JP2006339773A - Mimo受信装置、受信方法、および無線通信システム - Google Patents

Mimo受信装置、受信方法、および無線通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】 マルチパス信号のレベル差によらず優れた信号分離特性を得ることのできるMIMO受信装置、受信方法、および無線通信システムを提供する。
【解決手段】 マルチパス線形合成部23は、複数の送信アンテナと複数の受信アンテナ141〜14Nの間の伝送路行列により、受信アンテナ141〜14Nの受信信号におけるマルチパスを線形合成する。最尤検出部26は、マルチパス線形合成部23によりマルチパスが合成された信号と伝送路行列を用いて求めた受信レプリカとを比較することにより送信アンテナ141〜14Nの各々の送信信号を推定する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、MIMOによる通信に用いられる受信装置、受信方法、および無線通信システムに関し、特に、複数の受信アンテナを用いて受信した信号から最尤検出法(MLD)によりMIMOの信号を復調する受信装置、受信方法、および無線通信システムに関する。
次世代移動通信の無線通信方式には高速データ伝送が要求される。高速データ伝送を実現する技術として、MIMO(Multiple Input Multiple Output)多重方式が注目されている。MIMOは、複数の送信アンテナから同一の周波数および時間を用いて複数の信号を送信し、その信号を複数の受信アンテナを用いて受信し、複数の信号を復調(信号分離)する技術である。
図8は、MIMOを用いた一般的な無線通信システムの構成を示すブロック図である。ここでは、送信アンテナ数をM(Mは1以上の整数)とし、受信アンテナ数をN(Nは1以上の整数)としてある。
図8を参照すると、無線通信システムは、送信装置81および受信装置82を有している。送信装置81は複数の送信アンテナ831〜83Mを有している。受信装置82は複数の受信アンテナ841〜84Nを有している。
送信装置81は、複数の送信アンテナ831〜83Mの各々から異なる信号を同一の周波数で同時に送信する。受信装置82は、送信装置81から送出された信号を複数の受信アンテナ841〜84Nを用いて受信し、その受信した信号から信号分離処理によりM個の信号を復調する。このような無線通信システムによれば、伝送帯域幅を増加させることなく、送信アンテナ数に比例して同時に送受信する信号の数を増やすことにより、高速データ伝送を実現することができる。
一方、DS−CDMA(Direct Sequence−Code Division Multiple Access)は、移動通信の無線アクセス方式として広く用いられている。
DS−CDMAでは、送信信号を固有の符号で時間拡散することにより、マルチセル環境で他セル干渉を効果的に低減し、1セル繰り返しを可能としている。また、逆拡散によりマルチパス信号を分離し、それらを合成(レイク合成)することでパスダイバーシチ効果を得ることができる。
近年、DS−CDMAにMIMO多重を適用すること(CDMA MIMO多重)により、更なる高速データ伝送を可能にする検討がされている。そして、CDMA MIMO多重における信号分離処理として種々の方法が提案されている。例えば、最小平均自乗誤差法(MMSE:Minimum Mean Squre Error)、VBLAST(Vertical Bell Labs Layered Space−Time)、および最尤検出法(MLD:Maximum Likelihood Detection)がある。
MMSEは、着目する送信アンテナ以外の送信アンテナからの干渉を線形フィルタで抑圧する方法である。VBLASTは、MMSEと送信アンテナ信号の逐次干渉除去を繰り返す方法である(例えば、非特許文献1参照)。MLDは、全ての送信アンテナ信号のレプリカを生成し、それを用いて最も確からしい送信アンテナ信号を選択する方法である。
MLDは、MMSEやVBLASTに比べて特性に優れているが、その一方で、送信アンテナ数および変調多値数の増加に伴って演算量が指数的に増大するという欠点がある。この欠点を解消するために、MLDの演算量を大幅に削減できる演算量削減型MLDの検討が行われている。
MLDを用いてCDMA MIMOの信号分離処理を行う従来のMIMO受信装置の一例を示す。図9は、従来のMIMO受信装置の構成を示すブロック図である。ここでは、不図示の送信装置が備える送信アンテナの数をM(Mは1以上の整数)とし、受信アンテナ数をN(Nは1以上の整数)とする。
図9を参照すると、従来のMIMO受信装置は、受信アンテナ911〜91N、逆拡散部9211〜921L、・・・、92N1〜92NL、伝送路推定部93、およびMLD部94を有している。
逆拡散部9211〜921Lの各々は、受信アンテナ911で受信された信号を各々のパス毎に逆拡散する。以下同様に、受信アンテナの各々の受信信号をL個の逆拡散部がパス毎に逆拡散し、逆拡散部92N1〜92NLの各々は、受信アンテナ91Nで受信された信号を各々のパス毎に逆拡散する。それにより得られた逆拡散信号はMLD部94に与えられる。
ここで、受信アンテナnのパスlの逆拡散シンボルをyn,lとすると、逆拡散シンボルベクトルyは、式(1)のように示すことができる。
Figure 2006339773
伝送路推定部93は、受信アンテナ911〜91Nで受信した信号を入力とし、その受信信号に含まれる既知のパイロット信号を用いて送受信アンテナ間の伝送路推定値をパス毎に推定する。送信アンテナmと受信アンテナnの間におけるパスlの伝送路推定値をhm,n,lとすると、伝送路行列Hは式(2)のように(N×L)行M列で表すことができる。
Figure 2006339773
MLD部94は、伝送路推定部93で得られた伝送路行列Hを用いて全ての送信アンテナからの信号に対する受信レプリカを生成し、各逆拡散部9211〜92NLからの逆拡散信号と受信レプリカとの誤差信号を計算し、最も確からしい送信アンテナ信号を選択する。
送信シンボルベクトルsを式(3)に示すものとし、雑音ベクトルnを式(4)に示すものとすると、逆拡散シンボルベクトルyは伝送路行列Hを用いて式(5)のように表すことができる。
Figure 2006339773
式(3)において、smは送信アンテナmの送信シンボルを示す。式(4)において、nn,lは受信アンテナnのパスlにおける雑音を示す。
図10は、MLD部94の構成を示すブロック図である。図10を参照すると、MLD部94は、送信シンボル候補生成部941、受信レプリカ生成部942、誤差信号計算部943、およびビット尤度計算部944を有している。
送信シンボル候補生成部941は、全ての送信アンテナシンボルの組み合わせである送信シンボルベクトルsを生成し、受信レプリカ生成部942へ送る。
受信レプリカ生成部942は、送信シンボル候補生成部941からの送信シンボルベクトルsと伝送路行列Hとから全ての受信レプリカ
Figure 2006339773
を生成し、誤差信号計算部943に送る。
誤差信号計算部943は、受信レプリカ生成部942からの受信レプリカ
Figure 2006339773
と、逆拡散部9211〜92NLからの逆拡散シンボルyとから最終的な誤差信号Λを求め、ビット尤度計算部944に送る。その際、誤差信号計算部943は、式(6)のように、受信レプリカ
Figure 2006339773
と、逆拡散シンボルyn,lとを比較し、式(7)に示すように、それぞれの誤差信号を加算して最終的な誤差信号Λを求める。
Figure 2006339773
ビット尤度計算部944は、全ての送信アンテナシンボルsに対応する誤差信号Λを入力とし、各送信アンテナから送信されたビット毎に尤度を計算する。その際、ビット尤度計算部944は、ビット尤度を不図示の誤り訂正復号器(例えば、ターボ復号器)に入力し、情報ビット系列を復元する。ビット尤度を計算する方法として、例えば、非特許文献2に述べられるように、着目するビットが+1であるシンボルの最小誤差信号と、−1であるシンボルの最小誤差信号との差に基づいて計算する方法がある。
図11は、従来の他のMIMO受信装置の構成を示すブロック図である。図11に示したMIMO受信装置は、図9に示したものと比べてMLDの演算量が大幅に削減されたものである(非特許文献2参照)。
図11を参照すると、従来のMIMO受信装置は、受信アンテナ911〜91N、逆拡散部9211〜921L、・・・、92N1〜92NL、伝送路推定値93、QR分解部95、QH変換部96、および演算量削減型MLD部97を有している。
受信アンテナ911〜91N、逆拡散部9211〜921L、・・・、92N1〜92NL、および伝送路推定値93は図9と同じものである。
QR分解部95は、伝送路推定部93で得られた伝送路行列Hを式(8)のようにQ行列とR行列の積に分解し、QをQH変換部96に送り、Rを演算量削減型MLD部97に送る。
Figure 2006339773
ここで、Qは(N×L)行M列のユニタリ行列であり、各列ベクトルは互いに直交し(QHQ=I)、ノルムは1である。Rは、M行M列の上三角行列である。
H変換部96は、逆拡散シンボルベクトルyにQHを乗じることにより、yをQで表される直交座標系に変換する。QH変換部96は、乗算器および加算器でQHを乗じる演算を実現する構成である。座標変換後の信号ベクトルzは式(9)で表される。
Figure 2006339773
ここで、雑音n′は雑音nをQで表される直交座標系へ射影したものであるため、nと同電力で無相関である。
演算量削減型MLD部97は、QR分解部95からのR行列を用いて全ての送信アンテナの信号に対する受信レプリカを生成し、受信レプリカと座標変換後の信号ベクトルzとの誤差信号を計算し、シンボル候補削減を行った後、最も確からしい送信アンテナ信号を選択する。
図12は、演算量削減型MLD部97の構成を示すブロック図である。図12を参照すると、演算量削減型MLD部97は、送信シンボル候補生成部971、受信レプリカ生成部972、誤差信号計算/シンボル候補削減部973、およびビット尤度計算部974を有している。
送信シンボル候補生成部971は、図10の送信シンボル候補生成部941と同様に、全ての送信アンテナシンボルの組み合わせである送信シンボルベクトルsを生成し、受信レプリカ生成部972へ送る。
受信レプリカ生成部30は、送信シンボル候補生成部941からの送信シンボルベクトルsとQR分解部95からの行列Rとから、全ての受信レプリカ
Figure 2006339773
を生成し、誤差信号計算/シンボル候補削減部973に送る。
誤差信号計算/シンボル候補削減部973は、複数の送信アンテナについて複数ステージに渡り、受信レプリカ
Figure 2006339773
とQH変換部96による座標変換後の信号ベクトルzmとから誤差信号Λmを求めながらシンボル候補削減を行う。
シンボル候補削減は、一例として送信アンテナ番号の大きなものから順次行われる。
シンボル候補削減の各ステージでは、誤差信号計算/シンボル候補削減部973は、式(10)に示すように、受信レプリカ
Figure 2006339773
と信号ベクトルzmとを比較し、式(11)に示すように、誤差信号Λmを求める。さらに、誤差信号計算/シンボル候補削減部973は、この値の小さなシンボル候補から所定数だけ選択することでシンボル候補を削減する。
Figure 2006339773
ビット尤度計算部974は、最終的に削減された全ての送信アンテナシンボルsに対応する誤差信号Λから、各送信アンテナから送信されたビット毎に尤度を計算する。
A. Adjoudani, E. C. Beck, A. P. Burg, G. M. Djuknic, T. G. Gvoth, D. Haessig, S. Manji, M. A. Milbrodt, M. Rupp, D. Samardzija, A. B. Siegel, T. Sizer, II, C. Tran, S. Walker, S. A. Wilkus, and P. W. Wolniansky, "Prototype Experience for MIMO BLAST over Third-Generation Wireless System," IEEE J. Select. Areas Commun., vol. 21, no. 3, pp. 440-451, April 2003. N. Maeda, K. Higuchi, J. Kawamoto, M. Sawahashi, M. Kimata, and S. Yoshida, "QRM-MLD Combined with MMSE-Based Multipath Interference Canceller for MIMO Multiplexing in Broadband DS-CDMA," in Proc. IEEE PIMRC2004,, pp.1741-1746, Sept.2004.
図9に示した従来のMIMO受信装置は、逆拡散で分離したマルチパス信号と、各パスの伝送路推定値を用いて生成した受信レプリカとを直接比較し、MLDによる信号分離処理を行う。その際、マルチパス信号のレベル差が考慮されていないので、各マルチパス信号にレベル差があると、各パスで被るマルチパス干渉が異なり、レベルの小さなマルチパスは大きなマルチパス干渉を受ける。従来のMIMO受信装置では、誤差信号の計算においてマルチパス干渉の影響を考慮していないため、レベルの小さなマルチパスの誤差信号を大きく加算してしまい、信号分離特性が劣化していた。
また、図11に示した従来の他のMIMO受信装置は、逆拡散信号をQH変換した信号を用いてMLDの処理を行うが、伝送路行列を直接QR分解しているので、原理的には図9のMIMO受信装置の動作と等価であり、同様の問題を有する。
本発明の目的は、マルチパス信号のレベル差によらず優れた信号分離特性を得ることのできるMIMO受信装置、受信方法、および無線通信システムを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明のMIMO受信装置は、
複数の送信アンテナから送信された信号を複数の受信アンテナで受信するMIMO受信装置であって、
複数の前記送信アンテナと複数の前記受信アンテナの間の伝送路行列により、前記受信アンテナの受信信号におけるマルチパスを線形合成するマルチパス線形合成部と、
前記マルチパス線形合成部により前記マルチパスが合成された信号と前記伝送路行列を用いて求めた受信レプリカとを比較することにより前記送信アンテナの各々の送信信号を推定する最尤検出部とを有している。
本発明によれば、マルチパス信号のレベル差を考慮した合成方法により、送信アンテナ信号毎にマルチパス信号の最適な合成を行うことができ、マルチパス信号のレベル差によらず優れた信号分離特性を得ることができる。
また、前記マルチパス線形合成部により前記マルチパスが合成された信号における雑音を白色化して前記最尤検出部に与える白色化フィルタをさらに有することとしてもよい。
これによれば、マルチパス信号を合成した後に雑音の白色化を行ってから最尤検出法の処理を行うので、雑音の影響を軽減して優れた信号分離特性を実現できる。
また、前記最尤検出部は、前記伝送路行列のQR分解の結果を用いた演算量を削減した推定の演算を行うこととしてもよい。
また、前記マルチパス線形合成部は、前記伝送路行列を用いて、前記送信アンテナ毎に前記受信アンテナのマルチパスをレイク合成することとしてもよい。
あるいは、前記マルチパス線形合成部は、前記伝送路行列から得られる等化ウエイトを用いて、前記受信アンテナに対して最小平均自乗誤差法あるいはZF法の等化フィルタリングを行うこととしてもよい。
また、前記受信アンテナの受信信号から前記送信アンテナ毎の送信信号を1次復調し、得られた結果を用いて、前記受信アンテナにて受信されたマルチパス信号を再生するマルチパス信号再生部と、
前記マルチパス信号再生部にて再生された前記マルチパス信号を用いて、前記受信アンテナにて受信された信号からマルチパス干渉を除去するマルチパス干渉除去部とをさらに有することとしてもよい。
また、前記マルチパス信号再生部は、前記1次復調に最小平均自乗誤差法を用いることとしてもよい。あるいは、前記マルチパス信号再生部は、前記1次復調に最尤検出法を用いることとしてもよい。
また、前記マルチパス信号再生部と前記マルチパス干渉除去部が多段接続されているものとしてもよい。
本発明によれば、マルチパス信号のレベル差を考慮した合成方法により、送信アンテナ信号毎にマルチパス信号の最適な合成を行うことができ、マルチパス信号のレベル差によらず優れた信号分離特性を得ることができる。
本発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、第1の実施形態による無線通信システムの構成を示すブロック図である。本システムは、MIMO(Multiple Input Multiple Output)多重方式を用いており、ここでは送信アンテナ数をM(Mは1以上の整数)とし、受信アンテナ数をN(Nは1以上の整数)としてある。
図1を参照すると、無線通信システムは、送信装置11および受信装置12を有している。送信装置11は複数の送信アンテナ131〜13Mを有している。受信装置12は複数の受信アンテナ141〜14Nを有している。
送信装置11は、複数の送信アンテナ131〜13Mの各々から異なる信号を同一の周波数で同時に送信する。受信装置12は、送信装置11から送出された信号を複数の受信アンテナ141〜14Nを用いて受信し、その受信した信号から信号分離処理によりM個の信号を復調する。
図2は、第1の実施形態による受信装置の構成を示すブロック図である。この受信装置は、例えば移動通信システムの基地局無線装置または移動局無線装置のどちらであってもよい。図2を参照すると、受信装置12は、受信アンテナ141〜14N、逆拡散部2111〜211L、・・・、21N1〜21NL、伝送路推定部22、レイク合成部23、白色化フィルタ計算部24、白色化フィルタ25、およびMLD部26を有している。
逆拡散部2111〜211Lの各々は、受信アンテナ141で受信された信号を各々のパス毎に逆拡散する。以下同様に、各受信アンテナの受信信号をパス毎のL個の逆拡散部が逆拡散し、逆拡散部21N1〜21NLの各々は、受信アンテナ14Nで受信された信号をパス毎に逆拡散する。それにより得られた逆拡散信号はレイク合成部23に与えられる。
伝送路推定部22は、受信アンテナ141〜14Nで受信した信号を入力とし、その受信信号に含まれる既知のパイロット信号を用いて送受信アンテナ間の伝送路推定値をパス毎に推定する。
レイク合成部23は、伝送路推定部22で得られた伝送路推定値を用いて、送信アンテナ毎に、最適なレイク合成を行う。レイク合成では、一般に、合成後の信号電力対雑音電力比(S/N)を最大とする最大比合成(MRC:Maximum Ratio Combining)が行われる。ここではそれを用いるものとする。レイク合成部23は、乗算器および加算器で、マルチパスを合成する演算を実現する構成である。レイク合成後の信号ベクトルzは式(12)で表される。
Figure 2006339773
ここで、h′m,n,l=hm,n,l/σ2 m,n,lであり、σ2 m,n,lは雑音干渉電力である。雑音n′はH′H変換により相関が生じているため、レイク合成後の信号ベクトルzをそのまま直接用いてMLDの処理を行うと信号分離特性が劣化する。そこで、本実施形態ではレイク合成後の信号ベクトルzの雑音を白色化する。
白色化フィルタ計算部24は、レイク合成後の信号ベクトルzの雑音を白色化する白色化フィルタ(線形フィルタ)の係数を計算し、白色化フィルタ25に与える。ここでは白色化フィルタ行列をDとする。白色化フィルタ行列Dは式(13)を満足すればよい。
Figure 2006339773
ここで、相関行列Rinの固有値行列をΛとし、固有ベクトル行列をUとすると、相関行列Rinは、Rin=UΛUHと分解できるので、白色化フィルタ行列Dは、式(15)により求めることができる。
Figure 2006339773
白色化フィルタ25は、白色化フィルタ計算部24で得られた白色化フィルタ行列Dを用いてレイク合成後の信号ベクトルzをフィルタリングし、雑音を白色化した信号ベクトルz′を式(16)のように求め、MLD部26に送る。
Figure 2006339773
MLD部26は、伝送路推定部22で得られた伝送路行列Hと、白色化フィルタ計算部24で得られた白色化フィルタ行列Dを用いて、全ての送信アンテナからの信号に対する受信レプリカを生成し、白色化フィルタ25からの信号ベクトルz′と受信レプリカとの誤差信号を計算し、最も確からしい送信アンテナ信号を選択する。
図3は、MLD部26の構成を示すブロック図である。図3を参照すると、MLD部26は、送信シンボル候補生成部31、受信レプリカ生成部32、誤差信号計算部33、およびビット尤度計算部34を有している。
送信シンボル候補生成部31は、全ての送信アンテナシンボルの組み合わせである送信シンボルベクトルsを生成し、受信レプリカ生成部32へ送る。
ここで、式(12)および式(16)から、雑音を白色化した信号ベクトルz′は式(17)のように示すことができる。
Figure 2006339773
雑音n′は白色化されているため無相関である。
受信レプリカ生成部32は、送信シンボル候補生成部31からの送信シンボルsと、伝送路行列Hおよび白色化フィルタ行列Dとから、全ての受信レプリカ
Figure 2006339773
を生成し、誤差信号計算部33に送る。
誤差信号計算部33は、式(18)のように、複数の送信アンテナに渡り、受信レプリカ生成部32からの受信レプリカ
Figure 2006339773
と、雑音を白色化した信号zm′とを比較して誤差信号を求め、式(19)示すように各誤差信号を加算して最終的な誤差信号Λを計算する。
Figure 2006339773
ビット尤度計算部34は、全ての送信アンテナシンボルsに対応する誤差信号Λを入力とし、各送信アンテナから送信されたビット毎に尤度を計算する。その際、ビット尤度計算部34は、ビット尤度を不図示の誤り訂正復号器(例えば、ターボ復号器)に入力し、情報ビット系列を復元する。ビット尤度を計算する方法として、例えば、非特許文献2に述べられるように、着目するビットが+1であるシンボルの最小誤差信号と、−1であるシンボルの最小誤差信号との差に基づいて計算する方法がある。なお、本実施形態のビット尤度計算部34は他のいかなる既存の計算方法をも適用することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、レイク合成部23は、伝送路行列Hを用いて、複数の受信アンテナ141〜14Nの受信信号を送信アンテナ131〜13M毎にレイク合成することにより、マルチパスのレベル差の影響を考慮した合成を行い、白色化フィルタ25は、レイク合成部23によるレイク合成後の信号を、白色化フィルタ行列Dを用いてフィルタリングすることにより雑音を白色化し、MLD部26は、伝送路行列Hおよび白色化フィルタ行列Dを用いて、白色化フィルタ25により雑音の白色化がされた信号から、各送信アンテナについて最も確からしい送信アンテナ信号を決定する。
そのため、送信アンテナ信号毎にマルチパス信号の最適な合成を行ってレベルの小さなマルチパス信号に小さな重み付けを行うことにより、マルチパス信号のレベル差によらず優れた信号分離特性を得ることができる。また、マルチパス信号の合成後に雑音の白色化を行ってMLDの処理を行うことにより、雑音の影響を軽減して優れた信号分離特性を実現できる。
なお、ここでは好適な例として、信号ベクトルzの雑音を白色化フィルタ25により白色化してからMLDの処理を行うこととしたが、本発明はこれに限定されない。白色化フィルタ25による雑音の白色化を行うことなくMLDの処理を行うこととしても受信装置は動作可能である。その場合、図2において白色化フィルタ計算部24および白色化フィルタ25が不要となり、MLD部26に白色化フィルタ行列Dを入力する必要もない。
本発明の第2の実施形態について図面を参照して説明する。第2の実施形態の無線通信システムは図1に示した第1の実施形態と同じ構成である。
図4は、第2の実施形態による受信装置の構成を示すブロック図である。図4を参照すると、受信装置12は、受信アンテナ141〜14N、逆拡散部2111〜211L、・・・、21N1〜21NL、伝送路推定値22、レイク合成部23、白色化フィルタ計算部24、白色化フィルタ25、QR分解部41、QH変換部42、および演算量削減型MLD部43を有している。
受信アンテナ141〜14N、逆拡散部2111〜211L、・・・、21N1〜21NL、伝送路推定値22、レイク合成部23、白色化フィルタ計算部24、および白色化フィルタ25は図2に示した第1の実施形態と同じものである。
白色化フィルタ計算部24は、上述の式(13)に示した白色化フィルタ行列Dを求める。白色化フィルタ行列Dは、白色化フィルタ25およびQR分解部41に与えられる。
また、白色化フィルタ25は、白色化フィルタ行列Dを用いて、レイク合成部23によるレイク合成後の信号ベクトルzをフィルタリングし、雑音を白色化した信号ベクトルz′を式(16)のように求め、QH変換部42に送る。
QR分解部41は、伝送路推定部22からの伝送路行列Hと白色化フィルタ計算部24からの白色化フィルタ行列Dを用いて、行列DHHHを式(20)に示すようにQ行列とR行列の積に分解し、Q行列をQH変換部42に送り、R行列を演算量削減型MLD部43に送る。
Figure 2006339773
ここで、Q行列はM行M列のユニタリ行列である。また、Q行列の各列ベクトルは互いに直交し(QHQ=I)、ノルムは1である。R行列はM行M列の上三角行列である。
H変換部42は雑音を白色化した信号z′にQHを乗じることにより、z′をQで表される直交座標系に変換する。QH変換部42は、乗算器および加算器でQHを乗じる演算を実現する構成である。座標変換後の信号ベクトルz″は式(21)で表される。
Figure 2006339773
ここで、雑音n″は、雑音n′をQで表される直交座標系へ射影したものであるため、n′と同電力で無相関である。
演算量削減型MLD部43は、QR分解部41からのR行列を用いて全ての送信アンテナ信号に対する受信レプリカを生成し、受信レプリカと座標変換後の信号ベクトルz″との誤差信号を計算し、シンボル候補削減を行った後、最も確からしい送信アンテナ信号を選択する。
図5は、演算量削減型MLD部43の構成を示すブロック図である。図5を参照すると、演算量削減型MLD部43は、送信シンボル候補生成部51、受信レプリカ生成部52、誤差信号計算/シンボル候補削減部53、およびビット尤度計算部54を有している。
送信シンボル候補生成部51は、図3の送信シンボル候補生成部31と同様に、全ての送信アンテナシンボルの組み合わせである送信シンボルベクトルsを生成し、受信レプリカ生成部52へ送る。
受信レプリカ生成部52は、送信シンボル候補生成部51からの送信シンボルベクトルsとQR分解部41からの行列Rとから、全ての受信レプリカ
Figure 2006339773
を生成し、誤差信号計算/シンボル候補削減部53に送る。
誤差信号計算/シンボル候補削減部53は、複数の送信アンテナについて複数ステージに渡り、受信レプリカ
Figure 2006339773
とQH変換部96による座標変換後の信号ベクトルzm″とから誤差信号Λmを求めながらシンボル候補削減を行う。
シンボル候補削減は、一例として送信アンテナ番号の大きなものから順次行われる。
シンボル候補削減の各ステージでは、誤差信号計算/シンボル候補削減部53は、式(22)に示すように、受信レプリカ
Figure 2006339773
と信号ベクトルzm″とを比較し、式(23)に示すように、誤差信号Λmを求める。さらに、誤差信号計算/シンボル候補削減部53は、この値の小さなシンボル候補から所定数だけ選択することでシンボル候補を削減する。
Figure 2006339773
ビット尤度計算部54は、最終的に削減された全ての送信アンテナシンボルsに対応する誤差信号Λから、各送信アンテナから送信されたビット毎に尤度を計算する。
なお、本実施形態の演算量削減型MLD部43では、一例としてQR分解に基づく演算量削減アルゴリズムを用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。他のいかなる既存の演算量削減アルゴリズムも本発明に適用可能である。
以上説明したように、本実施形態によれば、演算量削減型MLDの処理を行う受信装置においても、第1の実施形態と同様に、マルチパス信号のレベル差によらず優れた信号分離特性を得ることができる。
なお、本実施形態においても、白色化フィルタによる雑音の白色化を行わないこととしても受信装置は動作可能である。
本発明の第3の実施形態について図面を参照して説明する。上述した第1の実施形態では、マルチパス信号を合成する方法としてレイク合成(MRC)を用いる例を示した。しかし、マルチパス合成の方法としては他の方法もある。
CDMAでは、拡散率が十分に大きく、拡散率に対して符号多重数が少なければ、レイク合成により、マルチパス干渉を十分に逆拡散処理で抑圧しつつマルチパス信号を合成することができる。しかし、拡散率に対して符号多重数が多い場合にはレイク合成ではマルチパス干渉によって特性が大きく劣化する。
マルチパス干渉の抑圧を考慮した合成法(等化法)として、最小平均自乗誤差法(MMSE:Minimum Mean Squre Error)やZF法(Zero Forcing)がある。第3の実施形態では、マルチパス合成方法としてMMSEあるいはZF法を用いた例を示す。
第3の実施形態の無線通信システムも図1に示した第1の実施形態と同じ構成である。
図6は、第3の実施形態による受信装置の構成を示すブロック図である。図6を参照すると、第3の実施形態による受信装置12は、受信アンテナ141〜14N、伝送路推定部22、等化ウエイト計算部61、MMSE/ZF等化器62、逆拡散部631〜63M、白色化フィルタ計算部64、白色化フィルタ65、MLD部66を有している。
伝送路推定部22は、受信アンテナ141〜14Nで受信した信号を入力とし、その受信信号に含まれる既知のパイロット信号を用いて送受信アンテナ間の伝送路推定値をパス毎に推定する。
等化ウエイト計算部61は、伝送路推定部22で得られた伝送路推定値を用いて、MMSEあるいはZF基準で等化フィルタ(線形フィルタ)のウエイトを計算し、MMSE/ZF等化器62に与える。ウエイトを計算するアルゴリズムには様々なものがあるが、本実施形態の等化ウエイト計算部61は、いかなる既存のウエイト計算アルゴリズムを用いてもよい。
MMSE/ZF等化器62は、等化ウエイト計算部61から与えられたウエイトを用いて、受信アンテナ141〜14Nの受信信号を等化フィルタリングすることにより、送信アンテナ毎にマルチパス干渉を抑圧しつつマルチパス信号の合成を行う。MMSE/ZF等化器62によりマルチパス合成された、送信アンテナ毎の信号の各々は逆拡散部631〜63Mに与えられる。MMSEを用いた場合、合成後の信号電力対雑音干渉電力比(S/(N+I))が最大となる合成が行われる。他方、ZF法を用いた場合、合成後の信号電力対干渉電力比(S/I)が最大となる合成が行われる。
逆拡散部631〜63Mは、MMSE/ZF等化部62からの送信アンテナ毎の信号を逆拡散する。
等化ウエイト計算部61で求められMMSE/ZF等化部62で用いられた等化フィルタ行列をWとすると、逆拡散部631〜63Mの出力する信号ベクトルzは式(24)で表される。
Figure 2006339773
ここで、伝送路行列Hは、等化フィルタ行列Wとサイズを合わせるため、等化窓に相当する全ての逆拡散タイミングで定義される。その場合、パスが存在しないタイミングには0がおかれる。
また、雑音n′はWH変換により相関が生じているため、逆拡散後の信号ベクトルzをそのまま用いてMLDの処理を行うと信号分離特性が劣化する。そこで、本実施形態では、逆拡散後の信号ベクトルzの雑音を白色化する。
白色化フィルタ計算部64は、逆拡散後の信号ベクトルzの雑音を白色化する白色化フィルタ(線形フィルタ)の係数を計算し、白色化フィルタ65およびMLD部66に与える。白色化フィルタ計算部66の動作は、図2および図4に示した受信装置の白色化フィルタ計算部24と同様である。ただし、本実施形態の白色化フィルタ計算部66は、相関行列Rinを、Rin=WHWとおく点が図2、4の白色化フィルタ計算部24と異なる。
白色化フィルタ65は、白色化フィルタ計算部24で得られた白色化フィルタ行列Dを用いて逆拡散後の信号ベクトルzをフィルタリングし、雑音を白色化した信号ベクトルz′を求め、MLD部66に送る。白色化フィルタ65の動作は図2および図4に示した受信装置の白色化フィルタ25と同様である。
MLD部66は、伝送路行列H、等化フィルタ行列W、および白色化フィルタ行列Dを用いて全ての送信アンテナからの信号に対する受信レプリカを生成し、白色化フィルタ65からの信号ベクトルz′と受信レプリカとの誤差信号を計算し、最も確からしい送信アンテナ信号を選択する。
MLD部66の動作は図2に示した受信装置のMLD部26と同様である。ただし、受信レプリカ
Figure 2006339773
を式(25)により求める点で図2のMLD部26と異なる。
Figure 2006339773
なお、本実施形態の等化ウエイト計算部61およびMMSE/ZF等化部62は、一例として時間領域処理を想定しているが、本発明はこれに限定されることはなく、周波数領域処理を適用することもできる。
また、本実施形態では通常のMLDの処理を行うこととしたが、第2の実施形態と同様に演算量削減型MLDを適用することもできる。
以上説明したように、本実施形態によれば、等化ウエイト計算部61は、伝送路推定値Hを用いてMMSEあるいはZF法の等化フィルタのウエイトを計算し、MMSE/ZF等化部62は、そのウエイトを用いて、受信アンテナ141〜14Nの受信信号を等化フィルタリングすることにより、マルチパス干渉を抑圧しつつマルチパス信号を合成してマルチパスのレベル差の影響を考慮した合成を行い、逆拡散部631〜63Mは、送信アンテナ毎の信号を逆拡散し、白色化フィルタ65は、逆拡散後の信号の雑音を白色化し、MLD部66は、伝送路行列H、白色化フィルタ行列D、および等化フィルタ行列Wを用いて、雑音の白色化がされた信号から、各送信アンテナについて最も確からしい送信アンテナ信号を決定する。そのため、MMSEあるいはZF法などのマルチパス干渉の抑圧を考慮した合成法を用いた受信装置においてもマルチパス信号のレベル差によらず優れた信号分離特性を得ることができる。
なお、本実施形態においても、白色化フィルタによる雑音の白色化を行わないこととしても受信装置は動作可能である。
第4の実施形態について図面を参照して説明する。
上述した第3の実施形態では、マルチパス干渉の抑圧を考慮した例として、マルチパス干渉に対してMMSEあるいはZF法に基づく等化フィルタリングを行った後に、MLDの処理を行う構成を示した。しかし、マルチパス干渉の抑圧を考慮した構成として他の例も考えられる。第4の実施形態では、CDMA受信信号を一旦復調(1次復調)した結果を用いてマルチパス信号を再生し、そのマルチパス信号からマルチパス干渉を除去した信号を用いてレイク合成およびMLDの処理を行う構成例を示す。
第4の実施形態の無線通信システムも図1に示した第1の実施形態と同じ構成である。
図7は、第4の実施形態による受信装置の構成を示すブロック図である。図7を参照すると、第4の実施形態の受信装置は、受信アンテナ141〜14N、マルチパス信号再生部71、マルチパス干渉除去部721〜72N、逆拡散部2111〜211L、・・・、21N1〜21NL、伝送路推定部22、レイク合成部23、白色化フィルタ計算部24、白色化フィルタ25、およびMLD部26を有している。逆拡散部2111〜211L、・・・、21N1〜21NL、伝送路推定部22、レイク合成部23、白色化フィルタ計算部24、白色化フィルタ25、およびMLD部26は図2に示した第1の実施形態と同様のものである。
マルチパス信号再生部71は、受信アンテナ141〜14Nの受信信号を入力とし、送信信号を1次復調し、その結果を用いて受信アンテナ毎かつパス毎にマルチパス信号を再生し、マルチパス干渉除去部721〜72Nに与える。
なお、1次復調には様々な方法が考えられ、本実施形態のマルチパス信号再生部71の1次復調には、いかなる復調方法を適用してもよい。例えば、非特許文献2に述べられているようにMMSEあるいはMLDを用いる1次復調の方法がある。
また、その復調信号に対して誤り訂正復号まで行うこととしてもよい。これにより、マルチパス再生信号の信頼度を向上させることができる。
また、マルチパス信号再生と干渉除去からなる構成を多段接続し、処理を繰り返すことによりマルチパス再生信号の信頼度を向上させる方法も考えられる。
マルチパス干渉除去部721〜72Nは、受信アンテナ141〜14N毎かつパス毎にマルチパス干渉を除去する。
受信アンテナnのパスlについてのマルチパス干渉除去後の受信信号rn,l(t)は、式(26)に示すように、受信信号rn(t)からパスl以外のマルチパス干渉を差し引くことで求められる。
Figure 2006339773
ここで、τlはパスlのタイミングを示し、In,l(t−τl)はパスlの全送信アンテナ分のマルチパス信号を示す。
逆拡散部2111〜21NLは、マルチパス干渉除去部721〜72Nによりマルチパス干渉の除去された受信信号を入力とし、受信アンテナ毎かつパス毎に逆拡散を行う。
伝送路推定部22は、マルチパス干渉の除去された受信信号を入力とし、その受信信号に含まれる既知のパイロット信号を用いて、送受信アンテナ間の伝送路推定値をパス毎に推定する。なお、本実施形態において、伝送路推定部22は、マルチパス干渉の除去された信号を用いず、受信アンテナ141〜14Nの受信信号を直接用いることも可能であるが、その場合には伝送路推定の精度が劣化する。
レイク合成部23は、伝送路推定部22による伝送路推定値を用いて送信アンテナ毎にマルチパス信号の最適なレイク合成を行う。
白色化フィルタ計算部24は、伝送路推定値から白色化フィルタ(線形フィルタ)の係数を計算する。
白色化フィルタ25は、レイク合成部23によるレイク合成後の信号ベクトルzをフィルタリングして雑音の白色化された信号z′を求める。
MLD部26は、伝送路行列Hと白色化フィルタ行列Dを用いて全ての送信アンテナ信号に対する受信レプリカを生成し、その受信レプリカと信号ベクトルzの各信号との誤差信号を計算し、最も確からしい送信アンテナ信号を選択する。
以上に説明したように、本実施形態によれば、CDMA受信信号を一旦復調した結果を用いてマルチパス信号を再生し、そのマルチパス信号からマルチパス干渉を除去した信号を用いてレイク合成およびMLDの処理を行う構成においても、各パスで被る干渉除去後の残留マルチパス干渉が異なるため、マルチパス信号のレベル差によらず優れた信号分離特性を得ることができる。
なお、上述した各実施形態としてレイク合成、MMSE、あるいはZF法によりマルチパスの線形合成を行うことで、マルチパスのレベル差によらず優れた信号分離特性を得ることを可能とする構成を示した。しかし、本発明は、このレイク合成、MMSE、ZF法を用いることに限定されるものではなく、いかなるマルチパス線形合成の構成を適用することも可能である。
第1の実施形態による無線通信システムの構成を示すブロック図である。 第1の実施形態による受信装置の構成を示すブロック図である。 MLD部の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態による受信装置の構成を示すブロック図である。 演算量削減型MLD部の構成を示すブロック図である。 第3の実施形態による受信装置の構成を示すブロック図である。 第4の実施形態による受信装置の構成を示すブロック図である。 MIMOを用いた一般的な無線通信システムの構成を示すブロック図である。 従来のMIMO受信装置の構成を示すブロック図である。 図9に示したMLD部の構成を示すブロック図である。 従来の他のMIMO受信装置の構成を示すブロック図である。 図11に示した演算量削減型MLD部の構成を示すブロック図である。
符号の説明
11 送信装置
12 受信装置
131〜13M 送信アンテナ
141〜14N 受信アンテナ
2111〜211L、・・・、21N1〜21NL 逆拡散部
22 伝送路推定部
23 レイク合成部
24 白色化フィルタ計算部
25 白色化フィルタ
26 MLD部
31 送信シンボル候補生成部
32 受信レプリカ生成部
33 誤差信号計算部
34 ビット尤度計算部
41 QR分解部
42 QH変換部
43 演算量削減型MLD部
51 送信シンボル候補生成部
52 受信レプリカ生成部
53 誤差信号計算/シンボル候補削減部
54 ビット尤度計算部
61 等化ウエイト計算部
62 MMSE/ZF等化器
631〜63M 逆拡散部
64 白色化フィルタ計算部
65 白色化フィルタ
66 MLD部
71 マルチパス信号再生部
721〜72N マルチパス干渉除去部

Claims (12)

  1. 複数の送信アンテナから送信された信号を複数の受信アンテナで受信するMIMO受信装置であって、
    複数の前記送信アンテナと複数の前記受信アンテナの間の伝送路行列により、前記受信アンテナの受信信号におけるマルチパスを線形合成するマルチパス線形合成部と、
    前記マルチパス線形合成部により前記マルチパスが合成された信号と前記伝送路行列を用いて求めた受信レプリカとを比較することにより前記送信アンテナの各々の送信信号を推定する最尤検出部とを有するMIMO受信装置。
  2. 前記マルチパス線形合成部により前記マルチパスが合成された信号における雑音を白色化して前記最尤検出部に与える白色化フィルタをさらに有する、請求項1記載のMIMO受信装置。
  3. 前記最尤検出部は、前記伝送路行列のQR分解の結果を用いた演算量を削減した推定の演算を行う、請求項1または2に記載のMIMO受信装置。
  4. 前記マルチパス線形合成部は、前記伝送路行列を用いて、前記送信アンテナ毎に前記受信アンテナのマルチパスをレイク合成する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のMIMO受信装置。
  5. 前記マルチパス線形合成部は、前記伝送路行列から得られる等化ウエイトを用いて、前記受信アンテナに対して最小平均自乗誤差法あるいはZF法の等化フィルタリングを行う、請求項1〜3のいずれか1項に記載のMIMO受信装置。
  6. 前記受信アンテナの受信信号から前記送信アンテナ毎の送信信号を1次復調し、得られた結果を用いて、前記受信アンテナにて受信されたマルチパス信号を再生するマルチパス信号再生部と、
    前記マルチパス信号再生部にて再生された前記マルチパス信号を用いて、前記受信アンテナにて受信された信号からマルチパス干渉を除去するマルチパス干渉除去部とをさらに有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載のMIMO受信装置。
  7. 前記マルチパス信号再生部は、前記1次復調に最小平均自乗誤差法を用いる、請求項6記載のMIMO受信装置。
  8. 前記マルチパス信号再生部は、前記1次復調に最尤検出法を用いる、請求項6記載のMIMO受信装置。
  9. 前記マルチパス信号再生部と前記マルチパス干渉除去部が多段接続されている、請求項6〜8のいずれか1項に記載のMIMO受信装置。
  10. 複数の送信アンテナから送信された信号を複数の受信アンテナで受信するためのMIMO受信方法であって、
    複数の前記送信アンテナと複数の前記受信アンテナの間の伝送路行列により、前記受信アンテナの受信信号におけるマルチパスを線形合成するステップと、
    前記マルチパスが合成された信号と前記伝送路行列を用いて求めた受信レプリカとを比較することにより前記送信アンテナの各々の送信信号を推定するステップとを有するMIMO受信方法。
  11. マルチパスのレベル差を等化して合成するステップの前に、
    前記受信アンテナの受信信号から前記送信アンテナ毎の送信信号を1次復調し、得られた結果を用いて、前記受信アンテナにて受信されたマルチパス信号を再生するステップと、
    再生された前記マルチパス信号を用いて、前記受信アンテナにて受信された信号からマルチパス干渉を除去するステップとをさらに有する、請求項10記載のMIMO受信方法。
  12. 請求項1〜9のいずれか1項に記載のMIMO受信装置と、
    複数の前記送信アンテナを備え、前記送信アンテナの各々から信号を送信するMIMO送信装置とを有するMIMO無線通信システム。
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