JP2006337467A - 写真処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 搬送方向における長さが同じ写真プリントを写真処理する場合であると、搬送方向における長さが異なる写真プリントを混在させて写真処理する場合であるとを問わず、振り分け列数に相当する枚数単位で写真プリントの仕分け処理が確実に可能となり、そのため、高い効率(写真プリントの生産効率)を実現することができる写真処理装置を提供することを課題とする。
【解決手段】 本発明は、振り分け順位第1位の列における感光材料の後端がそれ以外の列における感光材料の後端よりも搬送方向で上流側に位置する場合とそうでない場合とに分けて、振り分け順位第1位の列において後続することとなる感光材料の振り分け制御方法を異ならせる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、写真処理装置に関し、より詳しくは、露光処理を終えて画像毎に切断した感光材料、あるいは予め所定長さに切断して露光処理を施した感光材料を複数列に振り分けて並列搬送しつつ現像処理する写真処理装置に関する。
図7は、写真処理装置の外観図、図8は、写真処理装置の内部構成図を示す。図8に示す如く、写真処理装置は、露光処理部としての露光処理ユニットを主として収容するプリンタ部A、現像処理部としての現像処理ユニットを主として収容するプロセッサ部C、及び両者を繋ぐ連結部B(但し、プリンタ部A、連結部B及びプロセッサ部Cは、同一筐体である)とを備えている。
プリンタ部Aは、長尺の感光材料Pをロール状に巻回したものを回転可能に収容するマガジン2と、該マガジン2から引き出された感光材料Pをカッター3で所定の長さに切断した後、水平方向に搬送する搬送ユニット4と、該搬送ユニット4から受け取った感光材料Pを副走査方向に搬送しながら走査露光する露光処理ユニット5とを備えている。
前記露光処理ユニット5は、R,G,B各色に対応する波長のレーザー光のビームをポリゴンミラーを介して主走査方向に照射する露光ヘッド6と、該露光ヘッド6の露光ポイント7を挟んで上流側と下流側に配置された合計2対の副走査用ローラ対8,8とを有する。2対の副走査用ローラ対8,8は、いずれも感光材料Pを挟持した挟持姿勢と、上下方向に離間する方向に僅かに相対移動して挟持姿勢を解除した解除姿勢との間で切替可能に構成されている。
連結部Bは、露光処理ユニット5から露光処理を終えて搬出される感光材料Pを順次受け取り、感光材料Pを左右交互(2列=2レーン)に振り分けてプロセッサ部Cに送り込む振り分け部としての振り分け搬送ユニット10を備えている。
プロセッサ部Cは、露光された感光材料Pを並列搬送しつつ、現像、漂白、定着及び安定化処理する現像処理ユニット20と、現像処理された感光材料Pに対して温風を吹き付けて乾燥処理する乾燥処理ユニット23と、乾燥処理されて外部に排出された感光材料Pを写真プリントとしてオーダ毎に仕分ける仕分けユニット26とを備えている。
前記仕分けユニット26は、図7に示す如く、横送り部(移送部)27と、集積部28とを有する。横送り部27と集積部28は、共にベルトコンベアからなり、横送り部27は、乾燥処理を終えた写真プリントが排出口25から排出される際にその後端が検出センサ(図示しない)によって検出されると、所定時間(例えば約1秒)駆動するようになっている。従って、排出口25から横送り部27上に排出された写真プリントは、該横送り部27によって横方向に搬送され、集積部28上に排出される。一方、集積部28は、1オーダ分の写真プリントを集積するまで駆動が停止しており、1オーダ分の写真プリントを集積し終えると、所定量だけ駆動するようになっている。従って、集積部28上には、オーダ毎に写真プリントが仕分けられていくことになる(特許文献1参照)。
特開2000−75463号公報
ところで、従来の写真処理装置においては、写真プリントが排出口25から排出される度に横送り部27が間欠的に駆動し、写真プリントを1枚毎に集積するようになっていた。より詳しくは、写真プリントが1枚排出口25から排出されると、横送り部27が前記所定時間駆動して該写真プリントを横方向へ搬送及び集積部28へ排出した後、横送り部27が駆動停止し、後続する次の写真プリントが1枚排出されると、再び横送り部27が所定時間駆動して該写真プリントを横方向へ搬送及び集積部28へ排出するというように、横送り部27による写真プリントの横方向への搬送〜集積部28への排出は、写真プリント1枚単位で行われていた。
しかしながら、より高い効率(写真プリントの生産効率)を得るため、前記振り分け搬送ユニット10による振り分け順位第2位の感光材料の振り分けタイミングを早めて感光材料をより多く搬送経路上に詰め込むようにし、且つ左右2レーンの写真プリントを1つの組として排出口25から排出し、横送り部27による写真プリントの横方向への搬送〜集積部28への排出を左右二枚の写真プリント単位で行うことが好ましい。
但し、近年、135サイズのフィルムでは、Lサイズとパノラマサイズとを混在させて写真処理するケースや、APSフィルムでは、Cサイズ、Hサイズ及びPサイズを混在させて写真処理するケースが増えてきており、このような変則的な写真処理の場合であっても問題なく高い効率(写真プリントの生産効率)を実現するためには、適切な振り分け制御が要求される。
そこで、本発明は、搬送方向における長さが同じ写真プリントを写真処理する場合であると、搬送方向における長さが異なる写真プリントを混在させて写真処理する場合であるとを問わず、振り分け列数に相当する枚数単位で写真プリントの仕分け処理が確実に可能となり、そのため、高い効率(写真プリントの生産効率)を実現することができる写真処理装置を提供することを課題とする。
尚、特許文献2は、搬送方向における長さが異なる複数サイズの感光材料を1列で順次に露光処理し、そのまま振り分け搬送を行うことにより、先行する感光材料と後続の感光材料との間で搬送方向における後端の位置関係に逆転現象が生じ、その結果、現像処理後に排出されて集積される写真プリントの順番が露光処理順(フィルムのコマ番号順)とならなくなることがある事態を防ぐための施策であって、本願発明とは、目的、技術思想が全く異なるものである。
特開平8−314110号公報
本発明に係る写真処理装置は、感光材料を露光処理する露光処理部と、露光処理された感光材料を複数列に振り分ける振り分け部と、振り分けられた感光材料を並列搬送しつつ現像処理する現像処理部と、現像処理されて排出口から排出される感光材料を受け取って集積部に移送する移送部とを備える写真処理装置において、振り分け順位第1位の列における感光材料の後端がそれ以外の列における感光材料の後端よりも搬送方向で上流側に位置する場合、振り分け順位第1位の列において後続することとなる感光材料は、同列において先行する前記感光材料との間隔が所定の間隔となるよう振り分け制御される一方、振り分け順位第1位の列における感光材料の後端がそれ以外の列における感光材料の後端よりも搬送方向で下流側に位置する場合、振り分け順位第1位の列において後続することとなる感光材料は、後端が最も上流側に位置する列における感光材料に対して所定の重なり量となるよう振り分け制御されることを特徴とする。
上記構成は、振り分け順位第1位から振り分け順位最後位までの振り分け列数に相当する枚数の感光材料を1つの組として排出口から排出し、これらの感光材料(写真プリント)をまとめて集積部まで移送するメカニズムを実現する。
具体的には、搬送方向における長さが同じ写真プリントを写真処理する場合、振り分け順位第1位の列における感光材料の後端がそれ以外の列における感光材料の後端よりも搬送方向で下流側に位置する、即ち、振り分け順位第1位以外の列における感光材料の後端が振り分け順位第1位の列における感光材料の後端よりも上流側に位置することとなり、この場合、振り分け順位第1位の列において後続することとなる感光材料は、後端が最も上流側に位置する列における感光材料に対して所定の重なり量となるよう振り分け制御される。
一方、搬送方向における長さが異なる写真プリントを混在させて写真処理する場合は、前後の感光材料の長さの対応関係によって、振り分け順位第1位の列における感光材料の後端がそれ以外の列における感光材料の後端よりも搬送方向で下流側に位置する場合もあれば、振り分け順位第1位の列における感光材料の後端がそれ以外の列における感光材料の後端よりも搬送方向で上流側に位置する場合も生じ得る。前者の場合は、上述した搬送方向における長さが同じ写真プリントを写真処理する場合と同様となり、後者の場合、振り分け順位第1位の列において後続することとなる感光材料は、同列において先行する前記感光材料との間隔が所定の間隔となるよう振り分け制御される。
所定の重なり量となるよう振り分け制御される場合は、振り分け順位第1位の列における感光材料が最初に排出口から排出され、後端が最も上流側に位置する列における感光材料が最後に排出口から排出され、振り分け列数に相当する枚数の感光材料(写真プリント)が1つの組としてまとめて集積部まで移送される。この際、次の組の感光材料(写真プリント)が排出口から排出されつつある状態にあるかもしれないが、先の組の集積部までの移送が完了するまでは、次の組の感光材料が排出口から完全に排出されたり、あるいは排出されつつある感光材料が移送部と接触するような事態は起こらない。このため、次の組の感光材料も1つの組としてまとめて適切に処理することが可能となる。「所定の重なり量」とはこのような趣旨である。
一方、前後の感光材料の間隔が所定の間隔となるよう振り分け制御される場合は、振り分け順位第1位の列における感光材料が最後に排出口から排出され、同じく振り分け列数に相当する枚数の感光材料(写真プリント)が1つの組としてまとめて集積部まで移送される。この際、次の組の感光材料(写真プリント)が排出口から排出されつつある状態にあるかもしれないが、先の組の集積部までの移送が完了するまでは、次の組の感光材料が排出口から完全に排出されたり、あるいは排出されつつある感光材料が移送部と接触するような事態は起こらない。このため、次の組の感光材料も1つの組としてまとめて適切に処理することが可能となる。「所定の間隔」とはこのような趣旨である。
尚、振り分け順位第1位の列における感光材料の後端がそれ以外の列における感光材料の後端よりも搬送方向で上流側に位置する場合には、振り分け順位第1位の列における感光材料の後端とそれ以外の列における感光材料の後端とが揃う場合も含む趣旨である。
また、本発明に係る写真処理装置は、振り分け順位第1位以外の列において後続することとなる感光材料は、振り分け部が有する機能の範囲内での最短時間を以って振り分け制御される構成を採用することができる。
上記構成によれば、1つの組の搬送方向における長さ寸法が短く、即ち、搬送経路上での感光材料の集密度が増し、そのため、さらなる高い効率(写真プリントの生産効率)を実現することができる。
以上の如く、本発明によれば、搬送方向における長さが同じ写真プリントを写真処理する場合であると、搬送方向における長さが異なる写真プリントを混在させて写真処理する場合であるとを問わず、振り分け列数に相当する枚数単位で写真プリントの仕分け処理が確実に可能となり、そのため、高い効率(写真プリントの生産効率)を実現することができるようになる。
以下、本発明の実施形態に係る写真処理装置について図面を参酌しつつ説明するが、全体構成は上記背景技術における記載と重複するので割愛し、振り分け搬送ユニット10の説明から始める。
図1及び図2に示す如く、振り分け搬送ユニット10は、裏面に水平方向に配置されたレール(図示しない)により引き出し可能な垂直に延びた板状の保持体100と、該保持体100の表面上に上下方向に移動可能に支持された一対の搬送体101と、各搬送体101上に水平方向に移動可能に支持された横行体102とを備えている。搬送体101については、保持体100の中心軸を挟んで該保持体100の引き出し方向に沿って一対が並設されている。横行体102についても同様に、保持体100の中心軸を挟んで該保持体100の引き出し方向に沿って一対が並設されている。
搬送体101は、保持体100上に配置されたモータ103と、該モータ103の回転軸に巻き回された無端状の駆動ベルト104とによって、保持体100上に配設された垂直ガイドレール105に沿って保持体100の上端と下端との間を上下方向に往復移動することができる。一方、横行体102は、搬送体101上に配置されたモータ106と、該モータ106の回転軸に巻き回された無端状の駆動ベルト107とによって、搬送体101上に配設された水平ガイドレール108に沿って水平に往復移動することができる。
横行体102は、挟持手段としてのローラ対109(図8も参照)のうちの駆動ローラ109aを軸支する基材110と、駆動ローラ109aの軸111に外嵌されて垂直姿勢と水平姿勢との間で切替可能に傾動すると共に、常時は水平姿勢となるように付勢される第1部材112と、圧着ローラ109bを軸支し、且つ第1部材112に軸支されて駆動ローラ109aの軸回りに傾動すると共に、常時は圧着ローラ109bが駆動ローラ109aに圧着するように付勢される第2部材113とを備えている。
また、第1部材112及び第2部材113には、ローラ対109を表出可能な切欠部114aを有し、露光処理を終えた感光材料Pをローラ対109間に案内するための一対のガイド板114,114が固定されている。
第1部材112は、ローラ対109が水平に並び、ガイド板114,114が垂直(保持体100の面と平行)に延びる搬送姿勢と、ローラ対109が垂直に並び、ガイド板114,114が水平に延びる受取姿勢との間で傾動可能であるが、搬送姿勢から受取姿勢への切替えは、モータ106の駆動により中央側に移動した横行体102が搬送体101の下降に伴って下降する際、第1部材112が保持体100の表面に固着された係止部材115に摺接し、該第1部材112が付勢に抗して垂直姿勢に傾動すると共に、第2部材113が保持体100上に配置された作動レバー117の上端に当接し、該第2部材113が付勢に抗して上方に押し上げられ、圧着ローラ109bが駆動ローラ109aから離間することによって行われる。
また、駆動ローラ109aの軸111の他部位には、入力ギア116が固着されており、搬送体101が受取姿勢となった状態において、該入力ギア116が中間ギアを介して露光処理ユニット側の出力ギアと噛合することにより、露光処理ユニット側の搬送系(副走査用ローラ対8)と駆動ローラ109aとが同期して駆動するものであり、その結果、露光処理に係る感光材料Pは、露光処理ユニット5から搬送体101のローラ対109間に円滑に移行し得るものとなる。
感光材料Pがローラ対109間に移行すると、モータ103が駆動して搬送体101は上昇を開始する。この際、第2部材113は、作動レバー117との当接が解除されることにより付勢によって元の位置に戻り、圧着ローラ109bが駆動ローラ109aに圧着する。これによりローラ対109間の感光材料Pは、ローラ対109に挟持され、ローラ対109の移動に伴って搬送される。搬送体101が所定量だけ上昇すると、モータ106も駆動して横行体102が中心から離れる方向に横行を開始する。そのため、ローラ対109に挟持された感光材料Pは、最初の上昇移動から斜行移動に切り替わる。そして、横行体102の横行が完了すれば、再び上昇移動に切り替わる。
図2に示す如く、搬送体101の上端位置であって、各搬送体101のローラ対109と対向する位置には、搬送ローラ対118(図8も参照)が配置されている。搬送体101が上端に達すると、入力ギア116が中間ギアを介して搬送ローラ対118側のギアと噛合することにより、駆動ローラ109aと搬送ローラ対118の駆動ローラとが同期して駆動するものであり、その結果、ローラ対109に挟持搬送された感光材料Pは、受渡位置で搬送ローラ対118間に送り込まれ、そこから現像処理ユニット20へと搬送される。
図3は、前記振り分け搬送ユニット10を用いた振り分け搬送の概念を説明するための図である。挟持手段としてのローラ対109が左右一対設けられていることは上述の如くであるが、一方(右側)のローラ対109は、(待機位置)→横行体102が中心側へ横行→搬送体101が下降→(受取位置)→搬送体101が上昇→搬送体101が上昇+横行体102が外側へ横行→搬送体101が上昇→(受渡位置)→搬送体101が下降、を1サイクルとすることにより、a→(受取位置)→b→(受渡位置)→c→(待機位置)の移動を繰り返す。同様に、他方(左側)のローラ対109は、a’→(受取位置)→b’→(受渡位置)→c’→(待機位置)の移動を繰り返す。そして、左右のローラ対109,109が交互に受取位置と受渡位置との間を往復することによって、受取位置から1列に排出される感光材料Pが二つのレーン(第1レーン、第2レーン)に交互に振り分けて供給され、その結果、現像処理ユニット20以降では並列搬送される。
図4は、振り分け搬送に係る内部構成図である。制御部120は、第1レーン(横送り部27の送り方向側=集積部28に近い側のレーン)に係る計時手段としての第1タイマー121と、第2レーン(横送り部27の送り方向の反対側=集積部28に遠い側のレーン)に係る計時手段としての第2タイマー122と、露光処理を終えた感光材料Pの搬送方向における長さに関する情報を露光処理ユニット5の制御部から取得してその露光処理順に記憶していく記憶部123と、演算手段としての演算部124と、演算部124の演算結果に基づいて第1レーンに対する感光材料Pの受け渡しを実行する第1駆動制御部125と、演算部124の演算結果に基づいて第2レーンに対する感光材料Pの受け渡しを実行する第2駆動制御部126とを備えている。
第1タイマー121は、右側のローラ対109が感光材料Pの受け渡しを開始した時点(具体的には、搬送体101が受渡位置に到達すると、ローラ対109が搬送ローラ対118と同期して駆動するから、搬送体101が受渡位置に到達した時点に等しい)からの経過時間を計時するものである。第2タイマー122は、左のローラ対109が感光材料Pの受け渡しを開始した時点からの経過時間を計時するものである。
演算部124は、第1タイマー121の計時に係る感光材料P(即ち、第1レーンに受け渡される感光材料P)の搬送方向における長さに関する情報を記憶部123から取得して、次式の演算を行う。
Figure 2006337467
また、演算部124は、第2タイマー122の計時に係る感光材料P(即ち、第2レーンに受け渡される感光材料P)の搬送方向における長さに関する情報を記憶部123から取得して、次式の演算を行う。
Figure 2006337467
また、演算部124は、第2レーンに受け渡される感光材料Pの搬送方向における長さに関する情報に基づいて、次式の演算を行う。
Figure 2006337467
第1駆動制御部125は、第2タイマー122の計時値がtlane1/behindとなる時点で第1レーンに対する感光材料Pの受け渡しが開始されるよう、右側の搬送体101の受渡位置への到達タイミングを制御する(制御1)。一方、第2駆動制御部126は、最短時間で第2レーンに対する感光材料Pの受け渡しが開始されるよう、左側の搬送体101を最速で制御する(制御2)。
この制御1及び2によれば、後続する第1レーンの感光材料Pは、先行して既に振り分けられた第2レーンの感光材料Pと重なり量B(=前記規定値B)を以て振り分けられる一方、後続する第2レーンの感光材料Pは、先行して既に振り分けられた第1レーンの感光材料Pよりも先端が搬送方向の上流側にずれた状態となって振り分けられる。
尚、第1駆動制御部125は、第1レーンにおいて次の感光材料Pの受け渡しを開始する時点で第1タイマー121をリセットすると同時に、新たに次の感光材料Pのための計時を開始するようになっており、第2駆動制御部126も、第2レーンにおいて次の感光材料Pの受け渡しを開始する時点で第2タイマー122をリセットすると同時に、新たに次の感光材料Pのための計時を開始するようになっている。
基本的な考え方は以上の通りである。但し、この方法によれば、同列において前後の感光材料P,Pが一部で重なり合ってしまうことがある。そのため、第1駆動制御部125は、第2タイマー122の計時値がtlane1/behindとなる時点が第1タイマー121の計時値がtlane1/aheadとなる時点よりも早い場合、該第1タイマー121の計時値がtlane1/aheadとなる時点で第1レーンに対する感光材料Pの受け渡しが開始されるよう、右側の搬送体101の受渡位置への到達タイミングを制御する(制御3)。一方、第2駆動制御部126は、 前記制御2に基づいて搬送体101が受渡位置に到達すべき時点が第2タイマー122の計時値がtlane2/aheadとなる時点よりも早い場合、該第2タイマー122の計時値がtlane2/aheadとなる時点で第2レーンに対する感光材料Pの受け渡しが開始されるよう、左側の搬送体101の受渡位置への到達タイミングを制御する(制御4)。
この制御3及び4によれば、第1レーン及び第2レーンの何れにおいても、後続の感光材料P及び同列にて先行する感光材料Pの間隔は前記規定値Aとなる。この規定値Aは、最小間隔という意義を持ち、プロセッサ部Bにおいて、効率的な処理が行われる値である。本実施形態においては、規定値Aは24mmである。
図5は、その具体例の説明図である。感光材料1〜6は、その順で露光処理がなされたもので、感光材料1,4,5,6は同じ長さサイズ(例えば82.5mm)の感光材料であり、感光材料2,3は同じ長さサイズ(例えば178mm)の感光材料である。感光材料2の振り分けは、原則に従い、上記制御2による。感光材料3の振り分けは、原則に従い、上記制御1による。感光材料4の振り分けは、前記制御2に基づいて搬送体101が受渡位置に到達すべき時点が第2タイマー122の計時値がtlane2/aheadとなる時点よりも早くなり、最小間隔を下回ることとなるため、上記制御4が採られる。感光材料5の振り分けは、第2タイマー122の計時値がtlane1/behindとなる時点が第1タイマー121の計時値がtlane1/aheadとなる時点よりも早くなり、やはり最小間隔を下回ることとなるため、上記制御3が採られる。感光材料6の振り分けは、原則に従い、制御2による。
以上のように、本実施形態に係る振り分け搬送方法によれば、図6(イ)〜(ロ)に示す如く、振り分け列数に相当する2枚の写真プリント(番号1及び2)が1つの組としてまとめて集積部28まで移送される。この際、次の組の写真プリント(番号3)が排出口25から排出されつつある状態にあるが、同図(ハ)に示す如く、先の組の集積部28までの移送が完了するまでは、次の組の写真プリント(番号3あるいは4)が排出口25から完全に排出されたり、垂れて横送り部27と接触するような事態は起こらない。このため、 写真プリントを組単位でまとめて適切に仕分け処理することが可能となる。この点、規定値Bを大きくしていくと、上記事態が起こり得るので、規定値Bは、最大重なり量という意義を持つ。最大重なり量は、写真処理装置の構成によって変わる。横送り部27の送り速度、横送り部27から排出口25までの高さ、横送り部27に対する排出口25の排出角度、搬送経路の構造等によって適宜設定される値を採る。
ところで、本実施形態においては、集積部28に近い側の第1レーンを振り分け順位第1位のレーン(列)とし、集積部28に遠い側の第2レーンを振り分け順位第2位のレーン(列)としている。このため、露光処理順(例えば、フィルムのコマ番号順)で写真プリントを集積していくことが可能となる(番号1→2、3→4、5→6)。従って、一枚単位で写真プリントを処理していた場合と比べて、高い効率(写真プリントの生産効率)を実現しつつ、適切に写真プリントを集積していくことができる。
尚、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態においては、二列並列搬送としているが、三列並列搬送であってもよく、列数は特に限定されない。
また、上記実施形態においては、左右交互に振り分けているが、これに限定されず、変則的であってもよい。例えば、右→左→左→右という具合で振り分けていっても、本発明の効果を奏することができる。
また、上記実施形態においては、振り分け順位第2位の感光材料に対し、最短時間で第2レーンに対する受け渡しが行われるよう、振り分け搬送ユニット10における左側の搬送体101を最速で制御する制御2を基本としているが、必ずしも制御2を採らなければ、高い効率(写真プリントの生産効率)が得られないわけではなく、従って、本発明はこの制御2に限定されるものではない。
また、上記実施形態においては、ベルトコンベアからなる集積部28を間欠送りすることにより、写真プリントをオーダ毎に仕分けるようにしているが、特開平9−118469号公報等に記載の如く、複数のトレイを有し、各トレイが間欠的に巡回する周知の仕分けユニットを採用するようにしてもよい。
本実施形態に係る振り分け搬送機構の要部斜視図を示す。 同実施形態に係る振り分け搬送機構の要部正面図を示す。 同実施形態に係る振り分け搬送機構の動作説明図を示す。 同実施形態に係る振り分け搬送機構の制御部におけるブロック図を示す。 同実施形態に係る振り分け搬送態様の説明図を示す。 同実施形態に係る仕分け態様の説明図であって、(イ)は、1組の写真プリントが排出口から排出され、横送り部上に落ちた状態、(ロ)は、横送り分が駆動して1組の写真プリントが移送される途中状態、(ハ)は、1組の写真プリントが集積部に集積され、移送が完了した状態、を示す。 写真処理装置の斜視図を示す。 写真処理装置の一部断面を含む側面図を示す。
符号の説明
A…プリンタ部、B…プロセッサ部、C…連結部、P…感光材料、5…露光処理ユニット(露光処理部)、6…露光ヘッド、7…露光ポイント、8…副走査用ローラ対、10…振り分け搬送ユニット、101…搬送体、102…横行体、109…ローラ対(挟持手段)、120…制御部、121…第1タイマー、122…第2タイマー、123…記憶部、124…演算部、125…第1駆動制御部、126…第2駆動制御部、20…現像処理ユニット(現像処理部)、25…排出口、26…仕分けユニット、27…横送り部(移送部)、28…集積部

Claims (2)

  1. 感光材料を露光処理する露光処理部と、露光処理された感光材料を複数列に振り分ける振り分け部と、振り分けられた感光材料を並列搬送しつつ現像処理する現像処理部と、現像処理されて排出口から排出される感光材料を受け取って集積部に移送する移送部とを備える写真処理装置において、
    振り分け順位第1位の列における感光材料の後端がそれ以外の列における感光材料の後端よりも搬送方向で上流側に位置する場合、振り分け順位第1位の列において後続することとなる感光材料は、同列において先行する前記感光材料との間隔が所定の間隔となるよう振り分け制御される一方、
    振り分け順位第1位の列における感光材料の後端がそれ以外の列における感光材料の後端よりも搬送方向で下流側に位置する場合、振り分け順位第1位の列において後続することとなる感光材料は、後端が最も上流側に位置する列における感光材料に対して所定の重なり量となるよう振り分け制御されることを特徴とする写真処理装置。
  2. 振り分け順位第1位以外の列において後続することとなる感光材料は、振り分け部が有する機能の範囲内での最短時間を以って振り分け制御されることを特徴とする請求項1に記載の写真処理装置。
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