JP2006335685A - 5−置換オキサゾール化合物の精製方法及び製造方法 - Google Patents

5−置換オキサゾール化合物の精製方法及び製造方法 Download PDF

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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)

Abstract

【課題】 5−(2’−メトキシ−4’−ニトロフェニル)オキサゾールなどの5−置換オキサゾールを、高純度で、かつ効率よく単離することができる5−置換オキサゾール化合物の精製方法、及び5−置換オキサゾール化合物の製造方法を提供する。
【解決手段】 下記の式(I)で表される化合物の15℃における溶解度が4.0重量%未満であり、かつ水と相分離する有機溶媒を晶析溶媒として用いることを特徴とする前記式(I)で表される化合物の精製方法、及びこの精製方法を精製工程として含む前記式(I)で表される化合物の製造方法。
Figure 2006335685

(式中、Rは水素原子又はC1−5アルキル基を表し、Rは、ハロゲン原子、C1−5アルキル基又はC1−5アルコキシ基を表し、nは0、1又は2を示す。)
【選択図】 なし

Description

本発明は、農薬・医薬・機能材料等の製造中間体等として有用な5−置換オキサゾール化合物の精製方法及び製造方法に関する。
5−(4’−ニトロフェニル)オキサゾール化合物等の5−置換オキサゾール化合物は、農薬・医薬・機能材料、又はこれらの製造中間体として有用である。
従来、この5−置換オキサゾール化合物の製造方法としては、アルデヒドとp−トリルスルホニルメチルイソシアニド(以下、「TosMIC」と略記する。)とを反応させる方法が知られている(特許文献1等)。また、この方法においては、反応混合物から、メタノール−水の混合溶媒を晶析溶媒として用いて、目的とする5−(2’−メトキシ−4’−ニトロフェニル)オキサゾールを単離している。
WO02/076958号公報
上記特許文献1に記載された製造方法によれば、目的とする5−置換オキサゾール化合物を収率よく得ることができる。
しかしながら、上記特許文献1に記載の方法には、得られた5−(2’−メトキシ−4’−ニトロフェニル)オキサゾールを、水素化触媒の存在下に該化合物のニトロ基を水素還元して、5−(2’−メトキシ−4’−アミノフェニル)オキサゾールを得る反応を行う場合に、目的物が効率よく得られない場合があるという問題があった。
本発明者らは、この問題を解決すべく鋭意研究した。その結果、5−(2’−メトキシ−4’−ニトロフェニル)オキサゾールの水素還元反応が完全に進行せず、目的物が効率よく得られない理由は、上記特許文献1に記載の方法で得られた5−(2’−メトキシ−4’−ニトロフェニル)オキサゾールに、水素化反応を阻害する不純物が存在するためであると考えられた。
そこで、本発明は、不純物のない高純度な5−(2’−メトキシ−4’−ニトロフェニル)オキサゾールなどの5−置換オキサゾールを効率よく単離することができる5−置換オキサゾール化合物の精製方法、及び5−置換オキサゾール化合物の製造方法を提供することを課題とする。
本発明者らは、更に鋭意研究した結果、上記特許文献1に記載の方法で得られた5−(2’−メトキシ−4’−ニトロフェニル)オキサゾールを含む反応混合物から、5−(2’−メトキシ−4’−ニトロフェニル)オキサゾールを晶析させるに際して用いる晶析溶媒として、メチルイソブチルケトンと水との混合溶媒を使用すると、極めて高純度な5−(2’−メトキシ−4’−ニトロフェニル)オキサゾールを効率よく単離することができることを見出し、この知見を一般化して、本発明を完成するに至った。
かくして本発明の第1によれば、(1)〜(7)の精製方法が提供される。
(1)式(I)
Figure 2006335685
(式中、Rは、水素原子又はC1−5アルキル基を表し、Rは、ハロゲン原子、C1−5アルキル基又はC1−5アルコキシ基を表し、nは、0、1又は2を示す。nが2のとき、Rは同一であっても、相異なっていてもよい。)で表される化合物の15℃における溶解度が4.0重量%未満であり、かつ水と相分離する有機溶媒を晶析溶媒として用いることを特徴とする前記式(I)で表される化合物の精製方法。
(2)式(I)
Figure 2006335685
(式中、Rは、水素原子又はC1−5アルキル基を表し、Rは、ハロゲン原子、C1−5アルキル基又はC1−5アルコキシ基を表し、nは、0、1又は2を示す。nが2のとき、Rは同一であっても、相異なっていてもよい。)で表される化合物の15℃における溶解度が4.0重量%未満であり、かつ水と相分離する有機溶媒と水との混合溶媒を晶析溶媒として用いることを特徴とする式(I)で表される化合物の精製方法。
(3)前記式(I)で表される化合物が、式(I−1)
Figure 2006335685
(式中、R及びnは、前記と同じ意味を表す。)で表される化合物であることを特徴とする(1)または(2)に記載の精製方法。
(4)前記有機溶媒として、メチルイソブチルケトン、アニソール、酢酸n−ブチル、シクロヘキサノン、及びモノクロロベンゼンからなる群から選ばれる一種を用いることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の精製方法。
(5)前記有機溶媒として、メチルイソブチルケトンを用いることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の精製方法。
(6)前記式(I)で表される化合物が、式(I−2)
Figure 2006335685
で表される化合物であることを特徴とする(1)または(2)に記載の精製方法。
(7)前記式(I)で表される化合物が、式(II)
Figure 2006335685
(式中、R及びnは、前記と同じ意味を表す。)で表される化合物と、式(III)
Figure 2006335685
(式中、Rは前記と同じ意味を表す。)で表される化合物とを反応させて得られる化合物であることを特徴とする(1)〜(6)のいずれかに記載の精製方法。
本発明の第2によれば、下記(8)および(9)の製造方法が提供される。
(8)式(I)
Figure 2006335685
(式中、Rは、水素原子又はC1−5アルキル基を表し、Rは、ハロゲン原子、C1−5アルキル基又はC1−5アルコキシ基を表し、nは、0、1又は2を示す。但し、nが2のとき、Rは同一であっても、相異なっていてもよい。)で表される化合物の製造方法であって、式(II)
Figure 2006335685
(式中、R及びnは、前記と同じ意味を表す。)で表される化合物と、式(III)
Figure 2006335685
(式中、Rは前記と同じ意味を表す。)で表される化合物とを反応させる工程と、前記式(I)で表される化合物の15℃における溶解度が4.0重量%未満であり、かつ水と相分離する有機溶媒と水との混合溶媒を使用して、前記式(I)で表される化合物を晶析させる工程とを有することを特徴とする前記式(I)で表される化合物の製造方法。
(9)前記有機溶媒として、メチルイソブチルケトンを用いることを特徴とする(8)に記載の製造方法。
本発明の精製方法によれば、前記式(I)で表されるオキサゾール化合物を、高純度で、かつ効率よく単離することができる。
本発明の製造方法によれば、前記式(I)で表されるオキサゾール化合物を、高純度で、かつ効率よく製造することができる。
本発明の精製方法および製造方法により得られる前記式(I)で表されるオキサゾール化合物を用いることにより、最終目的物である農薬・医薬・機能材料等を効率よく得ることができる。
以下、本発明を、1)前記式(I)で表される化合物の精製方法、および2)前記式(I)で表される化合物の製造方法に項分けして詳細に説明する。
1)前記式(I)で表される化合物の精製方法
本発明の精製方法は、前記式(I)で表される化合物の精製方法であって、前記式(I)で表される化合物の15℃における溶解度が4.0重量%未満であり、かつ水と相分離する有機溶媒を晶析溶媒として用いることを特徴とする。
(1)式(I)で表される化合物
本発明は、前記式(I)で表される化合物(以下、「化合物(I)」ということがある。)を精製する方法である。
前記式(I)中、Rは、水素原子又はC1−5アルキル基を表す。
1−5アルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基等が挙げられる。
は、ハロゲン原子、C1−5アルキル基又はC1−5アルコキシ基を表す。
ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられる。 C1−5アルキル基としては、前記RのC1−5アルキル基として列挙したものと同様のものが挙げられる。
1−5アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、sec−ブトキシ基、イソブトキシ基、t−ブトキシ基等が挙げられる。
nは、0、1又は2を示す。nが2のとき、Rは同一であっても、相異なっていてもよい。
これらの中でも、本発明においては、化合物(I)が前記式(I−1)で表される化合物であるのが好ましく、前記式(I−2)で表される化合物であるのがより好ましい。
前記式(I−1)中、R及びnは、前記と同じ意味を表わす。
(2)有機溶媒
本発明の晶析方法は、晶析溶媒として、化合物(I)の15℃における溶解度が4.0重量%未満、好ましくは1.5重量%〜4.0重量%であり、かつ水と相分離する有機溶媒を用いる。
ここで、化合物(I)の15℃における溶解度とは、化合物(I)が15℃の有機溶媒に溶解する最大量をいい、4.0重量%とは、化合物(I)の有機溶媒溶液全体に対する含有量が4.0重量%であることを意味する。
また、水と相分離する有機溶媒とは、水と混合した場合に均一とはならず、2相に分離する有機溶媒をいう。
本発明に用いる有機溶媒としては、化合物(I)の種類にもよるが、一般的には、ジエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン系溶媒;ジブチルエーテル、アニソール、エトキシベンゼン等のエーテル系溶媒;酢酸n−ブチル等のエステル系溶媒;モノクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素系溶媒;等が挙げられる。これらの有機溶媒は一種単独で、あるいは二種以上を混合して用いることができる。
これらの中でも、化合物(I)が前記式(I−1)で表される化合物である場合には、メチルイソブチルケトン、アニソール、酢酸n−ブチル、シクロヘキサノン、及びモノクロロベンゼンからなる群から選ばれる一種が好ましく、メチルイソブチルケトンがより好ましい。
本発明においては、晶析溶媒として、前記有機溶媒の一種又は二種以上と水との混合溶媒を用いるのがさらに好ましい。なかでも、化合物(I)が前記式(I−2)で表される化合物である場合には、メチルイソブチルケトンと水との混合溶媒の使用が特に好ましい。
有機溶媒と水との混合割合は、特に限定されず、目的物の純度及び回収率等を考慮して、適宜定めることができる。例えば、化合物(I)が、4−(2’−メトキシ−4’−ニトロフェニル)オキサゾールである場合には、水と有機溶媒との混合割合は、重量比で、通常、水:有機溶媒=5:1〜1:5、好ましくは3:1〜1:3の範囲である。
本発明の精製方法においては、精製の対象となる化合物(I)が、前記式(II)で表される化合物(以下、「化合物(II)」ということがある。)と、式(III)で表される化合物(以下、「化合物(III)ということがある。」とを反応させて得られる化合物であることが好ましい。
前記式(II)中、R及びnは、前記と同じ意味を表す。
化合物(II)の具体例としては、4−ニトロベンズアルデヒド、2−メトキシ−4−ニトロベンズアルデヒド、2−エトキシ−4−ニトロベンズアルデヒド、3−メトキシ−4−ニトロベンズアルデヒド、2−クロロ−4−ニトロベンズアルデヒド、2−メチル−4−ニトロベンズアルデヒド、3−ニトロベンズアルデヒド、4−メチル−3−ニトロベンズアルデヒド、4−クロロ−3−ニトロベンズアルデヒド、4−メトキシ−3−ニトロベンズアルデヒド、4−メトキシ−2−ニトロベンズアルデヒド、4−メチル−2−ニトロベンズアルデヒド、5−メトキシ−2−ニトロベンズアルデヒド等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
化合物(III)は、一般的にイソニトリルと称される化合物である。
式(III)中、Rは前記と同じ意味を表す。
本発明においては、化合物(III)の中でも、Rが水素原子である化合物(TosMIC)の使用が、入手が容易であることや、化合物(I)を収率よく得られることなどの理由から特に好ましい。
TosMICは、例えば、N−(p−トリルスルホニルメチル)ホルムアミド(TosMFA)を、1,2−ジメトキシエタン(DME)中、オキシ塩化リンを用いる方法(Organic Synthesis,Vol.57,102−106、Synthesis,400−402(1985年)、Tetrahedron Lett.,2367(1972年)などに記載される方法や、ホスゲン、ジホスゲンを用いる方法(Angew.Chem.Int.Ed.Engl.16、259頁、(1977年)、Angew.Chem.77,492頁、(1965年)、DE4032925等)などにより、製造し、入手することができる。
化合物(II)と化合物(III)とを反応させるに際し、両者の使用割合は、化合物(II)1モルに対して、化合物(III)が、通常1〜3倍モルとなる量である。
化合物(II)と化合物(III)との反応は、適当な溶媒中で行うことができる。
用いる溶媒としては、反応に不活性な溶媒であれば特に制限されない。例えば、水;塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタン等のハロゲン系溶媒;ベンゼン、トルエン、キシレン、ベンゾニトリル、ベンゾトリフルオライド、クロロベンゼン等の芳香族系溶媒;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル等のエステル系溶媒;アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶媒;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン(THF)等のエーテル系溶媒;アセトニトリル等のニトリル系溶媒;などが挙げられる。これらの溶媒は一種単独で、あるいは二種以上を組み合わせて用いることができる。
これらの中でも、化合物(III)の合成または後処理後の抽出に使用できる溶媒、例えば塩化メチレン等のハロゲン系溶媒;トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族系溶媒;酢酸エチル等のエステル系溶媒;メチルイソブチルケトン等のケトン系溶媒;THF;アセトニトリル;水と上記例示した有機溶媒との混合溶媒が好ましい。
溶媒の使用量は、特に制限されないが、化合物(II)または化合物(I)1重量部に対し、1〜1000重量部、好ましくは5〜100重量部の範囲である。
化合物(II)と化合物(III)との反応は、より具体的には、以下に示す製造方法1〜3により行うことができる。
(製造方法1)化合物(III)の溶液と化合物(II)とを、非プロトン性溶媒とプロトン性溶媒との混合溶媒中、塩基存在下反応させる方法。
用いる塩基としては、有機塩基、無機塩基いずれをも使用することができる。有機塩基としては、ジシクロヘキシルアミン、ジイソプロピルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等のアルキルアミン;N,N−ジメチルアニリン等のアルキルアニリン;ピペリジン、ピロリジン、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、モルホリン、ピペラジン、イミダゾール、1−エチルピペリジン、4−メチルモルホリン、1−メチルピロリジン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン等の複素環状アミン;ベンジルトリエチルアンモニウムクロリド、メチルトリオクチルアンモニウムクロリド等の4級アンモニウム塩もしくはN,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン等のジアミン類;等を例示することができる。また無機塩基としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等が挙げられる。
非プロトン性溶媒としては、化合物(III)の合成もしくは抽出に使用できる溶媒が好ましい。例えば、塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタン、塩化メチレン等のハロゲン系溶媒;ベンゼン、クロロベンゼン、トルエン、キシレン、ニトロベンゼン、ベンゾニトリル等の芳香族系溶媒;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル等のエステル系溶媒;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン系溶媒;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒;アセトニトリル等のニトリル系溶媒;等が挙げられる。またこれらを混合して用いてもよい。
プロトン性溶媒としては、水、C1〜C10アルコール、モノまたはポリアルキレングリコールからなる群から選ばれる少なくとも1種以上であるのが好ましい。具体的には、水、メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール類;エチレングリコール、ジエチレングリコール、エチレングリコールモノメチルエーテル等のグリコール類;が挙げられる。これらの中でも、メタノール、エチレングリコール、2−メトキシエタノールの使用が好ましい。
反応は、化合物(II)1モルに対して、塩基を、2.0モル以上、好ましくは2.0〜2.5モル、さらに好ましくは2.0〜2.2モルの範囲で用いて行われる。
化合物(III)の使用量は、特に制限されないが、化合物(II)1モルに対して、0.8〜1.5モルの範囲が好ましく、0.9〜1.2モルの範囲がより好ましい。
用いる非プロトン性溶媒の量は特に制限されず、化合物(III)は溶解する量であればよく、また、非プロトン性溶媒とプロトン性溶媒の混合比も特に制限されず、任意の値を設定できる。
また、用いるプロトン性溶媒の量は、塩基がある程度溶解する量であれば特に制限されないが、化合物(II)1モルに対して、1リットル以上であるのが好ましい。
反応は、例えば、化合物(II)と化合物(III)の溶液及びプロトン性溶媒に、溶解若しくは懸濁下塩基を混合し、0℃から溶媒の沸点、好ましくは20〜60℃の温度範囲で反応させる。反応は、窒素気流下、又は窒素雰囲気下で行うのが好ましい。
反応時間は、反応させる化合物、条件によって異なるが、通常数分から48時間程度である。
反応終了後は、必要に応じて反応液を冷却し、通常の後処理操作により目的物を得ることができる。
(製造方法2)化合物(II)と化合物(III)とを相間移動触媒及び無機塩基の存在下に反応させる方法。
用いる相間移動触媒としては、4級アンモニウム塩、4級ホスホニウム塩等のオニウム塩類;クラウン化合物;有機塩基などが挙げられる。
4級アンモニウム塩としては、水酸化テトラメチルアンモニウム、水酸化テトラエチルアンモニウム、水酸化テトラブチルアンモニウム、水酸化トリメチルベンジルアンモニウム、臭化テトラメチルアンモニウム、臭化テトラエチルアンモニウム、臭化テトラブチルアンモニウム、臭化トリエチルベンジルアンモニウム、臭化トリメチルフェニルアンモニウム、塩化テトラメチルアンモニウム、塩化テトラエチルアンモニウム、塩化テトラブチルアンモニウム、塩化トリエチルベンジルアンモニウム、塩化トリメチルフェニルアンモニウム、塩化トリオクチルメチルアンモニウム、塩化トリブチルベンジルアンモニウム、塩化トリメチルベンジルアンモニウム、塩化N−ラウリルピリジニウム、塩化N−ベンジルピコリニウム、塩化トリカプリルメチルアンモニウム、沃化テトラメチルアンモニウム、沃化テトラブチルアンモニウム、テトラブチルアンモニウムサルフェート等が挙げられる。
4級ホスホニウム塩としては、塩化テトラエチルホスホニウム、臭化テトラエチルホスホニウム、沃化テトラエチルホスホニウム、臭化テトラブチルホスホニウム、臭化テトラフェニルホスホニウム、臭化トリフェニルベンジルホスホニウム等が挙げられる。
クラウン化合物としては、15−クラウン−5,18−クラウン−6等のクラウンエーテル類;クリプタンド類;等が挙げられる。
有機塩基としては、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノン−5−エン、6−ジブチルアミノ−1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン、トリエチレンジアミン、N,N−ジメチルアミノピリジン等が挙げられる。
相間移動触媒の使用量は、特に制限されないが、用いる化合物(II)1モルに対して、通常、0.0001〜5当量モル、好ましくは0.01〜0.5当量モルである。
用いる無機塩基としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウム等が挙げられる。
無機塩基の使用量は、特に制限されないが、化合物(II)1モルに対して、好ましくは0.5〜10モル、より好ましくは1.0〜3モルである。
反応に用いる溶媒として、具体的には、水、塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタン等のハロゲン系溶媒;ベンゼン、トルエン、キシレン、ベンゾニトリル、ベンゾトリフルオライドあるいはクロロベンゼン等の芳香族系溶媒;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル等のエステル系溶媒;アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶媒;ジエチルエーテル、THF等のエーテル系溶媒;アセトニトリル等のニトリル系溶媒;などが挙げられる。
これらの中でも、化合物(III)の合成または後処理後の抽出に使用できる溶媒、例えば塩化メチレン等のハロゲン系溶媒、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族系溶媒、酢酸エチル等のエステル系溶媒、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶媒、THF、アセトニトリル等が好ましく、またこれらを混合して用いてもよい。中でも、水と上記例示した水以外の混合系が好ましい。
溶媒の使用量は、特に制限されないが、化合物(II)1重量部に対し、通常、1〜1000重量部、好ましくは5〜100重量部の範囲である。
化合物(II)と化合物(III)とを相間移動触媒及び無機塩基の存在下に反応させる方法としては、例えば、化合物(II)と化合物(III)又はその溶液とを適当な溶媒に混合し、水に溶解した無機塩基及ぴ相間移動触媒を加え、0℃から溶媒の沸点までの温度範囲、好ましくは20〜60℃の温度範囲で反応を行う方法が挙げられる。
化合物(III)の使用量は特に制限されないが、化合物(II)1モルに対して、通常0.8〜2.0モル、好ましくは、1.0〜1.5モルの範囲である。
反応は、窒素気流下もしくは窒素雰囲気下で行うのが好ましい。
反応時間は反応させる化合物、条件によって異なるが、通常数分から48時間である。 反応終了後は、必要に応じて反応液を冷却し、通常の後処理操作により目的物を得ることができる。
(製造方法3)化合物(II)と化合物(III)とを、有機塩基存在下に反応させる方法。
この方法に用いる有機塩基としては、pKaが12以上のものが好ましく、具体的には、1・8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DBU)、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノン−5−エン、6−ジブチルアミノ−1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン、トリエチレンジアミン、4−ジメチルアミノピリジン(AP)、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン等を例示することができる。これらは、1種単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
これらの中でも、DBUまたはAPの使用が好ましい。
有機塩基の総使用量は、化合物(II)1モルに対して、通常0.9〜10モル、好ましくは1.0〜3.0モルである。
化合物(II)と化合物(III)とを、有機塩基存在下に反応させる方法としては、、例えば、化合物(II)、化合物(III)、及び有機塩基を適当な溶媒に溶解・混合し、−20℃から溶媒の沸点までの温度範囲、好ましくは10〜60℃で反応させる方法が挙げられる。
化合物(III)の使用量は特に制限されないが、化合物(II)1モルに対して、好ましくは0.8〜1.5モル、さらに好ましくは0.9〜1.2モルである。
また、用いる溶媒としては、塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタン等のハロゲン系溶媒;ベンゼン、トルエン、キシレン、ベンゾニトリル、ベンゾトリフルオライドあるいはクロロベンゼン等の芳香族系溶媒;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル等のエステル系溶媒;アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶媒;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒;アセトニトリル等のニトリル系溶媒;などが挙げられる。
これらの中でも、化合物(III)の合成または後処理後の抽出に使用できる溶媒、例えば塩化メチレン等のハロゲン系溶媒;トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族系溶媒;酢酸エチル等のエステル系溶媒;メチルイソブチルケトン等のケトン系溶媒;THF、アセトニトリル等が好ましく、またこれらを混合して用いてもよい。
溶媒の使用量は、化合物(II)1重量部に対し、通常、1〜1000重量部、好ましくは5〜100重量部である。
反応は、窒素気流下もしくは窒素雰囲気下で行うのが好ましい。反応時間は反応させる化合物、条件によって異なるが、通常数分から48時間である。反応終了後は、必要に応じて反応液を冷却し、通常の後処理操作により目的物を得ることができる。
化合物(I)を晶析する方法としては、特に限定されず、通常の晶析方法が採用される。例えば、化合物(I)を晶析溶媒に加熱溶解させた後に、冷却する方法が挙げられる。
また、化合物(I)として、化合物(II)と化合物(III)とを反応させて得られた反応生成物を用いる場合には、化合物(II)と化合物(III)との反応混合物から、反応溶媒を除去して得られる混合物を晶析溶媒に加熱溶解させた後に、冷却すればよい。この場合、必要に応じて、反応溶液を水で洗浄することにより無機塩類を除去する操作などを行うこともできる。
以上のようにして、化合物(I)を高純度で、かつ効率よく単離することができる。
従って、例えば、化合物(I)をパラジウム−炭素(Pd−C)触媒の存在下に接触水素還元を行う場合であっても、水素還元反応を短時間で完全に進行させることができる。
2)式(I)で表される化合物の製造方法
本発明の製造方法は、前記式(I)で表される化合物の製造方法であって、化合物(II)と化合物(III)とを反応させる工程と、反応混合物から、前記式(I)で表される化合物の15℃における溶解度が4.0重量%未満であり、かつ水と相分離する有機溶媒と水との混合溶媒を使用して、前記式(I)で表される化合物を晶析させる工程とを有する。
化合物(II)と化合物(III)とを反応させる工程は、具体的には、前記製造方法1〜3の項で説明したのと同様にして行うことができる。
また、得られた反応混合物から、前記式(I)で表される化合物の15℃における溶解度が4.0重量%未満であり、かつ水と相分離する有機溶媒と水との混合溶媒を使用して、前記式(I)で表される化合物を晶析させる工程も、前記本発明の精製方法で説明したのと同様にして行うことができる。
本発明の製造方法によれば、化合物(I)を、高純度で、かつ効率よく製造することができる。
本発明の精製方法および製造方法により得られる化合物(I)を用いることにより、最終目的物である農薬・医薬・機能材料等を効率よく得ることができる。
以下本発明を実施例でさらに詳細に説明する。但し、本発明は実施例になんら限定されるものではない。
(参考例1)
水酸化カリウム14.0gを含むエチレングリコール100mlに、2−メトキシ−4−ニトロベンズアルデヒド19.5gを室温にて加えた。この混合物にTosMIC20.5gを含む塩化メチレン溶液342.5gを滴下した。全容を室温で攪拌し、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)で原料が消失するまで反応を続けた。反応終了後、反応液を水洗した後、有機層を分取して、5−(2’−メトキシ−4’−ニトロフェニル)オキサゾール20.6gを含む塩化メチレン溶液420gを得た。
実施例1
(晶析工程)
5−(2’−メトキシ−4’−ニトロフェニル)オキサゾール20.6gを含む塩化メチレン溶液420g中に水100mlを添加した後、全容を加熱して塩化メチレンを完全に留去した。残留物にメチルイソブチルケトン100mlを添加して、80℃まで加熱することにより、5−(2−メトキシ−4−ニトロフェニル)オキサゾールをメチルイソブチルケトンに溶解させた。その後、冷却を行い結晶を析出させ、ろ過、乾燥を行い目的物19.2g(回収率93%)を得た。
(還元工程)
上記で得た5−(2’−メトキシ−4’−ニトロフェニル)オキサゾール2.0gを酢酸イソプロピルエステル20mlに溶解し、ガラス耐圧容器に仕込んだ。ここに5%Pd−C 120mgを仕込んだ後、40psiまで水素を吹き込み、全容を室温で4時間攪拌した。反応液からセライトろ過によりPd−Cを除去し、このろ液のHPLC分析を行い原料が消失し、目的物のみが得られたことを確認した。
晶析溶媒の種類、晶析溶媒に用いた有機溶媒に対する、5−(2’−メトキシ−4’−ニトロフェニル)オキサゾールの15℃における溶解度(重量%、表中、「溶解度」)、晶析工程における5−(2’−メトキシ−4’−ニトロフェニル)オキサゾールの回収率(%)、及び還元工程における還元率(%)を、第1表にまとめた。
実施例2〜5
実施例1と同様にして、第1表に示す溶媒を晶析工程に用いて晶析を行った。
晶析溶媒の種類、晶析溶媒に用いた有機溶媒に対する、5−(2’−メトキシ−4’−ニトロフェニル)オキサゾールの15℃における溶解度(重量%、表中、「溶解度」)、晶析工程における5−(2’−メトキシ−4’−ニトロフェニル)オキサゾールの回収率(%)、及び還元工程における還元率(%)を、第1表にまとめた。
比較例1〜3
実施例1と同様にして、第1表に示す溶媒を晶析工程に用いて晶析を行った。
晶析溶媒の種類、晶析溶媒に用いた有機溶媒に対する、5−(2’−メトキシ−4’−ニトロフェニル)オキサゾールの15℃における溶解度(重量%、表中、「溶解度」)、晶析工程における5−(2’−メトキシ−4’−ニトロフェニル)オキサゾールの回収率(%)、及び還元工程における還元率(%)を、第1表にまとめた。
Figure 2006335685
第1表より、5−(2’−メトキシ−4’−ニトロフェニル)オキサゾールの、15℃における溶解度が4.0重量%未満である有機溶媒と水とからなる晶析溶媒を使用した場合(実施例1〜5)は、還元工程での還元率は高く、晶析により、高純度の5−(2’−メトキシ−4’−ニトロフェニル)オキサゾールが得られたことがわかる。また、晶析工程での回収率も高いものであった。
一方、5−(2’−メトキシ−4’−ニトロフェニル)オキサゾールの、15℃における溶解度が4.0重量%以上であり、かつ水と相分離する有機溶媒と水とからなる晶析溶媒を使用した場合(比較例1、2)では、晶析工程での回収率は高いものの、還元工程における還元率が低く、晶析により、不純物を含む5−(2’−メトキシ−4’−ニトロフェニル)オキサゾールが得られたことが示唆される。
また、晶析溶媒として水のみを用した場合(比較例3)においては、晶析工程での回収率は高いものの、還元工程は進行せず、晶析により、不純物を含む5−(2’−メトキシ−4’−ニトロフェニル)オキサゾールが得られたことが示唆される。
比較例4
5−(2’−メトキシ−4’−ニトロフェニル)オキサゾールの塩化メチレン溶液を濃縮、乾燥して得られた結晶を、実施例1に示す還元評価をしたところ、還元はほとんど進行していなかった。

Claims (9)

  1. 式(I)
    Figure 2006335685
    (式中、Rは、水素原子又はC1−5アルキル基を表し、Rは、ハロゲン原子、C1−5アルキル基又はC1−5アルコキシ基を表し、nは0、1又は2を示す。nが2のとき、Rは同一であっても、相異なっていてもよい。)で表される化合物の15℃における溶解度が4.0重量%未満であり、かつ水と相分離する有機溶媒を晶析溶媒として用いることを特徴とする前記式(I)で表される化合物の精製方法。
  2. 式(I)
    Figure 2006335685
    (式中、Rは、水素原子又はC1−5アルキル基を表し、Rは、ハロゲン原子、C1−5アルキル基又はC1−5アルコキシ基を表し、nは、0、1又は2を示す。nが2のとき、Rは同一であっても、相異なっていてもよい。)で表される化合物の15℃における溶解度が4.0重量%未満であり、かつ水と相分離する有機溶媒と水との混合溶媒を晶析溶媒として用いることを特徴とする式(I)で表される化合物の精製方法。
  3. 前記式(I)で表される化合物が、式(I−1)
    Figure 2006335685
    (式中、R及びnは、前記と同じ意味を表す。)で表される化合物であることを特徴とする請求項1または2に記載の精製方法。
  4. 前記有機溶媒として、メチルイソブチルケトン、アニソール、酢酸n−ブチル、シクロヘキサノン、及びモノクロロベンゼンからなる群から選ばれる一種を用いることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の精製方法。
  5. 前記有機溶媒として、メチルイソブチルケトンを用いることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の精製方法。
  6. 前記式(I)で表される化合物が、式(I−2)
    Figure 2006335685
    で表される化合物であることを特徴とする請求項1または2に記載の精製方法。
  7. 前記式(I)で表される化合物が、式(II)
    Figure 2006335685
    (式中、R及びnは、前記と同じ意味を表す。)で表される化合物と、式(III)
    Figure 2006335685
    (式中、Rは前記と同じ意味を表す。)で表される化合物とを反応させて得られる化合物であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の精製方法。
  8. 式(I)
    Figure 2006335685
    (式中、Rは、水素原子又はC1−5アルキル基を表し、Rは、ハロゲン原子、C1−5アルキル基又はC1−5アルコキシ基を表し、nは、0、1又は2を示す。但し、nが2のとき、Rは同一であっても、相異なっていてもよい。)で表される化合物の製造方法であって、式(II)
    Figure 2006335685
    (式中、R及びnは、前記と同じ意味を表す。)で表される化合物と、式(III)
    Figure 2006335685
    (式中、Rは前記と同じ意味を表す。)で表される化合物とを反応させる工程と、
    反応混合物から、前記式(I)で表される化合物の15℃における溶解度が4.0重量%未満であり、かつ水と相分離する有機溶媒と水との混合溶媒を使用して、前記式(I)で表される化合物を晶析させる工程と
    を有することを特徴とする前記式(I)で表される化合物の製造方法。
  9. 前記有機溶媒として、メチルイソブチルケトンを用いることを特徴とする請求項8に記載の製造方法。


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