JP2006340968A - 玩具 - Google Patents
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Abstract
【課題】より娯楽性の高い玩具を提供すること。
【解決手段】魚焼きグリルを有するガスレンジを模した本体部21の前面に、瞼を模した身体部22Aを配設し、本体部21の下面に脚を模した身体部22B、22Cを配設し、本体部21の左右両側面に腕を模した身体部22D、22Eを各々配設して擬人化する。操作入力部25B、25Cからの入力に応じて身体部22Aが上下して瞬きを真似、身体部22B、22Cが交互に伸縮してスウィングを真似る。更に、操作入力部25A〜25Cからの入力に応じて音声出力部23及び光出力部24A〜24Cが各々出力する。また、本体部21の上面後部に配設された擬似コック帽27がトースタの動作を真似る。
【選択図】図1
【解決手段】魚焼きグリルを有するガスレンジを模した本体部21の前面に、瞼を模した身体部22Aを配設し、本体部21の下面に脚を模した身体部22B、22Cを配設し、本体部21の左右両側面に腕を模した身体部22D、22Eを各々配設して擬人化する。操作入力部25B、25Cからの入力に応じて身体部22Aが上下して瞬きを真似、身体部22B、22Cが交互に伸縮してスウィングを真似る。更に、操作入力部25A〜25Cからの入力に応じて音声出力部23及び光出力部24A〜24Cが各々出力する。また、本体部21の上面後部に配設された擬似コック帽27がトースタの動作を真似る。
【選択図】図1
Description
本発明は、遊戯者が行動様式を学ぶための玩具に関するものである。
例えば、飯事遊びに於いて、幼児が、母親の日頃の行動の真似事としての位置付けで、母親の日頃の行動に必要な料理道具又は買い物道具等をミニチュア化した玩具を用いて母親の擬似行動を行うことを通して、まず家庭内のルール及び行動様式を学ぶというものがある。
近年では、エレクトロニクス技術の発展に伴ってミニチュア化した玩具に「光る」、「おしゃべりをする」、「メロディを奏でる」等の機能を付加し得る電子機器を搭載した、より娯楽性の高い電子玩具が普及してきている。
また、例えば、テレビアニメーションの中では、道具自体を擬人化(キャラクター化)して人格を与え、物語の中で個々の道具が活躍するという娯楽性に富んだストーリが幼児に人気を博している。
しかしながら、従来の玩具に於いては、テレビアニメーションの中で見られるようなキャラクター化された道具が実現されておらず、娯楽性に乏しいという問題がある。
更に、幼児を監督する大人の一部が次々に玩具を幼児に買い与えるために、一部の幼児がものを大切にしなくなるという問題もある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、従来の玩具よりも娯楽性に富んだ玩具を提供し、且つ遊戯者がものを大切にすることを学び得るような玩具を提供することを目的とする。
上記の課題を解決すべく、請求項1記載の玩具は、遊戯者が行動様式を学ぶための玩具であって、主形象物を少なくとも有し、前記主形象物が、日用品の基本要素を備えてミニチュア化された本体部と、前記本体部に取り付けられ前記本体部と協働して擬人化する身体部と、前記本体部内に設けられて、前記身体部を身体動作するように駆動する駆動部とを備えるものである。
請求項2記載の玩具は、請求項1記載の玩具であって、日用品がミニチュア化された付属形象物を更に備え、前記付属形象物が、前記主形象物に着脱自在に取り付けられるものである。
請求項3記載の玩具は、請求項1又は請求項2記載の玩具であって、前記本体部は、日用品の基本要素を備えてミニチュア化されたものであり、前記身体部は、前記本体部の両側部に揺動自在に配された一対の擬似腕部と、前記本体部の前面両側に瞼動作自在に配された一対の擬似眼部とを備えるものである。
請求項4記載の玩具は、請求項3記載の玩具であって、前記身体部は、前記本体部の下面両側に伸縮動作自在に配された一対の擬似脚部を更に備えるものである。
請求項5記載の玩具は、請求項1乃至請求項4の何れかに記載の玩具であって、前記本体部は、炊事用具、装飾用具、買い物用具、医療用具、車両、運動用具、勉強用具、遊技用具、事務用具の何れかの基本要素を備えてミニチュア化されたものである。
請求項6記載の玩具は、請求項3又は請求項4記載の玩具であって、前記本体部は、ガスコンロの基本要素を備えてミニチュア化されたものである。
請求項7記載の玩具は、請求項6記載の玩具であって、付属形象物として、前記本体部の上面に設けられた一方のコンロ部上に着脱自在に取り付けられ、前記一方の擬似腕部の揺動動作に連動して蓋部が開成する調理鍋玩具と、前記他方の擬似腕部に着脱自在に取り付けられ、前記他方の擬似腕部の揺動動作に連動して前記本体部の上面に設けられた他方のコンロ部上を往復動作するフライパン玩具とを更に備えるものである。
請求項8記載の玩具は、請求項7記載の玩具であって、前記本体部の前面中央部に引き出し自在に収容されたオーブントレイにより擬似口部が形成されたものである。
請求項9記載の玩具は、請求項6乃至請求項8の何れかに記載の玩具であって、前記本体部の上面後部に設けられたトースタにより擬似コック帽が形成されたものである。
請求項10記載の玩具は、請求項1乃至請求項9の何れかに記載の玩具であって、前記主形象物が、前記本体部に設けられた操作スイッチと、音声データが記憶された記憶部と、前記操作スイッチのオン操作に連動して前記音声データを出力する音声出力部と、前記操作スイッチのオン操作に連動して発光する光出力部とを更に備えるものである。
請求項11記載の玩具は、請求項10記載の玩具であって、前記操作スイッチが、前記本体部の前面両側に回転操作自在に配置されて擬似眼部を兼ねるものである。
請求項12記載の玩具は、請求項10又は請求項11記載の玩具であって、前記操作スイッチのオン操作に連動して前記音声出力部及び前記光出力部を作動させる第1の動作モードと、前記操作スイッチのオン操作に連動して前記音声出力部及び前記光出力の作動に加えて前記駆動部による前記身体部の身体動作も行う第2の動作モードとを選択可能な切換スイッチを、前記本体部に更に設けるものである。
請求項1、請求項3、請求項4、請求項8及び請求項11記載の発明に依れば、日用品の基本要素を備えてミニチュア化された本体部に本体部と協働して擬人化する擬似脚部、擬似腕部及び擬似眼部等の身体部や擬似口部が取り付けられているので、娯楽性を向上することが可能となると共に、擬似脚部、擬似腕部及び擬似眼部等の身体部が身体動作をするので、更に娯楽性を向上することが可能となる。
請求項2記載の発明に依れば、主形象物と付属形象物とが着脱自在となっているので、付属形象物を必要に応じ主形象物と組み合わせて楽しむことが可能となる。
請求項5記載の発明に依れば、主形象物の本体部が、炊事用具、装飾用具、買い物用具、医療用具、車両、運動用具、勉強用具、遊技用具、事務用具の何れかの基本要素を備えてミニチュア化されているので、遊戯者はこれらの日用品を用いた行動様式を学ぶことが可能となる。
請求項6及び請求項7記載の発明に依れば、主形象物の本体部がガスコンロの基本要素を備えてミニチュア化され、着脱自在な付属形象物と組み合わせて身体動作するので、遊戯者は調理動作を学ぶことが可能となる。
請求項9記載の発明に依れば、主形象物の上面後部に設けられたトースタにより擬似コック帽が形成されているので、娯楽性を向上することが可能となると共に、トースタを操作することによりその調理動作を学ぶことが可能となる。
請求項10記載の発明に依れば、主形象物の本体部に操作スイッチと記憶部と音声出力部及び光出力部を備えているので、テレビアニメーションに於いて見られるような動作を実現することが可能となる。
請求項12記載の発明に依れば、操作スイッチのオン操作に連動して音声出力部及び光出力部を作動させる第1のモードと、第1のモードに於ける動作に加えて身体部の身体動作を行う第2のモードとを選択可能な切換スイッチが設けられているので、遊戯者の好みに応じモードを切り換えて遊ぶことができ、娯楽性を向上することが可能となる。
<構成>
図1は、本発明の実施の形態に係る玩具を示す図である。
図1は、本発明の実施の形態に係る玩具を示す図である。
玩具10は、例えば、主形象物11と、複数の付属形象物12A〜12Dから構成されている。主形象物11の外観はガスレンジを模した形状となっており、付属形象物12Aの外観は蓋付き両手鍋を模した形状(調理鍋玩具)となっており、付属形象物12Bの外観はフライパンを模した形状(フライパン玩具)となっており、付属形象物12Cの外観は調味料入れを模した形状となっており、付属形象物12Dの外観はイギリスパンを模した形状となっている。
主形象物11は、例えば、図2に示す如く、本体部21と、身体部22A〜22Eと、音声出力部23と、光出力部24A〜24Cと、操作入力部25A〜25Cと、切換スイッチ26から構成されている。
切換スイッチ26は、玩具10の動作モードを切り換えるためのスイッチであり、音声出力部23及び光出力部24A〜24Cを作動させる第1の動作モードと、音声出力部23及び光出力部24A〜24Cに加えて身体部22A〜22Eを作動させる第2の動作モードと、一切給電しないモード(電源オフ状態)の何れかを選択するスイッチである。
本体部21は、魚焼きグリルを有する二口ガスコンロを模して形成され、本体部21の上面には擬似コック帽27、光出力部24A〜24C及び操作入力部25Aが配設されている。
尚、本明細書に於いて前後左右上下は、図2に示す如く、本体部21に対して光出力部24Aがある側を上、その反対を下、身体部22Aがある側を前、その反対を後ろ、身体部22Dがある側を左、身体部22Eがある側を右と定義する。
擬似コック帽27は、例えば、トースタの動作を真似る形象物であり、コック帽を模した形状に形成され、本体部21の上面後部に配設されている。この擬似コック帽27は、その上部に開口部27aが設けられており、イギリスパンを模した付属形象物12Dを収容することが可能となっている。更に、擬似コック帽27の側面に設けられたトースタの昇降レバー27bを操作することによって、開口部27aに収容された付属形象物12Dが飛び上がる等トースタの動作を真似ることが可能となっている。
光出力部24A〜24Cは、例えば、本体部21の上面に於いて恰もコンロ及び魚焼きグリルの炎が燃焼しているかのように点灯するものである。光出力部24Aは、魚焼きグリルの換気口を想定して略楕円形に形成されて本体部21の上面中央に配設されている。光出力部24B、24Cは、二口コンロを想定して各々円形に形成されて光出力部24Aの左右に各々配設され、切換スイッチ26が第1の動作モード、第2の動作モードの何れの状態でも操作入力部25B、25Cを回転操作することにより各々点消灯するようになっている。
また、光出力部24B、24Cの各々の周囲はコンロの五徳を模した環状部材28A、28Bが形成されており、更に光出力部24Bの周囲に形成された環状部材28Aの上部には、付属形象物12Aを着脱自在に取り付けるために互いの間隔が異なる係合部28aが形成されている。
付属形象物12Aは、例えば、図3に示す如く、蓋付き両手鍋の形状に形成され、鍋の底面に形成された突部31を本体部21の環状部材28Aに形成された係合部28aに係合させることによって本体部21上の所定位置(一方のコンロ部上)に着脱自在となっている。
そして、図4に示す如く、蓋41は、右側の取っ手にバネ42で開成方向に付勢されるようにして接続されると共に、左側の取っ手に設けられたフック43に係合することによりバネ42の付勢力に抗し閉成状態で保持されるようになっている。フック43は、ボタン44と一体形成され、蓋41が閉じた状態でボタン44を押すことによってフック43が押し出され、フック43との係合が外れて蓋41がバネ42によって開くようになっている。
操作入力部25Aは、魚焼きグリルに点火する動作を真似るためのスイッチであり、光出力部24Aの前方に配設されて、切換スイッチ26が第1の動作モード、第2の動作モードの何れの状態でも光出力部24Aの点灯及び消灯を行うことが可能となっている。
本体部21の前面には光出力部24B、24Cの前方にあたる位置に身体部22Aが、各々配設されている。また、これら2つの身体部22Aの各々の周囲を囲むようにして、ガスコンロの操作つまみを想定した操作入力部25B、25Cが回転操作自在に配設されており、これら操作入力部25B、25Cが身体部22Aと協働して左右の擬似眼部を各々構成するようになっている。そして、操作入力部25B、25Cを各々回転させることによって入力のオン/オフを切り換えるようになっている。
身体部22Aは、眼球を模した略球体22aの上部に瞼を模して形成され、切換スイッチ26が第2の動作モードの状態で操作入力部25B、25Cのうち少なくとも何れか1つがオンにされることにより、恰も瞬きをしているかのように上下動作を反復する。
具体的には、身体部22Aの上下動作は、図5及び図6に示す如く、モータ51の回転動力を減速ギア52によって瞬きのインターバルが、例えば5〜6秒に1回程度となるように減速しクラウンギア53を介して瞬きギア54を回転させる。この瞬きギア54に噛合した小ギア55を介して身体部22Aを回転させ、瞼を閉じるような動作を行う。瞬きギア54は、その一部に小ギア55と噛合しない領域54Aが形成されており、身体部22Aが回転して瞼を閉じるような動作を行った後に小ギア55が瞬きギア54と噛合しなくなると、身体部22Aは自重で元の状態(瞼を開いた状態)に戻るようになっている。これらの動作をモータ51の回転に伴い反復して行うことによって恰も瞬きをしているかのように動作する。
また、本体部21の前面中央部には、オーブントレイ29が引き出し自在に収容されており、例えば、魚の形状を模した付属形象物(図示省略)等を載せて本体部21内に収容することが可能となっている。このオーブントレイ29の前面は人間の口を模した形状に形成されて擬似口部を構成するようになっている。
本体部21の左側面には、例えば、身体部22D及び切換スイッチ26が配設されている。身体部22Dは、人間の左腕を模した形状(擬似腕部)に形成され、その先端は調味料入れを模した略円柱状の付属形象物12Cを着脱自在に掴むことができるようになっている。身体部22Dは、切換スイッチ26が第2の動作モードの状態で操作入力部25Bがオン操作されることにより、その先端が上下左右方向の面内で円弧を描くように一定の角度範囲で反復動作する。
具体的には、身体部22Dの反復(揺動)動作は、図7及び図8に示す如く、操作入力部25Bが回転することによって操作入力部25Bに形成されたリブ71Bがスイッチ72Bをオン状態にしてモータ51(図5参照)を回転させると共に、カム73Bを回転させる。このカム73Bによって移動ギア74Bが押され、モータ51に連結された動力シャフトのギア75Bと擬左腕ギア76Bが移動ギア74Bを介して接続される。
擬左腕ギア76Bには回転軸を一にして予め定められた角度範囲にのみ形成された擬左腕駆動ギア76bが形成されており、これに噛合する擬左腕従動ギア77bによって身体部22Dが下がるような動作を行う。擬左腕駆動ギア76bと擬左腕従動ギア77bが噛合しない領域に於いては、身体部22Dは擬左腕バネ78Bによって元の状態(擬左腕を上げた状態)に戻るようになっている。これらの動作をモータ51の回転に伴い反復して行うことによって恰も左腕を上下に振っているかのように動作する。
尚、付属形象物12Aの蓋41が閉じた状態で身体部22Dが上に動作したとき、その先端(左親指を模して形成された部位)が付属形象物12Cのボタン44を押圧して蓋41が開くようになっている。
本体部21の右側面には身体部22Eが配設されている。身体部22Eは、人間の右腕を模した形状に形成され、その先端は、フライパンを模した付属形象物12Bの取っ手を着脱自在に掴むことができるようになっている。身体部22Eは、操作入力部25Cがオン操作されることにより、その先端が左右方向に反復動作する。
具体的には、身体部22Eの反復(揺動)動作は、図9及び図10に示す如く、操作入力部25Cが回転することによって操作入力部25Cに形成されたリブ91Cがスイッチ92Cをオン状態にしてモータ51(図示省略)を回転させると共に、カム93Cを回転させる。このカム93Cによって移動ギア94Cが押され、モータ51に連結された動力シャフトのギア95Cと擬右腕ギア96Cが移動ギア94Cを介して接続される。
擬右腕ギア96Cには回転軸を一にして擬右腕駆動ギア96cが形成されており、これに噛合する擬右腕従動ギア97cによってクランク98Cが動作して身体部22Eが左右方向に反復動作を行う。これによって恰も右腕を左右に振っているかのように動作する。
このとき、身体部22Eに付属形象物12Bが取り付けられていると、身体部22Eの揺動動作に伴い、付属形象物12Bが本体部21上の他方のコンロ部上を恰も調理動作が行われているかのように往復することになる。
本体部21の下面の四隅には身体部22B、22Cが配設されている。一方の身体部22Bは、例えば、前後方向に並んだ2本の脚を模した形状に形成されて左側に配設され、切換スイッチ26が第2の動作モードの状態で、操作入力部25A〜25Cのうち少なくとも何れか1つがオン操作されることにより、上下方向に伸縮動作を反復する。
他方の身体部22Cは、一方の身体部22Bと同様の形状で右側に配設され、切換スイッチ26が第2の動作モードの状態で、操作入力部25A〜25Cのうち少なくとも何れか1つがオン操作されることにより、一方の身体部22Bと180°タイミングをずらして上下方向に伸縮動作を反復する。
具体的には、身体部22B、22Cの反復動作は、図11に示す如く、モータ51(図5参照)の回転によって動力シャフト111が回転する。動力シャフト111は身体部22B、22C間に架け渡されており、その両端に接続された擬左脚ギア112Bと擬右脚ギア112Cを駆動する。これらのギア112B、112Cは予め定められて互いに180°異なった角度範囲に歯部が各々形成されており、これらの歯部に噛合する噛合部113B、113Cを有する身体部22B、22Cが各々従動する。
より具体的には、例えば、身体部22Bは、図12(a)〜(d)に示す如く、まず擬左脚ギア112Bの歯部が上に位置している、即ち、擬左脚ギア112Bと噛合部113Bが噛合していないときは主形象物11の自重で擬左脚が縮んだ状態(図12(a)参照)にあり、擬左脚ギア112Bが例えば主形象物11の左から見て右回りに90°回転すると、擬左脚ギア112Bと噛合部113Bが噛合して身体部22Bを、例えば10mm程度伸ばした状態(図12(b)参照)にさせる。その後、擬左脚ギア112Bが更に90°回転すると噛合が外れて主形象物11の自重で元の状態(図12(c)参照)に戻る。この状態は、擬左脚ギア112Bが更に90°回転している間持続し(図12(d)参照)、こうして擬左脚ギア112Bが1回転すると最初の状態に戻る。一方、身体部22Cは、擬右脚ギア112Cが擬左脚ギア112Bと180°位相をずらして形成されているため、身体部22Bと180°タイミングをずらした伸縮動作を行うことになり、即ち身体部22Bの図12(a)〜(c)の動作区間に於いて収縮動作を行うと共に、図12(d)の動作区間に於いて伸長動作を行うことになる。
こうして、モータ51の回転に伴い上記の動作を反復して行うことによって、主形象物11が左右に交互に傾くようにスウィングする動作を行うことが可能となる。
尚、身体部22B、22C各々の下部には、図13に示す如く、接地面が上記のスウィング動作によって左右方向に傾いても安定して接地することが可能なように、脚基部114が脚本体部115に対して回転軸131により回転自在に連結されている。
また、操作入力部25A〜25Cがオフにされるか切換スイッチ26がオフ状態となったときには、本体部21の自重で身体部22B、22Cが共に縮んだ状態となる。
本体部21の内部には、例えば、図14に示す如く、電源141と、音声出力部23と、光出力部24A〜24Cと、記憶部142A〜142Cと、制御部143と、モータ51を備えた電気回路が搭載され、更に、図15に示す如く、身体部22A〜22Eと、操作入力部25B、25Cと、モータ51からなる動力システムが構成されている。
まず、本体部21内の電気回路について説明する。
電源141は、市販の乾電池等が適用される。
音声出力部23は、記憶部142A〜142Cに格納された音声データのうち制御部143から伝送された音声データに基づいて発振器を発振させ、本体部21内、オーブントレイ29の後方に配設されたスピーカを通じて音声出力を行う。
光出力部24Aは、例えば、LED等の発光体が適用され、操作入力部25Aオン操作に伴い記憶部142Aに格納された発光パターンデータに基づいて点灯する。尚、他の光出力部24B、24Cも同様である。
記憶部142Aは、例えば、フラッシュROM等の書換可能な不揮発性メモリが適用され、格納する領域を異ならせることによって音声出力部23が出力する音声データやメロディ、コンロで調理するときに生じる効果音等を格納すると共に、制御部143が動作する手順を定義したソフトウェアプログラムを格納する。尚、他の記憶部142B、142Cも同様である。
制御部143は、RAM等が接続されたCPUであり、各記憶部142A〜142Cのうち少なくとも何れか1つに格納された上記のソフトウェアプログラムで定義された手順に従って動作する。この制御部143は、例えば、電源オフ状態でない限りは常に給電された状態であり、更に操作入力部25A〜25Cのうち少なくとも何れか1つがオン操作された時点で、オン操作された操作入力部25A〜25Cに対応する光出力部24A〜24Cを点灯すると共に、記憶部142A〜142C内のデータを読み取って、当該データを音声出力部23に伝送する。
モータ51は、切換スイッチ26が第2の動作モードに切り換えられたときに、電源141から給電されて回転子(図示省略)を回転させて回転動力を発生するものである。
次に、本体部21内の動力システムについて説明する。
動力システムは、例えば、切換スイッチ26が第2の動作モード、即ち、制御部143及びモータ51双方に給電するモードのときに動作する。
第2の動作モードの状態で、例えば、操作入力部25Bがオン操作されると、モータ51の回転動力が身体部22Dに伝達されて身体部22Dが上下方向に揺動動作すると共に、身体部22Aが上下動し、身体部22B、22Cが交互に伸縮動作する。
また、例えば、操作入力部25Cがオン操作されると、モータ51の回転動力が身体部22Eに伝達されて身体部22Eが左右方向に揺動動作すると共に、身体部22Aが上下動し、身体部22B、22Cが交互に伸縮動作する。
<動作>
上記のような構成に於ける玩具10の動作を図1、図2及び図3を参照しながら以下に説明する。
上記のような構成に於ける玩具10の動作を図1、図2及び図3を参照しながら以下に説明する。
図1に示す如く、本体部21上に付属形象物12Aが固定され、付属形象物12C、12Bが各々身体部22D、22Eに掴まれている状態で、切換スイッチ26を第2の動作モードに切り換えると共に、一方の操作入力部25Bを回転させてオン状態にすると、一方のコンロ部である光出力部24Bが点灯し、擬似眼部である身体部22Aが瞼動作を繰り返しながら擬似脚部である身体部22B、22Cが交互に伸縮動作すると共に、擬似腕部である身体部22Dが上下に反復動作する。更に、記憶部142Bに格納された音声データを音声出力部23から発出する。
このとき、付属形象物12Aの蓋41が閉じられていれば、最初に身体部22Dが上がったときにその先端がボタン44を押圧して蓋41を開く。その後は、付属形象物12Cの先端を付属形象物12Aの内部に向けて上下させるので、恰も鍋の中に調味料をふりかけているかのような動きを幼児に学習させることが可能となる。
また、第2の動作モードの状態で、他方の操作入力部25Cを回転させてオン状態にすると、他方のコンロ部である光出力部24Cが点灯し、擬似眼部である身体部22Aが上下に動作して瞬きをしながら擬似脚部である身体部22B、22Cが交互に伸縮動作してスウィングすると共に、擬似腕部である身体部22Eが左右に反復動作する。更に、記憶部142Cに格納された音声データを音声出力部23から発出する。
このとき、付属形象物12Bの取っ手を掴んでいるので、身体部22Eの動きに追従して付属形象物12Bも左右に反復動作し、恰もフライパンをコンロの上で振り動かしているかのような動きを幼児に学習させることが可能となる。
また、オーブントレイ29を引き出して、例えば、魚の形状をした付属形象物(図示省略)等を載せて本体部21内に収容し、本体部21の上面に配設された操作入力部25Aを押圧することによりグリル換気口である光出力部24Aが点灯し、更に、記憶部142Aに格納された音声データを音声出力部23から発出して、恰も魚等を焼いているかのような気分を味わうことが可能となる。
更に、擬似コック帽27の開口部27aに付属形象物12Dを収容して昇降レバー27bを押し下げることにより、恰もトースタでパンを焼くような動作を幼児に学習させることが可能となる。
切換スイッチ26が第1の動作モードに切り換えられたときには、モータ51への給電が行われない点を除いて、第2の動作モードの場合と同様である。即ち、操作入力部25A〜25Cのオン操作に連動して光出力部24A〜24C及び音声出力部23のみが動作する。
更に、切換スイッチ26がオフ状態に切り換えられたときには、モータ51や音声出力部23、光出力部24A〜24Cへの給電がなされることはなく、操作入力部25A〜25Cが無効化される。
以上のように、主形象物11が、モータ51によって動作する身体部22A〜22Eを備えて擬人化されているので、恰も生き物と遊んでいるかのような娯楽性に富んだ玩具を提供することが可能となる。
また、主形象物11が、記憶部142A〜142Cに記憶されたデータに基づいて制御部143により出力制御される音声出力部23及び光出力部24A〜24Cを備えているので、遊戯者は玩具10が自ら思考しているかのように認識し、更に擬人化することが可能となり、娯楽性が向上する。
また、身体部22A〜22Eは、人間の身体の一部を模して形成され、恰も生きているかのように動作するので、遊戯者は玩具10の動作を見ることによって行動様式を学ぶことが可能となる。
また、主形象物11と付属形象物12A〜12Dが着脱自在となっているので、付属形象物12A〜12Dを必要に応じ主形象物11と組み合わせて楽しむことが可能となり、更に娯楽性に富んだ炊事玩具を提供することが可能となる。
また、操作入力部25A〜25Cのオン操作に連動して音声出力部23及び光出力部24A〜24Cを作動させる第1の動作モードと、第1の動作モードの動作に加えて身体部22A〜22Eの身体動作を行う第2の動作モードを選択可能な切換スイッチ26を備えているため、遊戯者の好みに応じモードを切り換えて遊ぶことができ、娯楽性を向上することが可能となる。
10 玩具
11 主形象物
12A〜12D 付属形象物
21 本体部
22A〜22E 身体部
23 音声出力部
24A〜24C 光出力部
25A〜25C 操作入力部
26 切換スイッチ
51 モータ
141 電源
142A〜142C 記憶部
143 制御部
11 主形象物
12A〜12D 付属形象物
21 本体部
22A〜22E 身体部
23 音声出力部
24A〜24C 光出力部
25A〜25C 操作入力部
26 切換スイッチ
51 モータ
141 電源
142A〜142C 記憶部
143 制御部
Claims (12)
- 遊戯者が行動様式を学ぶための玩具であって、
主形象物を少なくとも有し、
前記主形象物が、
日用品の基本要素を備えてミニチュア化された本体部と、
前記本体部に取り付けられ前記本体部と協働して擬人化する身体部と、
前記本体部内に設けられて、前記身体部を身体動作するように駆動する駆動部と
を備えることを特徴とする玩具。 - 請求項1記載の玩具であって、
日用品がミニチュア化された付属形象物を更に備え、
前記付属形象物が、前記主形象物に着脱自在に取り付けられることを特徴とする玩具。 - 請求項1又は請求項2記載の玩具であって、
前記本体部は、日用品の基本要素を備えてミニチュア化されたものであり、
前記身体部は、前記本体部の両側部に揺動自在に配された一対の擬似腕部と、前記本体部の前面両側に瞼動作自在に配された一対の擬似眼部と
を備えることを特徴とする玩具。 - 請求項3記載の玩具であって、
前記身体部は、前記本体部の下面両側に伸縮動作自在に配された一対の擬似脚部を更に備えることを特徴とする玩具。 - 請求項1乃至請求項4の何れかに記載の玩具であって、
前記本体部は、炊事用具、装飾用具、買い物用具、医療用具、車両、運動用具、勉強用具、遊技用具、事務用具の何れかの基本要素を備えてミニチュア化されたことを特徴とする玩具。 - 請求項3又は請求項4記載の玩具であって、
前記本体部は、ガスコンロの基本要素を備えてミニチュア化されたことを特徴とする玩具。 - 請求項6記載の玩具であって、
付属形象物として、
前記本体部の上面に設けられた一方のコンロ部上に着脱自在に取り付けられ、前記一方の擬似腕部の揺動動作に連動して蓋部が開成する調理鍋玩具と、
前記他方の擬似腕部に着脱自在に取り付けられ、前記他方の擬似腕部の揺動動作に連動して前記本体部の上面に設けられた他方のコンロ部上を往復動作するフライパン玩具と
を更に備えることを特徴とする玩具。 - 請求項7記載の玩具であって、
前記本体部の前面中央部に引き出し自在に収容されたオーブントレイにより擬似口部が形成されたことを特徴とする玩具。 - 請求項6乃至請求項8の何れかに記載の玩具であって、
前記本体部の上面後部に設けられたトースタにより擬似コック帽が形成されたことを特徴とする玩具。 - 請求項1乃至請求項9の何れかに記載の玩具であって、
前記主形象物が、前記本体部に設けられた操作スイッチと、音声データが記憶された記憶部と、前記操作スイッチのオン操作に連動して前記音声データを出力する音声出力部と、前記操作スイッチのオン操作に連動して発光する光出力部と
を更に備えることを特徴とする玩具。 - 請求項10記載の玩具であって、
前記操作スイッチが、前記本体部の前面両側に回転操作自在に配置されて擬似眼部を兼ねることを特徴とする玩具。 - 請求項10又は請求項11記載の玩具であって、
前記操作スイッチのオン操作に連動して前記音声出力部及び前記光出力部を作動させる第1の動作モードと、前記操作スイッチのオン操作に連動して前記音声出力部及び前記光出力の作動に加えて前記駆動部による前記身体部の身体動作も行う第2の動作モードとを選択可能な切換スイッチを、前記本体部に更に設けることを特徴とする玩具。
Priority Applications (1)
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JP2005170845A JP2006340968A (ja) | 2005-06-10 | 2005-06-10 | 玩具 |
Applications Claiming Priority (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2006340968A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN115445220A (zh) * | 2021-10-15 | 2022-12-09 | 株式会社万代 | 搅拌机玩具 |
-
2005
- 2005-06-10 JP JP2005170845A patent/JP2006340968A/ja active Pending
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