JP2006339839A - 画像読取装置及び画像読取方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 熱膨張が発生して、画像読取部を構成するレンズアレイとラインセンサの位置関係がずれたとしても、良好な画像を読み取ることのできる画像読取装置を提供すること。
【解決手段】 原稿を読み取る画像読取部104と、シェーディング補正データ作成部106と、画像データ処理部109と、前記画像読取部104を構成するレンズアレイに、あらかじめ原稿が搬送されない位置にマークを付加しておき、読み取ったデータからマーク位置を検出する基準位置検出部107とを有し、前記基準位置検出部107によって検出されるマーク位置が、あらかじめ検出しておいたマーク位置と異なる場合、その差分量とシェーディング補正データを基に、前記画像読取部104によって読み取った画像データを前記画像データ処理部109によって処理することを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 原稿を読み取る画像読取部104と、シェーディング補正データ作成部106と、画像データ処理部109と、前記画像読取部104を構成するレンズアレイに、あらかじめ原稿が搬送されない位置にマークを付加しておき、読み取ったデータからマーク位置を検出する基準位置検出部107とを有し、前記基準位置検出部107によって検出されるマーク位置が、あらかじめ検出しておいたマーク位置と異なる場合、その差分量とシェーディング補正データを基に、前記画像読取部104によって読み取った画像データを前記画像データ処理部109によって処理することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は画像読取装置及び画像読取方法に関し、特にラインセンサから成る画像読取手段の主走査方向におけるシェーディング補正等をして、好適な画像を取得できるようにする画像読取装置及び画像読取方法に関するものである。
従来、原稿上の画像情報をラインセンサ等で構成される読取部を用いて読み取るようにした画像読取装置においては、光源の照明ムラ、ラインセンサ素子間の感度のバラツキ、レンズの光量ムラ等から、たとえ真っ白な無地の原稿を読み取ったときでも読取部からの出力が均一にならなかった。
原稿からの反射光を、一旦レンズアレイで結像させて、ラインセンサに読み取らせるような読取部は、特に、レンズの光量ムラが著しく不均一になる。
レンズアレイは、小さなレンズが主走査方向に並べられているため、図3に示すように光量分布を持っている。
このため、例えば、レンズアレイへの入射光が均一であったとしても、レンズアレイを透過した透過光は、レンズアレイの光量分布にしたがって、不均一なもの、つまり光量ムラが発生してしまう。
例えば、光量分布のうち、光量が最高になる位置A、中間の位置B、最小の位置Cにそれぞれ感度が等しいセンサを配置したとすると、たとえレンズアレイへの入射光が均一であったとしても、透過光が不均一なので、それぞれのセンサ出力は、当然、A>B>Cになる。このように、レンズとセンサの位置関係によって、センサ出力が大きく左右されることになる。
この為、従来から、白板や真っ白な無地の原稿等を用いて読取部からの出力が均一になるようにシェーディング補正等の画像処理を行っている(例えば、特許文献1参照。)。
一般的なシェーディング補正の方法として、黒基準データと白基準データとの差分データを用いて1画素単位に全画素補正データ(シェーディング補正データ)を作成し、そのデータを用いて画像処理をしている。
この補正の一例を図2に示す。図2の黒基準データVbは、光源からの光の供給をやめてラインセンサで反射光を読み取ったときの出力信号である。白基準データVwは、光源から光を供給して、白板等の反射率が高い被写体からの反射光を読み取ったときのラインセンサの出力信号である。
センサ出力V0は、黒基準データVbから、原稿の反射率が上昇するにつれて直線的に上昇し、白板を用いたときに白基準データVwになる。
また、センサ出力Vrは、補正後のセンサ出力であり、Vrは、センサ出力をA/D変換した後の例えば8ビットのデジタル信号により、黒基準データVbを16進数で00(H)、白基準データVwを16進数でFF(H)とする補正を行った後の出力信号である。
ここで、Vr=FF×(V0−Vb)/(Vw−Vb)の関係がある。
この補正を、ラインセンサを構成する各画素に対して行うこと、つまりシェーディング補正データを各画素に対して1対1で持つことにより、ラインセンサからの出力信号が00(H)からFF(H)までリニアに変化させることができ、読取手段からの出力が均一になるようにしている。
特開平5−14714号公報
ところで、光源をもつ画像読取部は、光源が発熱するため、温度上昇が避けられない。画像読取部を構成する部品は、それぞれの熱膨張係数が異なるため、温度上昇による熱膨張が発生すると、ひずみが生じて、レンズアレイとラインセンサの位置関係が微妙にずれてしまう。
前述したように、レンズアレイとラインセンサの位置関係がずれると、センサ出力が大きく変化してしまうため、シェーディング補正したとしても、その補正は正しい補正ではなくなってしまう。
以上のように、熱膨張が発生すると、レンズアレイとラインセンサの位置関係がずれるために、正しいシェーディング補正データで画像処理されず、読み取った画像は、スジが入ったりした汚い画像になるという問題が発生する。
この問題を解決するために、画像読取部を構成するすべての部品を、同じ熱膨張係数のものを用いて、ラインセンサがずれないようにすることが考えられるが、部品が限定されてしまうためなかなか現実的ではない。
また、温度上昇しないように、冷却用の部品を装備したり、形状を大きくしたりして、熱を逃げやすくするなども考えられるが、高価で大型化になってしまうため、あまりよろしくない。
また、スキャンするたびに、シェーディング補正データを取り直す方法が考えられる。しかし、この場合、毎回シェーディング補正データを作成するなど、スキャン以外の動作をする必要がでてきて、スキャンするまでの所要時間が長くなってしまう等の問題が残る。
そこで、本発明では、たとえ、熱膨張が発生して、画像読取部を構成するラインセンサの各画素の位置がずれたとしても、良好な画像を読み取ることのできる画像読取装置及び画像読取方法を提供することを目的とする。
本発明は、以下の構成により、上記課題を解決できる。
(1)被写体像を読み取る読取センサと、前記読取センサに前記被写体像を結像させ、前記読取センサから出力される画像データにおいて他の位置と区別するための加工が所定位置に施されたレンズアレイと、前記読取センサにより前記被写体像を読み取る際に、前記画像データから前記所定位置に対応する画素位置を検出する検出手段と、前記検出手段によって検出された前記所定位置に対応する画素位置があらかじめ記憶されている画素位置からずれている場合、そのずれ量に基づいて前記画像データにシェーディング補正処理を施すシェーディング補正手段と、を有することを特徴とする画像読取装置。
(2)被写体像を読み取る読取センサと、前記読取センサに前記被写体像を結像させ、前記読取センサから出力される画像データにおいて他の位置と区別するための加工が所定位置に施されたレンズアレイとを備えた画像読取装置を用いた画像読取方法であって、前記読取センサにより前記被写体像を読み取る際に、前記画像データから前記所定位置に対応する画素位置を検出する検出ステップと、前記検出ステップによって検出された前記所定位置に対応する画素位置があらかじめ記憶されている画素位置からずれている場合、そのずれ量に基づいて前記画像データにシェーディング補正処理を施すシェーディング補正ステップと、を有することを特徴とする画像読取方法。
本発明によれば、例えば熱膨張などにより読取センサやレンズアレイが位置ずれを起こしても、好適な画像を取得することができる。
以下、本発明を一実施例に基づいて説明する。
初めに本発明の画像読取装置および画像読取システムを構成するブロック図を、図1に示して、各動作を説明する。
ROM103は、プログラムや固定データを格納する。
CPU101は、ROM103に格納されたプログラムに従って、画像読取装置全体を制御する。
RAM102は、CPU101の作業領域やデータの一時記憶領域として使用される。
画像読取部104は、白色光の光源とレンズアレイとラインセンサ(読取センサ)で構成され、光源の白色光を原稿に照射して、その反射光を一旦レンズアレイで結像したのち、ラインセンサで受光して、電圧に変換出力することで、被写体である原稿を画像データとして読み取っている。
画像記憶部105は、画像読取部104で読み取った画像データを記憶する。
シェーディング補正データ作成部106は、ラインセンサの出力を均一にするための補正データを作成する。作成方法については前述した通りである。
黒基準データVbは、図4(a)に示すように、光源から光を照射しないときのセンサ出力値で、白基準データVwは、図4(b)に示すように、光源から光をシェーディング補正用白板に照射して、その反射光を受光したときのセンサの出力値である。
黒基準データVbと白基準データVwを、シェーディング補正データとして保存しておく。ここで、白基準データVwが、レンズアレイの光量分布に大きく左右される値になる。
例えば、ラインセンサSの1番左に位置する画素をS1とすると、S1に対するシェーディング補正データは、W1、B1になる。同様に、画素S2のシェーディング補正データは、W2、B2、画素S3のシェーディング補正データは、W3、B3のようになる。これを図4(d)に示す。
例えば、図4(c)に示すように、光源から原稿に光を照射して、その反射光を受光した画素S1のセンサ出力がV0であった場合、補正後のデータVrは16進数として、
Vr=FF×(V0−B1)/(W1−B1)
で求まる。
Vr=FF×(V0−B1)/(W1−B1)
で求まる。
これと同じ処理を、ラインセンサを構成する全画素に対して行うことで、レンズアレイの光量分布による光量ムラ等を補正できる。
基準点検出部107は、画像読取部104を構成するラインセンサに付加したマーク位置を検出する。検出方法については後述する。
シェーディング補正データ記憶部108は、シェーディング補正データ作成部106で作成したデータを記憶する。
画像データ処理部109は、基準点検出部107によって検出された基準位置と、シェーディング補正データとを基に、画像データを処理する。処理方法については後述する。
データ転送部110は、画像記憶部105に記憶された画像データを外部に送信するか、または、外部装置からのデータを受信する。
ここで、基準点検出部107の検出方法について、図5を例にあげて説明する。
図5(a)に示すように、レンズアレイ601には、原稿が搬送されない位置に、光を吸収するような黒いマーク602、603が設けられている。
前記マークが設けられたレンズアレイ601に、光源から光を照射すると、読取センサから出力される画像データのレベルはマーク位置で小さくなるため、前記マーク位置以外の位置でセンサから出力される画像データと区別することができる。
ここで、閾値Vtよりも出力が小さくなるときの左からの画素位置(Sa1)と、再び、センサ出力が閾値Vtを超える直前の画素位置(Sa2)を記憶する。そして、Sa1とSa2の中間に位置する画素Saを式605のようにして求め、これを左基準位置にする。
同様にして、閾値Vtよりも出力が小さくなるときの左からの画素位置(Sb1)と、再び、センサ出力が閾値Vtを超える直前の画素位置(Sb2)を記憶する。そして、Sb1とSb2の中間に位置する画素Sbを式606のようにして求め、これを右基準位置にする。
ただし、左からの画素位置SlからSrまでの範囲は、原稿が搬送される可能性のある位置なので、この間の画素については、その出力を無視する。ここでSlおよびSrはあらかじめ決められている固定値である。
以上の流れを図5(b)に示すブロック図で説明する。
比較器A610は、図5(a)の閾値Vtと、各センサ出力Voと、左からの画素位置を示すCNTを入力して、センサ出力Voが閾値Vtより小さければ、1を出力する。
データA611は、比較器A610の結果と、前回の結果を保持する。
比較器B612は、データA611に保持されている前回の結果と、今回の結果が入力され、両者を比較して、前回の結果が1で今回が0のとき、つまりセンサ出力Voが閾値Vtを下回る直後の画素位置をデータB613に記憶する。
また、前回の結果が0で今回の結果が1のとき、つまりセンサ出力Voが閾値Vtを上回る直後の画素位置をデータC614に記憶する。
データB613、データC614のデータ更新は、比較器B612からの出力O3が1のときに行う。比較器B612の出力O3は、前回の比較結果と今回の比較結果が異なる場合に1になる。
計算器615は、図示しない加算器と図示しない除算器で構成され、データB613と、データC614に記憶されている画素位置を入力して、両者を加算器で加算後、除算器により2で割って中間位置を計算する。
以上のように、レンズアレイに付加したマークの位置を、画素単位で検出する。
ここで、画像データ処理部109の処理方法について、図6を例にあげて説明する。
図6(a)は、レンズアレイの光量分布701とラインセンサ702の通常時の位置関係を示している。また、熱膨張によって両者の位置関係がずれたことを示しているのが、ラインセンサ703である。
図6(a)の1は通常時の光量で、1’は位置ズレ発生時の光量である。位置ズレが発生するとレンズアレイの光量分布に従って光量が変わってしまうことがわかる。
この状態において、通常時と位置ズレ発生時の各々に対して、同じシェーディング補正データで補正すると、図6(b)710に示すように、通常時補正後データは光量分布が均一になる。それに対して、図6(b)711に示すように、位置ズレ発生時の補正後データは、光量分布が不均一になってしまう。
そこで、あらかじめ取得していたシェーディング補正データと、基準位置検出部によって位置ズレ量を検出して、その位置ズレ差分量とを考慮して、あらたな補正データを作成する。
図6(c)に、マークを設けたレンズアレイ720と、通常時のラインセンサ出力721と、位置ズレ発生時のラインセンサの出力722を示す。
例えば、通常時のラインセンサ721における左基準位置をSa、右基準位置をSbだとすると、左右基準位置間の画素数Wは、W=Sb−Saになる。
一方、例えば、位置ズレ発生時のラインセンサの出力722における左基準位置をSa’、右基準位置をSb’だとすると、左右基準位置間の画素数W’は、W’=Sb’−Sa’になる。
また、左基準位置SaとSa’の位置ズレΔdは、Δd=Sa’−Saになる。
以上のことから、通常時のラインセンサ721における任意の画素Nと、位置ズレ発生時のラインセンサ722におけるN’との関係は次式であらわすことができる。
N’=N×W’/W−Δd
つまり、任意の画素Nに対して使用するシェーディング補正データは、N’の画素位置にあるデータを使用することになる。
つまり、任意の画素Nに対して使用するシェーディング補正データは、N’の画素位置にあるデータを使用することになる。
例えば、通常時の左右基準位置間の画素数Wが100、位置ズレ発生時の同画素数W’が120、通常時と位置ズレ発生時における左基準位置の画素数の差Δdが3であるとする。
この場合、任意の画素Nに対して、N’=120/100×N−3となり、画素Nに対しては、N’番目に位置する画素用のシェーディング補正データを使用すればよいことになる。
ただし、N’は整数値で得られるとは限らず、ほとんどの場合が少数点以下をもつものになる。この場合は、以下のように重み付けを行うことによって、あらたな補正データを作成する。
例えば、N’=20.3が得られたとする。この場合、N’は、左からの画素位置が20番目と21番目の間に位置することになる。さらに、7:3の割合で、20番目の画素位置に近いことになる(図6(d)参照)。
以上から、20番目のシェーディング補正データW20と21番目のシェーディング補正データW21を使用して、
Vw=W20×0.7+W21×0.3
で、あらたな補正データを作成する。
Vw=W20×0.7+W21×0.3
で、あらたな補正データを作成する。
この補正データを使用して、以下のような画像データ処理を行う。
Vr=FF×(V0−Vb)/(Vw−Vb)
以上、述べてきたように、左右の基準位置の位置ズレ差分量と、シェーディング補正データをもとに、新たな補正データを作成するようにしている。
以上、述べてきたように、左右の基準位置の位置ズレ差分量と、シェーディング補正データをもとに、新たな補正データを作成するようにしている。
実施例の実際の流れを、図7のフローチャートにしたがって説明する。以下、外部制御装置をPCと呼ぶ。
図示しないPCは、図示しないROMあるいは図示しない記憶手段に格納されたプログラムを図示しないCPUで実行することにより、画像読取装置を制御する。
ユーザが画像読取装置の図示しないスタートボタンを押下すると、画像読取装置は原稿の搬送を開始する(Step1)。
ここで、あらかじめ、シェーディング補正データ作成部106によって作成しておいたシェーディング補正データをシェーディング補正データ記憶部108から読み出す(Step2)。
また、同時に、基準位置検出部107によって検出しておいた基準位置を図示しない基準位置記憶部から読み出す(Step3)。例えば、この左右基準位置をPl、Pr番目の画素だと仮定する。
画像読取装置のCPU101は、スタートボタンが押下されると、図示しない搬送部によって所定の位置まで原稿を搬送する(Step4)。
そして、図示しない紙センサによって、原稿が画像読取部104に到達したことを検知したら、画像読取部104によって画像データを1ラインごとに取得する(Step5)。
このとき、基準位置検出部107によって左右の基準位置を取得する。(Step6)。例えば、これをDl、Dr番目の画素だとする。
もし、今回検出した基準位置Dl、Drが、あらかじめ検出していた基準位置Pl、Prと一致した場合、ラインセンサは位置ずれが発生していない。
この場合、CPU101は、画素に対応しているシェーディング補正データを用いて、画像データ処理部109によって、画像データをシェーディング補正する。
また、今回検出した基準位置Dl、Drが、あらかじめ検出していた基準位置Pl、Prにくらべ、N画素分左にシフトしていただけだとする。このときは、レンズアレイとラインセンサの位置関係は、位置ズレだけが発生している。
この場合、CPU101は、画素に対応しているシェーディング補正データを用いる代わりに、N画素分左にシフトした位置のシェーディング補正データを用いて、画像データ処理部109によって、画像データをシェーディング補正する。
また、今回検出した基準位置Dl、Drが、シフトしただけではない場合、所定の処理を行って、位置ズレ差分量とシェーディング補正データから、画素ごとにあらたな補正データを作成して、画像データをその補正データで補正処理する(Step7)。
このあと、画像記憶部に画像処理したデータを記憶する(Step8)。
原稿1ページ分の画像データを読み終えたか否かを確認する(Step9)。否なら、Step5からStep8を繰り返す。
そうでなければ、次原稿があるか否かを確認する(Step10)。次原稿があれば、Step4からStep9を繰り返す。次原稿がなくなったらスキャン動作を終了する。
以上説明したように、たとえ、光源の発熱等による温度上昇が原因で、熱膨張が発生して、ラインセンサの位置ズレが生じても、そのずれ量を考慮するようにしたので、正しいシェーディング補正データによって画像データを補正することができる。
上記実施例ではレンズアレイの両端付近にマークを付加しているが、簡易的に片端付近だけマークを設けてレンズアレイの平行移動だけ監視するようにしてもよい。また、このようなレンズアレイをマークに設けるものだけでなく、基準位置と他の位置を区別することができるように、レンズアレイの結像状態や光透過状態を異ならせるように加工してもよい。
通常時の左右基準位置やシェーディング補正データの取得は電源投入時や工場出荷時などに行うことができ、また一定時間おきに取得してもよい。
101 CPU
102 RAM
103 ROM
104 画像読取部
105 画像記憶部
106 シェーディング補正データ作成部
107 基準位置検出部
108 シェーディング補正データ記憶部
109 画像データ処理部
110 データ転送部
601、720 レンズアレイ
702、703、721、722 ラインセンサ
602 マーク
603 マーク
604 原稿
610 比較器A
611 データA
613 データB
614 データC
616 データD
612 比較器B
615 計算器
701 レンズアレイの光量分布
710 通常時の補正後の光量分布
711 位置ずれ発生時の補正後の光量分布
102 RAM
103 ROM
104 画像読取部
105 画像記憶部
106 シェーディング補正データ作成部
107 基準位置検出部
108 シェーディング補正データ記憶部
109 画像データ処理部
110 データ転送部
601、720 レンズアレイ
702、703、721、722 ラインセンサ
602 マーク
603 マーク
604 原稿
610 比較器A
611 データA
613 データB
614 データC
616 データD
612 比較器B
615 計算器
701 レンズアレイの光量分布
710 通常時の補正後の光量分布
711 位置ずれ発生時の補正後の光量分布
Claims (4)
- 被写体像を読み取る読取センサと、
前記読取センサに前記被写体像を結像させ、前記読取センサから出力される画像データにおいて他の位置と区別するための加工が所定位置に施されたレンズアレイと、
前記読取センサにより前記被写体像を読み取る際に、前記画像データから前記所定位置に対応する画素位置を検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された前記所定位置に対応する画素位置があらかじめ記憶されている画素位置からずれている場合、そのずれ量に基づいて前記画像データにシェーディング補正処理を施すシェーディング補正手段と、
を有することを特徴とする画像読取装置。 - 前記読取センサから出力される画像データにおいて他の位置と区別するために前記レンズアレイの所定位置にマークを設けたことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
- 被写体像を読み取る読取センサと、前記読取センサに前記被写体像を結像させ、前記読取センサから出力される画像データにおいて他の位置と区別するための加工が所定位置に施されたレンズアレイとを備えた画像読取装置を用いた画像読取方法であって、
前記読取センサにより前記被写体像を読み取る際に、前記画像データから前記所定位置に対応する画素位置を検出する検出ステップと、
前記検出ステップによって検出された前記所定位置に対応する画素位置があらかじめ記憶されている画素位置からずれている場合、そのずれ量に基づいて前記画像データにシェーディング補正処理を施すシェーディング補正ステップと、
を有することを特徴とする画像読取方法。 - 前記読取センサから出力される画像データにおいて他の位置と区別するために前記レンズアレイの所定位置にマークを設けたことを特徴とする請求項3に記載の画像読取方法。
Priority Applications (1)
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2005
- 2005-05-31 JP JP2005159883A patent/JP2006339839A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080805 |