JP2006337993A - 拡大鏡及び工具 - Google Patents

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Yoshimasa Matsubara
賢政 松原
Toyoji Yoneda
豊司 米田
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Abstract

【課題】取り扱いが容易で対象となる作業部位を照明し且つ拡大し得る拡大鏡と、この拡大鏡を用いた工具を提供する。
【解決手段】拡大鏡は、アーム16の一端にレンズ10又はレンズを保持するフレーム11を取り付けると共に他端に支持部材17を取り付けてなり、レンズ又はフレームに対象を照明するLED14を設ける。工具は、はんだこて1を含む手持ち操作される工具であって、先端に目的の作業を行う作業部1aが形成されると共に後端側に手によって把持される把持部1bが形成され、作業部と把持部との間に本体部1cが形成されており、該本体部に上記した拡大鏡を取り付ける。更に、本体部に所定の長さを持った案内部材25を設け、案内部材に上記した拡大鏡の支持部材を取り付ける。
【選択図】 図7

Description

本発明は、対象となる局部を照明して拡大することができる拡大鏡と、この拡大鏡を取り付けた工具、特にはんだこてやドライバー等の手で操作される工具に関するものである。
例えば、携帯電話や他の電子機器に用いられるプリント基板の電子部はマイクロチップ化している。この電子部を修正し或いは手直しする場合、はんだこてを用いたはんだ付け作業を行うことがあるが、このような作業は目視によって行われるのが一般的である。
また、携帯電話やゲーム機のような小型の電子機器の修正や手直しを行う際に、ドライバーによって微細なネジを回転させて部品の取り付け、取り外しを行うことも行われる。この場合も作業は目視によって行われるのが一般的である。
最近では電子部の小型化が進み、上記の如き微細な作業を目視下で行うのが困難になっているのが実情である。このため、スポット的にはんだ付け作業を行うところでは、作業すべき部位をはっきり見えるようにして作業を進めることが求められている。このことは、はんだ付け作業の分野のみならず、微細な作業を行うあらゆる分野から要求されていることである。例えば、蛍光灯などを利用したバックライト方式の拡大鏡を見ながら行っていることもあるが、作業し難く、思うように作業がはかどっていないのが現状である。
特に、プリント基板に使用される種々のマイクロチップは、目視によるはんだ付けが困難となってきているものの、対象となる作業領域を照明すると共にレンズによって拡大することで、目視下によるはんだ付け作業を行うことが可能であるため、このような条件を満たすはんだこての開発が求められている。
このため、本発明の目的は、取り扱いが容易で対象となる作業部位を照明し且つ拡大し得る拡大鏡と、この拡大鏡を用いた工具を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る拡大鏡は、アームの一端にレンズ又はレンズを保持するフレームを取り付けると共に他端に支持部材を取り付けてなり、前記レンズ又はフレームに対象を照明する発光ダイオードを設けたものである。
また本発明に係る工具は、はんだこてを含む手持ち操作される工具であって、先端に目的の作業を行う作業部が形成されると共に後端側に手によって把持される把持部が形成され、更に、前記作業部と把持部との間に本体部が形成されており、前記本体部に上記した拡大鏡を取り付けたものである。
上記工具に於いて、本体部に所定の長さを持った案内部材を設け、該案内部材に上記した拡大鏡の支持部材を取り付けるように構成することが好ましい。
本発明に係る拡大鏡では、レンズ又はフレームに発光ダイオード(LED)を取り付けたので、対象となる作業領域を照明することができる。またレンズ或いはフレームがアームの一端に取り付けられており、該アームの他端に支持部材が取り付けられているため、アームとレンズ又はフレームとの接続部分の構造を関節とすることによって、レンズを対象となる作業領域に向けた姿勢に調整することができる。
また本発明に係る工具では、本体部に上記拡大鏡を取り付けることによって、作業部の周辺を照明しつつ拡大して監視することができる。このため、微細な作業を良好な視覚環境で進めることができる。
更に、本体部に案内部材を設けることによって、該案内部に拡大鏡の支持部材を取り付けることが可能であり、且つ支持部材を案内部材に沿って移動させることで、レンズの焦点を合わせて良好な視界を実現することができる。
以下、本発明に係る拡大鏡の好ましい形態について説明し、合わせてこの拡大鏡を工具としてのはんだこてに利用した場合の実施形態について説明する。
本発明の拡大鏡は、対象となる作業領域を照明すると共に拡大して作業員の疲労をのぞき、且つ作業能率を向上させるようにしたものである。このため、拡大鏡を構成するレンズ或いはレンズを保持するフレームにLEDを取り付け、必要に応じてLEDによって対象となる作業部位を照明すると共に拡大して覗けるように構成されている。
レンズ或いはフレームに取り付けるLEDの数は特に限定するものではなく、対象となる作業領域(対象領域)を照明するには少なくとも1個のLEDがあれば良い。しかし、レンズの何れの位置から覗いても対象領域に影が形成されることがないようにすることが好ましい。このため、レンズ或いはフレームに複数のLEDを取り付けることで影がでないようにすることが好ましい。
拡大鏡を構成するレンズの倍率は特に限定するものではなく、対象物或いは対象領域を視認するのに必要な倍率を選択することが好ましい。またレンズの平面形状も特に限定するものではなく、円形や四角形、三角形或いは瓢箪型であって良い。
レンズ或いはフレームに取り付けたLEDの電源としては電池或いはAC/DCアダプター等であって良い。これらの電源の制御は特に限定するものではなく、スイッチを利用して電源のオン−オフを行うことが可能である。また例えばアームとレンズ或いはフレームとの接続部分を蝶番やヒンジ等を含む関節とし、この関節(蝶番、ヒンジ等)の角度(アームの角度)に応じてオン−オフするようにしても良い。
本発明の拡大鏡に於いて、レンズ或いはフレームに取り付けたLEDとは、レンズ或いはフレームに直接LEDを埋め込む構造と、LEDをアームの他端に取り付けた支持部材或いは例えば工具の把持部に配置し、このLEDとレンズ或いはフレームの間に光ファイバーを配置し、LEDからの発光を光ファイバーで中継して対象物或いは対象領域に照明するような構造を含んでいる。
拡大鏡を構成するレンズ及びLEDと電源からなる照明ユニットは、レンズの清掃を含む保守作業や電源の点検を含む点検作業の作業性を向上させるために、アームから簡単に取り外すことが可能なように構成されることが好ましい。
本発明の拡大鏡に於いてアームの構成は特に限定するものではないが、レンズ或いはフレームの姿勢を自由に調節し得るような構造を持ったものであることが好ましい。このようなアームとしては、レンズ或いはフレームとの接続部分、及び支持部材との接続部分を球面構造からなる関節とすることで実現することが可能である。またアームを可撓性を持った筒体(例えばフレキシブルパイプ)によって構成し、該アームとレンズ或いはフレーム、及び支持部材との接続部分を固定しても、レンズ或いはフレームの姿勢を自由に調節することが可能である。
支持部材は、アームの端部に取り付けられ、該アームとレンズ或いはフレームを支持する機能を有するものであり、拡大鏡を取り付ける部位の構造に応じて最適なものが構成される。例えば、拡大鏡を取り付ける部位が鋼板等の磁性体である場合、支持部材を磁石によって構成することが好ましい。また拡大鏡を取り付ける部位の形状が丸棒や角棒のような棒状体である場合、支持部材を棒状体を挟持し得る例えばクリップによって構成することも可能である。
また本発明に係る工具は、はんだこてのように作業員が手で操作して目的の作業を行うものであり、はんだ付けやねじまわし等の目的の作業を行うのに最適な形状と構造を持った作業部と、作業員が手で把持する把持部と、作業部と把持との間に構成された本体部と、を有し、本体部に上記の如く構成された拡大鏡を取り付けたものである。
拡大鏡を構成するレンズは、対象物或いは対象領域に対し正確に焦点を合わせることが好ましい。このため、本体部に該本体部に沿って所定の長さを持った直線的な案内部材を設け、この案内部材に拡大鏡を構成する支持部材を取り付け、取付位置を調整することで焦点を合わせるように構成することが好ましい。
案内部材の構造は特に限定するものではないが、工具がはんだこてである場合、はんだこての本体部と略平行に耐熱性を持った樹脂からなる板或いは棒を配置し、この板或いは棒に沿って拡大鏡の支持部材を移動させ、且つ焦点を合わせた位置で固定し得るような構造であることが好ましい。
特に、案内部材を金属等の磁性体からなる板或いは棒によって構成した場合には、拡大鏡を構成する支持部材を磁石とすることによって、拡大鏡の支持部材を案内部材に沿って容易に移動させることが可能であり、且つレンズの焦点を合わせた位置で固定することが可能である。
更に、工具としてはんだこてを利用する場合、拡大鏡を構成するレンズは熱の影響を受けるため、ガラスレンズ或いは耐熱性樹脂レンズ等を使用することが好ましく、且つフレームやアームも耐熱性を持った樹脂或いは金属を使用することが好ましい。
また、拡大鏡を構成する支持部材は、はんだこての本体部或いは把持部に固定される。この場合、単に拡大鏡をはんだこてに固定するのみの機能を有していれば良い。しかし、支持部材をはんだこての本体部に略同心軸上に嵌合して該本体部に固定される固定部材を設け、この固定部材をはんだこてのこて置き台として利用し得るように構成することが好ましい。更に、前記固定部材に案内部材を取り付けておくことで、こて置き台としての機能と、拡大鏡の取付位置を調整する機能の一体化をはかることが可能となり有利である。特に、固定部材及び案内部材を通電性を有する材料によって構成した場合には、作業に伴って発生した静電気を帯電させることなく逃がすことが可能となり好ましい。
レンズ或いはフレームに取り付けたLEDのオン−オフを制御する機能を何れの部位に構成するかは、特に限定するものではなく、作業員が最も容易に操作し得る位置に構成することが好ましい。例えば工具がはんだこてである場合、はんだこての把持部に制御基板を収納し、ケーブルを介してLEDに通電し得るように構成することが好ましい。
本発明に係る工具に於いて、LEDを利用した照明具を独立して設けることが可能である。即ち、対象物或いは対象領域が極めて暗いような場合、本発明の拡大鏡に添えて集光レンズとLEDを組み合わせて構成すると共に、ステンレス等の金属或いは耐熱性樹脂等からなるフレキシブルパイプにおさめた照明具を配置することが可能である。
この場合、電源ははんだこて用の電源に接続したAC/DCアダブター、或いは別置き型電池を採用することが可能である。また、LEDの電気回路基板は、把持部の内部、或いはAC/DCアダプターの内部に配置し、フレキシブルパイプ内に配線を通して該フレキシブルパイプの先端に取り付けたLEDに接続することが好ましい。
上記の如く構成された照明具を構成するLEDを取り付けたフレキシブルパイプの先端をレンズに、或いはフォームに取り付けることで、拡大鏡を構成することも可能である。この場合、フレキシブルパイプ末端を支持部材に接続して末端処理を行うことが好ましい。
次に、第1実施例に係る工具の構成について図1を用いて説明する。前述したように、本発明の工具は作業員が手で操作して目的の作業を行うものであれば適用することが可能である。このため、本実施例及び以下説明する実施例では、工具としてはんだこてを用いた場合について説明する。
図1(a)は、はんだこて1にLEDを複数個配置した拡大鏡を取り付けたものである。はんだこて1は、先端に作業部を構成するはんだチップからなるこて部1aが設けられると共に後端に把持部となるグリップ1bが設けられ、こて部1aとグリップ1bの間に本体部1cが配置され、該本体部1cによってこて部1aとグリップ1bを接続している。
はんだこて1の本体部1cは筒状に構成されており、内部にこて部1aを構成するヒーターに通電する図示しない導線や絶縁体が設けられている。またこて部1a、本体部1cはねじ部材1dを介してグリップ1bに対して着脱可能に構成されており、これにより、こて部1aの交換を行えるように構成されている。
こて部1aの先端に接近させた位置にレンズ10が設けられており、該レンズ10はフレーム11によって保持されている。特に、レンズ10はフレーム11に取り付けた取付バー12の先端部分に固定されている。
フレーム11はリング状に形成されており、はんだこて1の本体部1cを嵌合することで、該本体部1cの外周を取り囲んで構成されている。そしてフレーム11には複数のLED14が配置されており、これらのLED14によって、対象物としてのこて部1aの先端部位、或いは作業領域としての先端部周辺を照明することが可能である。
またフレーム11は、アーム15の他方の端部に設けた支持部材(本実施例ではねじ部材1dが兼ねている)を介してはんだこて1の本体部1cに取り付けられており、アーム15の本体部1cに対する取付部位を適宜調整することで、レンズ10のこて部1aの先端部位、或いは作業領域に対して焦点を合わせることが可能である。
このため、同図(b)に示すように、目的の作業領域5に於けるはんだ付けスポット6にレンズ10を向けて焦点を合わせることで、容易にはんだ付け作業を進めることが可能となり、作業員の疲労を軽減することが可能となる。
次にはんだこての第2実施例について図2により説明する。尚、図に於いて前述の実施例と同一の部分及び同一の機能を有する部分には同一の符号を付して説明を省略する(以下同じ)。
図2に示すように、レンズ10には1個或いは複数個のLED14が取り付けられており、該LEDに図示しない電源に接続された電線14aが接続されている。
またレンズ10はアーム16の一方側の端部に設けたヒンジ16aに取り付けられており、アーム16に対し所望の角度に設定し得るように構成されている。アーム16の他方の端部にはヒンジ16aを介して支持部材となる磁石部材17が設けられている。
ヒンジ16aの構造は特に限定するものではなく、蝶番を利用することが可能である。しかし、アーム16の、及びレンズ10の角度を調整する自由度を向上させるには、球と球面座とを嵌合させて構成した自在ヒンジを利用することが好ましい。この場合、レンズ10をはんだこて1に対し如何なる角度に調整することも可能であり、目的の対象物或いは作業領域に対して対向させることが可能となる。
また磁石部材17は磁石単独で構成されるものではなく、磁石を包むようにして保持するカバー部材を有している。
また、はんだこて1の本体部1cには、該本体部1cを強固に挟持し得るように構成された固定部材となるクリップ18が配置され、該クリップ18に磁石部材17を構成する磁石が吸着することで、拡大鏡をはんだこて1に取り付けることが可能である。
特に、クリップ18の本体部1cに対する挟持位置を適宜調整することによって、レンズ10の焦点位置を変更させることが可能となり、更に、レンズ10、必要に応じてアーム16を夫々ヒンジ16aを介して所望の角度に調整することで、対象物或いは作業領域の所望の位置に焦点を合わせると共に拡大して視認することが可能となる。
次にはんだこての第3実施例について図3により説明する。本実施例は、前述の第2実施例の構成に加えて更にLEDを用いた照明具19を設けたものである。
照明具19は、可撓性を持った円筒管(スパイラルチューブ)19aの先端にLED19bを取り付けると共に、スパイラルチューブ19aの内部にLED19bに通電する電線19cを配線し、先端部分をはんだこて1のこて部1aの近傍に到達し得るように配置すると共に所定位置を例えば固定バンドのような固定具19dによって本体部1cに固定して構成されている。
上記の如く構成した照明具19を利用することによって、レンズ10に取り付けたLED14のみでは対象物或いは対象領域に充分な照明を与えることが困難な場合に利用して有利である。
また、上記の如く構成された照明具19を、図4に示すように、先端に設けたLED19bを直接レンズ10に取り付けることも可能である。この場合、スパイラルチューブ19aがアームとしての機能を発揮してレンズ10を所望の姿勢及び位置に調整することが可能となり、焦点を合わせる作業を容易に行うことが可能である。
更に、照明具19は、図5に示すように構成することが可能である。即ち、スパイラルチューブ19aの先端に取り付けたLED19bの更に先端側に集光レンズ19eを設けると共に保護具19fを設けることで、LED19bからの光を集光させて照射することが可能である。この照明具19も、レンズ10に取り付けたLED14のみでは対象物或いは対象領域に充分な照明を与えることが困難な場合に利用して有利である。
次にはんだこての第4実施例について図6により説明する。本実施例は、LEDからの光を光ファイバーを利用してレンズ10に伝えるようにしたものである。
図に示すように、LED14ははんだこて1のグリップ1b内に配置されており、LED14の発光面に光ファイバー20が対向している。この光ファイバー20は、先端にレンズ1を取り付けたスパイラルチューブ21の内部に配線されており、端部がレンズ10に向けて対向している。またスパイラルチューブ21の後端は締付金具22を介して本体部1cまたはグリップ1bに固定されている。
上記の如く構成した本実施例では、スパイラルチューブ21がアームとしての機能を発揮すると共に締付金具22が支持部材としての機能を発揮する。このため、スパイラルチューブ21を屈曲させてレンズ10を所望の姿勢及び位置に調整することが可能となり、焦点を合わせる作業を容易に行うことが可能である。
次にはんだこての第5実施例について図7〜図10により説明する。尚、図7ははんだこての全体構成を示す斜視図である。図8はレンズ部分の構成を説明する図である。図9は拡大鏡の全体構成を説明する図である。図10は案内部材の構成を説明する図である。
図7(a)に示すはんだこてはLED14の電源となるAC/DCアダブターをはんだこて1と別に設けて構成されており、同図(b)に示すはんだこてはLED14の電源となる電気回路基板をはんだこて1のグリップ1bに内蔵して構成されており、グリップ1bにLED14に対する通電を制御するスイッチ1eが設けられている。そして前記電源部分以外は同じ構成になっている。このため、はんだこてとしての構成は同図(a)を用いて説明する。
図7(a)に示すように、はんだこて1の本体部1cに略平行に沿わせて、図10に示すように構成された案内部材25が取り付けられている。案内部材25は、樹脂等の表面に金属等の磁性体を貼り合わせた構造で構成され本体部1cに沿った方向に予め設定された長さを持って形成された案内部25aを有している。案内部25aの形状は特に限定するものではないが、本実施例では長手方向の両側に突起部を設けた凹字状に形成されている。
尚、案内部材25は拡大鏡を構成する支持部材の構造に対応して最適なものが構成されるため、必ずしも案内部25aを磁性体によって構成する必要はない。即ち、支持部材が磁石以外のもので構成されている場合、案内部25aは支持部材に於ける固定構造に従った構造に構成され、且つ耐熱性を持った樹脂を材料として構成することが可能である。
案内部材25には図10(a)に示す固定部材26、或いは図10(b)に示す固定部材27が取り付けられており、何れかの固定部材26、27を介してはんだこて1の本体部1cに固定されている。
固定部材26は、はんだこて1の本体部1cを嵌合させる穴26aと、案内部材25を固定する固定片26bと、下端側に折返片26cとが設けられている。このため、穴26aに本体部1cを嵌合させて図示しない止めねじで本体部1cに固定し、固定片26bに図示しないねじ等によって案内部材25を固定することで、該案内部材25をはんだこて1に固定することが可能である。そして、折返片26cを図示しない作業台等に載せておくことで、はんだこて1が直接作業台等に接触することを防いでいる。この固定部材26は薄い鋼板によって構成することが可能であるが、耐熱性を持った樹脂であっても良い。
固定部材27は、板バネ状の材料によって構成されており、はんだこて1の本体部1cを挟持し得るように構成された挟持部27aと、案内部材25を固定する固定部27bと、折返部27cとを有している。そして、挟持部27aによって本体部1cを挟持することで案内部材25をはんだこて1に固定し、折返部27cを作業台等に載せておくことで、はんだこて1が直接作業台に接触することを防止している。
レンズ10は図8(a)、(b)に示すように、平面形状が四角形のものを利用することが可能である、このレンズ10は、一方側の端部がフレーム11に固定されており、該フレーム11の略中央に支持バー28が固定されている。尚、支持バー28は、アーム15またはアーム16に接続されている。
フレーム11の支持バー28を接続した部位にLED14が配置されており、該LED14からの光がフレーム11に形成された穴を介して目的の対象物或いは作業領域に照射される。
またフレーム11の一方側の面にセンサー29が取り付けられている。このセンサー29は後述するように、支持部材となる磁石部材17のカバー17aを検出して信号を発生し、この信号に伴ってLED14に対する通電を開始し、或いは遮断するものである。センサー29としては、接触式のセンサーや近接センサーを利用することが可能である。
レンズ10は同図(c)、(d)に示すように構成しても良い。この場合レンズ10は円形に形成されており、該レンズ10の外周を包むようにフレーム11が構成されている。またフレーム11に於けるLED14と対応する位置には穴11aが形成されており、該穴11aを通してLED14の光が照射される。
図7(a)に示すはんだこて1に取り付ける拡大鏡は、図9に示すように構成されている。即ち、レンズ10を取り付けたフレーム11はアーム16の一方側の端部に取り付けられており、他方の端部に設けたヒンジ16aを介して支持部材を構成する磁石部材17が取り付けられている。本実施例では、磁石部材17を構成するカバー17aの内部にはLED14の動作を制御する回路を構成した制御基盤が内蔵されている。
上記の如く構成された拡大鏡では、レンズ10及びフレーム11はアーム16のヒンジ16aを中心として矢印a、b方向に回動して、作業状態と非作業状態とで異なる姿勢を保持することが可能である。
特に、作業状態から矢印b方向に回動してフレーム11に設けたセンサー29が磁石部材17のカバー17aを検出したとき、該センサー29からの信号によってLED14に対する通電を遮断することが可能であり、非作業状態から矢印a方向に回動してセンサー29によるカバー17aの検出信号が停止したとき、このときの停止信号に応じてLED14に対する通電を開始することが可能である。
上記の如く構成されたはんだこて1では、レンズ10、フレーム11を矢印a方向に回動させて作業状態とし、この状態で磁石部材17を、本体部1cに沿って配置された案内部25aに沿って移動させることで、レンズ10の焦点を対象物或いは作業領域に合わせることが可能である。そしてレンズ10の焦点が合ったとき、磁石部材17を案内部材25の案内部25aに吸着させることで固定することが可能である。レンズ10の焦点を合わせるとき、フレーム11がアーム16に接続され、その端にヒンジ16aが接続されてそのヒンジ16aを回動させることにより容易に焦点の調整を行うことが可能となる。
そして、本実施例では、固定部材26の折返片26cを作業台に載せておくことで、はんだこて1の温度が上昇した場合でも、作業台に熱の影響を与えることがなく、且つ作業員が把持する際にもグリップ1bが傾斜した状態となっているため取り扱い易くなり有利である。
次にはんだこての第6実施例について図11により説明する。図に示すはんだこて1は、レンズ10、フレーム11をヒンジ16aを介してアーム16に取り付けると共に、該アーム16の他端を支持部材となる取付部材30に嵌合して所望の部位で固定し得るように構成されている。
取付部材30は、はんだこて1の本体部1cに嵌合する嵌合部30aと、アーム16を嵌合させると共に該アーム16を長手方向に摺動させる案内部30bを有し、且つ案内部30bに連続させてアーム16を固定する固定部30cを有している。
上記の如く構成されたはんだこて1では、取付部材30を本体部1cに固定した後、アーム16を取付部材30の案内部30bに沿って長手方向に摺動させると共に、レンズ10、フレーム11をヒンジ16aを中心として所望の方向に回動させることで、目的の対象物或いは作業領域に焦点を合わせることが可能である。そして、焦点があったとき、固定部30cを操作してアーム16を固定することで、目的の部位に焦点を合わせて作業能率を向上させることが可能である。
本発明の工具は、はんだこてのみならず、作業員が手で持って操作することで目的の作業を実施するための工具として利用することが可能である。
第1実施例に係る工具の構成を説明する図である。 はんだこての第2実施例を説明する図である。 はんだこての第3実施例を説明する図である。 はんだこての第4実施例を説明する図である。 照明具の構成例を説明する図である。 はんだこての第4実施例を説明する図である。 第5実施例のはんだこての全体構成を示す斜視図である。 レンズ部分の構成を説明する図である。 拡大鏡の全体構成を説明する図である。 案内部材の構成を説明する図である。 はんだこての第6実施例を説明する図である。
符号の説明
1 はんだこて
1a こて部
1b グリップ
1c 本体部
1d ねじ部材
5 作業領域
6 はんだ付けスポット
10 レンズ
11 フレーム
11a 穴
12 取付バー
14 LED
14a 電線
15 アーム
16 アーム
16a ヒンジ
17 磁石部材
17a カバー
18 クリップ
19 照明具
19a 円筒管、スパイラルチューブ
19b LED
19c 電線
19d 固定具
19e 集光レンズ
19f 保護具
20 光ファイバー
21 スパイラルチューブ
22 締付金具
25 案内部材
25a 案内部
26、27 固定部材
26a 穴
26b 固定片
26c 折返片
27a 挟持部
27b 固定部
27c 折返部
28 支持バー
29 センサー
30 取付部材
30a 嵌合部
30b 案内部
30c 固定部

Claims (3)

  1. アームの一端にレンズ又はレンズを保持するフレームを取り付けると共に他端に支持部材を取り付けてなり、前記レンズ又はフレームに対象を照明する発光ダイオードを設けたことを特徴とする拡大鏡。
  2. はんだこてを含む手持ち操作される工具であって、先端に目的の作業を行う作業部が形成されると共に後端側に手によって把持される把持部が形成され、更に、前記作業部と把持部との間に本体部が形成されており、前記本体部に請求項1に記載した拡大鏡を取り付けたことを特徴とする工具。
  3. 前記本体部に所定の長さを持った案内部材を設け、該案内部材に請求項1に記載した拡大鏡の支持部材を取り付けるように構成したことを特徴とする請求項2に記載した工具。
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