JP2006335091A - パワースライドシート - Google Patents

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宏幸 高岡
Masaaki Yokota
政明 横田
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Abstract

【課題】 左右のシートスライド装置での動力伝達バランスの均衡化および作動バランスの均衡化の両立を、構成の複雑化を伴うことなく実現可能とした。
【解決手段】 ケーブル駆動手段12の回転ドラムアセンブリ32を2組設け、この2組の回転ドラムアセンブリ32(L,R)の各回転ドラム30を、モータアセンブリ28の単一のモータ26に対し、同期回転機構40を介してその同期回転を可能にそれぞれ連結するとともに、このケーブル駆動手段を、左右のシートスライド装置14(L,R)のアッパレール22に固定されたシート本体24に配設し、各回転ドラムアセンブリの進退一対のコントロールケーブル34−a,34−bのうち、進退同一側のインナケーブル延出端部を、シートスライド装置のアッパレールから、ロアレール20の前後同一端部にそれぞれ連結することによりなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、モータアセンブリのモータの駆動に伴う回転ドラムの回転駆動により、進退一対のコントロールケーブルのインナケーブル各延出端部を相対的に進退移動させる回転ドラムアセンブリを備えてなるケーブル駆動手段を、シートスライド装置の駆動装置として具備したパワースライドシートに関する。
たとえば、シートアレンジの多様化や荷物室(ラゲージスペース)としての利用性拡大等の観点から、近年のミニバンや1ボックス車等のリヤシートにおいては、そのスライド距離の長距離化を可能とした、シートスライド装置の、いわゆるロングレール化が一部採用されつつある。そして、たとえば、回転ドラムの回転駆動により進退一対のコントロールケーブルのインナケーブル各延出端部を相対的に進退移動させるケーブル駆動手段が、ロングレール化されたシートスライド装置のパワー化にあたっての、その駆動装置として知られている(特開2004−243811号公報参照)。
ここで、このケーブル駆動手段に類似の構成が、たとえば特開2004−162892号公報等に開示されている。そして、ここに開示されているように、この種のケーブル駆動手段は、たとえば、モータを有するモータアセンブリと、このモータの駆動に伴う回転ドラムの回転駆動により、進退一対のコントロールケーブルのインナケーブル各延出端部を相対的に進退移動させる回転ドラムアセンブリとの組み合わせを有して形成されている。
ところで、この特開2004−162892号公報に開示されているように、この種のケーブル駆動手段においては、通常、回転ドラムアセンブリが1組設けられているにすぎないため、左右一対のシートスライド装置への動力伝達の要求される前出の特開2004−243811号公報に開示の構成においては、左右のアッパレールに対する動力伝達バランスを考慮して、たとえば、このケーブル駆動手段の進退一対のコントロールケーブルを左右異体のアッパレールの前後異端部にそれぞれ連結し、残る前後異端部間を、動力を持たない従動のコントロールケーブルで連動可能に連結することで、その左右のアッパレールに対する動力伝達バランスの均衡化をはかっている。
しかしながら、このような構成においては、従動のコントロールケーブルによる伝達距離が長いため、左右のアッパレールに対する動力伝達バランスの均衡化が容易でなく、従動のコントロールケーブルによるその動力の伝達自体が不十分になることも否定できない。
ここで、ケーブル駆動手段を左右のシートスライド装置毎にそれぞれ設けることも考えられ、このような構成であれば、左右のシートスライド装置のアッパレールそれぞれに各ケーブル駆動手段のモータの動力を付与、伝達することが可能となるため、この各アッパレールに対する動力伝達バランスの均衡化は十分に可能なる。
しかしながら、モータを個別のものとする左右個別のケーブル駆動手段の同期作動は難しいため、左右のアッパレールに対する動力伝達バランスの均衡化がはかられる半面、この左右のアッパレール間での作動バランスの均衡化が容易でなくなる虞がある。
特開2004−243811号公報 特開2004−162892号公報
解決しようとする問題点は、公知のケーブル駆動手段を備えたパワースライドシートでは、左右のシートスライド装置での動力伝達バランスの均衡化および作動バランスの均衡化の両立が困難であるという点である。
本発明の請求項1に係るパワースライドシートは、ケーブル駆動手段の回転ドラムアセンブリを2組設け、この2組の回転ドラムアセンブリの各回転ドラムを、モータアセンブリの単一のモータに対し、所定の同期回転機構を介してその同期回転を可能にそれぞれ連結するとともに、このケーブル駆動手段を、シートスライド装置のアッパレールに固定されたシート側部材に配設し、各回転ドラムアセンブリの進退一対のコントロールケーブルのうち、進退同一側のインナケーブル延出端部を、シートスライド装置のアッパレールから、ロアレールの前後同一端部にそれぞれ連結したことを、その最も主要な特徴としている。
また、この発明の請求項2は、モータアセンブリの出力軸に設けられた出力ギヤと、その入力側をこの出力ギヤに噛合させた中継ギヤ群と、この中継ギヤ群の出力側に噛合されるとともに、回転ドラムとの一体回転を可能にその支軸に設けられた回転ドラム毎の伝達ギヤとの組み合わせを有するものとして、同期回転機構を具体化し、かつ、回転ドラム毎の伝達ギヤを、中継ギヤ群の出力側にそれぞれ噛合させることにより、モータの駆動に伴う、中継ギヤ群を介した各回転ドラムの同期回転を得るものとしたことを、その最も主要な特徴としている。
さらに、この発明の請求項3は、モータアセンブリの出力軸に設けられた出力ギヤと、その入力側をこの出力ギヤに噛合させた中継ギヤ群と、この中継ギヤ群の出力側に噛合されるとともに、2組の回転ドラムアセンブリの回転ドラムとの一体回転を可能に、この各回転ドラムを連続支持する単一の支軸に設けられた伝達ギヤとの組み合わせを有するものとして、同期回転機構を具体化し、かつ、モータの駆動に伴う、中継ギヤ群を介した伝達ギヤの回転により、単一の支軸に設けられた各回転ドラムを同期回転させるものとしたことを、その最も主要な特徴としている。
また、この発明の請求項4は、モータアセンブリの出力軸に設けられた出力ギヤと、その入力側をこの出力ギヤに噛合させた中継ギヤ群と、この中継ギヤ群の出力側に噛合可能であるとともに、回転ドラムとの一体回転を可能にその支軸に設けられた回転ドラム毎の伝達ギヤとの組み合わせを有するものとして、同期回転機構を具体化し、かつ、2組の回転ドラムアセンブリの一方の支軸の伝達ギヤを中継ギヤ群の出力側に噛合させるとともに、この一方の伝達ギヤに対し、他方の回転ドラムアセンブリの支軸の伝達ギヤを噛合させることにより、単一のモータの駆動のもとで、この2組の回転ドラムアセンブリの回転ドラムを同期回転させるものとしたことを、その最も主要な特徴としている。
本発明の請求項1に示すパワースライドシートに用いられるケーブル駆動手段は、単一のモータの駆動によって2組の回転ドラムアセンブリを同期作動させる構成であり、同期した出力を、各回転ドラムアセンブリに設けられた2系統の進退一対のコントロールケーブルにおいてそれぞれ得ることが可能となることから、この2系統での同期した出力を、左右のシートスライド装置に伝達すれば足りるため、この発明のパワースライドシートであれば、左右のシートスライド装置での動力伝達バランスの均衡化および作動バランスの均衡化の両立が、構成の複雑化を伴うことなく容易に可能になるという利点がある。
また、本発明の請求項2ないし4で具体化した同期回転機構によれば、いずれも、単一のモータアセンブリによる2組の回転ドラムアセンブリの同期作動を、構成の複雑化を伴うことなく適切に確保できるという利点がある。
左右のシートスライド装置での動力伝達バランスの均衡化および作動バランスの均衡化の両立を、構成の複雑化を伴うことなく実現可能とした。
図1は、本発明のパワースライドシート10の概略平面図であり、これを見るとわかるように、この発明においては、1体のケーブル駆動手段12が、その左右(図中上下)一対のシートスライド装置14(L,R)に対する駆動装置として設けられている。
この図1に加えて図2を見るとわかるように、シートスライド装置14(L,R)は、床体18に固定されるロアレール(ガイドレールとも称される)20と、このロアレールに沿ってスライド可能に組み付けられたアッパレール(ランナとも称される)22との組み合わせを有して形成され、このアッパレールに対し、所定のシート本体24を、たとえば載置、固定することにより、前後スライドの可能なスライドシートが概略形成される。
なお、この種のスライドシートを形成するシートスライド装置14(L,R)の基本構成としては、たとえば特開2004−243811号公報に開示のものが例示でき、その基本構成自体はこの発明の趣旨でないため、この基本構成に関する詳細な説明はここでは省略するものとする。
また、図3、図4にケーブル駆動手段12の概略平面図、およびその概略縦断面図を示す。これらを見るとわかるように、このケーブル駆動手段12は、モータ26を有するモータアセンブリ28と、このモータの駆動により回転駆動される回転ドラム30を有した回転ドラムアセンブリ32とを備えている。そして、図3を見るとわかるように、この発明においては、このケーブル駆動手段12が、単一のモータアセンブリ28に対し回転ドラムアセンブリ32をL,Rの2組有するものとして形成されている。
この回転ドラムアセンブリ32(L,R)は、モータ26の駆動により回転駆動する回転ドラム30と、この回転ドラムに対するその基端の係止のもとでこの回転ドラム周りに相対巻装方向でインナケーブル34−ai,34−biをそれぞれ巻装させた、進退一対のコントロールケーブル34−a,34−bとの組み合わせを有してそれぞれ形成され、この回転ドラムの回転方向に応じた一方のインナケーブルの繰り出し、およびその他方のインナケーブルの巻き取りにより、各インナケーブル延出端部の一体的かつ相対的な進退移動を行うものとして、この各組の回転ドラムアセンブリはそれぞれ構成されている。
なお、このケーブル駆動手段12を構成するモータアセンブリ28および回転ドラムアセンブリ32(L,R)の各基本構成自体はこの発明の趣旨でなく、また、その基本構成としては、たとえば特開2004−162892号公報等に開示された公知の構成が応用できるため、これらの基本構成に対する詳細な説明はここでは省略する。
図3、図4を見るとわかるように、このケーブル駆動手段12は、たとえば、上下一対のアッパケーシング36およびロアケーシング38に対する組み付けにより、概略的にユニット化される。そして、図1に示すように、このユニット化されたケーブル駆動手段12を、たとえば左右のアッパレール22間に架設、固定されたシート本体24のベース部材等に固定することにより、このケーブル駆動手段12は配設される。
図3、図4に示すように、このケーブル駆動手段12の、2組の回転ドラムアセンブリ32(L,R)の回転ドラム30は、個別の支軸42に対してそれぞれ一体回転可能に配設され、この支軸をアッパケーシング36、ロアケーシング38間で軸支することにより、各回転ドラムは回転自在に軸支される。そして、この発明においては、この2組の回転ドラムアセンブリ32(L,R)の回転ドラム30を、単一のモータアセンブリ28に対し、同期回転機構40を介して連動可能に連結することにより、その同期回転を得るものとしている。
この同期回転機構40としては、たとえば、モータアセンブリ28の出力軸44に設けられた出力ギヤ46と、その入力側となる第1中継ギヤ48をこの出力ギヤに噛合させた、ギヤ軸50に設けられた中継ギヤ群と、この中継ギヤ群の出力側となる第2中継ギヤ52に噛合されるとともに、回転ドラム30との一体回転を可能に回転ドラムの支軸42に設けられた、各回転ドラムアセンブリの回転ドラム毎の伝達ギヤ54との組み合わせを有するものが例示できる。
なお、この同期回転機構40は、モータ26による出力軸44の回転を減速しつつ各回転ドラム30に伝達する、いわゆる減速機能を有するものとして構成されている。
このケーブル駆動手段12における、モータ26の動力の伝達経路、およびその動作の概略を、ここで説明する。
図3を見るとわかるように、モータ26の駆動のもとで出力軸44、つまり出力ギヤ46が、たとえば、矢印で示す図中反時計方向に回転すると、この出力ギヤに噛合された第1中継ギヤ48、およびこの第1中継ギヤと一体回転する第2中継ギヤ52が、それに伴って図中時計方向に回転するとともに、この第2中継ギヤに噛合された、2組の回転ドラムアセンブリ32(L,R)のそれぞれの伝達ギヤ54が、それぞれの回転ドラム30を伴って、同一の図中反時計方向に回転される。
このような、図中反時計方向への回転ドラム30の回転時においては、回転ドラムアセンブリ32(L,R)毎のインナケーブル34−aiが引き込み方向に移動するとともに、そのインナケーブル34−biが繰り出し方向に移動する。このように、この発明のケーブル駆動手段12によれば、単一のモータアセンブリ28の駆動による2組の回転ドラムアセンブリ32(L,R)の同期作動が確保可能となる。
また、モータ26の駆動のもとで出力軸44、つまり出力ギヤ46が、矢印とは反対の図中時計方向に回転すれば、上記の場合とは逆の伝達手順を追って、2組の回転ドラムアセンブリ32(L,R)のそれぞれの伝達ギヤ54が、それぞれの回転ドラム30を伴って、同一の図中時計方向に回転されることから、上記とは逆のインナケーブル34−aiの繰り出し、およびインナケーブル34−biの引き込みがそれぞれ行われる。
このように、この発明におけるケーブル駆動手段12は、単一のモータ26の駆動により作動される回転ドラムアセンブリ32を2組有するとともに、この2組の回転ドラムアセンブリ32(L,R)は、同期回転機構40を介して同期作動されるため、その同期した出力を、各回転ドラムアセンブリに設けられた2系統の進退一対のコントロールケーブル34−a,34−bにおいてそれぞれ得ることが可能となる。そして、この2組の回転ドラムアセンブリ32(L,R)を、単一のモータアセンブリ28に対し、同期回転機構40を介して連動可能に連結すれば足りるため、この2系統での同期した出力を可能とするケーブル駆動手段12の構成の簡素化が十分に可能となる。
ここで、図1に示すように、この発明のパワースライドシート10は、この、単一のモータアセンブリ28の駆動による同期作動の可能な2組の回転ドラムアセンブリ32(L,R)を有するケーブル駆動手段12を、左右のシートスライド装置14(L,R)に対する駆動装置として設けている。
ここでは、まず、シートスライド装置14(R)側における回転ドラムアセンブリ32(R)の進退一対のコントロールケーブル34−a,34−bの接続について説明する。
図2を見るとわかるように、回転ドラムアセンブリ32(R)のコントロールケーブル34−a,34−bは、アッパレール22の前後に配された中継部材56−a,56−bに対するそのアウタケーシング34−ao,34−boの端末の係止、保持のもとで接続され、この中継部材の回転自在な中継プーリ58を介して、そのインナケーブル34−ai,34−biは対応する前後方向にそれぞれ延出される。
そして、図1に示すように、このインナケーブル34−ai,34−biの各端末は、シートスライド装置のロアレール20の前後端部に配された係止部材60に、インナケーブルに適度なテンションを保った状態で連結、係止される。
また、ケーブル駆動手段の他方の回転ドラムアセンブリ32(L)の進退一対のコントロールケーブル34−a,34−bは、シートスライド装置14(L)に対して接続される。そして、この発明においては、シートスライド装置14(R)のコントロールケーブル34−a,34−bとの進退同一側として、この回転ドラムアセンブリ32(L)のコントロールケーブルの、シートスライド装置に対する配設部位は決定される。
つまり、回転ドラムアセンブリ32(R)のコントロールケーブル34−aの引き込みに同期して引き込まれる回転ドラムアセンブリ32(L)のコントロールケーブル34−aが、この回転ドラムアセンブリ32(R)側と同様にシートスライド装置の14(L)の前側に配されるとともに、これに同期して繰り出される回転ドラムアセンブリ32(L)のコントロールケーブル34−bが、この回転ドラムアセンブリ32(R)側の回転ドラムアセンブリ32(R)のコントロールケーブル34−bと同様に、シートスライド装置14(L)の後側に配される。
なお、アッパレールの前後に配された中継部材56−a,56−bに対するそのアウタケーシング34−ao,34−boの端末の係止、保持のもとで進退一対のコントロールケーブル34−a,34−bをシートスライド装置14(L)のアッパレール22に対して接続する点、およびこの中継部材の回転自在な中継プーリ58を介してその前後に延びたインナケーブル34−ai,34−biの端末をシートスライド装置14(L)のロアレールの前後端部の係止部材60に連結、係止する点は同じである。
このように、この発明のパワースライドシート10においては、同期作動される2組の回転ドラムアセンブリ32(L,R)を有したケーブル駆動手段12を、左右のシートスライド装置14(L,R)に対する駆動装置として用いている。そして、2組の回転ドラムアセンブリ32(L,R)の進退一対のコントロールケーブル34−a,34−bのうちの進退同一側を、左右のシートスライド装置14(L,R)の前後同一側にそれぞれ配しているため、左右のシートスライド装置の、その左右間での同期した作動が容易に確保可能となる。
従って、この発明によれば、左右のシートスライド装置14(L,R)での動力伝達バランスの均衡化および作動バランスの均衡化の両立が、構成の複雑化を伴うことなく実現可能となる。
ここで、この実施例においては、2組の回転ドラムアセンブリ32(L,R)の回転ドラムの支軸42をそれぞれ個別のもとして具体化しているが(図3参照)、単一のモータ26による回転ドラム30の同期した回転駆動が確保可能であれば足りるため、これに限定されず、たとえば、図5に示すように、単一の支軸62に対して、この各回転ドラムアセンブリの回転ドラムを一体的に設ける構成としてもよい。
なお、この場合の同期回転機構40としては、前実施例と同様の、モータアセンブリ28の出力軸44に設けられた出力ギヤ46と、その入力側となる第1中継ギヤ48をこの出力ギヤに噛合させた、ギヤ軸50に設けられた中継ギヤ群と、この中継ギヤ群の出力側となる第2中継ギヤ52に噛合される、支軸62に設けられた伝達ギヤ54との組み合わせが例示できる。
この構成においても、単一のモータ26の駆動に伴う2組の回転ドラムアセンブリ32(L,R)の同期作動は同様に行われるため、2系統での同期した出力の取り出しが同様に可能となる。
また、図3に示すような、中継ギヤ群の第2中継ギヤ52に対する、2組の回転ドラムアセンブリ32(L,R)の双方の伝達ギヤ54の噛合に限定されず、たとえば、図6に示すように、一方の回転ドラムアセンブリの伝達ギヤのみを中継ギヤ群の第2中継ギヤに噛合させ、その他方の回転ドラムアセンブリの伝達ギヤを一方の伝達ギヤに噛合させる構成とすることもできる。
上記の二実施例と同様に、この構成においても、単一のモータ26の駆動に伴う2組の回転ドラムアセンブリ32(L,R)の同期作動は行われるため、2系統での同期した出力の取り出しが同様に可能となる。
上述した実施例は、この発明を説明するためのものであり、この発明を何等限定するものでなく、この発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも全てこの発明に包含されることはいうまでもない。
ここでは、ロングレールとしてなるシートスライド装置を有したパワースライドシートをその対象として具体化しているが、一般的なショートレールのシートスライド装置によりなるパワースライドシートにも、この発明は応用可能である。
この発明に係るパワースライドシートの概略平面図である。 シートスライド装置の部分側面図である。 ケーブル駆動手段の概略平面図である。 図3の線A−Aに沿った概略縦断面図である。 ケーブル駆動手段の第1の変形例を示す、図4に類似するその概略縦断面図である。 ケーブル駆動手段の第2の変形例を示す、図3に類似するその概略平面図である。
符号の説明
10 パワースライドシート
12 ケーブル駆動手段
14(L,R) シートスライド装置
26 モータ
28 モータアセンブリ
30 回転ドラム
32(L,R) 回転ドラムアセンブリ
40 同期回転機構

Claims (4)

  1. 左右一対のシートスライド装置により前後スライド可能に支持されるとともに、モータを有するモータアセンブリと;このモータの駆動に伴う回転ドラムの回転駆動により、進退一対のコントロールケーブルのインナケーブル各延出端部を相対的に進退移動させる回転ドラムアセンブリと;を備えたケーブル駆動手段を、シートスライド装置の駆動装置として備えてなるパワースライドシートにおいて、
    上記ケーブル駆動手段の回転ドラムアセンブリが2組設けられ、この2組の回転ドラムアセンブリの各回転ドラムが、上記モータアセンブリの単一のモータに対し、所定の同期回転機構を介してその同期回転を可能にそれぞれ連結されるとともに、
    上記ケーブル駆動手段が、上記シートスライド装置のアッパレールに固定されたシート側部材に配設され、上記各回転ドラムアセンブリの進退一対のコントロールケーブルのうち、進退同一側のインナケーブル延出端部を、上記シートスライド装置のアッパレールから、ロアレールの前後同一端部にそれぞれ連結したことを特徴とするパワースライドシート。
  2. 前記2組の回転ドラムアセンブリの各回転ドラムが、個別の支軸を介してそれぞれ回転自在に支持されるとともに、
    前記同期回転機構が、前記モータアセンブリの出力軸に設けられた出力ギヤと;その入力側をこの出力ギヤに噛合させた中継ギヤ群と;この中継ギヤ群の出力側に噛合されるとともに、回転ドラムとの一体回転を可能に上記支軸に設けられた、各回転ドラムアセンブリの回転ドラム毎の伝達ギヤと;の組み合わせを有してなり、
    上記回転ドラム毎の伝達ギヤを、上記中継ギヤ群の出力側にそれぞれ噛合させることにより、前記モータの駆動に伴う、中継ギヤ群を介した各回転ドラムの同期回転を得る請求項1記載のパワースライドシート。
  3. 前記2組の回転ドラムアセンブリの各回転ドラムが、単一の支軸に対し、その一体回転を可能にそれぞれ設けられるとともに、この支軸が回転自在に支持され、
    前記同期回転機構が、前記モータアセンブリの出力軸に設けられた出力ギヤと;その入力側をこの出力ギヤに噛合させた中継ギヤ群と;この中継ギヤ群の出力側に噛合されるとともに、回転ドラムとの一体回転を可能に上記支軸に設けられた伝達ギヤと;の組み合わせを有してなり、
    前記モータの駆動に伴う、上記中継ギヤ群を介した上記伝達ギヤの回転により、単一の支軸に設けられた各回転ドラムを同期回転させる請求項1記載のパワースライドシート。
  4. 前記2組の回転ドラムアセンブリの各回転ドラムが、個別の支軸を介してそれぞれ回転自在に支持されるとともに、
    前記同期回転機構が、前記モータアセンブリの出力軸に設けられた出力ギヤと;その入力側をこの出力ギヤに噛合させた中継ギヤ群と;この中継ギヤ群の出力側に噛合可能であるとともに、回転ドラムとの一体回転を可能に上記支軸に設けられた、各回転ドラムアセンブリの回転ドラム毎の伝達ギヤと;の組み合わせを有してなり、
    前記2組の回転ドラムアセンブリの一方の支軸の伝達ギヤが、上記中継ギヤ群の出力側に噛合されるとともに、この一方の伝達ギヤに対し、他方の回転ドラムアセンブリの支軸の伝達ギヤを噛合させることにより、前記モータの駆動のもとで、この2組の回転ドラムアセンブリの回転ドラムを同期回転させる請求項1記載のパワースライドシート。
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