JP2006336330A - 建築用型枠構造 - Google Patents

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幸浩 濱木
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Abstract

【課題】 建築用型枠において、縦方向に延びる複数の型枠兼用断熱パネル群を建て込んだ後に、それらの互いに隣接する左右端面の接続部を保持材などの補強材により補強しなくとも、型枠に必要な強度を保有させることができる。
【解決手段】 横方向に並ぶ複数組の型枠兼用断熱パネル群PGと、それらを一体に接続する接続バー30とよりなる建築用型枠構造であって、型枠兼用断熱パネル群PGの端面の縦スリット18に、接続バー30の左右差込部分32,33を差込み、互いに隣接する型枠兼用断熱パネル群PG同士を一体に接続する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、建物のコンクリート躯体を構築するための建築用型枠構造に関する。
従来、コンクリート躯体を成形するための建築用型枠において、長方形の板材により形成され、上面に上下方向の接続部材であるバー部材(Tバー)を設けた断熱パネルを、最下段、複数の中間段および最上段へとそのバー部材を介して接続しながら縦方向に建て込み、それらの断熱パネル群を横方向に並列接続したものが既に知られている(特許文献1参照)。
特開2004−76396号公報
ところで、かかる建築用型枠は、最下段、複数の中間段および最上段へと縦方向に建て込まれた左右の断熱パネル群を接続した後で、それらの接続部を保持材などの補強し、型枠がコンクリートの打設圧力にも十分に耐えて変形することがないような強度を持つようにされているが、断熱パネルの建て込み後の、保持材などによる補強作業は面倒であるばかりでなく、保持材などの補強材を別途に用意する必要があり、型枠の施工時間が長くなる上に、コスト増を招くという課題がある。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、建築用型枠を構築するにあたり、従来の保持材などの補強材を不要にして、型枠の施工時間を短縮し、その施工コストを大幅に低減できるようにした、新規な建築用型枠構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、型枠兼用断熱パネルを最下段より中間段を経て最上段へと縦方向に建て込んでなる型枠兼用断熱パネル群の複数組と、横方向に並列される前記型枠兼用断熱パネル群同士を一体に接続する接続バーとよりなる建築用型枠構造であって、各型枠兼用断熱パネル群は、その左右両端面にその上下方向の全長にわたり、所定深さの端面縦スリットが形成され、一方、前記接続バーは、前記型枠兼用断熱パネル群と略同じ縦方向の長さを有して横断面T字状に形成され、その左右差込部分を、型枠兼用断熱パネル群の左右端面縦スリットに差込み、型枠兼用断熱パネル群の互いに隣接する端面同士を一体に接続してなることを特徴としている。
また、上記目的を達成するために、請求項2記載の発明は、前記請求項1記載のものにおいて、前記型枠兼用断熱パネルにそれぞれ形成される端面縦スリットには、それらの長手方向に間隔をあけて複数の抜止め用の突条が、その端面スリットの上下方向に沿って一体に突設されていることを特徴としている。。
さらに、上記目的を達成するために、請求項3記載の発明は、前記請求項1または2記載のものにおいて、前記接続バーの左右差込部分には、その長手方向に沿って抜止め突起がそれぞれ一体に突設されていることを特徴としている。
請求項各項記載の発明によれば、縦方向に延びる複数の型枠兼用断熱パネル群を建て込んだ後に、それらのそれらの互いに隣接する左右端面の接続部を保持材などの補強材により補強しなくとも、型枠に必要な強度を保有させることができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説明する。
図1は、本発明建築用型枠の建て込み途中の状態を示す斜視図、図2は、型枠兼用断熱パネルを内側(コンクリート打設側)から見た斜視図、図3は、型枠兼用断熱パネルを外側(コンクリート打設側と反対側)から見た斜視図、図4は、図2の4矢視図、図5は、図4の5−5線に沿う拡大断面図、図6は、図5の6矢視仮想円囲い部分の拡大図、図7は、断熱パネルにTバーを差込み連結する過程を示す図6と同じ断面図、図8は、図7の8−8線に沿う断面図、図9は、図5の仮想円囲い部分の拡大図、図10は、図9の10−10線断面図、図11は、図4の11−11線に沿う拡大断面図、図12は、パネルに本体にTバーを差込み連結する過程を示す図11と同じ断面図、図13は、図1の13−13線に沿う拡大断面図、図14は、図13の14矢視仮想円囲い部分の拡大図、15は、断熱パネルにアッセンブリタイを差込み連結する過程を示す図14と同じ断面図である。
図1に示すように、建物のコンクリート躯体を成形するための壁の型枠Mを構成する、外側型枠Moおよび内側型枠Miは、いずれも複数の型枠兼用断熱パネルP…の建て込みにより構築される。
まず、本発明にかかる型枠兼用断熱パネルPの構造について説明する。
図2,3に示すように、この型枠兼用断熱パネルPは、パネル本体1と、このパネ本体1の上端面に着脱可能に設けられるTバー20とより構成される。
図2〜4に示すように、パネル本体1は、型枠兼用断熱パネルPの主たる部分を構成し、横に長い長方形の板材により形成されており、高断熱性があり、しかも軽量であるポリスチレン、ポリウレタンなどの硬質の発泡合成樹脂材により作られる。そして、このパネル本体1は、採寸、加工され、その内面1i(打設コンクリートの接する側の面)および外面1oは、いずれも平坦面に形成される。
図2,4,5,9に示すように、パネル本体1の下部の内面1i寄りの部分には、その長手方向に間隔をあけて複数のアッセンブリタイ40(後述する)の一方の緊結端41が差込み連結される、行き止まりの差込穴2…が設けられる。各差込穴2は、図5,9に示すように、その下面が開口3されると共にその内面に、破れ易い薄壁4により覆われる差込口5が設けられ、この薄壁4は、後に述べるようにアッセンブリタイ40の差込みにより容易に破れるようにされている(図15参照)。
図2、4に示すように、パネル本体1の内面1i(コンクリートの接する側の面)には、前記差込穴2…の位置を指示すべく、該差込穴2…の中心を通って鉛直方向に上方に延びる、細溝よりなる複数の第1の筋条6…がパネル本体1の長手方向に並設され、さらに、パネル本体1の内面には、前記第1の筋条6…と平行に複数の細溝(前記筋条よりも狭い)よりなる第2の筋条8…が並設されており、これらの第2の筋条8…は、後に述べるように、複数の型枠兼用断熱パネルPを段積みして建て込む際の位置決めに利用される。
前記複数の第2筋条8…の中心線8c…は、隣り合う2本の第1筋条6,6の中心線6c,6c間をそれぞれ等分に分割した位置にあり、隣り合う第1筋条6の中心線6cと第2筋条8の中心線8c間の間隔および隣り合う2本の第2筋条8,8の中心線8c,8c間の間隔はすべて同じである。
一方、図3に示すように、パネル本体1に外面1o(コンクリートの接する側と反対側の面)にも、パネル本体1の内面側の第1の筋条6…および第2の筋条8…に対応する別の第1の筋条6′…および別の第2の筋条8′…が並設されているが、第1の筋条6′…の下部には、破れ易い薄壁4は存在しない。第1の筋条6…,6′…と第2の筋条8…,8′…は、外部から区別し易いように第1筋条6…,6′…の方が若干幅広に形成されている。
図5〜8に示すように、パネル本体1の上面には、該パネル本体1の外面1o側に偏らせて、その全長にわたり、所定深さに上面縦スリット10が形成され、この上面縦スリット10内には、その長手方向に間隔をあけ、かつその上下方向に沿って複数条の抜止め用の突条11…(図7,8参照)が一体に突設されている。そして、この上面縦スリット内には、後述するTバー20の下差込部分23が抜差自在に差し込まれ、複数の突条11…は、Tバー20の下差込部分23に密に係合して該Tバー20の抜け出しを防止している。また、パネル本体1の上面の内側端縁には、係止凸部12が形成され、この係止凸部12は、図6,9に示すように、Tバー20が上面縦スリット10に差し込まれたときに、Tバー20の位置決めをする。
図5,9,10に示すように、パネル本体1の下面にも前記上面縦スリット10に対応する、所定深さの下面縦スリット15が設けられ、この下面縦スリット15内にも、その長手方向に間隔をあけて複数条の抜止め用の突条16…(図10参照)が、該下面縦スリット15の長手方向に沿って一体に突設されている。この下面縦スリット15内には、後述するTバー20の上差込部分22が抜差自在に差し込まれて、複数の突条16…は、Tバー20の上差込部分22に密に係合して該Tバー20の抜け出しを防止している。
また、図2に示すように.パネル本体1の左右両端面には、その外側寄りに偏らせてその全長にわたり、本発明に従う端面縦スリット18,18が設けられ、これらの端面縦スリット18,18内にも、その長手方向に間隔をあけて複数条の抜止め用の突条19…(図11,12参照)が一体に突設されている。これらの端面縦スリット18,18には、左右のパネル本体1,1同士を一体に接続するための、本発明に従う接続バー30の左、右差込部分32,33が抜差自在に差し込まれる。
図2,3に示すように、パネル本体1の上面に着脱可能に取り付けられるTバー20は、硬質の合成樹脂材により断面T字状に形成され、略水平な連結部分21と、その連結部分21の一側から上下方向に直角に延びる上、下差込部分22,23とより構成される。前記連結部分21には複数の緊結孔24…が穿設されており、これらの緊結孔24…の中心間の間隔は、前記第1、2筋条6,8の中心線6c,8cの間隔と等しくしてある。
図7に最も明瞭に示すように、Tバー20の上、下差込部分22,23は、何れも先端に行くにつれて若干先細りに形成されていて、それらの先部内面には、鋸歯状の抜止め突起22e,23eがそれぞれ形成されている。
図2,3に全体を示す型枠兼用断熱パネルPを生産するにあったては、図6,7に示すように、パネル本体1の上面の上面縦スリット10内に、その上方からTバー20の下差込部23を差込む。この差込み過程で複数の突条11…が、弾性変形しつつ下差込部23の側面に食い込んで、この下差込部23を上面縦スリット10内に一体的に係止して型枠兼用断熱パネルPを生産することができ、これにより、Tバー20は、パネル本体1から妄りに抜け出ることがない。また、下差込部23に形成した抜止め突起23eは、上面縦スリット10に密に係止されてTバー20の抜け出しが一層確実に防止される。
なお、現場での施工時に、Tバー20を、パネル本体1から抜く必要が生じたときは、少しTバー20をパネル本体1に対して傾ければ、Tバー20を引き抜くことが可能である。
また、パネル本体1を上下に積み込む際に、他のTバー20の上差込部分22を、パネル本体1の下差込部分15に差込み結合する場合も、前述したTバー20の下差込部分23を、パネル本体1の上面縦スリット15に差込み連結する場合と同じように、上差込部分22は複数の突条16…に密に係止されて、Tバー20のパネル本体1からの抜け出しが防止される。
図2,3および11,12に示すように、Tバー20の長さは、パネル本体1の長さよりも短く形成されており、このパネル本体1にTバー20を連結した状態では、パネル本体1の左右両端部には、Tバー20の存在しない接続端部1j,1jが形成される。そして、これらの接続端部1j,1jには、そこに形成される端面縦スリット18,18に接続バー30の左、右差込部分32,33が抜き差し自在に差込み接続され、後に述べるように、縦方向に一列段に建て込まれて構成される型枠兼用断熱パネル群PG,PGの、互いに衝合する端面同士は、接続バー30により一体に接続される。
図1,2および11,12に示すように、前記接続バー30は、前記Tバー20と同じく硬質の合成樹脂材により断面T字状に形成され、略鉛直な接続部分31と、その接続部分31の一側から左右方向に直角に延びる左、右差込部分32,33とより構成される。
そして、図1に示すように、この接続バー30の長さは、型枠兼用断熱パネルPを最下段、複数の中間段および最上段へと縦方向に順次に建て込んで構築される型枠兼用断熱パネル群PG(図1,4参照)の高さと略同じ寸法を有する。接続バー30の左右差込部分32,33には、抜止め用の突起32e,33eがそれぞれ突設されている。
接続バー30は、前記Tバー20と同形に形成されるが、緊結孔24を有しない点でTバー20と相違している。
図1,2に示すように、内側型枠Miおよび外側型枠Moを構築すべく、建て込まれる内、外の型枠兼用断熱パネルPのうち、同じレベルにあって互いに対向するもの同士は、アッセンブリタイ40により緊結される。このアッセンブリタイ40は、カスガイ状に形成されており、その両端に略直角に屈曲する左右緊結端41,41を有し、これらの緊結端41,41は、Tバー20の複数の緊結孔24…に選択的に差込み連結される。
つぎに、主に図1,13を参照して本発明にかかる型枠兼用断熱パネルPを用いて壁の型枠Mを構築する仕方について説明する。
コンクリートの打設空間Sを存して対設される外側型枠Moと内側型枠Miを構築するにあたり、それらの片側、この実施例では、まず、外側型枠Moの建て込みを、内側型枠Miに先行して行なう。すなわち、外側型枠Moの型枠兼用断熱パネルPを、最下段より複数の中間段を経て最上段へと順次に建て込む。そして、前記建て込み作業により、複数組の型枠兼用断熱パネル群PG…が構築される。この建て込み作業に際して、各上、下の型枠兼用断熱パネルP,Pは前述のように前記Tバー20を介して接続される。上、下の型枠兼用断熱パネルPの建て込み位置は、前記第2の筋条8…が目印となる。このようにして建て込まれた、左右に並ぶ型枠兼用断熱パネル群PG,PGの互いに衝合する端面同士は、接続バー30により一体に接続される。すなわち、図1に示すように、接続バー30を左右に並ぶ型枠兼用断熱パネル群PG,PGの上方からそれらの接続端面間に入れ込む。これにより、左右差込部分32,33は、左右の複数の型枠兼用断熱パネルP…の端面縦スリット18…に順次に差し込まれる。その際に、端面スリット18の突条19…が弾性変形して差込部分32,33に喰込み、さらに、差込部分32,33の抜け止め突起32e,33eは、端面縦スリット18に係合して、差込み接続強度が高められる。また、接続バー30の接続部分31は、隣接する型枠兼用断熱パネルP,Pの端面間に挟持される。
以上のようにして、外側型枠Moが建て込まれると、その外側型枠Moの内面、すなわち打設コンクリートと接する面には、図1に示すように、各型枠兼用断熱パネルPの下部の設けられる、差込穴2の差込口5を覆う破れ易い薄壁4が外部に露出され、これらの薄壁4の位置は、第1の筋条6により外部から容易に判るように指示される。そして、図15に示すように、アッセンブリタイ40の緊結端41を薄壁4を押し破って差込穴2に差し込みこれを下方に押し下げることで、それらのアッセンブリタイ40の緊結端41をTバー20の緊結孔24に差し込連結して、図1,13に示すように、外側型枠Moの内面(コンクリートの打設側の面)には、積み上げられた複数の型枠兼用断熱パネルP…にまとめて複数アッセンブリタイ40…の一方に緊結端41を連結することができる。
このように、外側型枠Moの複数の型枠兼用断熱パネルPにまとめて複数のアッセンブリタイ40…を連結した後、内側型枠Moを構築するための型枠兼用断熱パネルPの緊結孔24に前記アッセンブリタイ40の他方の緊結部41を連結(前述と同じ要領にて薄壁4を押し破って、アッセンブリタイ40の他方の緊結部41を差込穴2を通して緊結孔24に連結)しながら内側型枠Moの型枠兼用断熱パネルPを一段ずつ下段から上段へと順に建て込むことができる。内側型枠Moの複数組の型枠兼用断熱パネル群PGの接続端面同士は、前述の要領にて接続バー30により一体に接続される。
図1に示すように建て込まれた外側型枠Moおよび内側型枠Miの外面(コンクリート打設空間Sと反対側の面)には、第1の筋状6′が設けられていることにより、それらの型枠Mo,Miの外側から、それらを緊結している複数のアッセンブリタイ40の位置を確認することができる。
なお、従来では、内、外の型枠兼用断熱パネルを建て込むのに、それらの断熱パネルを一段積み上げる毎に、両パネルをアッセンブリタイで連結しながら該断熱パネルを建て込むようにしていたので、内、外の断熱パネルの両側に居る二人の作業員が建て込み作業を行なうか、あるいは一人の作業員が内、外断熱パネルの両側を交互に移動しながら建て込み作業をしなればならず非能率的であったが、この実施例では、前述のよう片側、すなわち外、内型枠Mo、Miの何れか一方を先行して建て込み、その建て込んだ片側の型枠(外側型枠Moあるいは内側型枠Mi)の型枠兼用断熱パネルP…にまとめて多数のアッセンブリタイ40…を緊結して、その後で、他方の型枠(内側型枠Miあるいは外側型枠Mo)の型枠兼用断熱パネルP…をアッセンブリタイ40…で緊結しながら建て込むことができるので、一人の作業員が型枠の内外を移動することなく、それらの型枠Mの建て込み作業を行なうことができる。また、外、内側の型枠Mo,Miの建て込みが完了したら、それら間のコンクリート打設空間Sにコンクリートが打設されるが、型枠兼用断熱パネルPの差込穴2の薄壁4はアッセンブリタイ40の緊結端41で押し破られたにせよ、なお、その差込口5の大部分は薄壁4により覆われており、その差込口5の隙間は僅かであるので、コンクリート打設時に、アッセンブリタイ40の差し込まれた差込穴2内にノロが侵入するのを極力抑えることができ、またアッセンブリタイ40の差し込まれない差込穴2には、ノロが入り込むことが全くないので、ノロの侵入により型枠兼用断熱パネルPの断熱性能の低下を招くことがない。
以上のようにして、外側および内側の型枠Mo,Mi間のコンクリート打設空間Sにコンクリートが打設されてコンクリート躯体が構築されるが、コンクリート躯体の構築後は、前記外側および内側の型枠Mo,Miは取り外さずにそのまま建物の断熱壁として利用される。
さらに、この実施例では、外、内側の型枠Mo,Mi,の内面は平坦面であり、しかもコンクリート打設空間Sには、緊結部材であるアッセンブリタイ40の棒状部分しか存在しないことにより緊結部材のボリュウムを低減してコンクリート躯体の断面欠損を抑え、よって、コンクリートの打設性に優れ、かつジャンカなどの発生しない高強度のコンクリート躯体を構築することができる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施例が可能である。
本発明型枠兼用断熱パネルを用いた建築用型枠の建て込み途中の状態を示す斜視図 型枠兼用断熱パネルを内側(コンクリート打設側)から見た斜視図 型枠兼用断熱パネルを外側(コンクリート打設側と反対側)から見た斜視図 図2の4矢視図 図4の5−5線に沿う拡大断面図 図5の6矢視仮想円囲い部分の拡大図 断熱パネルにTバーを差込み連結する過程を示す図6と同じ断面図 図7の8−8線に沿う断面図 図5の仮想円囲い部分の拡大図 図9の10−10線断面図 図4の11−11線に沿う拡大断面図 パネルに本体にTバーを差込み連結する過程を示す図11と同じ断面図 図1の13−13線に沿う拡大断面図 図13の14矢視仮想円囲い部分の拡大図 断熱パネルにアッセンブリタイを差込み連結する過程を示す図14と同じ断面図
符号の説明
18・・・・・・端面縦スリット
19・・・・・・突条
30・・・・・・接続バー
32・・・・・・差込部分
32e・・・・・抜止め突起
33・・・・・・差込部分
33e・・・・・抜止め突起
P・・・・・・型枠兼用断熱パネル
PG・・・・・・型枠兼用断熱パネル群

Claims (3)

  1. 型枠兼用断熱パネル(P)を最下段より中間段を経て最上段へと縦方向に建て込んでなる型枠兼用断熱パネル群(PG)の複数組と、横方向に並列される前記型枠兼用断熱パネル群(PG)同士を一体に接続する接続バー(30)とよりなる建築用型枠構造であって、
    各型枠兼用断熱パネル群(PG)は、その左右両端面にその上下方向の全長にわたり、所定深さの端面縦スリット(18)が形成され、
    一方、前記接続バー(30)は、前記型枠兼用断熱パネル群(PG)と略同じ縦方向の長さを有して横断面T字状に形成され、その左右差込部分(32,33)を、型枠兼用断熱パネル群(PG)の左右端面縦スリット(18)に差込み、型枠兼用断熱パネル群(PG)の互いに隣接する端面同士を一体に接続してなることを特徴とする、建築用型枠構造。
  2. 前記型枠兼用断熱パネル(P)にそれぞれ形成される端面縦スリット(18)には、それらの長手方向に間隔をあけて複数の抜止め用の突条(19)が、その端面スリット(18)の上下方向に沿って一体に突設されていることを特徴とする、前記請求項1記載の建築用型枠構造。
  3. 前記接続バー(30)の左右差込部分(32,33)には、その長手方向に沿って抜止め突起(32e,33e)がそれぞれ一体に突設されていることを特徴とする、前記請求項1または2記載の建築用型枠構造。
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