JP2006338093A - 巡回警備支援システム及びこれに用いる巡回ルート管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 利用者の経験や勘等の主観に頼るだけでなく、警備対象エリア内を移動する移動主体の位置情報という客観的な情報に基づいて利用者が巡回ルートを決定することを支援する。
【解決手段】
巡回警備支援システムは、社員用RFIDタグ5とRFIDリーダー8と巡回ルート管理用コンピュータ10とを備え、警備員6がオフィスビル2内を巡回ルートに沿って巡回警備することを支援する。社員用RFIDタグ5は、社員4に携帯される。RFIDリーダー8は、社員用RFIDタグ5からの信号を受信可能である。巡回ルート管理用コンピュータ10は、HD11とCPU13とモニター15とを有する。CPU13は、HD11に記憶された地図情報100及び社員4の位置情報に基づいて、警備員6が巡回警備する際の巡回ルートの決定に有用な巡回ルート決定支援情報を生成する。モニター15は、巡回ルート決定支援情報を出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、警備主体が警備対象エリア内を巡回ルートに沿って巡回警備することを支援する巡回警備支援システム及びこれに用いる巡回ルート管理装置に関する。
従来より、警備員や警備ロボット等の警備主体の位置情報を利用して、警備主体が警備対象エリア内を巡回警備することを支援する巡回警備支援システムが提案されている。
特許文献1の巡回警備支援システムは、警備員の巡回警備中の位置情報をシーケンス的に監視し、警備員が確実に巡回警備しているか否かや何らかの異常が発生していないか否かを検査している。また、特許文献2の巡回警備支援システムは、警備ロボットが備える検知手段の出力に基づく警報基準を位置情報と関連づけて予め記憶しておき、任意の位置における検知手段の出力をその位置に関連づけられた警報基準と比較し、その比較結果に応じてその位置において異常が発生しているか否かを判定している。
特開平10−240988号公報 特開平05−159187号公報
このように、従来の位置情報を利用した巡回警備支援システムは、専ら巡回警備に伴う異常の発生の有無を判定することを支援している。この場合、警備主体が巡回警備する際の巡回ルートは、警備主体が予め設定された場所を巡回し、警備員や警備ロボットの操作者等の巡回警備支援システムを利用する利用者が不審に思った場合にそれ以外の場所を巡回する又は巡回させるといった方法で決定されていることが多い。
しかしながら、利用者の経験や勘等に基づいて警備主体が巡回警備する際の巡回ルートが決定される場合、実際に異常が発生している場所が巡回ルートから漏れる危険性も高い。従って、人の主観に頼るだけでなく客観的な情報に基づいて巡回ルートを決定する方法が必要とされる。
本発明の課題は、利用者の経験や勘等の主観に頼るだけでなく、警備対象エリア内を移動する移動主体の位置情報という客観的な情報に基づいて利用者が巡回ルートを決定することを支援することにより、安全性の高い巡回警備を提供することにある。
第1発明に係る巡回警備支援システムは、警備主体が警備対象エリア内を巡回ルートに沿って巡回警備することを支援する巡回警備支援システムであって、位置情報生成手段と、巡回ルート管理手段とを備える。位置情報生成手段は、警備対象エリア内を移動する移動主体の位置情報を生成する。巡回ルート管理手段は、位置情報生成手段に直接的又は間接的に接続され、巡回ルートを管理する。巡回ルート管理手段は、記憶部と、生成部と、出力部とを有する。記憶部は、警備対象エリアの地図情報を記憶する。生成部は、地図情報及び移動主体の位置情報に基づいて、警備主体が巡回警備する際の巡回ルートの決定に有用な巡回ルート決定支援情報を生成する。出力部は、巡回ルート決定支援情報を出力する。
この巡回警備支援システムは、警備対象エリア内を移動する移動主体の位置情報に基づいて、警備主体が巡回警備する際の巡回ルートの決定に有用な巡回ルート決定支援情報を出力する。これにより、この巡回警備支援システムは、利用者の経験や勘等の主観に頼るだけでなく、警備対象エリア内を移動する移動主体の位置情報という客観的な情報に基づいて、利用者が巡回ルートを決定することを支援することができる。従って、この巡回警備支援システムは、安全性の高い巡回警備を提供することができる。
尚、本明細書において、「警備主体」には、警備員や組み込まれたプログラム等により動作する警備ロボットが含まれる。また、本明細書において、「利用者」は、巡回警備支援システムを利用して巡回ルートを決定したり検査したりする者を指し、警備員が巡回警備を行う場合で警備員自ら巡回警備支援システムを利用する場合には警備員であり、警備員が巡回警備を行う場合で警備員に巡回ルートを指示する管理者が存在しその管理者が巡回警備支援システムを利用する場合にはその管理者であり、警備ロボットが巡回警備を行う場合は警備ロボットの操作者となる。
第2発明に係る巡回警備支援システムは、第1発明に係る巡回警備支援システムであって、位置情報生成手段は、移動主体用発信器と、受信器とを有する。移動主体用発信器は、移動主体に携帯される。受信器は、移動主体用発信器からの信号を受信可能である。
この巡回警備支援システムでは、移動主体に携帯された移動主体用発信器からの信号が受信器により受信される。これにより、この巡回警備支援システムは、移動主体の位置情報を生成することができる。
第3発明に係る巡回警備支援システムは、第1発明又は第2発明に係る巡回警備支援システムであって、巡回ルート決定支援情報は、警備主体が巡回警備する際の巡回ルートとして適切な巡回ルート候補を示す情報を含む。
この巡回警備支援システムは、警備主体が巡回警備する際の巡回ルートとして適切な巡回ルート候補を出力する。これにより、この巡回警備支援システムの利用者は、警備主体が巡回警備する際の巡回ルートを容易に決定することができる。
第4発明に係る巡回警備支援システムは、第1発明から第3発明のいずれかに係る巡回警備支援システムであって、巡回ルート決定支援情報は、地図情報を第1層とし、移動主体の所定の期間の位置情報を第2層として重ね合わせた画像情報を含む。
この巡回警備支援システムは、警備対象エリアの地図情報と警備対象エリア内を移動する移動主体の所定の期間の位置情報とを重ね合わせた画像情報を出力する。このように、この巡回警備支援システムは、警備対象エリアのうち所定の期間に移動主体が訪れたセクションを可視化することにより、所定の期間に移動主体が訪れていないか又はほとんど訪れていない、すなわち、安全確認が十分にされていないと推定されるセクションを利用者に認識させることができる。従って、この巡回警備支援システムの利用者は、警備対象エリア内のセキュリティホールを巡回ルートに積極的に取り入れることが可能になる。
第5発明に係る巡回警備支援システムは、第1発明から第4発明のいずれかに係る巡回警備支援システムであって、警備対象エリアは、1以上の警備対象セクションを含む。巡回ルート決定支援情報は、所定の期間に移動主体が所定の回数以下しか訪れていないと推定される警備対象セクションを示す情報を含む。
この巡回警備支援システムは、警備対象エリアのうち移動主体が所定の期間に所定の回数以下しか訪れていないと推定されるセクションを出力する。これにより、この巡回警備支援システムは、所定の期間に移動主体が訪れていないか又はほとんど訪れていない、すなわち、安全確認が十分にされていないと推定されるセクションを利用者に認識させることができる。従って、この巡回警備支援システムの利用者は、警備対象エリア内のセキュリティホールを巡回ルートに積極的に取り入れることが可能になる。
第6発明に係る巡回警備支援システムは、第1発明から第5発明のいずれかに係る巡回警備支援システムであって、位置情報生成手段は、警備主体の位置情報を生成する。生成部は、地図情報及び警備主体の位置情報に基づいて、警備主体が巡回警備した際の巡回ルートの検査に有用な巡回ルート検査支援情報を生成する。出力部は、巡回ルート検査支援情報を出力する。
この巡回警備支援システムは、警備主体が巡回警備した際の巡回ルートの検査に有用な巡回ルート検査支援情報を出力する。これにより、この巡回警備支援システム利用者は、警備主体が巡回警備した際の巡回ルートを容易に把握することができ、巡回警備が適切に行われているか否かを検査することが可能になる。従って、この巡回警備支援システムは、より安全性の高い巡回警備を提供することができる。
第7発明に係る巡回ルート管理装置は、警備主体が巡回警備する警備対象エリア内の巡回ルートを管理する巡回ルート管理装置であって、記憶部と、第1生成部と、第2生成部と、出力部とを備える。記憶部は、警備対象エリアの地図情報を記憶する。第1生成部は、警備対象エリア内を移動する移動主体の位置情報を生成する。第2生成部は、地図情報及び位置情報に基づいて、警備主体が巡回警備する際の巡回ルートの決定に有用な巡回ルート決定支援情報を生成する。出力部は、巡回ルート決定支援情報を出力する。
この巡回ルート管理装置は、警備対象エリア内を移動する移動主体の位置情報に基づいて、警備主体が巡回警備する際の巡回ルートの決定に有用な巡回ルート決定支援情報を出力する。これにより、この巡回ルート管理装置は、利用者の経験や勘等の主観に頼るだけでなく、警備対象エリア内を移動する移動主体の位置情報という客観的な情報に基づいて、利用者が巡回ルートを決定することを支援することができる。従って、この巡回ルート管理装置は、安全性の高い巡回警備を提供することができる。
第1発明に係る巡回警備支援システムは、警備対象エリア内を移動する移動主体の位置情報に基づいて、警備主体が巡回警備する際の巡回ルートの決定に有用な巡回ルート決定支援情報を出力する。これにより、この巡回警備支援システムは、利用者の経験や勘等の主観に頼るだけでなく、警備対象エリア内を移動する移動主体の位置情報という客観的な情報に基づいて、利用者が巡回ルートを決定することを支援することができる。従って、この巡回警備支援システムは、安全性の高い巡回警備を提供することができる。
第2発明に係る巡回警備支援システムは、移動主体に携帯された移動主体用発信器からの信号が受信器により受信される。これにより、この巡回警備支援システムは、移動主体の位置情報を生成することができる。
第3発明に係る巡回警備支援システムは、警備主体が巡回警備する際の巡回ルートとして適切な巡回ルート候補を出力する。これにより、この巡回警備支援システムの利用者は、警備主体が巡回警備する際の巡回ルートを容易に決定することができる。
第4発明に係る巡回警備支援システムは、警備対象エリアの地図情報と警備対象エリア内を移動する移動主体の所定の期間の位置情報とを重ね合わせた画像情報を出力する。このように、この巡回警備支援システムは、警備対象エリアのうち所定の期間に移動主体が訪れたセクションを可視化することにより、所定の期間に移動主体が訪れていないか又はほとんど訪れていない、すなわち、安全確認が十分にされていないと推定されるセクションを利用者に認識させることができる。従って、この巡回警備支援システムの利用者は、警備対象エリア内のセキュリティホールを巡回ルートに積極的に取り入れることが可能になる。
第5発明に係る巡回警備支援システムは、警備対象エリアのうち移動主体が所定の期間に所定の回数以下しか訪れていないと推定されるセクションを出力する。これにより、この巡回警備支援システムは、所定の期間に移動主体が訪れていないか又はほとんど訪れていない、すなわち、安全確認が十分にされていないと推定されるセクションを利用者に認識させることができる。従って、この巡回警備支援システムの利用者は、警備対象エリア内のセキュリティホールを巡回ルートに積極的に取り入れることが可能になる。
第6発明に係る巡回警備支援システムは、警備主体が巡回警備した際の巡回ルートの検査に有用な巡回ルート検査支援情報を出力する。これにより、この巡回警備支援システム利用者は、警備主体が巡回警備した際の巡回ルートを容易に把握することができ、巡回警備が適切に行われているか否かを検査することが可能になる。従って、この巡回警備支援システムは、より安全性の高い巡回警備を提供することができる。
第7発明に係る巡回ルート管理装置は、警備対象エリア内を移動する移動主体の位置情報に基づいて、警備主体が巡回警備する際の巡回ルートの決定に有用な巡回ルート決定支援情報を出力する。これにより、この巡回ルート管理装置は、利用者の経験や勘等の主観に頼るだけでなく、警備対象エリア内を移動する移動主体の位置情報という客観的な情報に基づいて、利用者が巡回ルートを決定することを支援することができる。従って、この巡回ルート管理装置は、安全性の高い巡回警備を提供することができる。
<オフィスビル>
図1を参照して、本発明に係る巡回警備支援システムが導入されたオフィスビル2の構成を説明する。
オフィスビル2は、N階建てのビルであり、図1に破線で示すセクション3a〜3qを含む複数のセクションから構成される。オフィスビル2のフロア20は、セクション3a〜3qから構成される。フロア20のセクション3a〜3qは、主に壁で仕切られた空間(セクション3a,3d〜3kに対応)、又は、壁で仕切られた空間が折れ曲がっている等複雑な形状をしている場合には折れ曲がり部分でさらに仮想的に仕切られた空間(セクション3b,3c,3l〜3qに対応)に分割されている。このように、各セクションは、人がそのセクションに足を踏み入れた場合に、その人の目が概ね行き届く範囲として定義されている。フロア20以外のオフィスビル2の他のフロアについても同様である。
<巡回警備支援システム>
以下、オフィスビル2に導入された場合を例として、本発明に係る巡回警備支援システムを説明する。尚、本発明に係る巡回警備支援システムをオフィスビル2以外の建物に導入する場合には、以下の説明における社員4を、その対象となる建物内を移動する移動主体であってその移動とともにその移動先の安全を確認することが可能な任意の移動主体と読み変えることにより理解される。
(巡回警備支援システムの構成)
本発明に係る巡回警備支援システムは、オフィスビル2内で働く社員4に携帯される社員用RFIDタグ5と、オフィスビル2内を巡回警備する警備員6に携帯される警備員用RFIDタグ7と、社員用RFIDタグ5からの信号50及び警備員用RFIDタグ7からの信号70を受信可能なRFIDリーダー8と、RFIDリーダー8にローカルエリアネットワーク(以下、LAN)を介して接続される巡回ルート管理用コンピュータ10とを備える(図1,2及び4参照)。
〔社員用RFIDタグ〕
社員用RFIDタグ5は、オフィスビル2内で働く社員4により、図2(a)に示すような態様で首から吊り下げる等して常に携帯される。また、社員用RFIDタグ5は、アクティブ型であり、信号50を所定の間隔で発信している。信号50には、図3(a)に示すように、発信元の社員用RFIDタグ5を特定する情報(以下、発信元情報)51及び信号50が社員用RFIDタグ5から発信される時刻を特定する情報(以下、発信時刻情報)52含まれている。社員用RFIDタグ5の電波受信範囲は、数メートル〜数十メートルであり、従って、信号50は、1又は複数のRFIDリーダー8により受信されることが可能である。
〔警備員用RFIDタグ〕
警備員用RFIDタグ7は、オフィスビル2内を巡回警備する警備員6により、図2(b)に示すような態様で首から吊り下げる等して常に携帯される。警備員用RFIDタグ7は、アクティブ型であり、信号70を所定の間隔で発信している。信号70には、図3(b)に示すように、発信元の警備員用RFIDタグ7を特定する情報(以下、発信元情報)71及び信号70が警備員用RFIDタグ7から発信される時刻を特定する情報(以下、発信時刻情報)72が含まれている。警備員用RFIDタグ7の電波受信範囲は、数メートル〜数十メートルであり、従って、信号70は、1又は複数のRFIDリーダー8により受信されることが可能である。
〔RFIDリーダー〕
RFIDリーダー8は、図1に示すように、オフィスビル2の各階フロアの天井に埋め込み又は吊り下げにより整然と配置された空気調和装置の複数の室内機のそれぞれに取り付けられており、社員用RFIDタグ5からの信号50及び警備員用RFIDタグ7からの信号70を受信可能である。空気調和装置の複数の室内機は、一般的に空気調和の対象となる建物内の空間を隈無く調和することができるような位置に配置されているため、社員用RFIDタグ5及び警備員用RFIDタグ7を携帯した社員4及び警備員6がオフィスビル2内のどこにいようとも、社員用RFIDタグ5及び警備員用RFIDタグ7から発信される信号50,70は、空気調和装置の複数の室内機のそれぞれに取り付けられた複数のRFIDリーダー8の少なくとも1つにより受信されることが可能となる。
また、RFIDリーダー8は、オフィスビル2内に張り巡らされたLANに接続されており、社員用RFIDタグ5及び警備員用RFIDタグ7から受信した信号50,70に基づいて生成される信号80,90をLANを介して巡回ルート管理用コンピュータ10に送信する。尚、LANは、有線LAN、無線LAN又はその組み合わせにより構成されている。
〔巡回ルート管理用コンピュータ〕
図4を参照して、巡回ルート管理用コンピュータ10の構成を説明する。
巡回ルート管理用コンピュータ10は、通常のコンピュータと同様の構成を有しており、ハードディスク(以下、HD)11と、メモリ12と、中央演算装置(以下、CPU)13と、通信部14と、モニター15と、キーボード16と、マウス17とを備え、警備員6が巡回警備する巡回ルートを管理する。巡回ルート管理用コンピュータ10は、オフィスビル2内の警備室(図示されない)に設置されている。
通信部14は、LANを介してRFIDリーダー8に接続されており、RFIDリーダー8から図5を参照して後述される信号80,90を受信する。
HD11は、オフィスビル2の地図情報100、社員用信号ログデータベース110、警備員用信号ログデータベース120及び巡回ルートログデータベース130を記憶している。地図情報100には、オフィスビル2内のセクションの構成や複数のRFIDリーダー8の配置を示す情報が含まれる。社員用信号ログデータベース110には、通信部14が信号80を受信する度に、信号80に含まれる情報51,52,81,82が格納される。同様に、警備員用信号ログデータベース120には、通信部14が信号90を受信する度に、信号90に含まれる情報71,72,91,92が格納される。巡回ルートログデータベース130には、警備員6が実際に巡回警備した際の巡回ルートを示す情報が格納される。
CPU13は、HD11に記憶された所定のプログラム(図示されない)に従って、メモリ12等と協働し、図7及び図9のフローチャートに係る処理等を実行する。
モニター15は、CPU13による図7及び図9のフローチャートに係る処理により生成される各種情報等を出力する。
また、キーボード16やマウス17等の入力装置は、利用者から巡回ルート管理用コンピュータ10に対する命令やデータを受け付け、入力された命令やデータをCPU13に送る。巡回ルート管理用コンピュータ10が受け付ける命令には、利用者による巡回ルートの決定に有用な情報又は巡回ルートの検査に有用な情報を出力するサービスを開始させるための命令が含まれる。巡回ルート管理用コンピュータ10が受け付けるデータには、CPU13が図7及び図9のフローチャートに係る処理を実行する際に利用者に求める各種変数値が含まれる。
(巡回警備支援システムの動作)
次に、本発明に係る巡回警備支援システムの動作を説明する。
〔社員用RFIDタグからの信号の処理〕
社員4がオフィスビル2内で働いている間、社員4に携帯される社員用RFIDタグ5は、所定の間隔で信号50を発信する。
この間、オフィスビル2内に整然と配置された複数のRFIDリーダー8は、社員用RFIDタグ5から所定の間隔で発信される信号50を受信する。RFIDリーダー8は、信号50を受信する度に、逐次、信号50に含まれる情報51,52に信号強度情報81及び送信元情報82を付加することにより生成される信号80(図5(a)参照)をLANを介して巡回ルート管理用コンピュータ10に送信する。
尚、信号強度情報81とは、RFIDリーダー8が信号50を受信した時の信号50の信号強度を示す情報であり、送信元情報82とは、信号80を巡回ルート管理用コンピュータ10に送信する送信元のRFIDリーダー8を特定する情報である。
一方、巡回ルート管理用コンピュータ10側では、通信部14が信号80を受信する度に、逐次、信号80に含まれる情報51,52,81,82が社員用信号ログデータベース110に1つのレコードとして格納される(図6参照)。社員用信号ログデータベース110は、発信元フィールド、発信時刻フィールド、信号強度フィールド及び送信元フィールドを有している。発信元フィールドには、発信元情報51が格納される。発信時刻フィールドには、発信時刻情報52が格納される。信号強度フィールドには、信号強度情報81が格納される。送信元フィールドには、送信元情報82が格納される。
〔巡回ルートの決定の支援〕
利用者が巡回ルート管理用コンピュータ10にキーボード16やマウス17等の入力装置を介して巡回ルートの決定に有用な情報を出力するサービスを開始させるための命令を入力すると、巡回ルート管理用コンピュータ10のCPU13は、HD11に記憶される所定のプログラム(図示されない)に従って、図7のフローチャートに係る処理を実行する。
以下に、図7のフローチャートに係る処理の詳細を説明する。
ステップS71において、CPU13は、オフィスビル2の地図情報100及び社員用信号ログデータベース110に格納された情報51,52,81,82に基づいて、所定の期間の社員4の位置を特定する情報(以下、位置情報)を生成する。
具体的には、CPU13は、社員用信号ログデータベース110を参照して、発信時刻フィールドに格納された発信時刻情報52により特定される時刻が所定の期間内にあり、かつ、発信元フィールドに格納された発信元情報51により特定される発信元及び発信時刻フィールドに格納された発信時刻情報52により特定される時刻が共に一致する全てのレコードをグループ化する。次に、CPU13は、グループ化されたレコードのうち、信号強度フィールドに格納された信号強度情報81により示される信号強度が大きいものから順に3つのレコードを選択する。次に、CPU13は、地図情報100を参照して、選択された3つのレコードの送信元フィールドに格納された3つ送信元情報により特定される3つの送信元の位置を特定し、特定された3つの位置のそれぞれに対応する3つの信号強度に基づいて3点測量を行うことにより、社員用RFIDタグ5の位置、すなわちそれを携帯する社員4の位置情報を生成する。
一方、上述のグループに含まれるレコードが3つに満たなかった場合、CPU13は、1つ又は2つのレコードに基づいて社員4の位置情報を生成する。具体的には、CPU13は、1つ又は2つのレコードの送信元フィールドに格納された1つ又は2つの送信元情報82により特定される1つ又は2つのRFIDリーダー8の位置を特定し、さらに信号50が1つ又は2つのRFIDリーダー8にしか受信されなかったという事実を考慮して、社員4の位置情報を生成する。
尚、所定の期間は、キーボード16やマウス17等の入力手段を介して利用者により手動で設定されるか、又は、前回の巡回警備以後から現在までの期間として自動的に設定される。
また、CPU13は、社員用信号ログデータベース110に含まれる全てのレコードのうち、発信時刻フィールドに格納された発信時刻情報52により特定される時刻が所定の期間内にある全てのレコードについて上述の態様でグループ化を行い、ステップS71を実行する。これにより、所定の期間に社員用RFIDタグ5を携帯してオフィスビル2内で働いていた全ての社員4の位置情報が、社員用RFIDタグ5が信号50を発信した所定の間隔で生成されることになる。
次に、ステップS72では、CPU13は、オフィスビル2の地図情報100及びステップS71で生成された社員4の位置情報に基づいて、オフィスビル2の地図情報100に所定の期間の社員4の位置情報に対応する点をプロットした画像情報200(図8参照)を生成する。さらに、モニター15は、生成された画像情報200を出力する。図8は、オフィスビル2のフロア20を対象とした画像情報200の一部を示し、図中の黒丸は、所定の期間の社員4の位置情報に対応する点を示す。
次に、ステップS73では、CPU13は、オフィスビル2の地図情報100及びステップS71で生成された社員4の位置情報に基づいて、オフィスビル2内のセクションのうち、所定の期間に社員4が所定の回数(本実施形態では、1回)以下しか訪れていないと推定されるセクション(図8の例では、セクション3gに対応)を示す情報を生成する。さらに、モニター15は、生成された情報を出力する。
具体的には、CPU13は、オフィスビル2の地図情報100にステップS71で生成された社員4の位置情報に対応する点をプロットした場合にプロットされる点が1つ以下しかないセクションを検出する。モニター15は、条件に合致するセクションが検出された場合にはそのセクションを示し、条件に合致するセクションが検出されなかった場合にはその旨を示す情報を出力する。
次に、ステップS74では、CPU13は、オフィスビル2の地図情報100及びステップS71で生成された社員4の位置情報に基づいて、警備員6が巡回警備する際の巡回ルートとして適切な巡回ルート候補を示す情報を生成する。さらに、モニター15は、生成された情報を出力する。
具体的には、CPU13は、前回の巡回警備において巡回ルートに含まれなかったセクションや所定の期間に社員4が所定の回数以下しか訪れていないと推定されるセクション等、安全確認が十分にされていないと推定されるセクションを優先的に採用して、巡回ルート候補を決定する。さらに、モニター15は、決定された巡回ルート候補を示す情報を出力する。尚、前回の巡回警備において巡回ルートに含まれなかったセクションは、巡回ルートログデータベース130を参照して判断される。
これにより、利用者は、画像情報200、所定の期間に社員4が所定の回数以下しか訪れていないと推定されるセクションを示す情報及び巡回ルート候補を示す情報に基づいて、警備員6が巡回警備する際の巡回ルートとして適切な巡回ルートを容易に決定することができる。
〔警備用RFIDタグからの信号の処理〕
警備員6は、巡回警備の出発直前に警備員用RFIDタグ7の電源を投入し、巡回警備の終了直後に警備員用RFIDタグ7の電源を切る。これにより、警備員6がオフィスビル2内を巡回警備している間、警備員6に携帯される警備員用RFIDタグ7は、所定の間隔で信号70を発信する。
この間、オフィスビル2内に整然と配置された複数のRFIDリーダー8は、警備員用RFIDタグ7から所定の間隔で発信される信号70を受信する。RFIDリーダー8は、信号70を受信する度に、逐次、信号70に含まれる情報71,72に信号強度情報91及び送信元情報92を付加することにより生成される信号90(図5(b)参照)をLANを介して巡回ルート管理用コンピュータ10に送信する。
尚、信号強度情報91とは、RFIDリーダー8が信号70を受信した時の信号70の信号強度を示す情報であり、送信元情報92とは、信号70を巡回ルート管理用コンピュータ10に送信する送信元のRFIDリーダー8を特定する情報である。
一方、巡回ルート管理用コンピュータ10側では、通信部14が信号70を受信する度に、逐次、信号70に含まれる情報71,72,91,92が警備員用信号ログデータベース120に1つのレコードとして格納される。
警備員用信号ログデータベース120は、社員用信号ログデータベース110と同様の構成を有しており、発信元フィールド、発信時刻フィールド、信号強度フィールド及び送信元フィールドを有している。発信元フィールドには、発信元情報71が格納される。発信時刻フィールドには、発信時刻情報72が格納される。信号強度フィールドには、信号強度情報91が格納される。送信元フィールドには、送信元情報92が格納される。
さらに、巡回ルート管理用コンピュータ10側では、信号70に含まれる情報71,72,91,92が警備員用信号ログデータベース120に格納される度に、逐次、CPU13は、オフィスビル2の地図情報100及び警備員用信号ログデータベース120に格納された情報71,72,91,92に基づいて、警備員6の位置を特定する情報(以下、位置情報)を生成する。生成された警備員6の位置情報は、HD11に記憶される。
具体的には、CPU13は、警備員用信号ログデータベース120を参照して、発信元フィールドに格納された発信元情報71により特定される発信元及び発信時刻フィールドに格納された発信時刻情報72により特定される時刻が共に一致する全てのレコードをグループ化する。次に、CPU13は、グループ化されたレコードのうち、信号強度フィールドに格納された信号強度情報91により示される信号強度が大きいものから順に3つのレコードを選択する。次に、CPU13は、地図情報100を参照して、選択された3つのレコードの送信元フィールドに格納された3つ送信元情報により特定される3つの送信元の位置を特定し、特定された3つの位置のそれぞれに対応する3つの信号強度に基づいて3点測量を行うことにより、警備員用RFIDタグ7の位置、すなわちそれを携帯する警備員6の位置情報を生成する。
一方、上述のグループに含まれるレコードが3つに満たなかった場合、CPU13は、1つ又は2つのレコードに基づいて警備員6の位置情報を生成する。具体的には、CPU13は、1つ又は2つのレコードの送信元フィールドに格納された1つ又は2つの送信元情報82により特定される1つ又は2つのRFIDリーダー8の位置を特定し、さらに信号70が1つ又は2つのRFIDリーダー8にしか受信されなかったという事実を考慮して、警備員6の位置情報を生成する。
さらに、警備員6による巡回警備が終了する、すなわち警備員用RFIDタグ7の電源が切られて通信部14が信号90を連続的に受信しなくなると、CPU13は、オフィスビル2の地図情報100及び生成された今回の巡回警備中の一連の警備員6の位置情報に基づいて、警備員6が今回実際に巡回警備した際の巡回ルートを示す情報を生成し、巡回ルートログデータベース130に格納する。具体的には、CPU13は、警備員6が巡回警備したセクションを示す情報をその順番を示す情報と併せて巡回ルートログデータベース130に格納する。
〔巡回ルートの検査の支援〕
利用者が巡回ルート管理用コンピュータ10にキーボード16やマウス17等の入力装置を介して巡回ルートの検査に有用な情報を出力するサービスを開始させるための命令を入力すると、巡回ルート管理用コンピュータ10のCPU13は、HD11に記憶される所定のプログラム(図示されない)に従って、図9のフローチャートに係る処理を実行する。
以下に、図9のフローチャートに係る処理の詳細を説明する。
ステップS91において、CPU13は、警備員6による巡回警備が現在進行中であるか否かを判定する。具体的には、CPU13は、通信部14が信号90を現在連続的に受信しているか否かを判定し、連続的に受信している場合には巡回警備が現在進行中であると判定し、連続的に受信していない場合には巡回警備が現在進行中でないと判定する。このとき、巡回警備が現在進行中であると判定された場合には、ステップS92に進み、巡回警備が現在進行中でないと判定された場合には、ステップS92をスキップしてステップS93に進む。
ステップS92において、CPU13は、HD11に記憶されたオフィスビル2の地図情報100及び警備員6の位置情報に基づいて、オフィスビル2の地図情報100に現在進行している巡回警備中の警備員6の位置情報に対応する点をプロットした画像情報210(図10参照)を生成する。さらに、モニター15は、生成された画像情報210を出力する。図10は、オフィスビル2のフロア20を対象とした画像情報210の一部を示し、図中の黒丸は、巡回警備中の警備員6の位置情報に対応する点を示し、図中の黒丸と黒丸とを結ぶ矢印は、警備員6の移動方向を示す。
ステップS91〜S92は、現在進行中の巡回警備が終了するまで、所定の間隔(例えば、30秒)で自動的に繰り返され、現在進行中の巡回警備が終了すると、ステップS93に進む。これにより、利用者は、警備員6が巡回警備をしている間、所定の間隔で更新される画像情報210をリアルタイムで確認することが可能になり、リアルタイムで巡回警備中の警備員6の様子を検査することができる。尚、ここでいう所定の間隔は、社員用RFIDタグ5及び警備員用RFIDタグ7が信号50,70を発信する所定の間隔に限定されない。
次に、ステップS93では、CPU13は、警備員6が実際に巡回警備した際の最新の巡回ルートに、ステップS73の所定の期間に社員4が所定の回数以下しか訪れていないと推定されるセクションが含まれるか否か、及びステップS74の巡回ルート候補が含まれるか否かを判定し、その判定結果を示す情報を生成する。さらに、モニター15は、生成された情報を出力する。
これにより、利用者は、ステップS92で出力される画像情報210やステップS93で出力される判定結果を示す情報に基づいて、警備員6が実際に巡回警備した巡回ルートを把握することが容易になり、巡回警備が適切に行われているか否かを容易に検査することができる。
<特徴>
(1)
上記実施形態に係る巡回警備支援システムは、利用者の経験や勘等の主観に頼るだけでなく、オフィスビル2内で働く社員4の位置情報という客観的な情報に基づいて巡回ルートの決定を支援することにより、安全性の高い巡回警備を提供することができる。
(2)
上記実施形態に係る巡回警備支援システムは、図7のフローチャートに従って、オフィスビル2の地図情報100を第1層とし移動主体の位置情報を第2層として重ね合わせた画像情報200、所定の期間に社員4が所定の回数以下しか訪れていないと推定されるセクションを示す情報及び警備員6が巡回警備する際の巡回ルートとして適切な巡回ルート候補を示す情報を出力する。これにより、この巡回警備支援システムは、利用者による警備員6が巡回警備する際の巡回ルートの決定を支援することができる。
(3)
上記実施形態に係る巡回警備支援システムは、図9のフローチャートに従って、画像情報210及びステップS93で生成される判定結果を示す情報を出力する。これにより、この巡回警備支援システムは、利用者が警備員6により巡回警備が適切に行われているか否かを検査することを支援することができる。
(4)
一般的に、空気調和装置の室内機は、空気調和の対象となる建物内の空間を隈無く調和することができるような位置に設置されているため、空気調和装置の室内機に設置されたRFIDリーダー8は、オフィスビル2内のあらゆる位置にある社員用RFIDタグ5及び警備員用RFIDタグ7からの信号50,70を受信することができる。
<変形例>
(1)
上記実施形態では、オフィスビル2内を移動する社員4の位置情報を利用して巡回ルートの決定を支援する情報を生成しているが、この態様に限定されず、台車等、社員4とともに移動することが前提となる物の位置情報を利用してもよい。この場合、RFIDタグを台車に固定することにより、社員4が常に社員用RFIDタグ5を携帯する必要がなくなり、社員4に係る負担が軽減される。
(2)
上記実施形態では、オフィスビル2内の巡回警備は警備員により行われているが、警備ロボットにより行われてもよい。
(3)
上記実施形態では、アクティブ型RFIDタグ5,7を利用して社員4又は警備員6の位置を特定しているが、この態様に限定されず、パッシブ型RFIDタグや携帯電話を利用する等、任意の位置情報生成手段を利用して社員4又は警備員6の位置情報を生成してもよい。また、これらの複数の手段を組み合わせて利用してもよい。
(4)
社員用RFIDタグ5は、社員証又はセキュリティキーとしての機能を備えていてもよい。この場合、社員証又はセキュリティキー等は元々社員4が携帯すべきものであるから、本発明に係る巡回警備支援システムを導入するに際して社員4にかかる負担を軽減することができる。また、本発明に係る巡回警備支援システムの導入コストも軽減することができる。
(5)
上記実施形態では、社員4の位置情報は、利用者が巡回ルートの決定に有用な情報を出力するサービスを開始させるための命令を入力した際に一括して計算されるが、巡回ルート管理用コンピュータ10が信号80を受信する度に、逐次計算されてもよい。
(6)
上記実施形態では、社員4又は警備員6の位置は、RFIDリーダー8が信号50,70を受信した時の信号50,70の信号強度に基づく3点測量により特定されているが、TDOA(到来時間差)に基づく三辺測量により特定されてもよい。
この場合、RFIDリーダー8は、社員用RFIDタグ5又は警備員用RFIDタグ7から信号50,70を受信する度に、逐次、信号50,70に含まれる情報51,52,71,72に、信号強度情報81,91及び送信元情報82,92だけでなく、RFIDリーダー8が信号50,70を受信した時刻を特定する情報(受信時刻情報)を付加することにより信号80,90を生成する。これにより、巡回ルート管理用コンピュータ10は、社員用RFIDタグ5又は警備員用RFIDタグ7から3点以上のRFIDリーダー8への信号50,70の到来時間差を取得することができ、三辺測量を行い社員4又は警備員6の位置を特定することができる。また、信号50,70を受信したRFIDリーダー8が3つに満たなかった場合の処理は、上記実施形態において信号強度に基づく3点測量を行う場合の処理と同様とする。
本発明は、利用者の経験や勘等の主観に頼るだけでなく、警備対象エリア内を移動する移動主体の位置情報という客観的な情報に基づいて利用者が巡回ルートを決定することを支援することにより、安全性の高い巡回警備を提供することができるという効果を有し、巡回警備支援システム及びこれに用いる巡回ルート管理装置として有用である。
本発明に係る巡回警備支援システムが導入されたオフィスビルの構成を示す図。 (a)社員が社員用RFIDタグを携帯する態様を示す図。(b)警備員が警備員用RFIDタグを携帯する態様を示す図。 (a)社員用RFIDからRFIDリーダーに発信される信号のデータ構造を示す図。(b)警備員用RFIDタグからRFIDリーダーに発信される信号のデータ構造を示す図。 巡回ルート管理用コンピュータの構成を示す図。 (a)社員用RFIDから発信され、RFIDリーダーを経由して巡回ルート管理用コンピュータに送信される信号のデータ構造を示す図。(b)警備員用RFIDから発信され、RFIDリーダーを経由して巡回ルート管理用コンピュータに送信される信号のデータ構造を示す図。 社員用信号ログデータベースの構造を示す図。 巡回ルート管理用コンピュータによる、警備員が巡回警備する際の巡回ルートの決定に有用な情報を出力する動作を示すフローチャート。 オフィスビルの地図情報に所定の期間の社員の位置情報に対応する点をプロットした画像情報の一部を示す図。 巡回ルート管理用コンピュータによる、警備員が実際に巡回警備した際の巡回ルートの検査に有用な情報を出力する動作を示すフローチャート。 オフィスビルの地図情報に巡回警備中の警備員の位置情報に対応する点をプロットした画像情報の一部を示す図。
符号の説明
2 オフィスビル
3a〜3q セクション
4 社員
5 社員用RFIDタグ
6 警備員
8 RFIDリーダー
10 巡回ルート管理用コンピュータ
11 HD
13 CPU
15 モニター
100 オフィスビルの地図情報
200 オフィスビルの地図情報に所定の期間の社員の位置情報に対応する点をプロットした画像情報

Claims (7)

  1. 警備主体(6)が警備対象エリア(2)内を巡回ルートに沿って巡回警備することを支援する巡回警備支援システムであって、
    前記警備対象エリア(2)内を移動する移動主体(4)の位置情報を生成する位置情報生成手段(5,8,10)と、
    前記位置情報生成手段(5,8,10)に直接的又は間接的に接続され、前記巡回ルートを管理する巡回ルート管理手段(10)と、
    を備え、
    前記巡回ルート管理手段(10)は、
    前記警備対象エリア(2)の地図情報(100)を記憶する記憶部(11)と、
    前記地図情報(100)及び前記移動主体(4)の位置情報に基づいて、前記警備主体(6)が巡回警備する際の前記巡回ルートの決定に有用な巡回ルート決定支援情報を生成する生成部(13)と、
    前記巡回ルート決定支援情報を出力する出力部(15)と、
    を有する、
    巡回警備支援システム。
  2. 前記位置情報生成手段(5,8,10)は、
    前記移動主体(4)に携帯される移動主体用発信器(5)と、
    前記移動主体用発信器(5)からの信号を受信可能な受信器(8)と、
    を有する、
    請求項1に記載の巡回警備支援システム。
  3. 前記巡回ルート決定支援情報は、前記警備主体(6)が巡回警備する際の前記巡回ルートとして適切な巡回ルート候補を示す情報を含む、
    請求項1又は2に記載の巡回警備支援システム。
  4. 前記巡回ルート決定支援情報は、前記地図情報(100)を第1層とし、前記移動主体(4)の所定の期間の位置情報を第2層として重ね合わせた画像情報(200)を含む、
    請求項1から3のいずれかに記載の巡回警備支援システム。
  5. 前記警備対象エリア(2)は、1以上の警備対象セクション(3a〜3q)を含み、
    前記巡回ルート決定支援情報は、所定の期間に前記移動主体(4)が所定の回数以下しか訪れていないと推定される警備対象セクション(3g)を示す情報を含む、
    請求項1から4のいずれかに記載の巡回警備支援システム。
  6. 前記位置情報生成手段(5,8,10)は、前記警備主体(6)の位置情報を生成し、
    前記生成部(13)は、前記地図情報(100)及び前記警備主体(6)の位置情報に基づいて、前記警備主体(6)が巡回警備した際の前記巡回ルートの検査に有用な巡回ルート検査支援情報を生成し、
    前記出力部(15)は、前記巡回ルート検査支援情報を出力する、
    請求項1から5のいずれかに記載の巡回警備支援システム。
  7. 警備主体(6)が巡回警備する警備対象エリア(2)内の巡回ルートを管理する巡回ルート管理装置(10)であって、
    前記警備対象エリア(2)の地図情報(100)を記憶する記憶部(11)と、
    前記警備対象エリア(2)内を移動する移動主体(4)の位置情報を生成する第1生成部(13)と、
    前記地図情報(100)及び前記位置情報に基づいて、前記警備主体(6)が巡回警備する際の前記巡回ルートの決定に有用な巡回ルート決定支援情報を生成する第2生成部(13)と、
    前記巡回ルート決定支援情報を出力する出力部(15)と、
    を備える、巡回ルート管理装置(10)。
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