JP2019139489A - 光ラインセンサユニットの受光出力補正方法及び受光出力補正システム、並びに、これに用いられる光ラインセンサユニット - Google Patents
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Abstract
Description
但し、このように、RGB各色の単色LED光源を同時に点灯させたときには、各単色LED光源を個別に点灯させたときと同様に、約650nm、約520nm、約460nmをピーク波長とする3つのピークが現れる。
図14Aに、シアン領域と黄色領域がsRGB域をはみ出している例を示した。図14Bに、緑色領域が、sRGB域をはみ出している例を示した。図14Cに、シアン領域がsRGB域をはみ出している例を示した。
図14A〜図14Cの破線はNTSCの色域を示し、一点鎖線はAdobe(登録商標)RGBの色域を示し、実線はsRGBの色域を示す。いずれの紙葉類も、NTSCやAdobe(登録商標)RGBの色域に含まれている。
前記ライン光源は、前記白色LED光源を点灯させるか、或いは、前記複数の単色LED光源を同時に点灯させて前記紙葉類を照明する。前記複数の単色LED光源を同時に点灯する目的は、高速化にある。しかし、前述した如く、このままでは、色再現域が非常に狭くなり、sRGBの色域でさえ満足せず、NTSCやAdobe(登録商標)RGBの色域については、言うまでもない。RGB単色LED光源を同時に点灯させた場合や蛍光体方式の白色LED光源の色再現域、RGB単色LEDを順次(独立)に点灯した際の色再現域の比較を各種色域を含め図18に示す。図18の破線はNTSCの色域を示し、一点鎖線はAdobe(登録商標)RGBの色域を示し、点線は白色LED光源の色域を示し、細実線はsRGBの色域を示し、太実線はRGB単色LED光源を順次に点灯する方式の色域を示し、二点鎖線はRGB単色LED光源を同時に点灯する方式の色域を示す。
また、更には、RGB単色LED光源を同時に点灯する代わりに、色再現域の良好なRGB単色LED光源と白色LED光源を組み合わせて同時に点灯してもよく、また、RGV単色LED光源と白色LED光源の組み合わせで同時に点灯してもよい。
前記3色以上の色光を同時に発光させる場合には、RGB3色LEDを同時に点灯させるか、RGV3色LEDを同時に点灯させるか、前記3色LEDと白色LEDを混合した光源を同時に点灯させるか、RGB3色LDを同時に点灯させるか、RGV3色LDを同時に点灯させるか、前記3色LDと白色LEDを混合した光源を同時に点灯させるか、あるいは、LEDとLDと白色LEDを混合した光源を同時に点灯させてもよい。
但し、色分解フィルタのクロストーク成分を極力少なくした基準となる光ラインセンサユニットを用いることは可能である。
紙葉類においても非線形性を考慮する必要の生じた場合は、区分線形関数で近似する等の手段を用いればよい。その際には、各RGB受光センサの出力値に対応した行列要素を用い、任意のRGB受光センサ出力に対する行列要素を割り当てるルックアップテーブルを作成しておけばよい。そのためには、各RGB受光センサ出力においてGn(R)、Gn(G)とGm(R)、Gm(G)、Gm(B)の関係を(式1)に対して多数求めることになる。例えば、3段階の階調に対するGn(R)、Gn(G)とGm(R)、Gm(G)、Gm(B)の関係を求めるためには27通り、4段階の場合は、64通りの組み合わせ、5段階の場合は125通りの組み合わせを求めればよい。即ち、(式1)が27個、64個、125個の方程式となる。
例えば、マクベスチャートを用いる場合は、通常24色あるので、各RGBセンサ出力について24個の方程式(RGB各色では、3×24=72個の方程式)が得られ、最小二乗法により、行列要素を求めることが出来る。
例えば、16色の基準カラーチャートや多色であるがRAL基本色など各種の色見本を用いても良い。また、中間色の豊富な折り紙などを使った自作のカラーチャートでもよい。
また、更には、所望の色再現域を「基準となるLED光源以外に改めて別の基準となるRGB光源等のカラーチャートによるRGB受光センサ出力」を求めておけば、その色再現域に極めて近い色再現域を獲得することが出来る。
図1は、本発明の実施の形態における光ラインセンサユニットの構成を示す概略断面図である。
これらの筐体16、ライン光源10、受光部12、レンズアレイ11は、y方向(主走査方向)、すなわち図1における紙面に対して垂直な方向に延びていて、図1はその断面を示している。
この紫外光は300nm〜400nmのピーク波長を有するもので、赤外光は1500nmまでのピーク波長を有するものである。
これらの光のうち少なくとも紫外光は、他の光と時間的に重ならないようにして(すなわち時間的にスイッチングされながら)発光される。赤外光は、可視光と時間的に重なって発光されることもあり、時間的に重ならないようにして発光されることもある。
保護ガラス14の材質はライン光源10から出射される光を透過させるものであれば良く、例えばアクリル樹脂やシクロオレフィン系樹脂などといった透明の樹脂であってもよい。ただし、本発明の実施の形態では、白板ガラス、ホウケイ酸ガラスなど特に紫外光を透過させるものを使用するのが好ましい。
焦点面20から受光部12までの任意の位置に、受光部12に紫外光が入らないように、紫外光を反射又は吸収することにより遮断する紫外光遮断フィルタ15を設けることが好ましい。本発明の実施の形態では、レンズアレイ11の表面に紫外光遮断フィルタ15を取り付け、紫外光を遮断する機能を持たせている。本明細書で「光を遮断する」とは、光を反射又は吸収して、透過させないことをいう。
受光部12は基板13に実装され、反射光を受けて光電変換により電気出力として画像を読み取る受光素子を含んで構成されている。受光素子の材質・構造は特に規定されるものではなく、アモルファスシリコン、結晶シリコン、CdS、CdSeなどを用いたフォトダイオードやフォトトランジスタを配置したものであってもよい。またCCD(Charge Coupled Device)リニアイメージセンサであってもよい。さらに受光部12として、フォトダイオードやフォトトランジスタ、駆動回路及び増幅回路を一体としたIC(Integrated Circuit)を複数個並べた、いわゆるマルチチップ方式のリニアイメージセンサを用いることもできる。また、必要に応じて基板13上に駆動回路、増幅回路などの電気回路、あるいは信号を外部に取り出すためのコネクタなどを実装することもできる。さらに基板13上にA/Dコンバータ、各種補正回路、画像処理回路、ラインメモリ、I/O制御回路などを同時に実装してデジタル信号として外部に取り出すこともできる。
図3は、図1に示される光ラインセンサユニットにおけるライン光源10の外観を概略的に示す斜視図である。図4はライン光源10の各構成部材の分解斜視図、図5はライン光源10の側面図である。なお、図5ではカバー部材2の図示は省略している。
ライン光源10は、長手方向Lに沿って延びる透明な導光体1と、長手方向Lの一方の端面付近に設けられた光源部3と、長手方向Lの他方の端面付近に設けられた光源部4と、導光体1の各側面(底側面1a及び左右側面1b,1c)を保持するためのカバー部材2と、底側面1aと左右側面1bとの間に斜めに形成された光拡散パターン形成面1gに形成され、光源部3及び光源部4から導光体1の端面1e,1fに入射され導光体1の中を進む光を拡散・屈折させて、導光体1の光出射側面1dから出射させるための光拡散パターンPとを有している。また好ましくは、導光体1の端面1e,1fにそれぞれ形成された第2の光学フィルタ6、第1の光学フィルタ7を有している。
導光体1は、細長い柱状であり、その長手方向Lに直交する断面は、長手方向Lのどの切り口においても、実質的に同じ形状、同じ寸法をしている。また導光体1のプロポーション、すなわち導光体1の長手方向Lの長さと、その長手方向Lに直交する断面の高さHとの比率は10よりも大きく、好ましくは30よりも大きい。例えば導光体1の長さが200mmであれば、その長手方向Lに直交する断面の高さHは5mm程度である。
この光拡散パターンPは、導光体1の光拡散パターン形成面1gに彫刻された複数のV字状の溝により構成されている。この複数のV字状の溝の各々は、導光体1の長手方向Lに直交する方向に延びるよう形成されており、互いに同じ長さを有している。複数のV字状の溝は、断面が例えば二等辺三角形状を有していてもよい。
カバー部材2は、導光体1の長手方向Lに沿った細長い形状であり、導光体1の底側面1a及び左右側面1b,1cを覆うことができるように、導光体1の光拡散パターン形成面1gに対向する底面2a、導光体1の右側面1bに対向する右側面2b、及び導光体1の左側面に対向する左側面2cを有している。これらの3つの側面はそれぞれ平面をなしており、これらの3つの内面で断面がほぼU字状の凹部を形成するので、導光体1をこの凹部の中に挿入することができる。この覆った状態で、カバー部材2の底面2aが導光体1の底側面1aに密着し、カバー部材2の右側面2bが導光体1の右側面1bに密着し、左側面2cが導光体1の左側面1cに密着する。このため、カバー部材2で導光体1を保護することができる。
反射させる干渉フィルタとしては、例えば、酸化珪素と五酸化タンタルなどを採用し、それぞれの透過率や屈折率及び膜厚を調整して多層蒸着することにより所望のバンドパスフィルタ特性を確保することで得られる。なお、当然ながら通常の光学関連産業用に従来から生産されているバンドパスフィルタで、要求性能を満足するものであれば、採用に際して特に制限はない。
第2の光学フィルタ6が紫外光を吸収する光学フィルタであれば、有機系の紫外光吸収剤を透明フィルムに混入あるいはコーティングした紫外光吸収フィルムであってもよい。また、干渉フィルタで、例えば、酸化珪素と酸化チタンなどを採用し、それぞれの透過率や屈折率及び膜厚を調整して多層蒸着することにより紫外光を反射、吸収両機能により遮断することで所望波長特性を確保してもよい。
なお、第2の光学フィルタ6、第1の光学フィルタ7の導光体1への設置方法は任意であり、導光体1の端面1e,1fに塗布又は蒸着により被覆してもよい。またフィルム状もしくは板状の第2の光学フィルタ6、第1の光学フィルタ7を用意し、導光体1の端面1e,1fに密着させて、もしくは端面1e,1fから一定の距離をおいて取り付けてもよい。
また、第2の光学フィルタ6、第1の光学フィルタ7を導光体1の端面1e,1fに設けるのではなく、光源部3,4に設けることも可能である。この場合、各光源部3,4に光学フィルタ6,7を塗布又は蒸着により被覆してもよいし、フィルム状もしくは板状の光学フィルタ6,7を用意し、各光源部3,4に密着させて取り付けてもよい。あるいは、光源部3の封止剤に、可視光を透過させ、紫外光を遮断する物質を添加することにより、第2の光学フィルタ6を構成してもよい。同様に、光源部4の封止剤に、紫外光を透過させ、可視光を遮断する物質を添加することにより、第1の光学フィルタ7を構成してもよい。
光源部3の白色LED光源から発光される白色光、単色LED光源3R,3G,3B,3Vから発光される複数色の単色光は、第2の光学フィルタ6を介して導光体1に入射し、光拡散パターン形成面1gにより拡散・屈折して、光出射側面1dから焦点面20にある紙葉類(媒体)に照射される。これにより、可視光を用いた紙葉類の識別を行うことができる。
図6は、受光部12の素子配列を示す模式図である。受光部12は、y方向に直線状に並べられた複数の受光素子(それぞれフォトダイオード、フォトトランジスタなどで構成される)と信号処理部21とドライバ22とを一体化させたセンサICチップを配列し、各受光素子をカラーフィルタで覆い、これを基板上に実装したものである。ドライバ22は受光素子を駆動するためのバイアス電流を作成し供給する回路部分であり、信号処理部21は受光素子の光検出信号を読み取り処理する回路部分である。受光素子の種類は、限定されないが、例えばシリコンPNダイオード若しくはPINダイオードが用いられる。
このように、受光部12には、各画素に対応付けて可視光カラーフィルタ(R,G,B)が設けられ、このカラーフィルタを透過した光が各受光素子に入射する。ただし、カラーフィルタは、各画素につき3色に限らない。
なお、図6では1素子のみが同一色のカラーフィルタで覆われていたが、2つ以上の受光素子が同一色のカラーフィルタで覆われていてもよい。
なお、有機材料においては、液晶用途に用いられる紫外光吸収剤を含んだ透明材料は、紫外光に対して透明でないので、採用することは好ましくない。
このように、受光部12は、一画素に複数の受光素子とそれらを覆う各色のカラーフィルタが搭載されているため、光源の波長を切り替えないで、それぞれが所望の波長領域の光を単独で照射できる複数の発光素子を同時に点灯させて、紙葉類の色情報を1本の観測ラインで一度に出力することが可能となる。
また、透明(W)フィルタの代わりに、緑(G)のカラーフィルタを設けることにより、RGBGRGBG・・・というような配列にしてもよい。
RGB単色LED光源を順次(独立)に点灯(第1光ラインセンサユニット)したとき、及び、RGB単色LED光源を同時に点灯(第2光ラインセンサユニットA)したときに、それぞれ基準カラーチャートを読ませてRGB受光センサ出力を得、次に、A/D(8ビット)変換して求めたRGB値をCIE1931の3×3マトリクスにより、(X,Y,Z)値に変換し、(x,y)色度値を求め、更にその差分である(Δx、Δy)を基準カラーチャートのC1からC24の各色について、Δx2+Δy2の平方根を本願発明における色差とし、グラフ化し、図19A及び図19Bに示す。図19A及び図19Bにおける線分の長さが前記色差である。
RGB単色LED光源を順次(独立)に点灯(第1光ラインセンサユニット)したときと、蛍光体方式白色LED光源を点灯(第2光ラインセンサユニットB)したときに、それぞれ基準カラーチャートを読ませて、RGB受光センサ出力を得、次にA/D変換(8ビット)して求めたRGB値をCIE1931の3×3マトリクスにより、(X,Y,Z)値に変換し、(x,y)色度値を求め、更にその差分である(Δx、Δy)を基準カラーチャートのC1からC24の各色について、図20A及び図20Bに示す。
紙葉類の色再現域について、基準の光源であるRGB単色LED光源を順次(独立)に点灯(第1光ラインセンサユニット)したときと、RGB単色LED光源を同時に点灯(第2光ラインセンサユニットA)したとき、更には、蛍光体方式白色LED光源を点灯(第2光ラインセンサユニットB)したときの色再現域を図21〜図23に示す。また、RGB単色LED光源を同時に点灯(第2光ラインセンサユニットA)したときと蛍光体方式白色LED光源を点灯(第2光ラインセンサユニットB)したときの色再現域をそれぞれ補正した色再現域も合わせて図21〜図23に示す。
また、図21C、図21D、図22C、図22D、図23C、図23Dによれば、白色LED光源(第2光ラインセンサユニットB)について、補正前よりも補正後の色再現域が広く、かつ、sRGBの色域を超えた領域も再現出来ており、また、単色RGBLED光源を順次(独立)に点灯(第1光ラインセンサユニット)したときの色再現域に近づいていることが分かる。
以上のように、例えば、「色再現域の広いRGB単色光源を順次(独立)に点灯(第1光ラインセンサユニット)した場合を基準として、基準とするカラーチャートを用いて得た、各RGB受光センサのゲイン値」と、「RGB単色光源を同時に点灯(第2光ラインセンサユニットA)した場合や白色LED光源を点灯(第2光ラインセンサユニットB)した場合に、基準カラーチャートを用いて得た、各RGBセンサのゲイン値」との関係を(式1)から(式3)を介して求めることにより、色再現域の広いRGB単色LED光源を順次(独立)に点灯(第1光ラインセンサユニット)した場合に極めて近い色再現域を獲得することが可能になる。
3 光源部
3W 白色LED光源
3R,3G,3B,3V 単色LED光源
4 光源部
10 ライン光源
11 レンズアレイ
12 受光部
P 光拡散パターン
Claims (18)
- 第1光ラインセンサユニットを用いて取得した受光出力に基づいて、第2光ラインセンサユニットの受光出力を補正する受光出力補正方法であって、
前記第1光ラインセンサユニットは、
少なくとも3色以上の色光を発光させることができる第1光源部と、
前記第1光源部からの色光が照射された対象物からの反射光又は透過光を受光する第1受光部とを備え、
前記3色以上の色光が混色しないように前記色光を独立に発光させるか、又は、任意の色光のスペクトルが他の色光のスペクトルに混在しないように狭帯域のスペクトルで発光させ、予め定めた基準カラーチャートからの反射光又は透過光を前記第1受光部で受光させることにより、各色の第1基準受光出力を取得するものであり、
前記第2光ラインセンサユニットは、
前記少なくとも3色以上の色光又は白色光を発光させることができる第2光源部と、
前記第2光源部からの色光又は白色光が照射された対象物からの反射光又は透過光を受光する第2受光部とを備え、
前記3色以上の色光を同時に発光させるか、又は、前記白色光を発光させ、前記基準カラーチャートからの反射光又は透過光を前記第2受光部で受光させることにより、各色の第2基準受光出力を取得するものであって、
前記第2基準受光出力により前記第1基準受光出力が係数行列を用いた線形関数で表される場合における前記係数行列の行列要素を最小二乗法で算出するとともに、
前記第2光ラインセンサユニットで前記3色以上の色光を同時に発光させるか、又は、前記白色光を発光させ、対象物からの反射光又は透過光を前記第2受光部で受光させることにより各色の受光出力を取得し、それらの各色の受光出力に対して、前記係数行列の行列要素に基づいて算出された前記係数行列の逆行列を用いて補正を行うことを特徴とする光ラインセンサユニットの受光出力補正方法。 - 第1光ラインセンサユニットを用いて取得した受光出力に基づいて、第2光ラインセンサユニットの受光出力を補正する受光出力補正システムであって、
前記第1光ラインセンサユニットは、
少なくとも3色以上の色光を発光させることができる第1光源部と、
前記第1光源部からの色光が照射された対象物からの反射光又は透過光を受光する第1受光部とを備え、
前記3色以上の色光が混色しないように前記色光を独立に発光させるか、又は、任意の色光のスペクトルが他の色光のスペクトルに混在しないように狭帯域のスペクトルで発光させ、予め定めた基準カラーチャートからの反射光又は透過光を前記第1受光部で受光させることにより、各色の第1基準受光出力を取得するものであり、
前記第2光ラインセンサユニットは、
前記少なくとも3色以上の色光又は白色光を発光させることができる第2光源部と、
前記第2光源部からの色光又は白色光が照射された対象物からの反射光又は透過光を受光する第2受光部とを備え、
前記3色以上の色光を同時に発光させるか、又は、前記白色光を発光させ、前記基準カラーチャートからの反射光又は透過光を前記第2受光部で受光させることにより、各色の第2基準受光出力を取得するものであって、
前記第2基準受光出力により前記第1基準受光出力が係数行列を用いた線形関数で表される場合における前記係数行列の行列要素を最小二乗法で算出するとともに、
前記第2光ラインセンサユニットで前記3色以上の色光を同時に発光させるか、又は、前記白色光を発光させ、対象物からの反射光又は透過光を前記第2受光部で受光させることにより各色の受光出力を取得し、それらの各色の受光出力に対して、前記係数行列の行列要素に基づいて算出された前記係数行列の逆行列を用いて補正を行うことを特徴とする光ラインセンサユニットの受光出力補正システム。 - 少なくとも3色以上の色光が混色しないように前記色光を独立に発光させるか、又は、任意の色光のスペクトルが他の色光のスペクトルに混在しないように狭帯域のスペクトルで発光させ、前記色光が照射された予め定めた基準カラーチャートからの反射光又は透過光を受光させることにより取得した各色の第1基準受光出力に基づいて、受光出力を補正する光ラインセンサであって、
前記少なくとも3色以上の色光又は白色光を発光させることができる第2光源部と、
前記第2光源部からの色光又は白色光が照射された対象物からの反射光又は透過光を受光する第2受光部と、
前記3色以上の色光を同時に発光させるか、又は、前記白色光を.発光させ、前記基準カラーチャートからの反射光又は透過光を前記第2受光部で受光させることにより取得した各色の第2基準受光出力に基づいて算出された、前記第2基準受光出力により前記第1基準受光出力が係数行列を用いた線形関数で表される場合における前記係数行列の行列要素の逆行列を記憶する記憶部とを備え、
前記3色以上の色光を同時に発光させるか、又は、前記白色光を発光させ、対象物からの反射光又は透過光を前記第2受光部で受光させることにより各色の受光出力を取得し、それらの各色の受光出力に対して、前記係数行列の逆行列を用いて補正を行うことを特徴とする光ラインセンサユニット。 - 前記第2基準受光出力により前記第1基準受光出力が区分線形関数で表される場合には、各区分ごとに係数行列の行列要素の逆行列が前記記憶部に記憶されることを特徴とする請求項3に記載の光ラインセンサユニット。
- 前記3色以上の色光は、LEDが発する色光であることを特徴とする請求項3又は4に記載の光ラインセンサユニット。
- 前記3色以上の色光は、LDが発する色光であることを特徴とする請求項3又は4に記載の光ラインセンサユニット。
- 前記3色以上の色光は、LEDが発する色光とLDが発する色光を混合した色光であることを特徴とする請求項3又は4に記載の光ラインセンサユニット。
- 前記白色光は、青色若しくは紫色のLEDと蛍光体により発せられることを特徴とする請求項3又は4に記載の光ラインセンサユニット。
- 前記3色以上の色光を同時に発光させる場合には、RGB3色LEDを同時に点灯させるか、RGV3色LEDを同時に点灯させるか、前記3色LEDと白色LEDを混合した光源を同時に点灯させるか、RGB3色LDを同時に点灯させるか、RGV3色LDを同時に点灯させるか、前記3色LDと白色LEDを混合した光源を同時に点灯させるか、あるいは、LEDとLDと白色LEDを混合した光源を同時に点灯させることを特徴とする請求項3又は4に記載の光ラインセンサユニット。
- 前記白色光の出力が10%から90%に立ち上がるまでの時間、及び、90%から10%に立ち下がるまでの時間のそれぞれが、2μ秒以下であることを特徴とする請求項3又は4に記載の光ラインセンサユニット。
- 前記蛍光体が、YAG蛍光体であることを特徴とする請求項8に記載の光ラインセンサユニット。
- 長尺形状を有し、長手方向に沿って出射面が形成された導光体と、
前記導光体の長手方向に沿って設けられ、前記導光体の内部に入射した光を拡散させて前記出射面から出射させる光拡散パターンと、
前記導光体の長手方向における一方の端面に対向し、当該一方の端面から前記導光体の内部に任意の色光を入射させる光源とをさらに備え、
前記光源は、前記任意の色光のスペクトルを紫外域、可視域、赤外域に区分した場合に少なくとも一つの区分の色光のスペクトルを有する光源であり、
前記第2光源部は、前記導光体の長手方向における前記一方の端面に対向し、当該一方の端面から前記導光体の内部に前記光源と異なった色光を入射させることを特徴とする請求項3〜11のいずれか一項に記載の光ラインセンサユニット。 - 長尺形状を有し、長手方向に沿って出射面が形成された導光体と、
前記導光体の長手方向に沿って設けられ、前記導光体の内部に入射した光を拡散させて前記出射面から出射させる光拡散パターンと、
前記導光体の長手方向における一方の端面に対向し、当該一方の端面から前記導光体の内部に任意の色光を入射させる光源とをさらに備え、
前記光源は、前記任意の色光のスペクトルを紫外域、可視域、赤外域に区分した場合に少なくとも一つの区分の色光のスペクトルを有する光源であり、
前記第2光源部は、前記導光体の長手方向における他方の端面に対向し、当該他方の端面から前記導光体の内部に前記光源と異なった色光を入射させることを特徴とする請求項3〜11のいずれか一項に記載の光ラインセンサユニット。 - 長尺形状を有し、長手方向に沿って出射面が形成された導光体と、
前記導光体の長手方向に沿って並べて設けられ、前記導光体の内部に任意の色光を入射させる光源とをさらに備え、
前記光源は、前記任意の色光のスペクトルを紫外域、可視域、赤外域に区分した場合に少なくとも一つの区分の色光のスペクトルを有する光源であり、
前記第2光源部は、前記導光体の長手方向に沿って前記光源と異なる配置で設けられていることを特徴とする請求項3〜11のいずれか一項に記載の光ラインセンサユニット。 - 長尺形状を有し、長手方向に沿って出射面が形成された導光体と、
前記導光体の長手方向における一方の端面に対向し、当該一方の端面から前記導光体の内部に任意の色光を入射させる光源とをさらに備え、
前記光源は、前記任意の色光のスペクトルを紫外域、可視域、赤外域に区分した場合に少なくとも一つの区分の色光のスペクトルを有する光源であり、
前記第2光源部は、前記導光体の長手方向に沿って前記光源と異なる配置で設けられていることを特徴とする請求項3〜11のいずれか一項に記載の光ラインセンサユニット。 - 長尺形状を有し、長手方向に沿って出射面が形成された導光体と、
前記導光体の長手方向における一方の端面に対向し、当該一方の端面から前記導光体の内部に任意の色光を入射させる光源と、
前記導光体の長手方向における他方の端面に対向し、当該他方の端面から前記導光体の内部に前記光源と異なった色光を入射させる別の光源とをさらに備え、
前記各光源は、前記任意の色光のスペクトルを紫外域、可視域、赤外域に区分した場合に少なくとも一つの区分の色光のスペクトルを有する光源であり、
前記第2光源部は、前記導光体の長手方向に沿って前記光源と異なる配置で設けられていることを特徴とする請求項3〜11のいずれか一項に記載の光ラインセンサユニット。 - 前記少なくとも3色以上の色光を発光させる複数の単色光源のうち、青色の単色光を発光させる単色光源の発光スペクトルのピーク波長が、前記白色光の青色波長領域における発光スペクトルのピーク波長よりも短波長であることを特徴とする請求項3〜16のいずれか一項に記載の光ラインセンサユニット。
- 前記第2光源部から出射され、対象物で反射又は透過した光を導くためのレンズアレイをさらに備え、
前記第2受光部は、前記レンズアレイにより収束された光を受光し、電気信号に変換することを特徴とする請求項3〜17のいずれか一項に記載の光ラインセンサユニット。
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