JP2006333256A - 原稿読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 シートスルー方式の原稿読取装置において、段差形成部材等を設けて原稿をプラテンガラスと非接触にして原稿のごみをプラテンガラスに移動し難くする構成をとりつつ、原稿が段差形成部材等を抜ける時の原稿後端付近の速度変動を低減して画像の歪みをも抑制できる原稿読取装置を提供すること。
【解決手段】 段差ガイド31を、平面視、頂点311が読取位置491側に突出している山型の形状とする。これにより、原稿後端は、段差ガイド31の通過時に、その後端側の辺が主走査方向の両端部から中央部にかけて部分的に徐々に段差ガイド31から開放されることになり、段差からの落下時における副走査方向の速度変動が低減される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、搬送中の原稿の画像を固定の読取位置で読み取る、いわゆるシートスルー方式の原稿読取装置に関し、特に画質劣化を防止する技術の改良に関する。
複写機などに用いられる原稿読取装置には、自動原稿搬送装置により原稿を透光性の原稿台(プラテンガラス)上を副走査方向に搬送させて画像を読み取る、いわゆるシートスルー方式のものがある。シートスルー方式による場合、プラテンガラス上の読取位置がごみ等の付着により汚れると、この汚れがたとえ点状であったとしても、原稿を読み取る際にこの汚れを常時読み取るため、原稿が端から端まですじ状に汚れているのと同じ結果となり、読み取って得られた画像データから再現された画像に副走査方向に連続するすじ状のノイズが発生するという問題がある。
そこで、特許文献1には、シートスルー方式であって、読取位置よりも原稿搬送方向上流側の位置にプラテンガラス表面に対し段差を付ける段差形成部材を配し、その段差の分だけ原稿をプラテンガラス表面よりも上方の離れた位置を通過させることでプラテンガラス表面に接触させない非接触式の原稿読取装置が開示されている。原稿がプラテンガラス表面に接しないので、例えば原稿に糊等の残留物が付着していても、その残留物がプラテンガラス表面に直接移って汚れになるといったことが起き難く、画質劣化を抑えることが可能になる。
特開平9−307695号公報
しかしながら、段差形成部材を設ける従来の構成では、原稿後端が段差を抜けて自由端の状態でプラテンガラスに向かって落下する際に、原稿後端部分には原稿搬送方向への引っ張り力に加えて原稿搬送方向とは向きが異なる重力および原稿を真っ直ぐな状態に戻そうとする原稿の腰による復元力がかかり、原稿後端が波打つようになって原稿後端付近について見ると副走査方向の搬送速度に変動が生じ易くなる。
このような速度変動が生じると、原稿後端付近の画像が副走査方向にずれた状態で読み取られることになり、例えば漢字などで隣接する線の間隔が本来の間隔から副走査方向に広狭になって歪んだような画像になってしまうという問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、段差形成部材等を設けることにより原稿に付着しているごみを原稿台に移り難くして原稿台の汚れによる画質劣化を抑える構成をとりつつ、原稿が段差形成部材等を抜ける時の原稿後端付近の速度変動を低減して画像の歪みをも抑制できる原稿読取装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明に係る原稿読取装置は、透光性の原稿台上を搬送中の原稿の画像を固定の読取位置において前記原稿台を介して読み取る原稿読取装置であって、前記読取位置よりも原稿搬送方向上流側に配置され、搬送中の原稿と接触して、原稿の少なくとも一部を前記原稿台表面から浮かせた状態で案内するガイド部材を備え、前記ガイド部材は、当該ガイド部材を平面視したときに、原稿搬送方向下流側の端辺が原稿搬送方向に直交かつ前記原稿台表面に平行な直線に対し非平行であることを特徴とする。
これにより、ガイド部材の原稿搬送方向下流側の端辺の形状を、例えば原稿後端がガイド部材を通過する際に原稿搬送に連れて原稿の後端側の辺がガイド部材から徐々に開放されるようにすれば、原稿後端がガイド部材から開放されて自由端になるときの速度変動を抑制でき、もって画像歪みの抑制が可能になる。
また、前記ガイド部材は、前記直線に平行な方向における当該ガイド部材の一端から他端までの長さが、原稿搬送方向に下流側の位置になるに連れて短くなっていることを特徴とする。
このようにすれば、ガイド部材の一端から他端までの長さが最も長い部分から最も短い部分にかけて徐々に原稿後端を開放することが可能になる。
さらに、前記ガイド部材は、当該ガイド部材を平面視したときに、前記読取位置側の端部を頂点としてその頂点から原稿搬送方向上流側に向かって伸びる2つの辺を有する三角形からなる部分を含むことを特徴とする。
このようにすればガイド部材を簡易に製造することができる。
また、前記三角形は、二等辺三角形であり、前記頂点が原稿搬送路の幅方向における略中心に位置することを特徴とする。
このようにすれば、原稿後端をその両端部から中央部にかけてガイド部材から徐々に開放することができ、原稿後端の部分部分における速度変動の偏りをなくすことができる。
ここで、前記二等辺三角形の前記頂点から当該頂点に対する辺までの長さをdとしたとき、dの値が3[mm]以上になっていることを特徴とする。
このようにすれば、速度変動による読取位置でのずれをより少なくすることができ画像歪みをより低減できる。
さらに、前記ガイド部材は、前記原稿台表面に対し段差をつける段差形成部材であることを特徴とする。
このようにすれば、段差部材を設けるといった簡易な構成で実現できる。
また、原稿をその先端から後端までの全体について前記原稿台表面から浮かせた状態で搬送する構成になっていることを特徴とする。
このようにすれば、原稿面の糊等が直接原稿台に移動することがほとんどなくなり、原稿台にごみが付着することをより低減できる。
さらに、前記原稿台上における原稿搬送路を前記直線に平行な方向から見たときに、その形状が凸の向きを原稿台側に向けた弓形状になっていることを特徴とする。
このように原稿搬送路が弓形になるようにすれば、直線状とする場合に比べて原稿搬送のための部材の設置スペースを縮小でき装置の小型化を図れる。
また、前記ガイド部材は、前記原稿搬送路に沿って、前記原稿台表面に向かって傾斜した状態で配されていることを特徴とする。
このようにすれば、原稿搬送をよりスムーズに行うことができる。
また、さらに、前記読取位置は、原稿搬送方向に所定の間隔をおいて位置する複数の読取位置のことであり、前記原稿の画像を前記複数の読取位置で読み取って、各読取位置ごとに対応した異なる色の成分信号を生成する読取手段を備えることを特徴とする。
このようにいわゆるカラー画像を読み取る構成とした場合には、各読取位置での原稿の速度変動を抑えることができ、もって色ずれの抑制が可能になる。
以下、本発明に係る原稿読取装置の実施の形態を、デジタル式カラー複写機(以下、単に「複写機」と言う。)に適用した場合を例にして説明する。
図1は、複写機10の概略構成を示す図である。
同図に示すように複写機10は、大きく分けて、原稿画像を読み取る原稿読取装置としてのイメージリーダ部12と、読み取った画像を記録シート上にプリントして再現するプリンタ部14とから構成される。
イメージリーダ部12は、固定光学系の一つであるシートスルー方式と移動光学系の一つであるスキャナ移動方式の両方で原稿画像の読み取りが可能なように構成されている。ここで、シートスルー方式は、光学系を静止(固定)させた状態で、原稿を移動させて読み取る方式である。スキャナ移動方式は、原稿は静止させた状態で、原稿面からの反射光をCCDセンサに導くミラーを原稿に対して移動させ、原稿の読取位置からCCDセンサまでの光路長を常に一定に維持した状態で読み取る方式である。
イメージリーダ部12は、シートスルー方式を実現するための自動原稿搬送装置16を備えている。
自動原稿搬送装置16は、原稿給紙トレイ18にセットされた原稿束から原稿を1枚ずつ分離してシートスルー用プラテンガラス(以下、単に「プラテンガラス」という。)50上を通過させた後、原稿排紙トレイ22に排出するものである。
原稿給紙トレイ18にセットされた原稿束における最上位の原稿は、ピックアップローラ24と捌きローラ26とによって原稿束から分離され、第1中間ローラ28を介してレジストローラ30まで搬送される。原稿は、ここで傾き(スキュー)が補正された後、当該レジストローラ30によってプラテンガラス50に向けて搬送される。
プラテンガラス50上には、原稿搬送方向上流側の位置に段差ガイド31が貼着されている。この段差ガイド31は、搬送される原稿をプラテンガラス50表面から浮いた状態(プラテンガラス50表面と非接触の状態)になるように案内する部材(ガイド部材)である。この段差ガイド31の形状等については後述する。
レジストローラ30から段差ガイド31を介して搬送される原稿は、プラテンガラス50上を通過し、さらに第2中間ローラ32および第3中間ローラ34によって排出ローラ36へと搬送され、当該排出ローラ36によって、原稿排紙トレイ22へと排出される。なお、上記した各ローラは、原稿モータM1を動力源とし、図示しない動力伝達機構を介して回転駆動される。
シートスルー方式で原稿を読み取る場合には、スキャナ38は、プラテンガラス50下方の破線で示す位置(シートスルーポジション)に移動される。プラテンガラス50と非接触の状態で搬送される原稿は、当該シートスルーポジションで静止しているスキャナ38のランプ40によって照射される。原稿面からの反射光は、第1ミラー42、第2ミラー44および第3ミラー46により光路変更され、集光レンズ48によってCCDセンサ49の受光面で結像される。
上記プラテンガラス50とは別に、自動原稿搬送装置16と対向する位置に原稿の手置き用ガラス51が設けられている。原稿を手置き用ガラス51に載置して読み取る場合には、自動原稿搬送装置16を上方に開放して、原稿を手置き用ガラス51上にセットする。この場合には、スキャナ38は、図1の矢印Aの方向に移動される。この際、第2ミラー44、第3ミラー46が対となって上記スキャナ38と同方向に、その移動速度の半分の速度で移動するようになっており、これにより原稿面から集光レンズ48までの距離(光路長)が常に一定に保たれて、原稿の反射光は、CCDセンサ49の受光面で結像される。なお、上記スキャナ38および第2ミラー44、第3ミラー46は、スキャンモータM2を動力源とし、図示しない動力伝達機構を介して走行駆動される。
CCDセンサ49は、原稿の反射光を受光すると、これを赤(R)色、緑(G)色、青(B)色成分の画像信号にそれぞれ光電変換し、画像処理部60に送る。
画像処理部60は、受信した画像信号にシェーディング補正等の公知の補正処理を施した後、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各再現色用の画像データに変換して画像形成部14に送る。
画像形成部14は、公知の電子写真方式を用いて記録シート上にカラーの画像を形成するものである。ここでは、図示していないがC、M、Y、Kの各再現色の作像ユニットを有し、作像ユニットごとに、画像処理部60からの再現色用の画像データC〜Kに基づいて感光体ドラム上にトナー像を作像する。
そして、各色ごとに感光体ドラム上に作像されたトナー像を、中間転写ベルト上の同位置に重なるように一次転写させ、中間転写ベルト上に一次転写された各色トナー像を二次転写位置で記録シート上に一括転写(二次転写)させる。そして、定着部で記録シート上のトナー像を加熱加圧して定着させ、定着後の用紙を機外に排出させる。
図2(a)は、段差ガイド31の周辺を拡大して示した正面図であり、図2(b)は、段差ガイド31を図2(a)の矢印B方向から見た平面図であり、図2(c)は、段差ガイド31の斜視図である。ここで、図2(a)の491は、CCDセンサ49による原稿画像の読取位置を示しており、破線で示した3つの位置がR色、G色、B色の読取位置に対応している。読取位置RとG、読取位置GとBの副走査方向の間隔Lは、ここでは主走査の4ライン相当分として約168(μm)になっている。各色の読取位置は、原稿搬送方向にB、G、Rの順に配置されているので、原稿のある位置の1つの画素に着目すると、その画素は、最初に読取位置Bで読み取られ、次に読取位置Gで読み取られ、最後に読取位置Rで読み取られることになる。
1つの画素について各色の読取タイミングは異なるが、その読取データB、G、Rは、画像処理部60において、遅延処理等のいわゆる公知のライン間補正により時間差がない状態に補正され、その後、必要に応じて色補正等の公知の処理が施されることになる。
段差ガイド31の高さhは、ここでは約0.75[mm]である。図2(a)の一点鎖線25は、原稿搬送路を示している。図2(b)の一点鎖線251は、原稿搬送路25の主走査方向略中央の位置のラインを示している。なお、各部材の大きさについては、説明の都合上、実際のものと一致していない場合がある。
図2(a)〜図2(c)に示すように、段差ガイド31は、板状の部材であり、プラテンガラス50表面に対し高さがhとなる段差をつけて、その段差の分だけプラテンガラス50表面よりも高い位置から原稿を案内する部材である。この段差ガイド31の配置により、原稿は、その後端付近を除くほとんどの部分がプラテンガラス50に対し非接触(浮いた)状態で読取位置491を通過するように搬送される。
段差ガイド31は、主走査方向(原稿幅方向に相当)長さが、原稿搬送方向に下流側の位置になるに連れて短くなるように、ここでは平面視、頂点311が読取位置491側に突出している山型の部分312を含む構成になっている。
山型の部分312は、頂点311から原稿搬送方向上流側に向かって伸びる、長さが略等しい辺313、314の他端の点315、316を結んでなる二等辺三角形をしており、その頂点311は、原稿搬送路25の主走査方向略中央に位置している。
山型の部分312の副走査方向長さd(頂点311から当該頂点311に対する辺(点315と316を結ぶ辺)までの長さ)は、ここでは約5[mm]になっている。なお、段差ガイド31は、超高分子量ポリエチレンまたはフッ素樹脂からなるが、この材料に限定されないことはいうまでもない。
段差ガイド31に山型の部分312を設けることにより、搬送中の原稿の後端が段差ガイド31から部分的に徐々に開放されて行き、もって段差ガイド31の通過時(抜けたとき)の原稿後端の副走査方向の搬送速度変化による画像歪みを低減することができる。以下、図3〜図8を用いて具体的に説明する。
図3は、原稿後端が段差ガイド31を通過する様子を示す図である。
具体的には、図3(a)は、原稿後端の主走査方向中央部(以下、「原稿の後端中央部」という。)71が段差ガイド31上に残り、主走査方向両端部(以下、「原稿の後端両端部」という。)72、73が段差ガイド31を通過して開放されている(自由端になっている)時点の様子を示す平面図、図3(b)は、図3(a)のC−C線でプラテンガラス50等を切断したときの矢視断面図、図3(c)は、D−D線で切断したときの矢視断面図、図3(d)は、図3(a)の矢印E方向から段差ガイド31を見たときの側面図である。
一方、図4は、原稿後端が段差ガイド31を通過した瞬間の様子を示す図である。
具体的には、図4(a)は、図3の時点よりも原稿搬送が進み、原稿の後端中央部71が段差ガイド31の頂点311を通過する瞬間の様子を示す平面図、図4(b)は、図4(a)のF−F線でプラテンガラス50等を切断したときの矢視断面図、図4(c)は、図4(a)の段差ガイド31を矢印G方向から見たときの側面図である。なお、図4(b)の破線は、後端中央部71が落下によりプラテンガラス50表面に接したときの状態を示している。
図3に示すように、原稿の後端両端部72、73は、段差ガイド31から開放されると、重力等の作用を受けてプラテンガラス50表面に向かって落下する。ところが、その時点では原稿の後端中央部71がまだ段差ガイド31に保持されているので、1枚の原稿用紙内において後端中央部71と主走査方向に用紙の部分部分を介して連続的に繋がっている後端両端部72、73には、原稿の腰による落下に抗する向きの復元力も作用することになる。従って、例えば段差ガイドの形状が平面視で長方形(従来に相当)であり、原稿の後端側の辺70(直線)が当該段差ガイドの原稿搬送方向下流側の端辺(直線)から略同時に落下する(開放される)場合よりも、原稿の後端両端部72、73について見ると落下中の速度変動を抑制できることになる。
原稿搬送が進むに連れて、原稿の後端側の辺70は、両端から中央に向かって徐々に段差ガイド31から開放されて行く。その間も上記同様に、開放された後端部分については落下時の速度変動が抑制される。
図4に示すように、原稿の後端中央部71が段差ガイド31の頂点311を通過すると、段差ガイド31から開放され、重力等の作用を受けてプラテンガラス50に向かって落下するが、その時点では、原稿の後端中央部71だけが自由端になる。そのため、ある程度の速度変動が生じるが、後端中央部71だけが瞬間的に落下するだけになる。
図5は、本実施の形態の段差ガイド31を用いたときの原稿後端付近の副走査方向の速度変動を実験により計測したときの実験結果を示す図であり、図6は、段差ガイドとして平面視長方形の従来相当のもの(d=0に等しい)を用いた場合(比較例)の速度変動の実験結果を示す図である。
両図では、横軸が時間を、縦軸が原稿搬送速度を示している。本実験では、原稿搬送速度を測定する公知の測定器具、具体的にはレーザドップラー速度計をプラテンガラス50の下方に配置し、読取位置Gを通過する原稿の後端中央部71付近の実際の速度を所定のサンプリング周期[4kHz]で測定し、これをプロットして線で繋いだものである。ここでは、原稿搬送速度が177[mm/秒]に設定されている。なお、原稿搬送速度は、丸で囲んだピーク部分を除いて177[mm/秒]付近を中心に数%程度の幅をもって上下に振れているが、これは搬送速度の許容範囲内を示している。
図5(b)と図6(b)は、図5(a)と図6(a)の丸で囲んだ部分を拡大した部分を示した図であり、当該丸で囲んだ部分が、原稿後端が段差部材を抜ける時間の部分に相当する。
ここで、図5では、計測から約1.64[秒]付近でピークが現れている。一方、図6では、1.615[秒]付近でピークが現れており、ピークの現れる位置が異なっている。これは、比較例の場合、段差ガイドが平面視長方形であり、d=0としたものに等しく、段差ガイド31に対し、dすなわち5[mm]分だけ、原稿後端が段差部材を抜ける時間が早くなっているからである。また、双方とも1.67[秒]を過ぎた位置で速度がゼロになっているのは、原稿後端が読取位置Gを通過したことを示している。
両図の丸で囲んだ部分を見ると、原稿搬送速度が177[mm/秒]付近から一瞬大きくなって最大(第1のピーク)に達し、それから下降に転じ、177[mm/秒]よりも小さな最小点(第2のピーク)まで下がると、また上昇に転じるといったグラフになっている。これは、原稿搬送路25を正面視した(主走査方向に平行な方向から見た)とき、原稿搬送路25は、図2(a)のように凸の向きが下方を向く弓形になっており、そのため原稿後端が段差ガイド31を抜けた瞬間では、原稿後端部分に、重力に加えて、原稿が元の真っ直ぐな状態に戻ろうとする原稿の腰による復元力がプラテンガラス50に向かわせる方向(図2(a)でいえば斜め左下方向)の力となって作用し、その力の原稿搬送方向成分が加算されることにより原稿の速度が瞬間的に早くなり(第1のピークに相当)、その揺り戻しにより遅くなる(第2のピークに相当)からであると考えられる。
図5(b)に示すように、本実施の形態の段差部材31を用いた場合、搬送速度が大きくなり始める時から第1のピークに達するまでの時間t1が、0.489[ミリ秒]であった。この時間は、解像度を600[dpi(dot per inch)]とすると、約2ドット(2ライン)を読み取る時間に相当する。また、第1のピークから第2のピークに達するまでの時間t2も0.489[ミリ秒]であった。
一方、図6(b)の比較例の場合、時間t1が、1.953[ミリ秒]であった。この時間は、解像度を600[dpi]とすると、約8ドット(8ライン)を読み取る時間に相当する。また、時間t2は、0977[ミリ秒]であり、約4ドット(4ライン)を読み取る時間に相当する。
本実施の形態と比較例を見ると、本実施の形態の方が、速度変動の生じ始めから収束に向かうまでの時間(t1+t2:以下、変動時間Tという。)が短くなっている。
これは、比較例の場合、d=0なので、原稿後端の主走査方向の全域が段差ガイドから略同時に開放されて原稿後端の全部が一度に自由端になるため、本実施の形態のように後端中央部71だけが自由端になる場合よりも落下時に振動し易くその収束にも時間を要するからであると考えられる。なお、本実施の形態の方が、ピーク値が大きくなっているが、これは原稿の後端両端部72、73が段差ガイド31から徐々に開放されて行くのに対し、後端中央部71については段差ガイド31の頂点311から一時に瞬間的に開放されるからであると推定される。
このように変動時間Tが短くなると、速度変動による色ずれの抑制が可能になる。このことを図7を用いて説明する。
図7は、原稿上の1つの画素(画像情報)が速度変動が生じないとしたときに読取位置B、G、Rの順に読み取られる場合のその様子を示す模式図であり、(a)は、画像情報が読取位置Bで読み取られる時点T1を、(b)は、読取位置Gで読み取られる時点T2を、(c)は、読取位置Bで読み取られる時点T3をそれぞれ示しており、(d)は、各読取位置B〜Rでの速度変動(従来例に相当)の様子を模式的に示した図である。
ここで、読取位置RとG、GとBの副走査方向の間隔をL、設計上の原稿搬送速度をVとすると、時点T2は、次の(式1)により現され、時点T3は、次の(式2)で現すことができる。
T2=T1+(L/V)・・・(式1)
T3=T1+2×(L/V)・・・(式2)
T1〜T2、T2〜T3の時間間隔(L/V)は、LとVが固定であれば一定であるが速度変動が生じると変動することになる。
図7(a)では、原稿後端が段差ガイド31上に残っているため、図7(d)のように原稿の搬送速度は略一定であり、画像情報は時点T1にて読取位置Bで読み取られる。
一方、図7(b)では、原稿後端が段差ガイド31から開放され、プラテンガラス50に向かって落下するため、図7(d)のように副走査方向の速度が一瞬早くなった後(第1のピーク)、遅くなる(第2のピーク)といった現象が生じる。
画像情報は、このような速度変動が生じなければ、時点T2で読取位置Gに位置しているところ、速度変動により読取位置Gからずれたところに位置することになり、結果的に時点T2では異なる画素が読み取られることになる。
図7(c)では、原稿後端の落下が完了し、図7(d)のように原稿の搬送速度は略一定に戻り、画像情報は時点T3にて読取位置Rで読み取られる。
上記のように時点T1、T2、T3でそれぞれ読み取られたデータが遅延等の処理により1つの画素のB、G、R成分の読み取りデータとして扱われるため、速度変動が生じ、その変動時間Tが長くなればなるほど画像情報の読取位置からの位置がずれることになり、色ずれが生じ易くなる。換言すれば、変動時間Tを短く出来れば(速度変動をより早く収束させれば)、それだけ色ずれを生じ難くすることが可能になる。
本実施の形態では、図5(b)に示すように変動時間Tが4ライン相当の範囲内に略収まっているが、一方で比較例の場合では、図6(b)に示すように変動時間Tが12ライン相当の範囲にまで広がっている。
上記のように、読取位置B〜R間の副走査方向の距離は、8ライン相当分になっている。そのため、本実施の形態の場合のように、4ライン相当の時間内に速度変動が略収まれば、読取位置B、G、Rの全てにおいて変動の影響を受けることがなく、それだけ色ずれの発生を抑制できる。また、たとえ1色について影響を受けたとしても、その画素数が最少に留まり影響が少なくて済む。
一方、比較例のように12ライン分の読み取り時間に相当する時間を経過しても速度変動が収まらない構成の場合には、速度変動が生じると1つの画素が読取位置B、G、Rの全ての位置に渡ってその変動の影響を受けることになる。また、変動の影響を受ける画素数が大変多くなり、もって人の目に見える程度の色ずれとなって現れ易い。
そして、図5等に示すように速度変動とその加速度は、第1のピークのときが最も大きく、第2のピーク以降は徐々に収束していくものなので、実際に色ずれとして問題になり易いのは、時間t1の長さということがいえる。この時間t1に注目すると、本実施の形態の2ライン相当に対し、比較例では8ライン相当になっており、本実施の形態では1/4の時間に短縮されていることが解る。
読取位置R〜G間、G〜B間の距離Lは、4ライン相当なので、時間t1が2ライン分の読み取りに相当する時間であれば、例えば画像情報が読取位置BとGの間、または読取位置GとRの間のいずれかの位置を通過している間に、第1のピークが発生し終了する場合もあり、この場合にはどの読取位置でも速度変化としては比較的小さな影響を受けるだけで済む。
これに対し、比較例の場合には、第1のピークの大きさが本実施の形態よりもある程度小さいが、時間t1が8ライン相当の時間であり、その間、B、G、Rの全色が速度変動の影響を受け、かつ加速しているので画像情報の各読取位置でのずれ量も段々大きくなっており、それだけ色ずれとなって現れ易くなる。
図8は、色ずれ量を計測した結果を示す図である。
同図は、上記dの値を8[mm]、5[mm]、3[mm]、従来相当の0[mm]とした段差ガイドを用いたときのそれぞれの結果を示している。
ここでは、原稿として主走査方向に平行な複数の線分を副走査方向に一定の間隔、例えば0.5[mm]間隔をおいて引いた、いわゆるラダーチャートを用いたときに現れた原稿後端中央部の複数の画素について、その色ずれ量の大きかったものを一つのdに対し4個を抽出して黒丸でプロットした図である。ここで、色ずれ量とは、当該画素が本来の読取位置で読み取られたときの位置に対し副走査方向にどれだけずれているかを各色について計ったときのそのずれ量を示している。
同図よりdの値が大きくなるほど色ずれ量が小さくなっていることが解る。これは、dの値が大きくなればそれだけ原稿の後端側の辺70が段差ガイド31から開放されるのに要する時間が長くなって落下のときの速度が遅くなると共に腰による落下に抗する向きの復元力の作用も大きくなるからと考えられる。
この結果からdの値を例えば3[mm]以上にすれば、より色ずれ低減の効果を得られることが理解できる。dの値を大きくすることは、段差ガイド31の副走査方向の幅を広くすることを意味するから、それだけ段差ガイド31の装置上の配置スペースの確保が必要になる。従って、例えば3〜8[mm]の範囲など、dの値は、色ずれと配置スペースとの関係を考慮して実験等から予め最適な値が決められることになる。
なお、上記では速度変動として原稿の後端中央部71についての実験結果を説明したが、原稿後端中央だけでなく後端中央から主走査方向に後端両端までのそれぞれの位置において略同様の結果が得られることが確認できた。
以上説明したように本実施の形態では、段差ガイド31に山型の部分312を設ける構成にしたので、原稿後端が段差ガイド31を通過する際に、その山型の部分312の辺313、314(ガイド部材の原稿搬送方向下流側の端辺に相当)に沿って徐々に開放されていくことになり、原稿後端が開放されて落下するときの副走査方向の速度変動を抑制でき、もって色ずれを抑制できるという効果を奏する。また、1色ごとに見れば、当該色の読取位置において本来の位置からずれる画素の数が少なくなってそれだけ画像歪みを抑えることが可能になる。
(変形例)
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例が考えられる。
(1)上記実施の形態では、段差ガイド31に山型の部分312を設ける構成としたが、搬送される原稿の後端が徐々にガイドから開放される構成であればその構成に限定されることはない。
図9(a)は、山型の部分81の辺82、83が凹状の曲線になっている場合の段差ガイド80の構成例を示す図であり、図9(b)は、突出している部分の副走査方向長さが主走査方向に一方端から他方端に移るに連れて連続的に長くなる、平面視三角形の部分86を設けた段差ガイド85の構成例を示す図である。
両図共、原稿の後端が段差ガイド80、85を通過する際にその辺82、83、87(ガイド部材の原稿搬送方向下流側の端辺に相当)から徐々に開放されることになり、実施の形態と略同様の効果を得ることができる。
なお、段差ガイド85については、図9(b)の形状のものに代えて、原稿搬送路の主走査方向略中央のライン251に対し線対称の位置関係になる形状のものを用いるとしても良い。また、図9(a)の辺82、83を凸状の曲線としても一定の効果を得られる。
また、段差ガイドを、山型の部分312、81、三角形の部分86だけで構成するとしても良い。
(2)上記実施の形態では、原稿をプラテンガラス50と接触させないようにするため段差形成部材としての段差ガイド31をプラテンガラス50表面に貼着するとしたが、プラテンガラス50の原稿搬送方向上流側に配置され、プラテンガラス50表面に対し所定の高さの位置で搬送中の原稿に接触し、当該原稿の少なくとも一部をプラテンガラス50表面から浮かせた状態で案内できるガイド部材であれば、原稿の全面がプラテンガラス50表面に接触する構成に比べて、直接ごみ等がプラテンガラス50に移るといったことを少なくでき、その意味で段差形成部材に限定されることはない。
図10(a)は、段差ガイド31と略同じ形状のガイド部材88を装置本体側の基台35上に配置した場合の例を示す図であり、図10(b)は、ガイド部材88を斜めに傾けて配置した場合の例を示す図であり、図10(c)は、ガイド部材88の原稿搬送方向下流側の端部に斜行部881を設けた場合の横断面図である。
図10(a)に示す構成例では、プラテンガラス50とガイド部材88とが別々なので、例えばプラテンガラス50上にガイド部材88の貼着領域を確保しておく必要がなく、それだけプラテンガラス50の副走査方向長さを短くできる。
また、図10(b)に示す構成例では、ガイド部材88を原稿搬送路25に沿って斜めに傾けているので、原稿搬送をよりスムーズに行うことができる。
さらに、図10(c)に示すように斜行部881を設ける構成とすれば、原稿後端が斜行部881に沿ってプラテンガラス50に向かうことになり、落下時の速度変動をより抑制することができる。このことは、上記段差ガイド31、80、85にも適用できる。
(3)また、ガイド部材としては、板状に限られず、例えば棒状等とすることも可能である。棒状のものを用いる場合、平面視で例えば「く」の字状になるように配置することができる。この場合でも原稿は当該「く」の字状のガイド上を搬送され原稿後端が徐々にガイドから開放されることになって、上記と同様の効果を得ることができる。
上記のように、ガイド部材が平面視長方形の構成(従来相当)では、ガイド部材の原稿搬送方向下流側の端辺(直線)が主走査方向に略平行のため、原稿後端がガイド部材を通過する際に原稿の後端側の辺70の全部がガイド部材から一度に開放されてしまい、速度変動が多くなってしまう。
これに対し、本発明では、原稿後端が徐々にガイドから開放されるように、ガイド部材の原稿搬送方向下流側の端辺の形状が山型等に工夫されている。このことは、換言すればガイド部材の原稿搬送方向下流側の端辺が主走査方向に対し平行でなければ、原稿の後端側の辺70がガイド部材から一度に開放されることを防ぐことになり、その意味でガイド部材を平面視したときに、当該ガイド部材の原稿搬送方向下流側の端辺を主走査方向に平行な直線(原稿搬送方向に直交かつプラテンガラス(原稿台)表面に平行な直線に相当)に対し非平行(例えば、上記実施に形態の場合にd>0)となる形状にすれば、原稿後端の落下時の速度変動を抑制するという一定の効果が得られる。
(4)上記実施の形態では、原稿後端が読取位置491を通過する際に原稿の復元力等によりプラテンガラス50に接触する状態になる場合の例を説明としたが、接触する場合に限定されることはない。
原稿の腰の強さ、原稿搬送速度、段差ガイドの高さ、正面視したときの原稿搬送路の形状(例えば、プラテンガラス50上での経路が略直線状になっている場合には原稿が元の真っ直ぐな状態に戻ろうとする復元力が生じ難く、原稿後端がプラテンガラス50表面に接し難くなる。)等の条件によって、原稿後端もプラテンガラス50に接触せずに(非接触の状態で)プラテンガラス50上方を通過する構成をとることもでき、その場合も原稿後端が徐々に段差ガイド31から開放されることによる速度変動の低減という効果を上記同様に得られることになる。
(5)上記実施の形態では、本発明の原稿読取装置をデジタル式の複写機に適用した場合の例を説明したが、スキャナ、ファクシミリ装置、MFP(Multiple Function Peripheral)等の原稿画像をカラーで読み取るシートスルー方式の原稿読取装置一般に適用できる。また、カラーに限られずモノクロで読み取る装置にも適用できる。この場合、読取位置が1箇所になり色ずれといったことは生じないが、読取位置での位置ずれによる画像歪みを低減できることになる。
さらに、読取手段としてCCDセンサ49を用いたが、原稿画像を読み取れるものであればこれに限定されず、例えばCIS(コンタクト・イメージ・センサ)等を用いることもできる。また、プラテンガラス50としてガラス材を用いたが、読取手段と原稿の間に介在し透光性を有する部材(透光性部材)であればガラスに限られず、例えば樹脂部材とすることもできる。さらに、上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしても良い。
本発明は、シートスルー方式の原稿読取装置に広く適用することができる。
複写機10の概略構成を示す図である。 段差ガイド31周辺の拡大図である。 原稿後端が段差ガイド31を通過するときの様子を示す図である。 原稿後端が段差ガイド31を通過する瞬間の様子を示す図である。 段差ガイド31を用いたときの原稿後端付近における副走査方向の速度変動を実験により計測したときの実験結果を示す図である。 段差ガイドとして平面視長方形の従来相当のものを用いた場合(比較例)の速度変動の実験結果を示す図である。 原稿上の1つの画素(画像情報)が読取位置B、G、Rの順に読み取られる場合のその様子を示す模式図である。 色ずれ量を計測した結果を示す図である。 段差ガイドの変形例を示す図である。 ガイド部材の配置場所等の変形例を示す図である。
符号の説明
12 イメージリーダ部
25 原稿搬送路
31 段差ガイド
49 CCDセンサ
50 プラテンガラス
80、85、88 ガイド部材
81、312 山型の部分
82、83、313、314 山型の部分の原稿搬送方向下流側の端辺
311 段差ガイドの頂点

Claims (10)

  1. 透光性の原稿台上を搬送中の原稿の画像を固定の読取位置において前記原稿台を介して読み取る原稿読取装置であって、
    前記読取位置よりも原稿搬送方向上流側に配置され、搬送中の原稿と接触して、原稿の少なくとも一部を前記原稿台表面から浮かせた状態で案内するガイド部材を備え、
    前記ガイド部材は、当該ガイド部材を平面視したときに、原稿搬送方向下流側の端辺が原稿搬送方向に直交かつ前記原稿台表面に平行な直線に対し非平行であることを特徴とする原稿読取装置。
  2. 前記ガイド部材は、前記直線に平行な方向における当該ガイド部材の一端から他端までの長さが、原稿搬送方向に下流側の位置になるに連れて短くなっていることを特徴とする請求項1に記載の原稿読取装置。
  3. 前記ガイド部材は、当該ガイド部材を平面視したときに、前記読取位置側の端部を頂点としてその頂点から原稿搬送方向上流側に向かって伸びる2つの辺を有する三角形からなる部分を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の原稿読取装置。
  4. 前記三角形は、二等辺三角形であり、前記頂点が原稿搬送路の幅方向における略中心に位置することを特徴とする請求項3に記載の原稿読取装置。
  5. 前記二等辺三角形の前記頂点から当該頂点に対する辺までの長さをdとしたとき、dの値が3[mm]以上になっていることを特徴とする請求項4に記載の原稿読取装置。
  6. 前記ガイド部材は、前記原稿台表面に対し段差をつける段差形成部材であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の原稿読取装置。
  7. 原稿をその先端から後端までの全体について前記原稿台表面から浮かせた状態で搬送する構成になっていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の原稿読取装置。
  8. 前記原稿台上における原稿搬送路を前記直線に平行な方向から見たときに、その形状が凸の向きを原稿台側に向けた弓形状になっていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の原稿読取装置。
  9. 前記ガイド部材は、前記原稿搬送路に沿って、前記原稿台表面に向かって傾斜した状態で配されていることを特徴とする請求項8に記載の原稿読取装置。
  10. 前記読取位置は、原稿搬送方向に所定の間隔をおいて位置する複数の読取位置のことであり、
    前記原稿の画像を前記複数の読取位置で読み取って、各読取位置ごとに対応した異なる色の成分信号を生成する読取手段を備えることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の原稿読取装置。
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