JP2006338698A - 半導体記憶装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 冗長救済に係る回路規模の増大を押さえることができる半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】 外部クロック入力に応答して内部アドレスを順次増進或いは順次減進させて発生するアドレスカウンタを備え、メモリセルアレイに連続的にアクセスしてデータを連続的に読み出し可能な半導体記憶装置1であって、メモリセルアレイのアドレス空間が複数の連続するアドレスからなるブロックに区分され、ブロック毎に、次のブロックが不良ブロックか否かの不良情報を記憶する不良情報レジスタを各別に備え、アドレスカウンタが、アクセス中のブロックに対応する不良情報レジスタから出力される不良情報が、次のブロックが不良ブロックであることを示す場合に、内部アドレスがアクセス中のブロックから次のブロックに移行するときに、不良情報に基づいて、次のブロックを飛び越えて内部アドレスを増進或いは減進させる。
【選択図】 図1
【解決手段】 外部クロック入力に応答して内部アドレスを順次増進或いは順次減進させて発生するアドレスカウンタを備え、メモリセルアレイに連続的にアクセスしてデータを連続的に読み出し可能な半導体記憶装置1であって、メモリセルアレイのアドレス空間が複数の連続するアドレスからなるブロックに区分され、ブロック毎に、次のブロックが不良ブロックか否かの不良情報を記憶する不良情報レジスタを各別に備え、アドレスカウンタが、アクセス中のブロックに対応する不良情報レジスタから出力される不良情報が、次のブロックが不良ブロックであることを示す場合に、内部アドレスがアクセス中のブロックから次のブロックに移行するときに、不良情報に基づいて、次のブロックを飛び越えて内部アドレスを増進或いは減進させる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、半導体記憶装置、特に、外部クロック入力に応答して内部アドレスを順次増進(インクリメント)或いは順次減進(デクリメント)させて発生するアドレスカウンタを備え、順次増進或いは順次減進する内部アドレスにより内蔵のメモリセルアレイに連続的にアクセスしてデータを連続的に読み出し可能に構成された半導体記憶装置に関する。
近年のデジタル技術の発展により、電算機や画像・音声処理装置では、大容量且つ高速動作可能なメモリ(半導体記憶装置)が要求される。このため、高速アクセスを実現するシンクロナスバースト機能を有するメモリが広く用いられている。シンクロナスバースト機能を有するメモリは、一般的に、内部アドレスが規則的に割り当てられており、内部アドレスを外部クロックに同期してシーケンシャルにインクリメントさせて生成し、連続的にアクセスしてデータを連続的に読み出すように構成されている。そして、シンクロナスバースト時の内部アドレスを生成する回路としてバイナリカウンタが使用される。尚、大容量メモリを提供する場合、メモリセルの欠陥による歩留まり低下が価格上昇の要因となっている。
ところで、画像・音声等のデータ用メモリにおいては、記憶するデータ量に変化があるため、記憶容量にある程度余裕があるものが使われている。例えば、必要とされる記憶容量が100Mバイトであれば、128Mバイトのものが一般に用いられる。この場合には、必ずしも全容量を必要とすることがないため、記憶容量に28Mバイト程度の余裕がある。
このため、従来は、不良メモリセルを冗長メモリセルによって置き換えるとともに、シンクロナスバースト動作においては、不良メモリセルを跳び越して順次アクセスする機能を提供することで、不良メモリセル以外のメモリ領域を使用することを可能にしている。これによって、半導体記憶装置の歩留まりを向上させ、安価に大容量メモリを提供することが可能となる。
このような半導体記憶装置における救済技術には、例えば、順次インクリメントさせて内部アドレスを生成するアドレスカウンタと、不良メモリセルを含むメモリブロックを特定する不良アドレスに対応する数値を記憶する手段とを備え、アドレスカウンタが、不良アドレスに対応する数値を飛び越して内部アドレスを生成するように構成された半導体記憶装置がある(例えば、特許文献1参照)。
ここで、図6〜図8は、半導体記憶装置の構成を示している。ここでは説明を容易にするため、半導体記憶装置2のメモリセルアレイのアドレス空間が複数の連続するアドレスからなるブロックに区分されており、メモリブロック単位で冗長救済を行う場合について説明する。図6に示すように、半導体記憶装置は、複数のメモリブロック、アドレス発生回路110、制御回路80、読出し回路50、及び、入出力回路60等を備えて構成される。
アドレス発生回路110の詳細について図7及び図8を基に説明する。図7は、アドレス発生回路110の構成を示すブロック図である。アドレス発生回路110は、図7に示すように、不良ブロックアドレス記憶レジスタ130、一致検出回路140、アドレスカウンタ150、入力アドレスとシンクロナスアドレスを切り替えるアドレス切替回路160、シンクロナスアクセス及びランダムアクセスを切り替えるアクセス切替回路170から構成される。ここで、図8は、不良アドレス記憶レジスタ130及び一致検出回路140の構成を示すブロック図である。
不良アドレス記憶レジスタ130は、不良ブロックを特定する不良アドレスに対応する値を記憶するレジスタであり、ここでは、不良ブロックが存在する場合、不良アドレス記憶レジスタ181から順に、不良ブロックより1つ前のメモリブロックを特定するブロックアドレスの値を書き込む。記憶可能な不良アドレスに対応する値の数は、不良アドレス記憶レジスタの個数mで決まる。
一致検出回路140は、アドレスカウンタ150によって生成されたシンクロナスアドレスが、不良アドレス記憶レジスタの1つに記憶されている不良アドレスと一致すると、ブロックスキップ信号を出力する。
アドレスカウンタ150は、図7に示すように、外部クロック及びブロックスキップ信号に応じてアドレスの値をインクリメントし、シンクロナスアドレスを発生させる。具体的には、アドレスカウンタ150は、外部クロックが入力されると、一致検出回路140からブロックスキップ信号が出力されていないときは、シンクロナスアドレスを1つだけインクリメントし、次のブロックアドレスの値を出力する。ブロックスキップ信号が出力されているときは、不良ブロックを飛び越すように、ブロックアドレスの値を増加させる。
より詳細には、例えば、メモリブロックkが不良ブロックであると想定した場合、不良アドレス記憶レジスタには値k−1が書き込まれる。現在のシンクロナスアドレスによって特定されるブロックの値がk−1以外のとき、アドレスカウンタ150内部の加算器は、現在のシンクロナスアドレスの値を+1インクリメントした値を次のシンクロナスアドレスとして出力する。現在のシンクロナスアドレスによって特定されるブロックの値がk−1のとき、アドレスカウンタ150は、現在のシンクロナスアドレスの値を+2インクリメントした値を次のシンクロナスアドレスとして出力する。これによって、特許文献1に記載の半導体記憶装置は、メモリブロックk−1へのアクセス後、不良ブロックkを飛び越して、メモリブロックk+1にアクセスすることができる。
しかし、特許文献1に記載の半導体記憶装置は、各不良ブロック夫々について不良アドレス記憶レジスタ及び一致検出回路を構成するため、不良ブロックの数に応じて、冗長救済に係る回路規模が大きくなるという問題がある。更に、記憶容量の増加に伴い、不良ブロック数が増大するため、特に、大容量の半導体記憶装置では冗長救済に係る回路規模が大きくなる。また、特に、大容量の半導体記憶装置では、不良ブロックを特定するブロックアドレスの桁数が増えることから、冗長救済に係る回路規模が更に大きくなるという問題がある。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、冗長救済に係る回路規模の増大を押さえることができる半導体記憶装置を提供する点にある。
上記目的を達成するための本発明に係る半導体記憶装置は、外部クロック入力に応答して内部アドレスを順次増進或いは順次減進させて発生するアドレスカウンタを備え、順次増進或いは順次減進する前記内部アドレスにより内蔵のメモリセルアレイに連続的にアクセスしてデータを連続的に読み出し可能に構成された半導体記憶装置であって、前記メモリセルアレイのアドレス空間が複数の連続するアドレスからなるブロックに区分され、前記ブロック毎に、前記連続的なアクセスにおける次のブロックが、不良メモリセルを含む不良ブロックか否かの不良情報を記憶する不良情報レジスタを各別に備え、前記アドレスカウンタが、アクセス中のブロックに対応する前記不良情報レジスタから出力される前記不良情報が、前記次のブロックが前記不良ブロックであることを示す場合に、前記内部アドレスが前記アクセス中のブロックから前記次のブロックに移行するときに、前記不良情報に基づいて、前記次のブロックを飛び越えて前記内部アドレスを増進或いは減進させることを第1の特徴とする。
上記第1の特徴の半導体記憶装置は、更に、前記不良情報レジスタと対応する前記ブロックが相互に近接して配置され、前記ブロックを選択するデコーダ回路の一部または全部を共有することを特徴とする。
更に、上記第1の特徴の半導体記憶装置は、前記不良情報レジスタが、前記アドレスカウンタに近接して配置され、前記ブロックを選択するデコーダ回路とは独立した別のデコーダ回路によって選択されることを特徴とする。
上記何れかの特徴の半導体記憶装置は、前記不良情報が、前記次のブロックを先頭として前記不良ブロックが連続して存在する場合は、連続して存在する前記不良ブロックの数を示すことを特徴とする。
上記特徴の半導体記憶装置は、前記不良情報が、前記次のブロックから連続して存在する前記不良ブロックの数を示す場合は、前記アドレスカウンタが、前記内部アドレスが前記アクセス中のブロックから前記次のブロックに移行するときに、前記不良情報に基づいて、前記次のブロックから連続して存在する前記不良ブロックを飛び越えて前記内部アドレスを増進或いは減進させることを特徴とする。
上記何れかの特徴の半導体記憶装置は、前記不良情報レジスタから出力される前記不良情報と、前記メモリセルアレイから読み出されるアドレスを選択的に切り替えて出力可能な出力切り替え回路を備えることを特徴とする。
上記第1の特徴の本発明に係る半導体記憶装置によれば、ブロック毎に、連続的なアクセスにおける次のブロックが、不良メモリセルを含む不良ブロックか否かの不良情報を記憶する不良情報レジスタを各別に備えているので、不良ブロックを特定するブロックアドレスを記憶する記憶手段を設ける必要が無い。また、本発明によれば、アドレスカウンタが、不良情報を記憶した不良情報レジスタの出力に基づいて、連続的なアクセスにおけるブロックの移行量(加算器によるアドレス値のインクリメント量若しくは減算器によるアドレス値のデクリメント量)を不良ブロックを飛び越すように設定するので、不良メモリセルを含む不良ブロックを飛び越えて内部アドレスを生成することができる。これによって、冗長救済に係る記憶手段の規模増大を押さえ、且つ、不良ブロックに対する冗長救済を行うことができる半導体記憶装置を実現することができる。
また、本発明は、出力切り替え回路を備える構成にすることにより、不良情報を半導体記憶装置の外部システムに対し出力することが可能になる。これによって、ランダムアクセス時に、外部システムが不良情報に基づいて不良ブロックにアクセスしないようメモリ管理を行うことで、先頭アドレスから順にアクセスするシーケンシャルアクセス及び任意の部分に直接アクセスするランダムアクセスの両方が可能な半導体記憶装置に対して本発明を適用することができる。
本発明によれば、ブロック毎に不良情報レジスタを各別に備え、不良ブロックを特定するブロックアドレスを記憶する記憶手段を設ける必要が無いため、小面積で不良ブロックに対する冗長救済機能を実現でき、大容量且つ複数の欠陥を含むメモリセルアレイを備える半導体装置に適用することができる。また、冗長救済機能に係る面積の増大を押さえることができるので、本発明装置を、より安価に作製することができる。
また、本発明は、出力切り替え回路を設けて不良情報を外部出力可能に構成すれば、ランダムアクセス時及びシーケンシャルアクセス時に、不良ブロックにアクセスしないようにアドレス指定する処理を外部システム側で実施することが可能になり、半導体記憶装置の内部に、アドレス変換回路等を設ける必要がなくなり、半導体記憶装置の面積の増加を押さえ、安価且つ高速な半導体記憶装置を提供することができる。
以下、本発明に係る半導体記憶装置(以下、適宜「本発明装置」と略称する)の実施形態を図面に基づいて説明する。
〈第1実施形態〉
本発明装置の第1実施形態について、図1〜図3を基に説明する。本発明装置は、外部クロック入力に応答して内部アドレスを順次増進(インクリメント)或いは順次減進(デクリメント)させて発生するアドレスカウンタを備え、順次増進或いは順次減進する内部アドレスにより内蔵のメモリセルアレイに連続的にアクセスしてデータを連続的に読み出し可能に構成されている。
本発明装置の第1実施形態について、図1〜図3を基に説明する。本発明装置は、外部クロック入力に応答して内部アドレスを順次増進(インクリメント)或いは順次減進(デクリメント)させて発生するアドレスカウンタを備え、順次増進或いは順次減進する内部アドレスにより内蔵のメモリセルアレイに連続的にアクセスしてデータを連続的に読み出し可能に構成されている。
尚、本実施形態の本発明装置は、メモリセルアレイに連続的にアクセスしてデータを連続的に読み出すシンクロナスアクセスと、任意のアドレスにアクセスしてデータを読み出すランダムアクセスとを切替可能に構成されている。更に、本実施形態では、メモリセルアレイのアドレス空間が複数の連続するアドレスからなるブロック(メモリブロック)に区分されており、ブロック単位で冗長救済を行う場合について説明する。また、ここでのメモリブロックのブロックサイズは、任意の大きさに設定できる。但し、ブロック数の増加に伴って、ブロック毎に設けられる不良情報レジスタの設置数も増加するため、不良情報レジスタの設置数の増加によるチップ面積拡大が許容できる範囲でメモリブロックのブロックサイズを設定する。
図1は、本実施形態における本発明装置1の構成例を示すブロック図である。図1に示すように、本発明装置1は、複数のメモリブロックB0〜B2、アドレス発生回路10、制御回路80、読出し回路50、及び、入出力回路70等を備えて構成される。更に、本実施形態では、不良情報レジスタ91〜93に記憶された不良情報を読み出すための読出し回路100、及び、出力切り替え回路60を備えている。
メモリブロックB0〜B2は、夫々、読出し等のアクセス動作に係る機能として、ワード線デコーダ20〜22、ビット線デコーダ40〜42、及び、ブロックデコーダ30〜32を備えている。
更に、本実施形態では、各メモリブロックB0〜B2毎に、連続的なアクセスにおける次のブロックが、不良メモリセルを含む不良ブロックか否かの不良情報を記憶する不良情報レジスタ91〜93を各別に備えている。本実施形態では、不良情報レジスタ91〜93と対応するメモリブロックB0〜B2とが相互に近接して配置され、メモリブロックを選択するデコーダ回路の一部または全部を共有している。ここでは、不良情報レジスタ91がメモリブロックB0とブロックデコーダ30を共有しており、同様に、不良情報レジスタ92がメモリブロックB1とブロックデコーダ31を共有し、不良情報レジスタ93がメモリブロックB2とブロックデコーダ32を共有している。これによって、本発明装置1の面積の増加を押さえている。
より具体的には、例えば、メモリブロックB0の不良情報レジスタ91には、メモリブロックB1の不良情報が記憶されている。例えば、入力アドレスA[n:0](アドレス幅n+1ビット)がメモリブロックB0を示す場合、ブロックデコーダ30によって不良情報レジスタ91が選択され、メモリブロックB0のデータとともに、不良情報レジスタ91に記憶された不良情報が読み出される。同様に、メモリブロックB1の不良情報レジスタ92には、メモリブロックB2の不良情報が記憶され、最後のメモリブロックの不良情報レジスタには、メモリブロックB0の不良情報が記憶されている。そして、各メモリブロックが選択されたときに、該メモリブロックのデータとともに、連続的なアクセスにおける次のメモリブロックの不良情報が読み出される。
アドレス発生回路10は、シンクロナスアクセス時に内部アドレス(シンクロナスアドレス)を順次発生するとともに、シンクロナスアクセス及びランダムアクセスを設定するアクセス切替信号に応じて、シンクロナスアドレス及び入力アドレスの何れか一方を内部アドレスとして選択的に出力する。ここで、図2は、アドレス発生回路10の構成を示すブロック図である。図2に示すように、アドレス発生回路10は、アドレスカウンタ150、アドレス切替回路160、及び、アクセス切替回路170を備えて構成される。
アドレス切替回路160は、入力アドレスA[n:0](シンクロナスアドレスの開始アドレス)と、アドレスカウンタ150から出力されるシンクロナスアドレスA’[n:0]とを切り替える。アクセス切替回路170は、シンクロナスアクセス時はシンクロナスアドレスA’[n:0]を選択し、ランダムアクセス時は入力アドレスA[n:0]を選択するように、アクセス切替信号に基づいてシンクロナスアドレスA’[n:0]と入力アドレスA[n:0]とを切り替える。
アドレスカウンタ150は、本実施形態では、外部クロック入力に応答して、内部アドレス(シンクロナスアドレスA’[n:0])を順次インクリメントして発生させる。更に、アドレスカウンタ150は、アクセス中のメモリブロックに対応する不良情報レジスタ91〜93から出力される不良情報が、次のメモリブロックが不良ブロックであることを示す場合に、内部アドレスがアクセス中のメモリブロックから次のメモリブロックに移行するときに、不良情報に基づいて、次のメモリブロックを飛び越えるように内部アドレスをインクリメントする。
ここで、図3は、アドレスカウンタ150の構成を示すブロック図であり、アドレスを順次インクリメントするための加算器と、アドレスを外部クロックに同期して出力するためのD−フリップフロップとを備えて構成されている。尚、図3中、A’k以降がブロックアドレスに該当し、A’kより下位アドレスの部分は省略している。
アドレスカウンタ150の加算器は、図3に示すように、アドレスキャリー信号が‘1'(Hレベル)であり、不良ブロックスキップ信号が‘0'(Lレベル)のとき、ブロックアドレス部分を1インクリメントする。アドレスキャリー信号が‘1'であり、不良ブロックスキップ信号が‘1'のときは、現在のシンクロナスアドレスA’[n:0]にメモリブロック1つ分の値を加算する。つまり、インクリメント後のブロックアドレス部分[n:k]を更に1インクリメントする。
制御回路80は、本発明装置1の外部から入力される制御情報に基づいて、アドレス発生回路10及び出力切り替え回路60等の制御を行う。具体的には、アドレス発生回路10に対しては、アクセス制御信号を出力してシーケンシャルアクセス及びランダムアクセスを設定する。更に、出力切り替え回路60に対し、データ出力時は、不良情報レジスタ91〜93から出力される不良情報と、メモリブロックから読み出されるデータの何れを出力するかを設定し、データ入力時は、データの出力停止を設定するための制御信号を出力する。
読出し回路50は、メモリブロックから出力されたデータの読出しを行い、出力切り替え回路60に出力する。読出し回路100は、不良情報レジスタ91〜93から不良情報を読み出して出力切り替え回路60に出力するとともに、当該不良情報が、次のメモリブロックが不良ブロックであることを示す場合には、アドレス発生回路10に不良ブロックスキップ信号を出力する。
出力切り替え回路60は、不良情報レジスタ91〜93から出力される不良情報と、メモリセルアレイから読み出されるデータを選択的に切り替えて出力する。本実施形態の出力切り替え回路60は、具体的には、制御回路80からの出力モード選択信号に基づいて、読出し回路50から出力されるメモリブロックB0〜B2のデータと、読出し回路100から出力される不良情報とを切り替える。出力モード選択信号は、本発明装置1の外部からのコマンドや入力端子レベルに応じて生成される。これにより、本発明装置1の外部システムにおいて、本発明装置1の不良ブロックを特定することができ、ランダムアクセス時やシンクロナスバーストアクセスにおける先頭アドレスの指定時に、不良ブロックを除外することができる。
入出力回路70は、出力切り替え回路60からのデータの出力、若しくは、入力データの取り込みの何れかを行う。
次に、本発明装置1の動作について、図2及び図3を基に説明する。尚、ここでは、メモリブロックB1が不良ブロックである場合を想定して説明する。
制御回路80によってシンクロナスアクセスが設定されると、アドレス発生回路10は、外部クロックに応じて、メモリブロックB0の先頭アドレスから順に、メモリブロックB2の最後のアドレスまで、1づつインクリメントしてシンクロナスアドレスを生成する。
アドレス発生回路10からメモリブロックB0を特定するシンクロナスアドレスが出力されると、ブロックデコーダ30は、メモリブロックB0及び不良情報レジスタ91を選択する。このとき、読出し回路50は、外部クロックに応じて、メモリブロックB0のデータを読み出し、出力切り替え回路60に出力する。読出し回路100は、不良情報レジスタ91からメモリブロックB1の不良情報を読み出し、出力切り替え回路60及びアドレス発生回路10に出力する。
アドレス発生回路10において、メモリブロックB0の最後のアドレスが生成されると、ブロックアドレスをインクリメントするアドレスキャリー信号が‘1’になる(図3参照)。更に、本実施形態では、メモリブロックB1が不良ブロックであり、不良情報レジスタ91からメモリブロックB1が不良ブロックであることを示す不良情報が出力されているため、不良ブロックスキップ信号が‘1’となる。アドレスカウンタ150の加算器は、アドレスキャリー信号と不良ブロックスキップ信号の両方が‘1’レベルになると、現在のアドレスカウンタ150の値に、メモリブロック1つ分のアドレスを加算する。ここでは、加算器は、現在のシンクロナスアドレスのブロックアドレス部分の値を2インクリメントし、不良ブロックであるメモリブロックB1を飛び越してメモリブロックB2の先頭アドレスを特定する内部アドレスを生成する。これにより、次のクロックで、メモリブロックB0からメモリブロックB1を飛び越してメモリブロックB2の先頭アドレスにアクセスすることとなり、外部からは不良ブロックを意識せずにシーケンシャルなデータアクセスを行うことができる。
〈第2実施形態〉
次に、本発明装置1の第2実施形態について、図面に基づいて説明する。本実施形態では、上記第1実施形態とは、不良情報レジスタの構成が異なる場合について説明する。第1実施形態では、不良情報レジスタがメモリブロックに近接して配置され、メモリブロックとブロックデコーダを共有する場合について説明したが、本実施形態では、不良情報レジスタが、アドレスカウンタ150に近接して配置され、メモリブロックを選択するブロックデコーダとは独立した別のブロックデコーダによって選択される場合について説明する。
次に、本発明装置1の第2実施形態について、図面に基づいて説明する。本実施形態では、上記第1実施形態とは、不良情報レジスタの構成が異なる場合について説明する。第1実施形態では、不良情報レジスタがメモリブロックに近接して配置され、メモリブロックとブロックデコーダを共有する場合について説明したが、本実施形態では、不良情報レジスタが、アドレスカウンタ150に近接して配置され、メモリブロックを選択するブロックデコーダとは独立した別のブロックデコーダによって選択される場合について説明する。
本実施形態における本発明装置1は、その基本構成は図6に示す従来技術と同じであり、アドレス発生回路11の内部構成が異なるものである。本実施形態の本発明装置1は、図4に示すように、複数のメモリブロックB0〜B2、アドレス発生回路11、制御回路80、読出し回路50、及び、入出力回路70等を備えて構成される。
本実施形態のアドレス発生回路11は、図5に示すように、アドレスカウンタ150、アドレス切替回路160、アクセス切替回路170、不良情報レジスタ190、ブロックデコーダ200、及び、読出し回路210を備えて構成される。尚、アドレスカウンタ150、アドレス切替回路160及びアクセス切替回路170の構成は第1実施形態と同様である。
不良情報レジスタ190は、メモリブロック毎に不良情報を格納可能に構成されている。ブロックデコーダ200は、アドレスカウンタ150から出力されるシンクロナスアドレスに基づいて、現在選択されているメモリブロックに対応する不良情報レジスタ190の記憶領域から、次のメモリブロックについての不良情報を読み出す。読出し回路210は、ブロックデコーダ200からの出力に基づいて、不良ブロックスキップ信号をアドレスカウンタ150に対して出力する。
尚、上記第1実施形態では、出力切り替え回路60により不良情報レジスタ91〜93のデータをそのまま出力しているが、本実施形態においても、不良情報レジスタ190のデータを本発明装置1の外部システムに対して出力可能に構成しても良い。
〈第3実施形態〉
次に、本発明装置1の第3実施形態について、図面に基づいて説明する。本実施形態では、上記第1及び第2実施形態とは、不良情報レジスタ190の構成が異なる場合について説明する。具体的には、本実施形態の半導体記憶装置は、不良情報が、次のメモリブロックを先頭として不良ブロックが連続して存在する場合は、連続して存在する不良ブロックの数を示すように構成する。
次に、本発明装置1の第3実施形態について、図面に基づいて説明する。本実施形態では、上記第1及び第2実施形態とは、不良情報レジスタ190の構成が異なる場合について説明する。具体的には、本実施形態の半導体記憶装置は、不良情報が、次のメモリブロックを先頭として不良ブロックが連続して存在する場合は、連続して存在する不良ブロックの数を示すように構成する。
本実施形態のアドレスカウンタ150は、不良情報が、次のメモリブロックから連続して存在する不良ブロックの数を示す場合は、内部アドレスがアクセス中のメモリブロックから次のメモリブロックに移行するときに、不良情報に基づいて、次のメモリブロックから連続して存在する不良ブロックを飛び越えて内部アドレスをインクリメントする。より具体的には、加算器のシンクロナスアドレスに対し、連続する不良ブロック数分のアドレスを加算する。上記第1または第2実施形態では、シンクロナスアドレスのブロックアドレス部分のインクリメント量を、連続する不良ブロックの数に設定する。
〈別実施形態〉
次に、本発明装置1の別実施形態について説明する。
次に、本発明装置1の別実施形態について説明する。
〈1〉上記各実施形態では、アドレスカウンタ150が、加算器を備え、内部アドレスを順次インクリメントして発生させる場合について説明したが、減算器を備え、内部アドレスを順次デクリメントして発生させるように構成しても良い。
〈2〉上記各実施形態の本発明装置1は、シンクロナスアクセスとランダムアクセスの両方を実行可能に構成されているが、これに限られるものではなく、シンクロナスアクセスのみを実現する半導体記憶装置に適用しても構わない。
〈3〉
また、上記各実施形態では、本発明を読出し動作に適用する場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、メモリセルアレイに連続的にアクセスしてデータを連続的に書込みむ場合に本発明を適用し、不良ブロックを飛び越すようにしても構わない。
また、上記各実施形態では、本発明を読出し動作に適用する場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、メモリセルアレイに連続的にアクセスしてデータを連続的に書込みむ場合に本発明を適用し、不良ブロックを飛び越すようにしても構わない。
1: 本発明に係る半導体記憶装置
2: 従来技術に係る半導体記憶装置
10: アドレス発生回路
11: アドレス発生回路
20: ワード線デコーダ
21: ワード線デコーダ
22: ワード線デコーダ
30: ブロックデコーダ
31: ブロックデコーダ
32: ブロックデコーダ
40: ビット線デコーダ
41: ビット線デコーダ
42: ビット線デコーダ
50: 読出し回路
60: 出力切り替え回路
70: 入出力回路
80: 制御回路
91: 不良情報レジスタ
92: 不良情報レジスタ
93: 不良情報レジスタ
100: 読出し回路
110: アドレス発生回路
130: 不良ブロックアドレス記憶レジスタ
140: 一致検出回路
150: アドレスカウンタ
160: アドレス切替回路
170: アクセス切替回路
181: 不良アドレス記憶レジスタ
182: 不良アドレス記憶レジスタ
190: 不良情報レジスタ
200: ブロックデコーダ
210: 読み出し回路
B0: メモリブロック
B1: メモリブロック
B2: メモリブロック
2: 従来技術に係る半導体記憶装置
10: アドレス発生回路
11: アドレス発生回路
20: ワード線デコーダ
21: ワード線デコーダ
22: ワード線デコーダ
30: ブロックデコーダ
31: ブロックデコーダ
32: ブロックデコーダ
40: ビット線デコーダ
41: ビット線デコーダ
42: ビット線デコーダ
50: 読出し回路
60: 出力切り替え回路
70: 入出力回路
80: 制御回路
91: 不良情報レジスタ
92: 不良情報レジスタ
93: 不良情報レジスタ
100: 読出し回路
110: アドレス発生回路
130: 不良ブロックアドレス記憶レジスタ
140: 一致検出回路
150: アドレスカウンタ
160: アドレス切替回路
170: アクセス切替回路
181: 不良アドレス記憶レジスタ
182: 不良アドレス記憶レジスタ
190: 不良情報レジスタ
200: ブロックデコーダ
210: 読み出し回路
B0: メモリブロック
B1: メモリブロック
B2: メモリブロック
Claims (6)
- 外部クロック入力に応答して内部アドレスを順次増進或いは順次減進させて発生するアドレスカウンタを備え、順次増進或いは順次減進する前記内部アドレスにより内蔵のメモリセルアレイに連続的にアクセスしてデータを連続的に読み出し可能に構成された半導体記憶装置であって、
前記メモリセルアレイのアドレス空間が複数の連続するアドレスからなるブロックに区分され、
前記ブロック毎に、前記連続的なアクセスにおける次のブロックが、不良メモリセルを含む不良ブロックか否かの不良情報を記憶する不良情報レジスタを各別に備え、
前記アドレスカウンタが、アクセス中のブロックに対応する前記不良情報レジスタから出力される前記不良情報が、前記次のブロックが前記不良ブロックであることを示す場合に、前記内部アドレスが前記アクセス中のブロックから前記次のブロックに移行するときに、前記不良情報に基づいて、前記次のブロックを飛び越えて前記内部アドレスを増進或いは減進させることを特徴とする半導体記憶装置。 - 前記不良情報レジスタと対応する前記ブロックが相互に近接して配置され、前記ブロックを選択するデコーダ回路の一部または全部を共有することを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
- 前記不良情報レジスタが、前記アドレスカウンタに近接して配置され、前記ブロックを選択するデコーダ回路とは独立した別のデコーダ回路によって選択されることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
- 前記不良情報が、前記次のブロックを先頭として前記不良ブロックが連続して存在する場合は、連続して存在する前記不良ブロックの数を示すことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の半導体記憶装置。
- 前記不良情報が、前記次のブロックから連続して存在する前記不良ブロックの数を示す場合は、
前記アドレスカウンタが、前記内部アドレスが前記アクセス中のブロックから前記次のブロックに移行するときに、前記不良情報に基づいて、前記次のブロックから連続して存在する前記不良ブロックを飛び越えて前記内部アドレスを増進或いは減進させることを特徴とする請求項4に記載の半導体記憶装置。 - 前記不良情報レジスタから出力される前記不良情報と、前記メモリセルアレイから読み出されるアドレスを選択的に切り替えて出力可能な出力切り替え回路を備えることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の半導体記憶装置。
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JP2005158378A JP2006338698A (ja) | 2005-05-31 | 2005-05-31 | 半導体記憶装置 |
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