JP2006334158A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スロットマシン等の回胴式遊技機において、特別図柄を揃えることから開始されるボーナスゲームとは異なる内容のボーナスゲームを特別図柄とは異なる特定のある図柄が揃うことから開始させる。特定のある図柄は遊技者が通常の遊技で小役(例えば、「ベル−ベル−ベル」)等と同様の図柄からなる態様とする。特に特定のある図柄が揃っても小役のように遊技価値が付与されることがないので、遊技者はいずれの図柄か特定できない。特定のある図柄からのボーナスゲームでは遊技状態を変化させるだけとすることで、遊技者には特別図柄からのみボーナスゲームが開始されるものと見せることができる。さらに特定の図柄が揃っても特別図柄が揃ってもその後の遊技状態を遊技者に有利な状態とする。
【選択図】 図1
Description
解決手段1は、複数種類の図柄を含む図柄列を形成した帯が付された複数の可動表示体と、前記各可動表示体について前記図柄列の一部を構成する所定個数分の図柄群を遊技機本体の前面側にて表示可能とする図柄表示部とを備え、1回ごとのゲームについて所定数の遊技価値を掛けた状態で遊技者による始動操作を受け付けると、複数の前記可動表示体を一方向に回転させて図柄の表示を変動させ、この後、遊技者による複数回の停止操作を順次受け付けると、前記停止操作の受け付け順に前記可動表示体の回転を1つずつ停止させ、全ての前記可動表示体の回転が停止すると、前記図柄表示部内に表示された図柄群から構成される図柄の組み合わせ態様に基づいて1回のゲームごとに結果を判断する遊技機において、1回のゲームごとに所定の内部抽選を行なう内部抽選手段と、前記内部抽選手段により行なわれる前記内部抽選に通常の当選確率を適用して当落の結果を判断する通常確率当落判断手段と、前記通常確率判断手段とは別に、前記内部抽選手段により行なわれる前記内部抽選に前記通常確率判断手段により適用される通常の当選確率に比して高い当選確率を適用して内部抽選の当落の結果を判断する高確率当落判断手段と、前記可動表示体の回転を個々に停止させるべく個々の前記可動表示体について前記停止操作を受け付ける停止操作手段と、前記内部抽選の当選結果として複数種類の一般小役を規定するとともに、前記複数種類の一般小役に対応する図柄として複数種類の一般小役図柄を規定する一般小役図柄規定手段と、全ての可動表示体の停止時に前記図柄表示部内に表示された図柄の組み合わせが全て同種類の前記一般小役図柄で組み合わされた特定の表示態様となると、前記一般小役に対応した遊技価値を遊技者に付与する一般小役遊技価値付与手段と、前記一般小役とは別に前記内部抽選の当選結果として第1特別当選種類を規定するとともに、前記第1特別当選種類に対応する図柄として第1特別当選図柄を規定する第1特別当選図柄規定手段と、前記内部抽選の当落の結果が前記通常確率当落判断手段により判断される通常遊技状態において全ての可動表示体の停止時に前記図柄表示部内に表示された図柄の組み合わせが、全て前記第1特別当選図柄で組み合わされた特定の表示態様となると、前記通常遊技状態から遊技者にとって有利な第1特別遊技状態に移行させる第1特別遊技状態移行手段と、前記内部抽選の当選結果として前記第1特別当選種類とは別に第2特別当選種類を規定し、全ての可動表示体の停止時に前記図柄表示部内に表示された図柄の組み合わせが、少なくとも2つ以上の異なる図柄の組み合わせから構成された特定の表示態様となると、前記第2特別当選種類の遊技特典として、前記通常遊技状態から前記通常遊技状態に比べて有利さの度合いの低い第2特別遊技状態に移行させる第2特別遊技状態移行手段と、前記第1特別遊技状態移行手段により移行した前記第1特別遊技状態が終了すると、前記通常遊技状態から、前記高確率当落判断手段により前記内部抽選の当落の結果を判断する高確率遊技状態へ遊技状態を移行させる高確率遊技状態移行手段と、前記第2特別遊技状態移行手段により移行した前記第2特別遊技状態が終了すると、前記通常遊技状態から、前記高確率当落判断手段により前記内部抽選の当落の結果を判断する有利遊技状態へ遊技状態を移行させる有利遊技状態移行手段とを具備したことを特徴とする遊技機である。
解決手段2は、解決手段1に記載の遊技機において、前記高確率遊技状態移行手段により移行した前記高確率遊技状態を所定の条件が成立することで前記通常遊技状態へと復帰させる通常遊技状態復帰手段とをさらに備えたことを特徴とする遊技機である。
(1)規定の回数のゲームが行なわれた場合
(2)復帰抽選(転落抽選)に当選した場合
が挙げられる。(1)では規定の回数として、予め高確率遊技状態を継続させるゲーム数を決めておき、それに到達すると通常遊技状態へと遊技状態を回復させるものである。(2)の復帰抽選(転落抽選)とは、高確率遊技状態を通常遊技状態へと回復(または転落)させる抽選を内部抽選とは別に行ない、当選するまで高確率遊技状態を継続させるものである。このようにすると、遊技者にいつ高確率遊技状態から転落するかもしれないという危機感(ハラハラ、ドキドキする感情)を持たせることができる。さらに第2特別当選種類から移行する有利遊技状態と高確率遊技状態に有利さの度合いの差を持たせることができる。
解決手段3は、解決手段1または2に記載の遊技機において、前記第2特別当選種類は、前記第2特別当選種類に対応する図柄の組み合わせが特定の態様となった場合に遊技者に遊技価値の付与を伴わずに前記第2特別遊技状態へと遊技状態を移行させる遊技特典に対応することを特徴とする遊技機である。
解決手段4は、解決手段1から3のいずれかに記載の遊技機において、前記内部抽選の当選結果として、再遊技当選種類を規定するとともに、前記再遊技当選種類に対応する図柄として再遊技図柄を規定する再遊技図柄規定手段と、今回のゲームにおいて前記再遊技図柄が前記図柄表示部内にて特定の態様で停止すると、改めて遊技価値を掛けることなく次回のゲームを実行可能とする再遊技実行手段とをさらに備え、前記第2特別当選図柄に対応する図柄の組み合わせは、少なくとも前記一般小役図柄および前記再遊技図柄を含んだ組み合わせから成る態様であることを特徴とする遊技機である。
解決手段5は、解決手段1から4のいずれかに記載の遊技機において、遊技機の外部に向けて複数の演出表示態様を表示するための表示手段と、前記表示手段による演出表示態様を前記内部抽選の当選結果に基づいて所定の演出表示態様を実行させる演出表示態様実行手段と、前記演出表示態様実行手段が実行する前記演出表示態様として、前記通常遊技状態である可能性が高いことを示唆する通常演出、前記内部抽選の当選結果を遊技者が停止操作を行なう際に案内する案内演出、前記第1特別当選種類に当選したことを教示する教示演出、前記有利遊技状態である可能性が高いことを示唆する有利演出と、前記高確率遊技状態である可能性が高いことを示唆する高確率演出を規定する演出表示規定手段と、前記演出表示態様実行手段に前記演出表示態様のいずれかを実行させるかを決定する演出表示態様決定手段とをさらに備えたことを特徴とする遊技機である。
操作を行なう際に案内(誘導、ナビゲーション)して該当する当選結果(一般小役、再遊技当選種類等)を揃えるための手助けをする内容の演出と、第1特別当選種類に当選したことを教示(告知、報知)する内容の演出と、有利遊技状態である可能性が高いことを示唆する内容の演出と、高確率遊技状態である可能性が高いことを示唆する内容の演出がある。また、演出表示態様として、高確率遊技状態が終了した場合にも、上記のいずれかの演出を行なわせることができる(終了演出)。これは、高確率遊技状態が終了したことを遊技者に知らせたい場合、あるいは知らせたくない場合といったホールごとの用途に応じて適宜決めればよい。終了演出を行なわせれば、初心者にも遊技状態が分かり易い内容の遊技機となるし、終了演出を行なわないこととすれば、より熟練した技量により差が出る熟練した遊技者向けの遊技機になる。
解決手段6は、解決手段1から5のいずれかに記載の遊技機において、1回のゲームごとに遊技価値の掛け数を決定する掛け数決定手段と、前記掛け数決定手段により掛け数が決定された状態で遊技者の始動操作を受け付ける始動操作手段と、表面に複数種類の図柄を含む環状の図柄列が形成された複数の可動表示体を回転させて図柄の表示を変動させる一方、前記可動表示体の回転を停止させて前記各可動表示体について前記図柄列の一部を構成する所定個数分の図柄群を遊技機本体の前面側にて表示可能とする図柄表示部と、前記始動操作手段にて前記始動操作が受け付けられると前記可動表示体の回転を開始し、前記可動表示体の回転中に前記停止操作手段にて前記停止操作が受け付けられると、前記停止操作の受け付け順に前記可動表示体を停止させる可動表示体駆動手段と、前記停止操作手段により受け付けられた順番に従って前記可動表示体を停止させる制御を行なう停止制御手段と、1回のゲームにつき、前記可動表示体駆動手段により全ての前記可動表示体が停止されると、前記全ての可動表示体の停止時の図柄の組み合わせ態様に基づき、必要に応じて規定数の遊技価値を遊技者に与える遊技価値付与手段と、前記特別遊技状態移行手段により遊技状態が前記遊技状態へと移行すると、遊技者に付与する遊技価値の付与機会を通常遊技状態に比して増加させる遊技価値付与機会増加手段とを更に備えたことを特徴とする遊技機である。
解決手段7は、解決手段1から6のいずれかに記載の遊技機において、前記高確率遊技状態移行手段により前記高確率遊技状態へと遊技状態が移行した状態で、前記第1特別遊技状態が終了すると、前記高確率遊技状態から前記高確率遊技状態へ遊技状態を引き続き継続させる高確率遊技状態継続手段とをさらに備えたことを特徴とする遊技機である。
(解決手段8)
解決手段8は、解決手段1から7のいずれかに記載の遊技機において、前記有利技状態移行手段により前記有利遊技状態へと遊技状態が移行した状態で、前記第2特別遊技状態が終了すると、前記有利遊技状態から前記有利遊技状態へ遊技状態を引き続き継続させる有利遊技状態継続手段とをさらに備えたことを特徴とする遊技機である。
解決手段9は、解決手段1から8のいずれかに記載の遊技機において、前記有利技状態移行手段により前記有利遊技状態へと遊技状態が移行した状態で、前記第1特別遊技状態が終了すると、前記有利遊技状態から前記高確率遊技状態へ遊技状態を移行させる高確率遊技状態移行制御手段をさらに備えたことを特徴とする遊技機である。
解決手段10は、解決手段1から9のいずれかに記載の遊技機において、前記高確率遊技状態移行手段により前記高確率遊技状態へと遊技状態が移行した状態で、前記第2特別遊技状態が終了すると、前記高確率遊技状態から前記有利遊技状態へ遊技状態を移行させる有利遊技状態移行制御手段をさらに備えたことを特徴とする遊技機である。
解決手段11は、解決手段1から10のいずれかに記載の遊技機において、前記内部抽選の当選結果として、特定小役を規定するとともに、前記特定小役に対応する図柄として特定小役図柄を規定する特定小役図柄規定手段と、全ての前記可動表示体の停止時に、少なくとも特定の前記可動表示体について前記特定小役図柄が前記図柄表示部内において特定の態様で停止したことを条件に、前記特定小役に対応した数の遊技価値を遊技者に付与する特定遊技価値付与手段とをさらに備え、前記第2特別当選図柄に対応する図柄の組み合わせは、少なくとも前記特定小役図柄を含んだ組み合わせから成る態様であることを特徴とする遊技機である。
解決手段12は、解決手段1から11のいずれかに記載の遊技機において、前記第1特別当選種類は、前記第1特別当選種類に対応する図柄の組み合わせが特定の態様となった場合に遊技者に遊技価値の付与を伴わずに前記第1特別遊技状態へと遊技状態を移行させる遊技特典に対応することを特徴とする遊技機である。
図1は、一実施形態の回胴式遊技機であるスロットマシン1を示している。図1のスロットマシン1は、遊技媒体として例えばメダル、コイン等を用いるタイプのものである。なお、その他にも回胴式遊技機には遊技球を用いるタイプのものもあり、こちらのタイプも実施形態として好適である。また本発明の実施にあたり、いずれのタイプを適用しても本質的な差違は生じない。
図4は、スロットマシン1に装備されている各種の機構要素や電子機器類、操作部材等の構成を概略的に示している。スロットマシン1は遊技の進行を統括的に制御するためのメイン制御基板92を有しており、このメイン制御基板92にはCPU110をはじめROM112、RAM114、入出力インタフェース116等が実装されている。
次に、スロットマシン1におけるゲーム処理の流れについて説明する。以下のゲーム処理は、メイン制御基板92のCPUにて実行される制御プログラム上の処理手順に沿って進行する。
図5は、スロットマシン1における基本的な1ゲーム(回胴遊技)の処理手順を一通り示している。1回のゲームは、まず始動処理(ステップS10)から始まる。この始動処理はリール10a,10b,10cの回転を開始させるための処理であり、ここではメダルの投入またはベットボタン12,14,16の操作を受け付けたり、始動レバー18の操作を契機とした乱数抽選を行ったりする処理が行われる。なお、始動処理(ステップS10)の詳細については、更に別のフローチャートを用いて詳しく後述する。
図6は、上記の始動処理の内容を具体的に示している。ここでは先ず、メダルの投入またはベットボタン12,14,16の操作が待ち受けられる(ステップS101)。遊技者がベット操作またはメダル投入をしないうちは(No)、始動レバー18が有効化されないため、ステップS104の判断が否定(No)されて待ち受け状態(ステップS101)がループされ続ける。ベット操作またはメダル投入があると、これを受けて受付処理(ステップS102)が行われ、ベット数に応じた有効ラインランプの点灯が行われる。また受付処理(ステップS102)では、メイン制御基板92からメダル投入コマンドまたはベットコマンドがサブ制御基板94に送信される。
図7は、スロットマシン1の各種当選種類に対応した当選図柄の構成を示したものである。各々の当選図柄は全てのリールの停止時に表示窓8内に図柄の組み合わせ態様として有効ラインに揃うことでそれぞれの特典を得ることができるものである。
当選種類が特別当選種類〔ビッグボーナス(BB)、シークレットスモールボーナス(SecretSmallB、略してSSB)〕である場合に対応する図柄がBB図柄およびSSB図柄のボーナス図柄である。BB図柄の組み合わせ態様「7−7−7」または「V−V−V」が表示窓8内の有効ラインに停止すると「BBゲーム」が開始される。あるいは、SSBの図柄組み合わせ態様「スイカ−ベル−リプレイ」が表示窓8内の有効ラインに停止すると「SSBゲーム」が開始される。本実施形態のスロットマシン1ではSSB図柄としての専用図柄を設けていない。そのため、停止時の図柄の組み合わせ態様が「スイカ−ベル−リプレイ」となって表示窓8内の有効ラインに停止すると、SSB図柄が揃ったとして「SSBゲーム」が開始される。なお、本実施形態のスロットマシン1では、SSBとなる図柄の組み合わせ態様については明示しないものである。つまりスロットマシン1の本体その他、遊技者にアピールするような箇所にSSBとなる図柄の組み合わせ態様を明示することはしない。従って遊技者が、SSBとなる図柄の組み合わせ態様について、知ることはできないものとなっている。
当選種類が再遊技当選種類(リプレイ)である場合に対応する図柄が、再遊技図柄(リプレイ図柄)である。リプレイ図柄の組み合わせ態様「リプレイ−リプレイ−リプレイ」が表示窓8内の有効ラインに停止すると「リプレイゲーム」が開始される。ここで「リプレイゲーム」とは、あらためてメダルを投入もしくはベット操作をすることなく、次回のゲーム時を再遊技として実行できることをいう。その場合の有効ライン数は、リプレイ図柄が揃ったゲームの有効ラインと同じラインとなる。
当選種類が特定小役(チェリー)である場合に対応する図柄が、特定小役図柄(チェリー図柄)である。チェリー図柄は単一リール(左リール10a)の表示窓8内の有効ラインに停止する態様となっただけでメダルの払出し(2枚)が行なわれる。
当選種類が一般小役であった場合に対応する図柄が、一般小役図柄(スイカ図柄またはベル図柄)である。スイカ図柄の組み合わせ態様「スイカ−スイカ−スイカ」またはベル図柄の組み合わせ態様「ベル−ベル−ベル」が表示窓8内の有効ラインに停止するとそれぞれ10枚、15枚のメダルの払出しが行われる。
ここでは、フラグ処理について、図8から図10を用いてさらに詳細に説明する。図8は、フラグ処理の具体的な内容を示している。先ずステップS201で現在BBゲーム中またはSSBゲーム中であるかが判断される。続いてステップS202では、高確率遊技状態フラグがONであるかが判断される。高確率遊技状態フラグがONでない(No)と判断されると、ステップS203へと進む。ステップS203で有利遊技状態フラグがONであるかが判断される。有利遊技状態フラグがONでない(No)と判断されると、通常時判定テーブルが選択され(ステップS205)、有利遊技状態フラグがONである(Yes)と判断されると、有利時判定テーブルが選択され(ステップS204)、次いでステップS206へと進む。なお以下では通常遊技状態のことを通常時、有利遊技状態のことを有利時と呼ぶ。また高確率遊技状態は有利遊技状態と同じ高い当選確率が適用された内部抽選を行なうものであるが、後述する終了判定が行なわれるため有利時と区別して高確率時と呼ぶ。
〔 ベル(15枚の払出し)−5回のゲームに要するメダル数(5×3=15枚)=0 〕
と、遊技者がメダルを減らさずにゲームを行なうことが可能となる。実際のゲームではこの通りになるとは限らないが、これにリプレイが高確率で当選することが加わるため、ほとんどメダルを減らさないでゲームが行なえるといえる。
ステップS217の演出パターン決定処理では、当選フラグに応じた演出パターンが選択される。ここで決定された演出パターンに従った演出表示が、後述する演出処理にて液晶表示部58やランプ、スピーカ等により実行されることになる。図10は演出パターンテーブルを具体的に示している。なお演出パターン乱数は、該当する当選フラグに応じた演出パターンを決定する乱数抽選が行なわれる際に用いられるものであり、演出パターン決定処理の中で用いられるもの(0から99の乱数)としている。もちろん抽出乱数に基づいて演出パターンが選択される態様としても問題はない。
図11は、一例としてテーブル方式によるリール停止処理の内容を示している。リール制御については公知の技術を適用できるため、ここでは処理の流れを概略的に説明する。
図12は、判定処理の内容を具体的に示している。上記のリール停止処理によって全てのリール10a,10b,10cが停止されると、メイン制御基板92はそのとき表示されている出目を確認する処理を行なう(ステップS401)
本実施形態のスロットマシン1では、BB図柄(「7−7−7」、「V−V−V」)またはSSBとなる図柄(「スイカ−ベル−リプレイ」)で図柄の組み合わせが表示された場合、次回のゲームからそれぞれ「BBゲーム」、「SSBゲーム」と称する特別遊技状態に移行する。これらBBゲームやSSBゲームは複数回のゲーム機会が含まれており、特にBBゲームでは、この間に集中してメダル等の払出しの可能性があるため、遊技者にとっては通常のゲーム(通常遊技)よりも有利な状態であるといえる(遊技価値付与機会増加手段)。
図13は、BBゲーム遊技処理の内容を具体的に示している。ここでは先ず、初期化処理が行われるとともに、BBゲーム用に乱数抽選の当り値テーブルが変更される(ステップS501)。ここで変更された当り値テーブルは通常よりも小役の当り値を多く保有しており、それだけBBゲーム中は小役の当選確率が高い状態にあるといえる(図14)。特に小役(ベル)の当選確率が通常ゲームに比べて約20倍に高く変更されるので、BBゲーム中は効率良くメダルを獲得していくことができる。なおBBゲーム中はベル、スイカ、チェリーまたはハズレのみが当選する可能性のある当選種類に変更される。
(1)ステップS506で、BBゲーム数カウンタのカウント数が40回に達したこと。
(2)ステップS510で、累計払出枚数が400枚に達したこと。
図15は、SSBゲーム遊技処理の内容を具体的に示している。ここでは先ず、初期化処理として、SSBの当選フラグおよびBBの当選フラグがOFFにされるとともに、RBゲーム用に乱数抽選の当り値テーブルが変更される(ステップS601)。ここで変更された当り値テーブルは通常よりも小役の当り値を少なく有しており、SSBゲーム中は通常時のゲームに比べて小役の当選確率が低い状態にあるといえる(図16)。ここで特徴としてSSBゲームでは、ほとんど小役に当選する期待が持てない(ハズレが非常に高い割合で選ばれてしまう)。つまり、SSBゲームではメダルをほぼ獲得できない内容のゲームであるといえる。従って、SSBは、メダルを獲得する機会を近づけるための遊技特典、即ち有利遊技状態へ移行するための通過点(経由点、橋渡し)としての特徴を備えた当選種類であるといえる。
(1)ステップ6505で、SSBゲーム数カウンタのカウント数が2回に達したこと。
(2)ステップS609で、払出しカウンタがカウントアップされること。
本実施形態のスロットマシン1において、RBゲームの終了とともに有利遊技状態へと遊技状態の移行が行なわれる(有利遊技状態移行処理)。あるいはBBに当選した場合にはBBゲーム終了とともに高確率遊技状態へと遊技状態の移行が行なわれる。有利遊技状態および高確率遊技状態に移行すると、図9(b)で示した有利時判定テーブルが適用された内部抽選が実行されることとなる。
以上は、メイン制御基板92による遊技制御の例であるが、本実施形態のスロットマシン1では、遊技の進行にあわせてサブ制御基板94により演出動作の制御が行われる。
演出処理では、前述したフラグ処理にてメイン制御基板92より送信される情報コマンド(当選フラグコマンドおよび演出パターンコマンド)をサブ制御基板94が受信して各種演出表示が実行される。本実施形態のスロットマシン1では、始動時演出処理または停止時演出処理にて各種演出を実行させる。いずれの演出処理にて演出表示が実行されるかは情報コマンドを受信した時点でサブ制御基板94にて抽選を行なって決めるものとする。
この抽選の振り分けは半々とする。つまりサブ制御基板94で受信した演出パターンコマンドに基づいた演出表示が始動時演出処理あるいは停止時演出処理のどちらかで必ず実行されることとなる。なお、演出処理の振り分けは半々以外の割合としてもよく、さらにメダル投入演出処理または遊技ステータス演出処理も含めたいずれかで演出表示を実行させることとしてもよい。これは、いずれのタイミングでも演出表示が行なわれるという認識を遊技者に与えることができる。
4 前面扉
10 リール装置
12 1ベットボタン
14 2ベットボタン
16 MAXベットボタン
18 始動レバー
20 右停止ボタン
22 中停止ボタン
24 右停止ボタン
26 メダル投入口
30 クレジット枚数表示部
32 ゲーム数表示部
34 払出し枚数表示部(エラー表示部)
46 貯留精算ボタン
48 鍵穴
52 払出口
54 受け皿
58 液晶表示部
60,62,64,66 ランプ
70 電源ユニット
72 設定キースイッチ
74 リセットスイッチ
76 電源スイッチ
78 ホッパ装置
86 メダル満タンセンサ
92 メイン制御基板
94 サブ制御基板
96 外部端子板
98 払出しセンサ
100 エラー解除センサ100
Claims (1)
- 複数種類の図柄を含む図柄列を形成した帯が付された複数の可動表示体と、前記各可動表示体について前記図柄列の一部を構成する所定個数分の図柄群を遊技機本体の前面側にて表示可能とする図柄表示部とを備え、1回ごとのゲームについて所定数の遊技価値を掛けた状態で遊技者による始動操作を受け付けると、複数の前記可動表示体を一方向に回転させて図柄の表示を変動させ、この後、遊技者による複数回の停止操作を順次受け付けると、前記停止操作の受け付け順に前記可動表示体の回転を1つずつ停止させ、全ての前記可動表示体の回転が停止すると、前記図柄表示部内に表示された図柄群から構成される図柄の組み合わせ態様に基づいて1回のゲームごとに結果を判断する遊技機において、
1回のゲームごとに所定の内部抽選を行なう内部抽選手段と、
前記内部抽選手段により行なわれる前記内部抽選に通常の当選確率を適用して当落の結果を判断する通常確率当落判断手段と、
前記通常確率判断手段とは別に、前記内部抽選手段により行なわれる前記内部抽選に前記通常確率判断手段により適用される通常の当選確率に比して高い当選確率を適用して内部抽選の当落の結果を判断する高確率当落判断手段と、
前記可動表示体の回転を個々に停止させるべく個々の前記可動表示体について前記停止操作を受け付ける停止操作手段と、
前記内部抽選の当選結果として複数種類の一般小役を規定するとともに、前記複数種類の一般小役に対応する図柄として複数種類の一般小役図柄を規定する一般小役図柄規定手段と、
全ての可動表示体の停止時に前記図柄表示部内に表示された図柄の組み合わせが全て同種類の前記一般小役図柄で組み合わされた特定の表示態様となると、前記一般小役に対応した遊技価値を遊技者に付与する一般小役遊技価値付与手段と、
前記一般小役とは別に前記内部抽選の当選結果として第1特別当選種類を規定するとともに、前記第1特別当選種類に対応する図柄として第1特別当選図柄を規定する第1特別当選図柄規定手段と、
前記内部抽選の当落の結果が前記通常確率当落判断手段により判断される通常遊技状態において全ての可動表示体の停止時に前記図柄表示部内に表示された図柄の組み合わせが、全て前記第1特別当選図柄で組み合わされた特定の表示態様となると、前記通常遊技状態から遊技者にとって有利な第1特別遊技状態に移行させる第1特別遊技状態移行手段と、
前記内部抽選の当選結果として前記第1特別当選種類とは別に第2特別当選種類を規定し、全ての可動表示体の停止時に前記図柄表示部内に表示された図柄の組み合わせが、少なくとも2つ以上の異なる図柄の組み合わせから構成された特定の表示態様となると、前記第2特別当選種類の遊技特典として、前記通常遊技状態から前記通常遊技状態に比べて有利さの度合いの低い第2特別遊技状態に移行させる第2特別遊技状態移行手段と、
前記第1特別遊技状態移行手段により移行した前記第1特別遊技状態が終了すると、前記通常遊技状態から、前記高確率当落判断手段により前記内部抽選の当落の結果を判断する高確率遊技状態へ遊技状態を移行させる高確率遊技状態移行手段と、
前記第2特別遊技状態移行手段により移行した前記第2特別遊技状態が終了すると、前記通常遊技状態から、前記高確率当落判断手段により前記内部抽選の当落の結果を判断する有利遊技状態へ遊技状態を移行させる有利遊技状態移行手段とを具備したことを特徴とする遊技機。
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