JP2006339427A - 窒化物半導体発光ダイオード用エピタキシャルウエハの製造方法、窒化物半導体発光ダイオード用エピタキシャルウエハ、及び窒化物半導体発光ダイオード - Google Patents

窒化物半導体発光ダイオード用エピタキシャルウエハの製造方法、窒化物半導体発光ダイオード用エピタキシャルウエハ、及び窒化物半導体発光ダイオード Download PDF

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Abstract

【課題】長時間のウエットエッチングやレジストパターンを用いる方法のように製造工程及び製造コストの増加をもたらすことがなく、光取出し効率の高い適度に荒れた表面を有する窒化物半導体発光ダイオード用エピタキシャルウエハの製造方法を提供する。
【解決手段】複数の窒化物半導体層の少なくとも1層をエピタキシャル成長させる際に、V族原料とIII族原料の供給量のモル比を1000以下として、最上部に形成された窒化物半導体層の表面に段差が50nm以上の凹凸面を形成する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、窒化物半導体発光ダイオード(LED)用エピタキシャルウエハの製造方法、並びにその方法により得られた窒化物半導体発光ダイオード用エピタキシャルウエハ及び窒化物半導体発光ダイオードに関するものである。
窒化物半導体材料は、バンドギャップが大きく、バンド間遷移も直接遷移型であるため、短波長発光素子への応用が盛んに行われている。窒化物半導体系素子は、有機金属気相成長法(MOVPE)、分子線気相成長法(MBE)、ハイドライド気相成長法(HVPE)などの気相成長法を用いて、下地基板上にエピタキシャル成長を行うことにより得られる。
図8に、従来の窒化物半導体発光ダイオードの構造例を示す。
この窒化物半導体発光ダイオードは、サファイア基板1上に、MOVPE法により、順に、22nm厚のGaNの低温成長バッファ層2、膜厚2μmのアンドープGaN層3、膜厚4μmのSiドープn型GaN層4(電子濃度=4×1018cm−3)、6周期のInGaN/GaN多重量子井戸層5、膜厚35nmのMgドープp型Al0.15Ga0.85N層6(正孔濃度=5×1017cm−3)、膜厚200nmのMgドープp型GaNコンタクト層7(正孔濃度=1×1018cm−3)を形成し、リアクティブ・イオン・エッチング(RIE)装置によりn型GaN層4を露出させるためのエッチングを行ってその上にn型電極10を形成する一方、p型GaNコンタクト層7の上にp型電極を兼ねた透明電極9を形成して、表面光取出し型のLEDとしている。
このように、InGaN/GaN多重量子井戸層5の発光層を含む複数の半導体層がサファイア基板1上に結晶成長により積層され、その発光層で発生した光を素子表面の一部から射出する形式のLEDにおける最も重要な性能指数としては、効率が挙げられる。即ちLEDにおいては、可能な限り少ない電流で高い光出力が得られること、高効率であることが望まれる。
一般に効率は、内部量子効率と光取出し効率で決定される。ここで内部量子効率とは、素子内部における電気−光変換効率であり、注入電流が発光層内で光子に変換される効率である。また光取出し効率とは、発光層で発生した光が素子の外部に取り出される効率である。このうちの内部量子効率については、一般的に市販されているLEDのほぼ全てにおいて50%以上の値が既に得られており、中にはほぼ100%の内部量子効率が達成されている例もある。
一方、光取出し効率は、光取出し面における発光素子内部と外部の屈折率の比やその面性状に依存することが知られている。すなわち、LEDに一般的に用いられる化合物半導体の屈折率(n≒2.2〜3.8、例えばGaAsでは3.5)であって空気(真空)の値n=1に比較して極めて大きい。このためスネルの法則に従い、発光素子から外部へ射出され得る光が、発光素子内部から表面への光の入射角がある臨界角(θc)以下のものに制限され、発生した光の大部分を素子外部に取り出せない状況となる。例えばGaAsの場合を例に取ると、臨界角はθc=16.6度であり、全発光の約2%しか素子の外部に取り出せないことになる。
そこで、例えば光取り出し面にエッチング処理を施して、光取り出し面を適度に荒らすことにより、その光取り出し面に臨界角以上の角度で入射する割合を減らして効率を向上することが提案されている。実際に、GaAs系やGaP系のLEDにおいては、短時間の比較的低温(<100℃)のウエットエッチングにより適度に荒れた表面を形成でき、一部では既に実用化されている。しかしながら、青色LEDおよび紫外LEDの材料である窒化物半導体においては事情が異なっている。すなわち窒化ガリウム(GaN)等の窒化物半導体は化学的に極めて安定な物質であり、その表面を荒らすためには、例えば燐酸、硫酸、KOH等を200℃以上に加熱し、その中で1時間以上の長時間のエッチングを行う必要がある。従って、このようなエッチング処理を追加すると、LEDの製造工程及び製造コストが増加し、製造効率が低下してしまう。
一方、基板上に結晶成長されたp型GaN層の表面に凹凸状の加工を施す方法として、特許文献1に示す方法がある。
この方法は、まずp型GaN層の表面にレジストを塗布し、PEP(photo-engraving process)法によりパターニングして複数の平行なストライプ状のレジストパターンを形成した後、熱処理を施すことによりストライプ状のレジストを軟化させて横断面が半円状の「かまぼこ形状」に変形させ、更に、レジストパターンの上からRlE(reactive ion etching)やイオンミリング(ion milling)等の方法によりエッチングすることにより、レジストパターンを順次エッチングしてその下のp型GaN層も順次エッチングし、p型GaN層の表面にレジストパターンの断面形状に似た凹凸を形成する方法である。
特開2000−196152号公報
しかしながら、このようなレジストパターンを用いて凹凸を形成する方法においても、製造工程及び製造コストが増加してしまうという問題が依然として残った。
従って、本発明の目的は、長時間のウエットエッチングやレジストパターンを用いる方法のように製造工程及び製造コストの増加をもたらすことがなく、光取出し効率の高い適度に荒れた表面を有する窒化物半導体発光ダイオード用エピタキシャルウエハを製造する方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、製造工程及び製造コストの増加をもたらすことがない上記方法によって、光取出し効率の高い適度に荒れた表面を有する窒化物半導体発光ダイオード用エピタキシャルウエハ及び窒化物半導体発光ダイオードを提供することにある。
本発明者は上記課題を解決するために鋭意研究を行った結果、窒化物半導体発光ダイオード用エピタキシャルウエハを製造する際に、窒化物半導体結晶のエピタキシャル成長条件を適切に制御することにより、適度に荒れた表面を有する窒化物半導体発光ダイオード用エピタキシャルウエハを製造できるとの知見を得、この知見に基づき本発明を完成させた。
即ち、本発明の窒化物半導体発光ダイオード用エピタキシャルウエハの製造方法は、基板上に複数の窒化物半導体層をエピタキシャル成長により積層させる窒化物半導体発光ダイオード用エピタキシャルウエハの製造方法において、前記複数の窒化物半導体層の少なくとも1層をエピタキシャル成長させる際に、成長条件を制御して成長面に凹凸を形成することにより、最上部に形成された窒化物半導体層の表面に段差が50nm以上の凹凸面を形成し、且つ、前記凹凸面における平坦部の割合が面積比率で20%以上であることを特徴とする。
前記成長条件を制御する層は、p型不純物をドープしたp型窒化物半導体層、又はn型不純物をドープしたn型窒化物半導体層とすることができる。
前記成長条件を制御する層は、p型窒化物半導体層とアンドープ窒化物半導体層の積層部分、又はn型窒化物半導体層とアンドープ窒化物半導体層の積層部分とすることができる。
前記成長条件として、成長中のV族原料とIII族原料の供給量のモル比を1000以下とすることが好ましい。
前記成長条件として、前記p型不純物の結晶中の濃度を1×1019/cm以上、前記n型不純物の結晶中の濃度を5×1018/cm以上とすることができる。
前記成長条件として、p型窒化物半導体層の内部あるいはp型窒化物半導体層に隣接してp型不純物のデルタドープ層を挿入すること、又はn型窒化物半導体層の内部あるいはn型窒化物半導体層に隣接してn型不純物のデルタドープ層を挿入することができる。
前記成長条件として、成長温度を700〜1000℃とすることが好ましい。
前記成長条件として、前述の方法を複数組み合わせることもできる。
前記p型不純物がマグネシウム、亜鉛、炭素のいずれか、前記n型不純物がシリコン、酸素、セレンのいずれかとすることができる。
前述の方法により、最上部の窒化物半導体層の表面に段差が50nm以上の凹凸面を形成した後、更に、前記表面をエッチングすることができる。前記エッチングは酸溶液、又はアルカリ溶液を用いたウエットエッチング、酸溶液、又はアルカリ溶液を用いた電気化学的エッチングとすることができる。前記酸溶液、又はアルカリ溶液が、HSO、HPO、HCl、KOH、NaOHの少なくとも一つを含むことが好ましい。
また、本発明の窒化物半導体発光ダイオード用エピタキシャルウエハは、基板上に、複数の窒化物半導体層を積層させた窒化物半導体発光ダイオード用エピタキシャルウエハにおいて、最上部に形成された窒化物半導体層の表面に段差が50nm以上の凹凸面が形成され、且つ、前記凹凸面における平坦部の割合が面積比率で20%以上であることを特徴とする。
前記基板が、サファイア、SiC、Si、GaN、AlN、ZnO、ZrBのいずれかとすることができる。
前記基板上に、n型不純物をドープしたn型窒化物半導体層、及びp型不純物をドープしたp型窒化物半導体層を形成し、前記p型窒化物半導体層の内部あるいはp型窒化物半導体層に隣接してp型不純物のデルタドープ層を挿入することもできる。
前記基板上に、n型不純物をドープしたn型窒化物半導体層、及びp型不純物をドープしたp型窒化物半導体層を形成し、前記n型窒化物半導体層の内部あるいはn型窒化物半導体層に隣接してn型不純物のデルタドープ層を挿入することもできる。
また、本発明の窒化物半導体発光ダイオードは、基板上に、複数の窒化物半導体層を積層させた窒化物半導体発光ダイオードにおいて、最上部に形成された窒化物半導体層の表面に段差が50nm以上の凹凸面が形成されると共に、前記凹凸面における平坦部の割合が面積比率で20%以上であり、且つ、前記最上部に形成された窒化物半導体層の上に、更に、金属あるいは酸化物からなる透明電極が形成された表面光取出し型の窒化物半導体発光ダイオードであることを特徴とする。
前記透明電極が、Ni、Pd、Au、ITO、ZnO、Agの少なくとも一つを含むことができる。
また、本発明の窒化物半導体発光ダイオードは、基板上に、複数の窒化物半導体層を積層させた窒化物半導体発光ダイオードにおいて、最上部に形成された窒化物半導体層の表面に段差が50nm以上の凹凸面が形成されると共に、前記凹凸面における平坦部の割合が面積比率で20%以上であり、且つ、前記最上部に形成された窒化物半導体層の上に、更に、金属電極が200nm以上の厚さに形成された裏面光取出し型の窒化物半導体発光ダイオードであることを特徴とする。
前記窒化物半導体は、InxAlyGazN(x≧0、y≧0、z≧0、x+y+z=1)であるのが好ましい。
本発明の製造方法によれば、通常のエピタキシャル成長プロセスにより、適度に荒れた表面を有する窒化物半導体発光ダイオード用エピタキシャルウエハおよび窒化物半導体発光ダイオードを提供することが可能となる。このため、従来のような長時間のウエットエッチングを用いる方法やフォトレジストを用いる方法のように製造コストや製造工程の増加をもたらすことがない。
また、本発明の窒化物半導体発光ダイオード用エピタキシャルウエハ及び窒化物半導体発光ダイオードによれば、光取り出し面を適度に荒らすことにより、その光取り出し面に臨界角以上の角度で入射する割合を減らして効率を向上させることができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る窒化物半導体発光ダイオードの構造例を示す断面図である。
この窒化物半導体発光ダイオードは、p型GaNコンタクト層7の表面に平坦部8aと孔部8bとを有する凹凸面8を形成している点が図8に示す従来の窒化物半導体発光ダイオードと異なっている。
凹凸面8における平坦部8aと孔部8bの段差は、50nm以上、好ましくは200nm以上形成する。また、表面光取出し型のLEDにおいては、凹凸面8における平坦部8aの割合が面積比率で20%以上とすることが好ましい。平坦部8aの割合が20%未満としたのでは、孔部8bの領域が広がりすぎて平坦部8aが少なくなり、その上に透明電極を形成しても断線してLEDの発光領域のうち一部にしか通電されなくなるためである。
凹凸面8は、以下のような方法で形成することができる。
(1)p型GaNコンタクト層7の成長時に、成長条件として、原料ガスのアンモニアとトリメチルガリウム(TMG)のモル比を1000以下、好ましくは200〜1000とする。
(2)p型GaNコンタクト層7の成長時に、成長条件として成長温度を700〜1000℃とする。
(3)p型GaNコンタクト層7の成長時に、成長条件としてp型不純物の結晶中の濃度を1×1019/cm以上となるようにする。
(4)p型GaNコンタクト層7の内部あるいはGaNコンタクト層7に隣接してp型不純物のデルタドープ層を挿入する。
(5)n型GaN層4の成長時に、成長条件として、原料ガスのアンモニアとトリメチルガリウム(TMG)のモル比を1000以下、好ましくは200〜1000とする。
(6)n型GaN層4の成長時に、成長条件として成長温度を700〜1000℃とする。
(7)n型GaN層4の成長時に、成長条件としてn型不純物の結晶中の濃度を5×1018/cm以上となるようにする。
(8)n型GaN層4の内部あるいはGaN層4に隣接してn型不純物のデルタドープ層を挿入する。
(9)アンドープGaN層3及びn型GaN層4の成長時に、成長条件として、原料ガスのアンモニアとトリメチルガリウム(TMG)のモル比を1000以下、好ましくは200〜1000とする。
(10)(1)〜(9)の方法を複数組み合わせる。
(11)(1)〜(10)の方法に、更に、エッチング処理を施す。
上述の結晶成長は気相成長装置内で行うのが好ましく、例えば有機金属気相成長(MOVPE)装置又はハイドライド気相成長(HVPE)装置内で行うのが好ましい。
上述の方法によれば、通常のエピタキシャル成長プロセスを利用して、適度に荒れた表面を有する窒化物半導体発光ダイオードを提供することが可能となる。また、上述の方法により得られた凹凸面8を有する窒化物半導体発光ダイオードは、光取り出し面に臨界角以上の角度で入射する割合を減少させて効率を向上させることができる。
図1に示すような構造の窒化物半導体発光ダイオードを以下の方法により製造した。
まず、2インチ径のC面サファイア基板1上にMOVPE法により青色で発光するLED構造を成長させた。具体的には、サファイア基板1をMOVPE装置に導入した後に、760Torrの水素/窒素混合ガス雰囲気中(総流量=150slm、窒素/水素=2)で1135℃で10分間加熱することにより、サファイア基板1表面の酸化物等を除去した(熱清浄化)。その後、基板温度を515℃に下げると共に、キャリアガス流量を140slm、キャリアガス中の窒素/水素の体積比を1.5として、窒素原料であるアンモニア(NH)ガスを10slmの流量で成長装置に導入した。更に、Gaの原料としてトリメチルガリウム(TMG)を成長装置に導入し、サファイア基板1上にGaN低温バッファ層2を1.6μm/時の成長速度で22nm成長させた。
その後、キャリアガス流量を80slm、キャリアガス中の窒素/水素の体積比を1として、アンモニアガス流量を20slm、基板温度を1075℃として、アンドープGaN層3を4μm/時の成長速度で2μm成長させた。この場合のV族原料(アンモニア)とTMGのモル流量比は2000であった。更に、その上に電子濃度が4×1018cm−3のSiドープn型GaN層4を、同じくアンモニア/TMGモル比=2000で4μm成長させた。その後、基板温度を750℃に下げ、6周期のInGaN/GaN多重量子井戸層5を形成した。
次に、再び基板温度を1075℃、アンモニア/TMGモル比=8000として、Mgドープのp型Al0.15Ga0.85N層6(正孔濃度=5×1017cm−3)を35nm成長後、アンモニア/TMGモル比のみを200〜1000の間で変化させ、上記と同様な成長プロセスでMgドープのp型GaNコンタクト層7(正孔濃度=1×1018cm−3)を200nm成長させた。
p型GaNコンタクト層7の成長時のアンモニア/TMGモル比を1000以下とすることにより、p型GaNコンタクト層7の表面に平坦部8aと孔部8bとを有する凹凸面8を生じた。表面に生じた孔部8bの大きさはアンモニア/TMGモル比の低下とともに増加した。
図2に、アンモニア/TMGモル比を所定の値とした場合のp型GaNコンタクト層7表面の電子顕微鏡写真を示す。これより、表面の段差が50nm以上形成されていることが分かる。
p型GaNコンタクト層7を成長後、ウエハを酸素中で600℃に加熱し、20分間熱処理を加えp型GaNコンタクト層7を低抵抗化した。
このようにして得られた青色LED用エピタキシャルウエハに対して、リアクティブ・イオン・エッチング(RIE)装置により、n型GaN層4を露出させるためのエッチングを行い、n型電極10、SiO膜(図示せず)、p型電極を兼ねた透明電極9(Ni2nm/Au6nm)を形成して、図1に示す表面光取出し型のLED構造を製造し、LEDの光出力を測定した。
なお、比較例として、p型GaNコンタクト層7成長時のアンモニア/TMGモル比のみを1000を超える条件で成長させた以外は上記と同様の条件で表面光取出し型のLED構造を製造し、LEDの光出力を測定した。この場合、p型GaNコンタクト層7の表面は従来と同様に平坦な表面状態となった。
図3に、p型GaNコンタクト層7成長時のアンモニア/TMGモル比と20mA通電時の光出力の関係を示す。
光出力は、アンモニア/TMGモル比の増加と共に増加し、アンモニア/TMGモル比が800の場合に光出力は最大の8.2mWとなった。この場合、図2におけるp型GaNコンタクト層7の穴の深さ(図1において模式的に表した孔部8bに対応する)は200nmとなり、p型GaNコンタクト層7の厚みと同じであった。
アンモニア/TMGモル比が500以下の場合、モル比が小さくなると光出力が低下しているのは、孔部8bの領域が広がりすぎて平坦部8aが少なくなったため、その上に形成した透明電極9が断線し、LEDの発光領域のうち一部にしか通電されなくなったためと考えられる。
一方、比較例におけるLEDの20mA通電時の光出力は6.2mWであった。図3において、この6.2mWよりも光出力が高いLEDのうちで、最もp型GaN成長時のV/III比が低いのはアンモニア/TMGモル比が500の場合である。この場合のLEDのp型GaNコンタクト層7表面における平坦部8aと孔部8bの割合は2:8であった。このことは、LED表面の平坦部8aの面積割合が20%以上である場合には、表面光取出し型のLEDへ適用することで光出力の向上が望めることを示している。
実施例1と同様の方法により、p型GaNコンタクト層7の成長時のアンモニア/TMGモル比を変えて成長したLED用エピタキシャルウエハを用いて、裏面光取出し型のLEDを製作した。
図4に、裏面光取出し型のLEDの素子構造を示す。
裏面光取出し型のLEDにおいても基本的な素子構造は図1と同様であるが、p型GaNコンタクト層7表面に反射率の高いAg電極(300nm厚)からなるp型電極12を形成した点が図1に示す表面光取出し型のLEDと異なっている。実施例1と同様な方法によりチップ形成後、LEDの裏面を上にして実装を行い、LEDランプを形成して、光出力を測定した。
図5に、p型GaNコンタクト層7成長時のアンモニア/TMGモル比と裏面光取出し型のLEDの光出力の関係を示す。
表面光取出し型LEDの結果とは異なり、この場合にはアンモニア/TMGモル比が低いほど光出力が高くなり、アンモニア/TMGモル比が100の場合に最高の光出力38mWが得られた。
これは、裏面光取出し型の場合にはp型電極12を厚く形成しているので実施例1のような電極の断線が起きずに、アンモニア/TMGモル比が低く表面の孔部8bが大きいほど、光取出し効率が向上したものと考えられる。
実施例1のLEDの成長において、n型GaN層4のみをアンモニア/TMGモル比=800としてLED用エピタキシャルウエハを成長させた。
この場合にも、実施例1の場合と同様にエピタキシャルウエハの表面は荒れて、このエピタキシャルウエハを用いて作製した表面光取出し型のLEDの光出力は20mA通電時に7.5mWと、比較例のLEDの光出力よりも大きくなった。
実施例1のLEDの成長において、n型GaN層4のキャリア濃度を5×1018〜3×1019/cmとしてLED用エピタキシャルウエハを成長させた。
この場合にも、実施例1と同様にエピタキシャルウエハの表面は荒れて、このエピタキシャルウエハを用いて作製した表面光取出し型のLEDの光出力は20mA通電時に7〜8.2mWと、比較例のLEDの光出力よりも大きくなった。
図6に示すように、実施例1のLEDの成長において、アンドープGaN層3と4μm厚のn型GaN層4との界面にSiデルタドープ層14を形成してLED用エピタキシャルウエハを成長させた。この場合、実施例1と同様にエピタキシャルウエハの表面は荒れて、このエピタキシャルウエハを用いて作製した表面光取出し型のLEDの光出力は20mA通電時に7.3mWと、比較例のLEDの光出力よりも大きくなった。
また、n型GaN層4においてアンドープGaN層3の界面から2μmの位置にSiデルタドープ層14を同様にして形成したLED用エピタキシャルウエハを成長させた場合にも、同様にエピタキシャルウエハの表面は荒れて、このエピタキシャルウエハを用いて作製した表面光取出し型のLEDの光出力は20mA通電時に6.8mWと、比較例のLEDの光出力よりも大きくなった。
実施例1のLEDの成長において、p型GaN層のMg濃度を1×1019〜3×1020/cmとしてLED用エピタキシャルウエハを成長させた。
この場合にも、実施例1と同様にエピタキシャルウエハの表面は荒れて、このエピタキシャルウエハを用いて作製した表面光取出し型のLEDの光出力は20mA通電時に7.4〜8.2mWと、比較例のLEDの光出力よりも大きくなった。
図7に示すように、実施例1のLEDの成長において、p型AlGaN層6とp型GaNコンタクト層7との界面にMgデルタドープ層16を形成してLED用エピタキシャルウエハを成長させた。この場合、実施例1と同様にエピタキシャルウエハの表面は荒れて、このエピタキシャルウエハを用いて作製した表面光取出し型のLEDの光出力は20mA通電時に7mWと、比較例のLEDの光出力よりも大きくなった。
また、p型GaNコンタクト層7においてp型AlGaN層6から100nmの位置にMgデルタドープ層16を同様にして形成したLED用エピタキシャルウエハを成長させた場合にも、同様にエピタキシャルウエハの表面は荒れて、このエピタキシャルウエハを用いて作製した表面光取出し型のLEDの光出力は20mA通電時に8mWと、比較例のLEDの光出力よりも大きくなった。
実施例1のLEDの成長において、p型GaNコンタクト層7成長時の成長温度を600〜1075℃としてLED用エピタキシャルウエハを成長させた。成長温度が1000℃以下の場合に、実施例1と同様にエピタキシャルウエハの表面は荒れて、成長温度が700〜1000℃の範囲で、これらのエピタキシャルウエハを用いて作製した表面光取出し型のLEDの光出力は通常のLEDの光出力よりも大きくなった。しかし、成長温度が700℃未満の場合には結晶性の低下が著しく、光出力は比較例のLEDの光出力よりも小さくなった。
実施例1のLEDの成長において、p型GaNコンタクト層7成長時の成長温度を950℃、アンモニア/TMGモル比を800としてLED用エピタキシャルウエハを成長させた。
このエピタキシャルウエハを用いて作製した表面光取出し型のLEDの光出力は20mA通電時に9.2mWと、比較例のLEDの光出力よりも大きくなった。
実施例1のLEDの成長において、p型GaNコンタクト層7成長時の成長温度を800℃、p型GaN層中のMg濃度を1×1020/cmとしてLED用エピタキシャルウエハを成長させた。
このエピタキシャルウエハを用いて作製した表面光取出し型のLEDの光出力は20mA通電時に10mWと、比較例のLEDの光出力よりも大きくなった。
n型不純物を酸素あるいはセレンとして、実施例4と同様な実験を行った。
この場合にも、実施例4と同様にエピタキシャルウエハの表面は荒れて、このエピタキシャルウエハを用いて作製した表面光取出し型のLEDの光出力は20mA通電時に8〜8.5mWと、比較例のLEDの光出力よりも大きくなった。
p型不純物を亜鉛あるいは炭素として、実施例6と同様な実験を行った。
この場合にも、実施例6と同様にエピタキシャルウエハの表面は荒れて、このエピタキシャルウエハを用いて作製した表面光取出し型のLEDの光出力は20mA通電時に8.2〜9mWと、比較例のLEDの光出力よりも大きくなった。
実施例9に記載のLED用エピタキシャルウエハを成長後に、(1)150℃のHSO中、(2)180℃のHPO中、(3)180℃のHClとHPOの混合液中、(4)200℃のKOHのエチレングリコール溶液中、(5)250℃のNaOHのエチレングリコール溶液中などで20分間エッチングした。その後、このエピタキシャルウエハを用いて表面光取出し型のLEDを作製した。
このLEDの光出力は20mA通電時に10.1〜12.2mWと、実施例9の場合よりも大きくなった。これは、成長により形成されたウエハ表面の穴がエッチングにより拡大され、光取出し効率が増加したためである。
実施例9に記載のLED用エピタキシャルウエハを成長後に、(1)HSO中、(2)HPO中、(3)HClとHPOの混合液中、(4)KOH水溶液中、(5)NaOH水溶液中などで10分間の電気化学エッチングを施した。その後、このエピタキシャルウエハを用いて表面光取出し型のLEDを作製した。
このLEDの光出力は20mA通電時に11〜13.2mWと、実施例9の場合よりも大きくなった。これも実施例13の場合と同様に、成長により形成されたウエハ表面の穴がエッチングにより拡大され、光取出し効率が増加したためである。
実施例9と同様な実験を、基板を(1)SiC基板、(2)Si基板、(3)GaN基板、(4)AlN基板、(5)ZnO基板、(6)ZrB基板として行った。いずれの場合においても、比較例のLEDよりも表面を荒らしたLEDの方が光出力が大きくなった。
実施例1において、200nm厚のp型GaNコンタクト層7の部分をアンドープGaN層100nm/p型GaN100nmの積層構造とした試料においても、実施例1とほぼ同様の結果が得られた。
実施例1において、透明電極9をPd2nm/Au8nm、ITO300nm、ZnO200nm、あるいは、Ag5nmとした場合にも実施例1と同様の結果が得られた。
このことから、本発明が透明電極の材質に関わらず適用可能であることが明らかとなった。
実施例1により得られる窒化物半導体発光ダイオードの構造を示す断面図である。 実施例1の製造段階で得られるp型GaNコンタクト層表面の電子顕微鏡写真である。 p型GaNコンタクト層成長時のアンモニア/TMGモル比と表面光取出し型のLEDの光出力の関係を示すグラフである。 実施例2により得られる窒化物半導体発光ダイオードの構造を示す断面図である。 p型GaNコンタクト層成長時のアンモニア/TMGモル比と裏面光取出し型のLEDの光出力の関係を示すグラフである。 実施例5により得られる窒化物半導体発光ダイオードの構造を示す断面図である。 実施例7により得られる窒化物半導体発光ダイオードの構造を示す断面図である。 従来例の方法により得られる窒化物半導体発光ダイオードの構造を示す断面図である。
符号の説明
1 サファイア基板
2 低温成長バッファ層
3 アンドープGaN層
4 n型GaN層
5 InGaN/GaN多重量子井戸層
6 p型AlGaN層
7 p型GaNコンタクト層
8 凹凸面
9 透明電極
10 n型電極
12 p型電極
14 Siデルタドープ層
16 Mgデルタドープ層

Claims (24)

  1. 基板上に複数の窒化物半導体層をエピタキシャル成長により積層させる窒化物半導体発光ダイオード用エピタキシャルウエハの製造方法において、
    前記複数の窒化物半導体層の少なくとも1層をエピタキシャル成長させる際に、成長条件を制御して成長面に凹凸を形成することにより、最上部に形成された窒化物半導体層の表面に段差が50nm以上の凹凸面を形成し、且つ、前記凹凸面における平坦部の割合が面積比率で20%以上であることを特徴とする窒化物半導体発光ダイオード用エピタキシャルウエハの製造方法。
  2. 前記成長条件を制御する層が、p型不純物をドープしたp型窒化物半導体層であることを特徴とする請求項1に記載の窒化物半導体発光ダイオード用エピタキシャルウエハの製造方法。
  3. 前記成長条件を制御する層が、n型不純物をドープしたn型窒化物半導体層であることを特徴とする請求項1に記載の窒化物半導体発光ダイオード用エピタキシャルウエハの製造方法。
  4. 前記成長条件を制御する層が、p型窒化物半導体層とアンドープ窒化物半導体層の積層部分、又はn型窒化物半導体層とアンドープ窒化物半導体層の積層部分であることを特徴とする請求項1に記載の窒化物半導体発光ダイオード用エピタキシャルウエハの製造方法。
  5. 前記成長条件として、成長中のV族原料とIII族原料の供給量のモル比を1000以下とすることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の窒化物半導体発光ダイオード用エピタキシャルウエハの製造方法。
  6. 前記成長条件として、前記p型不純物の結晶中の濃度を1×1019/cm以上とすることを特徴とする請求項2に記載の窒化物半導体発光ダイオード用エピタキシャルウエハの製造方法。
  7. 前記成長条件として、前記n型不純物の結晶中の濃度を5×1018/cm以上とすることを特徴とする請求項3に記載の窒化物半導体発光ダイオード用エピタキシャルウエハの製造方法。
  8. 前記成長条件として、p型窒化物半導体層の内部あるいはp型窒化物半導体層に隣接してp型不純物のデルタドープ層を挿入することを特徴とする請求項1又は4に記載の窒化物半導体発光ダイオード用エピタキシャルウエハの製造方法。
  9. 前記成長条件として、n型窒化物半導体層の内部あるいはn型窒化物半導体層に隣接してn型不純物のデルタドープ層を挿入することを特徴とする請求項1又は4に記載の窒化物半導体発光ダイオード用エピタキシャルウエハの製造方法。
  10. 前記成長条件として、成長温度を700〜1000℃とすることを特徴とする請求項1に記載の窒化物半導体発光ダイオード用エピタキシャルウエハの製造方法。
  11. 前記成長条件として、請求項5乃至請求項10のいずれかに記載の方法を複数組み合わせることを特徴とする窒化物半導体発光ダイオード用エピタキシャルウエハの製造方法。
  12. 前記p型不純物が、マグネシウム、亜鉛、炭素のいずれかであることを特徴とする請求項2に記載の窒化物半導体発光ダイオード用エピタキシャルウエハの製造方法。
  13. 前記n型不純物が、シリコン、酸素、セレンのいずれかであることを特徴とする請求項3に記載の窒化物半導体発光ダイオード用エピタキシャルウエハの製造方法。
  14. 請求項1乃至請求項13のいずれかに記載の方法により、最上部の窒化物半導体層の表面に段差が50nm以上の凹凸面を形成した後、更に、前記表面をエッチングすることを特徴とする窒化物半導体発光ダイオード用エピタキシャルウエハの製造方法。
  15. 前記エッチングが酸溶液、又はアルカリ溶液を用いたウエットエッチングであることを特徴とする請求項14に記載の窒化物半導体発光ダイオード用エピタキシャルウエハの製造方法。
  16. 前記エッチングが酸溶液、又はアルカリ溶液を用いた電気化学的エッチングであることを特徴とする請求項14に記載の窒化物半導体発光ダイオード用エピタキシャルウエハの製造方法。
  17. 前記酸溶液、又はアルカリ溶液が、HSO、HPO、HCl、KOH、NaOHの少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項15又は16に記載の窒化物半導体発光ダイオード用エピタキシャルウエハの製造方法。
  18. 基板上に、複数の窒化物半導体層を積層させた窒化物半導体発光ダイオード用エピタキシャルウエハにおいて、
    最上部に形成された窒化物半導体層の表面に段差が50nm以上の凹凸面が形成され、且つ、前記凹凸面における平坦部の割合が面積比率で20%以上であることを特徴とする窒化物半導体発光ダイオード用エピタキシャルウエハ。
  19. 前記基板が、サファイア、SiC、Si、GaN、AlN、ZnO、ZrBのいずれかであることを特徴とする請求項18に記載の窒化物半導体発光ダイオード用エピタキシャルウエハ。
  20. 前記基板上に、n型不純物をドープしたn型窒化物半導体層、及びp型不純物をドープしたp型窒化物半導体層が形成され、前記p型窒化物半導体層の内部あるいはp型窒化物半導体層に隣接してp型不純物のデルタドープ層を挿入したことを特徴とする請求項18に記載の窒化物半導体発光ダイオード用エピタキシャルウエハ。
  21. 前記基板上に、n型不純物をドープしたn型窒化物半導体層、及びp型不純物をドープしたp型窒化物半導体層が形成され、前記n型窒化物半導体層の内部あるいはn型窒化物半導体層に隣接してn型不純物のデルタドープ層を挿入したことを特徴とする請求項18に記載の窒化物半導体発光ダイオード用エピタキシャルウエハ。
  22. 基板上に、複数の窒化物半導体層を積層させた窒化物半導体発光ダイオードにおいて、
    最上部に形成された窒化物半導体層の表面に段差が50nm以上の凹凸面が形成されると共に、前記凹凸面における平坦部の割合が面積比率で20%以上であり、且つ、前記最上部に形成された窒化物半導体層の上に、更に、金属あるいは酸化物からなる透明電極が形成されたことを特徴とする表面光取出し型の窒化物半導体発光ダイオード。
  23. 前記透明電極が、Ni、Pd、Au、ITO、ZnO、Agの少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項22に記載の窒化物半導体発光ダイオード。
  24. 基板上に、複数の窒化物半導体層を積層させた窒化物半導体発光ダイオードにおいて、
    最上部に形成された窒化物半導体層の表面に段差が50nm以上の凹凸面が形成されると共に、前記凹凸面における平坦部の割合が面積比率で20%以上であり、且つ、前記最上部に形成された窒化物半導体層の上に、更に、金属電極が200nm以上の厚さに形成されたことを特徴とする裏面光取出し型の窒化物半導体発光ダイオード。
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