通穴15に突起を嵌合する。この連結作業を繰り返し行うことで、所望の長さの発光素子モジュールを構築することができる。
本実施形態の発光素子実装用ホーロー基板11は、縁部に段付き部13を設けたものなので、この発光素子実装用ホーロー基板11に発光素子12を実装して作製された発光素子モジュール10を複数個連結する場合に、この発光素子モジュール10の段付き部13に別な発光素子モジュール10の一部を重ね合わせた状態でモジュール間に隙間を生じることなく、簡単且つ確実に連結することができるので、複数の発光素子モジュール10の組合せ時に、電極用の電線の取り付けや、ホーロー基板への電源供給用電線を取り付ける工数などが削減でき、作業性が改善され、所望の面積の発光素子モジュールを簡単に、低価格で提供することができる。
また、差込型端子を用いる必要がないため、基板の板厚が自由になり、多層化による複雑な回路構成が容易に実施できる。
また、差込型端子を用いた場合に必要であったモジュール同士の間隔を実質的に無くすことが可能となり、発光素子の実装密度を向上することができる。
また組合せ時のモジュール同士の相対位置が明確であるため、組合せ時においても容易に光点を均等に配置できるので、高品質の光源を提供することができる。
また、段付き部13の高さと発光素子実装用ホーロー基板11の板厚みを同等とすることで、複数の発光素子モジュール10を組合せる際に、実装面の発光素子12の高さを揃えることができ、平面状の大面積の発光体を構成することができる。
前記の通り、本実施形態の発光素子モジュール10は、所望の面積の発光素子モジュールを簡単に、低価格で提供することができることから、各種の照明装置、表示装置及び交通信号機などとして有用である。
以下、実施例によって本発明の具体例を説明する。
[実施例1]
図4(a),(b)に示した本発明に係る発光素子モジュール10Aを作製した。
本実施例の発光素子モジュール10Aは、前述した図3に示す発光素子モジュール10とほぼ同様の構成としている。
低炭素鋼を用いた平板上の一辺に、段付きの形状に折り曲げ加工を施した。また、この段付き部13には、シボ加工などにより突起14を4つ形成した。また段付き部13に対向する側の縁部には、4つの貫通穴15を穿設した。
この鋼板の表面にガラスを主体とするホーロー材を電着し、焼き付けを行うことによってホーロー層を形成し、発光素子実装用ホーロー基板11Aを作製した。
次に、この発光素子実装用ホーロー基板11の発光素子実装面Y(以下、上面と言う場合がある。)に、発光素子を搭載可能な電極パターンを作製した。このとき段付き部13の上面と、貫通穴15を形成した側の裏面にも、同様に電極パターンを作製した。これらの基板上面、段付き部上面及び基板裏面の3つの電気配線パターンは、全て電気的に接続されている状態とした。
こうして得られた発光素子実装用ホーロー基板11Aは、上面が60×60mm、段付き部13の長さが10mm、基板の厚さが1.2mm、段付き部13の高さが1.2mmである。また貫通穴15の穴径はφ2.6mm、突起14の外径はφ2.5mmである。
次に、発光素子12としてLEDチップを用い、この基板上にダイボンド・ワイヤボンドなどの方法で実装し、発光素子実装用ホーロー基板11Aと電気的に接続して発光素子モジュール10Aを得た。
こうして得られた発光素子モジュール10Aは、単体でも動作するが、図4(c),(d)に示すように、段付き部13に別のモジュールの貫通穴のある側を載せて重ね合わせ、貫通穴15と突起14を嵌合することで複数組合せることができる。この組合せ状態において、図4(d)に示すように、基板Aの段付き部13と基板Bの基板裏面とが接触することで、基板A−B間の導通が得られ、機構的にも電気的にも基板Aと基板Bを接合させることができる。同様に、基板B−C間も機構的、電気的に接合させることができる。
なお、本実施例においては、位置決め構造として突起14と貫通穴15の組合せを用いたが、めねじ−貫通穴という組合せで、ねじを用いて両者を固定してもよい。また同様に、貫通穴同士の組合せとして、ボルトとナットを用いて固定してもよい。その場合、両者の貫通穴の穴径は等しくなっていることが望ましいが、締結部品が使用できる範囲において異なっていてもかまわない。
また本実施例では、LEDチップをモジュール基板に直接チップオンボード方式で実装しているが、SMD型のLEDを実装してもかまわない。
[実施例2]
図5(a),(b),(c)に示した本発明に係る発光素子モジュール10Bを作製した。
本実施例の発光素子モジュール10Bは、前述した図3に示す発光素子モジュール10とほぼ同様の構成としている。本実施形態の発光素子モジュール10Bは、前記発光素子モジュール10の段付き部13に加え、その隣り合う辺に第2の段付き部13を設け、縦横に多数の発光素子モジュール10Bを連結可能な構成としたことを特徴としている。この第2の段付き部13には、2つの突起14が設けられ、この第2の段付き部13と対向する辺には、突起14と対向する位置に貫通孔15が穿設されている。2つの段付き部13を除く発光素子実装用ホーロー基板11Aの本体部分は、正方形をなしている。
低炭素鋼を用いた平板上の隣接する2辺に、それぞれ折り曲げ加工を施して段付き部13を形成した。基板の段付き部13の高さの公差は±0.2mm以内とした。
また、段付き部13にはシボ加工などにより突起14を2つずつ形成し、さらに段付き部13の対角辺の縁には、突起14のピッチと同じ位置に貫通穴15を穿設した。
その後、実施例1と同様に、ホーロー処理、電極回路のパターン作製を行い、発光素子実装用ホーロー基板11Bを得た。
その発光素子実装用ホーロー基板11Bの発光素子実装面Y上に、実施例1と同様に発光素子12としてLEDチップを実装し、発光素子モジュール10Bを得た。
実施例1の発光素子モジュール10Aは、一軸方向にしかモジュール面積を拡張できなかったが、本実施例の発光素子モジュール10Aは、図5(a)に示すように、段付き部12を複数の辺に設けたことで、図5(d),(e)に示すように縦横に複数のモジュールを連結して、2次元的にモジュールの組合せ面積を拡張することが可能となった。
なお、本実施例においては、縦横にモジュールを組合せているが、段付き部13の高さの公差が十分小さいため、組合せ時に特にモジュール同士で干渉などは発生しなかった。
[実施例3]
図6(a),(b),(c)に示した本発明に係る発光素子モジュール10Cを作製した。
本実施例の発光素子モジュール10Cは、正六角形形状の本体と該本体の一辺置きに合計3箇所の段付き部13とを有する形状の六角形をなす発光素子実装用ホーロー基板11Cを用い、その発光素子実装面に多数の発光素子12を実装して構成されている。それぞれの段付き部13には、3つの突起14が設けられ、またそれぞれの段付き部13と対向する辺には、該突起14と対向する位置にそれぞれ貫通穴15が穿設されている。
低炭素鋼を用いて、一辺の長さが約50mmの正六角形形状の本体及び該本体の一辺置きに合計3箇所の延出部分とを有する形状の鋼板を作製し、それぞれの延出部分に折り曲げ加工を施して段付き部13を形成した。これらの段付き部13には、シボ加工などにより突起14を3つずつ形成し、さらに段付き部13の対角辺の縁には一辺につき3つの貫通穴15を穿設した。
その後、実施例1と同様に、ホーロー処理、電極回路パターン作製を行い、発光素子実装用ホーロー基板11Cを得た。
その発光素子実装用ホーロー基板11Cの発光素子実装面上に、発光素子12としてLEDチップを、図6(a)に示すように一列ずつ段違いに実装し、発光素子モジュール10Cを得た。
図6(d)に、本実施例の発光素子モジュール10Cによる連結組合せの例を示す。本実施例の発光素子モジュール10Cは、六角形をなし、3方向にモジュールを連結できるため、円に近い形状にモジュールを組合せ、拡張することが可能となった。
なお、前述した各実施例では、正方形と正六角形のモジュールが挙げられているが、長方形、円弧、三角形等の形状であってもかまわない。
従来のLEDモジュールの一例を示し、(a)はLEDモジュールの平面図、(b)はその正面図、(c)はLEDモジュールを複数連結した状態を示す平面図である。 従来の別のLEDモジュールを示し、(a−1)はLEDモジュールの平面図、(a−2)はその正面図、(b−1)はLEDモジュールを複数連結した状態を示す平面図、(b−2)はその正面図である。 本発明の一実施形態を示し、(a)は発光素子モジュールの平面図、(b)はその正面図である。 実施例1で作製した発光素子モジュールの(a)は平面図、(b)はその正面図、(c)は発光素子モジュールを複数連結した状態を示す平面図、(d)はその正面図である。 実施例2で作製した発光素子モジュールの(a)は平面図、(b)はその正面図、(c)その右側面図、(d)は発光素子モジュールを複数縦横に連結した状態を示す平面図、(e)はその正面図である。 実施例3で作製した発光素子モジュールの平面図、(b)はその正面図、(c)その右側面図、(d)は発光素子モジュールを複数縦横に連結した状態を示す平面図である。
符号の説明
10,10A,10B,10C…発光素子モジュール、11,11A,11B,11C…発光素子実装用ホーロー基板、12…発光素子、13…段付き部、14…突起(位置決め機構)、15…貫通穴(位置決め機構)。

Claims (12)

  1. コア金属の表面にホーロー層が被覆されてなる発光素子実装用ホーロー基板であって、縁部の少なくとも一箇所以上に段付き部を有することを特徴とする発光素子実装用ホーロー基板。
  2. 前記段付き部に少なくとも1つ以上の位置決め機構を有していることを特徴とする請求項1に記載の発光素子実装用ホーロー基板。
  3. 前記段付き部の位置決め機構が、貫通穴とそれに嵌合する突起との組合せを含むことを特徴とする請求項2に記載の発光素子実装用ホーロー基板。
  4. 前記段付き部の位置決め機構が、めねじと貫通穴との組合せを含むことを特徴とする請求項2又は3に記載の発光素子実装用ホーロー基板。
  5. 前記段付き部の位置決め機構が、貫通穴同士の組合せを含むことを特徴とする請求項2又は3に記載の発光素子実装用ホーロー基板。
  6. 前記段付き部の段の高さが、基板厚み±0.2mmの範囲内であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の発光素子実装用ホーロー基板。
  7. 発光素子実装面に発光素子駆動用の電極が設けられ、且つ前記段付き部に前記電極と電気的に接続した導電パターンが設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の発光素子実装用ホーロー基板。
  8. 発光素子実装面に発光素子駆動用の電極が設けられ、且つ基板裏面に前記電極と電気的に接続した導電パターンが設けられていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の発光素子実装用ホーロー基板。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の発光素子実装用ホーロー基板に発光素子が実装されてなることを特徴とする発光素子モジュール。
  10. 請求項9に記載の発光素子モジュールを有する照明装置。
  11. 請求項9に記載の発光素子モジュールを有する表示装置。
  12. 請求項9に記載の発光素子モジュールを有する交通信号機。
JP2005167495A 2005-06-07 2005-06-07 発光素子実装用ホーロー基板、発光素子モジュール、照明装置、表示装置及び交通信号機 Expired - Fee Related JP4628876B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005167495A JP4628876B2 (ja) 2005-06-07 2005-06-07 発光素子実装用ホーロー基板、発光素子モジュール、照明装置、表示装置及び交通信号機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005167495A JP4628876B2 (ja) 2005-06-07 2005-06-07 発光素子実装用ホーロー基板、発光素子モジュール、照明装置、表示装置及び交通信号機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006344693A true JP2006344693A (ja) 2006-12-21
JP4628876B2 JP4628876B2 (ja) 2011-02-09

Family

ID=37641449

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005167495A Expired - Fee Related JP4628876B2 (ja) 2005-06-07 2005-06-07 発光素子実装用ホーロー基板、発光素子モジュール、照明装置、表示装置及び交通信号機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4628876B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013020734A (ja) * 2011-07-07 2013-01-31 Panasonic Corp 屋外用照明器具
JP2013041730A (ja) * 2011-08-12 2013-02-28 Sharp Corp 光源モジュール
JP2015088308A (ja) * 2013-10-30 2015-05-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 光源モジュール及び照明装置
KR101640747B1 (ko) * 2015-05-20 2016-07-19 이금운 확장 가능형 끼움식 엘이디 조명 등기구
CN111244076A (zh) * 2018-11-29 2020-06-05 株式会社辉元 透明发光二极管面板

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS605167U (ja) * 1983-06-23 1985-01-14 株式会社フジクラ 電気回路印刷用ほうろう基板
JPS6398178A (ja) * 1986-10-15 1988-04-28 松下電工株式会社 金属ベ−スプリント配線板
JPH04134897A (ja) * 1990-09-27 1992-05-08 Fujikura Ltd ホウロウ基板連結体
JP2699980B2 (ja) * 1988-06-27 1998-01-19 富士通株式会社 膜素子を内層した配線基板

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS605167U (ja) * 1983-06-23 1985-01-14 株式会社フジクラ 電気回路印刷用ほうろう基板
JPS6398178A (ja) * 1986-10-15 1988-04-28 松下電工株式会社 金属ベ−スプリント配線板
JP2699980B2 (ja) * 1988-06-27 1998-01-19 富士通株式会社 膜素子を内層した配線基板
JPH04134897A (ja) * 1990-09-27 1992-05-08 Fujikura Ltd ホウロウ基板連結体

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013020734A (ja) * 2011-07-07 2013-01-31 Panasonic Corp 屋外用照明器具
JP2013041730A (ja) * 2011-08-12 2013-02-28 Sharp Corp 光源モジュール
JP2015088308A (ja) * 2013-10-30 2015-05-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 光源モジュール及び照明装置
KR101640747B1 (ko) * 2015-05-20 2016-07-19 이금운 확장 가능형 끼움식 엘이디 조명 등기구
CN111244076A (zh) * 2018-11-29 2020-06-05 株式会社辉元 透明发光二极管面板

Also Published As

Publication number Publication date
JP4628876B2 (ja) 2011-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5175488B2 (ja) 多層反射面構造を有するledパッケージ
JP4787783B2 (ja) アノダイジング絶縁層を有するledパッケージおよびその製造方法
JP4305896B2 (ja) 高輝度発光装置及びその製造方法
EP2202810B1 (en) Package for light emitting device
JP4802304B2 (ja) 半導体発光モジュール、およびその製造方法
US20120044669A1 (en) Light-emitting module, light source device, liquid crystal display device, and method of manufacturing light-emitting module
KR20070039398A (ko) 반도체장치, 반도체 모듈 및 반도체 모듈의 제조방법
JP2011071242A (ja) 発光装置及び照明装置
JP4628876B2 (ja) 発光素子実装用ホーロー基板、発光素子モジュール、照明装置、表示装置及び交通信号機
CN104428911A (zh) 发光装置、照明装置以及绝缘性基板
JP4628877B2 (ja) 発光素子実装用ホーロー基板、発光素子モジュール、照明装置、表示装置及び交通信号機
KR101329194B1 (ko) 광 모듈 및 그 제조 방법
JP4369409B2 (ja) 光源装置
JP2007013027A (ja) 発光素子実装用ホーロー基板、発光素子モジュール、照明装置、表示装置及び交通信号機
JP2006351695A (ja) 発光素子実装用ホーロー基板、発光素子モジュール、光源装置、照明装置、表示装置及び交通信号機
CN107017328A (zh) 发光装置及发光装置用供电连接器
CN204387719U (zh) 灯泡形灯以及照明装置
KR101278835B1 (ko) 엘이디용 회로기판원판, 회로기판, 엘이디유닛, 조명기구 및 제조방법
JP3025726B2 (ja) フルカラー表示用ledランプの製造方法
CN212085000U (zh) 一种cob光源
JP5179311B2 (ja) 発光装置
KR101937196B1 (ko) 엘이디 전구용 엘이디 모듈, 엘이디 모듈 어레이 및 그 제조방법
JP2007158086A (ja) Led素子の実装金属基板の形状及びled素子実装基板。
CN204372573U (zh) 灯泡形灯以及照明装置
CN111627896A (zh) 一种cob光源

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100810

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101012

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101102

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101110

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131119

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131119

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees