JP2006335325A - チャイルドシート - Google Patents

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Abstract

【課題】 肩ベルトガイドによる肩ベルトの案内位置の調整範囲を左右方向に十分に拡大することが可能なチャイルドシートを提供する。
【解決手段】 シート部とバック部とを有し、バック部には車両のシートベルトの肩ベルトを着席者の肩回りから胸元に向かって案内するための肩ベルトガイド7が設けられたチャイルドシートにおいて、バック部の左右方向に関する肩ベルトガイド7の位置を変化させるベルトガイド位置調整機構20を設ける。
【選択図】 図7

Description

本発明は、年少者を車両のシートベルトに適合させるべく車両の座席上に装着されるチャイルドシートに関する。
幼児又は年少者を車両の座席に対して適合させるためのチャイルドシートには、車両のシートベルトあるいはISOFIX式の固定機構等を利用してチャイルドシートを座席上に固定し、着席者をチャイルドシート自身のシートベルトにて拘束するタイプと、チャイルドシートを座席上に載置し、車両のシートベルトによって着席者をチャイルドシート上に拘束するタイプとが存在する。一般に、前者のタイプのチャイルドシートは新生児から4歳、あるいは体重18kg程度までの幼児に適用されるのに対して、後者のタイプのチャイルドシートは、体重15kg〜36kg、あるいは3歳〜7歳(場合によっては11歳)程度の年少者に適用される。後者のタイプのチャイルドシートとしては、シート部と、そのシート部に着脱自在に連結されるバック部とを有し、バック部の上端にはヘッドレストが上下方向に位置調整可能に設けられ、バック部の両側には、車両の3点式シートベルトの肩ベルトを着席者の肩回りから胸元に向かって案内するための肩ベルトガイドがヘッドレストと一体的に上下方向に位置調整可能に設けられたチャイルドシートが提供されている(例えば特許文献1参照)。
特開2002−120614号公報
車両の肩ベルトを利用して着席者の上半身を拘束するチャイルドシートにおいては、肩ベルトを着席者の首に掛らないように、かつ肩から外れないように案内することが必要とされている。しかしながら、従来のチャイルドシートにおいては、左右方向に関して肩ベルトガイドの位置が一定であるため、肩ベルトガイドによる肩ベルトの案内位置の調整範囲が特に左右方向に関して制限され、それによりバック部を適正に使用し得る範囲も制限される。
そこで、本発明は肩ベルトガイドによる肩ベルトの案内位置の調整範囲を左右方向に十分に拡大することが可能なチャイルドシートを提供することを目的とする。
本発明は、シート部(2)とバック部(3)とを有し、前記バック部には車両のシートベルト(100)の肩ベルト(101)を着席者(102)の肩回りから胸元に向かって案内するための肩ベルトガイド(7)が設けられたチャイルドシート(1)において、前記バック部の左右方向に関する前記肩ベルトガイドの位置を変化させるベルトガイド位置調整機構(20、20A)を備えることにより、上述した課題を解決する。
本発明のチャイルドシートによれば、肩ベルトガイドを左右方向に関して位置調整可能としているので、肩ベルトガイドによる肩ベルトの案内位置の調整範囲を左右方向に関して容易に拡大することができる。これにより、従来よりも広範囲な体格に肩ベルトガイドを適合させ、それによりバック部を適正に使用し得る範囲を拡大することができる。
本発明のチャイルドシートの一形態において、前記肩ベルトガイドは前記バック部の本体(6A)に対して左右方向に移動自在に装着され、前記ベルトガイド位置調整機構(20)は、前記肩ベルトガイドと一体的に左右方向に移動可能なスライダ(22)と、前記スライダに接近する拘束位置と前記スライダから離間する拘束解除位置との間を移動可能な拘束部材(21)と、前記拘束部材を前記拘束位置に向かって付勢する付勢部材(24)と、前記バック部の外面上に露出する操作部(23a)を有し、該操作部の操作により前記拘束部材を前記拘束位置から前記拘束解除位置に向かって移動させる操作部材(23)とを備え、前記スライダ又は前記拘束部材のいずれか一方(22)にはロック突起(22a)が設けられ、前記スライダ又は前記拘束部材のいずれか他方(21)には前記拘束部材が前記拘束位置にあるときに前記ロック突起と噛み合い、前記拘束部材が前記拘束解除位置にあるときに前記ロック突起から外れる複数のロック受け(21b)が前記左右方向に関して並べて設けられている。
この形態によれば、拘束部材を付勢部材によって拘束位置に保持すると、ロック突起とロック受けとが噛み合ってスライダが左右方向に関して拘束され、それにより肩ベルトガイドが左右方向に関して一定の位置に保持される。操作部材を操作して拘束部材を拘束解除位置に移動させると、ロック突起がロック受けから外れてスライダの拘束が解除される。この状態で肩ベルトガイドを左右方向に操作してロック突起が噛み合うべきロック受けを変更し、その後に拘束部材を拘束位置へ戻すことによりロック突起が先とは異なるロック受けと噛み合い、それにより肩ベルトガイドが左右方向に関して異なる位置に保持される。このようにして、肩ベルトガイドの位置を調整することができる。
上記の形態においては、前記肩ベルトガイドの基部(7c)が前記バック部の背面(6b)側に配置され、前記バック部の前記本体には前記肩ベルトガイドの前記基部を受け入れるガイド溝(6d)が設けられ、前記スライダは前記基部に対して前記バック部の前方に位置するようにして前記バック部の前記本体に内蔵され、前記スライダと前記肩ベルトガイドとは前記バック部の前記本体に設けられた左右方向の長孔(6e)を貫く連結軸(7d)を介して相互に連結され、前記拘束部材は前記スライダに対して前記バック部の後方から対向するようにして前記本体に内蔵され、前記ロック突起及び前記ロック受けは前記スライダと前記拘束部材との対向面間に設けられ、前記操作部材は前記操作部が前記バック部の背面側に露出しかつ前操作部と前記拘束部材とが前記バック部の前後方向に一体的に移動できるように前記拘束部材と連結されてもよい。
このような構成によれば、バック部の背面側にて操作部材の操作部を後方に引き込むことにより、拘束部材をスライダから離間させて拘束解除位置に移動させ、それにより肩ベルトガイドの拘束を解除してその左右方向の位置を変化させることができる。スライダ及び拘束部材が本体内に配置され、かつ操作部材の操作部もバック部の背面側に露出しているので、それらの部品が着席者に触れるおそれがなく、着席者の快適性が損なわれず、かつ安全性も高い。さらに、ベルトガイド位置調整機構の大半がバック部内に隠れるので、チャイルドシートの見栄えを向上させることもできる。
上記の形態において、前記肩ベルトガイドには、前記基部に対して前記左右方向外側に連なって当該基部よりも前記バック部の前方に拡大する拡大部(7e)が設けられ、前記バック部の前記ガイド溝には前記肩ベルトガイドが前記左右方向内側に引き込まれたときに前記拡大部を受け入れる深溝部(6f)が設けられ、前記深溝部内にはリブ(6g)が設けられ、前記拡大部には前記リブを受け入れる逃げ溝(7f)が設けられてもよい。このような構成によれば、肩ベルトガイドの基部をバック部の背面側に配置しつつ、拡大部によって肩ベルトガイドをバック部の前方に延ばして肩ベルトの案内位置を着席者の肩回りに近付けることができる。バック部のガイド溝には拡大部を受け入れる深溝部を設け、しかもその深溝部にはリブを、拡大部にはそのリブを受け入れる逃げ溝を設けているので、肩ベルトガイドを左右方向外側に引き出した場合でも拡大部が深溝部から外れるまでの間は拡大部と基部との段差部分がバック部の外に露出せず、その段差部分とバック部との間に指等が挟まれるような隙間が生じない。しかも、深溝部にリブを設けることにより、深溝内への指、異物等の侵入を阻止することができる。
本発明のチャイルドシートの他の形態において、前記肩ベルトガイドは前記バック部の本体(6A)に対して左右方向に移動自在に装着され、前記ベルトガイド位置調整機構(20A)は、前記バック部の前後方向に延びる軸線を中心として回転可能な状態で前記バック部の前記本体に設けられた円盤状の拘束部材(40)と、前記拘束部材及び前記肩ベルトガイドのそれぞれに対して回転自在に連結されたリンク(42)と、前記バック部の外面上に露出する操作部(41a)を有し、該操作部の操作により前記拘束部材を回転させる操作部材(41)とを備え、前記拘束部材又は前記バック部の前記本体のいずれか一方(40)にはロック突起(40a)が設けられ、前記拘束部材又は前記バック部の前記本体のいずれか他方(6A)には前記ロック突起と噛み合い可能な複数のロック受け(44)が前記拘束部材の回転方向に沿って設けられている。
上記の形態によれば、拘束部材(40)を回転させることにより、リンク(42)の姿勢が変化して肩ベルトガイドが左右方向に移動する。ロック突起をいずれかのロック受けに噛み合わせることにより拘束部材を周方向に関して一定位置に保持し、それにより肩ベルトガイドも一定位置に保持することができる。ロック突起が噛み合うべきロック受けを変更することにより、肩ベルトガイドを異なる位置に保持することができる。このようにして、肩ベルトガイドの位置を調整することができる。
本発明のチャイルドシートにおいて、前記バック部は、着席者の背部を支持するバックレスト(5)と、前記バックレストの上部に当該バックレストに対して上下方向に位置調整可能に設けられて前記着席者の頭部を支持するヘッドレスト(6)とを備え、前記肩ベルトガイド及び前記ベルトガイド位置調整機構(20、20A)が前記ヘッドレストに設けられてもよい。
このような構成によれば、肩ベルトガイドの位置を左右方向及び上下方向のいずれに関しても調整することができる。従って、肩ベルトガイドによる肩ベルトの位置調整範囲をさらに拡大してより広範囲な体格に肩ベルトガイドを適合させ、それによりバック部を適正に使用し得る範囲をより一層に拡大することができる。
なお、以上の説明では本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記したが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
以上に説明したように、本発明によれば、肩ベルトガイドを左右方向に関して位置調整可能としたので、広範囲な体格に肩ベルトガイドを適合させ、それによりバック部を適正に使用し得る範囲を拡大することができる。
図1は本発明の一形態に係るチャイルドシートを示している。チャイルドシート1は、シート部2と、そのシート部2の後端に連結されるバック部3とを備えている。シート部2は幼児又は年少者が着席者として座る部分であり、その両側には車両のシートベルトの腰ベルトを着席者の腰回りに正しく位置させるための腰ベルトガイド2aが一体に設けられている。また、シート部2の前方には飲料ボトル等を据え置くためのドリンクホルダ4が取り付けられている。
バック部3は、着席者の背部を支持するバックレスト5と、そのバックレスト5の上端に配置されたヘッドレスト6とを備えている。バックレスト5及びヘッドレスト6には、着席者の胴部又は頭部を側方から支持するためのサイドサポート5a、6aが一体に設けられている。シート部2、バックレスト5及びヘッドレスト6は、図2に示す樹脂製のシート本体2A、バックレスト本体5A及びヘッドレスト本体6Aをそれぞれ内蔵している。これらの本体2A、5A、6Aは、図1に示すようにカバー2B、5B、6Bにてそれぞれ覆われる。ヘッドレスト6の下端両側には肩ベルトガイド7が設けられている。
シート部2とバック部3とはシート本体2Aとバックレスト本体5Aとの間に配置された連結機構10を介して互いに回転可能に連結されている。連結機構10の詳細を図3に示す。連結機構10は、シート本体2Aに一体に設けられた支軸11と、バックレスト本体5Aの下端に一体に設けられたフック12と、シート本体2Aの後端面2bから支軸11に向かって突出するストッパ13と、フック12の外周に設けられた突起14とを有している。支軸11はシート本体2Aの後端においてチャイルドシート1の左右方向に延びている。支軸11は、その軸線方向と直交する断面において支軸11の直径方向に延びる平板状の基部11aと、その基部11aの両端から周方向へ円弧状に湾曲しつつ延びる一対の湾曲部11b、11cとを組み合わせた構成を有している。湾曲部11b、11cは基部11aに対してシート本体2Aの前後方向にそれぞれ配置されている。
一方、フック12は、バックレスト本体5Aの背面5bに向かって開口部12aが設けられた略半円筒形状に形成されている。支軸11の外周面とストッパ13との間の隙間量はフック12の厚みよりも僅かに大きい程度に設定されている。図3に実線で示すように、バックレスト本体5Aがシート本体2Aに対して上方に起こされた使用位置にあるときはフック12の開口部12aが後方を向き、支軸11とストッパ13との間にフック12が入り込む。この状態では、ストッパ13が障害となってフック12を支軸11から取り外すことができない。このとき、フック12の外周の突起14はフック12の下方に位置する。
一方、図3に破線で示すようにバックレスト本体5Aをシート本体2Aの後方にほぼ真っ直ぐに連なる着脱位置まで倒した場合には、フック12の開口部12aが下方を向き、突起14がストッパ13に突き当たる。この状態からフック12を支軸11に対して上方に持ち上げると、ストッパ13が弾性変形して突起14がストッパ13を乗り越える。これにより、フック12を支軸11に対して上方に引き抜いてシート本体2Aからバックレスト本体5Aを取り外すことができる。また、バックレスト本体5Aを着脱位置に保持しつつフック12を支軸11に対して上方から押し込むと、ストッパ13が弾性変形して突起14がストッパ13を乗り越え、支軸11がフック12内に入り込む。これにより、支軸11とフック12とが噛み合ってバックレスト本体5Aが支軸11の回りに回転可能な状態でシート本体2Aに連結される。なお、支軸11とフック12とを着脱する際に、ストッパ13とともに支軸11の湾曲部11bも弾性変形するように湾曲部11bの剛性を設定してもよい。
以上のような連結機構10によれば、バックレスト本体5Aを着脱位置に倒した状態において、シート部2とバック部3とがそれらの脱着方向に関して弾性的に噛み合っており、ストッパ13、場合によっては支軸11の湾曲部11bをも弾性変形させる必要があるので、シート部2とバック部3との意図しない分離を防ぐことができる。例えば、チャイルドシート1をバック部3に手を掛けて持ち上げた場合には図4に示すようにバック部3からシート部2が吊り下げられて支軸11とフック12との関係が図3に破線で示す状態になるが、その状態ではストッパ13が突起14に突き当たって支軸11のフック12からの脱出が抑えられるので、シート部2がバック部3から脱落するおそれがない。
図2に戻って説明を続ける。バックレスト本体5Aには上方に向かって開口するサポート装着溝5cが設けられており、ヘッドレスト本体6Aはそのサポート装着溝5cに上下方向へ摺動可能な状態で装着されている。また、バックレスト本体5Aとヘッドレスト本体6Aとの間にはヘッドレスト本体6Aを上下方向に関して適宜の位置で拘束するヘッドレスト位置決め機構(不図示)が設けられており、それによりヘッドレスト6はバックレスト5に対して上下方向に位置調整可能である。そして、肩ベルトガイド7はヘッドレスト本体6Aに取り付けられることにより、ヘッドレスト6とともに上下方向に位置調整可能である。なお、ヘッドレスト位置決め機構としては、公知の機構を適宜に使用してよい。
肩ベルトガイド7は車両のシートベルトの肩ベルトを着席者の肩回りから胸元に向かって案内するためのものである。図1に示すように、肩ベルトガイド7には、肩ベルトが挿通される肩ベルト案内孔7aと、その肩ベルト案内孔7aに対して肩ベルトを出し入れするためのスリット7bとを備えている。さらに、肩ベルトガイド7は、図5〜図9に示すベルトガイド位置調整機構20を介してヘッドレスト本体6Aに取り付けられることにより、チャイルドシート1の左右方向に位置調整可能である。
次に、図5〜図9を参照してベルトガイド位置調整機構20の詳細を説明する。なお、図5はヘッドレスト本体6Aの背面6b側から肩ベルトガイド7を見た様子を示し、図6〜図8はヘッドレスト本体6A内に配置されるガイド位置調整機構20の要部を示し、図9は図6のIX−IX線に沿ったベルトガイド位置調整機構20の断面を示している。これらの図に示すように、ベルトガイド位置調整機構20は、ヘッドレスト本体6Aの内部に配置される拘束部材としてのロックプレート21と、ヘッドレスト本体6Aの内部において肩ベルトガイド7のそれぞれ対応するように設けられてロックプレート21と噛み合う左右一対(図7〜図9では片側のみ示す。)のスライダ22と、ロックプレート21を操作するための操作部材としてのロック解除ノブ23とを備えている。
ロックプレート21には、左右のスライダ22とヘッドレスト本体6Aとの間に挿入されることによってバック部3の後方からスライダ22と対向するロック部21aが設けられている。各ロック部21aには、ロック受けとして複数(図では2つ)のロック孔21bが肩ベルトガイド7の位置調整方向(チャイルドシート1の左右方向)に沿って一定ピッチで設けられている。スライダ22には、ロック孔21bに噛み合うロック突起22aがロック孔21bと同数かつ同一ピッチで左右方向に並べて設けられている。肩ベルトガイド7の基部7cはヘッドレスト本体6Aに設けられたガイド溝6dに左右方向に移動自在に嵌め合わされている。肩ベルトガイド7には連結軸7dが設けられており、その連結軸7dはガイド溝6dの底面部分に形成された長孔6eを貫いてヘッドレスト本体6A内でスライダ22と連結されている。これにより、スライダ22はヘッドレスト本体6Aの内部において肩ベルトガイド7と一体的に左右方向に移動可能である。スライダ22とヘッドレスト本体6Aとの間には、ロック孔21bがロック突起22aと噛み合う拘束位置(図6及び図9に示し位置)と、ロック孔21bがロック突起22aから外れる拘束解除位置との間でロック部21aが前後方向に移動できる程度のスペースが設けられている。
ロック解除ノブ23は、ヘッドレスト本体6Aの背面6bの下部中央に設けられた凹部6c内に配置されることによってバック部3の外面上に露出する操作部23aと、その操作部23aの裏面中央からヘッドレスト本体6Aの内部に延ばされた軸部23bとを有している。軸部23bの先端はロックプレート21と連結されており、それによりロックプレート21とロック解除ノブ23とは軸部23bの軸線方向、言い換えればバック部3の前後方向に一体的に移動可能である。軸部23bの外周には付勢手段としてのコイルばね24(図9にのみ示す。)が嵌め合わされている。ロックプレート21は、コイルばね24によってヘッドレスト本体6Aの前方(図7において矢印F方向)に付勢され、それによりロック孔21bがロック突起22aと噛み合う拘束位置にロックプレート21が保持される。ロック孔21bとロック突起22aとが噛み合うことにより、ロックプレート21に対してスライダ22が左右方向に拘束され、その結果、肩ベルトガイド7は左右方向に関して移動不能となる。
以上のようなベルトガイド位置調整機構20において、肩ベルトガイド7の左右方向の位置を変化させるためには、図8に矢印Rで示すようにロック解除ノブ23の操作部23aをヘッドレスト6の後方に引き出して、ロックプレート21をそのロック孔21bがスライダ22のロック突起22aから外れる拘束解除位置まで移動させる。これにより、ロックプレート21に対するスライダ22の拘束が解除され、肩ベルトガイド7をガイド溝6dに沿って左右方向に移動させてその位置を変化させることが可能となる。図9に示すように、2つのロック孔21bのそれぞれをロック突起22aと噛み合わせた場合には、肩ベルトガイド7が左右方向内側に後退した位置に拘束される。図9の状態からロックプレート21を拘束解除位置へ後退させて肩ベルトガイド7を外側に引き出し、図7に示すように内側のロック突起22aを外側のロック孔21bと噛み合わせた場合には、肩ベルトガイド7を図9に示す位置よりも外側に突出した位置にて拘束することができる。なお、図ではロック孔21b及びロック突起22aをそれぞれ2つずつ設けることにより、肩ベルトガイド7を二位置間で位置調整可能としたが、それらの個数を増やして肩ベルトガイド7の位置をさらに多段階に調整可能としてもよい。あるいは、ロック突起22aの個数を一つとし、ロック孔21bを複数設けてもよい。ロック突起22aをロックプレート21に設け、ロック受けとしてのロック孔21bをスライダ22に設けてもよい。この場合でもロック突起22aは一以上あればよく、ロック孔21bは肩ベルトガイド7の保持位置に応じた個数だけ設ければよい。ロック受けは貫通孔に限らず、凹部でもよい。
以上のように、本形態のチャイルドシート1においては、肩ベルトガイド7の左右方向の位置をベルトガイド位置調整機構20によって調整することができるので、肩ベルトの案内位置を着席者の肩幅、あるいは首回りの太さに合わせて適宜に調整することができる。例えば、図10Bに示すように肩ベルトガイド7が内側に偏り過ぎて車両のシートベルト100の肩ベルト101が着席者102の首に掛るようなときは、図10Aに矢印Dで示すように肩ベルトガイド7を外側に移動させ、それにより肩ベルト101を着席者102の肩回りから胸元に向かって適切なルートで案内することができる。さらに、本形態のチャイルドシート1では、肩ベルトガイド7がベルトガイド位置調整機構20を介してヘッドレスト本体6Aに取り付けられることにより、肩ベルトガイド7の位置を上下方向にも調整することができる。これにより、肩ベルトガイド7による肩ベルト101の案内位置をより広範囲に調整することが可能となり、様々な体格の着席者に対して肩ベルトを適切な位置で案内することができる。この結果、ヘッドレスト6の位置調整機能と相俟って、バック部3を適正に使用し得る範囲を十分に拡大することができる。
なお、図9に示したように、肩ベルトガイド7にはスライダ22と連結される基部7cよりもチャイルドシート1の前方に膨らむようにして拡大部7eが設けられており、肩ベルトガイド7の案内孔7aはその拡大部7eに形成されている。このような拡大部7eを設ける理由は、ヘッドレスト本体6Aの背面6b側に取り付けられる基部7cよりも肩ベルトガイド7の案内孔7aの周囲を前方に偏らせ、それにより、肩ベルトガイド7による肩ベルトの案内位置を前後方向に関して着席者の肩回りに近付けることにある。ヘッドレスト本体6Aのガイド溝6dの左右方向の口元部分にはその拡大部7eを受け入れる深溝部6fが設けられている。さらに、その深溝部6fにはリブ6gが設けられている。リブ6gは左右方向に関して深溝部6fのほぼ全長に亘って延び、かつその高さは肩ベルトガイド7の基部7cに達する程度に設定されている。換言すれば、リブ6gは上下方向からみて深溝部6fのスペースをほぼ埋めるような大きさに形成されている。
一方、肩ベルトガイド7の拡大部7eにはリブ6gを受け入れる逃げ溝7fが設けられている。図9に示すように、肩ベルトガイド7を最も内側に位置させた状態でリブ6gは逃げ溝7fに嵌り込む。一方、肩ベルトガイド7を最も外側に位置させた状態(図7参照)では、逃げ溝7fがリブ6gよりも外側に偏り、図9に想像線7e′で示したように拡大部7eと基部7cとの段差部分がリブ6gの外側の端部とほぼ一致する位置に移動する。つまり、肩ベルトガイド7を外側に最大限に引き出した状態でも拡大部7eと基部7cとの段差部分はヘッドレスト本体6Aのリブ6gとほぼ同一位置にある。これにより、肩ベルトガイド7を外側に引き出してもその拡大部7eとヘッドレスト本体6Aとの間に大きな隙間が生じることがなく、チャイルドシート1のユーザーがその隙間に指を挟むおそれがない。しかも、深溝部6fにリブ6gが存在することにより、深溝部6f内への指、異物等の侵入をリブ6gによって阻止することもできる。
次に、チャイルドシート1のカバー2B、5B、6Bの特徴部分を説明する。図1に示すように、チャイルドシート1のカバー2B、5B及び6Bのそれぞれには通気部30A、30B、30Cが設けられている。シート部2の通気部30Aとバックレスト5の通気部30Bとは相互に連なっており、ヘッドレスト6の通気部30Cは他の通気部30A、30Bに対して独立している。これらの通気部30A〜30Cはいずれもカバー2B、5B、6Bの表面から後退する凹部を形成するように設けられており、それぞれの位置はチャイルドシート1の左右方向に関してほぼ中央に設定されている。これにより、それぞれの通気部30A〜30Cは着席者の臀部、背部又は頭部をチャイルドシート1の左右方向に関する中央に保持する位置決め部として機能する。なお、以下において通気部30A〜30Cに共通する構成を説明する場合には通気部を参照符号30で代表することがある。
図11は通気部30の断面を示している。なお、図11に示す断面構造は通気部30A〜30Cに共通する。通気部30は、カバー2B、5B又は6Bの最表面に配置される表皮材31と、通気部30の底面を構成する底素材32とを、それらの間にマチ素材33が介在されるようにして組み合わせることにより形成されている。表皮材31は表生地31aの裏面にウレタン等のクッション材31bを接合して構成されている。表皮材31は通気部30の平面形状に合わせて切り欠かれ、その切り欠き部分の周縁部31cは裏面側に折り返されている。一方、底素材32は通気性を有するメッシュ生地32aの裏面にウレタン等のクッション材32bを接合して構成されており、その形状は通気部30の平面形状よりも幾らか大きく設定されている。クッション材32bには通気性を確保するための多数の貫通孔(不図示)が設けられている。マチ素材33は布地からなり、折り曲げ線が内周側に位置するように二つ折りされた状態で表皮材31の折り返された周縁部31cに沿って配置されている。表皮材31の折り返された周縁部31cとマチ素材33の一方の折り返し部33aとは縫製ラインSL1に沿って相互に縫い合わされ、底素材32とマチ素材33の他方の折り返し部33bとは縫製ラインSL2に沿って相互に縫い合わされている。これらの縫製により、表皮材31の折り返された周縁部31aと底素材32とがマチ素材33を介して連結される。
以上のような通気部構造によれば、表皮材31と底素材32との間に二つ折りされたマチ素材33が介在されることにより、表皮材31と底素材32との間に十分な高低差が生じ、それにより通気部30の深さを増加させて通気部30による通気効果を高めることができる。また、通気部30の深さを増加させることにより、通気部30による着席者の保持効果(位置決め効果)も高めることができる。ちなみに、マチ素材33を設けることなく、表皮材31の折り返された周縁部31cと底素材32とを相互に縫い合わせた場合には、表皮材31の張力で縫製部分が表側に引っ張られて底素材32の外周部分が浮き上がり、通気部30の深さが減少する。つまり、本形態の通気部30では表皮材31の張力が、折り曲げられたマチ素材33によって緩衝されてマチ素材33と底素材32との縫製部分まで表皮材31の張力が伝わりにくい。そのため、底素材32の浮き上がりが抑えられて通気部30の深さが拡大する。
なお、マチ素材33の折り返し部33a、33bのそれぞれの幅、及び縫製ラインSL1、SL2の位置は表皮材31の張力、あるいは縫製作業の都合に合わせて適宜に設定してよい。但し、底素材32の面積が小さいほど表皮材31の張力による浮き上がり作用が顕著に生じる傾向があるため、底素材32の面積が小さいほどマチ素材33の折り返し部33bの幅を拡大することが好ましい。マチ素材33の折り返し位置と表皮材31の折り返し位置とは必ずしも一致している必要はなく、マチ素材33が表皮材31の折り返し位置よりも外側又は内側にずれていてもよい。縫製ラインSL1、SL2は同一位置にある必要はなく、マチ素材33と底素材32との縫製ラインSL2がマチ素材33と表皮材31との縫製ラインSL1よりも内側又は外側に位置してもよい。但し、底素材32の浮き上がり防止効果を高めるには縫製ラインSL2を外側に偏らせた方が有利である。マチ素材33は一枚に限らず、複数枚のマチ素材33を上下方向に重ねてもよい。マチ素材33の裏面にクッション材等を設けてもよい。さらに、シート本体2A、バックレスト本体5A及びヘッドレスト本体6Aのそれぞれには通気部30A、30B、30Cと位置を合わせて通気用の溝、孔等を設けてもよい。
図12はシート部2とバック部3との連結機構に関する他の形態を示している。図12の連結機構10Aにおいては、図3に示したストッパ13が省略され、その一方でバックレスト本体5Aのフック12には、支軸11を挟み込むようにして第1のフック部12Aと第2のフック部12Bとが設けられている。バックレスト本体5Aを起こした使用位置において、第1のフック部12Aは支軸11の内側に位置し、第2のフック部12Bは支軸11の下側に位置する。第1のフック部12Aには、バックレスト5が使用位置にあるときにシート本体2Aに向かって突出して支軸11からのフック12の脱落を阻止するストッパ12bが設けられている。さらに、第1のフック部12Aと第2のフック部12Bとの周方向の間隔は支軸11の直径よりも狭く設定されている。
図12の連結機構10Aにおいては、バックレスト本体5Aを同図に破線で示す着脱位置まで倒した場合にストッパ12bが上方に逃げる一方で、第2のフック部12Bが支軸11の湾曲部11bと突き当たる。これにより、バックレスト本体5Aが着脱位置を超えて図12の下方まで回転するおそれがない。着脱位置においても支軸11の外周に第1のフック部12A及び第2のフック部12Bがそれぞれ噛み合っている。着脱位置において、バックレスト本体5Aをシート本体2Aから引き離すように斜め下方に移動させることにより、第1のフック部12Aと第2のフック部12Bとが弾性変形してそれらの間隙が広がり、支軸11をフック12Aから抜き取ることができる。シート部2とバック部3とを連結するためには、第1のフック部12Aと第2のフック部12Bとの間隙を支軸11に合わせてバックレスト本体5Aをシート本体2Aに向かって押し込み、それによりフック部12A、12Bの間隙を広げてそれらの間に支軸11を嵌め込めばよい。なお、支軸11の基部11aの下端と第2のフック部12Bのそれぞれには、第2のフック部12Bを円滑に弾性変形させるためのテーパ部11d、12dがそれぞれ形成されている。
図12の形態においても、シート本体2Aに対してバックレスト本体5Aを着脱位置まで移動させただけではシート部2とバック部3とが弾性的に噛み合った状態に維持されており、それらの噛み合い部分を弾性変形させない限り支軸11とフック12とを分離することができない。従って、図3に示した連結機構10と同様にシート部2とバック部3との意図しない分離を防ぐことができる。
図13〜図15はベルトガイド調整機構の他の形態を示している。この形態のベルトガイド位置調整機構20Aは、バック部3の前後方向に延びる軸線を中心として回転可能な状態でヘッドレスト本体6Aに内蔵された円盤状の拘束部材としてのロックプレート40と、そのロックプレート40を回転操作するための操作部材としての操作ノブ41と、ロックプレート40とそれぞれの肩ベルトガイド7の基部7cとを連結する一対のリンク42とを有している。操作ノブ41はヘッドレスト本体6Aの背面6b側に配置されることによってバック部3の外面上に露出する操作部41aと、ヘッドレスト本体6Aを貫いてその内部に挿入されてロックプレート40の中心部と連結された連結軸41bとを有している。リンク42の一端部42aはロックプレート40と回転自在に連結され、他端部42bは肩ベルトガイド7からヘッドレスト本体6Aの長孔6eを貫いてその内部に延ばされた連結軸43と回転自在に連結されている。
ロックプレート40の外周には周方向に90°ずつ間隔を開けてロック突起40aが設けられており、ヘッドレスト本体6Aにはそれらのロック突起40aと選択的に噛み合う一対のロック受けとしての凹部44がロックプレート40の回りに180°離して設けられている。リンク42とロックプレート40との連結位置は周方向に180°ずれており、かつ周方向に関して一対のロック突起40aと位置が合っている。
以上のベルトガイド位置調整機構20Aにおいては、図13に示すようにリンク42の一端部42aと位置が合っているロック突起40aを凹部44に噛み合わせた状態でリンク42が左右方向にほぼ真っ直ぐに延び、肩ベルトガイド7は左右方向外側に最大限に繰り出された位置に保持される。一方、操作ノブ41を連結軸41bの回りに操作してロックプレート40を図13の位置から矢印A方向に90°回転させた場合には、図14に示すように別のロック突起40aが凹部44と噛み合い、リンク42の一端部42aが上下方向に並び、それにより連結軸43が長孔6eに沿って内側に引き込まれる。この状態で、肩ベルトガイド7は図13よりも左右方向内側に引き込まれた位置に保持される。なお、ロック突起40aを周方向に関して90°よりも小さいピッチで多数設けることにより、肩ベルトガイド7の保持位置を3位置以上に設定してもよい。ロック突起40aの個数と一つとし、ロックプレート40の回りに複数の凹部44を設けてもよい。ロック突起40aをヘッドレスト本体6Aに設け、凹部44をロックプレート40に設けてもよい。この場合でも、ロック突起40aは一以上あればよく、凹部44は肩ベルトガイド7の保持位置に応じた個数だけ設ければよい。ロック受けは凹部44に限らず貫通孔、溝、あるいはスリットでもよい。
本発明は以上の形態に限らず、適宜の形態にて実施してよい。例えば、上記の形態では肩ベルトガイド7及びベルトガイド位置調整機構20、20Aをヘッドレスト6に取り付けることによって肩ベルトガイド7を上下方向及び左右方向の両方向に位置調整可能としたが、本発明は肩ベルトガイドを左右方向に関してのみ位置調整可能とした形態も含む。肩ベルトガイドはバックレストに取り付けられてもよい。バックレストに肩ベルトガイドを取り付ける場合において、その肩ベルトガイドを上下方向に位置調整可能とするための機構をバックレストに設け、その機構における上下方向の可動部分に本発明の肩ベルトガイド位置調整機構を介して肩ベルトガイドを取り付けてもよい。さらに、肩ベルトガイドをチャイルドシートの前後方向に延びる支軸の回りに回転可能な状態でバック部に装着することにより、肩ベルトガイドの位置を上下方向及び左右方向に調整できるようにしてもよい。
本発明の一形態に係るチャイルドシートの斜視図。 図1のチャイルドシートからカバーを取り外して各部の本体部分を露出させた状態を示す斜視図。 シート本体とバックレスト本体との連結機構を示す図。 バック部を上にしてシート部を吊り下げた状態を示す図。 ヘッドレスト本体を背面側から見た状態を示す斜視図。 ヘッドレスト本体に取り付けられたベルトガイド機構を示す図。 図6の状態から肩ベルトガイドを外側に移動させた状態を示す図。 ロックプレートを引き下げて肩ベルトガイドの拘束を解除した状態を示す図。 図6のIX−IX線に沿ったベルトガイド機構の断面図。 肩ベルトガイドを外側に引き出して肩ベルトの案内位置を適正化した状態を示す図。 肩ベルトガイドが内側に偏っていて肩ベルトの案内位置が不適切に設定された状態を示す図。 カバー上に設けられた通気部の断面構造を示す図。 シート本体とバックレスト本体との連結機構に関する他の形態を示す図。 ベルトガイド位置調整機構の他の形態を示す図。 図13の状態から肩ベルトガイドを内側に引き込んだ状態を示す図。 図13のXV−XV線に沿った断面図。
符号の説明
1 チャイルドシート
2 シート部
2A シート本体
2B、5B、6B カバー
3 バック部
5 バックレスト
5A バックレスト本体
5b バックレストの背面
6 ヘッドレスト
6A ヘッドレスト本体
6d ガイド溝
6e 長孔
6f 深溝部
6g リブ
7 肩ベルトガイド
7c 肩ベルトガイドの基部
7d 連結軸
7e 拡大部
7f 逃げ溝
10、10A 連結機構
11 支軸
12 フック
12A 第1のフック部
12B 第2のフック部
13 ストッパ
14 突起
20、20A ベルトガイド位置調整機構
21 ロックプレート(拘束部材)
21b ロック孔(ロック受け)
22 スライダ
22a ロック突起
23 ロック解除ノブ(操作部材)
23a 操作部
24 コイルばね(付勢部材)
30A、30B、30C 通気部
31 表皮材
31a 表生地
31b クッション材
31c 周縁部
32 底素材
32a メッシュ生地
32b クッション材
33 マチ素材
33a、33b 折り返し部
40 ロックプレート(拘束部材)
40a ロック突起
41 操作ノブ(操作部材)
41a 操作部
42 リンク
43 連結軸
44 凹部(ロック受け)
100 車両のシートベルト
101 肩ベルト
102 着席者

Claims (6)

  1. シート部とバック部とを有し、前記バック部には車両のシートベルトの肩ベルトを着席者の肩回りから胸元に向かって案内するための肩ベルトガイドが設けられたチャイルドシートにおいて、前記バック部の左右方向に関する前記肩ベルトガイドの位置を変化させるベルトガイド位置調整機構を備えたことを特徴とするチャイルドシート。
  2. 前記肩ベルトガイドは前記バック部の本体に対して左右方向に移動自在に装着され、
    前記ベルトガイド位置調整機構は、前記肩ベルトガイドと一体的に左右方向に移動可能なスライダと、前記スライダに接近する拘束位置と前記スライダから離間する拘束解除位置との間を移動可能な拘束部材と、前記拘束部材を前記拘束位置に向かって付勢する付勢部材と、前記バック部の外面上に露出する操作部を有し、該操作部の操作により前記拘束部材を前記拘束位置から前記拘束解除位置に向かって移動させる操作部材と、を備え、
    前記スライダ又は前記拘束部材のいずれか一方にはロック突起が設けられ、前記スライダ又は前記拘束部材のいずれか他方には前記拘束部材が前記拘束位置にあるときに前記ロック突起と噛み合い、前記拘束部材が前記拘束解除位置にあるときに前記ロック突起から外れる複数のロック受けが前記左右方向に並べて設けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のチャイルドシート。
  3. 前記肩ベルトガイドの基部が前記バック部の背面側に配置され、前記バック部の前記本体には前記肩ベルトガイドの前記基部を受け入れるガイド溝が設けられ、前記スライダは前記基部に対して前記バック部の前方に位置するようにして前記バック部の前記本体に内蔵され、前記スライダと前記肩ベルトガイドとは前記バック部の前記本体に設けられた左右方向の長孔を貫く連結軸を介して相互に連結され、前記拘束部材は前記スライダに対して前記バック部の後方から対向するようにして前記本体に内蔵され、前記ロック突起及び前記ロック受けは前記スライダと前記拘束部材との対向面間に設けられ、前記操作部材は前記操作部が前記バック部の背面側に露出しかつ前操作部と前記拘束部材とが前記バック部の前後方向に一体的に移動できるように前記拘束部材と連結されている、ことを特徴とする請求項2に記載のチャイルドシート。
  4. 前記肩ベルトガイドには、前記基部に対して前記左右方向外側に連なって当該基部よりも前記バック部の前方に拡大する拡大部が設けられ、前記バック部の前記ガイド溝には前記肩ベルトガイドが前記左右方向内側に引き込まれたときに前記拡大部を受け入れる深溝部が設けられ、前記深溝部内にはリブが設けられ、前記拡大部には前記リブを受け入れる逃げ溝が設けられている、ことを特徴とする請求項3に記載のチャイルドシート。
  5. 前記肩ベルトガイドは前記バック部の本体に対して左右方向に移動自在に装着され、
    前記ベルトガイド位置調整機構は、前記バック部の前後方向に延びる軸線を中心として回転可能な状態で前記バック部の前記本体に設けられた円盤状の拘束部材と、前記拘束部材及び前記肩ベルトガイドのそれぞれに対して回転自在に連結されたリンクと、前記バック部の外面上に露出する操作部を有し、該操作部の操作により前記拘束部材を回転させる操作部材と、を備え、
    前記拘束部材又は前記バック部の前記本体のいずれか一方にはロック突起が設けられ、前記拘束部材又は前記バック部の前記本体のいずれか他方には前記ロック突起と噛み合い可能な複数のロック受けが拘束部材の回転方向に沿って設けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のチャイルドシート。
  6. 前記バック部は、着席者の背部を支持するバックレストと、前記バックレストの上部に当該バックレストに対して上下方向に位置調整可能に設けられて前記着席者の頭部を支持するヘッドレストとを備え、前記肩ベルトガイド及び前記ベルトガイド位置調整機構が前記ヘッドレストに設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のチャイルドシート。
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