JP2006334463A - 生物系物質の爆砕膨軟化装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 倒木材などをその現場付近で一つの工程で破砕摩耗し、蒸煮して水蒸気爆砕させて膨軟化させ、堆肥、家畜用敷料、人工土壌、飼料、水分調整剤などの上質な素材を容易に処理できる装置がなかった。
【解決手段】 スパイラル刃20を有する回転軸2と、回転軸2の長手方向に複数設けられる破砕室1と、破砕室1内に水分を供給可能な給水装置9と、破砕室1間に設けられ室間通過口30を有するとともに被破砕物のスパイラル刃20の回転により移動する流れの上流方向向きの壁面に被破砕物摩耗用凹凸31を有する仕切り板3と、上流部に設けられる原料投入口4と、下流部に設けられる多数の排出口50を設けるとともにヒーター8を備えた排出板5とを有する生物系物質の爆砕膨軟化装置Aによる。
【選択図】 図1
【解決手段】 スパイラル刃20を有する回転軸2と、回転軸2の長手方向に複数設けられる破砕室1と、破砕室1内に水分を供給可能な給水装置9と、破砕室1間に設けられ室間通過口30を有するとともに被破砕物のスパイラル刃20の回転により移動する流れの上流方向向きの壁面に被破砕物摩耗用凹凸31を有する仕切り板3と、上流部に設けられる原料投入口4と、下流部に設けられる多数の排出口50を設けるとともにヒーター8を備えた排出板5とを有する生物系物質の爆砕膨軟化装置Aによる。
【選択図】 図1
Description
この発明は、生物系物質の爆砕膨軟化装置、詳細には、間伐材や伐採された木材の枝葉、樹皮、及び竹、笹、葦などの竹笹類などの植物系物質や、カニ殻などの動物系物質などの生物系原料である被破砕物を破砕し、それらの植物繊維やカニ殻などを摩耗して解繊し、高温により細胞内の水分の水蒸気化により細胞壁を破壊し、原料のある現場で原料を膨軟化させることの可能な生物系物質の爆砕膨軟化装置に関する。
木材チップやプラスチック廃材などの産業廃棄物を粉末に近い状態まで破砕する破砕機としては、特開2000−262913号公報(従来技術1)が公知である。
従来技術1の「破砕機」は、「被破砕物を搬送する案内路内に2本の回転軸が平行に横に並べて備えられ、その2本の各回転軸の周囲には、帯状の破砕刃が回転軸の後端からその先端に向けて互いに逆方向にスパイラル状に起立させて一体に巻き付けられ、前記の2本の回転軸には、該2本の各回転軸を破砕刃の巻き付け方向に同一速度で互いに逆方向に同期回転させる回転手段が連結され、その2本の各回転軸を破砕刃の巻き付け方向に同一速度で互いに逆方向に同期回転させた際には、その2本の各回転軸周囲にスパイラル状に巻き付けられた破砕刃が、その2本の回転軸の内側間で互いに噛合し合いながら回転するように構成され、前記の2本の回転軸周囲に巻き付けられた破砕刃の外側縁部の表側とその裏側には、複数の破砕チップが所定のピッチで起立させて並べて付設されて、2本の各回転軸を破砕刃の巻き付け方向に同一速度で互いに逆方向に同期回転させた際には、その2本の回転軸周囲の破砕刃の外側縁部の複数の各破砕チップが、その2本の回転軸の内側間でその近くを通過する他の破砕刃又は他の破砕チップと微小間隙をあけて噛合し合いながら回転するように構成され、前記案内路には、該案内路内後部に被破砕物を搬入するための搬入口と、2本の回転軸の周囲にスパイラル状に巻き付けられた破砕刃により案内路内をその先方に搬送された被破砕物を案内路外部に搬出するための搬出口とが設けられた」装置である。
また、特開2003−159545号公報に「2軸スクリューシャフト式粉砕機(従来技術2)」が開示されている。
従来技術2は、「2個のシリンダーを平行に配置し、各々のシリンダーに左不等ピッチスクリューシャフトと右不等ピッチスクリューシャフトとをスクリューが交差するようにして回転自在に収容し、左不等ピッチスクリューシャフトと右不等ピッチスクリューシャフトとのスクリューピッチは廃棄物の投入側を長く、排出側に行くにしたがって短く設定し、左不等ピッチスクリューシャフトと右不等ピッチスクリューシャフトとは各々内側方向に向けて回転させ、シリンダーの下流側終端開口に排出板を設け、排出板に対向する箇所の左不等ピッチスクリューシャフトと右不等ピッチスクリューシャフトにカッターを設けている」装置である。従来技術2は、上記の構成により「水分の多い廃棄物や硬質の廃棄物のいずれが投入されたときでも廃棄物を粉砕する」作用を有する。
更に、特開昭52−1118号公報に「繊維質素材の組織膨軟破壊方法」(従来技術3)の開示がある。従来技術3には、「素材投入口、スクリュー羽根を有する回転軸部分とこれに続く回転軸部分が分割可能な回転軸、回転軸に設ける一定外径のスクリュー羽根及び次第に異径縮小されたテーパー状スクリュー羽根を有する素材移送部、移送素材の加圧圧縮部、軸方向に沿った突条よりなるカッター」等の構成要素の開示がある。
更にまた、「繊維質素材の組織破壊装置」として特公昭56−48212号公報(従来技術4)がある。従来技術4には、従来技術3と同じ構成の「素材投入口、スクリュー羽根を有する回転軸部分とこれに続く回転軸部分が分割可能な回転軸、回転軸に設ける一定外径のスクリュー羽根及び次第に異径縮小されたテーパー状スクリュー羽根を有する素材移送部、移送素材の加圧圧縮部、軸方向に沿った突条よりなるカッター」等の構成要素に加えて「カッターの突条が異径部周壁に均等間隔をもって複数条配置」される構成の開示がある。
また、特開2003−1138号公報に「剪定枝破壊装置、不定形素材破壊装置及び剪定枝破壊方法」(従来技術5)の開示がある。従来技術5の剪定枝破壊方法は、「剪定枝を投入口から投入する工程と、加工軸部を回転させ投入された剪定枝を前方の排出用開口部へ移送するとともに水分を含んだ状態で圧縮していく工程と、圧縮され加圧状態にある剪定枝を一気に減圧しながら排出する工程」を有するとともに、「投入されたチップに給水し例えば含水率を30〜50%程度とするための給水手段3(従来技術5の3頁4欄30行乃至32行)」の開示がある。
特開2000−262913号公報(従来技術1)
特開2003−159545号公報(従来技術2)
特開昭52−1118号公報(従来技術3)
特公昭56−48212号公報(従来技術4)
特開2003−1138号公報(従来技術5)
一般的に、間伐材などの枝葉等の原料を破砕摩耗する装置は、例えば上述した従来技術1乃至5の様に様々知られているが、原木の状態から細かく破砕し確実に細胞壁を破壊して膨軟化しそのまま使用できる生産物とすることはできず、それらの装置や方法で処理された生産物は、別な装置で2次加工処理されていた課題があった。すなわち、従来技術1及び従来技術2の装置では、装置に投入される廃棄物等の被破砕物を磨り潰すような作用はなかった。特に植物質系の間伐材や伐採された木材の枝葉、樹皮、及び竹、笹、葦などの竹笹類などの主に植物系物質を磨り潰して植物繊維を解きほぐして、そのとき発生する摩擦熱によって生産される破砕解繊物質を殺菌する作用効果は有していなかった。
また、従来技術3及び従来技術4には、スクリュー羽根による素材移送部、加圧圧縮部が開示され、従来技術5には、加圧圧縮部に加えて「チップの含水率を30〜50%とする給水手段」が開示されている。しかし、これらによっても細胞壁を破壊して原料の大部分を確実に膨軟化させることはできない課題があった。
従来技術1乃至5に開示される装置、方法では、自然災害などで発生する多数の倒木材を、その現場に置いて1つの装置、1つの工程で細胞壁を破壊して膨軟化させて有効な生産物として再生させるコンパクトな装置は知られていなかった。
上記課題を解決するため、スパイラル刃を有する回転可能な回転軸と、回転軸の長手方向に複数設けられる破砕室と、破砕室内に水分を供給可能な給水装置と、破砕室間に設けられ室間通過口を有するとともに被破砕物のスパイラル刃の回転により移動する流れの上流方向向きの壁面に被破砕物摩耗用凹凸を有する仕切り板と、被破砕物がスパイラル刃の回転により移動する流れの上流部に設けられる原料投入口と、被破砕物がスパイラル刃の回転により移動する流れの下流部に設けられる多数の排出口を設けるとともにヒーターを備えた排出板とを有することを特徴とする生物系物質の爆砕膨軟化装置を提案する。
また、スパイラル刃を有する回転可能な回転軸と、回転軸の長手方向に複数設けられる破砕室と、破砕室内に温水を供給可能な給水装置と、破砕室間に設けられ室間通過口を有するとともに被破砕物のスパイラル刃の回転により移動する流れの上流方向向きの壁面に被破砕物摩耗用凹凸を有する仕切り板と、被破砕物がスパイラル刃の回転により移動する流れの上流部に設けられる原料投入口と、被破砕物がスパイラル刃の回転により移動する流れの下流部に設けられる多数の排出口を設けるとともにヒーターを備えた排出板とを有するとともに、原料投入口から投入される原料をスパイラル刃により下流側の破砕室へ移動させつつ仕切り板の被破砕物摩耗用凹凸とスパイラル刃により破砕摩耗し、更に給水装置にて温水を供給可能かつヒーターを備えた排出板と接する破砕室内で、破砕摩耗された原料に温水と熱と圧力を加えつつ排出板の排出口から排出することにより原料の細胞壁を破壊することを特徴とする生物系物質の爆砕膨軟化装置を提案する。
上記0012欄及び0013欄の仕切り板が、ヒーターを備えた仕切り板である生物系物質の爆砕膨軟化装置、複数の破砕室に位置するスパイラル刃のピッチが、上流側の破砕室より下流側の破砕室の方が小さいピッチのスパイラル刃である上述した各生物系物質の爆砕膨軟化装置、回転軸に設けられ各破砕室に位置する各スパイラル刃の下流側端部が、それぞれ仕切り板の上流方向向きの壁面と近接している上述した各発明に記載の生物系物質の爆砕膨軟化装置、破砕室間に設けられる仕切り板の室間通過口が、仕切り板の厚さの中で上流側の開口面積より下流側の開口面積の方が広い面積の開口面積を有している室間通過口である上述した各生物系物質の爆砕膨軟化装置を提案する。
この発明によれば、倒木材などの原料を一つの装置、1つの工程において加熱、加水、加圧することにより1人乃至数人という非常に少ない人数の作業者によって容易に原料の細胞壁を破壊して膨軟化させて有効利用可能な生産物として再生させることができる。
また、スクリュー刃による加圧、給水装置による加水とともにヒーターによる加熱ができるため、各破砕室内において被破砕物(原料)の温度管理が容易にでき、摩擦熱に頼ることなく、より高温状態にすることも可能となった。したがって、破砕摩耗された被破砕物が排出口通過時、その高温度を正確に保つことができ、被破砕物は、蒸煮され細胞壁を爆砕されて膨軟化されるため従来と比べ多様な利用分野を有する生産物が確実に生産されるようになった。
間伐材などの植物系の原料やカニ殻などの原料は、破砕し磨り潰されるとともにスパイラル刃による加圧、給水装置からの加水、さらにヒーターによる加熱により破砕室内で190℃〜210℃、排出板の排出口で270℃〜330℃の高温になり自動的に加熱殺菌されるとともに、水蒸気爆砕により細胞壁を破壊することができ、細胞壁まで細胞単位で破壊され膨軟化した生産物は、改めて加熱殺菌の必要がなく吸水性も向上するため、良質な堆肥、家畜用敷料、家畜用飼料、土壌表面に撒き雑草を防止したりする人工土壌、生ゴミの水分を調整する水分調整剤などに利用することができる。
更に、原料の種類によって加熱温度、加水水量などを変化調整して、その原料に適した加熱温度、加水水量に調整し、倒木材などを上質な生産物として再利用することができる。
また、この発明は、コンパクトで移動が容易であり、山林などにも運搬が容易であるため、台風などの自然災害で発生する多数の倒木材や、ダムに流れ着く多量の木材など山間の僻地でも容易に搬送ができ、その現地において容易に処理することが可能になり、それらの倒木材を上述したような有効な再生物に生産でき、物質の自然循環に寄与するという大きな効果がある。
また、この発明は、回転軸の長手方向に複数設けられる破砕室と、破砕室間に設けられ室間通過口を有するとともに被破砕物のスパイラル刃の回転により移動する流れの上流を向いた壁面に被破砕物摩耗用凹凸を有する仕切り板によって、かなり大きな太い枝でも複数の破砕室間を順次通過する毎に破砕と摩耗により、より小さな破砕片になっていくため破砕片の一部が団子状態になることがなく、装置が詰まることが従来に比べ非常に減少した。
この発明の生物系物質の爆砕膨軟化装置の第1実施形態の正面を示す図1、平面を示す図2、上流側から見た側面を示す図3、第2実施形態の正面を示す図4、平面を示す図5、第3実施形態の正面を示す図6、平面を示す図7、この発明の実施形態のヒーターを設けた仕切り板を示す図8、同じく排出板を示す図9、同じく上流から下流への一連の仕切り板及び排出板の実施形態の1つを示す図10乃至図12、原料投入口の平面図である図13、細胞壁が破壊される状態の説明図である図14、排出板付近の内部状態を示す説明図である図15、仕切り板の横断面図を示す図16に基づいて説明する。
図1乃至図3に示す、この発明の第1実施形態である生物系物質の爆砕膨軟化装置A1は、並行に設けられ互いに逆方向のスパイラル刃20、21を有する2本の回転軸2a、2bと、回転軸2a、2bの長手方向に上流側からそれぞれ第1破砕室1a、第2破砕室1b、第3破砕室1cと3つ設けられる破砕室1と、第1破砕室1aと第2破砕室1b間に設けられる第1仕切り板3a、第2破砕室1bと第3破砕室1c間に設けられヒーター8を有する第2仕切り板3bと、第2破砕室1b及び第3破砕室1cに温水を給水できる給水装置9と、第1破砕室1aの上部に開口する原料投入口4と、第3破砕室1cの下流側に設けられる排出口50とヒーター8を有する排出板5と、減速機6と、モータ7とを有する。Fはフレーム台であり、車輪F1を有して移動可能である。被破砕物は、原料投入口4から装置内へ投じられスパイラル刃20、21の回転により移動する。この明細書において上流下流の意味は、スパイラル刃20、21の回転により移動する被破砕物の流れの上流下流を意味する。
図13は、第1破砕室1aの上部に開口する原料投入口4の平面図であり、原料投入口4は、上面が開口する角筒状からなる。筒部の中間に危険防止用バー40を2本設けている。危険防止用バー40は、太い枝などが投入され、スパイラル刃20、21に巻き込まれるときに上端部が、大きな動きや異常な動きをすることを防止する。
破砕室1及び回転軸2は、この破砕装置を水平に載置した場合にほぼ水平になるように設けられる。しかし破砕室1及び回転軸2は別の実施形態としては、この破砕装置を水平に載置した場合、ある程度下流側が下方になるような傾斜を有してもよい。複数の回転軸2a、2bは、この実施例では2本であるが、2本以上の本数を並行に並べ互いに逆方向のスパイラル刃を有する構成も可能である。複数の回転軸のうちの一本の回転軸2aは、減速機6と連結しており、減速機6はモータ7とベルト70によって回転伝動されておりモータ7の回転を適宜減速して回転軸2aに伝動する。一本の回転軸2aは、対となる回転軸2bにギア23によって逆回転を伝動している。
複数の破砕室1は、この実施形態では上流から下流に掛けて3つ、上流側から第1破砕室1a、第2破砕室1b、第3破砕室1cからなり、それぞれ1つの筒状壁面10に被覆されている。それぞれの破砕室1の筒状壁面の上面は容易に着脱可能なようにボルト等により左右壁面又は下壁面と連結される。複数の破砕室1の数は2つ以上あればよい。
第1破砕室1aは、その上流側を上流側壁板11によって、下流側を第2破砕室1bとの間に設ける第1仕切り板3aによって区分されており、上面は開口して原料投入口4の下端と連結している。同様に第2破砕室1bは、その上流側を第1破砕室1aとの間に設ける第1仕切り板3aにより、また下流側を第3破砕室1cとの間に設ける第2仕切り板3bによって区分されている。第3破砕室1cは、その上流側を第2破砕室1bとの間に設ける第2仕切り板3bにより、また下流側は排出口50を多数有している排出板5によって区分されている。
第1実施形態では、第2破砕室1b、第3破砕室1cのそれぞれ上面部に給水管90を開口させる。給水管90は、最上流部に加熱装置を備えた給水槽91を備え、給水管90に給水ポンプ92、水量調整バルブ93を設けて給水装置9を構成する。他の実施例では給水槽91に加熱装置を設けず常温の水を給水管90から第2破砕室1b、第3破砕室1cへ給水する。
第1破砕室1a、第2破砕室1b、第3破砕室1cのそれぞれの室内を2本の回転軸2a、2bが並行に貫通しており、2本の回転軸2a、2bは、互いにスパイラルの方向が逆方向でかつ一定の刃幅で互いに重なり合うスパイラル刃20、21を軸に固定して設けている。スパイラル刃のピッチPは、上流側に位置する破砕室1に設けられたスパイラル刃20、21ほど相対的に下流側に位置する破砕室1に設けられたスパイラル刃20、21より大きい。したがって第1破砕室1aに配設される第1スパイラル刃20a、21aのピッチPaの方が、より下流側の第2破砕室1bに配設される第2スパイラル刃20b、21bのピッチPbより大きい。同様に第2破砕室1bに配設される第2スパイラル刃20b、21bのピッチPbは、より下流側の第3破砕室1cに配設される第3スパイラル刃20c、21cのピッチPcより大きい。破砕室数がN室の場合、一番下流側に配設されるスパイラル刃20n、21nのピッチPが一番小さくなる。
複数の破砕室1の数は、2つ以上であればよく、それぞれの破砕室1内に位置するスパイラル刃3のピッチが上流から下流に行くにしたがって小さくなればよい。最上流側の第1破砕室1aに位置する第1スパイラル刃20a、21aは、破砕及び/又は掻き込み作用を持たせたものであり図10に示すように切欠部200を有している。図11は、第2破砕室1bに位置する第2スパイラル刃20b、21b又は第3破砕室1cに位置する第3スパイラル刃20c、21cの側面説明図である。
各スパイラル刃20、21は、その下流側端面で各仕切り板3の上流方向向きの壁面33とほぼ平行で近接して回転可能なように形成され配設される。
仕切り板3は、この発明の実施形態では、破砕室1が3つなので2種の仕切り板を有する。すなわち仕切り板3は、第1破砕室1aと第2破砕室1bとの間に設ける第1仕切り板3aと、第2破砕室1bと第3破砕室1cとの間に設けられ、ヒーター8を有する第2仕切り板3bとからなる。
各仕切り板3a、3bは、それぞれ2本の回転軸2a、2bに対応する位置に回転軸が2a、2bが貫通する軸孔32、32と、軸孔32、32の上方にそれぞれ室間通過口30a、30bを有する。更に各仕切り板3a、3bは、上流方向向きの壁面33に被破砕物摩耗用凹凸31を設けている。被破砕物摩耗用凹凸31は、この実施形態では壁面33に左右斜め状の多数の溝からなるが、その他、左右斜め状の多数の線状突起、格子状の溝あるいは線状突起、多数の小さな突起あるいは穴、またはこれらの混在した形状でもよい。
室間通過口30は、その開口面積が上流側に位置する第1仕切り板3aに設けられた第1室間通過口30aほど相対的に下流側に位置する第2仕切り板3bに設けられた第2室間通過口30bより大きい。また各々の室間通過口30は、図16に示す断面図のように仕切り板3の厚さの中で上流側の開口面積より下流側の開口面積の方が広い面積の開口面積を有している。
室間通過口30の開口形状及び仕切り板3における位置は、図10及び図11に示す実施形態では、第1仕切り板30a及び第2仕切り板30bでは開口面積は第1仕切り板30aの方が大きいが、開口形状はほぼ正方形である。
各仕切り板3a、3bの上流方向向きの壁面33は、各破砕室1に配設され位置する各スパイラル刃20、21の下流側端部と近接するように設けられている。被破砕物は、スパイラル刃20、21により押圧され、各仕切り板3a、3bの上流方向向きの壁面33の被破砕物摩耗用凹凸31と各スパイラル刃20、21の下流側端部とが近接している狭い間隙に入ると各スパイラル刃20、21の回転により圧砕、摩耗される。
第2仕切り板3bは、熱伝導率の高い素材、例えば鉄などの金属で形成され、図8に示すように板内部に複数のヒーター8の部分を埋め込んでいる。各々のヒーター8は、電熱ヒーターであり、電線80によって図示しない電源及び温度調整装置に接続している。この実施例では排出板5に設けるヒーター8は14本である。
最下流に設けられる第3破砕室1cの下流側に排出板5を設けている。排出板5は、熱伝導率の高い素材、例えば鉄などの金属で形成され、図9、図12に示すように板内部に複数のヒーター8の部分を埋め込んでいる。各々のヒーター8は、電熱ヒーターからなり電線80によって図示しない電源、及び温度調整装置に接続している。この実施例では排出板5に設けるヒーター8は14本である。排出板5は、それぞれ2本の回転軸2a、2bに対応する位置に回転軸が2a、2bが貫通する軸孔52、52と、軸孔52、52の周囲に多数の排出口50を有する。
更に、排出板5は、上流方向向きの壁面53に被破砕物摩耗用凹凸51を設けている。被破砕物摩耗用凹凸51は、この実施形態では壁面53に左右斜め状の多数の溝からなるが、その他、左右斜め状の多数の線状突起、格子状の溝あるいは線状突起、多数の小さな突起あるいは穴、またはこれらの混在した形状でもよい。また、それぞれの排出口50は、排出板5の厚さの中で上流側の開口面積より下流側の開口面積の方が広い面積の開口面積を有している。
最下流側の第3スパイラル刃20c、21cは、その下流側端面で排出板5の上流方向向きの壁面53とほぼ平行で近接して回転可能なように形成され配設される。
図4乃至図5に示すこの発明の第2実施形態である生物系物質の爆砕膨軟化装置A2は、並行に設けられ互いに逆方向のスパイラル刃20、21を有する2本の回転軸2a、2bと、回転軸2a、2bの長手方向に上流側からそれぞれ第1破砕室1aと第2破砕室1bの2つの破砕室1と、第1破砕室1aと第2破砕室1b間に設けられる仕切り板3と、第2破砕室1bに温水を給水できる給水装置9と、第1破砕室1aの上部に開口する原料投入口4と、第2破砕室1bの下流側に設けられ排出口50とヒーター8を有する排出板5と、減速機6と、モータ7とを有する。Fはフレーム台であり、車輪F1を有して移動可能である。被破砕物は、原料投入口4から装置内へ投じられスパイラル刃20、21の回転により移動する。
この発明の第2実施形態である生物系物質の爆砕膨軟化装置A2は、ヒーター8を仕切り板3には設けず排出板5にのみ設けてある構成と、給水装置9から破砕室1へ給水する給水管90を第1破砕室1aには設けず第2破砕室1bの上部にのみ設けた構成が第1実施形態と相違するが、他の構成は第1実施形態の生物系物質の爆砕膨軟化装置A1と同じである。
図6乃至図7に示すこの発明の第3実施形態である生物系物質の爆砕膨軟化装置A3は、スパイラル刃20を有する1本の回転軸2と、回転軸2の長手方向に上流側からそれぞれ第1破砕室1a、第2破砕室1b、第3破砕室1cと3つ設けられる破砕室1と、第1破砕室1aと第2破砕室1b間に設けられる第1仕切り板3a、第2破砕室1bと第3破砕室1c間に設けられヒーター8を有する第2仕切り板3bと、第2破砕室1b及び第3破砕室1cに温水を給水できる給水装置9と、第1破砕室1aの上部に開口する原料投入口4と、第3破砕室1cの下流側に設けられる排出口50とヒーター8を有する排出板5と、減速機6と、モータ7とを有する。Fはフレーム台であり、車輪F1を有して移動可能である。被破砕物は、原料投入口4から装置内へ投じられ1本の回転軸2に設けられたスパイラル刃20の回転により移動する。
この発明の第3実施形態である生物系物質の爆砕膨軟化装置A3は、スパイラル刃20を有する回転軸2が1本しか設けられていない構成が、第1実施形態と相違するが他の構成は第1実施形態の生物系物質の爆砕膨軟化装置A1と同じである。
次に、この発明の実施形態の作動について第1実施形態の生物系物質の爆砕膨軟化装置A1に基づいて説明する。作動については第2実施形態である生物系物質の爆砕膨軟化装置A2、第3実施形態である生物系物質の爆砕膨軟化装置A3も同様である。
生物系物質の爆砕膨軟化装置A1は、最初にモータ7を駆動する。同時にヒーター8を作動させ第2仕切り板3bを適宜温度に上昇させ、給水装置9のタンクにある加熱装置を作動させ給水槽91内の水を適宜温度に上昇させる。
モータ7が駆動されると、ベルト70によりモータ7の回転は減速機6に伝動され、減速機6により適宜に減速された回転が回転軸2aに伝わり、ギア23を介して対の回転軸2bを逆回転させ、回転軸2a、2bが互いに向かって逆回転する。被破砕物である原料の間伐材や伐採された木材の枝葉、樹皮、及び竹、笹、葦などの竹笹類などの植物系物質、またカニ殻などの動物性物質を原料投入口4から投入する。このとき比較的太い枝などの場合でも危険防止用バー40があるため、投入時に下部がスパイパル刃20、21に巻き込まれ始めることによる太い枝などの上端部が、大きな動きや異常な動きをすることを防止し、作業者の危険を防ぐ。
被破砕物は、原料投入口3から第1破砕室1aに入り、第1スパイラル刃20a、21aによって破砕される。第1スパイラル刃20a、21aは、切断刃200を有しているので切断しつつ比較的ピッチPaが大きいので大きめに破砕していく。被破砕物は、破砕されながらスパイラル刃によって下流側へ押され流されていき、第1仕切り板3aの上流方向向きの壁面33と第1スパイラル刃20a、21a下流端面が近接する狭い間隙に挟まれて、第1スパイラル刃20a、21aの回転により押圧されつつ被破砕物摩耗用凹凸31によって摩耗、解繊される。被破砕物は、摩耗、解繊されつつ順次、室間通過口30aより第2破砕室1bへ移動する。このとき室間通過口30aは、仕切り板3の厚さの中で上流側の開口面積より下流側の開口面積の方が広い面積の開口面積を有しているため、詰まり難く下流側へ移動しやすい。
第2破砕室1bに入った被破砕物は、ピッチPの相対的に小さい第2スパイラル刃20b、21bによって破砕される。第2スパイラル刃20b、21bは、比較的にピッチPbが小さいのでより圧縮され、より小さく破砕していく。被破砕物は、圧縮、破砕されながらスパイラル刃によって下流側へ押され流されていき、板厚内部のヒーター8によって加熱されている第2仕切り板3bの上流方向向きの壁面33と第2スパイラル刃20b、21b下流端面が近接する狭い間隙に挟まれて、第2スパイラル刃20b、21bの回転により押圧されつつ被破砕物摩耗用凹凸31によって摩耗、解繊される。同時に被破砕物は、第2破砕室1b内で上面に開口する給水管90から100℃近くに加温された温水が供給されて含水率30%〜40%程度になるように適度な水分を加えられるとともに、第2仕切り板3bのヒーター8の加熱と摩擦熱により第2破砕室1b内の被破砕物の温度は190℃〜210℃程度になる。原料が植物性物質だと、この水分と190℃〜210℃の温度により細胞壁CWを形成するセルロースC、ヘミセルロースH、リグニンLの主要な3つの多糖類の中のヘミセルロースHがオリゴ糖に加水分解され、セルロースCとリグニンLの結合が壊れることにより細胞壁CWを水分子が通過しやすくなり細胞内に外部から水分子が入るような状態となる。
被破砕物は、第2破砕室1bでヒーター8と摩擦熱による加熱、給水管90からの加水とともにスパイラル刃20b、21bによって加圧され摩耗、解繊されつつ順次、室間通過口30bより第3破砕室1cへ移動する。このとき室間通過口30bは、仕切り板3の厚さの中で上流側の開口面積より下流側の開口面積の方が広い面積の開口面積を有しているため、詰まり難く下流側へ移動しやすい。
第3破砕室1cに入った被破砕物は、第3破砕室1c内で上面に開口する給水管90から100℃近くに加温された温水が供給されて含水率30%〜40%程度になるように適度な水分を加えられるとともに、第2仕切り板3b及び排出板5に備えられているヒーター8の加熱及び摩擦熱により被破砕物の温度は、さらに250℃〜300℃前後に上昇する。
第3破砕室1cに入った被破砕物は、同時にピッチPの一番小さい第3スパイラル刃20c、21cによって破砕される。第3スパイラル刃20c、21cは、よりピッチPcが小さいのでより加圧され高圧縮されながらより小さく破砕していく。被破砕物は、加熱、加水、加圧されて圧縮、破砕されながらスパイラル刃によって下流側へ押され流されていき、ヒーター8によって加熱されている排出板5の上流方向向きの壁面53と第3スパイラル刃20c、21c下流端面との間に挟まれて、第3スパイラル刃20c、21cの回転により押圧されつつ被破砕物摩耗用凹凸31によって摩耗、解繊される。被破砕物は、摩耗、解繊されつつ順次、多数の排出口50より装置外へ排出される。このとき排出口50を通過する被破砕物が受ける回転する第3スパイラル刃20c、21c下流端面による加圧は10〜30kg/cm2程度になり、排出口50を通過する被破砕物の温度は、ヒーター8と摩擦熱により270℃〜330℃前後に上昇する。
第3破砕室1cの他の実施形態としては、図15に示すように、排出板5の上流方向向きの壁面53と第3スパイラル刃20c、21c下流端面との間に押出し加圧プレート54を設けて被破砕物を排出口50へ加圧する構成でもよい。
原料が植物性物質である被破砕物は、270℃〜330℃前後で圧縮されて排出口50を通過することにより、細胞内の水分は水蒸気化して急激に膨張し図14に示すように細胞壁をCW内部から物理的に破壊し、セルロースCとリグニンLに分解される。すなわち被破砕物である原料の間伐材等の植物性物質は、蒸煮され水蒸気爆砕されて膨軟化し、堆肥、家畜用敷料、人工土壌、飼料、水分調整剤などの上質な素材となる。
この発明は、間伐材や伐採された木材の枝葉、樹皮、及び竹、笹、葦などの竹笹類などの主に植物系物質やカニ殻などを破砕するだけでなく加熱加水加圧状態で破砕摩耗により細胞壁が破壊されリグニン、セルロースに分解される。そのため殺菌され完熟しやすい堆肥や、吸水性が非常に良く各生成物の先端の鋭利部が無く触っても刺さらない家畜用の敷素材、吸水性の非常によい人工土壌、高温下で生産するので自然に殺菌ができセルロースが吸収できる家畜等の飼料、吸水性が非常に良いため生ゴミ処理等の水分調整剤に使用でき、上記の各種分野に利用可能性が高い。
また、被破砕物の原料が、植物質、動物質であれば腐食により土壌に帰るため物質の自然循環に則しており、エコロジーに寄与する。
この発明はコンパクトで運搬が容易なため、自然災害で発生する多数の倒木材や、ダムに流れ着く膨大な量の処理を現場において利用できる。
A1 この発明の第1実施形態である生物系物質の爆砕膨軟化装置
A2 この発明の第2実施形態である生物系物質の爆砕膨軟化装置
A3 この発明の第3実施形態である生物系物質の爆砕膨軟化装置
1 破砕室
1a 第1破砕室
1b 第2破砕室
1c 第3破砕室
10 筒状壁面
11 上流側壁板
2(2a、2b) 回転軸
20 スパイラル刃
21 スパイラル刃
20a、21a 第1スパイラル刃
200 切欠部
20b、21b 第2スパイラル刃
20c、21c 第3スパイラル刃
3 仕切り板
3a 第1仕切り板
30a 第1室間通過口
31 被破砕物摩耗用凹凸
32 軸孔
33 上流側壁面
3b 第2仕切り板
30b 第2室間通過口
31 被破砕物摩耗用凹凸
32 軸孔
33 上流側壁面
4 原料投入口
40 危険防止用バー
5 排出板
50 排出口
51 被破砕物摩耗用凹凸
52 軸孔
53 上流側壁面
54 押出し加圧プレート
6 減速機
7 モータ
70 ベルト
8 ヒーター(電熱ヒーター)
80 電熱線
9 給水装置
90 給水管
91 給水槽
92 給水ポンプ
93 水量調整バルブ
F フレーム台
F1 車輪
CW 細胞壁
C セルロース
H ヘミセルロース
L リグニン
A2 この発明の第2実施形態である生物系物質の爆砕膨軟化装置
A3 この発明の第3実施形態である生物系物質の爆砕膨軟化装置
1 破砕室
1a 第1破砕室
1b 第2破砕室
1c 第3破砕室
10 筒状壁面
11 上流側壁板
2(2a、2b) 回転軸
20 スパイラル刃
21 スパイラル刃
20a、21a 第1スパイラル刃
200 切欠部
20b、21b 第2スパイラル刃
20c、21c 第3スパイラル刃
3 仕切り板
3a 第1仕切り板
30a 第1室間通過口
31 被破砕物摩耗用凹凸
32 軸孔
33 上流側壁面
3b 第2仕切り板
30b 第2室間通過口
31 被破砕物摩耗用凹凸
32 軸孔
33 上流側壁面
4 原料投入口
40 危険防止用バー
5 排出板
50 排出口
51 被破砕物摩耗用凹凸
52 軸孔
53 上流側壁面
54 押出し加圧プレート
6 減速機
7 モータ
70 ベルト
8 ヒーター(電熱ヒーター)
80 電熱線
9 給水装置
90 給水管
91 給水槽
92 給水ポンプ
93 水量調整バルブ
F フレーム台
F1 車輪
CW 細胞壁
C セルロース
H ヘミセルロース
L リグニン
Claims (6)
- スパイラル刃を有する回転可能な回転軸と、回転軸の長手方向に複数設けられる破砕室と、破砕室内に水分を供給可能な給水装置と、破砕室間に設けられ室間通過口を有するとともに被破砕物のスパイラル刃の回転により移動する流れの上流方向向きの壁面に被破砕物摩耗用凹凸を有する仕切り板と、被破砕物がスパイラル刃の回転により移動する流れの上流部に設けられる原料投入口と、被破砕物がスパイラル刃の回転により移動する流れの下流部に設けられる多数の排出口を設けるとともにヒーターを備えた排出板とを有することを特徴とする生物系物質の爆砕膨軟化装置。
- スパイラル刃を有する回転可能な回転軸と、回転軸の長手方向に複数設けられる破砕室と、破砕室内に温水を供給可能な給水装置と、破砕室間に設けられ室間通過口を有するとともに被破砕物のスパイラル刃の回転により移動する流れの上流方向向きの壁面に被破砕物摩耗用凹凸を有する仕切り板と、被破砕物がスパイラル刃の回転により移動する流れの上流部に設けられる原料投入口と、被破砕物がスパイラル刃の回転により移動する流れの下流部に設けられる多数の排出口を設けるとともにヒーターを備えた排出板とを有するとともに、原料投入口から投入される原料をスパイラル刃により下流側の破砕室へ移動させつつ仕切り板の被破砕物摩耗用凹凸とスパイラル刃により破砕摩耗し、更に給水装置にて温水を供給可能かつヒーターを備えた排出板と接する破砕室内で、破砕摩耗された原料に温水と熱と圧力を加えつつ排出板の排出口から排出することにより原料の細胞壁を破壊することを特徴とする生物系物質の爆砕膨軟化装置。
- 仕切り板が、ヒーターを備えた仕切り板である請求項1又は請求項2記載の生物系物質の爆砕膨軟化装置。
- 複数の破砕室に位置するスパイラル刃のピッチが、上流側の破砕室より下流側の破砕室の方が小さいピッチのスパイラル刃である請求項1又は請求項2又は請求項3記載の生物系物質の爆砕膨軟化装置。
- 回転軸に設けられ各破砕室に位置する各スパイラル刃の下流側端部が、それぞれ仕切り板の上流方向向きの壁面と近接している請求項1乃至請求項4のうちの1つに記載の生物系物質の爆砕膨軟化装置。
- 破砕室間に設けられる仕切り板の室間通過口が、仕切り板の厚さの中で上流側の開口面積より下流側の開口面積の方が広い面積の開口面積を有している室間通過口である請求項1乃至請求項5のうちの1つに記載の生物系物質の爆砕膨軟化装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005159666A JP2006334463A (ja) | 2005-05-31 | 2005-05-31 | 生物系物質の爆砕膨軟化装置 |
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