JP2006337576A - 描画処理装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】描画データを効率的に送受信して所望の二次元画像を迅速に描画することができる描画処理装置及び方法を提供する。
【解決手段】RIP8の差分データ算出部において、先に画像処理部70に送信した第1描画データと、次に送信する第2描画データとの差分データを算出し、この差分データを符号化して画像処理部70に送信する。画像処理部70では、復号された第1描画データと送信された差分データとを用いて、第2描画データを復元する。
【選択図】図1

Description

本発明は、描画データに基づき、記録媒体に対して二次元画像を描画する描画処理装置及び方法に関する。
従来から、描画データに基づき、所望の二次元画像を描画面上に形成する描画処理装置が種々知られている。
このような描画処理装置として、例えば、デジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)等の空間光変調素子を利用し、描画データに応じて光ビームを変調して露光を行う装置が提案されている(特許文献1、2参照)。ここで、DMDは、シリコン等の半導体基板上のメモリセル(SRAMアレイ)に微小なマイクロミラーを二次元状に多数配置して構成したものであり、メモリセルに蓄積される電荷による静電気力を描画データに従って制御することにより、マイクロミラーを傾斜させて反射面の角度を変化させ、この反射面の角度変化により所望の位置に描画点を形成して画像を形成することができる。
特開2003−50469号公報 特開2003−57834号公報
このような描画処理装置では、描画データをラスタデータに変換して画像処理部に送信した後、画像処理部においてラスタデータに所望の画像処理を施し、次いで、そのラスタデータを多数のマイクロミラーからなる空間光変調素子を備えた描画部に送信して描画処理が行われる。
この場合、描画面積が大きいか、あるいは、描画密度が高いと、描画データの量も多くなるため、画像処理部に対してラスタデータを送信する処理に長時間を要してしまう。
本発明は、前記の課題を解決するためになされたもので、描画データを効率的に送受信して所望の二次元画像を迅速に描画することができる描画処理装置及び方法を提供することを目的とする。
前記の課題を解決するため、本発明は、描画データを供給する描画データ供給部と、前記描画データ供給部から送信された前記描画データに対して所定の画像処理を行う画像処理部と、前記画像処理部から送信された前記描画データに基づき、記録媒体に二次元画像を描画する描画部とを備える描画処理装置において、
前記描画データ供給部は、前記画像処理部に送信される第1描画データ及び第2描画データの差分データを算出する差分データ算出部を有し、
前記画像処理部は、前記描画データ供給部から送信された前記第1描画データ及び前記差分データを用いて、前記第2描画データを復元するデータ復元部を有することを特徴とする。
また、本発明は、描画データを描画データ供給部から画像処理部に送信し、送信された前記描画データに対して所定の画像処理を行った後、前記画像処理部から描画部に送信された前記描画データに基づき、記録媒体に二次元画像を描画する描画処理方法において、
第1描画データ及び第2描画データの差分データを算出するステップと、
前記第1描画データ及び前記差分データを前記描画データ供給部から前記画像処理部に送信するステップと、
前記第1描画データ及び前記差分データから前記第2描画データを復元するステップと、
からなり、前記第1描画データ及び復元された前記第2描画データに基づいて前記記録媒体に前記二次元画像を描画することを特徴とする。
本発明の描画処理装置及び方法では、描画データ供給部から画像処理部に複数組の描画データを送信する際、第1描画データを送信するとともに、第1描画データと第2描画データの差分データとを送信し、画像処理部において、第1描画データと差分データとから第2描画データを復元することにより、描画データ供給部から画像処理部へのデータ送信量を必要最小限にすることができる。この結果、描画データを効率的に送受信して所望の二次元画像を迅速に描画することができる。
図1は、本発明の描画処理装置及び方法が適用される実施形態である露光記録システム4を示す。
露光記録システム4は、描画データを作成し、ベクトルデータとして出力するCAD装置6と、CAD装置6から送信されたベクトルデータをラスタイメージデータであるビットマップデータに変換し、複数組の描画データとして描画データメモリ3に記憶した後、差分データ算出部5で描画データ同士の差分データを算出し、符号化処理部7で描画データ又は差分データをランレングス符号化処理し、圧縮されたランレングスデータとして出力するラスタイメージプロセッサ(RIP)8(描画データ供給部)と、RIP8から送信されたランレングスデータに対してアラインメント処理を含む画像処理を施した後、ランレングスデータをビットマップデータに展開し、このビットマップデータに基づき、記録媒体に二次元画像を露光記録する露光記録装置10と、CAD装置6、RIP8及び露光記録装置10の管理制御を行うシステム管理サーバ11(描画データ選択部)とから基本的に構成される。
ここで、露光記録装置10は、ビットマップデータに基づいて積層プリント配線基板等の露光処理を行う装置であり、図2に示すように構成される。
すなわち、露光記録装置10は、複数の脚部12によって支持された変形の極めて小さい定盤14を備え、この定盤14上には、2本のガイドレール16を介して露光ステージ18が矢印Y方向に往復移動可能に設置される。露光ステージ18には、感光材料が塗布された矩形状の基板Fが吸着保持される。
定盤14の中央部には、ガイドレール16を跨ぐようにして門型のコラム20が設置される。このコラム20の一方の側部には、基板Fの所定位置に形成されたアラインメントマーク60a〜60dを含む画像を撮像するCCDカメラ22a、22bが固定され、コラム20の他方の側部には、基板Fに対して画像を露光記録する複数の露光ヘッド24a〜24jが位置決め保持されたスキャナ26が固定される。CCDカメラ22a、22bには、ロッドレンズ62a、62bを介してストロボ64a、64bが装着される。ストロボ64a、64bは、基板Fを感光することのない赤外光からなる照明光をCCDカメラ22a、22bの撮像域に照射する。
アラインメントマーク60a〜60dは、露光ステージ18に対する基板Fの装着位置のずれ、基板Fの変形等を検出するためのもので、画像が描画される基板Fと明確に区別することのできるスルーホール、あるいは、基板Fに露光記録されたマークからなり、露光ステージ18によって搬送される基板Fの隅角部近傍に形成されている。なお、アラインメントマーク60a〜60dは、露光記録される画像に影響を与えることのない部位であれば、基板Fの隅角部近傍以外の部位に形成されていてもよい。また、基板Fの変形等に対する補正精度に応じた所望の数からなるマークを形成することもできる。
露光ヘッド24a〜24jは、基板Fの移動方向(矢印Y方向)と直交する方向に2列で千鳥状に配列される。図3は、各露光ヘッド24a〜24jの構成を示す。露光ヘッド24a〜24jには、例えば、光源ユニット28を構成する複数の半導体レーザから出力されたレーザビームLが合波され光ファイバ30を介して導入される。レーザビームLが導入された光ファイバ30の出射端には、ロッドレンズ32、反射ミラー34及びデジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)36が順に配列される。
ここで、DMD36は、図4に示すように、SRAMセル(メモリセル)38の上に格子状に配列された多数のマイクロミラー40(描画素子)を揺動可能な状態で配置したものであり、各マイクロミラー40の表面には、アルミニウム等の反射率の高い材料が蒸着されている。SRAMセル38にDMDコントローラ42から描画データに従ったデジタル信号が書き込まれると、その信号に応じて各マイクロミラー40が所定方向に傾斜し、その傾斜状態に従ってレーザビームLのオンオフ状態が実現される。
オンオフ状態が制御されたDMD36によって反射されたレーザビームLの射出方向には、拡大光学系である第1結像光学レンズ44、46、DMD36の各マイクロミラー40に対応して多数のレンズを配設したマイクロレンズアレー48、ズーム光学系である第2結像光学レンズ50、52が順に配列される。なお、マイクロレンズアレー48の前後には、迷光を除去するとともに、レーザビームLを所定の径に調整するためのマイクロアパーチャアレー54、56が配設される。
各露光ヘッド24a〜24jに組み込まれるDMD36は、図5及び図6に示すように、高い解像度を実現すべく、基板Fの移動方向(矢印Y方向)に対して所定角度傾斜した状態に設定される。すなわち、DMD36を基板Fの移動方向に対して傾斜させることにより、DMD36を構成するマイクロミラー40の矢印Y方向と直交する方向(矢印X方向)に対する間隔を狭くし、これによって、矢印X方向に記録される画像の解像度を高くすることができる。矢印Y方向の解像度は、基板Fの移動速度によって調整することができる。なお、各露光ヘッド24a〜24jにより一度に露光される範囲である露光エリア58a〜58jは、露光ヘッド24a〜24j間の継ぎ目が生じることのないよう、矢印X方向に重畳するように設定される。
露光記録装置10の制御回路は、CCDカメラ22a、22bを用いて取得したアラインメントマーク60a〜60dの位置データに基づき、ランレングスデータに対して所望の画像処理を行う画像処理部70と、画像処理されたランレングスデータを解凍してビットマップデータに展開し、DMD36を駆動して基板Fに二次元画像を露光記録する露光部72(描画部)とを備える。
画像処理部70は、RIP8から送信された描画データ又は差分データの復元化処理を行うとともに、復元された描画データに対する画像処理を行うCPU74(データ復元部)を有する。CPU74には、RIP8から送信された描画データ又は差分データであるランレングスデータを受信するインタフェース(I/F)76と、CCDカメラ22a、22bによって撮像したアラインメントマーク60a〜60dを含む画像データを受信するインタフェース(I/F)78と、受信したランレングスデータをハードディスクドライブ(HDD)80を介して記憶するハードディスク(HD)82と、ランレングスデータ及びアラインメント情報をHD82から読み出して記憶するとともに、CPU74によって画像処理されたランレングスデータを記憶するメモリ84と、画像処理されたランレングスデータを露光部72に送信するインタフェース(I/F)86とがバス88を介して接続される。
なお、HD82は、基板Fに記録される現在の二次元画像に係るランレングスデータからなる第1描画データと、第1描画データに続いて基板Fに記録される次の二次元画像に係るランレングスデータからなる第2描画データとを記憶するのに必要な容量を有しているものとする。
露光部72は、画像処理部70のI/F86から送信されたランレングスデータを一旦記憶するバッファ90と、バッファ90に記憶されたランレングスデータを解凍してビットマップデータに展開した後、DMD36を構成する複数のマイクロミラー40の配列に従ったフレームデータに変換する解凍変換処理部92と、フレームデータを一時記憶するバッファ94と、バッファ94に記憶されたフレームデータに基づき、DMD36を構成するマイクロミラー40を制御し、基板Fに二次元画像を露光記録するDMDコントローラ42とを備える。
本実施形態の露光記録システム4は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、その動作及び作用効果について、図7及び図8に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、図7は、CAD装置6、RIP8及び画像処理部70間での処理に係るフローチャートであり、図8は、画像処理部70及び露光部72間での処理に係るフローチャートである。
先ず、CAD装置6を用いて、基板Fに露光記録する二次元画像の全描画データを作成する(ステップS31)。なお、露光記録システム4では、複数の基板Fに対して同一の描画データを用いて二次元画像であるプリント配線パターンを記録するとともに、異なる描画データを用いて各基板Fにプリント配線パターンを積層記録する処理が行われるものとする。従って、全描画データとは、異なる複数のプリント配線パターンを基板Fに記録するための全ての描画データである。
CAD装置6で作成された全描画データは、ベクトルデータ形式でRIP8に送信され、描画データメモリ3に記憶される。RIP8は、ベクトルデータをラスタイメージデータ形式の描画データに変換する(ステップS32)。次いで、RIP8は、基板Fに最初に記録するラスタイメージデータである描画データR(K)を符号化処理部7においてランレングス符号化処理し、圧縮されたランレングスデータ形式の描画データR(K)に変換する(ステップS33)。この場合、ランレングスデータは、例えば、描画データを構成する0の画素が二次元画像のライン方向に連続する数と、描画データを構成する1の画素がライン方向に連続する数とを用いて表すことができる。
RIP8で生成された最初のプリント配線パターンに係るランレングスデータ形式の描画データR(K)は、I/F76を介して画像処理部70に送信され(ステップS34)、CPU74の制御に基づき、バス88を介してHDD80によりHD82に記憶される(ステップS35)。この場合、描画データR(K)がランレングスデータ形式で圧縮されているため、画像処理部70に対して大量のデータを迅速に送信することができる。なお、描画データR(K)が大量のデータからなる場合には、描画データR(K)を露光記録システム4を構成するハードウエアにより決まる所定のブロックデータに分割し、各ブロックデータを単位として送信処理を行うようにしてもよい。
次いで、RIP8は、描画データR(K)の次に基板Fに記録する描画データR(L)を描画データメモリ3から選択する(ステップS36)。なお、描画データR(L)の選択処理は、システム管理サーバ11からの指示に基づいて行われる。この場合、基板Fに対する描画データの描画順序に制約がない場合、描画データR(K)に最も類似する描画データR(L)を選択することが望ましい。
RIP8は、先に画像処理部70に送信されている描画データR(K)と、次に送信される描画データR(L)との差である差分データΔRを算出するか否かを判断する(ステップS37)。差分データΔRの算出の要否は、描画データR(K)と描画データR(L)との類似度によってオペレータが判断し、あるいは、予め設定した類似度に基づいて自動的に判断することができる。
差分データΔRを算出する場合、RIP8の差分データ算出部5は、描画データメモリ3からラスタイメージデータである描画データR(K)及び描画データR(L)を読み出し、差分データΔR=R(L)−R(K)を算出する(ステップS38)。
算出された差分データΔRは、符号化処理部7において、ランレングスデータに符号化される(ステップS39)。次いで、画像処理部70及び露光部72間でデータ送信中でなければ、差分データΔRが画像処理部70に送信され、送信中であれば、差分データΔRの送信を待機状態とする(ステップS40、S41)。なお、RIP8、画像処理部70及び露光部72間でのデータの送受信は、システム管理サーバ11によって管理制御される。
RIP8から画像処理部70に差分データΔRが送信されると、CPU74は、ランレングスデータからなる差分データΔRをラスタイメージデータに復号するとともに(ステップS42)、先に送信されてHD82に記憶されているランレングスデータからなる描画データR(K)をラスタイメージデータに復号する(ステップS43)。
次いで、復号された差分データΔR及び描画データR(K)を用いて、描画データR(L)を、
R(L)=描画データR(K)+ΔR
として復元する(ステップS44)。復元された描画データR(L)は、ランレングスデータに符号化された後(ステップS45)、描画データR(K)とともにHD82に記憶される(ステップS46)。
このように、描画データR(L)が描画データR(K)に類似する場合、少ないデータ量からなる差分データΔRのみを画像処理部70に高速で送信して描画データR(L)を復元することができる。
一方、ステップS37において、描画データR(K)及び描画データR(L)の類似度が小さく、差分データΔRを算出しないものと判断された場合には、描画データR(L)をランレングスデータに符号化し(ステップS47)、画像処理部70及び露光部72間でデータ送信中でない期間に描画データR(L)を画像処理部70に送信し(ステップS48、S49)、そのままHD82に記憶させる(ステップS46)。
ステップS36〜S49までの処理は、全描画データの画像処理部70への送信が終了するまで繰り返される(ステップS50)。
画像処理部70では、露光部72において最初の基板F(M)に最初のプリント配線パターンの描画データR(N)を記録する場合、N=1、M=1とする(ステップS11、S12)。次いで、CPU74は、HD82から描画データR(1)(=R(K))を読み出し、バス88を介してメモリ84に描画データR(1)を記憶させる(ステップS13)。
一方、露光記録装置10は、露光ステージ18に基板F(1)を吸着保持させた後(ステップS14)、露光ステージ18をスキャナ26側に移動させ、基板F(1)に形成されたアラインメントマーク60a〜60dを含む画像をCCDカメラ22a、22bにより撮像する(ステップS15)。撮像されたアラインメントマーク60a〜60dを含む画像データは、I/F78及びバス88を介してメモリ84に記憶される。
CPU74は、アラインメントマーク60a〜60dの画像データから、露光ステージ18に対する各アラインメントマーク60a〜60dの位置データを算出し、その位置データに基づき、露光ステージ18に対する基板F(1)の装着位置ずれ、基板F(1)の変形等を調整するためのアラインメントデータを算出し、このアラインメントデータを用いて、メモリ84に記憶されている描画データR(1)に対するアラインメント処理を行う(ステップS16)。
アラインメント処理された描画データR(1)は、バス88及びI/F86を介して露光部72に送信され(ステップS17)、一旦バッファ90に格納される。
露光部72の解凍変換処理部92は、バッファ90に格納されたランレングスデータ形式の描画データR(1)を解凍してビットマップデータに展開する。次いで、解凍変換処理部92は、このビットマップデータをDMD36を構成する複数のマイクロミラー40に設定したアドレス連続方向の配列からなるフレームデータに変換し、バッファ94に格納する。
そして、露光記録装置10は、露光ステージ18をスキャナ26側からCCDカメラ22a、22b側に移動させ、DMDコントローラ42は、バッファ94に記憶された描画データR(1)に係るフレームデータをDMD36に供給し、基板F(1)に所望の画像を露光記録する(ステップS18)。
すなわち、光源ユニット28から出力されたレーザビームLは、光ファイバ30を介して各露光ヘッド24a〜24jに導入される。導入されたレーザビームLは、ロッドレンズ32から反射ミラー34を介してDMD36に入射する。
DMDコントローラ42は、バッファ94からフレームデータを読み出し、DMD36を構成する各マイクロミラー40をオンオフ制御する。DMD36を構成する各マイクロミラー40により所望の方向に選択的に反射されたレーザビームLは、第1結像光学レンズ44、46によって拡大された後、マイクロアパーチャアレー54、マイクロレンズアレー48及びマイクロアパーチャアレー56を介して所定の径に調整され、次いで、第2結像光学レンズ50、52により所定の倍率に調整されて基板F(1)に導かれる。露光ステージ18は、定盤14に沿って移動し、基板F(1)には、露光ステージ18の移動方向と直交する方向に配列される複数の露光ヘッド24a〜24jにより所望の二次元画像が露光記録される。この場合、アラインメントマーク60a〜60dを基準とする目標位置に所望の二次元画像が露光記録される。
基板F(1)に対する描画データR(1)による露光記録が終了すると(ステップS19)、基板F(1)を露光ステージ18から取り外し(ステップS20)、次の基板F(M)がある場合(ステップS21)、M=M+1とし(ステップS22)、ステップS14〜S21の処理を繰り返す。なお、二次元画像が露光記録された基板F(1)には、現像処理、エッチング処理を経て、所望のプリント配線パターンが形成される。
全ての基板F(M)に対して描画データR(1)に基づく二次元画像が露光記録された後(ステップS21)、次の描画データR(N)がある場合(ステップS23)、N=N+1とし(ステップS24)、ステップS12〜S23の処理を繰り返す。この場合、描画データR(N)によるプリント配線パターンが記録された基板F(M)に対して描画データR(N+1)(=R(L))が重ねて露光記録される。
なお、描画データR(N)が大量のデータからなる場合、描画データR(N)を露光記録システム4を構成するハードウエアにより決まる所定のブロックデータに分割し、各ブロックデータを単位としてステップS17〜S19の処理を繰り返すようにしてもよい。
ここで、RIP8から画像処理部70への差分データΔR又は描画データR(L)の送信処理(ステップS41、S49)と、画像処理部70から露光部72への描画データR(N)の送信処理(ステップS17)とにつき、図9及び図10を用いて説明する。なお、図9及び図10において、処理が中断されているブロック間の部分を点線で示し、処理が継続されているブロック間の部分を実線で示している。
先ず、図9に示すように、画像処理部70から露光部72へ描画データR(N)を送信して露光記録を行う場合、画像処理部70のCPU74は、メモリ84に記憶された描画データR(N)に対するアラインメント処理を行い、処理された描画データR(N)をバス88及びI/F86を介して露光部72に送信する。このとき、CPU74は、バス88を占有してメモリ84及びバス88に対する処理に専念し、HD82に対する制御を中断する。従って、システム管理サーバ11は、RIP8から画像処理部70への差分データΔR又は描画データR(L)の送信処理を行わない(ステップS40、S48)。露光部72に送信された描画データR(N)は、解凍変換処理部92によって処理され、DMDコントローラ42を介してDMD36を駆動することで、基板F(M)に対する露光記録が行われる。この間、システム管理サーバ11は、露光記録に並行して、描画データR(N)を画像処理部70から露光部72に順次送信する。
一方、露光記録装置10では、基板F(M)を露光ステージ18にロードしている間(ステップS14)、CCDカメラ22a、22bを用いて基板F(M)のアラインメント測定処理を行っている間(ステップS15)、基板F(M)を露光ステージ18からアンロードしている間(ステップS20)は、画像処理部70から露光部72に描画データR(N)を送信して露光処理を行うことができないため、画像処理部70のバス88が空いた状態となっている。
そこで、システム管理サーバ11は、RIP8及び画像処理部70を制御し、図10に示すように、次の露光処理に必要な差分データΔR又は描画データR(L)をRIP8から画像処理部70のI/F76及びバス88を介して送信し、HD82に記憶させる。また、HD82に記憶された描画データR(L)は、バス88を介してメモリ84に記憶させ、次の露光記録のための準備をさせることができる。
この場合、露光記録システム4では、複数の基板F(M)のロード、アンロードを繰り返して描画データR(N)を露光記録した後、複数の基板F(M)のロード、アンロードを再度繰り返して次の描画データR(N+1)を露光記録している。従って、描画データR(N)による露光記録を行う際の基板F(M)のロード、アラインメント計測処理、アンロードの各時間を利用して、次の描画データR(N+1)を画像処理部70に送信しておくことができる。この結果、基板F(M)に対する描画データR(N)の露光記録が終了した後、次の描画データR(N+1)による露光記録を速やかに開始することができる。
なお、上述した露光記録装置10は、例えば、多層プリント配線基板(PWB:Printed Wiring Board)の製造工程におけるドライ・フィルム・レジスト(DFR:Dry Film Resist)の露光、液晶表示装置(LCD)の製造工程におけるカラーフィルタの形成、TFTの製造工程におけるDFRの露光、プラズマ・ディスプレイ・パネル(PDP)の製造工程におけるDFRの露光等の用途に好適に用いることができる。また、本発明は、インクジェット記録ヘッドを備えた描画装置にも同様して適用することが可能である。
本実施形態の露光記録システムのブロック図である。 本実施形態の露光記録装置の構成図である。 本実施形態の露光記録装置における露光ヘッドの概略構成図である。 本実施形態の露光ヘッドを構成するDMDの説明図である。 本実施形態の露光記録装置における露光ヘッドと、露光ステージに位置決めされた基板との関係説明図である。 本実施形態の露光記録装置における露光ヘッドと、基板上の露光エリアとの関係説明図である。 本実施形態の露光記録システムを構成するCAD装置、RIP及び画像処理部間での処理のフローチャートである。 本実施形態の露光記録システムを構成する画像処理部及び露光部間での処理のフローチャートである。 本実施形態の露光記録システムを構成するRIP及び露光記録装置における処理の説明図である。 本実施形態の露光記録システムを構成するRIP及び露光記録装置における処理の説明図である。
符号の説明
3…描画データメモリ 4…露光記録システム
5…差分データ算出部 6…CAD装置
7…符号化処理部 8…RIP
10…露光記録装置 11…システム管理サーバ
18…露光ステージ 24a〜24j…露光ヘッド
36…DMD 70…画像処理部
72…露光部 74…CPU
82…HD 84…メモリ
92…解凍変換処理部 F…基板

Claims (8)

  1. 描画データを供給する描画データ供給部と、前記描画データ供給部から送信された前記描画データに対して所定の画像処理を行う画像処理部と、前記画像処理部から送信された前記描画データに基づき、記録媒体に二次元画像を描画する描画部とを備える描画処理装置において、
    前記描画データ供給部は、前記画像処理部に送信される第1描画データ及び第2描画データの差分データを算出する差分データ算出部を有し、
    前記画像処理部は、前記描画データ供給部から送信された前記第1描画データ及び前記差分データを用いて、前記第2描画データを復元するデータ復元部を有することを特徴とする描画処理装置。
  2. 請求項1記載の装置において、
    前記差分データが最小となる前記第1描画データ及び前記第2描画データを選択する描画データ選択部を有し、
    前記描画データ供給部は、前記第1描画データ及び前記差分データを前記画像処理部に送信し、前記描画部は、前記第1描画データ及び前記第2描画データに基づく前記二次元画像を連続的に描画することを特徴とする描画処理装置。
  3. 請求項1記載の装置において、
    前記画像処理部は、前記第1描画データ及び前記前記第2描画データを記憶するメモリを有することを特徴とする描画処理装置。
  4. 請求項1記載の装置において、
    前記描画データ供給部は、前記第1描画データ及び前記差分データを符号化データに変換して前記画像処理部に送信する符号化処理部を有することを特徴とする描画処理装置。
  5. 請求項1記載の装置において、
    前記描画部は、複数の前記描画データに従って駆動され、前記記録媒体に複数の描画点を形成する複数の描画素子を有することを特徴とする描画処理装置。
  6. 描画データを描画データ供給部から画像処理部に送信し、送信された前記描画データに対して所定の画像処理を行った後、前記画像処理部から描画部に送信された前記描画データに基づき、記録媒体に二次元画像を描画する描画処理方法において、
    第1描画データ及び第2描画データの差分データを算出するステップと、
    前記第1描画データ及び前記差分データを前記描画データ供給部から前記画像処理部に送信するステップと、
    前記第1描画データ及び前記差分データから前記第2描画データを復元するステップと、
    からなり、前記第1描画データ及び復元された前記第2描画データに基づいて前記記録媒体に前記二次元画像を描画することを特徴とする描画処理方法。
  7. 請求項6記載の方法において、
    前記差分データが最小となる前記第1描画データ及び前記第2描画データを選択して前記差分データを算出することを特徴とする描画処理方法。
  8. 請求項6記載の方法において、
    前記第1描画データ及び前記差分データを符号化データに変換して前記画像処理部に送信することを特徴とする描画処理方法。
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JP2008122730A (ja) * 2006-11-14 2008-05-29 Orc Mfg Co Ltd 多重露光装置
WO2023282209A1 (ja) * 2021-07-05 2023-01-12 株式会社ニコン 露光装置、露光方法および電子デバイスの製造方法

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