JP2006335370A - プルリング型注出口具 - Google Patents

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Abstract

【課題】プルリングを指先に確実に掛けることができ、かつ、金型離型性の良いプルリング型注出口具を提供すること。
【解決手段】注出筒部(11)の内側下方に設けられた封鎖板(12)に薄肉脆弱線リング(13)が周設された切り取り部(14)が設けられ、切り取り部の内側周縁にプルリング部(20)を上端に具備する支柱(15)が立設されたプラスチック製のプルリング型注出口具であって、プルリング部は支柱を起点として左右両方向に薄肉脆弱線リング上を一定間隔をおいて略半周して形成される第1半円リング(21)と、第1半円リングの上に一定間隔をおいて形成される第1半円リングと同形の第2半円リング(22)と、第1半円リングと第2半円リングの先端同士(23,24)を直線的に結ぶ二本の支柱(25、26)から形成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、液体用紙容器の頂部やボトルの口頸部などに取り付けられるプルリング型注出口具に関するものであり、特には、指先の掛け適性に優れたプルリングを有するプルリング型注出口具に関する。
従来、食品や非食品の液状物を収納する容器には、流通保管時の密封性の完璧さと使用時の易開封性を兼ね備えるため、注出筒内の内側下方に封鎖板を設け、その開封位置に薄肉脆弱線リングを周設する切り取り部を設け、この切り取り部の内側周縁に、プルリングを上端に持つ支柱を立設するプラスチック製のプルリング型注出口具が、広い適用範囲において使用されてきた。
このプルリング型注出口具は、果汁飲料などの角柱状の液体用紙容器、例えば、図3に示す切り妻屋根型の液体用紙容器(300)の容器本体(310)の頂部の傾斜板(311)に熱融着されて突設され、キャップ(200)を冠着するものであり、または、調味料などのボトルの口頸部に螺合や咬合されて取り付けられて、キャップを冠着するものである。
そして、容器を開封するときには、例えば、図4に示すように、注出口具(100)からキャップを取り外し、注出口具の注出筒部(110)の内側に収容されているプルリング(160)に指先を掛け上方手前に引っ張って封鎖板(130)の切り取り部(140)を周設する薄肉脆弱線リング(131)を引き裂いて容器を開封していた。
しかしプルリングの内径が小さいため指先をプルリングに掛けにくく、開封しにくいということがあった。この問題を解決すべくいくつかの改善がなされてきた。例えば、リング内側にシボ加工を施したり、プルリングの支柱に対向する内面側に滑り止め用の突条を円周方向に形成したり、プルリングを極力大ききするためにプルリングを斜めに設けたり等がある(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
上記先行技術文献を示す。
特開2000−103455号公報。 実公平6−44811号公報。 特開2003−72811号公報。
しかし、これらの発明も、効果が極端に良くなるわけではなく、また、金型から離型しにくいという問題もあり、大きく改善されてはいない。
本発明は、プルリング型注出口具に関する以上のような問題に鑑みてなされたもので、プルリングを指先に確実に掛けることができ、かつ、金型離型性の良いプルリング型注出口具を提供することを課題とする。
本発明の請求項1の発明は、注出筒部の内側下方に設けられた封鎖板に、薄肉脆弱線リングが周設された切り取り部が設けられ、該切り取り部の内側周縁に、プルリング部を上端に具備する支柱が立設されたプラスチック製のプルリング型注出口具であって、前記プルリング部は、支柱を起点として左右両方向に薄肉脆弱線リング上を一定間隔をおいて略半周して形成される第1半円リングと、該第1半円リングの上に一定間隔をおいて形成される第1半円リングと同形の第2半円リングと、第1半円リングと第2半円リングの先端同士を直線的に結ぶ二本の第2支柱から形成されていることを特徴とする、プルリング型注出口具である。
このように請求項1記載の発明によれば、注出筒部の内側下方に設けられた封鎖板に、薄肉脆弱線リングが周設された切り取り部が設けられ、該切り取り部の内側周縁に、プルリング部を上端に具備する支柱が立設されたプラスチック製のプルリング型注出口具であって、前記プルリング部は、支柱を起点として左右両方向に薄肉脆弱線リング上を一定間隔をおいて略半周して形成される第1半円リングと、該第1半円リングの上に一定間隔をおいて形成される第1半円リングと同形の第2半円リングと、第1半円リングと第2半円リングの先端同士を直線的に結ぶ二本の第2支柱から形成されているので、指先を第2半円プルリングに掛けた時、指先が邪魔されずに第2半円リングを引出し易くなり、また、支柱寄りの注出筒部の内壁に第2半円リングを押しつけることで注出口内径を十分に利用して封鎖板を引き裂くことができる。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記プルリング部には、第2支柱の下端と封鎖板の切り取り部上面を垂直に結ぶ連結柱が形成されていることを特徴とする、プルリング型注出口具である。
このように請求項2記載の発明によれば、プルリング部には、第2支柱の下端と封鎖板の切り取り部上面を垂直に結ぶ連結柱が形成されているので、射出成形法によりプルリング型注出口具を成形する際、金型からの成形品の離型性がさらに良くなる。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記プルリング部には、支柱の上方に第1半円リングと第2半円リングを結ぶ支柱連結柱が形成されていることを特徴とする、プルリング型注出口具である。
このように請求項3記載の発明によれば、プルリング部には、支柱の上方に第1半円リングと第2半円リングを結ぶ支柱連結柱が形成されているので、射出成形法によりプルリング型注出口具を成形する際、金型からの成形品の離型性がさらに良くなる。
また、請求項4の発明は、請求項1、2又は3の発明において、前記プルリング部は、注出筒部より低い位置に形成されていることを特徴とする、プルリング型注出口具である。
このように請求項4記載の発明によれば、プルリング部は、注出筒部より低い位置に形成されているので、注出筒部にキャップを無理なく冠着させることができる。
このように本発明のプルリング型注出口具は、プルリング部が第1半円リングと第2半円リングの二つの半円リングにわけて形成されているため、指先を第2半円リングに掛けた際、指先が邪魔されず第2半円リングを引出し易くなり、開封し易くなった。また、射出成形時の離型不良も少なくなった。
本発明のプルリング型注出口具は、液体用紙容器の頂部に注出筒部を突出させて、下方のフランジの上面を容器の内面に超音波シール法などのシール方法により熱融着して取り付けるものであり、また、ボトルの口頸部に螺合や咬合されて取り付けられ、キャップを冠着して使用するものである。
そして、このプルリング型注出口具は、通常では容器開封時に薄肉脆弱線リングを引き裂き易いポリエチレンなどの熱可塑性合成樹脂を用いて射出成形法により作成される。
つぎに、本発明を一実施形態に基づいて以下に詳細に説明する。
本発明のプルリング型注出口具は、例えば、図1、図2に示すように、注出筒部(11)の内側下方に設けられた封鎖板(12)に、薄肉脆弱線リング(13)が周設された切り取り部(14)が設けられ、該切り取り部の内側周縁に、プルリング部(20)を上端に具備する支柱(15)が立設されたプラスチック製のプルリング型注出口具(10)である。
プルリング部(20)は、支柱(15)を起点として左右両方向に薄肉脆弱線リング(13)上を一定間隔をおいて略半周して形成される第1半円リング(21)と、該第1半円リングの上に一定間隔をおいて形成される第1半円リングと同形の第2半円リング(22)と、第1半円リングと第2半円リングの先端(23、24)同士を直線的に結ぶ二本の第2支柱(25、26)から形成されているものである。
プルリング部(20)の、第2支柱(25、26)の下端と封鎖板(12)の切り取り部上面とを垂直に結ぶ連結柱(27)を設けても良い。
また、支柱(15)の上方に、第1半円リング(21)と第2半円リング(22)を結ぶ支柱連結柱(28)を設けても良い。
連結柱(27)や支柱連結柱(28)を設けることにより、金型の離型不良が出にくくなる。
上述の本実施形態のプルリング型注出口具を、ポリエチレンを用いて射出成形法により作製したが、プルリング部の金型からの離型性は良好であり、薄肉脆弱線リングに破損を生じたものはなかった。また、本実施形態のプルリング型注出口具を取り付けた液体用紙容器は、開封する際に、指先を第1半円リングに確実に掛けることができ、容器を開封し易かった。
本発明のプルリング型注出口具の一実施例を示す、断面説明図である。 図1のプルリング型注出口具の封鎖板の上に設けられたプルリング部の詳細を示す、斜視説明図である。 注出口具を取り付けた一般的な液体用紙容器の一例を示した斜視説明図である。 従来のプルリング型注出口具の一実施例を示す、断面説明図である。
符号の説明
10‥‥プルリング型注出口具
11‥‥注出筒部
12‥‥封鎖板
13‥‥薄肉脆弱線リング
14‥‥切り取り部
15‥‥支柱
20‥‥プルリング部
21‥‥第1半円リング
22‥‥第2半円リング
23‥‥第1半円リングの先端
24‥‥第2半円リングの先端
25‥‥第2支柱
26‥‥第2支柱
27‥‥連結柱
28‥‥支柱連結柱
100‥‥注出口部
110‥‥注出筒部
130‥‥封鎖板
131‥‥薄肉脆弱線リング
140‥‥切り取り部
160‥‥プルリング
200‥‥キャップ
300‥‥液体用紙容器
310‥‥容器本体
311‥‥傾斜板

Claims (4)

  1. 注出筒部の内側下方に設けられた封鎖板に、薄肉脆弱線リングが周設された切り取り部が設けられ、
    該切り取り部の内側周縁に、プルリング部を上端に具備する支柱が立設されたプラスチック製のプルリング型注出口具であって、
    前記プルリング部は、支柱を起点として左右両方向に薄肉脆弱線リング上を一定間隔をおいて略半周して形成される第1半円リングと、該第1半円リングの上に一定の間隔をおいて形成される第1半円リングと同形の第2半円リングと、第1半円リングと第2半円リングの先端同士を直線的に結ぶ二本の第2支柱から形成されていることを特徴とする、プルリング型注出口具。
  2. 前記プルリング部には、第2支柱の下端と封鎖板の切り取り部上面を垂直に結ぶ連結柱が形成されていることを特徴とする、請求項1記載のプルリング型注出口具。
  3. 前記プルリング部には、支柱の上方に第1半円リングと第2半円リングを結ぶ支柱連結柱が形成されていることを特徴とする、請求項1又は2記載のプルリング型注出口具。
  4. 前記プルリング部は、注出筒部より低い位置に形成されていることを特徴とする、請求項1、2又は3記載のプルリング型注出口具。
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