JP2006340172A - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 原稿の種類に拘わらず、色再現性の安定化が図られた画像読取装置及び画像形成装置を提供すること。
【解決手段】 複数のLED素子を備えたLEDモジュールから原稿に光を照射して得られる光学像をCCDイメージセンサにより電気信号に変換し画像データとして読み取る画像読取装置において、原稿の種類毎に複数のパッチからなるカラーチャートに対する基準受光強度情報が予め記憶されているROMと、CCDイメージセンサから読み取られた検出受光強度情報と基準受光強度情報との比較結果に基づいて、原稿の種類に応じてLEDモジュールのLED素子の発光量を制御する本体制御部と、を備える画像読取装置。
【選択図】図6
【解決手段】 複数のLED素子を備えたLEDモジュールから原稿に光を照射して得られる光学像をCCDイメージセンサにより電気信号に変換し画像データとして読み取る画像読取装置において、原稿の種類毎に複数のパッチからなるカラーチャートに対する基準受光強度情報が予め記憶されているROMと、CCDイメージセンサから読み取られた検出受光強度情報と基準受光強度情報との比較結果に基づいて、原稿の種類に応じてLEDモジュールのLED素子の発光量を制御する本体制御部と、を備える画像読取装置。
【選択図】図6
Description
本発明は、LED素子を原稿読取の光源として用いた画像読取装置及び画像形成装置に関する。
近年、原稿等の被写体に光源から光を照射して得られる光学像をCCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子により電気信号に変換し、画像データを取得する画像読取装置がある。画像読取装置の光源としては、低消費電力、色安定性等の観点から白色キセノンランプを採用することが多い。しかし、キセノンランプを採用した画像読取装置の場合、キセノンランプの発光スペクトルは、管壁内に塗布されたR,G,B等の各色の蛍光体の混合比によって一意的に決定されるため、読取回毎、原稿種毎等のように自由に発光スペクトルを変更することができない。また、画像読取装置は、撮像素子やレンズ等の光学系の特性のバラツキの影響によって、取得される画像データの色バランスが崩れるという問題を有していた。
そこで、予め濃度が定められているカラーチャートを読み取り、読み取った濃度値を記憶し、所定のCMYKテストパターンをプリント出力して、プリント出力したテストパターンを読み取り、カラーチャートの濃度値とテストパターンを読み取った値とから濃度補正値を演算し、得られた濃度演算値を諧調補正テーブルに設定する画像処理装置が開示されている(特許文献1参照)。
また、光源としてR,G,Bの3波長を個別に出力できるLED素子を用いた画像読取装置が提案されているが、各色光を発光するLED素子夫々の発光波長等のバラツキが生じることにより色バランスが崩れ、色再現性が低下するという問題がある。そこで、複数の異なる色光を順序的に切り替えながらカラー描画された基準チャートに対して各色光を照射し、各色光の照明時間を各色光毎にCCDセンサで得られる各色光の撮像信号レベルが等しくなるように調整する照明調整手段を備えるカラー画像読取装置(特許文献2参照)、R,G,Bの3色LED素子が主走査方向Xの走査幅にほぼ等しく交互に複数並べられた光源と、LED素子の光出射面直前に光束の広がりを規制する導光体が設けられており、LED素子を同時点灯させて白色基準板を照明し、反射光をカラーCCDに結像させ所望のカラーバランスとなるようにLED素子の駆動電流値を書き換えるカラー画像読取装置(特許文献3参照)が開示されている。
特開平8−279919号公報
特開平10−32681号公報
特開2004−320603号公報
しかしながら、このような従来の画像読取装置は、原稿画像の画像形成方法の種類(例えば、インクジェット方式、電子写真方式等)や、材質やスキ方向、表面粗さ等の製造方法が異なる原稿の記録媒体の種類(例えば、インクジェット紙、印画紙、普通紙、塗工紙、厚紙、上質紙、ラフ紙、OHPシート等。)などの原稿の種類が異なると、原稿画像が同一であっても、原稿の種類毎に分光反射率が異なるため、取得される画像データは原稿の種類毎に異なり、取得された画像データに基づいて画像を形成する画像形成方法の種類や記録媒体の種類によっては、色再現性が低下するという問題が生じる。
本発明の課題は、原稿の種類に拘わらず、色再現性の安定化が図られた画像読取装置及び画像形成装置を提供することである。
請求項1に記載の発明は、光源から原稿に光を照射して得られる光学像を撮像素子により電気信号に変換し画像データとして読み取る画像読取装置において、前記原稿の種類毎に複数のパッチからなるカラーチャートに対する受光強度情報が予め記憶されている記憶手段と、前記光源から前記カラーチャートに光を照射することにより前記撮像素子から読み取った画像データに基づく受光強度情報と、前記記憶手段に記憶されている受光強度情報との比較結果に基づいて、前記原稿の種類に応じて前記光源の発光量を制御する制御手段と、を備える画像読取装置であること、を特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の画像読取装置において、前記制御手段は、前記光源から前記カラーチャートに光を照射することにより前記撮像素子から読み取った画像データに基づく受光強度情報と前記記憶手段に記憶されている受光強度情報とが一致するように前記光源の発光量を制御すること、を特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像読取装置において、前記原稿の種類の設定を行う入力手段を備え、前記制御手段は、前記入力手段によって前記原稿の種類が設定された場合において、前記光源の発光量を制御すること、を特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の画像読取装置において、前記原稿の種類とは、前記原稿の記録媒体の種類又は/及び画像形成方法の種類であること、を特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の画像読取装置において、前記制御手段は、前記光源に供給される電流値を制御することにより発光量を制御すること、を特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の画像読取装置において、前記光源は、赤、緑、青の各色光をそれぞれ発光する赤色LED素子、緑色LED素子、青色LED素子であり、前記記憶手段に予め記憶されている前記原稿の種類毎に複数のパッチからなるカラーチャートに対する受光強度情報は、前記赤色LED素子、前記緑色LED素子、前記青色LED素子毎に予め記憶されていること、を特徴としている。
請求項7に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の画像読取装置において、前記光源は、単色を発光する単色LED素子であること、を特徴としている。
請求項8に記載の発明は、請求項1から7のいずれか一項の画像読取装置を備えた画像形成装置であること、を特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、原稿の種類に応じて光源の発光量を制御することができるため、原稿の種類に拘わらず、色再現性の安定化が図られた画像読取装置を提供することができると共に、比較結果に基づいて光源の発光量を制御するため、カラーチャートを読み取るために備えられたミラーやレンズ等の光学系の特性や撮像素子の特性に拘わらず最適な光源の発光量を制御することができ、色再現性を向上させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1と同様の効果を得られるのは勿論のこと、撮像素子から読み取った受光強度情報が記憶手段に記憶されている受光強度情報に一致するように光源の発光量を制御すればよいので、容易に光源の発光量の制御を行うことができ、制御負荷の低減を図ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2と同様の効果を得られるのは勿論のこと、ユーザが入力手段を用いて読み取り対象となる原稿の種類を設定することができるため制御負荷を低減させることができると共に、原稿の種類が設定された場合において光源の発光量が制御されるため、光源の発光量の調整の可否をユーザが任意に選択可能とすることができるため、ユーザに対する利便性を向上させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1から3のいずれか一項と同様の効果を得られるのは勿論のこと、材質やスキ方向、表面粗さ等の製造方法等別に部類される記録媒体の種類毎に異なる受光強度に応じて、又は/及び、インクジェット方式、電子写真方式等の原稿画像が形成される画像形成方法毎に異なる受光強度に応じて、光源の発光量を制御することができるため、色再現性を向上させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1から4のいずれか一項と同様の効果を得られるのは勿論のこと、光源に供給される電流値を制御するため、容易に発光量を制御することができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1から5のいずれか一項と同様の効果を得られるのは勿論のこと、赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色別に発光するLED素子を光源とすることができるため、RGBの3原色のそれぞれ波長を個別に出力できる光源を用いることができ、それぞれのLED素子の発光量を制御することにより発光スペクトルを変更させて色再現性を向上させることができる。また、光源の高寿命化及び低電力化を図ることができる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項1から5のいずれか一項と同様の効果を得られるのは勿論のこと、単色LED素子を光源とすることができるため、発光量制御が容易であり、光源の高寿命化及び低電力化を図ることができる。
請求項8に記載の発明によれば、請求項1から7のいずれか一項と同様の効果を得られる画像形成装置を提供することができる。
[実施の形態1]
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
まず、構成を説明する。
図1に、本発明の実施1の形態における画像形成装置1の概略構成図を示す。
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
まず、構成を説明する。
図1に、本発明の実施1の形態における画像形成装置1の概略構成図を示す。
画像形成装置1は、原稿に描かれた文字や記号等のテキストデータ、図形、写真等のイメージデータ等の画像を画像データとして読み取り、読み取った画像データを紙等の記録媒体に画像形成するコピー機能や、パーソナルコンピュータ等から画像データを受信し、画像データに基づいて画像を記録媒体上に形成して出力するプリンタ機能等を備えたデジタル複合機である。図1に示すように、画像形成装置1は、本体制御部2、操作表示部3、画像読取部4、画像処理部5、プリント部6、駆動部7、通信部8等により構成され、各部は信号線9を介して各種データを送受信可能な構成となっている。
本体制御部2は、CPU(Central Processing Unit)21,ROM(Read Only Memory)22,RAM(Random Access Memory)23、不揮発RAM24等から構成され、ROM22や不揮発RAM24に格納されているプログラムやデータをRAM23等の一時記憶領域(図示略)に展開し、当該プログラムに基づいて画像形成装置1全体の制御や画像形成装置1内の各部と相互に各種情報を送受信可能に接続されており、各部からの情報を受信し、受信した情報を判断して、判断結果である動作指示等の情報を各部に出力し、各部を統括的に制御している。
本体制御部2は、CPU21,ROM22,RAM23、不揮発RAM24等との協働により、操作表示部3によって原稿の種類が設定された原稿を読み取る場合、設定された原稿の種類に応じて、複数のカラーチャートの種類を読み取ることにより後述する撮像素子としてのCCDイメージセンサ45から読み取られた画像データに基づく受光強度情報(以下、検出受光強度情報という。)と、記憶手段としてのROM22に記憶されている受光強度情報(以下、基準受光強度情報という。)とを比較し、検出受光強度情報と基準受光強度情報が一致するようにLEDモジュール41の各色のLED素子に供給される電流値を制御することにより各色のLED素子の発光量を制御する制御手段としての機能を実現する。
原稿の種類とは、原稿画像の画像形成方法の種類及び/又は原稿画像が形成される記録媒体の種類である。画像形成方法の種類としては、商業用印刷であるオフセット、凸版、グラビア方式等の印刷原稿方式、写真方式、電子写真方式、インクジェット方式等を挙げることができる。記録媒体の種類としては、材質やスキ方向、表面粗さ等の製造方法によって分類されるインクジェット紙、印画紙、普通紙、光沢紙、塗工紙、厚紙、上質紙、ラフ紙、OHPシート等を挙げることができる。
このように、材質やスキ方向、表面粗さ等の製造方法等別に部類される記録媒体の種類毎に異なる受光強度に応じて、又は/及び、インクジェット方式、電子写真方式等の原稿画像が形成される画像形成方法毎に異なる受光強度に応じて、光源の発光量を制御することができるため、色再現性を向上させることができる。
ROM22は、本体制御部2により実行されるシステムプログラム、各種制御プログラム及びこれらのプログラムに係るデータ等を記憶している。
また、ROM22は、後述するLEDモジュール41が有する各色のLED素子の発光スペクトルデータ、カラーチャートの種類毎に各色のLED素子からカラーチャートの各パッチに光を照射したときに得られる受光強度情報(基準受光強度情報)が各色のLED素子毎に予め設定されている基準受光強度情報群、各色のLED素子に対応した順電流−相対光度特性に基づく電流値演算式を記憶している。
また、ROM22は、後述するLEDモジュール41が有する各色のLED素子の発光スペクトルデータ、カラーチャートの種類毎に各色のLED素子からカラーチャートの各パッチに光を照射したときに得られる受光強度情報(基準受光強度情報)が各色のLED素子毎に予め設定されている基準受光強度情報群、各色のLED素子に対応した順電流−相対光度特性に基づく電流値演算式を記憶している。
カラーチャートは、画像形成方式毎及び記録媒体の種類毎(即ち、原稿の種類毎)に複数のパッチから形成されるものである(即ち、カラーチャートの種類と原稿の種類は同じ分類分けがされている。)。
図2に、カラーチャートの一例を示す。図2に示すカラーチャートCPは、電子写真方式で普通紙にR(赤),G(緑),B(青),Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K(ブラック)の7色のパッチPが主操作方向Xに並べられ、副走査方向Yに3列(計27パッチ)形成された例を示す。このように、代表的な色であるR,G,B,Y,M,C,Kの色から成る複数のパッチPが形成されたカラーチャートCPを用いることにより、短時間でカラーチャートの読取処理を完了させることができる。
なお、カラーチャートの例は図2に示す例に限らず、パッチの色を更にRGB化又はYMCK化することにより追加又は削減したり、総パッチ数を増加又は減少させたりしてもよい。また、総パッチ数を増加させることにより同色パッチが複数存在する場合には、同色パッチに対応する検出発光強度情報の平均値を算出することにより、各LED素子の位置による発光強度のバラツキを低減させることができる。
図3に、各色のLED素子の発光スペクトルデータを示す。
図3に示す発光スペクトルデータは、RGBの各色のLED素子の理想的な発光スペクトルデータの例である。青色LED素子の発光スペクトルデータSbは、約400〜約520[nm]の波長領域において発光強度のピークを有し、緑色LED素子の発光スペクトルデータSgは、約470〜約620[nm]の波長領域において発光強度のピークを有し、赤色LED素子の発光スペクトルデータSrは、約580〜約670[nm]の波長領域において発光強度のピークを有する特性がある。従って、各色のLED素子の発光スペクトルデータSb,Sg,Srに基づいて、各色のLED素子から照射された光がカラーチャートによって反射されることによりCCDイメージセンサが受光した反射光の強度(受光強度)を求めることにより、検出受光強度情報を得ることができる。
図3に示す発光スペクトルデータは、RGBの各色のLED素子の理想的な発光スペクトルデータの例である。青色LED素子の発光スペクトルデータSbは、約400〜約520[nm]の波長領域において発光強度のピークを有し、緑色LED素子の発光スペクトルデータSgは、約470〜約620[nm]の波長領域において発光強度のピークを有し、赤色LED素子の発光スペクトルデータSrは、約580〜約670[nm]の波長領域において発光強度のピークを有する特性がある。従って、各色のLED素子の発光スペクトルデータSb,Sg,Srに基づいて、各色のLED素子から照射された光がカラーチャートによって反射されることによりCCDイメージセンサが受光した反射光の強度(受光強度)を求めることにより、検出受光強度情報を得ることができる。
なお、各色のLED素子の発光スペクトルデータSb,Sg,Srは、LEDモジュール41に備えられる各色のLED素子個々の発光スペクトルの平均値のデータであってもよい。
基準受光強度情報群は、設計段階において、パッチに対する各色のLED素子の反射光の強度(即ち、CCDイメージセンサ45が受光する各色のLED素子における受光強度)としての基準受光強度を示す情報がカラーチャートの種類毎に設定されている情報群である。
電流値演算式は、カラーチャートの種類毎、即ちカラーチャートの種類に対応した原稿の種類毎及び各色のLED素子毎に、各色のLED素子の順電流−相対光度特性に基づいて設定されている。
図4に、各色のLED素子の順電流−相対光度特性図を示す。
図4に示すように、赤色LED素子の順電流−相対光度特性曲線Cr、緑色LED素子の順電流−相対光度特性曲線Cg、青色LED素子の順電流−相対光度特性曲線Cbは、それぞれ色毎にLED素子に供給される順電流に対応する相対光度を示す特性曲線が異なる。したがって、この色毎の特性曲線Cr,Cg,Cbを線形近似(例えば、最小2乗法)を用いて各色の特性曲線の近似式を求めることにより、求められた近似式に基づいて電流値演算式を求めることができる。
図4に示すように、赤色LED素子の順電流−相対光度特性曲線Cr、緑色LED素子の順電流−相対光度特性曲線Cg、青色LED素子の順電流−相対光度特性曲線Cbは、それぞれ色毎にLED素子に供給される順電流に対応する相対光度を示す特性曲線が異なる。したがって、この色毎の特性曲線Cr,Cg,Cbを線形近似(例えば、最小2乗法)を用いて各色の特性曲線の近似式を求めることにより、求められた近似式に基づいて電流値演算式を求めることができる。
また、ROM22には、予め設定された画像形成方法及び記録媒体の種類における受光強度を実現するための各色のLED素子に供給される電流値(以下、基準電流値という。)が記憶されていると共に、予め設定された画像形成方法及び記録媒体の種類における受光強度を基準として、読取対象となる画像形成方法及び記録媒体の種類における受光強度を算出するための係数が原稿の種類毎及び各色のLED素子毎に予め記憶されている。
係数は、基準となる原稿の種類と読取対象となる原稿の種類との色差が最小となる各色のLED素子に基づく受光強度の実測値から求めることができる。例えば、基準となる原稿の種類を印刷原稿方式及び光沢紙とし、この印刷原稿方式及び光沢紙に対する各色のLED素子に基づく受光強度を基準(基準受光強度)とした場合、読取対象となる原稿の種類を電子写真方式及びカラーコピー紙とした場合における各色のLED素子に基づく受光強度は、赤色LED素子は基準受光強度の1.56倍、緑色LED素子は基準受光強度の0.70倍、青色LED素子は基準受光強度の1.82倍となり、係数としては各色のLED素子に対して、それぞれ1.56,0.70,1.82が設定されている。
RAM23は、本体制御部2によって実行される各種プログラム及びこれらに係るデータを一時的に記憶するワークエリアを形成する。
不揮発RAM24は、原稿の種類毎及びLED素子の各色毎に各LED素子に供給される電流値のデータ群(電流値データ群)が記憶されており、カラーチャートの読取処理が実行される場合において書き替え可能となっている。
不揮発RAM24としては、書き替え可能な不揮発性の記憶媒体であればよく、HDD(Hard Disk Drive),MRAM(Magnetic Random Access Memory)又はフラッシュメモリなどで構成されていても良く、この限りではない。また、この不揮発RAM24は、制御基板等に固定的に設けられるもの、若しくは着脱自在に装着するものであってもよく、インターフェイスを介して書き換え可能なものでも良い。
操作表示部3は、コピースタートキー、テンキー、電源スイッチ等の各種操作キーを備え、これらのキーの操作信号を本体制御部2に出力する。また、操作表示部3は、LCD(Liquid Crystal Display)画面及びタッチパネルを有し、本体制御部2から入力される表示信号の指示に従って、LCD画面上に各種操作ボタンや、装置の状態表示、各機能の動作状況などの表示を行うと共に、電磁誘導式、磁気歪式、感圧式等の座標読み取り原理でタッチ指示された座標を検出し、検出した座標を位置信号として本体制御部2に出力する。この操作表示部3は、例えば、ユーザによるキー操作又はタッチ指示により指示された原稿(カラーチャート含む)の読み取り開始、原稿の種類の設定、転写枚数、転写濃度、転写用紙の選択等の各種の制御情報を本体制御部2に出力する入力手段である。
画像読取部4は、原稿を照明する光源としての複数のLED素子を備えるLEDモジュール41、複数のミラー等からなる光学系42、原稿からの反射光を集光するためのレンズ43、コンタクトガラス44、撮像素子としてのCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ45等を備え、本体制御部2からの指示に従って、原稿の読取動作時において、LEDモジュール41が備える各LED素子の点滅、複数のミラー等からなる光学系42の駆動、CCDイメージセンサ45の駆動などの制御を行うLED駆動制御部46と、CCDイメージセンサ45から出力されるアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換して画像データを取得し、画像処理部5に出力する信号処理部47とを備えて構成されている画像読取装置である。
LEDモジュール41は、RGBの各色光を発光する複数のLED素子が各色毎に主走査方向Xに一列又は千鳥状に配列されている。各色のLED素子(赤色LED素子、緑色LED素子、青色LED素子)の発光量は、それぞれ主走査方向においては略同一の発光量である。また、各色のLED素子は、LED駆動制御部46によって色毎に点滅動作が制御されており、各色の全てのLED素子を同時に点滅動作させてもよく、又は主走査方向Xに複数のブロックに分割させて点滅動作させてもよい。また、各LED素子から照射される光の集光性や均一白色性を向上させるためにレンズ等を備える構成であってもよい。
このように、赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色別に発光するLED素子を光源とすることができるため、RGBの3原色のそれぞれ波長を個別に出力できる光源を用いることができる、それぞれのLED素子の発光量を制御することにより発光スペクトルを変更することにより、色再現性を向上させることができる。また、光源の高寿命化及び低電力化を図ることができる。
CCDイメージセンサ45は、光学像を電気信号(アナログ画像信号)に変換するイメージセンサであり、原稿の主走査方向Xにライン状に複数配列された光電変換素子を有しており、原稿画像の1主走査毎に画像データを読み取り、1主走査分の画像データのアナログ画像信号を奇数列及び偶数列の画像信号に分けて出力する。CCDイメージセンサ45から出力された偶数列及び奇数列のアナログ画像信号は、信号処理部47においてそれぞれ信号処理が施され、合成され、再び1ラインの画像データに戻される。
なお、本実施の形態1において、イメージセンサとしてCCDを用いたイメージセンサを備えた画像読取部4について説明するが、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等を用いたイメージセンサを備えた画像読取部4であってもよい。
画像処理部5は、画像読取部4から入力された画像データ又は通信部8から受信された画像データに対して、本体制御部2からの動作指示、操作表示部3からの操作指示、或いは通信部8から受信したデータに含まれる指示データに従って、拡大、縮小、回転、位置変換等の各種の画像処理を施し、その画像処理した画像データをプリント部6に出力する。
プリント部6は、本体制御部2からの動作指示に従って、記録媒体を搬送させ、搬送される記録媒体上に画像処理部5で画像処理された画像データに基づいてトナー画像を転写して定着させ画像形成する。
駆動部7は、本体制御部2からの動作指示に従って、各種搬送ローラやレジストローラ、給紙ローラ、定着ローラ等の画像形成装置1の各部を動作させる。
通信部8は、モデム、TA(Terminal Adapter)やルータ等によって構成され、ネットワークに接続された外部機器との通信の制御を行う。例えば、外部機器から画像データを通信部8を介して受信することが可能である。
次に、本実施の形態1の動作を説明する。
図5に、本実施の形態1におけるカラーチャートの読取処理のフローチャートを示す。
図5に、本実施の形態1におけるカラーチャートの読取処理のフローチャートを示す。
まず、ユーザがカラーチャートをコンタクトガラスの上面に載置し、操作表示部3のLCD画面上に表示されている操作画面からカラーチャートの種類の設定操作指示を行うと、操作表示部5は、操作指示されたカラーチャートの種類を本体制御部2に出力する。本体制御部2は、操作表示部2から入力されたカラーチャートの種類をRAM23に一次記憶することにより、カラーチャートの種類の設定が実行される(ステップS1)。
カラーチャートの種類の設定がされた後(ステップS1)、ユーザが操作表示部3のカラーチャート読み取り開始ボタンを操作指示すると、操作表示部5は、カラーチャート読み取り開始指示信号を本体制御部2に出力し、本体制御部2は、カラーチャート読み取り開始指示を受信して、画像読取部4を動作させてカラーチャートの読み取り処理を実行させる(ステップS2)。
本体制御部2は、各パッチに対する基準受光強度情報とカラーチャートの読み取り処理において取得された各パッチに対する各色のLED素子から照射される光の反射強度の平均値を各パッチに対する検出受光強度情報として算出し、また、ROM22に記憶されている基準受光強度情報群からステップS1において設定されたカラーチャートの種類に対応した基準受光強度情報を読み出して、各色のLED素子の各パッチに対する基準受光強度情報と検出受光強度情報とがそれぞれ一致しているか否かの比較処理をおこなう(ステップS3)。
本体制御部2は、各色のLED素子の各パッチに対する基準受光強度情報と検出受光強度情報との差分が少なくともいずれかひとつのパッチにおいて算出されているか否かを判別する(ステップS4)。
各色のLED素子に対する全てのパッチに対する基準受光強度情報と検出受光強度情報との差分無し、即ち、各色のLED素子に対する全てのパッチに対する基準受光強度情報と検出受光強度情報とが一致していると判別した場合(ステップS4;No)、不揮発RAM24に記憶されている電流値データ群を変更せずに(ステップS5)、ステップS7に進む。
各色のLED素子に対する全てのパッチに対する基準受光強度情報と検出受光強度情報との差分有り、即ち、各色のLED素子に対する全てのパッチに対する基準受光強度情報と検出受光強度情報との差分が少なくともいずれかひとつのパッチにおいて算出されていると判別した場合(ステップS4;Yes)、ROM22に記憶されているテップS1において設定されたカラーチャートの種類及び各色のLED素子に定められている電流値演算式を読み出して、各色のLED素子の電流値を算出し、不揮発RAM24に記憶されている電流値データ群を書き替え、電流値の設定を変更する(ステップS6)。
本体制御部2は、電流値の設定後(ステップS5後又はステップS6後)、更に他のカラーチャートを読み取る指示が操作表示部3から入力されているか否かを判別する(ステップS7)。
本体制御部2は、他のカラーチャートの読み取り指示が入力されたと判別した場合(ステップS7;Yes)、ステップS1に戻り、他のカラーチャートの読み取り指示が入力されていないと判別した場合(ステップS7;No)、カラーチャートの読み取り処理を終了する。
CCDイメージセンサ45から読み取った検出受光強度情報とROM22に記憶されている基準受光強度情報との比較結果に基づいて各色のLED素子の発光量を制御するため、カラーチャートを読み取るために備えられたミラー等の光学系42やレンズ43等の特性やCCDイメージセンサ45の特性に拘わらず最適な各色のLED素子に供給される電流値を定めることにより容易に発光量を制御することができ、色再現性を向上させることができる。また、検出受光強度情報が基準受光強度情報に一致するように各色のLED素子の発光量を制御すればよいので、制御負荷の低減を図ることができる。
なお、本実施の形態1においては、電流値を求めるために電流値演算式を用いる場合を説明したが、カラーチャートの種類毎、即ちカラーチャートの種類に対応した原稿の種類毎及び各色のLED素子毎に、各色のLED素子の順電流−相対光度特性に基づいて予め設定されたルックアップテーブル(LUT;Look-Up Table)を用いてもよい。
また、電流値を変更することによりLED素子の発光量を調整する場合を説明したが、供給される電流値を一定として、電流供給時間、即ち単位時間当たりの発光時間を変更しても同様の効果を得ることができる。
図6に、本実施の形態1における原稿の読取処理のフローチャートを示す。
まず、ユーザは、原稿をコンタクトガラスの上面に載置すると共に、原稿の読み取り開始前に操作表示部3によって読み取り対象となる原稿の種類の設定指示を行うか否かの操作を行い、原稿の読み取り開始の指示を行う。本体制御部2は、操作表示部3から原稿の読み取り開始の指示が入力された場合、原稿の種類が設定されているか否かを判別する(ステップS11)。
まず、ユーザは、原稿をコンタクトガラスの上面に載置すると共に、原稿の読み取り開始前に操作表示部3によって読み取り対象となる原稿の種類の設定指示を行うか否かの操作を行い、原稿の読み取り開始の指示を行う。本体制御部2は、操作表示部3から原稿の読み取り開始の指示が入力された場合、原稿の種類が設定されているか否かを判別する(ステップS11)。
本体制御部2は、原稿の種類が設定されていないと判別した場合(ステップS1;No)、ROM22から基準電流値を読み出し、読み出された基準電流値が各色のLED素子に供給される電流値として設定する(ステップS2)。
本体制御部2は、原稿の種類が設定されていると判別した場合(ステップS1;Yes)、設定された原稿の種類をRAM23に一次記憶させ、原稿の種類の設定を行うと共に、不揮発RAM24内の電流値データ群を参照して、設定された原稿の種類に対応する電流値データの有無を判別する(ステップS3)。
本体制御部2は、設定された原稿の種類に対応する電流値データが無しと判別した場合(ステップS3;No)、RAM23から基準電流値と原稿の種類に対応する係数を読出し、基準電流値に係数を乗算して、設定された原稿の種類に対応する各色のLED素子に供給される電流値を算出する(ステップS4)。
本体制御部2は、設定された原稿の種類に対応する電流値データが有りと判別した場合(ステップS3;Yes)、対応する電流値データを読み出す(ステップS5)。
本体制御部2は、読み出された電流値データ(ステップS5後)又は算出された電流値(ステップS4後)を、設定された各色のLED素子に供給される電流値として設定する(ステップS6)。
本体制御部2は、設定した電流値をLED駆動制御部46に出力すると共に、画像読取部4を駆動させて原稿読取処理を実行させる(ステップS7)。
このように、原稿の種類に応じて各色のLED素子の発光量を制御することができるため、原稿の種類に拘わらず、色再現性の安定化が図られた画像読取装置及び画像形成装置を提供することができる。また、ユーザが操作表示部3を用いて読み取り対象となる原稿の種類を設定することができるため制御負荷を低減させることができると共に、原稿の種類が設定された場合において各色のLED素子の発光量が制御されるため、光源の発光量の調整の可否をユーザが任意に選択可能とすることができるため、ユーザに対する利便性を向上させることができる。
なお、本実施の形態1において、主走査方向の各色の各LED素子の発光量は、相互に略同一の発光量であるものとし、色毎の検出受光強度情報が各色の基準受光強度情報と一致するように各色のLED素子に供給される電流値を設定して各色のLED素子の発光量を制御する場合について説明したが、主走査方向の各LED素子の発光量は不均一であるとした場合、主走査方向の各LED素子の配列位置における各色の検出受光強度情報の平均値と各色の基準受光強度情報とが一致するように各LED素子に供給される電流値を設定して発光量を制御してもよい。この場合、主走査方向に同一色のパッチが複数設けられたカラーチャートを用いることとなる。
[実施の形態2]
本実施の形態2においては、実施の形態1におけるR,G,Bの各色光をそれぞれ発光する赤色LED素子、緑色LED素子、青色LED素子を備えたLEDモジュール41に替えて、単色を発光する単色LED素子から成るLEDモジュールとした場合を説明する。
本実施の形態2においては、実施の形態1におけるR,G,Bの各色光をそれぞれ発光する赤色LED素子、緑色LED素子、青色LED素子を備えたLEDモジュール41に替えて、単色を発光する単色LED素子から成るLEDモジュールとした場合を説明する。
画像形成装置の概略構成図は、実施の形態1と同様の部分の説明は省略し、異なる部分のみ説明する。
LEDモジュールは、単色光を発光する複数のLED素子が主走査方向Xに一列又は複数列に配列されている。単色LED素子は、白色LED素子を用いることが好ましいが、青又は紫色等の単色のLED素子に白色光を発光させるための蛍光体を塗布した部材を組み合わせて構成してもよい。蛍光体塗布部材は、各LED素子又は複数のLED素子毎に配置してもよく、配列された全てのLED素子に対する1部材として構成してもよい。また、実施の形態1と同様に、LED駆動制御部46によって点滅動作が制御されており、全てのLED素子を同時に点滅動作させてもよく、又は主走査方向Xに複数のブロックに分割させて点滅動作させてもよい。また、各LED素子から照射される光の集光性や均一白色性を向上させるためにレンズ等を備える構成であってもよい。
単色LED素子を光源とすることができるため、発光量制御が容易であり、光源の高寿命化及び低電力化を図ることができる。
ROM内には、実施の形態1の各色のLED素子の発光スペクトルデータに替えて単色LED素子の発光スペクトルデータとなり、基準受光強度情報群に替えてカラーチャートの種類毎に単色LED素子からカラーチャートの各パッチに光を照射したときに得られる受光強度情報(基準光度情報)からなる基準受光強度情報群となり、各色のLED素子に対応した順電流−相対光度特性に基づく電流値演算式に替えて単色LED素子の順電流−色度特性に基づく電流値演算式が予め記憶されており、更に、各色のLED素子の基準電流値に替えて単色LED素子の基準電流値となり、係数が単色LED素子に対して原稿の種類毎の係数として予め記憶される。
図7に、単色LED素子の発光スペクトルデータの一例を示す。
図7に示す発光スペクトルデータは、単色LED素子の理想的な発光スペクトルデータの例である。単色LED素子の発光スペクトルデータSsは、2つのピークを持つスペクトルになっており、広範囲の波長を含んでいるため、RGBの各色のLED素子を用いた場合と同様に、単色LED素子の発光スペクトルデータSsに基づいて、単色LED素子からカラーチャートに照射されカラーチャートから反射された反射光をCCDイメージセンサが受光した光の強度(受光強度)を求めることができる。
図7に示す発光スペクトルデータは、単色LED素子の理想的な発光スペクトルデータの例である。単色LED素子の発光スペクトルデータSsは、2つのピークを持つスペクトルになっており、広範囲の波長を含んでいるため、RGBの各色のLED素子を用いた場合と同様に、単色LED素子の発光スペクトルデータSsに基づいて、単色LED素子からカラーチャートに照射されカラーチャートから反射された反射光をCCDイメージセンサが受光した光の強度(受光強度)を求めることができる。
なお、各色のLED素子の発光スペクトルデータSsは、LEDモジュールに備えられる単色LED素子個々の発光スペクトルの平均値のデータであってもよい。
図8に、単色LED素子の順電流−色度特性図を示す。
図8に示すように、単色LED素子の順電流−色度特性曲線Csは、LED素子に供給される順電流に応じて色度が異なることを示している。したがって、この特性曲線Csを線形近似(例えば、最小2乗法)を用いて特性曲線の近似式を求めることにより、求められた近似式に基づいて電流値演算式を求めることができる。
図8に示すように、単色LED素子の順電流−色度特性曲線Csは、LED素子に供給される順電流に応じて色度が異なることを示している。したがって、この特性曲線Csを線形近似(例えば、最小2乗法)を用いて特性曲線の近似式を求めることにより、求められた近似式に基づいて電流値演算式を求めることができる。
また、不揮発RAM24内の電流値データ群は、単色LED素子に対して原稿の種類毎に各LED素子に供給される電流値のデータ群として記憶されている。
本実施の形態2で用いられるカラーチャート、カラーチャートの読取処理及び原稿の読取処理は、実施の形態1と略同様であるため、説明は省略する。
このように、原稿を読み取る場合、原稿の種類に応じて単色LED素子の発光量を制御することができるため、原稿の種類に拘わらず、色再現性の安定化が図られた画像読取装置及び画像形成装置を提供することができ、実施の形態1と略同様の効果を得ることができる。
また、本発明は、上記実施の形態の内容に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
1 画像形成装置
2 本体制御部
21 CPU
22 ROM
23 RAM
24 不揮発RAM
3 操作表示手段
4 画像読取部
41 LEDモジュール
42 光学系
43 レンズ
44 コンタクトガラス
45 CCDイメージセンサ
46 LED駆動制御部
47 信号制御部
5 画像処理部
6 プリント部
7 駆動部
8 通信部
9 信号線
CP カラーチャート
P パッチ
X 主走査方向
Y 副走査方向
2 本体制御部
21 CPU
22 ROM
23 RAM
24 不揮発RAM
3 操作表示手段
4 画像読取部
41 LEDモジュール
42 光学系
43 レンズ
44 コンタクトガラス
45 CCDイメージセンサ
46 LED駆動制御部
47 信号制御部
5 画像処理部
6 プリント部
7 駆動部
8 通信部
9 信号線
CP カラーチャート
P パッチ
X 主走査方向
Y 副走査方向
Claims (8)
- 光源から原稿に光を照射して得られる光学像を撮像素子により電気信号に変換し画像データとして読み取る画像読取装置において、
前記原稿の種類毎に複数のパッチからなるカラーチャートに対する受光強度情報が予め記憶されている記憶手段と、
前記光源から前記カラーチャートに光を照射することにより前記撮像素子から読み取った画像データに基づく受光強度情報と、前記記憶手段に記憶されている受光強度情報との比較結果に基づいて、前記原稿の種類に応じて前記光源の発光量を制御する制御手段と、
を備えること、を特徴とする画像読取装置。 - 請求項1記載の画像読取装置において、
前記制御手段は、前記光源から前記カラーチャートに光を照射することにより前記撮像素子から読み取った画像データに基づく受光強度情報と前記記憶手段に記憶されている受光強度情報とが一致するように前記光源の発光量を制御すること、
を特徴とする画像読取装置。 - 請求項1又は2に記載の画像読取装置において、
前記原稿の種類の設定を行う入力手段を備え、
前記制御手段は、前記入力手段によって前記原稿の種類が設定された場合において、前記光源の発光量を制御すること、
を特徴とする画像読取装置。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載の画像読取装置において、
前記原稿の種類とは、前記原稿の記録媒体の種類又は/及び画像形成方法の種類であること、
を特徴とする画像読取装置。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載の画像読取装置において、
前記制御手段は、前記光源に供給される電流値を制御することにより発光量を制御すること、
を特徴とする画像読取装置。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載の画像読取装置において、
前記光源は、赤、緑、青の各色光をそれぞれ発光する赤色LED素子、緑色LED素子、青色LED素子であり、
前記記憶手段に予め記憶されている前記原稿の種類毎に複数のパッチからなるカラーチャートに対する受光強度情報は、前記赤色LED素子、前記緑色LED素子、前記青色LED素子毎に予め記憶されていること、
を特徴とする画像読取装置。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載の画像読取装置において、
前記光源は、単色を発光する単色LED素子であること、
を特徴とする画像読取装置。 - 請求項1から7のいずれか一項の画像読取装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005164134A JP2006340172A (ja) | 2005-06-03 | 2005-06-03 | 画像読取装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005164134A JP2006340172A (ja) | 2005-06-03 | 2005-06-03 | 画像読取装置及び画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006340172A true JP2006340172A (ja) | 2006-12-14 |
Family
ID=37560298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005164134A Pending JP2006340172A (ja) | 2005-06-03 | 2005-06-03 | 画像読取装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006340172A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007336548A (ja) * | 2006-06-14 | 2007-12-27 | Toshiba Corp | 画像読取装置、画像形成装置、および画像形成方法 |
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CN112334968A (zh) * | 2018-07-03 | 2021-02-05 | Eizo株式会社 | 测定方法、测定系统、显示装置、计算机程序 |
-
2005
- 2005-06-03 JP JP2005164134A patent/JP2006340172A/ja active Pending
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