JP2006333491A - 明度を格納して再生することによる色空間変換 - Google Patents
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Abstract
【課題】イメージの各ピクセルに対して複雑な数学的な変換を繰り返し実施することなく、色空間の表現を変換可能とする装置を提供する。
【解決手段】ピクセルの第1の色空間イメージデータとピクセルの第2の色空間イメージデータを参照するデータ構造と、ピクセルの第1の色空間イメージデータとピクセルの第2の色空間イメージデータがデータ構造において参照される否かを判定し、そのどちらもがデータ構造において参照されない場合には、ピクセルの第1の色空間イメージデータをピクセルの第2の色空間イメージデータに変換し、データ構造においてピクセルの第2の色空間イメージデータを参照するプロセッサと、ピクセルの第1の色空間イメージデータと第2の色空間イメージデータがデータ構造において参照される場合に、ピクセルの第2の色空間イメージデータを受容する出力装置とからなることを特徴とする。
【選択図】 図2
【解決手段】ピクセルの第1の色空間イメージデータとピクセルの第2の色空間イメージデータを参照するデータ構造と、ピクセルの第1の色空間イメージデータとピクセルの第2の色空間イメージデータがデータ構造において参照される否かを判定し、そのどちらもがデータ構造において参照されない場合には、ピクセルの第1の色空間イメージデータをピクセルの第2の色空間イメージデータに変換し、データ構造においてピクセルの第2の色空間イメージデータを参照するプロセッサと、ピクセルの第1の色空間イメージデータと第2の色空間イメージデータがデータ構造において参照される場合に、ピクセルの第2の色空間イメージデータを受容する出力装置とからなることを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
本発明は、色空間変換の分野に関する。
従来のカラー印刷システムにおいては、カラーイメージスキャナからパーソナルコンピュータに供給される三次元のカラー信号からなるカラーイメージデータが、カラーモニターに表示され、またカラープリンタによって印刷される。
従来のカラープリンタは、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)からなる三原色に加えて、ブラック(B)を使用する四色印刷に基づく。理論上は、ブラックは、CYMの三色を混合することによって生成可能であるが、インク内の混入物のため、純粋な黒色を達成することが困難であり、そのため通常は、印刷用の第4番目の色としてブラックが追加される。
今や6色プリンタ及び7色プリンタも市販され、淡いシアン、淡いマゼンタ及び他の色が、最初のCYMKに加えられている。
RGB三原色を利用するモニター上に表示されるイメージは、印刷用のCYMKに変換されなければならない。各コンピュータ用のプリンタは、カラープリンタによって処理することができるデータフォーマットにコンピュータ上で生成されるカラーイメージを変換するプリンタドライバソフトウエアが付属している。
RGB三原色を利用するモニター及びスキャナ、CYMKの色を利用するカラープリンタ及び印刷物は、それぞれ異なる範囲の再生可能な色を有する。何らかの色再生システムによって処理可能な色の全域は、そのシステムの「色域」と呼ばれる。したがってモニター、スキャナー、カラープリンタは異なる色域を有する。
多くの異なる入出力装置を操作するのを便利にするために、「装置に中立の」(デバイスインディペンデントとも称される)色空間内の色を表現することがより一般的となってきている。この色空間は、本質的に、目によって色がどのように見えるかを表現し、主に、1931年にCIEにより採択された当初の色空間又は後に採択された色空間を利用する。国際照明委員会による最近の標準では、それらの空間はプロファイルをつなぐ空間(PCS)とも称され、そのプロファイルは、所定の装置の色記述を如何にPCSに又はPCSから変換するかを表現する。装置に中立な空間は、CIEによって画定され、L*は明度であり、a*及びb*は灰色からの色の相違である(赤色-緑色及び青色-黄色として大まかに表現される)L*a*b*とすることができる。概してそれらの空間への又はそれらの空間からの変換は、多次元の変換が必要であり、通常、三次元又は四次元のルックアップテーブル(LUT)によりコンピュータにおいて実施される。
全ての利用可能な色(色「空間」)のイメージは、しばしば色の付いた円盤として描かれる。色の付いた円盤は、通常、「CIE色空間」の「平面」である。さらに別個の装置の色域は、多角形として利用可能な色域上に描かれる。カラーモニター、プリンタ、スキャナである場合、概して多角形は、シアン、マゼンタ、イエロー、レッド、グリーン、ブルーの、装置によって使用される6つの「原」色の何れかに対応する頂点を有する。多角形の内側の領域は、その特定の装置によって達成可能な全ての色を表す。
図1Aは、その上にモニターのRGB色域14がプロットされているCIE色空間12の色度図10である。図1Bは、その上にプリンタのCYMK色域16がプロットされているCIE色空間12の色度図10である。
図1Aおよび1Bから分かるように、参照番号16によって示されているカラープリンタの色域はモニターの色域14よりも小さく、その色全てを含んでいない。これは、カラープリンタのCYMKによって表現可能な色の全域がRGBのモニター上に示すことのできる色域よりも小さいことによる。したがってカラーモニターに表示可能な全範囲の色を、カラープリンタによって表すことはできない。その結果、コンピュータのスクリーン上で素晴らしいものとして見えるRGBの色は、カラー印刷用のCMY(又はCMYK)に変換された場合に、時としてぼんやりとし又は飽和度が低くなる。
色域マッピング又は色空間変換は、観察者の見るイメージが、異なる範囲の再現可能な色を備えている装置上に再現された場合に、できる限り相反しないように、異なる装置間で色を調整する技術である。この技術は、カラーマネジメントシステム(CMS)により利用される。
色域マッピングに関するいくつかの異なる方法が存在する。一つの簡単な解決法は、カラーモニターの多角形の点全てをカラープリンタの多角形のもっとも近い点の内側に直接移動し、その上できる限り正確に全ての他の点を適合させることである。この方法は、正確に適合させることができる全ての色に対して最良の一致をもたらし、スポットカラーを打つのに最適であるが、生成する再現写真を質の悪いものとする傾向がある。
もっとも際立つ赤色が全て移動されなければならないリンゴの写真を検討すると、それらの規則によって、移動されなければならない赤色全てはカラープリンタの多角形上の同じ点に移動される。我々がその写真を見ると、我々は、より正確な色の再現が可能な領域への移行部を混ぜてしまう色域の外の領域として主要部分を取り囲むひどく不快な縁を見ることとなる。
これは、しばしば「比色ICCプロファイル」から結果生じる「比色」補正と称される。
より満足できる解決法は、カラーモニターの色域の全表面を「変形」することであり、それによって全ての点がカラープリンタの多角形内に移動され、その上、最初に異なる色が、再現において同じ色となるように分解されるような「省略する」色が回避される。双方の色域の多角形内の色が、わずかな正確さで再生されるが、その再現には上記の「縁」は見られない。これは、しばしば「知覚的ICCプロファイル」から結果生じる「知覚的」又は「測光」補正と称される。
イメージがイメージ出力装置によって出力されるものである場合、複雑な数学的な変換が、イメージに実施され、例えば、L*a*b*のような装置に中立のイメージデータから、特定の出力装置に対するシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)のような装置に固有のイメージデータへ変換されなければならない。代替的には、当初のデータが入力装置に対して特有である場合、さらに較正データが必要とされ、入力装置から装置に中立に、出力装置に固有の出力への変換に相当して、一つ又はそれ以上の複雑な数学的な変換が行われる。
各ピクセルに対して複雑な数学的な変換を繰り返し実施することなく、イメージの各ピクセルの色空間の表現を変換可能とすることが望まれている。
イメージデータが、第1の色空間から第2の色空間へ変換される。イメージ獲得装置は、イメージのピクセルの第1の色空間イメージデータを獲得する。さらにピクセルの第1の色空間イメージデータとピクセルの第2の色空間イメージデータを、データ構造において参照されるか否か判定される。ピクセルの第1の色空間イメージデータとピクセルの第2の色空間イメージデータがデータ構造において参照されるならば、ピクセルの第2の色空間イメージデータが、出力装置に送られるように選択される。ピクセルの第1の色空間イメージデータとピクセルの第2の色空間イメージデータがデータ構造において参照されない場合には、さらにピクセルの第1の色空間イメージデータが、ピクセルの第2の色空間イメージデータに変換される。データ構造をハッシュテーブルとすることができる。また第1の色空間をRGBとすることができ、第2の色空間をCYMKとすることができる。
イメージデータが、第1の色空間から第2の色空間へ変換される。イメージ獲得装置は、イメージのピクセルの第1の色空間イメージデータを獲得する。さらにピクセルの第1の色空間イメージデータとピクセルの第2の色空間イメージデータを、データ構造において参照されるか否か判定される。ピクセルの第1の色空間イメージデータとピクセルの第2の色空間イメージデータがデータ構造において参照されるならば、ピクセルの第2の色空間イメージデータが、出力装置に送られるように選択される。ピクセルの第1の色空間イメージデータとピクセルの第2の色空間イメージデータがデータ構造において参照されない場合には、さらにピクセルの第1の色空間イメージデータが、ピクセルの第2の色空間イメージデータに変換される。データ構造をハッシュテーブルとすることができる。また第1の色空間をRGBとすることができ、第2の色空間をCYMKとすることができる。
図2は、本発明の色空間変換システム200の構成を示す。このシステムを白黒で示しているが、実際のシステムはカラーを生成し、表示する。
図3は、図2に示すシステムによって利用される本発明の色空間変換方法を示すのに利用される。
ステップ301において、パーソナルコンピュータ、ハードウエア切替装置、他の処理装置の部分をなすプロセッサ又はCPU 215は、イメージ獲得装置233から、イメージ235のピクセル231の第1の色空間イメージデータ229を獲得する。第1の色空間イメージデータは、格納部分213に格納されているカラーテーブル211に格納可能である。
装置233を、例えばカラースキャナ、カラーカメラ、ファックス装置、フォトプリンタとすることができる。イメージ235及びそのピクセル231は、紙219の部分に形成される。
カラースキャナの例では、カラースキャナ装置233は、光源221及びカラーセンサ223を含む。光源221は、紙219に形成されているイメージ235のピクセル231に向けて光225を放射する。光227がピクセル231により反射され、カラーセンサ223により収集される。第1の色空間イメージデータ229は、カラースキャナ装置223からプロセッサ215に信号228により出力される。光源/カラーセンサと紙は、後続のピクセルに対して第1の色空間イメージデータ229を獲得するために、互いに対して移動する。
代替的には、イメージ獲得装置233を、第1の色空間イメージデータ229を格納する格納装置とすることができる。一実施形態において、格納装置は、ADOBE PHOTOSHOP、CORELDRAW、AUTOCADのようなコンピュータソフトウエアにより、コンピュータ上に直接生成される第1の色空間イメージデータを格納する。この実施形態では、イメージ235及びそのピクセルを電子フォーマットとすることができる。
プロセッサ215により獲得されたピクセル231の第1の色空間イメージデータ229を、RGB色空間、装置に中立な空間、他の色空間とすることができる。
イメージを形成しているピクセル231及びたのピクセルの第1の色空間イメージデータ229は、出力装置に出力するための第2の色空間イメージデータに変換される必要がある。出力装置を、図2に示すカラーモニター203又はカラープリンタ207とすることができ、また他の出力装置とすることができる。
カラーテーブル211は格納部分213に格納されている。カラーテーブル211は、イメージ235のピクセルに対する第1の色空間イメージデータ229及び第2の色空間イメージデータ237を格納し、第2の色空間イメージデータ237は、第1の色空間イメージデータ229上で数学的な変換を実施することにより計算される。またカラーテーブル211は、各列を索引付けるための行230を含む。
第2の色空間イメージデータ237をRGBデータとすることができ、信号217を利用してモニター203に、プロセッサ215によって出力され、イメージ235が再現される。代替的には、第2の色空間イメージデータ237をCYMKデータとすることができ、信号239を利用してプリンタ207に、プロセッサ215により出力され、イメージ235が再現される。
ステップ303において、プロセッサ215は、ピクセル231の第1の色空間イメージデータ229とピクセル231の第2の色空間イメージデータ237がカラーテーブル211に格納されているか否か判定する。
ステップ305において、ピクセル231の第1の色空間イメージデータ229と第2の色空間イメージデータ237がカラーテーブル211内に格納されているということが、プロセッサ215により判定されたならば、さらに第2の色空間イメージデータ237が出力装置に送られる。
ステップ307において、ステップ305において検討されたピクセル231がイメージの最後のピクセルであるならば、その後、方法のステップは終了する。しかしながら他のピクセルが検討されなければならないのであれば、さらに方法は継続され、ステップ301から開始される。
ステップ303の後、ステップ309において、ピクセル231の第1の色空間イメージデータ229と第2の色空間イメージデータ237がカラーテーブル211内に格納されていないということが判定されたならば、さらに数学的な変換が実施される。多くの利用可能な公知の従来技術の変換が存在する。第2の色空間イメージデータ237が、第1の色空間イメージデータ229上でその数学的な変換操作を実施することにより計算される。
次にステップ311において、第2の色空間イメージデータ237が、カラーテーブル237内の適所に配置され、出力装置に送られる。
ステップ311の後、ステップ307が上記のように実施される。
上記の方法は、出力装置に送るための第2の色空間イメージデータの準備を迅速化する。この方法は、イメージ235の全てのピクセルに対する複雑な数学的な変換を必要としない。むしろ第2の色空間の値が、第1のピクセルの第1の色空間の値に対してすでに計算されているのであれば、さらに第2のピクセルが同じ第1の色空間の値を有することが見出されているのであれば、すでに計算されている第2の色空間の値が第2のピクセルに対して同様に利用される。これにより、第2のピクセルに対する第1の色空間の値の余分な数学的な変換が排除される。したがって時間及びコンピューティング資源が節約される。
好適な実施形態では、カラーテーブルはハッシュテーブルである。ハッシュテーブルは、他のデータ構造と比較して、改善された検索(格納及び検索)効率をもたらす。当業界において、ハッシュテーブルは公知であるが、本発明のハッシュテーブルは特定の実施形態ではない。
比較的少数の利用可能な色しかないが、イメージ内の多くのピクセルに通常存在するため、本発明においてハッシュテーブルは非常によく機能する。したがって同じ色を共有する多くのピクセルが存在する。
ハッシュテーブルは2つの部分からなり、一つはアレイ(検索されるデータが格納されている実際のテーブル)と、もう一つはハッシュ関数として知られているマッピング関数である。ハッシュ関数は、アレイの索引を画定する整数空間への入力空間からのマッピングである。換言すれば、ハッシュ関数は、入力データに数を割り当てる仕方を提供し、それによってさらにデータは割り当てられた数に対応する配列指数に格納される。
図4は、図3の流れ図に記載されている方法のより特別な例を与える流れ図を示す。図4に記載されている方法は、カラーテーブルとしてハッシュテーブルを利用する。
表1は、本発明で利用するハッシュアレイを示す。このハッシュアレイによって、図2に示すカラーテーブル211を置き換えることができる。ハッシュアレイの大きさは128に設定されている。大きさが128に設定され、それによって多くのメモリを占めることなく、高速のハッシュ検索が可能となる。第1の行("0"行)は、RGB値を収容し、第2の行("1"行)はCYMK値を収容する。アレイの各列は検索番号(0、1、2、…、110、…127)を有する。
アレイは、ステップ300'において、テーブルのRGBの行の全て列に、(0xff、0xff、0xff)であるRGBの白色の値を充填することにより初期化される。これは"0xffffff00"として記載される。テーブルのCYMKの行の全ての列が、(0x00、0x00、0x00、0x00)であるCYMKの白色の値により充填される。これは"0x00000000"として記載される。またアレイを初期化するのに他の値を利用することができる。
ステップ301'において(図4参照)、白色ピクセル231(図2参照)に近接したRGB色の値が、プロセッサ215により獲得される。このピクセルに対するRGB色空間の値は(0xfb、0xfb、0xfb)である。これは"0xfbfbfb00"として示される。
ステップ303'において、ハッシング関数が、ピクセル231の色空間の値"0xfbfbfb00"に適用され、ハッシュテーブルアレイ内に索引付ける。索引値"110"が発生される。ハッシング関数は、従来技術において利用可能な多くのものの一つから選択される。
ステップ303"において、ハッシュアレイの位置("110"、"0")におけるRGB値が入力RGB値と同様であるか否かの確認が実施される。このようにして、RGBからCYMKへの色空間の変換がすでに計算されているか否かが判定される。ハッシュアレイの位置("110"、"0")に格納されているRGB値は、"0xffffff00"である。これはピクセル231のRGB値"0xfbfbfb00"と異なる。したがってピクセルの第1の色空間(RGB)のイメージデータとピクセルの第2の色空間(CYMK)のイメージデータはカラーテーブル(ハッシュテーブルアレイ)に格納されていないということが判定される。
ステップ309'において、ピクセル231に対するRGBデータがハッシュアレイ内に格納されていないので、ピクセル231のRGB値"0xfbfbfb00"上で色空間の変換を実施し、列"110"の第2行、すなわち("110"、"1")のハッシュテーブル位置に記入するためのCYMK色空間の表現を得る。変換によって、CYMK値(0x00、0x00、0x00、0x04)が結果生じる。これは"0x00000004"として示される。
獲得されたピクセルが、ハッシュアレイ位置よりも多くの色を有するならば、この場合128、"衝突"が起こると思われる。これは、2つの入力が同じ出力にハッシュされる際に起こる。これは、双方の成分がアレイ内の同じ位置に挿入されなければならないことを表し、これは不可能である。例えば第1の色を有する第1のピクセルが位置"101"にハッシュされ、後に、第1の色と異なる第2の色を有する第2のピクセルが位置"101"にまたハッシュされるならば、衝突が起こる。線形走査法及び分離連鎖法のような、衝突に対処する多くのアルゴリズムが存在する。しかしながら本実施形態では、衝突が起こるならば、次のピクセルのRGB及びCYMKの色空間表現を先のピクセルのRGB及びCYMKの色空間表現に上書きすることができる。大量のピクセルの複製(同じ色の多数のピクセル)が存在し、したがって同じ色が依然として何度も繰り返されるので、これは問題とならず、本発明は高い効率をもたらす。
ステップ311'において、RGB値"0xfbfbfb00"及びCYMK値"0x00000004"は、ハッシュテーブルアレイの列"110"に格納される。より詳細には、RGB値は列"110"の第1行、すなわちハッシュテーブルアレイの("110"、"0")に格納される。CYMK値は列"110"の第2行、すなわちハッシュテーブルアレイ(表1参照)の("110"、"1")に格納される。
ステップ307'において、ステップ311'において調べられたピクセル231がイメージの最後のピクセルであるならば、方法のステップは終了する。しかしながら調べられるべき他のピクセルが存在するならば、方法は継続し、ステップ301'から開始される。
次のピクセルに対するRGB色空間が獲得され、ステップ301'、303'、303"が実施され、同じRGB値、したがって変換されたCYMK値がハッシュテーブルにすでに格納されていることが判定された後、さらにステップ309'ではなく、ステップ305'が実施され、ハッシュテーブルアレイにすでに格納されているCYMK値が出力装置に送られる。
ステップ309'に続いて、ステップ307'が上記のように再度実施される。
本発明は、先に現れた色からなる任意のピクセルに対する色空間の変換を省略する。これにより、各ピクセルに対して新たな値を計算するのではなく、カラーテーブルから色空間の変換された値を素早く獲得する。これは、イメージの全てのピクセルに対して色空間の変換された値を計算する従来技術のやり方に比べて、5〜6倍に速められた速度をもたらす。
先の記載において、データがカラーテーブル/ハッシュテーブルアレイに格納されているとした際、これは、カラーテーブル/ハッシュテーブルアレイに格納されているのみならず、カラーテーブル/ハッシュテーブルアレイに格納されている連結リストによって参照されるデータを含むことを意味していることに注意されなければならない。同様にカラーテーブル/ハッシュテーブルアレイ内で”参照”されるデータを、実際にカラーテーブル/ハッシュテーブルアレイに格納されているデータ又は、カラーテーブル/ハッシュテーブルアレイに格納されている連結リストによって参照されるデータとすることができる。また本発明はカラーテーブル/ハッシュテーブルを利用することに限定されず、むしろデータを効率的に配列し検索することを意図して、他の適切なデータ構造を利用することができる。
上述の詳述において、本発明をその特定の例示的な実施形態を参照して記述した。したがって詳述及び図面は制限する意味ではなく、むしろ例示的な意味で受け止められなければならない。
200 色空間変換システム
203 カラーモニター
207 カラープリンタ
211 カラーテーブル
213 格納部分
215 CPU
219 紙
221 光源
223 カラーセンサ
227 光
229 第1の色空間イメージデータ
231 イメージ
233 カラースキャナ装置
235 イメージ
237 第2の色空間イメージデータ
239 信号
203 カラーモニター
207 カラープリンタ
211 カラーテーブル
213 格納部分
215 CPU
219 紙
221 光源
223 カラーセンサ
227 光
229 第1の色空間イメージデータ
231 イメージ
233 カラースキャナ装置
235 イメージ
237 第2の色空間イメージデータ
239 信号
Claims (14)
- 第1の色空間から第2の色空間へイメージデータを変換する装置であって、
イメージのピクセルの第1の色空間イメージデータを獲得するイメージ獲得装置と、
前記ピクセルの第1の色空間イメージデータと前記ピクセルの第2の色空間イメージデータを参照するデータ構造と、
前記ピクセルの第1の色空間イメージデータと前記ピクセルの第2の色空間イメージデータがデータ構造において参照される否かを判定し、そのどちらもが前記データ構造において参照されない場合には、前記ピクセルの第1の色空間イメージデータを前記ピクセルの第2の色空間イメージデータに変換し、前記データ構造において前記ピクセルの第2の色空間イメージデータを参照するプロセッサと、
前記ピクセルの第1の色空間イメージデータと第2の色空間イメージデータが前記データ構造において参照される場合に、前記ピクセルの第2の色空間イメージデータを受容する出力装置と
からなる装置。 - 前記データ構造がハッシュテーブルである請求項1に記載の装置。
- 前記データ構造が、ハッシュテーブルアレイ及びハッシュ関数からなるハッシュテーブルであり、該ハッシュテーブルアレイが明度で初期化され、
前記ピクセルの第1の色空間イメージデータと第2の色空間イメージデータが、前記ハッシュテーブルアレイに格納されているならば、前記ピクセルの第1の色空間イメージデータと第2の色空間イメージデータが前記データ構造において参照され、
前記ピクセルの第1の色空間イメージデータと第2の色空間イメージデータが、前記ハッシュテーブルアレイに格納されていないならば、前記ピクセルの第1の色空間イメージデータと第2の色空間イメージデータが前記データ構造において参照されず、
前記プロセッサが、前記ピクセルの第1の色空間イメージデータと前記ピクセルの第2の色空間イメージデータが、前記データ構造において参照されるか否かを判定し、前記ピクセルの第1の色空間イメージデータに前記ハッシュ関数を適用することによって、索引値を生成し、その索引値を利用して前記ピクセルの第2の色空間イメージデータに対する前記アレイを検索し、
前記プロセッサが、前記ピクセルの第2の色空間イメージデータが前記データ構造において参照されない場合に、前記ピクセルの第1の色空間イメージデータを前記ピクセルの第2の色空間イメージデータに変換し、前記索引値に対応する前記ハッシュテーブルアレイの位置に格納する請求項1に記載の装置。 - 前記第1の色空間がRGBであり、前記第2の色空間がCYMKである請求項1に記載の装置。
- 前記第1の色空間が装置と独立した色空間であり、前記第2の色空間がCYMKである請求項1に記載の装置。
- 前記イメージ獲得装置が、カラースキャナ、カラーカメラ、ファックス装置、フォトコピーからなる群より選択される請求項1記載の装置。
- 前記イメージ獲得装置が前記第1の色空間イメージデータを格納する格納装置である請求項1に記載の装置。
- 第1の色空間から第2の色空間にイメージデータを変換する方法であって、
イメージ獲得装置からイメージのピクセルの第1の色空間イメージデータを獲得し、
前記ピクセルの第1の色空間イメージデータと前記ピクセルの第2の色空間イメージデータがデータ構造において参照されるか否かを判定し、
前記ピクセルの第1の色空間イメージデータと第2の色空間イメージデータが前記データ構造において参照されるならば、前記ピクセルの第2の色空間イメージデータを選択し、出力装置に送り、
前記ピクセルの第1の色空間イメージデータと第2の色空間イメージデータが前記データ構造において参照されないならば、前記ピクセルの第1の色空間イメージデータを前記ピクセルの第2の色空間イメージデータに変換する
ことからなる方法。 - 前記データ構造がハッシュテーブルである請求項8に記載の方法。
- 前記データ構造が、ハッシュテーブルアレイ及びハッシュ関数からなるハッシュテーブルであり、該ハッシュテーブルアレイが明度で初期化され、
前記ピクセルの第1の色空間イメージデータと第2の色空間イメージデータが、前記ハッシュテーブルアレイに格納されているならば、前記ピクセルの第1の色空間イメージデータと第2の色空間イメージデータが前記データ構造において参照され、
前記ピクセルの第1の色空間イメージデータと第2の色空間イメージデータが、前記ハッシュテーブルアレイに格納されていないならば、前記ピクセルの第1の色空間イメージデータと第2の色空間イメージデータが前記データ構造において参照されず、
前記ピクセルの第1の色空間イメージデータと前記ピクセルの第2の色空間イメージデータが、前記データ構造において参照されているか否かを判定するステップが、さらに、前記ピクセルの第1の色空間イメージデータに前記ハッシュ関数を適用し、索引値を生成し、その索引値を利用して前記ピクセルの第2の色空間イメージデータに対する前記アレイを検索し、前記出力装置に前記第2の色空間イメージデータを出力するステップからなり、
前記ピクセルの第2の色空間イメージデータが前記データ構造において参照されない場合に、前記ピクセルの第1の色空間イメージデータを前記ピクセルの第2の色空間イメージデータに変換するステップに、前記ピクセルの第2の色空間イメージデータを前記索引値に対応する前記ハッシュテーブルアレイの位置に格納するステップが続く請求項8に記載の方法。 - 前記第1の色空間がRGBであり、前記第2の色空間がCYMKである請求項8に記載の方法。
- 前記第1の色空間が装置と独立した色空間であり、前記第2の色空間がCYMKである請求項8に記載の方法。
- 前記イメージ獲得装置が、カラースキャナ、カラーカメラ、ファックス装置、フォトコピーからなる群より選択される請求項8記載の方法。
- 前記イメージ獲得装置が前記第1の色空間イメージデータを格納する格納装置である請求項8に記載の方法。
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