JP2006336870A - 油圧制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 装置全体の小型化を図る。
【解決手段】 ボディに、パイロットチェック弁7と、切換弁19と、リリーフ弁21とを組み込むとともに、切換弁がノーマル位置にあるとき、上記第切換弁19の第1〜3ポート33〜35のそれぞれを閉じ、リリーフ弁21の下流側に設けたオリフィス22の上流側の圧力作用でスプールが移動したとき、第1ポート33と第3ポート35とを開いて、それら第1ポート33と第3ポート35とを連通させるとともに、切換弁19におけるパイロット室19aのパイロット圧の作用でメインスプール32が移動したとき、少なくとも第1,3ポート33,35を開いて、それらを連通させる構成にした。
【選択図】 図2
Description
ポンプ1は、パイロット室2a,2bのパイロット圧によって切り換わるコントロールバルブ2を介して、シリンダ3に接続しているが、このコントロールバルブ2のパイロット室2a,2bに導くパイロット圧は、パイロットバルブ4で制御される。すなわち、このパイロットバルブ4は、操作レバーの傾け方向に応じて、パイロット圧を作用させるパイロット室2aあるいは2bを選択するとともに、その傾け角に応じてパイロット圧の大きさを制御するものである。
図7に示すように、コントロールバルブ2が中立位置にあれば、シリンダ3のボトム側の圧力室3a及びロッド側の圧力室3bのいずれにも、ポンプ1の吐出油は導かれない。
このとき、切換弁9のパイロット室9aにもパイロット圧は導かれず、切換弁9が遮断位置を保つので、パイロットチェック弁7はチェック機能を発揮する。したがって、シリンダ3のボトム側の圧力室3a側からの流れを阻止して、負荷Wをしっかりと保持することができる。
しかし、負荷保持弁機構6はシリンダ3付近に設置されることが多く、この負荷保持弁機構6に内蔵されたオーバーロードリリーフ弁10も、作業機器本体側から離れたシリンダ3付近に位置することになる。
一方、タンクは作業機器本体側に設置されることが多い。そのため、上記オーバーロードリリーフ弁10が作業機器本体側から離れると、このオーバーロードリリーフ弁10をタンクに接続するための配管がそれだけ長くなってしまう。
特に、オーバーロードリリーフ弁10は、過負荷圧を逃すためのものであるから、上記配管としては、容量の大きなものを用いなければならない。そのため、その配管が長くなれば、コストアップするとともに大型化してしまう。
また、上記油圧制御装置の概略を説明するために、図1に示した回路を最初に説明する。
このようにしたパイロットチェック弁7の背圧室14に、パイロット通路8を接続している。また、シリンダ3のボトム側の圧力室3aとパイロットチェック弁7との間には、分岐通路18を接続している。
そして、負荷保持弁機構6には、オーバーロードリリーフ弁10に比べて小型のリリーフ弁21を内蔵し、このリリーフ弁21を、シリンダ3の圧力室3aとパイロットチェック弁7との間に接続している。さらに、リリーフ弁21の下流側にオリフィス22を配置するとともに、このオリフィス22の上流側の圧力を、上記切換弁19のパイロット室19a側に導いている。
図1に示すように、コントロールバルブ2が中立位置にあれば、シリンダ3のボトム側の圧力室3a及びロッド側の圧力室3bのいずれにも、ポンプ1の吐出油は導かれない。
このとき、パイロット室19aにもパイロット圧は導かれず、切換弁19が遮断位置xを保つ。したがって、パイロットチェック弁7の背圧室14の圧力は、シリンダ3の圧力室3aの負荷圧に維持される。背圧室14がシリンダ3の負荷圧に保たれれば、背圧室14の負荷圧による圧力作用とスプリング15の弾性力とによって、弁部材13が弁座16に着座した状態を保ち、シリンダ3の圧力室3a側からの流れを阻止して、負荷Wをしっかりと保持することができる。
油圧ショベルでクレーン作業を行ない、目的物を下降させるような場合は、ゆっくりと下降させるために、コントロールバルブ2をわずかに下降位置bに切り換えるだけである。このようにコントロールバルブ2をわずかに切り換えるためには、コントロールバルブ2のパイロット室2bに導くパイロット圧を、所定圧以下の範囲で発生させることになる。
いま、図2に示すように、メインスプール32がノーマル状態にあれば、第1ポート33と第2ポート34、および第1ポート33と第3ポート35との連通が遮断される。この状態では、パイロット通路8及び分岐通路18の両方が閉じられて、切換弁19が遮断位置xに保たれる。
第2ボディ30には組み付け孔46を形成し、この組み付け孔46を上記第2ポート34に連通させている。そして、この組み付け孔46に、バルブ保持部材47を挿入固定するとともに、このバルブ保持部材47の内部には、ポペット48を組み込んでいる。そして、ポペット48にスプリング49の弾性力を作用させて、このポペット48を、バルブ保持部材47内に形成した弁座50に着座させている。
したがって、上記したように、パイロットチェック弁7が一気に開いたりせず、その開口面積は、緩やかに増加することになる。このようにパイロットチェック弁の開口面積が、緩やかに増加すれば、アクチュエータ通路25側からポート24側に大流量が一気に流れ込んだりしない。
さらに、オーバーロードリリーフ弁10を、シリンダ3のボトム側の圧力室3aとパイロットチェック弁7との間に接続しなくてよいので、装置のコストダウン及び小型化を図ることができる。
3 シリンダ
3a ボトム側の圧力室
5 負荷保持管路
7 パイロットチェック弁
14 背圧室
18 分岐通路
19 切換弁
19a パイロット室
21 リリーフ弁
22 オリフィス
23 第1ボディ
24 ポート
25 アクチュエータ通路
30 第2ボディ
32 メインスプール
33〜35 第1〜3ポート
37 スプリング室
42 サブスプール
44 ノッチ
57 可変絞り通路
64 ノッチ
Claims (5)
- ボディに、パイロットチェック弁と、切換弁と、リリーフ弁とを組み込むとともに、上記パイロットチェック弁は、弁部材をボディに摺動自在に組み込み、この弁部材の一方の面を負荷保持管路に連通するポートに臨ませ、他方の面を、スプリングを介在させた背圧室に臨ませ、背圧室の圧力および上記スプリングのバネ力の合計作用力に対して、上記ポートの圧力作用が打ち勝ったときに上記ポートを、シリンダの圧力室に連通するアクチュエータ通路に連通させる構成にする一方、上記切換弁は、パイロットチェック弁における弁部材の一方の面を臨ませたポートに連通する第1ポートと、上記アクチュエータ通路から分岐した分岐通路およびボディに組み込んだリリーフ弁に連通する第2ポートと、パイロットチェック弁の上記背圧室に連通した第3ポートとを設けるとともに、上記ボディに摺動自在に組み込んだスプールを備え、このスプールは、その一端をパイロット室に臨ませ、他端をスプリング室に臨ませ、上記パイロット室のパイロット圧の作用で移動するとともに、上記リリーフ弁の下流側に設けたオリフィスの上流側に発生する圧力作用でも移動する構成にしてなり、切換弁がノーマル位置にあるとき、上記第1〜3ポートのそれぞれを閉じ、所定圧以下の上記パイロット圧の作用でスプールが移動したとき、少なくとも第1,2ポートを開いてそれらを連通させ、所定圧以上の上記パイロット圧の作用でスプールが移動したとき、および上記オリフィスの上流側に発生する所定圧以上の圧力の作用でスプールが移動したとき、少なくとも第1ポートと第3ポートとを開いてそれらを連通させる構成にした油圧制御装置。
- 上記パイロットチェック弁は、アクチュエータ通路と背圧室とを、絞り通路を介して連通する構成にした請求項1記載の油圧制御装置。
- 上記切換弁は、第1ポートと第2ポートとを連通させたとき可変絞りを構成するノッチをスプールに設けてなる請求項1または2記載の油圧制御装置。
- 上記切換弁は、上記パイロット室に導かれた所定圧以上のパイロット圧の作用でスプールが移動したとき、および上記オリフィスの上流側に発生する所定圧以上の圧力の作用でスプールが移動したとき、第2ポートを閉じ、第1ポートと第3ポートとを開いてそれらを連通させる構成にした請求項1〜3のいずれか1に記載の油圧制御装置。
- 上記スプールをメインスプールとサブスプールとに分けてそれらを直列に配置するとともに、メインスプールとサブスプールとの当接面にサブパイロット室を区画し、このサブパイロット室を、上記リリーフ弁の下流側に設けたオリフィスの上流側に連通させた請求項1〜4のいずれか1に記載の油圧制御装置。
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