JP2006339077A - 照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】充電部が複数の蓄電体(蓄電池)で構成された太陽電池式の照明装置において、太陽電池等の発電部で発電した電力を複数の蓄電体(蓄電池)に独立に充電し、その各蓄電体を発光部に独立に放電するにあたり、特定の蓄電体に充放電が集中しないようにする。
【解決手段】充電部6を構成する蓄電池61〜66を発電部(太陽電池モジュール)1に接続する充電切替スイッチ3と、蓄電池61〜66を発光部2に接続する充電切替スイッチ4とを設け、それらスイッチ3,4の切替制御によって、蓄電体61〜66のいずれか1つを発電部1に選択的に接続し、蓄電体61〜66のいずれか1つを発光部2に選択的に接続することで、複数の蓄電池61〜66の各々の充放電を独立して行う。
【選択図】図1
【解決手段】充電部6を構成する蓄電池61〜66を発電部(太陽電池モジュール)1に接続する充電切替スイッチ3と、蓄電池61〜66を発光部2に接続する充電切替スイッチ4とを設け、それらスイッチ3,4の切替制御によって、蓄電体61〜66のいずれか1つを発電部1に選択的に接続し、蓄電体61〜66のいずれか1つを発光部2に選択的に接続することで、複数の蓄電池61〜66の各々の充放電を独立して行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、屋外での夜間照明などに用いられる照明装置に関する。
街路灯、庭園や構内の常夜灯などの照明灯(照明装置)は、道路わき、公園、庭園などに設置され、夜間になると点灯して周辺を照明する。街路灯等の照明灯の電源としては、一般に商用電源が適用されているが、例えば、電源を確保し難い場所などで使用する照明灯においては、太陽電池を電源として用いている。太陽電池式照明灯においては、太陽電池で昼間等に発電した電力を蓄電池に蓄えておき、夜間に蓄電池から発光部に電力を供給(放電)して照明を行っている。
また、街路灯等の照明灯に用いられる発光部としては、従来、例えば白熱灯、蛍光灯、水銀灯などが用いられているが、最近では、消費電力の低減化や保守・管理に要する手間の削減などをはかることを目的として、LED(発光ダイオード)が光源として用いられている。
太陽電池式照明灯において、蓄電池の容量は、1晩の使用電力量を賄うことに加えて、何日かの無日照期間を想定し、その期間の点灯を保障できるように、かなり大きな容量が設定される。そのため、1つの蓄電池で、そのような大容量を賄おうとすると、例えば図30に示すように、蓄電池506のサイズが大型化するので、照明灯500の筐体(支柱)510内に収まらなくなる。このため、蓄電池506を収納するためのボックス511を筐体510の外部に設けている。しかしながら、照明灯にとって外部設置のボックス511があることは設置場所の確保という観点から考えて好ましくない。
ここで、大容量の蓄電池を照明灯の筐体内に収める場合、例えば図31に示すように、複数(例えば6個)の小容量蓄電池661〜666によって蓄電部606を構成し、それら複数の小容量蓄電池661〜666を並列接続して使用することが考えられる。しかしながら、複数の小容量蓄電池661〜666を並列接続した場合、各小容量蓄電池間において充放電のアンバランスが生じるという問題が発生する。なお、図31においては、便宜上、蓄電池661〜666を接続する配線が筐体610から飛び出しているように記載しているが、実際に実施する場合、配線は筐体610の中に収められる。
蓄電池の並列接続による蓄電池間のアンバランスを解消する方法として、例えば特許文献1に、太陽電池による充電を個々の蓄電池に対して独立に行う方法が開示されている。また、特許文献2には、複数の蓄電池の独立充電に加えて独立放電を行う方法が開示されている。
特開昭58−123331号公報
特開2000−235065号公報
ところで、上記した特許文献1(特開昭58−123331号公報)に記載の方法は、充電のみを対象とした技術であり、蓄電池の充電に加えて放電を行う照明灯に適用することは困難である。
一方、特許文献2(特開2000−235065号公報)に記載の方法は、充放電を対象とした技術であるが、図2及び図3のフロー図に示されているように、あらかじめ各蓄電池に充放電に関する優先順位をつけているため、全蓄電池容量に対して放電量の小さい照明灯に適用した場合、優先順位の高い蓄電池に充放電が集中してしまう、という問題が発生する。
本発明はそのような実情に鑑みてなされたもので、太陽電池等の発電部で発電した電力を複数の蓄電体(蓄電池)に充電し、その各蓄電体の電力を発光部に放電する照明装置において、特定の蓄電体に充放電が集中することがなく、各蓄電体の充放電を独立して行うことが可能な充放電制御を実現することを目的とする。
本発明は、発電部、発光部及び蓄電部を備えた照明装置であって、前記蓄電部が複数の蓄電体で構成されており、その複数の蓄電体の各々を前記発電部に選択的に接続する充電切替スイッチと、前記複数の蓄電体の各々を前記発光部に選択的に接続する放電切替スイッチとを備えていることを特徴としている。
本発明によれば、充電切替スイッチ及び放電切替スイッチの切替制御によって、複数の蓄電体のいずれかを発電部と発光部に選択的に接続することができるので、複数の蓄電体(蓄電池)の各々の充放電を独立して行うことが可能となる。
本発明において、発電部の具体的な例としては太陽電池を挙げることができる。また、太陽電池を分割した複数の太陽電池ストリングで発電部を構成してもよい。
本発明において、発光部に放電する際に、放電切替スイッチを切替制御し、複数の蓄電体のいずれかを発光部に接続して放電を行う制御部を設けておく。また、蓄電部を複数の太陽電池ストリングで構成する場合、蓄電部の充電を行う際に、充電切替スイッチを切替制御し、1つの太陽電池ストリングに対して1つの蓄電体を接続して充電を行う制御部を設けておく。
本発明において、充電を行う蓄電体と放電を行う蓄電体の組み合わせの選択を、「日出から翌日の日出」、または、「日没から翌日の日没」の単位で行う制御部を設けておく。このように、蓄電体に充放電に関する優先順位をつけないことにより、特定の蓄電体に充放電が集中しないシステムを実現することができる。
本発明において、蓄電部を構成する複数の蓄電体の1つ当たりの容量が、発光部の1日当たりの消費電力量の2倍以上であることが好ましい。このように各蓄電体の容量を設定しておけば、放電マージンを確保することができる。すなわち、ある日が曇天で、その日に充電される蓄電体(蓄電池)が充電不足となっても、次に蓄電体を放電する晩に発光部への電気供給が不足することがなく、次に蓄電体が充電される日の充電によって蓄電池の容量が回復する。
本発明において、太陽電池の1日当たりの発電量を、発光部の1日当たりの消費電力量よりも大きくしておく。このように太陽電池の発電量を設定しておくと、各蓄電体(蓄電池)が1晩に放電した容量が、次の放電までに充電によって回復するので、照明装置を独立したシステムとして成り立たせることができる。
本発明によれば、発電部、発光部及び蓄電部を備え、前記蓄電部を複数の蓄電体(蓄電池)で構成した照明装置において、複数の蓄電体の各々を発電部に選択的に接続する充電切替スイッチと、複数の蓄電体の各々を発光部に選択的に接続する放電切替スイッチを設けているので、それら切替スイッチの切替制御により、複数の蓄電体の各々の充放電を独立して行うことが可能となり、特定の蓄電体に充放電が集中しない充放電システムを実現することが可能になる。さらに、蓄電部を構成する各蓄電体を比較的小容量とすることができるので、各蓄電体の放電電流が容量に対して小さくならずに済み、容量低下や寿命劣化を引き起こす可能性が少なくなる。
まず、太陽電池式の照明装置において、蓄電部が1つの蓄電池(蓄電体)で構成されて
いる場合の充放電制御の例を図27〜図29を参照しながら説明する。
いる場合の充放電制御の例を図27〜図29を参照しながら説明する。
図27に示す照明装置(照明灯)は、太陽電池モジュール301、発光部302、蓄電池306、及び、制御部307を備えており、太陽電池モジュール301と蓄電池306との間に充電スイッチ303が接続されている。また、蓄電池306と発光部302との間に放電スイッチ304が接続されている。
なお、発光部302にはLED電球が用いられている。また、太陽電池モジュール301と蓄電池306との間に逆流防止ダイオード305が接続されている。
次に、この照明装置において、制御部307が実行する充電制御及び放電制御について説明する。
−充電制御−
この例の充電制御を図28のフロー図を参照しながら説明する。
この例の充電制御を図28のフロー図を参照しながら説明する。
まず、制御部307は、太陽電池モジュール301の電圧(以下、太陽電池電圧V301という)が、あるレベル(以下、日没感知電圧VDWNという)以上であるか否かを判定する(ステップS610)。その判定結果が肯定判定「Y」である場合つまり太陽電池電圧V301が日没感知電圧VDWN以上であるときには、制御部307は、周囲状況が昼間であると判断して充電スイッチ303をオンにする(ステップS611)。充電スイッチ303がオンになると、太陽電池モジュール301から蓄電池306に電流が流れて充電が開始され、蓄電池306の電圧(以下、蓄電池電圧V306という)は充電が進むにしたがって上昇する。そして、満充電付近になると急激な電圧上昇が起こる。
この状態では、蓄電池306に流れ込む電流のほとんどが蓄電池306内部の水分を電気分解することに使われており、この状態を継続させることは蓄電池306の寿命を縮めることになる。これを回避するため、ある制限電圧(以下、過充電電圧VOSという)を設定し、蓄電池電圧V306が過充電電圧VOSに達しているか否かを判定し(ステップS612)、蓄電池電圧V306が過充電電圧VOSに達しているときには、制御部307は、充電スイッチ303をオフにして充電を停止する(ステップS615)。このようにして充電を停止すると、蓄電池電圧V306は下降する。
そして、充電停止により、蓄電池電圧V306が、ある電圧(以下、過充電復帰電圧VORという)を下回ったときには、制御部307は充電スイッチ303をオンにして充電を再開する(ステップS617,S611)。周囲状況が昼間であるときには、以上と同様な充電停止と充電再開を繰り返す。
次に、日没が近づき、日射が減少すると太陽電池電圧V301が低下する。そして、太陽電池電圧V301は日没感知電圧VDWN以下となると(ステップS613,S616)、制御部307は周囲状況が夜間であると判断する。このとき、充電スイッチ303がオンの状態である場合、制御部307は充電スイッチ303をオフにし(ステップS614)、充電スイッチ303がオフの状態である場合、制御部307はその状態を保持する(ステップS616の判定結果が肯定判定「Y」の場合)。
そして、日出が近づき、日射が増加すると太陽電池電圧V301が上昇し、その太陽電池電圧V301が、あるレベル(以下、日出感知電圧VUPという)以上となると、制御部307は周囲状況を昼間と判断し、充電スイッチ303をオンにする(ステップS618,S611)。以後、以上の各ステップの処理を順次繰り返す。
−放電制御−
次に、この例の放電制御を図29のフロー図を参照しながら説明する。
次に、この例の放電制御を図29のフロー図を参照しながら説明する。
まず、制御部307は、太陽電池電圧V301が日没感知電圧VDWN以下である否かを判定する(ステップS711)。その判定結果が肯定判定「Y」である場合つまり太陽電池電圧V301が日没感知電圧VDWN以下であるときには、制御部307は、周囲状況が夜間である判断して放電スイッチ304をオンにする(ステップS712)。放電スイッチ304がオンになると、蓄電池306から発光部302への放電が開始され発光部302が点灯する。このような放電により、蓄電池306の残量が少なくなり、これに伴って蓄電池電圧V306が低下する。
そして、蓄電池電圧V306が、ある一定電圧(以下、放電終止電圧という)を下回ると、蓄電池306から電流をほとんど取り出せなくなり、これ以上の放電は蓄電池306の寿命を縮めることになる。これを回避するため、放電終止電圧以上の制限電圧(以下、過放電防止電圧VDSという)を設定し、蓄電池電圧V306が過放電電圧VDSに達しているか否かを判定し(ステップS713)、蓄電池電圧V306が過放電電圧VDSに達しているときには、制御部307は、放電スイッチ304をオフにして放電を停止する(ステップS716)。
次に、日出となり、太陽電池電圧V301が日出感知電圧VUP以上になると(ステップS714)、制御部307は、周囲状況が昼間であると判断し、この時点で、放電スイッチ304がオンの状態である場合、制御部307は放電スイッチ304をオフにし(ステップS715)、放電スイッチ304がオフの状態である場合、制御部307はその状態を保持する(ステップS717の判定結果が肯定判定「Y」の場合)。
以後、ステップS711に戻り、以上の各ステップの処理を順次繰り返す。
なお、この例において、図27に示すように、太陽電池モジュール301と蓄電池306の間に逆流防止ダイオード305が挿入されているので、太陽電池電圧V301が蓄電池電圧V306を下回っても蓄電池306から太陽電池モジュール301への電流の逆流が生じることはない。
次に、本発明の実施形態を以下に説明する。
<実施形態1>
図1は本発明の照明装置の一例を示すシステム構成図である。
図1は本発明の照明装置の一例を示すシステム構成図である。
この例の照明装置(照明灯)は、太陽電池モジュール1、発光部2、蓄電部6、及び、制御部7を備えており、太陽電池モジュール1と蓄電部6との間に充電切替スイッチ3が接続されている。また、蓄電部6と発光部2との間に放電切替スイッチ4が接続されている。なお、発光部2にはLED電球が用いられている。
そして、この例の照明装置(照明灯)においては、蓄電部6を照明灯筐体610(図31参照)の内部に収容できるように、蓄電部6を複数(この例では6個)の蓄電池(蓄電体)61,62,63,64,65,66によって構成している点に特徴がある。
さらに、複数の小容量蓄電池で大容量の蓄電池を構成する場合の問題、つまり、上述した並列充放電における蓄電池間のアンバランスを避けるために、蓄電部6を構成する複数の蓄電池(小容量)61〜66を並列接続するのではなく、その各蓄電池61,62,63,64,65,66をそれぞれ独立した状態で配置するとともに、それら蓄電池61〜66のいずれか1つを太陽電池モジュール1に選択的に接続する充電切替スイッチ3と、蓄電池61〜66のいずれか1つを発光部2に選択的に接続する放電切替スイッチ4とを設け、充電時には、充電切替スイッチ3の切替制御によって太陽電池モジュール1を蓄電池61〜66のいずれか1つに接続して個別充電を行い、放電時には、放電切替スイッチ4の切替制御によって発光部2を蓄電池61〜66のいずれか1つに接続して個別放電を行うように構成した点に特徴がある。
これら充電切替スイッチ3及び放電切替スイッチ4の切替は制御部7によって制御される。また、制御部7は、充電切替スイッチ3と放電切替スイッチ4を、蓄電池61〜66のいずれにも接続しない状態(オフ)に設定する制御も行う。
なお、この例の照明装置においても、太陽電池モジュール1と各蓄電池61〜66との間に逆流防止ダイオード5が接続されており、太陽電池電圧1の電圧が蓄電池61〜66の各電圧を下回っても蓄電池61〜66から太陽電池モジュール1への電流の逆流が生じることはない。
次に、この例の照明装置において、制御部7が実行する充電制御及び放電制御の一例を以下に説明する。
−充電制御−
図2〜図5のフロー図を参照しながら充電制御について説明する。
図2〜図5のフロー図を参照しながら充電制御について説明する。
まず、制御部7は、システム起動時に、太陽電池モジュール1の電圧(以下、太陽電池電圧V1という)が日没感知電圧VDWN以上であるときには、周囲状況が昼間であると判断し、充電切替スイッチ3を蓄電池61に接続して蓄電池61への充電を開始する(ステップS110,S111)。この充電により、蓄電池61の電圧(以下、蓄電池電圧V61という)が上昇して過充電電圧VOSを上回ると、制御部7は、充電切替スイッチ3をオフ(蓄電池61〜66のいずれにも接続しない状態)にして蓄電池61への充電を停止する(ステップS112,S115)。この後、蓄電池電圧V61が低下して過充電復帰電圧VORを下回ると、制御部7は充電切替スイッチ3を蓄電池61に接続して蓄電池61への充電を再開する(ステップS117,S111)。周囲状況が昼間であるときには、以上と同様な処理により、蓄電池61に対する充電停止と充電再開を繰り返す。
日没(例えば、D1日の日没)となり、太陽電池電圧V1が日没感知電圧VDWN以下となると(ステップS113,S116)、制御部7は周囲状況が夜間であると判断する。このとき、充電切替スイッチ3が蓄電池61に接続されている場合、制御部7は充電切替スイッチ3をオフにし(ステップS114)、充電切替スイッチ3がオフの状態である場合、制御部7はその状態を保持する(ステップS116の判定結果が肯定判定「Y」の場合)。
日出(例えば、D2日(D1日の翌日)の日出)となり、太陽電池電圧V1が日出感知電圧VUP以上となると、制御部7は周囲状況が昼間であると判断し、充電切替スイッチ3を蓄電池62に接続して蓄電池62への充電を開始する(ステップS118,S121)。この充電により、蓄電池62の電圧(以下、蓄電池電圧V62という)が上昇して過充電電圧VOSを上回ると、制御部7は充電切替スイッチ3をオフにして蓄電池62への充電を停止する(ステップS122,S125)。この後、蓄電池電圧V62が低下して過充電復帰電圧VORを下回ると、制御部7は、充電切替スイッチ3を蓄電池62に接続して蓄電池62への充電を再開する(ステップS127,S121)。周囲状況が昼間であるときには、以上と同様な処理により、蓄電池62に対する充電停止と充電再開を繰り返す。
日没(例えば、D2日の日没)となり、太陽電池電圧V1が日没感知電圧VDWN以下となると(ステップS123,S126)、制御部7は周囲状況が夜間であると判断する。このとき、充電切替スイッチ3が蓄電池62に接続されている場合、制御部7は充電切替スイッチ3をオフにし(ステップS124)、充電切替スイッチ3がオフの状態である場合、制御部7はその状態を保持する(ステップS126の判定結果が肯定判定「Y」の場合)。
日出(例えば、D3日(D2日の翌日)の日出)となり、太陽電池電圧V1が日出感知電圧VUP以上となると、制御部7は周囲状況が昼間であると判断し、充電切替スイッチ3を蓄電池63に接続して蓄電池63への充電を開始する(ステップS128,S131)。この充電により、蓄電池63の電圧(以下、蓄電池電圧V63という)が上昇して過充電電圧VOSを上回ると、制御部7は、充電切替スイッチ3をオフにして蓄電池63への充電を停止する(ステップS132,S135)。この後、蓄電池電圧V63が低下して過充電復帰電圧VORを下回ると、制御部7は、充電切替スイッチ3を蓄電池63に接続して蓄電池63への充電を再開する(ステップS137,S131)。周囲状況が昼間であるときには、以上と同様な処理により、蓄電池63に対する充電停止と充電再開を繰り返す。
日没(例えば、D3日の日没)となり、太陽電池電圧V1が日没感知電圧VDWN以下となると(ステップS133,S136)、制御部7は周囲状況が夜間であると判断する。このとき、充電切替スイッチ3が蓄電池63に接続されている場合、制御部7は充電切替スイッチ3をオフにし(ステップS134)、充電切替スイッチ3がオフの状態である場合、制御部7はその状態を保持する(ステップS136の判定結果が肯定判定「Y」の場合)。
日出(例えば、D4日(D3日の翌日)の日出)となり、太陽電池電圧V1が日出感知電圧VUP以上となると、制御部7は周囲状況が昼間であると判断し、充電切替スイッチ3を蓄電池64に接続して蓄電池64への充電を開始する(ステップS138,S141)。この充電により、蓄電池64の電圧(以下、蓄電池電圧V64という)が上昇して過充電電圧VOSを上回ると、制御部7は、充電切替スイッチ3をオフにして蓄電池64への充電を停止する(ステップS142,S145)。この後、蓄電池電圧V64が低下して過充電復帰電圧VORを下回ると、制御部7は、充電切替スイッチ3を蓄電池64に接続して蓄電池64への充電を再開する(ステップS147,S141)。周囲状況が昼間であるときには、以上と同様な処理により、蓄電池64に対する充電停止と充電再開を繰り返す。
日没(例えば、D4日の日没)となり、太陽電池電圧V1が日没感知電圧VDWN以下となると(ステップS143,S146)、制御部7は周囲状況が夜間であると判断する。このとき、充電切替スイッチ3が蓄電池64に接続されている場合、制御部7は充電切替スイッチ3をオフにし(ステップS144)、充電切替スイッチ3がオフの状態である場合、制御部7はその状態を保持する(ステップS146の判定結果が肯定判定「Y」の場合)。
日出(例えば、D5日(D4日の翌日)の日出)となり、太陽電池電圧V1が日出感知電圧VUP以上となると、制御部7は周囲状況が昼間であると判断し、充電切替スイッチ3を蓄電池65に接続して蓄電池65への充電を開始する(ステップS148,S151)。この充電により、蓄電池65の電圧(以下、蓄電池電圧V65という)が上昇して過充電電圧VOSを上回ると、制御部7は充電切替スイッチ3をオフにして蓄電池65への充電を停止する(ステップS152,S155)。この後、蓄電池電圧V65が低下して過充電復帰電圧VORを下回ると、制御部7は、充電切替スイッチ3を蓄電池65に接続して蓄電池65への充電を再開する(ステップS157,S151)。周囲状況が昼間であるときには、以上と同様な処理により、蓄電池65に対する充電停止と充電再開を繰り返す。
日没(例えば、D5日の日没)となり、太陽電池電圧V1が日没感知電圧VDWN以下となると(ステップS153,S156)、制御部7は周囲状況が夜間であると判断する。このとき、充電切替スイッチ3が蓄電池65に接続されている場合、制御部7は充電切替スイッチ3をオフにし(ステップS154)、充電切替スイッチ3がオフの状態である場合、制御部7はその状態を保持する(ステップS156の判定結果が肯定判定「Y」の場合)。
日出(例えば、D6日(D5日の翌日)の日出)となり、太陽電池電圧V1が日出感知電圧VUP以上となると、制御部7は周囲状況が昼間であると判断し、充電切替スイッチ3を蓄電池66に接続して蓄電池66への充電を開始する(ステップS158,S161)。この充電により、蓄電池66の電圧(以下、蓄電池電圧V66という)が上昇して過充電電圧VOSを上回ると、制御部7は充電切替スイッチ3をオフにして蓄電池66への充電を停止する(ステップS162,S165)。この後、蓄電池電圧V66が低下して過充電復帰電圧VORを下回ると、制御部7は、充電切替スイッチ3を蓄電池66に接続して蓄電池66への充電を再開する(ステップS167,S161)。周囲状況が昼間であるときには、以上と同様な処理により、蓄電池66に対する充電停止と充電再開を繰り返す。
日没(例えば、D6日の日没)となり、太陽電池電圧V1が日没感知電圧VDWN以下となると(ステップS163,S166)、制御部7は周囲状況が夜間であると判断する。このとき、充電切替スイッチ3が蓄電池66に接続されている場合、制御部7は充電切替スイッチ3をオフにし(ステップS164)、充電切替スイッチ3がオフの状態である場合、制御部7はその状態を保持する(ステップS166の判定結果が肯定判定「Y」の場合)。
日出(例えば、D7日(D6日の翌日)の日出)となり、太陽電池電圧V1が日出感知電圧VUP以上となると(ステップS168)、制御部7は周囲状況が昼間であると判断して、ステップS111に戻り、充電切替スイッチ3を蓄電池61に接続して蓄電池61への充電を開始する。以後、以上の各ステップの処理を順次繰り返す。
−放電制御−
図5〜図7のフロー図を参照しながら放電制御について説明する。
図5〜図7のフロー図を参照しながら放電制御について説明する。
まず、制御部7は、太陽電池電圧V1が日没感知電圧VDWN以下であるときには、周囲状況が夜間であると判断し、放電切替スイッチ4を蓄電池62に接続して蓄電池62からの放電を開始する(ステップS211,S212)。この放電により、蓄電池電圧V62が低下して過放電防止電圧VDSを下回った場合、制御部7は、放電切替スイッチ4をオフ(蓄電池61〜66のいずれにも接続しない状態)にして蓄電池62からの放電を停止する(ステップS213,S216)。
日出(例えば、D2日の日出)となり、太陽電池電圧V1が日出感知電圧VUP以上になると(ステップS214,S217)、制御部7は周囲状況が昼間であると判断する。このとき、放電切替スイッチ4が蓄電池62に接続されている場合、制御部7は放電切替スイッチ4をオフにし(ステップS215)、放電切替スイッチ4がオフの状態である場合、制御部7はその状態を保持する(ステップS217の判定結果が肯定判定「Y」の場合)。
日没(例えば、D2日の日没)となり、太陽電池電圧V1が日没感知電圧VDWN以下となると、制御部7は周囲状況が夜間であると判断し、放電切替スイッチ4を蓄電池63に接続して蓄電池63からの放電を開始する(ステップS221,S222)。この放電により、蓄電池電圧V63が低下して過放電防止電圧VDSを下回った場合、制御部7は放電切替スイッチ4をオフにして蓄電池63からの放電を停止する(ステップS223,S226)。
日出(例えば、D3日の日出)となり、太陽電池電圧V1が日出感知電圧VUP以上になると(ステップS224,S227)、制御部7は周囲状況が昼間であると判断する。このとき、放電切替スイッチ4が蓄電池63に接続されている場合、制御部7は放電切替スイッチ4をオフにし(ステップS225)、放電切替スイッチ4がオフの状態である場合、制御部7はその状態を保持する(ステップS227の判定結果が肯定判定「Y」の場合)。
日没(例えば、D3日の日没)となり、太陽電池電圧V1が日没感知電圧VDWN以下となると、制御部7は周囲状況が夜間であると判断し、放電切替スイッチ4を蓄電池64に接続して蓄電池64からの放電を開始する(ステップS231,S232)。この放電により、蓄電池電圧V64が低下して過放電防止電圧VDSを下回った場合、制御部7は放電切替スイッチ4をオフにして蓄電池64からの放電を停止する(ステップS233,S236)。
日出(例えば、D4日の日出)となり、太陽電池電圧V1が日出感知電圧VUP以上になると(ステップS234,S237)、制御部7は周囲状況が昼間であると判断する。このとき、放電切替スイッチ4が蓄電池64に接続されている場合、制御部7は放電切替スイッチ4をオフにし(ステップS235)、放電切替スイッチ4がオフの状態である場合、制御部7はその状態を保持する(ステップS237の判定結果が肯定判定「Y」の場合)。
日没(例えば、D4日の日没)となり、太陽電池電圧V1が日没感知電圧VDWN以下となると、制御部7は周囲状況が夜間であると判断し、放電切替スイッチ4を蓄電池65に接続して蓄電池65からの放電を開始する(ステップS241,S242)。この放電により、蓄電池電圧V65が低下して過放電防止電圧VDSを下回った場合、制御部7は放電切替スイッチ4をオフにして蓄電池65からの放電を停止する(ステップS243,S246)。
日出(例えば、D5日の日出)となり、太陽電池電圧V1が日出感知電圧VUP以上になると(ステップS244,S247)、制御部7は周囲状況が昼間であると判断する。このとき、放電切替スイッチ4が蓄電池65に接続されている場合、制御部7は放電切替スイッチ4をオフにし(ステップS245)、放電切替スイッチ4がオフの状態である場合、制御部7はその状態を保持する(ステップS247の判定結果が肯定判定「Y」の場合)。
日没(例えば、D5日の日没)となり、太陽電池電圧V1が日没感知電圧VDWN以下となると、制御部7は周囲状況が夜間であると判断し、放電切替スイッチ4を蓄電池66に接続して蓄電池66からの放電を開始する(ステップS251,S252)。この放電により、蓄電池電圧V66が低下して過放電防止電圧VDSを下回った場合、制御部7は放電切替スイッチ4をオフにして蓄電池65からの放電を停止する(ステップS253,S256)。
日出(例えば、D6日の日出)となり、太陽電池電圧V1が日出感知電圧VUP以上になると(ステップS254,S257)、制御部7は周囲状況が昼間であると判断する。このとき、放電切替スイッチ4が蓄電池66に接続されている場合、制御部7は放電切替スイッチ4をオフにし(ステップS255)、放電切替スイッチ4がオフの状態である場合、制御部7はその状態を保持する(ステップS257の判定結果が肯定判定「Y」の場合)。
日没(例えば、D6日の日没)となり、太陽電池電圧V1が日没感知電圧VDWN以下となると、制御部7は周囲状況が夜間であると判断し、放電切替スイッチ4を蓄電池61に接続して蓄電池61からの放電を開始する(ステップS261,S262)。この放電により、蓄電池電圧V61が低下して過放電防止電圧VDSを下回った場合、制御部7は放電切替スイッチ4をオフにして蓄電池61からの放電を停止する(ステップS263,S266)。
日出(例えば、D7日の日出)となり、太陽電池電圧V1が日出感知電圧VUP以上になると(ステップS264,S267)、制御部7は周囲状況が昼間であると判断する。このとき、放電切替スイッチ4が蓄電池61に接続されている場合、制御部7は放電切替スイッチ4をオフにし(ステップS265)、放電切替スイッチ4がオフの状態である場合、制御部7はその状態を保持する(ステップS267の判定結果が肯定判定「Y」の場合)。
以後、ステップS211に戻り、以上の各ステップの処理を順次繰り返す。
以上の充電制御及び放電制御を行う照明装置(図1に示すシステム)において、太陽電池モジュール1の容量を発光部2の1晩の消費電流量を上回るように設定しておけば、各蓄電池61,62,63,64,65,66が1晩に放電した容量が、次の放電までに充電によって回復するので、照明装置(図1に示すシステム)を独立したシステムとして成り立たせることができる。
また、蓄電池61〜66の1つ当たりの容量を、発光部2の1晩の消費電流量よりも大きい容量、好ましくは消費電流量の2倍以上に設定しておけば、放電マージンを確保することができる。すなわち、ある日が曇天で、その日に充電される蓄電池(例えば蓄電池61)が充電不足となっても、次に蓄電池61を放電する晩に発光部2への電気供給が不足することがなく、次に蓄電池61が充電される日の充電によって蓄電池61の容量が回復する。
ここで、この例の照明装置(図1に示すシステム)において、太陽電池モジュール1の充電能力を6Ah(ただし晴天時)、発光部2の1晩の消費電流量を5Ah、蓄電池61〜66の容量を各10Ahとする条件で、図2〜図4に示す充電制御と図5〜図7に示す放電制御を実行したときの蓄電池61〜66の残量推移を図8に示す。この図8から明らかなように、充電する蓄電池及び放電する蓄電池の選択が、日出(例えばD2日の日出)から次の日の日出(例えばD3日の日出)の周期、あるいは、日没(例えばD2の日没)から次の日の日没(例えばD3の日没)の周期で行われていることが判る。
<実施形態2>
以上の実施形態1では、図1のシステムを昼間に起動した場合の例を示したが、この実施形態2では、図1のシステムを夜間に起動する場合にも適用できるようにした点に特徴がある。具体的は、図1のシステムに図2〜図5に示す充電制御を適用し、放電制御には図9〜図11に示す制御を適用している。
以上の実施形態1では、図1のシステムを昼間に起動した場合の例を示したが、この実施形態2では、図1のシステムを夜間に起動する場合にも適用できるようにした点に特徴がある。具体的は、図1のシステムに図2〜図5に示す充電制御を適用し、放電制御には図9〜図11に示す制御を適用している。
図9〜図11に示す放電制御では、システム起動後に、まず、太陽電池電圧V1が日没感知電圧VDWN以下であるか否かを判定し(ステップS201)、太陽電池電圧V1が日没感知電圧VDWN以下であるときには、ステップS202において、「太陽電池モジュール1を蓄電池61に接続した履歴」があるか否かを判定する。その判定結果が、肯定判定「Y」である場合つまり「太陽電池モジュール1を蓄電池61に接続した履歴」があるときには、ステップS212に移行し、そのステップ212以降の各ステップの処理を実行する。一方、ステップS202の判定結果が否定判定「N」である場合つまり「太陽電池モジュール1を蓄電池61に接続した履歴」がないときには、ステップ262に移行し、そのステップ262以降の各ステップの処理を実行する。
なお、図9〜図11のフロー図において、ステップS211〜S265までの各処理は、図5〜図7のフロー図のステップS211〜S265までの各処理と同じであるので、その詳細な説明は省略する。
ここで、この例の照明装置において、太陽電池モジュール1の充電能力を6Ah(ただし晴天時)、発光部2の1晩の消費電流量を5Ah、蓄電池61〜66の容量を各10Ahとする条件で、図2〜図4に示す充電制御と図9〜図11に示す放電制御を実行したときの蓄電池61〜66の残量推移を図12に示す。この図12から明らかなように、充電する蓄電池及び放電する蓄電池の選択が、日出(例えばD2日の日出)から次の日の日出(例えばD3日の日出)の周期、あるいは、日没(例えばD2の日没)から次の日の日没(例えばD3の日没)の周期で行われていることが判る。
<実施形態3>
図13は本発明の照明装置の別の例を示すシステム構成図である。
図13は本発明の照明装置の別の例を示すシステム構成図である。
この例の照明装置(照明灯)は、太陽電池モジュール101、発光部102、蓄電部106、及び、制御部107を備えており、太陽電池モジュール101と蓄電部106との間に充電切替スイッチ131,132が接続されている。また、蓄電部106と発光部102との間に放電切替スイッチ104が接続されている。なお、発光部102にはLED電球が用いられている。
そして、この例の照明装置(照明灯)は、上記した実施形態1と同様に、蓄電部106を、複数(この例では6個)の蓄電池(蓄電体)161,162,163,164,165,166によって構成している点に加えて、太陽電池モジュール101を分割して2つの太陽電池ストリング111,112で構成し、それら太陽電池ストリング111,112の数(2つ)と同じ数の蓄電池を1日で充電できるようにした点に特徴がある。
ここで、太陽電池ストリングとは、太陽電池セルの直列数が太陽電池モジュールと等しく、並列数が太陽電池モジュールより少ない(この例では1/2の並列数)ものを指し、太陽電池モジュールと比較すると出力電圧が等しく、出力電流が少ない(この例では1/2の出力電流)という特性を持つ。そして、太陽電池モジュールを複数の太陽電池ストリングに分割することによって、蓄電池の1つ当りに対する1日の充電量は減少するが、1日に充電できる蓄電池の数が増加するため、曇天による充電不足のリスクを分散させることができる。
この例において、充電切替スイッチ131,132及び放電切替スイッチ104の切替は制御部107によって制御される。また、制御部107は、充電切替スイッチ131,132と放電切替スイッチ104を、蓄電池161〜166のいずれにも接続しない状態(オフ)に設定する制御も行う。
なお、この例の照明装置においても、太陽電池ストリング111と各蓄電池161〜163との間、及び、太陽電池ストリング112と各蓄電池164〜166との間に、それぞれ、逆流防止ダイオード151,152が接続されており、太陽電池電圧が蓄電池161〜166の各電圧を下回っても蓄電池161〜166から太陽電池ストリング111,112への電流の逆流が生じることはない。
次に、この例の照明装置において、制御部7が実行する充電制御及び放電制御の一例を説明する。
−充電制御−
図14及び図15を参照しながら、充電切替スイッチ131の切替制御による充電制御について説明する。
図14及び図15を参照しながら、充電切替スイッチ131の切替制御による充電制御について説明する。
まず、制御部107は、システム起動時に、太陽電池ストリング111の電圧(以下、太陽電池電圧V111という)が日没感知電圧VDWN以上であるときには、周囲状況が昼間であると判断し、充電切替スイッチ131を蓄電池161に接続して蓄電池161への充電を開始する(ステップS310,S311)。この充電により、蓄電池161の電圧(以下、蓄電池電圧V161という)が上昇して過充電電圧VOSを上回ると、制御部107は充電切替スイッチ131をオフ(蓄電池161〜163のいずれにも接続しない状態)にして蓄電池161への充電を停止する(ステップS312,S315)。この後、蓄電池電圧V161が低下して過充電復帰電圧VORを下回ると、制御部107は、充電切替スイッチ131を蓄電池161に接続して蓄電池161への充電を再開する(ステップS317,S311)。周囲状況が昼間であるときには、以上と同様な処理により、蓄電池161に対する充電停止と充電再開を繰り返す。
日没(例えば、D1日の日没)となり、太陽電池電圧V111が日没感知電圧VDWN以下となると(ステップS313,S316)、制御部107は周囲状況が夜間であると判断する。このとき、充電切替スイッチ131が蓄電池161に接続されている場合、制御部107は充電切替スイッチ131をオフにし(ステップS314)、充電切替スイッチ131がオフの状態である場合、制御部107はその状態を保持する(ステップS316の判定結果が肯定判定「Y」の場合)。
日出(例えば、D2日の日出)となり、太陽電池電圧V111が日出感知電圧VUP以上となると、制御部107は周囲状況が昼間であると判断し、充電切替スイッチ131を蓄電池162に接続して蓄電池162への充電を開始する(ステップS318,S321)。この充電により、蓄電池162の電圧(以下、蓄電池電圧V162という)が上昇して過充電電圧VOSを上回ると、制御部107は充電切替スイッチ131をオフにして蓄電池162への充電を停止する(ステップS322,S325)。この後、蓄電池電圧V162が低下して過充電復帰電圧VORを下回ると、制御部107は充電切替スイッチ131を蓄電池162に接続して蓄電池162への充電を再開する(ステップS327,S321)。周囲状況が昼間であるときには、以上と同様な処理にて、蓄電池162に対する充電停止と充電再開を繰り返す。
日没(例えば、D2日の日没)となり、太陽電池電圧V111が日没感知電圧VDWN以下となると(ステップS323,S326)、制御部107は周囲状況が夜間であると判断する。このとき、充電切替スイッチ131が蓄電池162に接続されている場合、制御部107は充電切替スイッチ131をオフにし(ステップS324)、充電切替スイッチ131がオフの状態である場合、制御部107はその状態を保持する(ステップS326の判定結果が肯定判定「Y」の場合)。
日出(例えば、D3日の日出)となり、太陽電池電圧V111が日出感知電圧VUP以上となると、制御部107は周囲状況が昼間であると判断し、充電切替スイッチ131を蓄電池163に接続して蓄電池163への充電を開始する(ステップS328,S331)。この充電により、蓄電池163の電圧(以下、蓄電池電圧V163という)が上昇して過充電電圧VOSを上回ると、制御部107は充電切替スイッチ131をオフにして蓄電池163への充電を停止する(ステップS332,S335)。この後、蓄電池電圧V163が低下して過充電復帰電圧VORを下回ると、制御部107は充電切替スイッチ131を蓄電池163に接続して蓄電池163への充電を再開する(ステップS337,S331)。周囲状況が昼間であるときには、以上と同様な処理により、蓄電池163に対する充電停止と充電再開を繰り返す。
日没(例えば、D3日の日没)となり、太陽電池電圧V111が日没感知電圧VDWN以下となると(ステップS333,S336)、制御部107は周囲状況が夜間であると判断する。このとき、充電切替スイッチ131が蓄電池163に接続されている場合、制御部107は充電切替スイッチ131をオフにし(ステップS334)、充電切替スイッチ131がオフの状態である場合、制御部107はその状態を保持する(ステップS336の判定結果が肯定判定「Y」の場合)。
日出(例えば、D4日の日出)となり、太陽電池電圧V111が日出感知電圧VUP以上となると(ステップS338)、制御部107は周囲状況が昼間であると判断して、ステップS311に戻り、充電切替スイッチ131を蓄電池161に接続して蓄電池161への充電を開始する。
以後、以上の各ステップの処理を順次繰り返す。
次に、図16及び図17を参照しながら、充電切替スイッチ132の切替制御による充電制御について説明する。
まず、制御部107は、システム起動時に、太陽電池ストリング112の電圧(以下、太陽電池電圧V112という)が日没感知電圧VDWN以上であるときには、周囲状況が昼間であると判断し、充電切替スイッチ132を蓄電池164に接続して蓄電池164への充電を開始する(ステップS410,S411)。この充電により、蓄電池164の電圧(以下、蓄電池電圧V164という)が上昇して過充電電圧VOSを上回ると、制御部107は充電切替スイッチ132をオフ(蓄電池164〜166のいずれにも接続しない状態)にして蓄電池164への充電を停止する(ステップS412、ステップS415)。この後、蓄電池電圧V164が低下して過充電復帰電圧VORを下回ると、制御部107は充電切替スイッチ132を蓄電池164に接続して蓄電池164への充電を再開する(ステップS417,S411)。周囲状況が昼間であるときには、以上と同様な処理により、蓄電池164に対する充電停止と充電再開を繰り返す。
日没(例えば、D1日の日没)となり、太陽電池電圧V112が日没感知電圧VDWN以下となると(ステップS413,S416)、制御部107は周囲状況が夜間であると判断する。このとき、充電切替スイッチ132が蓄電池164に接続されている場合、制御部107は充電切替スイッチ132をオフにし(ステップS414)、充電切替スイッチ132がオフの状態である場合、制御部107はその状態を保持する(ステップS416の判定結果が肯定判定「Y」の場合)。
日出(例えば、D2日の日出)となり、太陽電池電圧V112が日出感知電圧VUP以上となると、制御部107は周囲状況が昼間であると判断し、充電切替スイッチ132を蓄電池165に接続して蓄電池165への充電を開始する(ステップS418,S421)。蓄電池165の電圧(以下、蓄電池電圧V165という)が上昇して過充電電圧VOSを上回ると、制御部107は充電切替スイッチ132をオフにして蓄電池165への充電を停止する(ステップS422,S425)。この後、蓄電池電圧V165が低下して過充電復帰電圧VORを下回ると、制御部107は充電切替スイッチ132を蓄電池165に接続して蓄電池165への充電を再開する(ステップS427,S421)。周囲状況が昼間であるときには、以上と同様な処理にて、蓄電池165に対する充電停止と充電再開を繰り返す。
日没(例えば、D2日の日没)となり、太陽電池電圧V112が日没感知電圧VDWN以下となると(ステップS423,S426)、制御部107は周囲状況が夜間であると判断する。このとき、充電切替スイッチ132が蓄電池165に接続されている場合、制御部107は充電切替スイッチ132をオフにし(ステップS424)、充電切替スイッチ132がオフの状態である場合、制御部107はその状態を保持する(ステップS426の判定結果が肯定判定「Y」の場合)。
日出(例えば、D3日の日出)となり、太陽電池電圧V112が日出感知電圧VUP以上となると、制御部107は周囲状況が昼間であると判断し、充電切替スイッチ132を蓄電池166に接続して蓄電池166への充電を開始する(ステップS428,S431)。蓄電池166の電圧(以下、蓄電池電圧V166という)が上昇して過充電電圧VOSを上回ると、制御部107は充電切替スイッチ132をオフにして蓄電池166への充電を停止する(ステップS432,S435)。この後、蓄電池電圧V166が低下して過充電復帰電圧VORを下回ると、制御部107は充電切替スイッチ132を蓄電池166に接続して蓄電池166への充電を再開する(ステップS437,S431)。周囲状況が昼間であるときには、以上と同様な処理により、蓄電池166に対する充電停止と充電再開を繰り返す。
日没(例えば、D3日の日没)となり、太陽電池電圧V112が日没感知電圧VDWN以下となると(ステップS433,S436)、制御部107は周囲状況が夜間であると判断する。このとき、充電切替スイッチ132が蓄電池166に接続されている場合、制御部107は充電切替スイッチ132をオフにし(ステップS434)、充電切替スイッチ132がオフの状態である場合、制御部107はその状態を保持する(ステップS436の判定結果が肯定判定「Y」の場合)。
日出(例えば、D4日の日出)となり、太陽電池電圧V112が日出感知電圧VUP以上となると(ステップ438)、制御部107は、周囲状況が昼間であると判断して、ステップS411に戻り、充電切替スイッチ132を蓄電池164に接続して蓄電池164への充電を開始する。以後、以上の各ステップの処理を順次繰り返す。
−放電制御−
図18〜図20のフロー図を参照しながら放電制御について説明する。
図18〜図20のフロー図を参照しながら放電制御について説明する。
まず、制御部107は、システム起動後、太陽電池電圧V111及び太陽電池電圧V112が共に日没感知電圧VDWN以下であるか否かを判定する(ステップS511)。太陽電池電圧V111及び太陽電池電圧V112が共に日没感知電圧VDWN以下であるときには、放電切替スイッチ104を蓄電池162に接続して蓄電池162からの放電を開始する(ステップS512)。この放電により、蓄電池電圧V162が低下して過放電防止電圧VDSを下回った場合、制御部107は放電切替スイッチ104をオフ(蓄電池161〜166のいずれにも接続しない状態)にして蓄電池162からの放電を停止する(ステップS513,S516)。
日出(例えば、D2日の日出)となり、太陽電池電圧V111または太陽電池電圧V112のいずれか一方が日出感知電圧VUP以上になると(ステップS514,S517)、制御部107は周囲状況が昼間であると判断する。このとき、放電切替スイッチ104が蓄電池162に接続されている場合、制御部107は放電切替スイッチ104をオフにし(ステップS515)、放電切替スイッチ104がオフの状態である場合、制御部107はその状態を保持する(ステップS517の判定結果が肯定判定「Y」の場合)。
日没(例えば、D2日の日没)となり、太陽電池電圧V111及び太陽電池電圧V112が共に日没感知電圧VDWN以下となると、制御部107は周囲状況が夜間であると判断し、放電切替スイッチ104を蓄電池163に接続して蓄電池163からの放電を開始する(ステップS521,S522)。この放電により、蓄電池電圧V163が低下してVDSを下回った場合、制御部107は放電切替スイッチ104をオフにして蓄電池163からの放電を停止する(ステップS523,S526)。
日出(例えば、D3日の日出)となり、太陽電池電圧V111または太陽電池電圧V112のいずれか一方が日出感知電圧VUP以上になると(ステップS524,S527)、制御部107は周囲状況が昼間であると判断する。このとき、放電切替スイッチ104が蓄電池163に接続されている場合、制御部107は放電切替スイッチ104をオフにし(ステップS525)、放電切替スイッチ104がオフの状態である場合、制御部107はその状態を保持する(ステップS527の判定結果が肯定判定「Y」の場合)。
日没(例えば、D3日の日没)となり、太陽電池電圧V111及び太陽電池電圧V112が共に日没感知電圧VDWN以下となると、制御部107は周囲状況が夜間であると判断し、放電切替スイッチ104を蓄電池164に接続して蓄電池164からの放電を開始する(ステップS531,S532)。この放電により、蓄電電池電圧V164が低下してVDSを下回った場合、制御部107は放電切替スイッチ104をオフにして蓄電池164からの放電を停止する(ステップS533,S536)。
日出(例えば、D4日の日出)となり、太陽電池電圧V111または太陽電池電圧V112のいずれか一方が日出感知電圧VUP以上になると(ステップS534,S537)、制御部107は周囲状況が昼間であると判断する。このとき、放電切替スイッチ104が蓄電池164に接続されている場合、制御部107は放電切替スイッチ104をオフにし(ステップS535)、放電切替スイッチ104がオフの状態である場合、制御部107はその状態を保持する(ステップS537の判定結果が肯定判定「Y」の場合)。
日没(例えば、D4日の日没)となり、太陽電池電圧V111及び太陽電池電圧V112が共に日没感知電圧VDWN以下となると、制御部107は周囲状況が夜間であると判断し、放電切替スイッチ104を蓄電池165に接続して蓄電池165からの放電を開始する(ステップS541,S542)。蓄電池電圧V165が低下しVDSを下回った場合、制御部107は放電切替スイッチ104をオフにして蓄電池165からの放電を停止する(ステップS543,S546)。
日出(例えば、D5日の日出)となり、太陽電池電圧V111または太陽電池電圧V112のいずれか一方が日出感知電圧VUP以上になると(ステップS544,S547)、制御部107は周囲状況が昼間であると判断する。このとき、放電切替スイッチ104が蓄電池165に接続されている場合、制御部107は放電切替スイッチ104をオフにし(ステップS545)、放電切替スイッチ104がオフの状態である場合、制御部107はその状態を保持する(ステップS547の判定結果が肯定判定「Y」の場合)。
日没(例えば、D5日の日没)となり、太陽電池電圧V111及び太陽電池電圧V112が共に日没感知電圧VDWN以下となると、制御部107は周囲状況が夜間であると判断し、放電切替スイッチ104を蓄電池166に接続して蓄電池166からの放電を開始する(ステップS551,S552)。蓄電池電圧V166が低下しVDSを下回った場合、制御部107は放電切替スイッチ104をオフにして蓄電池166からの放電を停止する(ステップS553,S556)。
日出(例えば、D6日の日出)となり、太陽電池電圧V111または太陽電池電圧V112のいずれか一方が日出感知電圧VUP以上になると(ステップS554,S547)、制御部107は周囲状況が昼間であると判断する。このとき、放電切替スイッチ104が蓄電池166に接続されている場合、制御部107は放電切替スイッチ104をオフにし(ステップS555)、放電切替スイッチ104がオフの状態である場合、制御部107はその状態を保持する(ステップS557の判定結果が肯定判定「Y」の場合)。
日没(例えば、D6日の日没)となり、太陽電池電圧V111及び太陽電池電圧V112が共に日没感知電圧VDWN以下となると、制御部107は周囲状況が夜間であると判断し、放電切替スイッチ104を蓄電池161に接続して蓄電池161からの放電を開始する(ステップS561,S562)。蓄電池電圧V161が低下しVDSを下回った場合、制御部107は放電切替スイッチ104をオフにして蓄電池161からの放電を停止する(ステップS563、S566)。
日出(例えば、D7日の日出)となり、太陽電池電圧V111または太陽電池電圧V112のいずれか一方が日出感知電圧VUP以上になると(ステップS564,S567)、制御部107は周囲状況が昼間であると判断する。このとき、放電切替スイッチ104が蓄電池161に接続されている場合、制御部107は放電切替スイッチ104をオフにし(ステップS565)、放電切替スイッチ104がオフの状態である場合、制御部107はその状態を保持する(ステップS567の判定結果が肯定判定「Y」の場合)。
以後、ステップS511に戻り、以上の各ステップの処理を順次繰り返す。
以上の充電制御及び放電制御を行う照明装置を独立したシステムとして成立させるため、太陽電池ストリング111,112の総容量を、発光部(この例ではLED電球)102の1晩の消費電流量を上回るように設定する。
また、放電マージンを確保するため、蓄電池161〜166の1つ当たりの容量を、発光部102の1晩の消費電流量よりも大きい容量、好ましくは消費電流量の2倍以上に設定する。
ここで、この例の照明装置(図13に示すシステムに)において、太陽電池ストリング111,112の各充電能力をそれぞれ3Ah(ただし晴天時)、発光部102の1晩の消費電流量を5Ah、蓄電池161〜166の各容量をそれぞれ10Ahとする条件で、図14〜図17に示す充電制御と、図18〜図20に示す放電制御を実行したときの蓄電池161〜166の残量推移を図21に示す。この図21から明らかなように、太陽電池ストリング111,112の数(2つ)と同じ数の蓄電池を1日で充電できていることが判る。
<実施形態4>
以上の実施形態3では、図13に示すシステムを昼間に起動した場合の例を示したが、この実施形態4では、図13のシステムを夜間に起動する場合にも適用できるようにした点に特徴がある。具体的は、図13のシステムに、図14〜図17に示す充電制御を適用し、放電制御には図22〜図24に示す制御を適用している。
以上の実施形態3では、図13に示すシステムを昼間に起動した場合の例を示したが、この実施形態4では、図13のシステムを夜間に起動する場合にも適用できるようにした点に特徴がある。具体的は、図13のシステムに、図14〜図17に示す充電制御を適用し、放電制御には図22〜図24に示す制御を適用している。
図22〜図24に示す制御では、システム起動後に、まず、太陽電池電圧V111及び太陽電池電圧V112が共に日没感知電圧VDWN以下であるか否かを判定し(ステップS501)、太陽電池電圧V111及び太陽電池電圧V112が共に日没感知電圧VDWN以下であるときには、ステップS502において、「太陽電池ストリング111を蓄電池161に接続した履歴」または「太陽電池ストリング112を蓄電池164に接続した履歴」があるか否かを判定する。そのステップS502判定結果が、肯定判定「Y」である場合、つまり「太陽電池ストリング111を蓄電池161に接続した履歴」または「太陽電池ストリング112を蓄電池164に接続した履歴」があるときには、ステップS512に移行し、そのステップS512以降の各ステップの処理を実行する。
一方、ステップS502の判定結果が否定判定「N」である場合、つまり、「太陽電池ストリング111を蓄電池161に接続した履歴」または「太陽電池ストリング112を蓄電池164に接続した履歴」がないときには、ステップS562に移行し、そのステップS562以降の各ステップの処理を実行する。
なお、図22〜図24のフロー図において、ステップS511〜S565までの各処理は、図18〜図20のフロー図のステップS511〜S565までの各処理と同じであるので、その詳細な説明は省略する。
<実施形態5>
上記した実施形態3では、太陽電池ストリングの数を2つとしているが、これに限られることなく、太陽電池ストリングの数は3つ以上であってもよい。図25に太陽電池ストリングの数を3つとした場合の例を示す。
上記した実施形態3では、太陽電池ストリングの数を2つとしているが、これに限られることなく、太陽電池ストリングの数は3つ以上であってもよい。図25に太陽電池ストリングの数を3つとした場合の例を示す。
図25に示す照明装置(照明灯)は、上記した実施形態3と同様に、蓄電部106を、複数(この例では6個)の蓄電池(蓄電体)161,162,163,164,165,166によって構成している点に加えて、太陽電池モジュール201を分割して3つの太陽電池ストリング211,212,213で構成するとともに、3つの充電切替スイッチ231,232,233を設けている点に特徴がある。なお、太陽電池モジュール201及び充電切替スイッチ231,232,233以外の構成は実施形態3(図13のシステム)と基本的に同じである。
そして、この例の照明装置(図25のシステム)において、実施形態3に準ずる条件(ただし、太陽電池ストリング211,212,213については、その各充電能力をそれぞれ2Ah(晴天時)とした条件)で、図14〜図17に示す充電制御と図18〜図21に示す放電制御に準ずる充放電制御を実行したときの蓄電池161〜166の残量推移を図26に示す。この図26から明らかなように、太陽電池ストリング211,212,213の数(3つ)と同じ数の蓄電池を1日で充電できていることが判る。
ここで、現在、太陽電池式照明灯の発光部はLED電球が主となっている。そのため負荷電流が非常に小さく、図27に示したシステム(1つの大容量蓄電池を備えたシステム)では、蓄電池の放電電流が容量に対して非常に小さくなり、これが容量低下や寿命劣化を引き起こす可能性がある。これに対し、以上の全ての実施形態では、複数の小容量蓄電体(蓄電池)によって蓄電部を構成しているので、各蓄電体(蓄電池)の放電電流が容量に対して小さくならずに済み、上記した問題を解決することができる。
また、複数の蓄電池で蓄電部を構成するにあたり、蓄電池を並列使用した場合、結線時に誤って1つを逆接続すると、ショートが起こり事故につながる恐れがあるが、以上の全ての実施形態では、各蓄電池の充放電を独立に行うことができるので、そのような問題も解決することができる。さらに、メーカーの異なる複数の蓄電池(ただし、容量・電圧についてはほぼ同等のもの)の組合わせて使用することも可能になるという利点もある。
1 太陽電池モジュール(発電部)
2 発光部
3 充電切替スイッチ
4 放電切替スイッチ
5 逆流防止ダイオード
6 蓄電部
61〜66 蓄電池(蓄電体)
7 制御部
101 太陽電池モジュール(発電部)
111,112 太陽電池ストリング
102 発光部
131,132 充電切替スイッチ
104 放電切替スイッチ
105 逆流防止ダイオード
106 蓄電部
161〜166 蓄電池(蓄電体)
107 制御部
2 発光部
3 充電切替スイッチ
4 放電切替スイッチ
5 逆流防止ダイオード
6 蓄電部
61〜66 蓄電池(蓄電体)
7 制御部
101 太陽電池モジュール(発電部)
111,112 太陽電池ストリング
102 発光部
131,132 充電切替スイッチ
104 放電切替スイッチ
105 逆流防止ダイオード
106 蓄電部
161〜166 蓄電池(蓄電体)
107 制御部
Claims (8)
- 発電部、発光部及び蓄電部を備えた照明装置であって、前記蓄電部が複数の蓄電体で構成されており、その複数の蓄電体の各々を前記発電部に選択的に接続する充電切替スイッチと、前記複数の蓄電体の各々を前記発光部に選択的に接続する放電切替スイッチとを備えていることを特徴とする照明装置。
- 前記発電部が太陽電池であることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
- 前記発電部が複数の太陽電池ストリングで構成されていることを特徴とする請求項2記載の照明装置。
- 前記発光部に放電する際に、前記放電切替スイッチを切替制御し、前記複数の蓄電体のいずれかを前記発光部に接続して放電を行う制御部を備えていることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
- 前記蓄電部の充電を行う際に、前記充電切替スイッチを切替制御し、1つの太陽電池ストリングに対して1つの蓄電体を接続して充電を行う制御部を備えていることを特徴とする請求項3記載の照明装置。
- 充電を行う前記蓄電体と放電を行う前記蓄電体の組み合わせの選択を、「日出から翌日の日出」、または、「日没から翌日の日没」の単位で行う制御部を備えていることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
- 前記蓄電体の1つ当たりの容量が、前記発光部の1日当たりの消費電力量の2倍以上であることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
- 前記太陽電池の1日当たりの発電量が、前記発光部の1日当たりの消費電力量よりも大きいことを特徴とする請求項2記載の照明装置。
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- 2005-06-03 JP JP2005164419A patent/JP2006339077A/ja active Pending
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