JP4287463B2 - 建築用型枠の施工方法、断熱型枠およびアッセンブリタイ - Google Patents

建築用型枠の施工方法、断熱型枠およびアッセンブリタイ Download PDF

Info

Publication number
JP4287463B2
JP4287463B2 JP2006325292A JP2006325292A JP4287463B2 JP 4287463 B2 JP4287463 B2 JP 4287463B2 JP 2006325292 A JP2006325292 A JP 2006325292A JP 2006325292 A JP2006325292 A JP 2006325292A JP 4287463 B2 JP4287463 B2 JP 4287463B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat insulation
formwork
insulation panel
panels
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006325292A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008138437A (ja
Inventor
秀一 日崎
幸浩 濱木
Original Assignee
株式会社 Hfi
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 Hfi filed Critical 株式会社 Hfi
Priority to JP2006325292A priority Critical patent/JP4287463B2/ja
Priority to KR1020070045712A priority patent/KR20080050213A/ko
Publication of JP2008138437A publication Critical patent/JP2008138437A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4287463B2 publication Critical patent/JP4287463B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04GSCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
    • E04G17/00Connecting or other auxiliary members for forms, falsework structures, or shutterings
    • E04G17/06Tying means; Spacers ; Devices for extracting or inserting wall ties
    • E04G17/075Tying means, the tensional elements of which are fastened or tensioned by other means
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04BGENERAL BUILDING CONSTRUCTIONS; WALLS, e.g. PARTITIONS; ROOFS; FLOORS; CEILINGS; INSULATION OR OTHER PROTECTION OF BUILDINGS
    • E04B2/00Walls, e.g. partitions, for buildings; Wall construction with regard to insulation; Connections specially adapted to walls
    • E04B2/84Walls made by casting, pouring, or tamping in situ
    • E04B2/86Walls made by casting, pouring, or tamping in situ made in permanent forms
    • E04B2/8611Walls made by casting, pouring, or tamping in situ made in permanent forms with spacers being embedded in at least one form leaf

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Building Environments (AREA)

Description

本発明は、建物のコンクリート躯体を構築するための、建築用型枠の施工方法およびその施工方法に使用される断熱型枠およびアッセンブリタイに関する。
従来、コンクリート躯体を構築するための建築用型枠において、型枠パネルとして、在来の合板製のコンクリートパネルに代えて、合成樹脂製の型枠兼用断熱パネルを用い、コンクリート躯体の構築後に、型枠兼用断熱パネルをそのコンクリート躯体から取り外さずに、そのまま建物の断熱壁として使用するようにしたものは、既に公知(特許文献1参照)である。
特開2006−169922号公報
ところで、前記従来の型枠兼用断熱パネルを使用した建築用型枠の施工方法では、断熱パネルの一面に、これと略同じ横幅寸法の連結バー(Tバー)を予め差込み連結しておき、これを施工現場に輸送し、その施工現場で断熱パネルを連結バーと共に所定寸法に切断し、さらに、断熱パネル同士を接続するときは、他の連結金物を必要としていた。
そのため、断熱パネルは、工場などで連結バーを差込み結合してから梱包し、輸送することになり、梱包容積が大きくなってその輸送コストが嵩み、また、現場にて、断熱パネルを硬質な連結バーと共に切断する作業が面倒である上に、断熱パネル同士を接続するのに他の連結金物を必要するため、全体として大幅なコスト増を招くという問題がある。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、前記問題を解決した新規な建築用型枠の施工方法およびこの方法に使用される断熱型枠およびアッセンブリタイを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、型枠兼用断熱パネルを用いた建築用型枠の施工方法であって、
複数の型枠兼用断熱パネルと、それらの型枠兼用断熱パネルの横幅よりも長い複数の連結バーとを分離して施工現場に輸送し、
設置面上に複数の型枠兼用断熱パネルを横方向に継いで一列に順次に横積みして1段目の型枠兼用断熱パネル群を建て込み、その1段目の型枠兼用断熱パネル群の上部スリットに、複数の型枠兼用断熱パネルの継ぎ目を跨いで断面T字状の連結バーの垂直部分の下半部分を差し込むと共に垂直部分の中間より直角に張り出す水平部分を断熱パネルの上面に当接して、この水平部分を断熱パネルの上面のコントロール打設空間に対面する側に突出する段差突部と同一平面になるようにし、前記下半部分に突設される係止爪を前記断熱パネルに食い込ませて、1段目の型枠兼用断熱パネル群上面に、前記連結バーを連結し、
つぎに、連結バーの垂直部分の上半部分に、2段目の複数の型枠兼用断熱パネルの下部スリットを、それらのパネルの継ぎ目を跨いで順次に差し込んで、その垂直部分の上半部分に突設される係止爪を前記断熱パネルに食い込ませ、1段目の型枠兼用断熱パネル群上に連結バーを介して2段目の型枠兼用断熱パネルを横方向に継いで一列に順次に横積みして、2段目の型枠兼用断熱パネル群を建て込み、
つぎに、2段目の型枠兼用断熱パネル群の上部スリットに複数の型枠兼用断熱パネルの継ぎ目を跨いで断面T字状の他の連結バーの垂直部分の下半部分を差し込むと共に垂直部分の中間より直角に張り出す水平部分を断熱パネルの上面に当接して、この水平部分を断熱パネルの上面のコントロール打設空間に対面する側に突出する段差突部と同一平面になるようにし、前記下半部分に突設される係止爪を前記断熱パネルに食い込ませ、2段目の型枠兼用断熱パネル群上面に、前記他の連結バーを連結し、
つぎに、他の連結バーの垂直部分の上半部分に、3段目の複数の型枠兼用断熱パネルの下部スリットを、それらのパネルの継ぎ目を跨いで、順次に差し込んで、その垂直部分の上半部分に突設される係止爪を前記断熱パネルに食い込ませ、2段目の複数の型枠兼用断熱パネル群上に他の連結バーを介して3段目の型枠兼用断熱パネルを横方向に継いで一列に順次に横積みして、3段目の型枠兼用断熱パネル群を建て込み、
以上の作業の繰り返しにより、内、外の断熱型枠をコンクリート打設空間をあけて構築し、それら内、外側の断熱型枠の相対応する連結バーの複数の差込孔に、かすがい状アッセンブリタイの直状部分の両端からその直状部分に対して下向きに鋭角に折り曲げられる左右係止部分をそれぞれ差し込むと共にその直状部分を、同一平面をなす連結バーの水平部分および前記段差突部の上面とにあてがい、さらに前記直状部分を、断熱パネルの下面に形成される段差凹部に受け入れて、内、外側の断熱型枠の相対応する連結バー同士を一体に連結することを特徴としている。
また、上記目的を達成するために、請求項2記載の発明は、請求項1記載の建築用型枠の施工方法に使用される断熱型枠であって、
複数の型枠兼用断熱パネルと、それらの型枠兼用断熱パネルの横幅よりも長い複数の連結バーとよりなり、
複数の型枠兼用断熱パネルを横方向に順次に継いで横積みしてなる型枠兼用断熱パネル群を、前記連結バーを挟んで上下方向に複数段に積込み連結し、前記連結バーの垂直部分は、上下段に横積の型枠兼用断熱パネル群の各型枠兼用断熱パネルの継ぎ目を跨いで上下段の型枠兼用断熱パネルの上下部スリットに差込み連結されて、上下段に横積の横型枠兼用断熱パネル群を一体の結合してなることを特徴としている。
さらに、上記目的を達成するために、請求項3記載の発明は、請求項1記載の建築用型枠の施工方法に使用されるアッセンブリタイであって、
直状部分と、その直状部分の両端に、その直状部分に対して鋭角に折り曲げられる係止部分よりなることを特徴としている。
本請求項1記載の発明によれば、複数の断熱パネルおよびその断熱パネルの横幅よりも長い複数の連結バーを用いて断熱型枠を建て込むことができるので、その断熱型枠の施工コストを大幅に低減することができる。
また、断熱パネルと連結バーは、それらを分離して梱包、輸送でき、現場にて断熱パネルと連結バーとを一体にしたものの切断作業が不要になるので、輸送コストを低減でき、断熱型枠の生産性を向上させることができる。
本請求項2記載の発明によれば、断熱型枠は、複数の断熱パネルと、その断熱パネルの横幅よりも長い連結バーにより建て込むことができるので、断熱型枠の構成が簡素化されて廉価に提供することができ、特に、連結バーは、隣接する型枠兼用断熱パネルの継ぎ目を跨いでそれらの型枠兼用断熱パネルを結合でき、他の結合手段を用いることなく、その結合強度が高められる。
さらに、本請求項3記載の発明によれば、内、外側の断熱型枠を連結するアッセンブリタイは、アッセンブリタイの直状部分から鋭角に折り曲げられる係止部分を有しているので、アッセンブリタイによる断熱型枠の結合強度を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説明する。
図1は、断熱型枠の建て込み途中の状態を示す斜視図、図2は、型枠兼用断熱パネル、Tバーおよびアッセンブリタイの分解斜視図、図3は、図1の3矢視図、図4は、図3の4−4線に沿う拡大断面図、図5は、図4の5矢視仮想円囲い部分の拡大図、図6は、図5の6−6線に沿う断面図、図7は、図4の7矢視仮想円囲い部分の拡大図、図8は、断熱型枠の建て込み手順を示す図である。
コンクリート躯体壁を構築するための断熱型枠Mは、コンクリートの打設空間Sをあけて対設される、外側の断熱型枠Moおよび内側の断熱型枠Miとより構成される。
各断熱型枠Mo、Miはいずれも、複数の型枠兼用断熱パネルPと、複数の連結バー(Tバー)Jとよりなり、それらは複数のアッセンブリタイAにより結合される。
まず、断熱型枠Mの主体部分を構成する型枠兼用断熱パネルP(以下、断熱パネルとう)の構造について説明する。
断熱パネルPは、横長の長方形の板状に形成され、高断熱性があり、しかも軽量であるポリスチレン、ポリウレタンなどの硬質の発泡合成樹脂材により作られ、適宜の寸法(この実施例では横幅120cm)に採寸、加工され、その外面1および内面2は、いずれも平坦面に形成される。また、それら内面1および外面2には、多数の縦方向の細溝3が形成されており、これらの細溝3は、断熱型枠Mを建て込む際の寸法合わせ等に利用される。
図4〜6に示すように、断熱パネルPの上面および下面には、上下方向に一致させて、それらの全長にわたり、後述する連結バー(Tバー)Jを差し込むための上部スリット4および下部スリット5がそれぞれ上下方向に切り込まれており、それらのスリット4,5の内面一側には、断面弧状の複数の縦突条6が横方向に間隔をあけて平行に突設されている。また、断熱パネルPの上面の内面側(コンクリート打設空間に対面する側)には、後述する連結バー(Tバー)の位置を決めるための段差凸部7がその全長にわたって一体に突設されている。また断熱パネルPの下面には、その全長にわたり、その内面側(コンクリートの接触する側)から厚さ方向の途中まで、段差凹部8が形成されており、この段差凹部8は、後に述べるように、断熱型枠Mを立て込む際に、アッセンブリタイAを受け入れるためのものである。
なお、最下段の断熱パネルPの下部スリット5には、後述するスターティングベースBの差込部分が抜差可能に差し込まれる。
図1,2に示すように、連結バーJ(以下、Tバーという)は、硬質の合成樹脂材により、横方向に長い帯状に形成され、その長さは、断熱パネルPの横幅の複数倍の長さ(この実施例では360cm)を有し、後に述べるように、横積みされる複数の断熱パネルPを、それらの継ぎ目10を跨いで一体に接続することができる。図5に示すように、TバーJは、垂直部分11と、その垂直部分11の中間より直角に張り出す水平部分12とより断面T字状に形成されており、その水平部分12には、後述するアッセンブリタイAが差し込まれる複数の差込孔13が穿設されている。TバーJは、断熱パネルP内に埋入固定される。また、TバーJの垂直部分11の内面には、その長手方向に沿って延びる相互に平行な複数の断面三角状の係止爪14が突設されている。
外側の断熱型枠Moと、内側の断熱型枠Miとを連結するアッセンブリタイAは、鉄材などの金属材料によりかすがい状に形成されており、直状部分20と、その直状部分20の両端から鋭角に折り曲げられる左右係止部分21,21とよりなり、これらの係止部分21,21は、図5に示すように、直状部分20に対して直角よりも若干内向きに傾斜(傾斜角約5°)している。そしてこのように折曲角を設定することにより、アッセンブリタイAが、TバーJの差込孔13から抜けにくくされている。
つぎに、主に図8を参照して、断熱パネP、TバーJおよびアッセンブリタイAよりなる断熱型枠Mの施工方法について説明する。
まず、型枠工事に先行して設置面上の所定箇所に図示しない鉄筋工事が行われ、この鉄筋工事は、外側および内側の断熱型枠Mo,Miの存在しない状態で行い、その作業が容易である。
つぎに、外側および内側の断熱型枠Mo,Miが、断熱パネP、TバーJおよびアッセンブリタイAを用いて構築される。
複数の断熱パネルPおよびTバーJは、施工現場に分離して輸送される。
つぎに、内、外側の断熱型枠Mi,Moの建て込み手順について説明する。
(1) 図8(a)に示すように、内、外の設置面(コンクリート基礎もしくはコンクリートスラブ)上に固定されるスターティングベースB(図1参照)上に、一段目(最下段)の複数の断熱パネルPをそれぞれその長手方向を横に向けて垂直方向に順次に横積みする。横積みされる複数の断熱パネルPの合計寸法L1と、構築すべき断熱型枠Mの横寸法L2との間に生じる半端部分には、断熱パネルPより端材P′を切り出して、その端材P′を半端部分に横積みする。これにより、最下段の断熱パネル群P(1)が建て込まれる。
内、外の最下段の断熱パネル群P(1)同士は、それらのTバーJに穿設される複数の差込孔13に、複数のアッセンブリタイAの係止部分21を差し込むことにより連結される。
(2) つぎに、図8(b)に示すように、1段目の断熱パネル群P(1)の上面に、端材P′側から、TバーJの垂直部分11の下半部を差込み連結する。長いTバーJは、端材P′および複数の断熱パネルPの複数の継ぎ目10を跨ぐので、このTバーJによって、継ぎ目10がズレたり、遊離することなく、断熱パネルPおよび端材P′の継ぎ目10を強固に結合することができる。このとき、TバーJに形成した複数の係止爪14は、断熱パネルPに食い込んでその結合強度が一層高められる。また、TバーJは、一段目の断熱パネル群P(1)に対してその長手方向にスライド可能であり、該断熱パネル群P(1)に対する長手方向の位置調整が可能である。
断熱型枠Mの横寸法に対してTバーJの不足部分は、他のTバーJより切断した端材J′を断熱パネルPの上面に差込み結合する。
(3) つぎに、図8(c)に示すように、Tバー上に2段目の複数の断熱パネルP2をそれぞれその長手方向を横に向けて垂直方向に順次に横積みし、それらの断熱パネルPの下面の下部スリット5をTバーJの垂直部分11の上半部分に差し込み結合する。図8(a)と同じく、横積みされる複数の断熱パネルPの合計寸法L1と、構築すべき断熱型枠Mの横寸法L2との間に生じる半端部分には、断熱パネルPより端材P′を切り出して、その端材P′を半端部分に横積みする。これにより、TバーJ上に2段目の断熱パネル群P(2)が建て込まれる。
内、外の2段目の断熱パネル群P(2)同士は、それらのTバーJに穿設される複数の差込孔13に、複数のアッセンブリタイAの係止部分21を差し込むことにより連結される。
(4) つぎに、図8(d)に示すように、2段目の断熱パネル群P(2)の上面に、端材P′側から、2段目のTバーJを差込み連結する。長いTバーJは、端材Pおよび複数の断熱パネルPの複数の継ぎ目10を跨ぐので、このTバーJによって、前記継ぎ目10がズレたり、離間したりすることなく、断熱パネルPの継ぎ目10を強固に結合することができる。このとき、2段目のTバーJに形成した複数条の係止爪14は、断熱パネルPに食い込んでその結合強度が一層高められる。また、このTバーJは、2段目の断熱パネル群P(2)に対してその長手方向にスライド可能であり、該断熱パネル群P(2)に対する位置調整が可能である。
断熱型枠に対してTバーの不足部分は、他のTバーJより切断した端材Jを断熱パネルPの上面に差込み結合する。
2段目のTバーJ上には、前記図8(c),(d)の作業を繰り返すことにより、3段目の断熱パネル群P(3)、さらにn段目(最上段)の断熱パネル群P(n)を、TバーJを介して順次に建て込むことにより、コンクリート打設空間を挟んで、図8(e)に示すように内、外側の断熱型枠Mi,Moを構築することができる。
内、外の3段目の断熱パネル群P(3)以降n段目の断熱パネル群P(n)同士は、それらに対応するTバーJに穿設される複数の差込孔13に、複数のアッセンブリタイAの係止部分21を差し込むことにより連結される。
以上のようにして、内、外の断熱型枠Mi,Moが建て込まれたら、それらの断熱型枠Mo,Mi間のコンクリート打設空間Sにコンクリートを打設してコンクリート躯体が構築される。コンクリート躯体の構築後は、前記内、外側の型枠Mi,Moは取り外さずにそのまま建物の断熱壁として利用される。
しかして、本発明によれば、横積みして順次に建て込まれる各段の断熱パネル群P(1)〜P(n)の各複数の継ぎ目10は、その継ぎ目10を跨いで断熱パネルPに差し込まれる、長いTバーJにより結合されるので、各段の断熱パネル群P(1)〜P(n)の、断熱パネルPの複数の継ぎ目10は、そのTバーJにより強固に結合されて、それらがズレたり、遊離したりすることことがない。また、断熱パネルPの継ぎ目10を、別の結合手段により結合するようにした公知のもの(前記特許文献1参照)に比べて、断熱型枠Mの建て込み作業性が向上し、また、断熱型枠Mの建て込みコストが大幅に低減される。
さらに、断熱パネルPとTバーは、工場などで別々に生産し、それらを分離して施工現場に輸送するようにしているので、それらの生産性が向上し、またそれらの梱包容積が縮小して、それらの輸送効率を高めることができる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施例が可能である。
断熱型枠の建て込み途中の状態を示す斜視図 型枠兼用断熱パネル、Tバーおよびアッセンブリタイの分解斜視図 図1の3矢視図 図3の4−4線に沿う拡大断面図 図4の5矢視仮想円囲い部分の拡大図 図5の6−6線に沿う断面図 図4の7矢視仮想円囲い部分の拡大図 断熱型枠の建て込み手順を示す図
4・・・・・上部スリット
5・・・・・下部スリット
7・・・・・段差突部
8・・・・・段差凹部
10・・・・・継ぎ目
11・・・・・垂直部分
13・・・・・差込孔
14・・・・・係止爪
20・・・・・直状部分(アッセンブリタイAの)
21・・・・・係止部分(アッセンブリタイAの)
J・・・・・連結バー(Tバー)
M・・・・・・断熱型枠
Mo・・・・・・外側の型枠
Mi・・・・・・内側の型枠
P・・・・・・型枠兼用断熱パネル(断熱パネル)
P(1)・・・1段目の型枠兼用断熱パネル群
P(2)・・・2段目の型枠兼用断熱パネル群
P(3)・・・3段目の型枠兼用断熱パネル群
P(n)・・・n段目の型枠兼用断熱パネル群

Claims (3)

  1. 型枠兼用断熱パネルを用いた建築用型枠の施工方法であって、
    複数の型枠兼用断熱パネル(P)と、それらの型枠兼用断熱パネル(P)の横幅よりも長い複数の連結バー(J)とを分離して施工現場に輸送し、
    設置面上に複数の型枠兼用断熱パネル(P)を横方向に継いで一列に順次に横積みして1段目の型枠兼用断熱パネル群(P(1))を建て込み、その1段目の型枠兼用断熱パネル群(P(1))の上部スリット(4)に、複数の型枠兼用断熱パネル(P)の継ぎ目(10)を跨いで断面T字状の連結バー(J)の垂直部分(11)の下半部分を差し込むと共に垂直部分(11)の中間より直角に張り出す水平部分(12)を断熱パネル(P)の上面に当接して、この水平部分(12)を断熱パネル(P)の上面のコントロール打設空間に対面する側に突出する段差突部(7)と同一平面になるようにし、前記下半部分に突設される係止爪(14)を前記断熱パネル(P)に食い込ませて、1段目の型枠兼用断熱パネル群(P(1))上面に、前記連結バー(J)を連結し、
    つぎに、連結バー(J)の垂直部分(11)の上半部分に、2段目の複数の型枠兼用断熱パネル(P)の下部スリット(5)を、それらのパネル(P)の継ぎ目(10)を跨
    いで順次に差し込んで、その垂直部分(11)の上半部分に突設される係止爪(14)を前記断熱パネル(P)に食い込ませ、1段目の型枠兼用断熱パネル群(P(1))上に連結バー(J)を介して2段目の型枠兼用断熱パネル(P)を横方向に継いで一列に順次に横積みして、2段目の型枠兼用断熱パネル群(P(2))を建て込み、
    つぎに、2段目の型枠兼用断熱パネル群(P(2))の上部スリット(4)に複数の型枠兼用断熱パネル(P)の継ぎ目(10)を跨いで断面T字状の他の連結バー(J)の垂直部分(11)の下半部分を差し込むと共に垂直部分(11)の中間より直角に張り出す水平部分(12)を断熱パネル(P)の上面に当接して、この水平部分(12)を断熱パネル(P)の上面のコントロール打設空間に対面する側に突出する段差突部(7)と同一平面になるようにし、前記下半部分に突設される係止爪(14)を前記断熱パネル(P)に食い込ませ、2段目の型枠兼用断熱パネル群(P(1))上面に、前記他の連結バー(J)を連結し、
    つぎに、他の連結バー(J)の垂直部分(11)の上半部分に、3段目の複数の型枠兼用断熱パネル(P)の下部スリット(5)を、それらのパネル(P)の継ぎ目(10)を跨いで、順次に差し込んで、その垂直部分(11)の上半部分に突設される係止爪(14)を前記断熱パネル(P)に食い込ませ、2段目の複数の型枠兼用断熱パネル群(P(2))上に他の連結バー(J)を介して3段目の型枠兼用断熱パネル(P)を横方向に継いで一列に順次に横積みして、3段目の型枠兼用断熱パネル群(P(3))を建て込み、
    以上の作業の繰り返しにより、内、外の断熱型枠(Mi,Mo)をコンクリート打設空間(S)をあけて構築し、それら内、外側の断熱型枠(Mi,Mo)の相対応する連結バー(J)の複数の差込孔(13)に、かすがい状アッセンブリタイ(A)の直状部分(20)の両端からその直状部分(20)に対して下向きに鋭角に折り曲げられる左右係止部分(21)をそれぞれ差し込むと共にその直状部分(20)を、同一平面をなす連結バー(J)の水平部分(12)および前記段差突部(7)の上面とにあてがい、さらに前記直状部分(20)を、断熱パネル(P)の下面に形成される段差凹部(8)に受け入れて、内、外側の断熱型枠(Mi,Mo)の相対応する連結バー(J)同士を一体に連結することを特徴とする、建築用型枠の施工方法。
  2. 請求項1記載の建築用型枠の施工方法に使用される断熱型枠であって、複数の型枠兼用断熱パネル(P)と、それらの型枠兼用断熱パネル(P)の横幅よりも長い複数の連結バー(J)とよりなり、
    複数の型枠兼用断熱パネル(P)を横方向に順次に継いで横積みしてなる型枠兼用断熱パネル群(P(1)〜P(n))を、前記連結バー(J)を挟んで上下方向に複数段に積込み連結し、前記連結バー(J)の垂直部分(11)は、上下段に横積の型枠兼用断熱パネル群(P(1)〜P(n))の各型枠兼用断熱パネル(P)の継ぎ目(10)を跨いで上下段の型枠兼用断熱パネル(P)の上下部スリット(4,5)に差込み連結されて、上下段に横積の横型枠兼用断熱パネル群(P(1)〜P(n))を一体の結合してなることを特徴とする、断熱型枠。
  3. 請求項1記載の建築用型枠の施工方法に使用されるアッセンブリタイであって、
    直状部分と、その直状部分の両端に、その直状部分に対して鋭角に折り曲げられる係止部分(21,21)よりなる、アッセンブリタイ。
JP2006325292A 2006-12-01 2006-12-01 建築用型枠の施工方法、断熱型枠およびアッセンブリタイ Expired - Fee Related JP4287463B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006325292A JP4287463B2 (ja) 2006-12-01 2006-12-01 建築用型枠の施工方法、断熱型枠およびアッセンブリタイ
KR1020070045712A KR20080050213A (ko) 2006-12-01 2007-05-10 건축용 거푸집의 시공 방법, 단열 거푸집 및 어셈블리 타이

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006325292A JP4287463B2 (ja) 2006-12-01 2006-12-01 建築用型枠の施工方法、断熱型枠およびアッセンブリタイ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008138437A JP2008138437A (ja) 2008-06-19
JP4287463B2 true JP4287463B2 (ja) 2009-07-01

Family

ID=39600196

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006325292A Expired - Fee Related JP4287463B2 (ja) 2006-12-01 2006-12-01 建築用型枠の施工方法、断熱型枠およびアッセンブリタイ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4287463B2 (ja)
KR (1) KR20080050213A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101035423B1 (ko) * 2009-06-25 2011-05-20 (주)블루폼 거푸집 공사용 보강빔 및 이를 이용한 시스템 판넬
CN113718714A (zh) * 2021-08-27 2021-11-30 长江岩土工程有限公司 一种整体浇筑的混凝土渠道施工方法
KR102452514B1 (ko) * 2022-01-25 2022-10-07 김상배 단열재가 구비된 건축물 일체형 거푸집 및 그 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008138437A (ja) 2008-06-19
KR20080050213A (ko) 2008-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8181414B2 (en) Web structure for insulating concrete block
US8869479B2 (en) Web structure for knockdown insulating concrete block
EP2010734B1 (en) Insulating concrete form
US8443560B2 (en) Concrete form block and form block structure
US10753109B2 (en) Concrete form tie, and concrete formwork comprising same
US10260233B2 (en) Prefabricated module for casting a concrete wall
JP4287463B2 (ja) 建築用型枠の施工方法、断熱型枠およびアッセンブリタイ
CA3014571C (en) Concrete form tie, and concrete formwork comprising same
US20060277855A1 (en) Method and apparatus for insulating a concrete wall
JPH1181336A (ja) 埋込み式コンクリート型枠
JP2006336238A (ja) 型枠兼用断熱パネルおよびそれを用いた建築用型枠
US20060185283A1 (en) Interlocking construction panel showing fabrication thereof and the building system
JP4286213B2 (ja) 型枠コンクリートブロック構築体
KR20030023315A (ko) 건축물의 단열재 고정구
JP2006336330A (ja) 建築用型枠構造
JP2006336329A (ja) 型枠兼用断熱パネル
JP2005163426A (ja) 型枠兼断熱建材およびその型枠兼断熱建材を使用した建築用型枠
JPH08209830A (ja) 根太材付き断熱パネル
JP2005325600A (ja) 断熱パネルの連結バーおよび建築用型枠
JP2006169893A (ja) 建築用型枠
JP2004263543A (ja) 擁壁用コンクリートパネル及び擁壁構造
JP2006169922A (ja) 建築用型枠の施工方法および型枠兼用断熱パネル
AU2006200760A1 (en) Wall block

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080709

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080903

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081119

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090318

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090326

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120403

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120403

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120403

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150403

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees