JP2006338458A - データ処理装置、データ処理方法、プログラム - Google Patents

データ処理装置、データ処理方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】コピー&ペースト操作を、間違いなく、かつ非常に簡易に実行できるようにする。
【解決手段】
1回の特定操作で、過去に選択指示(コピー指示)したデータがコンテキスト依存メニュー内で表示されるようにし、ユーザーがそのときの画面上の作業領域の近辺で過去のコピー内容を確認できるようにする。またそのデータを選択することで貼付操作(ペースト)が実行できるようにすることで、非常に簡易に、かつ間違いなくペーストできるようにする。記憶部に順次記憶されたデータのうちで、最新のコピーデータを、コンテキスト依存メニュー内の先頭項目として表示させる。
【選択図】 図6

Description

本発明はデータ処理装置、データ処理方法、及びプログラムに関し、例えばパーソナルコンピュータやAV(Audio-Visual)機器などの装置やそのプログラムとして適用できるものである。
特開平11−353079号公報
パーソナルコンピュータシステム等の情報処理装置で多用される操作として、コピー(又はカット)&ペーストと呼ばれる操作がある。
例えばユーザーはパーソナルコンピュータ上で起動させている或るアプリケーションソフトウエアにより作成中の文書において、その文書中の或る範囲を指定し、その指定した部分をコピー又はカット操作する。その後、或る場所を指定してペースト操作すると、上記コピー又はカットとして指定された範囲の文書が、新たに指定された場所に貼り付けられる。つまり文の複写や移動が行われる。もちろん、図形データ、URL(Uniform Resource Locater)等のアドレス、グラフデータなどについてもコピー&ペースト、カット&ペーストという処理は多用されている。
またマルチウィンドウシステムでは、複数のウィンドウを表示して作業する場合が多いが、このような状況においては、或るウィンドウの内容をコピーして他のウィンドウにペーストして使うといった作業もよく行われる。
さらに、AVシステムにおける各種機器などで、ユーザーの操作性の向上が促進され、特にキー操作やマウス操作等により映像コンテンツ、音楽コンテンツなどのデータファイルの複製、移動などに、上記コピー(又はカット)&ペーストに類似した操作もできるようにしたものがある。
ところで従来のコピー(又はカット:以下では単にコピーと記し、省略する)&ペーストの操作においては、次のように不都合な点があった。
まずユーザーにとっては、ペーストするまで、コピーした内容を覚えておかなくてはならないことがある。言い換えれば、ユーザーが、何をコピーしたかを忘れてしまって、コピー操作をし直さなければならないことが多いということがあった。例えばパーソナルコンピュータで或るアプリケーションのウインドウ内で文字列等をコピー処理させておき、後の時点で他のウインドウで編集している内容にペーストしようと思っても、そのペーストを行うまでの間にコピー内容を忘れてしまう。
このようにコピーしてから時間が経過すると、何をコピーしたかを忘れてしまい、しかもペーストするまでコピー内容を確認する手段がなかったため、間違った内容をペーストしてしまうことがあった。
このような不具合の解決方法として、コピー処理した内容を確認できるようにしたものも存在する。
図21に或るアプリケーション200による画面201内に、過去のコピー内容を表示する例を示している。コピー内容は、いわゆるクリップボードとして知られているようにシステム内の所定の記憶機能によって記憶されるが、所定の操作、例えばアプリケーションの持つ編集メニューでクリップボードいう項目を選択したり、もしくはキーボードで「Ctrl−C」操作を2回行うなどで、コピー内容表示ウインドウ202が表示される。これによりユーザーは過去のコピー操作にかかる内容を確認できる。
しかしながら、クリップボードのコピー内容を示すコピー内容表示ウインドウ202は、上記操作を行った場合に表示されて、そのまま位置が変わらなかったり、コピー内容表示ウインドウ202を表示したアプリケーション200をアイコン化すると一緒にアイコン化されたり、別にウィンドウの下になったりする。
また、実際にペーストする先では,コピー内容表示ウインドウ202が近くに表示されていなかったり、別のウィンドウに隠されていたりして、コピーされた内容を確認するのが難しいという不具合があった。
加えて、コピー内容表示ウインドウ202の表示位置が固定であるため、コピー内容表示ウインドウ202が表示されている場合でも、ユーザーが実際に行っている作業領域とコピー内容表示ウインドウ202の間に距離が生じてしまい、ユーザーの視線の移動量が増すという不具合もあった。このような不具合は,今後ディスプレイのサイズの巨大化にともない、また、たくさんのウィンドウを表示しながら作業する場合には、より顕著になる。
コピー内容が、それを表示したアプリケーションの一部としてタイリングウィンドウとして表示されることもある。図22に示すように、アプリケーション200の表示画面201に対して、タイリングウインドウとしてコピー内容表示ウインドウ203が表示されている例を示している。
この場合、同一のアプリケーション内部でコピー&ペーストを行う場合には,上記の不具合を軽減しうるが、タイリングウィンドウで表示するために、アプリケーション200の主ウィンドウの大きさが小さくなり、作業効率が悪くなるといった不具合がある。
また、コピー内容表示ウインドウ202に表示されている個々のコピー内容は、マウスを用いて選択し、ペーストすることができるが、コピー内容表示ウインドウ202の表示位置が固定されているため、現在の作業領域からコピー内容表示ウインドウ202まで大きくマウスポインタを動かす必要があり、マウスの移動量およびそれに伴う視線の移動量が大きくなるって作業しづらくなるという不具合があった。
さらに図23のようにコンテキスト依存メニューを利用してコピー内容を確認できるようにしたものもある。
図23は、或るアプリケーション200の表示画面201において、マウスを右クリックしたときに、そのマウスポインタ205の位置にコンテキスト依存メニュー204が表示されている状態を示している。コンテキスト依存メニュー204には、「貼付(ペースト)」「コピー」「削除」「全て選択」などの項目に加えて、「コピー履歴からの貼付」という項目が表示される。
ここでマウスポインタ205を「コピー履歴からの貼付」の項目に移動させると、図24のようにサブメニュー206があらわれ、このサブメニュー206には過去のコピー内容がそれぞれ選択可能項目として表示される。
ところがこの場合、コピー内容を確認したい場合は、コンテキスト依存メニュー204を表示させた後、さらにサブメニュー206を表示させるという操作が必要になり、確認が面倒である。また、コピー内容を確認し、ペーストを行うという作業についての操作としても、手間が多いとえる。
本発明は、これらの現状を踏まえ、コピー内容の確認や、そのペースト処理を、より簡易に実行でき、また分かり易い操作性を実現することを目的とする。
本発明のデータ処理装置は、処理対象指定操作毎に、選択指示された処理対象を順次記憶部に記憶させる記憶処理手段と、1回の特定操作に応じて、表示画面上で、上記記憶部に記憶された処理対象を項目として加えたコンテキスト依存メニューを表示させる表示制御手段と、上記コンテキスト依存メニューに表示された上記処理対象が選択された場合に、当該選択された処理対象の貼付処理を行う貼付処理手段とを備える。
また上記表示制御手段は、上記記憶部に順次記憶された処理対象のうちで、最新の処理対象、つまり最も最近に処理対象指定操作で記憶された処理対象を、コンテキスト依存メニュー内の先頭項目として表示させる。
また上記表示制御手段は、上記記憶部に順次記憶された処理対象のうちで、少なくとも最新の処理対象を、コンテキスト依存メニュー内に表示させる。
また上記表示制御手段は、上記記憶部に順次記憶された処理対象のうちで、最新の処理対象をコンテキスト依存メニュー内に表示させるとともに、上記コンテキスト依存メニュー内にサブメニュー導出項目を表示させる。
この場合、上記表示制御手段は、上記サブメニュー導出項目の選択操作に応じて、上記最新の処理対象以外で、上記記憶部に記憶されている処理対象を項目とするサブメニューを表示させる。
また上記表示制御手段は、上記最新の処理対象以外としては、上記記憶部に処理対象が記憶されていない場合は、上記サブメニュー導出項目を選択不可状態とした上記コンテキスト依存メニューを表示させる。
また上記表示制御手段は、上記記憶部に記憶された処理対象のうちで、上記貼付処理手段による貼付処理ができない処理対象については、上記コンテキスト依存メニュー内、或いは上記サブメニュー内で、選択不可状態に表示させる。
本発明のデータ処理方法は、処理対象指定操作毎に、選択指示された処理対象を順次記憶部に記憶させる記憶処理ステップと、1回の特定操作に応じて、表示画面上で、上記記憶ステップで記憶された処理対象を項目として加えたコンテキスト依存メニューを表示させる表示制御ステップと、上記コンテキスト依存メニューに表示された上記処理対象が選択された場合に、当該選択された処理対象の貼付処理を行う貼付処理ステップとを備える。
本発明のプログラムは、このデータ処理方法をデータ処理装置に実行させるプログラムである。
以上の本発明の構成において、処理対象指定操作とは、文字列、図形、画像、アドレス等の或るデータについてのコピーやカットの指示の操作であったり、或いはファイル選択、フォルダ選択などの操作のことである。処理対象とは、コピー、カット等の対象となる文字列、図形、画像、アドレス等のデータであったり、選択されたファイル、フォルダ等である。そして上記処理対象指定操作によって、その後の貼付処理のために処理対象が記憶部に記憶される。例えば文字列、図形、画像、アドレス等のデータ自体であったり、或いはファイル、フォルダ示す情報が記憶される。
貼付処理とは、データのペースト処理や、フォルダ内等へのファイルやフォルダ等の組み込み処理などを指す。
ここで、処理対象指定操作により記憶された処理対象(コピーデータ等)は、1回の特定操作で、その処理対象とされているデータ自体やファイル名等がコンテキスト依存メニュー内で表示される。つまり1回の特定操作のみで、作業領域の近辺で過去の処理対象とされている内容、例えば過去のコピー内容等を確認できることになる。1回の特定操作とは例えばマウスの右クリック操作などである。
また処理対象の表示や、サブメニュー導出項目の表示において、貼付処理としての選択が不可能な場合は選択不可状態、例えばアクティブ状態でない薄い表示で表示させるなどで、ユーザーに選択不可項目として認識させる。
本発明によれば、1回の特定操作で、過去の選択指示(コピー操作等)にかかる処理対象としてのデータ等がコンテキスト依存メニュー内で表示される。従ってユーザーはそのときの画面上の作業領域の近辺で過去のコピー内容などの処理対象を確認できるとともに、それを選択することで、貼付操作(ペースト操作)を非常に簡易に、かつ間違いなく実行できるようになるという効果がある。
また、記憶部に順次記憶された処理対象(コピーデータ等)のうちで、最新の処理対象を、コンテキスト依存メニュー内の先頭項目として表示させることで、コピー内容の確認やペースト操作の操作性はさらに向上する。特にコピー&ペーストでは、最も最近に処理対象指定操作(コピー操作)したデータをペーストする機会が多いため、その最新のコピーデータを、コンテキスト依存メニュー内の先頭項目とすることでユーザーの作業効率の向上に好適である。
最新のデータ以外のコピーデータ、つまりペースト処理で選択される可能性が少ないデータについてはサブメニューで表示することで、コンテキスト依存メニュー自体の選択項目が増えすぎて使用しづらくなるといったことは回避できる。コンテキスト依存メニューについては、通常の項目以外に、最新のデータと、サブメニュー導出項目を追加すればよいものであり、本発明によってコンテキスト依存メニュー内の項目数が著しく増大してしまうといったことはない。
また、処理対象の表示や、サブメニュー導出項目の表示において、選択不可能な場合は選択不可状態に表示させることで、ユーザーに選択不可項目として認識させることができ、ユーザーが操作に混乱しないようにできる。異なるアプリケーション間でのコピー&ペーストなどの場合など、ペースト不可能なコピーデータも存在することもある。例えばイメージデータを過去にコピーしたが、或るアプリケーションはテキストデータしか扱えない場合などである。このような場合に、そのデータ自体と、ペースト不可能ということを共にユーザーに認識させることができることは、ユーザー操作に適切な表示となる。
以下、本発明の実施の形態を次の順序で説明する。
[1.コンピュータシステムでの実施の形態]
(1−1:コンピュータシステム構成)
(1−2:コピー&ペースト動作のための機能構成)
(1−3:コンテキスト依存メニュー表示例)
(1−4:処理例)
[2.AV装置での実施の形態]
(2−1:AV装置構成)
(2−2:コンテキスト依存メニュー及びコンテキスト依存メニュー表示例)
[3.変形例及びプログラム]
[1.コンピュータシステムでの実施の形態]
(1−1:コンピュータシステム構成)

図1に、パーソナルコンピュータ等のコンピュータシステム1の概略構成を示す。ここではコンピュータシステム1は、コンピュータ本体2、ディスプレイ3、キーボード4、マウス5が接続されて構成される例としている。
コンピュータ本体2は、ハードウエア構成として、CPU、ROM、RAM、各種インターフェースユニット等を備えるものであるが、ソフトウエア構成として、図示するようにOS(Operating System)を含むウインドウシステム10が稼動し、その上でアプリケーション11が稼動する。もちろん複数のアプリケーション11が同時に起動されることもある。
アプリケーション11は、ウインドウシステム10を介して、キーボード4やマウス5からのユーザーの操作を受け付け、処理し、その結果をディスプレイ3に表示する。
ここでウィンドウシステム10内に示しているデータ記憶部12は、アプリケーション間或いはアプリケーション内でのコピー(又はカット)&ペースト用のデータを記憶する部位としている。
或るアプリケーション11が起動されて作業が行われている際に、ユーザーが或るデータやデータ範囲をコピー(又はカット;以下省略する)処理対象として指定するコピー操作を行うと、その指定された処理対象がデータ記憶部12に記憶される。例えば文字列データ、図形データ、アドレスデータ、画像データなどが、コピー処理対象として指定された際に、これらのデータがデータ記憶部12に順次記憶されていく。
図2に、データ記憶部12の内部構造の一例を示す。コピーデータとは、コピー処理対象として指定されたデータのことである。
データ記憶部12内では、ポインタ61を起点としたデータ管理構造体60がコピー処理対象の指定操作順に順次形成される。
各データ管理構造体60はコピーデータを管理する構造体であり、コピーデータと、そのデータ型が格納される。データ型とは、コピーデータの属性を示す情報である。例えば、テキストデータ、図形データなどの種別がデータ型によって示される。
このデータ管理構造体60は、順次ポインタでリンクされ、リスト構造を構成している。
ユーザーによるコピー操作が行われると、新しいデータ管理構造体60が確保され、そのデータ管理構造体60に、コピーされたデータとそのデータ型が格納されるとともに、リスト構造の先頭につながれる。
ペースト操作時は、ポインタ61で示される、リスト構造の先頭のデータ管理構造体60からデータが取り出される。
(1−2:コピー&ペースト動作のための機能構成)

図3,図4により、コンピュータシステム1におけるコピー&ペーストのための機能構成及び動作を説明する。
図3は、ウインドウシステム10上で稼働しているアプリケーション11として、2つのアプリケーションAP−A、AP−Bを挙げ、アプリケーションAP−Aでコピー処理されたデータを、アプリケーションAP−Bにおいてペーストする場合の例を示している。
各アプリケーション11(AP−A、AP−B)は、実施の形態としてのコピー&ペーストに関する処理機能として、それぞれコピー処理機能21(21A、21B)、指定データ管理機能22(22A、22B)、コンテキスト依存メニュー表示機能23(23A、23B)、ペースト処理機能24(24A、24B)を有している。
指定データ管理機能22は、アプリケーション11上でユーザーが指定したデータを管理する。例えばアプリケーション11における文書編集中にユーザーが範囲指定した文字列等を管理する。或いは指定した図形等を管理する。
コピー処理機能21は、ユーザーがコピー操作をした場合に、指定されている文字列や図形等のデータをコピーデータとして処理する機能である。つまり指定データ管理機能22で管理されているデータを、新たなコピーデータとしてデータ記憶部12に登録させる。
コンテキスト依存メニュー表示機能23は、ユーザーの特定の操作、例えばマウス5の右クリックなどに応じて、ディスプレイ3上にコンテキスト依存メニューを表示させる処理を行う。本例の場合、このコンテキスト依存メニュー表示機能23は、後述するようにコンテキスト依存メニュー内にコピーデータを選択項目の1つとして表示させることになる。
ペースト処理機能24は、ユーザーのペースト操作に応じて、コピーデータのペースト処理を行う。本例の場合、特にコンテキスト依存メニュー内に表示されたコピーデータが選択されることに応じても、ペースト処理を実行することになる。
図3の場合のコピー&ペーストの流れは次のようになる。
ユーザーがアプリケーションAP−Aでコピー対象となるデータを指定する操作を行うと、その指定されたデータは指定データ管理機能22Aで管理される。
その後、ユーザーが、アプリケーションAP−Aでコピー操作を行うと、アプリケーションAP−Aのコピー処理機能21Aに指示が伝わる。そしてコピー処理機能21Aは、指定データ管理機能22Aから、現在指定されているデータを取り出し、そのデータ型とともにウィンドウシステム10のデータ記憶部12に記憶させる。
次に、ユーザーがアプリケーションAP−Bにおいてペーストを行うとする。ユーザーがアプリケーションAP−Bの画面上での操作としてマウス5の右クリック操作を行うと、それがコンテキスト依存メニュー表示操作となり、コンテキスト依存メニュー表示機能23Bにより、画面上でコンテキスト依存メニューが表示される。このコンテキスト依存メニューには、データ記憶部12に記憶されているコピーデータが項目の1つとして表示される。このためコンテキスト依存メニュー表示機能23Bは、データ記憶部12に格納されているデータとそのデータ型を取り出すが、このときアプリケーションAP−Bが受け入れ可能なデータ型かどうかをチェックし、チェック結果に応じて表示状態を制御する。例えば選択可能状態、又は選択不能状態に表示するなどを行う。
ユーザーがコンテキスト依存メニューにおいてコピーデータを選択する操作を行うと、それがペースト操作となり、その指示がアプリケーションAP−Bのペースト処理機能24Bに伝わる。そしてペースト処理機能24Bは、選択されたコピーデータのペースト処理を行う。例えばアプリケーションAP−Bで編集中の文書内に、コピーデータを挿入するなどの処理を行う。
図4は、アプリケーションAP−A内でコピー&ペーストを行う場合を示している。
ユーザーがアプリケーションAP−Aでコピー対象となるデータを指定する操作を行うと、その指定されたデータは指定データ管理機能22Aで管理される。
その後、ユーザーが、アプリケーションAP−Aでコピー操作を行うと、アプリケーションAP−Aのコピー処理機能21Aに指示が伝わる。そしてコピー処理機能21Aは、指定データ管理機能22Aから、現在指定されているデータを取り出し、そのデータ型とともにウィンドウシステム10のデータ記憶部12に記憶させる。
次に、ユーザーが同じくアプリケーションAP−Aにおいてペーストを行うとする。ユーザーがアプリケーションAP−Aの画面上での操作としてマウス5の右クリック操作を行うと、それがコンテキスト依存メニュー表示操作となり、コンテキスト依存メニュー表示機能23Aにより、画面上でコンテキスト依存メニューが表示される。このコンテキスト依存メニューには、データ記憶部12に記憶されているコピーデータが項目の1つとして表示される。このためコンテキスト依存メニュー表示機能23Aは、データ記憶部12に格納されているデータとそのデータ型を取り出すが、このときアプリケーションAP−Aが受け入れ可能なデータ型かどうかをチェックし、チェック結果に応じて表示状態を制御する。例えば選択可能状態、又は選択不能状態に表示するなどを行う。なお、アプリケーションAP−Aにおいてコピーされたコピーデータは、通常アプリケーションAP−Aにおいて受け入れ可能であると考えられるが、データ記憶部12には、それ以前にアプリケーションAP−Bでコピーされたコピーデータが記憶されている可能性もあるため、データ型のチェックは必要である。
ユーザーがコンテキスト依存メニューにおいてコピーデータを選択する操作を行うと、それがペースト操作となり、その指示がアプリケーションAP−Aのペースト処理機能24Aに伝わる。そしてペースト処理機能24Aは、選択されたコピーデータのペースト処理を行う。
以下では、このようなコンピュータシステム1における実施の形態としてのコピー&ペースト動作を基本に説明していくが、この実施の形態における本発明請求項の文言及び構成要件との対応関係は次のようになる。
処理対象指定操作:コピー操作、又はカット操作。
処理対象:テキストデータ、画像データ、図形データ、アドレスデータなど、コピー操作で指定されたコピーデータ。
貼付処理:ペースト処理。
記憶部:データ記憶部12。
記憶処理手段:コピー処理機能21。
表示制御手段:コンテキスト依存メニュー表示機能23。
貼付処理手段:ペースト処理機能24。
(1−3:コンテキスト依存メニュー表示例)

上記図3又は図4で説明したようにコピー&ペーストが行われる場合のディスプレイ3上での表示例を示しながら、特に上記アプリケーション11の機能、つまりコピー処理機能21、指定データ管理機能22、コンテキスト依存メニュー表示機能23、ペースト処理機能24による処理を説明していく。
図5には、文書編集を行う或るアプリケーション11による表示画面30においてコピー処理を行う際の様子を示している。
表示画面30内には、文書の編集領域31において編集中の文書等が表示されている。また画面上には、マウス5の操作によって移動するマウスポインタ32が表示される。またメニューバー33として、「ファイル」「編集」「書式」・・・等の操作用の項目が表示される。
またマウスの右クリック操作を行うと、マウスポインタ32の位置に、図のようなコンテキスト依存メニュー34が表示される。なお、この図5ではデータ記憶部12にコピーデータが1つも記憶されていない際のコンテキスト依存メニュー内容としている。
コンテキスト依存メニュー34には、選択可能な項目として「切り取り」「コピー」「貼り付け」「削除」「すべて選択」が表示されている。
なお「切り取り」とは指定したデータのカット処理、「コピー」は指定したデータのコピー処理、「貼り付け」はコピーデータのペースト処理、「削除」は指定したデータの削除処理、「すべて選択」は全て(例えば編集中の文書の全ての範囲)を指定する処理のことである。
以下の説明では、この5つの項目を、コンテキスト依存メニューにおける基本項目と呼ぶこととする。
ここで編集中の文書の一部である「自由豁達ニシテ愉快ナル理想工場」の文字列をコピーする場合を例に挙げる。
この場合、ユーザーは指定操作を行って「自由豁達ニシテ愉快ナル理想工場」の文字列を範囲指定する。すると画面上での表示は、図示するように「自由豁達ニシテ愉快ナル理想工場」の部分が例えば反転表示され、範囲指定されていることを示す状態とされるとともに、指定データ管理機能22はこの「自由豁達ニシテ愉快ナル理想工場」の文字列を指定データとして管理する。
ユーザーが右クリック操作を行うと、コンテキスト依存メニュー表示機能23は図のようにコンテキスト依存メニュー34を表示させる。ここでユーザーがマウスポインタ32を移動させ、項目「コピー」を選択する操作(例えばクリック)を行うと、コピー処理機能21により、「自由豁達ニシテ愉快ナル理想工場」という文字列がデータ記憶部12にコピーされることになる。
なお、コンテキスト依存メニュー34の表示方法には、マウス5の右クリック以外にも、キーボード上のなんらかのキーとマウスボタンの押下を組み合わせるという方法もある。 また、指定した対象をコピーする方法は、このようにコンテキスト依存メニュー34から行う以外に、メニューバー33の「編集」項目を選択し、編集メニューとして表示される項目から「コピー」を選択しても、同様のコピー操作となる。
また、コピー操作をキーボード4上のキーの組み合わせで行うキーボードショートカットを用いて行うこともできる。
このようなコピー操作が行われた後に、本例のコンピュータシステム1において或るアプリケーション11の画面上でコンテキスト依存メニューが表示された場合の様子を図6に示す。
図6は或るアプリケーション11による表示画面30である。この場合のアプリケーション11としては、図5と同一のアプリケーションでもよいし他のアプリケーションでもよい。
コピー処理が少なくとも1回以上行われた後においては、例えばマウス5の右クリック操作でコンテキスト依存メニュー34が表示される場合は、図6(a)に示すように、そのコンテキスト依存メニュー34内には、上述した基本項目に加えて、直前にコピー処理されたコピーデータ41が項目の1つとして表示される。これはコンテキスト依存メニュー表示機能23による表示処理によるものである。
上記図5のコピー処理が最新のコピー処理であったとすると、そのコピーデータ41である「自由豁達ニシテ愉快ナル理想工場」が項目の1つとなる。文字列がコンテキスト依存メニュー34の表示幅よりも長いため、表示しきれない部分は「...」が用いられ、例えば「自由豁達ニシテ...」と表示される。
また、この直前のコピーデータ41は、コンテキスト依存メニュー34内の先頭の項目として表示される。
またコピーデータ41の次の項目として、サブメニュー導出項目42を表示させるようにする。サブメニューとは、直前のコピーデータ以外のコピーデータを項目とするメニューである。
この図6(a)ではサブメニュー導出項目42は非アクティブ表示、つまり選択不能な状態で表示されている。
これは、例えば以前にコピー処理が1回しか行われておらず、つまりデータ記憶部12には1つのコピーデータしか記憶されておらず、他のコピーデータが存在しない場合である。このようにサブメニューとして表示させるコピーデータが存在しない場合、サブメニュー導出項目42を選択不能とする。
なお、非アクティブ表示とは、例えば通常の表示をアクティブ表示とした場合、それより薄く表示させるような表示状態や、また選択不可能なことを示す図形に置き換えて表示するなど、ユーザーが選択できない項目として認識できるような表示である。
一方、コピーデータ41よりも先の時点にコピー処理が行われており、データ記憶部12に他のコピーデータが記憶されている場合は、図6(b)のように、サブメニュー導出項目42はアクティブ表示、つまり選択可能な項目として表示される。
なお、本例ではデータ記憶部12に複数個のコピーデータを保存できるシステムとしているが、コピーデータを1つしか保存できないシステムの場合、サブメニュー導出項目42及び後述するサブメニューは表示されない。
例えば図6のようにコンテキスト依存メニュー34が表示された状態からユーザーがマウスポインタ32をコピーデータ41の項目上に移動させると、図7のようにコピーデータ41が反転表示される。この状態でマウス5でクリック操作を行うと、それが、当該コピーデータ41のペースト操作となる。
このペースト操作に応じて、ペースト処理機能24が「自由豁達ニシテ愉快ナル理想工場」というコピーデータ41のペースト処理を行う。これにより編集領域31には「自由豁達ニシテ愉快ナル理想工場」という文字列37がアプリケーション11で編集中の文字列としてペーストされる。
なお、ペースト操作は、これ以外も可能であり、例えばコンテキスト依存メニュー34内の基本項目である「貼り付け」の項目36を選択してクリックしても、同様のペースト処理が行われる。さらにはメニューバー33における「編集」項目を選択し、編集メニューとして表示される項目から「貼り付け」を選択しても、同様のペースト処理が行われる。さらにキーボードショートカットによるペースト操作も可能である。これらの操作によっても、最新のコピーデータである「自由闊達ニシテ愉快ナル理想工場」という文字列のペーストが行われる。
上記図6(b)のようにサブメニュー導出項目42が選択可能とされている場合において、そのサブメニュー導出項目42を選択された場合の様子を図8に示す。
ユーザーがマウスポインタ32をサブメニュー導出項目42上に移動させると、図8のようにサブメニュー導出項目42が選択状態になり、例えばコンテキスト依存メニュー34の右側にサブメニュー38が表示される。もちろん右側でなくても良い。
このサブメニュー38には、項目として、コピーデータ51,52,53,54,55が含まれているメニューとされる。
これら各コピーデータ51,52,53,54,55は、それぞれ文字列データ、図形データなどとして、コピーデータ41より以前にコピー処理され、データ記憶部12に記憶されているコピーデータである。
そして各コピーデータ51,52,53,54,55は、コピー処理された時点が新しいものから順に表示される。つまり図2のようにポインタでリンクされた順である。
ここではコピーデータ51,54,55は指定された文字列としてのテキストデータ、コピーデータ52,53は図形データであったとしている。
このようにサブメニュー38に示された各コピーデータ51,52,53,54,55についても、選択状態でクリックすることでペースト操作となり、選択されたコピーデータのペースト処理が行われる。
ところで、図8ではサブメニュー38の項目とされたコピーデータ51,52,53,54,55は、全てアクティブ表示となっている。これは、当該文書編集中のアプリケーション11がテキストデータだけでなく図形データも受付可能でペーストできる場合である。
もし、このアプリケーション11が、単なるテキストエディタであって図形データに対応できないものであった場合は、サブメニュー38の項目は図9(a)のように表示させる。即ち、サブメニュー38の項目としてテキストデータであるコピーデータ51,54,55はアクティブ表示とされ、一方図形データであるコピーデータ52,53は非アクティブ表示で選択不能とされる。これによりユーザーは、使用中の当該アプリケーション11では図形データのペーストができないことを認識できる。
なお、図9(b)のように、受付不能なコピーデータ52,53をサブメニュー38の項目として表示させないようにする例も考えられる。
また上述したように、コンテキスト依存メニュー34の先頭項目としては、最新のコピーデータ41が表示されるが、この最新のコピーデータ41が、そのコンテキスト依存メニュー34を表示させたアプリケーション11において受付不能な場合もある。
図10(a)は、最新のコピーデータ41が受付不能なアプリケーション11において表示されるコンテキスト依存メニュー34を示している。この場合、最新のコピーデータ41は、先頭項目として表示はされるが、非アクティブ表示とされ、選択不能であることが示される。また、この場合、データ記憶部12には最新のコピーデータ41のみが記憶されており、サブメニュー38として表示するコピーデータが存在しないことから、サブメニュー導出項目42も非アクティブ表示とされている。
なお、データ記憶部12には最新のコピーデータ41以外も記憶されており、サブメニュー38として表示するコピーデータが存在する場合は、図10(b)のようにサブメニュー導出項目42をアクティブ表示とする。
図11はコンテキスト依存メニュー34として表示する内容の他の例を示している。これは、サブメニュー38を使用せず、コンテキスト依存メニュー34内に、複数のコピーデータ61,62,63,64,65,66を、それぞれ項目として表示する例である。
コピーデータ61,62,63,64,65,66は、最新のコピーデータ61から過去に遡ってコピー処理された順に表示される。
このような例の場合も、当該表示画面30を表示させているアプリケーション11がペースト不可能なコピーデータについては非アクティブ表示或いは非表示にすればよい。
(1−4:処理例)

上記図5から図10の表示例のようにコンテキスト依存メニュー34を表示させるための処理、即ちコンテキスト依存メニュー表示機能23による処理を図12のフローチャートで説明する。
ステップF101は、ユーザーの操作によるコンテキスト依存メニュー34に関連する操作の待機状態を示している。
コンテキスト依存メニュー表示機能23は、アプリケーション11による表示画面上でのユーザーの右クリック操作等を、コンテキスト依存メニュー表示要求の操作として受け取る。またコンテキスト依存メニューが表示されている状態において、メニュー内の項目が選択された場合、それをメニュー項目選択操作として受け取る。
例えばマウス5の右クリック操作としてコンテキスト依存メニュー表示要求を受け付けると、コンテキスト依存メニュー表示機能23はステップF101からF102に進み、データ記憶部12から、その時点で格納されているコピーデータとそのデータ型をすべて入手する。
次にステップF103で、データ記憶部12から入手したコピーデータの個数をチェックする。個数が0の場合にはステップF104に進み、コンテキスト依存メニューを基本項目のみで表示し、ステップF101に戻る。つまり図5のようにコンテキスト依存メニュー34を表示させることになる。
データ記憶部12から入手したコピーデータの個数が1個の場合は、ステップF105に進む。ステップF105では、入手したコピーデータが、当該アプリケーション、つまりこの図12の処理を行っているコンテキスト依存メニュー表示機能23を有するアプリケーション11でペースト可能かどうかをチェックする。即ち入手したコピーデータのデータ型により、当該アプリケーション11で受付可能なデータであるか否かを判別する。
ペースト不可能な場合には、ステップF106に進む。この場合、コピーデータ41とサブメニュー導出項目42を先頭及び2番目の項目として追加し、かつこれら両方を選択不可能な非アクティブ表示としたコンテキスト依存メニュー34を表示する。即ちこの場合は、図10(a)のようにコンテキスト依存メニュー34を表示させることになる。そしてステップF101に戻り、ユーザーからの要求を待つ。
一方、ステップF105でコピーデータがペースト可能であると判断した場合は、ステップF107に進む。この場合、コピーデータ41とサブメニュー導出項目42を先頭及び2番目の項目として追加し、さらにサブメニュー導出項目42を選択不可能な非アクティブ表示にしたコンテキスト依存メニュー34を表示する。即ちこの場合は、図6(a)のようにコンテキスト依存メニュー34を表示させることになる。そしてステップF101に戻り、ユーザーからの要求を待つ。
ステップF103で、データ記憶部12から入手したコピーデータの個数が2個以上の場合は、ステップF108に進む。ステップF108では、入手したコピーデータをすべて調べ、どのコピーデータがペースト可能でどのコピーデータがペースト不可能かをチェックする。
次にステップF109に進み、ステップF108のチェック結果を用いて、最新のコピーデータ以外のコピーデータについて、ペースト不可能なデータを選択不可能な非アクティブ表示にしてサブメニュー38を作成し、表示要求があるまで非表示にする。
次にステップF110へ進み、最新のコピーデータがペースト可能かどうかを調べる。
最新のコピーデータがペースト可能な場合には、ステップF111に進み、その最新のコピーデータ41とサブメニュー導出項目42を先頭及び2番目の項目として追加したコンテキスト依存メニュー34を表示する。即ちこの場合は、図6(b)のようにコンテキスト依存メニュー34を表示させることになる。そしてステップF101に戻り、ユーザーからの要求を待つ。
ステップF110で最新のコピーデータがペースト不可能と判断した場合は、ステップF112に進み、その最新のコピーデータ41とサブメニュー導出項目42を先頭及び2番目の項目として追加するとともに、コピーデータ41については選択不可能な非アクティブ表示にしてコンテキスト依存メニュー34を表示させる。即ちこの場合は、図10(b)のようにコンテキスト依存メニュー34を表示させることになる。そしてステップF101に戻り、ユーザーからの要求を待つ。
以上の処理でコンテキスト依存メニュー34が表示されている状態で、ユーザーの操作としてメニュー項目選択要求があった場合の処理は次のようになる。
コンテキスト依存メニュー34に対して、マウスポインタ32の移動操作及びクリック操作等としてメニュー項目の選択要求があった場合は、コンテキスト依存メニュー表示機能23は処理をステップF101からF113に進め、まず選択された項目が、選択可能なものかどうかを調べる。選択可能な項目でない場合、つまり非アクティブ表示とされている項目であった場合はステップF101に戻りユーザーの要求を待つ。
ステップF113で選択可能な項目であるとされた場合はステップF114に進み,その選択された項目がペースト項目、つまりコピーデータ41としての項目であるか否かを調べる。図7に示したように選択された項目がペーストするコピーデータ41であった場合は、そのコピーデータをペースト処理機能24に渡す。そしてペースト処理機能24により、アプリケーションでのペースト処理が実行される。
ステップF114で、選択された項目がペーストするコピーデータ41ではないと判断された場合は、ステップF116に進み、選択された項目がサブメニュー導出項目42であるか否かを調べる。サブメニュー導出項目42であった場合はステップF117に進み、上述したステップF109で作成したサブメニュー38を表示する。この場合、図8又は図9(a)又は(b)のような表示状態となる。その後、ステップF101に戻りユーザーの要求を待つ。
なお、サブメニュー38が表示された後に、図8のようなサブメニュー38内のコピーデータ51,52,53,54,55のいずれかが選択された場合は、ステップF114でその選択された項目はペースト可能な項目であると判断され、ステップF115でペースト処理のためにペースト処理機能24へのデータ受け渡しが行われ、ペースト処理される。
ステップF116で、選択された項目がサブメニュー導出項目42でないと判断される場合は、上述したコンテキスト依存メニュー34内の基本項目のいずれかが選択されている場合である。そこでステップF118に進み、選択された基本項目の機能を実行し、ステップF101に戻る。
なお、ステップF115や、ステップF118での処理を行ってステップF101に戻る際には、コンテキスト依存メニュー34の表示を終了させる。
以上の処理により、コピーデータを項目の1つとして含むコンテキスト依存メニュー34が表示される。
特には、右クリック操作などの1回の特定操作で、過去のコピーデータがコンテキスト依存メニュー34内で表示される。従ってユーザーはそのときの画面上の作業領域の近辺で過去のコピーデータを確認できるとともに、それを選択することで、ペースト処理を非常に簡易に、かつ間違いなく実行できるようになる。
また、データ記憶部12に順次記憶されたコピーデータのうちで、最新のコピーデータを、コンテキスト依存メニュー34内の先頭項目として表示させることで、コピー内容の確認やペースト操作の操作性はさらに向上する。
特にコピー&ペーストでは、最も最近にコピー操作したデータをペーストする機会が多いため、その最新のコピーデータを、コンテキスト依存メニュー内の先頭項目とすることでユーザーの作業効率の向上に好適である。1回右クリックした後、僅かにマウスポインタ32を移動させてクリックすればペーストができるためである。
最新のコピーデータ以外のコピーデータ、つまりペースト処理で選択される可能性が少ないデータについてはサブメニュー28における項目として表示することで、コンテキスト依存メニュー34自体の選択項目が増えすぎて使用しづらくなるといったことは回避できる。コンテキスト依存メニュー34については、通常の基本項目以外に、最新のコピーデータ41と、サブメニュー導出項目42を追加すればよいものであり、コンテキスト依存メニュー34内の項目数が著しく増大してしまうことはない。
そして必要であればサブメニュー38により過去のコピーデータを確認でき、またサブメニュー38からコピーデータを選択することでペースト可能であるため、利便性も向上されている。
また、コンテキスト依存メニュー34やサブメニュー38におけるコピーデータの表示や、サブメニュー導出項目42の表示において、選択不可能な場合は非アクティブ表示とすることで、ユーザーに選択不可項目として認識させることができ、ユーザーが操作に 混乱しないようにできる。異なるアプリケーション間でのコピー&ペーストなどの場合など、ペースト不可能なコピーデータも存在することもあるため、項目として表示されたコピーデータについてペースト処理としての選択が可能か不可能かをユーザーが認識可能とされることは、非常に適切な表示となる。
[2.AV装置での実施の形態]
(2−1:AV装置構成)

続いて本発明をAV装置で実現する実施の形態を説明する。AV装置の例として、テレビジョン放送のチューナを内蔵した録画再生機器の例を挙げ、説明上は、チューナ/レコーダ装置201と称することとする。
図13にチューナ/レコーダ装置201の構成例を示す。このチューナ/レコーダ装置201は、表示装置200と接続され、表示装置200に対して映像信号を供給して放送映像や再生映像を表示させる。表示装置200は、CRTモニタ装置、液晶パネル表示装置、或いはプラズマディスプレイパネル表示装置など、所定の表示デバイスによって構成される装置である。
なお、ここではチューナ/レコーダ装置201は表示装置200と別体の機器としているが、チューナ/レコーダ装置201は表示装置200としての装置内に内蔵されるものであっても良い。
また、表示装置200は、映像出力だけでなく、映像と共に音声出力も行う。即ちチューナ/レコーダ装置201は映像信号と共に映像に対応する音声信号も表示装置200に供給するが、図13では音声信号系は省略してある。
チューナ/レコーダ装置201には、放送受信機能として地上波チューナ部212と衛星放送チューナ部216が設けられる。地上波チューナ部212はアンテナ213で受信された放送波についての受信復調処理を行い、地上波デジタル放送又は地上波アナログ放送による放送番組のストリーム映像信号を得る。
衛星放送チューナ部216はアンテナ217で受信された放送波についての受信復調処理を行い、BS,CS等のデジタル又はアナログ衛星放送などの放送番組のストリーム映像信号を得る。
なお、受信機能としては、必ずしもアンテナ213、217で受信する放送波を復調する形態ではなく、いわゆるケーブルテレビ放送や、インターネット等のネットワークを介して供給されるストリーミング放送に対応するチューナ又はデコーダとしてもよい。
端子219は外部機器からの映像信号入力端子とされ、接続された外部機器からの映像信号は端子219を介して外部入力部218によって取り込まれる。
地上波チューナ部212、衛星放送チューナ部216、外部入力部218から出力される映像信号は入力選択部214で選択され、映像信号処理部215に供給される。
記録再生部220は、例えばHDD(Hard Disc Drive)を備え、放送番組等の記録(録画)及び再生を行う。即ち録画を行う場合は、入力選択部214から出力されるストリーム映像信号に対して、所定の記録用の圧縮処理やエンコード処理を行い、HDDで記録していく。
再生時には、HDDから読み出された映像データについてデコード処理や圧縮処理に対する伸長処理を行い、元のストリーム映像信号の形態で入力選択部214に出力する。再生時には入力選択部214は、記録再生部220からの映像信号を選択して映像信号処理部215に供給する。
映像信号処理部215は、表示装置200に表示させる映像信号に関する処理を行う。
例えば入力選択部214を介して供給されたストリーム映像信号は、映像信号処理部215で必要な信号処理が施され、例えばNTSC方式等の所定の方式の映像信号に変換され表示装置200に出力される。もちろんPAL方式、SECAM方式などの場合もある。さらに各方式における信号形態におけるコンポジットビデオ信号、Y/C信号、RGB信号など、出力信号形態は多様である。
OSD(On Screen Display)処理部221は、コントローラ211の制御に基づいて表示用のイメージデータを発生する。OSD処理部221によって各種のキャラクタ、アイコン、メニュー画像等のイメージデータが発生された場合、それらのイメージデータが映像信号処理部215で映像信号に重畳され、或いは映像信号と切り換えられて、表示装置200に供給され、イメージデータの表示が行われる。
OSD処理部221によって発生させるイメージデータは、例えば各種の操作用のメニューやアイコン等のGUI画像、メッセージ、チャンネルや音量表示、予約登録のための画像、予約登録確認のための画像などである。操作用の画像としては、後述するクロスメディアバーと呼ばれる画像や、クロスメディアバー上での操作に応じて表示されるコンテキスト依存メニューなどがある。
ネットワーク通信部226は、外部のネットワークを介して各種通信を行う。ネットワークは、インターネット等の公衆ネットワークでもよいし、ホームネットワーク、ローカルエリアネットワーク、或いは専用の通信回線などである。
メディアドライブ228は、例えばCD方式、DVD方式、ブルーレイディスク方式などの光ディスク、或いはメモリカードなどのカードメディア等を再生する部位である。メディアドライブ228でメディアから再生された映像コンテンツは入力選択部214を介して映像信号処理部215に供給され、表示装置200で出力することができる。
コントローラ211はCPU(Central Processing Unit )を備えたマイクロコンピュータにより形成され、チューナ/レコーダ装置201の全体の制御を行う。即ち地上波チューナ部212や衛星放送チューナ部216での選局動作や、記録再生部220での録画又は再生のための処理の指示、入力選択部214の切換制御、映像信号処理部215での映像信号処理やOSD処理部221でのOSD画像の生成指示、ネットワーク通信部226による通信動作の指示、メディアドライブ228の再生動作指示などを、ユーザーの操作や動作プログラムに従って行う。
RAM222、ROM223、フラッシュメモリ224はコントローラ211がアクセスするメモリ領域として示している。
ROM223には、コントローラ211(CPU)を動作させるプラットフォームソフトウェアモジュールや起動モジュール等が記憶されている。
RAM222は、ROM223に記憶されている起動モジュールやOS等のプラットフォームソフトウェアプログラム、アプリケーションプログラム、または、その実行において適宜変化するパラメータを一時格納する。またコントローラ211の各種演算処理のためのワーク領域として用いられる。
フラッシュメモリ224は、例えば各種処理係数や履歴情報等、電源オフの際にも消失させない情報の記憶に用いられる。
ユーザーの操作のための操作入力手段としてはパネル操作部225やリモートコマンダー202等が想定される。
パネル操作部225は、チューナ/レコーダ装置201の筐体上に設けられた操作キーや操作ダイヤル等の操作子であり、ユーザーはパネル操作部225における操作子を操作して各種の指示や入力を行うことができる。コントローラ211はパネル操作部225による操作入力情報を検出して、所定の制御を行い、該チューナ/レコーダ装置201にユーザーが指示した動作を実行させる。
同様の操作はリモートコマンダー202によっても可能である。ユーザーがリモートコマンダー202を操作することで、例えば赤外線信号として操作信号が出力される。この赤外線操作信号は受光部227で受光され、電気信号に変換されてコントローラ211に伝えられる。もちろんリモートコマンダー202は赤外線方式のみでなく、例えば電波を用いたものでもよい。
これらパネル操作部225やリモートコマンダー202によるユーザーの操作としては、例えば選局、録画、録画予約、再生、サーチ、再生停止、一時停止などが行われる。そしてさらに後述するクロスメディアバーに対する操作や、クロスメディアバー上でコンテキスト依存メニューを表示させる操作、コンテキスト依存メニュー上で項目を選択する操作なども行われる。
なお、キーボードやマウス等の外部入力機器の接続端子が設けられ、その端子に外部入力機器を接続することで、外部入力機器による操作情報がコントローラ211に伝えられるようにしてもよい。
図13のチューナ/レコーダ装置201は以上の構成となるが、この構成例は以下説明する動作を行うための構成の一例にすぎない。
そして特に後述するクロスメディアバーに関する処理、特にファイル等の処理対象指定及び貼付処理のために、コントローラ211には、図14のような処理機能が設けられる。
即ち、クロスメディアバー表示機能301、処理対象記憶機能302、指定対象管理機能303、コンテキスト依存メニュー表示機能304、ペースト処理機能305を有している。
また、データ記憶部306は、コピー処理されたデータ、ファイル、フォルダを記憶する部位である。このデータ記憶部306は、RAM222又はフラッシュメモリ224の一部の領域が用いられて実現されればよい。もちろん独立したメモリとして構成されてもよい。
クロスメディアバー表示機能301は、OSD処理部221を制御して、表示装置200の画面上にユーザーの各種操作のためのクロスメディアバーを表示させる処理を行う。
指定対象管理機能303は、操作によりユーザーが指定した対象、例えば映像や音楽等のコンテンツデータ等のデータファイル、フォルダなどを管理する。
処理対象記憶機能302は、データファイルやフォルダなどの指定対象に関してユーザーがコピー操作をした場合に、指定されているデータやファイル、フォルダをコピー処理対象として処理する機能である。つまり指定対象管理機能303で管理されているデータを、新たなコピー処理対象としてデータ記憶部306に登録させる。或いは、ファイルやフォルダに対してコピー操作がなされた場合は、そのファイルやフォルダの名称或いは含まれるデータの一部等をデータ記憶部306に記憶させるようにしてもよい。
コンテキスト依存メニュー表示機能304は、ユーザーの特定の操作、例えばリモートコマンダー202の特定キーの操作などに応じて、OSD処理部221を制御し、表示装置200の画面上にコンテキスト依存メニューを表示させる処理を行う。本例の場合、このコンテキスト依存メニュー表示機能304は、後述するようにコンテキスト依存メニュー内にコピー処理対象を選択項目の1つとして表示させることになる。
ペースト処理機能305は、ユーザーのペースト操作に応じて、コピー処理されたデータのペースト処理やファイルやフォルダの組み込み処理(以下、これらをまとめてペースト処理という)を行う。本例の場合、特にコンテキスト依存メニュー内に表示されたコピー処理対象が選択されることに応じても、ペースト処理を実行することになる。
以下では、このようなチューナ/レコーダ装置201と表示装置200によるAVシステムにおける実施の形態としてのコピー&ペースト動作を基本に説明していくが、この実施の形態における本発明請求項の文言及び構成要件との対応関係は次のようになる。
処理対象指定操作:データ、ファイル、フォルダに対するコピー操作、又はカット操作。
処理対象:コンテンツデータ、データファイル、フォルダなど、コピー操作で指定された対象。
貼付処理:ペースト処理(例えばファイルやフォルダを或るフォルダ内に組み込む処理を含む)。
記憶部:データ記憶部306。
記憶処理手段:処理対象記憶機能302。
表示制御手段:コンテキスト依存メニュー表示機能304。
貼付処理手段:ペースト処理機能305。
(2−2:コンテキスト依存メニュー及びコンテキスト依存メニュー表示例)

まずコントローラ211のクロスメディアバー表示機能301によって表示装置200の画面上に表示されるクロスメディアバーについて説明する。
図14は、表示装置200の画面上において表示されているクロスメディアバー100の画像を示している。クロスメディアバー100は、横方向にアイコンが並ぶカテゴリーバー101と縦方向にアイコンが並ぶ機能・コンテンツバー102を有する。
カテゴリーバー101として配列されている各アイコンは、例えば「設定」「フォト」「ビデオ」「地上波チューナ」「BSチューナ」「CSチューナ」・・・など、操作カテゴリーを示すアイコンとされている。
そして機能・コンテンツバー102としては、現在選択されている操作カテゴリーにおける操作機能やコンテンツを示すアイコンが表示される。
図15はクロスメディアバー100のホーム状態であり、「設定」カテゴリーが選択された状態である。「設定」カテゴリには、「デモモード」「お問い合わせ」「お知らせ」「テレビの設定」・・・などのアイコンが機能・コンテンツバー102として表示される。そして「設定」カテゴリーにおける先頭の機能である「デモモード」が選択中の状態とされている。枠表示103が選択中のアイコンを示す。
このようなクロスメディアバー100に対して、ユーザーはリモートコマンダー202による上下左右キーの操作、或いは十字キーの操作などにより、所望のアイコンを選択できる。
図15のホーム状態からユーザーが右操作を行うと、画面上でカテゴリーバー101が左側に流れて、図16(a)に示すように、「設定」カテゴリーの右側の「フォト」カテゴリーが選択状態となる。このとき、機能・コンテンツバー102としては「フォト」カテゴリーに対応したものに切り換えられ、「フォト」カテゴリー下の機能・コンテンツバー102における先頭のアイコンが選択中となる。枠表示103の位置は移動せず、カテゴリーバー101及び機能・コンテンツバー102が移動又は切り換えられて、枠表示103の位置に選択中のアイコンが入ってくる動作イメージとなる。
さらにユーザーが右操作を行うと、同様に画面上でカテゴリーバー101が左側に流れて、図16(b)に示すように、次の「ビデオ」カテゴリーが選択状態となる。このとき、機能・コンテンツバー102としては「ビデオ」カテゴリーに対応したものに切り換えられ、「ビデオ」カテゴリー下の機能・コンテンツバー102における先頭のアイコンとして「録画予約」が選択中となる。
また続いてユーザーが下操作を行うと、機能・コンテンツバー102が上に流れて、枠表示103の位置に「録画予約」の下に表示されていた「録画予約確認」のアイコンが位置するようにされ、選択中のアイコンが切り換えられる。
つまり、ユーザーが右操作、左操作を行うことでカテゴリーバー101の選択ができ、ユーザーが上操作、下操作を行うことで、現在のカテゴリーにおける機能・コンテンツバー102のアイコンが選択できるものである。
このようなクロスメディアバー100におけるコンテキスト依存メニュー表示について説明する。
コントローラ211は、ユーザーの操作により、コンテンツデータファイル等のコピー&ペースト処理を行うことができる。例えばメディアドライブ228に装填されたメディアに収録されている映像コンテンツ等をコピーし、記録再生部220にペーストしてクロスメディアバー100の「ビデオ」カテゴリーに含まれるようにする処理などがコピー&ペースト処理の例に挙げられる。
図17には、クロスメディアバー100として、「ビデオ」カテゴリーが選択されている状態を示している。この例では「ビデオ」カテゴリーにおいていくつかのコンテンツファイルを示すアイコン(この場合はコンテンツファイル内のサムネイル画像等)が機能・コンテンツバー102に示されているとしている。
ここで、ユーザーが特定キーの操作を行い、コンテキスト依存メニューの表示要求を行ったとする。
すると、図18のようにコンテキスト依存メニュー110が表示される。
コンテキスト依存メニュー110には、基本項目として「コピー」「ペースト」「再生」「始めから再生」「再生先指定」という項目が含まれている。
仮に、コンテキスト依存メニュー110が表示される時点で、上述したデータ記憶部306にコピー処理対象が記憶されていなければ、コンテキスト依存メニュー110内の項目は、これら基本項目のみとなる。
ところが、コンテキスト依存メニュー110が表示される時点で、データ記憶部306にコピー処理対象が登録されている場合、例えばコピーデータ自体やコピー処理指定されたファイルのファイル名等が記憶されていれば、それらのコピー処理対象がコンテキスト依存メニュー110内に項目の1つとして含まれることになる。
即ちユーザーが、それまでにコンテンツファイル等を指定してコピー処理操作をした場合、そのコピー処理対象がデータ記憶部306に登録される。そしてコンテキスト依存メニュー表示機能304は、コンテキスト依存メニュー表示を行う場合に、データ記憶部306からコピー処理対象の読み出しを行い、コピー処理対象が存在すれば、そのコピー処理対象を項目の1つとしたコンテキスト依存メニュー110を表示させるようにするものである。
図18は、コンテキスト依存メニュー110内にコピー処理対象111が表示されている例を示している。
またコピー処理対象111の次の項目として、サブメニュー導出項目112を表示させるようにする。サブメニューは、直前のコピーデータ以外のコピーデータを項目とするメニューである。
なお、コンテキスト依存メニュー110内の先頭項目として表示されるコピー処理対象111は、最新のコピー処理対象である。
コピー処理対象が複数記憶されている場合、最新以外のコピー処理対象は、図19のようにサブメニュー120において項目として表示される。
つまり、図18の状態から、ユーザーがサブメニュー導出項目112を選択する操作を行ったら、図19のようにサブメニュー120が表示される。サブメニュー120には、過去のコピー処理対象121,122,123が、そのコピー処理の新しい順に、それぞれ1つの項目として含まれるものとなる。
コンテキスト依存メニュー110内のコピー処理対象111、又はサブメニュー120内のコピー処理対象121,122,123は、ユーザーがその項目を選択する操作を行うことでペースト処理が行われる。即ちペースト処理機能305は、選択されたコピー処理対象を、現在の「ビデオ」カテゴリーにおける1つのコンテンツとして組み込む処理を行う。
なお、過去にコピー処理されたコピー処理対象がデータ記憶部306において1つしか存在しない場合、図18のように最新のコピー処理対象を項目の1つとするとともに、サブメニュー導出項目112については選択不能な非アクティブ表示とすればよい。
また、コンテキスト依存メニュー110内のコピー処理対象111、或いはサブメニュー120におけるコピー処理対象121,122,123等について、現在のカテゴリーにおいてペースト処理不能なものであった場合は、選択不能な非アクティブ表示とすればよい。またはペースト処理不能なコピー処理対象については非表示としてもよい。
この図18、図19のようなコンテキスト依存メニュー110の表示を行うには、コントローラ211(コンテキスト依存メニュー表示機能304)が、上述した図12と同様の処理を行えばよい。
図20はコンテキスト依存メニュー110として表示する内容の他の例を示している。これは、サブメニュー120を使用せず、コンテキスト依存メニュー110内に、複数のコピー処理対象131,132を、それぞれ項目として表示する例である。
コピーデータ131、132は、最新のコピーデータ61から過去に遡ってコピー処理された順に表示される。
このような例の場合も、ペースト不可能なコピー処理対象については非アクティブ或いは非表示にすればよい。
以上のようなコンテキスト依存メニュー110の表示により、上述したコンピュータシステムでの実施の形態と同様の効果を得ることができる。
即ち、特定の操作キー等の1回の特定操作で、過去のコピー処理対象がコンテキスト依存メニュー110内で表示される。従ってユーザーはそのときの画面上の作業領域の近辺で過去のコピー処理対象を確認できるとともに、それを選択することで、ペースト処理を非常に簡易に、かつ間違いなく実行できるようになる。
また、データ記憶部306に順次記憶されたコピー処理対象のうちで、最新のコピー処理対象を、コンテキスト依存メニュー110内の先頭項目として表示させることで、コピー内容の確認やペースト操作の操作性はさらに向上する。
最新のコピー処理対象以外のコピー処理対象、つまりペースト処理で選択される可能性が少ないものについてはサブメニュー120における項目として表示することで、コンテキスト依存メニュー110自体の選択項目が増えすぎて使用しづらくなるといったことは回避できる。コンテキスト依存メニュー110については、通常の基本項目以外に、最新のコピー処理対象111と、サブメニュー導出項目112を追加すればよいものであり、コンテキスト依存メニュー110内の項目数が著しく増大してしまうことはない。
そして必要であればサブメニュー120により過去のコピーデータを確認でき、またサブメニュー120からコピー処理対象を選択することでペースト可能であるため、利便性も向上されている。
また、コンテキスト依存メニュー110やサブメニュー120におけるコピー処理対象の表示や、サブメニュー導出項目112の表示において、選択不可能な場合は非アクティブ表示とすることで、ユーザーに選択不可項目として認識させることができ、ユーザーが操作に 混乱しないようにできる。
[3.変形例及びプログラム]

以上、実施の形態を説明してきたが、本発明としては多様な変形例が考えられる。
実施の形態では、コンピュータシステム及びAV装置の例で説明してきたが、本発明が適用できるハードウエア構成は多様である。
例えばAV装置としてはチューナ/レコーダ装置201としての装置以外に、チューナ機能のない記録再生装置、録画再生機能のないチューナ機器(放送受信器)、チューナ内蔵或いは記録再生装置部内蔵のテレビジョン受信器などでも実施の形態の如き動作は可能である。また放送映像信号ではなく、DVD(Digital Versatile Disc)やブルーレイディスク(Blu-Ray Disc)等の光ディスクや他の各種メディアを再生する再生装置などであっても、本発明は適用できる。
さらには各種情報処理装置、例えば携帯用のパーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話機などであっても本発明は適用可能である。
本発明のプログラムは、上述したコピー処理及びコンテキスト依存メニュー表示処理を実行させるプログラムである。例えば図3,図4におけるコピー処理機能21、コンテキスト依存メニュー表示機能23、ペースト処理機能24による処理動作を実現するプログラムである。又は図14における処理対象記憶機能302、コンテキスト依存メニュー表示機能304、ペースト処理機能305による処理動作を実現するプログラムである。
この本発明のプログラムは、コンピュータシステムやAV装置における記録媒体としてのシステムHDDや、CPU内のROM等に予め記録しておくことができる。
あるいはまた、プログラムは、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、MO(Magnet optical)ディスク、DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。例えばCD−ROM、DVD−ROM等により提供されることで、コンピュータシステムにインストールできる。またプログラムは、リムーバブル記録媒体からインストールする他、ダウンロードサイトから、LAN(Local Area Network)、インターネットなどのネットワークを介してダウンロードすることもできる。
そして本発明のプログラムによれば、上記の効果を実現するデータ処理装置を容易に実現できる。
本発明の実施の形態のコンピュータシステムの概略構成図である。 実施の形態のデータ記憶部の記憶形態の説明図である。 実施の形態のコピー&ペースト処理の説明図である。 実施の形態のコピー&ペースト処理の説明図である。 実施の形態のコンテキスト依存メニュー表示の説明図である。 実施の形態のコピーデータ項目を含むコンテキスト依存メニュー表示の説明図である。 実施の形態のコンテキスト依存メニューからのペースト処理の説明図である。 実施の形態のサブメニュー表示の説明図である。 実施の形態のサブメニューの一部を選択不能とする表示の説明図である。 実施の形態のコンテキスト依存メニューの一部を選択不能とする表示の説明図である。 実施の形態の他のコンテキスト依存メニュー表示の説明図である。 実施の形態のコンテキスト依存メニュー表示機能の処理のフローチャートである。 実施の形態のチューナ/レコーダ装置のブロック図である。 実施の形態のコントローラの機能構成の説明図である。 実施の形態のクロスメディアバー表示の説明図である。 実施の形態のクロスメディアバーの操作の説明図である。 実施の形態のクロスメディアバー表示例の説明図である。 実施の形態のコンテキスト依存メニュー表示例の説明図である。 実施の形態のサブメニュー表示例の説明図である。 実施の形態の他のコンテキスト依存メニュー表示例の説明図である。 従来のコピー履歴表示の説明図である。 従来のコピー履歴表示の説明図である。 従来のコンテキスト依存メニュー表示の説明図である。 従来のコンテキスト依存メニューからのコピー履歴表示の説明図である。
符号の説明
1 コンピュータシステム、2 コンピュータ本体、3 ディスプレイ、4 キーボード、5 マウス、10 ウインドウシステム、11 アプリケーション、12 データ記憶部、21,21A,21B コピー処理機能、22,22A,22B 指定データ管理機能、23,23A,23B コンテキスト依存メニュー表示機能、24,24A,24B ペースト処理機能、34 コンテキスト依存メニュー、38 サブメニュー、100 クロスメディアバー、110 コンテキスト依存メニュー、120 サブメニュー、211 コントローラ、301 クロスメディアバー表示機能、302 処理対象記憶機能、303 指定対象管理機能、304 コンテキスト依存メニュー表示機能、305 ペースト処理機能、306 データ記憶部

Claims (10)

  1. 処理対象指定操作毎に、処理対象を順次記憶部に記憶させる記憶処理手段と、
    1回の特定操作に応じて、表示画面上で、上記記憶部に記憶された処理対象を項目として加えたコンテキスト依存メニューを表示させる表示制御手段と、
    上記コンテキスト依存メニューに表示された上記処理対象の項目に対する選択操作が行われた場合に、当該選択された処理対象の貼付処理を行う貼付処理手段と、
    を備えたことを特徴とするデータ処理装置。
  2. 上記表示制御手段は、上記記憶部に順次記憶された処理対象のうちで、最新の処理対象を、コンテキスト依存メニュー内の先頭項目として表示させることを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 上記表示制御手段は、上記記憶部に順次記憶された処理対象のうちで、少なくとも最新の処理対象を、コンテキスト依存メニュー内に表示させることを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  4. 上記表示制御手段は、上記記憶部に順次記憶された処理対象のうちで、最新の処理対象をコンテキスト依存メニュー内に表示させるとともに、上記コンテキスト依存メニュー内にサブメニュー導出項目を表示させることを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  5. 上記表示制御手段は、上記サブメニュー導出項目の選択操作に応じて、上記最新のデータ以外で、上記記憶部に記憶されている処理対象を項目とするサブメニューを表示させることを特徴とする請求項4に記載のデータ処理装置。
  6. 上記表示制御手段は、上記最新の処理対象以外に、上記記憶部に処理対象が記憶されていない場合は、上記サブメニュー導出項目を選択不可状態とした上記コンテキスト依存メニューを表示させることを特徴とする請求項4に記載のデータ処理装置。
  7. 上記表示制御手段は、上記記憶部に記憶された処理対象のうちで、上記貼付処理手段による貼付処理ができない処理対象については、上記コンテキスト依存メニュー内で、選択不可状態に表示させることを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  8. 上記表示制御手段は、上記記憶部に記憶された処理対象のうちで、上記貼付処理手段による貼付処理ができない処理対象については、上記サブメニュー内で、選択不可状態に表示させることを特徴とする請求項5に記載のデータ処理装置。
  9. 処理対象指定操作毎に、選択指示された処理対象を順次記憶部に記憶させる記憶処理ステップと、
    1回の特定操作に応じて、表示画面上で、上記記憶ステップで記憶された処理対象を項目として加えたコンテキスト依存メニューを表示させる表示制御ステップと、
    上記コンテキスト依存メニューに表示された上記処理対象が選択された場合に、当該選択された処理対象の貼付処理を行う貼付処理ステップと、
    を備えたことを特徴とするデータ処理方法。
  10. 処理対象指定操作毎に、選択指示された処理対象を順次記憶部に記憶させる記憶処理ステップと、
    1回の特定操作に応じて、表示画面上で、上記記憶ステップで記憶された処理対象を項目として加えたコンテキスト依存メニューを表示させる表示制御ステップと、
    上記コンテキスト依存メニューに表示された上記処理対象が選択された場合に、当該選択された処理対象の貼付処理を行う貼付処理ステップと、
    をデータ処理装置に実行させるプログラム。
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