JP2007081696A - 画像読み取り装置、画像形成装置、及び読み取りレベル調整方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像信号に含まれるノイズの増加を極力小さくして、高いS/Nを維持できるとともに、白レベル調整範囲を広くとることができるようにする。
【解決手段】原稿を照射する光源107と、この光源107の光量を調整する光量調整部209と、原稿からの反射光を光電変換するCCD201と、このCCD201によって検出されたアナログ画像信号を増幅する可変ゲインアンプ203bと、基準白板読み取りレベル調整用の基準白板を有する画像読み取り装置において、基準白板を読み取って得られた基準白板レベルに応じて、光量調整部209の光量調整を行うCPU208を備えた。
【選択図】図2
【解決手段】原稿を照射する光源107と、この光源107の光量を調整する光量調整部209と、原稿からの反射光を光電変換するCCD201と、このCCD201によって検出されたアナログ画像信号を増幅する可変ゲインアンプ203bと、基準白板読み取りレベル調整用の基準白板を有する画像読み取り装置において、基準白板を読み取って得られた基準白板レベルに応じて、光量調整部209の光量調整を行うCPU208を備えた。
【選択図】図2
Description
本発明は、読み取り対象を照明し、その反射光を光電変換してアナログ画像信号を得る画像読み取り装置及びこの画像読み取り装置を備えた画像形成装置に関する。
原稿等の画像情報を副走査方向にライン走査し、その画像情報を読み取り手段としての光電変換素子(例えばCCD)のセンサ面上に結像させ、この光電変換素子から得られる出力信号を利用して、原稿等の画像情報を読み取るようにした複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像読み取り装置は種々提供されている。
このような画像読み取り装置において、上述のような対象画像の読み取りに先立って、ADコンバータのダイナミックレンジを有効に利用するために、基準白板の読み取りレベルが所定のレベルとなるような調整が予め行われる(白レベル調整)。画像読み取り装置の電源投入時や、電源投入後に基準白板読み取りレベルが変化した場合に、キャリッジがホーミング動作を行いホームポジションに移動する。そして光源を点灯させ、基準白板の下部にキャリッジを移動させて、基準白板の読み取りレベルを白板読み取りレベル検出部にて検出する。基準白板読み取りレベルは、光源の初期光量、光電変換素子の感度、光学部品の特性などの初期のばらつきによって装置毎に異なり、また、光源の光量低下(経時劣化)によっても異なる。そのため、基準白板読み取りレベルのばらつきを補正するために、一般的には信号処理部の可変ゲインアンプ(例:プログラマブルゲインアンプ)のゲインを、検出した基準白板読み取りレベルに応じて調整することによって、基準白板読み取りレベルを所定のレベルにしている。
ところで、一般にCCD等の光電変換素子からの読み取り信号にはノイズが含まれる。そのため、可変ゲインアンプのみの白レベル調整方法による場合、原稿画像を読み取って得られた画像読み取り信号をあるゲインで増幅する際、画像信号に含まれるノイズ成分も同じゲインで増幅される。したがって、上述したような光源の初期光量変動、光電変換素子の感度、光学部品の特性などの初期のばらつきによって基準白板読み取りレベルがばらつくために、従来方式による白レベル調整方法では、それを補正するために可変ゲインアンプを制御するが、基準白板読み取りレベルに含まれるノイズも増幅されてしまう。
また、一般的に光源の光量は徐々に低下していくため(経時劣化)、従来方式による白レベル調整方法では、光量の低下に伴って可変ゲインアンプのゲインは徐々に増加していく。すなわち、ゲインの増加に伴い基準白板読み取りレベルに含まれるノイズも増幅されてしまうことになる。特に、光量低下によるゲインの増加は、画像読み取り装置の長期間の使用を考えた場合、S/N(信号成分/ノイズ成分)が劣化して読取画像品質の低下を招くことになってしまう。S/Nが劣化すると、同じ濃度の原稿(ベタ部)を読み取った際のデータのばらつきが大きくなるため、ベタ部がきれいに埋まらない画像となる。また、後段の画像処理回路の処理に悪影響を及ぼしてしまう。
基準白板を読み取ったアナログ画像信号に含まれるノイズは、光ショットノイズと暗時ランダムノイズが支配的である。この光ショットノイズはCCDに入射する光子が電荷に変換される確率に依存するノイズ成分であり、光量がN倍になるとそのノイズレベルは√N倍になり、暗時ランダムノイズやその他のノイズは光量との比例関係は無いものとして知られる。
例えば、光ショットノイズの量をa、その他のノイズの量をbとする。可変ゲインアンプによる調整方法では、ゲインが2倍になった時、ノイズ量は2(a+b)である。それに対して、光量調整による場合、光量が2倍になった時、ノイズ量は√2a+bである。
このことから、可変ゲインアンプによって白レベル調整を行うよりも、光量調整によって白レベル調整を行う方が、S/Nの観点から優れていると言える。しかしながら、長期使用を考慮すると、光量調整のみでは基準白板読み取りレベルを所定のレベルに調整することが困難になってくる。例えば光源がLEDである場合には、LEDに流す順方向電流の絶対最大定格や、温度(発熱)などの制限があるため、光量調整には限界がある。
そこで、もう1つの白レベル調整手段として可変ゲインアンプを有しておくことによって、光量調整が限界に達した時には可変ゲインアンプによる白レベル調整に移行するといった、2種類の白レベル調整手段を備えていれば、白レベル調整範囲が広くなり、長期使用をも十分に考慮した画像読み取り装置となる。
例えば特許文献1には、光源点灯直後からの光量の短期変動による読み取り濃度変動及び読み取り色味変動を軽減するため、原稿を照明する光量を適切な光量に可変する光量可変手段および画像信号を適切な信号レベルに増幅するゲイン可変手段を設けることが開示されている。また、特許文献2には、白レベル調整時にランプの温度に応じて白レベル目標値を調整し、A/D変換器のダイナミックレンジを最大限に使用して、画像データの分解能を上げることが提案されている。
特開2000−122188号公報
特開2004−112048号公報
しかしながら、これら従来技術においては、画像読み取り信号に含まれるノイズ成分の低減に関しては考慮されていない。
本発明はこのような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、画像読み取り装置の初期バラツキや長期使用を考慮し、画像信号に含まれるノイズの増加を極力小さくして、高いS/Nを維持できるとともに、白レベル調整範囲を広くとることができるようにすることである。
前記目的を達成するため、第1の手段は、読み取り対象を照射する光源と、該光源の光量を調整する光量調整手段と、前記読み取り対象物からの反射光を光電変換する光電変換素子と、該光電変換素子によって検出されたアナログ画像信号を増幅する増幅手段と、基準白板読み取りレベル調整用の基準白板を有する画像読み取り装置において、前記基準白板を読み取って得られた基準白板レベルに応じて、前記光量調整手段の光量調整を行う制御手段を備えていることを特徴する。
第2の手段は、第1の手段における前記制御手段が、前記基準白板読み取りレベルが所定のレベルになるように、前記光量調整手段により可能な範囲で光量調整を行い、調整できない範囲については前記増幅手段により基準白板読み取りレベル調整を行うことを特徴とする。
第3の手段は、第1又は第2の手段において、前記光源がLEDで構成されていることを特徴とする。
第4の手段は、第3の手段において、前記光量調整手段が定電流制御によりLEDの光量を調整することを特徴とする。
第5の手段は、第3の手段において、前記光量調整手段がPWM制御によりLEDの光量を調整することを特徴とする。
第6の手段は、画像形成装置が、第1ないし第5の手段の画像読み取り装置を備えていることを特徴とする。
第7の手段は、光源から出射した照明光の基準白板からの反射光を光電変換素子によって読み取り、前記基準白板を読み取って得られた前記光電変換素子の読み取りレベルに応じて、前記光源の光量調整を行う読み取りレベル調整方法を特徴とする。
第8の手段は、第7の手段において、前記基準白板を読み取って得られた読み取りレベルが所定のレベルになるように可能な範囲で光量調整を行い、調整できない範囲については前記読み取りレベルを増幅することを特徴とする。
後述の実施の形態において、光源は参照番号107に、光量調整手段は光量調整部209に、光電変換素子はCCD201に、増幅手段は可変ゲインアンプ203bに、基準白板は参照番号103に、制御手段はCPU208に、LEDは参照番号260にそれぞれ対応し、定電流制御方式の光量調整手段は図4に、PWM制御方式の光量調整手段は図5にそれぞれ示されている。
本発明によれば、基準白板読み取りレベルが所定のレベルになるように、光量調整による白レベル調整を行うので、画像信号に含まれるノイズ成分の増加を極力小さくすることができ、従来方式に比べてS/Nが高くなり高品質の画像を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。図1は本発明の一実施の形態に係る画像読み取り装置の概略構成を示す図である。
この画像読み取り装置100は、原稿を搭載するコンタクトガラス101、白レベル調整やシェーディングデータ生成用の基準白板103、原稿105を照射する光源107及び第1ミラー108が搭載される第1キャリッジ109、第2ミラー110及び第3ミラー111が搭載される第2キャリッジ112、CCDイメージセンサ114上に縮小結像させるレンズユニット113、CCDイメージセンサ114を搭載した画像読み取り回路板115、画像処理回路116、また図示してはいないが、第1、第2キャリッジ109,112を駆動するスキャナ駆動モータ、ホームポジションセンサ、原稿検知センサ等から構成される。
上記構成において、コンタクトガラス101上に原稿105が搭載された場合に、光源107を点灯し、第1キャリッジ109及び第2キャリッジ112をスキャナモータにより右方向に移動走査して原稿105を読み取る読み取り方式と、第1キャリッジ109および第2キャリッジ112は停止した状態のまま光源107を点灯し、シートスルー読み取り用コンタクトガラス102を介して原稿搬送装置104によって搬送される原稿106を照射して読み取る読み取り方式のいずれかが選択可能である。第1キャリッジ109及び第2キャリッジ112を走査して原稿を読み取る場合には、原稿105の読み取りに先立って基準白板103のデータを取得しシェーディング補正データを生成しメモリに記憶しておき、そのシェーディング補正用データで原稿105の画像データ正規化することによって、該装置における光量分布ムラ、CCDの感度ムラを補正し、原稿の画像情報を高品質に読み取っている。第1キャリッジ109及び第2キャリッジ112は停止した状態のまま、原稿106を搬送して原稿画像データを読み取るシートスルー読み取りの場合には、原稿106の読み取りに先立ってまず、第1キャリッジ109を基準白板103の下に移動させてシェーディング補正データを生成し、シートスルー読み取り位置に復帰してから原稿の搬送を開始して原稿読み取り動作を開始する。
図2は画像読み取り装置に搭載される画像読み取り回路及び画像処理回路の構成の一例を示すブロック図である。画像読み取り回路200は、CCD201、該CCD201のドライバ202、サンプルホールド回路203aと可変ゲインアンプ203bとADコンバータ203cとを備えた信号処理部203、タイミングゲートアレイ204等から構成されている。画像処理回路116は、シェーディング補正部205、白板読み取りレベル検出部206、画像処理部207、CPU208等から構成されている。CPU208には原稿を照明する光源107の光量調整部209も接続されている。
前記の構成において、原稿画像は光源107により照射され、その反射光は1次元ライン状のCCD201により読み取られる。CCD201から出力された原稿画像読み取りデータは、サンプルホールド回路203aによるサンプルホールド、可変ゲインアンプ203bによる信号増幅、ADコンバータ203cによるAD変換等の信号処理部203を経て、デジタルデータが画像処理回路116のシェーディング補正回路205に入力される。このシェーディング補正部505において、シェーディング補正データ取得のための基準白板103の読み取り時にはCCD201の各画素毎に平均化処理が行われて、シェーディング補正データが生成される。このシェーディング補正データを用いてCCD201の各画素毎に原稿画像データのシェーディング処理が行われ、シェーディング補正部205よりシェーディング後画像データが画像処理部207に出力される。
また、基準白板読み取りレベル検出部206により基準白板103の読み取りレベルの最大値を検出することが可能となっている。基準白板読み取りレベルの最大値の検出は、前述のシェーディング補正データを検出するものであっても、シェーディング補正部205をスルーした基準白板画像データであっても構わない。光量調整部209はCPU508からの光源107のON/OFF制御や、光量調整などの命令に従い光源107の光量を調整する。光源107は原稿あるいは基準白板に光を照明するための光源である。なお、光源107がLEDであれば、定電流制御やPWM制御によって、簡単な回路構成で高精度の光量調整を行うことが可能である点で望ましい。
図3は白レベル調整のフローチャートである。まず、可変ゲインアンプ203bのゲインが1に初期化され(ステップS31)、次に初期光量設定値が設定される(ステップS32)。初期光量設定値が設定されると、光源107を点灯し、第1キャリッジ109を基準白板103の下に移動させて、基準白板103の読み取りを行い、基準白板読み取りレベルの最大値Dinの検出を行う(ステップS33)。そして、基準白板読み取りレベルの最大値Dinが
Wmin<Din<Wmax
であるかどうかを判断する(ステップS34)。ここで、Wminは基準白板読み取りレベル下限値、Wmaxは基準白板読み取りレベル上限値であり、ともに設計段階で予め決められた値である。
Wmin<Din<Wmax
であるかどうかを判断する(ステップS34)。ここで、Wminは基準白板読み取りレベル下限値、Wmaxは基準白板読み取りレベル上限値であり、ともに設計段階で予め決められた値である。
ステップS34において、
Wmin<Din<Wmax
であれば、この時点で白レベル調整は終了する。ステップS34において、
Wmin<Din<Wmax
でない場合には、次回光量設定値Aの計算を行い(ステップS35)、次回光量設定値Aが
A<Amax
であるかどうかを判断する(ステップS36)。ここで、Amaxは光量設定値の上限値であり、Amaxは設計段階で予め決められた値である。
Wmin<Din<Wmax
であれば、この時点で白レベル調整は終了する。ステップS34において、
Wmin<Din<Wmax
でない場合には、次回光量設定値Aの計算を行い(ステップS35)、次回光量設定値Aが
A<Amax
であるかどうかを判断する(ステップS36)。ここで、Amaxは光量設定値の上限値であり、Amaxは設計段階で予め決められた値である。
ステップS36において、次回光量設定値Aが
A<Amax
であれば、次回光量設定値Aを設定し(ステップS37)、基準白板103を読み取って、再びステップS33を行い、基準白板読み取りレベルDinが
Wmin<Din<Wmax
になるまで前記動作を繰り返す。
A<Amax
であれば、次回光量設定値Aを設定し(ステップS37)、基準白板103を読み取って、再びステップS33を行い、基準白板読み取りレベルDinが
Wmin<Din<Wmax
になるまで前記動作を繰り返す。
ステップS36において、次回光量設定値Aが
A≧Amax
になった場合には、これ以降光量調整を行わず可変ゲインアンプによる調整へと移行するものと判断し、可変ゲインアンプの次回ゲイン設定値Bを計算する(ステップS38)。そして次回ゲイン設定値Bを設定し(ステップS39)、基準白板103を読み取って、基準白板読み取りレベルの最大値Dinの検出を行う(ステップS40)。
A≧Amax
になった場合には、これ以降光量調整を行わず可変ゲインアンプによる調整へと移行するものと判断し、可変ゲインアンプの次回ゲイン設定値Bを計算する(ステップS38)。そして次回ゲイン設定値Bを設定し(ステップS39)、基準白板103を読み取って、基準白板読み取りレベルの最大値Dinの検出を行う(ステップS40)。
ここでステップS34と同様に、基準白板読み取りレベルの最大値Dinが
Wmin<Din<Wmax
であるかどうかを判断する(ステップS41)。ステップS41において、
Wmin<Din<Wmax
であれば、この時点で白レベル調整は終了する。ステップS41において、
Wmin<Din<Wmax
でない場合には、再びステップS38に戻ってステップS39及びステップS40の処理を実行し、基準白板読み取りレベルDinが
Win<Din<Wmax
になるまで前記動作を繰り返す。
Wmin<Din<Wmax
であるかどうかを判断する(ステップS41)。ステップS41において、
Wmin<Din<Wmax
であれば、この時点で白レベル調整は終了する。ステップS41において、
Wmin<Din<Wmax
でない場合には、再びステップS38に戻ってステップS39及びステップS40の処理を実行し、基準白板読み取りレベルDinが
Win<Din<Wmax
になるまで前記動作を繰り返す。
図4は光源107がLED260の場合における光量調整方法としての定電流制御方式の一例を示す回路図である。定電流制御では、LED260に流れる順方向電流が常に一定になるような制御が行われる。光量調整はパルス信号であるLED_PWM信号を積分回路261により定電圧化し、オペアンプ262及びトランジスタ263を介してLED260に印加するようにしている。このように、パルス信号のDutyを変化させることにより光量調整が可能となる。
図5は光源107がLED260の場合における光量調整方法としてのPWM制御方式の一例を示す回路図である。PWM制御では任意周期のLED_PWM信号を抵抗271を介してトランジスタ272に印加し、トランジスタ272をスイッチング動作させることにより、LED260を駆動する。光量調整はパルス信号のDutyを変化させることで光量調整が可能となる。
図6は本発明と従来方式とにより白レベル調整を行った場合のノイズ成分の増加の様子を示すグラフである。すなわち、実線は本発明を用いた場合のノイズ成分の増加の状態を表しており、破線は従来方式である可変ゲインアンプのゲイン調整のみによる白レベル調整を行った場合のノイズ成分の増加の状態を表している。なお、本発明においては、t1までの期間は、光量調整による白レベル調整が行われ、t1以降の期間は可変ゲインアンプによる白レベル調整を行っている。この図6から、t1以降の期間はノイズの増加が増幅率に比例して大きくはなるが、t1までの期間は、従来方式に比べてノイズの増加が小さいことがわかる。なお、t1は光量調整で白レベル調整が可能な最大の増幅率であり、これ以降の増幅が必要な場合には、従来と同様にゲイン調整で対処する。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、基準白板読み取りレベルが所定のレベルになるように、可能な限り光量調整による白レベル調整を行い、それ以降は可変ゲインアンプによる白レベル調整を行うようにすることによって、画像信号に含まれるノイズ成分の増加を極力小さくすることができるため、従来方式に比べてS/Nが高くなり高品質の画像を提供することができる。また、2種類の白レベル調整手段を有しているため、白レベル調整範囲が従来よりも広くなるという効果があり、長期使用の点からも有利である。
103 基準白板
107 光源
114 CCDイメージセンサ
115 画像読み取り回路板
116 画像処理回路
200 画像読み取り回路
201 CCD
203 信号処理部
203b 可変ゲインアンプ
206 白板読み取りレベル検出部
207 画像処理部
208 CPU
209 光量調整部
210 光源
107 光源
114 CCDイメージセンサ
115 画像読み取り回路板
116 画像処理回路
200 画像読み取り回路
201 CCD
203 信号処理部
203b 可変ゲインアンプ
206 白板読み取りレベル検出部
207 画像処理部
208 CPU
209 光量調整部
210 光源
Claims (8)
- 読み取り対象を照射する光源と、該光源の光量を調整する光量調整手段と、前記読み取り対象物からの反射光を光電変換する光電変換素子と、該光電変換素子によって検出されたアナログ画像信号を増幅する増幅手段と、基準白板読み取りレベル調整用の基準白板を有する画像読み取り装置において、
前記基準白板を読み取って得られた基準白板レベルに応じて、前記光量調整手段の光量調整を行う制御手段を備えていることを特徴する画像読み取り装置。 - 前記制御手段は、前記基準白板読み取りレベルが所定のレベルになるように、前記光量調整手段により可能な範囲で光量調整を行い、調整できない範囲については前記増幅手段により基準白板読み取りレベル調整を行うことを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
- 前記光源はLEDで構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の画像読み取り装置。
- 前記光量調整手段は定電流制御により前記LEDの光量を調整することを特徴とする請求項3記載の画像読み取り装置。
- 前記光量調整手段はPWM制御により前記LEDの光量を調整することを特徴とする請求項3記載の画像読み取り装置。
- 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の画像読み取り装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
- 光源から出射した照明光の基準白板からの反射光を光電変換素子によって読み取り、
前記基準白板を読み取って得られた前記光電変換素子の読み取りレベルに応じて、前記光源の光量調整を行うことを特徴とする読み取りレベル調整方法。 - 前記基準白板を読み取って得られた読み取りレベルが所定のレベルになるように可能な範囲で光量調整を行い、調整できない範囲については前記読み取りレベルを増幅することを特徴とする請求項7記載の読み取りレベル調整方法。
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JP2005265656A JP2007081696A (ja) | 2005-09-13 | 2005-09-13 | 画像読み取り装置、画像形成装置、及び読み取りレベル調整方法 |
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- 2005-09-13 JP JP2005265656A patent/JP2007081696A/ja active Pending
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