JP3147261U - チャイルドカーシート用の調整可能なヘッドレスト - Google Patents

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カーティス・エム・ハーテンスティン
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Abstract

【課題】子供を自動車で運ぶためのカーシート用のヘッドレストであって、位置調整が可能なヘッドレストを提供する。
【解決手段】ヘッドレスト20の最上部のボタンによって作動するラッチ機構50が、ヘッドレストのフレームの中に位置し、このラッチ機構は、ヘッドレストの支持レール22を滑動可能に支持するチャネルと係合可能な解放可能なラッチを含む。シートバック40に組み付けられた後にヘッドレストがシートバックから外れることを防ぐために、チャネルの最上部にリテーナクリップが装着されている。ヘッドレストは、約45度の角度変位範囲にわたってそれらの位置を子供の頭に対して調整することができるようにヘッドレストの後部支持部分23にピボット式に接続された、横方向に間隔を置いて配置された一対のウィング24を含む。ピボット機構は、選択された位置にウィングをロックするように動作可能である。
【選択図】図1

Description

本出願は、2005年9月15日に出願された特許文献1および2006年1月19日に出願された特許文献2の優先権を主張するものである。これらの両特許仮出願の内容は参照によって本明細書に組み込まれる。
本考案は一般に、子供を自動車で運ぶ際に使用するカーシートに関し、より具体的には、子供の頭を快適かつ安全に支持するために位置を調整することができるカーシート用のヘッドレストに関する。
子供用の安全カーシートは、運ばれる子供の年齢、体重および大きさの違いに応じた多くの構成のものが市販されている。親は、サイズが合っているだけでなく、自分たちの好み、予算およびライフスタイルにも合ったカーシートを選択することができる。成長して大きさおよび成熟度が変化するにつれて、子供は異なる種類カーシートを必要とする。車両のシートベルトだけを安全に使用することができるまでに、子供は例えば、最初に後ろ向きの乳児用カーシートを使用し、次いで一体型のハーネスを有する前向きの幼児用シートを使用し、最終的に、車両のひざ/肩ベルトシステムを利用したベルト式のブースタシート(booster seat)を使用する。
市場には、複数の構成で使用することができる多くのカーシートが出回っている。例えば、20〜40ポンドの子供に適当な一体型ハーネスを有するある前向きカーシートは、ハーネスを取り外し、車両のひざ/肩ベルトを利用するベルト式ブースタシートとして、体重30〜100ポンドの子供を載せることができる。このことは購入するシートの数が減ることを意味するので、親にとって都合がいい。一部の親は、より年齢の高い子供に対してベルト式ブースタシートを購入する方を選択する。このようなブースタシートは、2004年1月27日にDavis Amiraultに与えられた特許文献3に開示されているシートなどのように、背もたれの高い構成を有し、または背もたれが全くない。「ベビーシート」に座っているのを見られたくない年長の子供はこのような選択を好み、親は、大きくてかさばるカーシートを操らなくてすむ。
現在入手可能なカーシートは一般に、一体型シェルを有する。すなわち背もたれとシートを別々に使用することができない。一部のカーシートは、背もたれのないオプションを有するように設計されているが、これらは、1998年7月5日にJames Kainに対して発行された特許文献4に開示されたシートなどのように、一体型のシート/背もたれの下に固定された別個のシートとして構成されている。この構成の問題点は、シートが重複していること、すなわち、一体型シェルの部分としてのシートと、単独シートとしてシートとがあることである。
国は、拘束する年齢の限度および体重要件を再検討し、規制する。自動車の拘束安全性における推奨年齢および推奨体重は高くなり続けており、このカーシートで安全に拘束する必要がある子供の範囲の広がりに対応するため、さまざまな拘束サイズが必要となっている。肩の高さおよびベルト経路の適切な配置は、カーシート拘束の安全機能にとって決定的に重要である。子供が成長するにつれ、ヘッドレスト領域は子供の体の大きさに対応し、成長するにつれ上昇する必要がある。一部のシートは、2人以上の子供に対して使用され、ヘッドレスト領域は、それぞれの子供に適合するように上下に動く必要がある。子供の成長に合わせて新しいシートを購入することは、費用のかかる選択肢である。市販の一部のシートはヘッドレストの上下調整機能を有するが、それらが常に、操作が分かりやすくまたは操作が簡単であるとは限らない。調整可能なヘッドレストを有するカーシートの一例が、2003年9月23日にRonald Asbachに与えられた特許文献5に出ており、この例では、ヘッドレストがシートバック上を垂直に移動可能であり、ハーネスストラップがヘッドレストを通過し、それによってヘッドレストを調整することができる。別の例が、William Hortonによって出願され、2005年10月13日に公開された特許文献6に出ており、この例では、ヘッドレストが、シートバックに対して垂直に調整可能である。
カーシートに載っている間に子供はしばしば寝入ってしまう。その結果、子供の頭は前方に垂れ、適切に支持されない。前述の特許文献5および特許文献6に示されているシートなどのように、一部の子供用安全シートの側面支持具は、角度が広すぎて頭をあずけることができないか、または、適切に配置されてはいるものの、堅く、動かすことができない。異なる大きさの頭に対応するために側面支持具は内外に動く必要がある。側面支持具は、眠っている間、頭をあずけるために動かすことができる必要があり、走行中は、子供の快適性および視認性を高めるために後ろへ開く必要がある。子供が寝入ったときに頭が前方に傾くことを防ぐ解決手段は側面支持具だけではない。子供は頭を横向きにすることがあるが、車両内でのこの動きは、子供の頭を前方に傾かせ、不愉快なほど頭を揺する。
2002年11月19日にKenzou Kassaiに発行された特許文献7は、ヘッドレストに提供されたベアリングと、睡眠時支持具に提供されたシャフトとを備えた睡眠時支持具位置制御機構を有するカーシートを開示している。シャフトの下面に提供された凹部がベアリングの下面に提供された凸部と係合し、上方から挿入されたコイルばねが、弾力によってこの係合状態を維持し、それによって睡眠時支持具の位置を固定する。2006年6月6日にEugene Balensieferに与えられた特許文献8は、背面支持具に結合された、背面支持具に対して回転運動させるためのダイヤルアクチュエータを含むカーシート用の調整装置を開示している。このダイヤルアクチュエータは、高さ調整機構のロック解除機構を作動させ、ヘッドレストがシートシェルに対して自由に上下運動できるようにする。2002年10月15日にJames Kainに与えられた特許文献9は、シートの占有者の方を向くように適合された前向きの表面を有し、この前向きの表面に凹みを含むシートバックを有するカーシートを教示している。ヘッドレストの凹みの中にヘッドレストリテーナが位置し、このヘッドレストリテーナは、使用者の選択で、シートバックに対して下げられた位置と持ち上げられた位置のうち選択された一方の位置にヘッドレストを保持するように構成されている。
2000年5月30日にEmillio De Fillippoに与えられた特許文献10などのように、自動車のヘッドレストも垂直方向に調整可能であり、位置決め可能なウィング部材を備えることができ、この特許は、フレームワークと、このフレームワークの中に滑動可能に結合された一対の支持棒とを含む自動車用ヘッドレストを開示している。位置決めノッチが、ヘッドレストのフレームワークの中で、支持棒に垂直な方向に、係合位置と分離位置との間を移動可能なスライダ部材によって担持された一対のアームと協働する。1998年9月15日にLeslie Tsuiに発行された特許文献11に記載されているヘッドレストは、細長いアームと、半径方向に歯が切られたアームの外部と係合するように適合された内側に歯が切られた部分を有する装着部材とを利用する。結合機構、操作部材および接続ケーブルを有する自動車ヘッドレスト用の位置調整アセンブリが、特許文献12に開示されており、ここでは、接続ケーブルが結合機構に力を加え、支持部材のノッチの中にロックピンを突出させる。
自動車のヘッドレスト用の調整可能なウィングが、2001年4月24日にMatthias Scheffziickに与えられた特許文献13に開示されており、ここでは、ヘッドレストのサイドウィングをロックされた位置から解放するために活動化ボタンが使用される。サイドウィングと中央のヘッドレストとのピボット接続は、みぞと、みぞの中に配置されたボルトとを有するジャーナルから形成される。ともにRichard O Connorに発行された2001年10月23日に付与された特許文献14および2003年11月18日に付与された特許文献15は、自動車用ヘッドレストを開示しており、ここでは、ウィング部材にもたれかかった人間の頭の荷重下では複数のどの位置をも維持する十分な摩擦を有するが、それもより大きな荷重が加えられたときには降伏する摩擦ヒンジによってサイドウィングが取り付けられる。
子供を自動車で運ぶ際に利用されるカーシート用のヘッドレストであって、子供の成長に対応するためにヘッドレストを垂直方向に調整することができ、カーシートを利用する子供の快適性を高めるために、かなりの角度位置範囲にわたってサイドウィングの位置を調整することができるカーシート用のヘッドレストを提供することが望ましいであろう。
米国特許仮出願第60/717331号 米国特許仮出願第60/760235号 米国特許第6682143号 米国特許第4754999号 米国特許第6623074号 米国特許出願公開第2005/0225136号 米国特許第6481794号 米国特許第7055903号 米国特許第6464294号 米国特許第6068337号 米国特許第5806933号 欧州特許公開EP1136313号 米国特許第6220668号 米国特許第6305749号 米国特許第6648416号
本考案の目的は、子供を自動車で運ぶためのカーシート用のヘッドレストであって、位置調整が可能なヘッドレストを提供することにある。
本考案の他の目的は、垂直に移動可能なチャイルドカーシート用のヘッドレストであって、角度位置を決めることができるサイドウィングを有するように形成されたチャイルドカーシート用のヘッドレストを提供することにある。
本考案の特徴は、サイドウィングのピボット位置を確立するピボット機構によって、ヘッドレストの中央の後部支持部分にサイドウィングが装着されることである。
本考案の他の特徴は、サイドウィングのピボット機構が、選択されたピボット位置にサイドウィングを保持するロック手段を有することである。
本考案の利点は、カーシートに載せて運ばれる子供の快適性を高めるために、サイドウィングを選択的に配置することができることである。
本考案の他の利点は、垂直方向に位置決め可能なヘッドレストの位置が、カーシートに載せて運ばれる子供の大きさに合わせて調整されることである。
本考案の他の利点は、垂直に移動可能なヘッドレストが子供の成長に対応し、新しいカーシートを購入する必要がないことである。
本考案の他の特徴は、特に子供が眠っているときに子供の頭を支持するのを助けるまくら装置を、サイドウィングとともに利用することができることである。
本考案の他の特徴は、サイドウィングに沿った複数の位置にまくら装置を配置することができることである。
本考案の他の利点は、眠っている間は子供の頭を支えるように、走行中は、元に戻して子供に快適性および視認性を与えるように、サイドウィングを選択的に配置することができることである。
本考案の他の特徴は、ヘッドレストの垂直調整を片手で行うことができることである。
本考案の他の特徴は、ヘッドレストアセンブリのフレームの中にラッチ機構が含まれていることである。
本考案の他の特徴は、シートバックのチャネルの最上部に装着されたリテーナクリップによって、組み付けられた後にヘッドレストがシートバックから外れることが抑止されることである。
本考案の他の利点は、いったん取り付けてしまえば、シートバックからヘッドレストを取り外すことができないことである。
本考案の他の特徴は、ヘッドレストが装着されたシートバックに対してヘッドレストを垂直に移動させるために使用されるラッチ機構、およびサイドウィングのピボット運動を制御するために使用されるラッチ機構が、直観的に操作可能であることである。
本考案の他の利点は、ヘッドレストの垂直位置決めが、シートバックのルーティング開口の利用と協調し、そのため、ヘッドレストが、使用されるルーティング開口を隠さず、したがってカーシートを使用している子供の肩に合わせて安全ハーネスが配置されることである。
本考案の他の目的は、耐久性のある構造を有し、安価に製造でき、手入れに手間がかからず、組立てが容易であり、使用が単純で効果的なカーシート用のヘッドレストを提供することにある。
本考案によれば、これらの目的、特徴および利点、ならびにその他の目的、特徴および利点は、子供を自動車で運ぶために使用されるカーシート用のヘッドレストであって、ヘッドレストが装着されたシートバックに沿って垂直方向に位置を調整することができるヘッドレストを提供することによって達成される。ヘッドレストの最上部のボタンによって作動するラッチ機構が、ヘッドレストのフレームの中に位置し、このラッチ機構は、ヘッドレストの支持レールを滑動可能に支持するチャネルと係合可能な解放可能なラッチを含む。シートバックに組み付けられた後にヘッドレストがシートバックから外れることを防ぐために、チャネルの最上部にリテーナクリップが装着されている。ヘッドレストは、約45度の角度変位範囲にわたってそれらの位置を子供の頭に対して調整することができるようにヘッドレストの後部支持部分にピボット式に接続された、横方向に間隔を置いて配置された一対のウィングを含む。ピボット機構は、選択された位置にウィングをロックするように動作可能である。
本考案のこれらの利点は、本考案の以下の詳細な開示を特に添付図面とともに検討することによって明白となろう。
次に、図1〜3を参照すると、本考案の原理を具体化したカーシートが最もよく示されている。カーシート10は、自動車に載せて運ぶ間、子供を支持するシートアセンブリ30を提供する従来の全体にL字形の構成として構成することができ、シートアセンブリ30は、子供の背中を支持する垂直なシートバック40と、カーシート10に載せられた子供の頭を支持するためにシートバック上を垂直に移動することができるヘッドレスト20とを含む。
カーシート10は、乳児よりも大きな子供によって使用されることが意図されている。乳児は一般に、前向きカーシート10に載せるのに十分な大きさ、十分な年齢に達する、一般に最初の誕生日の頃までは、後ろ向き乳児カーシートに載せられる。しかし、カーシート10は、子供が、ブースタ装置の恩恵なしに自動車のシートベルトを使用してカーシートに安全に座るのに十分な年齢および大きさに達するまでの子供の成長に対応する複数の向きに構成することができる。
一般に、幼児および年少の子供は、子供の頭の適切な支持を提供するためにヘッドレスト20がシートバック40の上部まで下げられた図3に示されているような従来のL字形構成のカーシート10に載せられる。カーシート10は、カーシート10を子供の成長に適合させることを可能にする複数の位置にわたってヘッドレスト20を移動させることによって、再構成することができる。図1は、ブースタシートに移行する前のより大きな子供によって使用されるヘッドレスト20の最大高を示している。
図1〜7に示されているように、ヘッドレスト20は、シートバック40の上部に形成されたチャネル42の中に受け取られた一対の支持レール22を含む。ヘッドレスト20の中には、シートバック40上のヘッドレスト20の位置を固定するためのラッチ(latching)機構50が配置されている。ヘッドレスト20は、後部支持部分23と、一対のウィング24とを有するように形成されることが好ましく、この一対のウィング24は、ヘッドレスト20が下げられた位置にあるときにヘッドレスト20が図3に示されているようにシートバック40の上部に沿って適切にはまり込むように、シートバック40のサイドウィング44の向きに対応した角度で後部支持部分23から前方へ突き出している。カーシート10に載せて運ばれる子供を快適にするのを助けるために、ウィング24は、後に詳述するように、ピボット式に位置決めできることが好ましい。このことに従って、ウィング24は、ウィング24の選択的位置決めを可能にするピボット機構60によって後部支持部分23に接続される。
シートバック40は後部支持部分43を有し、そこからサイドウィング44が、固定された一体構造として延びている。後部支持部分43の上部は、チャネル42とチャネル42の間に垂直に間隔を置いて配置されたルーティング開口(routing opening)46の複数の対を含むハーネスルーティング(harness routing)装置45を含む。ハーネスルーティング装置45は、カーシート10に載せられた子供の肩に適切に合うようにハーネス(図示せず)をシートバック40に通すことを可能にする。ハーネスは、選択されたルーティング開口46の対を通過して、シートバック40の正面からシートバック40の背面へ延び、シートバック40を通してルーティングされているハーネスの支持点をシートバック40上に確立する。ハーネスストラップは次いで、シートバック40の背面の選択されたルーティング開口46から、後部支持部分43の最上部に配置されたハンガー(図示せず)まで上方へ延びる。次いで、ハーネスストラップは、ハンガーの上端で向きを変え、後部支持部分43の下端まで下方へ延び、そこでハーネスストラップは、シートアセンブリ30の正面部分にある従来のハーネス締結装置48まで前方へ延びる。
次に図6〜11Aを参照すると、シートバック40に対するヘッドレスト20の選択された垂直位置を固定するラッチ機構50が最もよく示されている。ラッチ機構50は、ヘッドレスト20のハウジング21の上部に装着された作動ボタン52を含み、ハウジング21の上部は、それによってヘッドレストを掴むことができるハンドル29を形成している。図10および11に最もよく示されている作動ボタン52は、ハウジング21の中へ押し込まれて、ハウジング21の中の作動ボタン52のすぐ近くに支持された対向するカム部材53を移動させる。カム部材53は、図11Aに最もよく示されている対応する可撓性リンク56に接続されており、リンク56は、中空支持レール22の下端の近くに位置する駆動装置55に接続している。作動ボタン52は、ホーム位置(home position)に向かって移動するように、カム部材53との係合によってハウジング21に向かって外側へバイアスされる。カム部材53には、作動ボタン52とともに後退させられたときにホーム位置へ戻るようにばね荷重がかけられている。
作動ボタン52およびカム部材53がホーム位置にあるときには、対応する駆動装置55は、弾性材料から片持ち梁式に形成された外側へ突き出たラッチキーパ(latch keeper)58を有する対応するラッチ部材57に隣接して配置されており、そのため、駆動装置55がラッチ部材57から離れると、ラッチキーパ58は、図8に破線で示されているように中空支持レール22の中ではね戻る。作動ボタン52が押し込まれ、それと同時にカム部材53が移動すると、駆動装置55は、可撓性部材56によって、ラッチ部材57よりも下へ押し下げられる。カム部材53に関連したばね力は、ラッチ部材57と係合するように駆動ブロック55を上に向かって駆動し、駆動ブロック上のカム縁は、ラッチキーパ58と係合させるためにシートバック40のチャネルに形成された穴45を通してラッチキーパ58を外側へ押し出すラッチ部材57の移動を開始させるのを助ける。
したがって、カム部材53と係合することによってラッチキーパ58が開口45から再び外れることを可能にする作動ボタン52を押し込むことによって、ヘッドレスト20の垂直位置の調整が達成される。ヘッドレスト20が希望通りに再配置された後、作動ボタン52は解放され、それによって駆動装置55が再び上昇して、ラッチ部材57と係合し、対応する開口45を通してラッチキーパ58を再び外側へ駆動する。ラッチキーパ58が開口45と適切に整列していない場合、ばね荷重の加わったカム部材53は、ヘッドレスト20が垂直に移動されてラッチキーパ58が開口45と整列するまで、駆動装置55上の力を維持し、その結果、駆動装置55がラッチキーパ58に隣接して上方へ移動するときに、ラッチキーパ58は開口45の中へ入り、ラッチキーパ58をその位置に保持する。
チャネル42は、ヘッドレスト20を配置することができる予め決められた対応するいくつかの位置を確定する垂直に間隔を置いて配置された複数の開口45を有するように形成される。図6および7では、ヘッドレスト20が、図1および2に示された位置に対応する使用可能な最も高い位置に位置する。図8では、この図に示された開口45の配置から分かるように、ヘッドレスト20が開口2つ分移動している。図9には、図3に示されたヘッドレスト位置に対応するヘッドレスト20の使用可能な最も低い位置が示されている。チャネル42の背面に形成されたこれらの複数の開口45は図9に示されている。
次に図12〜16Aを参照すると、サイドウィング24のピボット移動が最もよく示されている。対向するサイドウィング24は、図15および16の断面図および図16Aの分解図に最もよく示されている下部61および上部62を有するピボット機構60によって、後部支持部分23にピボット式に接続されている。下部61は単純に、ウィング24の装着部材を後部支持部分23の対応する装着部材にピボット式に接続するヒンジ装置である。しかし、上部62は、所望の角回転位置にサイドウィング24を固定するロック(locking)機構65を含む。
ロック機構65は、後部支持部分23上の上装着部材63とサイドウィング24上の下装着部材64との間に動作可能に配置されており、解放ボタン66と、2つの装着部材63、64間に配置された歯車68と、歯車68をバイアスして両方の装着部材63、64と係合させるばね69とを含む。解放ボタン66は、上装着部材の開口を通って歯車68と係合する作動脚67の端に形成された垂直の足によって、上装着部材63の中に形成されたハウジングに捕捉されるが、解放ボタン66は、ハウジングの中で直線的に移動可能である。
図16に最もよく示されているように、歯車68は、上下の装着部材63、64に形成された歯と同時に係合することができるように、歯車68の下にあるコイルばね69によって上に向かってバイアスされている。解放ボタン66がハウジングの中に押し込まれると、作動脚67は、ハウジングの開口を通して歯車68と係合し、それによって歯車は、ばね69によって加えられたバイアス力に逆らって押し下げられる。完全に押し下げられたとき、歯車68は、下装着部材64とだけ係合し、下装着部材64およびそれに取り付けられたサイドウィング24が、上装着部材63およびヘッドレスト20の後部支持部分23に対して回転することを許す。上下の部材63、64の歯が整列するまで、サイドウィング24は所望の位置に回転させることができ、上下の部材63、64の歯が整列すると、ばね69が歯車を上へ向かって押し、歯車を下装着部材63だけでなく上装着部材64とも係合させ、所望のピボット位置にサイドウィング24をロックする。
ヘッドレスト20は、シートバックから取り外されたカーシート10の残りの部分とともにパッケージ化することができ、そのため、カーシート10を完成させるためには一定の組立てが必要となる。図7および7Aに最もよく示されているように、シートバック40のチャネル42の上端は、突き出したラッチキーパ58を有するヘッドレスト20の支持レール22を受け取ることができるように後方へ拡張されている。シートバック40に組み付けられた後のヘッドレスト20の上方への移動を制御するために、シートバック40の最上部にはリテーナクリップ(retainer clip)25が装着されている。リテーナクリップ25は、シートバック40に取り付けられたベース部材26と、リテーナクリップ25から突き出して、チャネル42の拡張部分の上を覆うばね荷重式のリテーナキャッチ(retainer catch)27とを有する。リテーナキャッチ27にバイアス力を提供する代表的なばね28が概略的に示されているが、リテーナキャッチ27は、リテーナキャッチ27が後退させられたときに圧縮され、ベース部材26を押して、リテーナキャッチにばね荷重を提供する湾曲した指(finger)を有するように形成されることが好ましい。
リテーナキャッチ27は、支持レール22および突き出したラッチキーパ58が係合することができるカム面を画定する傾斜した上面27aを有するように形成され、このカム面は、リテーナキャッチ27をばね28に逆らってベース部材26内へ後退させ、したがって、図7に示されているように、支持レール22がチャネル42の中へ入り、突き出したラッチキーパ58がリテーナクリップ25を通過することを可能にする。ラッチキーパ58がリテーナクリップ25を通過すると、リテーナキャッチ27は、チャネル42の上で、支持レール22に取外し可能に接続され、レッジ(ledge)22aを画定したラッチ部材57に向かってはね戻る。リテーナキャッチ27はレッジ22aの上に延びて、チャネル42の中に支持レール22を保持し、それによりシートバックからヘッドレスト20が外れることを防ぐ。
操作について説明する。カーシート10は、シートバック40からヘッドレスト20が取り外された状態で消費者に向けて発送されることが好ましい。ヘッドレスト20は、シートバック40の上部の受取りチャネル42の中へ支持レール22を滑り込ませ、ラッチキーパ58がリテーナクリップ25を通過するまでリテーナキャッチ27をベース部材26の中に押し込むことによって、シートバック40に装着することができる。ヘッドレスト20を組み付けた後、ヘッドレスト20が、シートバック40上のシートアセンブリ30に対する所望の高さに配置されるまで、作動ボタン52を押し込むことによって、ラッチ機構50を後退させておかなければならない。ラッチ機構50は、チャネル42の背面の開口45の中にラッチキーパ58を延入させて、所望の垂直位置にヘッドレスト20を固定する。
自動車のシートに適切に固定すれば、カーシート10は使用することができる。子供が成長して大きくなるにつれ、その成長に適合するようにカーシート10を再構成することができる。ヘッドレスト20は、子供の大きさに合うように垂直方向に再配置することができる。ついには、子供は、自動車のシートベルトが子供を運ぶのに安全な環境を提供するためハーネスは不要だが、自動車のシートベルトが十分に適合するほどの大きさには達していない段階まで成長する。この状況では、図1および2に示されているように、シートバック40を、最も高い位置まで移動させ、カーシート10を、背もたれの高いブースタシートとして使用することができる。自動車のシートベルト(図示せず)のショルダストラップ部分を、ヘッドレスト20に形成されたスロットによってヘッドレスト20に取り付けられたショルダベルト案内部材19に通して、ショルダストラップをヘッドレスト20の位置に従って適当に配置することができる。このとき、ヘッドレスト20の位置は、シートを使用している子供の高さに対応していなければならない。
次に図17および18を参照すると、カーシート10に載せて運ばれる子供を快適にするのを助けるために、ヘッドレスト20にオプションのまくら70を装着することができる。サイドウィング24の形状に最もよく従うように、まくら70は、全体に円筒形の形状を有することが好ましい。まくら70は、斜めに配置された軸に沿って対応するサイドウィング24に接続された取付け部材71の中に支持される。まくら70の外端は、まくら70に取り付けられ、まくら70から延びて、まくら70が装着されたサイドウィング24と係合することができる接続手段72を含む。取付け部材71の斜め装着軸は、図17に示された概ね垂直な位置と、図18に示された概ね水平な位置との間にまくら70が向けられることを可能にする。希望通りに配置した後、接続手段72をサイドウィング24に取り付けて、まくらの外端を動かないように固定することができる。
接続手段72は、必要に応じて再配置することができるものである限り、面ファスナ、スナップなどの従来の任意の手段とすることができる。概ね垂直な位置にまくら70を配置することにより、カーシート10に載せられた子供の頭をまくら70によって枠にはめることができる。水平位置にあるとき、子供は、頭を載せ、自動車が動いても自分の頭が動かないようにするために、まくらを使用することができる。取付け部材71は、ヘッドレスト10のカバーに縫い付けることができ、または面ファスナ、スナップなどの従来の手段によって取外し可能に接続することができる織物材料から製作されることが好ましい。
この開示を読んだ当業者には、本考案の原理および範囲において、本考案の性質を説明するために記載され示された諸部分の詳細、材料、ステップおよび配置の変更が明白であり、当業者はこれらを実施することができることを理解されたい。以上の記述は本考案の好ましい実施形態を示したものだが、この記述に基づく発想は、本考案の範囲から逸脱することなく他の実施形態で使用することもできる。
本考案の原理を具体化したカーシートの正面図である。分かりやすくするためにハーネスおよび従来の織物ライナは除かれており、ヘッドレストは、垂直方向に延ばされた位置、すなわちカーシートに載せられた大きな幼児に対応した位置に配置されている。 図1の線2−2に沿ってカーシートの中心で切った断面図である。 図1に示したカーシートの正面図である。ヘッドレストは、カーシートに載せられた小さな幼児に対応した位置まで下ろされている。 シートバックから取り外されたヘッドレストの正面図である。 図4に示したヘッドレストの透視図である。 シートバックへのヘッドレストの装着、およびシートバック上のヘッドレストの位置を固定するためにヘッドレストアセンブリのフレームの中に収容されたラッチ機構を示す、カーシートの拡大部分断面図である。ヘッドレストは、図1に示した最も高い垂直位置にある。 図6に示したラッチ機構の拡大部分断面図である。 図7に示されたリテーナクリップの部分を構成するリテーナキャッチの拡大詳細図である。代表的なばねが概略的に示されている。 シートバック上のより低い位置にあるヘッドレストを示す、図7と同様のヘッドレストのラッチ機構の拡大部分断面図である。 図3に示した可能な最も低い位置にあるヘッドレストを示す、図8と同様のラッチ機構の拡大部分断面図である。 ヘッドレストのハウジングの最上部の中央部分だけを除去した、図4の線10−10に対応する、ヘッドレストおよびラッチ機構のアクチュエータの断面図である。 図10に示したラッチ機構の拡大部分断面図である。 最上部のハンドルから支持管の末端までのヘッドレストのフレームの内部に収容されたラッチ機構の一部分の拡大詳細図である。 サイドウィングが、後部支持部分の平面に対して約25度の角度に配置された、ヘッドレストの上面図である。 サイドウィングが、後部支持部分の平面に対して約45度の位置に傾けられた、ヘッドレストの上面図である。 サイドウィングが、後部支持部分の平面に対して約65度偏向して配置された、ヘッドレストの上面図である。 サイドウィングをヘッドレストの後部に支持するヒンジ機構を通る図4の線15−15に対応する線で切ったヘッドレストの断面図である。 ロック装置を示す、図15に示したヒンジ機構の上部の拡大部分断面図である。 サイドウィングのピボットロック機構の細部を示す、サイドウィングの拡大部分分解図である。 オプションのまくら支持具が装着されたヘッドレストの概略正面透視図である。まくら支持具は持ち上げられた位置に示されている。 下げられた位置にあるまくら支持具を示す、図17と同様のヘッドレストの概略正面透視図である。
符号の説明
10 カーシート
20 ヘッドレスト
21 ハウジング
22 支持レール
22a レッジ
23 後部支持部分
24 サイドウィング
25 リテーナクリップ
26 ベース部材
27 リテーナキャッチ
28 ばね
29 ハンドル
30 シートアセンブリ
40 シートバック
42 中空チャネル
45 チャネルの開口
50 ラッチ機構
52 作動ボタン
53 カム部材
55 駆動装置
56 可撓性リンク
57 ラッチ部材
58 ラッチキーパ
60 ピボット機構
61 ピボット機構の下部
62 ピボット機構の上部
63 上装着部材
64 下装着部材
65 ロック機構
66 解放ボタン
67 作動脚
68 歯車
69 ばね
70 まくら
71 取付け部材
72 接続手段

Claims (22)

  1. 子供を自動車で運ぶために利用されるカーシート用のヘッドレストであって、シートバックに装着可能であり、
    フレームが前記シートバックに対して垂直に移動することを可能にするために、前記シートバックの対応する中空チャネルと係合可能な支持レールを含むフレームと、
    前記フレームに装着された後部支持部分と、
    前記後部支持部分に対する角度位置を独立に決めることができるようにピボット機構によって前記後部支持部分にピボット式に接続された横方向に間隔を置いて配置された一対のサイドウィングと、
    前記チャネルと係合して、選択された垂直位置に前記フレームを固定するように動作可能なラッチ機構と
    を含むヘッドレスト。
  2. 前記ピボット機構が、前記サイドウィングを所望の角度位置にロックするように動作可能なロック装置を含む、請求項1に記載のヘッドレスト。
  3. 前記ピボット機構が、
    前記後部支持部分に接続された第1の装着部材と、
    対応する前記サイドウィングに接続された第2の装着部材であって、前記第1の装着部材に回転可能に接続された第2の装着部材と
    を含み、
    前記第2の装着部材の前記第1の装着部材に対する回転運動を制御するために、前記第1の装着部材と前記第2の装着部材の間に前記ロック装置が配置されており、
    前記ピボット機構がさらに、
    前記第1の装着部材から前記ロック装置を解放することを選択的に可能にする、前記ロック装置に動作可能に接続されたアクチュエータ
    を含む、請求項2に記載のヘッドレスト。
  4. 前記ロック装置が、
    前記第2の装着部材とともに回転するように装着された歯車と、
    前記第1の装着部材と前記第2の装着部材の両方と係合するように前記歯車をバイアスするばねと
    を含み、
    前記アクチュエータが、前記バイアス力に逆らって前記歯車を軸方向に移動させて、前記第1の装着部材との係合を解消し、それによって前記第2の装着部材が前記第1の装着部材に対して回転することを可能にするように動作可能である、
    請求項3に記載のヘッドレスト。
  5. 前記支持レールを前記チャネルの中に保持し、前記ヘッドレストが前記シートバックから外れることを防ぐために、前記チャネルにリテーナクリップが提供された、請求項1に記載のヘッドレスト。
  6. 前記リテーナクリップが、
    前記シートバックに取り付けられたベース部材と、
    前記ベース部材の中に滑動可能に装着されたリテーナキャッチと、
    前記リテーナキャッチを前記ベース部材から外側へバイアスするばねと
    を含む、請求項5に記載のヘッドレスト。
  7. 前記ラッチ機構が、前記支持レールに取外し可能に接続されており、前記ヘッドレストを選択された垂直位置に固定するために前記支持レールから外側へ突き出して前記チャネルの対応する開口と係合するラッチキーパを含み、前記ラッチキーパが、前記バイアス力に逆らって前記リテーナキャッチを前記ベース部材の中にカム移動させることができるように、前記リテーナキャッチが傾斜した上面を有する、請求項6に記載のヘッドレスト。
  8. 前記ラッチキーパが突き出た対応する前記支持レールを、前記リテーナクリップよりも下に配置されるまで受け取ることができるように、前記チャネルの上部が拡張された、請求項7に記載のヘッドレスト。
  9. 前記支持レールが対応する前記チャネルから外れることを防ぐために、前記ラッチ部材が、前記リテーナキャッチが衝突するレッジを画定した、請求項8に記載のヘッドレスト。
  10. 前記ラッチ機構が、
    ホーム位置と解放位置との間を移動する前記フレーム上に支持されたアクチュエータと、
    前記アクチュエータと係合し、前記ホーム位置に向かってばね荷重が加えられたカム部材と、
    前記支持レールの中に位置する駆動部材と、
    前記カム部材と前記駆動部材とを相互接続する可撓性リンクと、
    前記駆動部材と係合するように配置されたラッチ部材であって、前記チャネルと係合するように前記支持レールから外側へ押されたときに前記チャネルと係合することができるラッチ部材と
    を含む、請求項1に記載のヘッドレスト。
  11. 前記ラッチ部材が、外側へ駆動されて前記チャネルと係合するまで前記支持レールの中に収容される向きに配置された弾性部材であり、前記ラッチ部材が、前記チャネルと係合するラッチキーパを含む、請求項10に記載のヘッドレスト。
  12. 前記アクチュエータが前記解放位置に移動して、前記カム部材および前記駆動部材を前記可撓性リンクによって移動させたときに、前記駆動部材が前記ラッチ部材よりも下に下がり、それによって、前記ラッチ部材が前記支持レールの中へ自由に後退して、前記ラッチキーパを前記チャネルから分離する、請求項11に記載のヘッドレスト。
  13. 子供を自動車で運ぶためのカーシートであって、
    シート部材と、
    前記シート部材に接続されたシートバックであって、少なくとも1つの中空チャネルを含むシートバックと、
    前記シートバックに対するヘッドレストの垂直位置を決めることができるように、前記ヘッドレストが前記シートバックに装着されたときにその中に受け取られるよう、対応する前記中空チャネルと位置合せされた少なくとも1つの支持レールを含むヘッドレストと、
    前記シートバックに装着されたリテーナクリップであって、前記支持レールが前記チャネルから外れることを防ぐように動作可能なリテーナクリップと
    を含むカーシート。
  14. 前記リテーナクリップが、
    前記シートバックに取り付けられたベース部材と、
    前記ベース部材の中に滑動可能に装着されたリテーナキャッチと、
    前記リテーナキャッチを前記ベース部材から外側へバイアスするばねと
    を含む、請求項13に記載のカーシート。
  15. 前記ヘッドレストを選択された垂直位置に固定するために前記支持レールから外側へ突き出して前記チャネルの対応する開口と係合するラッチキーパを含むラッチ機構をさらに含み、前記ラッチキーパが、前記バイアス力に逆らって前記リテーナキャッチを前記ベース部材の中にカム移動させることができるように、前記リテーナキャッチが傾斜した上面を有する、請求項14に記載のカーシート。
  16. 前記ラッチキーパが突き出た対応する前記支持レールを、前記リテーナクリップよりも下に配置されるまで受け取ることができるように、前記少なくとも1つのチャネルの上部が拡張されており、前記支持レールが対応する前記チャネルから外れることを防ぐために、前記リテーナキャッチが、前記支持レールに動作可能に関連づけられたレッジと衝突する、請求項15に記載のカーシート。
  17. 前記ヘッドレストが、後部支持部分と、前記後部支持部分に対するそれぞれのサイドウィングの角度位置を決めることができるように、対応するピボット機構によって前記支持部分にピボット式に接続された横方向に間隔を置いて配置された一対のサイドウィングとを含む、請求項16に記載のカーシート。
  18. それぞれの前記ピボット機構が、
    前記後部支持部分に接続された第1の装着部材と、
    対応する前記サイドウィングに接続された第2の装着部材であって、前記第1の装着部材に回転可能に接続された第2の装着部材と、
    前記第2の装着部材の前記第1の装着部材に対する回転運動を制御するために、前記第1の装着部材と前記第2の装着部材の間に配置されたロック装置と、
    前記第1の装着部材から前記ロック装置を解放することを選択的に可能にする、前記ロック装置に動作可能に接続されたアクチュエータと
    を含む、請求項17に記載のカーシート。
  19. 前記ロック装置が、
    前記第2の装着部材とともに回転するように装着された歯車と、
    前記第1の装着部材と前記第2の装着部材の両方と係合するように前記歯車をバイアスするばねと
    を含み、
    前記アクチュエータが、前記バイアス力に逆らって前記歯車を軸方向に移動させて、前記第1の装着部材との係合を解消し、それによって前記第2の装着部材が前記第1の装着部材に対して回転することを可能にするように動作可能である、
    請求項18に記載のカーシート。
  20. 子供を自動車で運ぶために使用されるカーシートであって、前記カーシートが、シート部材と、前記シート部材から概ね垂直に延びるシートバックと、前記シートバック上に装着されたヘッドレストとを含み、前記ヘッドレストが、後部支持部分と、前記後部支持部分から外側へ延びる横方向に間隔を置いて配置された一対のサイドウィングとを有するカーシートにおいて、
    それぞれの前記サイドウィングに取り付けられたまくらアセンブリを含み、前記サイドウィング上で、前記まくらが、概ね垂直な位置と概ね水平な位置との間を移動することを可能にするために、前記まくらが、前記サイドウィングに接続された取付け部材に装着された改良。
  21. 前記まくらがさらに、前記まくらの遠位端に取り付けられた接続手段であって、前記まくらの遠位端を所望の位置に固定するために対応する前記サイドウィングに接続する接続手段を含む、請求項20に記載のカーシート。
  22. 前記取付け部材が、前記まくらの内端を前記シートバックに接したある位置に置く斜めに配置された軸に沿って前記サイドウィングに接続され、前記遠位端が、前記概ね垂直な位置と前記概ね水平な位置との間を移動する際に前記内端の周りを移動することができる、請求項21に記載のカーシート。
JP2008004506U 2008-07-02 チャイルドカーシート用の調整可能なヘッドレスト Expired - Lifetime JP3147261U (ja)

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