JP2006334394A - 真空掃除機のモータ保護装置 - Google Patents

真空掃除機のモータ保護装置 Download PDF

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Abstract

【課題】第1に真空掃除機の駆動時にモータを効率よく冷却させることができ、第2に真空掃除機の駆動時に発生されるノイズ量を低減させることができる、その構造が改善された真空掃除機のモータ保護装置を提供する。
【解決手段】モータ室20を取り囲む隔壁25に形成された貫通孔215と、前記貫通孔215を覆う第1位置(P1)と前記貫通孔215から離隔された第2位置(P2)との間で弾性的に移動できるバルブ部材250と、前記バルブ部材250の外部を取り囲むよう前記隔壁に設けられ前記バルブ部材250の移動をガイドするケーシング220と、を含み、前記ケーシング220の内周面と前記バルブ部材250との間の間隔は前記第1位置(P1)にて最小に形成され、前記第2位置(P2)にて最大に形成してモータ保護装置200を構成した。
【選択図】図6

Description

本発明は、真空掃除機に関し、詳細には吸入力を発生させるモータの過負荷を抑えることによりモータの損傷を防止する真空掃除機のモータ保護装置に関する。
一般に、真空掃除機は、ゴミ吸入孔に吸入力を発生させるモータを含み、前記モータは、掃除機内に備えられた隔壁により区切られるモータ室に取り付けられる。前述のように設けられたモータは、その駆動時にモータの過負荷の防止および冷却のため、一定量以上の空気が吸入されることにより安定的な駆動が保証される。しかし、回収されたゴミによりゴミ吸入孔が塞がったり、集塵装置がいっぱいになると、モータの冷却において必要な量だけの空気が吸入されないことから、モータが過熱して損傷される虞がある。
このようなモータ損傷を防止するために、従来の真空掃除機は、モータ室内の気圧が一定値以下に落ちると外部からモータ室に空気の吸入を促すモータ保護装置を備える。図1は、前述のようなモータ保護装置の一例を示した図である。同図に示すように、従来のモータ保護装置300は、モータ室を区切る隔壁25の装着孔26に取り付けられるケーシング310と、ケーシング310に形成された貫通孔313が開閉自在になるよう設けられるバルブ部材350と、貫通孔313が閉鎖される方向にバルブ部材350を弾性支持する弾性体(S)と、を含む。これによると、モータ室内の気圧が既に設定された数値より低ければ、モータ室内部とモータ室外部との圧力差によりバルブ部材350が矢印A方向に移動し、モータ室外部の空気が貫通孔313および排出孔315を経てモータ室内に流入される。これによりモータ室内の気圧が上昇するとバルブ部材350が弾性体(S)の弾性力により矢印B方向に移動して貫通孔313を閉鎖させる。
前述のようなモータ室の気圧回復は、モータの保護効果の向上のために短時間内に行われるべきである。このため従来のモータ保護装置300は、ケーシング310の内壁とバルブ部材350との間に形成された間隔(D3)が、バルブ部材350の移動時に十分な流量の空気がモータ室内に供給されるようなサイズで形成される。これによると、貫通孔313が開放される方向(A;図1参照)にバルブ部材350が微細に動くだけで十分な流量の空気がケーシング310内に流入して、モータ室内の気圧が回復する。この場合、バルブ部材350は、貫通孔313からわずかに移動した位置に維持されるものの、モータ室の気圧が一時的に回復する場合、その位置を維持することができず、図1の矢印のB方向に移動して貫通孔313を直ちに閉鎖させる。
一方、前述したようなモータ室の気圧低下の現象は、モータ室の気圧低下の原因が除去されない限り、真空掃除機の駆動される間持続的に行われる。これにより、前記気圧低下の原因が解消されるときまで貫通孔313の開放状態が持続的に維持されるべきであって、それによりモータを保護することが可能となる。しかし、前述したように、バルブ部材350がわずかに移動する従来のモータ保護装置によると、貫通孔313が開放されても一時的なモータ室の気圧回復によりすぐ貫通孔313が閉鎖され、再び気圧低下による貫通孔313の開放が繰り返し行われる。従って、従来のモータ保護装置300を使用する真空掃除機によると、前述のような貫通孔の一時的な開閉が頻繁に発生することによってモータの冷却効率が落ちてしまい、前記隔壁とバルブ部材の接触によりノイズが生じる虞がある。
本発明は前述した問題点を解決するために案出されたもので、本発明の目的は、真空掃除機の駆動時にモータを効率よく冷却させることができ、真空掃除機の駆動時に発生されるノイズ量を低減させることのできる、その構造が改善された真空掃除機のモータ保護装置を提供することにある。
前述の目的を達成するための本発明に係る真空掃除機のモータ保護装置は、前記モータ室を区画する隔壁に形成され、前記モータ室の外部と内部を連結する貫通孔と、前記貫通孔が閉鎖される第1位置と前記貫通孔から離隔された第2位置との間で弾性的に移動できるバルブ部材と、前記バルブ部材の外部を取り囲むよう前記隔壁に結合され前記バルブ部材の移動をガイドするケーシングと、を含み、前記ケーシングの内周面と前記バルブ部材との間の間隔は前記第1位置にて最小に形成され、前記第2位置にて最大に形成されることを特徴とする。
これによると、真空掃除機の駆動時モータを効率よく冷却させる。また、真空掃除機の駆動時に発生されるノイズ量を低減させることができる。
本発明の好適な実施形態によると、前記ケーシングの内周面は、前記第2位置に進行するほど前記ケーシングの内径が次第に拡張する傾斜面を有する。
そして、前記ケーシングは、前記隔壁に結合され、前記バルブ部材を一定間隔をおいて取り囲む結合部と、前記第2位置にて前記バルブ部材を保持すると同時に前記結合部と少なくとも1つのリブを介して連結される保持部と、を含み、前記傾斜面は、前記バルブ部材と向かい合う前記結合部の内周面の一部に形成されることが好ましい。
また、前記第2位置における傾斜面と前記バルブ部材との間に形成される空気流路の断面積(A2)と、前記第1位置における傾斜面と前記バルブ部材との間に形成される空気流路の断面積(A1)との面積比は次式を満たすことが好ましく、前記面積比は2であることが好ましい。そして、前記第1位置における前記バルブ部材と前記傾斜面との間隔は、前記貫通孔内径の10%以内に形成されることが最も好ましい。
1.2<(A2/A1)
これによると、貫通孔の開放時にバルブ部材の側面に形成された流路を経由する空気の流速は、バルブ部材が第2位置にあるときよりも第1位置にあるときが早くなる。係る流速の差異によりモータ室の一時的な気圧回復時においても、貫通孔が急激に閉鎖されない距離までバルブ部材が移動でき、モータ室の気圧が回復されバルブ部材が移動し貫通孔を閉鎖する時にもバルブ部材の移動速度を十分減速させることができる。
なお、前記結合部と前記隔壁それぞれは、前記ケーシングの結合時に互いに結合可能なフック部材と結合溝を備えることが好ましく、前記保持部と前記バルブ部材との間に設けられる弾性部材を含み、前記弾性部材は、前記モータ室の気圧が一定値以下になると、前記バルブ部材に作用する圧力により変形されることが好ましい。
一方、前記バルブ部材は、前記貫通孔と向かい合う面が、前記第1位置にて前記貫通孔に挿入されるべく突設された挿入部を有する。また、前記挿入部は、貫通孔側の断面積が小さくなり、モータ室側の断面積が大きくなるように外周面が斜めに形成され、前記貫通孔の内周面は、前記挿入部の外周面に対応した形状で斜めに形成される。これによると、貫通孔の閉鎖のためのバルブ部材の移動時、挿入部によりバルブ部材の位置決定が容易になると同時に、貫通孔の閉鎖時貫通孔を介してモータ室内に外部空気の流入を抑えることが可能となる。
一方、前記モータ室の内部および外部が連結されるべく、前記隔壁に貫通形成された装着孔に取り付けられるカバーを備え、前記貫通孔は前記カバーに貫通形成され、前記ケーシングは前記カバーに結合されることが好ましい。
また、前記貫通孔を経由する気流の進行方向に垂直な前記貫通孔の断面積(A3)と前記バルブ部材の断面積(A4)との面積比は次式を満たすことが好ましく、前記面積比は1.5であることがよい。
1<(A4/A3)≦3
これによると、モータ室の気圧が一定値以下に落ちて、モータ室とモータ室外部との圧力差によりバルブ部材に作用する外力がバルブ部材へもっと大きく作動することができることから、モータ室の気圧低下時にバルブ部材の移動が容易に行われる。
本発明によると、貫通孔の開放のためバルブ部材が移動する際、バルブ部材の側面に形成された流路の断面積が拡張される。これによると、モータ室の気圧低下が一時的に回復された後に再び貫通孔の開閉が行なわれる場合にも、その回数が従来より低減されることによって、モータの冷却効率の向上、およびノイズ発生量の低減を図ることができる。
以下、添付の図面に基づいて本発明の好適な実施形態を詳述する。
本発明の好適な実施形態を説明するに当って、同一な構成を有し同一な機能を行う構成要素については同一参照符号を付する。
図2に基づくと、本発明の第1の実施形態に係るモータ保護装置が取り付けられた真空掃除機100は、吸入口組立体5、掃除機本体10を含み、掃除機本体10は、吸入口組立体5に吸入力を発生させるモータ30が取り付けられるモータ室20と、吸入口組立体5を介して吸入された空気からゴミを分離する集塵装置7が設けられる集塵室4と、を備える。因みに、参照符号3は、吸入口組立体5と掃除機本体10を空気流通可能に連結する連結部材である。
モータ室20は、隔壁25により掃除機本体10内に区画形成される。隔壁25には、集塵室4と連結されるメイン吸入孔21と、掃除機本体10の外部に貫通された排気口11aと連結される排気孔23と、メイン吸入孔21を介して流入される空気とは別に外部空気をモータ室20に吸入させるための装着孔26と、を含む。因みに、集塵室4は、集塵装置7が掃除機本体10内に設けられる場合のみ備えられ、集塵装置7は、掃除機本体10の外部に設けられる場合は省略され得る。この場合、メイン吸入孔21は、吸入口組立体5と空気流通可能に形成され、装着孔26は、モータ室20の外部空気の吸入ができるよう形成される。
一方、装着孔26には、モータ室20の気圧が低減する場合に集塵室4の空気を吸入させるモータ保護装置200が設けられる。モータ保護装置200は、モータ室20の気圧が予め設定された一定値以下になると、モータ室20の外部空気が装着孔26を介して吸入されるようにし、本実施の形態での装着孔26は、集塵室4とモータ室20とを空気疎通可能に連結させる。
図3ないし図7に示したように、本発明の第1の実施形態に係るモータ保護装置200は、カバー部材210と、ケーシング220と、バルブ部材250と、バネ(S)とを備える。カバー部材210は、図示されていない結合ユニットにより装着孔26に取り付けられる。カバー部材210の中央部には、モータ室20の外部と内部とを連結する貫通孔215が形成される。
バルブ部材250は、貫通孔215が閉鎖されるようカバー部材210の内周面と接触される第1位置(P1;図5参照)と、後述するケーシング220の保持部227に近い第2位置(P2;図5参照)との間で移動自在に設けられる。かかるバルブ部材250は、バネ(S)により第1位置(P1)に向って弾性支持される。これにより、バルブ部材250は、モータ室20の気圧が一定値以下になると第2位置(P2)に移動して貫通孔215を開放させ、モータ室20の気圧が一定値を超えると再び第1位置(P1)に復帰する。係るバルブ部材250の移動は、モータ室20とモータ室20外部との気圧差により生じる。本実施の形態におけるバルブ部材250は、前述した気圧差により、効率よく移動できるよう貫通孔215の断面積(A3)より大きい断面積を有するよう形成されている。バルブ部材250の断面積(A4)が大き過ぎると、モータ室20内でモータ保護装置200の占めている体積が大きくなりモータ30の設置が難しくなる。また、貫通孔215の断面積(A3)がバルブ部材250の断面積(A4)に比べて小さすぎると、貫通孔215を介する空気によるバルブ部材250の移動が容易に行われないため、これを十分考慮してバルブ部材250の大きさを決定することが好ましい。本実施の形態におけるバルブ部材250は、貫通孔215内の気流方向に垂直なバルブ部材250の断面積(A4)と貫通孔215内の断面積(A3)の面積比が次式を満たすことが好ましく、本実施の形態では面積比(A4/A3)が1.5で形成される。
(数1)
1<(A4/A3)≦3
一方、ケーシング220は、結合部221、保持部227、リブ228を含む。保持部227は、バネ(S)を保持し、その外周面から延びた少なくとも1つのリブ228により結合部221と連結される。このリブ228によると、貫通孔215の開放時、バルブ部材250の側面を経由する空気がリブ228との間を経由してモータ室20内に流入する。結合部221は、カバー部材210の内周面に形成された結合溝217に結合されるフック部材222が外周面に突設されており、その内周面223の一部には傾斜面224が形成されている。
傾斜面224は、バルブ部材250が貫通孔215を塞いでいる第1位置(P1)から第2位置(P2)に移動するとき、バルブ部材250との間隔が次第に広くなる形状に形成される。即ち、図5に示したように、第1位置(P1)にバルブ部材250が位置した場合、傾斜面224とバルブ部材250との間の間隔(D1)が最小となり、図5における矢印E方向に沿ってバルブ部材250が移動して傾斜面224の終端とバルブ部材250とが向かい合う第2位置(P2)にて傾斜面224とバルブ部材250との間の間隔(D2)が最大となる。ここで、第2位置(P2)での間隔(D2)は、モータ30(図2参照)の冷却に必要な空気の流量確保が容易な大きさに形成されることが好ましく、これは前述の従来技術におけるバルブ部材350(図1参照)とケーシング310(図1参照)の間隔(D3)と同一であることが好ましい。本実施の形態ではその間隔(D2)は5mmと設定した。
前述の構成によると、掃除機作動中において、モータ室20のゴミ吸入孔(図示せず)および集塵装置7のゴミなどが原因で、モータ室20に連結された流路が詰まってモータ室20の圧力が予め設定された一定値以下になると、モータ室20の内部と外部との間の圧力差によりバルブ部材250がバネ(S)を押しながら、図5の矢印E方向に移動する。通常、流体の流速は、流体が通過する断面積に反比例する。つまり、圧力差が同一な場合、流体の通過する断面積が小さければ流速は早くなり、断面積が大きければ流速は遅くなる。従って、貫通孔215の開放時にバルブ部材250の側面に形成された流路を経由する空気は、バルブ部材250が空気の通過間隔が最も大きい第2位置(P2)にある時よりも第1位置(P1)に達する直前において早い流速を有する。バルブ部材250は、係る流速差によってバルブ部材250と傾斜面224の間隔が空気流入に有利な大きさに形成される第2位置(P2)まで移動する。バルブ部材250の移動により一定量以上の外部空気がモータ室20に流入すると、モータ室20の圧力が回復し、バルブ部材250は図6に示した矢印F方向に沿ってバネ(S)の膨張力により上昇する。しかし、前述したようなバルブ部材250の上昇は、傾斜面224とバルブ部材250との間の間隔を次第に狭くする。これにより、バルブ部材250が移動するとき、バルブ部材250の側面を経由し流入される空気の流速が次第に早くなる。このような空気の流速増加は、バルブ部材250に図5の矢印E方向へ抵抗力を作用させ、前記抵抗力によって第1位置(P1)に向うバルブ部材250の移動速度を低下させる。バルブ部材250の移動速度低下は、バルブ部材250が第1位置(P1)に移動する間モータ室20内の気圧が再び低下する場合、バルブ部材250とカバー部材210が接触しないままバルブ部材250が第2位置(P2)へ再移動することを可能とする。即ち、モータ室20の気圧を落とす原因が除去されない状態でモータ室20内の気圧を一時的に回復することが繰り返される場合、流入する空気の早い流速によりバルブ部材250は第1位置(P1)まで上昇せず傾斜面224の上端位置(X;図6参照)と下端位置(Y;図6参照)との間で往復移動する。これによって、貫通孔215の一時的な閉鎖によるモータ30の冷却が一時的に中断されることを抑えると同時に、バルブ部材250とカバー部材210の接触によるノイズの発生量も低減させることができる。因みに、前述の状態において、モータ室20の空気圧を落とす原因が完全に除去されると、バルブ部材250が引き続き上昇し第1位置(P1)に達し、その上面が貫通孔215を塞ぐことで貫通孔215からの空気の流れを停止させる。
前述のような形状でモータ保護装置200が構成される場合、第1位置(P1)でのバルブ部材250と傾斜面224との間に形成された流路の第1断面積(A1)と、第2位置(P2)でのバルブ部材250と傾斜面224との間に形成された流路の第2断面積(A2)とが一定比率に形成され、傾斜面224による効果が更に向上する。また、第2位置(P2)での間隔(D2)が大きすぎると、モータ保護装置200の大型化を招いてしまいモータ30の設置が容易になされず、逆に小さすぎると、実質的に第1位置(P1)および第2位置(P2)でのバルブ部材250と傾斜面224との間の間隔差が生じないことから、従来技術にて記載した問題点が発生する虞がある。これにより、前述した断面積(A1、A2)の面積比は次式を満たすことが好ましい。
(数2)
1.2<(A2/A1)
なお、本実施の形態における貫通孔215およびバルブ部材250が前記提示した大きさで形成される場合、前記面積比(A2/A1)が2として設定されたとき傾斜面224による効果が最大となる。
一方、傾斜面224によるノイズ低減効果をより確実に得るために、バルブ部材250と傾斜面224は一定大きさで形成することが好ましい。例えば、第1位置(P1)にてバルブ部材250と傾斜面224の距離が一定の大きさより大きく形成されると、前述した従来技術が抱えている問題を発生する虞がある。これにより、第1位置(P1)でのバルブ部材250と傾斜面224との間の距離(D1)は、貫通孔215の直径の10%以内に形成することによって傾斜面224による効果を確実に得られる。この場合、第1位置(P1)にてバルブ部材250と傾斜面224が接触するよう形成されたとしても、前述の条件が満たされ、これによる傾斜面224の効果は最大化され得る。しかし、前述の構成は、貫通孔215の閉鎖時に傾斜面224とバルブ部材250の接触によりノイズおよび部品の損傷が生じる恐れがあるので、それを十分考慮したあと適用することが好ましい。因みに、本実施の形態におけるモータ保護装置200は、貫通孔215の内径は17mmで形成し、バルブ部材250の外形は24mmで形成し、第1位置(P1)でのバルブ部材250と傾斜面224との間の距離は0.2mmとして形成することにより、前記条件および数1の条件を満たすことができる。
一方、図8は、本発明の第2の実施形態に係るモータ保護装置を示している。同図を参照すると、本実施形態におけるモータ保護装置200’は、第1実施の形態と同様、カバー部材210’、ケーシング220、バルブ部材250’、バネ(S)を含み、ケーシング220の結合部221には傾斜面224が設けられる。しかし、第2実施の形態では、バルブ部材250’が挿入部251を更に備え、カバー部材210’の貫通孔215’の内周面が挿入部251に対応した形状で斜めに形成されている。これによると、貫通孔215’の閉鎖時に挿入部251が貫通孔215’に挿入されるため、モータ室20の外部空気がモータ室20内に流入されることを抑えることで、モータの吸入効率が低下されることを防止する。一方、本実施の形態におけるモータ保護装置200’は、挿入部251の外周面と貫通孔215’の内周面が傾斜面224と類似した形状で斜めに形成されている。これによると、貫通孔215’の閉鎖時にバルブ部材250’を正しい位置にガイドすると同時に、前述した実施の形態にて説明した通りに傾斜面224により発生される効果と類似の効果が期待できる。しかし、本実施の形態のように、挿入部251の外周面が斜めに形成される場合、モータ室20内に流入される空気が挿入部251の傾斜された側面によって斜めにガイドされ、バルブ部材250’と斜めに接触する。これによると、バルブ部材250’に作用する外力の大きさが小さくなり、予め設定された数値より大きい圧力差でのみバルブ部材が移動し、モータ30の保護のための空気吸入が遅くなされる問題が発生しがちである。係る問題点は、バルブ部材250’が十分大きく形成された場合はその影響が微細であるが、掃除機本体10の構造的な限界により十分な大きさを確保できなかった場合、ケーシング220の傾斜面224によるノイズ低減効果が低下する虞がある。従って、挿入部251の採用は、バルブ部材250’の大きさなどのいろいろな要素を勘案してなされることが好ましい。一方、挿入部251および貫通孔215’の構成を除いた本実施の形態におけるモータ保護装置200の構成は、前述の実施の形態と同一であるため、その詳説は省略する。
また、本発明は、カバー部材を設けずに隔壁に貫通孔を設け、隔壁にケーシングを結合してもよい。
以上、図面に基づいて本発明の好適な実施形態を図示および説明してきたが、本発明の保護範囲は、前述の実施形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物にまで及ぶものである。
従来のモータ保護装置の作動状態を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るモータ保護装置が取り付けられた真空掃除機を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るモータ保護装置を示す斜視図である。 図3のIV−IV断面線に沿って示すモータ保護装置の断面図である。 図3のV−V断面線に沿って示すモータ保護装置の断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るモータ保護装置の作動状態を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るモータ保護装置を示す分解斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係るモータ保護装置を示す断面図である。
符号の説明
100 真空掃除機
10 掃除機本体
20 モータ室
25 隔壁
26 装着孔
30 モータ
200、200’ モータ保護装置
210、210’ カバー部材
215、215’ 貫通孔
220 ケーシング
221 結合部
224 傾斜面
227 保持部
250、250’ バルブ部材
251 挿入部
S バネ
P1 第1位置
P2 第2位置
A1 第1断面積
A2 第2断面積
A3 貫通孔の断面積
A4 バルブ部材の断面積
D1 第1位置の傾斜面とバルブ部材の間隔
D2 第2位置の傾斜面とバルブ部材の間隔

Claims (11)

  1. モータの取り付けのため掃除機本体内に設けられたモータ室の気圧を調節する真空掃除機のモータ保護装置であって、
    前記モータ室を区画する隔壁に形成され、前記モータ室の外部と内部を連結する貫通孔と、
    前記貫通孔が閉鎖される第1位置と前記貫通孔から離隔された第2位置との間で弾性的に移動できるバルブ部材と、
    前記バルブ部材の外部を取り囲むよう前記隔壁に結合され前記バルブ部材の移動をガイドするケーシングと、を含み、
    前記ケーシングの内周面と前記バルブ部材との間の間隔は前記第1位置にて最小に形成され、前記第2位置にて最大に形成されることを特徴とする真空掃除機のモータ保護装置。
  2. 前記ケーシングの内周面は、前記第2位置に進行するほど前記ケーシングの内径が次第に拡張する傾斜面を有することを特徴とする請求項1に記載の真空掃除機のモータ保護装置。
  3. 前記ケーシングは、
    前記隔壁に結合され、前記バルブ部材を一定間隔をおいて取り囲む結合部と、
    前記第2位置にて前記バルブ部材を保持すると同時に前記結合部と少なくとも1つのリブを介して連結される保持部と、を含み、
    前記傾斜面は、前記バルブ部材と向かい合う前記結合部の内周面の一部に形成されることを特徴とする請求項2に記載の真空掃除機のモータ保護装置。
  4. 前記結合部と前記隔壁それぞれは、前記ケーシングの結合時に互いに結合可能なフック部材と結合溝を備えることを特徴とする請求項3に記載の真空掃除機のモータ保護装置。
  5. 前記保持部と前記バルブ部材との間に設けられる弾性部材を含み、
    前記弾性部材は、前記モータ室の気圧が一定値以下になると、前記バルブ部材に作用する圧力により変形されることを特徴とする請求項3に記載の真空掃除機のモータ保護装置。
  6. 前記第2位置における傾斜面と前記バルブ部材との間に形成される空気流路の断面積(A2)と、前記第1位置における傾斜面と前記バルブ部材との間に形成される空気流路の断面積(A1)との面積比は次式を満たすことを特徴とする請求項2に記載の真空掃除機のモータ保護装置。
    1.2<(A2/A1)
  7. 前記バルブ部材は、前記貫通孔と向かい合う面が、前記第1位置にて前記貫通孔に挿入されるべく突設された挿入部を有することを特徴とする請求項2に記載の真空掃除機のモータ保護装置。
  8. 前記挿入部は、貫通孔側の断面積が小さくなり、モータ室側の断面積が大きくなるように外周面が斜めに形成され、前記貫通孔の内周面は、前記挿入部の外周面に対応した形状で斜めに形成されることを特徴とする請求項7に記載の真空掃除機のモータ保護装置。
  9. 前記モータ室の内部および外部が連結されるべく、前記隔壁に貫通形成された装着孔に取り付けられるカバー部材を備え、
    前記貫通孔は前記カバー部材に貫通形成され、前記ケーシングは前記カバー部材に結合されることを特徴とする請求項2に記載の真空掃除機のモータ保護装置。
  10. 前記貫通孔を経由する気流の進行方向に垂直な前記貫通孔の断面積(A3)と前記バルブ部材の断面積(A4)との面積比は次式を満たすことを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の真空掃除機のモータ保護装置。
    1<(A4/A3)≦3
  11. 前記第1位置における前記バルブ部材と前記傾斜面との間隔は、前記貫通孔内径の10%以内に形成されることを特徴とする請求項10に記載の真空掃除機のモータ保護装置。

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