JP2006343696A - 印刷装置、印刷システム及び印刷制御方法 - Google Patents

印刷装置、印刷システム及び印刷制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コストを抑え、且つ、ユーザが所望する給紙動作を印刷装置に行わせる印刷制御技術を提供する。
【解決手段】 給紙カセット及び手差し給紙部から挿入された記録媒体に印刷可能な印刷装置は、給紙カセットに装填された記録媒体を第1搬送路及び第2搬送路を介して印刷部に搬送させ、手差し給紙部から挿入された記録媒体を第1搬送路を介することなく第2搬送路を介して印刷部に搬送させる制御部と、給紙カセットに装填された記録媒体を搬送する指示がされた場合に、第2搬送路に記録媒体が保持されていると保持された記録媒体に係わる通知をする通知部とを備え、制御部は給紙カセットに装填された記録媒体を印刷部に搬送する際、第2搬送路に記録媒体が保持されていると印刷部に搬送させることなく、第2搬送路に保持されている記録媒体が排除されたことに応じて、給紙カセットに装填された記録媒体を第1搬送路及び第2搬送路を介して印刷部に搬送させる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、印刷装置、印刷システム及び印刷制御技術に関するものである。
プリンタや複写機、ファクシミリなどの印刷装置では、記録媒体である記録用紙(以下、単に「用紙」または「記録紙」ともいう。)を給紙するための給紙装置が複数設けられているものがある。一般的に、給紙装置は、用紙の規格サイズ別に専用的に用紙を格納して利用する給紙カセットと、不特定の種類の用紙を格納して利用する手差し給紙口の二種類に分けることができる。
そして、給紙カセット及び手差し給紙口に格納された用紙は、夫々独立に記録用紙の有無が判別され、独立に給紙されるように構成されている。このような用紙の搬送技術としては、例えば、特許文献1が挙げられる。
特開平11−208984号公報
一方、近年では廉価版小型印刷装置の需要が増し、より一層の低コストに対応した印刷装置の仕組み(機構とその印刷制御)が要望されている。この仕組みづくりとしては、例えば、給紙カセットから供給される記録紙の搬送路と、手差し給紙口から供給される記録紙の搬送路に共通部分を設けることで、低コスト化を図ることなどが想定される。
そこで、本発明は、印刷装置において、異なる給紙口から供給される記録紙が搬送される搬送路に共通部分を設けることで、コストを抑え、且つ、ユーザが所望する給紙動作を印刷装置に行わせるための印刷制御技術等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するべく、本発明にかかる印刷装置は、主として以下の構成を備えることを特徴とする。
すなわち、記録媒体を装填することが可能な給紙カセットに装填された記録媒体及び手差し給紙部から挿入された記録媒体に印刷可能な印刷装置は、
前記給紙カセットに装填された記録媒体を、第1搬送路及び第2搬送路を介して、印刷部に搬送させ、前記手差し給紙部から挿入された記録媒体を、当該第1搬送路を介することなく当該第2搬送路を介して、当該印刷部に搬送させる制御手段と、
前記給紙カセットに装填された記録媒体を搬送する指示がされた場合に、前記第2搬送路に記録媒体が保持されていると、当該保持された記録媒体に係わる通知をする通知手段と、を備え、
前記制御手段は、前記給紙カセットに装填された記録媒体を前記印刷部に搬送する際、前記第2搬送路に記録媒体が保持されていると、前記印刷部に搬送させることなく、前記第2搬送路に保持されている記録媒体が排除されたことに応じて、前記給紙カセットに装填された記録媒体を、前記第1搬送路及び第2搬送路を介して、当該印刷部に搬送させることを特徴とする。
本発明によれば、異なる給紙口から供給される記録紙が搬送される搬送路に共通部分を設けることで、コストを抑え、且つ、ユーザが所望する給紙動作を印刷装置に行わせるための印刷制御技術を提供することが可能になる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
[第1実施形態]
まず、本発明の実施形態に係る印刷システムの構成を説明する前に、印刷システムに適用可能な印刷装置の一例として、レーザービームプリンタの構成について図1を参照しながら説明する。
なお、印刷システムにおいて適用可能なプリンタとしては、レーザービームプリンタに限定されるものではなく、給紙カセットと手差し給紙口を備える構成のものであれば、例えば、インクジェット方式の印刷装置など、他のプリント方式の印刷装置でも適用が可能であることは言うまでもない。
図1は、本発明の印刷装置、印刷システムに適用可能なカラーレーザビームプリンタの構成を示す断面図である。
図中の参照番号100は、カラーレーザビームプリンタ本体(以下、「CLBP」という。)で、接続されているホストコンピュータ(以下、「情報処理装置」ともいう。)によって展開され、供給される印刷データを記録紙に像を形成するものである。110はCLBP100全体の搬送制御及び印刷制御を司るコントローラユニットである。このコントローラユニット110は、ホストコンピュータから受け取った印刷データをビデオ信号に変換してレーザユニットに出力する。CLBPの場合、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)に対応するレーザユニット(111C、111M、111Y、111K)にビデオ信号が出力される。
コントローラユニット110から出力されるビデオ信号をレーザユニット111C、111M、111Y、111Kが受けると、各レーザユニット(111C、111M、111Y、111K)は、各レーザユニット内に設けられている不図示の半導体レーザから発射されるレーザ光のオン・オフを切り替え、不図示の回転多面体鏡の回転に応じてレーザ光を左右にふり、静電ドラム(121C、121M、121Y、121K)上にレーザ光(115C、115M、115Y、115K)を照射してビデオ信号に対応した印刷パターンの静電潜像を形成する。
静電ドラム(121C、121M、121Y、121K)は、帯電ローラ(122C、122M、122Y、122K)の帯電部により予め均一に帯電されており、レーザ光(115C、115M、115Y、115K)の走査によって部分的に除電がなされ、静電潜像が形成される。
静電ドラム(121C、121M、121Y、121K)上に形成された静電潜像は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各カートリッジ(120C、120M、120Y、120K)内の不図示の現像器により現像される。
140は給紙カセットであり、150は給紙カセットに装填された記録紙の有無を検知するセンサである。142は、給紙カセット140に装填された記録紙を搬送するための給紙ローラである。コントローラユニット110は、給紙カセット140に装填された記録紙を利用して印刷を行う場合、まず、給紙ローラ142を回転させて搬送路151(これを、以下「第1搬送路」ともいう。)に記録紙を搬送し、その後、給紙ローラ143、搬送ローラ144を回転させて、搬送路151にある記録紙を搬送路152(これを、以下「第2搬送路」ともいう。)に搬送し、保持させる。そして、印刷実行時に搬送ローラ144を回転させて、用紙搬送ベルト145に記録紙を搬送させる。給紙カセット140に装填された記録紙を利用する場合、記録紙は、上述の第1及び第2搬送路を介して用紙搬送ベルト145まで搬送されることになる。尚、図1の場合、給紙カセット140は、1段のみの構成を示しているが、複数段の給紙カセットを備える場合も同様である。
141は手差し給紙口(以下、「手差しスロット」ともいう)であり、カセット140に記録紙を装填して印刷装置に記録紙を供給する他に、手差しスロット141から記録紙を供給することが可能である。手差しスロット141は、例えば、一枚のみの記録紙をセットすることが可能である。
149は手差しスロット141に記録紙がセットされたか否かを検知するセンサであり、コントローラユニット110は、手差しスロット141に記録紙がセット(挿入)されると、給紙ローラ143および搬送ローラ144を回転させて、印刷装置内に記録紙を取り込み、搬送路152(第2搬送路)に記録紙を保持させる。そして、印刷実行時に搬送ローラ144を回転させて、所定のタイミングで搬送路152に保持されている記録紙を用紙搬送ベルト145に搬送させる。給紙ローラ143及び搬送ローラ144の駆動制御はコントローラユニット110の制御の下に行われる。給紙カセット140に装填された記録紙を利用する場合及び手差しスロット141からセットする記録紙を利用する場合、第2搬送路は共通の搬送路として使用される。
130は、給紙カセット140に装填された記録紙を示しており、記録紙としては、カットシート記録紙130を用いることが可能である。例えば、給紙カセット140に装填されたカットシート記録紙130は、給紙ローラ142の駆動により、搬送路151(第1搬送路)を介して搬送され、給紙ローラ143及び搬送ローラ144の駆動により搬送路152(第2搬送路)を介して搬送される。
また、手差しスロット141に挿入される記録紙も同様にカットシート紙130を用いることが可能であり、カットシート紙130が手差しスロット141に挿入されると、給紙ローラ143及び搬送ローラ144の駆動により、搬送路151(第1搬送路)を介することなく、共通の搬送路152(第2搬送路)を介して搬送される。
印刷実行時に、記録紙は用紙搬送ベルト145により搬送される。搬送中に各カートリッジ(120C、120M、120Y、120K)内の現像器から搬送されたカットシート記録紙130に画像が転写されることにより、フルカラー画像が形成される。画像が形成された後、定着ローラ146および加圧ローラ147により画像が定着され、カットシート記録紙130は、排紙トレイ148へ排出され、印刷処理が終了する。
尚、本発明の趣旨は、上述のカットシート記録紙130に限定されるものではなく、種々の記録媒体の搬送において適用することが可能であることはいうまでもない。
(画像データの処理)
次に、コントローラユニット110における画像データの処理について説明する。本実施形態においては、画像データは、上位装置であるホストコンピュータ(情報処理装置)上において、全てイメージデータとして処理された上で、所定のインターフェースを用いてCLBP100へと転送される。この際、画像データはCMYK各色2値以上のイメージデータであり、必要に応じて圧縮されたものになっている。コントローラユニット110は、ホストコンピュータ3000より受け取った画像データの伸張を行うとともに、パルス幅変調信号としてレーザユニット(111C、111M、111Y、111K)に出力する。尚、図1で説明した印刷装置の構成は、レーザービームプリンタに限定されるものではなく、例えば、図1で説明した給紙カセット140及び手差しスロット141を備える構成で、これらから供給される記録紙が共通の搬送路(例えば、図1の152)を使用する印刷装置であれば、例えば、インクジェット方式のプリンタであっても本発明を適用することは可能である。
(印刷システムの構成)
図2は、本発明の実施形態にかかる印刷システムの構成を示す図であり、印刷装置の例としてCLBP100と、上位装置であるホストコンピュータ(情報処理装置)3000の構成をブロック図により示している。
ホストコンピュータ3000では、外部記憶装置42に格納されたプログラムがRAM2にロードされ、CPU1により実行される。こうしたプログラムには、印刷処理を行うデバイスドライバや、印刷装置(CLBP)100のステータスを表示するアプリケーションプログラムなどがある。また、その他オペレーティングシステムや、文書処理プログラム等に基づいて図形、イメージ、文字、表(表計算等を含む)等が混在した文書処理を実行するアプリケーションプログラムなどが挙げられる。
CPU1は、これらのプログラムを実行するとともに、システムバス4に接続される各デバイスの統括的な制御を行う。また、CPU1はCRT41上の不図示のマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づいて登録された種々のウィンドウを開き、種々のデータ処理を実行する。
RAM2は、CPU1の主メモリ、ワークエリア等として機能する。5はキーボードコントローラ(KBC)であり、キーボード(KB)40や不図示のポインティングデバイスからのキー入力を制御する。6はCRTコントローラ(CRTC)であり、CRT41の表示を制御する。7はディスクコントローラ(DKC)であり、ブートプログラム、種々のアプリケーション、フォントデータ、ユーザーファイル、編集ファイル等を記憶するハードディスクドライブ(HDD)、フレキシブルディスク(FD)やCD−ROM等の外部記憶装置42とのアクセスを制御する。9はパラレル入出力コントローラ(PIOC)を有するホスト送受信部であり、例えば、双方向パラレルインターフェース31を介してCLBP100との間で双方向通信制御処理を実行する。

ホストコンピュータ3000のホスト送受信部9は、CLBP100から、例えば、手差し給紙部141から挿入された記録紙に係わる通知(例えば、給紙カセット140から印刷を行う場合、既に、手差しスロット141から挿入された記録紙が搬送路152に保持されている状態の通知)を受信することができる。
また、CRTコントローラ(CRTC)6は、受信した通知に基づいて、手差し給紙部から挿入された記録媒体に印刷を実行するか否か、選択可能な指示を入力するための画面を表示部に表示させることができる。この選択により、印刷装置をエラー状態にすることなく、ユーザは所望の印刷(例えば、手差し給紙部から挿入された記録媒体に印刷を実行するか、給紙カセットに装填された記録紙により印刷を実行するか)を印刷装置に実行させることが可能になる。
印刷が行われる場合、ホストコンピュータ3000で印刷データが作成され、スプールデータとして外部記憶装置42に格納される。このスプールデータは、パラレルインターフェース31を介してCLBP100に送られる。ここでは、転送インターフェースを双方向パラレルインターフェースとしたが、USBインターフェースやIEEE1394インターフェースであってもよい。
CLBP100は、コントローラユニット110、印刷部50及びセンサ部27に大別され、コントローラユニット110は、CPU21、制御部22、印刷部入出力コントローラ(以下、「印刷部IOC」という。)25、RAM24、ROM23及びパラレル入出力コントローラ(PIOC)を有するプリンタ送受信部26を備える。
ここで、RAM24は、CPU21のワークエリアや主にデータの受信バッファ、すなわちFIFO(First-In First-Out方式)として用いられ、CLBP100側で、プリンタ送受信部26が受信した印刷データは、CPU21と制御部22の制御処理にしたがって順次RAM24へ送られる。
CPU21は、ROM23に記憶された制御プログラムによって、システムバス28に接続された各デバイス及びCLBP100の統括的な制御を行っている。
制御部22は、メモリ(ROM23、RAM24)の制御やバスの調停等の制御を行うユニットである。RAM24に格納されていた圧縮データの伸張、画像処理等を制御部22が行い、印刷部IOC25部は、印刷部インターフェース32を介して、順次、その結果を印刷部50へ出力する。
26はパラレル入出力コントローラ(PIOC)を有するプリンタ送受信部であり、プリンタ送受信部26は、給紙カセット140に装填された記録紙を印刷部50に搬送する際、搬送路152(第2搬送路)に保持されている記録紙がセンサ149により検知された場合、その検知された記録紙に係わる通知をホストコンピュータ3000に送信する。すなわち、プリンタ送受信部26は、双方向パラレルインターフェース31を介して、ホストコンピュータ3000との間で双方向通信制御処理を実行する。また、プリンタ送受信部26は、例えば、CLBP100における動作状態を示す情報として、記録紙が給紙カセット140に装填されているか、手差しスロット141から記録紙がセットされているかに関する情報を、センサ149、150の検知情報に従ってホストコンピュータ3000に送信することができる。
(印刷システムの機能構成)
図4は、印刷システムにおける、ホストコンピュータ3000及びCLBP100の機能に関する構成を示すブロック図である。印刷システムにおいて、ホストコンピュータ3000が印刷ジョブを作成し、双方向インターフェース31を介して印刷ジョブをCLBP100に送信する。CLBP100は、ホストコンピュータ3000から受信した印刷ジョブを処理し、印刷結果を出力する。
尚、双方向インターフェース31は、ホストコンピュータ3000とCLBP100間でデータの受け渡しが可能であればよく、ホストコンピュータ3000とCLBP100が、直接ケーブル等で接続されていてもよく、LAN等のネットワークを介して接続されていてもよいことは言うまでもない。また、ネットワークへの接続も有線または無線の方式に限定されるものではない。
CLBP100における、給紙カセット140は、複数枚の記録紙を格納しておくことが可能であり、通常、CLBP100の印刷処理において、記録紙を供給するデフォルトの供給部としてとして利用することが可能である。コントローラユニット110の制御の下、給紙ローラ142、給紙ローラ143及び搬送ローラ144(図1)が駆動され、記録紙は、搬送路151及び搬送路152を介して印刷部50に給紙される。手差しスロット141は、手動にて一枚ずつ記録紙をセットすることが可能である。手差しスロット141からセットされた記録紙は、給紙ローラ143及び搬送ローラ144の駆動により、搬送路151を介することなく、搬送路152を介して印刷部50に給紙される。

センサ部27は、給紙カセット140に記録紙が装填された状態であるか検出するセンサ150や、手差しスロット141から記録紙がセットされた状態にあるかを検出するセンサ149を有し、これらのセンサの検出情報に従って、記録紙の有無を判定することができる。
給紙口切り替え部414は、コントローラユニット110からの指示により、給紙(給紙カセットまたは手差しスロットからの給紙等)を切り替える。例えば、給紙カセット140が給紙元となっている場合に、給紙口切り替え部414の切り替えにより手差しスロット141に給紙元を切り替えることが可能である。また、給紙カセット140が、例えば、記録紙の種類に応じて複数個設けられている場合、コントローラユニット110からの指示により、使用する給紙カセットを切り替えることが可能である。
コントローラユニット110は、CLBP100における記録紙の搬送制御及び印刷処理に関する動作全般の制御を行うことが可能であり、印刷部50は、ホストコンピュータ3000から印刷実行の指示が入力された場合にコントローラユニット110の制御の下、印刷動作を行う。プリンタ送受信部26は、ホストコンピュータ3000とCLBP100との間で印刷データやコマンド、CLBPの動作状態等のやりとりを行う為のインターフェース部として機能する。
ホストコンピュータ3000の機能構成は、印刷指示部401、印刷データ生成部402、給紙口切り替え指示部403、記録紙排出指示部404、ステータス表示部405及びホスト送受信部9からなる。
印刷指示部401は、印刷実行ための印刷データの生成開始を指示する。この際、印刷装置(CLBP100)における印刷開始時にどの給紙カセットの記録紙にて印刷を行うかといった給紙に関する指示も行うことができる。印刷データ生成部402は、印刷指示部401にて指示された給紙に関する指示(これを、「給紙指示情報」ともいう。)を含め、印刷データの生成を行うことが可能である。給紙口切り替え指示部403は、CLBP100に対して現在選択されている給紙カセットを、別の給紙カセット、または手差しスロット141の使用に切り替えるための指示を行うことが可能である。記録紙排出指示部404は、印刷のために手差しスロット141にセットされている記録紙を、そのまま状態で排出するように指示を行うことが可能である。ステータス表示部405は、印刷装置(CLBP100)の状態をホストコンピュータ3000のCRT画面上に表示させることが可能であり、印刷可能、エラー、警告、記録紙の有無、給紙に関する警告等、印刷装置(CLBP100)の状態をユーザに通知することが可能である。ホスト送受信部9は、ホストコンピュータ3000と印刷装置(CLBP100)との間でデータやコマンド等のやりとりを行う為のインターフェースである。
尚、給紙口切り替え指示部403は、ホストコンピュータ3000側以外にも、例えば操作パネル等を用いて、印刷装置(CLBP100)側で設定するようにしてもよい。
次に、本発明の実施形態にかかる印刷装置及び印刷システムにおける給排紙に関する印刷制御の具体的な内容について説明する。
(ステータス表示)
図5は、CRT41上に表示されるCLBP100の動作状態を表示するステータス表示部405の画面例を示す図である。尚、ステータス表示部405は、現状のCLBP100の動作状態を画面表示するだけではなく、印刷ジョブに対する制御を行うことも可能であり、給紙口切り替え指示部403、記録紙排出指示部404による印刷ジョブに対する制御指示も本画面上から可能である。
図5において、ステータス部501は、印刷可能状態や紙詰り、記録紙なしや、給紙カセットから印刷を行う際、既に搬送路152に手差しスロット141から挿入された記録紙が保持されている等、CLBP100からの通知に基づく状態を表示する。図5の例では、「印刷できます。」と表示されており、ホストコンピュータ3000と接続されているCLBP100は、印刷可能な状態であることが表示されている。
補助表示部502は、ステータス部501に表示されたCLBP100の状態に対するユーザの指示(ユーザアクション)に関する情報を表示する。例えば、ある特定の給紙カセットに記録紙が装填されていない状態であるとか、ある特定の色のトナーが無い状態である、といった補足情報も表示可能である。継続ボタン503は、CLBP100がエラーや警告状態等、何らかの理由により一時停止状態となっている場合に押下することが可能であり、押下することでCLBP100に対して、その状況に応じた制御指示を行うことができる。ジョブ削除ボタン504は、印刷実行中または印刷ジョブが存在する状態で押下することが可能であり、押下することで、印刷ジョブをキャンセルすることができる。排出ボタン505は、記録紙がセットされた状態で押下することが可能であり、排出ボタン505を押下することで、記録紙を白紙のまま搬送し排紙トレイ148へ排出、または、手差しスロット141に戻すよう指示することが可能である。
尚、図5に示したステータス表示部405のUI画面内にて、継続、ジョブ削除、排出ボタンといった印刷ジョブに対する制御指示も可能であるように説明したが、ステータス表示部405とは独立したユーザインタフェース(UI)表示部とユーザの指示を入力するための指示部(例えば、記録紙切り替え指示部403及び記録紙排出指示部404)をCRT41上に表示させて、印刷の実行、記録紙の給排紙に関する制御指示を入力するようにしてもよい。
(記録紙の搬送)
図3は、給紙カセット140から供給される記録紙の搬送及び手差しスロット141からセットされる記録紙の搬送の流れを概略的に示す図である。手差しスロット141に記録紙が1枚セットされると、センサ149が記録紙を検知し、コントローラユニット110が給紙ローラ143及び搬送ローラ144を駆動させて記録紙をピックアップし、給紙ローラ143及び搬送ローラ144は、搬送路152における保持位置に記録紙を搬送し、保持する。
この状態で、給紙カセット140から給紙ローラ142の駆動により記録紙を搬送しようとする場合、搬送路151(第1搬送路)を使用することができても、共通の搬送路152(第2搬送路)には、既に、手差しスロット141からセットされた記録紙が保持されており、用紙搬送ベルト145まで、記録紙を搬送することができなくなる。
本発明の実施形態では、給紙カセット140から記録紙を搬送させて印刷を行う際、共通の搬送路152に、既に、手差しスロット141から記録紙が挿入されて保持されている場合、記録紙の各種制御を行い印刷の継続を可能にするものである。以下、具体的な処理の流れを図6のフローチャートを参照して説明する。
(給排紙制御処理)
本実施形態における給排紙制御に関する処理の流れを図6のフローチャート図を用いて説明する。まず、ホストコンピュータ3000の印刷指示部401によって任意のアプリケーションソフト等から印刷が指示されると、印刷データ生成部402により印刷データの生成を行う。生成された印刷データは、ホスト送受信部406により、CLBP100へ送信される。CLBP100上のプリンタ送受信部26が印刷データを受け取ると、コントローラユニット110は、その印刷データにおいて指定されている給紙指示情報を判定する(S601)。S601では、指定給紙口が給紙カセットか、手差しスロットかを判定する。
ステップS601の判定において、指定された給紙口が給紙カセットの場合、処理をステップS602に進める。センサ部27(手差しスロットからセットされた記録紙の有無を検知するセンサ149)によって、手差しスロット141に記録紙がセットされた状態かどうかを判定する(S602)。
ステップS602の判定により、給紙カセット140からの給紙により印刷を行う際、既に、手差しスロット141から記録紙がセットされ、記録紙が共通の搬送路152に保持された状態にある場合(S602−YES)、コントローラユニット110は、CLBP100を一時停止状態又は停止を継続する。言い換えれば、印刷指示がなされたが、手差しスロット141から挿入された記録紙及び給紙カセットに装填された記録媒体の何れも印刷部へ搬送することなく待機する。プリンタ送受信部26、双方向インターフェース31を経由して、ホストコンピュータ3000に、既に手差しスロット141からセットされた記録紙が搬送路152に保持されている旨を通知する。ホストコンピュータ3000は、かかる手差しスロット141から挿入された記録媒体に係わる通知を取得し、該取得した通知に従って、ステータス表示部405におけるステータス部701(図7)に「手差しスロットからセットされた用紙があります」と表示して、ユーザに通知する(S603)。
ステップS603における通知の後、ステップS604に処理を進めて、コントローラユニット110は、給紙カセット140に装填された記録紙を印刷部50に搬送しようとする際、搬送路152(第2搬送路)に保持されている記録紙がセンサ149により検知された場合、給紙カセット140に保持された記録紙を印刷部に向けて搬送させることなく印刷部50の動作を停止し(待機状態とする)、ユーザからの指示(ユーザアクション)待ちの状態とする(S604)。
ここで、図7は、CLBP100の動作状態を表示するステータス表示部405におけるエラー表示の画面例を示す図である。ステータス部701には、CLBP100の動作状態を示すエラー情報が表示されている。補助表示部702には、ユーザアクションに関する情報が、手差しスロット141からの記録紙により印刷を再開する場合と、給紙カセット140に装填される記録紙により印刷処理を再開する場合とで識別可能に表示されている。図7の場合、補助表示部702には、(i)継続ボタン703を押下した場合に、「手差しスロットにて印刷が継続される」内容表示と、(ii)「手差しスロットの記録紙を取り除くと給紙カセットにて印刷を行う」内容表示のものが表示されている。ユーザは、この補助表示部702の内容を参照して、ユーザアクションをとることにより、エラー状態を解消することができる。
尚、図7の例において、ユーザが、ジョブ削除ボタン704を押下すると、エラー状態にある印刷ジョブを削除することが可能である。本実施形態では、印刷ジョブの「継続」、「ジョブ削除」をステータス部701に表示されるエラー状態に対するユーザアクションの例示的な態様として示しており、種々のエラー状態に対応するユーザアクションは、図5または図7に示した内容に限定されないことはいうまでもない。
図6のフローチャートに説明を戻し、ステップS605において、ユーザからの指示(ユーザアクション)を判定する。ステータス表示部405が表示するステータスウィンドウ700の画面上の「継続」ボタン703が押下され、印刷継続の指示がなされると、給紙口切り替え指示部403は、双方向インターフェース31を経由して、コントローラユニット110に対して給紙口の切り替え指示をCLBP100に送出する。この給紙口の切り替え指示は、ホストコンピュータ3000からCLBP100に対して新たに手差しスロットを指示するようにしても良いし、給紙口を現状の指示から切り替える指示を行うようにしても良い。給紙口を現状の指示から切り替える指示をホストコンピュータ3003から出力すると、印刷装置では、印刷データに指定される用紙サイズに適切な給紙カセットが印刷装置により自動的に選択され、その後印刷処理が再開される。
給紙口切り替え部414は、コントローラユニット110から送出された指示により、記録紙の給紙元を給紙カセット140から手差しスロット141に切り替え、印刷部50は、既に、手差しスロットからセットされ、搬送路152に保持されている記録紙を搬送して印刷データの処理を実行する(S612)。
ステップS612において、1ページ分の印刷が終了すると、処理をステップS613に進め、次ページの印刷データがある場合は(S613−YES)、次ページ以降の印刷データを手差しスロット141から給紙される記録紙で処理するために、処理をステップS610に進める。一方、次ページの印刷データがない場合は(S613−NO)、処理を終了する。
ユーザが、例えば、手動の操作により、記録紙を取り除く(記録紙排除)場合、処理をステップS606に進める。センサ部27(この場合は、手差しスロットからセットされた記録紙の有無を検知するセンサ149)によって、手差しスロット141からセットされた記録紙が排除されたか判定し、記録紙がユーザによって排除されるまで待機する(S606−NO)。
一方、記録紙の排除が検知されると(S606―YES)、処理をステップS607に進め、ホストコンピュータ3000の印刷指示部401により指定されている、給紙に関する指示(給紙指示情報)に従い、コントローラユニット110は、印刷部50の停止を解除して、給紙カセット140に装填されている記録紙を搬送路151及び搬送路152を介して搬送させ、印刷部50に印刷を実行させる(S607)。
ステップS607において、給紙カセット140からの給紙により1ページ分の印刷が終了すると、ステップS608に処理を進め、次ページの印刷データがあるかどうか判定を行う(S608)。ステップS608の判定において、次ページの印刷データがある場合には(S608−YES)、処理をステップS607に戻し、再び給紙カセット140からの給紙により印刷を行い、全ページ分の印刷の終了により(S608−NO)、処理を終了する。
また、ステップS601において、ホストコンピュータ3000から指定された給紙口が手差しスロット141の場合は、処理をステップS609に進め、センサ部27(この場合は、手差しスロット141にセットされた記録紙の有無を検知するセンサ149)によって、記録紙の有無を判定する。ステップS609の判定により、手差しスロット141に記録紙がセットされていない場合には(S609−NO)、処理をステップS610に進め、コントローラユニット110は、印刷装置(CLBP)100を一時停止状態とし、プリンタ送受信部26、双方向インーフェイス31を経由して、ホストコンピュータ3000に通知を行う。この通知を受けたホストコンピュータ3000のステータス表示部405は、ステータス部701に「手差しスロットに記録紙のセットが必要」である旨を表示し、ユーザに通知する(S610)。
そして、ステップS611で、手差しスロット141に記録紙が挿入されると、センサ部27(センサ149)は、手差しスロット141からセットされた記録紙を検知し、ステップS612に処理を進めて、手差しスロット141からセットされた記録紙は、搬送路152を介して搬送され、印刷部50により印刷される(S612)。
一方、ステップS609の判定において、既に、手差しスロット141からセットされた記録紙が搬送路152に保持されている場合は(S609−YES)、処理をステップS612に進めて、コントローラユニット110の制御の下、既に搬送路152に保持されている記録紙が搬送され、印刷部50により印刷される(S612)。
ステップS612の処理により、1ページ分の印刷データの処理が終了すると、処理をステップ(S613)に進め、次ページの印刷データがある場合は(S613−YES)、処理をステップS610に戻し、同様の処理を繰り返す。次ページの印刷データがない場合(S613−NO)は、処理を終了する。尚、ステップS605の判定により、ユーザからの指示(ユーザアクション)が継続の場合において、次ページ有りの場合は(S613−YES)、処理を、ステップS610ではなく、ステップS601に戻すようにしてもよい。この場合、例えば、最初の一または数ページを手差しスロットから挿入した特別な記録媒体で印刷出力を行い、残りの本文は給紙カセットから給紙される記録媒体で印刷出力することに応用することもできる。
また、ステップS602において、給紙カセット140からの給紙により印刷を行う際、搬送路152に手差しスロット141からセットされた記録紙が保持されていない場合(S602−NO)、処理をステップS607に進め、印刷指示部401の指示に従い指定された給紙カセット140から記録紙を搬送路151及び搬送路152を介して搬送して、印刷部50により印刷を実行する(ステップS607)。次ページの印刷データが有る場合は(S608−YES)、ステップS607における印刷処理を続行し、次ページの印刷データがない場合は(S608−NO)、処理を終了する。
尚、給紙カセット140から記録紙を搬送する際、給紙カセットに記録紙がない状態がセンサ部27(この場合は、給紙カセット140に装填されている記録紙の有無を検知するセンサ150)により検知されると、CLBP100は、その状態をプリンタ送受信部26、双方向インターフェース31を介してホストコンピュータ3000に通知する。ホストコンピュータ3000におけるステータス表示部405はステータス部701に、「給紙カセットに記録紙がない」旨のエラーを表示し、ユーザに記録紙がない状態であることを通知する。
給紙カセット140に記録紙が装填されたことをセンサ150が検知すると、CLBP100は、その状態をホストコンピュータ3000に通知する。ホストコンピュータ3000におけるステータス表示部405は、ステータス部701にエラー状態が解消した旨を表示して、ユーザに通知する。
以上説明したように、本実施形態によれば、給紙カセットと、手差しスロットと、の給紙機構(搬送路)が共通となっている印刷装置において、手差しスロットに記録紙がセットされている状態にて、給紙カセットの指定で印刷を行う場合に、手差しスロットに給紙口を切り替えて印刷を継続することが可能になる。
本実施形態によれば、異なる給紙口から供給される記録紙が搬送される搬送路に共通部分を設けることで、コストを抑え、且つ、ユーザが所望する給紙動作を印刷装置に行わせることが可能になる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態にかかる処理を図8のフローチャートを参照して説明する。尚、第1実施形態において説明した図6のフローチャートと重複する部分は説明を省略する。
ステップS604におけるユーザアクション待ちの状態から、処理をステップS805に進め、コントローラユニット110は、入力されたユーザからの指示(ユーザアクション)の内容を判定する。ステータス表示部405が表示するステータスウィンドウ900画面上(図9を参照)の「排出」ボタン904が押下されると、給紙口切り替え指示部403は、双方向インターフェース31を経由して、CLBP100のコントローラユニット110に対して、搬送路152に保持されている記録紙を排出する指示を送る。コントローラユニット110は、この際、定着ローラ146における加熱動作及び印刷部50を動作させないように制御するとともに、給紙ローラ143、搬送ローラ144、用紙搬送ベルト146、定着ローラ146(回転のみを行う)、加圧ローラ147を回転させて、搬送路152に保持されている記録紙を白紙のまま搬送し、排紙トレイ148に記録紙を排紙する(S814)。
尚、ステップS805の判定により、ユーザからの指示(ユーザアクション)が継続の場合において、次ページ有りの場合は(S613−YES)、処理を、ステップS610ではなく、ステップS601に戻すようにしてもよい。この場合、例えば、最初の一または数ページを手差しスロットから挿入した特別な記録媒体で印刷出力を行い、残りの本文は給紙カセットから給紙される記録媒体で印刷出力することに応用することもできる。
熱の影響を受けやすい処理が施された光沢紙などの記録紙を白紙のまま搬送する場合、定着ローラ146及び加圧ローラ147を通過する際に熱の影響が記録紙に及ばないように、定着ローラ146には予熱が加えられていないことが必要となる。一方、印刷部50で記録紙上に形成された画像を定着させるために、予熱が加えられていない状態から定着ローラ146を瞬時に定着温度まで上昇させることも必要となる。CLBP100の場合、画像を記録紙に定着させるため、定着ローラ自体を加熱する方式に代わり、ローラの外周に設けた薄膜フィルムを加熱する、いわゆるフィルム定着器を利用することが好ましい。定着ローラ146の外周に薄膜フィルムを設け、フィルム定着器として構成すれば、予熱をかけることなく、瞬時に定着温度まで上昇させることができる。
また、第1実施形態でも説明したとおり、給紙カセット及び手差しスロットを備える構成で、これらから供給される記録紙が共通の搬送路を介して搬送される印刷装置であれば、インクジェット方式のプリンタであっても本発明を適用することは可能である。特に、定着器の予熱の影響を考慮しなくてもよい、インクジェット方式のプリンタの場合、本実施形態の適用は好適なものである。
また、レーザービームプリンタにおいて、定着器による加熱の影響を受けることなく、記録紙を排出するために、定着器(定着ローラ部146)を介さずに排紙トレイ148に通じる搬送路(第3搬送路)を設け、排紙の指定がユーザアクションとして入力された場合、印刷装置100におけるコントローラユニット100は、搬送路の切り替え部(不図示)を制御して、第3搬送路を利用して記録紙を排紙するようにしてもよい。
説明を図8のフローチャートに戻し、ステップS814の処理で排紙トレイ148に記録紙が排出されると、処理をステップS607に進め、コントローラユニット110は、印刷指示部401の指示に従い指定された給紙カセット140から記録紙を搬送路151及び搬送路152を介して搬送させ、印刷部50により印刷を実行させる(ステップS607)。次ページの印刷データが有る場合は(S608−YES)、ステップS607における印刷処理を続行し、次ページの印刷データがない場合は(S608−NO)、処理を終了する。
図9は、第2実施形態にかかるCLBP100の動作状態を表示するステータス表示部405におけるエラー表示の画面例を示す図である。ステータス部901には、CLBP100の動作状態を示すエラー情報が表示され、補助表示部902には、ユーザアクションに関する情報が表示されている。図9の場合、補助表示部902には、(i)継続ボタン903を押下した場合に、「手差しスロットにて印刷が継続される」内容表示と、(ii)「手差しスロットの記録紙を取り除くと給紙カセットにて印刷を行う」内容表示と、(iii)排紙ボタン904を押下すると、「手差しスロットからセットされた記録紙を自動排除し、給紙カセットにて印刷を継続する」内容のものが表示されている。ユーザは、この補助表示部902の内容を参照して、ユーザアクションをとることにより、エラー状態を解消することができる。
尚、図9の例において、ユーザが、ジョブ削除ボタン905を押下すると、エラー状態にある印刷ジョブを削除することが可能である。排出ボタン904は、ステップS814にて説明した通り、本ボタンを押下することで、手差しスロットからセットされた記録紙を白紙のまま搬送することで排出し、共通の搬送路152に保持されている記録紙を排出することで、搬送路152を開放し、給紙カセット140から搬送路151及び搬送路152を介した給紙を可能にし、給紙カセットから供給される記録紙に対する印刷動作が可能になる。また、白紙のまま排出するので、記録紙が無駄にならないで再利用することが可能である。
本実施形態では、印刷ジョブの「継続」、「ジョブ削除」、手差しスロットからセットされた記録紙の「排出」をステータス部901に表示されるエラー状態に対するユーザアクションの例示的な態様として示しており、種々のエラー状態に対応するユーザアクションは、図9に示した内容に限定されないことはいうまでもない。また、図9に示したステータス表示部405のUI画面内にて、継続、ジョブ削除、排出ボタンといった印刷ジョブおよび記録紙の排出に対する制御指示も可能であるように説明したが、ステータス表示部405とは独立したUI画面をCRT41上に入力部を表示させて、かかる入力部から各制御指示を入力するようにしてもよい。
(記録紙排出の例)
先のステップS814の処理では、記録紙を排紙トレイ148に排出する処理を説明したが、排出先は排紙トレイ148に限定されず、手差しスロット141の開口部160に記録紙を戻すことで、搬送路152(第2搬送路)を解放するようにしてもよい。
給紙カセット140に装填されている記録紙を利用して印刷を行う際、既に、手差しスロット141から供給された記録紙が搬送路(第2搬送路)152に保持されている場合、コントローラユニット110は、給紙ローラ143及び搬送ローラ144を、保持位置までの搬送時と逆方向に逆回転させて、手差しスロット141から記録紙を排出するように制御する。
手差しスロット141には、給紙ローラ143が設けられている位置より斜め下方向に記録紙を給排紙するための開口部160が設けられている。給紙ローラ143の逆回転により戻される記録紙は、給紙ローラ143から離脱した後は記録紙の自重を利用して手差しスロット141の開口部160から排出される。搬送路(第2搬送路)152から記録紙が排出されると、共通の搬送路である第2搬送路152が空き状態(解放状態)となる。コントローラユニット110は、給紙ローラ142を駆動させて給紙カセット140から記録紙の搬送を開始する。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1実施形態での効果に加え、手差しスロットからセットされた記録紙を再利用が可能な状態で白紙のまま排出することで、記録紙の無駄な消費を防止することが可能になる。
[第3実施形態]
第1実施形態および第2実施形態においては、手差しスロット141から記録紙がセットされている状態で、印刷実行時に手差しスロット141もしくは給紙カセット140のどちらかを指定して印刷を実行する例を説明したが、ホストコンピュータ3000における印刷指示部401は、手差しスロット141もしくは給紙カセット140(給紙カセットが複数段ある場合は、複数段のうちのいずれか)を自動選択する設定(「給紙段自動選択」)を、印刷データを生成する際に指示することができる。この場合、印刷データ生成部402は、印刷指示部401にて指示された給紙段自動選択に関する指示(給紙指示情報)を含め、印刷データの生成を行うことが可能である。
給紙段自動選択に関する指示を含む印刷データを、印刷装置(CLBP100)が受信すると、CLBP100は、図11に示すフローチャートに従い、印刷処理を実行する。まず、ステップS1101において、コントローラユニット100は、センサ149の検知情報に基づいて、手差しスロット141からセットされた記録紙が搬送路152に保持されているか判定する(S1101)。記録紙が搬送路152に既に保持されている場合は(S1101−YES)、処理をステップS1102に処理を進め、コントローラユニット100は、搬送路152に保持されている記録紙を搬送し、印刷部50は搬送されてきた手差しの記録紙に印刷を行う(S1102)。1ページ分の印刷が終了すると、処理をステップS1103に進め、次ページの印刷データが有る場合は(S1103−YES)、処理をステップS1101に戻し、同様の処理を繰り返す。一方、次ページの印刷データが無い場合は(S1103−NO)、処理を終了する。
ステップS1101の判定で、手差しスロットからセットされた記録紙が無い場合(S1101−NO)、処理をステップS1104に進め、コントローラユニット100は、センサ150の検知情報に基づいて、給紙カセットに記録紙が装填されているか判定する(S1104)。給紙カセットに記録紙が装填されている場合(S1104―YES)、処理をステップ、S1105に進め、コントローラユニット100は、給紙カセットに装填されている記録紙を搬送路151及び搬送路152を介して搬送し、印刷部50は搬送されてきた記録紙に印刷を行う(S1105)。
1ページ分の印刷が終了すると、処理をステップS1103に進め、次ページの印刷データが有る場合は(S1103−YES)、処理をステップS1101に戻し、同様の処理を繰り返す。一方、次ページの印刷データが無い場合は(S1103−NO)、処理を終了する。
ステップS1104の判定において、記録紙が給紙カセットにも無い場合(S1104−NO)、コントローラユニット100は、印刷装置100を、エラー状態ではなく、一時停止状態とし、ユーザに処理方法を選択させることが可能である。
この場合、印刷装置(CLBP)100の状態は、プリンタ送受信部26、双方向インターフェース31を介して、ホストコンピュータ3000に通知され、ホストコンピュータ3000におけるステータス表示部405は、例えば、「記録紙の準備が必要」である旨のメッセージを表示することができる。印刷装置において、記録紙の準備(手差しスロットまたは給紙カセットへ記録紙を装填すること)ができた場合(S1106−YES)、処理をステップS1101に戻し、記録紙の準備ができている、手差しまたは給紙カセット(複数段の給紙カセットがある場合は、いずれかの給紙カセット)から記録紙を搬送して、印刷データを処理する。
本実施形態によれば、手差しスロットからセットされた記録紙、または給紙カセットに装填されている記録紙を、センサ(149、150)の検知結果により自動的に切り替えることで、印刷装置をエラー状態にすることなく、印刷処理を継続して行うことが可能になる。
[第4実施形態]
第1、第2、および第3実施形態において、給紙口切り替え指示部403、および、記録紙排出指示部404、ステータス表示部405は、ホストコンピュータ側で入力指示及び表示が可能なものとして説明したが、これら、表示部及び指示部を印刷装置100側に設け、印刷装置100の動作状態の表示(ステータス表示)、ステータス表示に対応するユーザの指示(ユーザアクション)を印刷装置100側からの操作により、給紙口の切り替えや記録紙の排出を指示することができるようにしてもよい。
図10は、第4実施形態にかかる印刷システムにおけるホストコンピュータ3000'と印刷装置100'との機能に関する構成を示すブロック図である。ホストコンピュータ3000'が印刷ジョブを作成し、双方向インターフェース31を介して印刷ジョブを印刷装置100'に送信する基本的な構成は図4と同様であるが、図10においては、記録紙切り替え指示部403、記録紙排出指示部404及びステータス表示部405が、ホストコンピュータ3000'側ではなく、印刷装置100'側に設けられている点で相違する。印刷装置100'としては、上述の第1乃至第3実施形態において説明したとおり、給紙カセット及び手差しスロットを備える構成で、これらから供給される記録紙が共通の搬送路(例えば、図1の152)を使用する印刷装置であれば、レーザービームプリンタ(フルカラー印刷が可能なレーザービームプリンタを含む)の他、インクジェットプリンタ等が適用可能である。
印刷装置100側の不図示の操作入力部に、印刷装置の動作状態を示すステータス表示部405、給紙口の切り替えを指示するための給紙口切り替え指示部403及び記録紙の排出を指示するための記録紙排出指示部404を表示させることにより、ユーザアクションを印刷装置100側から直接入力することが可能になる。この場合であっても、上述の第1乃至第3実施形態の場合と同様に、印刷装置の動作をエラー状態にすることなく、印刷装置を停止状態とし、ユーザの所望する指示、操作によって、手差しスロットに給紙口を切り替えて、印刷を継続することが可能になる。
[他の実施形態]
なお、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明した(図6、8)のフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
以上説明したように、本実施形態によれば、給紙カセットと、手差しスロットと、の給紙機構(搬送路)が共通となっている印刷装置に対する印刷制御において、手差しスロットに記録紙がセットされている状態にて、給紙カセットの指定で印刷を行う場合であっても、手差しスロットからセットされた記録紙にて印刷を継続すること、または、エラー状態とするのではなく、印刷装置を停止状態とし、ユーザの所望する指示、操作によって、手差しスロットに給紙口を切り替えて、印刷を継続するための印刷制御が可能になる。
本発明の印刷システムに適用可能なプリンタとしてのレーザプリンタの構成を示す断面図である。 本発明の実施形態にかかる印刷システムの構成を示すブロック図である。 給紙カセット140から供給される記録紙の搬送及び手差しスロット141からセットされる記録紙の搬送の流れを概略的に示す図である。 印刷システムにおける、ホストコンピュータ3000及び印刷装置100の機能に関する構成を示すブロック図である。 CRT41上に表示される印刷装置100の動作状態を表示するステータス表示部405の画面例を示す図である。 本発明の第1実施形態における処理を説明するフローチャート図である。 ステータス表示部405におけるエラー表示の画面例を示す図である。 本発明の第2実施形態における処理を説明するフローチャート図である。 第2実施形態にかかる印刷装置100の動作状態を表示するステータス表示部405におけるエラー表示の画面例を示す図である。 第4実施形態にかかるホストコンピュータ3000'と、印刷装置100'との機能に関する構成を示すブロック図である。 第3実施形態にかかる印刷装置における処理の流れを説明するフローチャートである。

Claims (21)

  1. 記録媒体を装填することが可能な給紙カセットに装填された記録媒体及び手差し給紙部から挿入された記録媒体に印刷可能な印刷装置であって、
    前記給紙カセットに装填された記録媒体を、第1搬送路及び第2搬送路を介して、印刷部に搬送させ、前記手差し給紙部から挿入された記録媒体を、当該第1搬送路を介することなく当該第2搬送路を介して、当該印刷部に搬送させる制御手段と、
    前記給紙カセットに装填された記録媒体を搬送する指示がされた場合に、前記第2搬送路に記録媒体が保持されていると、当該保持された記録媒体に係わる通知をする通知手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記給紙カセットに装填された記録媒体を前記印刷部に搬送する際、前記第2搬送路に記録媒体が保持されていると、前記印刷部に搬送させることなく、前記第2搬送路に保持されている記録媒体が排除されたことに応じて、前記給紙カセットに装填された記録媒体を、前記第1搬送路及び第2搬送路を介して、当該印刷部に搬送させることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記手差し給紙部から挿入された記録媒体が、前記第2搬送路に保持されていることを検知する検知手段を備え、
    前記通知手段は前記第2搬送路に保持されている記録媒体が前記検知手段により検知れた記録媒体に係わる通知を行い、
    前記制御手段は、前記第2搬送路に保持されている記録媒体が排除されたことを前記検知手段が検知した場合、前記給紙カセットに装填された記録場位置を前記第1搬送路及び前記第2搬送路を介して、当該印刷部に搬送させることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記通知手段による通知に応じて、前記第2搬送路に保持された記録媒体により印刷を再開する操作と、前記給紙カセットに装填された記録媒体により印刷を再開する操作と、を識別可能に表示させる表示制御手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 前記情報処理装置においては、前記通知に対する指示により前記保持された記録媒体による印刷続行が指示された場合に、前記給紙カセットの給紙口の指示から前記前記手差し給紙口への給紙口切り替え指示が出力されることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の印刷装置。
  5. 前記制御手段は、前記第2搬送路に保持されている記録媒体に印刷を実行する指示が入力された場合、当該記録媒体を前記給紙カセットに装填された記録媒体に代り、前記印刷部に搬送させることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の印刷装置。
  6. 前記制御手段は、前記第2搬送路に保持されている記録媒体を排出する指示が入力された場合、当該記録媒体を搬送し、排紙部に排出させることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の印刷装置。
  7. 前記制御手段は、前記手差し給紙部から記録媒体が挿入された場合、当該記録媒体を前記第2搬送路における保持位置に搬送するために、搬送手段を回転駆動させ、
    前記制御手段は、前記第2搬送路に保持されている記録媒体を排出する指示が入力された場合、前記搬送手段を前記回転とは逆方向に回転駆動させて、当該記録媒体を前記手差し給紙部に排出させることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の印刷装置。
  8. 前記通知手段は、通信手段を介して接続された情報処理装置の表示部に、前記第2搬送路に保持されている記録媒体により印刷を実行するか否かを選択可能な指示画面の表示を行わせることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の印刷装置。
  9. 前記手差し給紙部は、前記搬送手段に対して下方に設けられていることを特徴とする請求項7又は8に記載の印刷装置。
  10. 記録媒体を装填することが可能な給紙カセットに装填された記録媒体及び手差し給紙部から挿入された記録媒体に印刷可能な印刷装置を制御する印刷制御方法であって、
    前記給紙カセットに装填された記録媒体を、第1搬送路及び第2搬送路を介して、印刷部に搬送させ、前記手差し給紙部から挿入された記録媒体を、当該第1搬送路を介することなく当該第2搬送路を介して、当該印刷部に搬送させる制御工程と、
    前記給紙カセットに装填された記録媒体を搬送する指示がされた場合に、前記第2搬送路に記録媒体が保持されていると、当該保持された記録媒体に係わる通知をする通知工程と、を備え、
    前記制御工程は、前記給紙カセットに装填された記録媒体を前記印刷部に搬送する際、前記第2搬送路に記録媒体が保持されていると、前記印刷部に搬送させることなく、前記第2搬送路に保持されている記録媒体が排除されたことに応じて、前記給紙カセットに装填された記録媒体を、前記第1搬送路及び第2搬送路を介して、当該印刷部に搬送させることを特徴とする印刷制御方法。
  11. 前記手差し給紙部から挿入された記録媒体が、前記第2搬送路に保持されていることを検知する検知工程を備え、
    前記通知工程は前記第2搬送路に保持されている記録媒体が前記検知工程により検知れた記録媒体に係わる通知を行い、
    前記制御工程は、前記第2搬送路に保持されている記録媒体が排除されたことを前記検知工程が検知した場合、前記給紙カセットに装填された記録場位置を前記第1搬送路及び前記第2搬送路を介して、当該印刷部に搬送させることを特徴とする請求項10に記載の印刷制御方法。
  12. 前記通知工程による通知に応じて、前記第2搬送路に保持された記録媒体により印刷を再開する操作と、前記給紙カセットに装填された記録媒体により印刷を再開する操作と、を識別可能に表示させる表示制御工程を備えることを特徴とする請求項10又は11に記載の印刷制御方法。
  13. 前記情報処理装置においては、前記通知に対する指示により前記保持された記録媒体による印刷続行が指示された場合に、前記給紙カセットの給紙口の指示から前記前記手差し給紙口への給紙口切り替え指示が出力されることを特徴とする請求項10乃至12の何れかに記載の印刷制御方法。
  14. 前記制御工程は、前記第2搬送路に保持されている記録媒体に印刷を実行する指示が入力された場合、当該記録媒体を前記給紙カセットに装填された記録媒体に代り、前記印刷部に搬送させることを特徴とする請求項10乃至13の何れかに記載の印刷制御方法。
  15. 前記制御工程は、前記第2搬送路に保持されている記録媒体を排出する指示が入力された場合、当該記録媒体を搬送し、排紙部に排出させることを特徴とする請求項10乃至14の何れかに記載の印刷制御方法。
  16. 前記制御工程は、前記手差し給紙部から記録媒体が挿入された場合、当該記録媒体を前記第2搬送路における保持位置に搬送するために、搬送手段を回転駆動させ、
    前記制御工程は、前記第2搬送路に保持されている記録媒体を排出する指示が入力された場合、前記搬送手段を前記回転とは逆方向に回転駆動させて、当該記録媒体を前記手差し給紙部に排出させることを特徴とする請求項10乃至15の何れかに記載の印刷制御方法。
  17. 前記通知工程は、通信手段を介して接続された情報処理装置の表示部に、前記第2搬送路に保持されている記録媒体により印刷を実行するか否かを選択可能な指示画面の表示を行わせることを特徴とする請求項10乃至16の何れかに記載の印刷制御方法。
  18. 請求項10乃至17のいずれかに記載の印刷制御方法をコンピュータで実行することを特徴とするプログラム。
  19. 請求項18に記載のプログラムを格納することを特徴とするコンピュータ可読の記憶媒体。
  20. 記録媒体を装填することが可能な給紙カセットに装填された記録媒体及び手差し給紙部から挿入された記録媒体に印刷可能な印刷装置と、当該印刷装置と通信手段により接続された情報処理装置と、を有する印刷システムであって、
    前記印刷装置は、
    前記給紙カセットに装填された記録媒体を、第1搬送路及び第2搬送路を介して、印刷部に搬送させ、前記手差し給紙部から挿入された記録媒体を、当該第1搬送路を介することなく当該第2搬送路を介して、当該印刷部に搬送させる制御手段と、
    前記給紙カセットに装填された記録媒体を搬送する指示がされた場合に、前記第2搬送路に記録媒体が保持されていると、当該保持された記録媒体に係わる通知をする通知手段と、を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記通信手段を介して、前記印刷装置から前記手差し給紙部から挿入された記録媒体に係わる通知を取得する取得手段と、
    受信手段により受信した通知に基づいて、前記手差し給紙部から挿入された記録媒体に印刷を実行するか否か、選択可能な指示を入力するための画面を表示部に表示させる表示制御手段と、を備え、
    当該情報処理装置は、前記手差し給紙部から挿入された記録媒体に係わる指示を、前記通信手段を介して前記印刷装置に送出し、
    前記印刷装置における前記制御手段は、前記給紙カセットに装填された記録媒体を前記印刷部に搬送する際、前記第2搬送路に記録媒体が保持されていると、前記印刷部に搬送させることなく、前記第2搬送路に保持されている記録媒体が排除されたことに応じて、前記給紙カセットに装填された記録媒体を、前記第1搬送路及び第2搬送路を介して、当該印刷部に搬送させること
    を特徴とする印刷システム。
  21. 記録媒体を装填することが可能な給紙カセットに装填された記録媒体及び手差し給紙部から挿入された記録媒体に印刷可能な印刷装置と、当該印刷装置と通信手段により接続された情報処理装置と、有する印刷システムにおいて実行される印刷制御方法であって、
    前記印刷装置において実行される工程は、
    前記給紙カセットに装填された記録媒体を、第1搬送路及び第2搬送路を介して、印刷部に搬送させ、前記手差し給紙部から挿入された記録媒体を、当該第1搬送路を介することなく当該第2搬送路を介して、当該印刷部に搬送させる制御工程と、
    前記給紙カセットに装填された記録媒体を搬送する指示がされた場合に、前記第2搬送路に記録媒体が保持されていると、当該保持された記録媒体に係わる通知をする通知工程と、を備え、
    前記情報処理装置において実行される工程は、
    前記通信手段を介して、前記印刷装置から前記手差し給紙部から挿入された記録媒体に係わる通知を取得する取得工程と、
    受信手段により受信した通知に基づいて、前記手差し給紙部から挿入された記録媒体に印刷を実行するか否か、選択可能な指示を入力するための画面を表示部に表示させる表示制御工程と、を備え、
    当該情報処理装置は、前記手差し給紙部から挿入された記録媒体に係わる指示を、前記通信手段を介して前記印刷装置に送出し、
    前記印刷装置における前記制御工程は、前記給紙カセットに装填された記録媒体を前記印刷部に搬送する際、前記第2搬送路に記録媒体が保持されていると、前記印刷部に搬送させることなく、前記第2搬送路に保持されている記録媒体が排除されたことに応じて、前記給紙カセットに装填された記録媒体を、前記第1搬送路及び第2搬送路を介して、当該印刷部に搬送させることを特徴とする印刷制御方法。
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JP2021138715A (ja) * 2008-01-31 2021-09-16 トランスメディックス インコーポレイティッド エクスビボ肺ケアのためのシステムおよび方法

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